月山「素晴らしい!では食べても食べても無くならない!まさにドルチェ!! 」
金木「最近は喰種のニュースで溢れかえっていましたから...亜人は絶滅したのかと...」
永井「で...あなた達は喰種...なんですか?」
金木「まぁ...僕は...元人間なんだけどね」
月山「僕は美食屋喰種さっ!」
永井「あ...そうですか...」
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月山「頼むよミスター永井...もう1度食べさせてくれ...」
永井「え~...あんまり痛いから死にたくないんだけどなぁ」
永井「...仲間も探してるし...」
月山「フゥン...仲間ねぇ...もしかしてその人も...」
永井「はい...亜人ですよ...」
月山「素晴らしい!死なない人間!ある意味喰種にとっては最高の存在!!是非とも仲間探しを手伝わせてくれ!」
金木「.....」
永井「まぁ、食べる気でしょうけど...死なないですし、いいと思いますよ...」
金木「亜人は...本当に黒い幽霊が出せるんですか?」
永井「幽霊?ああ、IBMですか。出せますけど」
金木「今出せますか?」
永井「大丈夫ですけど...僕あんまり操れないんですよね」
金木「暴れたら僕が止めますから」
月山「僕もいるしね」
永井(すげー自信...)
永井「じゃあ行きますよ...」
永井は目を閉じてIBMを出す
月山「!! 素晴らしい...」
金木「...! 」
永井「あっ 」
IBMは金木に向かって右手を振り下ろす
金木はそれを軽々とよけ、IBMの腹に拳を叩き込む
月山「ドルチェ...」
永井「おぉ...強...」
金木「...」
金木(動き早いな...あまりここら辺ででっかい音出せないし...)
金木は隻眼になり、赫子を出す
永井「あれなんて言うんでしたっけ?」
月山「赫子さ...赫子がエンジンで人の肉はガソリン!きみの肉を喰わせていただくよ!」
月山は口を開けて永井の肩に齧り付く
月山「おお...味は普通の人間とは変わらないが...どこか違う...噛めば噛むほどその謎は深まり旨みと楽しみを味わせてくれる...つまり美味!」
永井「痛っ...」
永井が倒れると同時にIBMは月山の方を向いて
IBM「死んじゃえ...」
月山「ホウ...主が危険状態になると助けに来るのかな?面白い...」
月山「金木君!君はミルクでも飲んで待っていてくれたまえ!」
金木(飲めませんし...)
月山は赫子を振り回しIBMを切り刻むが、すぐにIBMは再生し
月山の横腹を手で突き刺す
月山「oh.....素晴らしい...最高だよ...」
永井「意外と強いんですね」
金木「しぶといんですよ月山さんは」
月山「月山!MoonMountain!M.Mは、今君をもっと食べたい気分だ!ミスター永井!!!!」
月山は飛び上がり身体を捻らせ、IBMの頭に赫子を叩きつける
IBM「あ...」
頭を潰されたIBMは粉となって消えていった
月山「勝利...褒めてくれたまえよ金木クン...さてミスター永井...約束通り食べさせていただくよ」
永井「え!?約束してませんし...」
永井「まぁ、いまこんな痛いですし、楽にしてくださいよ。
あ、断頭はやめてくださいよ?」
月山「あぁ約束するよ...大切な頭だからね。」
月山は赫子を永井の胸に突き刺す
金木「容赦ないですね…」
月山「ふふふ...亜人の心臓(ハート)...どんな味がするんだろう...」
月山は心臓を齧り、
月山「んん!??デリシャス!!何かがやはり人間とは違う!深い旨みが舌に絡んで濃厚な甘味を出している...これは...是非他の部位も...」
さらには腕をちぎりとり、
月山「パーフェクト!!金木クンとはまた違う...!亜人の味わい...腕の筋肉が程よい柔らかさで血のどろどろした感覚と混ざり合い絶妙なバランスを...」
そして月山のディナーショーはしばらく続き...
月山「ふぅ...美味しかった...目や舌も食べてしまったが...約束通り断頭はしなかったよ...」
永井「あー血まみれ...最悪...」
月山「大丈夫!僕の家で綺麗にしてあげよう!」
金木「明日、人探し...手伝いますね。」
永井「はぁ...ありがとうございます...?」
次の日
月山「グッドモーニングミスター永井。」
永井「...月山さん...でしたっけ?」
月山「そうさっ、君には最高の紅茶を用意しておいた。飲むといい...」
永井「...ありがとうございます」
月山「紅茶を飲んだら用意しておいた服を着て、外に出てくれ。分からなかったら僕の使用人、松前に聞いてくれたまえ。」
永井「...」
永井(なるべく静かにしたかったな...)
永井(いきなりグールに襲われたからな...)
昨日の夜
永井「あー...迷子かよ...携帯の充電もないし...どこいったんだ...?」
喰種「...ククク...人間見つけた...こんな所にいるやつが悪いんだ...」
喰種は永井の前に立ちはだかる
永井「...」
永井(あー...めんどくさ...どうしよ...)
喰種「悪いが...腹減ってんだ...一瞬で殺してやるから感謝しとけよ?」
喰種は羽赫をだし、永井に向かって撃つ
永井「...は!?」
永井(なんだあいつなんだあいつ...あ、あれが喰種か...。すげー初めて見...っ)
永井は羽赫に撃たれ、死亡する
喰種「へへへ...死にやがった...」
金木「クズは...摘まなきゃ...死ねよ」
喰種「ぐぺっ」
金木はビルから飛び降り、鱗赫で喰種を潰す
金木「...助けられなかった...」
永井「んーっ...はぁっ...痛かった...え??死んでる...」
月山「生きてるじゃないか...確か、今君は確実に心臓を貫かれ死んだはずだ...もしかして...」
永井「あの目...もしかしてあの2人も...」
金木「亜人?」
永井「喰種?」
金木「あの...亜人なら...ほんとに死なないんですか?」
永井「はぁ...」
月山「紅茶は飲めたかい!?!?!?!?」ガラッ
永井「...今飲んでます...外に行ったんじゃないんですか?」
月山「フッ...気にしないでくれたまえ...僕は自由気ままな美食屋...月山さ!」
月山が指を指すとそこには永井の姿はなかった
永井(うるさいなぁ...玄関ってどこだよ...)
松前「どうなさいました?」
永井「うわっ...あせった...あ、あの...玄関ってどこですか?」
松前「着いてきてください」
永井「...」
永井は松前に着いていくと大きなドアが
永井「あ、ありがとうございました...」
永井(あの人もグールなのかな...? )
金木「あ...来ましたね...」
永井「...?金木さんでしたよね...なんか増えてる...」
万丈「これが噂のあひとか!」
ジロ「亜人ですよ万丈さん」
そこには万丈という大柄な男とガスマスクをつけた3人がいた
イチミ「金木さんはともかく万丈さんと俺達は目立ちますしどうせ役に立ちませんし帰りましょうよ」
サンテ「亜人も見れましたし」
金木「...どうしますか?」
永井(金木さんは強いし...佐藤にも勝てるかもしれないけど...明らかにこの4人は目立つなぁ...ついでに言うと月山さんも目立つ...僕も一応は亜人だし...目立つ人しかいない...)
永井「夜...真夜中なら大丈夫でしょう...とりあえず今は金木さんと行動して、深夜0時くらいにまたここで集合しましょう」
金木「...はい」
万丈「おう!...あ、紹介が遅れたな!俺は万丈数壱だ!」
イチミ「イチミでーす」
ジロ「ジロでーす」
サンテ「サンテでーす」
永井「...はぁ、お願いします...」
月山「ちょっと待った!」
永井「さて金木さん、行きましょう」
金木「そうですね。」
月山「カネキクウウウウン!!ミスターナガアアアイ!!」
金木「あなたがいたところ、亜人の集まり...でしたっけ?」
永井「いや...亜人だけじゃなくて、普通の人もいます」
金木「...大分変わった人ですね」
金木「永井さんの仲間達がいる所にとりあえず行きたいんですよね?」
永井「そうなんですけど...ここがまずどこか分からなくて...」
金木「あぁ...それは困りましたね...」
タタラ「例の亜人とやら...アオギリに協力してくれるのか?」
アヤト「さぁな...でも、乗り気だったぜ」
エト「面白いことになりそうだよね~」
ナキ「そういうの知ってるぜ!サクサクするって言うんだろ?」
エト(ワクワク...だけどね)
タタラ「...で?その亜人は今何処にいるんだ」
ナキ「嘉納のオッサンの所行ったぜ~!」
エト「なんか亜人の喰種...作ろうとしてるみたいだよ?」
佐藤「研究室...なんか楽しげな場所だね~」
嘉納「だろ?亜人は死なないんだよね...なら失敗はない...いいね...佐藤君、田中君...あと3人いなかったっけ?」
佐藤「人間のごはんが食べれないのが嫌だから喰種にはならないんだって」
嘉納「そうか...それは残念だ...」
高橋「ゲン、喰種にならなくていいのか?」
ゲン「肉とビールが飲めなくなるのは無理」
高橋「あっそ」
佐藤「過去にも実験したことは? 」
嘉納「あぁ、あるよ。何回か成功はしているさ」
佐藤「例えば? 」
嘉納「鉄骨事件で肝臓が負傷した子を喰種にさせたり...双子の子を喰種にしたりね 」
佐藤「ふーん...その人たちは?」
嘉納「元気にやってるだろうねー...あ、双子の1人は死んだはずだけどね」
佐藤「そうか...なら、始めてくれ」
嘉納「佐藤が成功したら次は田中くん、君の番だからね」
田中「う...ういっす...」
金木「...!...止まってください...」
永井「...え? 」
トーカ「... ん?」
金木達が道を歩いていると友達の依子と一緒にいる
霧島トーカの姿が
金木「...こっちから行きましょう 」
永井「なんでですか?」
金木「ちょっと...」
依子「どうしたの?トーカちゃん」
トーカ「別に...」
トーカ(金木...?)
そして時は深夜0時に...
イチミ「本当についてくんすか?」
ジロ「喰種に襲われて死亡endは嫌ですよ」
万丈「ば...馬鹿野郎...俺がいるから大丈夫だ..」
サンテ「金木さん達っすよ」
永井(うわ...夜になると余計不気味...)
金木「で...なんで月山さんがいるんですか?」
月山「僕がいた方が安全性が高まるじゃないか!」
金木「ヒナミちゃん1人にさせてるんですか?」
月山「大丈夫さ...彼女は1人でもやっていけるさ...」
金木「ジロさん、サンテくんは家で待っていてください」
永井「...で、イチミさん...?と万丈さんと僕と金木さんで行動...」
イチミ「はーい」
月山「僕は?」
金木「月山さんは堀さんの所から、亜人の情報を聞きに行ってください」
月山「...任せたまえよ」
金木「では、鳩に気をつけましょう」
イチミ「ふーっ...万丈さん、行きますよ」
万丈「あ...あぁ」
金木「待ってください..あのビルのてっぺん...何かいます...」
金木の数百メートル先のビルのてっぺんには、
2人の人影が
万丈「アオギリか!? 」
金木「分かりませんが...大きなライフルを2丁...」
万丈「...あれは..喰種なのか?」
永井「...嘘だろ」
イチミ「知ってるんすか?」
永井「佐藤...」
佐藤はキョロキョロと下を眺めていると永井と目が合う
佐藤「やっと会えたね」
佐藤はそう呟くとビルから飛び降り姿を消す
永井「...まずい...亜人がいまから僕を狙って...来ます...!」
金木「どうします?」
永井「...くっ...なんの策も考えてない...」
イチミ「あっ」
永井「な...」
金木「...!?喰種ですか...」
佐藤は右手には甲赫を出し、左手にはライフルを持った状態で
歩いてくる
金木「闘うしかありませんね...」
永井「..ちっ」
佐藤「まだ本番は楽しまない...とりあえず体験版と行こうか 」
金木はマスクをかぶり、鱗赫をだす
永井「出てこい...幽霊!」
IBM「はぁ...」
イチミ「うわ...こええ」
万丈「ひっ...お化け!?」
佐藤は一瞬で永井の背後に移動し、ライフルを永井に撃ちまくる
永井「うわっ 」
IBM「...」
永井のIBMは片手でライフルの弾を受け止める
すると金木は高く跳躍し、佐藤に近づく
佐藤はにこやかに笑い金木に銃を向ける
金木「...喰種に普通の弾は効きません」
佐藤「あの人...そんなこと教えてくれなかったな」
金木は鱗赫で佐藤の腹を貫く
永井「すげ...」
佐藤「なるほど、君が金木くんか。」
佐藤は血塗れになり、腹を抑える
永井「行け!」
永井の合図でIBMは佐藤の顔面を殴りつける
万丈「いいぞ 永井!!」
金木「死にましたか?」
永井「すぐに生き返りますよ」
イチミ「今のうちに逃げた方...がっっ!」
イチミは蘇った佐藤の蹴りで吹き飛ぶ
永井「くっ...」
万丈「イチミ!!クソッこのやろ...」
万丈は佐藤の腹めがけて殴るが、簡単によけられ
顔面を蹴られる
佐藤「次は、赫子を使ってみようかな」
金木「永井さん、サポートお願いします」
永井「は...はい」
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