ナレーション「ここはVIP市…一見、何処にでもある普通の田舎街」
ナレーション「しかしその実、毎月一週間は謎の現象がランダムで発生するというオカルトな側面を持つド田舎街である」
ナレーション「これはそんな神の悪戯に弄ばれる学生達の物語である」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1487322390
初スレなので投下が遅い、内容がつまらんなどは大目に見てやってください
>>4…具体的な現象の内容
靴がなくなる
大丈夫、つまらないSSなんてこの世に無いんだよ!
君が面白いと思えば、それが立派なSSなんだ!
>>6
何かこぴぺっぽいけどどうもありがとう!
Episode >>4
姉「んじゃ、行ってきまーす」
弟「行って参る」
姉「って、あれ…お母さーん!」
母「あぁん? 何だァ…?」
姉「私の靴がないんだけどー!」
弟「右に同じく」
母「んなもん自分で探せやカス娘子!」
姉「えー…でもお母さんのもないよ?」
母「…本当だ」
姉「空き巣にでも入られたとか?」
弟「でも家には常に誰かがいるぞ?」
母「まず私が平日は自宅警備に勤しんでるからな。蟻一匹入れさせねぇセキュリティだから空き巣はねぇと思うぞ」
弟「だったら…」
姉「と、とにかく今は学校に行こう!」
弟「そうだな、保健室で替えの靴下とローファーは借りればいいし」
母「おう、留守は任せな」
姉・弟「行ってきまーす」
昇降口
姉「なん……だと……」
弟「姉ちゃん、こっちの下駄箱にも一足のローファーすらなかった!」
姉「…そっちもか」
弟「あぁ、姉ちゃん…もしかして」
姉「うん、多分そうだと思う」
弟「やっぱり…でも一応さ、試しに保健室にも行ってみないか?」
姉「うん、でも朝礼が始まるしあとでね」
弟「解った、じゃ…また後で」
姉「健闘を祈る」
書いてて思ったけどこのテーマ凄まじく難易度が高いな…あまり期待しないで読んで下さい
姉「もうこれは友ちゃんに聞くしかないかと」
姉友「私に頼るそのセンス……悪くない」
姉「はいはい、それで友ちゃんはどう考えてるの?」
姉友「う…そ、そうだな」
姉友「靴屋の娘としては許せん事態だな…これで店が潰れたら私は藁人形で呪ってやるつもりだ」
姉「現象を呪ってどうするんだよ…」
姉友「いや姉を呪うが?」
姉「今の内に始末しとこうかなぁ…こいつ」
姉「しかし何とまぁ……廊下ですれ違う誰もが靴を履いてないなぁ」
姉友「どうか店が潰れませんようにどうか店が潰れませんように」ブツブツ
姉「あ、体育の宮田先生靴下に穴が空いてる」
姉友「どうか店が潰れませんようにどうか店が潰れませんように」ブツブツ
姉「………」
姉友「どうか店が潰れませんようにry」ブツブツ
姉「あ、友ちゃん見て! 校長の靴下も穴が空いてるよ!」
姉友「どうか店に穴が空きませんように…」ブツブツ
姉「だめだこいつ…」
地下足袋をはいた保険医
通りすがりに靴を脱がせていく人
ちょっと『へうげもの』を読んでた
遅くなったが投下再開します
姉「ん、ジャージ姿の女子生徒?」
弟「何やら自力で治療をしているようだな」
姉「あ、すいませーん」
男「…保険医ならいないよ」
姉「えっ、男!?」
弟「これは驚いた」
男「………」
姉「あ、本当にごめんなさい…あんまり綺麗だったからつい女子生徒かと」
男「いいよ謝らなくて…そういう風に見られるの、慣れてるから」
姉「あ、えっと…ちなみにここで何をしてたの?」
男「別に…裸足で画鋲を踏んだから…治療してただけ」
弟「大丈夫?」
男「大丈夫」
男「………」
弟「何かいけないものに目覚めてしまいそう」
姉「…は?」
弟「いや、男とはいえ物静かで綺麗な人だなって…」
姉「あんた彼が女の子だったら襲ってたでしょ」
弟「まぁね」
姉「………」ニコニコ
弟「でもやっぱり姉ちゃんが一番だ!」
姉「よろしい」
男「………」ヌギヌギ
弟「儚げなお嬢様がお着替えを初められた」ジー
男「………」ヌギヌギ、パサッ
姉「何凝視してるのよ。この変態」
男「見たければ見ても構わない…」
弟「あ、じゃあ見せていt」
姉「すいません、愚弟にはあとでこっぴどく説教しときますんで」グイッ、ズルズル
弟「また何れ会おうなー」ノシ
男「………」ノシ
姉部屋
姉「結局保健室に靴があるか確認しなかったな…」
姉「まぁ、あと6日あるし」
姉「しかし恐ろしい現象が起きなくてよかったぁ…」ホッ
姉「でも足が痛いけどね…ふわぁぁ」
姉「寝るか」
姉「Zzzz…」
質量保存の法則というものがある
消えた靴も何らかの形でどこかに存在しているはず
というわけで靴の行方を追う
商売のチャンス!
靴を作って売りさばく
今度はスカートがなくなる
靴下の消失
Episode >>4 二日目
ナレーション『二日目の終了までに消えた靴を捜索せよ!』
ナレーション『二日目の終了は15レス後だ』
ナレーション『ただしそれに安価レスは含まれない…物語が15レス進んだ時点で二日目は終了だぁ…』
ナレーション『また安価の内容が目的が達成されるか否かを決する』
ナレーション『さぁ、お喋りはここまでだぁ……もう、二日目の火蓋は切られている!』
姉「今度はスカートがないんですが」
弟「知るかよ」
姉「今変な想像しただろ」
弟「どんな想像だよ!」
姉「言わせんな恥ずかしい…///」
弟「………」
姉「………///」
弟「仕方ないから学校指定のジャージで登校すれば?」
姉「うぅ……あれダサいから出来れば着たくないのに…」
弟「じゃあ制服の下はパンツ丸出しで登校するかい?」
姉「畜生ッッッ!!!」
登校中
姉「あぁ、ダサい…ダサすぎる」
弟「パンツ丸出しよりはマシだろ」
姉「そう言いつつも裕くんはお姉ちゃんのパンツ見たい癖に…」
弟「裕くん言うな」
姉「パンツ見たい事は否定してない…だと?」
弟「いや見慣れてるから結構です」
姉「あ、そうだったっけ」
弟「いつも洗濯してるの俺だからね、しょうがないね」
弟「うわぁ、これは…」
ジャージ族「」
姉「見渡す限りのジャージ族……ダサい…」
弟「これが新たな文化誕生の瞬間か…うん、ダサい…」
姉「赤信号、皆で渡れば怖くない…赤信号皆で渡れば…」ブツブツ…
弟「皆で着てもただのダサい集団だけどね」
姉「現実逃避くらいさせて…」
>>42「あ、弟…!」
弟「ん?」
姉友の弟
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