ちひろ「自分の担当アイドルをなんだと思ってるんですか貴方は」
モバP(以降P表記どす。おきばりやす)「どの娘も掛け替えのない大切なアイドルだと思っていますが何か」
ちひろ「…まぁいいです。要するにそういったオファーがあったのでこちらでOKしておきましたから」
P「え、俺今初めて聞いたんですけど」
ちひろ「ちなみに密着カメラマンはプロデューサーさんにお願いしますね」
P「なんでだよ」
ちひろ「そんなの決まってるじゃないですか。普通のスタッフさんに卯月ちゃん密着取材なんて出来ると思います?」
P「どいつもこいつも島村卯月を何だと思ってるんだってばよ」
ちひろ「撮影以外の普段の卯月ちゃんはどんな感じなのか、ってファンの皆さんも興味津々だそうで。でもそんな取材を実行出来そうな同レベルのバケモ…強者もなかなかいませんから」
ちひろ「そこで我らが346プロが誇る鋼鉄の社畜に白羽の矢が立ったという訳です」
P「どいつもこいつも俺を何だと思ってるんだってばよ」
ちひろ「卯月ちゃんの方には既に話は通してありますから。あ、これカメラです」
P「うわガチで俺にやらせる気かよ畜生。学生時代のバイト思い出すわ」
ちひろ「本当はプロデューサー密着取材なんてオファーもあったんですけどね」
P「そっちも初耳だよ!え、て事はそっちは断ったんですか?」
ちひろ「いえいえ。折角のお仕事ですからもちろんお引き受けしましたよ」
ちひろ「そっちは今頃アッキーが頑張ってくれていると思いますし」
P「そうですね、ちひろさんより信頼できますもんねアッキー」
ちひろ「私のことを何だと思ってるんだってばよ」
卯月「今回は私がメインですか!どうなっても知りませんよ!?」
凛「うわビックリした。どうしたの、突然明後日の方向に叫んだりして」
未央「あ、ほら。いきなり大声出したからこずえちゃんが落ちて来ちゃったよ」
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P「と、言う訳だから。今日は1日よろしくな」
卯月「需要があることに自分でもビックリです!大らかな国ですね!」
P「ハハッ、凄ぇ同感」
凛「ふーん、密着取材?ふーん、まぁ悪くないかな」スンスン
P「うん、密着取材するのは卯月にだから。お前さんが密着してきてどうすんの」
未央「はいはいしぶりん、ハウスハウス」
凛「ふーん、ふーん」ズリズリ
P「ってな訳で今日はいつもの仲良しニュージェネトリオじゃなくて卯月はピンでの仕事だから」
卯月「5代目シンデレラガール頑張ります!」
凛「3代目もいたほうが絵的に華やかだと思わない?」
未央「はいはい3代目クンスカガールは今日は未央ちゃんとお仕事だよ」ズリズリ
卯月「凛ちゃん未央ちゃんがいなくてちゃんと出来るかどうかちょっぴり不安です!」
未央「うん、正直私も心配。たぶんしまむーとは別ベクトルで」
凛「ふふ、大丈夫だよ。卯月だってもう子供じゃないんだし」
未央「つい昨日島村インフェルノで事務所の壁のオブジェにされてたっていうのに凄いメンタルだねしぶりん」
卯月「体を動かしたくて、ついやっちゃいました!」
凛「卯月はほんとにやんちゃだよね」
未央「しぶりんはしまむーに甘すぎない?初孫に対面した祖父母レベルだよ」
P「さて、じゃあそろそろ時間だな」
未央「はーい。それじゃ行こっかしぶりん」
凛「うん、いってらっしゃい」
未央「お前も一緒じゃい」ガシッ
凛「ふーんふーんふーんふーん」ズリズリズリズリ
卯月「凛ちゃーん!ミツボシー!頑張ってくださいー!」
P「よし、それじゃ早速密着スタートするか」
卯月「頑張ります!」ギュッ!
P「物理的にでなくてね?」メキゴキゴキベキ
P「今日はまず撮影があるんだっけか」
卯月「もうカメラ回ってるんですね!シュッシュッ
P「ジャブやめぃ。風圧でカメラがブレる」
卯月「当たり前にプロデューサーさん喋ってますけど声入って大丈夫ですか!?」
P「ああ、一通り撮影した後で編集するんだとさ。良い感じのナレーションに置き換えてカンブ〇ア宮殿みたいな感じにするっぽい」
卯月「良かったですね!また普通に番組に出てネットで大炎上したら大変です!」
P「あー、寝てはいけないLiPPSの時とかヤバかったもんな…「なんだあの埼玉臭いオッサンは」だの「サイボクハムで見たことあるオッサン」だのボロクソ言われたっけ…」クスン
卯月「燃え上がるのは茜ちゃんのテンションとかな子ちゃんの体脂肪とプロデューサーさんの自宅で十分ですね!」
P「燃えてたまるかぁ」
P「さて、てな訳で撮影現場に向かう訳だが…俺はこの通りカメラを回す必要があるのでトライドロンでの送迎はできません。なので」
卯月「走るんですね!」
P「撮影場所までどんだけあると思ってんだよ」
卯月「歩きですか!?」
P「交通機関使おうぜ」
卯月「いちについてー」
P「電車で行くってばよ!」
卯月「ドンッ!」ダダダダダダダダッ
P「ちょ、待てよ!ってもう見えなくなってるし!」
卯月「JR久しぶりです!」ガタンゴトン
P「ゼェ、ゼェ……よかった、何とか追いついて…」
卯月「大丈夫ですか!酸素足りませんか!?」
P「足りないのは若さとツッコミかな…急に走ったから脾臓が痛い」
卯月「反対側殴ったらどうでしょう!」ゴスッ
P「肋骨の隙間に抜き手とか」カハッ
ファン1「あ、あの!島村卯月さんですよね?ファンなんです握手してくださいぐわぁぁぁぁ!」ゴキゴキメキ
ファン2「すまないがサインを貰えないか。その気遣いはノーサンキューだ。色紙はここに用意してある」
ファン3「凄い!本当にテレビのまんまの島村さんだ!実在したんだ!」
ファン4「心が躍るな!」
P「そう言や変装とか全然してなかったもんな…電車の中でちょっとした交流会イベントになっちまったな」
卯月「皆さん命知らずですね!」
P「そう思うなら握手の力加減してあげろよ」
卯月「手を抜くのは失礼だと思います!」
P「全力でファンを仕留めにかかってどうするよ。狩人かお前は」
P「ん、ここで降りるぞ」
卯月「はいっ!」メキメキボキボキ
P「ドア勝手に開いてくれるから!」
カメラマン「はい、じゃあ今日はよろしくね~」
卯月「よろしくお願いしまむら!」
カメラマン「ははっ、相変わらず元気がいいねぇ。目のハイライトさん無いけど」
P(今更ながら、あの卯月が平然と受け入れられているとは…芸能界って凄い)
カメラマン「じゃ、まずは適当に何枚か撮っていこっか。それじゃカメラに向かって」
卯月「もう回ってるんですね!」シュッシュッ
カメラマン「ジャブやめて。風圧でカメラガックンガックンするから」
P「卯月ー、後で飴ちゃんあげるから大人しくしなさいー」
卯月「はいっ!」
P「わぁ、良い返事」
カメラマン「はいこっち向いてー笑顔笑顔。そうそう良い感じだよー?うんうん、見ていて不安を煽られる満面の笑顔だね」
P「凄ぇ日本語だな」
卯月「よく言われます!」エヘヘ
目ショボになってきたので寝るどす。たまにはしまむーメインでも良いよね?メインに据えるにはクセと味が強すぎる気がするけど
うちの卯月はちょっぴり腕白ですけど基本的に天使なので薄ら暖かい目で見ていてあげてください。いつからこうなったんだろ…オヤスミー
カメラマン「いいよいいよー、その凄く可愛いのに何となく歪な笑顔。ドキドキするね」カシャカシャ
卯月「えへへっ」
カメラマン「今日は付き添いさんがいるからかな?いつもより良い感じだねー。お、今の表情いいねぇ!タマヒュンものだよ!」
卯月「頑張りますっ!」シュッシュッ
カメラマン「ワンツーはやめて。風圧でカメラが揺れてあっレンズが」パリンッ
卯月「やっちゃいました!」
P(いい、笑顔です)
P「お疲れ様。オロナミンCでいいか?」
卯月「ありがとうございます!島村卯月、元気爆発です!」ビキッ
P「ちゃんと蓋外して飲みなさいな。ビンを千切るな。花山薫かお前は」
卯月「どちらかと言うと愚地館長派です!」
P「それにしても、卯月の撮影現場なんて久しぶりに見たなぁ」
卯月「最近この手の仕事が多いです!なんでも「見ててなぜかハラハラドキドキするグラビア」って評判だそうです!」
P「恐怖刺激かよ」
卯月「えへへ」
P「恐怖の対象なのは誉め言葉になるの?」
卯月「午後からは雑誌のインタビューです!でも時間が少し空いてます!」
P「そうだな。どこかで昼ご飯にしようか。何か食べたいものある?」
卯月「ロシアンおにぎりとかどうでしょう!」
P「それはまた凛と未央とまゆと前川でも誘ってやりなさいな」
卯月「はいっ!」
P「返事は凄く良いんだよなぁ」
卯月「よく言われます!」
P「確かに何か食べたいものはあるかって聞いたけどさ」ジュゥゥゥ
卯月「ホルモンは焦げるぐらい焼いて食べるものだって龍が如くで言ってました!」ジュゥゥゥゥゥ
P「ランチメニューとは言え人気アイドルが変装もせずに昼間から焼肉ってどうよ。あ、そこのソースとってくれ」
卯月「すいません!何となく家畜の臓物を食べたくなったので!」
P「言い方」
卯月「はらわた!」
P「ま、いいけどさ。ここのランチ一度来てみたかったし…はふふっ、旨っ」
卯月「意外と一人焼肉とかは出来ないチキンメンタルですか?」
P「言い方!」
P「んー、一人焼肉一人カラオケ一人ラウンドワン一人ディ〇ニー全然余裕だけどさ。旨いものって誰かと共有したくないか?」
卯月「わかります!でも本当に本当に美味しいものは独り占めしますよね!」
P「くそぅ、反論できねぇ」
P「あ、すいませーん。ご飯お代わりくださいー」
卯月「1セット丸ごとお代わりくださーい!」
P「おまっ、ここ高いんだぞ!?」
卯月「じゃあ3セットお代わりお願いします!」
P(領収書切れるかな…)
アリガトウゴザイマシター サインアリガトウゴザイマスー ウマイゾチェイスゥゥ!!
P「良かった…オーナーさんが卯月のファンで」
卯月「サインと握手と2ショット写真でお昼御飯がタダなんてアイドルって素晴らしいお仕事ですね!」
P「言葉のオブラードってドンキで売ってたっけ…」
P「さてと、んじゃ次は雑誌インタビューだな」
卯月「実〇ナックルズさんですね!」
P「断るわぁ。普通に女性誌だよ」
卯月「快〇天ですか!」
P「女性誌っつったろ」
卯月「セクシー路線にもチャレンジするべきでしょうか!」
P「色々と想像できないなぁ…何でだろ。卯月スタイル良い筈なのに」
卯月「えへへ」ボスボスッ
P「照れ隠しに、脇腹に抜き手は、今食ったものが、えふっ」ゴフッ
雑誌記者「はい、では今日はよろしくお願いします」
卯月「よろしくお願いします!島村卯月魂込めて頑張ります!」
雑誌記者「おや、今日はプロデューサーさんもご一緒なんですね」
P「あ、俺の事はお構いなくどうぞ。風変わりなハシビロコウだとでも思っていて下さい」
雑誌記者「ちょっと何言ってるのかわかんないんですけど。…では、早速始めますね?」
卯月「ご趣味はなんでしょうか!」
雑誌記者「そうですねぇ…最近は自家製ヨーグルト作りが、ってコッチじゃなくてね?」
卯月「場を和ませるジョークです!」
雑誌記者「和む前に異空間に放り込まれた気分ですけどね。えっと、では気を取り直して…」
卯月「ちなみに今日のお昼ご飯はホルモンランチです!」
雑誌記者「あ、何かモツ臭いなぁとは思ってたんですよ…って!」
P(この記者さん良いツッコミするなぁ)
雑誌記者「では…、5代目シンデレラガールになってから益々お仕事が大忙しの島村さんですが、貴女にとってアイドルの仕事とは、一体どういったものなのでしょうか?」
卯月「時々お昼御飯がタダになる職業です!」
雑誌記者「なるほど……それはお得ですね」
卯月「お腹いっぱい食べました!」
雑誌記者「島村さんはよく食べる、と…」カキカキ
雑誌記者「では、そんな島村さんにとってシンデレラガールになった今後、何か目標のようなものはあるのでしょうか?」
卯月「次の杉下警部の相棒役でしょうか!」
雑誌記者「女優業も視野に、と…」カキカキ
P「…」チラッ
『自分の笑顔でファンの皆さんも笑顔にすることが出来る素晴らしい仕事。今後はドラマ出演などにもチャレンジしてみたいと思います』
P(なんて優秀な翻訳さんなんだ…)
P「お疲れさん。ほれ、綾鷹」
卯月「ありがとうございますハシビロコウさん!」ブヂィッ
P「Pさんだよ。あとペットボトルはちゃんと蓋を取りなさい。何で飲み口千切るの」
P「何というかアレだな。凄く優秀な記者さんだったな」
卯月「使える部分があれば良いですね!」
P「純粋無垢な笑顔でなんつー事を」
仕事なのでそろそろお布団にズサーしてくるどす。いやぁ、しまむーは普通キャラだから意外と動かすの難しい…個性って大事だね
ほんとはアッキー密着取材にしようかと思ったんだけど需要が不安だったので無難に普通しまむーにしましたうん普通普通オヤスミー
芳乃「依田は芳乃がお送り致しますー、FM346れでぃおー」
芳乃「昼餉の後の小休止にー、相棒の再放送までの繋ぎにー、今日もほんのひと時お付き合いくださいませー」
芳乃「さてさてー、では早速今日のおたよ」
卯月「ゲストです!!」バァン!
芳乃「聞いておりませぬー」
卯月「サプライズです!」
芳乃「確かにびっくりしましたー」
芳乃「ほー?」
P「よ」フリフリ
芳乃「そなたー?」ピョンッ
卯月「あ、このお便りを読めば良いんですか?頑張ります!」
芳乃「そなたーそなたー、何故ここにおりましてー?おりましてー?」
P「芳乃ー、収録中収録中。現在進行形で放送事故だぞー」
卯月「『いくら課金しても目当ての娘が引けません。どうすればいいでしょうか?』課金額が足りないだけだと思います!」
芳乃「そなたーそなたー」ペチペチ
P「…どえらいスンマセン」
スタッフ「え?ああ大丈夫ですよ。リスナーから今もめっちゃ大反響ですし。サプライズ卯月ちゃんキター!って」
P「同業者が言うのもアレですけど、凄い業界ですよね」
スタッフ「この世界ウケたもん勝ちですからね」
卯月「はい次のお便りです!『飼っている犬に収入も仕事も負けてるんだけど、どうずばいいのかな』きっとその犬は犬じゃなくて別のナニカなんだと思います!」
芳乃「そなたー、そなたもゲストですー?ゲストでしてー?」
P「んな訳あるかい。ほら仕事しなさい仕事。卯月に番組乗っ取られるぞ?」
卯月「このラジオネーム『太田ナントカ優』さんには芳乃ちゃんの食べかけのこの歌舞伎揚げをお送りします!」バリボリ
芳乃「だめですーそれはわたくしのですー」
スタッフ「あの…これからもちょくちょく島村さんゲストに呼べませんかね?」
P「ああ、それならまずはこの島村卯月取扱説明書をですね」ドサッ
アリガトウゴザイマシター ソナターマタアトデデスー
卯月「これが飛び込み営業ですね!」
P「同僚の仕事場に乱入しただけだよ」
P「でも仕事ゲットしちまったな。ほんと大らかな業界だよなぁ…」
卯月「6代目シンデレラガールも確実です!」
P「ハハッ、頼もしい限りだな」
卯月「では次は誰の現場にバーンしましょうか!」
P「えーっと、ここから一番近いのは時子の『黙って煮汁でもう一品』の現場だけど…ってバーンさせてる自覚あるならやめなさい」
卯月「はいっ!」ズボボッ
P「返事と聞き分けいいなぁ。これで道路標識引っこ抜いてたりしなかったらただの天使なんだけど」
卯月「体力が有り余ってます!若さでしょうか!」
P「なんだろ、耳と心が痛い」
卯月「心労ですか?ストレスですか?心の病ですか!?」
P「全部心当たりがあるなぁ…」
卯月「スタドリも精神までは癒せないですからね!」
P「多少のストレスは森久保のドリル逆巻きにしたり幸子の横ハネぺったんこにしたりして発散出来るけどさ」
卯月「割りとサイコなんですね!」
P「お前さんがそれを言うの!?」
P「まぁいいや。とりあえず移動するか」
卯月「そろそろオチの時間ですか!」ズリズリ
P「どんだけ雑なんだよ。あと停留所はそこに置いておきなさい。向こうでバスの運転手さんアワワしてるから」
卯月「はいっ!」ドシンッ
P「こら、もっと丁寧に。ああほら衝撃でこずえが落ちてきたじゃないか」
キン肉マン読み終わったし目がシパシパしてきたのでそろそろ布団という巣に戻りますけん。
もうちょっとだけウチの島村ルプスレクスさんにお付き合いくださいオヤスミー
P「今日の卯月のスケジュールはこれで終わりだけど、どうする?密着取材もこの辺でいいのかな」
卯月「まだ尺が余ってると思います!」
P「家系ラーメンみたいに濃密な映像撮れてるから大丈夫だと思うけど」
卯月「今更ですけど私みたいな無効性の権化みたいな娘で視聴率平気なんでしょうか!」
P「心配しなくても卯月はLiPPS全員足したより個性的だよ」
卯月「そうですか?えへへ」
P「卯月の中の褒めワードが未だにわからねーでごぜーますよ」
P「取りあえず一旦事務所戻るか」
卯月「はいっ!」
P「おーい電車使うから。何でクラウチングスタートの構え取るんだよ」
卯月「いちについてー!」ドダダダダダダ
P「せめてヨーイドンで走れぃ!ってもう見えねぇし!」
P「ちょ、待ちなさい卯月!待てって!待てこらバーサーカー!!」
卯月「捕まりました!」
P「ゼェ、ゼェ…!オェッ…、おま、良い歳のオッサンを、あんまり、うっぷ…マジ走りさせなさんな…」
P「スタドリのお陰でラディカルグッドスピードが使えるようになってなかったら危なかったぞ」
卯月「運動神経悪くてすみません!レッスン不足かもしれませんね!」
P「事務所内戦闘能力トップ3入賞者が何言ってんだよ」
卯月「そのうち物理で芳乃ちゃんにも勝ちます!」
P「アイドルとして勝負してくれよ…頼むからさ」
卯月「ヨーイドン!」ドダダダダダダ
P「会話のキャッチボール!!」
-島村卯月です!よろしくお願いします!-
-私、精一杯頑張りますから、一緒に夢叶えましょうね♪-
-『笑顔』なんて、『笑う』なんて、誰でも出来るもん…!-
-もう、パーフェクトもハーモニーもないんですよ…-
-私のアイドル強度は1000万パワーです!-
-言いたいことは…いくつかあるんです…一言でいうなら-
-本気にさせましたね?-
P「…はっ!?」
卯月「あ、起きました!」
P「…あれ、ハイライトお休み中の卯月の膝枕だ」
卯月「連続全力疾走は年齢的にキツかったみたいですね!白目剥いて泡吹いてバグスター生み出して倒れました!」
P「年齢的にキツいオッサンを何度も走らせんでくれぃ…ごふっ、脾臓が…」
卯月「そう言えば魘されてましたね!つい録画しました!」
P「うん…懐かしい思い出を振り返ってたわ。あとで動画よこせ消してやる」
卯月「走馬燈ですね!」
P(いつから卯月は「この卯月」になったんだろ……ウッ!?思い返そうとすると謎の頭痛が)
卯月「でも良かったです。このまま起きなかったら人工呼吸しようかと思っていたところでした!」
P「色んな意味で助かったわ」
卯月「気道を確保してお鼻を摘まんでアバラを砕くつもりでヒッヒッフーするんですよね!?」
P「色々混ざってる上に実行されたら救命行動じゃなくて死因になっちまうわな」
P「あ、そろそろ起きるから万力のような力で押さえつけてるこの腕離して?」
卯月「しまむーの太ももむーはもういいんですか?無料ですよ!」ググッ
P「心地良いのは確かだけどハイライトのない笑顔に延々見下ろされてると凄く不安になるんだよ畜生微動だにできねぇ」
卯月「あ、クシャミしたらごめんなさい!」
P「逃げ場が無い!!」ジタバタ
今夜中に完結させようと思ってたのにたい焼き齧ってモフモフしてたらこんな時間だ…何故だ
出来れば明日ぐらいにこのけだものフレンズ完結させられるようガンバリマス夜更かしよくないオヤスミー
よしのんのCDを聞いて、さいたま県民の脳は破壊された可奈?
卯月「ただいま戻りました!」ガチャボキッ
P「戻りましたー」
ちひろ「あら、おかえりなさいお2人とも。卯月ちゃんドアはノブ回して開けてくださいね?」
卯月「はいっ!」
P「あらら…後で芳乃に直してもらうか」
卯月「芳乃ちゃんクレイジーダイヤモンドみたいですね!」
P「クレイジー代表格が言うか?」
ちひろ「もう密着取材は終わりなんですか」
P「ああ、卯月の今日のスケジュール消化しちゃったし、一旦事務所に戻ろうかって話になって」
P「あ、ついでに卯月の仕事が増えました。後で報告書作りますね」
ちひろ「何しに行ってたんですか」
卯月「主にプロデューサーさんの脇腹に打撃を与えてました!」
ちひろ「本当に何しに行ってたんですか」
P「取りあえず事務所に戻ったけど、どうしようか」
卯月「床を剥がしますか!」
ちひろ「暇潰しに事務所破壊しないでください本気でお願いします」
卯月「はいっ!」メリメリッ
P「卯月、ステイ」ムンズ
卯月「しまむっ」
P「ふぅ、危うく下の階と吹き抜けになるところでしたね」
ちひろ「何で卯月ちゃんって首根っこ掴むと大人しくなるんですか?」
P「さぁ、多分前世サーバルキャットだったんじゃないですか?」
卯月「しまーー」プラーン
ちひろ「大人しくしていればただの美少女なんですけどねぇ…えい、今のうちに頬っぺたぷにぷにしときましょう」
P「そうそう、大人しくしてるだけで意識はハッキリしてますから。手を放した途端襲い掛かりますよ?」
ちひろ「絶対離さないでくださいね!?」
P「へくちっ」クシュン
卯月「解き放たれました!」
ちひろ「言った傍から!!」
----------------------------------------
P「てな感じで、何とか無事に終わった訳だよ」
凛「ふーん」
未央「プロデューサーは確かに無事だけどさ。ちひろさんがミイラみたいになっちゃってるのはいいの?」
P「スタドリかければ一瞬で完治するんだけど、免疫が無い人が飲むと毛根が死滅したり1週間パピプペポしか言えなくなったりするらしいんだわ」
未央「日頃からなんてものを飲んでるのさ!」
凛「ふーん」
P「お、そろそろ始まるぞ。いやぁ、どんな感じになってるのか当事者ながら楽しみだな」
未央「ほらしぶりん。テレビ始まるからこっちおいで。いつまで拗ねてるの」
凛「ふーん」
『プロフェッショナル達 ~仕事の流儀~』
-あなたにとって、アイドルとは何ですか?-
「多くの人々に夢を、希望を与える存在。それがアイドルというものだろう」
-アイドルの皆さんに向けて、何か伝えたいことはありますか?-
「決して楽な道ではない。時には挫折し、悩み苦しむ時もあるだろう。だが忘れるな。お前たちは決して1人ではない」
-とても真摯なコメントありがとうございました。以上、芸能事務所346プロより、アッキープロデューサーと共にお送りしました-
「優、何故泣いているのだ」
P「こっちかよ!」
未央「わっビックリした。いきなり大きな声出すからこずえちゃんがまた…あ、ほたるちゃんの上に落ちた」
凛「ふーんふーん」
卯月「雑なオチです!」
芳乃「ちゃんと持っていてくださいー。ドアが直せませんー」
ネタどうしようってモソモソしてたら「しまむー密着取材書けハムスター野郎」と有り難い電波を貰ったのでトライしてみました、実は初めてな島村さんメイン会でした。…何なんだこの卯月は
どうでもいいかもしれませんがハイライト消えてるより黒目グルグルなイメージですね、うちの卯月は。うんホントどうでもいいですスンマセン。
また頭のおかしいモノ書くと思いますが生温く見守っていてください。しかし本当に何なんだこの卯月は
オツカーレ
?「ここでCMですっ!」
?「わた…芳乃さんの歌われた、しーでーが発売されましてー。皆々様もご購入を検討してくださいませー」
?「買わないと、芳乃ちゃんに変わって殴り込みに入りますね!」ガンバリマス
このSSまとめへのコメント
この作者、自己投影し過ぎだろ…
この怒濤のテンポとテンション。勉強になります(笑)