凛「プロデューサーはどう思う??」
モバP「………おう」
凛「おう、じゃなくて。意見が聞きたいんだけど」
モバP「意見と言われてもな……カウンセリング行く時間作るか??としか……」
凛(クソデカ溜息)「はぁーっ…プロデューサーまで奈緒や加蓮みたいな反応するんだね、困ったものだよ…」
モバP「俺としてはお前が、自分の友人が真っ当な感性を持ち合わせている事を理解してくれない事の方が困るんだけどな?」
モバP「……要するに、乃々みたいな子供を産みたいって事か?? それなら理解出来る」
モバP「いや、勝手に子作りされても困るんだけどな。アイドルだし」
凛「違う違う、それじゃあ乃々とは別人じゃない。相手も居ないし、そんなんじゃないよ」
凛「私は乃々本人を孕みたいの」
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モバP「……そうか…、それはちょっと安心したわ。勝手に引退されても困るしな?」
モバP「でも、お前の言ってる事には依然として不安しか無い訳だが。なにて?? 乃々を孕む??」
凛「うん」
モバP「全く持って意味が解らんわけじゃが……」
凛「やれやれ、じゃあ一から説明するよ、プロデューサーのつるつる脳みそでも正解に辿り着けるようにさ」
モバP「おう、好きにしてくれ。何処に辿り着くかは知らんが」
凛「まず、乃々は可愛いよね、ココまではOK??」
モバP「うむ、何の問題も無いな、オッケーだ」
凛「で、自分のお腹を痛めて産んだ子供は特別可愛いって言うじゃない??」
モバP「うん、俺には一生涯体験する事はないだろうが、良く聞く話だよな」
凛「なら、乃々を私が出産すれば、その愛らしさは乗算されて凄まじい数値までハネ上がると思わない?
これは産むしかないでしょ」
モバP「うーん、其処だな。ソコが全ての歪みだな」
凛「志希に頼んだらさ、乃々を胎児に戻す薬はもう既に作れるんだって」
モバP「マジか、出来るのか。パネェな、しきにゃん」
凛「私も出産に耐えられるように子宮を改造する覚悟は出来てるから、そこも問題ないんだけど…」
モバP「そこまでの覚悟だったのかよ……コレは俺も本腰入れて話聞かにゃマズいな……」
凛「そっちの方も晶葉がどうにかしてくれるように研究を進めてくれているし」
モバP「……ウチの事務所は天才ばっかりで困るなぁ…。少しはアイドル活動の方に本腰入れて欲しいんだけど」
凛「んで、そっちの研究のメドが付き次第、私と乃々の産休と育休が欲しいんだけど。二年ほど」
モバP「話聞けよ……。産休?育休?? …出せる訳無いだろ。
15歳と14歳のアイドルが立て続けに産休取ったら事務所が一発で吹っ飛ぶわ」
凛「そうだね…でも、一回で済めばどうだろうか?
ちゃんと私が乃々を孕むって説明すれば、スキャンダルにもならないだろうし」
モバP「意味わからんし、ある意味男が出来たよりスキャンダルじゃねーか…。一部のファンは何か喜びそうだけど……」
モバP「LGBT問題にも一石を投じそうな気がするし、ダメだダメだ。事務所としては認められん」
凛「えー……じゃあいいよ、勝手に孕むから」
モバP「お前のその絶対に乃々を受胎する鋼の意思は何処から湧くんだ??」
凛「産休も要らないよ。大きなお腹抱えてNaver say neverを歌うよ」
モバP「やめろ」
凛「目を閉じれば抑えきれない 無限大の未来が胎内(そこ)にあるから」
モバP「やめろ」
凛「産んだ後は背中に背負ってアイドル活動するし」
モバP「どこの世界に乳飲み子抱えてアイドル活動するアイドルが居るんだよ…」
凛「ニュージェネレーションズ+0、1だね」
モバP「うるさい、上手くないわ」
凛「これがホントのできたてEvo!Revo!Generation」
モバP「やめろ」
モバP「大体……、この大事な時に二年も休んでどうするんだよ……? シンデレラガールにまでなったお前はともかく、
乃々はこれからが大事なんだぞ…? その辺許可は本人に取ってるのか??」
凛「え、これから聞くけど??」
モバP「おい」
モバP「ダメだろ、それは……。 せめて許可取ってから計画しろよ…」
凛「あはは、変なプロデューサー。私が乃々を孕むんだよ??みんな幸せ。乃々が拒否なんてする訳ないじゃないw」
モバP「うーん、サイコパスかな??」
凛「乃々ならきっと受け入れてくれるよ」
モバP「幾らなんでも同僚に『胎児になって十か月ほど私の胎内に入って』とか言われたら恐怖だと思うんだがなぁ……」
モバP「しかし確かに……。 何時も「むーりぃー…」とか言ってる乃々なら、
強く説得されれば究極の引きこもりとも言える胎内回帰の提案を飲むかもしれない……。何かすげぇ落ち着きそうだし……」
凛「でしょ??」
モバP「だが、それでもプロデューサーとして認める訳にはいかない!
乃々も最近は自信付いて来たのかこの前のイベントではドヤ顔すらする様になったんだ!!引きこもりになんて戻してたまるか!!」
凛「確かにあの表情は最高だった」
モバP「だよな」
モバP「それはそうと……、乃々をお前の胎内に監禁する事は俺が許さん。邪魔するぞ、あらゆる手段を使って」
モバP「俺は腕っぷしも精神力もロクに無いが、人脈だけは有るからな。他のアイドル達を使って相当鬱陶しい事になるぞ??」
凛「うーん……、確かにプロデューサーに邪魔されたら色々と無理が有るかもね…」
モバP「だろ?? だから諦めて……」
凛「でもプロデューサー、考えてみてよ」
モバP「何をだ??」
凛「生まれた瞬間から、赤ちゃんの時からの乃々を見れるんだよ??」
モバP「ほう……」
凛「しかもその時からプロデュース出来るんだよ??赤ちゃんモデルから育ててみない?乃々を」
モバP「……続けて」
凛「可愛いだろうなぁ、4歳くらいの乃々。9歳くらいから事務所でデビューさせる??
乃々のポテンシャルなら最年少でシンデレラガール受賞も夢じゃないよ?」
モバP「夢が広がりんぐ」
凛「私はママって呼んで貰えればいいし、父親役も欲しいし、一緒に乃々をトップアイドルに育てていこうよ。
さあ、想像してご覧? ロリな乃々に『パパ―ッ!』って呼んで貰える毎日を……」
モバP「ウッヒョー!!理想郷!!」
凛「だよね、さあ、探しに行こうか、私達の愛娘を」
モバP「よっしゃー!!まかしとけ!しぶりんの胎内に乃々をシュウウウウッ!!超!エキサイティン!!」
凛「ふふっ、頼もしいね♪」
※※ ※※ ※※
【アンダーザデスク】
輝子「お、おい…親友、説得されちゃったぞ……」
まゆ「まゆが言える立場じゃないですが、プロデューサーさんも静かに狂ってますからねぇ……」
乃々(顔真っ青にしてガタガタと震えている)
輝子「だ、大丈夫だ……ボノノちゃんは私達がま、守るから……」
まゆ「そうですよぉ、最悪まゆが先に乃々ちゃんを孕んで、胎内で護りますからぁ」
輝子「えっ………」
【終】
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