トゥワークダンス

舞風「このトゥワークの動きなら！」くねくねふりふり

野分「ちょっと、スカートが、ああほら捲れちゃう！」

舞風「これでね、攻撃を避けたりし」

野分「えいっ」

野分の指が、腰に対してそこまで動いてない頭にデコピンを見舞う

舞風「いたたたた……」

野分「仮に避けても、腰の高さだけじゃない？却下で」

野分(こんなエッチな踊りだと、気が散っちゃうし、何より戦艦Nさんに襲われかねないよ……)

舞風「こ、こんなのは小技のひとつ、まだまだ↓2なんかもあるもん！」


【次より踊り系の、ゲームや漫画、アニメなどでの技、とします】

舞風「三日月の舞は凄いんだよ！ちょっと、使う場面は限られるけど……実演するから、待っててね」


舞風「ということで、ちょうどお料理中に手を切った翔鶴さんにお越しいただきました」

翔鶴「私って、怪我しやすいのかしら……」

野分「大丈夫ですか？わ、わりとザックリ……」

舞風「大丈夫、翔鶴さん、すぐに治します……この、舞で！」

それは、まるで宙を浮いているように、幻想的で優美な踊り。
野分も翔鶴も自然と目を奪われ、魅入られてしまい

翔鶴「すごい……なんて綺麗なの」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

野分「こんな綺麗な踊りもでき……あれ、翔鶴さん？拍手なんて、手の傷は痛みませんか？」

翔鶴「え、あれ？手の傷が……無い？治ってる？」

舞風「どう？三日月の舞はね、他の人の傷を癒せるの！大怪我でもすぐだよ！」

野分「すごい！こんな魔法みたいなこと、海域上でもできたら、安心して戦えr」

どさっ、ゴン
舞風はその場で危なげにぶっ倒れ、頭を床に打つ嫌な音を立てた
倒れ伏し、ぴくりとも動けないまま舞風が言葉を続ける。

舞風「ただし踊った側の体力というか生命力を瀕死レベルまで消耗する諸刃の剣……」【大破】

野分「そんな危ない技は禁止！ドック空いてる！？」

舞風「ええー……」




翔鶴「野分ちゃん。嫌なことを言うわね。これって、私たち大型の艦が大破したときに踊って、資源を節約させられるんじゃ？」

野分「つまり翔鶴さんたちを治して舞風を大破させては入渠、大破させては入渠させ続ける？」

翔鶴「血も涙もないことを考えると、一番いい使い方はそうなるわ……私からも封印、した方がいいと思うの」

↓2次の技

待つこと1.5時間ほど、舞風の入渠が終わった。

舞風「今度は自爆とか無いから、大丈夫だから」

野分「どうしよう、目の前で傷が一瞬で治ったから凄そうでも、胡散臭い思いも強い」

舞風「今度のはね、アタックタンゴ！自分と、その隣の味方が強くなるの、こう、相手と同じ距離感でいることが大切なんだけど」

野分「えーと、これは演習なんかで試してみないとかな？じゃあ、野分と海に出てみよう」


～海域～
野分「じゃあ、試してみようか」単縦陣

舞風「あの、横並びじゃないと」

野分「えーと、こう？」単縦陣

舞風「だから、横に並んで」

野分「でも、今二人だから……」単縦陣

舞風「あああああっ、強制的に単縦になっちゃうよ！」




嵐「それで、俺たちを呼んだわけだ。まあ、マイが頑張ってるとなりゃ、手伝ってやるさ」

萩風「四人で、単横か複縦陣すればいいのね？」

夕張「録画機材よし、計測器よし、準備はばっちりね」

香取「それでは模擬戦演習、始めましょう」

那珂「那珂ちゃん、教え子の力試しなら、手は抜かないんだから！」

軽巡・練巡三隻と第四駆逐隊の演習が始まるーー

複縦陣

舞風「それワンツー、ワンツー、クラップ、クラップ、クラップ！」

手拍子でリズムを取り、メリハリをつけた動き、そして

舞風「ワンツー、はいっ！」

野分「はいっ！」

リズムに合わせた同時攻撃、機銃による牽制もダンスの動きに合わせやすく、野分は非常によく合わせられる。

野分「なるほど、戦いやすい！」

夕張「均等な感覚の攻撃、避けにくぐわーっ！」
演習弾が夕張を直撃し、思いきり海面を転がる。

那珂「さっすが舞風ちゃん、息はあってる、那珂ちゃんも一緒にノれなかったら、危なかったかも？」
が、武闘派川内型の三女那珂ちゃん、音楽の素養もあって攻めきれず

香取「そこですっ！」

嵐「やべっ、おっ！？」

萩風「嵐っ、反撃を……だめっ」

隊列は組んでいても微妙に相手との距離の差があり、合わせきれず、嵐と萩風も攻めあぐねた。


単横陣
舞風「今度はみんなで合わせてくよ、ワンツー、ワンツー！」

嵐「よし、今だな！」

萩風「それっ！」

野分「ねえ……」


野分「単横で砲戦は、やっぱ厳しいよ」

miss miss 2 miss

香取「踊りに合わせる条件下でも、基本の隊列の意味は変わらないものですね」

夕張「タイミングは揃ってますが、それで得られるメリット以上に単横陣の戦いにくさが出てそうです」

那珂「課題はありだけど、舞風ちゃん、めげずに頑張ろうね！」

効果は見られるも通常艦隊隊列への適正に難あり、対潜での効果、連合艦隊での効果は要検証。

次↓2
トリップとsaga入れました

(KOFとドラゴンズネストそれぞれの技がヒットしましたが、ちゃんと動きの分かる動画が見つかったKOFのものを採用します)
(ただ、ハリケーンダンス単品だとそこまでダンスじゃないので、サリナの戦い方全般に拡大します)

舞風「支援技ばかりじゃダメ、もっと直接戦う感じの方がいいと思う！」

野分「はあ……(努力は凄いけど、方向性が合ってくれたらなぁ)」

舞風「ということで、カポエィラの技法を取り入れた白兵戦！これなら、砲戦や雷撃が得意なみんなとも差別化が図れる！叢雲ちゃんの槍術なんかは、ライバルかもだけど」

野分「ねえ、白兵距離まで近づくこと前提っておかしくない？」

舞風「よっ、ほっ、はっ、どうだぁっ！」

開発失敗ペンギンと綿毛を詰めたサンドバッグを相手に、淀みなく左右の脚が叩きつけられていく。
床に手をつき、手をばねにして跳び蹴りを食らわせたかと思うと、一瞬逆立ちのまま回転して両の脚を連続で見舞う。
まさしく舞うように軽快なステップから、鋭くリーチも徒手空拳の範囲でなら長い、そしてズパン、ズパンと重い打撃音を響かせる威力が見て取れる。
普段から鍛えた身のこなしが活かされた動きで、説得力を感じてしまった。

舞風「そしてこれが、決め技、行くよ！」

サンドバッグを思い切り蹴り上げた。追いかけるように飛び上がる舞風の周りに、舞風の髪色に似た、山吹色の旋風が巻き起こって――

舞風「よっ……どーん！」

空中で捕らえたサンドバッグへヒップアタック、そのまま地面に落ち、叩き潰す！
野分は思わずスタンディングオベーション。しかし

野分「ねえ舞風、これって、海上で使える技かな？海上で逆立ちできたっけ？最後のそれも、そのまま海にざぶーんってなるだけなんじゃあ」

舞風「……り、陸上の相手に使えればいいよね？」

野分「駄目だと思う。少なくとも、カポエィラは」

次↓2

鉄線花の舞というか、君麻呂の舞シリーズは、名前は舞とはいえ自身が踊る技ではないので、申し訳ありませんが対象外とさせていただきます

再安価↓

舞風「……やっぱりダンスは、見てもらうものじゃないかなって」

野分「そこに戻ってきちゃうのか」

舞風「ということで、戦場で踊る仲間を支援する踊り子さんを参考にしてみたの、またちょっと海上に出て、そうだねー」



野分「先に動けばいいんだね、じゃ、やってみるよ」

野分が練習用の的に演習弾を放つ、しっかり命中し、浮きに据えられた的は大きく揺れ動いた

舞風「さ、のわっち、やっちゃって！」

舞風が応援の舞を踊る、すると、僅かの間に砲弾のリロードが完了していて

野分「次を撃てって？よし――それっ！」

もう一つ浮かべてある的にも、野分の放った演習弾が命中する。

舞風「とまあ、リロード含めてすぐ、次の動きができるようになるんだけど、どう？戦艦や空母のみんなにもう一度動いてもらえば強そうだと思うの」

野分「これはさすがに凄いや……でも、弾薬自体は野分が搭載してる分が減るから、考えなしに使うと弾切れするかな」

舞風「まあ、ここぞって時以外は舞風が自分で戦えばいいし」

野分「あとね、舞風に武装を持たせるより、舞風はドラム缶とか輸送関係の道具だけ持っていけばよくならない？」

舞風「うわー、そういう強さはなんか違うよー！」

次↓2