クウェンサー「…あれ?」ヘイヴィア「どこだここ?」ぐだ子「…誰?」 安価あり (128)

スレ建て
もう少し書いてからレスします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1490514434

ぐだ子「聖晶石が溜まったから回そうっと!」

ダヴィンチ「溜まったのではなく課金ry」

ぐだ子「そこ!口を慎んで!これは正当な手段で手に入れた石なんだから良いの!」

ダヴィンチ「はいはい、それじゃ召喚装置に石をセットしてねー」

ぐだ子「はーい!」

ぐだ子「とは言ったものの、この石を無駄にはしたくない」

ぐだ子「…そうだ!」

ぐだ子「この石になんか触媒のようなものでも貼ってみようかな」

ぐだ子「そうすればなんか強い英霊引けるかも!」

ぐだ子「…えーと、確かポケットにあるのは」

ぐだ子「ジークフリートからなぜか貰った竜の鱗と、マシュのドスケベ礼装だけ…」

ぐだ子「…全部混ぜてみよう!」

ダヴィンチ「おーい、こっちの準備は整ったから早く石をセットしてくれたまえー」


ぐだ子「さぁ始めるよ!」

マシュ「了解しましたマスター」

ウィィィィィン……

ぐだ子(レア鯖来いレア鯖来いレア鯖来いレア鯖来いレア鯖来いレア鯖来いレア鯖来いレア鯖来いレア鯖来いレア鯖来いレア鯖来い)

マシュ(先輩ってばあんなに執念深く…人理を救うためなら強い仲間が欲しい、その心意気です先輩)

ダヴィンチ(これが課金の重みか…)



シュゥゥゥゥ!!

ぐだ子「え!?マジで金鯖!? しかも…このクラスは……」

マシュ「アヴェンジャーですよ先輩!!」

ぐだ子「マジで!?ピックアップでもないのに!? 」

マシュ「英霊現界します!」

>>1
急いでたから説明し忘れましたが、ヘヴィーオブジェクトとfgo のクロスssです




マシュ「先輩、英霊召喚成功おめでとうございます!」

ぐだ子「やったー!さーて誰が来たのかな?」

クウェンサー「イテテテ…何だよ急に」

ヘイヴィア「…おい言いたいことはあるが王子さま、良い加減俺の上から退いてくれよ」

クウェンサー「あぁ悪い、って言うか何なのこれ?」

ヘイヴィア「知るか、声に呼び掛けられたと思ったら急に引っ張られたんだから俺も知りてぇよ」

クウェンサー「と言うか、なんか戦場で汚れていた服が新しくなってるような」

ヘイヴィア「て言うか…あんたら誰?」

ぐだ子「えぇと、私はぐだ子。ここカルデアで人理修復の旅をしている人類最後のマスターだよ」

マシュ「私はその人類最後のマスターである先輩のサーヴァントもやってるマシュ・キリエライトです」

クウェンサー「……うん?」

クウェンサー「人類最後のマスター?人理修復?サーヴァント?」

ヘイヴィア「一体なんだそりゃ?」

ぐだ子「へ?」


マシュ「サーヴァントなのに魔術的用語を知らない?」

クウェンサー「勘弁してくれよ、そんなオカルト信じられるかよ」

マシュ「…聖杯戦争はご存知ですか?」

ヘイヴィア「んだよその2000年代の映画タイトルで流行ってそうな単語」


ぐだ子「……マシュ」

マシュ「先輩、この2人は一体…」

ヘイヴィア「て言うかここ本当にどこだよ!?」

クウェンサー「俺たちは今度は何に巻き込まれたんだよ!?」



クウェンサー「…オーケー、話を整理すると」

クウェンサー「ここは2016年のカルデアって場所で、カルデアスという地球の…過去や未来が分かるモンで世界が焼失してるのを確認したのでタイムマシンで過去の歴史の変化、特異点とやらを修復する」

ぐだ子「大体そんな感じ」

クウェンサー「んで人類の未来を取り戻すためにぐだ子さんはマスターになって、サーヴァントという強力な使い魔と何人も契約して、魔人柱や敵サーヴァントを倒す…」

クウェンサー「こんな感じで良いですか?」

マシュ「はい、大体は合ってます」

ヘイヴィア「……信じられねー」

ヘイヴィア「魔術とか時間旅行が普通にある世界なんて俺たちは聞いたことないぞ」

クウェンサー「確かに、21世紀にそんな物があるならオブジェクト以上の物も作れるしね」

クウェンサー「しかも俺たちがそのサーヴァントとして呼ばれるとか…」

ヘイヴィア「こりゃアレか、オブジェクト破壊が英雄として及第点だったって事か」

ヘイヴィア「そんで、敵なんてオブジェクトすら軽々と超える以上の相手ときた」

クウェンサー「人類焼却事件とか、オブジェクトとは違った脅威だしね。俺でも未だに実感湧かないな」

マシュ(オブジェクト?)

ぐだ子「あのー、それで貴方達は一体誰なの?」


クウェンサー「あぁ紹介が遅れた。俺の名はクウェンサー、クウェンサー=バーボタージュ、ただの戦地派遣留学の学生さ」

ヘイヴィア「俺はヘイヴィア=ウィンチェル、正統王国軍の上等兵だ」

クウェンサー「詳しい事情はまだよく分かんないけど、人類の危機とあっては俺達も黙ってるわけにはいかない」

ヘイヴィア「まぁ呼ばれた以上は必要だって事だろうし、それ相応の働きをするぜ」


ぐだ子「うん、まだよく分からないけどよろしくね!」

安価
ヘイヴィアとクウェンサーのステータス
筋力 >>12
耐久 >>13
敏捷 >>14
魔翌力 >>15
幸運 >>16
宝具 >>17

D+

D

B+

E

A++

A+

ヘイヴィア&クウェンサー
クラス:アヴェンジャー
筋力 D+
耐久 D
敏捷 B+
魔翌力 E
幸運A++
宝具A+

保有スキルはのち安価

ヘイヴィア「へー、カルデアって結構綺麗だな」

クウェンサー「まぁ21世紀の最先端っぽいしね…っと、ここが俺達の部屋っぽいな」

ヘイヴィア「うわ…テメェと相部屋かよ」

クウェンサー「うるさいなぁ……ってここもう既に2人先住者がいるな」

ヘイヴィア「なんて名前のやつよ?」

クウェンサー「えーと…エミヤとエルキドゥって人」

ヘイヴィア「聞いた事ない名前だな、英雄ってモンだからてっきり歴史書に載ってる有名人がいると思ったのに、さっきのダヴィンチちゃんってのとかさ」

ヘイヴィア「っていうかなんでモナリザなの?」

クウェンサー「…英雄って性別まで変わるらしいよ」

ヘイヴィア「サーヴァントってもうわけワカンねぇな」

コンコン

クウェンサー「えーと、失礼しまーす」

クウェンサー「今日からこのカルデアに配属…召喚されたクウェンサー=バーボタージュです」

ヘイヴィア「同じく、ヘイヴィア=ウィンチェルだ」

クウェンサー「よろしくお願いし…」

エルキドゥ「あぁよろしく、僕はエルキドゥ。狭い部屋だけど仲良くやろうね」

クウェンサー「あ、あぁよろしく…」

クウェンサー(やばい、まさか女性と相部屋だとは…)

ヘイヴィア(いやよく見りゃ僕って言ってたぞ、こう見えて実は男とかってオチだろ!)

クウェンサー(いやでもあの長髪と整った顔立ちはどう見ても女だって)

ヘイヴィア(オイオイ、お前がそう言う時は必ず地雷だろうが)

エルキドゥ「?なんだかよくわからないけど、共に戦う仲間として歓迎するよ」

ガチャ

エミヤ「失礼エルキドゥ、この部屋に英霊なのかわからない者が来ると言う話をマスターから」

エミヤ「なんだ、もう来ていたのか」

クウェンサー「あ、どうも」

ヘイヴィア「あんたは…」

エミヤ「エルキドゥと同じくこの相部屋に住んでるエミヤだ」

クウェンサー「俺はクウェンサー=バーボタージュだ、よろしく」

ヘイヴィア「俺は相棒のヘイヴィア=ウィンチェル 」

エミヤ「クウェンサー? ヘイヴィア?…ふむ、聞いたことのない英名だ」

ヘイヴィア(エミヤって名前も聞いたことないけどな…)

エミヤ「まぁいい、無銘の私と違って英雄には違いないしさしたる問題ではない」

エルキドゥ「そういえば二人のクラスはなんだい?」

クウェンサー「く、クラス?」

エルキドゥ「所属部隊の階級の事か?」

エミヤ「何を言っている、サーヴァントとして召喚に応じたのならその力に見合う座があるはずだ」

クウェンサー「って言われても…俺たちなんでここに来たのか分からないし」

エルキドゥ「サーヴァントとして現界したのに?」

ヘイヴィア「気づいたらここに来てたんだよ」

エミヤ「ふむ…おかしな話だ」


エルキドゥ「まぁ別にそんなのは後ででいいかな、っと、僕はそろそろギルと会話してくるからこれで」

エミヤ「英雄王ならカルデアのロビーで子供達と遊んでいるぞ」

エルキドゥ「ナーサリーとジャックかな?アメリカの特異点で召喚されてからいつもあんな感じだね」

エミヤ「ふん、あの英雄王が子供相手に遊ぶ姿もまた新鮮で良いものだと私は思うが」

エルキドゥ「僕とギルの方が仲がいいから、それじゃ僕はギルに会いに行くよ」

エミヤ「あぁ」

エルキドゥ「それじゃね新人さん」

クウェンサー「あ、はい」

ヘイヴィア「おう」

明日書きます

エミヤ「さて、話を戻すが…」

エミヤ「クラスが分からない君たちはおそらくデミ・サーヴァントかもしれない」

クウェンサー「デミ・サーヴァント?」

エミヤ「あぁ、デミサーヴァントと言うのは英霊が人間に憑依して現界する事だ。君たちに英霊としての素質が無くても、何処かの英雄が君たちを見込んで憑依し、サーヴァントとしてこのカルデアに召喚されたと言う事だ」

クウェンサー「へー、そんな事があるんだー」

ヘイヴィア「ヤベェ、頭痛くなってきたな…」

ヘイヴィア「そんじゃ俺たちはその英雄に目をつけられてここに呼ばれたってことかい!」

エミヤ「そうなる」

ヘイヴィア「何で俺たちなんて選んだんだよちくしょー!」

クウェンサー「まぁまぁ落ち着きなよヘイヴィア、よく考えてみろよ」

クウェンサー「今の俺たちは強いってことだぜ」

ヘイヴィア「はぁ!? 」

クウェンサー「いやさ、これって要は強いヒーローを呼び出すってことだろう? ってことは俺たちは今スッゲェ強いってことじゃん」

ヘイヴィア「…まぁ、確かにそうだが…そんなに変わったようには思えねーぞ」

クウェンサー「人類の危機だし、いざとなったら秘められた力が解放されるオチ…」

ヘイヴィア「…その前に消されちまうんじゃねーか?」

クウェンサー「うん、人理とか滅ぼす敵の前で絶対何かヘマやらかしそう…」

ヘイヴィア「もうそれ定番になってるよな」

エミヤ(ふむ…この2人のクラス気になるな)


エミヤ「よし、では少しテストしよう」

クウェンサー「テスト?」

エミヤ「あぁ、実戦の前にまずは自身の力を確かめるんだ。そうすれば君たちのクラスもわかるだろう」

ヘイヴィア「へーテストか、何やるんだ?」

エミヤ「なに、少し骨と鬼ごっこを」

ヘイヴィア&クウェンサー「骨?」



カルデア仮想訓練所

ヘイヴィア「おいクウェンサー!大丈夫か!」

クウェンサー「へ、ヘイヴィアこそ傷は大丈夫か!?」

ヘイヴィア「いや、傷もそうだが何だか体が気だるくてよ…」

クウェンサー「わぁぁぁ!ヘイヴィア少し消えかかってるよ!?」

ヘイヴィア「は?何バカ言って……」

ヘイヴィア「うおぉぉぉぉ!?俺の肩から金粉みたいなのが舞い上がっていく!!!」

クウェンサー「わぁぁぁぁぁぁぁ俺も消えかかってる!?」

ガチャ

クウェンサー「あ」

ヘイヴィア「げ」

剣骨「」

弓骨「」

ヘイヴィア「ちょ」

クウェンサー「ま」

ザシュ




エミヤ「…ふむ、テストの結果を見ると信じられないが君たちは『アヴェンジャー』のクラスのようだな」

エミヤ「それにしても…」

クウェンサー「おい」

ヘイヴィア「何だあの骨の兵士は」

エミヤ「そのままの意味で骨の兵士だが」

クウェンサー「ちげーよ!!そんな事わかってんだよ!!」

ヘイヴィア「あんなもん相手に勝てるかと言ってんだよ!!」

エミヤ「アヴェンジャーのクラスなのに一体も倒せずに霊基消滅とは…最弱英霊よりも弱いのか君たちは」

「呼んだか?」

クウェンサー「銃が効かないとは思わないよ!」

ヘイヴィア「だいたい骨なんてどうやって倒すんだよ!!」

エミヤ「普通に倒せるが…まぁいい、テストは散々だったが調子の方はどうだ?」

クウェンサー「消滅するとき巨乳のお姉さんを抱きたいと思った」

ヘイヴィア「あ、俺も」

エミヤ「そんなのは聞いてないから、戦った時に感じた事を私は聞いてるんだ」

クウェンサー「えーと、少しだけなんだけど…なんか時間が経つにつれて少しずつ力が溜まっていく感じが…本当に少しだけした」

ヘイヴィア「俺も…なんかすげぇ溜まったら何か出せそうな感じはした」


エミヤ「そう、それだ」

エミヤ「恐らく君たちが感じたのは『宝具』発動の魔翌力だ」

クウェンサー「宝具?」

ヘイヴィア「んだよそれ」

エミヤ「宝具とは英霊一人一人が持つ生前の象徴が具現化したものだ。英霊一人の伝説が武器ととなったと言えば分かりやすいか」

ヘイヴィア「それを使うとどうなるんだ?」

エミヤ「宝具は場合によっては形勢を逆転させる奇跡を起こすことが出来る。サーヴァントそれぞれだが様々な窮地を脱する宝具を持っている」

ヘイヴィア「だったらそれで人理焼却の黒幕倒せるんじゃねーの?」

エミヤ「それが出来ないからマスター達は旅をしている」

ヘイヴィア「…ま、そうだよな」

ヘイヴィア「でも、今のような仮想の敵もその宝具で蹴散らせるってことだろ?

エミヤ「その通りだ、敵によって相性があるが…君たちの場合はその心配はなさそうだな、アヴェンジャーの天敵は今の所は『バーサーカ』と思っていた方がいい」

クウェンサー「バーサーカー…嫌な予感がするんだけど…」

エミヤ「しかし、宝具に頼り過ぎてはいけない。いまのように魔翌力が溜まるまでに倒されるかもしれないからだ」

クウェンサー「…つまり、一発逆転の博打みたいなものか?」

エミヤ「使うのは君たち次第だが、タイミングと場面に気をつけることだ。マスターがもしも敵に殺されればそこで人類の終わりは確定される」

クウェンサー「俺たちは今のような敵と戦いながらあの娘を守るってことか」

ヘイヴィア「まー、ナイト様ならそれぐらい楽勝だろ。今まで何人もの女の子助けたか俺でも分かんねーし」

クウェンサー「は?俺は別にフローレイティアさんやお姫様のためにやってきただけだし」

ヘイヴィア「は、どうだかね」

クウェンサー「…なんだよその含みのある言い方」

ヘイヴィア「別に、ただテメェがあの娘のために頑張るってんなら俺も頑張らないといけないなって思っただけだよ」


エミヤ「…さて、宝具についてだが」

エミヤ「これを持ってもう一度仮想訓練を受けてみたまえ」

ヘイヴィア「なんだこの紙切れ?」

クウェンサー「なんかおっさんが写って…」

エミヤ「それは概念礼装、カルデアの召喚装置から時折出てくる魔術師や英雄の持つ概念を抽出したものだ」

エミヤ「最上位礼装カレイドスコープ、それを持つだけで魔翌力がグンっと上がるはずだ」

クウェンサー「本当かよ」

ヘイヴィア「えぇ、ってか俺はまだ魔法とか全然分かんねーんだけど。まだレーダー分析とかオブジェクトとかの方が分んだけど」

エミヤ「つべこべ言わずに、さっさと行け」


エミヤ「では装置の方頼む」

p「はい…」

p「再テスト…スタートします」


クウェンサー「おぉ!なんかすっげえ力が湧く感じがする!」

ヘイヴィア「おぉ、俺もだ…!」

クウェンサー「へー、これが概念礼装の力ってやつかー」

ヘイヴィア「これさえあれば今度は余裕だな!」

ヘイヴィア「クソクソクソクソ!!!」

ダダダダダダダダダダッ!!!

クウェンサー「おいヘイヴィア! いくらアサルトライフルの銃弾が尽きないからって撃ちすぎ!!これだけで魔翌力消耗してるって絶対!!」

ヘイヴィア「テメェこそさっきから爆弾を起爆させる度に魔翌力がごっそり減ってる気がするぞ!!」

クウェンサー「それでも骨ども倒してるのは俺だろ!」

ヘイヴィア「さっきから果敢に弾をぶっ放して骨ども倒してる俺に決まってんだろ!」

クウェンサー「なにを!!」

ヘイヴィア「やるってのか!!」

骨剣「」ブン

ヘイヴィア「おっと!!」

クウェンサー「うわっ!」

ヘイヴィア「と、とりあえず一旦退くぞ!」

クウェンサー「同じく!!」


クウェンサー「…そろそろじゃないか」

ヘイヴィア「そうだな、もう力が溢れ出してしょうがねぇっ!」

クウェンサー「それじゃやるぞ!」

ヘイヴィア「おう!」

骨剣「?」

骨弓「?」

クウェンサー「喰らえ!」

ヘイヴィア「俺たちの宝具!!」

骨弓「…」

骨剣「…」

クウェンサー「……」

ヘイヴィア「……」

骨剣「…?」

骨弓「??」

クウェンサー「…俺たちの宝具って…」

ヘイヴィア「…どう出せばいいんだよ…」

骨剣「」ブン

骨弓「」ビュン

ザク

エミヤ「…まぁそのなんだ」

エミヤ「実戦になったらマスターを守るために自然と宝具が出るかもしれない、レイシフトするまでの間このカルデアで他の英霊達と仲を縮めることをお勧めするよ」

クウェンサー「…ご忠告どうも」

ヘイヴィア「…そうさせてもらうわ」

午後から続きと安価投げます



クウェンサー「まぁ宝具が使えなかったのは少し残念だったけど、この体は結構スペック高いぞ」

ヘイヴィア「あぁ、さっきも弾の心配せずに撃ちまくれたしな!…全然効いてなかったけど」

クウェンサー「少しだけ足も速くなってるし、力も少し…」

ヘイヴィア「…なんかいつもと同じじゃね?」

クウェンサー「他の人よりもスペックは低いらしいし、さっきの敵を倒せないのも俺たちが初めてだってさ」

ヘイヴィア「気が滅入るどころかこれからの苦労が目に見える…」

クウェンサー「まぁ、何とかなるでしょ。あのマスターの女の子の采配も確からしいし、今まで多くの大戦を切り抜けてきたって聞いたし」

ヘイヴィア「さっさと終わらせて正統王国に戻りたいぜ」

クウェンサー「お姫様の事もあるし」

ヘイヴィア「ははは、今頃お姫様もナイトがいなくて寂しがってるだろうよ」

クウェンサー「それもあるけど、俺はオブジェクト技師として出世コースを完遂したいの」

ヘイヴィア「へいへい」

クウェンサー「何だよその顔」

ヘイヴィア「さぁね、自分の胸にでも聞いてろよ」

「…胸?」

クウェンサー「おいヘイヴィアそれはどういう」

アルテラ「おいそこのお前達、胸について話していたようだが私の悪口ではないだろうな」

クウェンサー(背後から急に話しかけてきた女性の声!)

ヘイヴィア(しかも露骨に胸で怒ってる!!)

クウェンサー(言葉に波はないけど、なぜか含みのある言い方だし!)

ヘイヴィア&クウェンサー(…謝っておくか)

クウェンサー「いやいや違うよ!まさか貧乳の人がいるとは思っても…」

ヘイヴィア「おっと胸で怒ってるのならそいつは違うぜ姉ちゃん、俺たちは胸の話はしてない…」

クウェンサー「……」

ヘイヴィア「……」

アルテラ「どうしたお前達、それに見ない顔だがここの職員とやらか?」

クウェンサー「…えーと、そこのお姉さん」

ヘイヴィア「その格好は何でしょう?」

アルテラ「何って…ただの服だが?」

クウェンサー「いやー…」

ヘイヴィア「確かに胸元は無いから色気はないけど…なんていうか破廉恥じゃね?」

アルテラ「破廉恥?知らない言葉だが確かにこの格好で歩くとお前達のような顔をする者が幾人もいる」

クウェンサー「まぁなんだ、あんたもサーヴァントってヤツなら少しはその格好気をつけなよ」

クウェンサー「それで体調を崩したらマスターの為にもならないんだし」

アルテラ「ふむ、サーヴァント…破壊の化身たる私が体調を崩すことはないがそうか、確かにそう言われるとそう思う」

アルテラ「お前の忠告、聞いといてやる」

クウェンサー「そうしてもらえると助かる」

アルテラ「それでは私はお前の忠告通り少しだけ文明を受け入れてくる」

クウェンサー「あぁじゃーなー!」


ヘイヴィア「…何とかラッキースケは回避したか」

クウェンサー「あんな格好日頃からして、誰かあの子に注意とかしないのか?」

ヘイヴィア「ここの連中に常識が通じるとは思えないけどな…つーかあの姉ちゃん『破壊の化身』とか言ってなかったか?」

クウェンサー「そういったキャラを作ってるんだろ、英雄は全員人間だし」

ヘイヴィア「その定義合ってんのかよ…」


クウェンサー「名前聞き忘れたけど…また会えると思うしいいか」

ヘイヴィア「そうだな」


このあと二人が出会うサーヴァント
安価 >>40
※キャメロットに出てくるサーヴァント以外で

エジソンとテスラ

エジソン「直流こそ人々に光を与えるものだこの分からず屋め!」

テスラ「馬鹿者!交流こそ画期的なシステムだ!」

エジソン「なんだと!!」

テスラ「やるか!!」

クウェンサー「道の真ん中で…に、二足歩行のライオンと高身長のイケメンが取っ組み合って喧嘩してる…」

ヘイヴィア「おい、あれに関わるのはやめようぜ…」

ヘイヴィア「片方は人間だけど…片方はライオンだぜ」

クウェンサー「あ、あぁそうしよう…あんな英雄がいるなんて話も聞いたことないしな…」

ヘイヴィア「あっちから回り道して…」

エジソン「うぉぉぉお!!このバカ私の毛を掴むな毟れてしまう!!」

テスラ「そっちこそ私の体に体毛を付けるな汚らしい!!」

エジソン「言ったなテスラァ!このヘッポコが!」

テスラ「うるさいお調子者のエジソン!」

ヘイヴィア「うーわー、あのライオンまさか…」

ヘイヴィア「あれ?クウェンサーどこ行くんだおいそっち行くなバカ!」

クウェンサー「あ、あのー」

テスラ「む?」

エジソン「誰だね君は?」

クウェンサー「お二人はもしかして…トーマス、エジソンさんとニコラ・テスラさんでしょうか?」

テスラ「如何にも、私が近代の雷神ニコラ・テスラだ」

エジソン「世紀の大発明をしたエジソンとは私のことだ」

クウェンサー「うわまじかよ! まさか天才発明家の2人に出会えるなんて!!」

クウェンサー「俺クウェンサー=バーボタージュって言います!お二人の逸話は小さい頃から聞いてます!」

テスラ「ふむ、私のファンか」

エジソン「え、私のファンの違いだろ?」

クウェンサー「どっちもファンです!」

エジソン「でも1番は私のはずだ」

テスラ「自惚れるなよ凡才、私の方が凄い」

エジソン「私だ」

テスラ「私の方が凄い」

エジソン「やるか!」

テスラ「叩きのめしてやる!」

クウェンサー「うわーまさか世紀の発明家が英霊でここに来てるなんて…夢のようだ」

ヘイヴィア(…俺は関わらないでおこう)



テスラ「交流」

ドカ

エジソン「直流が一番」

バキ

クウェンサー「ちょっと二人ともやめて下さい!」

エジソン「しょ、少年よ止めるな!これは私の偉業を理解できない分からず屋に理解させているのだ」

テスラ「奇遇だなエジソン!とても不愉快だが私も同じ考えをしている!」

エジソン「何だと!!直流!」

ドカ

テスラ「ぐはっ…!交流!!」

バコ

ヘイヴィア「あー、また殴り合い始まったな…」

クウェンサー「どちらも当時の発明では画期的で優劣つけ難いんだけどな…」

ヘイヴィア「つーかなんでエジソンはライオンなの?」

クウェンサー「…聞いてみる?」

ヘイヴィア「いやさすがにあの喧嘩に入り込んで聞きたくねぇ…」

クウェンサー「まぁ、入ったら巻き添えの1発で倒されそうだし……」

次出会う人
>>47

アン・ボニー&メアリー・リード(水着)

クウェンサー「あの二人はあんなに仲悪かったんだなー」

ヘイヴィア「よく知らねーけど、生前の因縁であそこまで殴り合いができるとか、本質は似てるんじゃねーか?」

クウェンサー「そうかもねー、もう少しお話ししたかったんだけどな俺」

ヘイヴィア「まぁ機会はあるしいつでも会話できるだろ」

アン(水着)「あら?あなた達新人さん?」

メアリー(水着)「さっきマスターが言ってたカルデア初のアヴェンジャーだったけ?」

クウェンサー「あー、どうも…」

クウェンサー(目の前から水着の女の子が歩いて来た…)

ヘイヴィア「あー……挨拶もしたいんだけど、その格好は何?」

メアリー「何って水着だけど?」

クウェンサー(ダメだ!!このカルデアには痴女しかいないっぽい!!)

ヘイヴィア(ここで常識ある女はぐだ子とマシュしかいないんじゃねーか!?)

アン「うふふ、もしかして私たちに見惚れちゃいましたか?」

ヘイヴィア「いや見惚れるだろ、こんな美人の姉ちゃんが水着着て施設を歩いてたら」

クウェンサー「右に同じく」

アン「あらあら、マスター以外の視線も奪っちゃうんですね」

アン「メアリーは」

クウェンサー「…ん?」

ヘイヴィア「いや俺はストンよりはボインの方…」

バン

ヘイヴィア「」

アン「もう新人さんったら!それがメアリーの良いところでしょうが!」


クウェンサー(…俺は今振り返ることができない)

クウェンサー(なぜならデカい方がマスケット銃でヘイヴィアの頭を撃ち抜いたからだ)

クウェンサー(ヘイヴィアの安否を確かめたいけど…)

アン「さて、あなたもメアリーの方が良いでしょう?」

クウェンサー(し、視線を逸らしたら殺られる!!)

クウェンサー「はい!可憐でセクシーだと思います!!」

アン「うふふ、よろしいわ!」

アン「さてメアリー、もうすぐ先発メンバーが発表される頃だと思うから行きましょ」

メアリー「あ、うんわかった」

メアリー「…そこの新人、そこに転がってる死体ならダヴィンチの元に持っていけば直してもらえるよう」

クウェンサー「え、これ治んの!?」

メアリー「僕らは英霊だからね、マスターと契約を結べば、消滅しても霊基が残ってあればカルデアで復活はできる」

メアリー「それじゃ、また後でね」

クウェンサー「あ、あぁありがとう!」

クウェンサー「…でもダヴィンチがいる場所ってどこ?」

ヘイヴィア「」

クウェンサー「これ放置しようかな?」

ヘイヴィア「…う、うぅ…」

クウェンサー「!?あれ生き返った!?」

ヘイヴィア「な、なんか今、川と花畑が見えたんだが……」

ヘイヴィア「ってあれ? 俺なんで床に倒れてんだ?」

ヘイヴィア「確かボインとストンと言って…」

ヘイヴィア「…俺もしかして殺された?」

クウェンサー「…殺されたな」

ヘイヴィア「え、じゃあなんで生き返れたの!?」

クウェンサー「俺が聞きたいわ!!」


クラススキル
自己回復

深夜書きます

クウェンサー「よかったな生き返れて」


ヘイヴィア「いや、喜んで良いのか分からねえんだけど…」


ヘイヴィア「なんで生き返れたのかすっげぇ疑問だけど…とりあえずは保留しとくか」


クウェンサー「そうだな」


ヘイヴィア「にしてもあの女どもなんだよ…水着でしかも躊躇なく頭撃ち抜くとか」


クウェンサー「危険なのは大きい方だと思うけど…小さい方も日常的な言い方してたからどっちも気をつけたほうが良いかな」


ヘイヴィア「今更思うが、マスターってのはあんなの従えてるのか?」


クウェンサー「まぁ時代が違う英雄ってやつだし、時代錯誤的な意味もあるんだろ。こっちだって人命よりもオブジェクトを優先したりする連中がたくさんいるんだし」


ヘイヴィア「はっ、時代は違えど命の重さが軽いのは同じってか」


クウェンサー「俺たちだってこう見えて人殺してるし」


ヘイヴィア「戦争で敵に情けを見せたら俺たちがやられちまうからな」


クウェンサー「…ん?ならオブジェクトで戦果を出しているエリートの連中が英雄で呼ばれたりするんじゃないか?」


ヘイヴィア「おいバカ!そんなこと言うと何十万トンのオブジェクトがこのカルデアに来ちまうだろ!!」


クウェンサー「ご、ごめんごめん!そんな定義ならと思ってさ」


ヘイヴィア「ったく…」

クウェンサー「ここは…食堂か?」

ヘイヴィア「そうみたいだね」

食堂にいる英霊
※キャメロット以外
安価 >>56

クウェンサー「へー、食堂なのに結構綺麗だね」

ヘイヴィア「軍隊と違って清潔感あるな」

ブーディカ「お!夕食前なのにもう人が来てるね」

ブーディカ「ってあれ?カルデアの職員じゃないね君たち、もしかして新しいサーヴァント?」

ヘイヴィア(厨房から美人の姉ちゃんが顔出してきた)

クウェンサー「あぁ俺たちさっき来たばかりで少し施設内を探検しているんだ」

ブーディカ「そーなんだ!新人の英霊さんなら歓迎しないといけないね!」

クウェンサー「いやいやそこまでしなくても」

ブーディカ「良いって良いって!もうすぐご飯できるから少し味見してってよ!」

ヘイヴィア「あんたもサーヴァントなのか?」

ブーディカ「あーそうだけど名前は…あー焦げちゃうから席に座って待ってて!」


ヘイヴィア「お、おう」

ヘイヴィア(この姉ちゃんはさっきのとは違ってまともだな…)

クウェンサー(よかった、女性の英雄は全員変人で痴女なんだとばかり思ってた…)

クウェンサー「美人で料理もできる…ちょっと良いな」

ヘイヴィア「俺たちの周りにいる女は全員家庭的じゃねーから変に眩しく感じちまう」


ブーディカ「お待たせ!トマトをふんだんに使ったパスタだよ!」

ヘイヴィア「…」

クウェンサー「…」

ブーディカ「どーしたの?」再臨前

クウェンサー「…その、下は?」

ヘイヴィア「ズボンとかスカートとか履かないの?」

ブーディカ「あ、これ?」

ブーディカ「サーヴァントで呼ばれた時の姿のまんまなんだけど…私ずっとカルデアでバックアップ要員だったから『もうこれで良いかなー』って思って」

ブーディカ「もちろん動きやすさ重視だよ!サーヴァントで呼ばれたから料理の際に出来る大抵の怪我や火傷なんかは魔翌力で回復できるし、服が汚れずに済むからね!」

クウェンサー「…なるほど、効率重視なんですか」

ヘイヴィア「確かにサーヴァントなら傷治るもんな…」

ブーディカ「ほらほらそんなのより料理に集中!冷めないうちに召し上がれ!」

クウェンサー「それじゃお言葉に甘えて、いただきます」


クウェンサー「…美味かった…」

ヘイヴィア「あぁ、とんでもなく美味かった…」

クウェンサー「しかもアイルランドの英雄、ブーディカとか」

ヘイヴィア「本で何回か見たことあるガチモンの英雄でビビったわ、まさかアレでバックアップ要員とか、前衛にいる英雄はどんな奴らなんだよ」

クウェンサー「まぁ俺たちみたいなのは後衛だろうし、前衛になんかあった時に前に出されるんだろ」

ヘイヴィア「強い英霊が全滅して戦線に出される場面とか絶対に来てほしくはないな」

クウェンサー「まぁね、でも5個も特異点ってのを修正してんだし、そんな事態は殆どないんじゃないかな?」

クウェンサー「とりあえず一通り見たし一旦戻るか」

ヘイヴィア「他にも見るもんもあるだろうけどそうだな」

エミヤ「あぁ、やっと見つけた」

クウェンサー「あ、エミヤさん」

ヘイヴィア「俺たちのこと探してたんすか?」

エミヤ「マスターからの命令でな。君たちを呼ぶように言われて探していたのさ」

ヘイヴィア「あの子が俺たちを?」

クウェンサー「一体何のようで俺たちを?」

エミヤ「つい先ほど第六特異点が見つかり、マスターがレイシフトする前準備を整えている」

クウェンサー「特異点…」

ヘイヴィア「人理ってやつの乱れか…でも、それだとしたらどうして俺らを呼ぶんだ?レイシフトで一度に行けるサーヴァントって6騎までだって話だろ。出発式でもやるのか?」

エミヤ「何を言う、今回のレイシフト同行に君たちが選ばれたということだ」

クウェンサー「……はい?」

エミヤ「私としてはまだ力の使い方がなっていない君たちを行かせるのは納得しないが、あのマスターの言うことだから何か考えがあって言っているのかもしれない…」

ヘイヴィア「いやそりゃそうだろ!!俺たちまだ自分の宝具すら使えないんだぞ!?」

クウェンサー「まずい!!早く直談判しなくちゃ俺たち前線に送られる!!」

ヘイヴィア「マスターのところに早く行かねーと!!」

エミヤ「そうだな、では私に着いてきたまえ」



ぐだ子「エルサレムかーどんな所なんだろう」

マシュ「先輩、もうすぐ出発ですよ」

ぐだ子「はーい、それじゃみんな集まってるかな?」

同行する5騎
お話に必要なのでマシュとダヴィンチちゃんは数えないものとします
≫67 ~ ≫71

賢かわいい後輩BBちゃんは無しで安価ずらします。
黒ひげ
エミヤ(弓)
邪ンヌ
宮本武蔵
エウリュアレ


黒ひげ「デュフフ、拙者今回のレイシフトとても楽しみでござる」

黒ひげ「特にこのメンツとか最高…ジュルリ」

エウリュアレ「本当にこいつ連れて行く気?正気なのかしらあなた」

宮本武蔵「まーいないよりは良いんじゃないかな?こいつこの前の戦いで盾になって
先に退場したし、今回もいい盾になるでしょ」

邪ンヌ「ちょっとこっち来ないでくれる?変な匂いが移る」

黒ひげ「嫌われすぎンゴ」

マシュ「先輩、このメンバーで本当に大丈夫でしょか?それに新しくこちらに来た2人を連れて行くのもどうかと……」

ぐだ子「うーん、そうなんだけど、あの2人が来てからすぐに特異点が見つかったし、なんか縁があるかもって思ってさ」

マシュ「縁ですか?」

ぐだ子「うん、変な話みたいだけど」

マシュ「先輩がそう感じるのなら、きっとそうなのでしょう。私は先輩のその直感に従います」

ぐだ子「ありがとうマシュ!」

マシュ「それにこのメンバーならあの2人をサポートしても支障はないですね」

エミヤ「マスター、2人を連れて来たぞ」

ぐだ子「あ、ありがとうエミヤ!」

クウェンサー「なぁマスター…俺たち弱いからレイシフトに同行できないんだけど」

ヘイヴィア「率直に言うと他の奴に行かせてく」

ぐだ子「待ってたよ2人とも、さぁこのコフィンの中に入って入って!!」

クウェンサー「え、ちょ、ま、待って!」

ヘイヴィア「引っ張るなオイ!」

ダヴィンチ「ほらほら、マスターの命令は聞くものだぞ。早くエルサレムに行きたいのだから入りたまえ」

ヘイヴィア「な!? 人の話を聞けよ!」

ぐだ子「いいから入って!」

ガコン

クウェンサー「出せー!」

ヘイヴィア「無理やりすぎるだろテメェ!!」

ぐだ子「ふーっっと、それじゃみんな行こうか!」

ダヴィンチ「一仕事終えた気分だ」

マシュ「…先輩、いくらなんでも無理やりすぎるのでは」

ぐだ子「いやほら、士気は高いうちに行ったほうがいいかなって思って。ほら、今2人ともコフィンの中で元気に動き回ってるよ」

邪ンヌ「ここまで無理矢理にやられると清々しいわね」

ロマン『準備はいいかなみんな?』

ぐだ子「いつでも大丈夫だよ」

ロマン『今回の特異点はさっきも話した通りだけど、未知数の脅威がある。みんなくれぐれも油断はしないでくれ』

クウェンサー「ちょっと待ってくれ!これ内側から開かないんだけど!!」

ヘイヴィア「まだ行くとは言ってねぇぞ!クソ!もう銃で壊して出ちまうか!」

ロマン『…ぐだ子ちゃん?新入りの説得はしてないの?』

ぐだ子「ドクター早くレイシフトして!!彼らもう爆薬と拳銃手にして出よとしてるから!!」

ロマン『全然説得出来てないじゃないか!まずいコフィンを一つでも破壊されると人理定礎どころじゃない!』

ぐだ子「早くして!」

ロマン『分かった!』



レイシフト完了

無理矢理すぎたか…


ぐだ子「うわ!!何この砂嵐!?」

マシュ「座標にズレが生じたのでしょうか、なぜかドクターとの通信も繋がりません」

ダヴィンチ「ふむ、これは困ったね」

エウリュアレ「もーなんなのよこの砂嵐、服に砂が入っちゃうじゃない」

黒ひげ「デュフフ!拙者この視界が悪い中でラッキースケベするべきだと思うんですがマスターはどうですかな?」

ぐだ子「いいねそれ」

邪ンヌ「[ピーーー]わよ黒ひげ」

マシュ「先輩もボケてないでください」

宮本武蔵「いやすごいねこれ…」

宮本武蔵「…そういえば新しく来たあの2人は?」

クウェンサー「おーい!そこにいるのか!!」

ダヴィンチ「お、どうやら私たちから少し離れた場所に飛ばされたようだね」

ぐだ子「あれだけ暴れていれば飛びそうだしね」

マシュ「先輩…」

エウリュアレ「あら、でもなんかあの2人の後ろに変な影が…」

クウェンサー「た、助けてくれー!」

ヘイヴィア「殺されるー!」

マシュ「! 先輩敵性反応です! 姿は見えませんが彼らの背後から何かがきます!!」

邪ンヌ「あいつらサーヴァントのくせに逃げてるの?全くだらしないわね」

ぐだ子「全員戦闘準備!!視界が悪いけど頑張って!!」

マシュ「はい!」

ダヴィンチ「うむ」

マシュ「戦闘終了ですマスター」

ぐだ子「今の最後に出てきたのって鎧の騎士だったような」

ダヴィンチ「本当かい?近くで戦っていたからわからなかったよ」

宮本武蔵「にしても結構手強かったね」

邪ンヌ「視界が悪かったから倒すのに時間が掛かったわ」

エウリュアレ「あーあー、もう服が砂まみれで嫌だわ」

ぐだ子「とにかあくみんなお疲れ様!よし少し進んでみようか」

黒ひげ「あのーマスター殿?」

ぐだ子「ん?」

黒ひげ「あの2人はどこへ行ったでこざるか?」

ぐだ子「……あれ?そういえばいない…」

ダヴィンチ「まさかとは思うが、あのまま走って逃げたのか!」

宮本武蔵「そしてこの砂嵐、迷ったかもね」

エウリュアレ「めんどくさいわねあの新入りたち」

マシュ「急いで探さないと!」


2時間後


クウェンサー「……」

ヘイヴィア「……」

百豹「……」

クウェンサー「は、はろー…」

ヘイヴィア「えーと…ナマステ?」

安価
百豹にあった2人、どうする?
>>84

互いが互いを囮にして逃げ出す

百貌「貴様ら何者だ! もしやあの太陽王の手のものか!」

?「百貌様どうしますか」

百貌「殺せ!片方は生かして情報を吐かせる!」

クウェンサー「ちょっっと待ってくれ!」

百貌「待てと言われて待つ者がいるか!」

ヘイヴィア「オイ俺たちは敵じゃねぇ!!ただちょっと砂漠の真ん中で迷っただけだって!」

百貌「問答無用!」

ヘイヴィア(まじぃ!俺たちでどうにかならねぇぞこの人数!)

クウェンサー(しかも相手はなんとなくサーヴァントだし…なんか女の人を連れ去ろうとしてる)

ヘイヴィア(まずい現場を目撃しちまってるし、生きて帰ることは到底…)

クウェンサー&ヘイヴィア((…1人は情報吐かせるために生かす!?))

百貌(なんだ?こいつら急に黙って顔を見合わせ始めた)

クウェンサー「…なぁヘイヴィア、俺ちょっと良い考えが浮かんだんだけど」

ヘイヴィア「奇遇だな、俺の方も良いアイディアがある」

百貌「な…!貴様らまさか我々を倒す術を持って」

ヘイヴィア「おらぁ!」

パン

クウェンサー「喰らうかよ!!」

つハンドアックス
カチ!

ヘイヴィア「マジかよ!!」

ズガァァァン!!

?「「「うわぁぁぁぁ!!!?!?」」」

ヘイヴィア「テメェ!爆弾投げるならそっちだろうが!!」

クウェンサー「そんなことしたらあの捕らえられた人も爆発の巻き添えくらっちまうだろ!そっちこそ銃口向けるなら向こうだろうが!!」

ヘイヴィア「奇遇だな俺も同じ理由で向こうに向けてねぇんだわ!平和的にどっちかがくたばった方が人質の身も保身もできるからな!」


クウェンサー「本当にお人好しだな俺たちは」

ヘイヴィア「ナイト様の悪癖がこっちにも移っただけだろ」

?「な、なんなんだ?」

百貌「か、勝手に殺し合いをはじめた…」

?「ひゃ、百貌様どうしますか?」

百貌「ど、どちらか片方を[ピーーー]しかないが…今あの2人の間に割って入れば巻き添えを食らうかもしれない」

ヘイヴィア「オラオラオラ!!」

パンパンパン

クウェンサー「痛!肩撃つなよ!!」

ヘイヴィア「そう言いながら怪我した腕で爆弾投げんなテメェ!!」


?「…と、とにかくこの騒音でスフィンクスが来る前に2人共殺しましょう」

百貌「そうだな、見た所太陽王や獅子王、あそことも違うようだしな」

百貌「どちらも殺せ!」

ヘイヴィア「そろそろきてくれる頃だろ…!!」

マシュ「はぁぁぁあ!!」

?「ぐは!!」

黒ひげ「へいへーい」

?「おぼ!?」

百貌「な、なんだこいつらは!!」

宮本武蔵「ほいほいっと」

百貌「っく…!」

宮本武蔵「ありゃ掠ったか」

ぐだ子「2人ともー!」

ヘイヴィア「あぁ!?なんでここが…って気付くかそりゃ視界悪くても爆発音もすりゃ」

クウェンサー「よし、なんとかうまくいったね」

ヘイヴィア「あぁ」

百貌「貴様ら、仲違いしたフリをしていたのか!!」

クウェンサー「伊達に戦場走ってないからね」

ヘイヴィア「そーそー、全てはあいつらを呼ぶためだったってわけさ」

クウェンサー(まぁ誰も来なかった時はマジでやるはずだったけど…)

ヘイヴィア(最初からやる気だったけどな)

邪ンヌ(…こいつらの怪我、全部演技だと思えないわね)

続きは明日書きます
多分

ぐだ子「なんとか追い払えたね…」

ダヴィンチ「彼らも聖都だとか言っていたね。いったいこの時代で何が起きているのやら」

マシュ「ハサン…山の翁がこの女性を攫おうとしていたのも阻止しましたし、何よりも2人が無事で安心しました」

ヘイヴィア「いやーそんな褒めなくてもいいぜマシュ」

クウェンサー「こんなの日常茶飯事だし、遮蔽物があれば応戦できただろうしね」

黒ひげ「とか言いながら霊基修復中の彼らであった」

ヘイヴィア「へ、余計なお世話だ…ってそういえばあんたらの名前聞いてなかったな」

邪ンヌ「は?あんた仲間の名前も知らずにレイシフトして来たの?」

ヘイヴィア「初めて会った時に個室に入れられて着いたらバケモンに追われて逸れてたんだぞ。それこそマスターに言えよ」

クウェンサー「そうそう、マスターが悪い」

ぐだ子「は?」

ダヴィンチ「ぐだ子ちゃん落ち着いて令呪を下ろしたまえ、こんなところでリソースを使っては後々支障が出てしまう」

エウリュアレ「全く強引よねこのマスター…」

挨拶済ませた後

クウェンサー「そういえばこの女性はどうする?」

ぐだ子「起こした方がいいんじゃない?この地の人だろうし何かと聞きたいこともあるしさ」

ダヴィンチ「だったらこの杖で1発、おい起きたまえ君」

ニトクリス「う…うーん?」


ヘイヴィア「なぁクウェンサー?俺あんなあからさまに獣耳つけた女にはあんまり良い思い出がねぇんだけど」

クウェンサー「奇遇だな俺もだ。色々とヤバイ目にあってるからな…メイドの傭兵だのエリートだの…」

黒ひげ「えー拙者はアレも良いと思うでござるがなぁ~」

クウェンサー「いやいやティーチさんそれはリアルじゃなくて、あくまで2次創作物でならありだと」

ヘイヴィア「それにあの女、見るからにめんどくさそうじゃね?」

ニトクリス「……うん?」

ダヴィンチ「まだ起きないな~」

コンコン

黒ひげ「確かに見た目たわわで拙者のストライクゾーンに入らないでござるが、猫耳はよくね?」

ヘイヴィア「いやいや、こんなあざといのだと絶対めんどくさいやつだって。スタイル良くても中身だろ女は」

クウェンサー「そうそう、また健全な青少年の俺らはスタイルも重視するけど」

ヘイヴィア「とにかく俺たちはめんどくさいって方に賭ける」

黒ひげ「ならば拙者はお淑やかで可愛らしい方に賭ける!」


ニトクリス「……」

ぐだ子「これ起きてね?」

ダヴィンチ「うむ、眉を曲げて怒っている」

エウリュアレ「しかもこれ自分がどういった風に起きれば印象が良くなるかとか思ってるんじゃないの?」

宮本武蔵「めんどくさっ!」

安価
ニトクリスはどういった風に起きるか
>>95

やべ今気づいたらエミヤ入れるの忘れてた!!
会話に参加せずに温かい目で端から見ている設定で次から出します!!

安価は一個下げで96

眠り姫を起すのは王子様のキスと相場が決まってる、と言う訳でエミヤさんマスター命令です、ニトクリスちゃんとキスしなさい

エミヤ「君たちは何を話しているんだ」

黒ひげ「あ、エミヤ殿ようやく会話に混じって来たでござるか」

エミヤ「混じるとは言っていない、ただ女性がいる場でそのような会話は失礼ではないか?」

クウェンサー「えぇー!じゃあエミヤさんは猫耳つけた女性はめんどくさいと思いますか」

エミヤ「なぜ私に振るのだ…しかし、獣耳とは私も色々と因縁があるのが否めないからな。英霊となってから同じようなので面倒なのは何人もいた覚えはあるが…」

ヘイヴィア「ほら、ティーチさん見てくれよ!エミヤさんだってこう言ってるんだからやっぱりめんどくさいんだって!」

黒ひげ「えぇー!エミヤ殿はもう少し女性に理想を見るべきでござるよ!」

エミヤ「なんだってそうなる、私の経験がこの女性と無縁だというのに」

エミヤ「まったく、ほらマスター早くその女性を起こしてk」

ぐだ子「そうだ!」

エミヤ「な、なんだね急に…」

ぐだ子「令呪一画使って命ずる、エミヤはその女性と接吻しろ」

エミヤ「…は?」



ダヴィンチ「こらぐだ子ちゃん!そんな面白いことに令呪使うとか、良いぞ(ダメでしょ)」

マシュ「ダヴィンチちゃん、言葉と心が逆です」

エミヤ「わ!く、くそ体が勝手に跪いて!!」

エウリュアレ「うわ本当にやる気なの?」

宮本武蔵「エミヤのバカ!なんとか抗いなさい!」

邪ンヌ「……///」

エミヤ「そ、そう言うのなら私の体を抑えてくれたまえ!!ク…!マスター、貴様正気か!!」

ぐだ子「えーだってー、女性経験が豊富なエミヤがこの女性のめんどくさそうなところも受け入れそうだしー、そもそも杖で叩いても意地でも起きないんだしここは王子様のキッスで!」

エミヤ「何を言っているんだ君は!く…!ティーチと2人も早く私を止めるんだ!!」

黒ひげ「これはこれで清純でござるなぁ」

クウェンサー「え、何やってんすかエミヤさん」

ヘイヴィア「寝ている女性にキスとか…うわぁ…」

エミヤ「見入るな引くな理解したまえ!! うぁぁ!も、もう少しで顔に…!!」

ニトクリス「…何やってるんですかこの無礼者!」

エミヤ「ぐぉ!?」

ニトクリス「こ、このニトクリスと口づけとは不埒にも程があります!それに私はめんどくさくはありません!!」

ぐだ子「あちゃーダメだったか」

ぐだ子「とりあえず失敗したし令呪中止で」シュ

マシュ「令呪って中止すれば戻ってくるものじゃないような…」

ダヴィンチ「さすが人類最後のマスター」


ニトクリス「あ、あなた達は私をファラオ、ニトクリスと知りながらこの狼藉を働いたのですか!!」

ニトクリス「あとこれは獣耳などではなくホルスを表した魔術触媒であって、性格も……」

ニトクリス「めんどくさくはありません!」

黒ひげ「勝った!」

ヘイヴィア「いや自分で言う奴ほどめんどくさい奴だって!」

黒ひげ「獣耳着けた女性の言い分が正しくないと言うでござるか!」

クウェンサー「待ってくれ、あれは魔術ナンタラだって言ってたし獣耳じゃなくてただのコスプレイヤーだ!ティーチさんが言うのならそれこそコスプレイヤーだって自分を隠すものだろ!」

ヘイヴィア「そうだそうだ!俺たちはそんなコスプレイヤー達にひどい目にあってるんだから間違いねぇ!」

黒ひげ「う、うぐ…ひどい目は分からないが確かに!」

黒ひげ「それならば直に聞くのが一番でござるな!」


黒ひげ「ちょいとそこのお方、本当にめんどくさくないでござるか?」

ニトクリス「しつこいです!」

黒ひげ「へぶ!?」

ニトクリス「頭にきました…ここまでの不敬を働くのですからあなた達が薬で眠らせて神殿の外に連れ出したのですね!」

エウリュアレ「いや、それ私たちじゃないわよ」

ニトクリス「冥界の鏡よ出でませい!この者たちに我が恥辱を千倍…いいえ、万で返して下さい!」

宮本武蔵「あー!何だかめんどくさいことになってきたじゃない!何やってんのよ男どもは!」

邪ンヌ「でもこっちの方が手っ取り早いわ、良い加減男共にイライラしていたし鬱憤ばらしに相手になるわ」

マシュ「マスター!戦闘準備を!」

ダヴィンチ「相手は古代エジプトの魔術女王だ、気をつけ給え!」

ぐだ子「うん!」


クウェンサー「んじゃ俺らは端っこで…」

ヘイヴィア「この2人を引っ張るのも楽じゃねーな」

エミヤ「」

黒ひげ「」

ニトクリス「ね、寝起きで半分しか力が出せませんが…」

エウリュアレ(ぜ、絶対本気だったわよあれ…!後半スフィンクス来てたし!!)

スフィンクス「…grrrrrrrr」

ダヴィンチ「ま、まずい…さすがに神獣が相手じゃこっちが消耗するだけだ」

マシュ「せ、先輩!」

宮本武蔵「うほほーい!斬っても斬ってもなかなか倒れなくて倒しがいがあるわね!」

邪ンヌ「何度も憤怒の炎に焼かれると良いわ!」

スフィンクス「gaaaaaaaaーー!」

ニトクリス「ひぃぃ!ファラオ、オジマンディアス様から預かった神獣がー!」


マシュ「…あの2人は元気ですね」

エウリュアレ「馬鹿だからでしょ」

ダヴィンチ「元々この中でも随一に強いからね彼女らは」

ぐだ子「グダグダだね」

ダヴィンチ「それでも完全に倒しきれていない、あれは宝具を使わないと何とかならないはず」

マシュ「でも、この場で宝具を使っても他のスフィンクスが来て数で押されます!」

ぐだ子「逃げるって手もあるけど…唯一の逃走用宝具使えるのが伸びているしなぁ」

黒ひげ「」

エウリュアレ「あれが男だったら魅了できるのに…っ!」


宮本武蔵「なかなか消えないなぁ」

邪ンヌ「さすがに疲れて来たんだけど…」

クウェンサー「頑張れー」

ヘイヴィア「応援してっから」

邪ンヌ「あいつら本当に戦わないわね!!うざったいし!!」

スフィンクス「ugaaaaaaaa!」


マシュ「マスター!これ以上は削りきれません!」

ダヴィンチ「そうだね…致命打になるものがこのメンバーには無さそうだ…!」

ぐだ子「そんな…それじゃここでおしまいだっていうの!」

エウリュアレ「本当にムカつくわね…!」

スフィンクス「grrrrrrr……」

ヘイヴィア「弱ってるけどアレで倒せないんだな」

クウェンサー「スフィンクスって確か謎かけとかしてくるんだよな。だったらパワーで押し切ろうとするとダメなんじゃないの?」

ヘイヴィア「だったら謎かけがくるまで持ち堪えんのが正解か?人語喋ってねーからくるとは思えねーけど」

ぐだ子「なら…こっちから謎かけした方がいいかな?」

ヘイヴィア「こっから謎掛けとか斬新だな。んでどんな内容でいくんだ?」

クウェンサー「アレだろ?スフィンクスの謎かけって朝は4本、昼は2本、夜は3本の生き物はなんだで人間だーってやつだろ?それに近いの出題すれば良いんじゃないの?」

ぐだ子「なら、朝は1枚、昼は4枚、夜は再び一枚みたいな?」

ヘイヴィア「ちなみに答えは?」

ぐだ子「ダブった概念礼装」

クウェンサー「それ何にでも例えられるから問題としては無理じゃないの?」

宮本武蔵「ちょっとー!そこさっきから頭悪い会話してないで戦闘に集中してくれないかな!?」

邪ンヌ「緊迫した状況だって言うのに何で緊張感がないのよこのマスター共は!!」

ニトクリス「その通りです!このスフィンクスは謎掛けとかはしないのでその会話は無駄です!」

ヘイヴィア「だってよ、なら逃げるしかなくね?」

ぐだ子「でも黒ひげとエミヤがあの人にやられてダウンしてるから…彼らを置いていくわけにはいかないし…」

クウェンサー「いやその二人ってわざわざ近づいて勝手にダウンしただけじゃ…」

ヘイヴィア「というかサラッと見捨てる発言しやがったなコイツ…」

ぐだ子「2人をここで失うのは辛い…でも人理修復の為には仕方ない……よね……」

ヘイヴィア「決心しやがったコイツ」

クウェンサー「抱えて逃げる発想はないの…?」

ぐだ子「引きずって逃げればなんとかいけるよ!」

クウェンサー「無いんだ…」

マシュ「お二人の処遇はいいから指示ください!!」

ニトクリス「ええい、もう本当に面倒になりました!!スフィンクスよ、この者たちを下しファラオの威光の前の贄にしなさい!!!」

エウリュアレ「勢いが増した!?これ以上は持たないわよ!?」

宮本武蔵「いい加減倒れてほしいわね!」

マシュ「先輩達!!これ以上は盾が持ちません!ふざけてないで指示ください!」

「いいえ、貴女の盾はたとえ神獣であっても砕けることはありません」

ニトクリス「新手ですか!?」

邪ンヌ「クソ!これ以上相手するの無理なんですけど…!!」

エウリュアレ「いいえ、アレは…味方?」

「ご免ーーー!」

「アガートラム(銀の腕)」

スフィンクス「gaaaaaaaaaaaa!!」

ヘイヴィア「な、何だぁ!?」

ぐだ子「この感じは……宝具!?」

マシュ「スフィンクスの消失を確認しました…霊子復元しません…!」

ニトクリス「…へ?」

ニトクリス「ファラオ、オジマンディアス様から預かった貴い神獣が…完全に消えてしまった………」

「ですからご免と」

ニトクリス「ああ……オジマンディアス様に怒られる……」

ヘイヴィア「そんな無くしたら怒られる様な大事なもん戦闘に出すなよ」


クウェンサー「にしてもあの人は一体誰だ?なんかアガートラムって叫んでたけど…」

ダヴィンチ「なんとか助かったが、きみは誰だい?」

「失礼、一部始終を横から見ていてどのタイミングで出るか悩んでいましたが、流石にあの2人を置いて逃げるみたいな会話があったのでつい…」

「私はルキウス、主のいないサーヴァントです」

マシュ「ルキウス…確かローマの皇帝ですよね」

ダヴィンチ「それにその右腕、ヌァザのアガートラムかい?」

ルキウス「…それについてはお話しできません。それよりも」

ルキウス「ホルスの化身、ニトクリス殿。この方達は貴女を山の翁の手から助けた方です。一部始終を見ていた私が保証します」

ニトクリス「……」

ニトクリス「そこに転がっている不敬者は私に接吻しようとしましたが?」

ダヴィンチ「それは起こそうと思って」

ニトクリス「あとめんどくさいとかそこの3人が言ってましたが」

ぐだ子「この3人にはちゃんと言っておきます」


ルキウス「…とにかく、この者たちは貴女を助けた。それが事実です」

ニトクリス「…確かに、神殿に忍び込めるのは山の民くらいですし。これほど騒々しい者たちでは入れないでしょう」

クウェンサー「騒々しいって言われてるぞ」

ヘイヴィア「確かに血の気が多い連中ばっかだしな。特に女性陣」

邪ンヌ「マジで殺してやろうかしら」

ニトクリス「しかし、なら貴女たちは一体どこの民なのです?山の民ではなければ聖地の民?それかあのハリネズミの手下ですか?」

ぐだ子「ハリネズミ…?いや違うよ」

ダヴィンチ「私たちは旅の一座さ、この地には最近来たばかりでね」

ニトクリス「そうなのですか、でしたらこれは勘違いしたのと助けてもらったお礼です」

ニトクリス「風よ、しばしその任を解くがいい。ニトクリスの名において、天空の見晴らしをここに!」

マシュ「砂嵐が止みました…!」

エウリュアレ「はーー、ようやく砂の中から出れるわね」

ぐだ子「わーすごい青空!」

クウェンサー「すごいな、風すら操れるのか」

ヘイヴィア「でも風が止んだら止んだで日射があつ……」

ヘイヴィア「なんだあの空に浮かんでるの?太陽じゃねぇよな?」

ぐだ子「アレは光帯。どの特異点にもあるんだ」

クウェンサー「…不気味だな、あんなの空に浮かべられるヤツと今まで戦ってきたってことか」

ヘイヴィア「あんなの浮かべるってどんな化け物だよ。よく時代修正してきたな。やっぱすげーわアンタ達」

マシュ「…ありがとうございます」

ニトクリス「空に輝くのは太陽1つで十分だというのに…忌々しい」

邪ンヌ「ていうか、風を操れるってことは、この辺りってアンタ達の支配地域ってわけ?」

ニトクリス「えぇ、この地のファラオとして、太陽神オジマンディアス様に仕えているので、エジプト領はファラオオジマンディアス様の意のままに出来ます」

宮本武蔵「へーこの辺りってエルサレム?と思ってたけど、エジプト領なんだ」

エウリュアレ「神獣を従えてるファラオ…とんでもない魔力持ってるじゃない」

ダヴィンチ「…どうやらそのファラオに会ってこの世界の話を聞いた方が早そうだね」

マシュ「……?」キョロキョロ

ぐだ子「マシュ?」

マシュ「ルキウスさんが見当たりません…一体どこに…?」

ヘイヴィア「そういや風が止んでから姿見てねぇな。いつの間に消えたんだ?」

邪ンヌ「ったく、見た目細いのに無言で去るとかいけ好かないわね…こっちからも礼ぐらいは言わせなさいよ」

クウェンサー「また会えそうな気がするけど」

ヘイヴィア「オイ、嫌なフラグ立たせるな馬鹿」

ニトクリス「コホン……旅の一座よ、ここでお別れです」

ヘイヴィア「……ん?」

ニトクリス「ここ砂漠の地から2時間東に行くと良いでしょう。ここよりは幾分かマシだとお思います。では」

クウェンサー「ちょいちょい、ホルスのお姉さん。俺たちこのまま黙々と砂漠歩けっていうの?」

ヘイヴィア「助けたのに??」

ぐだ子「負傷者もいるのに?」

ニトクリス「うぐ…ですが…貴女達を光輝の大複合神殿に入れるわけには…」

ダヴィンチ「私は水が飲みたいな~」

エウリュアレ「涼しいところで果物が食べたいわねー」

宮本武蔵「強い人と手合わせしたいわねー」

黒ひげ「せ…拙者も…何かしらのラッキースケベを…」

邪ンヌ「もう少し寝てなさい」

ゴン

黒ひげ「ぎゃふ!?」

ニトクリス「風を止めてお礼をしたばかりですよ!!不敬です不敬!」

マシュ「ですが女王、私たちもこの地には来たばかりで。いろいろと事情が聞きたいのです」

マシュ「どうか、ファラオオジマンディアス王と話をさせていただけませんか?」

クウェンサー「さっきの山の民も俺たちは何も知らずに戦ってるし、色々と情報が欲しいのは確かだ。それにさ…」

ニトクリス「それに…?」

クウェンサー「…そのオジマンディアスって人から預かったスフィンクス倒された件、減刑できる様に俺たちからもお願いするってのでどうよ?」

ニトクリス「……!」

ニトクリス「いやしかし…元はと言えば貴女達が…」

ぐだ子「駄目なの?」ウルウル

ニトクリス「…ック!!」

ニトクリス「……良いでしょう、貴女達一行をファラオオジマンディアス様に会わせてあげます!」

ぐだ子(ちょろい)

クウェンサー(絶対ちょろいとか思ってそう…)

ヘイヴィア(中々腹黒だなコイツ…)

向こうで俺が真に救うアヴァロン・ル・フェってスレ書いてる人?

>>114
違います。
最近になって身辺整理したくて再開しました。

ダヴィンチ「さてと、道中いろいろと聞きたこともあるから。案内お願いね」

ニトクリス「…良いでしょう、私の護衛として後に続きなさい」

クウェンサー「おーい、エミヤさん移動するってよ」ペシペシ

エミヤ「…イデデ、頬を叩いて起こすな」

ヘイヴィア「黒ひげのオッサンも起きなよ、女共が先行っちまってるぜ」

黒ひげ「邪ンヌ殿に回復後にキツイ一発食らってまともに動けるかどうか分からんでござる…」

ヘイヴィア「しゃーねー、肩貸すぜ…よいしょっと」

黒ひげ「かたじけない…感謝感謝」

ヘイヴィア「にしてもあの黒いねーちゃんがジャンヌ・ダルクなのか、伝説の聖女がまさかあんなキツイ性格とはな」

邪ンヌ「うっさいわね、英霊なんてみんなそんなもんよ。大体アンタが肩貸してるのだって伝説の大海賊だけどね」

ヘイヴィア「うっそだー!映画で見た黒ひげはもっと威圧感があったぜ」

エウリュアレ「役者が演じればそうでしょ。でも、残念だけどそれ本物のエドワード・ティーチよ」

ヘイヴィア「……マジっスか?」

黒ひげ「マジです」

ヘイヴィア「うーーーーーーわ、俺の中の厳ついイメージが崩れるんだけど!!」

黒ひげ「へへへ、なんかすんませんな」

エミヤ「…海賊というのは元から宝や物を奪う事を生業としてたからな。現代に照らし合わせれば、それは自分の好きな物を集める蒐集家みたいな物だ。他の英霊の海賊達も何かしらの癖があると考えても不思議では無い」

クウェンサー「俺たちにとってはオタク口調全振りの黒ひげさんが1番の衝撃かもしれないですけど」

ぐだ子「おーい!置いていくよー!」

エミヤ「っと、衝撃の事実は後にして行こうか」


ニトクリス「この地の状況についてですか?旅の一座なら多聞に事欠かないのでは?」

ダヴィンチ「そうなんだけど、女王がサーヴァントであるのと、山の民や聖地についての情報が欲しいなーって」

ニトクリス「道中語ることも少ないので語りましょうか」

ニトクリス「私はファラオ・オジマンディアス様に召喚されこの地に現れました。そして、エジプトの神殿と臣下と共にこの地の一勢力を築きました。ここまでは今現在まで続いております」

ヘイヴィア「エジプトの臣下って他にも女王様みたいな格好のやべーのがいるのか?」

ニトクリス「不敬!」

ゴン

ドサ

クウェンサー「話の腰を折るなよ馬鹿…」

エミヤ「抱えてた黒ひげも一緒に倒れたぞ…」

黒ひげ「大丈夫でござるかヘイヴィア殿!今度は拙者が抱えますぞ!!」

マシュ「すみません、彼らは無視して続きをお願いします」

undefined

あれ失敗?


ニトクリス「…えー、我がエジプトと対抗する勢力は三つあります。一つが山の翁率いる山の民、彼らは我らエジプトと敵対する異教の信徒でもあり、この地において古く存在する既存の集団でしょう」

ぐだ子「それが女王を攫った勢力なんだ」

マシュ「第2の勢力は、今は無き聖都に拠点を置く我が太陽王に仇なす獅子王と名乗る王が治める騎士団」

マシュ「!!」

ダヴィンチ「…ふむ、つまりエルサレムは今は無いという事だね」

ニトクリス「旅の一座ならば一度は目にするでしょう?砂漠を哨戒する騎士達を」

ダヴィンチ「ごめんね、私たちはまだ目にしてなくてね、その獅子王の話も半信半疑だったのさ」

ニトクリス「ふむ。この地に旅の途中で寄ったのであればそれも不思議ではないのでしょうね。とにかく、聖都は既にありません」

ぐだ子(これって…)

ダヴィンチ(…思ったよりも悪いことが起きてそうだね。歴史と違うことが一気に起きてる…というよりも、もはや手遅れっぽいかなこれ)

マシュ「そんな…!」

ニトクリス「どうしました?」

クウェンサー「いや、なんでもないから続けて」

ニトクリス「はぁ…で、我が太陽王ファラオ・オジマンディアス様は、我らエジプトの王としてこの地に君臨し、獅子王一派、ハリネズミ、山の民と対立しています」

ダヴィンチ「…ん?そういえばずっと気になっていたけど、そのハリネズミっていうのは何なんだい?」

ニトクリス「山の様に大きい、針をたくさん持つ怪物です。オジマンディアス様がこの地に現れた際に最初に戦った女の声を放つ魔獣であり、現在では獅子王一派の聖都の近くで連日襲撃を仕掛けている理外の化け物…としか言いようがない存在です」

ダヴィンチ「なんだろう…山の様に大きくて鉄の怪物か…うーん、興味がそそられる!!」


ニトクリス「ハリのような体毛からの光線でどの勢力も手が出せない、まさに怪物」

ニトクリス「…思い出すだけでゾッとします。あの怪物はあの獅子王の配下の騎士達すら笑いながら全て蹴散らす…我らがファラオ・オジマンディアス様でさえ、拮抗して互いに譲らなかった」

マシュ「何かの伝説の怪物…?もしかしてそれが魔術王が聖杯を渡した相手なのでしょうか…?」

ぐだ子「…要警戒、だね」



クウェンサー「山のように大きなね…」

エミヤ「心当たりでもあるのか?」

クウェンサー「いやぁ、何となくなんだけど、すっごい嫌な予感がするなと」

邪ンヌ「聞いてる限りだと、とんでもない怪物にしか聞こえないけど。敵なら倒すだけよ」

黒ひげ「イヤでもハリネズミの化け物って神話の怪物っぽいし、エウリュアレたん何か知ってる?」

エウリュアレ「話しかけないでちょうだい。あと知らないわよそんなの、蛇とかなら分かるけど、ハリネズミなんて聞いたことないわ」

宮本武蔵「巨大だと格好の良い的になりそうなのにね。どれだけ硬いのか」

クウェンサー「流石にアレじゃないよな…?」


ニトクリス「見えました、あそこに見えますが我らがファラオ・オジマンディアス様が在わす光輝の神殿です」

マシュ「あれが光輝の複合大神殿…とてつもないスケールの神殿ですです…!」

クウェンサー「へー、エジプトってピラミッドのイメージがあるから茶色いイメージがあったけど、こっからでも本当に輝いて見えるな」

エミヤ「ふむ…ここからでも感じる威圧感……なるほど、女王を従える太陽王はどうやら只者ではないようだ」

邪ンヌ「そういうの良いから早く行くわよ、流石に暑すぎるわ」

宮本武蔵「そのマントでも一旦外した方が良いんじゃない?」

邪ンヌ「これ外して持ち歩いても暑いわよ」

エウリュアレ「貴女の場合その甲冑だけでも見ているだけで暑苦しいわよ」

邪ンヌ「熱々の金具を女神の肌に焼き付けるわよ?」

エウリュアレ「あら?なら貴女の心臓を射抜いてあげるわよ?」

宮本武蔵「2人とも暑さで頭に血が昇ってるのならそれ以上はやめなさい、マスターと女王が見ているわ」

黒ひげ「……」

ヘイヴィア「いてて…どうかしたんすか黒ひげさん?」

黒ひげ「うーん、薄い本ならいけるなと思って、百合もいけるかもと」

ヘイヴィア「守備範囲広いな伝説の海賊…!」

エウリュアレ「アイツにやると良いわ」

邪ンヌ「良いタイミングで矛先変えたわね。まぁいいか」

チョマッテカナグッテソレヤリジャン
チョットマテヨ?? オレカンケイネージャン??
グワー ??????
ドサ

エミヤ「おいまた2人が倒れたぞ」

クウェンサー「槍で殴られてヘイヴィア諸共倒されてる…」

ぐだ子「カルデアに帰ったらエウ×邪ンヌの同人誌出来そうだなぁ…」

マシュ「先輩、特異点を解決していって心が荒んでるんですか?それか熱中症ならすぐに水分をとりましょう。潤いならエジプトで摂れますから」

ダヴィンチ「いつもこんな感じだと思うよ?」

ニトクリス「…オジマンディアス様に会う前というのにこの喧しさ、やはり謁見はやめさせるべきでしたか…?」

エミヤ「私が言うのもなんだが。女王、君はもう少し人を見る目を持つべきだと思うぞ。それに、太陽王と言葉を交わらせなければ、君のスフィンクスの件も有耶無耶には出来なくなる。まぁ…要するに諦めて案内してくれたまえ」

ニトクリス「…貴方の不敬はまだ許していませんが?」

エミヤ「…その件はそこで彼女らを見て妄想を膨らませてる主犯に怒りを向けてほしい。私は被害者だ」

ニトクリス「…ファラオの裁きがそれを証明しますでしょう。さて、では行きましょうか」





ぐだ子「今なんか変な感じしたけど…?」

ニトクリス「この地を覆う結界です。風がエジプトの姿を惑わし、結界が敵の侵入を阻む。もっとも、それを掻い潜れる者もいるのが腹立たしいのですが」

マシュ「結界を潜れるということは女王のお墨付きという事ですね。そして、ここがファラオ・オジマンディアスの座すエジプトですか……!」

クウェンサー「すごいな、観光地のエジプトなんか比じゃないくらい建造物がしっかりしてる。エジプトって紀元前からあるから風化するから仕方ないだろうけど…ここが本当のエジプトなのか!」

邪ンヌ「ふぅ、オアシスがあるからか、幾分か熱気が和らいだわね」

エウリュアレ「ホント、さっきまでの砂漠よりも温度が低く感じるわ!」

エミヤ「確かにここは避暑地だな。熱気はあるが、先ほどよりも苦ではない」

宮本武蔵「ねーこの子下ろして良い?」

エミヤ「そうだな、この2人はそこの岩場に寝かせて置いていこう」

マシュ「置いていくんですか?」

エミヤ「安心したまえ、ちゃんと日陰に入れておくさ」

マシュ「いえ、それを聞いたわけではないのですが……」






ニトクリス「では旅の者達よ!今ここで護衛の任を解きます、ここから先に在わす複合大神殿に座す我らが太陽王との謁見を許します」!」

ニトクリス「私は先に行って謁見の事情を説明しますので、貴方達は神殿の奥へと向かいなさい。では!」

シュバ

クウェンサー「行ったな…」

ぐだ子「だね」

マシュ「では、ニトクリスさんの言う通り神殿を…」

クウェンサー「今さっき説明するって行ったんだし多少時間が空いても良いんじゃないか?」

エウリュアレ「同感ね、軽く休憩したいわ」

マシュ「ですが……」

ぐだ子「なら謁見前に >>128 しようか!」

安価
謁見前に何をするか

食事する

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom