ラグナ「んだよ」 レイチェル「なにかしら」 (32)

ブレイブルーの短編集的な感じにしたいです
いつまで続けるかも決めてません、タイトルと本編はあまり関係ありません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1493002133

ラグナ
「ほんっとお前うっぜぇな。なにもねぇなら近付いて来んなつってんだろ、クソウサギ」

レイチェル
「あなた……本当に学習能力0ね」

ラグナ
「あ?」

レイチェル
「私は、どこか行くのにも一々あなたの許可が必要なのかしら?」

ラグナ
「あーそうかいなら俺ぁここに留まるっつうんだよ。とっとと好きな場所へいっちまえコラ」

レイチェル
「あら? 私も丁度ここで少し休憩を取ろうと思っていたのだけれど」

ラグナ
「だーウゼェ! 話が進まねぇんだよ! 何度目だこのやり取り!」

レイチェル
「あなたとの会話の回数を記憶しておくほどの価値は無いわね」

ラグナ
「あぁ!? テメェ歳重ねてとうとう数十分前の事すらのぉぉわ!!」バリィン!!

レイチェル
「口を慎みなさい」

ラグナ
「テメェマジで馬鹿じゃねぇの!? 頭おかしいだろ絶対よ!」

レイチェル
「あなたほどではないわ」

ラグナ
「めんどくせぇ……! 今日のお前は特別めんどくせぇ!! なんなんだよマジで! 俺がなにかしたか!? あ!?」

レイチェル
「驚いたわ。私に迷惑をかけているという可能性に思い至る程度の知能はあるのね」

ラグナ
「ぜってぇ泣かす! 今泣かす!」ガチャン!

レイチェル
「…………」ジッ

ラグナ
「ハッ、そういや今日はあの面白ペット達も居やがらねぇみたいだ。オラ、ビビってんのかよウサギ」

レイチェル
「…………」ジー

ラグナ
「……………………」

レイチェル
「…………」ジー

ラグナ
「んだよ! なんなんだよオイ! なんだ!? テメェ何がしたいんだ!?」

レイチェル
「……はぁ。あなたに期待した私が馬鹿だったようね」

ラグナ
「あぁ?」

レイチェル
「なんでもないわ」スタスタ

ラグナ
「おい待てよ! なんだよ! 言いたいことがあるならハッキリ言いやがれ!」

レイチェル
「分かったわ。今から私の言うことを絶対に断らないと約束するなら話してあげる」

ラグナ
「結構です」

レイチェル
「甲斐性の無い男。女のワガママくらい黙って受け入れるのが男でなくて?」

ラグナ
「るせぇ。んな危なすぎる交換条件聞ける訳ねぇだろ」

レイチェル
「本当にどうしようもない男。仕方ないからチャンスをあげるわ」

ラグナ
「なんだよ、チャンスって」

レイチェル
「ラグナ。私に壁ドンをしなさい」

ラグナ
「…………………………あぁ?」

レイチェル
「聞こえなかった、というのは無しよ。もし言ったら、このまま抹殺するわ。社会から」

ラグナ
「世界から抹殺されかけてる身分だけどな……ってそうじゃねぇ。お前、そりゃその……悪い、マジで意味わかんねぇ。なんでお前が俺に……壁ドン? されてぇの?」

レイチェル
「あなたにされたい訳では無いわ。消去法の結果あなたしかいないのだから仕方ないじゃない」

ラグナ
「そこじゃねぇ。いやそれもだけど、そうじゃなくてなんで壁ドンなんてされてぇんだって話」

言い忘れてましたけど本編から超ハッピーエンド後です

レイチェル
「あえて言葉にするなら……そうね、知的好奇心をくすぐられたからかしら」

ラグナ
「お前っていつも頭おかしいと思ってたけど、今日は更に酷くなってんな。熱でもあんのか?」

レイチェル
「そんな話はどうでも良いわ。するのか、死ぬのかのどちらかよ」

ラグナ
「選択肢ねぇじゃねぇか。チッ、なんだかよくわかんねぇけどそれで話が済むってんならやってやるよ」

レイチェル
「そう。それじゃあ着いて来なさい」

ラグナ
「ったく……」スタスタ

…………

レイチェル
「ここで良いわね」

ラグナ
「おら、さっさと終わらせるぞ。良いな?」

レイチェル
「ええ」

ドンッ

ラグナ
「………………」

レイチェル
「………………」

ラグナ
「(んだよこの状況……なんでレイチェルにこんなことしてんだか……つーか無表情過ぎんだろこいつ)」

レイチェル
「………………」

ラグナ
「(こうしてこいつの事をじっくり見るのも久しぶりだな。こうやって見ると、マジで人形みたいだなコイツ)」

レイチェル
「………………」フゥ……

ラグナ
「(黙ってりゃ可愛いんだがな。口を開けば罵詈雑言だ。中身で損してるタイプだぜ)」

レイチェル
「ラグナ……もう少し顔を近付けて」

ラグナ
「あぁ? ……あぁ」グイッ

レイチェル
「…………」スー……フゥ……

ラグナ
「(息遣いもキッチリ聞こえる距離。……何がしてぇんだか……チッ……妙に気になっちまう。そろそろ終わらせて良いか)」

レイチェル
「………………ラグナ……」

ラグナ
「……あ?」

ラグナ
「(んだ? 少し顔が赤いか、マジで熱あんのかこいつ?)」

レイチェル
「もう少し、近付いて」

ラグナ
「まだかよ……もう良いだろうが……」

ラグナ
「(薔薇の匂いで頭くらくらしてきやがった……)」

レイチェル
「まだ……もう少し……」

ラグナ
「もう顔がくっつく距離だろ……これ以上近づけねぇじゃねぇか」

レイチェル
「良いから、言われた通りにしなさい」

ラグナ
「………………」

ラグナ
「(クソ、なんだよこの状況……マジでちけぇ……マジでくっつく距離じゃねぇか……って、なんで目ぇ閉じて……)」

レイチェル
「……ラグナ」

ラグナ
「な、なん…………ま、マジかよ……?」

レイチェル
「……乙女を辱しめる趣味でもあるのかしら……?」

ラグナ
「だ、だけど「永遠に氷つけぇぇぇ!!!」うぉぉ!!」ガバッ!!

ラグナ
「なん「コゾォォォォォ!!!」ぐぉぁ!?」

ヴァルケンハイン
「れ、れい、レイチェル様にッッ!!! 貴様ァァァァ!!!」

ジン
「兄さんッッッ!!! なんで……なんでこんな奴に何をして何をしようとしてるんだよ兄さん!!!!」

ラグナ
「待て待て待て待て!!!! 俺はこいつに言われただけだ!!」

ジン
「言い訳!!!」

ヴァルケンハイン
「無用!!!」

ラグナ
「う、うぐぁぁぁ!!!」

アストラルフィニッシュ!

レイチェル
「………………。退屈しのぎにはなったわね」

ナゴ
「あたいには姫様は本気だったように見えたけどねぇ」

ギィ
「完全に恋する乙女の顔でしたッス!」

レイチェル
「…………覗き見なんて悪い癖、誰が教えたのかしら」

ナゴ
「心配で見に来ただけよ」

ギィ
「そそそそッス!」

レイチェル
「二人とも後でお仕置きね」

ギィ
「ひぇぇぇ……」

ナゴ
「(それにしても、ここまで姫様にされないと気付かないなんてねぇ……姫様も苦労するわね)」

次回はラグナ×ニューです

ニュー
「ラグナぁぁぁ!!!」グリグリスリスリ

ラグナ
「離せっつの! テメェ馬鹿か!」グググッ

ニュー
「やだぁ! 遊ぼうよぉラグナぁ!」

ラグナ
「うるせぇ! テメェはノエルに仕事頼まれてただろうが!」

ニュー
「そんなのどうでも良いもん! ラグナと遊ぶ方が楽しいし!」

ラグナ
「クソッ……ココノエ! おいココノエ! 聞いてんだろ!」

ココノエ
『なんだ』ニヤニヤ

ラグナ
「うぜぇ! なにニヤついてやがる!」

ココノエ
『いいや? 妹と同じ顔を持つヤンデレ娘に愛され過ぎて今夜は恐らく眠れないラグナ=ザ=ブラッドエッジを見ているだけだが』

ラグナ
「クソがっ! テメェらニューとラムダにどんな教育してやがる! ノエルとセリカもだ!」

ココノエ
『私は基本的にはそっちにいないから知らんな』

ラグナ
「無責任なこといってんじゃ……ってニュー! 何しやがる!」

ニュー
「えー? ノエルの持ってた本に描いてあったんだよ! ニューね、ラグナに喜んでもらえるようにいっぱい勉強したんだ! えへへへ」

ラグナ
「ノエルぅぅぅ!!」


ノエル
「くしゅん! うぅ、風邪かなぁ……?」

ラムダ
「熱はない。今夜は身体を冷やさないように」

ノエル
「う、うん! ありがとう!」

セリカ
「それにしても、ニューちゃん遅いね……迷子かなぁ?」

ノエル
「あはは……大丈夫だと思いますよ?」

ラムダ
「道を覚えるのは得意。迷子になるはずがない」フンス

ノエル
「だよね。早く帰って来ると良いけど……」

セリカ
「途中で誰かとお喋りでもしてるのかな?」

ノエル
「途中で……」

ラムダ
「誰かと……」

二人
「………………ラグナ(さん)……」


ラグナ
「待て待て待て待て! なにナチュラルに服逃せようとしてんだテメェ!」

ニュー
「ラグナぁぁぁ!!!」

ラグナ
「はぁ……はぁ……! っとにテメェはいつもいつも……っ!」

ニュー
「むー……なんでダメなのー!? ニューはこんなにもラグナのことを愛してるのに!!」

ラグナ
「一方通行だからに決まってんだろ! 俺はテメェなんざ好きじゃねぇんだよ! つか大嫌いだ!」

ニュー
「え…………」

ラグナ
「いや待て今のは言葉の綾だ。無理くり襲いかかってくるのが嫌いってだけでテメェのことが嫌いって訳じゃねぇから!」

ニュー
「……ラグナ……酷いよ……」

ラグナ
「あークソ! 早まるなっての!」ギュゥ

ニュー
「あ…………」

ラグナ
「ったく……お前はもうちょっと落ち着きやがれ。愛情向けてくれんのは、その……まぁ嫌って訳じゃねぇけど、限度ってもんがあんだろ?」

ニュー
「………………」

ラグナ
「もう少し落ち着いてくれりゃ、話くらいは聞いてや……あがっ!?」

ニュー
「ラグナが……」

ラグナ
「に、ニュー……?」

ニュー
「ラグナがニューのこと抱いてくれたぁぁぁぁ!!!」

ラグナ
「うごぉぉあ!!」

ニュー
「ラグナラグナラグナラグナラグナァ!!」グリグリスリスリ

ラグナ
「やめ……つか大声で何「何をしてるんですか?」あ……?」

ノエル
「ラグナさん♪」

ラグナ
「の、ノエル! ラムダも!」

ノエル
「あんまり遅いから一応連絡してみたら、まだ来てないって言われたので探しに来たのですが……ラグナさんがニューちゃんを抱いただのと聞こえて来たので」ニッコリ

ラグナ
「ご、誤解っ……!!」

ニュー
「ラグナがニューのこと抱いてくれた! ニューの愛に答えてくれたの! えへへへへ!」グリグリスリスリ

ラグナ
「は、はな……」

ラムダ
「ラグナラグナラグナラグナラグナラグナラグナラグナラグナラグナラグナラグナラグナラグナラグナラグナ」ギュッ

ラグナ
「テメェもか……!?」

ノエル
「へぇ……ラグナさんはニューちゃんとラムダちゃんに二股かけてたんですねぇ……二人同時に姉妹(自主規制)ですか……」

ラグナ
「テメェらッッッ! 馬鹿かッッッ!」

ザッ!

ジン
「兄さん!!! おんなじ顔の女ばかりじゃ飽きるだろう! 本当に心のそこから癪だけど僕も入れてミックスサンドにな……トゥン!!!」バキィッ

レイチェル
「………………最近はああいうのが流行りなのね」

ナゴ
「そんなことないと思うんだけどねぇ……」

ギィ
「うわぁ、いたそーッス……」

レイチェル
「………………」ジー

ナゴ
「姫様、一応言っておくけど……姫様がやってもヤンデレ娘にはなれないわよ?」

ギィ
「病んでる娘ッスね」

ナゴ
「病んでる姫……童話にありそうね」

レイチェル
「二人とも、後でお仕置きよ」

ナゴギィ
「あぁん!」

次ラグナと誰にしようかしら……
誰かアイデアくださいな

アマネ含むアマネ一座の皆々様

この世界線は
ラグナ生存
ロイ復活
ナイン生存
セリカ蘇生
ナイン、セリカ、獣兵衛、ココノエ和解済み
セリカ、ナイン、ラムダ、ニュー、ノエル同棲。たまに獣兵衛とココノエが顔を出す
テルミ、ハザマ消滅。レリウス行方不明
ラグナ、ジン和解
ラグナ世界救った英雄扱い

以上の要素が含まれています(書いてないけどほぼ全員ハッピーエンドになった御都合主義世界線)
公式からのカップリングとして
ジン―ツバキ
ライチ―ロイ
は崩すことはありません
それ以外は割りと適当御都合です

>>18
待て待て一座の面々喋ってないだろう


サヤとラグナ同棲してます

ラグナ
「チッ、いきなり呼び出してなんの真似だ? ココノエ」

ココノエ
「いや? ただの暇つぶしだ」

ラグナ
「分かったテメェをぶっ潰せば良いのか」

テイガー
「まぁ待て、時に落ち着け。ココノエのこれは今に始まったことではないだろう」

ココノエ
「今なにか言ったか、テイガー?」

テイガー
「……い、いや、なんでもない」

ラグナ
「お前も苦労してんだな……」

テイガー
「いや……」

ココノエ
「ラグナ、ちょっとした遊びに付き合え」

ラグナ
「んな暇ねぇよ……俺にだってやることの一つや二つ」

ココノエ
「テイガー」

テイガー
「…………了解。再生を開始する。『……んじゃあ行ってくる。 兄さん、今日はどこに行くの? いや、特に決めてねぇ。適当にブラブラとな。 遅くならないでね、ご飯、作っておくから。 分かってるっての。俺もそろそろ仕事見つけねぇとなぁ……。 無理はしないでも良いんだよ?兄さんも今は色々大変だろうし。 気ぃ使うなって。兄貴が頑張るのは当然のことだろ?(グシグシ) あ……う、うん……ありがとう…… んじゃ、行ってくらぁ(ギィ、バタン) ……兄さん……』。最近を終了する」

ラグナ
「今朝のサヤとのやり取りじゃねぇか!」

ココノエ
「暇人のラグナ=ザ=ブラッドエッジ、私に付き合ってくれるよな? シスコンのラグナ=ザ=ブラッドエッジ」

ラグナ
「テメェ! 喧嘩売りてぇなら買ってやるよ!」

テイガー
「落ち着け。ココノエ、ラグナ=ザ=ブラッドエッジで遊ぶのはそれくらいにしておけ」

ココノエ
「それもそうだな」

ラグナ
「で! なんだってんだよその暇つぶしってのは!」

ココノエ
「ラグナ、お前は最近色んな女をとっかえひっかえしていると聞いている」

ラグナ
「してねぇよ!」

ココノエ
「ほう? ノエルにラムダにニューにセリカ、レイチェルも含めて五人。ついでにサヤもか? よくもまぁここまで手込めにしたものだな」

ラグナ
「待てやコラァ! とりあえず真っ先に突っ込んどくがお前の挙げた6人の内4人はほぼ同一人物だろうが!」

ココノエ
「聞いたかテイガー、こいつ三人は認知しないらしい」

ラグナ
「言ってねぇし誤解を生む言い方してんじゃねぇ!」

ココノエ
「貴様がいくら否定しようともその六人が並々ならぬ想いを貴様に抱いているのは確定的に明らか……でだ。お前のような男がモテる理由がまったく分からないんだ、科学的に考えて」

ラグナ
「やっぱ喧嘩売ってんだな!?」

ココノエ
「まぁ最後まで聞け。五人はまぁ分からんでもない、特にニューとラムダはもう遺伝子レベルでベタ惚れだからな。一番解せないのはあのレイチェルだ」

ラグナ
「…………結局なにが言いたいんだ?」

ココノエ
「私は今、本気でやることがなくなって暇だ」

ラグナ
「まぁ、そりゃそうだろうな」

ココノエ
「そして私は、私に理解できないことがあると気になって調べたくなる性質だ」

ラグナ
「…………おい、まさかテメェ……」

ココノエ
「さぁ、ラグナ=ザ=ブラッドエッジ! 私に【恋愛】というものを教えてみろ!」

ラグナ
「知らねぇし最悪の人選じゃねぇか!?」

ココノエ
「そんなことはない。あのレイチェルを……いやそれだけじゃない。兄妹であるところのジンやサヤですら手込めにするほどの百戦錬磨ぶりだ、お前以外の適任はいないな」

テイガー
「本音は?」ヒソッ

ココノエ
「恋愛とか興味はないけどあのレイチェルの悔しがる顔が見たい」ヒソッ

テイガー
「おい、まさか」ヒソヒソ

ココノエ
「クックックッ……」

ラグナ
「意味わかんねぇんだよマジで! 俺だって恋愛なんざしたこともねぇ!」

ココノエ
「自然体でいいんじゃないか? それで落としてきたんだろ?」

ラグナ
「だからテメェ人聞き悪いんだっての! 帰らせてもらう!」

ココノエ
「もし今帰ったらジンと一日同じ部屋に閉じ込める」

ラグナ
「テメェ! 精神的に一番ヤバイやつだからなそれ!」

ココノエ
「なんだ、アズラエルが希望か? なんならテイガーもつけてやるぞ」

ラグナ
「完全に地獄じゃねぇか!」

テイガー
「勘弁してくれ……」

ラグナ
「あーもう分かったよ! 付き合えばいいんだろうが!」

ココノエ
「聞き分けのいい奴は好きだぞ、フフ。さぁ、ラグナ=ザ=ブラッドエッジ、これを見ろ」バサッ

ラグナ
「んだこりゃ……シチュエーションブック?」

ココノエ
「これに書いてあることを実行してみろ。遠慮はいらん、好きにやれ」

ラグナ
「…………チッ、めんどくせぇ…」パラパラ

テイガー
「私は外にいる……」ドスンドスン

ラグナ
「………………おい、ココノエ」

ココノエ
「なんだ?」

ラグナ
「次の休みはいつだ?」

ココノエ
「(始まったのか)休み? そんなもんない」

ラグナ
「……あぁ?」

ココノエ
「休みなんてないと言ったんだ」

ラグナ
「前もそうだったじゃねぇか。いつになったら時間取れんだよ」

ココノエ
「さぁな……なにせ、責任のある仕事だ。私がいないだけで停滞する仕事もあるから仕方が「うるせぇ」ひゃあ!?」ガバッ

ラグナ
「んなこと聞いてんじゃねぇんだよ……お前は、俺といたくねぇのかって聞いてんだ……」ボソボソ

ココノエ
「(!?!!? み、耳元……!!)は、離せ! 何をするんだ!」

ラグナ
「なぁ、俺に飽きたのか? 俺ぁお前と、こうして触れ合ってたいんだ。もう嫌なのかよ? お前は」ギュッ

ココノエ
「うぐぉぉ……!! ま、待てラグナ=ザ=ブラッドエッジ……!」

ラグナ
「ココノエ……俺はお前が、ずっと好きだ……だから、見捨てないでくれ……俺はお前といてぇんだよ……なぁ……」

ココノエ
「……待て、と……ちょ、離れろ……お前なんか、嫌いだ……!」

ラグナ
「ココノエ!」ガバッ

ココノエ
「にゃ!!?」

ラグナ
「なんで……っ! なんでテメェはそうやって……っ!」

ココノエ
「ら、ラグ」

ラグナ
「俺の心をこんなにも揺さぶって、俺がその気になったらすぐ手のひら返しやがる! 俺はこんなにもマジなのによ!」

ココノエ
「そんなつもりじゃ……」

ラグナ
「ならなんで嫌いなんて、んな悲しいこと言うんだよ……俺は冗談でも、テメェからんなこと聞きたくなかったぜ……」

ココノエ
「すまん……」

ラグナ
「いや……お前に迷惑かけてるつーのはわかってんだ……。俺は、テメェと一緒にいちゃダメみたいなんだな……俺がいると、お前の邪魔にしかならねぇ……」

ココノエ
「そんなことは」

ラグナ
「無いって言えるのかよ? お前が近くにいないと、こうやってお前を襲おうとするような男だぞ、俺ぁ」

ココノエ
「…………私は……」

ラグナ
「悪かった。もう、ここで終わりにしよう。お互いのために、よ。……じゃあな、ココノエ」スッ

ココノエ
「待て!」ガバッ

ラグナ
「のあ! ……ココ、ノエ……?」

ココノエ
「馬鹿が……私だって寂しいに決まっているだろう! 毎日毎日仕事漬けだ……お前と会えない日は、地獄のようだったさ…」

ラグナ
「ココノエ……」

ココノエ
「本当は、寂しかったんだ……。だから、たまに会えるときには、本音で接するのが恥ずかしくて……悪かった……」

ラグナ
「ココノエ!」グイッ!

ココノエ
「ラグナ……」

ラグナ
「俺だってぶべらっ!!!!!!」ズドンッ!!!

ココノエ
「ラグナ!?」

レイチェル
「………………」トーントーン

ココノエ
「げぇっ!? レイチェル!?」

レイチェル
「二人で楽しそうね」ニッコリ

ココノエ
「……はっ!? 私が空気に飲まれて……!?」

テイガー
「ココノエ……」

ココノエ
「テイガー! 貴様! 裏切ったな!」

テイガー
「私はきちんと録画をし、ラグナ=ザ=ブラッドエッジがココノエに抱き付いたところまでを送信したぞ」

ココノエ
「……くっ、夢中になりすぎていた……!! 私が、この私が……!!」

レイチェル
「で。大方私からラグナを寝取って私を悔しがらせようとしたかった、とかなのでしょうけど。なにか言うことは?」

ココノエ
「……私のなかにも、まだ女の部分はあったということだな……」

レイチェル
「そう。じゃあ眠りなさい」

バリバリバリバリバリバリ

こういう短編集ってセンスが大事なんだなって
変なものにしかならなくてごめんちい……次はまたラグナレイチェルです
なんかこんなシチュエーションでこのキャラと、とかシチュエーション込みで言ってくれるとほんっとありがたい

レイチェル
「ラグナ、なにか言いたいことはあるかしら」

ラグナ
「ほんなほーはいへひひはいほほはんへはるはへへーはほ!」

レイチェル
「人の言葉も忘れてしまったなんて、本当に可哀相。哀れね」

ラグナ
「へへぇ……!」

レイチェル
「惨めね」ゴソッ

ラグナ
「ぷは……テメェなにしやがる!」

レイチェル
「あなたこそ何をしていたのかしら。ココノエなんかに発情したりして」

ラグナ
「してねぇよ! 書いてある通りにやっただけだ!」

レイチェル
「まあ。あなたは死ねと書かれていたらその通りにするの?」

ラグナ
「しねぇよ! しつこく絡まれるのもめんどくせぇし、あんくらいのことなら言われた通りにやってやろうと思っただけだ!」

レイチェル
「そう」

ラグナ
「……チッ……良いからこの縄、さっさと解けよ」

レイチェル
「嫌よ」

ラグナ
「何がしてぇんだよ!」

レイチェル
「強いて言うなら犬の調教かしら。あそこまで言ったというのにあっちへフラフラこっちへフラフラ……」

ラグナ
「そ、それは……んなこと言われてもよ……」

レイチェル
「……あなたは、頼まれれば誰にでもあんなことをするの?」

ラグナ
「いや、それは……だから、ココノエが面倒だったから……」

レイチェル
「それなら私にもできるわね」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom