町外れにある廃遊園地そこには著作権侵害を許さないネズミがいるという噂があった
卓郎「中は案外広いんだな」
美香「なんだか寒いわ」
たけし「お…おい、もう帰ろうぜ」
卓郎「なんだよたけしビビってんのか?」
たけし「ひろしはどっかいっちまうしよ…」
???「ハハッ♪」
たけし「!?」
卓郎「なんの音だ?」
たけし「お、おいもう帰ろうぜ…!」
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ひろし「スプラッシュマウソテソ…昔は人気があったと言われてますが果たして本当でしょうか…」
ひろしはスプラッシュマウソテソに入っていく
???「おじいちゃんおじいちゃん!スプラッシュマウソテソが冒険した話を教えて~」
ひろし「!!!?」
シーーン
ひろし「気のせいでしょうか…」
卓郎「ホーンテッドアパート…明らかに何かあるぞ…」
たけし「うわあああああ」
卓郎「お、おいどこ行くんだよ!」
美香「仕方ないわ、二人で行きましょう」
卓郎「あぁ…」
たけし「帰る!!」
たけしは入口から帰ろうとすると先程まではなかった壁があった 触ると電気が走って出られない
たけし「鍵もかかってる…帰れねぇ…!!」
???「ハハッ♪」
たけし「ヒッ!」
たけし「イッツアスモールワールド…ここから聞こえる…見てろよ!臆病じゃないところを見せてやる…」
セーカイハーセーマイーセーカイハーセーマイーセーカイハーセーマイー
たけし「ひええええあああああっ!」
たけし「ニャア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!!」
たけしが見た先は多くの人形が座ってたけしのことをみていた
たけし「無理無理無理無理!!返してくれええっ!」
たけしが出ようとすると扉が開かずパニックになる
セーカイハーセーマイーセーカイハーセーマイーセーカイハーセーマイー
???「ハハッ♪狭い世界で遊ぼうよ♪」
たけし「ドゥワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
卓郎「おお…暗いな…」
美香「なんだかホコリと鉄臭いわ…」
美香が鼻を覆い周りを見渡すと
美香「あれ、」
アトラクションを楽しむためのものなのか乗り物が1台置いてあった
卓郎「お…おもしれぇ回ってやろうじゃねぇか!」
ひろし「これは…フクロウ?」
ひろしの足元に生首しかないフクロウのような物が転がっていた
ひろし「この鍵はなんでしょうか 」
世界は狭い鍵を手に入れた
ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪
???「Who's 〇he leader of the club」
???「〇ッキーは楽しいことが大好きなんだよ。もっとミ〇キーと遊ぼうよ」
たけし「セーカイハーセーマイー…なんなんださっきからこの曲…頭から離れない…」
たけし「卓郎君たちと一緒に行けばよかった…」
バタンッ
たけし「…扉が開いた?」
たけし「……」
???「ハハッ♪たけし君、こんにちわ!」
たけし「ぎゃあああああああああああああああ」
ひろし「これは水…でしょうか?どうやらアトラクションだった見たいですね…」
ひろし「とりあえず光のある方へ行ってみますか……」
ひろし「この鍵の正体も知りたいですし…」
テンテレテンテンテンテケテケテケテンテレテンテンテケテケテン♪
ひろし「……!?何の音でしょうか…」
???「ハハッ♪」
ひろし「…ネズミ……?いや…本当に怪物ですか…」
???「遊ボぉよぉ?ハハッ♪」
怪物はひろしに向かってくる
ひろし「逃げた方が…良さそうですね」
???「ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪ハハッ♪」
ひろし(早い…!!くっ、坂…!?それもかなり急な…!)
???「魔ッてヨォお♪」
ひろし「……っ」
ひろし(坂を登るスピードとは思えない……まずい追いつかれる…!よし…一か八か…)
ひろしは急に立ち止まり怪物目掛けて坂を下る反動でタックルをすると
ひろしと怪物は一緒に坂を転がっていきひろしは襲われる前に立ち上がるが先程まではいた怪物はいない
ひろし(……?)
セ……イ
たけし「……っ!」
たけし「ハァハァ…ここは…」
たけしは人形達がいる道の真ん中で目覚める
たけし「ヒッ…ああ、人形か……なんで寝てるんだ……?あっ!」
たけしはネズミの怪物に出会ったことを思いだした
セー…イー
あの後…覚えてないけどうまく逃げれたんだな…
たけし「とりあえず先に進まないと…はやく帰りてぇ…今頃なら…ポテチでも食いながらマンガでも読んでたんだろうな…」
たけし「……もうあんな怪物はみたくない…」
たけしは人形がいる最初のフロアを抜け出すと先程とは比にならない程の人形がいて、電気もついている
たけし「……明かりがあるから…まだマシだ…」
たけしが人形に目を移すと
パチッと瞬きをした
たけし「……………………!!!!!!!」ガタガタガタガタ
卓郎「ふーっ 自動で動いてやがるな…やっぱり何かいるんだな…」
美香「卓郎…怖い…」
卓郎「大丈夫だ。こんなもん…」
と言った瞬間鏡に緑のお化けが映る
卓郎「うわあああああっ!」
ひろし「…もうなにもなかったですね…」
スプラッシュマウソテソを出たひろしはセカイハセマイ鍵を取り出し
ひろし「世界はせまい…直訳するとイッツアスモールワールド…先ほどそんなアトラクションがあった気がするのですが…」
セーカ…マイ…
たけし「気のせいだ…気のせい気のせい気のせい気のせいだ気のせいだ気のせい気のせい気のせいだ気のせい気のせいだ」
たけし「そうだ…怖いわけねぇよ…おれはたけし様だぞ!ハハッ♪」
たけし「……?」
たけしは無意識にハハッ♪と言ったことに疑問を持つ
たけし「なんでだろ…」
セーカ…セーマイー
たけし(さっきから頭から流れる言葉…なんだ?)
たけし(なんか聞いたことある…)
たけし「ハハッ♪」
たけし「……!!!また無意識にハハッ♪」
たけし「うわああああああああっ!!!」
たけし「もう……やめてくれ…帰らせてくれ…」
セーカイー…セマイー
たけし「……いやだ……嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」
ひろし「たけしさん…??」
たけし「……ひ……ろしぃぃ……??ハハッ♪…ァソボウ…」
ひろし「……な」
たけしの顔は歪んでいき、ひろしが襲われた怪物に変化する
たけし鼠「セーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイ-…」
ひろし「やはり…セカイハセマイ…ですか…」
たけしは右腕を振り下ろしひろしに攻撃する
ひろしは衝撃で背中を強打する
ひろし「マズイですね…奥に逃げるしか…」
たけしは今度は左腕を振り下ろす
ひろしは二発目が来る前に立ち上がってたけしの攻撃を避ける
ひろし「くっ…なんで急に……」
美香「卓郎…」
卓郎「大丈夫だ…この乗り物から降りてさっさと帰るぞ…」
美香「さっきのお化け…何だったんだろ……っ!?」
セーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイー
美香「なにこの……音っっ!!」
美香は騒音に耳を塞ぐ
卓郎「うるせぇなっ!!誰だっ!!どっからでも来い!」
卓郎は無理やり安全バーを外して立ち上がる
しかし、音は鳴り止まない
セーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーコロスセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーコロスセーカイーハセーマイーセーカイーハセーマイーハハッセーカイーハセーマイー
卓郎「なっ…何なんだ…」
美香「ね……ねぇっ!卓郎!早く帰ろう!!?」
卓郎「……っ!?おい!早くその乗り物から降りろ美香!」
美香「えっ?」
乗り物がいきなり爆発する
卓郎は美香を抱えてなんとか乗り物から脱出する
卓郎「走れ!殺されるぞ!」
美香「きゃああああっっ!!」
セーカイーハセーマイー…………
音が急に止まる
卓郎「何だ……??」
怪物「ワタシミニィッテイウノヨ!仲良くシマショウ?」
全長2mはある耳にリボンをつけた血まみれの怪物が卓郎達の前に立ちはだかる
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