【遊戯王×人狼SS】カイト「貴様がアカデミアか!」 (74)

ザックリルール解説
別に読まんでも良い
本編は>>2からスタート

人狼→アカデミア 狩人→レジスタンス 死亡→カード化に名称変更
理由?その方が遊戯王っぽい

基本ルールは本家人狼参照、そこにデュエル要素加えてるだけです

アカデミアが村人を襲う際、村人はライフ半減、アカデミアが先攻、1ターン目ドロー有り、先制攻撃有りでスタートします
村人はアカデミアの襲撃から自分のターンで数えて3ターン生き残れば、襲撃失敗となり生存します
アカデミアが村人を襲撃した際には、その襲撃者の顔がその村人に知られます
アカデミアとレジスタンスが交戦した場合、狩人が先攻を取る以外は普通にデュエルが進行します
レジスタンスがアカデミアを倒した場合、アカデミアをカード化します
占い師、霊媒師はデュエルが発生せずそのままカード化されます


※※禁止カードを全て制限カードにしてあります※※








SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1486273838




第一被害者、ユートさんが無残な姿で発見されました

ユート「デュエルで……笑顔を……」



一日目:


十代「信じてくれカイト!俺はアカデミアじゃない!」

カイト「ふん、どうだかな。人の皮を被って、内心はハンティングゲームの獲物を探して舌なめずりをしているかもしれん」

素良「そういうキミこそ、アカデミアなんじゃないかな?」キャンディprpr

ベクター「自分は違う、とか抜かしておきながら実は本当はそう言ってる奴が……ってかァ!?イッヒッヒヒヒヒ!」

カイト「ふざけるな!この俺が、アカデミアである訳が無い!」

鬼柳「だがどうやってアカデミアをこの中から探し出す気だ?」

カイト「簡単だ。敵は全て殲滅する!」

クロウ「うん……うん?」

斎王「貴様ァ!それはこの私を含め諸共消し去るという事か!?」

セレナ「なんだと!?」

カーリー「た、助けてジャックー!」

クロウ「ジャックはいないんだよなぁ……」

カーリー「こういう時こそ私のジャックが颯爽と私の事を守ってくれるんじゃないの!?何でMデコと満足なのさ!?」

クロウ「誰がMデコだてめえ!」

デニス「それで、結局どうするんだい?誰か一人をこの投票で吊るし上げてカード化するって話だけど」

セレナ「ほう、アカデミアにねらわれているにもかかわらず、ずいぶんよゆうじゃないか」

デニス「あら、そう見えちゃう?まぁいざとなれば自衛すれば良いだけだからねぇ」

デニス「デュエルで生き残れば良い、単にそれだけさ」

デニス「それに、冷静に物事を考えないと何処かで大きな見落としをしてしまいそうで怖いからね」

海馬「ふぅん……何処に狼を自称する鼠が紛れ込んでいるかは知らんが……来るなら来い!返り討ちにしてくれるわ!」

カーリー「ねぇ、どうしても誰かを選ばないといけないの……?」

城之内「そうしなきゃいけないんだから、するしかねぇだろ?しなきゃ、こっちがやられちまう!俺はカードにされるなんてゴメンだぜ!」

デニス「それで、結局どうするんだい?確か占い師は斎王とベクター、霊媒師はカーリーさんだって話だけど」

クロウ「占い師は一人しか存在しねぇ、って事はそこの斎王かベクターのどっちかが嘘を言ってるって事だよな」

斎王「この私を前に占い師を騙るとは……運命が笑っているよ!」

ベクター「さてさてー、運命とやらが笑っているのは一体どっちの事なんでしょうねー?」

デニス「それで、斎王の占い結果ではカーリーが○で村人、ベクターの占いでは十代が○で村人、と」

素良「どっちが本当の占い師かは分からないけど、最初の占いじゃ誰がアカデミアかは判らなかったみたいだね」

セレナ「それでけっきょく、きょうはどうすればいいのだ?」

鬼柳「どちらにしろ、占い師がシロだって言ってる二人は残しだな」

クロウ「本当の占い師がどっちか、それが分かった時点でニセ占い師の野郎が適当抜かしてた連中を対処すれば良い訳だしな」

海馬「……もう少し情報が欲しい。カードにするならば、斎王、ベクター、十代、カーリー以外にするべきだな」

城之内「だったら今日はこのいけすかねえ海馬の野郎をカードにしちまえ!」

海馬「黙っていろ凡骨!」

城之内「うるせえ!去年は大会上位連中と一緒に良い顔しやがって!俺のレッドアイズが大会で優勝出来ねえじゃねえか!」

海馬「貴様のような実験ネズミが大会に……?おいおい冗談は顔だけにしてくれないか?」

城之内「んだと海馬ァテメエ!!」

吹雪「んー。二人とも、喧嘩だったら他所でやってくれないか?」

吹雪「それに、キミのレッドアイズが大会で入賞出来ないのは使い手の腕の問題だと思うんだけどねぇ」

城之内「何ィ!?」

吹雪「愛の深さだよ。キミは本当にレッドアイズに全てを捧げているのかい?」

吹雪「僕は、レッドアイズと共にであらばどんな強敵とだって戦える覚悟があるよ!」

十代「そりゃレダメに安全地帯付けてレダメビートしてればなぁ、レッドアイズデッキって言うより最近レダメデッキになってないか吹雪さん」

海馬「ふぅん。ツインツイスターだ」

吹雪「やめてくれたまえ!」

城之内「くそっ、んな高いカード平然と見せびらかしやがって……!」

海馬「ふふふふふ、欲しいか?欲しいか凡骨!?こんなカード、175枚も持っているぞ?」

城之内「くっ……!畜生、んなカード!」

海馬「貧乏人は無様にサイクロン(笑)で頑張るがいい!アーッハッハッハッハ!!」

カーリー「は、話が全然先に進まないんだから!」

クロウ「お前等好い加減にしろ!俺達がいがみ合ってたら、アカデミアの思う壺じゃねえか!」

十代「そうだぜ!一度落ち着いて考えを纏めるべきじゃないのか?」

デニス「うん、そうだね」

海馬「……良いだろう。だが、斎王、ベクター、十代、カーリー以外にするべきだという意見は変えんぞ」

海馬「今は情報が少な過ぎてこの俺でも判断が出来ん、今は少しでも情報量を増やすべき場面だと考える」

鬼柳「俺も海馬と同意見だな、早々からアカデミアの野郎がしっぽを出すとも思えねえ」

鬼柳「占い師が二人っていう、確実にどっちかが裏切り者って状況だけは確かなんだ。ボロを出すまで様子を見るべきだ」

素良「そうだね。どっちかがニセ占い師って事だけは確かなんだし、この二人を泳がせるのは僕も賛成かな?」

セレナ「なんだかよくわからないが、わたしもそれでいいとおもうぞ!」

クロウ「どっかで矛盾を見付けねえとどうしようもねえし、今は仕方ねえか」

吹雪「なら、今日は海馬くんが名前を挙げてた4人以外の誰かをカード化するって事で良いかな?何か他に意見があるなら言ってくれ」

ベクター「俺はそれで一向に構わないぜぇ?生き残れれば、しっっかりと結果で俺が本当の占い師だって示してやるよォ!」

斎王「クククッ……狂人かアカデミアかは知らないが……真の占い師である私に歯向かった事がいかに愚かか、身を持って知るが良い!」

カイト「――つまり今日、カード化するのは斎王、ベクター、十代、カーリーの4名を除いた上で、それ以外の人物を指定しての投票……それで良いんだな?」

デニス「そういう事になるね、何か問題でも?」

カイト「――ああ、大有りだ」

カイト「デュエルで死ぬなら兎も角、こんな流れでこの俺が倒れる訳には行かんからな」

カイト「カードにむざむざされる危険を冒すならば、デュエルで死のう」

カイト「俺は――レジスタンスだ!」

海馬「何だと!?」

カイト「だから、今後の投票から俺は外して貰おうか」

カイト「俺は、必ずこの手でアカデミアを殲滅する!レジスタンスとしての真偽は、結果で出してみせる」

素良「ふーん、キミってばレジスタンスだったんだね」

カイト「ああ、そうだ」

素良「へえ、そいつは奇遇だねぇ」キャンディバキッ

素良「実は、僕もレジスタンスなんだ!」

セレナ「なんだと!?そうだったのか!」

デニス「へえ、レジスタンスが二人……これは面白くなってきたね」

ベクター「つまり、どっちかは偽者……ってえ訳だなぁ」

デニス「僕は、この二人も投票から外すべきだと思うんだけどどうかな?」

海馬「……良いだろう。この俺の情報源になってくれるのであらば少し泳がせてやるとするか……」

クロウ「――なら、カイトと素良の二人も加えた6人を除外して投票だな。誰が選ばれても恨みっこ無しだぜ?」



投票開始:

城之内→海馬
海馬→城之内
十代→セレナ
吹雪→海馬
斎王→セレナ
クロウ→デニス
鬼柳→セレナ
カーリー→セレナ
カイト→セレナ
ベクター→デニス
素良→海馬
セレナ→カイト
デニス→クロウ


クロウ「……この6人は除外、って言ったんだけどな」

セレナ「なぜだ?レジスタンスはほろぼさねばこまるだろう?」

デニス「……」

鬼柳「……」

海馬「……よもや凡骨以上の能無しが居るとはな」

カイト「どうせ投票で既に決まっている、自暴自棄になったのだろう」

セレナ「な、なにをする!はなせ!」




村民会議の結果、セレナがカード化されました

セレナ「くっ、ころされた!」



―――――――――――――――――――――――





海馬社長が無残な姿で発見されました

海馬「何故だああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」LP4000→2000→0 ピーッ!




二日目:


城之内「いよっしゃあ!海馬のヤツ、ざまぁねえぜ!」

カイト「そこが狙われたか……!斎王を守っていたんだが」

素良「あらら。そうだよね、アカデミアとしては真っ直ぐは来ないよねぇ」

素良「一応、アカデミアが分かるっていう占い師を昨日は守ってたよ。ただ、どっちが本物の占い師かは分からなかったから、ベクターの方を守ってたけどね」

ベクター「おおっと!素良ちゃんってばナイス判断だぜぇ?何しろ俺が本当の占い師だからよぉ!」

斎王「偽占い師は妄言しか吐かないが、私はしっかりと結果で示そう」

カーリー「や、やったんだから!調べてみたら、昨日カードにしたセレナって子、アカデミアだったんだから!」

カイト「!それは本当か!?」

クロウ「だとしたら、早々にアカデミアを一人倒せたって訳か!こりゃ幸先が良いぜ!」

十代「残るアカデミアは二人……そいつ等を後はどうやって炙り出すか、だな」

吹雪「それで、斎王くんとベクターくんは今日は誰を占ったんだい?」

斎王「私が占ったのは、鬼柳だ。しかしながら、結果は○で村人だった」

鬼柳「当然だ」

ベクター「ジャンジャジャーン!ベクター占いその2ー!俺は今回、デニスを占ってみたぜぇー?」

ベクター「海馬かデニスのどっちが良いかはギリギリまで迷ってたんだけどよぉー、結果的に海馬を占わなくて正解だったぜぇー!」

ベクター「折角占った相手がカードにされてちゃ、なーんの意味もねえからなぁ!」

鬼柳「海馬かデニス、か。どうしてその二択になったんだ?」

ベクター「昨日の話し合いを振り返ってみてよぉ、妙に発言力が強い気がしたのがその二人だと思ったんだよ」

ベクター「他にも強い言動の連中もいたんだが、そいつ等は自ら役職を名乗って矢面に立ってるからな。嘘だってバレたら即カード化は免れねえだろう?」

ベクター「だから、安全圏からこっちの動向を探るような高みの見物決め込んでる奴を占ってやろうと思った訳よ!」

城之内「成る程なぁ、確かに海馬の野郎は上から目線で話を進めてたしな」

クロウ「で、結局デニスの占い結果はどうなったんだ?」

ベクター「残念ながら○、村人だったぜ……どうせならアカデミアをバシッと当ててやりたかったんだけどよぉ。本当残念だぜ」

デニス「ベクターが僕を占ってくれて助かったよ。もし海馬くんを占っていたら、無実の罪で僕までカードにされてしまうかもしれなかったからね……」

カイト「――なら、今日カードにするのは誰にする?」

デニス「そうだねぇー。カードにされた海馬くんの考えをなぞる訳じゃないけど、彼の考えにも一理あるからね」

デニス「占われてもいない、役職持ちでもない。白か黒か判断が付かない人から一人、カードにするしか無いんじゃないかな?」

素良「えーっと、だとすると……」

十代「城之内、クロウ、それと吹雪さんがまだ何者なのかが分かってないな」

吹雪「僕は村人だよぉー!信じてくれよ十代くぅーん!」

クロウ「俺だってアカデミアなんかじゃねえ!」

城之内「俺だってそうだぜ!」

デニス「うーん……決まらないとなると、この三人から誰か一人を選んで投票をする流れになるね」

カイト「――そうなるな」

カーリー「ううう……ごめんなさいなんだから……!貴方達三人の誰かの白黒は、私が責任を持って伝えるんだから!」



投票開始:

城之内→クロウ
十代→城之内
吹雪→クロウ
斎王→クロウ
クロウ→吹雪
鬼柳→吹雪
カーリー→城之内
カイト→吹雪
ベクター→城之内
素良→クロウ
デニス→クロウ



村民会議の結果、クロウがカード化されました

クロウ「お前等寄ってたかって汚えぞ!?」


―――――――――――――――――――――――




カーリーが無残な姿で発見されました

カーリー「いやああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」



三日目:


素良「――くそっ!霊媒師がやられた!」

素良「こんな事になるなら、ベクターの護衛をやめてカーリーを守るべきだった……!」

ベクター「お、おいおい素良!そりゃーねえだろう!?今回ばかりは俺を守って正解だったぜ!?」

鬼柳「……それはどういう事だ?」

ベクター「ジャンジャジャーン!ベクター占いその3ー!」

ベクター「遂に俺は見付けたんだよぉ!アカデミアを!」

斎王「――ほう」

ベクター「ヒッヒヒヒヒ!偽占い師と違って、俺は有能だからよぉ!」

ベクター「そう!今明かされる衝撃の真実ゥゥゥゥ!!!」

ベクター「カイトォ!テメエが●!お前がアカデミアの一人だったって訳だァ!!」

カイト「何だと!?」カーン!

斎王「……」

十代「カイトが、アカデミア……!」

素良「ふーん。ま、僕から見れば当然と言えば当然の結果だけどね」

ベクター「占い師らしく、キッチリとアカデミアを見付けてやったぜぇ?そこのニ・セ!占い師様と違ってよぉ!」

斎王「ベクターとやら。言いたい事はそれだけか?」

ベクター「あーん?」

斎王「この私が、二度も立て続けに外すと思っているのか!?運命は私に味方している!」

斎王「素良!貴様の占い結果は●!貴様こそがアカデミアだ!」クワッ!

素良「なんだって!?」

吹雪「こ、ここに来てレジスタンスが二人共アカデミアだって!?」

城之内「一体どうなってやがる!?サッパリわからねえぞ!?」

鬼柳「……落ち着け。そもそも、占い師二人はどういう基準で占う相手を選んだんだ?」

斎王「もう正体不明の人物を探っている暇は無いというだけだ。人数が減ってきたからな」

斎王「私からすれば、そこのベクターは狂人かアカデミアかは分からないが、少なくともそのどちらかである事は決まっている」

斎王「だからベクターを占うのは論外」

斎王「そしてカーリーの言葉が真実なら、アカデミアの一人は確定で早々に退場したとはいえ、まだ二人も残っている」

斎王「まずは一人を仕留める。闇に紛れたアカデミアを探し出すのはその後でも構わない。一人を仕留めれば時間に猶予が出来るからな」

斎王「今、最も恐れねばならない事はアカデミアが二人も残った状態で無関係の村人がカードにされていく事……そうではないのか?」

カイト「成る程な、確かにそうだ」

鬼柳「ベクター、お前はどうしてカイトを占った?」

ベクター「お、俺か?チッ、気に食わねえがそこの斎王が言った通りの理由だよ。上手い事言い訳を思い付きやがってよぉ」

ベクター「まずは一人を仕留めねえとならねぇ。だから、少なくともどちらかがニセである事が確定してる素良かカイト、この二択で占ったってだけだ」

十代「で。結果どっちもアカデミアだったと……そんな訳ねえよな」

デニス「さて。問題は、どっちの占い師を信じるか、だよね」

鬼柳「そうだな……レジスタンスの内のどちらかが狂人かアカデミア、というのが単にアカデミアである事が確定しただけだからな」

デニス「斎王を信じるなら、素良くんをカードに。逆にベクターを信じるなら、カイトをカードに……って事だね」

鬼柳「それは流石に危険だろう。確率は二分の一だ」

城之内「二分の一でアカデミアを倒せる、そうすりゃ一気にこっちが有利になるが……外したら、本物のレジスタンスをみすみす失っちまう……!」

城之内「そうなっちまったら、目も当てられねえぜ!?」

十代「占い師とレジスタンス、どっちも二人いるがその内の片割れは狂人かアカデミア……」

十代「レジスタンスをカードにするリスクが高いなら、占い師を……と思ったけど、それもそれで危険だよな」

吹雪「占い師のどっちが本物かが分からないまま、カードにするのもそれはそれで不利だからねぇ」

カイト「――もう一晩、待ってみよう」

カイト「今日、カードにするのは正体がまだ分かっていない吹雪と城之内、そのどちらかからだ」

吹雪「うへえっ!?」

城之内「ちょっ!ちょっとタンマ!?何仕切ってんだよ!?」

カイト「許しは請わない。俺はこの夜、必ずアカデミアを探し出し、始末してみせる!」

カイト「――今日の夜、何も結果を残せなかったなら……その時は、俺か素良のどちらかを投票でカードにすればいい」

カイト「だから城之内、吹雪。何も言わず、大人しくカードになってくれ」

城之内「ふざっけんなテメェ!?」



投票開始:

城之内→吹雪
十代→城之内
吹雪→城之内
斎王→城之内
鬼柳→吹雪
カイト→吹雪
ベクター→城之内
素良→吹雪
デニス→城之内


村民会議の結果、城之内がカード化されました

城之内「カイトォ!てめえぜってえ許さねぇからな!?」


―――――――――――――――――――――――


カイト「――こんな夜更けに散歩か?アカデミアがいるというのに、随分と余裕だな」

カイト「素良――いや、アカデミア!!!遂に見付けたぞ――!」

素良「か、カイト――!?何でだよ!何でベクターなんかの護衛を!?」

カイト「……ベクターは俺をアカデミアだと断じた」

カイト「そのベクターがカードにされたなら、俺を怪しんだベクターを疎ましく思い、アカデミアである俺が始末した――」

カイト「そういう筋書きだろう?」

素良「…………」

カイト「――となると。ベクターがアカデミアは有り得んな。ふん、ベクターはさしずめ狂人か」

カイト「恐らく、ベクターの占い結果はアカデミアである貴様等にとって有利だったのだろう」

カイト「ならば、最後のアカデミアはベクターに占われた十代かデニス!そのどちらかだ!」

素良「――へぇ。中々面白い推理だねぇ」prpr

素良「だけどカイト。一つ大事な事を見落としてるよ?」

カイト「何……?」

素良「――君のその推理、今ここで僕にカードにされちゃったらぜーんぶ闇の中って事さ!!!」キャンディバキッ!

素良「僕がアカデミアだってバレちゃったなら仕方ない。レジスタンスである君をここでカードにして、その後無防備な真占いである斎王を始末させて貰うよ!」

カイト「アカデミアの横暴はこの俺の手で止めてみせる!懺悔の用意は出来ているか!?」


カイト&素良『 デ ュ エ ル ! ! ! 』


カイト「先攻は俺だ!俺のターン!」

カイト「――ターンエンドだ」

素良「あれれー?あれだけ威勢良く先攻取っておいて、何もしないでターンエンド?」

素良「もしかして手札事故でも起きちゃったのかな?」

カイト「……」

素良「……ふーん、だんまりか。ま、それなら僕は好きにやらせて貰うよ。僕のターン、ドロー!」

素良「僕は手札から、ファーニマル・ベアを墓地へ送ってモンスター効果発動!」

素良「デッキから永続魔法、トイポットを魔法・罠ゾーンにセットする!」

素良「そして、ファーニマル・オウルを召喚!モンスター効果発動!」

素良「このモンスターの召喚に成功した事で、僕はデッキから魔法カード、融合を手札に加える!」

素良「更にセットしてある永続魔法、トイポットを発動!」

素良「手札のファーニマル・ウィングを墓地へ送り、デッキから1枚ドローし、そのカードを確認する!」


つ 苦渋の選択


素良(くっ……!このタイミングでは引きたく無かったのに……!)

素良「――引いたのは魔法カード、苦渋の選択だ。ファーニマルモンスターじゃなかったから、このまま捨てさせて貰うよ」

素良「僕のフィールドにトイポットが存在する時、墓地のファーニマル・ウィングともう一体のファーニマルモンスターを除外して効果発動!」

素良「ファーニマル・ベアを除外し、1枚ドロー!」

素良「そして更に、追加効果で僕の場のトイポットを墓地へ送り更に1枚ドローする!」

素良「トイポットが墓地へ送られた事で、トイポットの効果発動!」

素良「デッキからファーニマルモンスター……ファーニマル・ラビットを手札に加える!」

素良「そして手札から魔法カード、融合を発動!」

素良「手札のエッジインプ・ソウと、ファーニマル・キャットを融合!」

素良「融合召喚!現れ出ちゃえ!すべてを切り裂く百獣の王!」


素良「 デ ス ト ー イ ・ ホ イ ー ル ソ ウ ・ ラ イ オ ! 」


素良「更に!墓地のファーニマル・キャットのモンスター効果!」

素良「このカードが融合素材として墓地へ送られた時、墓地から融合を手札に加える!」

素良「バトルだ!ファーニマル・オウルでカイトへダイレクトアタック!」

カイト「させるか!手札から護封剣の剣士のモンスター効果発動!」

カイト「このカードを守備表示で特殊召喚!更に、攻撃宣言したモンスターの攻撃力がこのカードの守備力より低い場合、そのモンスターを破壊する!」

カイト「ファーニマル・オウルを破壊する!」

素良「守備力2400……!ホイールソウ・ライオの攻撃力じゃギリギリ破壊出来ない……!」

素良「――何てね。だったら、バトルしなきゃ良いんだよ」

素良「バトル終了。僕はここで、デストーイ・ホイールソウ・ライオのモンスター効果発動!」

素良「相手フィールドの表側表示モンスター1体を破壊し、その攻撃力分のダメージを相手に与える!」

カイト「――護封剣の剣士の攻撃力は0、俺へのダメージは0だ」

素良「だけど、護封剣の剣士は破壊させて貰うよ!」

素良「さ、僕はこれでターンエンドだよ」

カイト「俺のターン、ドロー!」

カイト「……ターンエンドだ」

素良「…………ねえ、カイトって言ったよね。キミ、ふざけてるの?」

素良「やる気が無いなら、さっさとサレンダーしてカードになってくれないかなぁ?」

カイト「……」

素良「……はぁ。面倒臭いなぁ……僕のターン、ドロー!」


つ 心変わり


素良(良いカードなんだけど……相手にモンスターがいなきゃ意味が無いんだよなぁ……)

素良「ま、良いや。バトルだ!デストーイ・ホイールソウ・ライオで、カイトへダイレクトアタック!」

カイト「ぐうっ!」LP8000→5600

素良「ほらほらー、何にもしないからこうやってダイレクトアタックを受けちゃう羽目になるんだよ」

素良「案山子相手にしてても面白くないんだよねぇ。そろそろ動いてくれないかなぁ?僕はこれで、ターンエンド」

カイト「俺のターン、ドロー……」

カイト「……ターン、エンドだ」

素良「…………」

素良「――僕のターン、ドロー」

素良「魔法カード、融合を発動!」

素良「手札のファーニマル・ラビットと、ファーニマル・ウィング、そしてフィールドのデストーイ・ホイールソウ・ライオを融合!」

素良「融合召喚!現れ出ちゃえ!全てに牙むく魔境の猛獣!」


素良「 デ ス ト ー イ ・ サ ー ベ ル ・ タ イ ガ ー ! 」


素良「融合素材となったファーニマル・ラビットのモンスター効果発動!」

素良「墓地のファーニマル・オウルを手札に加える!そしてそのまま、通常召喚!」

素良「ファーニマル・オウルのモンスター効果発動!デッキから融合を手札に加える!」

素良「バトルだ!ファーニマル・オウルでカイトへダイレクトアタック!」

カイト「くっ――手札から、速攻のかかしを捨ててモンスター効果発動!バトルフェイズを強制終了させる!」

素良「チッ、面倒だなぁ本当に。守ってばかりじゃ何時まで経っても勝てないよ?」

素良「僕はこれで、ターンエンド。ほらほら、攻めてきなよカイト」

カイト「俺のターン、ドロー!」

カイト「――ターンエンド、だ」

素良「……はいはい。分かったよ。僕のターン、ドロー」

素良「僕はエッジインプ・チェーンを召喚!」

素良「そしてファーニマル・オウルの更なる効果発動!」

素良「ライフを500支払い、このカードを含む融合素材をフィールドから墓地へ送る事で融合召喚を行う!」LP8000→7500

素良「ファーニマル・オウルとエッジインプ・チェーンを素材にし、融合召喚!」

素良「現れ出ちゃえ!すべてを封じる鎖のケダモノ!デストーイ・チェーン・シープ!」

素良「墓地へ送られたエッジインプ・チェーンのモンスター効果発動!」

素良「デッキからデストーイと名の付くカード、魔玩具融合を手札に加える!」

素良「バトルだ!やれ、デストーイ・チェーン・シープ!カイトへダイレクトアタック!!」

素良「どうやら手札から防御するモンスターカードを沢山用意してるみたいだけど、好い加減鬱陶しいんだよ!」

素良「デストーイ・チェーン・シープが攻撃する時、相手は魔法・罠・モンスター効果の一切を発動する事が出来ない!」

素良「更に!デストーイ・サーベル・タイガーがフィールドに存在する限り、デストーイモンスターの攻撃力は400ポイントアップする!」

カイト「ぐおおおああああぁぁぁッ!」LP5600→3200

素良「続けて、デストーイ・サーベル・タイガーでカイトへダイレクトアタック!!」

カイト「くっ――こんな所で、倒れる訳には……ッ!!」LP3200→400

カイト「――手札から、トラゴエディアのモンスター効果発動!」

カイト「俺が戦闘ダメージを受けた時、このモンスターは手札から特殊召喚出来る!」

カイト「そしてこのモンスターの攻撃力・守備力は俺の手札の数×600ポイントアップする!」

素良「攻撃力3000、か。ふーん、やっとやる気を出したみたいだね」

素良「だけど残念。三体以上を素材にしたデストーイ・サーベル・タイガーは戦闘・効果では破壊出来ないんだよねぇ」

素良「そして、デストーイ・チェーン・シープも戦闘で破壊された時、墓地から特殊召喚する効果を持ってるんだ」

素良「折角やる気を出したみたいなのに残念だけど、そんな程度のモンスターじゃどうしようも無いよ」

素良「僕はこれで、ターンエンド。さ、君のターンだよ。これが、正真正銘最後のターンだ」

カイト「……俺のターン――ドロー!!」

カイト「……どうやら、これが最後のターンらしいな」

素良「やっと諦めてくれた?君が何時まで経ってもサレンダーしてくれないから余計な時間を取られちゃったよ」

カイト「ああ……そうだな。待たせて悪かったな」

カイト「――このターンで、決着を付けるぞ!アカデミア……紫雲院素良!!」カーン!

素良「……へ?」

カイト「俺はトラゴエディアのモンスター効果発動!」

カイト「手札のモンスター1体を墓地へ送り、そのレベルと同じレベルの相手モンスター1体のコントロールを得る!」

カイト「レベル8、護封剣の剣士を墓地へ送り、デストーイ・サーベル・タイガーのコントロールを得る!」

カイト「例え破壊されない効果を持っていたとしても、コントロールを奪う事は防げまい!」

カイト「トラゴエディアの更なるモンスター効果発動!」

カイト「墓地のモンスター1体を選択し、そのモンスターと同じレベルとなる!」

カイト「護封剣の剣士のレベルを選択し、トラゴエディアのレベルを10から8へ変更!」

カイト「更に通常召喚!銀河の魔導師!」

カイト「銀河の魔導師のモンスター効果発動!このモンスターのレベルを4から8へと変更する!」

カイト「更に魔法カード、銀河遠征を発動!」

カイト「俺の場にレベル5以上のギャラクシーモンスターがいる事で、デッキからレベル5以上のフォトン、またはギャラクシーと名の付くモンスターを守備表示で特殊召喚する!」

カイト「――闇に輝く銀河よ、希望の光になりて我が僕に宿れ!」

カイト「光の化身、ここに降臨!現れろ――!」


カイト「 銀 河 眼 の 光 子 竜 ! 」


カイト「俺は!レベル8となったトラゴエディアと、デストーイ・サーベル・タイガーの2体で、オーバーレイ!」

カイト「闇に輝く銀河よ。復讐の鬼神に宿りて、我がしもべとなれ!」

カイト「エクシーズ召喚!降臨せよ!ランク8!」


カイト「 銀 河 眼 の 光 波 竜 ! 」


カイト「更に!銀河眼の光波竜をオーバーレイユニットとし、このモンスターはエクシーズ召喚出来る!」

カイト「エクシーズチェンジ!ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン!」

カイト「ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴンのモンスター効果発動!」

カイト「オーバーレイユニットを1つ使い、相手フィールドの表側表示のカード1枚を破壊する!」

カイト「俺は、デストーイ・チェーン・シープを破壊する!」

素良「くそっ!調子に乗るなよカイト!デストーイ・チェーン・シープのモンスター効果発動!」

素良「このカードが破壊された時、1ターンに1度だけ墓地から特殊召喚出来る!」

素良「更に、この効果で特殊召喚された時、デストーイ・チェーン・シープの攻撃力は800上がる!」

素良「……くっ、攻撃力3000……!僕は、デストーイ・チェーン・シープを守備表示で特殊召喚!」

カイト「俺は、レベル8となった銀河の魔導師と銀河眼の光子竜の2体で、オーバーレイ!」

カイト「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」

カイト「現れろ!銀河究極龍――No.62!」

カイト「宇宙にさまよう光と闇、その狭間に眠りし哀しきドラゴン達よ。その力を集わせ真実の扉を開け!」


カイト「 銀 河 眼 の 光 子 竜 皇 ! 」


カイト「更に装備魔法、銀河零式を発動!!」

カイト「墓地から蘇れ!銀河眼の光波竜!!」

カイト「更に!銀河眼の光波竜をオーバーレイユニットとし、エクシーズチェンジ!ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン!」

カイト「ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴンのモンスター効果発動!」

カイト「オーバーレイユニットを1つ使い、相手フィールドの表側表示のカード1枚を破壊する!デストーイ・チェーン・シープ破壊!」

カイト「デストーイ・チェーン・シープの効果は1ターンに1度だけ!次は無い!!」

カイト「そしてギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴンを素材に、ランクアップエクシーズチェンジ!現れろ――」


カイト「 銀 河 眼 の 光 波 刃 竜 ! ! 」


カイト「まだだ!もう1体のギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴンを素材に、ランクアップエクシーズチェンジ!」

カイト「銀河に漲る力……その全身全霊が尽きるとき、王者の魂が世界を呪う!現れろ、No.95!!」


カイト「 ギ ャ ラ ク シ ー ア イ ズ ・ ダ ー ク マ タ ー ・ ド ラ ゴ ン ! ! 」

カイト「バトルだ!銀河眼の光子竜皇で――素良へダイレクトアタック!!」

カイト「この瞬間!銀河眼の光子竜皇のオーバーレイユニットを1つ使い、モンスター効果発動!!」

カイト「この戦闘中のみ、銀河眼の光子竜皇の攻撃力は、フィールドのエクシーズモンスターのランクの合計×200ポイント、その攻撃力をアップさせる!!」

カイト「フィールドのランク合計は26!よって攻撃力は――!!」


銀河眼の光子竜皇 ATK9200


素良「こ――攻撃力、9200……ッッ!!?」

カイト「紫雲院素良!懺悔の用意は出来ているか!!」

カイト「今まで斃れてきた仲間の無念、仲間の怒り!」

カイト「全てを込めたこの一撃で――消え失せろ!!」


カイト「 エ タ ニ テ ィ ・ フ ォ ト ン ・ ス ト リ ー ム ! ! ! 」



―――――――――――――――――――――――



素良が無残な姿で発見されました

素良「うわああああああああああぁぁぁぁあああああ!!!!?」LP8000→7500→0 ピーッ!



出掛けてくるデス
続きは夜やるのデス

四日目:


カイト「結果は出すと言ったはずだ――ッ!」

カイト「素良を仕留めた。これで残るアカデミアはあと一人……!」

吹雪「そ、それは本当かいカイトくん!?」

斎王「よし!良い働きだカイト!」

カイト「ああ。そして恐らく、最後のアカデミアはニセ占い師――狂人であるベクターに占いで庇われている十代、もしくはデニス!この二人の内のどちらかだ!」

デニス「おいおい!随分いきなりじゃないかカイト!」

十代「そうだぜ!俺はアカデミアなんかじゃない!」

ベクター「んー、カイトぉ。それなんだけどよぉ……」

ベクター「俺からすりゃあ、結局お前がアカデミアだってのは変わらねえんだよなぁ?」

ベクター「つーかよぉ、俺の事を身を挺して守ってくれてた素良きゅんがカードにされちまったんだ」

デニス「寧ろ、本物のレジスタンスである素良を始末して、一安心……という所かな?アカデミアのカイトくん?」

ベクター「そうそう!そういう事だよなぁ?」

鬼柳「御託は良い。それで斎王とベクターは今日は誰を占ったんだ?」

斎王「――私はベクターだ。そろそろあのニセモノの正体を断定しておきたいと思ったのでな」

斎王「結果は、○……ベクターはアカデミアではないようだ。つまり、あのニセ占い師はただの狂人だな」

斎王「カイト。君の意見と同意見だ」

十代「所でカイト。どうしてカイトはベクターが狂人だって分かったんだ?」

カイト「それは、昨日の晩に俺はベクターを護衛していたからだ」

斎王「何ッ!?」

カイト「結果、ベクターを始末しようとアカデミアである素良が現れ。それを俺が撃退した」

カイト「ベクターは俺をアカデミアだと言い張った。それを見たアカデミアである素良はベクターを始末しようとしたのだろう」

十代「ん?どうして素良がベクターをカードにしようとしたんだ?素良はベクターから見れば本物のレジスタンスだろ?」

カイト「用済み、という事だろう。俺をアカデミアだと言い張った直後、ベクターがカードにされる――」

カイト「そうなれば、まるで俺がアカデミアだとバレたから真の占い師であるベクターを始末した……そんな風に見えるからな」

デニス「成る程。確かに筋は通ってるね」

鬼柳「矛盾らしい矛盾も見当たらないな……その場合、斎王が真の占い師だという事になるが」

斎王「最初からそうだと言っているだろう」

ベクター「おいおいちょっと待て!お前等何アカデミアの言う事を信じてんだ!?」

ベクター「カイトはアカデミアだってもう判明してんだよ!この真の占い師であるお・れ・が!占ったんだからな!」

斎王「ほう。では自称占い師であるベクター。君は今日は一体誰を占ったのだ?」

ベクター「ジャンジャジャーン!ベクター占いその4ー!」

ベクター「俺が今日占ったのは、吹雪の野郎だ!」

ベクター「吹雪はまだ占ってないし、誰にも占われてねぇ。息を潜めてる最後のアカデミアなんじゃねえかなかー、って思った訳だ!」

ベクター「結果はあらまビックリー!なーんと●!吹雪が最後のアカデミアだったって訳だー!」

吹雪「僕がアカデミアだって!?」

十代「吹雪さん……俺、信じてたのに……!」

吹雪「十代くぅーん!?違うよ僕ただの村人だよぉ!?」

デニス「……んんー?」

鬼柳「――今日は、どちらにしろ吹雪をカードにするしかないな」

吹雪「どうしてっ!?」

デニス「カイトや斎王の言う事が真実なら、アカデミアはもう最後の一人になってる。なら、まだ占われていない正体不明の吹雪さん、貴方がアカデミアの可能性も否定出来ない」

デニス「まっ。それと同時に僕や十代くんもアカデミアって線も出てきちゃうんだけどね!」

デニス「逆にベクターの言う事が真実なら……まだアカデミアが二人も残っている」

デニス「吹雪さんがアカデミアだって結果が出てるし、現状吹雪さんは黒に近いグレーなんだよねえー」

鬼柳「……カードにされてもやむなし、か」

吹雪「…………そ、そんな目で見ないでくれ!!」

吹雪「僕は村人だ!ベクターがニセ占い師だったんだ!だから僕は悪くない!!アカデミアなんかじゃないんだ!!」



投票開始:

十代→吹雪
吹雪→ベクター
斎王→吹雪
鬼柳→吹雪
カイト→吹雪
ベクター→吹雪
デニス→吹雪



村民会議の結果、吹雪がカード化されました

吹雪「助けてアスリーン!!!?」


―――――――――――――――――――――――




十代が無残な姿で発見されました

十代「――――――――!!!貴様ぁぁぁぁあああああ!!!!」LP4000→1500→0 ピーッ!




五日目:


鬼柳「とうとう、このサティスファクションタウンの住人も五人になっちまった……か」

ベクター「ジャンジャジャーン!ベクター占いその5ー!」

ベクター「……って言ってもよぉー。もう俺、アカデミアを全員見付けちゃったしー」

ベクター「吹雪の奴はカードにしてやったから、後はカイトをカードにしちまえばめでたしめでたしー」

ベクター「あ、占いはする意味無いだろうけど斎王を占っておいたぜー。当然○、ほれみろ狂人じゃねーか」

カイト「……済まない、斎王」

斎王「カイト、君はよく頑張ってくれた……この結果に、私が文句を付けられるはずがない」

斎王「私が今日、占ったのは十代だ……結果は、○……」

斎王「だが、それを伝える前に十代はカードにされてしまったようだな」

鬼柳「……斎王とベクター、両方から村人判定か……十代は本当にただの村人だったんだな……」

鬼柳「それが今更分かった所で、十代はカードにされてしまった後だが……」

斎王「だが、その犠牲は無駄ではない」

斎王「お陰で、私の占い結果をこうして全員に届ける事が出来た」

ベクター「だーかーらーよー!カイトをカードにしちまえば全て丸く収まるって言ってんだろうがよぉー!」

ベクター「ア・イ・ツ・が!最後のアカデミア!俺達の敵なんだからよぉー!!」

デニス「――――あれ?」

鬼柳「どうしたデニス?」

デニス「いや、その……もしかして、今日カイトをカードにして、明日僕がカードになれば……決まりなのかなー、って思ってね」

鬼柳「……どういう意味だ?」

デニス「その、さ……斎王が占った結果は、カーリーさんが○、鬼柳が○、素良が●でアカデミア、そしてベクターが○で狂人……」

デニス「これに加えて、今日十代が○だっただろう?カイトは調べてないけど、素良が●だった時点でカイトは限りなく本物のレジスタンスだ」

デニス「ならもう、消去法で僕しかアカデミアの可能性がある人物が残らないじゃないか」

ベクター「ちょっ!?おいおいデニスちゃーん!何言っちゃってくれちゃってる訳!?」

ベクター「俺が本物の占い師な訳!信じろよお前等!?」

デニス「ベクター、少し静かにしててくれないか?」

ベクター「ふざっけんな!目の前にアカデミアがいるのに――」

デニス「――今日、カードにするのはカイトだ。そこは変わらない」

ベクター「何……?」

デニス「今の時点では、斎王かベクター……どっちが本物の占い師なのかは分からない」

デニス「でも、どっちが本物の占い師なのか、それをハッキリさせる方法が一つだけある」

鬼柳「――そうか!カイトをカード化か!」

デニス「ご名答。ベクターが本物の占い師なら、カイトをカード化した時点でゲームセット。僕達の勝ちって訳だ」

デニス「だがもし、カイトをカード化して尚犠牲者が出るなら――その時点でベクターは破綻。ニセ占い師だって事が確定する」

デニス「そうなっちゃったら、ま。僕が最後のアカデミアだったって事になるね」

デニス「その時は仕方ない、大人しくカードにされるしか無いね」

鬼柳「……確かに、そうなのかもしれないな」

カイト「――待て、鬼柳。一つ肝心な事を忘れていないか?」

鬼柳「肝心な事、だと?デニスの話に矛盾らしき矛盾は見当たらないが……」

カイト「確かに、デニスの話に矛盾は無い。だが、一つだけ大きな問題点があるんだ」

鬼柳「問題だと?」

斎王「――人数、だな」

カイト「そうだ。もう俺達は五人しかいない。これが問題なんだ」

デニス「……何が問題だっていうんだい?」

カイト「今日、俺をカードにしたとしよう。俺がアカデミアなら確かにこれで終わり、何も問題は無い。問題は、終わらなかった場合だ」

斎王「――終わらなかった場合、更にアカデミアが追加で誰かをカードにする。その場合、カード化するのは当然、自分にとって有利に働く相手を除いたもう一人だ。これは分かるな?」

鬼柳「――――!!」カーン!

鬼柳「不味い――!狂人が残る!!」

デニス「…………」

カイト「そうだ。その場合、間違いなくアカデミアは狂人を残すだろう」

カイト「そうなれば最後。明日はアカデミア、狂人、残りの村人陣営の誰か――という構図が完成する」

鬼柳「嬲り殺し……一貫の終わり、だな」

カイト「それを避ける方法が一つだけある」

斎王「……私かベクター、どちらかの占い師をカードにするのだ」

ベクター「ああ!?」

カイト「もう、この人数にこの占い結果となれば……占い師のするべき仕事は何も無いんだ……」

カイト「ここまでくればもう、占い師はただの村人と同じ。守る意味も、無い……」

カイト「――鬼柳。ここが、ラストターンだ」

鬼柳「ラストターン、だと?」

カイト「今ここで俺と斎王、もしくはベクターとデニス。どちらを選ぶか決めるしかない」

カイト「占い師をカード化する。これが今日の確定事項だ」

カイト「斎王を選ぶというなら、ベクターを信じるという事だ。逆にベクターを選ぶなら、斎王を信じる事になる」

カイト「斎王をカード化した場合、デニスは俺か鬼柳を襲うだろう」

カイト「だがその場合、俺は鬼柳、お前を護衛する。どの道、俺はデニスと戦う事になる」

デニス「……ベクターをカード化したなら、カイトは鬼柳、もしくは僕の内どちらかを襲うねぇ」

デニス「斎王はカイトとズブズブみたいだし。その場合だと最後に残るのは斎王とカイト、それに加えて僕か鬼柳のどっちかって事になるね」

デニス「そうなったら、さっき言った状況と同じになるんじゃないかな?」

斎王「その通りだ。だから、ここが運命を分かつラストターンなのだ」

カイト「斎王の占いかベクターの占いか。どっちを信じるか、だ」

デニス「おっと。残念だけどここで時間みたいだね。後は、鬼柳がどうするか……それに委ねるとしましょうか」

―――――――――――――――――――――――


鬼柳(デニスもカイトも、その言い分に矛盾らしき矛盾は見付けられなかった)

鬼柳(一か八かで選ぶのであらば、確率は二分の一……)

鬼柳(掛け金は、俺を含めたサティスファクションタウンの無辜の民全員の命――)

鬼柳(せめて何処かに綻びが見付かれば……)

鬼柳(――待て)ハッ!


初日投票:
セレナ→カイト


鬼柳(何故セレナは、カイトに票を入れたんだ……!?)

鬼柳(カーリーの言葉が真実なら、セレナはアカデミアのはず――)

鬼柳(!そうか、そういう事か……!ならば、俺が入れる相手は――!!)


―――――――――――――――――――――――


斎王→ベクター
鬼柳→ベクター
カイト→ベクター
ベクター→斎王
デニス→斎王



村民会議の結果、ベクターがカード化されました

ベクター「ジャンジャジャーン!今明かされる衝撃の真ぐおおおおおおおおおお!!!?」





―――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――

―――――――――――――


一日目の夜


デニス「セレナ、彼女に演技を期待するのが野暮だとは分かっているけど、もう少し上手く立ち回って欲しかったな」

素良「それでどうする?まさか一日目で一人減らされるなんて流石に予想してなかったけど」

デニス「確か、アカデミアである僕達が村人と同数になれば勝ち……だったね?」

素良「あの目障りなレジスタンスはどうする?あのカイトって奴を放って置くと僕達の活動に支障が出そうだけど」

デニス「そうだね……何時かは始末したい所だけど、彼は大人しくカード化されてくれなさそうだからねぇ。今は後回しだ」

素良「じゃ、カイトは一時保留っと。それじゃ、一番最初にカード化するのはやっぱり、アカデミアかどうかが分かるっていう斎王とベクターのどっちかって事で良いのかな?」

デニス「それでも良いんだけど、多分その行動はレジスタンスであるカイトには読まれてるんじゃないかな?」

デニス「多分、カイトが護衛するのはその二人の内のどっちかだと思うんだ」

デニス「早々にセレナが退場しちゃったからね。いきなりアカデミアが二人と絶対絶命だ」

デニス「占い師が二人だから必ずしもカイトが本物の占い師を守れるとは限らないけど。そんな賭けに今乗るのは得策じゃないと思うよ?」

素良「それもそうか……それに、占い師が二人っていう時点で、どっちか一人は占い師を語る狂人なのは目に見えているしね」

デニス「なら無難に、今は村人の数を減らす方向で良いんじゃないかな?そして狙うのは、発言力の強い人である事が望ましいね」

デニス「ただ村人達には、出来れば船頭を失った有象無象であって欲しいね。その方が、こっちとしては動き易いし」

素良「ただ、それだと占い師を放置する事になるよ?もし僕達が狙われたら、アカデミアだってバレちゃうけど」

デニス「……多少のリスクは覚悟の上さ。今は息を潜めて、占い師含め村人全員に怪しまれないようにしないとね」

素良「じゃ、僕もレジスタンスの振りに徹するね」

デニス「とりあえず、今日始末するのは――」

一日目の夜


素良「僕のターン、ドロー!」

海馬「何ィ!?貴様!一体何処から――」

素良「僕は手札から、沼地の魔神王のモンスター効果発動!」

素良「このカードを手札から捨てて、デッキから融合を手札に加えるよ!」

素良「更に手札からファーニマル・ベアのモンスター効果発動!」

素良「このカードを墓地に送って、デッキから永続魔法、トイポットをフィールドにセット!そして、そのままトイポットを発動!」

素良「手札からエッジインプ・ソウを召喚!モンスター効果発動!」

素良「手札のファーニマル・ウィングを捨てて、デッキから2枚ドロー!」

素良「その後、僕は手札1枚をデッキの一番上に戻すよ。コレにしよっと」

素良「そしてフィールドのトイポットの効果発動!」

素良「手札を1枚捨てて、デッキから1枚ドロー!」

素良「そしてドローしたカードがファーニマルモンスターなら、フィールドに特殊召喚だ!」

素良「僕がドローしたのは、ファーニマル・オウル!よって手札から特殊召喚!」

素良「ファーニマル・オウルの効果発動!このカードが特殊召喚に成功した事で、僕はデッキから魔法カード、融合を手札に加える!」

素良「そして墓地からファーニマル・ウィングのモンスター効果発動!」

素良「僕の場にトイポットが存在する時、墓地のこのカードとファーニマル・ベアを除外してデッキから1枚ドロー!」

素良「更に、トイポットも墓地へ送ってもう1枚ドロー!」

素良「墓地へ送られたトイポットの効果発動!僕はデッキから、エッジインプ・シザーを手札に加える!」

素良「そして手札から魔法カード――融合!」

素良「僕は手札のエッジインプ・シザーとファーニマル・キャット、フィールドのファーニマル・オウルを融合!」

素良「融合召喚!現れ出ちゃえ!すべてを引き裂く魔狼の牙!デストーイ・シザー・ウルフ!!」

素良「融合素材となったファーニマル・キャットのモンスター効果発動!僕は墓地から、融合を手札に加える!」

素良「――さてと。まだまだやろうと思えばモンスターを出せるんだけど、これ位にしておこうかな?」

素良「デストーイ・シザー・ウルフは、融合素材にしたモンスターの数だけ攻撃する事が出来る!」

素良「融合素材は3体――!バトルだ!デストーイ・シザー・ウルフで、社長にダイレクトアタック!!」

素良「特に恨みは無いんだけど、下手に発言力があった社長が悪いんだよ?バイバーイ」



―――――――――――――――――――――――





海馬社長が無残な姿で発見されました

海馬「何故だああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」LP4000→2000→0 ピーッ!




二日目の夜


デニス「――ふぅー!流石に冷や汗を掻いたね!」

素良「恐れてた事が起きちゃったからね……でも、結果的に見れば僕達に有利な展開になったんじゃないかな?」

デニス「ベクターって占い師、あれは狂人だね。間違いない」

素良「そうだね。セレナがカードにされちゃった以上、もう嘘を付く意味があるのなんて狂人しかいないからね」

デニス「占いの追求をかわして、狂人が誰かを掴めた……セレナを早々に失っちゃったけど、この流れで一気にイーブン位には持ち込めるかな?」

素良「とりあえず、ベクターはこのまま好きに暴れさせておこうか。よっぽど不自然にならない限り、ベクターはなるべく庇う方向で良いよね?」

デニス「それで良いと思うよ。さて、次は誰をカードにしてあげようか?」

素良「……それなんだけどさ。そろそろ村人じゃなくて役職持ちを狙った方が良いと思うんだ」

デニス「へぇ。理由は?」

素良「ベクターを暴れさせるなら、真偽はともかく、占い結果が二倍の速度で出てくるだろう?」

素良「もう既に二回も占ってる訳だし、僕達二人がさり気なく庇うにしても、ベクターの破綻は近いと思うんだ」

素良「一番カードにしてやりたいのは真の占い師である斎王なんだけど……それは流石に、カイトが許してくれないと思うんだ」

素良「だから、今日は霊媒師を仕留める。それで良いかな?」

デニス「……まぁ、悪くはないかな?」

デニス「確かに斎王はカイトがガッチリガードしてそうだし。霊媒師を仕留めて占いの真偽を分からなくさせるってのは良いかもね」

素良「良し。なら、今日は霊媒師を狙うよ!」



―――――――――――――――――――――――




カーリーが無残な姿で発見されました

カーリー「いやああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」



三日目の夜


デニス「……参ったね。遂に素良にアカデミア疑惑が掛けられたね」

素良「ま、何時かはこうなると前に出た時から分かってたさ」

素良「多分、最終的には僕はカードにされる。それが遅いか早いかの違い、そうでしょ?」

デニス「それはまぁ、そうだろうけどね……」

素良「なら、僕がする事はその時がなるべく遅くなるように、デニスの存在をギリギリまで僕の後ろに隠しておく」

素良「だから、僕がカードにされたなら。その後は頼んだよ?」

デニス「おいおい不吉な事は言わないでくれよ?それ、死亡フラグってヤツだよ?」

素良「そうかもしれないね……所で、今日は誰をカードにしちゃう?」

デニス「そうだね……そろそろ占い師を狙いたいんだけど……恐らくカイトも斎王の護衛を外してはくれないだろうね」

デニス「ベクターがカイトをアカデミアだって言ってしまったから、カイトはベクターがニセ占い師だって事にはもう気付いたはずだ」

デニス「だからもう、カイトは間違ってもベクターを護衛したりはしない。これからはカイトが守るのは、斎王一人に絞るはずだ」

デニス「霊媒師がいなくなった以上、もうカイトが守るべき価値のある人物は真の占い師である斎王以外にいないだろうからね」

デニス「だから――」


―――――――――――――――――――――――



素良が無残な姿で発見されました

素良「うわああああああああああぁぁぁぁあああああ!!!!?」LP8000→7500→0 ピーッ!




四日目の夜


デニス「――これで、とうとう残ったアカデミアは僕一人だけかぁ」

デニス「僕が負けたら、全てがご破算。もう後が無いなぁ、辛いなぁ」

デニス「……でも。そんな状況から華麗に大逆転してこそ、エンターテイナーって奴だよね」

デニス「さーて、それじゃあそろそろ僕も」

デニス「本気出しちゃおうかなぁ?」クワッ!

デニス「夜更けのエンターテイメント……実に絵になるじゃあないか……」

十代「で、デニス――!?何で……」

デニス「それじゃあ行かせて貰うよ!僕のターン、ドロー!」

十代「くそっ……!そうか!お前が最後のアカデミアだったのか!!」

デニス「僕は手札から、魔法カード、おろかな埋葬を発動!」

デニス「デッキからモンスター1体を墓地へ送る!僕はEmトリック・クラウンを墓地へ送る!」

デニス「墓地へ送られたトリック・クラウンのモンスター効果発動!このカードが墓地へ送られた時、墓地から特殊召喚できる!」

デニス「但し、この効果で特殊召喚されたトリック・クラウンは攻撃力・守備力が0となり、更に僕は1000ポイントのダメージを受ける!」LP8000→7000

デニス「そして手札からEmダメージ・ジャグラーを通常召喚!」

デニス「僕の場にモンスターが2体以上存在する事で、手札からEmハットトリッカーを特殊召喚出来る!」

デニス「さあおいで!2体のハットトリッカー!」

デニス「僕は、レベル4のハットトリッカー2体でオーバーレイ!」

デニス「Show Must Go On!天空の奇術師よ、華やかに舞台を駆け巡れ!」

デニス「エクシーズ召喚!現れろ!ランク4!」


デニス「 E m ト ラ ピ ー ズ ・ マ ジ シ ャ ン ! 」


十代「くっ……!」

十代(だが、俺の手札にはガガガガードナーがある!)

十代(このターンの攻撃をこれで防げれば――!)チラッ


十代手札:ヒーローアライブ


十代(このターンさえ耐えられれば、どうにでもなる!!)

デニス「――とか何とか、考えちゃってるんだろうね」

十代「!?」

デニス「残念だけど、このターンさえ防げば……なんてのは存在しないよ」

デニス「僕は!レベル4のEmダメージ・ジャグラーとEmトリック・クラウンの2体でオーバーレイ!」

デニス「2体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」

デニス「現れろ!No.39 希望皇ホープ!」

デニス「そして希望皇ホープを素材にし、シャイニングエクシーズチェンジ!」

デニス「一粒の希望よ!今、電光石火の雷となって闇から飛び立て!現れろ、SNo.39!!」


デニス「 希 望 皇 ホ ー プ ・ ザ ・ ラ イ ト ニ ン グ ! ! 」


デニス「トラピーズ・マジシャンのモンスター効果発動!」

デニス「このターン、このカード以外のモンスター1体を選択し、そのモンスターに2回連続攻撃を与える!」

デニス「僕は、ホープ・ザ・ライトニングを選択!」

デニス「バトル!希望皇ホープ・ザ・ライトニングで、十代へダイレクトアタック!!」

デニス「希望皇ホープ・ザ・ライトニングが攻撃する時、相手は魔法・罠・モンスター効果を発動する事が出来ない!」

デニス「それでは、これにて幕引きでございます……さあ!拍手喝采でお願い致します!」


デニス「 ホ ー プ 剣 ラ イ ト ニ ン グ ・ ス ラ ッ シ ュ ! ! 」




―――――――――――――――――――――――




十代が無残な姿で発見されました

十代「デニスうううぅぅ!!!貴様ぁぁぁぁあああああ!!!!」LP4000→1500→0 ピーッ!







―――――――――――――

――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――


五日目の夜


デニス「――鬼柳は、斎王を信じたみたいだね」

カイト「そうだ。これで決着だ」

カイト「仮に俺がここで倒れようと、斎王は明日、お前をカードにするべく選ぶ。鬼柳も、斎王を選んだ以上デニス。お前を選ぶはずだ」

デニス「……これってもしかして、詰みって奴かなぁ?」

カイト「ああ、その通りだ」

デニス「うーん、参ったなぁ。僕はミスらしいミスをした覚えが無いのに。どうしてこうなっちゃったのか、ねえ?」

カイト「このまま大人しく投降しろ。そうすれば――」

デニス「エンターテイナーは勝負を投げたりしないさ」

デニス「観客がキミだけってのが少々残念だけど……僕のエンタメデュエル、存分に味わって行ってくれたまえ!!」

カイト「――その気は無し、か。ならば――」


カイト&デニス『 デ ュ エ ル ! ! ! 』


カイト「俺のターン!」

カイト「俺は、手札の銀河戦士のモンスター効果発動!」

カイト「手札から光属性モンスター、銀河眼の光子竜を墓地へ送り、このモンスターを手札から特殊召喚する!」

カイト「更に銀河戦士のモンスター効果!」

カイト「このカードが特殊召喚に成功した時、デッキからギャラクシーと名の付くモンスターを1体、手札に加える!」

カイト「俺は二枚目の、銀河戦士を手札に加える!」

カイト「そして、俺の場に銀河戦士がいる事で、手札の銀河騎士はリリース無しで召喚する事が出来る!」

カイト「この効果で召喚された銀河騎士は攻撃力が1000ダウンさせる事で、墓地の銀河眼の光子竜を特殊召喚できる!」

カイト「――闇に輝く銀河よ、希望の光になりて我が僕に宿れ!」

カイト「光の化身、ここに降臨!現れろ――!」


カイト「 銀 河 眼 の 光 子 竜 ! 」


カイト「そして、レベル8の銀河眼の光子竜と銀河騎士で、オーバーレイ!」

カイト「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」

カイト「我が記憶に眠る二つの希望!その希望を隔てし闇の大河を貫き今、その力が一つとなる!エクシーズ召喚!!!現れろ、No.38!!」


カイト「 希 望 魁 竜 タ イ タ ニ ッ ク ・ ギ ャ ラ ク シ ー ! ! 」


カイト「更に!俺の場にレベル5以上のギャラクシーモンスターが存在する時、魔法カード、銀河遠征を発動出来る!」

カイト「デッキからレベル5以上のフォトン、またはギャラクシーと名の付くモンスター1体を特殊召喚出来る!」

カイト「現れろ!2体目の銀河眼の光子竜!!」

カイト「更にリバースカードを1枚セットし、ターンエンド!!」

デニス「おやおや、まだ1ターン目だってのに随分と手酷く盤面を固めちゃって……」

カイト「黙れ!何がエンタメデュエルだ!貴様の所業のせいで、一体どれだけの仲間がカードにされたと思っている!?」

カイト「明日の日の目を待つまでもなく、ここで俺がお前を討つ!」

デニス「そうカリカリしないでよ。僕のターン、ドロー!」

デニス「Ladies and gentlemen!さぁ、僕の目の前に立ち塞がるは強力な能力を有した強大なモンスター!」

デニス「この壁を、見事乗り越えましたら拍手をお願い致します!」

デニス「僕は、スケール1のEMモンキー・ボードで、ペンデュラムスケールをセッティング!」

デニス「――まあ、ペンデュラムスケールを用意する前に、まずはモンキーボードのペンデュラム効果発動――」

カイト「させるか!ここで俺は希望魁竜タイタニック・ギャラクシーのモンスター効果発動!」

カイト「1ターンに1度、フィールド上で魔法カードの効果が発動した時、その効果を無効にし、そのカードをこのカードのオーバーレイユニットにする!」


カイト「 消 滅 の ス ケ イ ル ズ ・ ス ト ー ム ! 」


カイト「ペンデュラムモンスターはペンデュラムゾーンでは魔法カードとして扱う!モンキーボードの効果は使わせない!」

デニス「おおっとこれは不味い!これではペンデュラム召喚が出来ないじゃあないか!?」

デニス「――でも、その魔法を無効にするモンスター効果は、これでもう使えないよね?」

デニス「それじゃあ僕は手札から魔法カード、天使の施しを発動!」

デニス「デッキから3枚ドローし、その後手札から2枚捨てる。悪いねカイト、モンキーボードは囮さ。こっちが本命……!」

デニス「僕は、今捨てたEmトリック・クラウンのモンスター効果発動!」

デニス「このカードが墓地へ送られた時、墓地から特殊召喚できる!」

デニス「但し、この効果で特殊召喚されたトリック・クラウンは攻撃力・守備力が0となり、更に僕は1000ポイントのダメージを受ける!」LP8000→7000

デニス「更に!僕が効果ダメージを受けた事で、墓地のH・C サウザンド・ブレードを墓地から特殊召喚出来る!」

デニス「続けて!フィールドにモンスターが2体以上存在する事で、Emハットトリッカーは手札から特殊召喚出来る!」

デニス「僕はレベル4のEmハットトリッカー、サウザンド・ブレード、トリック・クラウンの3体で、オーバーレイ!」

デニス「エクシーズ召喚!現れろ!No.16!」


デニス「 色 の 支 配 者 シ ョ ッ ク ・ ル ー ラ ー ! 」


カイト「させるか!!ここでリバースカードオープン!!」

デニス「!!?」

カイト「俺の場に銀河眼の光子竜が存在する事で、このカードは相手ターンでも発動可能となる!速攻魔法!」


カイト「 破 滅 の フ ォ ト ン ・ ス ト リ ー ム ! 」


カイト「フィールド上のカード1枚を選択し、そのカードをゲームから除外する!!」

カイト「発動封鎖などさせるか!そのまま朽ち果てろ!!ショック・ルーラー!!!」

デニス「くっ――!まさかそこまで凶悪なリバースカードだったとは――!」

デニス「流石に、少しだけ計算が狂ったかな……」

デニス「――少しだけ、なんだけどね!」クワッ!

デニス「僕は!魔法カード、苦渋の選択を発動!!」

デニス「デッキから5枚のカードを選び、相手はその中から1枚を選択して僕の手札に加える!残りは全て墓地へと送られる!」

デニス「僕が選ぶカードは、この5枚だ!さぁ、好きなカードを選びたまえカイト!!」


デニス選択:
EMギタートル
Emダメージ・ジャグラー
Emヒグルミ
EMドクロバット・ジョーカー
BF-精鋭のゼピュロス


カイト「――!!?」

カイト(ふざ、けるな――!!?こんなもの、どれを選んでも――)

カイト「くっ…………!なら、俺は、BF-精鋭のゼピュロスを選択する……ッ!!」

デニス「ふふっ。ありがとうカイト……!最高の選択だよ……!!」

デニス「墓地のEmダメージ・ジャグラーを除外し、モンスター効果発動!」

デニス「デッキからEmダメージ・ジャグラー以外のEmモンスター1体を手札に加える!」

デニス「僕はデッキから、2体目のEmハットトリッカーを手札に加える!」

デニス「そしてBF-精鋭のゼピュロスを通常召喚!加えて、手札からEmハットトリッカーも特殊召喚!」

デニス「更にィ!ライフを1000支払い、魔法カード、簡易融合を発動!!」LP7000→6000

デニス「エクストラデッキから、レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚する!」

デニス「融合召喚!!現れろ!旧神ノーデン!!!」

デニス「旧神ノーデンのモンスター効果発動!」

デニス「このモンスターが特殊召喚に成功した時、墓地からレベル4以下のモンスター1体の効果を無効にして特殊召喚出来る!」

デニス「僕は、Emハットトリッカーを特殊召喚!」

デニス「さあ、これで準備は整った!!改めて行かせて貰うよ!!」

デニス「僕はレベル4のEmハットトリッカー、BF-精鋭のゼピュロス、旧神ノーデンの3体で、オーバーレイ!」

デニス「エクシーズ召喚!現れろ!ランク4!」


デニス「 星 守 の 騎 士  プ ト レ マ イ オ ス ! 」


デニス「さあ!星守の騎士 プトレマイオスのモンスター効果発動!」

デニス「オーバーレイユニットを3つ全て使い、このカードよりランクが一つ上のエクシーズモンスターへとランクアップさせる!!」

デニス「ランクアップエクシーズチェンジ!!現れろ!ランク5!サイバー・ドラゴン・ノヴァ!!」

デニス「更に!このカードはサイバー・ドラゴン・ノヴァを素材とする事でエクシーズ召喚を行う事が可能!」

デニス「ランクアップエクシーズチェンジ!!現れろ、ランク6――!!」


デニス「 サ イ バ ー ・ ド ラ ゴ ン ・ イ ン フ ィ ニ テ ィ ! ! 」


デニス「サイバー・ドラゴン・インフィニティのモンスター効果発動!」

デニス「1ターンに1度、攻撃表示で存在するモンスター1体をこのカードのオーバーレイユニットとして加える!」

デニス「さあ!僕の舞台へ上ると良い!希望魁竜タイタニック・ギャラクシー!!」

カイト「俺のモンスターが――ッッ!!」

デニス「そしてここで、僕は手札からスケール2のEMダグ・ダガーマンをペンデュラムスケールにセッティング!」

デニス「EMダグ・ダガーマンのペンデュラム効果!」

デニス「僕は墓地へ送られた、EMドクロバット・ジョーカーを手札に戻させて貰うよ!」

デニス「更にペンデュラムゾーンのダグ・ダガーマンを手札に戻し、墓地のBF-精鋭のゼピュロスの効果発動!」

デニス「このカードを墓地から特殊召喚し、僕は400ポイントのダメージを受ける!」

デニス「――が!ここでEmハットトリッカーの効果!」

デニス「このカードにEmカウンターを乗せる事で、僕が受けるダメージを0にする!」

デニス「僕はレベル4のBF-精鋭のゼピュロスとEmハットトリッカーでオーバーレイ!」

デニス「エクシーズ召喚!現れろ、ランク4!鳥銃士カステル!」

デニス「オーバーレイユニットを全て使い、鳥銃士カステルのモンスター効果発動!」

デニス「このカード以外の表側表示のカード1枚をデッキへと戻す!」

デニス「さあ僕の華麗な舞台に茶々を入れる銀河眼の光子竜には、観客席から御退場願おうか!!」

デニス「バトルだ!鳥銃士カステルで銀河戦士を攻撃!」

デニス「続けて!サイバー・ドラゴン・インフィニティでカイトへダイレクトアタック!!」

カイト「ぐあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!」LP8000→5300

デニス「さあ、僕はリバースカードを1枚セットし、これでターンエンドだ!」

デニス「次は君が観客を魅せる番だ!さあ、早く早く!」

デニス「この状況を見事引っ繰り返してみせたまえ!!」

カイト「お、俺の……ターン……ドロー……」

カイト「――くっ……ターン、エンド……」

デニス「……やれやれ、僕のターン、ドロー!」

デニス「君には失望したよ。もう逆転の手は残ってないなんてねえ」

デニス「なら、最後は派手に散ると良い!フィナーレの花火は、君の命で彩らせて貰うよ!!」

デニス「僕は手札から、EMドクロバット・ジョーカーを召喚!」

デニス「ドクロバット・ジョーカーのモンスター効果発動!このカードの召喚に成功した事で、デッキからEMペンデュラム・マジシャンを手札に加える!」

デニス「更に、僕は手札からEmハットトリッカーを特殊召喚!」

デニス「僕は、レベル4のハットトリッカーとドクロバット・ジョーカーでオーバーレイ!」

デニス「Show Must Go On!天空の奇術師よ、華やかに舞台を駆け巡れ!」

デニス「エクシーズ召喚!現れろ!ランク4!」


デニス「 E m ト ラ ピ ー ズ ・ マ ジ シ ャ ン ! 」


デニス「トラピーズ・マジシャンのモンスター効果発動!」

デニス「このターン、このカード以外のモンスター1体を選択し、そのモンスターに2回連続攻撃を与える!」

デニス「僕は、サイバー・ドラゴン・インフィニティを選択!」

デニス「バトルだ!サイバー・ドラゴン・インフィニティで、カイトへダイレクトアタック!!」

カイト「ぐうううううぅぅッッ――!!」LP5300→2600

カイト「俺は、手札からトラゴエディアのモンスター効果発動――」

デニス「華やかなフィナーレに水を差す無粋な輩には御退場願おう!!」

デニス「サイバー・ドラゴン・インフィニティの効果発動!」

デニス「オーバーレイユニットを1つ使い、1ターンに1度、カードの効果を無効にし破壊する!!」

デニス「さあ追撃だ!サイバー・ドラゴン・インフィニティで再びカイトへダイレクトアタック!!」

カイト「ぐあっ――――!!?」LP2600→100

デニス「おやおや、ライフ100で踏み留まったみたいだね」

デニス「ここから華麗に逆転すればさぞかし盛り上がるんだろうけど……」

デニス「君の手札は1枚。ねえカイト、その最後の手札は銀河戦士だろう?」

デニス「つまり、君はここでカードになる!その運命は変わらない!!」

デニス「さあ!華麗なるフィニッシュを決めるのは勿論このモンスター!」

デニス「トドメだ!Emトラピーズ・マジシャン!!カイトへダイレクトアタック!!」





カイト「例え、俺がここで敗れようと――俺の、俺達の勝ちに変わりは、無い――ッ!!」LP100→0 ピーッ!



ピラッ...

デニス「――さて。以前の融合次元での船上の戦い……その雪辱は雪がせて貰ったよ」

―――――――――――――――――――――――



カイトが無残な姿で発見されました

カイト「ハルトオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォ!!!」LP8000→5300→2600→100→0 ピーッ!




六日目:


鬼柳「……」

斎王「カイト……」

鬼柳「――さて、デニス。申し開きはあるか?」

デニス「――ふっ、はは、はははははははは!!」

デニス「バレちゃったなら仕方ないね」

デニス「だけど、僕は僕のした事に後悔なんて微塵も無い!」

デニス「そして、君達に倒される気もさらさら無いよ……!」

斎王「何をする気だ!?」

デニス「イリュージョンさ!僕が魅せる最後のエンタメ!」

デニス「この身が見事カードに変わりましたら御喝采!」

―――――――――――――――――――――――



デニスが無残な姿となりました

デニス「これにて終了!大団円でございます!!」



アカデミアが全滅しました


 村 人 陣 営 の 勝 利 で す ! 



―――――――――――――――――――――――

役職一覧:


第一被害者:ユート
村人:城之内、海馬、十代、吹雪、クロウ、鬼柳
占い師:斎王
霊媒師:カーリー
狩人:カイト
狂人:ベクター
人狼:素良、セレナ、デニス



―――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――

―――――――――――――

終了後:


素良「あーあ、負けちゃったなあ」

デニス「僕なりに頑張ってはみたんだけどねぇ」

セレナ「まったく、なさけないぞおまえたち」

素良「……」

デニス「……」

カイト「デニス……貴様……そのデッキは、一体何だ……!!?」

デニス「ああ、これかい?今のカードを組み込みながら僕なりにアレンジしたEMEmさ!」ニコニコ

デニス「デュエリスト・アドベントという強力なサーチも増えたし、これなら行けると思ったんだよねー」

デニス「今だと十二獣も入れるのがトレンドなんだろうけど、いわゆるプトレノヴァインフィニティなんか入れてるからエクストラが狭くて仕方ないんだよねぇ」

デニス「ノーデンもいるし、チェインだって必要だ。泣く泣く十二獣を切ったよ。本当は是非とも入れたかったんだけどね」

ベクター「デュエルでどれだけ勝っても、最後の最後で負けてちゃ何の意味もねえだろうがよお!」

城之内「うわー……デニスのデッキが想像以上に酷くてドン引きだぜ……」

クロウ「インチキ効果も好い加減にしろ!」

吹雪「適当に詰めたんじゃなくて、ちゃんと自然な形で禁止カードを投入出来てるのがまた酷いねえ……」

海馬「この俺がここまで早々に退場させられたのは納得出来ん!!」

素良「ごめんねー。社長ってばかなり発言力が強そうだったからさぁ」

素良「早々に退場して貰わないと動き辛いと思ったんだよね」

素良「悪く思わないでね。社長の存在感、発言力。そのどれもが脅威だと思ったから早めに襲撃させて貰ったんだから」

海馬「……ふぅん、そういう事ならば仕方があるまい……」

素良(チョロい)

斎王「それよりカイト。改めて全容を見てみると、素良との戦いの際、何故あそこまで緩慢な戦い方になったのだ?」

カイト「……このルールでは、禁止カードが全て制限カードになる」

カイト「なら、容易にワンターンキルが発生するのが簡単に想像出来る」

カイト「だから、手札誘発のカードをかなり多めに搭載しておいたんだ」

カイト「そのせいで、本来の動きを始めるのにかなりの時間が掛かった……それだけだ」

斎王「自分のターンで数えて3ターン生存すれば村人は生き延びられる……」

斎王「本来、カイトのデッキは村人になるべき構成だったのだな」

素良「3ターン、普通に生き延びられちゃったからねえ」

十代「しかし勝つには勝ったが、かなりの辛勝だったな……」

吹雪「初めての経験だから、右往左往してたのは否めないねえ」

鬼柳「慣れてくれば、もっと上手い立ち回りが出来たのかもしれないが、な」

カーリー「もし次があるなら、今度こそ頑張っちゃうんだから!」




【遊戯王×人狼SS】カイト「貴様がアカデミアか!」

                                    ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                                    d⌒) ./| _ノ  __ノ

こういうSSが読みたいんだけど誰も書いてくれないから自分で書いた
誰か書いてくれないかなあ
黒咲さんがレジスタンスとなって変態護衛でアカデミアを殲滅するSSが読みたいデス

端折らないルール解説こっそり投下

村人【村人陣営】:
特に何か能力がある訳でもない
運良く自分のターンで数えて3ターン生き残ればデュエル強制終了で生存出来るよ!

アカデミア(人狼)【人狼陣営】:
村人陣営の数=アカデミアの数となった時、勝利が確定します
夜にアカデミア以外の誰か一人を襲撃し、デュエルで勝利する事でカード化出来る
レジスタンス以外には相手ライフ半減&先制攻撃&先攻ドロー有りという圧倒的アドを得てデュエルを開始する
デュエルを仕掛けるアカデミアは対戦相手に顔が割れるので、万が一相手に生存されてしまうと正体バレに繋がります
また、アカデミア同士で夜に会話する事が可能
普通の人狼と比べて不利になる点が多いので、バランス調整として人数を多めに設定しています

占い師【村人陣営】:
夜に誰か一人をアカデミアか否かを判定出来る
襲撃されると抵抗出来ずにカード化されます
自衛出来る占い師とか強過ぎるだろ

霊能者【村人陣営】:
昼に投票でカード化された人物がアカデミアか否かを判定出来る
襲撃されると抵抗出来ずにカード化されます
自衛出来る霊能者とか強過ぎるだろ

レジスタンス(狩人)【村人陣営】:
夜に誰か一人を護衛します
アカデミアが自分、もしくは護衛先を襲撃した場合、レジスタンスが先攻を取りアカデミアとデュエルを開始する
デュエルに勝利した場合、相手をカード化します
普通の人狼だと自分が襲撃された際抵抗出来ないので、このルールだとレジスタンスくっそ強いです
その分レジスタンスの持つ役割は重要なので、主人公レベルの獅子奮迅っぷりが要求されます

狂人【人狼陣営】:
村人同様、何の能力も持ちません
しかしアカデミア陣営なので、アカデミアの勝利が狂人の勝利となります

共有者【村人陣営】:
二人存在し、相方と夜に会話が出来る
それ以外は村人と一緒です

猫又【村人陣営】:
オレっち猫又だニャン!
投票でカードにされると、生存者の誰かを道連れとしてカード化するニャン!
アカデミアにカード化されると、カード化した相手を道連れにして逝くニャン!

妖狐【妖狐陣営】:
アカデミアとデュエルする際、互いに勝利条件&敗北条件が消滅します=アカデミアがサレンダーして退くしかなくなる
占い師に占われた場合、カード化されてしまいます
村人orアカデミア陣営のどちらかが勝利条件を満たした際、それを上書きし妖狐陣営が勝利します

背徳者【妖狐陣営】:
妖狐が誰かを最初に知る事が出来る、それ以外は村人と同じ
妖狐がカード化された場合、自らも後追いでカード化されます

その他役職:
知らん

禁止カードを全て制限カードにしてある理由:
狼側が開幕ワンキルするバランスで調整してあるので、禁止が制限に戻ってきてワンキル祭りになっても別に大差無い為
むしろデッキパワーが微妙に足りてないキャラとかが強欲な壺とか使ってデッキパワーを強引に底上げ出来た方が見てて楽しい
制限にしてあるからってサンダーボルトやら強奪やらを何の考えも無くピン刺ししてても今のインフレ環境だと然程意味は無い事はサイドに押し込まれた羽箒が証明してます
変に禁止カードてんこもりする位ならうさぎかかし辺りを積んだ方が生存率は上がるよ

デッキ構築極論:
レジスタンス以外の村人陣営は【終焉のカウントダウン】みたいなデッキが一番生存出来る
アカデミアは一枚二枚のかかしうさぎ等なんか物ともしない殺傷性能特化の圧倒的1Killデッキが正解
レジスタンスは攻防共にバランスの良い、何時も通りの感覚で組むのがベスト
そういう風にデッキを組んで、その陣営にドンピシャで付ければ良いんだけどね


デュエル中の心理フェイズ・会話フェイズ発生は充分有り得ます
その結果、両者の合意があればデュエル内容が捻じ曲げられる事も有り得ます
※例その1※
アカデミア「覚悟しろ占い師!俺のターン!」

アカデミア「ん?ちょっと待てお前占い師だろどうしてデュエルが発生してるんだ?」

狂人「実は俺、狂人なんだよォ!」

アカデミア「成る程。ちなみに残りのアカデミアは○○と××だ、後は分かるな?サレンダーで」

狂人「良いですとも!」

※例その2※

レジスタンス「これでトドメだ!!」

アカデミア「ちょっと待ったああああぁぁぁぁ!本当に俺にトドメを刺して良いのかァ!?」

レジスタンス「どういう事だ!?」

アカデミア「実は黙ってたんだけどさ!まだ妖狐が生きてんだよ!そして俺は最後のアカデミアだ!」

アカデミア「俺をこのままカードにしたら、俺もお前も終わりだぞ!?それでも良いのか!?」

レジスタンス「何だと!?」

互いの合意でデュエル強制中断

1.安価で各キャラのデッキを募集(占い師&霊媒師のデッキは無駄になるがやむなし)
2.役職を割り振る
3.スレの雑談を拾いながらアドリブ進行、目の覚めるようなレスがあればそれが勝敗を分けるかもしれない
スレが伸びて書いてる人ご満悦、レスした人は自分の発言が応援キャラの命運を変えられた事でご満悦
Win-Winでウィンちゃん大勝利

ほら完成
遊戯王×人狼SSって簡単に作れるよ!
互いの譲れない信念を賭したドラマチックなデュエルが簡単に作れるよ!
だからここを見てる誰か、書かない?
読みたいよ僕。

新ルールって何だよ!
エクストラゲー先攻制圧ゲー規制するにももうちょっと他にあっただろうがよぉ!
そしてこのルールでも環境トップ勢は止まらない気がするよぉ!
もぅマヂ無理。儀式しょ・・・

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom