【モバマス】佐久間まゆ攻略済【リメイク】 (19)
まゆ「でも……まゆは…… もうもどれないんです。たのしかったあのころに……。」
まゆ「でも…きっとそれはいいことなの。プロデューサーさんにとっても…… まゆにとっても……。」
まゆ「わかりますか?いまはわからなくても、きっとすぐにわかるときがきます…。」
まゆ「ねぇ……プロデューサーさん。おとなになるってかなしいことなの……。」
P「……で、いま抱きかかえられてるのがパルパレオスか?」
幸子「え?ボクがですか?」
このSSには下記の要素が含まれます
・百合
・反倫理的発言
・反社会的発言
・設定捏造
・キャラ崩壊
・プロデューサーがクズ
・菜々さんは17歳
上記が許容できない方は御清覧を控えることをお勧めします。
またこのSSはP「まゆが寝取られた」http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1432647872のリメイクです
輝子「た、たいへんだ……流れ弾が菜々さんに直撃したぞ…フヒヒヒ」
小梅「菜々さんが…い、息をしてないの……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1479070565
幸子(メーデー!メーデー!緊急事態です!近くにプロデューサーさんが居るのにまゆさんがボクから離れません!)
P(落ち着け幸子、まずまゆの状態を報告しろ。熱はないか?脈拍は正常か?)
幸子(体温は平常、脈拍に異常はないです。ですが今日の朝からべったりくっついてと離れません!)
P(出勤してからずっとか?)
幸子(いえ、目が覚めてからずっとです。)
P(昨日まゆを泊めたのか?)
幸子(いいえ、昨日はまゆさんを部屋まで送り届けて、ボクは自室に帰りました。そしてちゃんと戸締まりして寝ました。)
幸子(ですが、目を覚ますと同じベッドでまゆさんが添い寝しててボクの寝顔を眺めてました!)
P(対象が不適切なこと以外は正常だな)
幸子(そしてまゆさんが用意てくれた朝ごはんを食べさせて貰って出勤してきました。とても美味しかったです。)
P(普通に楽しんでるじゃねーか。)
まゆ(まゆを仲間はずれにしてお二人だけでお話しですか?)
P(いかん、このモノローグはまゆに監視されている!)
幸子(プロデューサーさん!ボクに合わせください!)
P(判った、任せろ。)
幸子「フフーン!まゆさんはプロデューサーさんなんかよりカワイイこのボクのほうが断然魅力的だってことにようやく気づいたようですね!」
P「おまえけっこう満更でもないだろ。」
菜々「つ、つまり、まゆちゃんがプロデューサーさんから幸子ちゃんに乗り換えちゃったってことですか?」
輝子「フヒヒヒ…冒頭のやりとりだけで……それが解るんだな……フヒヒヒヒヒヒ…」
菜々「え?いやほら!Wiiのバーチャルコンソールで配信されてますし!」
P「でもさっきのリアクションは完全に所見で引っかかった奴の反応だったぞ。」
菜々「やだなぁ~ナナは17歳ですよ!一番仲の良かった親友の名前つけて気まずくなって疎遠になったりしてません!」
P「お、おう…そうだな、菜々さんは17歳だったな…」
輝子「で…でも…まゆさんが…プロデューサー見限るって…」
小梅「けっこうな……異常事態だよね……」
昨晩 事務所にて
幸子「ボクとしたことが事務所にうっかり宿題を忘れてしまうなんて。」
幸子「まぁ、そんなおっちょこちょいな所もカワイイんですけどね!」フフーン
幸子「・・・誰に向かって言ってるんでしょうか、菜々さんの自爆癖が感染ってしまったのかもしれませんね。」
幸子「あれ?カギが開いてる?不用心ですねぇ。」
幸子「まったく、ボクが来なければどうするつもりだったんでしょうか。」
幸子「フフーン、でももう大丈夫、ボクが天才的なタイミングで宿題を置き忘れたおかげで戸締まりが出来てない事がわかりましたからね!」
幸子「これはプロデューサーさんには何かしら感謝の気持ちを形にして表していただかないと。」
???「・・・ウウウッ・・・ヒッグ・・・」
幸子「!?・・・だ、誰か居るんですか!?」
???「ウッウウ・・・ウウウ・・・」
幸子「フギャー!!だ、誰ですか!ボクを脅かそうなんてそうはいきませんよ!」
まゆ「・・・ヒッグ・・・エッグ・・・さ、幸子ちゃん…」
幸子「まゆさん!?どうしたんですかこんな夜中に!?…泣いてるんですか?」
まゆ「い、いえちょっと目にゴミが入ってしまって。で、でももう大丈夫です。」
幸子「そんなわけないでしょ!目真っ赤じゃないですか!なにがあったんですか!もしかしてプロデューサーさんに
まゆ「違います!プロデューサーさんは関係ありません!」
幸子「 」ビクッ!
まゆ「ご、ごめんなさい、でも本当にもう大丈夫ですから…」
まゆ「わ、私もう帰る所だったんです、幸子ちゃん、また明日…」
幸子「まゆさん!」
まゆ「さ、幸子ちゃん?」
幸子「まゆさん、あなたにとってボクは目障りな敵かもしれません。」
幸子「ボクにとってもまゆさんはアイドルとして強大なライバルです。」
幸子「ですが、その前に同じ事務所の仲間だと思っています。」
幸子「まゆさん、ボクはもうなにがあったかは聞きませんよ。」
幸子「まゆさんは人には優しく出来ますが、自分に優しくするのが苦手なところがあります。」
幸子「ボクに甘えてくれれば、まゆさんのかわりにボクがまゆさんに優しくしてあげますよ、ボクはカワイイだけでなく優しいので。」
まゆ「幸子ちゃん……ウウウ…ウアァァァァン」
まゆ「そして幸子ちゃんは私をやさしく抱きしめて、そっとソファの上に押し倒してくれました。」
幸子「勝手に回想を捏造しないでください。その後寮のまゆさんの部屋に送っただけですよ。」
輝子「フヒヒヒ…そしてまゆさんが部屋に入ったのを確認して……自分も押し入って後ろ手に鍵をかけ……」
輝子「そのまままゆさんをベッドに突き飛ばしボクもベッドにGoToHeaaaaaaaaaaven!!!!!ヒィィィイイイヤッハアアアァァァァァァァ!!!!!」
幸子「うるさいゲスキノコ!なんて想像してるんですか!あなた中学生でしょ?」
まゆ「そんな…あんなに熱い夜を過ごしたのに……幸子ちゃんは忘れてたしまったんですか?」
幸子「まゆさんも便乗しないで、話がややこしくなりますから。」
小梅「じ…自分の純潔を捧げたのに……相手は一夜の過ちだって相手にしてくれない…だんだん愛は憎しみに変わってって……」
小梅「……修羅場…刃傷…吹き出す鮮血……ふふふ…」
幸子「あなたはスプラッターが見られればなんでもいいんですか?」
小梅「生きた人間同士の…愛憎劇って……並みのホラー映画なんかより凄惨で怖いんだよ……」
輝子「フヒヒヒ…小梅ちゃん、目輝かせてるところ悪いが…幸子ちゃんじゃあんまり期待出来ないな…」
小梅「え……なんで…?」
輝子「だって幸子ちゃんだと…ぐさぁー!シイタケクン『ピニャコラター!』……で済まされちゃう……」
小梅「そっかー……残念…」
幸子「あなたたちはボクをギャグマンガのキャラかなんかだと思ってませんか?」
菜々「つまり弱ってたまゆちゃんを慰めたら、懐かれちゃった訳ですね。」
P「弱みに付け込んだ訳か、さすが幸子汚い。」
幸子「カワイイボクに向かって汚いとは何事ですか!」
まゆ「……もしかして迷惑ですか?」
幸子「はい?」
まゆ「そうですよね、幸子ちゃんのことも考えず勝手に纏わり付いて、幸子ちゃんも困っちゃいますよね。」
まゆ「ごめんなさい、もう私幸子ちゃんに近づかないから、できるだけ視界にも入らないようにするから…」
幸子「ちょ、ちょっとまってくださまゆさん!」
まゆ「幸子ちゃん…」
幸子「ボクは迷惑だなんて思ってませんよ、だってボクとまゆさんはお友だちでしょ?」
まゆ「…お友だち…ですか?」
幸子「そうです!喜んでください!こんなにカワイイボクがお友だちなんですよ。ボクもまゆさんのようなきれいな人がお友だちで鼻が高いです!」
まゆ「ふふふ…幸子ちゃん、とりあえずはお友だちからって事ですね?」
幸子「できればお友だちまででとどまっていただきたいのですが。」
輝子「フヒヒ…幸子ちゃんと…まゆさんはトモダチ…私と幸子ちゃんもトモダチ…広がるトモダチの輪……フヒヒヒヒ…なんだかしめじみたいだな…」
幸子「人を送り狼みたいに言う人と友だちになった覚えはありませんよ。」
輝子「フヒヒ……幸子ちゃんは厳しいなぁ…」
後日 事務所内 応接スペース
幸子「ふえぇ…」ボフッ
ピコーン
ショウコがあなたを「机の下」に招待しました
幸子「・・・」タプタプ
ピコーン
ショウコ『幸子ちゃんが変な音立てて倒れた』
幸子「すぐ近くに居るんですから直接話せばいいじゃないですか。」
ピコーン
ショウコ『だが断る』
ピコーン
コウメ『幸子ちゃんもまゆさんが来てからプロデューサーさんに近寄らなくなったでしょ』
ピコーン
ボノノ『以前は営業周りにまでくっついて行ってましたけど』
ピコーン
ショウコ『今じゃまゆさんがその場に居なきゃ絶対に話しかけないもんな』
ピコーン
コウメ『プロデューサーさんと二人っきりになるの意図的に避けてるよね』
幸子「……」
ピコーン
サチコ『それはボクも自分の身はカワイイですから』
ピコーン
ショウコ『私達だって自分の身は可愛い』
ピコーン
コウメ『あんまりまゆさんのヘイトは稼ぎたくないの』
ピコーン
ボノノ『森久保乃々は静かに暮らしたい』
ピコーン
サチコ『納得しかけたボクはまゆさんに謝らないといけませんね』
ピコーン
コウメ『で』
ピコーン
コウメ『まゆさんとはどこまでいったの?』
ピコーン
サチコ『?』
ピコーン
サチコ『今日はひとりで撮影のお仕事でしたよ?』
ピコーン
サチコ『「いつもより物憂げで大人びた表情が意欲をそそる」とカメラマンさんに誉められました』
ピコーン
コウメ『違う、そうじゃない』
ピコーン
ショウコ『具体的に聞くとヤったのか?』
ヒュン!バシッ!ショウコ「イタッ!」
ピコーン
ボノノ『モリクボのマンガを投げないでほしいんですけど』
ピコーン
コウメ『ナイスコントロール』
ピコーン
ショウコ『話せばわかる』
ピコーン
ショウコ『武力行使はやめようぜ?』
ピコーン
サチコ『突然何を言い出すんですかはしたない!』
ピコーン
ショウコ『だって思春期の女の子だぜ』
ピコーン
ショウコ『いろいろ試したくならないか?』
ピコーン
コウメ『女の子同士ならハードルも低いし』
ピコーン
ボノノ『うわキツ』
ピコーン
ボノノ『こんな百合畑には居られません』
ピコーン
ボノノ『モリクボは自分の森に帰ります』
ピコーン
サチコ『乃々さんはこれからお仕事でしょ?帰っちゃ駄目ですよ』
ピコーン
ボノノ『(´・ω・`)』
ショウコ『冗談はこれくらいにして』
ピコーン
ショウコ『最近悩んでるみたいだが大丈夫か?』
ピコーン
コウメ『道を歩いてると後ろに気配を感じるとか』
ピコーン
コウメ『家に誰かが出入りしてる痕跡があるとか』
ピコーン
サチコ『あなた達はまゆさんを誤解してませんか?』
ピコーン
コウメ『誰もまゆさんのことだなんて言ってないよ』
ピコーン
ショウコ『話の流れに目をつぶれば心霊現象っぽいな』
ピコーン
サチコ『カンペキなボクに悩みなんてありませんよ』
ピコーン
サチコ『むしろ最近はまゆさんが家事を全部やってくれてるのでとても助かってます』
ピコーン
サチコ『毎朝起きると朝ごはんが用意してあってうちに帰れば掃除も洗濯も終わってます』
ピコーン
サチコ『なによりも玄関を開けて「だだいま」と言えば返事が返ってくるのがとても嬉しいです』
ピコーン
コウメ『なんか新婚の旦那さんみたいだね』
ピコーン
サチコ『強いて言えばまゆさんにも仕事があるので家事はしっかり分担を決めたいってところでしょうか』
ピコーン
ボノノ『まるで女の子の妄想みたいな旦那さんなんですけど』
ピコーン
サチコ『後はまゆさんとルームシェアした覚えがないことでしょうか』
ピコーン
ショウコ『幸子ちゃんもいろいろ毒されてるなぁ』
ピコーン
サチコ『ところで最近のまゆさんの様子はどうですか?』
ピコーン
ショウコ『最近のまゆさんについてはお前のほうが詳しいだろ?』
ピコーン
サチコ『そうではなくてアンダーザデスクのお二人から見て以前と変わったことはありませんか?』
ピコーン
ボノノ『特に変わった様子はないと思いますけど』
ピコーン
ショウコ『つーよりあんまり机の下に来ることがなくなっちゃったからな』
ピコーン
コウメ『ターゲットが移ったから机の下に用がなくなったのかな』
ピコーン
ショウコ『少し寂しいな』
ピコーン
ボノノ『最近は調子が良さそうに見えるんですけど』
ピコーン
ショウコ『幸子ちゃんはプロデューサーと違って逃げないからな』
ピコーン
コウメ『避けられたり逃げられたりすると悲しい』
ピコーン
ボノノ『ここで幸子さんにお知らせがあります』
ピコーン
ショウコ『サチコーウシロウシロー』
まゆ「私の話ですか?」
幸子「フギャァ!?」
幸子「まゆさん、今日は夕方まで戻らないはずじゃ?」
まゆ「次のお仕事まで時間が出来たので帰ってきました。」
まゆ「ところで、なんで幸子ちゃんはケータイを隠してるんですか?」
幸子「え、その、なんででしょうかね~」フ、フフーン
まゆ「もしかして、私の悪口ですか?」
幸子「え゛。」
まゆ「……私はそんなに嫌われてたんですね。」
幸子「ち、違います!違いますってば!」
輝子「フヒヒ……これ、アンダーザデスクのグループだから…まゆさんには筒抜けなんだよな…」
小梅「まゆさん……さっきまでケータイ見て…ニヤニヤしてたね…」
まゆ「薄々気づいてはいたんです。」
まゆ「幸子ちゃんが無理して私につきあってたの…」
幸子「お、落ち着いてくださいまゆさん!ボクが影でこそこそ悪口言うようなことするわけないじゃないですか!」
まゆ「じゃあどうしてケータイを私に見せてくれないんですか?」
幸子「それはえーっと、そ、そうです!輝子さんや乃々さんに普段のまゆさんの様子を聞いてたんです!」
まゆ「私の様子?」
幸子「は、はい!ほら、まゆさんあの二人と一緒にお仕事してるじゃないですか。」
幸子「お二人に聞けばボクの知らないまゆさんのことが聞けると思って…」
幸子「でも聞いた内容をまゆさんに知られるのは恥ずかしいかなーなんて。」
まゆ「ふふふ、幸子ちゃんは束縛癖の気があるんですね。」
幸子「そ、そうかもしれませんね、こんなボクを嫌いになりましたか?」
まゆ「いいえ、可愛くていいと思いますよ、幸子ちゃんカワイイ。」
幸子「フフーン!ボクがカワイイのは今に始まったことじゃありませんけどね!」
輝子「フヒ…好感度ダウンを華麗に回避して、その勢いで一気に距離を詰める……まるでメッセージウインドーが表示されててそれを攻略チャート通りに選択してるみたいだ……」
小梅「流石は幸子ちゃん……私たちには出来ないことを平然とやってのける……」
輝子「そこにシビれるぅぅぅ!!」
乃々「モリクボは別に憧れないんですけど。」
まゆ「そんな束縛癖のある幸子ちゃんにとっておきのプレゼントがあるんですよ?」
幸子「おや?なんでしょうか?」
まゆ「ちょっと失礼しますね。」カチャカチャ
まゆ「はい、私とお揃いのチョーカーです。」
幸子「すてきなチョーカーですね!ありがとうございます!」
まゆ「このチョーカー、じつはタグのところに秘密があるんですよ?」
幸子「秘密?もしかしてまゆさんの髪の毛が入ってるとか?」
まゆ「もう、そんな変態みたいなことしませんよ!」
幸子「すみません、てっきり『これでいつでも一緒ですよ』的なものだと。」
まゆ「もともとはバッグや鍵の置き忘れや盗難防止のためのものなんですが…」タップタップ
まゆ「ほら、このアプリで今このチョーカーをつけた人がどこに居るかすぐにわかるんですよ。」
幸子「 」
まゆ「少しケータイをかりますね……これで幸子ちゃんにも私の位置がすぐにわかるようになりましたよ。」
まゆ「私はこのチョーカーをずっと付けてます。私は幸子ちゃんに隠し事をするつもりはありませんから。」
まゆ「これで私は24時間いつでも幸子ちゃんのものですよ?」
幸子「は、ははは、あ、ありがとうございます…」
まゆ「それでは私は次のお仕事がありますから。」
幸子「あ、はい、いってらっしゃい」
まゆ「あ、そうそう、今晩はお鍋にするつもりですからお腹すかせて帰ってきてくださいね。」
ガチャ バタン
幸子「………ふえぇぇ」
同時夕刻 事務所付近の自販機前
P「で、幸子の様子はどうだった?」
輝子「別に…ほっといてもいいと思うよ…幸子ちゃんもたのしそうだし……GPS管理はやり過ぎだがな…フヒヒ」
P「そうか、ならいいんだが、変な噂が立つといろいろ面倒だからな。」
輝子「フヒヒ……今さらじゃないか…うちのアイドルなんてみんな人の姿した自由そのものだ……変な噂の一つや二つ、誤差範囲だろ…」
P「おまえらがやらかすたび俺がどんだけ頭下げてるか知ってるか?」
輝子「フヒヒヒヒ…そのためのプロデューサーだろ……だから私達はいつでも全力が出せるんだ…たよりにしてるぜ、親友……フヒヒ」
P「俺だって地面より下には頭は下がらないんだ、俺の安い頭じゃ限度がある。」
輝子「…首くくって持ち上げることにはならないようには自重してるつもりなんだけどな……」
P「アイドルに恋愛沙汰は御法度だ、例え女の子同士やアイドル同士でもな。」
輝子「……ちょっと神経質すぎやしないか?……14歳と16歳だぞ?……微笑ましいおままごとの延長みたいなものだろ…」
P「あれに幸子を潰されちゃたまらんよ。幸子はうちのエースなのは知ってるだろ?」
輝子「……なあ、プロデューサー…前から思ってたがお前、まゆさんに冷たくないか…?」
P「当たり前だ、事情があるならまだしも、1回顔合わせだけの男追っかけて世話になったプロダクションも親の金で通ってる学校もほっぽり出して勢いだけで上京してくるようなやつは信用できねーよ。」
輝子「……ひどい言い草だな…いいじゃないか…情熱的で…」
P「この業界は人のつながりがすべてだ、営業もオーディションも全部そいつと仕事したいかどうかで決まる。コネだの出来レースだの言われてるが、誰だって確実な仕事ができるならそっちをとるさ。」
輝子「……大人げないな…子供相手に……」
P「子供で居たいならこんなところに来ないで子供の居場所に帰れってんだ、10代の貴重な時間を大人の真似事に費やしてないで、子供で居られるうちにしかできないことがもっとたくさんあるだろうに。」
輝子「フヒヒヒヒ……めちゃくちゃ言ってるな…アイドルなんて10代にしかできない仕事の代表みたいなもんじゃないか……」
P「それこそ大人が勝手に決めた基準だよ。義務教育の時間まで奪ってこんな明日も解らんような道進ませて、あげく卒業だと抜かして追放だ。」
輝子「フヒヒ…それをアイドルやってる中学生に言わないでほしいな…」
P「お前等はもう俺が何言ったって退く気ないだろ?まゆはまだそんな覚悟は出来てない。」
輝子「…子供だってみんな日々選択を迫られて腹くくりながら生きてるんだ……お前等大人が考えてるほど子供の世界は甘くは無い…まゆさんだって覚悟ぐらい出来てると思うよ…」
P「覚悟と無鉄砲は違うよ、覚悟が出来てるやつはゴールや逃げ道を用意してる。アイドルはゴールじゃないしましてやここに居つく理由にもならん。」
P「勝手に自滅するならなんも言わんが、目的もプランも人間の邪魔はさせられん。』
輝子『…邪魔ザ…どうか決めザ…ザザ…は…お前ザザ…サザ…ろ…ザ…』
P『ザザザ…ザザ…ザザ…ザアアアアアアア
』
まゆ「………」
今日はここまで
続きは後ほど
>>14訂正
同時夕刻 事務所付近の自販機前
P「で、幸子の様子はどうだった?」
輝子「別に…ほっといてもいいと思うよ…幸子ちゃんもたのしそうだし……GPS管理はやり過ぎだがな…フヒヒ」
P「そうか、ならいいんだが、変な噂が立つといろいろ面倒だからな。」
輝子「フヒヒ……今さらじゃないか…うちのアイドルなんてみんな人の姿した自由そのものだ……変な噂の一つや二つ、誤差範囲だろ…」
P「おまえらがやらかすたび俺がどんだけ頭下げてるか知ってるか?」
輝子「フヒヒヒヒ…そのためのプロデューサーだろ……だから私達はいつでも全力が出せるんだ…たよりにしてるぜ、親友……フヒヒ」
P「俺だって地面より下には頭は下がらないんだ、俺の安い頭じゃ限度がある。」
輝子「…首くくって持ち上げるようなことにはならないようには自重してるつもりなんだけどな……」
P「アイドルに恋愛沙汰は御法度だ、例え女の子同士やアイドル同士でもな。」
輝子「……ちょっと神経質すぎやしないか?……14歳と16歳だぞ?……微笑ましいおままごとの延長みたいなものだろ…」
P「あれに幸子を潰されちゃたまらんよ。幸子はうちのエースなのは知ってるだろ?」
輝子「……なあ、プロデューサー…前から思ってたがお前、まゆさんに冷たくないか…?」
P「当たり前だ、事情があるならまだしも、1回顔合わせだけの男追っかけて世話になったプロダクションも親の金で通ってる学校もほっぽり出して勢いだけで上京してくるようなやつは信用できねーよ。」
輝子「……ひどい言い草だな…いいじゃないか…情熱的で…」
P「この業界は人のつながりがすべてだ、営業もオーディションも全部そいつと仕事したいかどうかで決まる。コネだの出来レースだの言われてるが、誰だって確実な仕事ができるならそっちをとるさ。」
輝子「……大人げないな…子供相手に……」
P「子供で居たいならこんなところに来ないで子供の居場所に帰れってんだ、10代の貴重な時間を大人の真似事に費やしてないで、子供で居られるうちにしかできないことがもっとたくさんあるだろうに。」
輝子「フヒヒヒヒ……めちゃくちゃ言ってるな…アイドルなんて10代にしかできない仕事の代表みたいなもんじゃないか……」
P「それこそ大人が勝手に決めた基準だよ。義務教育の時間まで奪ってこんな明日も解らんような道進ませて、あげく卒業だと抜かして追放だ。」
輝子「フヒヒ…それをアイドルやってる中学生に言わないでほしいな…」
P「お前等はもう俺が何言ったって退く気ないだろ?まゆはまだそんな覚悟は出来てない。」
輝子「…子供だってみんな日々選択を迫られて腹くくりながら生きてるんだ……お前等大人が考えてるほど子供の世界は甘くは無い…まゆさんだって覚悟ぐらい出来てると思うよ…」
P「覚悟と無鉄砲は違うよ、覚悟が出来てるやつはゴールや逃げ道を用意してる。アイドルはゴールじゃないしましてやここに居つく理由にもならん。」
P「勝手に自滅するならなんも言わんが、目的もプランもある人間の邪魔はさせられん。』
輝子『…邪魔ザ…どうか決めザ…ザザ…は…お前ザザ…サザ…ろ…ザ…』
P『ザザザ…ザザ…ザザ…ザアアアアアアア
』
まゆ「………」
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