モバP「カリスマギャル城ヶ崎美嘉かぁ」 (19)
P「まさかあの人気急上昇中アイドルの城ヶ崎美嘉を担当させてもらえることになるとはな」
P「勉強のため彼女の載っているファッション誌を買ってみたが……表紙を飾るなんてやっぱりすごいよなぁ」
P「ふむ……」パラパラ
P「こうして改めて見るとかなりきわどい衣装ばかりじゃないか……これも、これも……」パラパラ
P「セクシー路線とは聞いていたが、この扇情的なポーズと表情……まだ高校生だろ?」ゴクリ
P「……セクシーギャルか」
P「こんな子が担当になったらきっと……」
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スタッフ『OKでーす!』
美嘉『お疲れ様でしたー!』
P『お疲れ、美嘉。今日も良かったぞ』
美嘉『ありがと、プロデューサー。……ふぅ、それにしても、ほんとに疲れちゃったなー』
P『今日は撮影が長引いたからな。なんだったら着替えるのは少し休んでからでいいぞ。ほら、椅子』
美嘉『お、気が利くね。それじゃお言葉に甘えさせてもらおうかな。よいしょっと』
美嘉『ふぅ、ずっと立ちっぱなしだったから足パンパン』モミモミ
P『……』チラッ
P(片足を持ち上げてふくらはぎをマッサージしている)
P(今回の衣装は露出が多く、下はホットパンツだ。露わになった太ももについ目が行ってしまう)
P(そしてやや足を広げたことで生まれた太ももとホットパンツの間のわずかな隙間にも……)
P(さすがに下着までは見えない。見えないが、そうとわかりつつも無意識に視線が吸い込まれてしまう男の悲しい性よ)
P(……っていかんいかん、自分の担当アイドルだぞ。そんなことより……)
美嘉『♪』モミモミ
P(……こいつ、目の前にいるのが気心の知れたプロデューサーとはいえ無防備すぎやしないか?)
美嘉『プロデューサー?』
P『へぁっ!?』ビクッ
美嘉『あはは、ビックリしすぎ!どしたの?さっきからボーッとしちゃって』
P『あ、いや……』
美嘉『もしかしてプロデューサーも疲れちゃった?それともぉ……』
美嘉『アタシの脚がそんなに魅力的だった?』
P『!』ドキッ
P(不意に投げつけられた妖艶な声色と目つきに思わずどきりとしてしまう)
P(さっきまでの城ヶ崎とまるで違う、こちらのことなど全て見透かしているかのような雰囲気……)
P『な、何のことだ?』
美嘉『男の人ってなんでそうやってごまかすんだろ、見てんのバレバレなのにさ』
P『う……確かに見てた、見てたが別にやましい意味ではなくてだな、プロデューサーとはいえ一応男の前なのに無防備すぎないかと思って……』
美嘉『ふーん、まあ信じてあげる。あとこれくらいで無防備なんて気にしすぎ。オトコの視線なんて慣れてるし』
P『……ずいぶん男性に慣れてるみたいだな』
美嘉『まあ一応ギャルだし?そういうプロデューサーは童貞でしょ』
P『なっ!?』
美嘉『あははっ、おかしー!童貞の人ってみんな似たような反応するよね』
P『ち、違うぞ、俺は童貞じゃ……』
美嘉『ふーんそうなんだー♪じゃあプロデューサー……アタシの脚、マッサージしてくれない?』
P『えっ……?』
P(唐突な提案に戸惑いつつも目はしっかり脚を見てしまう)
美嘉『してくれないの?やましくないし童貞でもないなら平気でしょ?ほら、アタシ疲れてるし、たまには担当アイドルのわがままくらい聞いてよ』
P『……しかし』
美嘉『ねえプロデューサー、アタシ今日このへんがすっごく凝っちゃったな……このへんと……ここも……』
P(そう言いつつ脚につーっと指を這わせる美嘉。目が離せない)
美嘉『プロデューサーがアイドルのケアをするなんてなにもおかしくないでしょ?それとも……童貞クンだからできない?』
P『……』
P(妖しい笑みを浮かべながら言う美嘉)
P(こいつは俺をからかっている。もてあそんでいる。冷静に反撃するべきだ)
P(頭ではそうとわかっていつつも俺の体はフラフラと美嘉の元へ吸い寄せられていき……)
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P「…………うん」
P「こんなことになったらいかんし、やっぱギャルとはいえ無防備すぎるのも考え物だよな……」
P「そのへんはちゃんとこうプロデューサーとしてビシッと言ってやらないとな…………こう……ビシッと……」
P「あと俺、全然童貞じゃないしな……」
P「そのへんも含めてよく言って聞かせないとな……うん……」
P「………………」
P「やっぱりギャル仲間みたいのがいるのかな……」
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P『買い物終わり。次の店行くか』
美嘉『ん?あれって……おーい!プロデューサー!』
P『え?』
美嘉『やっほー』
P『美嘉か、奇遇だな』
美嘉『プロデューサーも買い物?』
P『ああ。そういえば俺たちオフが被っていたな』
ギャル子『ねえねえ、この人が美嘉がいつも言ってるプロデューサーさん?』
美嘉『そだよー』
P『えっと、美嘉のお友達かな?はじめまして、美嘉のプロデュースをしているPです』
美嘉『もー、プロデューサーかたすぎ!』
ギャル江『あはは、いつも美嘉が言ってるみたいにほんとに童貞っぽーい!』
P『どっ……お前、なんて話を……』
美嘉『だって童貞なのは事実じゃーん』
P『だから俺は童貞じゃないって何度言えば……!』
ギャル香『うわあ、ムキになるあたり絶対童貞ですよ!童貞!』
P(なんで俺は初対面の人たちにまで童貞童貞言われなきゃいけないんだ)
P(でもなんか……ギャルに小馬鹿にされたような感じで童貞とか言われると……ちょっと気持ちいい……?)
美嘉『ちょっとー、プロデューサーをからかっていいのはアタシだけなんだからね』アハハ
ギャル子『でもでもー、あたし童貞の人ってかわいくって好きだなー』ムギュ
ギャル江『あたしもー。なんかイタズラしたくなっちゃうよねっ』ムギュ
P(なぜか左右から抱きつかれてしまった……ギャルのノリなんなの、というかそんなに押し付けないで)
P(でも何だろう、なぜか嫌じゃない、もっとギャルに翻弄されたい……って何言ってるんだ俺は)
P『あ、あのー、ちょっと苦しいんだけど』ドキドキ
ギャル子『あはは、照れてるー!かわいー!』ギュー
ギャル江『ほらほらほらー!童貞クンには刺激が強いかなー?』ギュー
P(あぁーありがとうございます!締め付けと言葉ありがとうございます!)
P(美嘉の友達だけあって二人とも容姿のレベルが高く、いい匂いがする。ギャルだしそのへんにはかなり気を使っているのだろう)
P(さらにステレオ言葉責めも加わると更なる高みに……)
P(やばい、確かに刺激が強い、もっと強くしてほし……いや違う!このままだとまずい!公衆の面前でエレクチオンしてしまう!)
P『美嘉、見てないで助け……』
美嘉『プロデューサー?』ギロッ
P『へっ?』
美嘉『何アタシ以外の女に鼻の下伸ばしてんの?』ツカツカツカ
P『あの、美嘉?』
美嘉『プロデューサーはアタシのおもちゃなんだから!』ガバッ
P『ぐっ!?』
ギャル子『おおっ!』
ギャル江『正面から行ったっ!』
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P「………………」
P「うん……」
P「何だろうねこれ…………」
P「なんで俺はさっきから自分の担当アイドルでこんな妄想しているのだろうね……」
P「もうアイドル関係なくなってるし……」
P「…………」
P「はあ……明日は美嘉との初顔合わせだしもう寝るか……」
美嘉「はじめまして★城ヶ崎美嘉だよー。一緒にトップアイドル、目指そうね!」
美嘉(なんか優しそうだしいいかも)
P「はじめまして、俺はP。こないだの雑誌見たよ」
美嘉「お!見てくれたんだ★どう?アタシのセクシーな魅力にやられちゃったかな?」
P「ああ、とてもよかったよ。今はファン層の中心は女性だけどこれから男性にも十分アピールしていけると思う」
美嘉「ホントに!?ありがとー★」
P「やっぱりギャルで男性経験豊富だから男性の惹きつけ方をよくわかってるんだろうね」
美嘉「え゛」
P「男を手玉に取る魔性の魅力って言うのかなあ……童貞の俺ではかなわないよ」
美嘉(ええぇぇぇーーーーーーーっ!!??急に何言ってるの!?男性経験とかど、どーてーとか……)
P「……」ウズウズ
美嘉(!? 何か様子が変……)
美嘉(はっ!まさか試されてる!?セクシー路線で行くならこれくらいの会話はできて当然ってこと!?)
美嘉「え、えっと、そうだねー、なんたってカリスマギャルだし!?」
美嘉「それとプロデューサーってその、どーてーさんなんだぁ!」
美嘉「まー元気だしなよ!プロデューサーいい人だと思うし見た目も悪くないからきっといい出会いがあるって!」
P「……」
美嘉(どうだ……?)ドキドキ
P「……思てたんと違う!!!」
美嘉「!?」ガーン
おわり
姉ヶ崎といえば処女ヶ崎のイメージですけどビッチヶ崎は需要ないんですかね
誤解のないように言っておきますが作者は童貞ではありません
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