クー・フーリン・オルタはサンタさん~修行編~ (33)

書溜めなどないぐだぐだ展開です。


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トントン

「頼もーう」

クー・フーリン・オルタ「誰だ……」

オルタリリィ「ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィです!」

オルタリリィ「言えました!」どやぁ

クー・フーリン・オルタ「お前か……何の用だ……」

オルタリリィ「修行ですよ! 修行!」

クー・フーリン・オルタ「修行……だと?」

オルタリリィ「そんなのサンタ修行に決まっているじゃないですか!」

クー・フーリン・オルタ「あ?」

オルタリリィ「あ! 露骨に嫌な顔しましたね!?」

クー・フーリン・オルタ「何で俺がサンタなどしなくてはならん?」

オルタリリィ「わかりませんか? ふふん。教えてあげます!」

クー・フーリン・オルタ「……」

オルタリリィ「初代のサンタが誰かわかります?」

クー・フーリン・オルタ「騎士王の黒い方だろ……」

オルタリリィ「そうです! そして去年はこの私! ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンだぁ……!?」

クー・フーリン・オルタ「どうした」

オルタリリィ「か、噛んじゃいました……」

クー・フーリン・オルタ「そうか」

ジャンヌリリィ「う~……わかりましたか?」

クー・フーリン・オルタ「何がだ」

ジャンヌリリィ「何と! 全部オルタ繋がりなんですよ!」

クー・フーリン・オルタ「全部も何もまだ二体目だろうが。それに俺なんぞより他がサンタをした方がーー」

ジャンヌリリィ「運営の暴走ぷりを甘く見ない方が良いです!」

クー・フーリン・オルタ「それでも無いだろ……」

ジャンヌリリィ「言い切れます?」

クー・フーリン・オルタ「……」

ジャンヌリリィ「運営が暴走した時に恥をかかないためにもサンタ修行が必要なんです! はい、論破♪」

クー・フーリン・オルタ「言いたいことはわかった……だが、まだ一月だぞ」

ジャンヌリリィ「甘いです! 遅すぎるぐらいですよ!」

クー・フーリン・オルタ「そうか(無関心)」

メイヴ「クーちゃんサンタと聞いて!」

クー・フーリン・オルタ「帰れ」

オルタリリィ「修行の前に決める事があります」炬燵in

メイヴ「クーちゃん。ミカン取ってー」炬燵in

クー・フーリン・オルタ「自分で取れ」炬燵in

オルタリリィ「サンタになった時のクラスです!」

メイヴ「あ~……確か前のはセイバーからライダーになったのよね?」

オルタリリィ「私はランサーですね」

クー・フーリン・オルタ「……今のでいい」

オルタリリィ「良いわけないです! イベントでレアリティが下がっただけの同キャラ同クラスなんて下手したら喰われますよ!?」

クー・フーリン・オルタ「……そうかよ」

メイヴ「はーい。キャスターが良いと思いまーす」

オルタリリィ「ふむふむ。キャスターのサンタ……悪くありませんね!」

クー・フーリン・オルタ「……」

メイヴ「私はライダー! クーちゃんはキャスター! 愛しき私の鉄戦ーー」

オルタリリィ「あ、既にクー・フーリンさんはキャスターでいらっしゃりますね。却下です」

メイヴ「えー!?」

クー・フーリン・オルタ「……」

ジャンヌリリィとオルタリリィでブレブレですね。
オルタリリィに固定します。

メイヴ「クーちゃんなら後はライダーでいけるんじゃない?」

オルタリリィ「余り適性クラスに固着する必要ないと思いますけど……水鉄砲を振り回す王様も居ますし」

メイヴ「あ、確かに……エクストラクラスっというのはどうかしら?」

オルタリリィ「ルーラーなサンタ……アヴェンジャーなサンタ……? ルーラーはともかく、アヴェンジャーなサンタって何に復讐するんですか?」

メイヴ「……クリスマス自体に? ほら、クリスマス死ねーとか言っている人いるじゃない」

オルタリリィ「それは全国の駄目なアヴェンジャーじゃないですか!」

メイヴ「クーちゃんのキャラじゃないしね~」

オルタリリィ「サンタがクリスマスを台無しにするなんて以ての外です!」ぷんぷん

オルタリリィ「クー・フーリンさんはやってみたいクラスとか無いんですか?」

クー・フーリン・オルタ「……無えな」

オルタリリィ「もう! 真面目に考えて下さい!」

ジル・ド・レェ「まあまあ、落ち着いて下さいジャンヌ。ほら、お善哉が出来上がりましたよ」

メイヴ「器用すぎるのも考え物よねー」

クー・フーリン・オルタ「……そうだな」

オルタリリィ「?」

クー・フーリン・オルタ「アーチャー」

メイヴ「アーチャーなクーちゃん……悪く無いわね!」

オルタリリィ「何だあるんじゃないですか!」

クー・フーリン・オルタ(だけはやりたくない、って意味だったんだが……目障りな影が二つほど揺らぐからな)

オルタリリィ「でも何を投げるんですか?」

メイヴ「槍かプレゼント?」

オルタリリィ「プレゼントを投げるサンタがどこに居ますか!」

メイヴ「プレゼントで殴るサンタとプレゼントを降らせるサンタは居るじゃない」

オルタリリィ「むむむ」

クー・フーリン・オルタ「何でもいい。早く終わらせてくれ」

オルタリリィ「わかりました……次に宝具ですが」

メイヴ「それはそのままで良いんじゃない?」

オルタリリィ「サンタ服を着て刺しまくるのはちょっと……」

メイヴ「他に何かあるの?」

オルタリリィ「……ありません。宝具はこのままで行きましょう」

ジル・ド・レェ「宝具の時の台詞も考えなくてはならないのでは?」

オルタリリィ「あ、忘れてました」

メイヴ「え? 必要?」

オルタリリィ「当然です! こんなのは如何でしょう?」

クー・フーリン・サンタ・オルタ「全プレゼント開放、遠慮は無しだ…聖夜に挑むがいい。噛み砕く死牙の獣!!』

オルタリリィ「ふふん! どうですか?」

ジル・ド・レェ「素晴らしい!」

メイヴ「えー何かふつー」

オルタリリィ「むー! じゃあ、あなたには考えがあるんですか!」

メイヴ「当然!」

クー・フーリン・サンタ・オルタ『メイヴ……』

メイヴ『クーちゃん……』

クー・フーリン・サンタ・オルタ『フッ……サンタ失格だな……』

メイヴ『え?』

クー・フーリン・サンタ・オルタ『サンタだっていうのに、欲しいもんが出来ちまった』

メイヴ『良いじゃない』

クー・フーリン・サンタ・オルタ『あん?』

メイヴ『サンタも欲しい物があっても良いと思う」

クー・フーリン・サンタ・オルタ『そうか』

メイヴ『それで?』

クー・フーリン・サンタ・オルタ『……あ?」

メイヴ『欲しいの、って何?』

クー・フーリン・サンタ・オルタ『……さあな』

メイヴ『あ、ずっるーい! 気になるから言ってよー!』

クー・フーリン・サンタ・オルタ『フンッ……言ったらくれるのか?』

メイヴ『え? う、うん……私に用意出来るものなら……」

クー・フーリン・サンタ・オルタ『そうだな……アンタにしか用意出来ないモンだな』

メイヴ『え? 本当?』

クー・フーリン・サンタ・オルタ『それはーー』

『何処からともなくチーズが! 避けるんだ!』

メイヴ『え? あ……』

メイヴ(間に合わない……)

overkill!!

メイヴ『……え?』

クー・フーリン・サンタ・オルタ『……』

メイヴ『クーちゃん……?』

クー・フーリン・サンタ・オルタ『無事か』

メイヴ『クーちゃん!』

クー・フーリン・サンタ・オルタ『……最後まで煩い女だな』

メイヴ「何で……何で……私なんかを……』

クー・フーリン・サンタ・オルタ『やっぱいらねえな……』

メイヴ『え?』

クー・フーリン・サンタ・オルタ『俺が欲しかったのは……そんな見っともない顔をした女じゃ……ねえ……からな……』

メイヴ『何で……』

クー・フーリン・サンタ・オルタ『出直して来やがれ……あばよ……』

メイヴ『クーちゃん!!』

今回はここまで。

メイヴ『あれか何年経ったかな……』

メイヴ「ねえ……クーちゃん』

メイヴ『私の心。何かに齧り取られたみたいに痛いよ……』

メイヴ『これがクーちゃんの』

クー・フーリン・サンタ・オルタ『噛み砕く死牙の獣』

end

メイヴ「どう?」

オルタリリィ「なひゃいです」ぐすっ

ジル・ド・レェ「ジャンヌ。ハンカチをどうぞ」

オルタリリィ「却下です! 却下!」

メイヴ「え~! 何でよ!?」

オルタリリィ「あなたの妄想具現化を宝具になんて出来ません!」

メイヴ「やっぱりお子ちゃまには分からないかぁ」

オルタリリィ「大人なら分かるんですか!? いえ、私は子供じゃありませんけど!」

オルタリリィ「結果。クー・フーリンさんが鼻歌を歌いながら袋で滅多打ちにした後に噛み砕く死牙の獣を使うことで決まりました」

メイヴ「えー」

オルタリリィ「決まった後に文句言うの禁止です!」

ジル・ド・レェ「全くですな」

メイヴ「もう、わかったわよ」

クー・フーリン・オルタ「終わりか」

オルタリリィ「次は報酬のアイテムを集めに行きますよ!」

クー・フーリン・オルタ「……」

ジル・ド・レェ「金素材には心臓、逆鱗、角など様々ありますが」

オルタリリィ「出来ればボックスガチャの報酬と被らない様にしつつ、需要のあるアイテムにしたいですね」

メイヴ「修行じゃなかったの?」

オルタリリィ「これも修行の内です!」

ジル・ド・レェ「確かに一理ありますな」

クー・フーリン・オルタ「……ならば、さっさと行くぞ」

オルタリリィ「やっとその気になってくれましたか!」

クー・フーリン・オルタ「早く済めばそれで良い」

オルタリリィ「そうと決まればトナカイさんを呼びましょう! トナカイさんの為になるんですからトナカイさんがお手伝いするのは当然です!」

メイヴ「えー」

オルタリリィ「という訳で手伝って貰いますよ、トナカイさん! 手に入った素材、QPは全部今年のクリスマスイベントの報酬になりますので、そのつもりで!」

ぐだ男「えー」

オルタリリィ「何ですかその顔は!」ぷんすか

メイヴ「そらそうよ。仕方ないわね」

オルタリリィ「?」

メイヴ「マスター? 手伝ってくれたら、私を好きにしても良いわよ?」

ぐだ男「!?」

メイヴ「それとも、好きにされたいのかしら?」

ぐだ男「!?」

オルタリリィ「そんなのだーめーでーす!」

メイヴ「じゃあ、どうするのよ?」

オルタリリィ「えーっと……」

『良く聞くのです』

オルタリリィ(師匠!)

オルタリリィ「……そうです! トナカイさん!」

ぐだ男「?」

オルタリリィ「全部終わったら踏んであげます!」

ぐだ男「!!??」

メイヴ「え?」

ジル・ド・レェ「……!」ガタッ

クー・フーリン・オルタ「座ってろ」

メイヴ「ちょっと、大丈夫なの?」

オルタリリィ「大丈夫です! 師匠が言ってた事に間違いはありません!」

ぐだ男「……」

オルタリリィ「トナカイさん?」

ぐだ男「準備しろ。行くんだろ?」

オルタリリィ「……はい!」

メイヴ「あなた達がそれで良いなら良いけど」

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