公園前派出所

両津「えぇっ、千葉から遊びに来る中坊の世話だとっ！？」

寺井「両さん、中坊と言っても相手は女子中に通う女子中学生だよ！」

中川「でも、大原部長。どうして僕らが中学生のお世話を、それもなぜ千葉から、なんですか？」

大原「実はな、署長のお孫さんが「ミラク、りん？」とかいう、魔法少女のテレビアニメ、というのにハマっておるそうでな」

両津「部長、それって「ミラクるん」じゃないですか？」

寺井「ミラクるんって大人気の少女アニメだよね？ うちの子供たちもハマってるよ！」

大原「えぇい、この際にタイトルなど、どうでも良い。とにかくそのテレビにハマったお孫さんがな、それに関連するイベントに遊びに行った時にそのイベントのゲストとかで呼ばれた一人の女子中学生の子を見て、その後でその人にファンですとあいさつをされたそうだ。そしたら、その人も熱狂的ファンとかで、年齢の差は違えど、意気投合されて、そこから亀有に遊びに来ないかと誘ったそうだ、署長がな」

麗子「署長さんが、ですか？」

大原「うむ。その人は仲良くなってから、お孫さんのうちに遊びに来るようになって、それを息子さんから聞いた署長が、亀有に招待したみたいだ。それで今日、これからここに来る事になっているが、亀有の案内をうちの交番に任せたいそうだ。ちなみに来るメンバーは、八人だそうだが、今は五人しかいないため、追加の案内メンバーとして「本田」に「左近寺」、「ボルボ」にお願いした。じきにここに来るそうだ。」

中川「でも、そのイベントに参加したという女子中学生さんの名前って分かりますか？」

大原「確か、歳納京子さんと言ったかな」

両津「と、歳納京子！？」

麗子「両ちゃん、知ってるの？」

両津「あぁ。歳納京子っつーたら、「西京極ラム子」ってペンネームで活動している同人作家で、「ミラクるん」の同人誌を描いている事で有名じゃねぇか！！ わしの仲間でも同人誌が好きで、買い集めている奴がいるけど、そいつから話は聞いてことがあるんだっ！！」

大原「なにっ、そんなに有名なのかっ！？」

中川「そういえば、僕も聞いたことがあります。確か、中川コンチェルンでも同人誌の販売などにも力を入れるとする計画があがっていて、その際に誰の同人誌を最初に販売しようと考えている最中なんですけど、最有力候補で西京極ラム子さんが描く同人誌という推薦がありましたので！」

寺井「す、すごいよ。中川君の会社でも名前が知られているなんて、その女子中学生・・・どう接していた方がいいのかなっ！？」

麗子「そうねぇ・・・」

両津「まぁ、普通に接すればいいんじゃねぇかっ！！」

ここからほとんど省略し、自分が考えた部分だけをssにしてあげます

大原「ひとまず、両津は赤座あかりさん、中川は歳納京子さん、麗子君は船見結衣さん、寺井は吉川ちなつさん、わしは杉浦綾乃さん、本田は池田千歳さん、左近寺は大室櫻子さんと先に出発した。後は古谷向日葵さんとボルボだが、肝心のあいつ（ボルボ）はまだ来んのかっ！？ これじゃあ、わしと杉浦さんが出発できんぞっ！」

杉浦「まぁまぁ、大原さん」

古谷「あのぅ、私はいつでもけっこうですけれど・・・」

大原「あぁ、すみません。ですが、あいつが来ないｔボルボ「うぉぉぉっっー！！！」ダッダッダ

古谷「！？」

ボルボ「遅くなってすまない。俺に招集がかけられていたとはいえ、訓練だったもので、今になってしまった」

大原「遅いぞっ！ 今は怒っている場合ではないし、後にするぞ。さぁ、古谷さん、今日はこいつが一緒に亀有をご案内します。どうぞ、楽しんでいってください！」

古谷「はぁ、その、ご丁寧に申し訳ありません」

大原「いいえ、お気になさらずに。さて、杉浦さん、行きましょう。まずは近くの商店街を案内しますので」

杉浦「よろしくお願いします。あっ、古谷さん、まだ後でね。」

古谷「はい！」

ボルボ「ええっと、お嬢さんが今日、俺が案内する学生だな？ 俺はボルボ西郷だ、今日一日、よろしくたのむ」

古谷「七森中生徒会役員をしています、中学一年生の古谷向日葵と申します。今日はよろしくお願い致しますわ」ニコッ

ボルボ（なんだが、上品で、明るい子だな。爆竜大佐の軍隊とはまた違う程の明るさだ・・・んっ？）チラッ

古谷「♪」ボイン！！

ボルボ「うっ！？」

古谷「えっ、どうかされましたかっ？」

ボルボ「な、何でもないですよっ！（鼻血が出そうになってしまった！ 本当に一年生なのか・・・あれでは大人並みのでかさだぞっ！？）」

古谷「？」