マクギリス『ギャラルホルンを名乗る身なら、このモビルスーツがどういう意味を持つか理解できるだろう。
ギャラルホルンにおいて、バエルを持つ者こそが絶対唯一の力を持ち、頂点に立つのだ』
ユージン「なぁ、これで、俺らの勝ちってことでいいんだよな?」
青年将校「ああ!ファリド准将がバエルを手に入れた!
バエルはギャラルホルン創始者であるアグニカ・カイエルの魂が宿ったモビルスーツ!
バエルを手にした人間がギャラルホルンのトップに立つ!我々の勝利だ!」
※公式では、ライザ・エンザという名前があるため、以下ライザで統一。
ユージン「そう上手くいくものなのか?」
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ガエリオ『私の名は、ガエリオ・ボードウィン!ガルス・ボードウィンの息子だ!』
ガエリオ『ガエリオ・ボードウィンは宣言する!逆賊、マクギリス・ファリドを討つと!』
オルガ「なぁ……。本当に大丈夫なのか?」
ライザ「ギャラルホルンにはギャラルホルンのルールというものがある。いくらボードウィン家の者とはいえ、個人が敵対したところで……」
ラスタル『私は月外縁起動統合艦隊アリアンロッド指令、ラスタル・エリオンである。
マクギリス・ファリドはクーデターによってギャラルホルン全権を掌握するためにボードウィン家次期当主のガエリオ・ボードウィンを謀殺しようとし、
イシュー家次期当主のカルタ・イシューを謀殺。
幼馴染であるカルタ・イシュー、親友のガエリオ・ボードウィンを亡き者とすることでボードウィン家とイシュー家の権限を掌握しようとした極悪人である!
よって、平和と秩序を守るギャラルホルンとしてマクギリス・ファリドを断罪する!』
オルガ「……」
ユージン「……」
ユージン「本当に俺達の勝ちなのか?」
ライザ「セ、セブンスターズの名の通り、ギャラルホルンを掌握するのは7つの家だ。
その内の1つがどれだけ喚こうと、ファリド准将が残りをバエルの名の下に束ねれば、何ら問題はない」
ボードウィン家『息子を殺して、9歳の娘を嫁にしようとする鬼畜ロリコン絶対殲滅すべし。エリオン家に協力する』
イシュー家『ウチの可愛い可愛いカルタちゃんを殺すなんて言語同断でおじゃる!!肉塊にして、ワニの餌にしてやるでおじゃる!!ラスタル・エリオンに協力するでおじゃる!』
バクザラン家『エリオン家につきます。イズナリオに秘蔵のエロ画像フォルダを金髪ショタ画像フォルダに変えられた恨みをここで晴らします』
ファルク家『マクギリスがロウきゅーぶ!のBlu-ray BOXを未だに返してくれないのでエリオン家につきます』
オルガ「なぁ……。本当に大丈夫なのか?」
ユージン「今でも遅くねえ!ロウきゅーぶ!のBlu-rayBOXを返して、ファルク家だけでも味方に回そうぜ!」
ライザ「だ、大丈夫だとも!これも准将の想定内さ!ギャラルホルンに不満を持つ民衆もいる!彼らの不満を利用できればアリアンロッドなんて!」
ニュースキャスター『世界各国から民衆の不満の声です』
『今のギャラルホルンは糞だけど、マクギリスはそれ以上の糞だ!ダチを裏切るような奴を信じられるか!!』
『成り上がりのために親友を犠牲にする奴に従うなんて真っ平後免だ!』
『野郎の半裸なんか見せんじゃねえ!!』
『エッチな動画見てて絶頂しそうな時に野郎の半裸を見せられて萎えてしまった男の怒りを想い知れえええ!!』
――マクギリス・ファリドをどう思いますか?
OL(25歳)『イケメンだしマッチョだけど、ロリコンなんでしょ?ないわ~』
アパレルショップ店員(27歳)『幼少の頃、イズナリオ当主の男娼だったって本当なんですか?本当なんですね!(期待の眼差し)』
大学生(20歳)『金髪ショタ男娼ホモレ〇プ!萌える!』
オルガ「なぁ。これ、本当に大丈夫なんだろうな?てめぇの命をかけても、これを“勝ち”って言えるんだよなぁ!?」
ライザ「ももももも、勿論だとも!例え、ギャラルホルンと民衆が敵になっても准将には我々が――」
Prrrrrrr!!
ライザ「すまない。私の携帯からだ」
ライザ「はい。もしもし。エンザです。今どこって?鉄華団の船の中なんだけど……え!?
クーデタ派から抜けてエリオン側に付く!?何を言っているんだ!?――――って、おい!待て!ちょっ――――」
オルガ「何の電話だ?」
ライザ「同志からの連絡だ。『戦力は揃った。アリアンロッドなんて怖くないぜ』って」ガクガクブルブル
ライザ「私はこれから同志たちとの打ち合わせがある。少し失礼させてもらうよ」ガクガクブルブル
団員「ギャラルホルンの野郎がシャトルで逃げたぞー!!」
団員「殺せー!!」
ライザ「ギャー!!!!」
オルガ「……」
ユージン「……」
ハッシュ「団長!三日月さん戻ってきました!地球からの支援物資もあります!」
オルガ「――――るぞ」
ハッシュ「え?」
オルガ「ミカを回収したらずらかるぞ!!」
鉄華団員たち「「「「アイアイサー!!」」」」
ナレーション(メリビットさん)「こうして、鉄華団は地球からの物資を持ち逃げして戦線から離脱。
その逃げ足の速さは宇宙ネズミの名に恥じぬものであった。その後の彼らの足取りを知る者はいない。
『アリアンロッド艦隊に捕捉されて全滅した』『宇宙海賊に遭遇して全滅した』等と噂されているが、真偽は確かではない」
アルミリア「この人でなし!」グサッ
マクギリス「ありがとうございます!」
石動「うわぁ……」(准将!!ご無事ですか!?)
ナレーション「全てを裏切りながら頂点に立った男、マクギリス・ファリドは全てに裏切られながら地の底へと落ちた。
彼はガンダムバエルでガエリオ・ボードウィンとの一騎打ちの末、敗北。
バエルは回収され、マクギリス・ファリドと直属の部下たちは拘束された」
石動「生でバエルが見れて良かったでござるwwwこれもファリド准将のお陰www
今は逆賊だからマッキー氏と呼ばせていただきますぞwwwでは、さらば!」シュタッ!
マクギリス「待て!キャラが違うぞ!!石動ィ!!」
ナレーション「マクギリスの右腕であった石動・カミーチェは戦闘前に逃亡。
指名手配されているが、特にこれといった活躍はいていなかったので、それほど重要性はなく、
『クーデター派だし、とりあえず指名手配しておくか』ぐらいにしか考えられていない」
イオク「違う!私は正義だ!私は平和と秩序!散っていった部下のために――」
裁判所「非戦闘員虐殺など言語道断!有罪!!」
ナレーション「これまでの悪行を白日の下に晒されたイオク・クジャンはギャラルホルン裁判所にて有罪判決が下され、懲役500年の刑に処された。
クジャン家は取り潰しになり、セブンスターズはファリド家、クジャン家を除籍し、『秩序戦隊ギャラルファイブ』を名乗るようになった」
クジャン家「そんな判決は認められない!控訴!」
クジャン家「そんな判決は認められない!控訴!」
クジャン家「そんな判決は認められない!控訴!」
クジャン家「そんな判決は認められない!控訴!」
クジャン家「そんな判決は認められない!控訴!」
クジャン家「そんな判決は認められない!控訴!」
クジャン家「そんな判決は認められない!控訴!」
クジャン家「そんな判決は認められない!控訴!」
クジャン家「控訴!」
クジャン家「控訴!」
クジャン家「控訴!」
クジャン家「控訴!」
クジャン家「控訴!」
クジャン家「控訴!」
クジャン家「控訴!」
クジャン家「控訴!」
クジャン家「こうそ!」
クジャン家「こうそ!」
クジャン家「こうそ!」
クジャン家「こうそ!」
クジャン家「こうそ!」
クジャン家「こうそ!」
クジャン家「KOUSO!」
クジャン家「KOUSO!」
クジャン家「KOUSO!」
クジャン家「KOUSO!」
クジャン家「KOUSO!」
クジャン家「KOUSO!」
クジャン家「KOUSO!」
クジャン家「KOUSO!」
裁判所「クジャン家うぜえええええええええええええええええええ!!!!」
ナレーション「その後、イオク・クジャンは獄中で自叙伝『王者の風格』を執筆。
彼の理想・妄想・願望・欲望とツッコミどころ満載で痛いポエムてんこ盛りな自叙伝は
『この面白さ!厄祭戦レベル!』というキャッチコピーのもと販売され、全人類を笑いに包み込んだ」
兵士A「うわなにこれwwwww」
兵士B「クッソ面白ぇwwwwww」
兵士C「戦争なんてやってられませんわwwww」
宇宙海賊A「がははははwwwwwww面白ぇな!この本wwww」
宇宙海賊B「やっべwwww腹がよじれるwwwww」
宇宙海賊C「ヒーwww笑い過ぎて動けねえわwwwww」
ヒューマンデブリ「今だ!殺っちまえ!!」
ヒューマンデブリたち「「「「「うおおおおおおおおお!!!」」」」」
宇宙海賊たち「「「ギャー!!!!!」」」
ヒューマンデブリ「なぁ、この本、なんて書いてあるんだ?」
ヒューマンデブリ「字読めないから知らね」
ジュリエッタ「私のパイロットスーツをラスタル様のパンツと一緒に洗わないでください!」
ラスタル「」
ガエリオ「今まで一緒に洗っていたのか……」
ナレーション「アリアンロッド総司令のラスタル・エリオンは艦隊の解体を宣言。
理由としては、部下のジュリエッタ・ジュリスの反抗期が原因とされているが、真偽は定かではない」
アトラ「アトラ・ミクスタです。あれから色々ありましたが、今は火星に戻って桜おばあちゃんの農場を手伝っています。
あの後、ギャラルホルンに追われる身となった私達はバラバラになり、潜伏と逃亡を繰り返す生活をしてきました」
アトラ「だけど、最近は追手が来なくなったので、昔みたいに火星に戻って平和に暮らしています。
変わったことと言えば。事業を拡大したクーデリアさんのアドモス商会がテイワズを吸収合併し、
ギャラルホルンに不満を持つコロニーも取り込んでバーンスタイン帝国を建国したことぐらいです」
男「ミクスタさーん。アルトランド運送です。お届けものに上がりました」
アトラ「はーい!」
男「はい。いつもの火星ヤシ10キロです。ここにサインお願いします」
アトラ「はーい。いつもありがとうございます」
男「いえいえ。あ、そういえば、ミクスタさん。実は変な噂を聞いてしまったんですけどね」
アトラ「変な噂?」
男「いや……そのですね。ミクスタさんがあの悪名高い鉄華団のメンバーだったんじゃないかって噂なんですけどね」
アトラ「気のせいです」ニコッ
男「へっ」
アトラ「私が鉄華団のメンバーだったなんて気のせいですし、私の旦那さんが三日月・オーガスに似ているのも気のせいです」ニコッ
男「え……でも、裏庭に置いてあるのってバルバトスじゃ……?」
アトラ「あれは桜おばあちゃんの農場に貸している農業機械ですよ?」ニコッ
男「あっ。はい」
アトラ「ちなみにバーンスタイン帝国軍のメンバーに鉄華団のメンバーがいるのも、帝国軍総司令の前髪が特徴的なのも気のせいです。
私達の子供の中にクーデリアさん似の金髪の子がいるのも気のせいですよ」ニコッ
男「そうですね。気のせいですね」(白い目)
アトラ「ちなみに三日月の身体はバルバトスと無線LANで繋がるようになったので普段の生活でも普通に動くようになりました」
めでたしめでたし
このSSまとめへのコメント
雑ゥ……
ナニコレカオス