モバP「最近奈緒が冷たいんです」ちひろ「知りませんよ…」 (117)

たまにはゆっくり書きます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1493650156

P「つい一週間前ぐらいからですかね、いつも通りレッスンが終わったTP(TriadPrimus)を送るために迎えに行ったんですが…。加蓮や凛はいつも通りだったんですが、奈緒だけがその…素っ気なくて…」

ちひろ「はぁ…疲れていただけなんじゃないんですか?」

P「えぇ、僕も最初はそう思いました…。ですが、それから一週間経った今も声を掛けも『あぁ』とか『うん』とかどこか上の空で…」

P「避けられてるのかなって思って少しからかって見たんですけど、いつもみたいに驚いてくれなくて…なんて言うか、しっくり来ないんです…」

ちひろ「へぇ、あの奈緒ちゃんが揶揄われて驚きも照れもしないと…」

P「いや、照れてはいましたよ?でもどこか棘があるって言うか…」

ちひろ「Pさん本当に嫌われちゃったんじゃないんですか?」

P「うぐっ…、そんな嫌われるような事は………して…ない、はず…」

ちひろ「随分思い当たる節がお有りのようで?」

P「いやぁ、加蓮や凛を見てるとつい奈緒を揶揄いたくなってしまうんですよ…あれは一種の才能ですね…」

ちひろ「まぁ奈緒ちゃんは反応が可愛いですからねぇ…、気持ちは分からなくはないですけど」

P「僕本当に奈緒に何かしてしまったんでしょうか…?」

ちひろ「だーかーら、知りませんって…。そんなに気になるなら本人に直接聞けばいいじゃないですか」

P「えぇっ!でもそれはちょっと…」

ちひろ「…はぁ、どうしてPさんって見ず知らずの人にはスカウト吹っ掛けれるのに仲良くなったらこう奥手なんですか…」

P「うっ…、スカウトする時は絶対にこの人をアイドルにしたいっていう気持ちの方が大きいんで話し掛けられるんですよ…」

ちひろ「まぁ私とこうしてお話し出来るようになったのも割と最近ですしね…」

P「ハハハ…、情けないですよね…」

ちひろ「…まぁそういう奥手な所は可愛いですけど」ボソッ

P「?何か言いましたか?」

ちひろ「いーえ、別に」

P「そうですか…、で、結局僕はどうしたらいいんでしょうか…」

ちひろ「はぁ…、まったく、貴方の担当アイドルなんですから自分で解決してくださいよね。まったく…」

~後日~

ちひろ「結局あの後Pさんに泣きつかれて私が折れてしまった…」ハァ

ちひろ「私も甘いなぁ…」

奈緒「何が甘いんだ?」

ちひろ「おや、噂をすれば何とやら。奈緒ちゃんお疲れ様です」

奈緒「お疲れ様です、噂?あたしの噂をしてたのか?」

ちひろ「いえいえ、こちらの話ですので」

奈緒「ふーん?ま、いっか。あんまし変な事考えんなよー、また早苗さんに怒られるぞ」

ちひろ「あはは…、それは勘弁して欲しいですね」

ちひろ(普段私がどんな人間だと…、いやまぁ否定は出来ませんが…)

そろそろ寝るので今日はここまでにします。

おはようございます。

詰め込み過ぎなようにやってみます。


ちひろ「(しかしまぁこうしていると特に変わった所はないんでけどね…)」ジー

奈緒「どうした?あたしの顔に何か付いてる?」

ちひろ「あっ、いえ。最近何か気になる事とかあります?」

奈緒「気になる事?…うーん、そうだなぁ。特にこれと言って…」

ちひろ「そうですか…」

奈緒「あっ」

ちひろ「何かありました?」

奈緒「今期のアニメがもうすぐ終わっちゃうのが辛いな…」

ちひろ「…奈緒ちゃんはアニメ好きですもんね」クスッ


ちひろ「(普段の悩みは特になさそうですね…、ここは核心を突いてみますか…)」

ちひろ「じゃあ、最近Pさんと仲が良くないっていうのは本当?」

奈緒「!」ピクッ

ちひろ「(露骨に反応しましたね…)」

奈緒「ん…いや、そんな事はない…と思うけど」

ちひろ「(やはり素直には答えませんか…)」


ちひろ「(仕方ないですね、Pさんには悪いですが少し直接的に行きましょう…)」

ちひろ「いえ、実はですね?他でもないPさんから最近奈緒ちゃんが冷たいと相談を受けたんです」

奈緒「え…、プロデューサーさんが…?」

ちひろ「えぇ」

奈緒「そっか、じゃああたし無意識のうちに避けちゃってたのかな…」

ちひろ「(ふむ、意識して避けている訳ではないと…)」


ちひろ「Pさんの事で何か悩み事?私で良ければお話し聞きますよ?」

奈緒「ちひろさん…」

ちひろ「私だってPさんの補佐ですが、それでも奈緒ちゃんたちを助けたい気持ちは同じです」ニコッ

奈緒「そっか…、えへへ」

ちひろ「(可愛い…)」

奈緒「じゃあちょっと聞きたいんだけどさ…」

ちひろ「はい、何でしょう」


奈緒「プロデューサーさんの誕生日って…いつか分かるか?」

ちひろ「Pさんの誕生日…ですか?」

奈緒「う、うん…、ほら、あたしこの前誕生日だっただろ?」

ちひろ「えぇ、Pさんがレッスン後の奈緒ちゃんにサプライズプレゼントでけ〇フレガイドブック付きBlu-rayをプレゼントしていましたね」

奈緒「そうそう、あたしの趣味覚えててくれたんだって思って。嬉しくてさ…」

奈緒「でもあたし皆んなの前で素直になれなくて…、ちょっとプロデューサーさんに八つ当たり気味になってたと思うんだ…」シュン

ちひろ「(まぁそこが可愛いですから、Pさんも気にしていないと思いますけどね…)」

奈緒「だから今度はあたしがプロデューサーさんの誕生日に何か贈りたいなって思ったんだけど…」

ちひろ「なるほど、Pさんの誕生日が分からないと」

奈緒「そういう事。あたし考えてみたらプロデューサーさんの事全然知らないんだなって思って…」

奈緒「直接聞くのもなんか…恥ずかしいし…」モジモジ

ちひろ「ふふっ」

奈緒「なんだよぉ…悪いかよ…」

ちひろ「いえ、とても愛らしいなぁと」

奈緒「だって、ずっと一緒にやって来たのにあたしの事は知られててあたしは何にも知らないなんて変だよ…」


ちひろ「でも、そうですね…。相手の事を知ろうとするのは良い事だと思います。もちろん詮索し過ぎは良くないですが」

ちひろ「けど、残念ながら私もPさんの誕生日。知らないんですよね…」


奈緒「えっ、そうなのか?」

ちひろ「えぇ、Pさんが誰かを祝っている所は良く見ますが、誰かに祝われてる所は見た事ないですね…」

奈緒「確かに…言われてみれば…」

ちひろ「部長に聞いて見ましょうか?」

奈緒「あっ、いや、それはなんて言うかその…」

ちひろ「…わかりました、部長には聞きません」

奈緒「ありがとう、ちひろさん。あたしが…頑張って直接聞いてみるよ」

ちひろ「はい、応援してますね」ニコッ


奈緒「あ、じゃああたしそろそろレッスンに行ってきます」

ちひろ「はい、頑張ってください」

ガチャ、バタン

ちひろ「…」

ちひろ「(Pさんは嫌われてなんていませんでしたよ、良かったですね)」

ちひろ「にしても、Pさんの誕生日かぁ…」

ちひろ「(私もまだまだPさんの事、知らなかったんですね…)」


~レッスン室~

マストレ「はい1、2、3、4、そこでターン!北条、動きが硬いぞ!渋谷はもっと指先まで意識しろ!神谷はそのままでいい」

奈緒「はいっ!」

~レッスン終了後~

奈緒「く~、つ、疲れたぁ…」ドサッ

凛「お疲れ様…」

加蓮「いや~、疲れたね~…。それにしても今日の奈緒は何だか動きいいじゃん。なんか良いことあったの?」

奈緒「んー?良い事…は特にないけど、ちょっとだけ悩み事が軽くなったかな」

凛「ふーん…」

加蓮「ほほう、悩み事とな?さては恋のお悩みですかな~?」

奈緒「ちーがーう、馬鹿言ってんじゃないよ加蓮」

加蓮「そうやって否定する所がまた怪しいなぁ、ね、凛」

凛「え?あぁ、そうかも」

奈緒「凛も適当に返事すんなよ…」

出掛けるので帰って来たらまた続き書きます。

ちょこっと更新します。

加蓮「で?本当のとこは何があったの?」

奈緒「いやだから別に何も…」

ガチャ

P「みんなお疲れさま」

凛「あ、プロデューサー。お疲れ」

加蓮「お疲れ様でーす」

奈緒「…お疲れさま」

奈緒「(うぅ、やっぱりいざ聞こうと思うと緊張するな…)」

P「(奈緒はまだどこかよそよそしいな…、つらい…)」


P「あー、ほら、三人とも送るから先に車乗っててくれ」

凛「いつもありがとう」

加蓮「ありがとね~」

奈緒「…ありがと」スッ

P「あっ…奈緒、ちょっといいか?二人は先に行っててくれ」

凛「ふーん…、いいよ分かった」

加蓮「ふ~ん…、分かった、先に行ってるね」ニヤニヤ

奈緒「えっ…ちょ、ちょっと!」

ガチャ…パタン

P「あの…さ、最近俺のこと避けてるよな?」

奈緒「うっ…、いや、別に避けてるつもりじゃ…」

P「そうなのか?てっきり俺は避けられてるのかと…」

奈緒「ごめん…、本当はちょっとだけ避けてた」

P「あ、やっぱりそうなのか…」ズーン

奈緒「でも別にプロデューサーさんの事が嫌いになったとかじゃないから!」アセアセ

P「…本当に?」

奈緒「本当だって!あたしプロデューサーさんの事は好きだから!」

P「えっ」

奈緒「あっ」


奈緒「い、いや!好きって言ってもあれだから!その、あれだ!人としてって言うかその異性として好きとかじゃないからっ!!」

P「その言い方は…普通に傷付くんだが…」ドヨーン

奈緒「あっ、いやその、べ、別に異性としての魅力がないわけではないと言うか!」

奈緒「(ああああっ!あたし何言ってるんだ!?誕生日を聞くんじゃなかったのか!?)」

???「くぅ~、奈緒はやっぱり可愛い…可愛いよね!?」

???「加蓮、落ち着いて。バレたら奈緒の可愛いところが見れなくなる」

???「はっ!それは困るから黙る!」

P「何やってんだお前ら…」ガチャ

加蓮「ありゃ、バレちゃった」ズサー

凛「もう、加蓮のせいだよ」ズサー


奈緒「なっ…加蓮、凛!?」

加蓮「はーい、奈緒の加蓮だよ♪」

凛「呼んだ?」ドヤァ

P「(なんでドヤ顔?)」

奈緒「先に車に行ったんじゃなかったのか!?」

加蓮「いや、こんな面白…楽しそうな事見逃す訳にはいかないじゃない?」

凛「うんうん」

奈緒「言い換えても意味変わってないから!」

加蓮「それで、奈緒はプロデューサーの事が異性として好きなの?どうなの?」

凛「うんうん」

奈緒「いやっ、それはっ、そのっ…!///」アセアセ

凛「うんうん」アセルナオカワイイ

P「凛、心の言葉が漏れてるぞ」

凛「!?」


P「ほら、あんまり奈緒をイジメるなよ。さぁ早く車に乗った乗った」スタスタ

加蓮「はーい」スタスタ

凛「わかった」スタスタ

奈緒「あたしはその…プロデューサーさんの誕生日が…って誰も居ないし!待って!置いていかないでくれ~!!」

P「(少なくとも奈緒に嫌われたって事はなかったみたいだな…、良かった…)」ホッ

加蓮「(プロデューサー、わざとはぐらかしたけど、奈緒の答えを聞くのが怖かったのかな?ふふっ、可愛いとこあるじゃん)」

凛「(はやく結婚しないかなあの二人)」

今日は早く寝るのでここまでにします。
無計画ですが、のんびり付き合ってくれると嬉しいです。

結婚しろ

わかった

おはようございます。
>>33>>34さん結婚おめでとうございます。

では今日もゆったり更新していきます。


~送迎後~

P「(さて、加蓮と凛は送ったわけだけど…)」

奈緒「(ふ、二人きりになっちまった…。で、でも聞くなら今しかない…よな)」

P「(…よし)」

奈緒「(き、聞くぞ、あたしはプロデューサーさんの誕生日を聞くんだ!)」

P「なぁ奈緒、」
奈緒「プロデューサーさん!」

P・奈緒「あっ…」


奈緒「ぷ、プロデューサーさんから…どうぞ」

P「ん、悪い。奈緒はこの後まだ時間あるか?」

奈緒「へっ?あぁ、うん。まだ2時間ぐらいなら大丈夫だけど…」

P「そうか、じゃあちょっと俺の家に寄っていかないか?」

奈緒「………へ?」

奈緒「えええええええええっ!!!??」


P「ちょ、そんなに驚く事か…?」


奈緒「いやいやいや!何言ってんだよプロデューサーさん!これでもあたしはアイドルなんだぞ!?そこら辺分かってるのか!?」


P「当たり前だろ、誰が担当してると思ってるんだ…。まぁマスコミ関係は大丈夫だって、ちひ…ゲフンゲフン、とにかく大丈夫だから」

奈緒「ちひ…?いや、マスコミが大丈夫だとしても、あ、あたしの心の準備が…!!」

P「おし、決まりだな。行くぞー」ブロロロ

奈緒「う、嘘だろーっ!?」


~P宅~

P「どうぞ、上がってくれ。掃除はこまめにしてるからそこまで汚くはないと思うけど…」

奈緒「お、おおお邪魔しますっ!」ドキドキ

奈緒「(うぅ…どうしてこうなった…。どうしてこうなったんだ!?)」

P「お茶淹れるからちょっと待ってて」

奈緒「あっ、ひゃい!」

P「(あ、噛んだ)」

奈緒「(うぅ…緊張しすぎて噛んだ…、痛い…)」


奈緒「(それにしても…)」キョロキョロ

奈緒「(あんまり家具とか装飾品がなくて、何ていうかプロデューサーさんらしいっていうか…)」

奈緒「(あー、こんなこと加蓮と凛に知られたらまた揶揄われる…)」

奈緒「…でもちょっとだけ優越感感じてたり」フフッ

P「何が?」

奈緒「うぉっ!?ぷ、プロデューサーさん!いきなり話しかけんなよなっ!?」

P「え…ごめん…」ガーン

奈緒「あぁっ、今のはその、急に話しかけられてびっくりしただけで…っ!!」アワアワ

P「そうか、なら良いんだが…。はいお茶」コトッ

奈緒「あ、ありがとう…」ズズッ

奈緒「あったかい…」

P「最近結構冷えてきたもんな、もう暖かいお茶が美味しく感じるようになったよ」

奈緒「うん、そうだな。あたしもそう思う」

P「…よかった、普通に話してくれて」

奈緒「えっ?」

P「ほら、最近奈緒とあまり話せてなかっただろ?今日は少し話しができたし、このまま話せたらいつも通りになるかと思ってな」

奈緒「プロデューサーさん…」

P「ちょっと強引だったけど、こうでもしないと奈緒は恥ずかしがり屋だからな。すぐに逃げ出すし」アハハ

奈緒「(ぐっ…、悔しいけど、その通りだ…)」


P「そういえばさっき車で何を言おうとしてたんだ?」

奈緒「えっ、いや、それはその…」

P「何でも言ってみろ、俺は奈緒のプロデューサーだぞ?自分の担当アイドルが悩んでるのに力になれないのは悔しいんだ」

奈緒「プロデューサーさん…」ドキッ

奈緒「(よ、よし、聞くぞっ!)」

奈緒「あ、あのっ!」

P「ん?なんだ?」

奈緒「ぷ、プロデューサーさんの…誕生日って…いつ、なんだ?」


P「なんだ、そんな事か…」

奈緒「そんな事って…あたしはこれでも結構勇気出して言ったんだからなっ!」プンプン

P「はははっ、人の誕生日を聞くのに勇気がいるなんて奈緒は可愛いな」ナデナデ

奈緒「ちょっ、やめ、やめろーっ!髪がぁ~」ジタバタ

P「俺の誕生日はな、俺も分かってないんだ」

奈緒「へっ?」ピタッ


P「まぁ実を言うと俺は施設育ちでな、親の顔も知らんし、自分が産まれた日も知らん。いつもクリスマスにそういう子たちは纏めて祝われてた」


奈緒「そう、だったのか…、ごめん、プロデューサーさん。あたし知らなかったとはいえ、そんな事を…」シュン


P「あー、良いんだ良いんだ。俺自身気にしてないし、何せ今はこうしてお前たちが居るから寂しくないし」ナデナデ


奈緒「うん…」


P「…はい、暗い話はやめやめ!ほら、奈緒もそろそろ帰る時間だろ?送って行くから」スクッ

奈緒「プロデューサーさん!」キュッ

P「…どうした?」

奈緒「えっと…あの、誕生日ってさ、祝われるならいつが良いとかって…あるのか?」

P「んー、そうだな…。別に祝ってもらえるならいつでも良いかな、祝ってくれる人が大事な訳だし。日にちは重要じゃないと思ってる」

奈緒「そ、そっか…」

P「聞きたい事はそれだけか?他には?」

奈緒「ううん、もうない。ありがと」

P「おう、じゃあ帰るか」スッ

奈緒「…!うんっ!」ギュッ


~後日、事務所にて~

奈緒「…って事があったんだよ」

ちひろ「そう、だったんですか…」

ちひろ「(Pさんがそんな生い立ちだったなんて…、私全然知らなかった…)」

奈緒「で、相談なんだけど…」

ちひろ「あっはい、何ですか?私で力になれる事なら何でも言ってくださいね」

奈緒「うん、ありがとう。ちひろさん」


~奈緒相談中~

ちひろ「なるほど…、それはいい案ですね。ぜひ、やりましょう」

奈緒「本当か!?良かったぁ~、プロデューサーさんには言えないし、ちひろさんが頼りだったんだ」


ちひろ「ふふっ、頼りにしてくれてありがとうございます。この件は部長にも話しておきますね。きっと部長はPさんの事知っているだろうし、賛成してくれると思うので」


奈緒「うん、ちひろがそう言うなら、任せるよ。あたしは他の子達にこの計画を話しとくよ」

ちひろ「はい、絶対成功させましょうね」


奈緒・ちひろ「プロデューサーさんのお誕生日パーティー!」

ちょっと休憩します。

息抜きで昨日こんなSSも書いたので、良ければ読んでください。

神谷奈緒「愛してるって伝えたい」
神谷奈緒「愛してるって伝えたい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1493739020/)

バイト前に少しだけ更新します。


~休憩室~

奈緒「…ってな感じでさ、プロデューサーさんの誕生日パーティーを開こうと思ってるんだ」

加蓮「そっか…プロデューサーにそんな生い立ちが…」グスッ

凛「私たち、何にも知らなかったんだね…」グスッ

奈緒「泣くなって~、そりゃ自分の誕生日が分からないのは辛い事だろうけど…」

奈緒「だからこそ、あたし達が忘れられない思い出を作ってあげれば、それがプロデューサーさんの記念日にはなるだろ?」

加蓮「奈緒…そうだよね、アタシたちがプロデューサーに忘れられない思い出を作ってあげよ!」

凛「うん、私もそうしたい」

奈緒「おっし!決まりだな!」

凛「でも、具体的にどうするの?」

奈緒「それは…まだ企画中、なんかいい案思い付いたらあたしに教えて」

加蓮「おっけ~、一生懸命考えるね」

凛「分かった、考えるよ」


奈緒「じゃあ、あたしは他の子達にも伝えて来るから…」

加蓮「ところでさ、奈緒はどうやってその話を聞いたの?」

奈緒「…!」ビクッ

凛「(分かりやすいなぁ…)」

加蓮「タイミング的には…一昨日の送ってもらった時かな?」

奈緒「!!」

加蓮「奈緒は一番最後だったもんね~…で、そこから~」

奈緒「…」ドキドキ

加蓮「プロデューサーさんの…お家に招かれた…とか?」

奈緒「!!?」ボッ

凛「(あ、顔真っ赤になった…可愛い)」

加蓮「(当てずっぽうに言っただけなのに…まさかそこまで進んでるなんて、意外と隅に置けないなぁ奈緒も)」フフッ


奈緒「い、いや、別にあれだからな!あたしが行きたいって言ったんじゃないからな!無理やり、そう無理やり連れて行かれたんだっ!!」アセアセ

凛「ふーん」ニヤニヤ

加蓮「へー」ニヤニヤ

奈緒「あーもう!ニヤニヤするなぁ!!」プンスコ

加蓮「で?無理やり連れて行かれた奈緒さんは一体何をされたんですか~?」

凛「私も、気になるな」

奈緒「なっ、何もしてないしされてないっての!!」

加蓮「え~、嘘だ~。絶対嘘だよね、凛」

凛「うん、間違いなく嘘だね」

奈緒「ほんとだってば!!」アセアセ

バイト行ってきます。
短くてすいません。

とりあえず更新して行きます。


奈緒「そ、そんな事より!二人は何プレゼントするか考えてるのか?」

加蓮「んー、そうだなぁ」

凛「私は…やっぱり花、かな」

加蓮「まぁ凛はそうだよねー、アタシはどうしようかな…。あ、プロデューサーっていつも手カサカサだしハンドクリームでもあげようかな?」

凛「ふーん、プロデューサーっていつも手カサカサなんだ…。私は知らなかったな、なんで加蓮は知ってるの?」

加蓮「えっ?いや別にいつも手握ってるからとか、そんな事ないからね?」アセアセ


加蓮「そ、それより、ほら、奈緒は何あげるか決めてるの?」アセアセ

奈緒「あたしは…まだ決めてない。考え中」

凛「そっか、まぁ奈緒から貰った物ならプロデューサーは何でも喜ぶと思うけどね」

奈緒「そうかな…?」

加蓮「一日デートする権利とかいいんじゃない?」クスクス

奈緒「んなぁっ!?そ、そんなの言えるわけないじゃん!///」

凛「そうだよね、奈緒はそんな事言しなくても家デートした仲だもんね」クスクス

奈緒「凛!」カーッ///


奈緒「あーもうっ!どうして二人と話してるといつもこうなるんだ…」ゲンナリ

加蓮「奈緒が可愛いのが悪いと思うんだけどなぁ」

凛「うん、奈緒が可愛いのが悪い」

奈緒「あ、あたしの前でそれを言うかぁっ!?」カーッ

加蓮「ほらまた赤くなって、ふふっ、可愛い~♪」

凛「奈緒は可愛いね」フフッ

奈緒「あ~~~~!何も聞こえない~~~っ!!」ダッ

加蓮「あっ、逃げた…」

凛「ちょっと弄り過ぎたかな?」

加蓮「ま、奈緒だから大丈夫でしょ」

凛「それもそうだね」


~廊下~

奈緒「はぁ…、あたし何でこんなに疲れてるんだ…?」トボトボ

智絵里「あっ、奈緒ちゃん。お疲れ様です…」

輝子「奈緒さん…お疲れ様です…フヒ」

奈緒「おー、智絵里に輝子、お疲れ様」


奈緒「二人が一緒に居るのは珍しいな」

智絵里「う、うん、今日はたまたまレッスンが一緒だったから…」

輝子「そ、それに…私たちはユニットを組んだ…仲間、だしな…」

奈緒「シャイニングゴッドチェリー…、何回聞いてもすごいネーミングセンスだと思うけど…」アハハ

輝子「私は…ロックだと思うけどな…フヒ」

智絵里「か、可愛い名前だと思います!」

奈緒「可愛い…のか?あ、そうだ、ちょっと二人にも手伝って欲しい事があるんだけど…」

智絵里「はい、私に手伝える事なら…」

輝子「と、トモダチの頼みとあれば…私も、協力するぜェェェェッ!!」

智絵里「ひっ」ビクッ

奈緒「輝子、うるさいぞー」

輝子「あ、ご、ごめん…、ついテンションが上がっちゃって…」


~奈緒説明中~

輝子「なるほど…親友の誕生日パーティーか…フヒ」

智絵里「いいですねっ!素敵です!」キラキラ

奈緒「いつするかはまだ決めてないけど、二人もプロデューサーさんに何かプレゼントしてあげて欲しいんだ。きっと喜ぶと思うから」

輝子「なら…私はもちろんキノコだな…フヒ、とびきりのエリンギ君をプレゼントしよう…」

智絵里「わ、私は四葉のクローバーを…、プロデューサーさんにも幸せになってもらいたいです…」

輝子「奈緒さんは…何をプレゼントするんだ…?」

奈緒「あ、あたしか?…あたしは、まだ、決めてない」

輝子「なら…キノコはどうだ?…栄養価が高くて、健康的」

奈緒「いや、輝子があげるならあたしからは要らないだろ…」

智絵里「な、奈緒ちゃんからプレゼントされた物なら、きっとプロデューサーさんは何でも喜んでくれると…思います」

奈緒「…凛にも同じ事言われたよ。それ」アハハ

智絵里「えぇっ、ご、ごめんなさい…」アワアワ

奈緒「いいって、そう言ってくれると気が楽になるし」

輝子「あ…、奈緒さん、私たちそろそろ行くね…」

奈緒「ん、引き止めてごめんな。また日程が決まったら教えるから」

輝子「うん…またね…」

智絵里「ばいばい奈緒ちゃん」

奈緒「またな!智絵里、輝子!」


奈緒「…」

奈緒「(…あたしはプロデューサーさんに何をプレゼントしよう)」

奈緒「(みんなあたしからのプレゼントなら何でも喜んでくれるって言ってくれたけど…)」

奈緒「(やっぱりプロデューサーさんが欲しいと思ってるものをあげたい…)」

奈緒「…よ、よしっ」

奈緒「(恥ずかしいけど…、ちょ、直接聞いてみよう…!)」


~事務所~

コンコン

P「はい、どうぞ」

ガチャ

奈緒「お、お疲れ様。プロデューサーさん、今ちょっといいか?」

P「奈緒か、後ちょっとで終わるから、そこのソファに座っててくれるか?」

奈緒「ん、分かった…」

奈緒「(うぅ~、き、緊張する…)」ドキドキ


~しばらくして~

P「…よし、これで終わりっと。ごめん、奈緒、待たせたな」

奈緒「ううん、あたしが急に押し掛けた訳だし…」

P「それで?俺に何か用か?それとも相談か?奈緒の話なら何でも聞くぞ」

奈緒「ん…いや、その…」キョロキョロ

P「言い辛い話か?」

奈緒「で、出来ればプロデューサーさん以外には聞かれたくない、かな…」

P「そうか、じゃあ隣の会議室に行くか。ちひろさん、少し会議室借りますね」

ちひろ「あ、はい。分かりました」カタカタ

ちひろ「…」チラッ

ちひろ「(奈緒ちゃん頑張ってくださいね!)」b

奈緒「(何を!?)」アセアセ


~会議室~

パタン

P「さて、ここなら俺以外誰にも聞かれないぞ。ほら、言ってみな?」

奈緒「う~…」

奈緒「(ここまで来たら…言うしかない、よな…)」

奈緒「あの、さ、変な事聞くけど笑うなよ…?」

P「おう、任せろ」

奈緒「…ゴホン、ぷ、プロデューサーさんは!何か欲しいものとかってありゅかっ!!」///

奈緒「(か、噛んだーっ!!!)」///

P「(ありゅ…ありゅ…)」プルプル

P「(笑うな俺…笑うな…)」プルプル

奈緒「(くぅ…プロデューサーさん必死に笑いを堪えてる…)」

P「オホン!えっと、俺の…欲しいもの?」

P「(何とか耐えた…)」

P「急にそんな事聞いてどうした?熱でもあるのか?」

奈緒「ないからっ!おでこに手を当てようとしないでいいからっ!!」///

奈緒「あ、あたしが聞いちゃダメなのか…?」

P「うーん、別にダメじゃないけど…。特にこれと言って欲しい物はないしなぁ…」

奈緒「本当に?何もないのか?」

P「やけに食いつくな、そうだなぁ…欲しいものか…」


P「あー、うーん、でもなぁ…」

奈緒「な、何かあるのか?何でも言ってみて」グイグイ

P「お、おう…」

P「(今日は珍しく積極的だなぁ…)」

P「でも笑うなよ?」

奈緒「笑わない、絶対」

P「ほんとに?いい大人が何言ってるんだとか思わないでくれよ?」

奈緒「ほんとに、思わない」ジッ

P「(うっ、目が本気だ…、仕方ないか…)」

P「その…な、俺は側に居てくれる人が欲しいんだ」

奈緒「…」

奈緒「へっ?」


奈緒「えええええええっ!?」///

奈緒「(そ、そそそ側に居て欲しい人って…、つ、つまり恋人!?恋人が欲しいのかっ!?)」

P「何だよ…笑うなとは言ったけど、そんなに驚く事か?」

奈緒「あ、いや、ちょっと予想外だったから…」

奈緒「(あたしがプレゼントしたい"物"を聞くつもりだったんだよっ!!)」///

P「(顔真っ赤にして…、やっぱり奈緒はうぶだなぁ…)」


P「奈緒には前に話したけど、ほら、俺って施設育ちだろ?」

奈緒「あっ、うん…」

P「だからまぁ育ててくれた人も居るし、里親も居るんだけど、なんか違うなーって思ってな」

奈緒「違う?」


P「そ、愛情を注いでくれてるのは分かるんだけど、どうしても俺自身が違うって感じてさ。自分から距離置いたりして、心の距離って言ったらいいのかな、それが遠いんだ」


奈緒「…」


P「ま、だからかな、アイドルプロデューサーって仕事に就いてお前たちをプロデュースして、家族みたいに思える事けど、やっぱりちょっと距離はあるんだよね。当たり前だけどな」


P「まぁそんな訳で、俺としては互いに心を許せて、側に居てくれる人が欲しいなーっと思う訳でした」

奈緒「…」

P「あはは、ごめんな。奈緒に聞かれたとはいえ何言ってんだろうな俺」

奈緒「…ううん、話してくれてありがと、プロデューサーさん。聞けてよかった」

P「そうか?なら良いんだが…」

P「ところで何で俺の欲しいものなんて聞いたんだ?」

奈緒「えっ!?い、いや、それはその…さ、参考意見?」

P「参考意見…?はっ…も、もしかしてお前…」

奈緒「(うっ…バレた…?)」


P「彼氏かっ!?」

奈緒「は?」


P「だってお前…男の俺に欲しいもの聞いて参考意見とか…!って側に居てくれる人とかっ!!何言ってるんだ俺…ッ!!ダメだからな!俺は認めないぞ奈緒!!そんな、奈緒に彼氏だなんてそんな…ッ!!」


奈緒「なっ…、あ、あたしにか、彼氏が居たらダメかよっ!」ムカッ

奈緒「(あぁ~っ!何であたしは対抗意識燃やしてんだ~っ!!)」

P「そ、その口ぶりは…まさか本当に居るのか…?嘘だろ…!?」ガーン

奈緒「…そこまで驚かれるとムカつくんだけど?」ピキピキ

P「そんな…そんな何処ぞの馬の骨とも分からん奴と奈緒が結婚するぐらいなら…!俺が奈緒を嫁にするッ!!」ウォーッ

奈緒「はぁっ!?け、結婚!?ちょ、落ち着いてっ、落ち着いてプロデューサーさん!!」アワアワ


~事務所~

会議室<わーぎゃー

ちひろ「(…今日も平和ですねぇ)」ズズーッ

ちひろ「(Pさんの誕生日パーティーはいつにしましょう…、サプライズですし、今度のライブの打ち上げの時にでもやりましょうか…)」

ちひろ「(さて、私は何をプレゼントしましょう…。あっ、ネクタイとかいいかもしれませんね…)」

ちひろ「(奈緒ちゃんは何をプレゼントするんでしょうか…?気になりますね…)」

ちひろ「(きっと考え過ぎて決まらない~とか言って、あたふたしそうですね)」フフッ

一旦休憩します。

すいません、課題やったりしてました。
奈緒ちゃん描いたので許してください。

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1239602.jpg

では寝る前に少し更新を。


~会議室~

奈緒「落ち着いたか?プロデューサーさん…」ハァハァ

P「すまん…、みっともないところ見せたな…」ハァハァ

奈緒「ま、まぁ、今回は大目に見てやるよ」

奈緒「(何処ぞの馬の骨にやるぐらいなら結婚するって言ってくれたし…)」ポッ

P「それで…ええと、俺に聞きたい事はそれだけ…で良いのか?」

奈緒「え?あぁ、うん。それだけ」

P「本当に?答えて置いてなんだが、こんな事を聞けて奈緒は満足なのか?結構悩んでた風に見えたけど…」

奈緒「(うっ、さすがプロデューサーさん…変なところで鋭い)」

奈緒「いいんだよ、あたしが聞きたい事が聞けたから」

P「そう、か…。なら俺は仕事に戻るけど…」

奈緒「ん、邪魔してごめん」

P「いや、担当アイドルの悩み事を解決するのも仕事のうちさ」

奈緒「…ありがと」


~事務所~

ガチャ

ちひろ「あ、奈緒ちゃん。どうでしたか?」

奈緒「え?何が??」

ちひろ「あれ?プロデューサーさんに愛の告白をしたんじゃなかったんですか?」

奈緒「なっ!?ちひろさん!?何言って…ッ!!?」ボンッ

ちひろ「(あら、一瞬で耳まで真っ赤に。ふふっ、本当に奈緒ちゃんはいじり甲斐がありますねぇ)」ウフフ

奈緒「あっ…、その顔はあたしをからかったなっ!?もー!ちひろさんまで…」プンスコ

ちひろ「ふふっ、ごめんなさい、奈緒ちゃん。ちょっとした冗談ですよ、冗談♪」

ガチャ

P「どうかしましたか?ちひろさん」

ちひろ「あ、いえ、奈緒ちゃんがPさんに…」

奈緒「あーっ!あーーーっ!!!」ブンブン

P「うぉっ、奈緒、急に大声出したらビックリするだろ…」

奈緒「知らないっ!プロデューサーさんのばかばかばかぁっ!!」プンプン

ガチャ、バタンッ!

P「えぇ…、僕何かしましたかね…?」

ちひろ「いえ、私のせいです。ごめんなさい」クスクス


奈緒「本当に…ちひろさんもプロデューサーさんも…まったく…!!」プンプン

加蓮「あれ、奈緒じゃん。…どうしたの?そんなに顔真っ赤にして、ゆでダコみたいで可愛い♪」

凛「ほんとだ、真っ赤」クスクス

奈緒「あっ、加蓮に凛…。あ、あたしは今機嫌が悪いんだからなっ!いくら二人とはいえ今のあたしを揶揄ったら怒るからな!!」

加蓮「きゃー、こわ~い。凛~助けて~」キャッ♪

凛「よしよし、落ち着いて。何があったのか私に教えて?」ナデナデ

奈緒「うぅ、そんな事をされてもあたしの怒りは…治らない…んだぞ……はふぅ…」ヘニャ~

凛「(なんだか猫みたい…)」フフッ


~奈緒説明中~

奈緒「っていう事が~、あったんだぁ~」フニャ~

加蓮「へぇ、奈緒にしては大胆じゃん…、頑張ったね♪えらいえらい♪」ナデナデ

凛「奈緒は一回決めると曲げないもんね、えらいえらい」ナデナデ

奈緒「あぅ~…、っは!?いつの間にか加蓮もあたしこ頭撫でてるし!?ちょっ、やめろーっ!」ジタバタ

加蓮「はいはい、ま、奈緒がプロデューサーに何をプレゼントするかはマ◯クでポテト食べながら考えましょ」

凛「うん、そうだね。行こう、奈緒」

奈緒「えっ…一緒に考えてくれるのか…?」キョトン

加蓮「当たり前じゃん、親友が悩んでるのに相談に乗らない程加蓮さんは薄情じゃないですよー」

凛「私も、力になれるかは分からないけど、奈緒の相談なら何でも聞くから」

奈緒「ふ、二人とも~…、さっきは怒ったりしてごめんなぁ~…」ウルウル

加蓮「いいよ、全然気にしてないから♪」

凛「うん、私も気にしてないから」

加蓮・凛「(ちょろい…)」フフッ

ここまでで寝ます。
今日もバイトあるので、少ししか更新出来ないと思いますが、お付き合いいただければ幸いです。

バイト前に少し更新します。


~マ◯クにて~

加蓮「うん、やっぱりポテトは美味しいね」モグモグ

凛「私は久しぶりに食べたな」モグモグ

奈緒「最近色々忙しかったしなー」モグモグ

加蓮「ん…で?結局奈緒はプロデューサーに何あげるの?」

奈緒「うっ…、どうしよう…」ウーン

凛「側に居てくれる人が欲しいって、遠回しの告白みたいだよね」ボソッ

凛「(まぁプロデューサーだから、そんなつもりはないんだろうけど)」

奈緒「なぁっ!?こ、告白!?いやいやいや、ないないない!!」カァァ

凛「(期待通りの反応…、さすが奈緒)」フフッ


加蓮「こーら、凛。あんまり奈緒をいじめちゃダメよ~。それはアタシの仕事だから♪」

奈緒「いやっ!揶揄わなくていいからっ!!」

凛「真面目な話、奈緒はプロデューサーにあげたい物とかないの?」

奈緒「あげたい物…プロデューサーさんにあげたい物かぁ…」

加蓮「月並みだけど、手作りのお菓子とかは?」

奈緒「うーん、あたしはお菓子作りとか普段しないからなぁ。かな子とかから貰うと思うし…」

加蓮「あー、それもそうだね…」

凛「なら、手紙…とかはどうかな」

奈緒「手紙?」


凛「うん、奈緒は素直じゃないから普段プロデューサーに直接気持ちを伝える事ってあまりないよね?」

奈緒「うっ…、悔しいけど言い返せない…」ぐぬぬ

凛「手紙ならさ、渡すのは勇気がいるけど、気持ちを文字にして相手に伝える事が出来るから。奈緒には合ってると思うんだけど…」

加蓮「確かに、良いんじゃない?プロデューサーにラブレター書いちゃいなよ♪」

奈緒「らぶっ!?ラブレターなんてあたしは書かないぞ…」ハァ

奈緒「ん、でも手紙かぁ…。いいかもな、それ」

凛「気に入ってもらえた?」

奈緒「うん、あたし一回書いてみるよ」

加蓮「じゃあ採点はアタシが~…」

奈緒「ぜーーーーったい見せないからなっ!?」

加蓮「え~、奈緒のケチー」ブーブー

奈緒「…じゃあ加蓮のプロデューサーさんとのLINE見せてくれたらあたしも見せてあげるよ」ニヤッ

加蓮「ごめんなさい、アタシが悪かったです…」カァァ

凛「(珍しく奈緒が勝った…)」


~神谷家自室~

奈緒「ふぅ…すっきりした…。やっぱりお風呂は気持ちいいな…」ホカホカ

奈緒「ん?ちひろさんからLINE来てる…。どれどれ…」


ちひろ『お疲れ様です、奈緒ちゃん。Pさんの誕生日パーティーは〇月〇〇日のLIVE後打ち上げにて、サプライズイベントとして行う予定です♪』

奈緒「えっ、〇月〇〇日って…、シンデレラの舞踏会の日か…。そうなるとみんなプロデューサーさんにプレゼント渡すのかな…」

奈緒「うぅ、ちゃんと手紙渡せるか不安だ…。とりあえずちひろさんに返信しよう…」

奈緒『わかりました、計画ありがとうございます。LIVE頑張ってプロデューサーさんを感動させてやるぞ~!!(^^)v』

ちひろ『はい、しっかりサポートさせていただきますね♪』

ちひろ『では、おやすみなさい』

奈緒『オヤスミ~』

奈緒「…寝る前に一回手紙書いてみよっかな」


~1時間後~

奈緒「ああああっ!手紙なんて書いた事ないから何を書いて良いか分からない~っ!!」ガシガシ

奈緒「はぁ…、せっかく勇気出してプロデューサーさんに欲しいもの聞いたのにあんな事言われてどうしろって言うんだ…」

奈緒「あたしは…どうしたいんだろう」

奈緒「プロデューサーさんは…あたしのこと、どう思ってるんだろう…」

奈緒「(あたしのこと好き…だといいな)」ボーッ

奈緒「いやいやいや!あくまで人として好きって言うか!?べ、別に異性として好きでいて欲しいって訳じゃないからなっ!?///」ガバッ

奈緒「ってなんであたしは誰も居ないのに一人で突っ込んでるんだ…」ハァ

奈緒「なんか疲れた…、寝よ…」ドサッ

奈緒「おやすみ…ぷろ、でゅーさー…さん…」スヤスヤ


~翌日~

奈緒「ふぁ…、眠い…」

奈緒「なんか変な夢見た気がするなぁ…、覚えてないけど」

ガチャ

奈緒「おはようございまーす」

P「ん、奈緒か。おはよう」

奈緒「おはよう、プロデューサーさん…ふぁ」

P「おいおい、朝からそんなに大きなあくびして…。寝不足か?」

奈緒「ん、ちょっと、ね…」

P「体調管理はしっかりしてくれよ?もう直ぐLIVEも控えてるんだし、アイドルは体が資本なんだからな」

奈緒「分かってるよ…、それに寝不足なのはプロデューサーさんのせいだから」

P「えっ?俺?」

奈緒「…プロデューサーさんがあんな事言うから」ボソッ

P「あんな事?」

奈緒「あー、なんでもない!じゃ、あたしこれから撮影だからっ!」ダッ

P「あ…、頑張れよー!」

P「うーん、俺何か奈緒にしたっけな…?」

とりあえず一旦終了します。

思い付きで書き進めてるので、進行遅いですがゆっくりお付き合いいただければ幸いです。

展開が思い付きませんが、更新して行きます。


ガチャ

ちひろ「奈緒ちゃんが飛び出して行きましたけど、また何かあったんですか?Pさん」

P「あっ、ちひろさんおはようございます。いえ…特に何もないはずなんですけど…」


ちひろ「そういえば、この前会議室で何を話していたんですか?良かったら聞かせてください♪」

P「えぇ…別に何の面白味もありませんよ?」

~かくかくしかじか~

ちひろ「はぁ…」

P「第一声がため息ですか!?」

ちひろ「いやだって…、いえ、何も言いません」

ちひろ「(ほんとPさんって天然たらしだわー…)」

P「僕そんなに引かれるような事言いました…?」

ちひろ「…朴念仁には分かりませんよ」

P「えぇっ…?」ウーン


ちひろ「とにかく、誤解を招く発言は気をつけてくださいね?彼女たちも多感な時期なんですから…」

P「はぁ…以後気を付けます…?」

ちひろ「ところで、次のLIVEの準備はどうですか?」

P「えぇ、問題なく進んでます。当日のスケジュールの流れは一通りスタッフさんと打ち合わせ済みですし、照明や客席なども問題なさそうです」

ちひろ「そうですか…、今回のLIVEは346を挙げてのイベントですからね。絶対に成功させましょう♪」

P「はい、アイドルたちが輝けるように僕たちも頑張りましょう!」メラメラ

ちひろ「(ふふっ、仕事熱心なPさんもかっこいいですね♪役得役得~♪)」


~撮影所~

スタッフ「神谷さんお疲れ様でした」

奈緒「お疲れ様でした、今日もありがとうございました!」

カメラマン「いやぁ、今日の奈緒ちゃんはいつもと違って少し大人な感じがしたねぇ。何ていうか…そう、アンニュイな感じ?良かったよ~」

奈緒「そ、そうですか?えへへ…、あたしももう17歳なんで!」ドヤァ

カメラマン「(うーん、でもやっぱり可愛いな)」

スタッフ「(あー、奈緒ちゃんのファンで良かった…)」

奈緒「じゃああたしは事務所に帰ります、またよろしくお願いします!」

カメラマン「うん、よろしくね~」


奈緒「(えへへ…大人な感じかぁ…、そう言われると嬉しいな。普段揶揄われてばっかりだからな…、あたし)」

奈緒「(今日はもう仕事終わったし、事務所に顔だしてから帰ろっと)」

奈緒「(べ、別にプロデューサーさんの顔が見たいわけじゃないからっ!これは…そう!大人としての礼儀だからなっ!!)」

妙案が降りてくるまで一旦停止します。

まったく妙案が降りて来ませんが成り行きで更新します。


ガチャ

奈緒「お疲れ様です」


P「あぁ、お疲れ様。撮影、どうだった?」


奈緒「ふっふーん、今日のあたしは大人っぽいって言われたぞ!」ドヤァ


P「へぇ~、大人っぽい奈緒か…。見てみたいな、それ」


奈緒「おいおいプロデューサーさん…、その言い方だと今のあたしは大人っぽくないって言ってるみたいだけど?」


P「えっ、撮影モードの時の話じゃないのか?」


奈緒「ちーがーう!今日のあたしは大人なんだー!」


P「はいはい、奈緒は大人だなー」カタカタ


奈緒「あたしの扱い雑くないか!?」プンスコ


P「いつもの事だろ?」


奈緒「あっ、それもそうか…ってだからってなぁ~!」


P「はいはい、今企画書纏めてるから少し静かにしててくれ」カタカタ


奈緒「む~っ…」ムスッ


奈緒「(なんかムカつく…、どうにかして見返してやりたいな…。でも仕事の邪魔をする訳にもいかないし…)」ムムム


P「(まぁほとんど仕事は終わってるから全然平気なんだがな)」


奈緒「(よ、よし、ここは攻めるっ!)」


奈緒「な、なぁプロデューサーさん」ススッ


P「ん~?」(近い…)


奈緒「あ、あたしって実は…その…け、けけ結構いい体してるんだよ?」キュッ


P「」カチーン


P「ちょ、おま…なんて事言うんだよ…」アセアセ


奈緒「(お、プロデューサーさんが焦ってる…!これはいい感じかも…!!)」


奈緒「あたしはほら、その着痩せするタイプだから…、む、胸…だって結構あるんだぞ?」ポヨン


P「あばばばば」カチコチーン


P「(なんだっ!?何が起こってるんだ!!?奈緒ってこ、こここんな積極的だったか!?)」


奈緒「(よしよし…いい感じだ♪)」(負けず嫌い)


奈緒「(そ、それにしてもプロデューサーさんって結構ガタイが良いんだな…)」ペタペタ


P「アッアッアッ…」


P「(奈緒のいい匂いと吐息が耳に当たって…、た、耐えろッ!!耐えるんだ俺ッ!!)」ギリギリ


奈緒「……」ピットリ


奈緒「(…な、なんか恥ずかしくなってきた)」


P「(心頭滅却煩悩退散鬼悪魔翌緑の悪魔)」


奈緒「(ど、どうしよう、離れるにも今顔を見られたら恥ずかしさで死ぬ自信があるっ!!)」


P「(くっ…、俺はいつまでこの天国のような地獄を耐えればいい…ッ!ていうかこんな所を誰かに見られたら…)」


ガチャ


加蓮「あー、疲れたー。プロデューサー、お疲れ…さ…」


P・奈緒「あっ」


凛「加蓮?どうしたの?入り口で固まっ…て…」


加蓮「速報、奈緒とプロデューサーの熱愛発覚♪」スッ、カシャッ☆


P・奈緒「ああああああああああっ!!!?///」


凛「はぁ…」ヤレヤレ


P・奈緒「ち、違うんだっ!加蓮!これは…」


加蓮「あははっ!二人とも言ってる事被ってるよ~♪」


凛「まったく…、誰も居ないからって事務所でこんな事したらダメだよ?」シロイメー


P「くっ…JKに説教されるのがこんなに心苦しいとはな…。ってそうじゃない、これはあれだ、誤解だ!」アセアセ


奈緒「そ、そうだ!あたしたちは別にやましい事なんか…」アセアセ


加蓮「えー?そんなに密着してるのに誤解だとか言われても説得力ないなぁ?ねー、凛」


凛「うん、全くと言っていいほどないね」


P・奈緒「うっ…ぐぬぬ…」


加蓮「とりあえずー、そろそろ離れたら?見てるこっちが恥ずかしくなって来たんですけどー?」メソラシー


奈緒「…っ!?///」バッ


P「あっ…」ショボーン


奈緒「な、なに寂しそうにしてんだよっ!バカなんじゃないのか!?」テレテレ


P「い、いやそんな事ないからっ!!」テレテレ


加蓮「(はぁ~…、甘過ぎるわ…)」ヤレヤレ


凛「(二人とも可愛いなぁ…)」フフッ


奈緒「あ、あたしはもう帰るからっ!じゃあなっ!!」ダッ


P「あっ、待ってくれ!!」


奈緒「…な、何だよ」ピタッ


加蓮「(律儀に止まるとこがまた可愛いわ~)」


凛「(そこはちゃんと止まるんだね…)」


P「その…あれだ、さっきの奈緒は…大人っぽかった。正直めっちゃドキドキしたぞ」


奈緒「ッ!!!ば、バカぁぁぁぁ!!!!/////」バンッ


凛「(うわー…)」


加蓮「うわー…」


P「…口に出すなよ」

とりあえずここまで、続きは帰ってから書きます。

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