母「痛いの痛いの、デートの約束をすっぽかしたパパのところに飛んでけー」ギリギリ (60)

父「ギブギブギブ! 悪かった! 俺が悪かった!」バンバン

母「どう? 痛くなくなった?」

息子「いや、そりゃまだ歯は痛いけどよ……。もう許してやれよ母ちゃん。父ちゃん泣いてるぞ」

母「え、まだ痛いの? それは大変! 飛んでけー」ギリギリ

父「飛ぶ! 痛みのショックで意識が飛ぶ!」バンバン

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息子「だいたい母ちゃんもデートって歳じゃねーだろ」

母「そんなことない! ママはまだ若い! ピチピチ!」

父「……」

息子「……」

母「何か言ってよパパ!」ギリギリ

父「若い若い! 10年前と全く変わってない!」バンバン

息子「……つき合ってらんねーよ。俺、歯医者行ってくる」

母「あ、ママが連れてってあげるから」

息子「いいよ、自転車ですぐだし。もう俺4年生だぜ?」

母「でも事故とか心配だし……」

父「母ちゃんを心配させてはいかんぞ。連れてってもらいなさい」シュバババババ

息子「……母ちゃんを……この俺から……引き離してくれ?」

母「……」ギリギリ

父「声に出しちまったら手話で伝えた意味ねーだろ!」バンバン


***

母「じゃあこの子連れてくから、お留守番よろしくね」

父「分かった。……早く帰ってこいよ? 心配するからな」シュバババババ

母「フフフ、パパったら心配性なんだから」

息子(……出来るだけ……長く……引き止めろ……か)

母「行ってきまーす」ガチャ

父「行ってらっしゃい」ヒラヒラ

父(……ふう……やっといなくなった……)

父「……ひゃっほう! 一人の時間だ!」フウ!

母「保険証忘れちゃった」ガチャ

父「何しよっかな? エッチなの見ちゃおっかな♪」

母「……」ニコ

父「……!」


***

母「じゃあ行ってくるね」

父「うん……」プルプル

母「エッチなのは?」

父「見ません……」プルプル

母「ママがいなくて?」

父「寂しい……」プルプル

母「よくできました。行ってきまーす」ガチャ

父「行ってらっしゃい……」プルプル


***

父「……ったく、結婚する前に自分がブラジリアン柔術のスペシャリストだってことぐらい教えろっての……」ブツブツ

父「……まぁ嫌なことはDVD鑑賞でもして忘れよう///」パカッ ヒラヒラ ポトッ

父「ん?」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

パパへ


こういうDVDを買えるだけのお小遣いを渡しちゃってごめんね。

お金持ってたら誘惑に負けちゃうよね。

というわけで、来月のお小遣いは5300円引きです。


ママより

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父「あらま、見事にディスクが粉々だよ……」ハハハ

父「わざわざ机の引き出しを二重底にして隠したのになぁ……」マイッタマイッタ

父「……」

父「ううう……」ポロポロ


***

父(……暇になっちまったな)ゴロゴロ

父(隠してた本は灰にされてたし……)

父(インターネットは履歴を消しても何故か発覚するし……)

父「やりたいことはいっぱいあるのに、妻が怖くて出来ないなんて情けねえ……」ハァ

父「……!」ハッ

父(……そうだ、この暇な時間を使って体を鍛えよう!)ガバッ

父(あいつに負けないくらい強くなれば、あんなことやこんなことが全部出来るじゃないか!)

父「いくら武術をやってたからって、相手は女。俺だって鍛えればすぐに勝てるようになるはず!」

父「アチョオッ!」シュビッ ガシャンッ!

父「」

父「ははは、あいつ大事なティーカップをこんなとこに置きやがって……」ブルブル

父「……」サッサッ カチャカチャ


***

母「泣かなかったね! えらいえらい!」ヨシヨシ

息子「泣くかっての。こんなことで頭なでんじゃねーよ、恥ずかしいだろ!」パシッ

母「あれ、もう反抗期? ママ、すごく寂しいっ」

息子「あとそのママってのもやめてくれ。俺も父ちゃんも母ちゃんって呼んでんだから母ちゃんでいいだろ」

母「だめそんなの! ママはママだし、パパも父ちゃんじゃなくってパパなの!」

息子「あの無精ひげジャージのどこがパパなんだっての」

母「ママだってちゃんと素敵なポロシャツとか買ってあげてるのに、いつもあんなのばっかり着るんだもん……」ショボン

息子「見た目だけじゃなく、内面においてもパパの要素が皆無だろ。それならもう仕方ねーよ」

母「いーえ! 今はちょっとだらしない父ちゃん寄りのパパかもしれないけど、いつかきっと誰が見てもパパと言えるくらいのパパにしてみせるもん!」グッ

息子「何を意気込んでんだか……」

母「ただいまー!」ガチャ

父「おかえり……」シュコオオオオオオオ

息子「……」

母「やだパパったら! 何でパンツ一枚なの?! ///」キャア

息子「貧相な体晒してんじゃねーよ父ちゃん……。哀しくなってくるぜ」

母「でもちょっとかっこいい……///」ウットリ

息子「……」モウワケワカンネ

父「……帰って早々で悪いが、お前は部屋で音楽でも聞いていなさい。密閉型のヘッドホンをつけてな……」シュコオオオオオオオ

息子「何で?」

母「ちょっとパパっ! そういうのは夜になってから……///」

父「お前だって母親の叫び声を聞きたくはないだろう……」ククク

息子「いや聞けるもんなら聞いてみたいね。まぁ言われたとおりにするけどよ」

父「賢い子だ……」フフフ

息子「ただ父ちゃんの悲鳴聞くのはうんざりだっつう話だ」スタスタ

父「応援どうも」フフフ

息子(してねえよ……)


***

息子「……馬鹿な父ちゃんを持つと苦労するぜ」カチャッ ピッ



♪Red Hot Chili Peppers - Dani California


ドゥッドゥッターン……スタ       

ドゥッドゥッターン……スタ       

ドゥッドゥッターン……スタ       

ドゥッドゥッターン……スタ     
 

ギュッギュッギュワーン          

ギュッギュッギュワーン          

ギュッギュッギュワーン          

ギュッギュッギュワーンッ……


ギュッギュッギュワーン          

ギュッギュッギュワーン          

ギュッギュッギュワーン          

ギュッギュッギュワーンッ……シャンッ! 




ゲンボーン ニザ ステォブミシシピィ     (クラエエエエエエ! エ、ナニソノワザ?!)

パーパワザ カパアン マーマワザ ヒピィ   (イタイイタイ! オレル!)

ヒナアバモゥ スィーウィスィンガ ハマア…… (カアチャン ユルシテ! クツナメマスカラ! アアアアアアアアアアアアアアアアアア!)


***

息子「今夜はトンカツか」

母「おいしそうでしょ? でもパパの分は無いわよ」

父「ぶぶぶぶぶぶ……」カタカタカタカタ

息子「……。トンカツどころか流動食も通りそうにない感じだな……」

母「か弱い女の子に手をあげようとしたんだもん。当然の報いでしょ?」

息子「あげた手を降ろす間もなくやられちまったのか……。情けねーぞ父ちゃん」ツンツン

父「……ううう……あああ……」シュッシュッシュッ

父「……うう」パタッ

母「パパ、手話で何て言ってた?」

息子「……一週間後にリベンジするそうだ」

母「お馬鹿なパパね……」


***

父「やっぱり我流じゃ駄目だと思うんだよな」モグモグ

同僚「何で愛妻弁当持たせてくれる奥さんをとっちめたいのか分かんねーよ……。でんぶでハートなんて羨ましい限りだぜ」ズルズル

父「お前は愛情表現という名を冠した超一級のヒザ固めを食らったことがないからそう言えるんだ」

同僚「はあ……」

父「愛してくれる分、嫉妬深いんだ。束縛してくる暴力的な中年のぶりっ子だぞ? 一体どの層に需要があんだよ……」

同僚「選んだのはお前だろ。暴力が怖いなら警察にでも相談しろ」

父「いや、俺は男として警察に頼らずにあいつを越える」

同僚「でも青たんなんて作ってみろ。DVでお前が逮捕されるぞ」

父「大丈夫。もう俺はパンチには頼らない。この前あいつ、俺のパンチが目前に迫る状況でアクビしてたし」

同僚「遅すぎてアクビが出るってのは比喩表現じゃなかったんだな……」

父「そこで俺はこんな素敵な武術を見つけた」バッ

同僚「カポエイラ?」

父「そうカポエイラだ」フフン

同僚「これって確かダンスみてーな格闘技だろ? 強いのか?」

父「俺もよくは知らん。ただダンスみてーな格闘技ということはだ、ダンスのように格闘が出来るということだ」

同僚「すまん、俺とお前のIQに差がありすぎて何が言いたいのかまるで分からん」

父「馬鹿なお前にも分かるように説明してやろう。例えば俺が突然拳を構えたら、お前はどうする?」

同僚「そりゃ警戒するだろうな」

父「そうだろう? だが俺が突然アクロバティックなダンスを始めたとしたら?」

同僚「警戒して警察を呼ぶだろうな」

父「そう! ダンスに見せかけることで相手の警戒を解くことができるんだ!」

同僚「そりゃすげえな」

父「で、相手が油断したところを上段蹴りでぶっ飛ばすって寸法よ」

同僚「不意打ちで蹴っ飛ばすのか! 普通にDVだな!」

父「あとはこれを数日でマスターするだけだ。見えてきたぜ、勝利のビジョンが!」ワクワク


***

父「ハァハァ……」ブンブン

母「パパどうしたの? 何か会社で嫌なことあったの?」オロオロ

息子「母ちゃん、父ちゃんのやつどうしちまったんだ? 脳にウジでも湧いたのか?」

母「わかんない、さっきからずっとこの気持ち悪いダンス踊ってるの……。多分仕事のストレスだと思うけど……」オロオロ

父(強いて言うならお前へのストレスが原因だ)ブンブン

息子「ストレスがたまると人間ってこうなるんだな」ハハハ

母「と、とりあえず病院に行こうパパ! 中央病院、今もやってるか調べるわ!」スッスッ

父(後ろを向いた! チャンス!)ギラリ

母(ムッ! 殺気!)シュピーン

父「マルテーロ!」ビュンッ

母「見切った!」ヒュッ

父「ああ! くそ!」

母「アキレス腱固め!」ガバッ

父「なあああああああああああああああああああああ!」

母「良かったぁ……いつものパパだった……」ギリギリ

父「痛い゛痛い゛!」バンバン


***

父「駄目だった」キコキコ

同僚「上手くいってたら今頃車いすに乗ってないもんな」ズルズル ハフハフ

父「殺気を出したせいで気づかれたらしい。見聞色の覇気かっつの」ハハハ

同僚「もうお前どうやったって勝てっこねえよ。これもう奥さんと仲よくやってく方法を模索した方が早えだろ」

父「諦めるのはまだ早いんだな、これが」フフン

同僚「……両足もってかれた時点で遅いんだな、これが」ハァー

父「こんなの見つけた」バッ

同僚「……合気道?」

父「そう、合気道! ほらこれ見ろ。ジジイが大男を投げ飛ばしてる」

同僚「やらせじゃねーの?」

父「いや、やらせではない。何故ならここのインタビューで投げられた大男が『やらせではない』と明言してる」

同僚「やらせなら大男だって『やらせだ』とは言わねえだろーよ」

父「まぁ俺もよくは分からんのだが、とりあえずこの合気道ってのはいわゆる護身術みたいなものらしい」

同僚「護身術ねえ……」

父「相手をぶちのめすことを目的とした他の武術とは違って、身を守ることを目的とした武道だからな。つまり殺気を出すことなく相手をぶちのめせる、とこういう訳だ」

同僚「ん? ぶちのめそうという気持ちが殺気なんじゃねーのか?」

父「そうだぞ」

同僚「じゃあ殺気を出すことなく相手をぶちのめすことなんて出来ないだろ」

父「馬鹿だなお前は……。だから合気道は護身術なんだ。相手をぶちのめすことを目的とした武道ではないんだ」

同僚「うん、そこまでは分かる」

父「だから相手をぶちのめそうという思いなしに、相手をぶちのめせる、とこういう訳だ」

同僚「……お前は奥さんをどうしたいんだ?」

父「え? ぶちのめしたい」

同僚「……。よく分からんがもう奥さんには逆らわん方が賢明だと思うぞ……」

父「ははは、大丈夫。俺には合気道がある」ドン


***

父「なあ、ちょっと手を握ってくれないか? 手って言うか手首だけど」

母「どうしたのパパ?」

父「いや、なに……」

母「これでいいの? ///」ギュッ

父(喰らえ! 俺の合気道!)スッ

母(ムッ! 普通に殺気!)シュピーン

父「四方投げッ!」ガッ

母「飛びつき腕十字ッ!」シュバッ グルンッ

父「何このアクロバティックな技ッ?!」バタンッ

母「もうパパったら、好きな子にちょっかいかけるなんて小学生みたいだぞ♡」ギリギリ

父「痛い゛よ゛おおおおおおおおおお!」バンバン

息子「朝っぱらから元気だな、あんたら……」シャコシャコシャコシャコ


***

父「やぁお早う。今日は靭帯を損傷する前に許してもらえたよ」ニコッ

同僚「やはり合気道は駄目だったか……。ほら、このハンカチで涙を拭け」

父「ありがとう。……それより今朝、電車の広告で凄い武術を見つけてしまった」ゴシゴシ

同僚「懲りねーなぁお前も……。で、今度のは何だ?」

父「よくぞ訊いてくれた! 今度の武術はだな、なんと相手に武術だと認識させることなく……」

同僚「さぁて、仕事すっか……」クルッ

父「こらこら、無視するんじゃない」クルッ

同僚「いや、もうそういうのは聞き飽きたんだっつの。結局殺気がバレて返り討ちパターンじゃねーか」

父「こ、今度のは違うぞ! 何故なら攻撃を加えている最中すら、相手は攻撃されていると気づかないんだからな!」

同僚「んな都合のいい武術があるかよ」

父「あるんだなァ……それが」フフン

同僚「……じゃあ言ってみろよ、その武術の名前をよ」

父「台湾式足裏マッサージだ!」

同僚「武術じゃねーよ!」

父「まぁ武術かどうかは専門家の間で意見が分かれるところだが、スマホで調べた限りでは、かなり痛いそうだ。ほら、ここに体験者の声が」

同僚「そりゃ痛いんだろーけどさ……。あ、でもどこも病んでないと痛くないって書いてあるじゃねーか」

父「大丈夫、あいつは変態のサディストだから」

同僚「いや、精神の話じゃなくてだな……」

父「体に関しても大丈夫だ。あいつの寝っ屁は死ぬほど臭い。きっと腸の辺りが深刻な病気を抱えているに違いない」

同僚「勝負の行方が相手の腸の状態にかかっているってのもなんだかなぁ……」

父「とりあえず仕事終わりにマッサージを習って来ようと思う」

同僚「ま、まぁ頑張れよ……」


***

父「……なぁ母ちゃん」

母「なーにパパ?」ゴロゴロ

父「……寝る前に俺がマッサージしてやろう」

母「え、いいの?!」ガバッ

父「ああ、いいとも。いつも家事で苦労をかけてるからな」

母「今日のパパ、なんだか優しい~///」

父「俺はいつだって優しいぞ。さ、揉んでやるから仰向けになれ」

母「はーい♪」ゴロン

父「ちょっと痛いかもしれないけど我慢するんだぞ? この60分コースは一度始まったら最後までノンストップだからな」

母「うん、大丈夫」ニコニコ

父「それじゃいくぞー」ギラリ

母(ムッ! 殺気?!)シュピーン

父(食らえッ! 激痛のツボ!)ギュッ

母「あッ!」

父「ん? 痛かったか? (ククク、効いてる効いてる!)」グリグリ

母「ううん、気持ち良すぎて……///」ニヘラニヘラ

父「そうか、それは良かった(チッ、期待させやがって……)」グリグリ

母「こんな特技持ってたなんて驚き……///」

父(今気づいたけど、こいつの足の裏、どうなってやがるッ! 石のように固いッ!)グリグリ

母「幸せ~///」

父(どこだ?! こいつが一番痛がるポイントはッ?!)グリグリ


***

父(おかしい……かれこれ30分も執拗にグリグリしてるのに、痛がるどころか涎垂らしてるぞ……)グリグリ

母「ああ~///」

父(カチカチの足裏を揉み続けたせいで手が痛くなってきた……)グリグリ ギュッ!

母「……!」ガバッ

父「ん? どうした?」ギュッ ギュッ

母「ぱ、パパ……ちょっとストップ……」

父「駄目だぞ? 60分コースはノンストップだからな(キター! このツボだ!)」ギュッ ギュッ

母「で、でもストップ! 緊急事態! ///」

父「ははは、我慢だ我慢」ギュッ ギュッ

母「む、無理! いったん止めて! ///」

父「止まらないんだなァ……それが(もっと痛がれ! それ、苦しめ!)」ギュッ ギュッ

母「!」ブッ!

父「」

母「……ゴメン///」カアアアアアア

父「だ、大丈夫だ……(くっさあああああああああああああああああああああああ! 臭い! 死ぬほど臭い!)」グリグリ

母「……ちょ、腸の辺りが健康になったみたい///」ハハハ

父「け、健康になったようで何よりだ……(ううう……こっちが病気になる……)」ポロポロ


***

母「あー気持ちよかったぁ……。本当にありがとう、パパ///」

父「よ、喜んでくれて俺も嬉しいよ……(もう手の感覚が無い……。結局少しも痛がらなかったし……)」

母「じゃあママからのお返し♡」グイッ

父「うおっ?!」ドサッ

母「フフフ……楽にしててね///」ワキワキ

父「い、いや母ちゃん……? 俺今夜はもう疲れちゃって……///」

母「大丈夫♪ パパは寝ててもいいからね」

父「で、でも流石にそういう訳には……///」

母「いいからいいから。きっとすっごぉぉぉく気持ちいいよ……」

父「///」ドキドキ

母「ママの台湾式足裏マッサージ」

父「ふぁ?!」


***

父「専門家の意見が遂に一致した。台湾式足裏マッサージは武術だ」ズルズル

同僚「匍匐前進で出社なんて珍しいな。何があった?」

父「毒ガスを嗅がされて、足の裏の細胞を破壊された」

同僚「……全然状況は呑み込めんが、お前の家庭内が法治国家でないことだけは分かった」

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