今回のお話には、モバPさんは出てきません。新人さんが主人公で、アイドルたちの契約更改の会見を見るという物語です。
それでは次レスよりスタートです。
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新人「こんにちわ。××新聞の新聞です」
新人「今日は、346プロの契約更改の会見場に来ています」
新人「この世界に入って約1年。あの346プロのアイドルに会えるなんて夢のようです」
キャップ「おい。新人。きちんとメモ取っておけよ」
新人「は、はい!――でも、あのカワイイアイドルや、綺麗なアイドルが間近で見れるなんて、この世界に入ってよかった!」
司会「それではまず、大和亜季さんが終えたようなので、お願します」
亜季「失礼します!」
新人「――!大和亜季だ…。背筋がぴっしりしているから、スタイルが余計に強調している。そしてパンツスーツ姿がかっこいい!」
亜季「よろしくお願いします!」
記者1「今年の契約更改はいかがだったでしょうか?」
亜季「はっ!自分自身新兵という身分ですが、大変良くしていただきました!来年は皆様の前にもっと姿を見せられるよう、頑張っていきたい所存であります!」
記者1「ありがとうございます」
記者2「本年の推定年俸はいくらでしょうか?」
亜季「はっ!本年の推定年俸は1000万円であります!」
新人「す、すごい。2年目で1000万…。まるでプロ野球選手みたい…」
記者3「来年の抱負をお聞かせください」
亜季「来年の目標は、自分の好きなサバイバルゲームの企画を持つことであります!」
司会「時間でございます。大和亜季さんありがとうございました」
亜季「来季もご贔屓をよろしくお願い致します!敬礼!」
新人「間近で見るとかっこいい…」
キャップ「おい。呆けてないで、今の内容メモったか?」
新人「あっ!すぐ書きます!」
キャップ「そろそろ新人気分抜けろよ。もうすぐ新しい奴が来るんだからな」
新人「は、はい!」
司会「続きまして、五十嵐響子さんお願いします」
響子「よろしくお願いします」ペコリ
新人「――あ、家庭的なアイドルNO,1とお嫁さんにしたいアイドルNO.1を3年連続受賞している五十嵐響子ちゃんだ!」
記者1「早速ですが、今年1年間を振り返っていかがでしたでしょうか?」
響子「…今年1年の活躍は、少し不満がありますね。パフォーマンス的にももっとやれるはずなのに、本番では思うように力が出なかった。そんな場面が多かった悔しい1年でした」
記者2「その中でも、、家庭的なアイドルNO,1とお嫁さんにしたいアイドルNO.1を3年連続受賞していますが?」
響子「今年に限っては、イメージで受賞させていただいた。そんな気がします。獲れたことは嬉しいですが、来年は実力で勝ち取りに行きたいです」
記者3「今年の契約更改はいかがでしたか?」
響子「現状維持の6000万円で更改させていただきました。ステージの上で昨年を上回るパフォーマンスを見せてほしいと言っていただきました」
司会「時間となりました。以上で終了とさせていただきます」
キャップ「お前も、何か気になることがあったら聞いても良いんだからな」
新人「はい」
キャップ「お前の考えが記事を良くするんだ。分かってるな?」
司会「続きまして、一ノ瀬志希さんです」
志希「にゃはは~。よろしく~」
新人「――相変わらず、自由なひとだな~。こうした正式な場所でも白衣の中はTシャツとジーパン…」
記者1「今年1年間を振り返っていかがでしたか?」
志希「んー?良かったと思います」
全員「…」
記者2「具体的にはどのあたりが、良かったのでしょうか?」
志希「えー。そこはみんな知ってるでしょ。紙面とかテレビをにぎわせた所が活躍したということで!」
全員「…」
司会「他に質問は?」
新人「は、はい!」
志希「んー?キミ見たことないね。新人さん?」
新人「は、はい!××新聞の新人です。よろしくお願いします!」
志希「きにしないでいーよー。気楽に気楽に」
新人「はい!――今年1年で一番思い出に残っていることは何でしょうか?」
志希「」ガタガタ
新人「?」
志希「お掃除、楽しい…。お掃除…きれい…」
新人「え?え?」
志希「おそうじ、ぴっかぴか。みんなうれしい…」
司会者「か、会見を打ち切らせていただきます!志希さんの情報は後程資料を送らせてもらいます!」
新人「一体何があったんでしょうか?」
キャップ「一ノ瀬志希と掃除か…。一見やらなさそうな彼女だが、気になるな…」
司会者「続きまして、綾瀬穂乃香さんです」
穂乃香「よ、よろしくお願いします…」
新人「フリルドスクエアの1人。真面目系天然アイドル…。早速横にぴにゃこら太人形を置いてる」
記者1「それでは今年1年間の総括をお願いします」
穂乃香「はい。まず個人としてはファッションショー出演させていただき、新しい可能性に触れることが出来ました。そして先日、巫女さんのお仕事と非常に充実した1年だったと思います」
穂乃香「ですが、ユニットとしてはフリルドスクエアとしてのお仕事がなかったので、今年はそれが出来るよう頑張っていきたいと思います」
記者2「今年の推定年俸は?」
穂乃香「200万円アップの800万円でサインさせていただきました。今年は昨年以上に頑張りたいと思います」
記者3「今年、仲よくなりたいアイドルの方はいらっしゃいますか?」
穂乃香「そうですね…。モデルをしていたきらりさんと仲良くなってみたいですね。同い年ですので、色々吸収したいと思います」
記者4「最後なんですが、契約更改の席で社長からは何と言われましたか?」
穂乃香「ひたむきさと真面目さにおいて、替えがきかない大事な人材と言っていただきました」
司会者「時間となりましたので、以上で終了とさせていただきます」
新人「バレエやっていたから、背筋がまっすぐでかっこよかったな…」
キャップ「お前も背筋伸ばす意識しておけよ。気を抜くとすぐに猫背で見栄え悪いぞ」
司会者「続きまして、日野茜さんです」
茜「おつかれさまでーす!」バターン
司会者「茜さん…。ドアの開閉はお静かにお願いします」
茜「はい!申し訳ありません!」
新人「――すごい元気。やっぱりパッションの代表格である日野茜ちゃん」
記者1「では、今年1年はどういった1年だったでしょうか?」
茜「今年はユッコちゃんと瑞樹さん、笑美ちゃんと、鈴帆ちゃんの4人でサマカニ!をやりすごく楽しかったです!来年も楽しくアイドルが出来たらと思います!」
茜「他にも、CMやテレビ番組にも数多く出させていただきました!来年はこの番組が長く出来るように頑張りたいです!」
記者2「今年の推定年俸はいくらでしょうか?」
茜「はい!今年は1500万円アップの7500万円でサインしました!」
記者3「一発サインですか?」
茜「もちろんです!」
記者4「来年の抱負を」
茜「来年も走り続けますよ!ボンバー!」
司会者「時間ですので、これで終了とさせていただきます」
茜「ありがとうございました!」
新人「すごい元気…」
キャップ「あれくらい元気だと、こっちもやる気が出るな。若いんだからお前も元気出せよ」
新人「は、はい!」
司会者「次の予定者ですが――」
???「グッアフタヌーン!エヴリワン!」
記者「!?」
???「ヘーイ!世界レベルのお出ましよ!」
司会者「へ、ヘレンさん!あなたの契約更改はまだ――」
ヘレン「構うものですか!私はそんな紙切れ一枚でどうにかなるタマじゃないわ!」
ヘレン「時間が惜しいわ!質問をよこしなさい!」
記者1「今年1年を振り返ってどうでしたか?」
ヘレン「ベリーグッド!」
記者2「推定年俸はいくらでしたか?」
ヘレン「まだ交渉していないわ!」
新人「――何で来たんだろう?」
記者3「来年に向けての抱負は?」
ヘレン「世界レベルの346を作るのみよ!」
ヘレン「そこの記者!」
新人「は、はい!私ですか!?」
ヘレン「何か質問しなさい!」
新人「え!?えーっと、今年一番思い出に残っている食事は何ですか?」
キャップ「――バカ!なんでそんな関係のない質問するんだ!」
ヘレン「貴女、面白いわね。後で名刺を頂くわ。――質問の答えはね。メキシコで食べた料理ね。新鮮で刺激的だったわ」
新人「ありがとうございます!」
ヘレン「貴女、素質あるわ。世界レベルになれるかもしれないわ」
司会者「ヘレンさん!早く出て行ってください!」
ヘレン「そうね。グッバイ」
記者「…何だったんだ?」
司会者「大変失礼しました。最後は双葉杏さんです」
???「」ヌッ
新人「え?ウサギの着ぐるみ?」
???「」スッ
キャップ「あの人は伝説の交渉人、ウサチャン・ボラス氏だ!」
新人「ウサチャン・ボラス…」
キャップ「数多くのプロスポーツ選手の契約交渉を行ってきた代理人で、ことごとく年俸アップを勝ち取っているんだ」
記者「ウサチャン・ボラスが来たということは、双葉杏は本気なんだな…」
司会者「それでは、ご質問をお願いします」
記者1「双葉杏さんとはどういったご関係で?」
ウサチャン「…」
記者2「えーっと、アイドルの契約交渉はどうでしたでしょうか?」
ウサチャン「…大変」
記者「今年の双葉杏さんの推定年俸はいくらでしょうか?」
ウサチャン「1・6・8」
記者「???」
記者「???」
司会者「時間となりました。以上で会見を終了します」
記者「ボラスさん!次は誰の交渉に就くんですか!?」
記者「ぜひお話を!一言だけでもお願いします!」
司会者「時間終了です。これ以上の質問は禁止です。皆様速やかに退席をお願いします」
――
新人「346の契約更改会見はすごかった…。ヘレンさんは1000万円の現状維持。
新人「一ノ瀬志希は、1500万アップの8000万。双葉杏は1800万アップの1億6800万と発表があった」
新人「…あたしも頑張ろう!」
ちひろ「え?なんで契約更改の会見を行ったかって?」
ちひろ「天下の346の金払いが悪い。という噂がありましてね。今回こういう会見を行って、実際にそんなことはないというために行ったんですよ」
ちひろ「一人のアイドルに数百万、数千万、億の桁までいくアイドルだっているんですよ」
ちひろ「これも皆さんの支持があってのことです。本当にありがとうございました」
ちひろ「アイドルのファンの皆さん。今年もいっぱいよろしくお願いしますね?」ニッコリ
劇終!
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