永夢「これはサウンドガシャットって言うんです」

飛彩「サウンドガシャット？」

永夢「サウンドロップって見たことないですか？ 真ん中のボタンを押すと色んな音が鳴る雫型のおもちゃなんですけど」

飛彩「…いや、知らないな」

大我「まぁお坊っちゃんは世間知らずだからな」


飛彩「…これより花家大我切除手術を開始する」ﾀﾄﾞﾙｸｴｽﾄ! ﾄﾞﾗｺﾞﾅｲﾄ!ﾊﾝﾀｰ!

大我「ぶっ潰す」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ!ｼﾐｭﾚｰｼｮﾝ!


永夢「あんたら一回ガシャット置け」

永夢「これはそのガシャット版です。これから良くも悪くも僕たちの存在を世間の人達に知っておいて貰わないといけないので、衛生省が開発したもののサンプルが送られてきたんです」


大我「サウンドロップみたいにガシャポンにでもするのか」

永夢「そうなんです。種類は僕たち3人のノーマルが3種と、シークレット1種、あと更にスペシャルシークレットが1種みたいですね」

永夢「まぁ順番に見ていきましょう」

永夢「まずは僕のノーマル」

ガシャット『患者の運命は俺が変える！』

ガシャット『大変身！』

ガシャット『ノーコンティニューでクリアしてやるぜ！』


永夢「この3音ですね」

飛彩「なるほど、研修医を表す特徴的なセリフだ」

大我「ふん、かっこいいじゃねぇか」

飛彩「次は俺だ」

ガシャット『これより、バクスター切除手術を開始する！』

ガシャット『術式レベル2』

ガシャット『お前の存在はノーサンキューだ』


永夢「やっぱりクールでかっこいいですね」

飛彩「俺は俺に出来ることをやるまでだ」

大我「…ふん」

大我「俺のはどんなだ？」


ガシャット『仮面ライダーは俺1人でいい！』

ガシャット『第弐戦術！』

ガシャット『お医者さんごっこなら勝手にやってろ』


永夢「これも大我さんらしいですね」

飛彩「ハッキリ言ってやれ。感じ悪いとな」

大我「無愛想なお前には言われたくねぇなぁ」

永夢「はい先にガシャット没収ー！」

永夢「ん、これ普通のシークレットは大我さんのみたいですよ」


大我「ほぉう、俺を優遇するとは分かってんじゃねぇか」

飛彩「…ﾁｯ」

大我「どれどれ」


ガシャット『ガシャットを寄越せ！』

ガシャット『そのガシャットは俺のもんだ！』

ガシャット『ガシャットは俺がいただく！』


永夢「…」

飛彩「…」

大我「…」


飛彩「反省しろ」

永夢「…えーっと、あとはこのスペシャルシークレットですね！」

永夢「これ名前も完全にシークレットだからなぁ、一体誰のだろう」


ガシャット『ウゥエエヒヒヒィハハハハハハハハハハハハハハハ！！！！』


永夢「…」

飛彩「…」

大我「…」


永夢「これは生産停止の方向で」

飛彩「そうだな」

大我「まず需要がねぇ」

ーﾋﾞｰﾋﾞｰﾋﾞｰﾋﾞｰ


永夢「緊急通報！ 行きましょう！」

飛彩「あぁ！」

大我「しゃあねぇ」





ーーーーーー

パラド「ｴﾝｼﾞｮｰｲwwwｵﾝｶﾞｸﾊﾅﾘﾂﾂﾞｹﾙwww」


永夢「パラド！」


パラド「M、邪魔すんなよ。俺は届けたいんだよ、この胸の鼓動を」


永夢「いくぞ！」ﾏｲﾃｨｱｸｼｮﾝ!ｴｰｯｸｽ!


飛彩「俺に切れないものはない」ﾀﾄﾞﾙｸｴｽﾄ!


大我「今度こそ俺が勝つ」ｶﾞｼｬｯﾄｦﾖｺｾ!


永夢「…」

飛彩「…」

大我「…間違えた…いっそ死にたい」


See you Next game