魔王「ぶっちゃけ立地とか知らんし?安価にしちゃおう的な?」
執事「……はぁ」
魔王「勇者の隣以外ならマジでどこでもいいしー。てか>>2とか良くね?」
執事「その口調どうにかなりませんか……」
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新潟県
魔王「新潟県とか良くね?どこにあるか知らんけど」
執事「……あぁ、とある異世界の米どころですね」
執事「しかしあそこは……」
魔王「そうと決まればれっつらごだしー」
魔王「転移魔法!」ヒュン
~新潟県~
魔王「寒っむ!!何これマジで無理!!物件どころじゃねーし!!地獄だし!!」
執事「……やはり冬でしたか……」
魔王「てかお前だけ何でコート着込んでんだし!?」
執事「これは失礼致しました。つい手が滑って」
魔王「もういい帰るし!!転移……」
???「待て……」
魔王「!?」
魔王「お前は……>>5だし!?」
農家(元勇者♀)
魔王「お前は……勇者だし!!」
元勇者「失礼な……我はもう戦線を退いた身。『元』勇者と呼べ」ザッ
執事「そういえば、魔王様と戦った後に引退宣言されてらっしゃいましたね」
元勇者「ああ。今は新潟のとある町で米作りをしている……」
魔王「それっ!その口調まちがいないし!! お、俺はお前にトラウマがあるんだし!それ以上近づくなし!」
執事「……あぁ……そう言えばそんな事が……」
元勇者「何を失礼な。お前が我を男だと勘違いしていた事が何のトラウマなのだ?」
魔王「それじゃねぇし!そのせいでお前にボコられた事だし!うぅ……俺は全ての女は母上のよーに優しいと思ってたし……」
執事「甘えない」
魔王「うーっす」
元勇者「まぁそれはそれだ。今回はこの試される大地、新潟を去ろうとしているお前たちに、ササニシキの洗礼を……」
魔王「せ、洗礼!?」ビクッ
元勇者「そうおののくでない。そうだ、寒そうなお前にこれをやろう」ポイ
魔王「>>8……だと……?」
新潟でなんでササニシキなんだよ
コシヒカリとか新之助の方が知名度あると思ったが
のっぺ汁
>>7
友人が新潟で毎年ササニシキばっか送ってくんだよ
魔王「のっぺ汁……だと……?」
元勇者「さぁ食え」
魔王「ふごっ!?」
執事「……見事な顔面ですね、主様」
元勇者「どうだ?旨いだろう?」
魔王「ごぼっ!ぐぶぶぶぶふっ!」
元勇者「歓喜にむせんでおるな」
執事「1リットルはやりすぎではないかと……」
元勇者「構わん、あいつも魔王。のっぺ汁をはねのける力くらい持っておろう」
元勇者「先に行くぞ執事。煎餅も食べるか?」
執事「……適量を……」
魔王「ごぼ……っ」
~新潟県某所~
元勇者「で、この米は~であって、○○が▲▲になり、であるからして……」
魔王「……zzz」スヤスヤ
元勇者「……またのっぺ汁をぶっかけられたいのか?」ピキピキ
魔王「お、起きてるし!」
執事「しかし……米作りとは難しいものなのですね……」
魔王「マジそれな!力仕事とかガチで無理!ガチ萎える!」
元勇者「む、そうか」
執事「魔王様。新潟は保留にしておいて、別の場所を回るなどいかがでしょう」
魔王「それそれ!その意見に賛成だしっ!ここ寒い!」
元勇者「そうか……それなら致し方無いが、1つ、条件がある」
魔王「なっ、なんだし」
元勇者「いいか、米は農家の汗の結晶だ」
魔王・執事「「……えっ」」
元勇者「米だけではない。お前の口に入るもの全てに、誰かの汗が染み込んでいる。人々美味な食材を与えようと、努力する姿のなんと美しい事か」
元勇者「我は引退してそれを学んだ。我もああいう美しい姿になってみたいと」
元勇者「……餞別だ、持っていけ」
魔王「これは……」
執事「>>11ですね」
純米吟醸
執事「純米吟醸ですね」
魔王「ちょ、マジで……?」
元勇者「これもまた、誰かの汗の結晶だ。我もお主の新居が見つかるよう願っているぞ」
魔王「…………」
魔王「ま、また来るし!てかありがとう的な!」
執事「本当にお世話になりました」
元勇者「それではな」
魔王「……ばいちゃっ!」
執事「しかし、よいものを頂きましたね」
魔王「俺ぶっちゃけ日本酒無理……」
元勇者「…………」スッ
魔王「いきなり現れんなし!ちょ、のっぺ汁はやめ」ゴブォ
執事「wwwwwww」
~魔王城~
魔王「大変な目に合ったし……」ゲンナリ
魔王「次はもっとマシな場所に……」
執事「魔王様。>>14などいかがでしょうか?」
かそく
>>16で
北海道
執事「北海道はいかがでしょうか?」
魔王「なんで都道府県になるし……ガチ萎えなんだけど……」
執事「試される大地・真打といったところでしょうか。カニが美味しいですよ」
魔王「……カニだと」ガバッ
執事「おっ?」
執事「しかし、新潟も冬だったということは……?」
魔王「カニと来れば早速GOだし!」シュン
執事「聞いてませんね……」
~北の国から~
魔王「寒っむ!!!雪も寒さも魔界と段違いだし!!てかデジャヴ感じるし!!」
魔王「執事!何でお前だけ服装がイヌイットだし!!」
執事「コスプレですが……」
魔王「[ピーーー]し!!!」
魔王「しかしそんなこたぁどうでもいいし!カニカニカニカニ!!」
執事「やはりカニがお好きでしたか。いくらやほたてなど、海の幸も豊富な北海道……この大地は中々な試しがいがありそうですが?」
魔王「カニ……カニ……」ハァハァ
執事「聞いてませんね……」
執事「ん?雪の中に赤い箱が?」
魔王「それだ!!!赤→カニ!!つまり中身はカニだし!!」
魔王「箱だけ燃やさず焼却魔法!」ボッ
執事「10点」サッ
魔王「さて~♪カニ~♪カニ~♪」パカッ
何が起こったか >>19
葉書と手紙の山
魔王「うわあああああん!!カニじゃねぇし!!マジないわあああ!」
執事「この葉書と手紙……何か書かれてありますね……」
魔王「うぅ……カニ……」
執事「ええと……『甘美なる果実の獣騎士様へ』……?誰の事でしょうか?」
???「誰だい……?僕への冷凍ファンレターを掘り返したのは……」
執事「!?」
執事「貴様は……まさか」
???「そう……この僕は甘い美貌と野性の美貌とを合わせ持つ……試される大地の守護獣……」
魔王「あ、メ●ン熊じゃん。おひさー」
執事「魔王様!それを言っては……」
メ●ン熊「…………」ピキピキ
メ●ン熊「その名で…………呼ぶなあああああああああ!!!!!」
魔王・執事「!」
め●んくまが おそってきた!▼
まおうは どうする?▼
>>22
闘魂注入
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