ココア・チノ「「シャロちゃん(さん)!!!」」バンッ!!
シャロ「ココアにチノちゃん。来てくれたんだ」
ココア「来るのは当たり前だよ! だって、リゼちゃんが・・・」
チノ「シャロさん。リゼさんが怪我で手術というのは本当なんですか!?」
シャロ「ええ。だけど、手術はついさっき終わって、今は病室で安静に・・・。病室にはリゼ先輩のお父さんとボディガードの人達がいるわ。」
ココア「そうなんだ。とりあえず、リゼちゃんが無事で安心したよぉ♪」ニコッ
チノ「シャロさん。リゼさんに一体、なにがあったんですか?」
シャロ「話せば少し長くなるけど、実は・・・」
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回想 部活中
シャロ「リゼ先輩、頑張ってください///」
リゼ「よぉーし。私にパスしろ。」
リゼ「ハッ!」パシッ、バンバンバン。
シャロ(さすがはリゼ先輩/// バスケットもあざやかすぎて、しびれちゃいます♡)
リゼ「よしっ、いくぞ・・・とりゃあっ!!!」バッ!
シャロ「凄い!! また一発でゴールに入りました!!」
リゼ「よっしゃあ!! ・・・って、あっ!?」つるっ!!!
シャロ「あっ、リゼ先輩が足を滑らして・・・」
ドーーーーーーーーーーーーーーンっ!!!!!!
リゼ「」
シャロ「あ、あぁ・・・リ、リゼせんぱーーーーーーーいっ!!」
回想終了
シャロ「という訳なの・・・」
チノ「つまり、リゼさんはバスケットでゴールを決めた直後に足を滑らせて転び、頭を強く打って気を失ったという訳ですね!」
シャロ「ええ。それで、意識が戻らないから急いで救急車が呼んで、私もリゼ先輩と親しかったという事もあって救急搬送に同行することになったの・・・。けど・・・」
再び回想
シャロ「えっ、急性硬膜下血腫!?」
医師「はい。検査の結果、天々座さんは急性硬膜下血腫です。これは、急いで手術をしないと危ないですね!」
シャロ「お願いします! リゼ先輩を助けてください。」ペコッ
医師「分かりました。ただ、すぐに病院に来るように、天々座さんの保護者を呼んでください。」
シャロ「分かりました!」
回想終了
ココア「きゅうせい、こうま・・・???」
チノ「ココアさん。とりあえず、病名はおいときましょう!」
シャロ「それで、さっきも言ったように手術は成功で終わった。けど、医者の話ではリゼ先輩の意識がいつ戻るかは分からないのよ・・・」
チノ「そうなんですか・・・。」
ココア「リゼちゃん・・・」
シャロ「私もリゼ先輩が心配だから傍にいたいけれど、今日は急なシフトが入ってて・・・。とりあえず、リゼ先輩のお父さんから「今日はリゼの傍についているから大丈夫だ」って言われたから、私はこれで失礼するわね・・・。」トボトボ
ココア「シャロちゃん、やっぱり元気がないね・・・」
チノ「無理はないですよ。リゼさんがこんなことになったのですから!」
その夜・・・。ラビットハウスのバータイムで・・・。
リゼの父「・・・・・」
タカヒロ「今日はやけに静かだな。」
リゼの父「俺が静かにしている理由は分かるだろ?」
タカヒロ「あぁ。リゼくんのことで落ち込んでるんだろ?」
リゼの父「そうだよ! とりあえず、リゼの様子見は部下に任せているが、ドクターの話じゃリゼの意識が戻るのがいつになるかが分からないそうだ・・・。それが一週間後か、二週間後か、もしくは一か月後かなんてな!!」
タカヒロ「そうか・・・。まぁ、心配なのは無理もないさ。俺もリゼくんの事は心配だが、人一倍に心配なのはやはり父親であるお前自身だからな。」
リゼの父「分かってるじゃねぇか!」
タカヒロ「母親のいないリゼくんを男手一つで、立派に育て上げたんだろ、お前は?」
リゼの父「まぁ、それが妻との約束だからな・・・必ずリゼを立派に育て上げるという。」
タカヒロ「俺も妻が亡くなって以来、今はチノを男手一つで育て上げてる途中だから、お前の気持ちは分かるさ!」
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