【安価・コンマ】ペルソナみたいの作りたい! (445)


>P4面白いよね

>P4みたいの、もっとたくさん見てみたいよね

>けど最近P5出たから、この先数年はアトラスプレゼンのPシリーズ出ないよね

>じゃあしばらくの間は『っぽいの』で我慢しようかな

>ってなワケで、それを>>1自らが作ってみましょって感じですハイ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1488380071


>んではではァ、>>1はジャックフロストっぽい口調で……

>オリジナルssの舞台設定してくホー

>まずは作品のジャンル決めだホー

>A案・仲間と一緒に苦難困難苦境逆境乗り越えて、ラスボス倒すの目指してくシリアス系

>B案・ボッチ状態から友達作って男友達と親友になってみたり、可愛い女の子と真っ赤な糸で結ばれてみたりの日常青春系

>下3まで多数決なんだホー


>じゃあB案で決定ホー

>青春かホー……

>とっても甘酸っぱい響きホー♪

>けどけどぉ?

>その輝きを眩くするには、暗~い影を落とす必要があるんだホー……

>キャラ同士を、上辺だけのおサムい関係にしないためには!

>>>1が溶けちゃうくらい、アッツアッツなホットな関係にするためには!

>『燃料』として敵が必要なんだホー!

>そんなワケでホー?

>どういう『燃料』にするか決めるため、物語の舞台を決めるホー!

>1・現代、一人の学生(主人公)が転校生として、とある学校に転校した場面から物語は始まる

>2・中世風、魔物が存在する世界で、魔法学校の生徒として新学期を迎えた場面から始まる。もしくは魔物を狩る事を生業とした冒険者(主人公)の、戦いの日々(コメディ)の物語

>下2なんだホー♪


>続けて安価を出すホー

>ズバリ! ホー

>主人公は魔法学校の生徒なのかホー?

>それとも、危険を冒して平和を守る冒険者なのかホー?

>これは物語の大体が決まる重大な安価なのだホー

>レット アス ゴーなんだホー♪

>下1ホー♪


>1、じゃないんだホー(怒

>生徒なのか、冒険者で答えるんだホー

>重要だから、省略してほしくないんだホー

>……気を取り直して、再安価なんだホー

>下1ホー


>主人公は中世風ファンタジーの冒険者で決まりホー♪

>じゃあ次は主人公を決める予定、なんだけど……ホー?

>ペルソナシリーズを模倣するなら感情移入しやすいように、主人公はあまりキャラ付けしない方がいいのかもしれないのだホー……

>どうするホー?

>システムメッセージで話す、P3・P4・P5主人公みたいにするホー?

>しっかりキャラ付けして、1キャラクターとしてストーリーに絡ませていくのか……ホー?

>下2に決めて欲しいホー……


>それでこそペルソナssの住民ホ♪

>テンション、上がってきたホ!

>ヒーホー!

>ヒーホー!

>ヒーホー!

>……それじゃ、主人公の性別決めるホ

>男なら、恋愛対象は女の子だホー♪

>女の子なら、恋愛対象は男だホー♪

>下3までの多数決だホー

ダメもとでふたなりで攻略対象女と書いてみる


>ヒホー……>>19、オイラは健全なssを目指してるんだホ

>無理とは言わないけど、そういうの入れちゃうとアダルトなサイトになっちゃうホ……

>悪いけど、今回は見送らせてもらうホ?

>……っとまあ、そうゆーワケで? 主人公は男に決まったホー

>ちなみに主人公の設定は諸々省くホ、期待してたブラザーはゴメンナサイだホー

>さてさて、なんだホー♪

>ヒホー、職業が職業だけに、バトルもあるかもホ?

>だから能力は決めてくホ♪ ヒホー♪

>HP下1コンマ二桁×5

>SP下1コンマ二桁×5

>筋力下2コンマ左の数×10

>魔力下2コンマ右の数×10

>耐久力下3コンマ左の数×10

>速度下3コンマ右の数×10

>運下4コンマ二桁

※0は10扱い

>あっ、ちなみに『勇気』とかのステータスとは別のヤツだホー


>ヒホ……SPは『コンマ二桁×2.5』の間違いだったホ~……

>端数切り捨て、だから……


主人公
HP 265/265
SP 132/132

筋力 90
魔力 50
耐久力 40
速さ 40
運 70


>ヒーホー……既に筋力がカンスト間近だホ……

>他に決めることは……なんかあったホー?

>あ、主人公の魔法の属性も決めとかないといけないホ?

>じゃ決めるホー♪

物理・魔法の中で唯一ダメージが筋力依存。凍結、感電中の敵にダメージアップ

火炎・与ダメージが大きい。ヒット時に炎上の状態異常判定が行われる

氷結・範囲攻撃に優れる。攻撃成功時に凍結の状態異常判定が行われる

雷撃・命中しやすい上に攻撃力が高い。当たれば感電の状態異常を確率で引き起こす

疾風・そこそこの攻撃力だが、必中。炎上中の敵にダメージアップ

念動・攻撃力は最低値だが視界に映っている敵には必中。攻撃対象が、精神の状態異常の場合ダメージ大上昇

核熱・攻撃力最高値だが命中率は低い。炎上、凍結、感電中の敵にダメージアップ

破魔・弱い上に消費SPが多い。即死付与の魔法もある……らしい

呪殺・弱い上に消費SPが多い。即死付与の魔法もある……らしい

>下1から3まで、一つずつ選んでホ♪


>眠たいホー……

>オイラは寝るけど、他に決めたいことがあれば書いてほしいホ

>起きたら再開ホ~……

>ヒホー、お休みなさいホ~

>あ、安価は下なんだホ……


>物理、氷結・核熱、の3つホ? 了解だホー

>あとあと、決めなきゃいけないことが2つあって、伝えることが1つあったホ

>まずは、魅力的な主人公に必要な『特別な力』を決めるホ♪

直下コンマ判定
1~5 生まれが特殊、剣or魔法の扱いに長じる
6~0 実は全属性の魔法を使える


>ヒホー、了解だホー

>それじゃ主人公君は一応全属性使えるけど、物理、氷結、核熱は得意な魔法属性ってことにするホ

>ヒホー、まるでペルソナの『ワイルド』みたいな力ホー♪

>イイホ、イイ感じだホー♪

>お次は主人公の名前を決めちゃうホ

>苗字4文字、名前2・3文字でお願いするホー♪

>下3まで募集するホー♪


>ヒホヒホー……舞台は中世風ファンタジーなんだホー……

>登場人物も、基本 横文字の名前の予定ホ……

>どうするホ?

>主人公クンは異世界に存在する、日本風の国の出身にするホ?

>それとも何かしらの理由で異世界に飛ばされた日本人にするホ?

>下1の人、決めちゃえホー

>少しならアレンジオッケーだホ♪

日本風の国出身にした上で名前を横文字にする(ツカサ・カブラギなど)

自分が>>8で中世ファンタジーに決めたのに勘違い本当にすみません…


>>>37りょーかいだホー

>>>39気にすんなホ

>とゆーことでホ、名前を決めちゃうホ

>1、カナエ・サガハラ

>2、セイヤ・クスノキ

>3、ツカサ・カブラギ

>2点先取だホー♪


>セイヤ・クスノキ、了解だホ~

>なんかホストクラブにいそうな名前だホ……

>最後に、このスレのコンマの判定について説明するホー

コンマ判定表
1~3 マイナスな展開へ
4~6 プラスorマイナスな展開へ
7~9 プラスな展開へ
0 再判定、ただしその判定では偶数で超プラス展開、奇数で超マイナス展開となります

>このssは約1年を期限に、1日ずつ進んでいくホー

>それでは本編開始ホ~♪


鼻の長い老翁「……ようこそ、我がベルベットルームへ」

>…………

>……ここは……

鼻の長い老翁「ほう……これはまた、変わった定めをお待ちの方がいらしたようだ……フフ」

イゴール「私の名はイゴール。お初にお目にかかります」

イゴール「ここは夢と現実、精神と物質の狭間にある場所……」

イゴール「本来は、何かの形で“契約”を果たされた方のみが訪れる部屋……」

イゴール「貴方には、近くそうした未来が待ち受けているのやも知れませんな」

イゴール「どれ……まずは、お名前をうかがっておくと致しましょうか……」

1、セイヤ・カブラギだ
2、カブラギ・セイヤだ
3、…………


下1なんだホ……


イゴール「……ふむ、なるほど」

イゴール「では貴方の未来について、少し覗いてみると致しましょう……」

イゴール「“占い”は、信用されますかな?」

>男が手を払うと、カードが机に並んだ……

イゴール「常に同じにカードを操っておるはずが、まみえる結果はそのつど変わる……」

イゴール「フフ、まさに人生のようでございますな」

>並んだカードの一枚が裏返る……

イゴール「ほう…近い未来を示すのは“塔”の正位置。どうやら大きな“災難”を被られるようだ」

イゴール「そして、その先の未来を示しますのは……」

>先程とは別のカードが裏返る……

イゴール「“月”の正位置。“迷い”そして“謎”を示すカード……」

イゴール「……実に興味深い」

イゴール「貴方はこれから向かう地にて災いを被り、大きな“謎”を解く事を課せられるようだ」

イゴール「近く、貴方は何らか“契約”を果たされ、再びこちらへおいでになる事でしょう」

イゴール「今年 運命は節目にあり、もし謎が解かれねば、貴方の未来は閉ざされてしまうやも知れません」

イゴール「私の役目は、お客人がそうならぬよう、手助けをさせて頂く事でございます」

>男が手を払うと、カードはひとりでに束になった……

↓1ベルベットルームの住人(女性)の名前
↓2彼女の特徴を簡潔に一つだけ


イゴール「おっと、ご紹介が遅れましたな」

イゴール「こちらはシャルロット。同じくここの住人でございます」

シャルロット「っ……」

シャルロット「わっ、私は、シャルロット……です」

シャルロット「お客様の、旅のお供をします……じゃなくて、務めて参ります……」

イゴール「詳しくは追々に致しましょう……」

イゴール「ではその時まで、ごきげんよう……」


4月2日(日) 朝


>…………

>気のせいだろうか……何か、夢を見ていた気がする……

>…………

>……思い出せない

>…………。そろそろ起きなければ……

直下コンマ判定
1~3 ?「……朝メシはそこにある」
4~6 ?「おはようございますっ、わたしが起こしに来ましたよ!」
7~9 ?「カブラギ様、お目覚めでしょうか」


直下コンマ判定
偶数 ?「おっ、お客さん、起きたかい?」
奇数 ?「グギャ、グギャギャッ!」


緑肌の怪物「グギャ、グギャギャッ!」

怪物2「グギャギャギャ」

怪物3「ギャッギャ!」

>…………

>……そういえば、昨日の昼から記憶がない……

>後頭部がズキリと痛む……

>…………

>灯された松明は、湿った岩窟を照らしている

>どうやら自分はこの魔物に襲われ、住処に連れ去られたらしい……

>……食料として


>見える範囲にはゴブリンが数体……

>声から察するに、他の場所にも何体か散っている様子

>……手持ちの荷物や武器は奪われてしまっている

>……さて、どうしたものだろう

>剣がなくとも、魔法が使えるなら脱出は簡単そうだが……

>敵地を素手でうろつくのは危険だ

>…………

1、……長居は遠慮するとしよう
2、大人しく助けを待とう……
3、フリィィィダァァァムッ!

↓1


>……待っていても、助けが来るとは限らない

>それに、10数体の魔物が住処を作っているとあれば、近隣の村には脅威だ

>魔物狩りの冒険者として、ここは一つ働いておくとしようか……

>目に見える範囲で、敵は三体

>各々 武器として棍棒を握っている

>対して自分は、手足を縛られ地面に横になっている

>体の抹消に痺れがあるが……この程度の縄なら、引き千切るのは可能だ

>……まずは……

カブラギ・セイヤ
HP 250/265
SP 132/132
筋力 90
魔力 50
耐久力 40
速さ 40
運 70


ゴブリン
HP 101/101
SP 24/24
筋力 15
魔力 7
耐久力 6
速さ 9
運 10
弱点・銃撃、雷撃

1、素手で武器を奪う
2、魔法で先制攻撃
↓1


>……ここは魔法での先制攻撃が最善か

>…………

1、セイヤは、物理、氷結、核熱以外の魔法を使える事を隠している
2、セイヤは、物理、氷結、核熱以外の魔法を使える事を公にしている

↓1


>敵はゴブリン三体、雷撃の範囲魔法を使えば、揃って弱点をつける

>全10種の属性を扱える自分には、それが可能だが……

>……魔法は、本来 一人につき3属性までしか扱えないとされている……

>無用な混乱や面倒ごとを避けるには、それを公にするべきではない

>人目に付く場所では、国に登録している物理、氷結、核熱以外の魔法の使用は控えるべきだ

>……もっとも、こんな洞窟では、自分以外に人などいないかもしれないが

>それでも他7属性の魔法を使うには、常に秘密の露見、その危険を孕んでいることに留意しなければならないだろう……

>その上で、さて

>どの属性の魔法を使うべきか……

※銃撃は強制的に単体攻撃

↓1属性 単体or全体


>戦闘で手を抜くような真似はしたくないが……地力の差もある

>発覚のリスクと比べれば、ここは無難に氷結属性での攻撃をしよう……

>……【マハブフーラ】!

ゴブリン「ギャッ!?」パキンッ

ヒット! 敵それぞれに132のダメージ!

ゴブリン三体を討伐した!

>良し、一撃で仕留められた……!


>まずは手を縛る縛を力尽くで破り、続いて足の縄も解く

>…………

>断末魔の叫びは上がらなかったが……声が反響して、周辺のゴブリンが集まってくるかもしれない……

>洞窟内の魔物を狩り尽くすなら、ここで待つのも手だが……

1、武器を持っていない今は危険だ
2、ここで迎え撃とう

↓1


>……迎え撃とう

>手の空きに不安は残るが……

>今の戦闘で、不意をつけば一撃で仕留められることが判明した

>万全の態勢でなくとも、油断しなければ危険は少ない筈

>……何より、ゴブリンは数多くいる討伐推奨魔物の内、一、二を争う程 人間に害悪を与える存在だ

>多種族のメスを攫い、苗床とする習性のせいで、昔から多くの女性から恨みを買い続けている

>冒険者の端くれとして、ゴブリンの住処を見逃すことは出来ない……

直下コンマ判定
1~3 強敵出現
4~6 順調にゴブリンを討伐
7~9 >足音が近付いて来ているようだが……


>…………

>……?

> 呻くような声が遠くから重なって聞こえた後、やかましいゴブリンの声が途絶えた……

>何か、あったのだろうか……

>……?

>再び、こちらへ向かって足音が近付いて来るが……

>……その生き物は靴を履いているらしく、先程よりも足音は硬い響きだ……


>新キャラ登場ホ~♪

>立ち位置的には、P3のテレッテ、P4のジュネスなんだホ

>↓1、名前、苗字、どっちも四文字以内で頼むホ


?「……ったく、こんなとこ探したって誰がいるっつーんだよ」ブツブツ

>洞窟の先からやって来たのは、幸薄そうな軽装の少年だった

>歩きながらクルクルと、短剣を手慰みに操っている……

苦労人らしき少年「あーあ、これぜってー人探しじゃねえわ。ゴブ狩りの依頼料 安くするための嘘だろ……」

苦労人らしき少年「つか何? おかしくね? 俺、一応 貴族サマなんですけど?」

苦労人らしき少年「いやいや、確かに? そうですよ? 末席も末席、マジのド底辺貴族ですけど?」

苦労人らしき少年「だからって、こんなドブ攫いみたい仕事するのは変じゃん? そう思うじゃん」

>…………

1、…………
2、……すまないが
3、とても似合ってると思う


>↓1なんだホ~……


>自分は岩陰に潜んでいるため、少年に気付かれていないようだ

苦労人らしき少年「あいつらもヒデェよ……男なんだから、一人で大丈夫でしょ、ってさ……」

苦労人らしき少年「女2俺1のパーティー、ついに始まる俺の春! ……って入ったけどよ、イイコト一つも起こんねえし……」

苦労人らしき少年「……こうなりゃ、フーゾクにでも入って俺のチェリーボーイをダンディにするっきゃねえ……!」

>…………

>……偶然にも、少年の哀れな身の上を知ってしまった……

>この状況で声を掛けるのは気不味い……

>しかし、黙っている訳にもいかないだろう

>…………

>……すまないが

苦労人らしき少年「うおぉ!?」バッ

苦労人らしき少年「だだだ、誰だお前ぇ!?」

>…………

>とても驚かせてしまったようだ……


>自分がゴブリンに連れ去られたことや、目を覚ました後に三体のゴブリンを倒したことなどを、かいつまんで少年に説明した

苦労人らしき少年「へぇ、ゴブって男も連れてくのか……知らなかった……」

ロット「あ、俺はロットンな。ロットでいいぜ?」

>ロットに、何か聞いておくことはあるだろうか……

1、何故この洞窟に?
2、他のゴブリンは?
↓1


>何故この洞窟に?

ロット「ああ、それ、やっぱ気になるよな」

ロット「お前、ギルドって知ってるだろ?」

>ギルド……多数の国から援助を受けて運営されている、非営利団体だ

>魔物を狩る者が所属し、討伐された魔物のランクに応じて報酬を渡す存在……

>冒険者はそうして魔物を狩ることで生計を立てている

>自分も所属する組織だ……

ロット「ま、見た感じお前も冒険者みたいだし、説明はいらないよな」

ロット「んで、俺が……俺たちがここ来たのは、人探しの依頼受けてなんだよ」

>依頼……ギルドが近年始めた、営利目的の活動

>多くは民間から多種多様な仕事を請け負い、冒険者に斡旋、依頼料の数割を斡旋料としてせしめる……

>だが……

1、ここはゴブリンの巣穴だが……
2、……探しているのはゴブリンか?
↓1


>ここはゴブリンの巣穴だが……

ロット「そう! そうなんだよ!」

ロット「俺たちも来てから初めて知ったんだけどさ、ここゴブの巣穴じゃん! って」

ロット「こんなとこにいるわけねぇだろーが……!」

>……攫われたのは女性か?

ロット「あ? あー……ああ、まぁ、そうだな。女……オンナ? ……女っちゃ、女……か……?」

>……確かに、それならここを捜しても無意味だろう……

>仮にいたとしても、今頃……

ロット「あー……や、違う違う。お前の思ってるようなことは無いから安心しろって」

>それはどういう意味だ?

ロット「あー、その、だな……」

>……?

ロット「……捜してんの、ネコ、だから……」ウツムキ

>……ああ、なるほど


ロット「で、このまま洞窟ん中 捜さねえで帰ると、違約金発生して赤字になるってことでさ。仕方なく、やっすい報酬でゴブ狩りしてたワケ」

>なるほど

ロット「あ、そだ。お前、これからどうするよ?」

>どうするとは?

ロット「お前 武器なくなっちまったんだろ? こっから街まで結構あるし、そこまで送ってってやろうか?」

ロット「朝になって夜行性の魔物は寝てっけど、普通の獣はそこそこ出て危ねえからな」

>……どうやらロットは、自分の身を心配してくれているようだ

>…………

1、よろしく頼む
2、有難いが、遠慮しておく
↓1


>ロットの言う通り、土地勘のない場所を空手で歩くのはリスキー過ぎる

>ここは厚意に甘えるべきだろう……

>悪いが、よろしく頼む

ロット「おう! 安心して俺たちに任せとけって!」

>ああ

ロット「……っと、んじゃまずは、あいつらと合流すっか」


>キャラの名前を安価で決めるホ~♪

>今回はポジション千枝・ポジション雪子だホ

>女の子らしい名前で

>名前4、苗字5以内でそれぞれどーぞホー

↓1ポジション千枝
↓2ポジション雪子


>ロットについて歩くと、程なく洞窟の出口に辿り着いた

>道中で何体かゴブリンが転がっていたが、どれもかなり鮮やかな手並みのように感じた……

>幸薄そうな見た目にそぐわず、ロットはそれなりの戦士なのだろうか……

ロット「……おっ、いたいた。洞窟ん中探してきたぜー」

>ロットが声を掛けた先

>そこには活発そうな少女と、利発そうな少女の二人が、仲良さげに話していた

活発そうな少女「あ、遅いよロットー……ん、その人は?」

ロット「ああ、こいつは……」

1、初めまして
2、押忍!
3、初めまして、貴女のセイヤです
↓1


>初めまして

活発そうな少女「え、えーと、ご丁寧にどうも……」ペコリ

ロット「こいつゴブの巣穴に連れ込まれててな。途中でバッタリ会ったんで、出口まで案内したんだよ」

利発そうな少女「ゴブリンに? 男の人が狙われるって、あんまり聞かないけど……」

>自分も驚いた。まさかこんな不幸が起こるとは……

ロット「……んで、武器無しでこの辺うろつくのって危ないだろ? だから俺たちでこいつ、街まで送ってやんねえか?」

利発そうな少女「え? うーん……」

>よろしく頼む

活発そうな少女「……いいんじゃない? 彼、悪いことしなそうだし」

利発そうな少女「……そうだね。このままだと可哀想だし、街まで連れてってあげよう」

>ありがとう

ロット「……あれ? 俺の入った時と反応が違うような……」


>活発そうな少女はヘカテル、利発そうな少女はアルセナと名乗った

ロット「……んじゃお前は、故郷出て街向かう途中にゴブに襲われて、起きたらあの洞穴にいたってことか」

ロット「はー……お前、中々に運悪ぃんだな。ハハッ」

ヘカテル「え、ロットのが運悪くない? 貴族生まれで冒険者やってるの、あんた以外いないよ多分」

ロット「だぁぁ! そうゆーの言うなって、悲しくなるからぁ!」

>ロットは頭を抱えて蹲っている……

アルセナ「へえ、それじゃ貴方はこの辺りの人じゃないんだ」

ヘカテル「あー、それでか。ちょっと雰囲気違うよね、君」

>二人はジロジロと見つめてくる……

ロット「……格差社会はこうして生まれんのか……」


>これ、ペルソナキャラの名前と差し替えても違和感ないホ……!

>むしろ劣化してる分、読み応えがないホー!

>こんなの書きたくないホー!

>ヒホー、テコ入れだホー!

>オイラのテコ入れ砲が火を噴くホー!

a案・急遽、キャラの名前を差し替えて、P4キャラが異世界で冒険者やってみた場合のP4ssにする
b案・キャラ付けのためにキャラの性格を安価で決めて、ロット登場シーンからリテイク

>どっちホ!

>選ぶんだホ!

>先に二点取った方に決定だホー!


>ロットの性格を決めるホ~……

↓1分かってるホ? 簡潔に、ホー


?「全く、何故我々がゴブリン狩りなど……!」

>近付いて来るのは重装に身を包んだ、一人の男だった

>男の後ろには同じような格好をした数人が並んでいる

>…………

>いや、だが……

>見た目の重さの割に……足音が軽過ぎる……

>男たちは鎧の擦れる音すら僅かに、こちらへ行進してくる

>…………

>男たちが、かなりの手練れなのは確実だろう……

>……どうしたものか

直下コンマ判定
1~3 >っ……しまった!
4~6 ?「ム、そこにいるのは誰だッ!」
7~9 >……一先ず、関わらない方がいいように身を隠そう……


>…………

>……一先ず、関わらないように身を隠そう……

>…………

~~~~~

部下1「ところで……ロットン隊長。先程、洞窟内に誰かいませんでしたか?」

ロットン「ああ、いたな」

部下2「何故 誰何の声をお上げになられなかったので?」

ロットン「ハハハ、小遣い稼ぎの冒険者がいただけだ。我々の、こう……オーラに当てられ、身を隠したのだろう。ウム」

~~~~~

>男たちはしばらくすると去っていき、自分も時間を置いて後を辿ると、洞窟の出口に辿り着いた

>道中、ゴブリンが転がっていたが……恐らく、あの男たちによるものだろう……

>…………

>……さて、ここは何処だろうか……


>あっ、ヘカテルたちはどうしよホ……

>>>1044が決めていいホ♪


>ヒホー、間違えたホ~……

>ヘカテルは引っ込み思案、アルセナはクールで大胆

>了解だホ

>この先の展開、全く作れてないけど……やったるホー!

>やるったらやってやるんだホー!

>ヒーホー!


>洞窟から抜け出せたはいいものの……

>帰り道が分からない……

>…………

>……とりあえず、進んでみよう

直下コンマ判定
1~3 到着せずに陽が沈む
4~6 深夜に街に到着
7~9 夜にようやく街に到着


4月2日(日) 深夜


>ようやく街に辿り着いたが……

>……ここは、何処の街だ……?

>歩いている最中から、自分の知っている景色との違いに嫌な予感はしていたが……

>街並みは、噂に聞く外国のように石造ばかり……

>…………

>……まさか、ゴブリンが国境を越えるとは

>野を駆け山を越え、海を渡り関所を突破して……ああ、ゴブリン

>ゴブリン……

>…………

>……まずは宿を探そう


4月3日(月) 午前


>…………

>……所持金はゼロ、冒険者の証であるカードも紛失

>頼りの武器もなく、頼れる知人友人もいない……

>…………

>……まずは、ここが何処か調べなければ

>ギルドなら、事情を話せば手助けしてもらえるかもしれない……

>宿の主人にギルドの場所を尋ね、向かうことにした……


>ギルド……多数の国から援助を受けて運営されている、非営利団体

>魔物を狩る者が所属し、討伐された魔物のランクに応じて報酬を渡す存在……

>冒険者はそうして魔物を狩ることにより生計を立てている

>併設された酒場や休憩所で同業者同士が集まり、情報交換に勤しむ様は、全ギルド支部に共通した光景だろう……

>…………

1、受付カウンターの女性に声をかける
2、酒場の同業者に声をかける
3、所在なさげにして、声をかけられるのを待ってみる
↓1


>ここは、同業者の協力に期待しよう……

>……誰に声をかけようか

直下コンマ判定
1~3 ベテランらしきパーティ
4~6 二人組の少女
7~9 話しかけやすそうな男


>ベテランらしきパーティに声をかけよう……

>すみません

目つきの悪い男「あ? ……んだよ、ガキか」ギロリ

>…………。少し、教えてもらいたいことがあるのだが

赤ら顔の男「ハッハァ? なんだなんだボウズ、なァに知りてェんだ?」ムワァ

>……っ!

>男の口から、とんでもない悪臭が漂って来た……

>…………

>……この国について、いくつか聞きたいことがある

口紅をつけた男「あんらぁ? んふ……可愛い子じゃない。ほら、アタシが? 手取り足取りぃ? 教えて、あ・げ・るっ」

>……!?

>背筋を悪寒が走り抜けた……

>男たちの席から、逃げるように離れた


4月3日(月) 昼間


>……結局、同業者らからは有益な情報は得られなかった

>仕方なくギルドの掲示物を見て回ったことろ、ある事実が判明した

>やはりこの地は、自分の住んでいた地から遠く離れた異国だった、ということだ

>世界地図で確認したところ、直線距離でおよそ数千キロ

>もし自国に帰るつもりなら、それこそ数年をかける覚悟で臨む必要があるだろう……

>…………

直下コンマ判定
1~3 >何としても帰らなければ……!
4~6 >……帰る機会を見つけてから考えよう
7~9 >帰国は難しいか……


>何としても帰らなければ……!

>……だが、今は手持ちが心許ない

>…………

>しばらくは、この地で路銀を稼がなくては……

>そうとなれば……

1、一発逆転、冒険者になる
2、手堅く商人になる
3、……王になればいいんじゃないか?
↓1


>ヒホ~……オイラ、雪の中に埋まってくるホ

>サラバだホ~


>お金を稼ぐなら、冒険者になるのがいいだろう

>自分が前に就いていただけあって勝手は知っている

>それに、上手く良い狩場を見つけられれば、商人などの真似事をするより多くの収入を手にできる

>危険の高さがネックだが……

>そこは、仲間次第でいくらでも下げられる

>そうとなれば今日にでもギルドに再登録し、仲間集めに奔走しなければ……

>まずは、ギルドの受付に向かおう


4月3日(月) 午後


>……無事、冒険者の証であるカードを手に入れた

>これで冒険者としての活動は問題なく行える……

>しかし、知らない地で一人、魔物を相手にしていては命がいくつあっても足りない……

>どうにか仲間を見つけなければ……

>…………

>どこに行けば、自分の勧誘に乗ってくれる人はいるだろうか

1、ギルド
2、商店街
↓1


>ギルドの中に戻ってきたが……

>誘えそうな少人数で固まっている人は少なく、たむろしているのはほとんどパーティ単位だ……

>…………

>年上ばかりのベテランパーティは、入っても雑用ばかり押し付けられて分け前が雀の涙になりそうだ

>だからといって、初心者が仲間になっても余計な危険を増すばかり

>自分が迷子同然の存在であることも考慮すると、最低でもこの街に戻ってこれるだけの土地勘を持つ人物も必要だ

>そうなると勧誘条件は、自分と同じ年頃の少年少女であり、そこそこの腕前であり、かつこの辺りに土地勘のある人間が望ましい

>……果たしてそんなに都合よく、これらの条件に当てはまる人はいるだろうか……

>……とりあえず、誰かに話しかけてみよう

1、男女の二人組
2、二人組の少女
↓1


>新キャラ登場だホ~

>男の名前と簡潔な特徴を下1ホ

>女の子の名前と簡潔な特徴を↓2ホ

>ヒホー、名前はどっちも名前4、苗字5以内でお願いするホ♪

>それと、この子たちは仲間候補だホ

>特徴で『嫌な奴』とか出すと、オイラ怒るホ?

>出すなホ? 絶対出すなホ~?

レオン・ヴィクトロス
少し見た目はチャラついてるけど落ち着いた性格のイケメン


>見た目のノリが軽そうな少年と、彼の対面に座る聖職者風の少女に話しかけることにした……

チャラついた少年「……ん? 何か?」

表情の変わらない少女「…………」

>……どう声をかけるのが好印象だろうか

1、単刀直入に用件を切り出す
2、遠回しに本題へ近づいていく
↓1


>ヒホー!

>チャラついてるのに落ち着いてるって何だホ! ワケ分からんホー!

>落ち着いてるやつはチャラついた格好しないホ!

>>>133チャラついてるのはカッコだけホ!?

>口調はどんなだホ!

>ヘンコーしろホー!


>ここは焦らず、遠回しに本題へ近づいていこう……

>稼げているかと二人組に聞いた

チャラついた少年「ま、メチャ稼げるワケじゃないよねー。そっちは?」

>これから稼ぐところだ

チャラついた少年「へー、それで? 見たトコ、俺らと同じ冒険者みたいだけど?」

>……? そちらの少女は聖職者に見えるが、自分と同業なのだろうか

チャラついた少年「んんー? ……あっ、なるほどねー。キミここら出身じゃないっしょ?」

>その通りだと伝えた

チャラついた少年「ヤッバ、当たっちゃった? どーりで見ない顔だと思ったわ~。ま、オレ、女の子以外の顔覚えないから、男とはほぼほぼ初対面? みたいなカンジだけどさー」

表情の変わらない少女「…………」

チャラついた少年「で、この国ってさ、神殿に行けば回復マホー教えてもらえるワケよ」

>回復魔法……傷や体力を癒す魔法で、扱いの難しさでよく知られる

>大量の金銭を出して、数年もの間 学舎で修業、その末に習得する、万能属性に並ぶ魔法の秘奥だ

チャラついた少年「トーゼンお金はかかるけどねー。でも神殿行って回復マホー使えるようになると、イイ条件でパーティに誘ってもらえちゃったりするワケ。だからさ、回復マホー使えるコは、こんなカンジに神官服着てアピールしてんのさー」

>なるほど……


>全属性の魔法を扱える自分でも、回復魔法は使えない

>生傷の絶えない職業である以上、この魔法の使い手がいるかいないかで、生存率は大きく変わるだろう

>仲間に、是非とも欲しい人材だ……

>……しかし、二人組と焦らずに話を続けることにした

>次は、少年の武器について尋ねてみた

>自分は見たことのない形状の武器だ……

チャラついた少年「あー、やっぱ気になる? いつもはナイショだけど、トクベツにオッケー出しちゃおっかな? キミ、超話しやすくて気分いーし」

チャラついた少年「コレ、ソードブレイカーって名前なんだよねー」

>ソードブレイカー?

チャラついた少年「そそ、この短剣の方ね。刃の付いてないほーにくぼんでるトコあるっしょ?」

>少年の言う通り、刀身の背には鉄製の窪みが複数 作られている

チャラついた少年「ここに攻撃受けてさ、こう……グッって捻んの。そしたら挟んだ剣を落とすか、折るかって風にデキるワケ。な、スゴいっしょ?」

>…………


>……確かに、よく考えられた武器であることは伝わってきた

>しかしそれは、魔物相手ではなく、対人戦に向いた構造だ……

>魔物狩りを生業とする自分たちは通常、扱いやすさのロングソードか、斬撃に特化した太刀を使うのが主流だ

>当然、これは自分の国の常識なのだから、目の前の少年がそれから外れていても不思議ではない

>それに少年と話して、やや軽い印象は受けたものの、性根の良さが伝わってきた

>少女も回復魔法の使い手と、仲間を探していた自分にとって、かなり幸運な巡り合わせのように思える……

>だが背中を預けるパーティメンバー、小さな違和感でも瑣末にはできない

>……どうしたものだろう

1、仲間に誘う
2、仲間に誘わない

↓1


>……ここは身を引いた方がいいかもしれない

>この席から、どう離れたものか……

チャラついた少年「ん、もうこんな時間かー。じゃ、俺はもう帰っから」

>タイミングよく、少年が帰り支度を始めた

チャラついた少年「そいじゃーねー」

>少年は手をヒラヒラとさせながら、ギルドの外へ出ていった

表情の変わらない少女「…………」

>……? 少女は立ち上がった状態のまま、自分の顔を見つめてくる

表情の変わらない少女「…………」

>何か、自分に用があるのだろうか……

表情の変わらない少女「……私は、ネル」

>唐突に自己紹介をされてしまった……

ネル「明日の夜、ここに来て」

>ネルはテーブルに一枚の紙を置いた

>どうやら、この街の地図のようだ。町外れのある一箇所に印がつけられている……

>自分が地図から視線を上げると、彼女は既に体を翻していた

>…………

>そろそろ自分も、宿へ戻らなければ……


4月3日(月) 夜


>無事、宿の部屋を借りることができた

>しかし、今の手持ちでは3日以内に所持金がゼロになってしまう……

>それまでに、どうにか冒険者として生計を立てる目処を立てなければ……

~~~~~

>ヒホー! ミッション《仲間を見つけろ!》が発生だホー!

>期限は4月6日の夜、達成条件は〈それまでに仲間を見つける〉できないとゲームオーバーだホー!

>基本、死んでも復活可能のスレだけど、ミッションを失敗すると、このss自体が終了ホー!

>ヒホー、せいぜい頑張るホー!

~~~~~

>まずは、仲間を勧誘しなければ……

>どこに行こうか……

1、ギルド
2、商店街
3、それ以外

↓1


>雑貨店や食料品店、食堂、露店……雑多に軒を連ねる商店街

>仲間を探してやって来たが……

>…………

>時刻が夜を回ったせいか、人通りがない……

>……遠くに聞こえる歓楽街の喧騒が、自分の内に虚しく響く

>……収穫はないが、帰るとしよう

直下コンマ判定
1~3 ?「」バッ
4~6 チャラついた少年「あれれー、何してんの?」
7~9 ?「……悪いが、今日はもう店仕舞いなんだ」


>……?

>商店街の一角から、光が放たれている……

>近づいてみると、ある店の玄関に灯りが吊るされている

>営業中なのだろうか……

>その店に入ってみることにした……

1、入ったのは、店内に剣が並ぶ店
2、入ったのは、店内に鎧が吊るされた店
3、入ったのは、怪しい外見の店

↓1


>防具屋の店番が役割の少年or少女キャラ、登場だホー♪

>一応言っとくと、仲間には誘えないキャラだホ

>↓1が名前(苗字なし)を三文字以内、性別、特徴(簡潔に)決めてくれホ♪

アン 女性 おどおどしてる


>>>152おどおどした性格は、もう出てるからダメなんだホ~

>↓1で性格だけ再安価だホー


>店の扉を開けるとドアベルの音が店内に響いた

>辺りには鎧やガントレットなど、防具に類されるものが吊るされている

>ここは防具屋だろうか……

>店番らしき少女が、驚いたような顔でこちらを見ている

?「はい、あの、今日はもう店を閉めているのですが……」

>? しかし、店の前の灯りが消えていなかったと伝えた

?「えっ、あ……! 忘れてた……!」

>少女は慌てて自分の脇をすり抜けて、玄関へ出て行った

>暇なので、自分は吊るされた防具などを見て回ろう……

>防具は、兜、鎧、籠手、盾、レガース、グリーブに区分されている

>値段は手頃なものばかりだが……今の自分には手が届かないようだ


>少しすると、ランタンを手に少女が戻ってきた

>どうやら店先の灯りを消してきたようだ

?「……あ、教えていただいて、ありがとうございます」

>構わない

>それより店を少女一人だけに任せるとは、いささか不用心に感じる……

>ここの店主はどうしたのだろうか

?「店主、私のお爺ちゃんなんですよね。体調崩してもお店を閉める訳にはいかないから、そういう時は私が店番してるんです。あ、私はアンっていいます」

>なるほど。どうやら事情があるらしい

アン「ところで冒険者の方ですよね? ……でも私、ギルドによく行くんですけど、お兄さんのこと、あんまり見たことないような……?」


>自分が遠くから来た者だと説明した

アン「そうでしたか……あの」

>何だろうか

アン「私なんかでよければ、この街のこと、少し説明できますけど……」

>! これは、とてもありがたい申し出だ……

>しばらくアンの話を聞いて過ごした

>街のことを少し知ったおかげで、“図書館”に行けるようになった!

アン「……あ、もうこんな時間」

>確かに、日が沈みきってから随分と経った気がする……

>アンのおかげでとても助かったと、彼女にお礼を言った

アン「いえ、こちらこそありがとうございます。……よろしければ、またご来店ください」

>今度は営業時間中に来店すると伝えて、自分は宿に戻ることにした


4月4日(火) 朝


>僅かな身の回りのものを整理して、宿を出た

>パーティを組むため、どうにか仲間を見つけなければ……

1、ギルド
2、商店街
3、図書館
4、それ以外

↓1


>昨夜、アンに教えてもらった図書館に来た

>話に聞いた通り、恐ろしく大きな建物だ……

>いったい、どれだけの本が蔵書されているのだろう

>…………

>入り口前までやってきて、自分が図書館に入れるのか疑問になってきた……

>ギルドカードは、顔を知られた犯罪者でもなければ発行される

>そんな最低限の身分証をかざすだけで、図書館に入れればいいが……

直下コンマ判定
1~3 警備員「ダメだ、入れられん」
4~6 >無事、入ることができた
7~9 警備員「ダメだ、入れられん」?「まあ、そう言うな」


>警備員にギルドカードを見せたが、怪しいと一蹴されてしまった……

>図書館を見れなかったのは残念だが、切り替えて仲間探しをしなければ……

1、ギルド
2、商店街
3、それ以外
↓1


>日が昇ったばかりだというのに、商店街、特に市場の辺りはすさまじい盛況だ……

>昨夜 来た時との差に、戸惑いを覚えずにはいられない

>…………

>しばらくの間 人の波に乗って、商店街を練り歩いた

>通りの真ん中を行き交う荷馬車、朝から女性をナンパしているチャラそうな男、怪しげな黒い幕が垂れた店に入る女、商売に精を出す商人……

>とにかく人が多く、また、雑多だ

>…………

>人混みに揉まれ、気分が悪くなってきた……

>とりあえず裏路地へ抜け出そう

直下コンマ判定
1~3 ?「オーイ、そこの兄ちゃん……」
4~6 チャラそうな少年「あれっ? キグーだねー」
7~9 ?「君、大丈夫かい?」


>どうにか人混みから抜け出し、薄暗い路地へ入り込んだ

>……しかし、再びあの通りを歩くのは骨が折れそうだ

>都合よく、この路地がどこかに繋がっていないだろうか……

>…………

>朝の時間は、ここの探索に費やすことにした……


?「オーイ、そこの兄ちゃん……」

>突然 背後から声をかけられ、後ろを振り向くと-----

男「オラッ」

>……!?

>目前に迫った拳を、咄嗟に左腕で防いだ

男「チッ……」

>どうやら、この男に殴りかかられたようだ……

バンダナを巻いた男「おいおーい、しっかり鼻っ柱にブチ込めよ」

汚らしいヒゲの男「ギャハハ、だっせー!」

男「うるせぇ、別にいーだろ? ひさびさに、じっくり壊してけんだからよ……」

>……囲まれてしまった

>人違いではないかと三人組の男に伝えた

汚らしいヒゲの男「人違いィ? ンなワケねーっての! だって俺ら、殴れりゃ誰でもイインだからさ~?」

男「違うな。金を持ってそうなら誰でもいい、だ」

バンダナを巻いた男「俺はマジ女がいーんだぜ? けど流石に警戒心たっかいからな。お前みたいなお上りさん相手が、結局一番ラクなんだよ」

男「娼館行くのは止めんが、店で殺しはやるなよ。また拠点を移さにゃならん」

バンダナを巻いた男「わりーわりーって。ホラ、このとーり」パチン

>金銭目当ての強盗のようだ……

>自分はお金を持っていないと、正直に伝えた

バンダナを巻いた男「ああ? ……オイ、こいつカネ持ってなさそーだぜ?」

男「……ちっ、厄日だな。こりゃ死体処理で赤字かぁ?」

>…………

>ゆっくりと体を後ろへ引いていくが……

汚らしいヒゲの男「ちょーっと、どーこ行くんだよぉ?」

>……自分の退路へ先回りされてしまった

バンダナを巻いた男「まっ、そーゆーわけだから」

汚らしいヒゲの男「いひゃーーーーーっはっはっはー!」

男「お前には悪いが、俺の養分になってくれ」

>…………

1、全力で叩きのめす
2、ほどほどに叩きのめす
3、全力で逃げ出す
4、助けを呼ぶ

↓1


>ヒホー、重くなった体を溶かしてくるホ~♪


>ヒホー、オイラは普段、自由安価を出さないんだホ

>メチャクチャのくると対処できないし、オイラの考えの外で展開決まると話膨らませにくいし……ホー

>けど、やっぱり自由安価出した方が盛り上がるホ?

>1時間後くらいまでタスーケツで、多ければキャラ決め以外にも自由安価出すホ

>そんじゃ、サラバだホー


>敵は荒事慣れしていそうな3人組で、詳しい力量は分からない。

>重ねて言うなら、自分は武器を持っていない。

>戦闘は敗北の目が出やすいだろう……。

>さらにこの路地に入ったのは初めてで、右も左も分からない。

>かつ、正面後方共に相手に陣取られてしまった……逃走もまた悪手に思える。

>戦うのも、逃げるのも悪手なら……。

>助けを呼ぶのが正解だ!

バンダナを巻いた男「おいっ!? このヤロー、助け呼びやがった……!」

男「慌ててねぇですぐ口塞げ!」

>3人組の手を躱しつつ、遠くまで聞こえるよう、大声で助けを求める。

汚らしいヒゲの男「こ、のッ……死ねヤァ!」

>大振りになった攻撃をかいくぐり、懐へ入り込んだ。

>腕を掴んで投げとばそうとした瞬間。

男「ォオラッ!」ズドン

>……!?

>男が、ヒゲ男の背を強く蹴り倒した。

>たまらずヒゲ男は倒れ込み、その内側にいた自分はその身体に押し潰される。

>っぐ……!

>肺から空気が抜け、視界が一瞬の間 明転する……。

>……まさか、仲間を蹴り倒すとは。

>いや、感心している暇はない。

>バンダナ男が駆け足で近づいてくる……どうにかここから抜け出さなければ!

直下コンマ判定
1~3 ムジヒナ-コトバダ-ケ-ガ-
4~6 >使いたくなかったが、仕方ない……!
7~9 ?「そこまでだ!」


>ホっ?

>ここでゼロが出てしまうのかホ……

>あと、ありがたーい意見通り、あんまり自由安価は出さないホー

>投票してくたブラザー、サンキューホ~♪

直下コンマ判定
偶数 ?「……やぁ」
奇数 >……?


>新キャラ安価ホ~

>性格次第で、『ラスボス』か『正ヒロイン』になるホー

>ケッコー取り返しつかないから、今回はトクベツに多数の候補を募って、多数決で決めるホ

>それじゃ↓1~↓3まで、名前アンド性格を候補として募っちゃうホ

>いつも通り苗字5文字、名前4文字以内

>性格は簡潔に……じゃなくてもイイホ~♪


>人集めるために上げるホー

>誰か~、安価取ってくれホ~


>もいっちょ上げるホ!

>最後の一枠、誰か取ってくれホー!


>エステル・リーガー 、凛々しい僕っ娘

>リョウマ・シバ 、軽薄飄々とした優男

>フローラ・アルデン 、正義感が強い委員長タイプの女性

>以上3つの内から選んでいくホ~

>2時30分までに投票数 一番多いもので決定ホー


>くっ……踵が迫っ―― 。

?「―― …………」カキン

>…………。……?

>先ほどまで路地に響いていた、男たちの呼吸音が途絶えた……。

>ひんやりとした冷気が肌に触れ、そしてトドメを刺されない事実に思考が乱れる。

>いったい何が……。

>咄嗟にガードした腕の隙間から、外を覗く。

>……!?

>目の前 全てが氷に覆われている……!

>まさか……いや、自分でやったことではない筈だ……。

>自分には、魔法を発動をする余裕はなかった……そもそも、これほどの規模の魔法は使えない。

>詠唱も聞こえなかった……無詠唱、氷結全体攻撃の上級魔法。

>誰が、こんなことを……。

>……とりあえず、ヒゲ男の下を抜け出してから考えよう……。


>這いずって抜け出し、無事 立ち上がることができた。

>体に違和感はない。怪我はしないで済んだようだが……。

>……さて。氷に覆われた男三人組は、いったいどうすればいいのだろうか……。

>…………。

>表の喧騒は、戦闘中も絶えず聞こえていた。

>だから当然、自分の出した声に引かれて、誰かがこちらへやってくるかもしれない。

>……この状況、人に見られると、あらぬ誤解を受けそうな予感がする。

>ひとまずこの氷を溶かして、男たちを助け出さなければ……。

>しかし核熱属性の魔法で溶かそうものなら、氷共々男らの身体が爆散してしまうだろう。

>……仕方ない。ここは火炎属性の魔法で温めて――。

?「やぁ」


>表へと繋がる道に、いつの間にか少女が立っていた……!

?「今日はとても天気がいいね。……キミも散歩の途中か?」

>男たちの体は、未だそのほとんどが氷漬けにされている。

>魔法の発動に集中していたせいか、彼女が近づく気配に気づけなかったらしい……。

>……なんとタイミングの悪い。

>……?

>しかしこの光景を見ても、少女は随分と落ち着いているようだ……。

>相手が混乱していないなら、順を追って事情を話せば理解してくれるかもしれない。

>自分がこの三人組に襲われたことや、この氷結魔法を使ったのが自分ではないことなどを伝えた。

?「うん、そうだろうとも」

>……? 彼女の言葉から、妙なニュアンスを感じる……。

?「その氷はボクが出したものだからね。当然、キミに依るものではないことは、重々承知しているさ」

>……!?


>睡魔には勝てないんだホ~……

>再開は明日の夕方ホ

>安価付き合ってくれたブラザーはサンキューだホー


>目の前の少女がこれを……?

?「……それにしても、少し意外だったかな」スタスタ

>何がだろうか……

?「いや、こんな世界だしさ。面倒ごとに関わらないよう、この3人を置いて逃げ出すかと思ってた。まさか自分を襲ってきたような人を、わざわざ助けようとするなんてね……」

>…………

?「何を考えてるか知らないけど、そういう『優しさ』を持っていると痛い目 見ると思うよ?」

1、>その通りかもしれない
2、>こんな世界だからこそじゃないのか?
3、>……君は、自分を助けてくれたんじゃないのか?

↓1


>こんな世界だからこそじゃないのか?

?「あははっ、言うね。そういう考え、ボクは好きだな」

>少女は楽しそうに笑っている。

>おかしなことでも言っただろうか……

?「けど闘いで容赦や情けをかければ、そのせいで自分の首を絞めると思うね。さっきの彼らだって、初めから魔法を使っていれば簡単に倒せたんじゃないのかい?」

>そんなことはない。買いかぶりすぎだと伝えた。

?「ふーん。……キミ、少し変わってる」

>自分が異国の出身だからだろうか……

?「そういう意味じゃないよ。ホントに変わってるなぁ」

>そうだろうか……自分ではよく分からないと伝えた。

?「ふふ、うん。死にそうな状況でも落ち着いてたり、自分を殺そうとしてた人を助けたり、ね。色々な人を見てきたけど、キミみたいな人は初めて見たかな」

>……?

>少女は自分の横に立って、氷塊に手を当てている……

?「――……」ボォ

>! 氷がみるみる溶けていく……


>結局 路地の一角を覆い尽くしていた氷山は、数分ほどで溶けきってしまった……

>出てきた3人組にこびりついた破片や水たまりも、じきに消えるだろう。

?「……ふぅ、さすがに疲れたね。もうちょっと小さな氷を出しておけば良かったかな」

>出てきた男たちの息を確かめる。

>…………。

>……3人とも息があるようだ。

?「はは、安心しなよ。容赦とは違うけどしっかり手加減したからさ、しばらくすれば勝手に目を覚ますよ」

>少女の言葉通り、男たちの顔色は悪くない。

?「……さて、それじゃあ行こうか」

>行くとは?

?「そこの3人が目を覚まして、また襲いかかられても困るだろう? 今の内にここを離れた方がいいんじゃないかい?」

>……少女の言う通りだ。

>彼女の後ろについて歩き出した……


>…………。

>少女に着いて迷宮のような路地を歩いていると、小さな店に辿り着いた。

>ここは?

?「休憩所。正しく言うなら、喫茶店かな」ガチャ

>少女は躊躇なく店に入っていった……

>……自分も入ろう。

~~~~~

>店の中はシックな内装で、初老男性がグラスを磨いていた。

>奥のテーブルに座った少女が、こちらを見て手招きしている……

>彼女の対面にあった席に腰を下ろした。

>何故この店に?

?「ここはボクの休憩所なのさ。キミとは友人として、良い付き合いをしたくてね。だからここに招いたんだ」

>少女は姿勢を崩して、背もたれにもたれかかっている。

>注文をしなくていいのだろうか……

?「……ああ、変に気を使って注文をしなくていい。ここの主人は気がいいからね、大声さえ出さなければ店にいても文句を言われないよ」

>そうなのか……


>…………。

>少女は火炎と氷結の魔法を、かなりの練度で扱えるようだ……

>それに、何故か自分のことに興味を持ってくれている。

>パーティに誘えば、もしかすると入ってくれるかもしれない……

>…………。

1、少女をパーティに誘う
2、少女をパーティに誘わない

↓1


>もし良ければ、自分のパーティに入ってくれないか?

?「君の?」

>ああ。

>自分は冒険者をしているのだが、今は仲間が一人もいない。

>君ほどの魔法使いがいればとても助かるんだが……

>この誘い、受けてもらえないか?

直下コンマ判定
偶数 ?「……うん、面白そうだ」
奇数 ?「それは、少し困ったな……」


?「……うん。面白そうだ」

>ということは……

?「ボクでよければ、キミの仲間に加えてもらうよ」

>……ありがとう、とても助かる。

?「ははっ、お礼なんていらないさ。君のそばにいれば、十分に楽しい思いをさせてもらえそうだからね」

>……そうか。

>なら、これからよろしく頼む。

>自分の名前を名乗ってから、彼女に握手を求めた。

?「ボクはエステル・リーガー。エステルが呼びづらいならエルって呼んでいいよ?」

>エルと固い握手を交わした……

>これでようやく、冒険者として活動ができそうだ……

>エステル・リーガーが仲間として加わった!

>ミッション《仲間を見つけろ》を達成した!

>…………。

>その後、エルと今後の話をしてから店を出た。

エステル「それじゃあね。昼の間はたいていここにいるから、ボクに会いたくなったら来てみてくれ」

>大通りまで案内してくれた彼女に感謝しつつ、ひとまず宿へと戻ることにした……


4月4日(火) 午前


>これで活動の目処を立てることができた。

>だが、いきなりエルを連れ出すのも悪いだろう。

>今日のところは一人で時間を潰すとしよう……

>……手持ちがゼロになる前には、何とか稼がなければならないが。

~~~~~

>ミッション《金を稼げ!!》が発生した!

>期日は4月7日

>達成条件〈魔物を倒して、最低限宿屋の代金を獲得する〉

~~~~~

>さて、午前の間は何をしようか……

>エルと二人だけというのが不安なら、新たに仲間を探しに行ってもいいかもしれない。

>明日以降に受ける以来に備えて、ギルドで掲示板を確認するのもいいだろう。

>この街のまだ知らない施設の発掘にも、いずれ手を出しておきたい……

>…………。

1、仲間探し
2、掲示板を確認
3、町巡り
↓1


>安価とってもらうために上げるホ!


>仕方ないホ……

>仕方ないので……コンマに委ねるホー!

このレスでコンマ判定
1~3 仲間探し
4~6 掲示板を確認
7~9 町巡り


>街巡りをしにやってきた……

>…………。

>……?

>街の通りに、武器屋らしき建物が建っている。

>今は手持ちがないため入れないが、いずれ来てみてもいいかもしれない……

>賑やかな人々の喧騒を聞きながら過ごした……

>『武器屋』へ行けるようになった!


4月4日(火) 昼


>宿で昼食をとりに戻ってきた……

>今日の昼食は、薄い味付けのスープと、それに浸して食べるパン、ほんのり甘い野菜の葉っぱのようだ。

>……?

>他の宿泊者たちの声が聞こえてきた……

客「……おい聞いたか? 最近、急に有名になった盗賊団の話」

客2「あー、貴族の屋敷を踏み荒らして金銭巻き上げてるってヤツらのことか? 確か義賊みたいに、奪った金は貧民どもに撒いてやってるとか」

客「それだよ、『銀狼騎士団』って名乗ってる! でよ、今朝、被害にあった貴族たちがヤツらの首に懸賞金かけやがったんだ……!」

客2「マジか! い、いくらぐれぇ……!?」

客「そりゃおめぇ、たーんまりいただけるに決まってんだろ……!」

客2「おぉ……こりゃ賞金首狩りの俺らにゃ、とんでもねえ朗報だな」

客「だろ!?」

>……2人組は、そそくさと宿を出ていったようだ。

>…………。

>昼食を食べ終えた……

>宿の主人にお礼を言って、自分も宿を後にした。


4月4日(火) 午後


>午後の時間は何をしようか……

1、仲間探し
2、掲示板を確認
3、街巡り

↓1


>安価スレなのに……取ってくれる人がいないホー!

このレスでコンマ判定
1~3 仲間探し
4~6 掲示板を確認
7~9 町巡り


>ふざけんなホ(怒)

>なんでオイラがゼロを引くんだホー!

直下コンマ判定
偶数 クスノキ君に幸せな目にあってもらう(内容は取った人の自由安価)
奇数 クスノキ君に危ない目にあってもらう


>これが……

>過疎スレなのかホ……!?

>オイラ……オイラは挫けないんだホー!


?「アイヤー、オニーサン若いネー?」

>大きな通りから少し外れた場所を歩いていると、怪しげな風体の男に話しかけられた……

?「それにイケメン! モテモテネー?」

>モテモテではないと伝えた。

?「そんなことないアルヨ~、きっとすぐに女の子からアプローチされまくりネー。そんなオニーサンには……こちらの商品!」

>強引に押し付けられ、男が手に持っていたものを受け取ってしまった……

>これは、瓶だろうか……

>中に入った液体が、淡いピンク色の光を放っているように見える……

?「それ飲めばたちまちビンビンネ! モテモテ男の、夜のお供アルヨ~」

>試しにフタを開けてみた……

>……!?

>すさまじく甘ったるい香りがする……!

?「ささ、一気飲みするヨロシ」グイ

>しまった、瓶の口を突っ込まれて……!?

?「オー、いい飲みっぷり! 見てて気持ちがイイヨー」ググッ

>んぐ、っんぐ……ごほっ!

>中の液体を飲み干してしまった……!

>しかし、異変は起こらない……

>…………。

?「……そろそろ効果が出るネ」

>……!?

>突然、強烈な目眩に襲われた……!

>これは、立っていられない……

?「さて……イッチョ上がりアル」

>男の声が、消えゆく意識に届いた気がした……

>…………。


>…………。

>……?

>目を覚ますと、薄暗い路地にいた……

>どうやらここで眠ってしまっていたようだ。

>慣れない地で、疲れでもたまっていたのだろうか……

>宿に戻り、夜まで体を休めることにした。


4月4日(火) 夜


>この街に来て2日が経った。

>エステルという仲間もでき、明日からは冒険者としての活動が行えそうだ……

>…………。

>そういえば、今日の夜はネルから誘いを受けていた。

>約束したわけではないから、出向かなくても問題ないだろうが……

1、行く
2、行かない

↓1


>人がいなくても、オイラ止まらないホ!

>だって……早く進めたいんだホー!

このレスでコンマ判定
偶数 行く
奇数 行かない


>……けど、眠気には勝てんホ

>オヤスミだホ~……


>……約束したわけではないが。

>しかし、自分は誘いを断ってもいない。

>少し言葉を交わしただけの仲とはいえ、夜の時間に待ちぼうけをさせてしまうのは申し訳ない……

>予定もないのだから、夜はネルに会いにいこう。

>…………。

>この辺りに、昨日もらった地図を置いていたはずだ……

直下コンマ判定
偶数 日常モノですから……
奇数 クスノキ君は不幸が大好き


>…………。

>地図に印された場所までやってきた……

>少し離れたところに覚えのある服装をした少女がいる。

>近づいてみると、どうやらネルで間違いないようだ……

>待たせてしまっただろうか?

ネル「……時間は指定してない。来てくれただけで感謝」

>そうか……

>ところで、この場所に何故自分を?

ネル「……目的地は別」

>そう言って、彼女は歩き出してしまった。

ネル「来て。貴方に話したいことがある」

>ここで話をする気はないようだ……

>ネルについていこう……


>…………。

>数分ほど歩き、ようやくネルが足を止めた。

>……?

>ここは普通の宿屋のようだが……

ネル「ここ」ガチャ

>ネルは建物の中に入っていってしまった……

>ついていこう……

>ロビーを抜けて廊下へ出た。

>通路の左横には、部屋へ続く扉がある。

ネル「入って」

>そのうちの一室に入ったネルが入室を促してきた……

>…………。

>自分も部屋に入ろう……


>見たところ、ネルに誘われて入ったのは普通の部屋のようだ。

>板張りの床を踏むと、ギイィと音を立てた……

>…………。

>先ほど彼女は、話したいことがあると言っていた。

>ほとんど初対面の自分に、いったい何の話があるのだろうか……

ネル「単刀直入に言う」

>……?

ネル「私たちのパーティに入って欲しい」

>! それは……

ネル「貴方は強い。私たちにはない強さ。だから、欲しい」

>ネルのパーティに誘われた……

>……だが自分は昨日、彼らをパーティに誘わないでおいた。

>どうしたものだろうか……


ネル「……見返りはある」

>ネルが唐突に立ち上がり、備えつけらしき机の引き出しを開いた。

>……?

>手に握っていた何かを渡された……

>……!?

>これは……

ネル「金貨一枚は先行投資。貴方が断っても、それは受け取ってもらって構わない」

>しかし、これだけの大金を渡されても困る……

>第一、自分は何もしていない。

ネル「言ったはず。それは先行投資」

>……?

ネル「……その一枚を負い目に感じてパーティに入ってくれるなら、私にとって僥倖」

>…………。

>魔物と戦うには武器が必要だ……

>明日 魔物狩りをするにしても、腰に刀剣がなければ酷く心もとない。

>武器を手に入れることを考えると、この金貨を手放すのは悪手に思えてならない……

>だが、これを受け取れば最低限の義理を果たす必要が出てくる。

>ネルの誘いを受けるべきだろうか……

1、受ける
2、保留にしてもらう
3、断る

↓1


>……申し訳ないが、答えは保留ということにしてもらえないか?

ネル「保留?」

>ああ、自分にも仲間がいる。

>ネルたちのパーティに入るなら、彼女の意見も聞いておかなくてはならない。

ネル「……分かった。けどその金貨は受け取っておいて」

>……すまない。

>一週間以内には答えを出せると思う。

ネル「……そう」

>ネルにもう一度謝ってから部屋を後にした。

ネル「……話に付き合ってくれて感謝してる。答えが出たら、朝か昼過ぎにギルドに来て」

>宿の出口まで見送りに来たネルに挨拶をして、自分の宿へ戻った……


4月5日(水) 朝


>朝は何をしようか……

1、ギルドの掲示板を確認 (時間消費なし)
2、街巡り

↓1


>ギルドの掲示板を確認しにやって来た……

>討伐推奨魔物を記した掲示板には、この辺りに生息している魔物の特徴が書かれている。

>次は、ギルドが斡旋している依頼をまとめた板を見に行こう……

~~~~~

☆氷を作りに来てくれ☆


条件・氷結属性魔術師

内容・料理店を経営してんだが、飲み物を冷やすために雇ってる氷結属性の魔術師がダウンしちまった。今は作り置きがあるが、それもじきになくなっちまう……で、だ! 俺の店に来て、数日分の氷を作ってくれ!

報酬・5シルバー

☆薬草を取ってきてほしい


条件・街の外に出れる人なら誰でも

内容・薬草の調合をして製薬をしている。先日、そのうち一種の薬草が切れてしまった。街外で自生している筈だから取ってきてくれ。

報酬・量による

☆街の悪党を懲らしめてくれ☆


条件・正義感のある方

内容・最近、商店街の裏路地で悪さをしてるヤツらがいる。迷い込んだ土地勘のない者から金を巻き上げているそうだ。危ないから、誰でもいいから退治してきてくれ。ちなみに武器で脅せば簡単に降伏するらしい。

報酬・15シルバー

~~~~~

>依頼を受けようか……

1、受ける
2、受けない

↓1


>まだ時間がある……

>何をしようか……

1、エルを誘い、魔物狩りに行く
2、町巡り

↓1


>エルを誘って、魔物を狩りに行こう……

>…………。

>……そういえば、武器を買っていない。

>さいわい手持ちはあるので、途中の露店で買っていこう……

>自分がもっとも得意な武器は……

1、刀or大太刀
2、直剣or大剣

↓1


>自分が最も扱いが得意なのは、刀や太刀なのだが……

>! 置いてあるか心配だったが、隅の方に鞘と合わせて売られていた。

>質はあまりよくないが贅沢は言えないだろう……

>露天商に代金を支払い、刀・打刀を手に入れた!

>…………。

>……エルのいる喫茶店へ向かおう。


>ヒホー、そろそろイベント起こす頃合いなのに、大まかな設定すら決まってないホ……

>メンドーホ~

>悪いけど、設定練るために今日は終わりにするホ

>再開はあるかもだけど、期待しないでホ~


>少し迷ったが、どうにか喫茶店にたどり着いた……

エステル「ん、キミか。早速 来てくれたのかい?」

>エルに、一緒に魔物を狩りに行こうと伝えた。

エステル「遊びの誘いじゃないのは残念だけど……ふふ、いいよ。ボクも付き合おう」

>しかし、自分はこの辺りをよく知らない……

>手頃な狩り場はないかと尋ねてみた。

エステル「狩り場か……。いつも一人だったから、二人で丁度いい場所と言われても思いつかないな……」

>そうか……

エステル「……そういえば北のほうにオークの集落があるらしい。前に噂で聞いたことがあるよ」

>オーク……人間よりやや低い知能の、豚の顔をした魔物だ。

>好戦的で体格が良く、単純な筋力は人間を凌駕する……

>一般的には危険な類として扱われるが……

>魔物狩りに慣れた自分にとっては、適度な強さの相手かもしれない。

エステル「場所も覚えてるし、オークの相手ならボクも慣れてる。お互いの実力を確認するのも含めて、今日はそこにしないか?」

>ああ、そうしよう。

エステル「さて! それじゃあ早速 行こうか。準備はいいよね?」

1、任せろ
2、もちろんだ
3、トイレには行ったか?

↓1


>ああ、もちろんだ。

エステル「うん……それじゃ付いてきて」

>…………。

>見ず知らずの地で、自分の第2の人生が始まる……

>…………。

>自分たちは街を出た……


>クスノキがいる街の名前を決めるホー

>ないままでいいと思ってたけど、無いと案外不便だったホ……

↓1付けてくれホ~


>これから数時間 安価とってくれる人はいるホー?

>二人来たら始めるホ

>20分経ってもダメなら明日にするホ~


>……はっ!

>人がいる時は安価で、人がいない時はコンマにすればドンドン進むホ……?

>人いないならコンマでやればいいんだホー!

>誰か来たら言ってくれホ、安価に戻すホ


>エルの案内に従って一時間ほど歩いた……

>……?

エステル「……いたね」

>エルの視線の先、森の陰に隠れるようにしてオークの集落を見つけた。

>櫓が立てられ、その上にはオークがいる……

>…………。

>……しかし、少ない。

>エルの話では、数十体ほどが群れて生活しているはずだったが……

エステル「一ヶ所に全部いるって訳じゃないんだ。大半が暮らしてる大きな拠点を、こういう見張りつきので囲っているらしいよ」

>なるほど……

エステル「……じゃ、仕掛ける前にお互いのこと、話し合っておこうか」

>…………。

エステル「ボクは火炎と氷結の魔法を詠唱なしで上級まで扱える。補助もいくつか使えて、武器はこの弓。長いレンジから先制できるよ」

>エルは、背中にさげた弓筒から矢を抜いて見せてきた。

>弦の張りの強度は並みのようだが……

>弓はおそらく物理用の攻撃手段として残したというだけで、彼女の真の武器はノータイムで放てる上級魔法だろう。

>身軽で脚力もかなりあるようだし、エルは非常に優秀な攻撃役らしい……


>…………。

>エルに、自分が全属性の魔法を使えることを話そうか……

>…………。

>悩んだ末、自分は刀で近接攻撃するスタイルで、物理、氷結、核熱の魔法を扱えると話した。

エステル「へぇ、物理か……。キミは力もありそうだし、攻撃力には期待できそうだね」

>任せろ。

エステル「あははっ、うん。頼りにしてるよ?」

>エルは、自分に明朗な笑顔を向けている。

>少し罪悪感を感じた……

>…………。

>作戦の確認をして、エルとオーク狩りに勤しんだ……

このレスで成果をコンマ判定
1~3 まあまあ
4~6 良い、互いに好調のようだ
7~9 とても良い、絶好調だ!


エステル「ふぅ……そろそろ休憩にしようか」

>自分たちの初陣は、オーク六体という戦果に終わった。

>連携の確認ということで、少数だけを狙って倒したためあまり数を挙げることはできなかった……

エステル「……けど、大分いい感じだったね。次あたり固まってるのも対象にしてみるかい?」

>いや、初日から無理をしすぎるのは良くないだろう……

>好調そうなエルを宥め、今日のところはホームに戻ろうと伝えた。

エステル「まあ……確かに体力も辛くなってきたしね。それじゃ、少し休憩してから帰ろうか?」

>そうしよう。

>…………。

>エルは待ち時間を退屈そうにしている……

>何か、話をしてみてもいいかもしれない。

直下コンマ判定
1~3 エステルについて
4~6 自分の故郷のこと
7~9 『銀狼騎士団』の噂について


>オイラが……取るんだホー!


>何か話しかけようかと思ったが、共通の話題が見つからない……

>沈黙を保っていると、ふいとエルが自分を見上げた。

エステル「そういえばキミ、ここの出身じゃないんだよね? どうしてこの街に来たんだい?」

>“来た”のではなく、来て“しまった”だけだ。

エステル「?」

>ゴブリンに誘拐され、この近くの洞窟で目を覚ましたことを話した……

エステル「それはまた、随分な災難だったね……。国には帰るつもり?」

>……ああ、必ず。

エステル「…………。キミの故郷、興味あるな。どんな場所だったか聞いても?」

>構わない。


>しかし故郷の話か……

>……とても、景色の良い場所だった。

エステル「景色? チョイス、かなり渋いね……」

>実際に見てもらえればエルもそう思うだろう。

>自然や趣ある建造物が、四季に合わせてその美しさを変える……

>住む人も和の心を大切にする、誇りに溢れた人ばかりの素晴らしい国だ。

エステル「……ふーん。そこまでキミが絶賛していると、ちょっと気になってくるな」

>ただ……

エステル「……?」

>あの国の人は……時々、家族ですら他人のように感じることがある。

エステル「……家族が他人なはずないだろ」

>分かっている。

>だが、家族も、友人も……誰であれ、人の心に踏み込んで来ようとはしない。

エステル「…………」

>……自分の国は、綺麗な国だ。

>だがその裏に、道化のような……空虚な寒々しさを覚える場所だった。

>…………。


>郷愁に駆られ、つまらない話をしてしまった……

>重い沈黙を打ち消すために、空気を軽くする話をしなければ……

エステル「……うわあぁぁ!」バッ

>……!?

エステル「キミ! こんな天気のいい日にそんな暗い話をするなよ!」

>申し訳ない。

エステル「うんっ、分かればいいんだ」ストン

>……エルは、居心地の悪い空間が苦手なのだろうか。

>どちらにせよ彼女のおかげで気分が少し晴れた。

>何か、他に話題はあっただろうか……

エステル「……あ」

>……?

>エルは、何かを思い出したようだ……

エステル「ねえ、最近話題になってる噂のこと知ってるかい?」

>いや……自分は知らないと伝えた。

>どういう噂なんだ?

エステル「えーっと、確か……そうそう」










エステル「――『スイジンダマリ』っていう、神隠しの都市伝説だよ」


>スイジンダマリ?

エステル「うん。なんでも突然 人が神隠しにあったみたいに消えて、その側にはいつも泉があるらしいんだ」

>エルは楽しそうに噂話を語っている……

エステル「だから、水神の怒りに触れた人が引きずり込まれてるんじゃないか、って。名前の方の由来は、水神に水たまりをかけてるみたいだね」

>……?

>それは、普通に人が泉に落ちているだけでは……

エステル「いや、当然そう思った人たちがしっかり探したらしいよ。でも誰も、たった一人すら見つからなかった」

>…………。

>エルの話は、ただの噂話にしては具体的すぎる気がする……

エステル「まあ……これは半分、実話だからね。この頃ギルドの依頼掲示板で人探しが増えてるの知ってるかい? 街中で失踪が相次いでるから、騎士たちが大々的に調査してたんだ」

>騎士たちが?

エステル「そ、お国の威信をかけた大捜査。人数が少ないから、言うほど派手なものじゃなかったけどね」

>だが騎士を捜査に加えた以上、国は本気で原因を突き止めようとしているということだ。

>権力者が一連の失踪に関わっていないのなら、いったい誰が、何の目的で……

エステル「さあ? そういう不透明で好奇心が刺激されるから、こんな風に都市伝説みたく語られてるんだと思うよ」

>……なるほど。

エステル「……っと、それじゃ休憩は終わりかな? ホームに戻ろうよ」

>…………。

?『貴方はこれから向かう地にて災いを被り、大きな“謎”を解く事を課せられるようだ』

>……!

エステル「……ん、どうかした?」

>……立ちくらみを起こしただけだと伝えた。

エステル「そうかい、体調には気をつけてくれよ?」

>心配してくれるエルに感謝を伝え、ホームへ向かった……


4月5日(水) 午前


>ホーム、ギルドに戻り換金を終えてきた……

ミッション《金を稼げ!》を達成した!

>得たお金の半分をエルに渡そうとすると……

エステル「いや、稼いだ分はキミがもらっておいてくれないか? ボクと合わせて、パーティの共有財産として管理を任せたい」

>分かった。

エステル「ふふ、ありがとう。ボクは身軽な格好が好きだから、あまり硬貨は持ち歩きたくないんだ」

>何か困ったことがあれば、遠慮せずに言ってくれ。

エステル「あはは、キミって変に頼もしいな。それじゃ、またね」

>エルは大通りへと消えていった……

>…………。

>自分は何をしようか……

1、仲間探し
2、町巡り

↓1


>エルの他に、誰か仲間を探しておこうか……

>どこにいこう……

1、ギルド
2、商店街
3、図書館


>久々の安価でミスったホ!?

>↓1ホ!


>図書館にやってきた……

>前回は初めてということで必要以上に緊張してしまい、それが警備員の目には怪しいと映ったのかもしれない……

>なら今回はいかにもこなれた感じを演出しつつ、さりげなくギルドカードを見せて通り抜けよう。

直下コンマ判定

1~3 
4~6 
7~9 

はい


>これは……

>いかにもやる気のないコンマ表を出してしまったホ

直下コンマ判定
1~3 通れなかった
4~6 ギリギリ通れた
7~9 通れた


>グダグダホー……

>まあ、話進めるために>>265を採用だホ~


警備員「……はい、それでは身分証の提示をお願いします」

>はい。

警備員「ギルドカードですか……」

>ええ。

>……そろそろ行っても? 本の続きを読みたいのですが。

警備員「いや、しかし……」ジロ

>早く『トンチを利かせて一休さん』シリーズを読破したいのです。

警備員「あー、あの本ですか。…………。……まあ、いいでしょう。どうぞお入り下さい」

>いえいえ、それでは。

>…………。

>無事、図書館に入ることができた……!


>図書館の中は3階まで本で埋め尽くされている……

>それぞれ分類があり、ジャンル別に本の置かれている場所がまとめられているようだ。

>…………。

>1階には、児童書やお伽話の描かれた本が並んでいる。

>2階は、小説や歴史書などが置かれている。

>3階では論文、専門書などの知識が必要な本が配置されている。

>どこに行こうか……

1、1階
2、2階
3、3階

↓1


>一階で本を読んでいる人を観察しよう……

>…………。

>子守をしている母親や、児童書を読んでいる子供ばかりだ……

>……あそこにいる少年は、冒険者をするには線が細すぎる。

>残念ながら仲間に誘えそうな人材は見つからなかった……

無言で児童書を読む少年「…………」ペラリ

>…………。

無言で児童書を読む少年「…………」ペラペラッ

>…………。

無言で児童書を読む少年「…………」ペラペラペラッ

>!?

無言で児童書を読む少年「…………」パタン

>…………。

無言で児童書を読む少年「…………」ガタッ

>!

無言で児童書を読む少年「…………」スタスタ

>…………。

>……そろそろ昼食をとりに、宿へ戻ろう。


4月5日(水) 昼


>宿に、昼食をとりに戻ってきた……

>今日の昼食はポークソテー、野菜を細かく 刻んで入れたスープ、赤身魚の煮付けのようだ。

>……?

>他の宿泊者たちの声が聞こえてきた……

客「……なあ。最近、いきなり消えてるヤツら多くね……?」

客2「あぁ……『スイジンダマリ』って例のアレか? 確かにそういう話、よく耳に入ってくるなぁ」

客「はぁ? なんかお前、興味薄すぎね?」

客2「へへっ、俺はそんな嘘くせえ話にゃ興味ねんだよ。ンなもんより、時代は実在する怪盗様だろ!」

客「怪盗ってお前……賞金首に仲間入りしちまった『銀狼騎士団』のことか?」

客2「あ? 貴族の館忍び込んで手がかり一つ残さねえようなヤツが、たかだかハイエナ共にやられちまうわけねーだろ!」

客「あーあー、声でけえよお前……」

>……2人組は宥め、宥められながら宿を出ていったようだ。

>…………。

>昼食を食べ終えた……

>宿の主人にお礼を言って、自分も宿を後にした。


4月5日(水) 午後


>午後は、何をして過ごそうか……

1、仲間探し
2、街の施設を利用する(町巡り)

↓1


>誰か、新たな仲間を探しに行こう……

1、ギルド
2、商店街
3、図書館

↓1


>ギルドに来た……

>夜は大いに盛り上がる酒場も、日の沈んでいない今はまばらに客が見える程度だ。

>さて、誰に話しかけようか……

1、ネル
2、掲示板の前に立っている少女
3、冒険者風の男

↓1


>酒場のテーブルに座っているネルを見つけた……

>彼女からは、『自分たちのパーティに入ってくれないか』という誘いを受けていたはずだ。

>以前約束した、返事の期限まではまだあるが……

>返事をしようか……

1、加わる(エステルと話をしに行く)
2、断る(今は金貨を返せないため、そっとその場を後にする)

↓1


>ネルの誘いを受けよう……

>…………。

>しかし、その前にエルに話をしておかなくては……

>エルのところに行こう……

~~~~~

エステル「ん……あれ、また来てくれたのかい?」

>ああ、エルに話すことができたんだ。

>自分が、ネルのパーティに誘われたことを伝えた。

エステル「へぇ。それでキミは、そのお誘いに乗り気ってわけかい」

>まあ、そうだ。

>今回はエルの意見を聞きにきた。

エステル「ふふ、律儀だね。パーティの掛け持ちなんて珍しい話じゃないんだよ?」

>?

>こういう大切な話は、仲間にしておくべきじゃないか?

エステル「……そう、なんだけどね。こういう職業は荒くれ者も多いから“保険”は必要なんだよ……」ボソリ

>何か言ったか?

エステル「ハァ……いや、何でもない。キミを見てたら、こんな心配するのが馬鹿馬鹿しくなってきたのさ」

>……そうか。

ペルソナマダァー?


エステル「……それで、ボクの意見を聞きに来たんだっけ?」

>ああ。

>……だが、自分に気遣って答えを出して欲しくはない。

>返事は9日までにしてくれればいい。

エステル「…………。いや、ボクはその話に乗ってもいいと思うな」

>いいのか?

>あちらの都合で、エルに迷惑をかけてしまうかもしれないが……

エステル「ははっ、信頼してるんだよ。キミなら上手くやれるだろ?」

>……ああ、努力しよう。

エステル「うん、それじゃあネルちゃんとやらに返事をしてきてあげるといい」

>軽く手を振ってくれるエルと別れを済ませ、 ネルのところに向かった。

~~~~~

>ギルドに戻ってきた……

>中に入ると、ちょうどこちらに視線を向けたネルと目が合った。

>彼女の対面に座りながら、返事を伝えに来た旨を説明した。

ネル「……そう。それじゃ、私たちのパーティに入ってもらえる?」

>ああ、自分でよければ入れてもらいたい。

ネル「……そう」

>! 会ってから一度も表情の変わらなかったネルが、僅かに顔を綻ばせている……

ネル「……笑ってない」

1、>とても素敵な笑顔だった
2、>嬉しそうに見えた
3、>その笑顔、プライスレス

↓1


>>>284

>フラグは建てたホ~

>上手くいけば、明日(作中時間)には主人公のペルソナが覚醒するホー♪


>>>287

>すまんホー……

>やっぱりコンマに色々任せるかもしんないから、ほぼほぼ未定な感じホ

>色々調べたから、最悪でも明日(現実)にはそーゆーイベント起こしたいって感じホ~


>とても素敵な笑顔だった。

ネル「……そう」

>ああ。

>また見せてくれると嬉しい。

ネル「…………」

>ネルの表情からは、感情を読めない……

>照れているのだろうか……

ネル「……4月11日に、またギルドに来て欲しい。レオンを連れて来る」

>レオン……あの遊んでいそうな少年のことだろうか……

ネル「それと、まだ貴方の名前を聞いていない。教えて」

>そういえば言っていなかった気がする……

>簡単な自己紹介をした。

ネル「……覚えた。忘れない」

>ネルと少し話をしてから、宿へと戻った……

>ネル・レオンのパーティに加入した!


4月5日(水) 夜


>宿に着いた……

>…………。

>久々に魔物と戦ったからだろうか……

>酷い眠気がする……

>…………。

>今日はもう眠ることにした……


 4月5日(水) 深夜


 ここは王都、この国で一等豊かで由緒ある街だ。

 ま、いんのは汚ねえカネに塗れたクソ貴族共だけだがな。

 他の街のスラムにいるような貧乏なヤツらは、王の御許に相応しくないだとか……そんなフザけた理由でブッ殺されてるぜ。

 クソ共が国中の弱ぇヤツからとことん搾り取った蜜は、最終的にここにいるヤツらに吸われる。

 この国は弱肉強食の、あるいはヒエラルキーの縮図で。

 くははっ、最ッ悪にクソッタレな場所だよ。

 ……だが、俺らはただビクビクして食われんのを待つ腰抜けじゃねえ。

 俺と同じようなヤツを集めて、纏め上げて、あのブタどもの顔に泥ォ塗ってやる……!

 ……そろそろ、大きな『お勤め』がある。

 大丈夫だ、一月前のも、その前のも、その更に前のも成功した。

 だから心配するコトなんざ何もねえ。

 ……けど、どうにも嫌な予感がする。

 胸の内側が抉られてるみてぇな気持ち悪さ……。

 …………。

 クソが、ビビってんじゃねえ……!

 俺は――。


?「やあ、初めまして……貴様が『銀狼騎士団』の首領だね?」

 っ……!?

?「ははっ、実は答えは聞いてないんだ。貴様の部下から証言は得ているからね」

 ……誰だ、テメェ。

 俺の首 獲りに来たハンターか?

?「……ふん。そんな低俗な輩と並べないで欲しいよ。……それに見る目の無い貴族と違い、私は貴様を高く評価しているんだ」

 …………。

?「貴様は多くの荒くれ者を纏めるカリスマを持ち、厳重な警備を掻い潜る技を持ち、危機的状況でも切り抜けられる胆力と判断力を持っている……」

 ……コイツが誰かは分かんねえが、何となくヤバいヤツらしい。

 だったら……逃げる!

?「おや?」

 ハッ、俺の足の速さにトボけた声出してんな……!

 盗み入る前に場所バレしたのは痛えが、生きてりゃどうとでもなる。

 とりあえず、コイツ振り切ってアジトに――。

?「――喜べ、貴様には十分な“参加資格”がある」

 ッ、いつの間に!?

?「さあ――選別の時間だ」

 な、水が……!?

?「ハハハハ……期待しているよ?」

 だ、ぐ……意識、が……チクショウ……。

 ク、ソが……。

 クソがァァァァァァァァァァァッッ!!


4月6日(木) 朝


>…………。

>ぐっすりと眠れたようだ。

>体の疲れは残っていない……

>さて、宿で朝食をとろう……


>何時間か休憩しとくホー


>人はいるかホー?

>いたらやるホ


>今日は、夕方から始めてくホー♪


4月6日(木) 午前


>朝食を取り終え、ギルドの掲示板を確認しにきた……

>……?

>入口脇にエルが立っている……

エステル「あ、おはよう。キミが来るのを待っていたんだ」

>何か自分に用事だろうか?

エステル「うん。昨日、『スイジンダマリ』って神隠しの話をしたの覚えてる?」

>確かに、エルから聞いたような覚えがある……

エステル「それでさ、昨日キミに話してからボクも興味が湧いてきてね。色々調べてみたんだよ」

>彼女は随分と神隠しの噂に興味を持ったようだ……

エステル「あはは……けどこの神隠し、実は誘拐事件かもしれないんだ」

>……誘拐?

エステル「朝、お店に来たお客さんが話していたんだけどね……この街の外れにある泉で、怪しい男たちが集まっていたそうなんだ」

エステル「それだけなら何でもない話だけど、その泉っていうのは神隠しが起きた付近の泉……だから、きっとその男たちは人攫い集団で、『スイジンダマリ』は彼らのせいかもしれないって訳さ」

エステル「……まあ、今のは全部聞いた話なんだけど。……ふふっ、ねえ」

>エルは、何故かとても嬉しげだ……

>…………。

>まさか……

エステル「だからボクたちで、その話の真相を確かめてみないかい?」

>……だが、もしそれが本当なら危険ではないだろうか。

エステル「ボクら2人ならそんな心配いらないだろう?」

>話の調査について、エルは非常に乗り気でいる……

>…………。

>どうしようか……

1、乗る
2、乗らない
3、そんな事より、もっと面白い事をしないか?

↓1


>自分が止めるよう説得しても、エルは一人で噂の真相を確かめに行くだろう……

>……仕方ない、自分も協力しよう。

エステル「ははっ、キミならそう言ってくれると思ってたよ!」

>エルは満面の笑みで自分を見つめている……

エステル「……っと、もちろん何も考えずに行くわけじゃないさ。しっかり作戦を立てて行こう」

>具体的には?

エステル「ボクが囮になる」

>……!?

エステル「武器を持たずに泉の辺りで無防備にしていれば、彼らにとって恰好の的だろう……まあ、いるか分からないけど」

1、>囮は自分に任せてくれ
2、>分かった
3、>待ってくれ

↓1


>その役目は危なすぎる、囮は自分に任せてくれ。

エステル「えっ、や……気持ちは嬉しいけど、ボクの方が適任だよ」

エステル「近接戦で戦うキミより、魔法が軸のボクの方が武器無しの痛手は小さいからね」

>……その通りだ。

エステル「作戦を提案した手前もあるけど……キミも感情に任せただけの判断はしないでくれ」

>返す言葉もない……

エステル「…………」

エステル「……で、でも、心配してくれたのは……嬉しかった……あれがとう」

>自分からの心配を受け、エルは少し照れているようだ……

>…………。

>エルと細かい作戦を詰め、話にあった泉へ向かうことにした……

>……本当に、誘拐集団はいるのだろうか。

>…………。

>何も、起こらなければいいのだが……


エステル「……この辺りだ」

>エルと、話にあった泉の近辺にやって来た……

エステル「さて……ここからはボクが少し先に行く。キミは少し距離を置いてついて来てくれ」

>エルから弓と矢筒を受け取った……

>ここからは、気を引き締めて臨まなければ……

~~~~~

>先を歩くエルが、泉の側に立った……

>…………。

>作戦では、そろそろ誘拐される予定だが……

>しかし未だに怪しい人影は現れない……

>……やはり、エルの聞いた話が嘘だったということだろうか。

>もう少し待って現れなければ、今日のところは引き返そう……

直下コンマ判定
1~3 エルに???
4~6 セイヤに???
7~9 両方に???


>……しばらく待ったが、何も起こらない。

>仕方ない……エルを呼び戻そう。

>潜んでいた茂みから立ち上がり、ふと視線を泉に目を向けると――エル!

エステル「っ!?」バッ

>身に感じた危機感によるものか、声が届くより早く飛び退いたエル。

>先程まで彼女が立っていた石畳に、激しい水飛沫を上げながら水流が激突した。

エステル「く、何が……!」

>止まるな、後ろだ!

エステル「なっ……!」

>泉から伸びる、渦を巻く3本の水の腕……あるいは触手。

>その2本が態勢の整っていないエルへと襲いかかる。

>エルには回避できない――【ブフーラ】!

エステル「凍れッ!」

>水の触手とエルの間に、一瞬で巨大な氷塊が現れるが……

エステル「氷を避けて……うぐっ!」バシャン

>迫る2本は意志を持っているかのような動きで氷塊を避け、エルを飲み込んだ。

>水越しに見えるエルは必死に足掻くが、水流に攫われた彼女は瞬く間に泉へ放り投げられる。

>直後――あれ程に猛威を振るっていた水の触手は動きを止め、重力に従い落下した。

>後に残ったのは水だらけの石畳と、澄んだ水を静謐に湛える泉のみ……

>自分は武器を手に泉へ駆け寄り、身を乗り出した。

>……しかし見えるのは澄んだ水ではなく、また、積み重なった石でもなく……

>覗いた水面は――妖しく揺らめき、橙色に発光していた。

1、飛び込む
2、エルの名前を呼ぶ

↓1


>エル!

>名前を呼ぶが、反応はない……

>……まずい。

>水の中で気を失っているのなら、事態は一刻を争う。

>早く助け出さなければ……!

1、飛び込む
2、エルの名前を呼ぶ
3、水面に触れてみる

↓1


>……仕方ない!

>エルの弓や矢筒を放り投げ、自分は橙に輝く泉へと飛び込んだ……

~~~~~

?「あぁ……愚かな」

?「かつて創造主から作られ、全てを与えられたというのに……しかしそれを忘れた小さき者共……」

?「人間よ……あぁ、愚か」

?「最大の繁栄を築く為に与えた肉体を……」

?「総てに打ち克つ不屈の魂すら与えられ……」

?「しかし、尚も暗き安寧の中に在る事を望むか……」

?「尚も閉ざされ、息すら儘ならぬ牢獄に己が影を閉じ込めるか……!」

?「……だが、審判は下った」

?「私が貴様等を絶え滅ぼそう……」

?「それこそが、愚陋で無明な貴様等に相応しき裁き」

?「我が主人――国産みの男神に代わり、私自らが断罪の刃となろう」

?「あぁぁ、それこそ……!」

?「――刀である、我が務め……」


>誰か来たら返事してくれホ、来たら安価に戻すホー

>それまではコンマで進めてくホ~


>エルを助けようと、泉へ飛び込んだが……

>……!?

>突然 目の前に現れた地面に、咄嗟に受け身を取る。

>かなりの衝撃が腕に直撃した……

>……しかし、どうにか怪我をすることは回避できたようだ。

>…………。

>とりあえず立ち上がろう……

>ここはどこだろうか……

>一見、ただの広場のようだが……

>…………。

>確かに自分は、泉へ飛び込んだはずだが……

>何故こんな場所に……?

>それにエルはどこにいるのだろう……

>…………。

>地面には、ゆらゆらと光が動いている……

>この光は上から……?

>……!?

>空に水面がある……!


>バカな、この過疎スレに人がいるホ……!?

>そんな、こんなの……!

>嬉しすぎるホー!!

>メチャ張り切ってやっちゃるホー!


>ここの空は、水中から見上げた水面のように揺れ動いている……

>しかし、ここは水中ではない。

>いったい、何が……?

>それに、突然エルを襲った水の触手……

>不思議なことが起こりすぎている……

>…………。

>とにかく、エルと合流しなければ……

直下コンマ判定
1~3 倒れているエルを見つける
4~6 エステル「セイヤ!」
7~9 >あれは……?


>エルを探し歩き回っていると、2つのことが分かった。

>一つは、ここはホームの街並みと同じ構造をしているということ。

>ギルド、商店街、見覚えのある家々……遠くには図書館らしき建物もある。

>自分には分からなかったが、おそらく先程の広場は現実のホームにもある場所だろう。

>……だが、実際の街とは明らかに違うことがある。

>街の全てが、『反転』しているのだ。

>例えば文字の左右反転、他には建物の向きなど……

>まるで鏡に。もしくは、水面に映ったかのように……

>もう一つは、ここには自分以外に人がいないらしい。

>絶対ではないが、声もないことを踏まえると……いても、自分以外にはエルくらいだろう。

>…………。

>ここは、果たして尋常の場所なのだろうか……

>不可思議なこの空間は、あるいは人の手の及ぶべきではない聖域なのでは……?

>考えても仕方のないことが頭の中を巡る……

>…………。

>……?

>遠く、道の真ん中で、何かうごめくものが見える……

>あれは……?

>っ……!

>あの影から、ひどく危険な気配を感じる……!

>すぐさまその場を離れた……


エステル「セイヤ!」

>っ、エル!?

>三叉路のような道の右側から、エルが駆け寄って来た。

>走る姿を見る限り、怪我などはしていないようだ……

エステル「良かった、キミも無事だったんだね……!」

>エルは、喜色と安心とが入り混じった表情を浮かべている。

>自分も安堵に緊張が緩むが、すぐさま引き締め直す。

>ここには、何か不気味な影がいる……

>エルと持っている情報を交換した……

エステル「やっぱりか……。水を飲んで意識が朦朧としてたし、もしかしたらって思ってたんだけど……泉に放り込まれてからここに来るまで時間は経ってないんだね」

エステル「これでここがホームの街並みに似せただけの、全く別の場所にある廃墟って線も消えたな……」

>エルは泉へ放られた後、気付くとここにいたそうだ……

エステル「ハァ……本当に、ここはどこなんだろう……?」

>黙って首を振った……

エステル「……それにその“影”。敵かは分からないけど、接触しない内に帰りたいね。……ところでキミ、出口って見かけた?」

>自分は見ていないと伝えた。

エステル「はぁぁぁ……分かってたけど、やっぱり見てないかぁ……」

>どうやらエルも出口を知らないようだ。

>合流ができた以上、一刻も早く帰還したいが……

エステル「“影”とやらに出くわすかもしれないから、二手に分けるのは危険かな……」

エステル「……それじゃ、ボクらが両方とも見ていないところを探してみようか」

>ああ、それが良さそうだ。

>自分とエルは、廃墟のようなホームを並んで歩き出した……

直下コンマ判定
1~3 エステル「セイヤっ、避けて!」
4~6 >くっ、エル!
7~9 ?登場


>エルと共に、反転したホームを大分 歩いたが……

>……出口らしき姿は見つからない。

>エルの表情からは、心なしか疲労の色を感じる……

>彼女を気遣い、休憩をしないかと切り出した。

エステル「ああ、そうだね……。もしもの時のために体力は残して――セイヤっ、避けて!」

>なっ――ぐあっ……!

>突然、背後から受けた凄まじいインパクト。

>視界が反転した後に一瞬の浮遊感――直後 石畳に、頭から落下した。

>ぐらん、と。

>比喩ではなく意識が崩壊しかけるが、すぐさま目が醒めた。

>辺り一帯に広がる――血。

エステル「◆◆◆っ!」

>頭からの激しい出血、それが意味するのは――死。

>死――死ぬ?

>…………。

>……ここまでなのか。

>自分はここで、故郷に帰ることも叶わず、何を為すことも無く、死ぬ……

直下コンマ判定
1~3 >死ぬなら、せめて……!
4~6 >……まだだ。
7~9 >……!?


>……死ぬなら。

>せめて……!

>エルを、守って……!

エステル「っ、ダメだ、動くなセイヤ!」

>エルと対峙する、宙に浮遊する化け物。

>人の唇と舌を巨大にしたような、気色の悪い怪物……

>バネ仕掛けの人形のように跳ね起き、ソレに向かい刀を一閃する。

>必殺の気合、気迫を込めた人生最高の斬撃……だが。

>怪物に刀身がぶつかった瞬間。ガキンと、刃が砕け散った。

>決して固そうに見えない敵の常識外れの堅さに、状況も忘れ唖然とする……

エステル「っ、セイヤ……!」

>甲高いエルの声に、振り向くと。

怪物「……ッ!」

>もう一体……いたのか……!

>回避する余裕はなく。

>再び、ズドンと……

>身体から感覚が乖離し、意識が闇へ呑まれる寸前。

>彼女の、悲鳴の……よう、な……声、が……聞こえ……





Dead End.

To be continued.


クスノキ・セイヤ

死亡回数……1

???まで残り……9

直下コンマ判定
1~3 >死ぬなら、せめて……!
4~6 >……まだだ。
7~9 >……!?


クスノキ・セイヤ

死亡回数……2

???まで残り8

直下コンマ判定
1~3 >死ぬなら、せめて……!
4~6 >……まだだ。
7~9 >……!?


>……まだだ。

>倒れ伏したまま視線を上げ、刀の柄に手をかける。

>自分を吹き飛ばしたのは、右側は紅く、左側は藍色。

>人の唇、歯、舌を巨大化したような怪物のようだ……

>宙に浮遊し突進を繰り返すソレに、エルは自分を守るように細かく位置取りを繰り返して戦っている。

エステル「くっ……【ブフダイン】!」カキン

怪物「…………」ガチン

>エステルの放った魔法が、怪物を氷塊に閉じ込めるが……

怪物「……ギャヒャヒャヒャヒャ」バキッ

>怪物はけたたましい笑い声のような叫びを上げ、氷塊を打ち砕いた。

エステル「なっ、氷結無効……!?」

>! エルはスタミナ切れを起こしたのか、ガクンと膝をついた。

>怪物は彼女のその姿を好機と見たのか、猛烈な勢いで突進して来た……

>……今ッ!

エステル「【アギ――】」

>全身を使い体を跳ね起こし、魔法を唱えようとするエルの脇を駆け抜け――。

エステル「セイヤ!?」

>高速でエルに向かい飛翔する怪物に、すれ違いざまに一閃を浴びせる。

>瞬間に抜刀、斬を終える最速の技……

>振り切った瞬間に敵を両断する手応えを得るはずの斬撃は、刀身が砕け散ったことにより、あまりに軽い手応えに終わった。

>振り抜いた刀の、柄より先のほとんどを失った姿に思わず唖然とする……

>柔らかそうにすら見えた怪物は、しかし岩に刀を叩きつけた時のような感触を与える程に堅牢だった。

>…………。

>気力を使い果たし、全身から力が抜ける……

>慣性にならい肉体は前進しようとするが、意識が追いつかずに足がもつれた。

>自分の体は肩から石畳に叩きつけられ、数回転した末にようやくうつ伏せの姿勢で停止した……

>すぐに起き上がらなければならない……

>…………。

>だが、立ち上がる気力が湧かない……

直下コンマ判定
偶数 石畳の床に、自分の血が広がっていく……
奇数 Dead End.


>石畳の床に、自分の血が広がっていく……

エステル「◆……◆っ、◆……!」

>エルが何かを叫んでいるが……

>…………。

>耳鳴りがひどく、聞き取れない……

>…………。

>……とても、眠たい。

>自分は……

>まだ……

>…………。





Dead End.

To be continued.


クスノキ・セイヤ

死亡回数……3

???まで、残り7回

直下コンマ判定
偶数 石畳の床に、自分の血が広がっていく……
奇数 Dead End.


クスノキ・セイヤ

死亡回数……4

???まで、残り6回

直下コンマ判定
偶数 石畳の床に、自分の血が広がっていく……
奇数 Dead End.


クスノキ・セイヤ

死亡回数……5

???まで、残り7回

直下コンマ判定
偶数 石畳の床に、自分の血が広がっていく……
奇数 Dead End.


>おお 勇者 よ

>死んで しまう とは

>情けない

>遊んでみたホ♪

クスノキ・セイヤ

死亡回数……6

???まで、残り6回

直下コンマ判定
偶数 石畳の床に、自分の血が広がっていく……
奇数 Dead End.


>石畳の床に、自分の血が広がっていく……

>…………。

>……ここまでなのだろうか。

>このまま、自分は死――。

?『――我は汝、汝は我……』

>……!?

>ぐっ、うぐ……!

>突然、頭痛が……っ!

?『天に灯る聖なる焔、地獄で咎人を焼く業火――』

?『遍く在る火炎、その支配者――』

?『我は汝、汝は我……』

?『汝、己が双眸を見開きて……今こそ発せよ!』

1、>ペルソナッ……!
2、>来い……

↓1


>全身に、不思議な活力が溢れかえる……

「……ペ」グッ

>立ち上がり、刀身を失った刀を放り捨てる。

「ル」ジュワ

>流れ出た血が、音を立てて蒸発した……

「ソ」ボワッ

>自分の体から、青い炎が噴き上がる……!

「ナ」

>自分の前に、“愚者”と銘打たれた刀が出現する。

「来い……」

>現れた刀を、鞘から引き抜き――呼ぶ。

「カグツチ……ッ!」カッ



――戦闘開始。

クスノキ・セイヤ
HP 265/265
SP 132/132

筋力 90
魔力 50
耐久力 40
速さ 40
運 70


翻弄のアブルリー
HP 238/238
SP 280/280

筋力 46
魔力 52
耐久力 25
速さ 43
運 37

1、ANALYSIS(選択不可)
2、TACTICS
3、ATTACK
4、SKILL
5、PERSONA
6、ITEM
7、ESCAPE

↓1

4


>ミス

1、ANALYSIS(選択不可)
2、TACTICS (選択不可)
3、ATTACK
4、SKILL
5、PERSONA (選択不可)
6、ITEM (選択不可)
7、ESCAPE (選択不可)

↓1


>>>345採用


1、アギ
2、大切断
3、ラクカジャ
4、ラクンダ
5、タルカジャ

↓1


>自分の背後に、全身を炎に包まれながら仁王立つペルソナが出現する……

エステル「な、にが……?」

>自分とカグツチを見つめ、呆けた様子のエルの前に立つ。

翻弄のアブルリー「ギィヤァァァァ」

>恐れた様子のない怪物は、自分へ向かい突進して来る……

翻弄のアブルリーの攻撃!

クスノキに55のダメージ!

>ぐっ、【大切断】!

ミス!



クスノキ・セイヤ
HP 197/265
SP 132/132

筋力 90
魔力 50
耐久力 40
速さ 40
運 70


翻弄のアブルリー
HP 238/238
SP 280/280

筋力 46
魔力 52
耐久力 25
速さ 43
運 37

1、ANALYSIS(選択不可)
2、TACTICS (選択不可)
3、ATTACK
4、SKILL
5、PERSONA
6、ITEM (選択不可)
7、ESCAPE (選択不可)

↓1


愚者・カグツチ

筋力 77
魔力 51
耐久力 51
速さ 76
運 51

アギ
大切断
ラクカジャ
ラクンダ
タルカジャ

無効・火炎
耐性・呪怨
弱点・氷結

1、ANALYSIS(選択不可)
2、TACTICS (選択不可)
3、ATTACK
4、SKILL
5、PERSONA
6、ITEM (選択不可)
7、ESCAPE (選択不可)

↓1


これレスでコンマ判定
1~3 ATTACK
4~6 SKILL
7~9 PERSONA


>ふっ……!

>『銘・カグツチ』で怪物へと斬りかかる!

翻弄のアブルリーに209のダメージ!

>くっ、仕留めきれなかったか……!

翻弄のアブルリー「ギィアアアア!!」ピカッ

>!? なっ、これは雷撃……ジオダイン!?

クスノキに187のダメージ!

>ぐあっ……!

>っ、ハァッ、ハァ……!

>自分も満身創痍だが……相手も残る体力は少ないはず……!

>あと一撃、当てれば……!



クスノキ・セイヤ
HP 10/265
SP 132/132

愚者・カグツチ

筋力 77
魔力 51
耐久力 51
速さ 76
運 51

無効・火炎
耐性・呪怨
弱点・氷結


翻弄のアブルリー
HP 29/238
SP 265/280

筋力 46
魔力 52
耐久力 25
速さ 43
運 37

1、ANALYSIS(選択不可)
2、TACTICS (選択不可)
3、ATTACK
4、SKILL
5、PERSONA
6、ITEM (選択不可)
7、ESCAPE (選択不可)

↓1


>ぬぅ……やり辛いことこの上ないホ!

>次からは大分戦闘のやり方を変えてくホー!


>安価取るホー

>戦闘をゲームみたいにして、描写少なめテンポ重視にするか。

>戦闘を三人称視点で描き、主人公のセリフも「」に覆う小説風にするか。

>どっちか選べホ

>先に2票集まった方を採用するホ!


>力なく舌を垂らす怪物。

>見るからに限界の近い敵は、一瞬全身を痙攣させたかと思うと。

翻弄のアブルリー「ギ…ギ…ギシャァァァアアアッッ!!」

>残りの力 全てを振り絞る、全身全霊を懸けた体当たりを繰り出して来た。

>……だが。

>激突の寸前。体を右へ、揺れるように傾け――。

>腕に力を込めず、怪物の飛翔する直線上に刀を置く。

>並外れた硬さを持つ怪物は、勢いそのままに刀――『銘・カグツチ』へその身を投げ出し……

>音を立てることなく、両断された。

――戦闘終了。


>了解、ゲームみたいにやってくホ~


>それじゃ、もう終わったけどバトルについてのルール説明するホ

>基本、主人公のステータスは装備ペルソナに依存、主人公自身のステータスは現実での戦いにのみ適用するホ~

ガード・次に受けるダメージを半分にし、かつ弱点も防ぐ。

アタック・必中。ダメージは筋力と、主に相手の耐久力に影響する。アタックを選択したレス、そのコンマがゾロ目でクリティカル発生。

スキル・命中率が存在し、行動選択したコンマが100-命中率以下の場合ミス。物理系スキルなら筋力、魔法系のスキルなら魔力によってダメージが変化。魔法系スキルにはクリティカルが発生しない。

ペルソナ・所持するペルソナのステータスを確認する。

>その他は後々話したくホ

>スキルを選ぶ時は、一緒にスキルも選択して欲しいホ


>振り向くと、後ろにはきれいに両断された怪物が転がっている。

>何とか倒せたようだ……

>っ……

>ペルソナが消えた途端、積み重なった疲労に耐えきれず崩れ落ちた……

エステル「せ、セイヤ!」

>駆け寄ってきたエルに体を支えられる。

>彼女には見た目、怪我などを負っている様子はない。

>突如現れた怪物から、エルを守れたようだ……

エステル「ちょ、ボクの心配してる場合かい!? というか、さっきキミが出してたのは……って、そんなことより早く傷を治さないと……!」

>エルはひどく慌てている……

>落ち着けと伝えた。

エステル「落ち着けないよ! 気づいてないのか!? キミ、今すごく傷だらけだよ……!?」

>確かに、頭からの出血は留まるところを知らない……

>このままでは数分後に血が足りなくなり、失血死してしまうだろう……

直下コンマ判定
偶数 ?「バドに任せるコケー!」
奇数 ?「見ーつーけーたーコーケー!」


エステル「とりあえず安全な場所……って、どこ!?」

>屋内はどうだろうか。

エステル「あ、あぁ、そうだね、屋内で止血を……! くそっ、ボクが慌ててどうするんだ……」

>エルに肩を貸してもらい、建物の中に入ろうとしていると……

?「……待……ぇ……」

>……?

>どこかから、声が聞こえてくる……

エステル「今の、声……だよね? まさかボクたち以外に人が……!?」

>ああ、そうかもしれない。

エステル「行くのは……危ない、よね。何にせよ、まずはキミの手当てを――」

?「……見ーつーけーたーコーケー!」ダダダ

>突如聞こえた大きな声に驚き、自分たちは揃って声のした方向を振り向いた……

>……!?

エステル「え……は!?」

>鳥のような人のような……ひたすらに形容しがたい何かが、猛烈な速さで迫って来ている……!

>鳥……いや、ニワトリだろうか……?

エステル「何だ、アレ……」

>隣のエルは目を丸くして驚いている。

>立ち止まる自分たちの前に、滑り込むように停止したソレ。

>鋭く睨みつけているつもりだろうが、どこか間抜けさを感じさせる顔をこちらに向けている……

?「君たちケコ!? 最近ここに人を放り込んで殺してるのは!」

>……?

>いったい何を言っているのだろうか……

エステル「人を……放り込む? それって、泉にか……?」

?「ムキー、当たり前コケ! バドが聞きたいのは、この世界に人が入れば『シャドウ』に襲われるのを……知っ、てて……ケコ? 何で君たちまで入ってるケコ……?」

?「……というかそこの人、何でそんなに血まみれケコー!?」

>鳥は目まぐるしく表情を変えながら、ぐるぐると目を回している……

>シャドウ……自分たちを襲った、あの怪物のことだろうか……

直下コンマ判定
1~3 エステル「ちょ、大丈夫かい!?」
4~6 ?「……もしかして、君たちも放り込まれた人ケコ?」
7~9 ?「コケー、とりあえず怪我を治すコケ!」


>…………。

>視界が揺れ続けている……

>…………。

>血を、失いすぎてしまったかもしれない……

>…………。

>意識が闇の呑まれていく……

直下コンマ判定
偶数 イゴール「……ようこそ」
奇数 >……ここは。


>……ここは。

>自分は、どこかの部屋のベッドで横になっているようだ……

>体を起こそうとすると頭に刺すような痛みが走り、うめき声が漏れた……

?「起きたケコ?」ヒョコ

>……!?

>先程の鳥? に顔を覗き込まれている……!

>思わず動こうとするが、体に力が入らない……

?「キズはバドが治したけど、まだ君が気絶してから3時間くらいしかたってないコケ。まだ休んでたほーがいいコケー」

>どうやら目の前の生物は敵意を持っていないようだ……

>しかし今言った、傷を治す……

>目の前の鳥のような彼は、回復魔法が使えるのだろうか……

?「コケー! 鳥とはシッケイなやつコケ!」

?「バドはバド、鳥なんかじゃないコケ!」

>それは……すまない。

>とても理不尽な理由で怒られた気がするが、気にしている場合ではない。

>今はそれよりも重要なことがある……

>エルがいない。

>最後に見た時は無事だったはずだが、彼女は今どこにいるのだろう……

バド「君ってば次から次に、質問ばっかりコケー……あの女の子なら、出口を探すーって言って街に行っちゃったケコよー?」

>行かせたのか……!?

バド「バドもー、危ないからやめたほーがいいって言ったケコよ? でもあの子、どうしてもって止まらなかったコケー」

>くっ……もしもエルが、あの影に襲われれば無事では済まない。

>自分が行かなければ……!

バド「だ、ダメコケー! あの子に、君の看病してるよう言われてるコケ!」

直下コンマ判定
1~3 バド「ぐ、ぐぬぬ……いいカゲン、おとなしくするコケー!」
4~6 バド「……それより、君ってばペルソナを使えるケコ?」
7~9 エステル「ただいまー」


>人いるホ?

>来たらやるホ~

undefined


>ベッドから抜け出そうと四苦八苦するが、バドに押さえつけられてしまった……

>散々に暴れまわったせいで、もはや立ち上がる気力も湧かない……

>エルが無事に帰ってくるのを祈るばかりだ……

バド「ハァ、やっと止まったコケ……」

>…………。

バド「………ところで、君ってばペルソナを使えるケコ?」

>ペルソナ……自分が呼んだ、カグツチのことだろうか……

バド「ムムム、やっぱり出せるコケ? 女の子の話とか、まっぷたつになったシャドウ見て、もしかしたらって思ってたけど……」

>……シャドウとは、先程の怪物のことか?

バド「そうコケー」

>シャドウ……それに、ペルソナとはなんなのだろう……

>バドは知っているのだろうか?

バド「えーと、えーっと……確かシャドウは、人の心のヨクアツされた感情コケ」

>抑圧された感情……?

>あれは、人の心から生み出されたもの……という意味だろうか……

バド「君たちを襲ったのは、“表”にいる人たちがヨクアツしてたシャドウ。この世界……バドは“裏”の世界って呼んでるけど、ここは人の心がグゲンカしちゃう世界だから……」

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>上一行はミスの産物ホ……

~~~~~

バド「君たちを襲ったのは、“表”にいる人たちがヨクアツして生んだシャドウ……。シャドウたちは自分をヨクアツする人間に、とっても敵意を持ってるコケ」

>確かに死ぬ直前まで立ち向かって来たあの怪物からは、 憎悪に似た戦意を感じた……

>だが抑圧された心のせいで、あんな怪物が生まれるとは……

>この世界はいったいどうなっているのだろうか……

バド「この世界……バドは“裏”の世界って呼んでるけど、ここは人の心がグゲンカしちゃう世界だから……」

>具現化……?

バド「そーコケ。だからこの世界で自分から出てきたシャドウと向き合えないと、自分のシャドウに殺されちゃうコケ」

>なるほど……


>だが、自分やエルのシャドウは出て来なかった。

>バドの話からすると、あの怪物は“表”の人間のシャドウであり自分たちのものではないはずだが……

バド「……それは多分、あの女の子に理由があるコケ」

>エルのことだろうか……

バド「普通はここに来たら、すぐに自分のシャドウが出てきて殺されちゃうコケ。けどヨクアツしてる感情が強いと、“裏”の世界の一部を歪ませてオカシナ場所を作っちゃうコケ」

>歪ませる……?

バド「その人がヨクアツしてる感情が強い歪みになって、“裏”の世界を少~しだけ変えちゃうコケ。つまりシャドウにとっての現実になるコケ」

>…………。

>バドの説明は要領を得ないが……

>どうやらエルのシャドウは特別な場所にいて、街中を闊歩しているわけではないらしい……


バド「それと、君のシャドウは出てこないはずコケー」

>……?

>バドは何故、自分にはシャドウが出てこないと言い切れるのだろう……

バド「自分のシャドウと向き合ってヨクアツしなくなると、シャドウはペルソナに生まれ変わるコケ。だからペルソナを出せる君にはシャドウなんて出ないコケー」

>自分は、抑圧することなく自分と向き合えている……

>だからこの世界に来て、シャドウの代わりにペルソナを呼べた……?

>…………。

バド「それにしても、君は不思議な人コケねー……。『先生』以外に、ここでシャドウと向き合う前からペルソナ使える人なんて初めて見たコケー……」

1、先生、とは?
2、“裏”の世界から“表”に帰る方法はあるか?

↓1


>ぐぬぬ……

>これが、過疎スレの呪い……!?

このレスでコンマ判定
偶数 “裏”の世界から“表”に帰る方法はあるか?
奇数 先生、とは?


>先生、とは?

バド「センセイはセンセイケコ。昔この世界に来て、バドとセンセイと……それからミンナと一緒に戦って、霧を払った英雄ケコ!」

>霧を払った……?

バド「センセイは君と同じように、シャドウが出ないままペルソナ使ってたケコ! ……けど、それだけじゃないケコ!」

>……?

>バドは自慢げに胸を反り返している……

バド「なんとセンセイは、ペルソナを自由に付け替えて戦うことができたんだケコー!」

>…………。

バド「どーどー? スゴいケコー? 憧れるケコー?」

>…………。

バド「……あり? 何でそんなに反応うすいケコ?」

>……正直、その凄さはあまり分からないが。

>…………。

>ああ、それは素晴らしい人だったんだな。

バド「ムフフっ、そうケコ~? そうなんだコケ~!」クネクネ

>バドは嬉しそうに身悶えている……

このレスでコンマ判定
1~3 バド「……ケコ?」
4~6 エステル「ただいま~……」
7~9 >それで、バドは表に帰る方法を知っているのか?


>……それで、バドは表の世界へ帰る方法を知っているのか?

バド「…………」

>何故か、バドの動きがぎこちなくなった……

バド「……んっとねー、知ってるといえば~知ってるコケ」

>……その方法を教えてくれないか?

バド「入って来たときと同じトコの泉に飛び込めば、“表”に出れるコケ」

>本当か!

バド「バド、嘘はつかないコケ~」

>それなら、エルが戻り次第帰ろう……

バド「――でも、あの女の子は帰れんコケ」

>……!?

バド「あの子から聞いた、君たちが誰かに放り込まれたってゆーのが本当なら、あの子はペルソナを使えないっちゅーことケコよね?」

>ああ、そのはずだ……

バド「……ならやっぱり、あの子は帰れんコケ」

>それは……どうしてだ?

バド「泉に入ってあっちとこっちを出入りするには、ペルソナを使える必要があるコケ」

>……!?

バド「だから君たち2人が一緒に帰るには、あの子も自分のシャドウを受け入れて、ペルソナ使えるよーにならんといかんコケ」

バド「……けど、正直それは難しいと思うコケ。この世界を歪ませちゃうほどヨクアツしてる感情なら、簡単には受けいれられないコケ」

バド「そしたらあの子のシャドウが暴れ出して、それを力尽くでおとなしくさせないといけないコケ……君だけじゃ、とっても厳しいコケ」

>確かに、自分一人では厳しいかもしれない……

>…………。

このレスでコンマ判定
1~3 バドに応援を求める。結果、拒否
4~6 バドに応援を求める。結果、交換条件付きで承諾
7~9 バドに応援を求める。結果、承諾


>……それなら、バド。

>力を貸してくれないか?

バド「ダメコケー」

>……理由を聞いてもいいか?

バド「シャドウの強さは、生んだ人の強さにヒレイするコケ。バドが見たカンジ、あの子とっても強いケコ?」

>僅かに迷ったが、素直に頷いた……

>火炎と氷結、その両方を無詠唱で上級まで使える魔法使いはそういないだろう……

バド「バドもか~な~り強いけど、攻撃は得意じゃないコケ。君のペルソナがどんなのか知らないけど、まだまだ使い慣れてないはずコケ」

バド「あの子のシャドウを相手にするのは、ゼッタイゼッタイ無理コケ~」

>……だが、エルを置いて自分だけ帰ることはできない。

>何としてでも連れ帰らなければならない……

>…………。

このレスでコンマ判定
1~3 >……!?
4~6 バド「……案内だケーコよ?」
7~9 バド「……協力してやらんこともないけど、交換条件があるコケ」


>眠っ……寝るホ

>…………。

>……つまらんホ~!


>しゃーない、深夜は別のトコで時間潰すホ……

>そろそろやってくホー


バド「……協力してやらんこともないけど、交換条件があるコケ」

>交換条件?

バド「君たちは、泉の水に引き込まれて“裏”にきたでしょー? そんなら、その水を操っとるヤツがいるはずコケ」

>正確には、自分は自ら飛び込んで来たのだが……

バド「ソイツはこの世界を使って、人を殺してるコケ! ゼッタイ許せんコケー! だから君にも手伝ってほしいコケ!」

>自分と同じようにペルソナを出せる人間が、泉に人を放り込んで殺している……

>…………。

>『スイジンダマリ』……神隠しの真実は、ひょっとしてこれなのだろうか……

>…………。

1、>自分にできる範囲でなら、協力しよう
2、>しかし断る

↓1


>自分の傷が治っていることを踏まえると、バドはおそらく回復魔法を使える……

>それに、エルがシャドウと向き合わせた時、自分だけでは心許ない……

>…………。

>……自分にできる範囲でなら協力しよう。

バド「ケコ!? ホントケコー!?」

>エルを助けるためだ。嘘はつかない。

バド「コケー! ありがとコケー、君はセンセイみたいに優しー人コケねー」

>バドは喜色を浮かべながらくるくると回っている……

>…………。

>バドは“裏”の世界と呼ばれるこの地で、孤独に犯人を追っていたようだ……

>この世界に人を放り込んでいる犯人を捕まえると、バドと約束を交わした……

>バドとの間に、ほのかな絆の芽生えを感じる……


我は汝……汝は我……
汝、新たなる絆を見出したり……

絆は即ち、まことを知る一歩なり。

汝、”死神”のペルソナを扱いし時、
我ら、更なる力の祝福を与えん……


>バドとの絆に呼応するように、“心”の力が高まるのを感じた……

>


>“死神”属性のコミュニティである“バド”コミュを手に入れた。

>バドは戦いの決意を固め……

>倒れた仲間を助け起こしてくれるようになった!

バド「ほんじゃ、サッソクあの子のシャドウのいるトコに行くコケー!」

>いや、その前にエルと合流しておきたいのだが……

バド「そーケコ? じゃ、行ってくるヨロシー」

>…………。

バド「……ケコ? なんで行かんケコ?」

>エルがどこにいるか分からない……

>大声で呼べば、エルより先にシャドウと遭遇してしまいそうだ……

バド「もー、しょーがない子ケコねー? そーゆー時はー、バドに任せんしゃい!」

>バドを先頭に、エルを探しに部屋を出た……

直下コンマ判定
1~3 シャドウ発見
4~6 エステル「ただいま~……あれ?」
7~9 エステル「あっ、セイヤ!」


バド「ムムム……!」

>バドは地面を凝視して、街の中を歩いているが……

>何を見ているのだろうか……

バド「あの子の足跡コケー……」

>足跡?

>だが、この道は石が敷き詰められている。

>足跡は残りそうにないが……

バド「むっ、足跡が新しいコケ! 近いコケー!」

>……?

>目の前の本道を脇道に逸れたところから、衣ずれのような音が聞こえる……

>エルか?

エステル「えっ……あ、セイヤ!」

>エルは顔だけをこちらに覗かせ、自分の姿を認めると駆け寄って来た……

エステル「もう起きても大丈夫なのかい?」

>ああ、問題ない。

バド「バドがカンビョーしたおかげコケ!」

エステル「うん。なん、というべきかな……ありがとう?」

>エルは自分が気絶してから、バドと少し話したらしかったが……

>表情には、奇っ怪なものを見た時のような困惑が満ち満ちている……


エステル「それにしても、よく見つけられたね。どうやってここまで来たんだい?」

>バドいわく、足跡を追って来たらしい……

エステル「あ、足跡……? それはまた、随分と人間離れしてるな……」

バド「えっへん!」

>……そういえば、エルはどこまで知っているのだろう。

>バドが言うには、彼女は自分の治療を見届けてすぐに出口を探しに行ったらしいが……

>情報の共有をするべきかもしれない。

>エルに、バドから聞いた話を伝えた。

エステル「……なるほど。ここは人の心が具現化する場所で、シャドウはその抑圧された心が生んだ怪物……」

エステル「それで、ここから出るにはボクが自分のシャドウと向き合って、ペルソナにしないといけない……か」

バド「だいたいはそんな感じコケー」

>……バドは抑圧した感情がシャドウになると言っていた。

>何か心当たりはないだろうか……

エステル「いや……そう言われると、あまり思いつかないね……」

>そうか……

>シャドウに会う前に自分の心の抑圧を解放すれば、リスクを減らせると思ったのだが……

エステル「期待に応えられなくて、申し訳ないな……」

バド「仕方ないコケ。ヨクアツしてるのは、見たくない……自分の中にそうゆーのがあるって認めたくないからだから」

バド「ジブンと向き合うってゆーのは、カンタンにできることじゃないコケよー」

>エルの抑圧している感情の内容は、エルのシャドウから聞き出すしかないということか……

エステル「ボクが抑圧してる、心……?」ボソッ

>……?

>何か言ったか?

エステル「あっ、いや……なんでもないよ」

>……そうか。

>…………。

>ところで、エルのシャドウはどこにいるのだろう……

>バドは知っているのだろうか……

直下コンマ判定
1~3 バド「バドは知らないケコよ?」
4~6 バド「知らないけど、すぐ見つかるはずコケー」
7~9 バド「もう見つけてるコケ!」


エステル「ああ、それは気になるね。ボクのシャドウがいる場所って、バドは知ってるかい?」

バド「ムフフ……バドは有能コケ! タブン、もう見つけてるコケー!」

>多分……?

バド「シャドウがいるトコは、歪んだゲンジツのせいで他とはかなり様子が違うコケ! さっきオカシナ場所が見えたから、タブンそこのはずコケー!」

>どうやらバドには、場所の当たりが付いているらしい……

エステル「見たくない自分、か……。きっと、あまり愉快なものじゃないんだろうね……」

>エルの表情は、少し陰っている……

>何か声をかけるべきだろうか……

エステル「……ははっ、そんなに心配しないでくれよ。自分のシャドウっていうのには、ちょっと興味あるしさ」ニコ

>エルは顔を綻ばせた。

>その姿に、無理をしている様子はない……

>彼女を信じるべきだろう……

バド「それじゃ案内するコケ、ついてくるコケー」

~~~~~

>バドの道案内を受け、たどり着いたのは……

直下コンマ判定
偶数 劇場らしき建物
奇数 学校らしき大きな建物


>普通の住宅が立ち並ぶ中、異様にそびえ立っている学校……

>当然、実際のホームにこの学校は建っていない……

エステル「ここは……」

>エルには、この学校らしき建物に覚えがあるようだ……

バド「ここはヨクアツしてる心と……君のシャドウと、深~くつながってる場所コケ。ここはどこか、君は知ってるはずコケ」

エステル「……ああ、知ってる。ここは、ボクが小さい頃に通っていた魔法学校だ」

エステル「でも、どうして……? もう何年も前に卒業したんだ。今のボクと、何の関係が……」

エステル「…………」

>エルは難しい顔をして、学校を見つめている……

>バドは戦いに備え、丸いクチバシを必死に研いでいる……

>どちらと話そうか……?

1、エステル
2、バド

↓1


>バドと話をしよう……

>何をしているんだ?

バド「ケコ? 見て分からんケコ?」コシコシ

>クチバシを研いでいるように見えるが……

バド「そーコケ。バドのクチバシで、シャドウの体を穴だらけにしてやるコケー」コシコシ

>バドは爪や石を使って、クチバシを鋭くしようとしているのだろうが……

>……先端は相変わらず、つるりと丸みを帯びている。

>…………。

>そっとしておこう……

~~~~~

バド「……それじゃ、君の影に会う前にチュウイしなきゃいけないことを教えるコケ」

>影……シャドウのことだろうか。

エステル「注意?」

バド「そーコケ。ここからは影に何を言われても、ゼーッタイにヒテイしちゃいかんコケ」

エステル「何を言われても……。それが全く身に覚えのないことでも、ということかい?」

バド「影はウソをつかないコケ。……ただ、自分を認めてほしいから、ホントよりとっても大げさにヨクアツした感情を叫ぶコケー」

>それは、誇張してるということか?

バド「うん」コクリ

エステル「誇張はしているのか……」

バド「でも、影が言うことは、君が心のどこかでヨクアツしてるもの……だから君にとって、スゴく認めたくないものコケ」

エステル「大丈夫とは思うけど……一応、聞いておくよ。認めなかったからどうなるんだ?」

バド「暴走して、シャドウになるコケ」

>……?

エステル「……?」

バド「……ケコ?」

>……シャドウになるとはどういう意味だ?

>初めからシャドウじゃないのか?

バド「? ビミョ~に違うコケよ。否定する前はただの影、君とまったく同じ顔で、カッコウで、声の影」

バド「でも、ボーソーすると影はシャドウになってバドたちを襲ってくるコケ」

>……影はエルと同じ姿をしていて、シャドウは自分たちを襲って来た怪物のような姿をしている、ということか?

バド「おお、その道りコケ!」

エステル「影とシャドウ……。どうして、やたら紛らわしい呼称にするのかな……」

バド「影もシャドウも、違いなんてほとんどないケコよ? どっちも、人のヨクアツした心から生まれたものコケー」

>…………。

>あまり、理解したとは言い難いが……

>エルのシャドウが影でいる間にどうにかできれば、戦闘は回避できるのか?

バド「そー考えてくれてかまわないコケ」

エステル「……それじゃボクは、否定しないように気をつければいいんだね。うん、分かったよ」

>エルは、気持ちを落ち着かせるために深呼吸を繰り返している……

エステル「すぅ、ふぅ……よしっ。みんなの準備もできてるようだし、行こうか」

>ああ。

バド「了解コケ!」


エステル・リーガーの影まで残り20

直下コンマ一桁分進む。

↓2コンマ判定
1~3 シャドウと戦闘発生
4~6 何も起こらない。
7~9 宝箱発見


>夢かな?

>ちょっと顔洗ってくるホ……


直下コンマ判定
偶数 ?「マジでどこなんだ、ここはよォ……!?」
奇数 赤いシャドウに急襲される


>マジかホー(白目)

>生きて出すつもり、全然なかったキャラなのに……

>はい、じゃあキャラ安価だホ~

>『銀狼騎士団』の団長のキャラ安価だホー

↓1名前

↓2特徴(身体的・精神的なものを両方)

↓3口癖、なしでも可


>エルの通っていたという、魔法学校の中を歩いて分かったことだが……

>……そこは、ただの学校ではなかった。

>床、壁、天井……あらゆるところに貼り付けられた、テストの答案用紙。

>本来の点数が書かれていた場所には、上から赤く0と上書きされている。

>唯一貼り付けられていない扉には、『馬鹿』『劣等』『下手クソ』『平均未満』など……

>数々の悪口が、赤い絵の具で書き殴られていた……

>脳内に、バドの言葉が甦る……

バド『その人がヨクアツしてる感情が強い歪みになって、“裏”の世界を少~しだけ変えちゃうコケ。つまりシャドウにとっての現実になるコケ』

>…………。

>ここは本当に、エステルの心が生み出した現実なのだろうか……

>…………。

エステル「…………」

>エルは先程から、脂汗をかいて学校を睨み続けたいる。

>落ち着けと伝えた。

エステル「……ボクは落ち着いてるよ。ただ、ボクの影とやらには……何を考えているか、しっかり問いたださなくちゃいけないな……」

>……エルはひどく苛立っているようだ。

>自分の抑圧する内面によって創り出された空間が、他者への罵詈雑言に溢れているのだ。

>それを見せつけられているのだから、彼女が不機嫌になるのも無理からぬ話だが……


バド「……でも、これは君が作ってる。君には心当たりがあるはずコケ」

エステル「この、人を見下すばかりの不遜な言葉がかい? 他人を見下す傲慢さが、ボクが抑圧してる感情ってこと?」

バド「そうコケ」

>バドの言葉は、容赦なくエルに事実を突きつける……

エステル「っ……」

>エルは唇を噛み締めている……

>…………。

>これが自分の内面……抑圧した自分と向き合う、ということか……

>…………。

>エルにとっては辛いことだろうが、“表”へ帰るには必要なことだ。

>自分を受け入れろと伝えた

エステル「キミまで……」

>誰にでも、認めたくない自分の一面はある。

>傲慢なだけが、エルじゃない。

バド「その通りコケ!」

エステル「~~~っ、分かったよ、受け入れるさ……! 確かに、ボクは優等生だっから劣等生を見下してたかもしれない!」

エステル「ボクはっ、自分より低い点数の答案用紙を見て優越感を感じた……ような覚えがあるっ! はいっ、受け入れたよ……!?」

>…………。

>しかし、何も起こらない……

エステル「ねぇ、何も起こらないけど……!?」

バド「う~ん……ひょっとしたら、ヨクアツしてたのはゴウマンじゃなかったカモ?」

エステル「はあぁぁぁああ!?」

>エルは顔を真っ赤にしてバドに掴みかかった。

バド「や、やめるケコー!?」ガクガク

エステル「ふ、ふざけるなっ、さっきのカミングアウト意味ないじゃないかっ!?」

>バドは前後に揺すられ、顔色が瞬く間に青くなっていく……

>どうにか怒るエルを宥めた。

エステル「ハァ、ハァッ……!」

>…………。

>しかしどうしたものか……

>…………。

>やはり、エルの影に話を聞くしかないようだ……

>エルの影を探し、再び校舎内を歩き始めようとした時――。

?「マジでどこなんだ、ここはよォ……!?」


>!?

エステル「今聞こえて来たのは、人……の声、だよね……?」

>自分にもそう聞こえた。

バド「きっと、君たちと同じように落とされたんだコケ!」

>そう考えるのが自然だろう……

エステル「……それなら、その人危なくないか? シャドウのことも知らないわけだよね?」

>……急いで声のもとへ向かった方がよさそうだ。

>行こう!

エステル「うん、急ごう!」

~~~~~

>声の聞こえた方に来たつもりだが……

エステル「くっ、反響しすぎて、声の出どころが分からなかったか……!」

>バド、匂いで分からないのか?

バド「ケコ!? バドのハナにはそんなのできんコケー!」

>それ程、遠くには感じなかったが……

>……?

>床に何かが落ちている。

>それを拾おうとすると、突然後ろから――。

直下コンマ判定
1~3 ?「――動くな」(クリス敵対ルート)
4~6 ?「クソがッ……誰だテメェ!」
7~9 ?「……何だ、てめえら……?」(クリス友好ルート)


?「――動くな」スッ

>……!?

>いつの間にか現れた男がエルの背後に立ち、そののど元にナイフを押し当てている。

エステル「っ……!」

バド「な、何してるケコー!?」

>バドが僅かに身動きした瞬間、男の手がエルののどを薄く切り裂いた。

金髪の男「言ったはずだぜ。動くな、だ。次に動けばこの娘の腕を折る」ググッ

エステル「いつっ……」

>……ここは、素直に従った方が良さそうだ。

>突如現れた敵は、荒々しい雰囲気をまとった金髪の男。

>見える範囲に、男の仲間らしき姿はない。

>……先程の声は、目の前の男が上げたものだろうか。

>…………。

>この場所に来てしまったことに対し、胸中に後悔が広がる……

金髪の男「テメェらの知ってることを吐け、全部だ。少しでもウソつきやがったら……分かるな?」

金髪の男「まずは……お前が話せ。そこの鳥……モドキは、メンドそうだから後回しだ」

バド「ぬぐぐ……誰が鳥コケ……!」


>……自分の知っていることを全て伝えた。

金髪の男「……チッ、ペルソナだと? それにシャドウ……? ここから出るにゃ、自分の影と話せって……?」

>男は油断なく構えながら、思考を整理しているようだ……

金髪の男「あの野郎、とんでもねェ場所に放り込みやがって……だが、出方さえ分かりゃこっちのモンだぜ」

>あの野郎……?

>この男は、誰かに泉に入れられたのだろうか……

>……だが感情の揺れによるものか、男の手のナイフがエルののど元を僅かに離れる。

>今なら……

金髪の男「……う、おぉッ!?」

>エルの首を縛る手が唐突に燃え盛り、男は驚愕して動きを止めた。

>その間隙を縫ってエルは腕から抜け出し、自分の横に並んだ。

エステル「っ、ごめん油断した……!」

>いや、エルが自力で抜け出してくれて助かった。

バド「な、何が起こったケコ!?」

>バドは、一瞬のうちに目まぐるしく変化した戦況に目を回している……

>自分が説明しようかと口を開きかけたが、その前に男が正解を口にした。

金髪の男「テメェ……無詠唱使いやがったのか……!」

エステル「はははっ、悪い悪い。いつもは人 相手に火炎は使わないんだけど、今はイライラしていてね」

金髪の男「クソが……!」

バド「ヒトジチはもういないコケ! やったるコケー!」

エステル「反省は……氷漬けにしてから、してもらおうか?」

>3人で男を囲い、ジリジリと詰め寄っていく……


金髪の男「クッ……はっ、ハハハハハッ!」

>男は体を折り曲げ、愉快げに笑い出した……

エステル「何だ……?」

金髪の男「嬢ちゃん、さっきイラついてるって言ったよな?」

エステル「……それが、どうしたって?」

金髪の男「俺も同じ気分なんだよ! 奇遇だなァ?」ボァ

バド「っ、このカンジは……!」

金髪の男「何ヶ月も前から計画立てて、念入りに下調べ繰り返して、何人も人集めてよォ……?」

>男の体を、チロリと舐めるように青い光が煌めく……

金髪の男「そうやって手間ァ掛けて練りに練った『お勤め』が、だよ。その決行期日が、今日だったんだぜ?」

>乱暴に金髪が掻き上げられ、露わになった顔にはゾッとする笑みが張り付いている……

金髪の男「おかげで貴族のクソ共の顔に、泥ォ塗る機会……潰れちまったじゃねえかクソがァァァアアアアッッ!」ボァァァ!!

>男の体から、青い光が立ち昇る……!

エステル「これは、あの時のセイヤと同じ……!?」

>っ……気を付けろ!

バド「くるコケ!」

金髪の男「来ォい、ナイアーラトテップッ!」カッ!

>男の後ろに、彼のペルソナが現れた。

>長身痩躯を黒衣で纏い、漆黒の肌をした男……

>だが、最も目を引くのは……

エステル「顔が、ない……!?」

>顔を持たないペルソナは、ひどく不気味な威圧感を放っている……


金髪の男「ハハッ、これがペルソナってわけか!」

金髪の男「……んだよ、随分と簡単なモンだなァ?」

エステル「誰も彼も、何でいきなりペルソナが出てくるんだ……! バド、おかしいのはシャドウ出てるボクの方なの!?」

バド「そんなわけないコケ! オカシーのは彼らコケ~!」

金髪の男「悪ィがテメェらにゃ、この力の試金石になってもらうぜ……!」

バド「っ、敵はペルソナ一体、襲ってくるコケー!」

>っ、仕方ない……!

>来い……カグツチッ!



――戦闘開始。

クスノキ・セイヤ
HP 265/265
SP 132/132

愚者・カグツチ

筋力 77
魔力 51
耐久力 51
速さ 76
運 51

無効・火炎
耐性・呪怨
弱点・氷結

ナイアーラトテップ
HP???/???
SP???/???

筋力 85
魔力 73
耐久力 79
速さ 68
運 1

1、ANALYSIS
2、TACTICS
3、GUARD
4、ATTACK
5、SKILL
6、PERSONA (new!)
7、ITEM (選択不可)
8、ESCAPE (選択不可)

↓1


>完成したホ
>ダメージ計算のシステムが……!
>追加ホ

バド
HP 515/515
SP 491/491

死神・ベンヌ

筋力 61
魔力 75
耐久力 55
速さ 63
運 50

耐性・疾風
弱点・電撃

~~~~~

>カグツチ、【アギ】!
ナイアーラトテップに17のダメージ!

金髪の男「軽ィな……手加減してんなよっ!」
ナイアーラトテップの【メギドラ】!
クスノキに109のダメージ
バドに109のダメージ

バドの通常攻撃!
ナイアーラトテップに30のダメージ!


クスノキ・セイヤ
HP 156/265
SP 128/132

愚者・カグツチ

筋力 77
魔力 51
耐久力 51
速さ 76
運 51

無効・火炎
耐性・呪怨
弱点・氷結

バド
HP 406/515
SP 491/491

死神・ベンヌ

筋力 61
魔力 75
耐久力 55
速さ 63
運 50

耐性・疾風
弱点・電撃

クリス・ガードン
HP???/???
SP???/???

ナイアーラトテップ

筋力 85
魔力 73
耐久力 79
速さ 68
運 1

1、ANALYSIS
2、TACTICS
3、GUARD
4、ATTACK
5、SKILL
6、PERSONA (new!)
7、ITEM (選択不可)
8、ESCAPE (選択不可)
↓1


>安価出して終了ホ

>気が向いたら少し更新するから、明日の朝には誰か安価取ってくれホ~

>それにしても今日は災難だったホ……

>文字数多すぎると、規制されるホね。

>おかげで1時間くらい消し飛んだホ……

専ブラ使うのをおすすめするよ


アギ  消費SP4
[効果]敵1体に火炎属性で小ダメージを与える、まれに敵を炎上させる

大切断  消費HP9%
[効果]敵1体に物理属性で中ダメージを与える

ラクカジャ  消費SP8
[効果]3ターンの間、味方1体の防御力が上昇する

ラクンダ  消費SP8
[効果]3ターンの間、敵1体の防御力が低下する

タルカジャ  消費SP8
[効果]3ターンの間、味方1体の攻撃力が上昇する。

↓1


>専ブラ使ったことないホ~

>けど、もしかしたら次スレ行く時に変えるかも分からんホー

>>>428教えてくれてサンキューホ♪

~~~~~

クスノキの【タルカジャ】
クスノキの攻撃力が上昇した!

金髪の男「ッハハ、削り合いでもする気か!? 上等ォ!」
ナイアーラトテップの【マハラクンダ】
クスノキ、バドの防御力が低下した!

バド「食らうコケー!」
バドの通常攻撃
ナイアーラトテップに30のダメージ!


クスノキ・セイヤ
HP 156/265
SP 128/132

愚者・カグツチ

筋力 77
魔力 51
耐久力 51
速さ 76
運 51

無効・火炎
耐性・呪怨
弱点・氷結

バド
HP 406/515
SP 491/491

死神・ベンヌ

筋力 61
魔力 75
耐久力 55
速さ 63
運 50

耐性・疾風
弱点・電撃

クリス・ガードン
HP???/???
SP???/???

ナイアーラトテップ

筋力 85
魔力 73
耐久力 79
速さ 68
運 1

1、ANALYSIS
2、TACTICS
3、GUARD
4、ATTACK
5、SKILL
6、PERSONA (new!)
7、ITEM (選択不可)
8、ESCAPE (選択不可)
↓1


>このままだと主人公が死にすぎるホ

>コ~テ~入~れ~ホ~!

>コミュがワンランク上がるたびに、HPを10、SPを5上げるホ!

>ちなみにコミュランクに応じて、対応するアルカナのペルソナのステータスが強化されるホ

~~~~~

セイヤの通常攻撃
クリスに69のダメージ!

金髪の男「ッチ……さっさと潰れやがれェ!」カッ!
ナイアーラトテップの【チャージ】

エステル「ちょ、次の受けるとマズくないか!? バド、つついてないで回復魔法を……!」

バド「ま、待つコケ! もう少しで出せるコケ……!」

>バドは、何かを待っているようだが……
>果たしてクチバシで攻撃する意味などあるのだろうか……

バドの通常攻撃
クリスに30のダメージ!


クスノキ・セイヤ
HP 166/275
SP 133/137

バド
HP 406/515
SP 491/491

クリス・ガードン
HP???/???
SP???/???

1、ANALYSIS
2、TACTICS
3、GUARD
4、ATTACK
5、SKILL
6、PERSONA (new!)
7、ITEM (選択不可)
8、ESCAPE (選択不可)

↓1


>午前でも深夜でも変わらず過疎スレじゃんホー!

>ムカムカしてきたホ!

>人来るまではコンマでやってくホ!

直下コンマ判定
1と2 ANALYSIS
3と4 GUARD
5と6 ATTACK
7と8 SKILL
9と0 PERSONA

朝が早すぎる


クスノキは防御の体勢を取った。

金髪の男「ッチ……とっとと、潰れろォ!」カッ
ナイアーラトテップの【空間殺法】
クスノキに159のダメージ!
バドに318のダメージ!



――戦闘終了。


>>>434直下じゃなくて『このスレで』の間違いだったホ!

>>>435フゥ……そんじゃ、今度から更新は17~1時にするホー


>……ヒホー、面白くないホ。

>楽しくなりたくなって書いてるのに、気遣うこと多すぎてメンドいホー……

>ブラザーには悪いけど、依頼出してくるホ……

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