めぐみ「あれ?撫子の家はここ曲がって……いやその先をまがるのかな?」
めぐみ「よく分かんないから撫子に迎えに来てもらおうかな」
めぐみ「と思ったらまさか携帯の充電切れてるとは……」
めぐみ「もしかして私……迷子?」
「お困りですかな?」
めぐみ「はい!道に迷っちゃって……」チラッ
めぐみ「きゃーー!!ばけものーーーーー!!!」ダッ
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西垣「ん?人の顔を見るなり化け物とは失礼な」シュコー
りせ「……」ビシッ
西垣「そのガスマスクをつけているからだって?そういえば外すのを忘れていたな」
りせ「……」
西垣「いくら花粉症の季節だからってやりすぎだって?それは気にしちゃいけないのだよ」
西垣「それより聞いてくれ松本。この前たまたまアニメを見たんだがその中に一人いい爆友になれそうな子が…」
りせ「……」ムスッ
西垣「ん?どうした松本?まさかそのアニメのキャラに嫉妬してるのか?」
りせ「!」
西垣「ははは、松本はかわいいやつだ。…心配しなくても私の一番の爆友は松本だよ、これからもずっとな」
りせ「……」カアッ
めぐみ「はあ……はあ……」
めぐみ「ここまで逃げればもう大丈夫かな……」
めぐみ「でもここがどこだかますます分かんなくなっちゃった……」
めぐみ「どうしよう……このままじゃたどりつかないよ……」
「どうしたんですか?」
めぐみ(今度も変な人だったらどうしよう……でもさっきの人より声も可愛いし大丈夫だよね!)
めぐみ「ちょっと道に迷っちゃって……ここ何町だか分かりますか?」チラッ
めぐみ(なにこの子!?ちょー可愛いじゃん!!)
あかり「ここは八森町ですよ」
めぐみ「本当!?じゃあもう少しでつくかな……あっ、私は園川めぐみっていうの。高校3年生ね」
あかり「あか…私は赤座あかりっていいます」
めぐみ「ふふふ、無理しないでいつも通りの話し方でいいよ」
あかり「あ、ありがとうございます」
あかり「でもこの話し方だと子どもっぽく見られそうで……」
めぐみ「大丈夫だよ、高校生でもそういう子結構いるし」
めぐみ「それにその話し方可愛いよ」
あかり「えへへ、ありがとうございます」ニコッ
めぐみ(この子の笑顔の破壊力やばいわ……)
めぐみ「そうだ、連絡したいから携帯貸してくれないかな?」
めぐみ「私の携帯充電きれちゃってさ」
あかり「いいですよぉ」
めぐみ(待ち受けお友達かな?でもあかりちゃん見切れてる……)
撫子『もしもし』
めぐみ『もしもし、めぐみだよ~』
撫子『何がだよ~、だ』
撫子『もう30分は過ぎてるんですけど』
撫子『てか誰の携帯でかけてるのさ』
めぐみ『ちょっと道に迷っちゃってさ~』
めぐみ『途中で声かけてくれたあかりちゃんって女の子から借りてるんだ』
撫子『あかりちゃんってもしかして……ちょっと待ってて』
撫子「櫻子ー」
櫻子「んー?」
撫子「今日家に来るのってあかりちゃんだっけ?」
櫻子「そうだよー」
撫子『もしもしー?あかりちゃんも今日家に来るみたいだから連れてってもらいな』
めぐみ『本当に?じゃああかりちゃんと遊べるじゃん!うれしいなあ~』
撫子『……そうだね』ムスッ
めぐみ『そんな電話越しから分かるくらい嫉妬しなくても……』
めぐみ『たまには櫻子ちゃんとかとも遊びたいな』
めぐみ『私の義妹になるかもしれないし、ね?』
撫子『……そうだね』カアッ
めぐみ『今度は照れてるね。やっぱり撫子が一番可愛いよ』
撫子『や、やめてよめぐみ///』
めぐみ『ふふ、じゃあ切るね、好きだよ撫子』
撫子『……ワタシモスキダヨ』
めぐみ『ちょっと!ちゃんと気持ちこめてよ!』
撫子『なんかこのままだとめぐみに主導権握られてるみたいでやだ』
めぐみ『なにそれ!ひどい!』
めぐみ「あかりちゃん携帯ありがとー!」
めぐみ「まさかあかりちゃんも目的地一緒だったなんてね」
めぐみ「一緒に行こうよ……ってあれどうしたのあかりちゃん?」
あかり「あ、いえ、なんでもないです……」
あかり(なんか大人、って感じの会話だったよぉ///)
あかり「着きましたよ」
めぐみ「やっと着いたよ~、あかりちゃんほんとにありがと~!」ダキッ
あかり(あうっ…柔らかくて優しくて……まるでお姉ちゃんみたいだよぉ///……)
ピンポーン
櫻子「あかりちゃんたちじゃない?」
ガチャ
櫻子「いらっしゃーい」
あかり「おじゃましまーす」
あかり「ごめんね、櫻子ちゃん。ちょっと遅くなっちゃって」
櫻子「んーん、時間ぴったりだから大丈夫だよ」
めぐみ「たいへんお騒がせいたしました!!」
撫子「私はいいからあかりちゃんにお礼言いな」
撫子「ほんとごめんねあかりちゃん。うちのめぐみが迷惑かけちゃって」ニコッ
あかり「ぜ、全然大丈夫ですよぉ。とっても楽しかったですし」
あかり(それにしてもきれいな人だなあ。あかりもこんなお姉さんになりたいなぁ)
めぐみ「そ、そういえば携帯充電切れてるから借りてもいいかな~なんて///」
撫子「いいけど……なんか顔赤くない?」
めぐみ「そ、そんなことないから……」
めぐみ(あんたのせいでしょーが!///)
めぐみ「!!」
櫻子「めぐみねーちゃんどうしたの?携帯見て」
めぐみ「いや、なんでも……それより早く部屋行こうよ、撫子」
撫子「え?まあいいけど……」
めぐみ「二人とも、また後でね~」バタン
櫻子「うーん、なんだったんだろめぐみねーちゃん」
櫻子「というかねーちゃんたちっていつも部屋で何してるんだろうね」
あかり「なんだろう……あかりにはわかんないなあ」
櫻子「じゃあ後で覗いてみない!?」ワクワク
あかり「そんなことしたらダメだよぉ、あかりのお姉ちゃんも勝手にお部屋には入っちゃダメっていつも言ってるもん」
櫻子「ちぇー、まあいいや、私たちも遊ぼう!」
あかり「ダメだよぉ。宿題を先にしないと……」
櫻子「あかりちゃんまでそんな向日葵みたいなことを……」
ー撫子の部屋ー
撫子「……いいの?」
めぐみ「何が?」
撫子「櫻子やあかりちゃんたちと遊びたいって言ってたじゃん。部屋来ちゃっていいの?」
めぐみ「もちろん遊びたいけど……でも今は撫子と二人きりになりたかったからさ」
めぐみ「撫子もそうでしょ?」
撫子「……」
めぐみ「着信履歴見てびっくりしちゃったよ」
めぐみ「まさかあんなに心配してくれるなんてね。いや~彼女冥利に尽きるね」
撫子「ちゃんと反省してる?私本当に心配したんだからね!?」
撫子「めぐみに何かあったんじゃないかって……考え出したら止まらなくなって……」グスッ
撫子「心配しすぎなのかな………私って重い…のかな……」
めぐみ「そんなわけないじゃん!私だって撫子がいなくなったらなんて想像もできない」
めぐみ「それに普段はクールな撫子が数十分連絡つかなくなっただけでこんなに取り乱しちゃうなんてさ……」
めぐみ「そんなの反則でしょ。かわいすぎるもん。もう愛しくてたまらなくなるね」
撫子「は、反則なのはめぐみだよ。そんなこと言われたらますます好きに……」
めぐみ(今日の撫子かわいすぎてやばい……いつもは夜だけど…聞いてみよ)
めぐみ「……ねえ、撫子」
撫子「そんなもの欲しそうな顔しちゃって、どうしたの?」
めぐみ「……わかってるなら言わせないでよ///」
めぐみ「キス、しよ?」
撫子「めぐみ今日泊まるんでしょ?じゃあ櫻子寝たあとにしようよ」
めぐみ「やだよ……今日はもう、我慢できないもん……」
撫子「いつも夜まで待ってるのに……なんで今日に限って……」
めぐみ「私も撫子と連絡つかなかったときすっごい寂しかったんだよ?だから……ね?」
撫子「でも今は……今はダメ」
めぐみ「撫子ったら……」
めぐみ「ほんと素直じゃないんだから」
撫子「え?今なんか……え?」バタッ
めぐみ「好き……大好きだよ撫子……」チュッ
撫子「ちょっ、そんないきなり……んっ!」
めぐみ「ん、ちゅ、ふぁ……んっ」
撫子「は……む、んん……」
めぐみ「んぅ……ん………ぷはっ」
撫子「はぁ……はぁ……不意打ちはずるいって……」
めぐみ「まあまあ、たまにはいいじゃない♪」
撫子「めぐみのくせになまいきな……」
めぐみ「じゃあ次はちゃんと宣言するね」
めぐみ「というわけで次は……」
めぐみ「舌、入れるよ」
撫子「え、待ってそれは……んむっ!」
撫子「めぐみのばか…まだ心の準備とかできてなかったのに……」
めぐみ「そ、そんな顔しないでよ……撫子だって感じてたじゃない」
撫子「あれは演技だから」
めぐみ「え、うそ」
撫子「ごめんうそ」
めぐみ「うんわかってた。撫子そんな器用じゃないもん」
撫子「さすが私の彼女」
めぐみ「ふふ、まあね」
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めぐみ「さてと、このあとどうしよっか?」
撫子「は?なに言ってんのさ」
撫子「キスだけしてはい終わりなんて無理だから」
めぐみ「いやでも下には櫻子ちゃんたちいるし……」
撫子「なんかもうそんなのどうでもいい。今はとにかくめぐみが欲しいの」
めぐみ「そ、そこまで言ってもらえると嬉しいけど……///」
撫子「じゃあ早くしようよ。てかもう襲うよ?」
めぐみ「ま、待って!せめてシャワーだけ浴びさせて!」
撫子「いいよ別に。私は気にしないから」
めぐみ「私が気にするの!ここ来るとき走ったりしたし……」
撫子「むしろそっちのほうがいいくらいだし」
めぐみ「へ、変態……///」
撫子「そんなこと言っていいの?喜んじゃうよ?」
めぐみ「うわー!もうどうしようもない!」
撫子「そうそう♪だからめぐみは諦めて私に全て任せて……ね?」
めぐみ「じゃあ……優しくしてね?」
撫子「それは保証できないかな~」
めぐみ「ええっ、だってあまり声出したら……」
撫子「そういうこと言われるとさ、なんとしてでも出させたくなるよね」
めぐみ「………撫子のいじわる」
櫻子「終わった~~~~!!」
あかり「櫻子ちゃんよく頑張ったよぉ」
櫻子「あかりちゃん今日ありがとー。おかげで助かったよ~」
あかり「えへへ。お役に立てて嬉しいよぉ」
あかり「そういえば向日葵ちゃんは今日どうしたの?」
櫻子「今日はなんか用事があるんだってさ」
あかり「そうなんだぁ。寂しいねぇ」
櫻子「さ、寂しくなんかないから!」
あかり「でも向日葵ちゃんと付き合い始めたんでしょ?」
櫻子「ま、まあそうだけど……」
あかり「うふふ、櫻子ちゃんもっと素直になればいいのに」
櫻子「うるさいうるさい!///そんなこと言うお団子は解いてやる!」
あかり「やめてぇ~、お団子解かないでぇ~」
櫻子「あっ!」ガタッ
あかり「わぁっ!」ドサッ
櫻子(なんだか押し倒したみたいになっちゃった……)
櫻子(間近で見るあかりちゃんすごく可愛いしなんだかいい匂い……///)
櫻子(ってそうじゃなくて!)
櫻子「ご、ごめん!あかりちゃん!」
あかり「ううん、大丈夫だよ///」
櫻子「……」
あかり「……」
櫻子(どうしよう……なんだか気まずいふいんきに……)
あかり「あっ、そういえばケーキ持ってきたんだけど……」
櫻子「そ、そうなんだ……」
あかり「それでお姉さん達の分もあるんだけど食べるのかなあって……」
櫻子「じゃあ私が姉ちゃん達に聞いてくるね!」
あかり「分かった。あかりはここで待ってるね」
櫻子(はぁ……なんか逃げ出したみたいになっちゃったなあ……)
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めぐみ「ぁ……そこ……やぁ………んっ!」
撫子「指で弄られてそんなに気持ちいい?気持ちいいならさ……イっちゃいなよ」
ガチャ
櫻子「姉ちゃんめぐみちゃんあかりちゃんがケーキ持ってきたから一緒に食べな……」
撫子「あっ」
めぐみ「あっ」
櫻子「あっ」
撫子「……後でイくから先に食べてていいよ」クチュクチュ
めぐみ「ちょ……イくのは私……っ…ぁぁぁぁぁぁ!!」ビクッ
櫻子「なんか……ごめんね?まさかこんな時間からしてるとは思わなくて……」
櫻子(向日葵以外のイくところなんて初めて見たな……)
櫻子(どうしよう……なんだか変な気分になってきちゃった……)
撫子「どうしたの?めぐみ見て興奮しちゃった?」
櫻子「そ、そんな訳ない、から///」
撫子「そう?こんなに可愛いのに」ナデナデ
めぐみ「あう///」
櫻子「あ、いや、めぐみちゃんは可愛いと思うよ?」
撫子「でしょう?自慢の彼女だもん」
めぐみ「撫子どうしたの?今日ずっと変だよ?」
撫子「そうかな」
めぐみ「全然違うよ!ねえ櫻子ちゃん?」
櫻子「うん。こんな姉ちゃんあんまり見たくなかったというか……」
撫子「じゃあ変ついでにさ……」
撫子「3人でしない?」
めぐみ「いやいやいや。撫子何言って……」
櫻子「私はその……いいよ?しても……」
めぐみ「え……櫻子ちゃん本気?」
櫻子「もちろんめぐみちゃんが良ければだけど……」
めぐみ「私は前から櫻子ちゃんと仲良くしたいなって思ってたから……」
櫻子「そ、そっか……///」
撫子「自分で持ちかけておいてなんだけどあんまり仲良くされると腹立つんだけど」
めぐみ「もう、相変わらずヤキモチさんなんだから……」
めぐみ「まあそこが可愛いんだけどね」ナデナデ
撫子「っ///」
めぐみ「ふふっ、さっきのお返し」
あかり「櫻子ちゃん遅いなあ。何やってるんだろう」
あかり「あかりもお部屋行ってみようかなあ」
あかり「ここがお姉さんの部屋かな」
やぁ……、んんっ!
あかり「お姉さんのお部屋からなんか声がするような……」
あかり「なんだか色っぽくて……たまにお姉ちゃんの部屋からも聞こえる大人の声だ……///」
あかり「盗み聞きなんて良くないけど……でもなぜか離れられないよぉ……」
ガチャ
花子「ただいまだしー」
あかり「わ、わぁぁぁぁ!!」
花子「え、えぇぇぇ!」
花子「……あ、あかりお姉さん?どうしたし?」
あかり「いや、あの、その……」
花子「撫子お姉ちゃんに用があるなら呼んできてあげるし」
ガチャ、キィ-
花子「…………」バタン
花子「……ちょっと今は忙しそうだったし」
あかり「うーん、そっかあ」
花子(何でこんな時間からいたしてるんだし!夜まで我慢しろし!それに何で櫻子も混ざってるんだし!浮気だし!ひま姉に言いつけてやるし!)
花子(……別に羨ましくなんかないし。花子は楓一筋なんだし)
花子(あんなの見たせいで花子までなんだか変な気分になって来たし……)
あかり「花子ちゃん?大丈夫?」
花子「な、何でもないし!と、とりあえずリビングに戻るし!」
あかり「う、うん。わかった」
花子「全く櫻子はひどいやつだし。お姉さんを呼んでおいてほっといてあんなことするなんて……」
あかり「櫻子ちゃん達は何してたの?」
花子「お姉さんは知らない方がいいと思うし」
あかり「えぇ~、あかり気になるよぉ」
花子「……そんなに気になるなら花子達もやってみるし?」
あかり「え?」
櫻子「どうしよう、あかりちゃんのこと完全に忘れてたよ……」
撫子「かわいそうに」
櫻子「姉ちゃんのせいでしょ!?」
撫子「でも楽しかったでしょ?」
櫻子「それは……そうだけど……///」
めぐみ「さっき花子ちゃん帰ってきてたし花子ちゃんと遊んでるんじゃない?」
撫子「え、うそ。いつ?」
めぐみ「私と櫻子ちゃんで撫子攻めてたあたりかな」
撫子「うーん。覚えてないな」
櫻子「え、うそ。待って待って。意味わかんない」
撫子「どうしたの櫻子」
櫻子「リビングで花子とあかりちゃんが……」
めぐみ「ヤってるね。お互い初々しい感じが実に可愛らしいね」
櫻子「いや、そんなこと言ってる場合じゃ無いでしょ!」
撫子「そうだね。早く混ざらないと」
櫻子「えっ」
めぐみ「大室三姉妹丼!まさかこんな日が来るなんて……」
櫻子(こんなところ向日葵が見たらなんて言うんだろうなあ……)
櫻子(まあ、いっか!)
向日葵(昨日は宿題いっぱい出てたけど櫻子は大丈夫かしら……)
向日葵(用事も早めに終わったし櫻子の家に行ってみましょう)
ピンポーン
向日葵(出ませんわね……)
向日葵(まあ合い鍵あるから問題ありませんけど)
向日葵「櫻子ー?いますー?」
向日葵「なんかリビングから変な声が……」
向日葵「櫻子ー?」ガチャ
櫻子「あっ」
向日葵「あっ」
おしまい
読んで下さってありがとうございました
更新遅くてすみません
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