ガヴリール「最近誰かに見られてるような気がするんだよね」 (27)

サターニャ「あんたを常日頃から見るような奴なんていないわよ、寝言は寝ていいなさい」

ヴィーネ「ちょっとサターニャ、それで犯人に目星はついてるのガヴ?」

ガヴリール「今の私にストーカー行為する物好きなんて知らない」

ラフィエル「いえ今のガヴちゃんが大好きな物好きもいますよ、ねぇヴィーネさん」

ヴィーネ「なんで私に振るのラフィ?」

ラフィエル「深い意味はありません」

サターニャ「こんなのガヴリールの妄想なんだから真面目に話すことないわ」

ガヴリール「でも夜中に私の名前が聞こえてきたり、消耗品が新しくなってるんだぞ」

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サターニャ「それは確かに奇妙ね」

ラフィエル「?ぃ、ヴィーネさん・・・」

ヴィーネ「どうしてこちらを見ているのラフィ?」

ラフィエル「な、なんでもないです」

ヴィーネ「よし、今日から私がガヴの家に泊まり込みでボディガードになってあげるわ」

ガヴリール「そこまでしなくてもいいのに」

ヴィーネ「私がやりたいのよ」

ガヴリール「ヴィーネがいいならいいけどさ」

ラフィエル(ごめんなさいガヴちゃん、私は悪魔に屈しました)

サターニャ(私も誰かの家に泊まってみたいわね・・・)

ーガヴリール家ー

ヴィーネ「ガヴの家に泊まるなんて初めてだから緊張するわね」

ガヴリール「自分の家だと思って掃除してくれて構わないよ」

ヴィーネ「もう仕方ないんだから」

ガヴリール「じゃあ私はネトゲで忙しいから後はよろしくー」

ヴィーネ(・・・ニヤリ)

ヴィーネ「こんなとこに脱ぎ散らかして困った天使ねー誰かに盗まれても知らないわよ全く」

ヴィーネ(ガヴで満たされるこの感覚最高だわ)

ヴィーネ「あらあらこんなところには・・・」

ヴィーネ「一通り掃除は終わったわよ」

ガヴリール「お疲れ様ヴィーネ、お礼に背中流してあげようか?」

ヴィーネ「それほんと!?今すぐ行くわよ」

ガヴリール「冗談だったんだけど・・・」

ヴィーネ「いいじゃない頑張ったご褒美が欲しいなぁ」

ガヴリール「ヴィーネには世話になってるし、しょうがないな」

ヴィーネ「さ、私が脱がしてあげるわ」

ガヴリール「自分で脱げるし・・・なんか手つきがやらしいんだけど・・・」

ヴィーネ「そんなことないわ」

ガヴリール「ちょ、尻触る必要あった?」

ヴィーネ「当たっただけよ、事故なら仕方ないわ」

ガヴリール「ひゃん、なんで舐めた?!」

ヴィーネ「私が舌を出したところにガヴの肌があっただけよ、わざとじゃないからセーフね」

ガヴリール「もういい、さっさと行かないと背中流してやんないから」

ヴィーネ「ごめんってば、そんなに怒んないでよ」

ガヴリール「ほら流してやるから石鹸とタオル取って」

ヴィーネ「タオル・・・?ガヴは知らないかもだけど、誰かの背中を流すときは胸で洗うのよ」

ガヴリール「そんなわけないだろ馬鹿にしてんのか、そもそも誰かを洗えるような胸なんて無いわ!」

ヴィーネ「その胸でも洗えるかもしれないしやってみてくれない?」

ガヴリール「絶対やらん、さっさと石鹸とタオルを取れ」

ヴィーネ「ガヴはほんとわがままね」

ガヴリール「覚えてろ・・・」

ヴィーネ「背中洗ってもらったお礼に私もガヴを洗ってあげるわ」

ガヴリール「じゃあお願い」

ヴィーネ「ええ、じっくり身体の隅々まで綺麗にしてあげるわ」

ガヴリール「ヴィーネ・・・そこまで洗わなくていいんだけど・・・」

ヴィーネ「ふふっ、ガヴの身体は柔らかいわね」

ガヴリール「やっぱ自分で洗うからヴィーネは自分の身体洗ってて」

ヴィーネ「駄目よ一度言ったこには責任を持ちなさい」

ガヴリール「じゃあタオル使えよ、なんで自分の身体で洗おうとしてんだ」

ヴィーネ「こういう洗い方の方がガヴが喜ぶと思ってね」

ガヴリール「普通に洗え」

ヴィーネ「はいはい、仕方ないわね」

ガヴリール「ヴィーネそこは洗わなくていいから自分でやるから!」

ヴィーネ「ここね?ここがいいのね?」

ガヴリール「もう出るから!」

ヴィーネ「あぁ行っちゃった・・・泡まみれなのに・・・」

ヴィーネ「さて気を取り直して晩御飯にするわよ」

ガヴリール「・・・」

ヴィーネ「ガヴは今日何が食べたい?」

ガヴリール「・・・」

ヴィーネ「もうお風呂場で私が悪かったから許してよ」

ガヴリール「・・・ハンバーグ」

ヴィーネ「ガヴはほんとに可愛いわね」

ガヴリール「ちっ」

ヴィーネ「パパッと作るからね私を見つめて応援しながら待っててくれる?」

ガヴリール「・・・」

ヴィーネ「ガヴは照れ屋ね」

ヴィーネ「ほら出来たわよ、愛情たっぷりハンバーグ」

ガヴリール「愛情とかいらない」

ヴィーネ「そんな寂しいこといわないで、はいあーん」

ガヴリール「自分で食べるっての」

ヴィーネ「素っ気ないガヴも可愛い」

ガヴリール「・・・」

ヴィーネ「ご飯も食べ終わったことだし、そろそろ寝ましょうか」

ガヴリール「私はネトゲしとくからベッド好きに使って」

ヴィーネ「す、好きに・・・本当に好きにしていいのよね?」

ガヴリール「人にベッドに何するつもりだ!?」

ヴィーネ「そんなこといわせようとするなんて・・・」

ガヴリール「今日のヴィーネは疲れるな」

ガヴリール「・・・最近私を見てた犯人ってヴィーネなんでしょ?」

ヴィーネ「な、なによ突然そんなわけないじゃない」

ガヴリール「いやだって掃除してるとき私の名前叫んでて煩かったし、トイレは覗いてくるし、私の私物をジップロックに入れてたし」

ヴィーネ「そ、それくらい友達なら普通よ」

ガヴリール「そんなわけないだろ」

ヴィーネ「これは違うの、違うのよ・・・」

ガヴリール「ヴィーネの様子がおかしかったことに私が気づいてなかったとでも思ってるの?」

ヴィーネ「くっ私の負けよガヴ、焼くなり煮るなり祓うなり好きにしなさい」

ガヴリール「そんなことするわけないじゃんヴィーネ」

ヴィーネ「ゆ、許してくれるの?」

ガヴリール「そもそも私は怒ってないよヴィーネ、もういいんだ」

ヴィーネ「ガヴ・・・」

ガヴリール「ヴィーネ・・・」

その後二人は幸せな家庭を築きましたとさ

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