未央「星の休むころ」 (6)
「ん…、寝ちゃってた?」
「おう、なんとも可愛い寝顔だったよ」
「!?」
かたかたとキーボードの音の合間に、答える声。
「…もう、P。女の子の寝顔なんて簡単に見ちゃ行けないんだぞー!」
「そんなとこで寝てたら誰でも見るわ」
少しからかうような色が混ざった言葉がかけられる。
「…よし。未央、誕生日おめでとう」
日付が変わり、12月1日になる。PCから目を離すと、ソファーに座る未央のそばに行き、リボンで彩られた小箱を渡す。
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「ね、開けてみても良い?」
「当たり前だろ」
中から出て来たのは白い花の髪飾り。
「これは?」
「アリッサム。飛躍とか、そんな感じの意味らしいよ」
へえーと頷きながら髪につける。
「えへへ、どう?」
「ん、似合ってる。こんどはそういう清楚系目指してみるか…」
「もー、すぐ仕事の話になるんだからー…」
「仕方ないだろ、お前たちを最高に見せるのが俺の仕事だからな」
「んー、えい!」
「うわっ!」
不意を突かれ、ソファーに押し倒されるP。
「働きすぎのPには、休憩が必要だと思うけど!」
強い口調なのに、声音は柔らかい。頭を何か柔らかいものに乗せられた認識を最後に、Pの意識は沈んでいった。
「ふふ、Pの寝顔も可愛いじゃん」
すっと意識を落としたPに膝枕をしながら、自分のとは違う硬質な髪をゆっくりと撫でて呟く。
「ありがと、嬉しかったよ」
「…ん、今はまだ、これだけしか出来ないけど」
ーいつか絶対、この気持ちを伝えるからー
本日12月1日は本田未央の誕生日です!おめでとう!
これからもPa代表のひとり、本田未央をよろしくお願いします!
気が付くとエロに走りそうになる右手を押さえながら書きました
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