娼婦オンライン (8)
注
・超亀更新
・TS要素アリ
・キャラ紹介の為に本文後にAAを使用する場合アリ
・以上の事が嫌ならブラウザバック推奨します
やる夫「ただいまー、だお」
入速出やる夫は学園から帰った後、直接自分の部屋に行こうとした。
カーチャン「おかえりー、やる夫、梨あるわよ、食べるかい?」
やる夫「食うー」
リビングに入るとテーブルの上のガラスの器に瑞々しそうな梨が剥かれて切り分けられていた。
やる夫は座って梨を一つつまみ、口に運んだ。
シャリシャリという新鮮な食感と甘い梨特有の香りが口内に広がる。
やる夫「うまいな、この梨、高かったんじゃねぇの?」
カーチャン「そう思うでしょう? でもこれ訳有り品なのよ」
やる夫「訳有り品?」
カーチャン「VRショッピングしてたら訳有り品限定ショップ見つけてね、地面に1回落ちた梨だからすごく安いのよ」
やる夫「学生に「落ちた」物食わすなよカーチャン……」
カーチャン「それにしても凄い時代になったモンだねぇ……カーチャンが若い頃はネットショッピングでも画像で騙す奴が多くてねー」
やる夫「ふーん……」シャリシャリ
カーチャン「それが今じゃ3Dスキャナー? ってのがどの家庭にもあるし、VRショッピングで商品の全体像見れるから、ちょっとの傷でも訳有り品安く買えるようになったからねぇ……」
やる夫は話が長くなりそうな気配を感じたので、梨を噛み砕いて飲み込んだ。
やる夫「んじゃ、やる夫は部屋で勉強するから、集中したいから部屋に入んなお」
カーチャン「あんましゲームばっかりやるんじゃないよ、カーチャンちゃんと知ってんだからね!」
やる夫「うっせーお……」
やる夫は部屋に入ると、鞄を置いて服を脱ぎ、全裸になった。
そうしてPCの電源を入れ、ベッドに寝転び、PCから伸びている接続端子を首の横にある端子に接続し、眼をつぶった。
インプラントVR端子……
十数年前に開発されたこの技術は、主に倫理的な観点から開発当初は反発が根強かったが、インプラント手術の安全性や、それまでのPCやネットを遥かに上回る利便性が知られてくるようになると、広く一般的に普及する事となった。
これまでインプラント手術の失敗例は、無許可で施術を行っていた医師による神経接続の失敗による8例の全身麻痺しか無い。
その8例の被害者も、業界団体のボランティア的補償で回復し、無事に日常生活を送れるように回復した。
医術も進歩しているのだ。
やる夫がVR接続すると、やる夫のVRのHOMEが脳内に広がって視覚化され、いくつものアプリアイコンがやる夫の周囲に浮かびながら表示された。
HOMEの中でやる夫はゆったりとしたソファに座り、アイコンを操作して面倒な宿題をVRネットを参考にしてパパッと終わらせた。
そうして、やる夫は一つのゲームアプリを眼の前に持ってきて、それにVR中でタッチした。
やる夫(さて……今日も一狩りいくか……)
やる夫の視界にゲームメーカー、「NERV」のロゴが浮かび、ゲームが始まった。
こうしてやる夫は今日も国民的狩りオンラインゲーム「モンスターオンライン」通称「娼婦オンライン」にダイヴしていった……。
今日はここまで
次回未定
※重要事項
・カーチャンは攻略対象ではありません
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