セイバー「シロウ!貴方はライダーに優しすぎる!」 (101)
セイバー「おかしいのではないでしょうか?私とライダーの扱いに差がありすぎると思うのです」
士郎「急にどうしたんだよ、セイバー」
セイバー「急に、ではありません!常日頃からの不満が爆発しているのです」
士郎「う、うーん……そう言われても、別にライダーだけを特別視してるなんてことはないと思うぞ?なぁライダー」
ライダー「はいっ!?あー……え、ええ、士郎の言う通りでしょう。私自身、士郎に特別視されていると思ったことなど……」
セイバー「その服!今貴女が着ているその服が証拠でしょう!シロウに選んでもらった服らしいですね!?」
ライダー「ま、まぁ……それは……そうですが」
セイバー「シロウ、どういうことなのです!?私でさえ貴方から服を選んでもらったことなどありませんよ!」
士郎「と、とりあえず落ち着けセイバー。ほら、どら焼きあるぞ」
セイバー「誤魔化さないでくださいシロウ」
士郎「なっ……本当にセイバーか……?」
セイバー「それほど憤っているのです!」
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士郎「セイバーが何をそんなに怒ってるのか分からない。俺がライダーの服を選んだことがそんなに気に入らないのか?」
セイバー「ええ、気に入りません。それに、服のことだけではありません。言ったでしょう、常日頃から不満があると。自らの胸に手を置いて考えてみることです」
士郎「えー……ラ、ライダーは心当たりあるか?」
ライダー「いえ、私は……」
セイバー「それです!」
士郎「えっ!?」
ライダー「何が、それ……なのですか?セイバー?」
セイバー「最近、シロウは何かにつけてはライダーに意見を乞うでしょう?貴方の剣たるこの私を差し置いて」
士郎「そりゃ、ライダーは大人で頼りになるし……」
セイバー「私は頼りにならないということでしょうか、シロウ。私も実年齢は結構いっているほうなのですが?」
士郎「あっ……」
ライダー「……あぁ、そういえば今日は美容室を予約していたのでした。私はこれで」スクッ
士郎「ま、待ってくれライダー!こんな状況で俺を一人にするつもりか!?」ヒシッ
ライダー「し、士郎……!?///」
セイバー「な、ななな……!ラ、ライダーに抱き着くなんて……!シロウ、貴方は……!!」
士郎「あーもうめちゃくちゃだよ!と、遠坂!さっきから黙ってないでなんとかしてくれ!」
凛「……はぁ。そうねぇ、でもセイバーの言ってることはもっともだと思うわよ、衛宮君?」
士郎「!?」
凛「まぁ、士郎は元々ライダーには優しかったけどさ……最近は顕著というか……なんか、最近の二人を見てるとイライラするのよ」
セイバー「さすがはリンだ」
ライダー「……」
士郎「ちょ、ちょっと待ってくれ。け、顕著って……?」
凛「士郎、ちょっと前まではライダーに一号は乗らせないようにしてたでしょ」
士郎「ん、自転車の話か。そうだな、一号は俺の愛車だったから」
凛「ええ。でもここ最近はライダーが一号に乗って嬉しそうに走り回っているのをよく見るわ。アンタがあんなに大切にしていた一号なのに」
士郎「だってライダーに二号を貸しても一日で壊しちゃうし、何よりほら、一号に乗ってるライダーがあんまりにも嬉しそうだったから……つい、な」
凛「……あっそ」
セイバー「……」
ライダー「……///」
まったり書いていこうと思います
読んでくださった方がいれば感謝です
このSSまとめへのコメント
やっぱりライダーが一番かわいい