【咲】京太郎「…………俺は必ず帰ってみせる」【安価】 (1000)
○京ちゃんがチートなしであっちこっちの異世界に飛ばされるスレです
○文章もそこそこありますがAAによる表現も多めです
○咲キャラ以外にも絡みがあります 嫌いな方はご注意を
○システム上、京ちゃんもキャラも情けなく死んでいく事がままあります
○推しキャラが死んでも泣かない精神でお願いします
○システムその他はよそさまからお借りしていますが、エラッタ入れる事もままあると思います(予告)
○キャラメイクや序盤の安価などは既に終わらせています
内容を知りたい方は
【咲】京太郎「今日から始める提督業」穏乃「EXだってさ!」【R18】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1473198778/)の187からお願いします
○今回はエロはありませんよえぇ 多分
多分なのにこっちということはあることはある程度確定しているんじゃないですか?
コンマ神と住人次第でしょう。
それと逆レイ○や分割、タコスの謎具材に成ったり、狭い所に仕舞われてしまう猟奇ENDって想定していますか?
立て乙
R板の時点でエロ書く気満々にしか見えないという
>>2>>3>>4
コンマ次第でそういう展開になるかもですし
もし手が滑ってエロAAはっつけちゃったら大変な事になるから予防線張ってるだけだよ…(震え声)
まぁ、もしかしたら連続してエロAA張るかもしれないけれど、それは仕方ない事だよね!!!!!(いい笑顔で)
あ、それととても重要な事ですが
○>>1はAAを使った表現は初心者です。もし、至らないところがあったらアドバイスお願いします。
と言いつつOPの投下してくぞオラァ
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その日はとても快晴で、気持ちの良い日だった。
遠足日和。
そんな言葉を幼馴染の文学少女が言っていたのを良く覚えている。
多分、その当時の俺にはその言葉の意味を理解していなかっただろうけれど、きっと良かったとかそんな言葉を返していたんだろう。
その年はあまり気候が安定しなかったから、楽しみにしてた遠足が中止になるんじゃないかと心配だったんだ。
なのに、その日は暖かな春の日差しが燦々と照り続けていて、きっと楽しい日になると…その時の俺は思っていた。
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当時の俺は今よりもずっと馬鹿で、何より向こう見ずだった。
ピクニックに浮かれた俺は、食事休憩の最中も落ち着く事が出来ない。
急いで母さんの作ってくれた弁当を平らげ、そして幼馴染を連れて探検を始めた。
…無論、幾らバカだと言っても、先生たちから離れすぎるつもりはなかった。
こんな山の中で迷子になってしまったら大変な事になる。
それくらいは俺にも分かっていたから、あくまでも周りを見回るだけで済ませるつもりだったのだけれど。
|! トヽヽ,\__ __,、
f ,i !- ':´  ̄ ̄ヽ. ヾト ィ',ィ, ,.ィ__
__∠ ― 二 =、 ヾY,}:i:iK '` `てイーzィ
`斗レ' ¬ .<ヾト、 Y}:}:j厶- - 、 `t__
__ノ’ ,. --、ヽ.\ヽ:Y!iv厂 --一- ``、 `^戈__,>`ヘ
__Z , ィ'´fiミ__Yiいヽ!:リ√ィ彡r '´ ̄´¬丶ヽ、 X. i{ ',
___) ≦ 'ラ_{(・)}j川 kソ个rイ〃 '// _ヽ ヽ. ヘヾ }
_,)'/, z 彡rシ ソソ:`,ソ:' メ⌒i. j ‐、ヾi i,.ィ_'ニ二ヽ, ヽ }:i /
勹/〃, -ー彳´ ;/¨:::`::く._ ヾ Yij{(・)>= ≧ヾ:ヽ:ヽ ヾ, `ミゞ--:r'
之. イ/ / , ゙ ,' {::f⌒}::,':::::::::ヽ ,丶 `iヾ三ぐ¬ミド} }ヽト :} ゞミ(^
'ライ〃i;' ,' ,' :v'ヾ| ,ノ:::/⌒!:::/ ,.i トヽヽ丶` ヾミ:ヾト、 ヾヽミi}
_,メィ/;:イ ' / ;i: i! ヽ.. ー' ¬'Lイ ji ,i ,i.l }: ヽ丶`` ヾ ヽ \:.ヽ:トゝ
__Z イィ /i ,〃 /!i iト .,___ ヾ´ '’ ,八 ヽ }! \ヽ` \、ヾ :,ハ ヘ,
ブイ〃//i ,:/:, ハ1i: ,>'‐L/7'ァ-ァァ'个 、 ヽ ヾ c ヾ` 、`: ミト、} ハ メゝ
厶'〃// ,' ,.イ ,' / 'i:iハ.y' {_  ̄ ブZ j:j:ヽヽ__,ィこつ ヾヽ、 ヽ. \ ヾト、ヘN
,ノiii/〃/ ,'/ ,' ,: ,' i:{,ハ! 7ー'´/り } :ト、  ̄´ ヽ \ヽ`: \ヽ`\ヘヘ!
,jハ/:〃/〃/〃,' ,' ,'iハ/`ト、/__,_,_仄! .Nト、\ ヾミJヽト、ヾ` ` ヾ``ヾ``ヾ``ヾし!
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多分、その時の俺は運が悪かった。
茶色い毛皮。
ガキだった俺なんて簡単に弾き飛ばされそうな巨躯。
何より、飢えに荒れた瞳が、目の前のそれが熊だと。
人間ではどう足掻いても勝てないイキモノなのだと俺に教えた。
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` ー ' ∧........../.....................|.............../ ⌒V-'.// ペタン
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だから、逃げるのが正解だったんだ。
落ち着いて、刺激しないように、ゆっくりと後ろに下がりさえすれば、きっとやり過ごせた。
でも、一緒にいた幼馴染は、突然、熊に出会った恐怖に腰を抜かして。
地面に座り込んで、動けなくなってしまった。
…つまり俺が逃げようとすれば、幼馴染が ―― 咲が一人、熊の元に置いていかれるって事で。
_,...---、_,.、
/ : /: : / : : ヽー-、
/. : :, !: iハ!/メ、.i | \
イ : :{ ヽN 'i:!/!人iヽi
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/ `Yリヽ '、_)'´!`ー` ああああああああああああああっ!!!!!!
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/ ::::|:: ! ヽ、 ,:-‐クヽ
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出来る訳がなかった。
男なのに、俺の所為なのに。
こんな危険な場所に、女の子を、咲を置いていくなんて。
どれだけそれが正しいと分かっていても、俺はそれを選べなかった。
だから…俺は熊に向かった。
幼馴染に逃げろと叫んで、ほんの僅かでも足止めになればと祈って。
ガキの身体をぶつけるようにして、冬眠明けの殺気立った熊に立ち向かったんだ。
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...,,、 `''-_ヽ`'-、;;;;;;;;;.;_;;;;;ヽ, ゙'ヘ . l;;;丶;;;;} ` .,;;ソ゛ ´ /゙;;;;;;;; /
ー 二゙゙ヽ ,,、 `'!‐ `'-,;;;{. `'-、;゙!、 .l-'、.l.;;;;;;;;;.! .,il″ _,, -'";;;;;;;;;;;`¬
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 ̄ ..,,u..-..、 `''スッ、 y ..、 !li `l/ l/ ..il′ ,,il'"´
:ニニ;;;;ュix..,,,,,_. .`'s、 ゙''く、 |;,_} .ゝ .″,l′.,, .,.″ .= .r!″ '.ly
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,iク゛ l";!I ., ―--グ .n /゛ l/ .゙‐'" .l;;;;;.l .゙'f、 ゙.lx ゙'
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当然の事ながら。
ヒーローでもなんでもない俺が熊に勝てるはずがない。
一本一本がナイフみたいな爪にあっさりと俺の身体は切り裂かれた。
痛い。熱い。寒い。苦しい。
一瞬で脳内で飽和したその情報に、涙が止まらなかった。
でも、ここで諦められない。
諦めちゃいけない。
血がだくだくと溢れ出す腹を抱えながら、俺は立ち上がって。
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(ン 。 。く)
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{  ̄ ノ} <<やべっ
ノ ',
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', _,.. ゙ 、 ヽ,r ァ、
ヽ ' ー 、、 _,ノ''´
ミ ミ `
ミ ミ
ミ ミ
ミ ミ
ミ ヽ ミ
ミ ミ', ミ ミ
ミ ミ゙~''ミ ミ
ノ ミ ミ .ミ
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折れそうな心を奮い立たせる為、訳の分からない言葉を叫び続けた俺に大人たちが気づいてくれた。
俺達の名前を呼びながら集まってくる大人たちに、熊はゆっくりと後退っていった。
…後から知ったけど、熊ってやつは、元来、臆病らしい。
鈴の音色さえ怖がる熊にとって、人間の叫び声は恐ろしいものだったのだろう。
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i . : : :l: : i: : . | l |: l: l ハ
.l i l li l , | i l l l :i i ハ
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l i: : llヽ: : :.i 彳,i;;;;;;;C ; ......... ;i;;;;;;;C ゞ/: :/i:l : : |
l i!: :ハ\: :l(´`)ニ=-C .::::::::::::. Cー(´`)//: :リ: : :| 「京ちゃん!京ちゃん!!!」
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! 'l: |\~ヽ、 リ: : :/il `
l! ヽ!\ゝ ,,:‐.. ..;;,、 /:./|/ i
'| `丶、 `~ ̄~~ 〆|/';/
/´i;l `>ー,.イ´ー、,,_
〆i´ ヽ、 l l ヽ ヽ ~ーニ,,,_
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/ | |\ \ー‐、 〆| |.\\ ヘ
/ | | \ \ | | ヽ ヽ i ハ
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ただ、その時の俺は、そんなのを考えている余裕はなかった。
熊を追い返して安堵した所為か、痛みが限界を迎えたんだから。
膝から崩れ落ちる俺の名前を呼びながら、咲が近寄ってくる。
ポロポロと涙だけじゃなく、鼻水すら垂れ流しにするその顔を見て、俺は……。
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: : こいつだけは絶対に泣かせてやりたくはないとそう思った : : .
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::::::::::八 r 、_ }:::::: 「ほうほう。そいつは感動的な話だ」
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……誰だ、アンタは?
つか、ここ何処だ?
俺は一体、どうしてこんなところにいる?
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:::::::::::::::::::| |::::::::::::: 「一気にアレコレ聞くなよ。幾ら俺が全知全能でも一度に全部応えるのは無理だ」
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...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ ヽ 土土土フ ,:::::::::::::::::::::::::..
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何言ってんだ、コイツ。
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;;;;;;;;;;;/ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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;;;i く7 厶- 、;;;;;;;;;;;;;;\ r┬┬ ┬‐┬‐┬ ┬ ┬i ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;| ヽ___j、______ノ V;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヘ i ┴┴ ┴‐┴‐┴ ┴‐ 7 r;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;i :::;;;;::/ , --';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ ヽ _______ / /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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は? 神様? 正気なのか、アンタ
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::::::::::i ,'::::: 「ま、信じる信じないは好きにしたら良いさ。
::::::::::八 r 、_ }::::::
..::::::::::::::::::i:::. | Y i≧=- .,____, ノ::::: ともかく、これで最初の質問には応えた。
.....:::::::::::::::::::::| ::, 乂^´i Y j 、__7 ′::::
::::::::::::::::::::::::;: ' :::::. ` ー- ___彡' 人:::::: んで次の質問だが…ここはお前らの言うところのあの世だ」
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::::::::γ \::::::::::::::
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…あの世?
つまり…俺は死んだって事なのか?
いや、でも…ここ死後の世界って感じじゃないぞ。
真っ暗でアンタ以外何も見えないし…花畑も三途の川も何もない。
閻魔様の裁判所もなさそうだが。
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:::::::::/ γ^ ,::::::: 「ばーか。そんなの人間が作り出した幻想に決まってるだろ。
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:::::::∧ リ:::::::: 死後の世界なんてあるもんかよ」
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::::::::ハ {`ー---------------=彳 _/:::::::::::
:::::::::::::i ∨─┼--- --┼─リ !::::::::::::::::
::::::::::::::::::八 ` 、__ _彡' 人:::::::::::::::
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
アンタ、ついさっきの自分の発言を思い返してみろよ。
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:::::::::::::::::::| |::::::::::::: 「人間の言う死後の世界じゃないって事だよ。
:::::::::::::::::::i i:::::::::::::
.::::::::::::::::::::i ;::::::::::::: ここには閻魔も天使もいやしない。
::::::::::::::::::::ヘ ;::::::::::::::
...:::::::::::::::::::::::::::::ヘ r┬┬┬┬┐. /:::::::::::::: いるのは、お前が死ぬ瞬間、魂を拾ってやった俺だけだ」
...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ ヽ 土土土フ ,:::::::::::::::::::::::::..
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.:::::::::::::>‐゙ー- ヘ、:::::::::::::::::::::::::/ `v::::::::::::::
::::::::::::/ ヽ:::::::::::::::::/ i! V::::::::::::
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……胡散臭いにも程があるが、とりあえず突っ込んだところで埒が明かなさそうだしな。
とりあえずアンタが神様で俺の事を拾ってくれたとして…一体、何が目的なんだ?
正直、誰かれ構わず魂拾って救済する…なんて善人には思えないんだが。
. ..:::::/ V:::::::::
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::::::::::l '’ ヽ::::::::
:::::::::::l ,..イ V::::: 「なんだ。人を見る目…いや、神を見る目はあるじゃねぇか」
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:::::人 ゚,:ゝ'´::::::;: -──--=彡: . : . : ヽ:::__:,' .:::` <___::::::::::::::::::...
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そりゃどうも。今ので嫌な予感が一気にましたけどさ
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;;;;;;;;;)ュ, ,r(;;;
:;;;;;;;;;>、 ,ノヾ;;;;;;;
;;;:,チ''゛ :`::::::':': ゙゙Y;;;;:::: 「安心しろ。別にお前の事を害そうとしてる訳じゃない。
::;;;;y'´ , `{;;;;;:::::
::;;;.(, ″ '(;;;:: ただ、暇なんだよ」
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::::| ゙;,_ ,: ゙ i;;;;,,,,,,,,,
:::::i :::: .'-、;;;;;;;;;;;:::::
;;;;;;;;ハ i::::: ....::::'' `'<;;;;;::::
::;;;;;.ハ '(i|||||lllllllliiii=''′ .,};;;;''''
_,,,,,lllllllシ ,,illllllllll″ ,__,,,,,,,,,iiillllllllllllll)
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は???????
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..::::::::::::::::::/ ∨::::::::::..
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:::::::::::::::::::| |:::::::::::::
:::::::::::::::::::i i::::::::::::: 「だから、暇なの。超暇。
.::::::::::::::::::::i ;:::::::::::::
::::::::::::::::::::ヘ ;:::::::::::::: もう何千年単位でぼーっとしててさ。
...:::::::::::::::::::::::::::::ヘ r┬┬┬┬┐. /::::::::::::::
...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ ヽ 土土土フ ,:::::::::::::::::::::::::.. このまま娯楽もなしじゃ心が擦り切れそうなんだよ」
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::::::::::::/ ヽ:::::::::::::::::/ i! V::::::::::::
::::::::::i V::::::::::/ .! V:::::::::::
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:::::::::::::::::::∧ i /! i i:::::::::::::
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……まさか。
. ..:::::/ V:::::::::
:::::::′ ',:::::::::
.::::::i i:::::::::::
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::::::::! |::_::::::::::.
::::::::::l '’ ヽ:::::::: 「喜べ、人間!!!!
:::::::::::l ,..イ V:::::
::::::γ⌒ __ ----==≦冖::i |:::::: お前は俺の暇つぶしの道具第一号に選ばれたぞ!!!!!」
:::::::′ iト- ┬=T  ̄ ̄ ___/_/::| リ::::::::
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:::::人 ゚,:ゝ'´::::::;: -──--=彡: . : . : ヽ:::__:,' .:::` <___::::::::::::::::::...
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::::::::>'´ 、 ` <{__ _,. ' |:::::
:::::::::/ ::::iト、  ̄ ̄ /::: |:::::
:::::::/ :::::::> ., _,. ィ:::::::::: l:::::
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
ふざけんな!!!!!!!!!!!!!
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;> ―― <;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;. '´ `ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;/ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;/ V;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;; i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::,,;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_ -- 、;;;;;;;;;;:::::::;;;;;;;;ゝ┘ r‐ 、;;;;;;;;;;;;;;;;;; 「おいおい、この俺にそんな口を効いても良いのか?
;;;;;;;;;ゝ‐  ̄ i;;;;;;;;;;;:::;;;;;;;;i i;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;/ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;! !;;;;;;;;;;;;;;;; このままじゃお前は消滅するんだぜ?」
;;;i く7 厶- 、;;;;;;;;;;;;;;\ r┬┬ ┬‐┬‐┬ ┬ ┬i ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;| ヽ___j、______ノ V;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヘ i ┴┴ ┴‐┴‐┴ ┴‐ 7 r;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;i :::;;;;::/ , --';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ ヽ _______ / /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;| i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ ` ー┴―┴‐┴'´ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;i /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ト、 ィ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;i /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;! ` ー-- -‐ ´ !;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;| /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_ > '´ ` <;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;| i;;;;;;;;;_ -‐  ̄ ` <;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;i i;;;;/ ` <;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;| |;;/ `ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
消滅…?
:::;;;;;;,-''''''''-;;;,;;;;;;
;;;;;;;;;;i´ `i;;;;;::: ============
;;;;;;;;┌' 'ヘ;;:《 バカなのか 》
;;;;;;;;;)ュ, ,r(;;;: ============
:;;;;;;;;;>、 ,ノヾ;;;;;;;
;;;:,r''゛ :`::::::':': ゙゙Y;;;;:::: 「さっきも言っただろ。お前はもう死んで、死後の世界なんざないんだよ。
───l i, ,,, ト┴―――i
───i, '''"~ ' ; .|::―――― i ここで俺の誘いを断ったら、そのまま消滅一直線。
───;'i,__,,,;;''''"'' .l―――――i
────:)::: ..:::: ゙ ̄^'i――――i 若い身空で死ぬなんてって一時人々に言われて、それで終わりだ」
――――i,:::::::.... . 7:::: ,/―――― \
――――_'ー-;;;;;;,j::: :/)――――――\
..============='t:: .(/===============
.::::|lllllllllllllllllllllllllllll/:::>..._.>lllllllllllllllllll|l|..:::|
.::::|llllllllllllllllllllllllllll″ノ iiillllllllllllllllllllllllll|l|.::::|llllll
_:::|llllllllllllllllllllllllllli, ゙llllllllllllllllllllllllllllllllu_::::|lllllllllll
lllllllllllllllllllllllllllllllllllュ,,j'llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……いや、待てよ。そもそも俺はまだ自分が死んだ実感なんてないんだが…。
,..:::::::::::::::;: - .::::::::::::::......
::::::::::::,. ´ ` : 、:::::::::
:::::::::::/ \:::::::::
::::::::::/ ∨::::::
:::::::::::′ ∨:::::
::::::::::i }::::::
::::::::::/ i::::::
::::::::::i ,'::::: 「幼馴染との下校中
::::::::::八 r 、_ }::::::
..::::::::::::::::::i:::. | Y i≧=- .,____, ノ::::: お前は自分たちの方向に向かうトラックに気づいた」
.....:::::::::::::::::::::| ::, 乂^´i Y j 、__7 ′::::
::::::::::::::::::::::::;: ' :::::. ` ー- ___彡' 人::::::
: ::::::::::::::::::::> ´ ::::::iト、 /::::::::::
::::::::::::::::::> ´ ::::::::::≧=- ___ イ:::::::::::::::
::::::::γ \::::::::::::::
:::::::::i ` <::::::::..
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
何を…言って…
:::::/ \::::::::::
:::::::/ ∨::::::
:::::::/ ∨::::::
.::::::::′ i::::::::
..::::::::i |::::::::::
::::::::::_| |:::::::::::
:::::::::/ γ^ ,:::::::
::::::::::{ |::::::: 「運転手は居眠り中。
:::::::∧ リ::::::::
:::::::∧ , '::::::::: このままなら確実に轢かれてしまう。
::::::::ハ {`ー---------------=彳 _/:::::::::::
:::::::::::::i ∨─┼--- --┼─リ !:::::::::::::::: ただ、一人で逃げるのは容易い。
::::::::::::::::::八 ` 、__ _彡' 人:::::::::::::::
:::::::;: ⌒ ー─ '´  ̄ ̄ ̄ ̄ /:::::::::::::::::::::::: お前の逃げ足はかなりのもんだからな。
:::::::/ :::... ,..::' ` <::::::::::::::::::::::
::::::/ ::::::>=-----=<::::::: ` <:::::::::::::::::
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
だから…! 何を言ってるんだよ!!!!
. ..:::::/ V:::::::::
:::::::′ ',:::::::::
.::::::i i:::::::::::
.::::::| |::::::::::::
::::::::! |::_::::::::::. 「だが、お前はそれを選ばなかった!
::::::::::l '’ ヽ::::::::
:::::::::::l ,..イ V::::: 自分一人助かるよりも幼馴染を助ける事を優先した!!
::::::γ⌒ __ ----==≦冖::i |::::::
:::::::′ iト- ┬=T  ̄ ̄ ___/_/::| リ:::::::: ヒーローだよ、お前はまさに!!!
::::::{ i::{ i _i、___,:---::^ー:::::⌒´:::::::::::::: i ,.:':::::::::::.....
:::::人 ゚,:ゝ'´::::::;: -──--=彡: . : . : ヽ:::__:,' .:::` <___::::::::::::::::::... 俺の玩具として最適なヒーローだ!!!」
:::::::::\ ∨::::::/: . : . : . : . : . : . : . : . : . /-7 ;:: ` <:::::::...
..:::::::::::::; '’.:::. V⌒y: . : . : . : . : . : . : . : . :r‐ , ' ∨:::::
::::::::::::::>'´ \ 冖,.-- v-- 、 -v'⌒ ,/ i::::::
::::::::>'´ 、 ` <{__ _,. ' |:::::
:::::::::/ ::::iト、  ̄ ̄ /::: |:::::
:::::::/ :::::::> ., _,. ィ:::::::::: l:::::
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…………
...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...
..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...
.:::::::::::::::::::::::>  ̄ ̄ <::::::::::::::::..
..:::::::::::::::::::/ \::::::::::::::.
..::::::::::::::::::/ ∨::::::::::..
..:::::::::::::::::/ ∨:::::::::::
.::::::::::::::::::; i:::::::::::::
:::::::::::::::::::i i::::::::::::: 「だがなぁ、ヒーロー。
:::::::::::::::::::| |:::::::::::::
:::::::::::::::::::i i::::::::::::: 身を挺してヒロインを庇うのは良いが、お前はそのせいでミンチになった。
.::::::::::::::::::::i ;:::::::::::::
::::::::::::::::::::ヘ ;:::::::::::::: それを間近で見たヒロインはどう思うよ?
...:::::::::::::::::::::::::::::ヘ r┬┬┬┬┐. /::::::::::::::
...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ ヽ 土土土フ ,:::::::::::::::::::::::::.. 自分の所為で幼馴染が死んだ。
..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::` 、 ... ィ_::::::::::::::::::::::::::::::::.
.:::::::::::::>‐゙ー- ヘ、:::::::::::::::::::::::::/ `v::::::::::::::
::::::::::::/ ヽ:::::::::::::::::/ i! V::::::::::::
::::::::::i V::::::::::/ .! V:::::::::::
::::::::::乂 ___ ノ V::::::/ .! i! .i!:::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::i .V:/ .! i i:::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::i i! i i .!::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::ヘ i i i .!::::::::::::
:::::::::::::::::::∧ i /! i i:::::::::::::
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
お前……!!!!
:::::/ \::::::::::
:::::::/ ∨::::::
:::::::/ ∨::::::
.::::::::′ i::::::::
..::::::::i |:::::::::: 「俺ならそれを変えてやれる。
::::::::::_| |:::::::::::
:::::::::/ γ^ ,::::::: お前を生き返らせて、全てをなかった事にしてやる。
::::::::::{ |:::::::
:::::::∧ リ:::::::: どうだ?少しはやる気が出てきただろう?」
:::::::∧ , ':::::::::
::::::::ハ {`ー---------------=彳 _/:::::::::::
:::::::::::::i ∨─┼--- --┼─リ !::::::::::::::::
::::::::::::::::::八 ` 、__ _彡' 人:::::::::::::::
:::::::;: ⌒ ー─ '´  ̄ ̄ ̄ ̄ /::::::::::::::::::::::::
:::::::/ :::... ,..::' ` <::::::::::::::::::::::
::::::/ ::::::>=-----=<::::::: ` <:::::::::::::::::
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……それがてめぇのマッチポンプじゃないって証拠はあるのか?
:::;;;;;;,-''''''''-;;;,;;;;;;
;;;;;;;;;;i´ `i;;;;;::::
;;;;;;;;┌' 'ヘ;;:
;;;;;;;;;)ュ, ,r(;;;
:;;;;;;;;;>、 ,ノヾ;;;;;;; 「お前、自分のことを過大評価しすぎだろ。
;;;:,チ''゛ :`::::::':': ゙゙Y;;;;::::
::;;;;y'´ , `{;;;;;::::: わざわざお前をおもちゃにする為に世界に介入したりしねぇよ。
::;;;.(, ″ '(;;;::
;;;;;:`,ll'-〟 ll |::: 今回こうして呼んだのはたまたま面白い死に方したのがいて、目に止まっただけ。
::::| ゙;,_ ,: ゙ i;;;;,,,,,,,,,
:::::i :::: .'-、;;;;;;;;;;;::::: 別にお前じゃなきゃいけない理由なんて何処にもないんだぜ?」
;;;;;;;;ハ i::::: ....::::'' `'<;;;;;::::
::;;;;;.ハ '(i|||||lllllllliiii=''′ .,};;;;''''
_,,,,,lllllllシ ,,illllllllll″ ,__,,,,,,,,,iiillllllllllllll)
`”゙゙゙゙゙゙llllllllllllllllllllllュ,,j'lllll゙
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……俺は何をすれば良い?
;;;;| |;;;;/ /;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ヽ| レ /;;;; ,-、;;;;;;;;;;;; ;;;;;冫 ´  ̄ 丶;;;;;;;;;;; ;;;;;;;/~ );;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;
',l /;;;;;/ /;;;;;;;;;;;;; ;;;;;/ ヽ;;;;;;; ;;;;;;;| /;;;;; ;;;;;;;;;,; -、;;;;;;;
ト、/ メ;;;;;;;;;; ;;;;;l l;;;;;;; ,,,,,,,;;;;;;;;| /;;;;;;;;;;;;;/ /;;;;;;;
ノ;;;;;;; , ,,,;;;;;;| ___ l;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;7 |;;;;;;;;;/ /;;;;;;;
/;;;;;;; ,,,,,,;;;;;;( 「---- .> h;;;;;; ;;;;;;;r⌒丶;;;;;;;;;;;/ .|;;;/ /;;;;;;;;;;;;;;;;;; 「素直なやつは好きだぜぇ?
/;;;;;;; ; ;;;;;;;;;;;;;;;; 勹 ゞ== _ノ /_ノ;;;;;;; ;;;;;;;`、 |;;;;/ /;;;;;;;__,,.. -‐、;;;;;;;
,.'';;;;; ,,,,,;;;;;.>--, -'" \ __ , _, ノ;;;;;;;;;;;, ;;;;;;;;> イ レ-'''" ,,__,,l;;;;;;; . サービスとしてお前好みの巨乳になってやろうか?」
/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;' ;;;;;;ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;) ,..-''';;;;;;;;;;;
イ;;l;;;;;;;;;;;;;;;;./ ` `'~、;;;;;;;,,,,,, ;;;;;;( r″;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
l;;;;;;;;;./ ヽ;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;ヽ ト-‐ '''""~ヽ;;;;;;;
ヽ;;/ \;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,,,;;;;;;;/ __,,.. .-‐ '';;;;;;;
|;; >;;;;;; \;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ , '";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
| ノ; .イ;;l;;;;;;;;;; 丶__;;/ __, -'";;;;;;;;;;;:::::::
', .イ;;;;;;;;;;;| ;;;; ;;| /;;;;;;;;;;;:::::::
;;;;', .イ;;;;;;;;;:::::;;;;;;;| |;;丶, ノ /;;;;;;;;;;;:::::::
;;;;;;\___ イ;;;;;;;;;;:: : : : ;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;;`,,,、 ,, -";;;;;;;;;;;:::::::
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::: ;;;;;;;、 ,!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙ , ,/;;;;;;;;;;;:::::::
::::;;;;;;;;;:::::::: ;;;;;;;| i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;;゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;:::::::
;;;;;;;| l;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;:::::::
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……なってみろよ。思いっきり笑ってやるから。
,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,
;;;;;;;;,. < ̄ ̄ ̄` 、;;;;;;;
,,;;;;;, ´ ,,:,-、:r-、 ヽ;;;;;;
;;;;;;;/ ::::('ヘY ヾ V ヘ;;;;,,
,,;;;;;7 ::∧ ヾ', Ⅵ V,,,,,, V;;;;
;;;;y- :::::rヽ:::ヘ ` V/Ⅵ;;;;;
;;;;;;i' :::::i_ `` ' j.i;;;;;;
,;;;;;;{ ::::::`ヽ 7/;;;;;;;
,,;;;;;;;;;ヽ、 ::::ヘ }';;;;;;;;;;; 「ひひ。後悔すんじゃねぇぞ」
,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::i :::ヘ ヽ;;;;;;;;;;;;
,,;;;;;;;, ----------< :∧ y、 :::ヽ \;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;/ ::::ヘ ヽ >- ___:::ヽ \;;;;;;;
,,;;;;;;;〃 :::::ヽ `` ー‐イ_ィ`.、 \;;;;;;;;;,,,,
,;;;;;;;;/ :::::::>--:::::<:::: ::::::\ ヽ、_;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;, イ ::::::\ `ヽ、;;;;;;;;
;;;;;/ ,,::' ::∧ V;;;;;;;;
;;;/ , イ:::;:' :::ヽ V;;;;;;;;
:::::::ヽ ∨;;;;;;;;
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,. ; ,+X'∴゙.':;:;::;:;:.:.:.:... . . ..:.:.:.:;:;:;:;:.x ;、 、
+:'、+ .:;:;:;:;.:.:.:.. . . ..:.:.:;:;:. +、', 、 パァァァァァ
゙,∵,、 .:;:;:;:;.:.:.:.. . . ..:.:.:;:;:. , +,∵
` ∴',+:; . , .:;:;:;:;:.:.:.:... . . ..:.:.:.:;:;:;:;:. , +: ∵
`'∵',+'∴; ,:;:;:;:;:.:.:.:.. .. .. ..:.:.:.:, . , ; + ;∵ '゙
` ' ∵',"+',x' ;,'∵,'∴,'+,ヽ;'∴,'+,ヽ;','+';,'∵,'∴, ∵ "
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/ } } ` ー ヽ _ ― ' ´__/ { {、
、 } } ヽ\ // ̄ ̄ { {ニ:.,
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. /_ >_j/≧=――‐ 、 _j¨i/ { {_ニニ:,
. j/´ ̄ ̄>'___ )⌒ヾー―‐ ==ミ、______ノノニニニ} ババァーz_ン
. ∠.、 /ニニニニヽ ′ ___`ヽ ` <ニニ/
. {!⌒ヽ {ニニニニ{_ /ニニニ\ ` <{
. \_ノ\ \// ̄//、\ /ニニ⌒ヽニニニ} __ `ヽ
. /`ニ7i | 、/| { |iヽー┬ '<|__,斗匕|ニ∠ _ , イニニ\_\
l/ニ| | l 个ト=ミ|{\| ハ zーキ ヾ !ニニニニニ!\ニニニ/
|/.:| | l |ミiヽ }jヾ、ト、{ ヽ_j__j__!ニニ/ ̄ヽハ、 ー '´
/.:::::::| | l |H ー= ` } \⌒ ̄}厂,ィ⌒!ニ/::::::::::::.ニ:, 「ほぉら、これでどうかしら???」
. ,.:::::::::::::::乂 ∧j{圦 ′  ̄ニl ! |ニ{)_::::::::::::.ニ:,
,:::::::::::::::::::///j |ニニ\ _ニ/从! {ニ⌒)::::::::::::.ニ:,
}::::::::::::::::/ '//| |>ニ{:\`ー=‐' _. = //`レ \⌒)::::::::::::.ニ:,
/.:::::::::::::/ .厶' レ′  ̄ニ_/>-=ニ ̄/_ニ=―‐\`V`):::::::::ニニ:,
/.:::::::::::::/ / _,/ / | \_ ヽ`V`)::::::::.ニニ:,
. /.:::::::::::::::/ , ゚ 〔{ / ヽ }〕 \`ヽ:::::::::ニニ:.,
l≧===/ / \_ノ ヽ,: Y´ ,、 \_=ニニl
. \ニ/ /; /′ }′ `ヽ ;ハ ヽニノ
. /l/ /ニニ; {! l! ニ∧ Ⅵ\
|/ /ニ厂)ニ, ニ /ニニi:, V} '
| /ニ{ミ厂´ヽ ニ _:ニ辷彡ハ ; ; {
l /∧ ト、)、__ >‐ 、__ ___;ニニニ;___ _ _ =ニ ̄`ヽ/∧:| | |
l{l{ | ヽ⌒V⌒ヽ__ノ V `Y´ ∨ ヽ\ `ヽ_∨/ '{ !| } /
乂! _ \ ⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒´⌒/Ⅵ '/ハ//
. 厂V /_ |\、` ー―― ´ ̄`⌒´ ̄` ー― ´`ヾ∨ニ/ ./`i⌒7
. } 人_j7 | `¨ー―z __ _ -=ニ厶イ 人 {
. ⌒i⌒i´ ` ー―――――==ニニニニニ二二二 ̄ `7/⌒´
. 人 \ ー=彡'
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
顔は悪くねぇが、性格の悪さが透けて見えるな。
58点ってところか。
,.-─- 、 ___
|r' ̄ ̄ヽ,___/,.-、ヽ.
,,. -‐'ヽヾ. ̄ ̄Yi//ヽ/ ,/
/ _r`>ー-y-、.,_//`ヽ.
/ ヽ.,_r‐ァ'ニ=-─-'、.,__」 ̄」ニ7-、
/ r'"アァ'" , , '"´`i `Yヽ
_!7r' ̄ア´ / ハ. / _/ /i ! |_/
i ン´ ノ /i,ァ-=;ニ」、! ハ ,' !〉
く `Y´ / ,' / イ┘l i ` レ' /|_/ i ,'」
ヽ._! / ! ,ハ ゝー-' ,rj/ ,ハ/ 「あら、辛辣」
,' !/、ヘ i i ', " 、リ'i,.イ (
/ ヽ/ | i. 、. _ 'ソ !ヘノ ところでさっきから口調変わり過ぎじゃねぇ?>>
./ ,' / .| ト、, /i |
,' / /_!__! |、, `''ァr-rイ ノ| イ 「この姿で俺とか言っても気持ち悪いだけでしょ?
i | ./, '"´:::::::!ヘ,.イ>ァー-r'7、,|r'ンく}、
,ハ !イ::::::::::::::::::::r'ンiヽ、/ム_」ヽーレ'::::ヽ. 自分の人格変えるくらい全知全能なら簡単よ」
〈 ./::::::::::::::::::::::ヘ/!/ト、,_〈_ハ〉::::::ヽ;:::::::::':,
ノ` i:::::::、:::::::i:::::::;:イ/::i::::::::::::::`':::::::::::::.ヽ::::::〉
'Y ヽハ;::::::__ァ-'‐ヽ、イ::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::V′
ノ ) `'‐| |'::;:::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::::}
,ヘ. | |:::::.、:::::::::::::::::::ノ::::::::::::::ノ
, ' ハ | |::::::::::::ー--‐'::::::::ー--f′
' )ノ| |、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……左様で。
ト ,-、
|:::|.\\ __
|:::| \\,,....,,,_ , '´'´ |::::::|
__ ,|:::ト、'´ .!:::| //ヽ、 /:::::;'
<´::_ノ´ ̄`ァ‐-、|:/-イ/ ,:':::::/
r‐/´>'"´ ̄\ ヽ─-、___,/::/ヽ
く./´ / `ー' ̄ヽノ‐-、-イ ハ
! ! メ、/! └-、 /`ヽー-、 | 「それで私がやって欲しいのはマ・ン・ゾ・クさせる事よ」
'、 .|/ ト、,、! /、 __ \ ト、::::\
\ ,ハ |,ハ! /-‐\ | ト-ヘ、\r-ヽ.
/ !,..`'ー'|/ -‐テ‐‐rァ! ./`\ `Y
/ 人 . j__,ソ//! ∨ \
/ / ! ,>、 、 _ ゙/´|,イ.,__ 八 ` 、.,_
,' ,r‐/´ ヽ.,_,,.. イ / `ヽ\ `ヽ.
. | ,'|ト、| /_ ヽ._l _ | ./ / ', ` 、 . ',
. r‐ァニ|ヽア´ |/ i/ .|ヽ ヽ /| |
. レ'|`、∨ヽ l/ rァiニ7 | |__j /レ' .! /
\|, \\ ' レ' __,!__,. -─┴ノ / レ'
{ ∨\i__,,. -―'"´/i__ 〈レ′
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/;::::;:へ, - 0> .,, ' . イllハ;::::::::::::::::::;::::\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
先に言っておくが、幾ら女になったところでお前を抱くとか全力で遠慮させてもらうぞ。
Liー{′ // rrー、廴 // ´ /___ : : . .\ー‐z;:/ . : : : : : : :
ム(K // |:| /)'",从 彡、´ ` 丶、. . : : : : : :ヾ::/ {、 . : : : : : : :
|:l__ヽ_l__.j_z、 У `ト、. . . . : : : : : : .ヽ: : . : : : : : :ノ l ヽ: . . : : : : : : : : /
l´Ll__L)、 /УV}:ヽ _ /: ヽ: : : : : : : : : : :i : : l : : //. ', : `ー: _:_:_:_:_: : /
γ>l、廴_,,ゝノ气ー |::l、ゝ,__ / \ : : : : : : : : : : ノ≠:/ ヽ: : : : : :`:ー>′
/ー人j、 /'´、/ /ヽ_|::l )ヽ| Vヽ ::l、: : ', : : : :/: :'. . . : : : . . .`ー: _ z≠: : : :
/ / ヒr从ヘrムV /ij|::l(_ ゙i、廴廴 / ヽ | / . . : : : : : : :_:_:_: -:‐:':" /′: : : :
i{ / 从`/弋} | l´j|::l、`フーヾ ノ′ Vlノ: . : : : :_:≠ ´ . : : : : : : :, ': : : : : : : :
乂ノ l l /lj r ' | レー_l、lハ lゝ ___ヽ 廴_ jl/'ー- ' ´. . . . . : : : : : : : :/ : : : : : : : : :
`ヽゾ从 ' `ドVレV |}ゞ/ヽ人Yj>ーニ ̄: ヽ、: : : : : : : :/: : : : : : : : : /
|Yハ ト、_ /` ヽ_/ヽl('厶,/从厶 . : : }l厂ヽ: :`ヽ : : : 〃: : : : : : : : /ll
乂八 ` 彡/ {ゝ)_厶_, /ルゝ7´ヽ、/lj : : l`:ー、: ://: : : : : : : /llll
 ̄/ └ト(、/イ l !::| ({_.l⌒iハ : : : }/:〃 : : : : : :|llllll
_rー// / ム ヽト、/ .|::{ `´ 廴ト__: 从 |レ=Zニ ̄ニー、: :Vlll 「童貞ごときにそういう満足を求めるほど耄碌してないわ。
{>`' / / /`⌒′ j!:l| |ノ }}ム. : : :l/´j ヾー、ヾll
,r≦/:/ / , / / / ハヽ、 ゝzヒi:l`ーrノ ,厶、}ヽ \ミ そもそも貴方程度で私を満足させられるとも思えないし」
,= /:.:/:/ 〃 / / | .ヾト:、 // ヾ:、 ー'´ ヾ、l x-ミ
_ /≠/:/ / / / , j トーrr==ァ__/′ l::l  ̄
/ '´イ:.':./ / / / , l z≠::人ーz‐'´ l::l
r',/´:.{:/ / , , / / | '´く:::j`′丶ー- _ \、 /:/
,//:.{:/ / \` \ ` ーミーZニゝ,∠7L/
/八/ / / / //! ト、 丶 .丶` 、\ \ヽ::人l_」′
/> 、/' / ./ 〃 /;' / , /川 、ヽ 丶 \ \ `'ムjハ::ヽ
./ / // .! / // // ./ , /:.:.从 、 `ー \ ` ー 、 \ | |
.l ー´/ l/ / ' /:.| , .l:./| 、 \\ `ー_- _ \ .ヽ //
ー ',/ ./ / l {:.:.! l / |'≠.} ト、 \ー _` 、 ̄丶. \},/
// ./ 〃 / |ミl .∨ | トz、廴ム \ ー 二ー _ \ ヾヽ、
| | / /.从 l , ヽヽ j、 、ト、ー-ゝゝ二 ー- _ `ヽヽヽ) }//
、.、 ./ / l! / 丶人\ \\  ̄ ̄ ヽ_ヽ_ \\ r‐-、 〃
\ _,/! { ,≠ \、 、ヽ_ ー- 、 ヽヽ_ ヽ ヽ/jー 、丶 ヽ l、`>厶ー――--
/i'lー==‐< /___>―zzュ、_ ヽzーァー‐ _ヽ ヽー`ヽ } //>´:.ヽ \ }ノZム/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
| l.|、 _,≧zzz7⌒7:.:.:.l <テiくー { _}ヽ _ム-ァ xzz、厶7:.:.:.:.:.:.:.:{、⌒7Y::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
、 ー=≦彡夛ZニV__人`ヾ、Vトイ⌒´! ヽ ̄ヽ_/:.:.:.}_ 人_|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./_/'7ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
 ̄/´/.:.:./ー/' ) 八Vj! / \ /ト┘乂` 八乂 丶 _:.:.:.:// /!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
/ //.:.:./.:.:.:/.:.:.;// ノ乂\ヽ {\ ヽ/〃 /:.:.:.:.:.{:.:.:\ ー-_―`ヽ{ 〈八:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/ //:.:.:/.:.:.:.:ー:':レ乂(ヾ:.:.:.:ー\\ \ ノ乂/ llハ:.:.:.:.:.ー-‐:.:.:. ̄:.:ヽ:.:乂ーヽ:.ーく:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
コンセンサスが取れたようで何よりだよ。
んで、それなら俺に何をさせたいんだ?
もっとハッキリ言ってくれないか?
_____
, <´ `ヽ、
/ `ヽ、
/ /_ヽ、 , -、 \
r- i ./ \\ //ヽヽ iヽ_
,┴ニ、_`ヽ `ヽ`ヽ // } } /´ /
ヽヽ`ヽ、`ヽニニニヽ{ニ}/-------/__ }
\ | \ / ̄ -, { ̄ ̄`ヽ _ -l---/
| | .| |ヽヽ--´ / /| |/ |/
| .| ||ヽ | ', ヽヽ// |, /| | 「焦りすぎよ。これだから童貞は…と言いたいところだけれど。
|| || ` ヽ 、 }∧///| / | ||
.| | | イ圷示 〃 イ圷示| | | 今のままじゃ時間の無駄なのは確かだから、ハッキリと言わせてもらうわ。
| | |. ! ゞ=' / ゞ=' !.| .| |
| | |. ヽ , / | .| | 貴方、異世界に行きなさい」
| | || \ - - イ | | .| |
| | || r-- |_ヽ.___イ__|__| | | |
--| | ||´ \:.:.:.:| |:.:.:/: / /|-、
_l::::| ||:.:.:.:.:.:._| |:.:.:.:./ //:/- 、
| ̄ |::| ! |:.:.:.:.:./r‐‐:´:./ // |:/ ヽ
/ .|:| | |ニニ-:.:.:.:./!r,//| | | ヽ、
/ !:! } !:.:.:.:.:.:.:.:./// /:.:.:.! !. ! ゝ
/ // / /--- ////----ヽ | | / i
i´ /:i / /_____/ ‐‐ニゝ|____ヽ }、 ´i
| `ヽ i::|| i. / /ヽ/ r-、 i:.:.:.:.:.:.:.:.:i || / \
i \ | |ヽ i /ヽ/ /:.:{_/:.:.:-:.―‐| ||/ / }
\ r-、≠7 /ヽ /‐‐‐:.、<_:.:r ヽ__/-,/ /
`ヽ_ } /|/ i ヽ /  ̄ ̄:.――:.:.:ゝ‐ {}、 ,'―― /
/ /| ヽ < /| :.:.:----‐‐´:.:.:.:.:.:.└/ |\| `ヽ-- ゝ
ゝ--i ! ∨´/ヽ、:.:_ ̄ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i } } `ヽ、 /、
/// / | i/_/:.:.:.:. ̄ ̄:.―:.:.:.:.:.:.!| |/ / !
/ / \ ヽ/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.从 /
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…………は?
/  ̄ `ヽ /  ̄ ̄ ヽ
/ \ / /
{ ヽ / /
{ .‐\´ ̄/` ー , /
ヽ __, イ ヽ/_ 丶 /
\/ .:( r ' ̄_ ヽ.. メ、
/ ̄-‐ ´ ̄厂 ̄ ̄ ヽ/ヽー‐ ⌒ヽ }
/ ̄_ ) イ / ハ ゝ-==-‐‐ー-ゝ、
| ー イ `¨´ / l l |:::::ヽ ヽ i ヽ )
{ / / / )、 ト l::::::::j\ヽ | ヾ´\
ノゝ./ 人//| ト(:::::\`ヽ:::::::::::ヽト、 ヽ \ー\ 「異世界で好きなように生き、好きなように死になさいと言っているの。
( /´}, / レ:::レ::::\:::::\:::::○::::::l \_ゝーヽ__ノ
. ̄丁 レ| l::::::::......::::::/ ̄ ̄ ̄`ノ ノ)ヽヽ))ヽ´ 私はそれをここから観察させて楽しませて貰うわ」
廴_ノレヽゝ::::::::::::::〈  ̄/' /人 \ )
/ | \::::::_:::_-_―_ァ /, ' l ヽ \
/ | ヽ:::::::::ー‐ ´ イ , ヽ \
______,/ / /| ゝ--、:! // / ヽ 丶
二ニ==―― ' ノ /_jー/ ヽニ.´ / /ヽ_, 丶 ー _
_ -=ニ ´ / _厂 l/: V ) / /` ̄ヽ ヽ  ̄
/ /ヽ !:::〈 _, V)、 _'`丶r 、ヽ \ \
{ ヽ ,j::::::´/ / l:. V ` ヽ )人\ \
/ / jーz /∧::::/ / l::: !: ' / :l \ ヽ \ \
// ∨ / ∨ / l:: ': l ( :レ) ,\ \ゝ、ヽ
厂`ヽフ〈 ハ | l: /:: /:}/_ゝ' .:::( / \\ ヽ} ヽ
// ( Vハ | l: ,::: l:' ヽ . . ::::::/ \ \_ヽ
ー / __ヽ }}.ハ ,:: l: 厂} / ___ノ、_,, イ::: ..:-‐ -...\ \::ヽ
 ̄ // ( _jヽ `ヽ::::::::l j: /|! レ__)´ \ :::ゝ,,,,z==-ーヽノ\ \
// ∠ _ノ j) iヽ(、::::::`:::'::ー'i|||! |-/ヽ ヽ .:::><ヽ、 `ヽ\::::\
/ 厂厂人/{l ヽヽ ̄`::::::::::::||||! | | ヽ\ ) ./ ヽ ハ::_ノ\
/ / V/i { ゝ ー:::::::::::::|||||! |人 ):::ヽ/ (;\ \ ヽ:\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
いや、あの、異世界って…本気で言ってるのか?
_,, -―- _
,, '"´ _,,`≧==ニ二ニ=┐
/ / ,/ `丶、 i |
, -―∠___ / ,/ `Y,/
//フ =ー- ニヽZ⌒厂i./ //`ヽ、
く. く { / 介 ヘく=-厂 `ヽ、へ_// }
>_`ヽ, ィ''"´/ /,癶< .} ,え/\.`ー<__/
ん-、`イ /んイ/, リ\んイ i. \ / ,)
∠_イ く,// { 、 .\j ハ! 厂 .`iーく{
( 人 }/.! \ ト、, f i }.i /i |: .. \
/ヽ} / .i | i ,N\ | ヽ j''八∧,'} 、 ,!: : . ,)
(_ ,ノV!. | ! 十,{ \_\ 、.{ 彡キ示ミァ/ ,} ∧ ̄ ̄
. ヽ_{ ト、いi 《テ;ミト、 ヾ!、イ {::t:i:://| //! \ 「当然、本気よ。と言うか神がいるんだから異世界くらいあって当然でしょう?」
i | ヽ八ヽ弋ッソ ゞ‐'彡イ } | \
И |`ヽ} ミ=-,,,,¨´ 、 "" / 八∧ \
∧ N\i 从ハ、 _ _ 厶イ ルハ `ヽ \
/ `i ルi! > ... .イ{´ .!/ } .ト、 `ヽ、
//`/ ∧ l|i i .! `:ー '" ,イ ∧ / i, \二二ニニ===ニ二三ミメ 、
// / ./ } .!|. . ` ー-r ≦ / /: : } / _,彡ー一'´`ヽ, \ ヾ )
/ ,/ / " i | i , . . .|: :.|l:|: : : :/ .i: : :ト、>''7/ \, \ ((
{ ./ / >-‐=\ ヾー‐‐': :.:|l:|: : : { }: :'"´.: :.// } `二ニ==- 、 \
ノ,/ / `}}> , \: : : :川: : : ハーキく; '''"´}:// ト、 \, \
/ { /: :}ゝ,く-='彡´: : : :.{ {,八 /{: i`ヽ ! \ `i }
`ー==彡 / ,! 〃 〈ノ } >: : : : : :.И ゝ,イ :|| \ \ |
/´ / /! 〃彡ー--''"´: : : : : : : んイしイ | | | \ ハ |
/ ,/ / ノ ;''´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. ミメ{ { !\ \ \ ハ
/ / , ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヘ ヽ Y | ハ 〉 } ` `ヽ
,/ / /z==: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.Y:ハ ! ∧ / ,∧ \ \
\ {z==: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :i } ! / \ ,,;;彡≫ }
/ i> 八::.: : : : : : : : : : :≧=--=≦: : : : : : : : : : : :} }人 >,--===ニ''"´ 人 } / ,/
/ ,斗''"´ヘ { \: : : : : : : : : : : :ニZミ:.: : : : : : : : : : : : : 八!ノ ><>ヘ 〉つ / i / /
く≦''"´ ≧ーく 丶: : : : : : : : :彡三ミ、 : : : : : : : : : : メ ,/ / /く く \| ) / / /
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
まぁ、そうかもしれないが…。
:.ヽ .:.| ! ヽ. :.:|:! :.i! :.:.:|:.:.ヽ |i;i;i;| \
、 :! : :!l:.|!:. :lヽ._|_L. :.i!. :.:!:.:.:.:`ー‐!;i;i;l!──ヽ_
:ヽ | .:.|ヽ!ヽ,x|´ヽ| l:. :. i! :|,r‐、:.:.:.:.:ヾi;i;i;、 /ヾ
ヽ:ヽ:.:.! |レ'ヽ_L=k!‐ヽ:.:.i! |,イl |、: ヽハ;i;i|/ \
:.:.!:.|.:.:jイリ,ィチY::::|:!\!:.:.! |l ,' ハ:. |:.:ヘ;i;Tー───ゝ 「あぁ。ちなみに所謂、チートとかそういうのを与えるつもりはないわよ。
ヽ!:.|.:/ ,イパ;:'::::::';':! /!ヽ|l. l!’/: ! !:.:|∧;i;i /
|:.:/i| 、ヽ::'::':ノ‘ |::::ハ |i´|! | |: :!l ハ;i;i;、_/| 現地民の言語くらいは分かるようにしてあげるけど、あくまでもそれだけ。
j/ "''ー'' l::,'i!| |l :|! | ∧:|:! ヘ;i;i;、≫ /:::
|! ///| ||!:l! | !: |,':| ∧i;i;、 ,..._ r-、 ,ィヽ._ /:::::: 残りは自分で何とかなさい」
ヽ| ,r==",.'|:l| l:i! :>' :j: :!!:.! ヘ;i;i;V __≧"´}::::::>T{;;;;;;;::::::::} /::::::::/
{! ,イ|:|:l|! l: !| l |:.:!:!:.ヽ__fニヽi;iヽ ァ-、:_/ハヽ─--'./i;i;i/
` ´ ヽ,.ィヾ!:|:|:l|!| :| |! | !:.| ヽ| ̄` ヽi;iヽ、_>;i;iィ´⌒ヾ\ヽ'i;i;i;∠
、 ,.ィ :!/;'ヽL|!:! :! ∨ Y-..._! ヽ ヾ==ァ-tチ|! ! \` ̄´ |ミl
:::≧:::-::::≦ /;;;' |!:|: l :| l、 ! L ノ-ミニニフ´7 /. :|! ,rァ、_ |ヽl
::::::::::::::.. _..-'彡' |!::!/ノ 〉〉-:L._ |:`Tト、 ヽ、 ヽ/, ': :!: ,'/ l  ̄''┬‐'
三≧<>≦彡" l!:ノ'´ /.j':/,ィ´ |:|:.:i| ヽ} ヽ // |! ト、. |
::/:/|:| |:|ヾヽ |l' / // /:/ ,':j:.:.i! ヽ、Y ,イ´ヽ ! l \|
,':/ :|:| |:| ヾヽ || /:. | ヽ{:::し //:.:/ | /: ./:,| \|. |
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…出来なかったら、死んでゲームオーバーと。
中々、シンプルで胸糞悪いゲームじゃねぇか。
:::::::::::::::::::::::::::::: ::: :: : ,.-─- 、 ___
:::::::::::::::::::::::: ::: :: : : |r' ̄ ̄ヽ,___/,.-、ヽ.
:::::::::::::::: ::: :: : : ,,. -‐'ヽヾ. ̄ ̄Yi//ヽ/ ,/
:::::::: ::: :: : : / _r`>ー-y-、.,_//`ヽ.
:::: ::: : : : :/ ヽ.,_r‐ァ'ニ=-─-'、.,__」 ̄」ニ7-、
::: :: : : / r'"アァ'" , , '"´`i `Yヽ
:: : _!7r' ̄ア´ / ハ. / _/ /i ! |_/ /|
: i ン´ ノ /i,ァ-=;ニ」、! ハ ,' !〉 |/. 「安心しなさい。私はおもちゃを使い捨てにしない程度には慈悲深いから。
く `Y´ / ,' / イ┘l i ` レ' /|_/ i ,'」 「>r'、___
ヽ._! / ! ,ハ ゝー-' ,rj/ ,ハ/ ___,,,.... --─ァへン. 死んだら、またここに蘇らせてあげる」
,' !/、ヘ i i ', " 、リ'i,.イ ( :::::::::::::::::::::::::/
/ ヽ/ | i. 、. _ 'ソ !ヘノ :::<O>/
./ ,' / .| ト、, /i | ::::::::::;;::- '"
,' / /_!__! |、, `''ァr-rイ ノ| イ ::::/
,ハ !イ::::::::::::::::::::r'ンiヽ、/ム_」ヽーレ'、
〈 ./::::::::::::::::::::::ヘ/!/ト、,_〈_ハ〉:::ヽ;::::::':,
ノ` i:::::::、:::::::i:::::::;:イ/::i::::::::::::::`'::::::::::::Y::::〉、
'Y ヽハ;::::::__ァ-'‐ヽ、イ::::::::::::::::::::::;:::::::::::;ハ:::rり
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…初めて神様らしい慈悲深さを感じたが、何か裏があるんだろ?
__,,.. -‐-、
/:::/´ ̄`ヽ! ,.-ァ‐-,、
_,. !::::!、 ''"´ |::|`""''ー|::/ /::/
,. '"´ ヽ、::ヽ、/|:| |/`7::/
,:'´ r-‐'、,ゝ-‐'、__,r-ァ'∠/`ヽ.
!、 _,.r'" ̄ハ__,,..>-‐─-<´ `iー、 !
r'"´`7´ _>ァ'"´ / / 〉`"'ヽノー'、 「ふふ。裏なんて、そんなものありませんわ。
`ヽ、_Y´ .,' .,' ,' ! ,' ; ヽ、ノ
.! ! !/!‐-/!_ハ /! __/! i' ただ、一度、死んだ世界に戻す事はしないのと、死んだら肉体もリセットされる事だけ注意しておくわ」
.| ,' !ァー‐-;-'、::! /::_!_/_」、! ノ
! ,ノ i ,イ、__,rソ ::::レ'::::'i__rノ7へ( /!
i' `レ'i !,,.. ,,.! | /::i
ノ ! .| |、 、. _ ,.イ ', /:::::::::!
,:' ,' | |/`i 、.,_ _,,.. イ | ヽ. i::くO/
,' i ',. |イヽ、r'''"i´ ̄`7'ヽ!. ', ) i::::::/
i | /ァ'"^ヽト、:ヽ、! | / /ヽ! イ ,'::/
ノ', !/:::::::::::::::::::::Y::::!/´i_ // _ス i __ iヽ!/ /!
( )、 ハk::::、::::::::::::;:イ:!7 `ヽ,-<!ヽヽノ /;-、ヽ./!く__(
`(ァ ヽ( ゝ、ト、/ヽ^ヽ/ ,.イ::::::::::';::::〉キ<,{ // /_/::::!
ム ノ ! ノヽ, ,' /::::::::::::::イマ'´ヽ、__r//-、/::::::)'i
〈 ,.イ 「`ヽiヽ. _/::::::::::;;:イ,,>''"´:::::::`ヽ、7::::(::::!
i / !___ン7 `7´ ン´7ンi::::::::::::::':、:::::::::::::::::ヽ、_/___
〈〉 レ' / ,!ヘ,/、_ハ/ヽ'"::::::::::::::::::::::::::::':;::::::::::::ヽ、::::`ヽ7
(ゝヘ / /. !::::::::::::::::::::::/::::::::::!::::::::::::::::::::':;::::::::_r‐'"ン´ >
ト、/ / ,' _,.ゝ、:::::::::::::::;':::::::::::;':::::::::::::::::::::::::ン´r-‐'´_ _!
';::::`ヽ、/ i'"´:::::::ノ>、:;;___7:::::::::::/__r'"ア_二ン'ァ‐' `'7´
ヽ、:::::└---'::くOン´ r'ン___r_ン-‐'"´7´、.,∠/ ヽr'"´
`"'' ー-‐''"´ ヽ、__/__7,iヽー‐7メ/ `"''ー '
i、__X_i'_/
ヽ、___,ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
前者は分かるが…肉体のリセットって?
. .. ---- .. . .: :`ヽ
. ´ ` /::::, --、::.
. /,..-―‐。.. /::::/`ヽ. !:::i
/ !::::::::::::::::::`ヽ___/:::/ i !:::!
. / |::::{ ̄ ̄`>ヽ >_彡'⌒`ヽノノ____
, ' ! |:::::i__ ..<:::イ´く⌒ ーr‐''´つノ)`ヽ'′
,′' ,ヽ. 乂::::rー{ ノー‐‐'' `ヽ.
. i ' ,ゝ、r‐ァk'′ . i ヽ 丶
. ヽ _ . ソ /_ノ | | ハ .! i :
ゝ、7ハ ヽ う 」!-‐i !j i r‐t .! | i
, ´ , r、ノ` . : : : '´ 人_ 八! ノノ - iハ !ノ
. / i/(j rv': : 斗r升ト 乂 ィfチトjノノ 「今の貴方のステータスに引き戻されるという事よ。
L...ノーイ /{ {i' 人ゞ゚‐' 、゙゚'′i(
. }}/ ,' ヽ! ' ヽ:::::: ノ. :) , 、__ 培った技術なんかは当然、引き継げるでしょうけれど
,′ ,′. :.| . : } _, i{{三三三三三i ! i`r、
{ i /i . : :i . :.! ト .... _ .イ ゞ'ニニニニニニi ノ!ノノノi リセットされた身体じゃ扱いこなせなくて効果が下がるものも出て来るでしょうね」
. ヽj ,'.::i . : :! . :i j ̄ ̄{{. :::〃ハヽ `ヽ ヽ ' |
} .!〃⌒ヽ乂 j i:::::::::::{{ト、i r‐、.ノ 乂 |
ノ. .:/ 乂 `ヽ. ノ::::::::::::{{::::::::.ヽ`ヽ. ヽ` |
. ,.:´. :/ i iヽ. ヽ:>‐=ニ.:.:.:.:ヽ'´.:.:.:.:`.:.:..、 } |
/ / .| ! ハ }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.。:.:. j .!
. / , ' 乂 } リ:.:.:.:.:o゚.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::i`ヽ. |
' / . . . : : : : . >r‐ト、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:; ハ i
{ \. : : : : : : : : : : . : :.〈 ト';、/:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::, ' i !
.. ! \: : : : : : :ヽ_r‐、-/_j i`ヽ:.:.:.:.!.:.:.:.:.:.,.::'::::::::::;イ. ノ ト、
乂 `¨ ¬ 7フ::ハ:::::>´乂j ト.:.:⊥.:.:.'::::::::::::7´rノ ( ノ:::..、
ヽ ヽ: :`ヽ'」 Y」: : :i:::)ノノ::::::::i:::::::::;x彡:,′リ ヽ::::::::)
. 、 : : /: :j : : |:::::}:.:.:.:.:.:主彡''´.:.:,′ j \{
} : /: : ' !:::::!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.彡' }
i : ,′′ V::ト.:.:.:.:.:主彡.:.:,′ ノ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
なるほど…なんとなく分かった。
ソレで具体的なクリア条件は?
,,.. ‐- ..,,__,,....- 、
/ \
/==、、 ,,..-;;::ニ 7、
〈 `" 》 ヾ、,--、//'" 〈〈_)`フ
)'"^""'''厂`ヽ''ー‐"===''"ヽ、j
ヽベ ノ''"'Tヽ ノ^i、,,..,、‐-<
/""´ _i,,_ ', i`''" i, 、`__ ',. ', ', 「私を満足させる事。
イ ! i __ム,`ハォi ィ',''i7リ_ i ! ', i
/ノイ! i', `ヾじ`'、i、 ナじ'フi | ',i., `、,,_ 具体的に言えば、貴方がここに返ってくる度に、その一生を私が評価するのよ。
,―‐='"、 iハ,,...ゝ〈 `∨ ル i人_,,..-‐`―-、
「 ̄ ,,.. シ''" ', .__丶__, イ i ヘ、二 ̄`''i それで私が一定量…そうね。100満足ポイントほど溜まったら、元の世界に戻してあげる」
__ | / ヽ ,ゝ ´ // ,' /,ー'´ `i |
ヽ) | / _,、__/'i//7i'i">'´/ ,'イ7' | ト、
ノ( ,| / ,-'^''"i /,' ','7i´,'」/ イ i iヾ,/ ', |ヽ::,,_
( ヽ、_,/'|/ ,ト/, i | i /7 `-"--'/,i |i |ノ '、 |ー-..,,"''ヽ、
丶、__,,.. -7 ,Hノヘi ,'// レ、-,_ヽ レ/| |、!) 〉 | ヽ、 !
/ i、' '71 / ` `ーヘ,! i ',>ー、, ,-‐''" .| )'
/ |`'>'/ 1 ヽ | i\ `'>' |
/ i^i/ i /i', ', | i! `'<. |
i |/_/ ハ〉"''=- ,,./レ ノヽ∧/ i、――‐ヽ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…つまりアレコレ難癖つけてその満足ポイントを渡さないって可能性もあるって事か。
/:;ハ
/::/!:::ト
ト.、 _/:::/ |:::|
|::::|`ー‐--、 _//‐‐-/::/
∨ヽ、 ̄\:::Y´/:/ /::/ `' 、
\::`<´|:/´_]く__r‐-'-‐ァ ─-、 \
/\_,>r'´ _」-─-'、 _ \ '、.
_ _ノ´ ̄ ,>‐ '"´ \_/ ̄i___
/::\ く__/ ̄ ,>'´ ヽ. \__ |〉
/:::::::::::ヽ / \/ l  ̄`l l! ', ', へ
/::::::::::::::::::'└-、/ 、r‐ 、ヽ i、 ,ィォr、 | :| :〉 |
/::::::::::::::::::::::::::i └ ヽ,∟、\! ' {::t;;じ}´| /} ,ハ
/:::::::::::::::::::::::::::::| i/! , / l,{ {Lハ ゞ-‐'ソ// レノ / \ 「信用ないわね。当然かもしれないけれど。
/:::::::::::::::::::::::::::::::::| N、! |ム ヾジ '" ´ /゙ /
f´_ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::| /.レ' ∧c" ' _,. イ / まぁ、疑われるのも面倒だし、ここで名言しておきましょうか。
/ /::`´:::::::::::::::::::::::::::::::::i / / i ゝ、 ´ _ __|: /
/ -、 ̄\:::::::::::::::::::::::::::::l l r‐、 :仁77´== i / 貴方が死ぬ度に私は必ず1満足ポイントあげる。
| ._ \ー-ヽ::::::::::::::::::::::.| _/´////` ̄` ̄ソノ __,. / /ーァ、_
/ _、ヽ、ヽ,:::::::::::::::,. '"´ ̄ ̄ `ヾ、ニ,.==⊆'´ / /// ヽ ただし、自殺はNGよ。
{ ノ\ ̄:::::::::::::/ / { ::{//
ゝ/ ヽ \:::::::::::! 、二 | lY 最終的に自殺するしかなかったならともかく、到着すぐに自殺だなんて興ざめなんてレベルじゃないもの」
r'/ ヽ \::::{ ! i |l ヽ
,r‐'_ ヽ Xハ l | |__ ,.ィ´ーェ'
}/´ ヽ/ /' \ _ ^ 、 ノ' | !,! /
{ l ヽ人 / 、 _ /| ! '/_ /
`\ ヽ i |ニニl lニニ、ゝ .ァ-‐'-レ'_/::::::::} '´
\ | ヽ::::t:::ム;ヘ:::::::::l´
`ヾ | `丶ヽ;..イ/ ト、:/7 l ヽ`t‐'
>'\__ ..ィ| r‐-------., ( / /, ! ', |
ノ`Y´\:::::| ──── ` | '/ ,' / |
/ / / | l、_ レl. ! /ル'|
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…OK。そっちも譲歩してくれてるんだ。
俺もそういった形でシステムの悪用はしないと誓おうじゃないか。
……で、大まかに理解できたが、俺は何処の異世界に連れて行かれるんだ?
//// .// } }
// { {_,.. -―--// / /
_,..//-一''"l l // `ヽ、 / /
i´ .// // // \ / /
メ、‐{__// }_}_,// //
/{:::`┐`ミニニ,=-一 ニスニ''-、_.:: _//::)`ヽ、
'、`ー‐', ⊥__:/-‐''"´ \:::) ``‐-ニ_/ __人 ..:〉 ハ
>',イ`ー-、ヽ「`ヾ,ー- 、(_>i :.... , ャ‐ァ彡-― ァ /, l
く / !, , Y ', ,ヾ,-‐ヽ :}i::/ ノ V:: ,. <ツ //l l 「贅沢で雅な世界よ。
7 { ∨弋、ヽ リ Ⅵ`ー-一'´\ し'´ー- ..,二ニフ l l .l l
{ ! ',\ !`‐゙ ,zァ=ャ } ,イ 、 \ `ヽ __l l__l l_,. ―---―一''7 どう? とても楽しそうでしょう?」
`ヽ、ヽヽ \弋う, `ヾ'´ j,ノ ハ ト、 弋ー-.≦ ̄´ヽ l l `y´/ ̄ヽ. ̄ ̄フ/
∧ } ', λ>`´ 、 〆l { リ `ー- ..,,_ ` 、_:.:`ヽ、_l l__/A ',ニ=-、ヽ //
/ハ l ノノ`ヽ',`iゝ、 l\,.ィ,ィノl ヽ. >、l `ヽ、_:.ヽ,l レ'./ // __``ノノ
// l l,'´ /:.:.:リ:.:}. 「ドい 辺 廴ハ、 ヾーi-┬<:.:.:.:.ノ:┬''´⌒`フj⌒'y'´ `  ̄` ‐- 、
┌ 、 l l l l 〈 l:.:.:.:':.:.:{ 爪心冷浮そ丸.\ ヾ::::l `Y´ ):::;ゝ-‐ァ´l´ \
ヽヾニニヽ l l', l:.:,: ''":.:! l洲%6刀仄ぶ玖 `┬-≧∧/_〃Yノ:::ノ´:.:.:.l ヽ、_ __,... -‐ _,. ヘヽ.
l l ノノヽヽl λ∠;.:ノ_人∨ % ㌣地戍,ヘムイん~i_,イ:::::ノ::::}:.:.:.:.:.:.',  ̄ ノ´ ̄ヽ、 `ソ
l l∠二ヽ くYミイ _,.}.ふN ト L.._」´`^^ン'⌒`~i ヽ フ⌒!┌':.:.:.:.:.:.:.ゝ ヽ _ ,.'´ \
,. ''"´l [二フ''才´ `´ 「┌''7゛ .', Y`⌒`ヘ丈``、_ ┌''"7 l::::ケ´ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ー--一'´ヽ. ' ,
/ └‐一'" ノ l:.:l:.:/ λ ', ..... ハ Τ `´:::ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ. ',
/ ,. -‐ァ―――イj λ,ソ /:..', ';.:.:.:.:.:.;化ヽ i ::ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:' , 、 }
. / /:.:./ リ { / ム:.:.:', ヽ:.:.:.:,仁`L i _....:::::i:.;,_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.', . l !
{ /:.:.:.:/ y' |:::丁∧ ヽ/ ケL,└、ハ ノコ'´ `ヽヽー- 、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l', } !
V:.:.:.:.:{ Y^^´`N:::::Χ:::', Y、⌒└i_オチ┘ `` /ハヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ' , リ
'、:.:.:.:.'、 l /::::::/ ,〉::::', , ,弋. /´ // .l l \:.:.:.:.:.:.:.:.} ∧ !
ヽ、:.:.:> ヽ、ノ |:::::::V:::::::::レi/W`^^´ /| // l l ';.:.:.:.:.:.:.:リ.:.:} }
 ̄ l::::::::|ヽ:::::::::ヽ /::::::! { { ヽヽ. }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:λ /
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…確かに危険そうなものはそのフレーズからは感じないが。
_ 、 {ヽヽ|| / / / \
/ ヽ>-L_ヽ.||/ /∠´___ / ヽ、 ヽ \
i } /--、 / ∠__ | `ヽ/ヽヽ \ヽ
∨ __i {/ ヽ / { / ヽ / \ヽ i
ゝ/ /  ̄ ! !/ // / ̄ ̄ヽヽ} /
/ / `ヽ‐‐ ヽ / | / |ヽ/‐‐  ̄/
} / / | 7 レ ! \- ___/
i/ i __|_ | i ヽ ヽr--ゝ `ヽ
| { | ´! ∧ 丁 | | ` ̄ ヽ } /
! | | | ', /___,! ! .レ-、 | | 〃/
. ', ! | |! i 〃示手〃} .| /`ヽ } | |- ′
リヽ、 ! lヽ !. 弋_ノ | / | i__ ノ ! |
', | \|/ヾ、 〃 ! /--´ | .|
}j }ヽ / .! / / / ! |
| .| ヽ ==‐´ ,' //| i / / | | 「じゃあ、オッケーね。
} .}\_ イ //-| { / / | | |
/ | | |. { /:._∧ ', { i | ∨ さぁ、行きましょう、すぐ行きましょう」
/. | | / | {≠ツ~ヽ、r--、| | i
i|::\|`ヽ,′ | | -- 7ゝヽ´:.:.`ヽ-ヽ !
! !::::::|::::/ヽ、 | ! /r、ゝ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ i
/ |/:/ |:::::::::/ヽ/ / 7、ノ:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ヽ ヽ
/ / |::__i__}::/::::::|/:、_/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.∧ ヽ
/ _ <:.:.:.:.:.|::::ヽ:::::|:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./:./ヽ ヽ
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i .i \:.ヽ:.',:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:/ ヽ/:.:./:.:.:.:.:.:.:.:./ / \ \
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いや、ちょ、心の準備がまだ…!!!!
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l.;;;;;;;;;;;|, /;;;;;;;;;;;/゛ ,./ ´;;;;;;;_;,,......,,,,_;;;;;;;;;;;;;;
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.,r'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`゙¬-.._. .l,;;;;;;;;;;|, ./;;;;;;;;;,i′ ,/;;,,/゛ ヽ;;
./ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙'-、. ...!;;;;;;;;;;| /;;;;;;;;/゛ / ;;; / l;
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;;;;;;;;;;;;./ `''-,;;;;;;\ |;;;;;;;;;;.! /;;;;;;;/ /;;;/ ! シュバ
;;;;;;;;;/゛ `'x、;;;;\ l,;;;;;;;;;} l゙;;;;;;/ ./;;;/
;;;;;;/ ~'./ ;;\ .l;;;;;;;;;} l;;;;;;/ /;;;/
;;;;;l゙ ゙'ぃ;;;\ .!;;;;;;;;.! WW /;./
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;;.! ゙く;;;;;ヽ .l;;;;;;;;| ,//
;;l゙ l;;;;;; l !;;;;;;;! .iУ
;;! l;;;;;; l !;;;;;;l .〃 ! 「もんどーう」
;;! l;;;;;;;.l, .!;;;;;} .゛ /;
;;|、 WW WW l;;;
;;|;ヽ l;;;;
;;.!;;;;ヽ l;;;;;;
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;;;.!;;;;;;;;;;;ヽ /;;;;;;;;
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;;;;;l .ヽ;;;;;;;;;;;;;\ /;;;;;;;;;;;;;
;;;;;.! ヽ;;;;;;;;;;;;;;\ ,l";;;;;;;;;;;;;;
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;;;;;;;;;| `│;;;;;;;;;;;;;;;;゙ヽ、 /;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
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| | |;;;;;;;;;:;;;;;;;;;;(・);;;;;;.;;;;∵;;;;;;;;;(・);;;;;;;;| | | クパァ
| | |:;;;;;;(・);;;.;;;∵;;/^ヽ;;.;;;;;(・);∴;;;| | |
| | |;;.;;;∴;;;;(・);;/ ゙!;;;;;・:::;;;;(・);;| | ,,,,,;;;;、 | 「むよーぅ♥」
| | |;;(・);;.;;∵;;/ l:・;;;∴;;;;(・);| | ,,;;;;;;;'' |
| | |;;;;∴;;;;(・);;:' γ_ヽ |;;∵;;;;・;;;;;;;;;| |,:;;;;;'゙゙゙''゙゙ |
| | |(・);;:;;;;∵;i, ((・)) l;;;(・);;;・;;∴;;:;:;;:;:;'" |
| | |∴;;;(・);;:;;! ゝ-' i;:;;;.;;;;;;(・);;| | |
| | |;;(・);;:;;∵;;゙! ,l;(・);;∵;;;;;:;;;| |∴ . ・ .|
| | |;∵;:::;;;;(・);;\ /;;;;(・);;;.;;;∵;;;;;;;:;:;;;:;;:;;,.・ : |
| | |;:;;;;(・);;;.;;;∵;ヽ、,ノ;;∵;;;;・;;;;(・);;;;;| | ゙;;::;:;, |
| ,.;:;:;:;;:;;;;;;;∴;;;.;;;;;;;(・);;;∵;;;(・);;・;;;;(・);∵; | | ,:;:;:;:'ヾ |
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| ,:;;';:;:;'ヾ .|;;∴;;;;:;;;(・);;;;.;;(・);;;;;∵;;;;;;;;;(・);;;;;;| | |
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ちょっと待って! 男の触手プレイと誰得…!!
つか、なんかヤバイ!
あの扉絶対ヤバイから!!!!
なんかいるからアレ!!!!!
__
__ ∠、 ` 、
/ / ┐| ` 、
/ // .| | ./二二二ヽヽ
/ | | | | .// / / .
」 | | | |// / / !
⊥> ヽ二二ロ二二二二/ /
( / ̄L...ノ⌒Z....ノ ̄ ̄) /) 〈__
 ̄丁 |l ハ |l ハ  ̄´ 个ー′
/ |l__,/ ヽ ||/__ ∨ |
/ | イ∨` ヽ!´ `|/l/ , |
/ // | |l x==ミ x==ミ / / .| 「あぁ、そうそう。忘れてましたわ。
/ // |八| , / / ',
/ // / ハ, ___ 厶イ ':. 本当にどうしようもない時は私に助けを求めなさい。
|// / _/_ \ ` ´ イ | | 个 、\
|\//|/ \  ̄| >--< |\ | | |. \\ 例え、どんな状況からでも救い出してあげるわ」
|//\| | ∨\ / | // ハ } }
// /二二ヽ. | \/__|_///\ | //
| |/ \| / ./ // , \从
/ ノ // // ', l
___/ ヽ /.// . ,′ , |
, '′  ̄\__ レ'二../ l | , :′
r─ ''" \ / |\ /| ∨
\__,,.., -‐''" | | |/ \|
/ / ! | | i
/ / , / / lノ /
. / / / ,: /ー─<| /
/ / / , ' / | ´ /
. 〈 / / , ' / | l二二二! l二二!′
. 〈 ノ_,ノ‐' / ,′
/ l二二二! l二二|
, ゝ、_ \ /´ヽ ゝ、
,  ̄ 7ー---イ i
,ィ' / ヽ、 i i ト、
// / / `.メi | | ', i
/ / / , / |`ーA.i__i |
i ,' / /ー/--+ / リ i ̄ |
| ! ,/ イ /,,彡=サ=ェ、..,,| !
| イ ,'ィ''" γ力 ``ヾミイ
.! i| /!/ | . i `リミ、
ヘ i メ、 ! `ヽ、.i、_ノ 彳´ 「ただし、その代償はしっかりと頂きますけれどね?」
ノi i l ヽ、 `゙` ―</
', i ヽ、 / /
ソ ヽ、 ,//
__ `ーァ' /
:::::::::::::::::::::::::::ヽ, / / /
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| i / ィ''"7
! i/''",' i
,.| l ! |
、_,,.. -‐ ''" i ! | i
/ ', ヽ、i i
圭圭圭圭圭圭圭圭≧、 マム _,,。x≦圭圭圭圭圭圭
 ̄ ̄``''''≠≦圭圭≧;、 マム _,,。x≦圭圭圭圭≦≡≠'''"”
````''≠≧;,、_ゞ;。ャぁゎ,、 ,z、_,,。x≦≡≠'''"¨”´ ̄
``'ん圭i゚圭Λ`”  ̄
__,,。x=''"´ {圭゚i:i:i:゚i:圭} _ ___,,,,。xz-=
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圭圭≦エエニ≠‐''”´ ,〆゙ `゚¨¨゚´  ̄ ̄ ̄ ̄
,,〆゙ ,{G ム},,_
,,〆゙ ,〆 7 ``ヽ、
_,,zィ''"´ _,〆゙ /′ \
zェz=≠'''"´ _,ィ紗" /′ ゙\、、
_,ィ炙;〆 /i゙ ヾ㍉、
_,ィ炙圭〆 /7 ヾ㍉、
_,,,ィ炙圭圭〆 /i7 ヾ㍉、
ィ炙圭圭圭〆 ,イi7 ヾi㍉、
〆圭圭紗'" ,イ紗′ ゙{圭}li;
圭伊紗'” ,イ紗'′ }圭7}i;
〆紗'” ,,イ圭7′ ,{圭圭!
圭'” ,ィ'圭〆 ;{圭圭|!
У ,,ィ升〆 /圭圭7
,ィ炙紗" /圭i圭7
,,ィ炙圭〆 /圭i圭7
,,,ィ炙圭〆 /圭i圭7
,ィ炙圭紗" /圭i圭7
圭圭伊′ /圭i圭7
伊≠ ,イ圭i圭7
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
代償って一体、何の…うわぁあああああああああ!!!!!
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
ブツン
って感じでOPは終了です
以下は別スレでキャラメイクされた京ちゃんのステータスです
┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【名前】:須賀京太郎 【アライメント】 秩序/中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
【筋】:10 【耐】:10 【敏】:30 【魔】:30 【運】:20 【宝】:0
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫
, ´ / .' / .' ' | l | l | |
/ / ' | | | l| | l | , } l | |
_/ イ / l| |_,∧_{ :. ,-|-}-/、 , | { _ ___,-、 __
 ̄ ´ / / { |、{ l∧ {、 | }/イ/},イ / l_、 { Y´ / ' }- 、
{〃 r∧ |ィ斧ミ从 、Ⅵ , イ斧ミ、 } /l| l、r  ̄ { { | / _ }、
/ /{ 从{、 Vzリ \Ⅵ/ Vzり /イ } / | 乂_人_/、_/ / \
/ //从 l∧\ ,\ | /イ/ }==  ̄ ̄ ̄ ー く
/ イ' {/l∧ ∧ 、 ,イ/j' / \
 ̄ ̄ ー∧ _, 从 , \
ヽ 、 ` ¨  ̄ ィ }/ / / '
∧ \ / |/> , /
{(从_| -- ´ 「/// | {
|/ ̄}} |////|_ |
_,.:<|///|| l/////` |
_,.. -=<///// \//} ,r-/////// |
<//////////////////∧-- 、 {///////l{
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
所持スキル
○:忍耐の男
それは頑固者であり、守護者である
耐のステータスに+5され、該当ステータスの成長率を20%アップする
○:玩具のヒーロー
それは運命に翻弄される愚者の名前
されど、何時までも運命の手の中にいるとは限らない
どれほど無謀な行動であっても、5%の成功率を持つ
このスキルは発動する度に強くなる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
あ、忍耐の男のステ補正は適用済みです
また現在、スキルが二つしかありませんが、送る人生によってスキルが増えていくはずです
スキル以外は基本的に引き継げないので頑張ってスキルを育てて、どんな世界でも生き抜ける逞しい京ちゃんにしましょう
って訳で贅沢で雅な世界の設定を決めていきましょうかー
とりあえず文化とか治安とか科学とかその辺りでしょうか
他これ設定した方が面白いんじゃね?的なのがアレば意見お願いしますー
下1 文化度(高いほど理解しやすい文化、低いほど文化が違ーう!)
下2 治安度(高いほど治安が良い、低いほど危険が危ない)
下3 科学度(高いほど科学が強く、低いほど魔術が強い)
理解するのが難しい文化で、治安は最悪に近く、魔術が強い
……これどう考えても、奴隷制度残ってますよね!!!!
一部の特権階級がゴミのように奴隷を使っている上で贅沢を極めているとしか思えない……!!
きっと治安維持組織も奴隷商人と癒着しまくって、一狩りとかがはびこってるんでしょう
と、とりあえず京ちゃんが転移したばかりの状況をー
下1 (高いほど悪くはない…はず。低かったら?諦メロン)
即座にヒャッハーに狩られる事はないよ!やったね!!!!(後に狩られないとは言ってない)
そしてスタート状況も決まって、眠気もやってきたので今日はもう寝ます
贅沢で雅な世界に出て欲しいキャラとかいれば名前と出典書いてって下さいなー(´・ω・`)ただし酷い事になっても泣かない精神でお願いします(重要)
この世界観でロイヤルなキャラをチョイスするその精神、きらいじゃないわ!!!!
という訳で転移したばっかの京ちゃんが最初に出会う子をー
下2
末尾1 マサムネ
末尾2 クリス
末尾3 カイジ
末尾4 ジャギ
末尾5 袁紹
末尾6 アンリエッタ
末尾7 ルル
末尾8 千鶴
末尾9 アカンめがね
末尾0 二人好きなの
ゾロ目 あっ
一人選んでくださいな
うん、次からコンマは下1で良いや
とりあえずルルとのファーストコンタクトはルルですねー
それじゃmltダウンロードしてくる!(ダッ
_:!ill|:.i:::!iiillllllll/: : :}iilll{: : :.Lll」:::iiiillllllリ:ゞ-}iillllリ'ノiil!. . . }illll| ,';.rーvw;;' ,;' ,;'vwvvxwノiwvvwwr'{::illllllll};;,,;;:.;
∧ll}::!::iiiiiillllll{. : : .!illll|: ... : : :}::iiillllllll{ : : |iiillll|ゞ-''. . . |i}}}i|. . . .〈vwノル'}!,;' ,;' ,;' ,;' ,;' ,;' ,;' ,;' ,;' ,;' ,!iiillllll/wvw
/∧: |::|iiiiiilllll|./:.Y!illlll}): : : : |::iiilllllllリrv-!::iilll|. . . . . . ii{{{i|. . . . . . .}:iillllllll}}| {//_}./ ,;' ,;' ,;'i ,;' ,;' ,;' ,;|iilllllリ;:;:;:;:;:
//∧{:.iiiiiiillilll|ゞ_;}::illllll}: : : : :{:.i;;illllli|ゞノ|.::illii!: : : : : :ノ-vっ: : : : :〈::illlllllll}}}!ノ⌒Y⌒VV⌒i::rvイ/.::.|iilllll|;:;:;:;:;:;
///∧:iiiiiiillll{: : :{:::illllli!: : : : : }:!iiilll|!: : :{: :iill|: : : : : (.:.:/.:.).:.:ヽ: : :}::iiiillllll||}: : : :(.:.:.:.:.:Y.:.:(.:.:.:).:.:.:.:Y}iilllll}:.)_;:;:;:
////∧iiiilllllll}!: : !::iillll|}: : : : : !;!iilll|!-''^ヽ:iilll!: : : : : :`{:;iii|ー'': : : : {:ii|iil||iill}: : : : : : : : :ゞ__Y:.:.:.:.:.:.:!:ill};;il|ゞ__)_
/////∧iiiiiilll|: : :!::ir'.:⌒ヽ: : :|;Lll」{_)__i__)l|________i」iilllLLi|_:_:_: : :_: : : : : : :..ゞ__.:.ノ|::iilllll||}: : : :
//////∧iiiilll|: :_|::;ゝ__).:.:.:゙つ/ ∨⌒iノ}: : : : :_:_:_:{:i_Liill」:___
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////////∧ili.:.:.:.:.:(.:.:./.:.:.:/ ∨: : : : {//∧
/////////∧ゝ(.:.:.:.).:.:.:.:./ ∨ ̄ ̄∨/∧
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…あれ?」
気づいたら、俺は森の中にいた。
いや、多分、森の中と言うよりも道のまんなかと言った方が正しいか。
あっちこっちに木や草が生えてるけど、一部、剥き出しになった地面がある。
目測でおおよそ5mほど。
おそらくは馬車か何かが通る為に整備されたものなのだろう。
, ⌒ ー  ̄ ̄ 、
/_,. - \
/´ / /⌒\ ヽ
, ´ , V :.
/ / / / / | V : V |
/-- ´' / / / l|{ | l| | | {
/ イ { ':|_,斗| | 、_l__/_ィ |l∧
/ ,: ∧ | {∧{ { 、 /}/}/ } /∧|
/ イ / {∧{ 、__,.V {∨ 、_,/ イ}' `
 ̄´ V∨乂l \ ムイ/
从 ' 八/
-〈〈/\ v-っ イ》く__
/////∧\} > -- < |//}///> 、
/////////\} 「/〈////////\
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{//{////////////〈 ∧ }///////////////////}
|//|/////////////V/\ //////////////////'//|
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
多分、この道を歩いていけば、街か村には行ける。
けれど、そこから先はどうしたら良い?
さっきは憤りもあって、口も回ったが、今はそれをぶつける相手もいない。
…端的に言えば、冷静になった分、俺は途方に暮れていた。
多少、逃げ足が早くて、死にかけた経験があるだけの高校生にこの状況はヘヴィー過ぎる。
…いや、死にかけたどころか、一回、死んでるんだっけか。
死んだ経験があるとか誇れるものでもないような気がするけど。
_ __上ニニニニTR
rニニニiヲニコT彡t―.王ニニニニニ=、=┬┬┬-D
├──────''´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||ミ:.:.: : ::┴┴┴ヲノ
│: : : : : ┌──┐: : : :┌┐: : : :||il───┐li /┬──┐
│┌┐: │┌┐│: : : :││: : : :||: : : : : : ::│:::/:┬┬┬ヲ
フ::││: ││││: : : :││: : : :||:──┬─V:┌───、
/:::││: ││││: : : :││□: :||:──┴ ‐/∧: : : : : : : \ 「そこの男、危ないぞ!!」
_ /:::::││: │└┘│: : : :││: : : :||: : : : : : : //: : \/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
, ' ´,-i i-`'、:::::└┘: │ │: : : :└┘: : : :||: : : : : : //: : : : : /´三三三 /
../ ハV | | .//ヽ::::: : : : │ │: : : : : : : : : : :ノ: : ,、: : //: : : : : /三三三三 / ノ彡ミミヾ㌫rツ ノ彡ミミヾ㌫rツ
{ ヘ V | |// >',::::::::: :│ │: : : : : : : : : //ノ/∧://__/三三三三 / 彡´ r ム jl 彡´ r ム jl
i.l \V..|/ //廴、:: :│ │: : : : : : : //_ ././//__/´ ̄/ ̄ヽr――-、 彡 入 ヶ {l7 彡 入 ヶ {l7
|.|---{ ヾ/_{i|ミ: ー┴──┴──<_/ , -''´  ̄ `' 、 / //,r ´  ̄ = ー イ // ヽ _」l // ヽ _」l
|.|_ - ''v/ソ、____|.|├─======-==-==-=//ヽ | /ハ 'n二二二二二二二二二⊃l { ハ二㌧リ| { ハ ㌧リ
' , //| i \ ̄ | |/i l┴──、 、 フ ┬─/ /\ V // >、 ',三三//{ レ ! !l } ! !l }
.V/ ./ .| .i V//ヲ┘│ ヽ.... │ 7 .ト、_>-、/_ ゝ',三彡ノ t ヘ l j l j l j l j
V /. . | i ///.. . └─ `''---.┤ |___it j }ミ=、 | iフ=. 、ヽ>、 ゝ、、_ tヘ / ノ ハ _ tヘ / ノ ハ
\ミー >// { ハ //不/ヽ`'-i } .`'{ k 〈  ̄{ V-<.ハ  ̄{ V-<.ハ
`ー―''´ ヽ V ./ | ヽ V ./ .l 「 ㌧こ、 y } ㌧ j y } ㌧ j
\ソ-.上__ソ/ ノーl \ヽ } l ヽ‘、 } l ヽ‘、
`''ー---'''´ .ゝー'’ ヽ\ ノン v`、 ノン v`、
辷イ/ yヘ、/ yヘ、
し' 辷 コ 辷 コ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…あ」
そんな事を考えている間に、馬車が近づいてくる。
俺の世界ではもうとっくの昔になくなった、けれど、立派な馬車。
舗装されていない道を見た時から何となく予想していたけれど、やはりこの世界は俺のイメージする中世レベルらしい。
となれば、やはりアレは貴族やその類が乗っている馬車なのだろう。
…………なら、ここで俺がするべきは。
下2
1 大人しく道を譲るべきだ
2 格好悪くても取り入る事を考えるべきだ
この時間は人いないし、もう全部下1でいきましょうかー
って事でさいかーい
Ⅵ ,ー、 ,:'
ヾ\ / ∧ -,
ヽ /{/ 、 '
_从/____ > __ノ
|///////////l :l//|
|///////////| //|
/////////// ∧ :./|
, <////////////////\l/、
//////////////////////\l、
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
取り入るしか…ない。
無論、リスクは覚悟の上だ。
不敬だと言われて斬り殺されるかもしれない事くらい分かっている。
だが、このまま座していたところで、状況が好転しない事もまた理解しているんだ。
これを好機を考えて、何が何でも取り入るべき。
そう考えた俺は自分から馬車へと近づいていって。
/ ̄三三三ミメ、
// ̄ ̄ ̄ . 》\
/ ./:::::.... >、
< 巛::::::::::::... _ 〃/,, ,,\
{{ {{:::::::::::..... ィ ̄ ̄ ̄´ ハ
ii ii:::::::::::::::{○」==───ミト、 \ 「止まれ! この馬車を一体、何方の者と心得る!!」
V小::::::::::::::::>≧  ̄ ̄ ̄ ̄\_7
V:::::::::::::::::::: ヾト、 ./:::/ /:::/ /:::/フ
.\::::::::::::...... ii \/:::/ /:::/ /::://
ヾ:::::::::::: ... ll ./\ /:::/ /::://
/ >=ミ.⊥__:::≧ ̄ ̄/
.// .\\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
当然、制止の声が掛かる。
馬車の操り手と、もう一人。
共に武装している兵士っぽい人たちは腰の剣に手を掛けていた。
おそらくこれ以上、俺が不審なことをすれば問答無用で切り捨てられるのだろう。
ならば、ここでやるしかない。
馬車の中にいるであろう貴人の興味を引ける事を、思いっきり。
_,...---、_,.、
/ : /: : / : : ヽー-、
/. : :, !: iハ!/メ、.i | \
イ : :{ ヽN 'i:!/!人iヽi
_1: : :i( _ 丶:\
/ `Yリヽ '、_)'´!`ー`
/:::.. | ,. _/
. /.::、:: ト、ィ'
/ ::::::|:: !;-!
/ ::::|:: ! ヽ、 ,:-‐クヽ
/ ::!::.. ⊥__!_ / ..:ノ)
/ |::::..  ̄`''''''' ′..::::::::::ノ
. /: |::::..... ..............:::_,:::-‐'′
/:: `ー‐┬---r―'''''''"" ̄__
./__ /! i / iu-゙、
/----、\ ::::/ |:: ⊥ __,...-‐'.i...:ヒノ
 ̄ ̄`ー`ー`ー-、/ |::. _,.-‐'"
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「俺、文字分かります!!! 身体だってそこそこ丈夫で、足も早いです!!!」
…兵士の人たちが怪訝そうな様子を見せるのがこの位置からでもよく見える。
フルフェイスの兜で中までは見えないが、やはり俺のやっている事は荒唐無稽なのだろう。
だからと言って、この場で引く訳にはいかない。
どれほど格好悪くても、この場で雇ってもらわなければ、野垂れ死ぬする可能性の方が高いんだから。
一度は死んだ身とは言え、ジワジワと弱るように死んでいくのは御免だ。
だからこそ、俺は思いっきり腹に力を溜めて。
「お願いします! 俺を雇って下さい!!!」
下1
ルルの興味度
アカン
/;:;:;:;:,;:;:';:´;:;:;:ヽ;:;:;:;:;:/;:|
/;:;:/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ヽ;:;:,;;:;:;:;:}
__ _ _ _ _/'/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`f;:;:;:;:;:;:|
- ‐ ' ¨´ , ' _,- ‐ ‐ - 、;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:',;:;:;:;:;:l_
,.', ' ヽ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:};:;:;:;:| `¨' - 、
,;.' ',;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:};:;:;:;:', ` ‐ 、
,' ,;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|;:;:;:;:;:} ,., `ヽ、
ヽ、 f i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:' ,' `,
ヽ、 l .::::: : : : : : : : : ;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:/ } 「行け」
ヽ l .::::::: : : : : : : : : : ,';:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:イ´ _ _,,.. イ
ヽ '. .:::::: : : : : : : : : : :/;:;:;:;:,,,;:;:;:;:;:;:;:._ 」 - ‐_‐ ニ - - ‐ ‐'/
ヽ ',::::: : : : : : : : : : : :,.';:;://;:;:;:;:;:;:;:;:`¨ー 、`ヽ、;:;:;:;:;:;:;:/
;', .',:::::: : : : : : : : : , ',;:;:'./;:;:;:;:;:;:;:;:rテ┐ `ヽ )::::::;:;:/
_ , - ‐´ ',', '.,,、:: : : : ; ン;:;:;:/;:;:;:;:;:;:;:;// `ヽ ,冫:::::::;:く
r‐´;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,', ' ,ー' ゙、、' ¨゙;:;:_,;:;:-,,/ / , '//. /;:;:;:;:;:;:;:;:}
l;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:',', ト- イ- ‐´/ /`. / , '././ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:}
.',;:;:;:;:;:;:|ヽ;:;:;:;:',', f l / :/ イ: / , ' / //;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`
',;:;:;:;:.|;:ハ;:;:;:;:', ', { l :/ / / /∠ /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
',;:;:;:;:|;:;:',\;:;:\\ l| ハ ハ. レ , ' , ' /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
',;:;:;:;:l;:',;:',;:;:\;:\ ヽ f {::} l , ' , /;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
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´ `
/ ‘,
_/ ‘,
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八 | l|l | 八
| l|l | 「はっ
! | |
‘, l|l ,
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‘, __l|l__ /
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「っ!!」
それが届かなかったのは、彼らの様子を見て良く分かった。
なにせ、行者は俺の事など見えていないかのように馬車を加速させ始めたのだから。
退かないのならば、ここで轢き殺す。
そんな意図さえ感じる光景に、俺は思わず飛び退いた。
瞬間、俺の目の前をドタドタと地面を踏み鳴らしながら二頭の馬が通り過ぎて。
/ / / \ .\ ヽ
N ./ / \ ハ V|
| ヽ / / V i / |
.| Y i V Y i
| | | .|
__.| | | |
 ̄ |. 、 | | / i───
V ヽ | __∠|| / /
ヽ ヽ ヽ _,-‐壬,ィ<ヽリ/ /
ヽ ヽ \ |//弋ノ_ノ /ノ/ /
ヽ ヽ\ `ー、__ .|ー、__...,イ´// /
ヽ \\_  ̄ ̄ ̄ _// /
\  ̄フ > ヽ、 ̄ /
\ ヽ\ // /
,-─iヽ `ヽ / ,-/ヽ、 //
\ ヽ ヽj_ `ー 、_, -‐ レ ノ //
\\ /く Y ̄iン‐、__,へ/⌒ヽ/ ト //
\\ ∧ `ー、/ i/ | V-‐' ゝ //
\\,-‐ヘ ヽ / ! | ヽ,-‐'ヽ //
> \\ `ーニ/ ノ V´ク//
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
一瞬だけ。
ほんの一瞬だけ馬車の中にいる『誰か』と目が合った。
仮面を被った…おそらくは若い男。
だが、その誰かが俺には当然、分からない。
……分からないまま、その人は通り過ぎていった。
,. --- 、 ____
/, ´ ̄ ̄` '⌒´ \
、_/_/⌒ヽ , / ヽ
,---、 / // : ヽ :.
, / ̄-/ /' { | | | :
/ __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | |
.:' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | |
/ ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | |
/\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
////\ r--- ´八 !∧  ̄ ,: :.:.: }/ノ/ リ
. ///////\ \}∧ u 八/
//////////〉 込、 __ ,.: /
///////// / }>、 ` イ |从
,'//////// / _ /--、l ` ̄ :, |--、
.///////// / イ/////\ {////} / 「///|
'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|
///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、
////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…どうしよう。
とりあえず殺されるような事はなかったが、状況は再び白紙に戻った。
何も持たず、何も分からず、何も出来ずな状態に。
…とは言え、このままぼうっとしていたところで何か状況が好転する訳ではない。
このまま野宿、なんて事になったら獣の類も怖いし、今は動こう。
幸い、目の前は貴人らしき人が通るほどの道なんだ。
何処にも繋がっていないなんて事はないだろう。
……ただ、どっちに行くべきだろうか。
下1
1 貴人らしき人を追いかける
2 逆方向に進む
_, ⌒\/ ̄ ̄ \
,  ̄ ̄ / 、 _\
´ / \ `ヾ
/ ' 、 、 、 \
/ | { :. | | ∨、\ \__
′ | l| } | |、 | |\ \ ̄ ̄´
. { 从 /-}/-Ⅵ { ヽ |
/ ,.-从 | }/ ィ≧、 { \ }'
/イ { ⌒\ { 、 Vj ∨、 \
八 、 \ ヽ  ̄
Ⅵ ,ー、 ,:'
ヾ\ / ∧ -,
ヽ /{/ 、 '
_从/____ > __ノ
|///////////l :l//|
|///////////| //|
/////////// ∧ :./|
, <////////////////\l/、
//////////////////////\l、
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
心情的にはあの人を追いかけたい。
だが、一度失敗した以上、二度目があるとは思えなかった。
そんな意図がなかったとしても、鉢合わせした途端に斬り殺されてしまうかもしれない。
その分のリスクを考えれば、逆方向に進んだほうが幾分、安全に思える。
…あくまで思えると言うだけで、実際には大間違いなのかもしれないけれど。
下1 人がいる場所への距離
1 一日掛かるで
2 半日でええで
3 三日掛かるで
4 一週間掛かるで(ニッコリ)
5 二日掛かるで
6 一日掛かるで
7 半日でええで
8 二日掛かるで
9 一週間掛かるで(ニッコリ)
0 三日掛かるで
ゾロ目 あっ
,. : : : : :  ̄ ̄ ̄: : : .、
,. : ´: : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、
/: : : ,: /: :/: : : イ: :|: : ,: : : 、: :ヽ
/: : : : /_/_:/:': ': : / |: _}_:/: :|: :.∨: : :.
/: : : :.,ィ/://:l{: |: |: :.| }: /:/:}`: : : :|: : : :.
/: :.//: :|: {:{:从:{从: :| /:イ:/:イ/ |: : :|: : : :.|
{:/ ' : : {: |/' Ⅵ \ / ' }: : :, : : : }
{: :,: :从 ィ=ミ ィ≠ミ/: : /-、: /
|:/: : :{` :.:.:. ' :.:.:.:. ム: :/ Yl}ィァ
∧: :从 __ _ /:イ__///ア
∨ 、 V ノ 、 ヽイ: : ////
` . ....:::} }'/ 〃- く
___ `T ´/:| /, - }-、
/:/::::::`ー-´l/::イ} とイ-、 ノ、\
/:/:::::::/-/:/:.:八 / ∨ \
/{::{:::::::/ /:/:.:./ \' /:.、 ∨__〉
, Ⅵ::::,/:/:.:./ /__/::::/∧ ,
{ {:.∨:イ:.:./ ∨二二 イ:::∧ :.
| ∧:.}':.:./ \__,/ 、 ,
Ⅵ 「 ̄} 乂 \
| { |_」 \ ヽ
| | /:.:.∧ |\ }
| /:.:.:/:.:.:.、 | \ ノ
これにはコンマの女神様もニッコリ
とりあえず午前午後と二回判定して一日経過って感じにしましょうか
尚、時間が経てば経つほど体力の低下等で危険度が増していきます
下1 一日目 午前
1 何もなかった
2 キャラと遭遇
3 食料を発見した 疲弊が回復する
4 人狩り行こうぜ!
5 何もなかった
6 野獣と遭遇
7 キャラと遭遇
8 食料を発見した 疲弊が回復する
9 人狩り行こうぜ
0 何もなかった
ゾロ目 あっ
下2 一日目 午後
1 何もなかった
2 キャラと遭遇
3 食料を発見した 疲弊が回復する
4 人狩り行こうぜ!
5 何もなかった
6 野獣と遭遇
7 キャラと遭遇
8 食料を発見した 疲弊が回復する
9 人狩り行こうぜ
0 何もなかった
ゾロ目 あっ
一日目は人狩りに出会って、野獣に出会ってと散々である
まぁ一狩りに見つかった時点で野獣には出会わないけどな!!!!!!!!
从}\}\}\}\}\、
\}: \:::::::::::::::::::::::::::::}\
<_ : : :.:::::::::::::::::::::::::::::::ハ
三二: : \: 〃::::::::::::::::::::::::}/}
 ̄ \, : :}::/⌒ヽ\:::::::/:::}
>─── 、 /⌒V Vハ:::::::::.′
/ /{ ,}::\ | l { / } } |::::::/{
. / 「::::: { ⌒丶人:::::| |_ ` ´ 八,;| :::::/ __ /
|/ |::::::::{厂。) V⌒ | }\ (_∠フ7 }7):::/ / \
.. 八 |::(・{⌒¨¨ / } }:::} 乂 ̄ } ¨¨ /八::{ _ }/ } ハ ,/
. }| :::::{/⌒V }ノ:: } } ムノ _, 「 } 从 _ | ( ( 厂 |/:::::::
|::::::::}-一' :| \ | ¨二¨¨ ノ ハニニ≧、 } ̄) )/⌒) /} :::::/
|::::::::厂¨¨ .ノ 丶 __ __八 ノ // _ ∧ニニニ\, /V⌒}_⌒¨¨ }八/
. 八:::::{___, イ / /ニニニニ\/ニニ/|  ̄ ̄ / /} }_}ニニニ_ハ/ }/二ニマ∠ } 入
//}::::::::} __ /(_ニニニニニニニニ/⌒乂___,イ }/ /ニニニニニ=\/::}乂二フ 二八 \
/ ̄V´ 乂 ̄{ ̄ ̄{ {/  ̄ ∨ニニニニニ/ ̄{_{_{_}_}/  ̄.:′ニニニニニニニ\::}\__ イ ∠
( ̄ {{ ̄ ̄ }/ ̄ ̄ / }ニニニニV ミ/厂 /ニニニニニニニニニニニ⌒\} ____/ニ
{{ - ′ <二フ <二) :}ニニニニ{{ {/ 〆ニニニニニニニニニイ ̄ ̄¨¨ヾ\ /|ニニ
⌒V {{ ミ{ 彡 {_____八二ニ八 {彡 //ニニニニニニニニ/ \\/:::/|ニニ
/ ,八 ミ{ 彡 厂 / \ニ∧ \ { / /ニニニニニニニ∠_ ハ_∧/::!ニニ
∧ ミ{ 彡 / ヘ,_{ \ニ} \ { _/ //_ニニニニニ∠¨¨¨¨⌒ }ニ|::::乂_
{⌒ .∧ミ{ 彡 /( ̄ ̄ \ }ニ} ノ\  ̄ / /ニニニニ,/ }ニ|:::::::::::
∨乂ノ ∧ { /( ̄ ̄⌒ \ }/__ 丶 |ニニニ/ / } }ニ|:::::::::::
. ∨ \ / ( ̄ ̄ ___ 二 ̄/ニニ/  ̄⌒> |ニニ/ / / \\ヽ :}ニ|:::::::::::
. \ /⌒/ /  ̄ """ {ニニ_{ 、 `>/ / / /ニl/:::::::::::
\{ { """" {ニニ={ \ / / / /ニl/::::::::::::::
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
ヤバイ。
何がヤバイって、目の前にいる連中が見るからにヤバイ。
どう贔屓目に見てもカタギにゃ見えない…と言うか山賊かその類にしか見えない。
あの格好がこの世界におけるフォーマルスタイル…なんて事がない限り、あの連中には見つからない方が良いだろう。
幸い、この辺りは木や草が多いし、隠れて進んだり、やり過ごすのはそう難しくはない。
…と思う、多分。
かくれんぼなんて久しくやってないから分からないけど。
下1 京ちゃんのハイドインシーク成功率60%
39以下だと見つかります
___/ ̄ ̄\_
, ´ <⌒
,:' `ヽ、
, \_
\ } ̄´
' , \
/ , |/} ∧ }`ー`
{∧ 「ノ|/}/イ
' 、 | /`/ } '
} ∧ /イ /
|' ,} \__/イ__ /
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r≦//////////////////////////////ヽ
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
焦るんじゃない…俺は腹が減っているだけなんだ。
いや、確かにずっと何も口にしていないから腹どころか喉も乾いているけれど。
しかし、今の俺は文字通り、命が掛かっている状況なんだ。
焦って一気に駆け抜けて見つかるような愚はおかしちゃいけない。
正直、さっきから背中の冷や汗が止まらなくて気持ち悪いが、ここはゆっくりと先に進んで……。
下1
偶数なら連中の会話を聞き取れる
奇数なら連中の会話を聞き取れない
ゾロ目だと???
__)
ゲ ゲ .__、ト(、ヽVィr__,,_,ヽ
ラ ラ. ⌒ヽ ゞ、ヾ __ノィ(__}
,.::=、..ィ ィ( r‐={{v´=,,..__ `ヽ.ノ
{{::::::::::ノ ゞ l!ヾィ 7 ._,r ヽ,.
ゞ≠'-.、 /´_ ̄ヽヾ .レ´_,.ゞィ.ァー ヾ)
./ }! .l!__ .ノ__〉=__ヽ彡 〈 ィ.フ「、ミ= _;;; ヽ
{ i:: ,, rヾ}レ _>__ ` }ィ { r >'_ ..-.ィ!{ )
ヾ,ァr'´ヘ lj:i}:} ' } ヾ}! ::: )" ヽ ヾ:::γ l! l;)
ィァ.∧ゝィ::ヘ 〉/{ _⌒´,, /.ィ < .ハ '.. ノ 〉;⌒ヽ/⌒\/⌒\/⌒ヽ.
///i{;;ヽゞ_// ゝ;;;;;;>=-――.ァ‐/´.ゝ 辷´, /;;;;;;;}} }}.「////⊂⊃7
≦´__彡≧../ ;/´ /.::/ ::/ ヽ._ ..ィ';;;;;〃}} }} |/////////
77 ̄ 7√《oo__〃::...ノ .ゝ7 ::::{{_ ;;}ト;;;;;;;;;/ .}|:.. }| l!_///>==
{辷.イ r‐‐.、 T {::__:彡イ∠;;/:o::. {{ O :ヾoo○〃O:::彡イ;|| } .|!ii} |ii/ 7::
/≧{ \_.`ヽ三彡´.,イゞ=、、:::{{ゞ-===‐{{彡ィ「;;; |l/ V ./i/ /_
7\ >'' ̄, 7 、_/ ヽ≧ァゝ ̄ヽ\{__{{ || |}ト-、 (´ /ノ }
八 r/_ノ´二 Yヘ::_ :}ヽ ;;;l|| | | | | ll{8┏‐|r―‐‐‐'`ヽ イ´,ィヘ
{{⌒ヾ l__ノ´ 7 {'' 「ノlll\;;;;;} | | | | | ll{8┗‐ }`ー‐、ノ__ .) 〉 i{ll| | | l
ヾ99//⌒ヽ | :7ヽ..イ彡'彡ヾ;ソ l | | | | ll}|辷=‐ {辷__ノ|⌒ヽ__ .ノ}}////
/l|ミ三三三}{辷{ミ三三三彡リハ辷 ===彡ニニニニニ|! .|ミ.ゞミ三三彡ノ
イlllllllゞ≠三ムニ三ニゝ`==´;;ノ__/ ゞニ ゞ.ニニニニニ. 二|! .|≧=彡≧=‐‐=''
lllllllllllllllll≧(⊂⊃)辷三三ー´ |{ ヾ三{{{{(r‐‐、)}}}).|∟ .|〃¨00} | |
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……遠くから連中の会話が聞こえる。
一瞬、俺が見つかったのかと思ってビビったが、別にそんな事はないらしい。
そうなると今度は、この世界の情報が欲しくなるが…ここはやっぱり欲張らないほうが良いだろう。
内容は分からないが、聞こえてくる笑い声に品性の類は感じられないし。
関わり合いになるリスクは極力避けた方が良い。
そう思いながら、俺はその場所を通り抜けて。
下1
1 野犬だ!
2 ウサギだ!
3 熊だ!
4 モンスターだ!
5 野犬だ!
6 熊だ!
7 ウサギだ!
8 野犬だ!
9 モンスターだ!
0 熊だ!
ゾロ目 あっ
無意味に熊に縁があるな、京ちゃん…
,,...--――--...,,, __
,.r'''::::::::::::::::::::::::::::::;;:`''´__;;;;::::`ヽ ,...-、
,.r''::::::::::::::::::::::::::::::::;;:''::::::ヾ:;;;;;;`ヽ.-+―-...、/;;;;;;;;i
,r''::::::::::::::::::::::::::::::::::;;:'':::::::::::::::!;;;;;;;;;;;;;;):::::::::::::::ヽ:;;;;;;/
,i::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;''::::::::::::::::::::〉;;;;;;/::::::::::::::::::::::::ヾ:!
,i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::!:/:::::::::::rーi:::::::仁!:::::i
l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::''7::::;;;;;:ヾ:::::l
l::::::;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::;;::::::::::::::::::::::l:::::::;;;;;:::::::::::l::::illlllllli::l::/
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ヽ:;;;;;;;;;;;;;;;;l ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;| l;;;;;;;;;;/
ヽ:;;;;;;;;;;;ヽ. ヽ;;;;;;;;;;;;;) !;;;;;ノ
ヽ:;;;;;;;;;;;;)
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
熊が居た。
異世界にも熊はいるんだなって、若干、感慨深いものを感じたのも一瞬の事。
俺にとって、熊はトラウマに近いものを抱いている動物なんだ。
未だ腹や背中に残るキズがズキリと痛むのを感じる。
/ | 从 | \ ∨/ , /
_∨∧ :. ` \ ,:_ノ> 、_
, <//////{/{{`∧ 、 / }}//////> 、 「…っ!」
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
落ち着け、冷静になれ。
この世界の熊と、俺の世界の熊を同一視するのは危険かもしれない。
だが、こうも似通っている動物の習性がまったく違う、なんて事はないだろう。
襲われてから調べた熊の対処法は、この世界の熊相手にでも幾らか有効なはずだ。
だから…必要以上にビビって逃げ出す必要はない。
ゆっくりと…後ろに後退っていけば、刺激せずにこの場を離れる事だって……。
下1
偶数 ヒャッハー! 餌だー!!!
奇数 なんやアレ 怖いから逃げたろ
|! トヽヽ,\__ __,、
f ,i !- ':´  ̄ ̄ヽ. ヾト ィ',ィ, ,.ィ__
__∠ ― 二 =、 ヾY,}:i:iK '` `てイーzィ
`斗レ' ¬ .<ヾト、 Y}:}:j厶- - 、 `t__
__ノ’ ,. --、ヽ.\ヽ:Y!iv厂 --一- ``、 `^戈__,>`ヘ
__Z , ィ'´fiミ__Yiいヽ!:リ√ィ彡r '´ ̄´¬丶ヽ、 X. i{ ',
___) ≦ 'ラ_{(・)}j川 kソ个rイ〃 '// _ヽ ヽ. ヘヾ }
_,)'/, z 彡rシ ソソ:`,ソ:' メ⌒i. j ‐、ヾi i,.ィ_'ニ二ヽ, ヽ }:i / <<ヒャッハー!餌だー!!!
勹/〃, -ー彳´ ;/¨:::`::く._ ヾ Yij{(・)>= ≧ヾ:ヽ:ヽ ヾ, `ミゞ--:r'
之. イ/ / , ゙ ,' {::f⌒}::,':::::::::ヽ ,丶 `iヾ三ぐ¬ミド} }ヽト :} ゞミ(^
'ライ〃i;' ,' ,' :v'ヾ| ,ノ:::/⌒!:::/ ,.i トヽヽ丶` ヾミ:ヾト、 ヾヽミi}
_,メィ/;:イ ' / ;i: i! ヽ.. ー' ¬'Lイ ji ,i ,i.l }: ヽ丶`` ヾ ヽ \:.ヽ:トゝ
__Z イィ /i ,〃 /!i iト .,___ ヾ´ '’ ,八 ヽ }! \ヽ` \、ヾ :,ハ ヘ,
ブイ〃//i ,:/:, ハ1i: ,>'‐L/7'ァ-ァァ'个 、 ヽ ヾ c ヾ` 、`: ミト、} ハ メゝ
厶'〃// ,' ,.イ ,' / 'i:iハ.y' {_  ̄ ブZ j:j:ヽヽ__,ィこつ ヾヽ、 ヽ. \ ヾト、ヘN
,ノiii/〃/ ,'/ ,' ,: ,' i:{,ハ! 7ー'´/り } :ト、  ̄´ ヽ \ヽ`: \ヽ`\ヘヘ!
,jハ/:〃/〃/〃,' ,' ,'iハ/`ト、/__,_,_仄! .Nト、\ ヾミJヽト、ヾ` ` ヾ``ヾ``ヾ``ヾし!
,ノィ〃/〃/〃/〃〃,':ヾ= ーz i 、トヾi: .:|:. ! i i:.i:. i:.ヾ\ヾ\ヾ\ヾ\ヾ\ヾミ::(_
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「マジかよ…!!!」
この世界の熊ってちょっと好戦的過ぎやしないか!?
わざわざ人間襲うよりも、木の実とかそういうので満足しとけよ…!!!
なんて言って止まってくれる感じじゃない…!!
幾ら逃げ足が速いって言っても、森の中で野生動物を振り切れるほどじゃねぇし…!!
なんとかやり過ごさなきゃ……!!
下1
1 救いはない 現実は非情である
2 私が来た!
3 救いはない 現実は非情である
4 救いはない 現実は非情である
5 救いはない 現実は非情である
6 救いはない 現実は非情である
7 私が来た!
8 救いはない 現実は非情である
9 救いはない 現実は非情である
0 救いはない 現実は非情である
ゾロ目 あっ
はーい
じゃあ、チュートリアル戦闘を兼ねて熊戦やりましょうかー(白目)
戦闘ルール
1 戦闘に使用するデータとは
基本的に3名までのキャラクターが参戦することになります。
メイン戦闘キャラの数値+(他のキャラの数値合計)÷2が戦闘で使用する『戦力』となります。
戦闘の基本は、彼我の「『戦力』の数値差+スキルの効果」を加味した上での【コンマ勝負】となります。
使用するパラメーターは【力】【体】【速】【技】【運】【宝】の6つのうちから、3つを相互に決定して使用します。
2 『戦闘』の手順
1.【使用パラメーター】1つをプレイヤー側が決定。
2.【使用パラメーター】1つをGM側が決定。
3.最後にランダムトリップを使用。番号を安価で募集し、最後に使用するパラメーターを残り3つから1つ決定。
4.彼我の3つの【戦力値】を比較し、<戦闘結果表>から勝率を計算。
5.最終的にコンマ判定で勝敗を決定します。
<戦闘結果表>
3戦力の劣位 =基礎勝率0%
1分け、2劣位 =基礎勝率20%
1優位、2劣位 =基礎勝率30%
2分け、1劣位 =基礎勝率40%
戦力引き分け =基礎勝率50%
2分け、1優位 =基礎勝率60%
2優位、1劣位 =基礎勝率70%
1分け、2優位 =基礎勝率80%
3戦力の優位 =基礎勝率100%
※合計戦力が1大きい毎に勝率+1%、低い毎に-1%
※両戦力の最大Lvを比較。高い方に「最大Lv-敵側の最大Lv」%の勝率補正が付く。
※勝率は自陣営もしくは先手視点
基本的に相手陣営より高くその差が大きい能力を選びましょう。
で、上を踏まえましてー
これがクマのデータだ
┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【名前】:クマ 【アライメント】 混沌/悪
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
【筋】:30 【耐】:30 【敏】:30 【魔】:00 【運】:10 【宝】:0
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫
|! トヽヽ,\__ __,、
f ,i !- ':´  ̄ ̄ヽ. ヾト ィ',ィ, ,.ィ__
__∠ ― 二 =、 ヾY,}:i:iK '` `てイーzィ
`斗レ' ¬ .<ヾト、 Y}:}:j厶- - 、 `t__
__ノ’ ,. --、ヽ.\ヽ:Y!iv厂 --一- ``、 `^戈__,>`ヘ
__Z , ィ'´fiミ__Yiいヽ!:リ√ィ彡r '´ ̄´¬丶ヽ、 X. i{ ',
___) ≦ 'ラ_{(・)}j川 kソ个rイ〃 '// _ヽ ヽ. ヘヾ }
_,)'/, z 彡rシ ソソ:`,ソ:' メ⌒i. j ‐、ヾi i,.ィ_'ニ二ヽ, ヽ }:i /
勹/〃, -ー彳´ ;/¨:::`::く._ ヾ Yij{(・)>= ≧ヾ:ヽ:ヽ ヾ, `ミゞ--:r'
之. イ/ / , ゙ ,' {::f⌒}::,':::::::::ヽ ,丶 `iヾ三ぐ¬ミド} }ヽト :} ゞミ(^
'ライ〃i;' ,' ,' :v'ヾ| ,ノ:::/⌒!:::/ ,.i トヽヽ丶` ヾミ:ヾト、 ヾヽミi}
_,メィ/;:イ ' / ;i: i! ヽ.. ー' ¬'Lイ ji ,i ,i.l }: ヽ丶`` ヾ ヽ \:.ヽ:トゝ
__Z イィ /i ,〃 /!i iト .,___ ヾ´ '’ ,八 ヽ }! \ヽ` \、ヾ :,ハ ヘ,
ブイ〃//i ,:/:, ハ1i: ,>'‐L/7'ァ-ァァ'个 、 ヽ ヾ c ヾ` 、`: ミト、} ハ メゝ
厶'〃// ,' ,.イ ,' / 'i:iハ.y' {_  ̄ ブZ j:j:ヽヽ__,ィこつ ヾヽ、 ヽ. \ ヾト、ヘN
,ノiii/〃/ ,'/ ,' ,: ,' i:{,ハ! 7ー'´/り } :ト、  ̄´ ヽ \ヽ`: \ヽ`\ヘヘ!
,jハ/:〃/〃/〃,' ,' ,'iハ/`ト、/__,_,_仄! .Nト、\ ヾミJヽト、ヾ` ` ヾ``ヾ``ヾ``ヾし!
,ノィ〃/〃/〃/〃〃,':ヾ= ーz i 、トヾi: .:|:. ! i i:.i:. i:.ヾ\ヾ\ヾ\ヾ\ヾ\ヾミ::(_
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
所持スキル
○:野生動物(熊)
ランダムステータスで筋が選ばれた時、勝率を+10%する
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
で、こっちが京ちゃんのデータ
┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【名前】:須賀京太郎 【アライメント】 秩序/中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
【筋】:10 【耐】:10 【敏】:30 【魔】:30 【運】:20 【宝】:0
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫
, ´ / .' / .' ' | l | l | |
/ / ' | | | l| | l | , } l | |
_/ イ / l| |_,∧_{ :. ,-|-}-/、 , | { _ ___,-、 __
 ̄ ´ / / { |、{ l∧ {、 | }/イ/},イ / l_、 { Y´ / ' }- 、
{〃 r∧ |ィ斧ミ从 、Ⅵ , イ斧ミ、 } /l| l、r  ̄ { { | / _ }、
/ /{ 从{、 Vzリ \Ⅵ/ Vzり /イ } / | 乂_人_/、_/ / \
/ //从 l∧\ ,\ | /イ/ }==  ̄ ̄ ̄ ー く
/ イ' {/l∧ ∧ 、 ,イ/j' / \
 ̄ ̄ ー∧ _, 从 , \
ヽ 、 ` ¨  ̄ ィ }/ / / '
∧ \ / |/> , /
{(从_| -- ´ 「/// | {
|/ ̄}} |////|_ |
_,.:<|///|| l/////` |
_,.. -=<///// \//} ,r-/////// |
<//////////////////∧-- 、 {///////l{
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
所持スキル
○:忍耐の男
それは頑固者であり、守護者である
耐のステータスに+5され(適用済み)、該当ステータスの成長率を20%アップする
○:玩具のヒーロー
それは運命に翻弄される愚者の名前
されど、何時までも運命の手の中にいるとは限らない
どれほど無謀な行動であっても、5%の成功率を持つ
このスキルは発動する度に強くなる
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
うん、なんで速度で熊に並んでるんだろうね、この現代っ子
それじゃあ最初のデッドオアアライブやってきますかー
下1
最初に使用するステータスをー
/ , / / / / | | :. . :.
/ / / ' | | | | i| | .
イ ' /| /| l | | | | l| | |
// / | | { ' :. | | } | l| | {
' 〃 | | | | ト, : /| /| /| ' ∧|
/ / .' ,: ' Ⅵ |_'. | | | | l | ' }/ }/ : / .イ `\
{/ / / / / { | Ⅵ≧!、,| | 、 | _/ム斗七 /:. / }'
' ,イ / | { 从 | イ {::しメ∧ l Ⅵ イ {::し刈 `ヽ' ' }/
' / /イ Ⅵ :. Ⅵ Vzり \ 、 } / Vzり }/ /
/ | 从 | \ ∨/ , /
_∨∧ :. ` \ ,:_ノ> 、_
, <//////{/{{`∧ 、 / }}//////> 、
´//////////// l| ,∧ _ ∧ ||///////////>
/////////////从 { 、 _ ィ -vノ ' } /'/////////////
/////////////{/∧ l\ ー=≦__ , ´ /' / イ∧/////////////
/////////////|//∧ :. \ / / /'////}/////////////
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
こんな状況になって、運頼みってのもアレだが…!
しかし、真っ向からぶつかってどうにかなる相手じゃないのは確かだ!!
ここはこの間、商店街の福引で四等が当たった俺の運にかける…!!!!
須賀京太郎 【運】のステータスを選択
_, -- ァ‐、
(ン 。 。 ゙〈
{ ,'.rァ ミ ミ、
ゝ .ニ 、 ゙. \
/ ゙ 、 ゙ ヽ
/ `¨ ∨
/ \
/´ ,: ,ィ ∨ ∨
<.,__, ,ーァ''´ ト、ィュ }
/ } `¨
/ }
{ ヽ ,'
{ ミ / ,
{ ミ、 ' {
', } `ーミ {
} } `ミ ',
'--- ' ミィィィ.ぃ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…だが、その運が一体、どれほどこの熊に通用するかどうか。
素早さも力強さも脅威だが…一番、ヤバイのはその防御力だ。
武器の類を一つも持ってない俺じゃ、コイツに有効打を与えられない。
…それはコイツも分かってるのか、焦らず、こっちを追い詰める立ち回りをしている。
これを突破するのはかなり難しそうだ…。
熊 【耐】のステータスを選択
あれ、酉作成ツールの使い方ってどうだったっけ…
ごめん、ちょっと待ってくださいな(´・ω・`)
あれー文字シャッフルだとランダム末尾機能が働かない……(´・ω・`)前はいけた気がするのに…
すみません、とりあえず適当にこっちで末尾打ちまする
お待たせしてごめんなさい
下1 1~4の数字をどぞー
◆TSegF.kXo6
↓
#魔敏宝筋91
あっ(察し)
あれ、違う、ゴメンナサイ
正しくはこっちですね
#魔宝筋敏91
,. ´ ̄ ̄ ` 、__
/ , / /⌒Y
/ / ,: | ̄\
.:' ' /__/ , | \__
/ / ///\/ / .' ' {` ̄
/イ ,.. 、イ /}/⌒ヽ、/´ // / 、 、
{ { Ⅵ / Vオ {从 /-}/-、 } 、 \
| | {/ ∨ィ=、}/ , |、 }  ̄
/ 乂 u ::::::: Vソ' ,l ∧l |
/イ , 八 ,...、 ' /ムイ,'∧ |
/\ / 、 〈- 、\__ ム/ / \
>----イ///\ . ` ー ' イ/从
////////\/// 、 . ´
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/////////////(_)} ∨、_,イ/\
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/> ´ --、 ∨ム //////////////}
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- \///{/イ//r- 、///////∧
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
単純な力押し。
けれど、それは人間の力で到底、押し返せるものじゃなかった。
自然の中で生きてきた猛獣だけが持つそれに現代っ子の俺が叶うはずがない。
丸太のような腕を力任せに振り回されるだけでどんどんと追い詰められていくのが分かる…!!!
一優位 2劣位確定!
さらに熊のスキル 野生動物(熊)発動!
敵勝率に10%が加わる!!
んじゃ、計算いきまーす
一優位二劣位の基本勝率は30%
これに劣位分の40%と勝率補正10%が加わって、勝率0
ただし、玩具のヒーローで京ちゃんは5%の最低勝率を持ちます
Q、つまり?
A、94以上出せば勝てる
↓1
.l;;i′ / .!;;/ .イ、;;;;;;;;;;;;;;./ |;;;;;; / .r' / ,イ゙ .,〃 ../; /
.|/ ノ .l;;; ! l;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ !;;./ ,,ilr'" ,i'./ ,./ ,/ .,.
:l゙ | ! /;;;;;;;;;;;; / /./ '″ .,l./ ,,ノン" .フ;;
_,, !゙.,,.,i";;;;;;;;;,./ .iУ ,i'/ .,..r'";;;;;
.i}′ / ;;,! ., /;゙;;;;;;;;; / .l″ ,ν / /_..-'";;;;;;;;;;;;;;
` i";;;,/ / /;;;;;;;;;;;;/ il l′ _..-";;;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,.
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/r'";;;;;;;;;;; 〃;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>'";;゙´,iテ '´;;;;´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;フ" _,,,...i;;;;iv=ゞ´
;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:'“;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / __..;;メ`-ー'"゛ _,,.. -ー'''''゙゙''゙ ̄,゙/
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_..-‐'' 二ニ ―ニニ`-'”'"゛ .,_iiir=`-''''"´
|! トヽヽ,\__ __,、
f ,i !- ':´  ̄ ̄ヽ. ヾト ィ',ィ, ,.ィ__
__∠ ― 二 =、 ヾY,}:i:iK '` `てイーzィ
`斗レ' ¬ .<ヾト、 Y}:}:j厶- - 、 `t__
__ノ’ ,. --、ヽ.\ヽ:Y!iv厂 --一- ``、 `^戈__,>`ヘ
__Z , ィ'´fiミ__Yiいヽ!:リ√ィ彡r '´ ̄´¬丶ヽ、 X. i{ ',
___) ≦ 'ラ_{(・)}j川 kソ个rイ〃 '// _ヽ ヽ. ヘヾ }
_,)'/, z 彡rシ ソソ:`,ソ:' メ⌒i. j ‐、ヾi i,.ィ_'ニ二ヽ, ヽ }:i /
勹/〃, -ー彳´ ;/¨:::`::く._ ヾ Yij{(・)>= ≧ヾ:ヽ:ヽ ヾ, `ミゞ--:r'
之. イ/ / , ゙ ,' {::f⌒}::,':::::::::ヽ ,丶 `iヾ三ぐ¬ミド} }ヽト :} ゞミ(^
'ライ〃i;' ,' ,' :v'ヾ| ,ノ:::/⌒!:::/ ,.i トヽヽ丶` ヾミ:ヾト、 ヾヽミi}
_,メィ/;:イ ' / ;i: i! ヽ.. ー' ¬'Lイ ji ,i ,i.l }: ヽ丶`` ヾ ヽ \:.ヽ:トゝ
__Z イィ /i ,〃 /!i iト .,___ ヾ´ '’ ,八 ヽ }! \ヽ` \、ヾ :,ハ ヘ,
ブイ〃//i ,:/:, ハ1i: ,>'‐L/7'ァ-ァァ'个 、 ヽ ヾ c ヾ` 、`: ミト、} ハ メゝ
厶'〃// ,' ,.イ ,' / 'i:iハ.y' {_  ̄ ブZ j:j:ヽヽ__,ィこつ ヾヽ、 ヽ. \ ヾト、ヘN
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,jハ/:〃/〃/〃,' ,' ,'iハ/`ト、/__,_,_仄! .Nト、\ ヾミJヽト、ヾ` ` ヾ``ヾ``ヾ``ヾし!
,ノィ〃/〃/〃/〃〃,':ヾ= ーz i 、トヾi: .:|:. ! i i:.i:. i:.ヾ\ヾ\ヾ\ヾ\ヾ\ヾミ::(_
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
分かっては、いた。
武器も何も持ってない人間じゃ熊には勝てない。
だけど…それでも…諦めたくはなかった。
何とかこの状況を打破しようとして…頑張って……。
でも…身体、痛くて…もう……動け…なくて……。
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ll圭圭圭淤冰ik会ュ。 ,ィ劣圭:㌢ Ⅵ心 `''寺圭斧≧ュ。._ `''寺圭圭丞
圭圭圭圭圭圭圭ik会ュ。 ,ィ劣lll斧ア Ⅵ会ュ。 .゙㍉丞圭圭会ュ。_ `'守圭ik会ュ。
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
痛い、辛い、苦しい、熱い、寒い、怖い
いやだいやだいやだいやだいやだ
死ぬのは嫌だ…
いやだいやだいやだいやだいやだ…!!!!
}j }ヽ / .! / / / ! |
| .| ヽ ==‐´ ,' //| i / / | |
} .}\_ イ //-| { / / | | |
/ | | |. { /:._∧ ', { i | ∨
/. | | / | {≠ツ~ヽ、r--、| | i 「なら、私を呼ぶかしら?」
i|::\|`ヽ,′ | | -- 7ゝヽ´:.:.`ヽ-ヽ !
! !::::::|::::/ヽ、 | ! /r、ゝ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ i
/ |/:/ |:::::::::/ヽ/ / 7、ノ:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ヽ ヽ
/ / |::__i__}::/::::::|/:、_/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.∧ ヽ
/ _ <:.:.:.:.:.|::::ヽ:::::|:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:./:./ヽ ヽ
/.| _ ,イ´:.:.:.:/:.:.:.:l/ ,ヽ::|:.:.:.:./----:.:.:.:.:.:/_:.:.:.:.:.:∧ ヽ \
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i .i \:.ヽ:.',:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:/ ヽ/:.:./:.:.:.:.:.:.:.:./ / \ \
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
↓1
1 助けを求める
2 求めない
八 ! Ⅵ ヽl j l=‐≦/
\〉 v 汯 { 爪 〃
} ∧ / //
\{ 込、 ___ /{ ィ/ 「…一昨日来やがれ。クソ野郎」
_ -=\ に ̄ ̄_) {从
〃 }N\ / j_ノ_}Y
ri{ i{ 、 /_ -=ニニニニ|
|ム i{ ー―― r≦ニニニニニニニ=|
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はーい、と言う訳で贅沢で雅な世界終了です(いい笑顔で)
こんな感じでガンガン異世界行ってガンガン死ぬのが目的になります
んじゃ、今回のゆかりんの満足度決めましょうかー
一日しか生き延びられてないんで最高でも大した量ではないですが
↓1
1 1
2 3
3 2
4 1
5 1
6 2
7 3
8 1
9 1
0 2
ゾロ あっ
/ /:/ /::::::/
_,,ム....-‐::::ー‐‐--.....、くヽ┐'"´ __,,,,,,,,,,,,,,,ャム彡゙,
_,,.....-:::'::´:::_:;;;:: -‐ '''"¨´ ̄/人ヾ)⊥二ニ彡㌻二-ミ¨´ ̄/´ i゙ ヽ ノ L
,ィ::´::::::::;;ィ '"´ ! // / / , -‐ーii _,/ 、 ヾ、ノヾ、 / i -ヘ
::::::::;ィ'" ><´// .ノ jrメ ',ゝ-'"゙、 ', ヽ ヾ`ー 、 !
.\::::ヽ くノヽ,>彡゙ jフ , _,人 ', ', ', !i_, l ヾ ヽ 、`ヽ,
\::\ / ィ// j  ̄丁 i! \ ヾ、 ! l ,ィ/l ハヽ/ノ ヾヽ ヽ i,/
ヽ::::\ フ/、/ ', ', i'、 ヽ`ヽト、_,ィジ _l,㌢f"l lヽ '、 ゝ'/
`'ヾミ`彡" .l , '、 ``'iヽ=ュ--ァ\`ヾ´ィ夭 ぞノ i l j i) !゙
~ ', iヽ ヽ ヽ`ヾ=丐ャ、 ヽ`ー゙'゙ ー`'":i l ! ! ノ
\ヽ`iーミト`ゝ弌ツ :::::::::::://////! リ !〃 //
、 L,, ゙( l l j//////// 、_ ∨ j!イイ(
) r- ヾ i ! iヽ __( 〃 lィ>ミヾゝ 「ちょっと早すぎない?
l i l ) `' 、,, ` ,.イ ,ィi l::::ヤ
ヾ! !レヘiノ`ニ辷‐チ'"゙/l j::::::::>, --々ィ=ー- 、 もうちょっとがんばりなさいよ」
, ー-、 ! !l ゞ::::;;;;:::: ̄`´;イ:::! リ::::::::/:::::/ / `丶、
, '" l !゙'i''"::::::::::::::::: ̄::::::::::::l !::::;/:::::::/ / `丶、
, ´ j! ', !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l !;:'::::::::::j j `丶、
, ィ '´ / , ヽ l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ',:.:.:.:.:.:.! !, ゙!
f゙ / ji ヽ!:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::/ヽ ヾ ̄ヾ、i, ', ∥
ヤ /,ノイi ',`i:.:.:.::::::::::::::::::.:.∠=-ヽ ヽ┘:ヾ;', ∥
゙, ,..ィ'":.:.:.:.:.:! i !゙:.:.:.::::::::::::..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ ):.:.:.:.ヾ ,人
i ::. ,.イ":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.レ' ヽノ:.:.:.::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::ヾ:.:.:.:.:.:.:i, /:/\
トヽ、 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゙, /:/ \
,ノ ̄`ヾミ::::ヽ、, 〃:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', /:/ 丶、
,,/ ``ヾ;::l゙:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、 _,ィく、/ : ゙ヽ、
、 l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i! ゙`''"´ `ヽ, : `ヽ,
ヽ ヽ:.:::::::::::::::::::::::::::...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::..:.:.:j ヽ : . ゙i
、 ヽ j ゙;::::::::::::::::::::ー-::::::_::._:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,:,::,:,:::=::=::::::::::::::::::::::゙〃 l ;'´ ,, ィ " !
`` 、 ヽ j ヾ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ У-ィ゙ j
`ヾ、 / `i::ー-::::::::::-‐::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;:::::彡イ / /
ヽ ノ '!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∥ / ,イ
ヽ 〉.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〃 / /
残当である。
それじゃ次の世界を決めましょうかー
○で□な世界
○を↓1で
□を↓2でー
はい 女性的で最弱な世界ですね
…うん、多分、この世界の男は、男の娘だらけなんだろうなぁ(白目)
ちょっと京ちゃんのSAN値がヤバそうだけど、とりあえず世界の判定やりましょうかー
下1 文化度(高いほど理解しやすい文化、低いほど文化が違ーう!)
下2 治安度(高いほど治安が良い、低いほど危険が危ない)
下3 科学度(高いほど科学が強く、低いほど魔術が強い)
現代社会とほぼ変わらない価値観だけど治安はヤバくて、科学が発展してる感じですねー
……これ世界の名前から察するに逆レとかが横行してるんじゃないかなぁ…
と言いつつ
科学の発展度はどんなもんでしょ?
↓1
1 現代社会とほぼおなじ
2 スペースオペラの世界
3 近未来レベル
4 パラノイア(はぁと)
5 現代よりもちょっと鈍目
6 現代社会とほぼおなじ
7 スペースオペラの世界
8 近未来レベル
9 パラノイア(はぁと)
0 現代よりもちょっと鈍目
ゾロ目 あっ
どうして一番、何も考えてなかったところでゾロ出すんですかねぇ(白目)
やだ、これどうしよ……
と、とりあえずちょっと時間的に危ないので今日は投下終わります
何時もどおり、女性的で最弱な世界に出したいキャラとかいれば名前と出典おねがいします
分かってたけど男の娘ばっかだな!!!!!
あ、投下はもうちょっと先ですが京ちゃんの転移したばっかの状況を↓1でお願いします
お願いですファラオ…
いい加減、エリちゃん堕としてください…
それさえあればもう心置きなく銅周回に戻れるんだよぉおおぉおお
と言いつつそろそろ始めます(血走った目で)
,.r=マ、
___ /´¨ノノ
//'.;'.,_/k‐Z了 ̄`丶、
l::!/'.;'マ彡'’ _ ,ィ=キ、_
゙l:レzイヌャ、 (´ ゙ヽノメ、!ノ〕
フ、_くj´゙`ー大、 и 、}ヽレ7
゙ヽ_l i キ\ \厖} リヽ\ 「さて、何か言い訳はあるかしら?」
`! l、ヽ仗``ヽ¨ レi ハ `ー- 、_
r ´ ̄`丶 、 ヽ.ト寸、 ' 。 ノ | 、ヽ、 ,..-=‐、` -― ´ ̄ `丶、
l ,z-、_ ` ー―一 ´У‐.:「t-=ォ才ヌ、_ ノ ゙j_,.. - ― ==、 ゙ヽヽ
`゙マミz、_ ゙、iヽム¨`ー> 、_ _,ノ.:.:.:.:j ム - 、マ >z=_カ~';:ヘ.ソー-<=― ー- 、ヽ .}
`¨ヽマヶ、 z=ヽJ ,r=マ,.ノ.:.:.:.:.:Уzr、_,._,.Y_,._,._,..ゞゝ.:':.,ヽ、 ¨ヽ、 ) ノ .ノ
゙ヽヌx、 ヽ_ヽ ゙丶 _,!し=lrハ.:.:.:.:.:.{.:.:.:.:`:¨:゙~T~:¨:~:¨:Y.:.:.:.:゙:i丶、丶 ヽ、 ./::ト、ノ
゙ミミマx、..__rーャ、x=v-、_ ¨`ヽ ) r', ´ ̄ ゙´<:n,ハ⊥、.:.:,:>=キ-<:x:ノ.:.く;._.;フ/ 入 ヽ Y才¨{ _,.zx-
`丶-=ミ三ケ厶オ三久x、_ '´ ll ,.r -<´jー - ノY::::::::::::::爻:::::::::::!;_ズ¨~V.,/ ゙i }ノ/ /,/ノ r、_ ___ ,.イZ´
`¨´ ̄` 丶マミ、 !∨ ,.イ-k^ヘ、j }:::::::::_:_:爻::::::::::{ K:'く´ベy-レ'ノ ,r'ハr''’ __,..=z-zェェェェxx>マヌォ、 ,.イZ´
ヽミヤヶ、 l イ /´l i リ:::;ゝ´むJ=i<::::{イ .\厂そュ:、,.イハ ノ ,.イ彡彡フ'’¨ ̄¨¨`゙¨¨Kマミミ≡zzェ乏彡
ヽマ-xミx、 l !/ ,' │ ムャ'´¨  ̄ ``ヽじュ女,.イ/ / ハィ´ ノ ノ ,/マ彡''’ ` ̄¨¨~´
':、ヽ ゙Xミx、 〉=-ネ、 l ィヘ' } {廴:ヽ .!/イ、 ',/ ,.イ'’ム'’
\ミx、::::ミマえきィ-え_.! ッ} / ノ 〉つ):.';ル'’ ハ '., .', ,.ィZ__,.ノZ'’
\ミz、 ';ミ三廴大z'イ´ ,.' ノ¨ヾ 廴き.:} !イ ム '.マ彡´ム彡’
ヽミミぇVミ三三,j く,.' / ゙、 そ ム三彡三厶、 _,.イZ'’
゙ー-ミ==-z==y' .,く ト=≡斥ゞYzェ=>彡三彡彳’
> - =У ,イ’ i. ,' ハ 1、Sスニ二__ ,. イ´
,.'" /ろ .,' l ! ∨∧χム
, ' , 'β }' i. |j i ∧ ',ヘ 火x、
/ ./,イiヘ.j,ノ {. l i { ', \そ入、
/ r"ノ´;J ,イ i l: i '.,. \廴,)zェ、
,.イ ノ∨j⌒´ノ'’¨ /.!. ! i ∧ '., Jー-ブ
_r<´(__ ,.xィZ′ ゙i {. / | | ! ', ', '., / 、 ,7
>x: : ;r*'´ } '., ./ l !: ト ',: ,.ィ ノ、
`¨ Y_、. ヽ,ヽ ! { l : ュ ,..イ ,zZ’´
`¨ヽ, ` ー-=} .t- - ' ¨´ _,ィレ'
`メ._z,,.._ l '、_,、_,. -=くイ
¨`~| .l
1、 '、
∧', ゙、
}.ー-‐ネ
';::::::::::;!
` ̄
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
ねぇよ!!
あーあー! あっさり死にました!!
クマにやられて二度目のトラウマになりそうですよごめんなさいねチクショウ!!!
_,,,....,,,__ _,,,...,,..__
,. '´ ,.--、 ゙´ ,. -- 、`ヽ
,:' // ⌒ヽヽ //⌒l | }.
,' l | ___ ___',',nイk___,// `ヽ
. 〈 ヽr‐'ゝゝ-' ー',.-、- 、イー'、
. ゝ r‐ァ'´ー''´`ー'´ー''´iー'´`ヾ!'
r'7' ' l | l | l ,`ヽ
くY´ l、 | | l、 -l‐七/v' ! 「勝ち目はあったんだけど、運が悪かったわねぇ」
| i l,x tT二t,|ヽ,ノ,ィT}`'j l レ'
| l、 ヽヽィf_lj` ¨ ∠ノ |
;' ∧ \_. __'_, ,ィ′l l
. / ' \__<. 、 __`_´.イ,ヽ \l-、
/ l l l'ー--,<└vヽ \\
. / ,ィー-.‐| |':::::::::::::ll:::_::::::::::ハ 、 ヽ \
/ / { \==:''::::::::::::::::::::l !\ l \
/ \ ヽ:::::::::::::::::::::::::::ヽヾ`' /
. / | ヽ、.,j:::::::::::::::::::::::::::::::',∨ ,/
〈 l 〉〉::::::::::::::::::::::::::::::::〉〉,ー' \
. \ i 、//::::::::::::::::::::::::::__::://ヽ `、
T 'ー-∧ l l:::::ー-‐::::::::::::::::::l | \ ヽ
. | |.ヘ } l::::::::::::::::::::::::::::::::::i | /´ .}
. | | | l:::::::::::::::::::::::::::::::::::l l ,.' /
. | | ∧ ',:::::::::::::::::::::::::::::::::', V , '
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
HAHA、ナイスジョーク。
人間が武器無しでクマに勝てる訳ないだろ。
,.-─- 、 ___
|r' ̄ ̄ヽ,___/,.-、ヽ.
,,. -‐'ヽヾ. ̄ ̄Yi//ヽ/ ,/
/ _r`>ー-y-、.,_//`ヽ.
/ ヽ.,_r‐ァ'ニ=-─-'、.,__」 ̄」ニ7-、
/ r'"アァ'" , , '"´`i `Yヽ
_!7r' ̄ア´ / ハ. / _/ /i ! |_/
i ン´ ノ /i,ァ-=;ニ」、! ハ ,' !〉 「本当よ。貴方、自覚がないだけで、かなり人間として規格外だもの。
く `Y´ / ,' / イ┘l i ` レ' /|_/ i ,'」
ヽ._! / ! ,ハ ゝー-' ,rj/ ,ハ/ というかそうじゃなきゃ、こうして私が目をつけるはずないでしょ?
,' !/、ヘ i i ', " 、リ'i,.イ (
/ ヽ/ | i. 、. _ 'ソ !ヘノ すぐ死んで壊れる玩具とか見てても面白くないじゃない?」
./ ,' / .| ト、, /i |
,' / /_!__! |、, `''ァr-rイ ノ| イ
,ハ !イ::::::::::::::::::::r'ンiヽ、/ム_」ヽーレ'::::ヽ.
〈 ./::::::::::::::::::::::ヘ/!/ト、,_〈_ハ〉::::::ヽ;:::::::::':,
ノ` i:::::::、:::::::i:::::::;:イ/::i::::::::::::::`':::::::::::::.ヽ::::::〉
'Y ヽハ;::::::__ァ-'‐ヽ、イ::::::::::::::::::::::::::;:::::::::::::::V′
ノ ) `'‐| |'::;:::::::::::::::::::::::::::!::::::::::::::::}
,ヘ. | |:::::.、:::::::::::::::::::ノ::::::::::::::ノ
, ' ハ | |::::::::::::ー--‐'::::::::ー--f′
' )ノ| |、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…まぁ、確かにそうかもしれないが。
玩具扱いって事を考えると素直に受け入れがたいなぁ、ソレ。
__,,.. -‐-、
/:::/´ ̄`ヽ! ,.-ァ‐-,、
_,. !::::!、 ''"´ |::|`""''ー|::/ /::/
,. '"´ ヽ、::ヽ、/|:| |/`7::/
,:'´ r-‐'、,ゝ-‐'、__,r-ァ'∠/`ヽ.
!、 _,.r'" ̄ハ__,,..>-‐─-<´ `iー、 !
r'"´`7´ _>ァ'"´ / / 〉`"'ヽノー'、
`ヽ、_Y´ .,' .,' ,' ! ,' ; ヽ、ノ
.! ! !/!‐-/!_ハ /! __/! i' 「それが嫌なら、もうちょっと頑張りなさいな。
.| ,' !ァー‐-;-'、::! /::_!_/_」、! ノ
! ,ノ i ,イ、__,rソ ::::レ'::::'i__rノ7へ( /! 今回のは初めてだって事を加味しても情けなさ過ぎる結果よ」
i' `レ'i !,,.. ,,.! | /::i
ノ ! .| |、 、. _ ,.イ ', /:::::::::!
,:' ,' | |/`i 、.,_ _,,.. イ | ヽ. i::くO/
,' i ',. |イヽ、r'''"i´ ̄`7'ヽ!. ', ) i::::::/
i | /ァ'"^ヽト、:ヽ、! | / /ヽ! イ ,'::/
ノ', !/:::::::::::::::::::::Y::::!/´i_ // _ス i __ iヽ!/ /!
( )、 ハk::::、::::::::::::;:イ:!7 `ヽ,-<!ヽヽノ /;-、ヽ./!く__(
`(ァ ヽ( ゝ、ト、/ヽ^ヽ/ ,.イ::::::::::';::::〉キ<,{ // /_/::::!
ム ノ ! ノヽ, ,' /::::::::::::::イマ'´ヽ、__r//-、/::::::)'i
〈 ,.イ 「`ヽiヽ. _/::::::::::;;:イ,,>''"´:::::::`ヽ、7::::(::::!
i / !___ン7 `7´ ン´7ンi::::::::::::::':、:::::::::::::::::ヽ、_/___
〈〉 レ' / ,!ヘ,/、_ハ/ヽ'"::::::::::::::::::::::::::::':;::::::::::::ヽ、::::`ヽ7
(ゝヘ / /. !::::::::::::::::::::::/::::::::::!::::::::::::::::::::':;::::::::_r‐'"ン´ >
ト、/ / ,' _,.ゝ、:::::::::::::::;':::::::::::;':::::::::::::::::::::::::ン´r-‐'´_ _!
';::::`ヽ、/ i'"´:::::::ノ>、:;;___7:::::::::::/__r'"ア_二ン'ァ‐' `'7´
ヽ、:::::└---'::くOン´ r'ン___r_ン-‐'"´7´、.,∠/ ヽr'"´
`"'' ー-‐''"´ ヽ、__/__7,iヽー‐7メ/ `"''ー '
i、__X_i'_/
ヽ、___,ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……分かってるよ。
次はもっと上手くやる 多分な。
_ _ -- _
, } r、\´ `¨ー―― 、 , -┐
/ } } \\_ _/,=、 |
/ } } ` ー ヽ _ ― ' ´__/ { {、
、 } } ヽ\ // ̄ ̄ { {ニ:.,
_ \.// \∨ / { { ニ:.,
. /_ >_j/≧=――‐ 、 _j¨i/ { {_ニニ:,
. j/´ ̄ ̄>'___ )⌒ヾー―‐ ==ミ、______ノノニニニ}
. ∠.、 /ニニニニヽ ′ ___`ヽ ` <ニニ/
. {!⌒ヽ {ニニニニ{_ /ニニニ\ ` <{
. \_ノ\ \// ̄//、\ /ニニ⌒ヽニニニ} __ `ヽ
. /`ニ7i | 、/| { |iヽー┬ '<|__,斗匕|ニ∠ _ , イニニ\_\ 「そうであって欲しいものね。お互いの為にも」
l/ニ| | l 个ト=ミ|{\| ハ zーキ ヾ !ニニニニニ!\ニニニ/
|/.:| | l |ミiヽ }jヾ、ト、{ ヽ_j__j__!ニニ/ ̄ヽハ、 ー '´
/.:::::::| | l |H ー= ` } \⌒ ̄}厂,ィ⌒!ニ/::::::::::::.ニ:,
. ,.:::::::::::::::乂 ∧j{圦 ′  ̄ニl ! |ニ{)_::::::::::::.ニ:,
,:::::::::::::::::::///j |ニニ\ _ニ/从! {ニ⌒)::::::::::::.ニ:,
}::::::::::::::::/ '//| |>ニ{:\`ー=‐' _. = //`レ \⌒)::::::::::::.ニ:,
/.:::::::::::::/ .厶' レ′  ̄ニ_/>-=ニ ̄/_ニ=―‐\`V`):::::::::ニニ:,
/.:::::::::::::/ / _,/ / | \_ ヽ`V`)::::::::.ニニ:,
. /.:::::::::::::::/ , ゚ 〔{ / ヽ }〕 \`ヽ:::::::::ニニ:.,
l≧===/ / \_ノ ヽ,: Y´ ,、 \_=ニニl
. \ニ/ /; /′ }′ `ヽ ;ハ ヽニノ
. /l/ /ニニ; {! l! ニ∧ Ⅵ\
|/ /ニ厂)ニ, ニ /ニニi:, V} '
| /ニ{ミ厂´ヽ ニ _:ニ辷彡ハ ; ; {
l /∧ ト、)、__ >‐ 、__ ___;ニニニ;___ _ _ =ニ ̄`ヽ/∧:| | |
l{l{ | ヽ⌒V⌒ヽ__ノ V `Y´ ∨ ヽ\ `ヽ_∨/ '{ !| } /
乂! _ \ ⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒V⌒´⌒/Ⅵ '/ハ//
. 厂V /_ |\、` ー―― ´ ̄`⌒´ ̄` ー― ´`ヾ∨ニ/ ./`i⌒7
. } 人_j7 | `¨ー―z __ _ -=ニ厶イ 人 {
. ⌒i⌒i´ ` ー―――――==ニニニニニ二二二 ̄ `7/⌒´
. 人 \ ー=彡'
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……で、今回はほぼポイントなしなのは今までの反応で良く分かったが。
次は何処に行かされるんだ?
__ _
/.r-、ヽ、__ /,.-、ヽ
! | >、`く、``ーァ'./‐'´`l .ト、
ヽヽ、!__ヽヽ__,ノ/ _,.ノ / !,、
r‐ラ=,ー、ニミし'キ=ニニ_-‐'チr‐f_,{
'ァ^し‐y'ヽfソーr-'ヽ_rーt_fヽr-'^ヽ
.、_ト、, i/! , / /z'= ヽ弌=ュヽ ヽヽ、 !
) / ビシッ N、! | l,ィ^! 'f´`ト、 .N、 ', ,! ,!
r 、 ヽトノトヒ.l セ'ノ ' Y ルリi/ ,'! 「女性的で最弱な世界よ」
', ',. ,-, ,! !" ' " l ,' ! ト,ヽ
_,-,ヘ ヽ/./ ,' l '、 ヮ ,i i /! !ヽ ヽ、
〈 、j_〉_〉,' ! { | i > .. __.. ィ7 ! ,' ! '、 ヽ、 ヽ,
', ヽ ! ,!ノ', l ,! /___,.ノ、 | !´! ', !、ヽ ヽ、`ヽヽ
ヽ、 〈、 .! |l i7/ _ソノ ', ',. ',7ァ-,、_ ヽ ヽ
r'ヽ,r-、レ! ,| ,ィテ云‐'´ ー ', ',. V / ヽ ヽ
,r‐'_/ i// ー ヽ、ヽヽ, ヽノ
}/´ / ー ‐ ' ´ /〉,ヽ ', ヽ
{ l ! ,' ,' | !,! ヽ
〈/ ヽ ,., ヽ、 - .. _ ! | ! '/_,.ィ´ーェ'´
く_ // V`7、´ `ー ァ-‐'-レ'_/::::::::}‐''"´ ',
`ーr' ー ' iy'::::|ニニl lニニ! ヽ::::t:::ム;ヘ:::::::::l
/ヽ /トrンr‐----., ト、:/7 l ヽ`t‐'
i iヽ、__/ i ! ,二二二, i | /, ! ', | i .
ヽ ト, | | i,! ! ー―一 l .!,'/ ,' / | ! ',
| !ヽ | ` i | | |レl. ! /ル'| ', ヽ
リ ヽト、 | ! /, ! ', l /. ! ',
ヽl | ,.ィ,ニ/', ', ヽ,! ! ',
| | // l. | ! ヽ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……それって一体、どんな…。
「女性的で最弱な世界よ」
つまり具体的に応えるつもりはねぇって事だな、チクショウ。
/ /<___/`ー'´::::::::::::! \__>-、_ \
///:;ハ::::::::::::::::::::::::::::::: /\_| \ \
_r|./::/!:::ト、::::::::::::::::: | \ ':,
ト.、 |_/:::/:::::|:::|:::::: : / \__,ハ ',
|::::|`ー‐--、 _//‐‐-/::/__. \ i / `| ハ
∨ヽ、 ̄\:::Y´/:/ /::/ `' 、 \ /〉' | |
\::`<´|:/´_]く__r‐-'-‐ァ─-、 \ //-- ─  ̄\_!
/\_,>r'´ _」-─-'、_ \ '、.// 〈_,|
_ノ´ ̄ ,>‐ '"´ \_/ ̄i___// / イ
く__/ ̄ ,>'´ , i ヽ. \__.//|〉 / /
/ \,./ i /| ,ハ-‐-八 ', //へ、 / /
└-、/7 !-‐ァ' |/ァ'〒テァt\ | //ハ‐、/__ __,,.. -‐''"´i/
└| `ヽ| ァ'=‐ ゝ-‐'´ | \.|// |‐'_r、  ̄ ,|_r‐'´
`ヽ. ,ハ ,. , "/|/ // ,ハ、 ` ̄ ̄
)イ /| _ _,. / / .// / \ 「下手に情報を与えると右往左往するのが楽しめないじゃない?」
ト、 /.レ' .ト 、, / / >//-‐-'、 ,! \
/::::| / / | /|`>/7 ̄`ーく7://::::::::::::::`Y .| ',\
く:::::_|7´ _/! |'_」/ァ// /:://:::::::::::::::::::::∨ ! ハ
>'´ヽ,イ::`7| ./::::/| // /|:::://!::::::::::::::::::::::::| | / i
ノ`Y´\::/ |/:::::::/ ,// /ノ´`ヽ/ |::::::::::::/::::::::::〉 ./| ノ⌒7
/ / /::::ァ'´二`''く/(i/´ ∨r‐、_/::::::::;:イ//|く::::::く
,| / r〈:::::/ -‐ノ`ー':〈_r-、 |/´ ̄`ヽこン'./ .| \_j、
/ レ' r〉ー/ ン'〈/:::|__/ /、 \ /イ / ,ハ 〈 \
,| i7/ /::::::::::/ / /:::ヘ \ /| |/ / ,| ノ )
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
いい性格してやがるな、今更だけど。
まぁ、行き先の事は分かった。
後は……。
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_,,,....,,,,,,,_, l;;;;;;;;;;;.l ./";;;;;;;./ .,..‐";;;.,ン''"゛ `''、;;;;;;;
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;;! l;;;;;; l !;;;;;;l .〃 ! 「えぇ。こうして触手で拘束して♥」
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;;|、 WW WW l;;;
;;|;ヽ l;;;;
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ちょ、まっ!!!!!!!
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| | |;;;;∴;;;;(・);;:' γ_ヽ |;;∵;;;;・;;;;;;;;;| |,:;;;;;'゙゙゙''゙゙ |
| | |(・);;:;;;;∵;i, ((・)) l;;;(・);;;・;;∴;;:;:;;:;:;'" |
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だから、これ辞めろって言って…うわああああああああああ!!!!!!!
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女性的で最弱な世界 START ┌───
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二二二二 二二二二 二二二二 | ||==||==|| ||==||==|| ||==||==|| | |(○)|======|(○)|
I/l⌒l\I I/l⌒l\I I/l⌒l\I | || || || || || || || || || | |(○)| |(○)|
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 ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ |ニ二二二二二|二二二二二|二二二二二|
三三三三三三三三三三三三三三三三三≧ | |l二l || l二l| | |
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ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ]\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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「……街だ」
おぉおおぉ…おぉおおぉおおおおお!!!!!
街だよ!!! 本当に街だ!!!!!
しかも、ファンタジー風じゃない!!
俺も良く知ってる、コンクリで出来た街じゃないか!!!!
少なくとも、ここはファンタジーじゃない!!!
つまり…多分、クマとかには襲われない!!!!!!!!
___/ ̄ ̄\_
, ´ <⌒
,:' `ヽ、
, \_
\ } ̄´
' , \
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{∧ 「ノ|/}/イ 「…良かった。本当に良かった…」
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クマに関わる度に酷い目にあってるからなぁ…。
まぁ、最初の一回は割りと自業自得感もあるけれど。
でも、流石に三回も続くといい加減、トラウマになってしまいそうだ。
……っと、それはさておき。
,. --- 、 ____
/, ´ ̄ ̄` '⌒´ \
、_/_/⌒ヽ , / ヽ
,---、 / // : ヽ :.
, / ̄-/ /' { | | | :
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/\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
////\ r--- ´八 !∧  ̄ ,: :.:.: }/ノ/ リ
. ///////\ \}∧ u 八/
//////////〉 込、 __ ,.: /
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これから、どうするか…だよな。
この世界が現代社会に近いのなら、危険が少ない分、生きていくのは大変だ。
なにせ、俺は異邦人で、戸籍も何も持ってないんだから。
住所不定で職歴なしの不審者を雇ってくれる人なんてそう多くはないだろう。
……そう思うと先行きに不安を感じるが、とりあえず町中を軽く歩いて情報収集を……。
、__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ 人
) (
) (
) いやあああああああああああああ!!!!!! (
) (
) (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ Y
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……悲鳴が、聞こえた。
くそ…! まだこの世界について何も分かってないってのに……!!!
どうする…? どうすりゃ良い…?
↓1
1 悲鳴のした方へ行く
2 …きっと大丈夫だ
あ、上の京ちゃんが転移しての状況云々はコンマで最初に直面する事態のデカサを判定するものなので…
当然、京ちゃんは全裸じゃありません(´・ω・`)言うの忘れててごめんなさい
/ | 从 | \ ∨/ , /
_∨∧ :. ` \ ,:_ノ> 、_
, <//////{/{{`∧ 、 / }}//////> 、
´//////////// l| ,∧ _ ∧ ||///////////>
/////////////从 { 、 _ ィ -vノ ' } /'/////////////
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……いや、今は真昼間だ。
さっきの悲鳴は間違いなく、俺以外の誰かにも届いただろう。
きっと誰かが警察のような治安維持組織を呼んでくれるはず。
ならば、ここで俺が出張ったところで状況をややこしくするだけ。
この世界の事を何も知らない俺よりも、現地の人たちに任せた方が良い。
…………そう、そのはずだ。
___/ ̄ ̄\_
, ´ <⌒
,:' `ヽ、
, \_
\ } ̄´
' , \
/ , |/} ∧ }`ー`
{∧ 「ノ|/}/イ 「…ゴメン」
' 、 | /`/ } '
} ∧ /イ /
|' ,} \__/イ__ /
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r≦//////////////////////////////ヽ
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それよりも今は情報収集だ。
まず地に足をつけなければ、人助けもままならない。
…とりあえず人が多そうなところに行ってみるか。
京ちゃんの情報収集成功率 50%
↓1
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…アレ?」
大きな通りを適当に歩けば、人通りのあるところに出るかと思ったけど…。
なんかどんどん寂れていってる。
…コレは進む方向間違えたかなぁ。
↓1
唐突だけど京ちゃんのこの世界における美醜判定ー
多いほど美人です
ちょいブサくらいですかね
多分、好きな人には貯まらないタイプ
……と言う訳で、京ちゃんが最初にエンカウントする痴女を決めようか(いい笑顔で)
痴女になっても泣かない女性キャラの名前を↓2でー
禁書のオリアナでおkです?
はーい
wiki見てたけどこの人なら適任そう
DLしてきまーす
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/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
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|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
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/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : | 「ねぇ、そこの美味しそうなボウヤ…♥」
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…はい?」
ってうぉおお、なんだ、この美人。
すっげー可愛いし、何より胸元開きまくりなんだけど!
谷間とかモロ見えで、青少年のアレコレに悪影響過ぎるぞ。
俺としては眼福でありがたいんだけどさ!
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } /
/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / /
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \ 「見てるの、モ・ロ・バ・レよ♥」
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : / : / : : / |/∧ニ=‐―: : : : : : : : : : {
. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「あ、あはは。すみません。とても見事なモノをお持ちだったのでつい」
…そう言いながらも、隠すどころか腕で強調しさえする。
なんて青少年に優しくて危険な女の人なんだ…!!
あんまりにも危険すぎて、ちょっと色々と心配になるぞ。
この世界の治安とか知らないけど、こんな格好で出歩いてちゃレイプとかされるんじゃないだろうか。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 「でも、良かったわ」
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「良かった…?
一体、何が良かったと言うんだろう。
まさか胸を見られるのが良かった…とか!?
こんな格好してるのも露出狂だからなんですか!?
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! 「こんな人気のないところに誘うように一人で歩いて…。
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\ その上、メスに興奮している視線を隠そうとさえしない…。
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ つまり貴方、そういうのが好きなタイプなのよね?」
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
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/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
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| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
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ってドキドキしてる間に、何か話が進んでいる。
しかし…何か彼女と俺との間に誤解があるような気がするぞ。
確かに俺は人気のないところを一人で歩いてたが、ただ迷子になっていただけだし。
興奮はしていたのは否定しないが、それはお姉さんの谷間が素敵だったからで…。
↓1 オリアナの好み度
さっきの41が最低保証になります
もっててよかった最低保証!!!!
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '. 「正直、あんまり好みではないけれど
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \ そういう積極的な子、お姉さん好きよ?」
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「こ、光栄です」
ヤバイ。
何か分からないが、ヤバイ。
俺は今、追い詰められている。
本能が逃げろと…そう叫んでいるのを感じる…!!
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧ 「ご希望どおり、グッチョグチョのドロドロに犯してあげるわ…♥」
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } /
/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / /
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : / : / : : / |/∧ニ=‐―: : : : : : : : : : {
. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「い、いえ、とても光栄なお話なんですが…」
…ぶっちゃけ、目の前のお姉さんはとっても美人だ。
そりゃもう喜んで筆おろしして頂きたいくらいである。
が、流石に初めてが痴女相手と言うのは御免被りたい。
童貞にだって初体験というものに対して夢を持っているのだ。
出来れば最初はイチャイチャラブラブなセクロスが良い。
そう思って後退ったのだけれど。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | | 「なるほど。そういうプレイがお好みなのね。
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ } 良いわ。乗ってあげる。
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト )) 叩きのめして、動けなくして…。
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \ それから泣き叫ぶまで可愛がってあげるわ…♥」
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「っ!!!」
ヤバイ、相手は本気だ。
本気で俺の事レイプしようとしている…!
殆ど情報が得られないままなのは勿体無いが、このままここにいるのは危険だ…!!
逃げなきゃいけない…!!
今すぐにでも…!!!
本来ならここで逃走判定ーとか入れるんですが、
ぶっちゃけ京ちゃん土地勘ない上に、オリアナって追跡封じの異名を持つキャラなんですよねー
…うん、追跡から逃げおおせるってことは、ドウ考えても追跡方法にも通じてるって訳で!!!
どう考えても普通じゃ逃げ切れる気がしないのでー
↓1 94以上なら逃げ切れる
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \ 「あら、逃げるの? …でもね」
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
彼女の最後の言葉まで訊いている余裕は俺にはない。
俺の事を叩きのめすと宣言した彼女に本能的な恐怖を感じた俺は一気に背を向けて走り去って。
| || //d|// || || //d|// || || //d|/
| ̄ ̄|二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
_ | |三三三||三三三||三三三||三三三||三三三||三三三||三三三||三三三||三
| |三三三||三三三||三三三||三三三||三三三||三三三||三三三||三三三||三
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄  ̄| l ̄l | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| l ̄l | ̄ ̄ ̄
| l l | || ,、 || ,、|| ||//||//|| ||//|| | l l | || ̄
| l l | || (^ソE|lヨ (^ソ|| ||__||__|| ||__||_| l l | ||(l^ノ
___|_l_ l | || % || % ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄| l l | ||、ノ, 「ハァ…ハァ…」
l┓ l┓ l┓| l | || || || ========================= | l l |==||
二二二二二l|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | l l | ̄ ̄ ̄ ̄
____「、 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,、ノヽ
.ノー^ヽ.:::;:`ゝ
________ _,ソ:;; ;:;:; :"ゝ;: ; :;ヽ
 ̄l「| | ̄l「| | ̄l「| | `);: ;: ; ;: ;:":ゝ:";: ;:
_ll_| |_ll_| |_ll_| |___ 、ソ;: ; :; :":; :;: ;ヽ: ;: ;;:
 ̄l「| | ̄ll | | ̄l「| | ̄l「| | _`);;: ; :; :; :; :;:; :; :;ゝ; :;:
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ゙̄| .:.:;| ̄ ̄ ̄`| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 ̄ ゙̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .:.:;| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ 「ハァハァ…!」
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ゙̄| .:.:;| ̄ ̄ ̄`| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…ここまで来れば、もう大丈夫だろ」
アレから全力疾走で大分、走った。
その間、あのお姉さんの気配はずっと俺の背に張り付いていたけれど。
流石に諦めたのは、もう気配を感じなくなった。
…流石に走りっぱなしで疲れたし、ここは人の目もない。
ちょっと地面に座り込んで休憩 ――
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i | 「あら、もう鬼ごっこはおしまいなの?」
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
―― ゾワリとした。
ついさっき振り切ったばかりのお姉さんが、今、俺の後ろにいる。
いや、より正確に言えば、俺がついさっき通ったばかりの路地の入り口だ。
周りは建物に囲まれて…逃げられない。
唯一、お姉さんの逆方向には道があるけれど。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ 「あんまり焦らされるのも辛いから先に言っとくけれど
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 そっちは行き止まりよ」
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…でしょうね」
おそらく俺はずっと誘導させられていた。
この人に、この逃げ場のない場所へと導かれていたんだ。
俺に土地勘がないとは言え…その手腕は正直、恐ろしい。
一体、この人、何者なんだ…?
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \ 「さて、それじゃあ激しい前戯も終わった事だし…。
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } / そろそろ本番にイきましょうか?」
/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / /
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : / : / : : / |/∧ニ=‐―: : : : : : : : : : {
. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…どうする?
この場から逃げようとすれば、強引に突破するしかない。
いや、強引に突破したところで、多分、この人は諦めたりはしないだろう。
きっと意識を失わせたりしなければ、振り切れない。
…だが、それはレイプ犯とは言え、女性に手をあげるって事で……。
↓1
1 そんな事は出来ない
2 緊急事態ゆえ致し方なし
___/ ̄ ̄\_
, ´ <⌒
,:' `ヽ、
, \_
\ } ̄´
' , \
/ , |/} ∧ }`ー` 「…分かりました」
{∧ 「ノ|/}/イ
' 、 | /`/ } '
} ∧ /イ /
|' ,} \__/イ__ /
//////////∧
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r≦//////////////////////////////ヽ
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
命の危険があるなら別だ。
だが、相手はこっちをレイプするつもりであって、命までは取ろうとはしていない。
何より、お姉さんはおっぱい大きくて、美人で、おっぱいが大きいんだ。
それが必要だと分かっていても、手をあげる事なんて出来ない。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ 「あら、素直♥
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、 でも、貴方の性癖はもう把握してるのよね。
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\} 元に戻れないくらい激しく犯してあげるから覚悟してね…♥」
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「お、お手柔らかにお願いしますね…」
童貞なので、とは流石に言えなかった。
女性に追い詰められて白旗をあげているとは言え、俺にだってプライドと言うものがあるのである。
おそらく初体験の相手になるであろうお姉さんに、これ以上、格好悪いところは見せられない。
そうなけなしの意地を張る俺の前で、お姉さんは自分の服に手を掛けて。
↓1 オリアナの満足度
80以上だとー?
4足りない…!
まぁ、半分は超えてるのでそこそこ満足はしてくれてはいます
終わった後に話くらいは訊いてくれるでしょう
ってところで今日はおわりまーす
エロシーン?そんなの健全なうちのスレじゃないよ???(真顔で)
このスレのタイトルを良く見てくれ
R18なんて一言も入ってないだろう?
つまりこのスレでエロ描写なんてやってしまったら私は嘘つきになってしまうんだ
いやー残念だなーR18って入れておけばエロ出来たのに残念だなー
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i/},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / /  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ / / ¨マ_ノ }> __ イ::::::`/ / ノ/
/{ / / ):::::::::::: } ,} |_ ∠ __ く \
/ ,.' , '--'一′ - ´ `ーゞ .l 八.__ム_
/ /フ::/- '__ -== 、 _ -‐  ̄丶≧< 丶
. / / ::/ ´  ̄ ` < ヾ:::::ヘ ヽ
,' /::::/ Y }:::::::∧ |
. / /:::V l:::::;;};;ハ l ブルンっ
. / /.:;::,′ ;; j:::::::::リ } |
/ λ::::::! 八 ,'::::::::/ ! !
/ レV::::! / ヘ ハ:::,.:' ノ |
,' j: ',V::l / \ ./::::,.' / l
. { / ヘ::l >' ` < __ /:::/,.イ |
'; , ' λト, ‐t‐ ''' 7:/ | .{ l
. ヘ / _ ‐'' ;;; | // ,′l |
`- ‐ ''' ;;;. | /;; ./ ∧ |
;; l // / ./ | |
;; | ;:〈 ./ ./ .} |
;; j ,′ ;; ∨ .,′ /l .|
X / \| ,/ } ';
/ ;; / ヽ.{ l: ';
/ ;; / 丶 ! }
/ ;;; / ヾ| l
,' ;; / , ' 、 l
,' l! / / \ リ
,' 、 !l. / / \ ./
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;; ヘ {:\ /::| .,' \
! 丶.∨:::`:彡::::|. | \
{ ヽ V::::::::::八 l \
j \ヾ:ゞ:_:::∨ ヽ
| ` ー-¨.ヽ
! `ヾ
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「ふぉぅ!?」
ヤバイ、変な声が出た。
いや、でも、これは正直、仕方がないと思う。
ほんの一枚服を脱いだだけで、俺の目の前で、こんなにやらしい肢体が晒されたんだから。
下着、と言うかスリングショットの水着で僅かに隠されたその姿はエロい以外の言葉が見つからない。
脱いだ瞬間、その胸がブルンと大きく揺れたのも相まって、視線を外す事が出来ない。
>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
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,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i | 「もう。スケベなんだから…♥」
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
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/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { ⌒ \ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二 ))))) | \_ -=≦⌒ く_: : /: : : : : : :_:): ///// >
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言いながら、お姉さんは躊躇いなくスリングショットも脱いでいく。
自然、晒される乳首は、思ったよりも綺麗なものだった。
くすみもまったくないピンク色は、到底、男を襲う痴女のモノには思えない。
-‐ ,
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「ごくっ」
だが、その乳首はもうビンビンに勃起していた。
前戯もまるでないのにピンと張ったそれが、お姉さんの性欲の強さを伺わせる。
きっと一度や二度では満足してくれないであろうそれに、しかし、俺は生唾を飲み込んでしまう。
一度は逃げたものの、俺だって健全な男子なんだ。
おっぱいにもエロい事にも興味はある。
, - ニ 三 ニ -、 ┃┃
, 'ニニ三三三ニニ` 、 ┣━ ┏┓ ━ ┃
/ニ三三三三三三三\__ ┗━ ┃ ━┛
,ニ三三三三三三三三三三ニヽ
ヽ、 {ニニ三三三三三三三三三三ニ} ヽ、
( ',ニ三三三三三三三三三三ニノ )
) ヽ三三三三三三三三三三く (
ヽ ヽ,三三三三三三三三三ニ.\ ヽ,
' ',ニ三三三三三三三三ニ \ \
|ニ三三三三三三三三三ニ \
' 三三三三三三三三三三三三ニ`、
',ニニ三三三三三三三三三三ニニ`、
,二三三三三三三三三三三三三三`、
Λ三三三三三三三三三三三三三三 ` ,
',三三三三三三三三三三三三三三三` ,
. ヽ、 Λニ三三三三三三三三三三三三三ニニ` ,
( ' ,三三三三三三三三三三三三三三 三=` ,
) ,三三三三三三三三三三三三三三三ニ-' ,
ヽ, ' ,三三三三三三三三三三三三三三三ニ-' ,
( ' ,三三三三三三三三三三三三三三三三V
`、三三三三三三三三三三三三三三三=V
┃┃ \ニ三三三三三三三三三三三三三ニV
. ┣━ ┏┓ ━ ┃ .\三三三三三三三三三三三三三三
. ┗━ ┃ ━┛ \三三三三三三三三三三三三三
\三三三三三三三三三三三三
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
実際、見てるだけでムスコの方はガチガチになっていた。
こんなに綺麗でエロいお姉さんに筆おろしをして貰える。
その悦びにズボンの中でムスコがガチガチになっているのが分かった。
当然、その膨らみはシルエットとして浮かび上がり、お姉さんにも見えている。
だからこそ、彼女は淫靡な笑みを浮かべながら、俺のズボンに手を伸ばして。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
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′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、 「あらあら、おもったよりも立派なものを持ってるのね…♥
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: /// 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\} とっても美味しそう…♪」
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
正直なところ、その言葉だけで俺は興奮してしまっていた。
俺のムスコと対面した美人のお姉さんに、頬を染めながらうっとりとそう言われてしまったんだから。
男としての自尊心を擽られ、セックスへの期待を煽られ。
胸のドキドキが熱となって下半身に降りていく。
多分、それもこの人の思い通りなんだと思うと少し悔しいが、しかし、俺とお姉さんの経験値の差は如何ともし難いものなのだ。
下手に反発を覚えるよりも素直に喜んでおいた方が良いだろう。
:.:.:.:::::::::::::::::::::::: ',
:.:.:.:.::::::::::::::::::::::: /',
:.:.:.:.::iヽ:::!:::::::/:: !: ヽ
:.:.:ヾミミミミ:::ノ/_,.イィ' j __r-、-- ´ `ヽ
ミミミミミY\〃/:.ノ r--、 __,. '´ヽ:..ヽ:.ヽ ヽ
三三三ミヽ Y:.:../f_ヽ -/ j:i ,. -'´-、 、..:.:.:ヽ:ヽ:', :.:.:.:.:.:ノ! 「硬さは…ふふ…♪
三三三ニf=,/:.:./y /,._イ´´ / '´---....:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::`---イ:ノ
三三三三::Y__/ー'´ :./.........:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::イ-' こっちも素敵ね…♥」
三三三三/:.:.:.:.:. :.!.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:;: -' ´
三三三三',:.:.:.:.:.:. :!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;: '´
三三三三:ヽ:.:.:.:.:.: :.',;:::::;;;;;::::::::::;: ' ´
三三三_,,,,,,_ミヽ:.:.:.:.: ヽ'´ /
三三r'´-、 `ト、:.:.:.:.: ./
彡彡ミ ̄`ヽ、:.:.:ヽ:.:.:.:. /
彳彡彡彡彡ト、:.:}.:.:.:.:.. /
イイ彡三三三ミミ/:.:.:.:.:.:.:. !
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「う…」
そう思ってる間にお姉さんの手が、俺のムスコを包み込む。
掴むよりもずっと優しく、触るよりもずっと淫らなそれに思わず声が出てしまう。
お姉さんの手がとてもスベスベとしているのもあって、それだけでも気持ち良い。
正直、このまま扱かれるだけであっさりと射精してしまいそうなくらいだ。
〈
`ヽ、
/ /.::.ヽ::.、
/ /.:::::::::::.ヽ:::ゝチ无示二二
_ノ , イ.::::::::::::::::::::::.}:::::.}ハ:',:::: : : : : ::::: 「匂いも…合格…♪
/、. 〃.:::::::::::::::::::::::::::::::}::::::!冫::.:.: : : : : :::
/ノ ハ. i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::}::::/ /::/::::.:::u:::::::: オスの匂いムンムンの素敵なオチンポね…♥」
'ー ´ ノ. {:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/y.:イ:;::':::::::::::;ィ:::
イ.... ヽ:O::::::::::::::::::::::::::::::;:', -チー::::=ニニ :::
| ヽ;::::::::::::::::::::::::;::'〃::::::::::::::::::::::i彳::
| `゛゛゛゛゛゛゛´´ヽ二 = ー - = =
ヽ i
ヽ\ ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
そんな俺のムスコに、お姉さんが顔を近づける。
そのままスンスンと鼻を動かした彼女はうっとりとした声音でそう呟いた。
どうやら俺のムスコはまた一つ、お姉さんのテストに合格できたらしい。
それが嬉しい半面、焦れったさを感じるのは、彼女の顔がムスコと触れ合うギリギリまで近づいている所為だ。
声と吐息でその存在を伝えてくる彼女に、ガチガチに勃起したムスコがビクンと震えてしまう。
 ̄ レ |
、_ .ノ
 ̄ レ |
、_ .ノ
/´`> ―― --- ―
. // 「ふふ。なぁに期待した目で見てるの?
. / ノーr―rヘ.
| Y ! / ∥ .} 君は今からお姉さんにグチョグチョに犯されちゃうのよ?」
|_..ノ┴:':::⌒ヽ./ /´  ̄
(::::: ̄`ヽ:::::::::/ /
/::: ̄::`ヽ:::::Y /
./:::::::::::::::::::::::::::/
:::::::::::::::::::::::::::::, ′  ̄ レ |
:::::::::::::::::::::::/ 、_ .ノ
:::::::::::::::::/
:::::::::::/  ̄ レ |
_::< 、_ .ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「うく…!」
言いながら、お姉さんは俺の亀頭を指でいじってくる。
真っ赤な粘膜を晒すそこはムスコの中でも特に敏感な場所だ。
そこをお姉さんの白魚のような指先で、クリクリとされて童貞の俺が耐えられるはずがない。
俺が何かを考えるよりも先に腰が後ろに引けてしまって。
/: : :
乂 / : : :
< __ _ ∨ : : : :
/ | Y: : : : : :
//////// ,′ } !从: : : :
/////// ー 、__.. /⌒V⌒r‐ v__.从八 : : :
ノ : j ): } | | |: :从八从 : :
/: :γ/: :j__.ノ__.イ、_ノ : : 从八: : : 「ぢゅるるるるるるっ♥」
ノ /:ー ' (: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
) (_ ィ , : :⌒ヽ ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : :
__ .(_j } { : : :__: 乂j: : : : : : : : :/: : : : :,′: :
´ ` 、 ノ j、/ ): : : : : : : : : / : : : : / : : : :
. \ '⌒U´ ゝ--ィ ≧=―‐=彡 : : : :/ : : : : :
ヽ _ イ{ ο | , ': : : : : :/ : : : : : :
:. /´  ̄ )! | / : : : : : イ : : : : : : :
} i/ 、 ; O | ,′: : : :/ : : : : : : : : :
し | \ (ノ | ! : : : : :′: : : : : : : : :
| ヽ | 乂 : : ,′: : : : : : : : : :
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「わぁああああ…!」
食べられた。
それも生半可な食べ方じゃない。
ムスコの半分くらいまで躊躇なく丸呑みにする淫らなスロート。
俺を逃すまいとするそれに、全身が震えるのが分かる。
勿論、それは痛いからでも寒い訳でもない。
お姉さんの口の中が、生温い粘膜の中が、とても気持ちよかったからだ。
/
/
乂
ヽ
',
i
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>.、
/:.:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} iヽ 「はぷ…♪ あ…れるぅ…♪」
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| :.:.:', 、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:し:.:.:.:} ヽ
.r.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}{:.:.:ノ, {_)
乂:.:.:.:.:.:.:.:..:.:..:.:.:.:.:.:,.イ/i}乂__ /
/:.≧=----- =≦:.:.:/:.リ >、 /
./: : : : : : し} {: : : : :.イ: :/ \ ィ
_/: : : : : :/{_:.:U: : :/ : :/ ` ¨´
{:_:_:_: : 二二二彡: : : : :/
/: : : : : / : : : : : ij: : : :/
/: : : : :/ /: : : : : : : : /: /
./: : : : : し: : : : : : : : :/: /
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「(んだよ、コレ…!!)」
当然、俺だって人並みにはオナニーの経験はある。
あんまり人には言えないが、オナホだって隠し持っていた。
が、そうやって道具や自分の手で得られる快感と今のソレはまったく違う。
ヌルヌルとした粘膜は、俺の身体のあらゆる防御を突破して、快楽神経を刺激してくるようだ。
それを目いっぱいに受ける俺の腰は、その場に縫い付けられたかのように立ち止まって。
r‐- '
-‐- 、 /////////////
.:'.::::::::::::::.ヽ、 /
j::::::::::::::::::::::} ´
(´::::::::::::::::::::::ハ _ u.
廴 ::::::::::::: 〃}´ili`ヽー 、 「ふふ…♥ もう先走り漏れちゃってるわよ…♪」
/  ̄ ̄ // , `ヽil/.: : :|
' ー-- ´ / ′.:.:/. : : : }
/ / リ.:._:_‘. : : : /
,.ィ:} ' i }´ i. : :, <
. /. :|.:! i´ ,〃/ |: :/ ハ <
/.: : |.:! /! ! i :i. /´
._ r'. : : :|.:! ′ i i ::i_j
/| : : : :!.:! / !i'
. /. i : : : :|.:| /. !i.
/{: :{ : : : ,jノ ,/. :!i
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
それは、お姉さんが俺のムスコから口を離しても変わらなかった。
さっき本能的に逃げようとした腰は、数秒にも満たないあのオーラルセックスに魅入られてしまったらしい。
息継ぎのようにはぁはぁと吐息をふりかける彼女の前でビクビクと震えている。
まるでオネダリをするようなその情けないそれを、しかし、お姉さんは馬鹿にしたりはしない。
寧ろ、それが喜ばしい事であるかのように、その顔を淫らに蕩けさせていく。
>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i | 「私の見立ては間違ってなかったわね…♥
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! こんなに美味しいオチンポ…♪ 本当に久しぶりよ…♥」
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ // 〈| . ///// / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { ⌒ \ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二 ))))) | \_ -=≦⌒ く_: : /: : : : : : :_:): ///// >
∨} _: : : : ::::::::::::: ノ 、((////:::::::::::////:::::::::)) ))))>
(:::::::<<:::. -‐…・・・ ´ ` ー--- .((((::::(((>>
( ;;;;;;;;;> / ヽ / ヽ<< >>
. <:::::: ,′ '.<<
<<:::i ` ー- . { | >>
:: | 八 |:::::::>>))
<:: | ` \ |((::::::::::>
(: | ヽ ´ \ |<::::::::)
((| `ヽ \::::::>
:::| ,′ :.′ :.
. i ′ i ..:.:::::..、 '.
. i i :.:.:r::.,.:.:. i
l i ..:.:.::::..、 i 、::ゝ.:.:ノ
:. i :.:r';:).:::: 八 ′
:. 、 ゝ..:.::ノ ′丶 . '
:. 丶. . ' 丶. . イ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
そう言っている最中も、お姉さんは攻める手を緩めなかった。
俺のムスコをシコシコと扱き、上目遣いで俺を見てくる。
俺の足元に傅き、ムスコに奉仕しているその姿に、俺は強い興奮を覚えた。
それが傅いているのではなく、俺の事を貪ろうとしているのだと分かっていても。
彼女の淫らさも美しさも何ら損なわれる事はなく、俺のムスコを熱くさせる。
Xノメ-、 |:::|.:::::..ヽ r‐--、:::::::::::::::::::::::::ヽ
X , \|:::| , --r‐‐< ̄`ヽ `く:::::::::::::::::::::::\ ネローン♥
,X___}八 i::.._,ノ `、::::}ヽ. ::::::::::::::::::::::::ヽ
ヾv__) >‐ ''゙´ `ヽ., V___} | ` ':::::::::::::::::ヽ
`ヽ.ハYi~´ ..:`アr‐- 、ヽ} ::::::::::::::::ヽ 「お姉さんも熱くなってきちゃった…♥
、 Y/ ハ乂ハ、_ 〃 . .::,イ | r‐‐- 7
` 乂爻,爪乂爻 ==彳 ..::::// Ll ┐ |′ お礼にちょっぴり本気出してあげるわね…♪」
`` - 、乂__,,... ィ゙´: : i j: `ァ′/
`` く./ j: : : : `、 ハ
`` |
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
本気。
その言葉に俺は嫌な予感を感じた。
正直、今の時点でも驚くほど気持ち良いのだから。
これ以上、気持ち良くさせられたらどうなってしまうか分からない。
けれど、されるがままの俺の身体は、お姉さんの本気に期待してしまっていて。
彼女に否ともダメとも言う事が出来なかった。
:. :::::::::::::::::::::::::::::: /| ::::::::::::::::::::::::::::::::
:. :::::::::::::::::::::::: /il| :::::::/ ̄ピヽ:::
\ ぺ Ⅶ|i | チュ |
丶ろ Ⅵ \ ♥/
♥.._
ヽ、 ,,..:
ぺ. ト- 、_ ,,... -
ろ ,,.. -十:.:.:.:.:.:il ̄:.:.:.:.t '
♥ /:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:i.:.:.:.:.:.:.i::\ぺ
)⌒ ''>-': : : i i: : :/:.:.:.:.:っ: ヽ
/ちヽ し' yo: : : : : :i i: : : \γ♥ー’
| ゅ | /: : : : : : : :しヽ: : : : i
ヽ♥ノ Y ' : : : : : : : : : : : : : : : :i
Ⅶ: : : : : : : : : : : : : : : : .)
〉:=ー=-二三二-=- (
(: : : : : : : : : : : : : : : ::γU
/: : ): : : : : ⌒ : : : :/: :i
/: :(: : : : : : : : : :l: :l : . i O
i : : : : : : : : : : : :し: : : :i
| : : : : : : : : : : : : : : : : : :i
ノ: : ノ : : : ヽ : : : : : : : : : :|
): : i : / : : : :ヽ : : : : : : : : :i
i : : : ヽヽ: : : : : \ : : : : : : : |
| : : : : し : : : : : : : \\: : : : i
,.. -ti: : l: :/: : : : : : : : : : :\\ .: |
/ \i : : : : : : : : : : : : : :\ : |
| し\: : : : : : : : : : : : : : : :i
|  ̄ト、 .\: : : : : : : : : : : : . :|
iヽ |iノ > 、 r-ヽ : : : : : : : : : : : i
ノ  ̄三>- ヽゝ_): : : : : : : : : : ::|
i >- 、: : : : : : : : : : :|
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「あぁあああっ!」
予感は、正しかった。
お姉さんの本気はあまりにも気持ち良すぎる。
素早く、けれど、淫らに、ムスコのさきっぽを舐め責めるその舌は、童貞には荷が重すぎた。
まるで三人に同時に責められているような錯覚さえ覚えるのだから。
声どころか、腰がビクビクと震えるのさえ、今の俺には止める事が出来ない。
//////// 乂
〉
,, -―  ̄ ̄ ̄ ー- 、 \ / U ´ / _
´ マ__.ソ , ---ァ 〉__ _ / `ヽ
Y /_ /:.:.:.:.:.`ヽ_ノ / /- 、 ヽ
| 、 {: :`V::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:(__ , ー / _ ヽ
! \ ハ: : ',:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Y// / ヽ
ィ ! , \ 〃 }: : }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ./ / _ 「どう、お姉さんの必殺技…♥
.. イ | /ー-.\ ij/(: :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/(_/ ., ´
-―― -< { .イ ヽ>< }ミミ=- -=彡/ -.ゝ-/ ,ィ  ̄ 今までの子は皆、すぐに我慢できなくなってぴゅっぴゅしちゃったけれど…♪
, ''"´ ` , ', / ', ,'ヾミ=- 彡イ i{ ゝ′
´ 、 } __ } i! ノ ノ | / ボウヤはどこまで我慢出来るかしら…♥」
\ ´ ` < , | /∠. , _.。<
\/ ./.| ノ 厂 ムィ ´
', ヽ / i! '
, マ/ | }{ i
i } ', ! 八 {
J , , |. ⌒ヾ ,从_____
,................、 / } , __-=ニニニニニニ
、 ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ / ____ --==ニニニニノ__ -=ニニニニニニニニニ
ニニニ}´:.:.:.`):.:.:.:.ノ-- == ≦ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
ニニ ゞ=.:イニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
出来る、訳がない。
こんなの一分だって保たない。
なのに、俺はお姉さんに辞めてと言う事が出来なかった。
それは彼女の胸が俺の足に押し付けられているからでも。
その声が挑戦的なものを含んでいるからでもない。
背筋を這い上がる快楽に翻弄されるしかない俺に、否と言うだけの余裕も勇気もなかったんだ。
/}r- っ __
/ .ノ:i:} |\'´ {
r /:i:i:i:i:i:i:i}:i:i:ヽ !
r ´ ノ:i:i/}|: : |「:.i |
{ .ィ=≦: :i |: : :|}: :| !
| {:/ }: | |: : : : {ノ
',/-ノ: :U : : : : :| ./
{ /}|): : : : : : : :! _ ノ
Y u. i{: : : : : : : : :i } ////// 「さっきからオチンポ びっくんびっくんしてるわ…♥
\! : : : : : : : :| ハ もうギブアップなのかしら…♪」
i: : : : : : : : :.! ヘ
|: : : : : : : : :.|./:..:.}
|: : : : : : : : :/:.:.:,.ィノ
}: : : : : : : 八_ノ {
; : : ) {: : : :}{:! ',
,: : /n ! : : :| |:| .≧=- _
/: : : : : : : : :し:.} ≧
/: : : : : : : : : : : : :、 ヽ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
そんな俺の竿に、お姉さんはねっとりと舌を這わせる。
彼女の必殺技とは違うそれにさえ、今の俺は先走りを垂れ流しにしてしまう。
自然、その奥にはぐつぐつと快楽の塊が煮えたぎり、開放の時を今か今かと待ち構えている。
…まだフェラが始まって、数分も経っていないけれど、俺はもうイかされそうになっていた。
ト、
ニム
ニニハ
ニニム
ニニハ
ニニニム
ニrマニニ}
ニヽマニ! , ---
ニニム マj l ///////
> ´ 0 { __ノ _ ///////
`ヽ⌒)ノ´ ̄ ̄ ー---( ///////
ニニム{(:::::__;;;:::::::::::::::::::::;;:::::::::i 「じゃあ、トドメをさしてあげる…♥」
ニニニハ::::::::::::::⊂ニー----'!、
ニニ/ _∨:::ー::::::`ー:::::::::::::リ ー- _,
ニニノ イニムー--- __ /ヽ ハ /
(_ イニニニハiム ゝ. ! ! j {
ニニニニニニムl| i u! ー /
ニニニニニニニハi i j.l⌒l.!
ニニニニニニニニム ゝi ! !|
ニニニニニニニニ.ハ >―----. ´  ̄ ̄ ` <
ニニんニノ,ニニニム / 、
ニ/ マニUニニニニ} , ' \
ニ! ヽニニニニニニi /
ト.j {ニニニニニニi ′
ヽ マニニニニニニi /
{.ニニニニニニ!
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
言って、お姉さんは再び俺のムスコを飲み込んでいく。
それにじゅぷじゅぷと淫らな音が伴うのは、きっと俺の先走りの所為だけじゃない。
お姉さんもまたフェラに興奮し、唾液が増産されているのだろう。
さっきの粘膜よりもずっとずっとグチョグチョになった感覚がそれを教えて ――
////
. //// / ///////
′ ////////////////
i. {
{ ' ヽ !
У , !i
r ´ .ノ ij ,
ィヽー、'_ / 「ぢゅうううううぅううううううう♪♪♪」
, ⌒ヽー´ (つヽ._ `: :_:.、 /
人_rっ:::::ィf⌒__:::ノノ:::::≧ュ、 /
-=、rク::::イ:::::::/r―=彡:::::::::::::::::ハ . イ
r=彡イ::::::::::::::::ゝ`ヽ:::::::::::::::::::::::::::`フ 。s≦
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j }:::::::::::::::;;;;;;;// イ
::::::::::::::::::::::r=ミ、:::::ノノ:::::::::;;;;;;;/} rij´
::::::::::::::::::::::i {`ヽニイ::::;;;;;;;;;;/ U
::::::::::::::::::::::{ {::::::::::::::::::::::/
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「~~~~~~~っ!!!!」
チンポ、吸われ…!!
ダメだ、コレはバキュームフェ…ラ…!!!
気持ち…激し…過ぎる…!!!
射精る…!!!
射精るうぅうううううう!!!!
ニニ:ム
ニニニ:ム
ニニニ:ム
ニニニニム ィ´
ニニニニニム , ―
_、ニニニニハ | ///////
ニ寸:ニニ} ノ ///////
ニニ:`寸ニi. /ー ´
ニニニニ:ムニ!. _人
(ヽ _ニニム}ー‐=ニ::::::::::ハ , ‐ つ ij
ー- _ ー.∨⊂ニ:::::::::::ハ __,,, '´ '´ 「ごくっ♪ ごきゅぅ…♥」
ニニニニニ:`ヽ∨:::::::::::::r=彡!r‐ァ /
ニニニニニニニニハ;;;;;;;-;;;;;;;;;;;;;;!_ {
ニニニニニニニニ:ハ:::::::::::::::::::リー' `ヽ _
ニニニニニニ-―' ',:::::::::::::::/⌒ ⌒ ー-、つ
ニ ー-- 、 (⌒ヽ! ̄ ̄ ゝイ ,jゝイr ,.': >  ̄ ̄` <
ニニニニニニヽ ー‐'| : | / ヽ{. / / ` <
ニニニニニニノ , ‐-i: : ゝ __ ノУ. : / ` <
ニニニニニイ /ニニ:l:.... :イ / / `ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
う…うぅぅ…
うあ…あぁ…あぁあああああ…………!
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',,,
' / / / / // :| : : ;、、
/ |/ / :/ / .:/ // :| |: : | 、
/ / / / :/ .:/ // / ;| |: i |、 |
| ,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i | 、|
/ / i : | |ーイ .:/ \ |: ; | : : | 、
| / / |│ :│ | / :// /// ̄:|メ| |八 !| 、
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \ 「んふ…♥ ご馳走様…♥」
/ /: :\ \ \ : : \\//// 〈| . ////// / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 ` ' ニつ ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { ⌒ \ u 1 | イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二 ))))) | \_ -=≦⌒ く_: : /: : : : : : :_:): ///// >
∨} _: : : : ::::::::::::: ノ |、((////:::::::::::////:::::::::)) ))))>
(:::::::<<:::. -‐…・・・ ´ u ` ー--- .((((::::(((>>
( ;;;;;;;;;> / ヽ / ヽ<< >>
. <:::::: ,′ し u '.<<
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:: | | 八 |:::::::>>))
<:: | ` しu \ |((::::::::::>
(: | ヽ ´ \ |<::::::::)
((| 1 `ヽ \::::::>
:::| ,′U し | :.′ :.
. i ′ | | i ..:.:::::.. 、 '.
. i u i :.:.:r::.,.:.:. i
l i ..:.:.::::..、 i | 、::ゝ.:.:ノ
:. i :.:r';:):::: u 八 し ′
:. 、 ゝ..:.::ノ u ′丶 . '
:. 丶. し . ' 丶. . イ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……射精る、と思った時にはもうダメだった。
ひょっとこ顔になるほどの激しいバキュームフェラに全部、吸われた。
そりゃもう一滴残らず…精子を飲み干されてしまった訳である。
その最中に、自分がどれほど情けない声と顔をしていたかを思い返せば、お姉さんの顔を直視出来ない。
一回分の射精をまるまる全部飲み込んだお姉さんが淫らさと美しさを増している、と言うのも勿論、あるけれど。
>.、 ´ /
─―--=≧ー.′ __
 ̄``ヽ、  ̄ ̄ `ヽ、
| ’ i
‐- .、 | ’ , .l | ノ
ヽ 、 .| ’ レ′ ',  ̄``゙'< 「でも、こんなものじゃお互い満足出来ないわよね…♥」
`ヽ、 .| | / ...... '. ::ヽ,_
', \ | Y .::r=、:. } ::::::::リ
', ヽ. ,' ::ゞツ:: u ヾ:::i
', ヽ { ` ´ l 、 /
', ‘,. /. ヽ、 /
i ‘,、 ,.イ \ ノ /
. l ‘,ヽ、 __ ,..イ u u/>---‐ァ'´ ./
! ‘, い  ̄ / ./ ./
| ‘, .| ,..イ _,..イ./
|. ‘,!,..-‐ ¨¨フ´ l_,.イ´_ /
| ヽ rー-ァ'´ } /
! ヽー/ / 、/ /
. i У .イ /l ,、 ヽ, '
i {、 ゙{ {::{ / ヽ i
λ l ヽ{ !:! / ./ ', .!
. ,' ∧ ', ! .||ノ ./ `′
|ノ ヽ ヽ `゚:i: /
| .〉、 `.` i /
゚ | __ノ ヽ ヽォ{ ,..<
. |ィ'´. \ )ト ,..イ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
言いながら、お姉さんは自分の秘所に指を這わせる。
それだけでクチュリと音がするのは、フェラの最中に彼女も感じていたからこそ。
それを目の当たりにして、ムスコが萎えるはずがない。
元々、連発が効く身体と言うのもあって、また先走りが漏れそうになっていた。
_ _
/´ `ヽ
/ 、 _, ',
. -―- . { ` ̄ `ヽ /´ ̄ } , ´ ̄` <
/ ` < ! i i ! > ´ \
` < ' j { ., > ´
', 、 , ノ´ `Y `ヽ , ,
\ ヽ ', / i! , / / / 「今度は二人で気持ちよくなりましょうね…♥」
ヽ \ V | ', / / / /
:. ', \:i | }' ´ / .′
:ハ ', { | /
ヽ , .八 | / , /
ヽ ', .ト .:.:.:.:.:.. 人 .イ / イ
, ', i!`rッ:.:.:.) イ-=ヽ .:.:.:.:./ i ′
ヽ , .| `''ーt ´ ` ーt=.ゞ′ { / ./
.、 、 i! ト、 i ! / /
\ ヽ ', | ', ,八、 / , ., /
\ 乂 ',. !. ∨.⌒:∨ , / ,
ヽ. ー.、. ', ! /:.:.:.:.:.:.', , / ,..イ ./
∧ Y=-. _', |ィ:.:.:.:.:.:.:.:}、.i ,._ ..ィ/ /
.ハ ノニニニハ !ニ:.:.:.:.:.:.ニ, /ニニニ人 .′
i /ニニニ/ニ. .!ニニニニ′ /ニニニニ}ヽ i
} ./ |ニニ/ニニハ ',ニニニニ ,ニニニニニ!. ', |
, i jニニニニニ', ',ニニニ/ .ムニニニニニハ. i |
ノ ノ /ニニニニニニ} {ニニニ} ,ニニニニニニ', .! :、
r r' ( / ./ニニニニニニ/´ ',ニニ./ ` 〈ニニニニニニニ, ', 、\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
そんな俺の身体をお姉さんが押し倒す。
…ただ、その手は意外なほど優しいものだった。
めちゃくちゃに犯す、なんて言ってたけど、案外、その手のプレイは苦手な人なのかもしれない。
とは言え、俺の事をレイプする気が満々なのは変わらないらしく、見せつけるように足を開けながら俺のチンポを飲み込んでいく。
瞬間、肉棒を締め付けるのは、さっきも感じた粘膜の感触。
それを何倍にも淫らにしたような彼女の膣肉に俺は… ――
おっと手が滑った(´・ω・`)手が滑らない時間が来たのでここまでです
汎用使えるとは言え、やっぱAAのエロ描写って難しいですねー…
,..-''" ̄ ̄ `'" ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
./ ,,,... -――- ...._ ',
| /'´ `! |
| ,ノ | :! / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | ,. -==、 ,.==-、 |. | / 「>>1はウソつきだ」
l: l ィてフ_> :i i ィてフ_> | ;' | と思った少年少女のみなさん、
iヘ:| | | |''| | どうもすみませんでした。
|,ハ| r_!__ト, /ノ | おとなはウソつきではないのです。
ヽ'_l、 ,___, /'′ _ノ てがすべるだけなのです……。
`l \ ―‐ ,/  ̄ ̄ヽ、_______________
_,. -l 丶、___.. 1"i''''''―-
‐''"´ |\ / |
|: \ / |
| \ / _ |
l _,,. -へ // \ |
あ、ちょこっとだけになると思いますがそろそろ始めます
あ、忘れてたけどオリアナのステータスです
┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【名前】:オリアナ=トムソン 【アライメント】 混沌/悪
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
【筋】:20 【耐】:20 【敏】:30 【魔】:30 【運】:20 【宝】:20
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
所持スキル
○:エロいお姉さん
口調から服装から、何から何までがエロい
その存在は前に立つ男性の気をそぞろにしてしまう事だろう
男性相手の交渉に参加した時、10%の成功率を得る
○:追跡封じ
かつて裏社会に名を轟かせた【逃がし屋】の異名
ありとあらゆる能力を持ってして、対象、或いは自身を追跡から逃れさせる
自身が追跡する際には20%の成功率を
自身が逃走する際には50%の成功率を得る
○:自作の魔術書
オリアナが持つ特殊なツール
宝具を20上昇させる(適用済み)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i | 「ふぅ。とても良かったわ、ボウヤ♥
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! 三回もイっちゃったなんて本当に久しぶり…♪」
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
俺はその二倍以上イかされてしまった訳なんだけれど。
まぁ、こうして相手をした女性が満足してくれた、と言うのは胸を誇れる戦果だと思うし。
何より、俺自身、さっきのセックスはとても気持ち良かったんだ。
こうしてお姉さんにズボンを治してもらっても、未だジィンと気持ちよさが響いているくらいに。
正直なところまだまだヤりたい気もするが。
「…その、大丈夫なんですか?」
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ 「大丈夫って何の事?」
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「いや、だって、俺、何回も膣内射精してしまいましたし…」
そうなのだ。
最初の一回はフェラで絞られたものの、残りは全部、抜かずに連発させられたのである。
当然、こうして男を襲うくらいだから、対策はしていると思うが、やはり気になる事は気になる。
お姉さんは俺にとって初めての人で…それにおっぱいも大きいんだ。
最悪の場合、自分が責任を取らなければ、と思うくらいには、情が移ってる。
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
| |
| |
| 何言ってるの? 私達、妊娠なんて出来ないでしょう? |
| |
| |
乂__________________________________ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「……はい?」
妊娠、出来ない?
いや、まぁ、そういう人がいる事くらい俺も知っている。
でも、彼女の言っているのは遺伝子の悪戯とかそういうレベルじゃない。
だって、彼女はまるで常識のように、『私達』と口にしていて……。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ 「……その顔、冗談を言っている訳じゃなさそうね。
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 何か訳ありって事かしら」
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
呆然とした俺に、お姉さんは真面目な顔を見せた。
さっきまで情事の余韻に火照っていたのも忘れたようなその表情は、正直、とても凛々しい。
普段からそういう顔をしていたら、もっと印象も違うんだろう。
ただ、まぁ、俺はもう既にお姉さんに襲われ、童貞を奪われてしまった訳で。
今更、その印象が覆る事はない。
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '. 「まぁ、良いわ。ボウヤの事は気に入ったし。
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \ 家に来なさい。
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉 何も知らないボウヤに色々と教えてあげる」
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
い、良い…のかな?
正直、肉食獣の檻に誘われているような錯覚さえ覚えるけれど。
再びお姉さんに食べられてしまいそうな気配がプンプンだけど。
でも、俺はまだこの世界に来たばっかりで、情報も何もかもが不足しているんだ。
正直、お姉さんの『常識』一つとっても、喉から手が出るほど欲しい。
…ただ、仮にも男が、しかも、素性の知れない人間が、お姉さんの家にあがりこんで本当に良いものなのだろうか。
確かに関係を結んだとは言え、ちょっと不用心すぎないかなぁ…。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ } 「どうしたの? 早く来なさい」
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…ただ、お姉さんはもうその気であるらしい。
ならば、ここで俺がまごついても時間のロスになるだけだ。
色々と気になる事はあるが、ここはお姉さんについていこう。
そう思って、俺もゆっくりと歩き出して。
あ、せっかくですしオリアナの女子力 住と食とついでに色(ゲス顔)も判定しましょうかー
住 下1
食 下2
色 下3
整理整頓は好きではないけれど、それなりにやるレベル
ご飯は一般家庭において絶賛され、店が開けるレベル
色欲は普通レベルですね
やだ、お姉さん超優良物件
| iニニニニニiニニニニニニi
| |;:;:,i;::,;!;:.:i;::;:|:;;.:i:;:;:|;;:::!::; i! |
| |,;; |,;; |,;; |,;; |,;; |,;; |,;; |,;; || |
| |;;: |;;: |;;: |;;: |;;: |;;: |;;: |;;: |! ¦
| |;:._|;:._|;:._|;:._|;:,_|;:._|;:._|;:._,!
| _/__ |i\
__ | ⊂⊃ ({::串:::}) ________|| \
〈_〉 ..|_.|:: ..| |i ̄| ̄|_|||,! / \ \ |! 「さぁ、どうぞ」
___ 」L ___,/ `ー'..||___|_:,|_|||,! /. \ \||
/__,,ィ'|‐┘/|  ̄ ̄ ̄ ̄ .iー - ― -‐ - - ‐-)――||、
|__,レ゙ //| ゙~'ー-~'゙ー~''~ー' ――‐' \
/____/,r_,.「i / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|___||/(_ノ /´"ヽ/ ':,
|| ,r' || ⊥ (...,_,;; i'― ―――――‐i
||/ ..|| |_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~||
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
意外、と言っては失礼かもしれないが。
お姉さんの部屋は片付いていた。
勿論、きっちり整理整頓されている訳じゃないが、あちこちに物が散乱している訳でもない。
ごくごく普通で、何より、ちょっぴりいい匂いがする部屋だった。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「おじゃましま…ってぇ!?」
って、なんだ、入れない…!?
部屋の入口に何か透明な壁があるみたいだ。
お姉さんは先に入れたのに…一体、どうして…!?
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \ 「…やっぱり貴方、何も知らないのね」
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「え…?」
な、何? 今のやり取りで何か不審なところがあったとか?
まぁ、確かに目の前で透明な壁と格闘してるのは不審以外の何者でもないけれど。
でも、お姉さんがポツリと呟いた言葉から察するに、今のはそういうんじゃない。
多分、現地の常識に接触しちゃった系だと思うんだが…。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) } 「試すような真似をしてごめんなさい。
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \ これがあれば大丈夫だからもう一度、試してみて」
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
お姉さんから渡されたのは白紙のカードだった。
それを受け取ってから恐る恐る壁に手を伸ばせば…おぉ、本当になくなってる。
さっきまで俺の侵入を頑なに拒んでいた壁の感触が綺麗さっぱりなくなっていた。
…しかし、これ一体、どういう原理なんだろう。
まったく分からないぞ…。
| iニニニニニiニニニニニニi
| |;:;:,i;::,;!;:.:i;::;:|:;;.:i:;:;:|;;:::!::; i! |
| |,;; |,;; |,;; |,;; |,;; |,;; |,;; |,;; || |
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〈_〉 ..|_.|:: ..| |i ̄| ̄|_|||,! / \ \ |!
___ 」L ___,/ `ー'..||___|_:,|_|||,! /. \ \|| 「とりあえず適当なところに座って。
/__,,ィ'|‐┘/|  ̄ ̄ ̄ ̄ .iー - ― -‐ - - ‐-)――||、
|__,レ゙ //| ゙~'ー-~'゙ー~''~ー' ――‐' \ 今、濃くって、美味しいの淹れたげるから」
/____/,r_,.「i / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
|___||/(_ノ /´"ヽ/ ':,
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…ホント、一々、言い回しが性的な人だなぁ。
まぁ、色々と気になる事は山積みとは言え、お茶を淹れてくれるのはありがたい。
さっき思いっきり運動したのもあって、喉も乾いてるし…何より、話も長くなるだろうからなぁ。
おそらく来客用であろう座布団に座って、ゆっくりさせてもらおう。
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i | 「お・ま・た・せ。
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! ちゃんと良い子にしてた?」
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \ 「勿論ですよ」>>
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: / 「残念、下着くらいあさってくれても良かったのに」
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
流石にいろいろな意味でそんな度胸はない。
お姉さんが肉食獣であるという事は、ついさっきのセックスで嫌というほど感じた訳だし。
何より、彼女は俺にとって、大事な大事な情報提供者なんだ。
万が一にも、機嫌を損ねて、情報提供を打ち切られるのはキツイ。
まぁ、普段からスリングショットを下着にしている人が他にどんな下着を持っているのか、興味がなかったと言えば嘘になるけど。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ } 「さて、それじゃあ何から話をしましょうか」
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
言いながら、お姉さんは俺の目の前に座った。
そのまま考え込むような表情を見せるのは、俺が何処から知らないかが分からないからなのだろう。
ただ、俺は文字通り、何の予備知識もない真っ白な状態でここに来ているんだ。
何から何まで話してもらわなければ片手落ちになってしまう。
「生まれたての赤ん坊に話すようなつもりで、最初からお願いします」
>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : | 「ふふ。分かりまちたわ。…こんなので良いかしら?」
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { ⌒ \ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二 ))))) | \_ -=≦⌒ く_: : /: : : : : : :_:): ///// >
∨} _: : : : ::::::::::::: ノ 、((////:::::::::::////:::::::::)) ))))>
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「赤ちゃん言葉は使わず、普通でお願いします」
「残念。そういうプレイも良いかな、と思ったのに」
赤ちゃんプレイもイケルだなんて、ホント、レベル高いなぁ、この人。
…………まぁ、その大きな胸に思いっきり甘えたくないと言えば、嘘になるけれど。
しかし、今はこの世界の事を知る大事な時間なんだ。
彼女の言葉を一言一句聞き漏らさないように心がけるべき。
そう思った俺の表情に、お姉さんも何かを感じるものがあったんだろう。
すぅと瞳を閉じたお姉さんは、ゆっくりとこの世界の事を口にし始める。
___
. ""´: : : : : ゙゙` 、
. ´‐、 ノ: : : : : : : `Y´ ヽ:`::.、
. ´ r'´::_丿__丿: : : : : : : : :ノ . : :. :`ヽ
, ´ , '´. : : : : : : : : ,r'´ `'´ . . : : :. . :: :ヽ
, . : ⌒'´: : : : : : r, ,.ヘ { . : : . . .: : :: `、
./: : : : : : : : : : : : : :.{ `゙゙゙゙´ . . : : . . . ´゙゙゙:`、
,′.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r'´` , ヘ ,、、 : : : .. :'.
..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`゙゙´.:.:.:jノ.:.:{ ,.ヘ. . . : .: ;i 「始まりがどれくらい昔だったかは覚えてないわ。
l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::,r'´  ̄ ゙゙ `ヽヘ、,,_ノ 、___,,,.. ハ l
!ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:, ´ ト、 }.:.:.:::::ヽ_ノ.:.::} .! ただ、ある日、世界中の政府が言い出したの。
l }.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ ヽヽ _ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::ヽ!
. ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:`、 . . : : . . . . :: :: . . `'' 7.:.:.:.:.:.::::::::::::::::. この惑星はもう死んだ。
: 〉.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ー'⌒ヽ .: : . :: . :. :. . . . :.ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::.′
V:::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉 . :. : , '.:.:.:.::.:.:.:.:.::::::::::::′ もう保たないって」
ヽ:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ イ.:.:.:.:.:.::::::::::::::::::, ′
、.:.::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:ノ . . .: ::.:ノ, ノ}.:.:.:.:.:::::::::: ′
、:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ .: .: .:,r'´:.:.し'.:.:.:.:.:.:.:. '
..:.:.:.:::::::::::::::::ヽ__ノ:.:.:.:.:.:.:.:.::::, ´
.._.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._.. ´
 ̄ ̄ ̄
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「……え?」
…惑星が死んだ?
いや、まぁ、惑星も生き物に近いものだって事は俺も知っている。
でも、この世界は今も惑星の上に立っているじゃないか。
今もしっかりと保存されている町並みからは死の気配なんて感じられない。
まぁ、確かに人の数は俺の記憶よりもずっと少なかった気がするけれど、それだけだ。
;;;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::.:.:.:.从 ノ:.:.:.:.:.::::::::::::
;;;;;;:::::ヽ;;;;;;;;;;;;i} \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.`¨¨´:.:.:.:.:.:.:::::::::::::
;;;;:;:;:::::.:.゙i,;;;;;;;;;i} ∧;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ:::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.':.:.:.:.:::::::::::::::::::;;;
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;;;;:;:;:;::;::::::.:.゙i,;;;;;i} .∧;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::;:;::::::;;:::::::::::.:.:.:.,.:';;
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;;;;;;:;:;:;:;:;:;::::::.:.:.;;;;;;;\f⌒Y⌒>、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.::::/;;;;;;;;;;;;;;;;::;;;;;:::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
:;:;:;:;:;:;::::::::::::::从__ノ==ミ乂_ソ \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::;;;;;;::;;;;;;::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 「それを知った多くの人達はこの惑星から逃げ出したわ。
:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_ィ´〃 }i\≧s。.,_ノ` <;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;:;;;:;;;:;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
:::::::::::彡イ j}从 ノ ) j| `''<;;;;;;;;_ -=≦ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;:;;;:;;;;:;;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 幸い、私たちの技術力は宇宙に様々な居住星を作れるレベルだったから。
ー=彡;;;;;;;乂_ノ `7´><_ノ| __ -=≦ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;:;;;;:;;;;;:;;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;< __,,.. -=  ̄ 〈 ヽ;;;;;;;;_;:: -‐ '' " ` . . . . . . .
_,,,.... -=ニ  ̄ \ハ´. . : ' ´: : : : . . . : : :
````冖¬=───────────--==ニ ...,,,__ソ ノ : : : . . . . . : : :
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、丶`` , . : : ' ´ _ノ , . : :⌒: : : : : : . . : : : :
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;;;;:;:、ヽ`` . . : ' ´ . . : :⌒ _ノ´ : : : : : : : : : : . . . : :: : とつ . . :__彡' : : : _ _ノ⌒
' ´ . : ' ´ . . . . : : ' ´_ノ⌒ヾ. . : : : : : : : . . . . . . . . . . . . . . . . . : :と⌒ヽ⌒
. . : ´ . : : : : '´ ノ⌒:. ⌒ :: ´ `:.. . . : ' ´ . . . : : . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ⌒ ⌒ : : :
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
困惑する俺に、お姉さんが話を続ける。
それはさらに現状とかけ離れているものだったけれど、しかし、ここで口を挟んでも脱線するだけ。
どれほど違和感を覚えても、最後まで素直に聞き続けるのが一番だろう。
:.: :.: . . . . . . . . . . .  ̄ ̄  ̄─── .!_____| |____.. |
_:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.: . . . . . . . .  ̄ ̄
: .  ̄ ̄Λ_Λ──______:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:.i ̄ ̄i:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :.:. :. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
::::::.../ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i:::::....(-д-::: )ー、::::::....... ( ゚д゚ )ー、 Λ_Λ:: .. . ̄ ̄ ̄─(-д-::: )ー、::.. 「残ったのは様々な理由でそれに乗れなかった人たちだけ。
::. . / :::/;;: ヽ ヽ ::l::: . /i ;: :::i:::.::::::..... . /i ;: ::. i /:彡ミ゛ヽ;)ー、:::::::... . /i ;: :::i::..
: . (_,ノ⌒\;; ヽ、_ノ:l: . (:: ;;__/ :::./ |:::::...... (:: ;;__/ :::./::/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i::::.... . (:: ;;__/ :::./ |:: . 金銭的な理由、宗教的な理由、犯罪歴…。
i⌒\)i⌒\ /:: .. / ____/ :|:::::::::.... . . / ____/::/ :::/;;: ヽ ヽ ::l:::::...... / ____/ :|::..
| :::| ::;;_| :::| ::;;ノ: . i⌒i_ノ :i⌒\ /::::::...... . i⌒i_ノ :i⌒\(_,ノ⌒\;; ヽ、_ノ:l::::... i⌒i_ノ :i⌒\ /::.. まぁ、理由は様々だけど、決して少なくない人たちが置いて行かれたの。
| :::| | :::|:::: .... | :::| ::;;_| :::| ::;;ノ::::::::::... .. | :::| ::;;_| :::| ::;;ノ i⌒\)i⌒\ /:::::::.... | :::| ::;;_| :::| ::;;ノ::::...
(___/ (___/::..... | :::| | :::|:::::..... . | :::| | :::|:: . | :::| ::;;_| :::| ::;;ノ::::::.... . | :::| | :::|:::: ::... 開拓に使う資源も決して潤沢にあった訳じゃないから当然よね」
(___/ (___/:::.... .. .. . (___/ (___/:: : | :::| | :::|:::::::.... . (___/ (___/:::.... ..
(___/ (___/:::.....
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…お姉さんは軽く言うが、それは一体、どれほどの絶望を人たちに呼び起こしたのだろうか。
先行きが真っ暗な場所に、置いていかれるんだから。
現代…と言うよりも未来の姥捨て山めいた状況に胸が痛くなる。
,、_r=、__ _il|li
f:::::lz-l:::::`ー-、 _,. ‐'"´l'」'l ̄〉‐-、
j_ト-iYi:r-ァ::ノ ヽ:(^ヽ:´T`: : f7: /
r{'"ツハh^lー-、二7l l! (::::::r-、::::l'=L='l:::_,. -、::::/
. {_iム゚ j9」r': : :/:ヽl/l l!::l!ヽ,.ゝ、,ィili'、,'リili':、 ,ノ::」
. l l`=彡、>__: ,、:ム丶 =(M)l|l',i,ッ‐<彡リ=(M)=
ノ lr‐ '"二_l」ヽ/ / r‐'"^ヾミ',.、,.、'ツ ̄`ヽ、_ 「滅びは回避出来ない。
M)=ェェ==fMj,r'´ , - '"ヽ_、 ハ ゚ j ゚ ノ / />、
,/`ー'゙'-,、`"´ \ ヾ´ ヽ ヽニノ7 /^´`フ ノ でも、置いて行かれた人たちが、皆、絶望した訳じゃなかった。
.|、__/:.l ゝ '、 l | ,..:| -イ r'‐v'´
.l、_: : : : :/ __'-‐'=====r‐ュ===='ー' 惑星が終わる最後の瞬間まで、精一杯、生き続けよう。
_,Ll -‐ '"´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./彡===ュ ィ=ミ!:.:.:.:.:.:.:.:li.:.:.:.:.:. そう考えた一部の天才たちが手と手を取り合って、一つのものを作り上げた。
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./lシrミ彡'"⌒'"ヾミ!.:.l:.:.:.:.:.:li.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.`丶、:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:/:/リ _,..,、 _,...、'lミト.:.:l.:.:.:..:リ:.:.:.:.:.: それが…」
、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:Y⌒'"ヾ:.:.:.:.:.:l:.:.l(j, '゙ィ'・) i f'(・ッ゙',リノ:.:.l:.:.:./:.:.:,.ィ:.:.:.
ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:〉 l:.:.:.:.:.:.)-'ヘ "´,、! l、`" ,lJ:.:./:.:.:lr''" /:.:.:.:.:
ヽ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ '、:.:.:.:.:\:.:.:'、 , ^'‐'^、 /:.:./:.:.:.ノ /:.:.:.:.:.:.:
ヽ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ `丶、:.:.:.\:.ヽ'゙ ̄ ̄'ノ/:.:.:.:.:/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.
l:.:r ',二ニУ \:.:.:.:ヽ:.`l丁l´:':.:.:.:.:.:.:.ノ く,=ニ二ヽ:./
`ーf´ ヽ `>-‐ ''"^"''‐- 、:.:イ、 ノ Y`"
r{ ^ ^ ^ l‐rt‐--、,ィ'"ヽヽヾ',ll||ll,'/ノ彡ヘ:, -r―i' 、 ,、 _l-、
`'Ll_,l__l_jニ了「`ソ三ミミヾヽ',ll||ll,'//彡'、rf'J‐l / / ,' 〉┘
(二ン===・┘ l三ニシ'`'"'~゙~゙~゙~'"'`ミミミ,亡・=='='<
―-- 、、_,. -― ''"´lシノ'´ ヾミl ``ー---―'"
/rl/ ,. ==ミ、 , ==ミ、',ミ!'、
/ l(!´、〈,●ヾ',i i'::ィ'●〉, l,リヽ
/ ヽ! `""'゙´ li:il' `'""´ lノ ヽ
/ >. ,(_)、 ,/ ヽ
: : :||:||\: :\ : : : : : |ニニニ|:::::::::: | /|。o≦>|::::::::::::::::::|,.斗 |,. -‐…‐-ミ| ___,,.. i|i///,i|
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:\||.|| | | |ヽ: : \::|ニニニ|:::::::::: | |/|_,.|。s≦>||::::::::::::::: :|,.斗 | _,,..,___ `| : : : : : : : : i|i\//.i|
\::ヽ| |\| | |\: :: |ニニニ|:::::::::: | |/|_,.|>'" ,。o1:::::::::::::: :l,ィi| |´ ___ `ヽ|: : : : : ::::::/.i|i::::: \/i|
::::::\| |」L -‐: : \:|‐‐‐┘:::::::: | |/|_,.|。o≦>||::::::::::::::::::|,.斗 |´ `ヽ|_,,.. -‐ / i|iヽ::::::::\
-‐  ̄ |: : : ::|:::::::::::::::::::::::| _ //|_,.|>''" ,.。\____/==| |''" ̄ `ヽ、.|____ / /i|iヽ\::::::::
_ -‐┴=ュ:|丁丁 ̄_ ̄-‐  ̄: ::///|_,.|,.。o≦>'" ,.。o≦>゙| |-‐  ̄`ヽ.|__| | / .:i|廴\\
''"~ ̄::::::::::::::::::::: :: |::|-‐ァヘ''": : : : : : : : :..////|_,.|>''",.。o≦>' "~ | |。o≦ ̄`ヽ.| , イ∠__,| | |
::::::::::::::::::::::::::::_,,.、 ┘|//\: : : :.::_:_:/ ////|_,.|s≦ニ>''" ,。s≦| |, 斗-ー‐-ミ| / ,:|:::: |:::| | | 「この世界。極限まで現実に近づけたバーチャルリアリティよ」
: :: :_,. - Τ\Τ二:| ̄ ̄ ̄ ̄ |ニニl|//// ,. |_,.|>''" 。s≦ニ>'"| |_,,.. -‐‐-ミ.|/ / |: :::|:::| |_,,|
< ||:\|| .:|_|_|_____|__,|/// /,. |_,.| ,.。o≦ニニ>''".,.。o1 |_, . -─-ミ| // |: : |:::|//
` .|| .||ヽ |_____|___∠|// //.: |_,.|≦二ニ=- ̄。s≦ニニ:| | __,..,,,__|/ / |:::::|:::|/|l|
` .|| \|\|. /|:::|/ ///,. |_,.|-''" ,.。o≦ニニ>'"⌒≧o。| ̄ _ | ̄|/└‐|:::|/|l|
≧s。.,_ ` .| |二二二二二二二l|:::|://// 」斗r≦ニ>''"~::::::::::::::::::::::::::::::::7 ̄  ̄| |=====乂/::|
二二二≧s。 `ヽ、||‐‐‐┘ ,.ィ:| /|:::|TTTTTT// ̄| ̄ ̄|ニ|| ⌒>-=ニ二~¨ ̄| :|_| / |_|| | ̄|_
 ̄ -=ニ二二≧s。.,|| / |::| /|:::|-=ニニィケ/||___| l二l |_| |==ニ二ニ=-‐ | ̄ ̄| 「」 :|ニニ| /: |: :| |__|
:::::::::::: :::: ̄ -=ニ二ニzzzzzzzzzzz≦ZZZZxく ̄ハニ:|‐‐‐‐|_[]ヽ\_| | | |___「」_|: : : : : /: :| |::: ::| : :
::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄ΤニニニTTT二-=f二 // ̄/ニハニ|──┴┐\\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄|‐‐‐‐:|::: ::|‐‐
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_」 ̄ 弋ー┴r──‐// r‐' /|::ΤΤΤΤΤΤ二二二二二二二二二二二二| ̄ ̄:|::: ::| ̄
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…これが…仮想現実?」
…………嘘だろ。
宇宙進出も容易なテクノロジーだったらバーチャルリアリティくらい作れるかもしれない。
でも、これはあんまりにも現実感がアリすぎるんだ。
さっきのセックスもそうだったし、こうして飲んでいるお茶の味もそう。
現実と何一つ変わらないそれが、データでしかないなんて到底、信じられない。
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ 「そうよ。だから、私達には子どもが出来ない。
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐< 現実の私たちはコフィンと呼ばれるコールドスリープの真っ最中なんだもの。
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___ セックスする事は出来ても、妊娠なんて出来ないし、する必要もない。
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / / こんな状況で妊娠したところで、子どもに辛い思いをさせるだけだもの」
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……お姉さんの第一印象は痴女だった。
いや、それは正直、今も変わってないけれど。
…でも、やっぱり女性として、妊娠できないという事に色々と思うところがあるのかもしれない。
少なくとも、その言葉は今までにない暗い響きが込められていた。
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : | 「そしてさっき貴方が部屋に入れなかったのも防犯プログラムの所為。
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '. この世界は最も人々が豊かだったと言われる20世紀をイメージして作られているけれど。
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \ 防犯に関しては世界最高レベルの天才たちが、必死になって作り上げたものよ。
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉 部屋のホストからルームキーを貰わなければ、どうあっても入れないわ」
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…なるほど」
だが、俺はそれを知らなかった。
この世界ではごくごく当たり前のそれを知らず、平然と顔から突っ込んだのである。
お姉さんが自分から部屋に来るよう提案したのも、それを確かめる為でもあったのかもしれない。
まぁ、今となってはそれもどうでも良い事だし、何より話はまだ続きそうだ。
ここは首肯しながら、お姉さんの言葉を待とう。
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '. 「まぁ、それがなくても人を害する事は出来ないわ。
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \ この世界は最後の最後まで皆と一緒に生き抜く為に作られているから。
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉 殺人の類は倫理コードで禁止されている。
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/ もっとも喧嘩もストレス発散の方法だと言う事で、暴力そのものがNGではないけれど。
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「それも精々、衝撃を与えて疲弊されるくらいで、痛みを与える事はないわ」
続けられたお姉さんの言葉に、俺はさっきの彼女が好戦的だった理由を感じ取った。
全力で殴っても疲弊するだけならば、手を下すのをためらう理由はない。
遠慮なく叩きのめして動けなくなってから、レイプすれば良い。
おそらくお姉さんはそう考えていたんだろう。
…ただ、こうして俺の目の前で穏やかに語る彼女に、そんな思考は似合わない。
見ず知らずの男を部屋に招き入れ、こうしてわざわざ説明してくれるほど優しい彼女が、一体、どうしてあんな事をしていたんだろうか。
新たに湧き出した疑問に、俺は内心で首を傾げた。
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
| |
| |
| でも、それももう終わり |
| |
| |
乂__________________________________ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…その言葉はぞっとするほど冷たいものだった。
何処か死の宣告を彷彿とさせるそれに俺の背筋がざわつくのが分かる。
彼女が一体、何を抱えているのか、今の俺には分からない。
ただ、それが暗く、そして深い絶望である事だけはハッキリと伝わってくる。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ 「ここ数年で、私達の数は大きく減ったわ。
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、 勿論、それは事件によって減っているんじゃない。
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\} 私達の身体を維持するコフィンが…もう保たなくなって来ているのよ」
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
こんな現実に近いほどの仮想現実を作り出す天才たちだ。
きっとコフィン ―― コールドスリープをする機械も頑丈に作られていたんだろう。
だが、それも永遠にメンテせず動き続けられるものではない。
普通に日常を過ごしている最中、急に活動がストップする事もある。
結果、彼女たちは何の前触れもなく、死を迎え入れる事になって ――
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \ 「それに気づいた人たちはどんどん狂っていったわ。
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ なにせ、自分の命が次の瞬間にも消えてしまうかもしれないんだもの。
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 正気でいられるはずがない。
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \ でも、この世界は残酷なほど満たされていて、何一つ不自由がなくて。
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ 狂気の行き先は唯一、他者を捻じ伏せられるレイプにしかなかった」
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
/;;;;;l,.-.-.-.-.-..、
{;/;;;;;}-----.、:::::、:\
,..-―--,ィ};;/´ ̄: ̄:`ヾ`ヾ::::::╲
/;;;;;;;;;;⌒;ノ:::::::::i:::::::::::,:::::、::`ヾ╲::::〵
 ̄`ー一' |:::::l::::i:l:::::::::::l.l:::} \:::::〵:∖}
|::i::ト,::ト_l:i::::|i:|T:ナ-.、╲::::}:::::|
╲ト╲y'筰` ~` レ./:j:i:i|‐'' ̄ ̄ ̄>
\ー----|:\╲xxx 、 __'`'`/''///::} ,..-‐'´ 「それはかつての天才たちも同じ。
`ヽ、:::::::{:╲╲\ ヾえサ/:::/::/::::/./
`ヾ╲::{`{`.{ヽノノ''´ノ''}/::/::::/⌒ヽ ううん、一部は率先して狂ったと言っても良いかもしれないわ。
/;;`╲ ( .{`i/___/:::/:/l;;;;;;;;;;;}
/ヽ;;;;;;;\ 〵{}::i::|:/\/;;;;;;;;;i;| 恋い焦がれた想い人と結ばれる為、男性の外見を幼い頃で固定したんだもの。
{;;;;;;l;;;;;/8 .}:::l::l::ト、;;;;;;V;;;;;;;;;;;||
|;;;;;;;;/ .8 |::::l::jノ \;;╲;;;;;;;;;;| その上、ステータスも最低値にして…女性には絶対に逆らえないようにした」
};;;;;/∖..../ %loノ、;\ __ j\;╲;;;;;;{_
|;;;/ :/ |-―}'´;;;_;;ト..、 \:;;;;;;}
j;;/〵./ /<̄`ヾ_;ィ`ヽ:i ./╲;;;〵
i;/:::::〵 /><\/_/l;;}:|/::::〵 〵
/:::::::::::╲__ノ;<;>.、|i`7;;/ |:|:|:::::::::〵 〵
/:::::::::::/、._._|>,へ:<i|..̄̄/|:|:|:::::::::::〵 〵
/:::::::::::/....l......7--r-一`i⌒╲.|:|:|:::::::::::::::╲:〵
/:::::::::::/...i.........l.......i:|..........il........LLl、::::::::::::::::╲.!
/::::::::::/....l..........l........i:|...........il.........〵〵::::::::,、::::ヾ
|::::::/i/....|...........l.........i:|............il.........〵.〵::::::| ╲:::〵
|::::/./.....|...........l..........i:|.............i:l.........〵..〵::::|. 〵;|
|:://ヽ_.|...........|...........i:|..............i:l..........〵..〵::| .|;|
|//........|⌒'ヽ.|............i:|..............i:|ィ=\ヘ.lィ_\l╲| り
〈\....|...........|ィミへi:|.,ィv,へ.i:|............|`ツ>'
`ヽート、_._...|.............i:|⌒\⌒`i:|....._,..-|_,j'´
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '. 「……これがこの世界の現実。
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \ 行き場のない狂気だけが支配した…絶望の世界よ」
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
Qどうしてこうなった…!!!
Aなんもかんもゾロ目が悪い
ってところで今日はおわりまーす(´・ω・`)次の投下でこの世界における京ちゃんの目的とかスタンスとか決めるんで案とかあれば出しておいてくださいな
どこでゾロメが出たんだっけ?
お願いですファラオ…
パトラに対する半分で良いんでいい加減デレてください…
このままエリちゃん難民になるには流石に辛いんです…
それはさておき、世界の概要を説明しただけで目的決めろってのも無茶な話でしたね(´・ω・`)ゴメンナサイ
オリアナに聞きたい事とか書いてってくれれば、次の投下の時に応えます
>>298
>>151の判定で出ちゃってます
質問ありがとうございます
それを応える為に友人にオーバーウォッチ誘われるまでちょこちょこやってきまーす(´・ω・`)
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '. 「……さて、以上で大体の説明が終わった訳だけれど。
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \ 何かお姉さんに聞きたい事はあるかしら?
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉 スリーサイズを含めて、何でも教えてあげるわ」
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
ぶっちゃけ聞きたい事は山ほどある。
正直、俺の予想してた世界とは ―― 女性的で最弱な世界、なんて名前からは程遠い現状がお姉さんの口から飛び出したんだから。
しかし、だからと言って、それが嘘だとは俺には思えない。
彼女の絶望も狂気も本物で、だからこそ、ここがとても差し迫った状況である事が分かる。
……そんな世界に対してどうするか決める為にも、まずは自分の事から確認したい。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ 「コフィン内の自分?
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、 意図が分からないけれど…この世界はさっきも言ったとおり、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\} 絶望から隔絶される為に作られたものよ。
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/ あっちの情報は一般人には手に入らないわ。
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ )) それが出来るのは管理者か管理AIくらいじゃないかしら」
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……つまり、この世界に送られた自分が、今、どんな状態なのかはハッキリと分からないって事か。
正直、今の自分の立ち位置がふわふわしすぎてなんとも落ち着かない。
コフィンとやらに入った記憶もないし、目が冷めたらいきなりこの場所にいた訳だからなぁ。
一体、俺はどうなっているんだろうか…。
まぁ、それはとりあえず脇においておくとして。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \ 「最低値になったところで、日常生活に支障はないわ。
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ ただ、さっきも言ったとおり、ステータスは最低値だから。
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 女性に襲われたら絶対に勝てないし、逃げ切れないわ」
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
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/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : | 「ただ、貴方の場合、あそこまで逃げ続けた上に
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '. ステータスも全然、下がってないのよね」
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「ステータスって見えるんですか?」
「えぇ。そういうソフトを入れていればね」
…なるほど。流石は仮想現実。
辛い現実を忘れるためとは言え、色々と拡張性はあるらしい。
もっとも、それが俺に適用出来るかどうかはまた別だろうけれど。
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } / 「一体、どうしてなのか、お姉さん、気になるわ」
/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / /
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : / : / : : / |/∧ニ=‐―: : : : : : : : : : {
. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
言いながら、お姉さんは谷間を強調させる。
そのままズイと迫ってくる彼女についつい視線が下向きに、ムスコが上向きになってしまう。
…童貞じゃなくなって、少しは落ち着きも出るかと思ったが、どうやら俺の場合は余計に性癖が強化されてしまったらしい。
つい先程両手で味わった柔らかなその膨らみから目が離せなくなってしまって……。
下1
1 言う
2 言わない (抵抗判定が入ります)
きれいなお姉さんに屈さないという精神!(´・ω・`)あ、友人は流石にスレは知りません つか、リアルバレしたら割りと首吊るレベルのスレばっか書いてるからな!!!
_r-<`ヽ-、
_,、-<.:_ ハ l l ! }
' / / Y }: ':, ,イ .〈 l__ノ-'‐' ノ
. l l ´i ',: ヘ - '´ rっ ´ / ', ` l
-^‐^ ´ ハ:', ヽ}:.` -ゝ u /,:'__ ゝ 〈
/ - 、, --` - ::. 、 , - ´  ̄ `ヽ、 ヽ \
/'´ // Y´ '. ヽ:._ヾ \
. // / ,' l } l ヾヽ
/ /.{ l l l l u ノ l l lヽ 「ほら、おっぱい揉ませてあげるから…ね♥」
,:ul l l l :l! ヽ-:! , ' ,l ,' l l \
/l '. ゝ-' ヽ .::| ´`:, ヽ、 / `‐' /,イ
, ト 、 l \__ ,.:ィ! ‘ , `ー '´ ‘ /}
'. `-'  ̄ , イ } ,ィ
u l` / .:l: l / j
l ヽ / ,:':、 ヽ / /ヾ
, ゝ ‘, / / ヽ \ { / },}
/ //ゝ! /-‐' ` ー - ‐l | //
/:/ / ,7 u l | //
. l:'/ /`ヽ、 /::| | //
,/ /:::::::::::\ , - '´::::::::| |:/
/:;:::::::::::::::::::/ ̄ ゝ、::::::::::::| |
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「ふぉおぉお…」
だ、ダメだ。
まだ俺はお姉さんの信頼も何も勝ち取れてないんだから。
ここで本当のことを言ったところで、信じてもらえる可能性は低い。
まだ聞きたい事はあるんだから、ここで言うべきじゃ…言うべきじゃ…。
あぁ、でも柔らかでスベスベで張り付いてきて気持ち良くて…。
おっぱいしゅごいぃいい……。
下1
1 ダメだったよ…
2 耐えた
3 ダメだったよ…
4 ダメだったよ…
5 耐えた
6 ダメだったよ…
7 耐えた
8 ダメだったよ…
9 ダメだったよ…
0 耐えた
ゾロ目 あっ
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 「へぇ…なるほどね」
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
おっぱいには…おっぱいには勝てなかったよ……。
と言う訳で全部、情報ぶっぱしちゃった京ちゃんがどれだけオリアナを信じさせられるかをー
下1 高いほど信じてくれます
こんな無茶苦茶な話をまず疑いを保たないレベルで信じてくれるお姉さんマジビッチ聖女(錯乱)
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } / 「もう。折角、おっぱい揉ませてあげたのに落ち込まないの」
/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / /
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : / : / : : / |/∧ニ=‐―: : : : : : : : : : {
. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…まぁ、確かに失礼な話である事に違いはないんですけど」
が、幾らお姉さんのおっぱいが素晴らしかったとは言え、俺は一時の感情に負けてしまったのだ。
それがエロ方向ならば、お姉さんも多分、笑って許してくれただろう。
だが、俺が口にしたのは、そりゃもう気が狂ってるとしか思えないレベルの話なのだ。
きっとお姉さんも俺の信じてはくれないはず ――
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\ 「信じるわよ」
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…え?」
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i | 「ボウヤの話信じてあげる。
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : | そもそもボウヤの存在はこの世界ではあり得ないはずのものなんだもの。
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '. 世界の根幹を書き換えられた影響を一人だけ受けないって言うよりも
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \ 別世界からやってきた人間って言う方がまだ信じられるわ」
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | | 「それにさっきのボウヤはまるで捨てられた子犬みたいな顔をしていたわ。
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ } 正直、濡れちゃうくらい可愛かったけれど、でも、そこに嘘はなかった。
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト )) こんな話をして、私に嫌われるんじゃないか。
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \ そんな風に考えていたんでしょう?」
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「……はい」
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\ 「少なくとも、ボウヤはそれが本当だと信じてる。
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ ならば私もボウヤと、そして自分の男を見る目を信じるだけよ」
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉:
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「お姉さん…!!」
まさかの展開だった。
何もかも洗いざらい口にした時は、もう終わったと思ったのに…。
まさかそれをお姉さんがここまで信じてくれるなんて……!
この世界に来て、初めて出会えたのがお姉さんで良かった…!!
いや、ホント色々な意味で!!!!
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ 「オリアナよ。オリアナ=トムソン。
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 よろしくね、異邦人のボウヤ」
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「あ、え、えっと、俺、須賀京太郎です!」
…ってそう言えば、俺たち、まだちゃんと自己紹介も出来てなかったんだな。
既に一度、セックスして、こうして部屋に上がってるのに今更、自己紹介とか何かズレてる感がすげぇけど。
でも、こうして名前を教えてもらえたって事は、お姉さん ―― もといオリアナさんはこれからも俺と仲良くするつもりがあるって事だ。
エロ云々を抜きにしても、それはとても嬉しいし、ありがたい。
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i | 「さて、自己紹介も済んだ事だし、ボウヤの憂いをさらになくしておきましょうか。
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! 異邦人って事はボウヤは行き場がないんでしょう?
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\ 良ければ、ここに住まない?」
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
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| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「嬉しいですけど…でも…」
当然、その提案は俺にとって嬉しい事極まりない。
幾ら、この世界が人を存続させる為にあるとは言え、受ける感覚は現実世界とそう変わらないんだ。
野宿したところで死ぬ事はないだろうが、精神が摩耗していく。
その上、この世界の通貨を持たない俺は食料を買う事だって出来ないんだ。
その全てを一度に解決しようとしてくれるそれに正直、飛びつきたい。
が、それはオリアナさんにとって、まだよく知らない他人を同居人に迎えると言う事なのだ。
一時の同情に流されての提案ではないだろうか。
これまで十分すぎるほど優しくしてもらえただけにそんな言葉が脳裏を過る。
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } / 「遠慮、しないの」
/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / /
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } ( ギュゥ
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
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. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「はいぃぃ…」
あ、ダメだ。
お姉さんのおっぱいには逆らえない。
完全に調教されたのか、条件反射でオリアナさんの良いように返事をしてしまう。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、 「ふふ。可愛いボウヤ。
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\} 食べちゃいたくなっちゃうわ…♥」
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
下1
1 でも、ダメよね
2 …折角だし
3 でも、ダメよね
4 …折角だし
5 でもダメよね
6 …折角だし
7 …折角だし
8 でも、ダメよね
9 でもダメよね
0 …折角だし
ゾロ目 あっ
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐< 「…でも、ダメよね」
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「えっ?」
正直、このままエロに行くものだと思っていた。
オリアナさんも場の雰囲気もピンク色で…俺も内心、期待していたくらいなんだから。
でも、次の瞬間、お姉さんは真面目な顔に戻って俺から離れた。
自然、ピンク色なムードもサァと霧散して。
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \ 「お姉さんは見ての通り、淫乱だけど…。
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } / こんな状況になって一つだけ決めている事があるの」
/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / /
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : / : / : : / |/∧ニ=‐―: : : : : : : : : : {
. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「決めている事…?」
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 「えぇ。同じ相手とセックスしない。
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \ 後腐れのない関係だけにするって」
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「それは…」
…自身が何時死ぬかも分からないからこそのポリシー。
それはある意味では正しい事なのだろう。
置いていかれる者の気持ちを考えれば、深い関係になる相手は少ない方が良い。
だが、それはあまりにも寂しく、そして辛い生き方だ。
…それでもこうしてそれを選んだという事は。
…或いは彼女の方もまた誰かに置いて行かれた側なのかもしれない。
下1
1 置いてかれた
2 そんな事実はない
うーん……悩む。普通に1でいいのか?
安価下
はーい、なんかプレッシャー掛けちゃってごめんなさい
……うん、そして重いぞ、このビッチ!!!!!!
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧ 「だから、悪いけれど、同居するならそういうのはナシね。
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } /
/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ オカズくらいならお姉さん何時でも提供してあげるから」
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / /
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : / : / : : / |/∧ニ=‐―: : : : : : : : : : {
. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「……はは。出来るだけエロいやつお願いしますね」
そんな彼女に俺は何も言えなかった。
正直、言いたい事は決して少なくない。
本当に死ぬ瞬間まで、そんな生き方で良いのかとか。
貴女にそんな生き方を決めさせたのは誰なのかとか。
そんなの生殺し過ぎるとか。
……でも、それを言うには、俺とオリアナさんの間にはまだ何もない。
一度、身体を重ねただけの俺じゃ、まだお姉さんの心に踏み込む事は出来ないんだ。
なるほどー…
ちなみにこのスレだと色欲普通レベルなので、以前はそれほどビッチじゃなかったはずです
恋人もいたんだし、割りと一途だったんじゃないかなーと途中まで思って
それなりに高い食とか住とかその恋人の為に磨いたんだろうなぁと(´・ω・`)ダメージががががが
やめろ…やめろ……<<うに頭
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,,≧彡"
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ }::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`≧x
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | j:::::::::::::::::::::',
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,、: : | .ノ:::::::::::::::}<ト、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::: : i/ ./:::::::i:::/\:::::',
:::::::::::::::::::::::::::i::::::::::,' /:::∧::|/ ヾz,
:::::::::::::::::::::::::::|∨::::i /|::/{ .∨ 「はむっ はふはふっ はむっっっ!!!!」
::::::::::::::::::::::::::, ∨::|‐' レ' '
:::::::::::::::∧::::::| `ヾ /
::::::::::::/ .∨:{ ,
/|:::::/ , ヾ /
. |::/ i ,
`レ'<.. | ,
`ヽ /
∧
. \
__ ヽ
`¨ニ==-z_ミ、
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>x..
` x..
`≧ュ.,
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '. 「もう落ち着いて食べなさいよ。トウマ」
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
あ、ヤバイ、電波来たけど、コレ書いたらダメージシャレにならんやつだ…
上条さんは他の世界でも使えそうだし、このネタ進めるのは辞めよう(真顔で)
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '. 「ふふ。えぇ。分かったわ。
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \ じゃあ、まずはとっておきの勝負下着から…と言いたいところだけど。
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉 先にご飯にしましょうか」
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
そう言って、お姉さんは立ち上がって、キッチンの方へと向かう。
どうやら仮想現実にも料理というものはあるらしい。
オリアナさんは、手際よく冷蔵庫から食材を取り出し、包丁等の準備を始めた。
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \ 「ううん。ゆっくりしていて。
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ 誰かの為に料理を作るなんて久しぶりだから。
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶= 一人でやりたいの」
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ /
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「何か手伝いましょうか?」
そう尋ねた俺にオリアナさんははっきりと拒絶の意を示した。
こうなる前の彼女がどういう性格だったのかは知らないけれど…意外と家庭的だったのだろう。
…いや、その言動の節々に誰かの影を感じる辺り、家庭的になった、と言うべきなのかもしれない。
…………その辺り、気にならないと言えば、嘘になるが、気にしたところで答えは出ない類のものだ。
今は疑問に蓋をして、見て見ぬふりをしよう。
ってところで後回しになっちゃってた生き残りの人数(ただし、オリアナは管理者じゃないので、仮想現実に移った時の数になる)と
オリアナが後何ターン生き残れるか判定しよっか(いい笑顔で)
まず生き残りの人数からー
下3までのコンマの合計数(×100)
はーい48+75+13で136
それに100をかけるんで13600人ですね
多分、本当に棄民達が力を合わせて何とか頑張った結果なんでしょう
さてそれじゃあお待ちかねのオリアナの生存ターン判定だあああああああ!!!!!!
1.2ターンで死なれるとダメージにならないので5+下1コンマの低い方で判定しようと思います
ゾロだと? 死亡判定なしにしてやるよぉ!!!!(挑戦状)
はーい、それじゃあオリアナは残り8ターンの命ですね
京ちゃんが特にアクションを起こさなければ、彼女は8ターン終了時に消滅します
_,...---、_,.、
/ : /: : / : : ヽー-、
/. : :, !: iハ!/メ、.i | \
イ : :{ ヽN 'i:!/!人iヽi
_1: : :i( _ 丶:\
/ `Yリヽ '、_)'´!`ー`
/:::.. | ,. _/
. /.::、:: ト、ィ'
/ ::::::|:: !;-!
/ ::::|:: ! ヽ、 ,:-‐クヽ
/ ::!::.. ⊥__!_ / ..:ノ)
/ |::::..  ̄`''''''' ′..::::::::::ノ
. /: |::::..... ..............:::_,:::-‐'′
/:: `ー‐┬---r―'''''''"" ̄__
./__ /! i / iu-゙、
/----、\ ::::/ |:: ⊥ __,...-‐'.i...:ヒノ
 ̄ ̄`ー`ー`ー-、/ |::. _,.-‐'"
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「うぉおおおぉおお!!!」
うめぇ…! マジうめぇ…!!!
こんなに美味しい料理を食べたのは久しぶりってレベルでうめぇ…!!
前回の世界から俺はまったく何も食べてなかったから美味しく感じるってだけじゃない…!!
店が開けそうなレベルで、オリアナさんの料理が美味しいんだ…!!!!!!!!!
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \ 「…………」
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「あ、すみません…。ちょっと美味しすぎて」
…まぁ、当然、変な目で見られるよなぁ。
まさか数日ぶりの食事だ、なんてオリアナさんは知らない訳だし。
俺のテンションの上がりっぷりに驚かせてしまったんだろう。
…ただ、その目にはソレ以外の何かが浮かんでいるような気もするんだけれど。
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : | 「ううん。気にしないで。
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '. ちょっと似てるなって思っただけだから」
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
…似てるって誰に、とは聞けなかった。
一瞬だけだけど、彼女が俺に向ける瞳は、何時もよりも優しく、そしてせつなそうなものだったのだから。
きっともう既にいない【誰か】を俺に重ね合わせていたんだろう。
……もしかしたら、彼女が俺にこうも優しくしてくれているのは、俺がその【誰か】に似ているからなのかもしれない。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) } 「それより食べながらで良いから訊いてくれるかしら」
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「うっす。多分、首振るくらいしか出来ないですけど」
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | | 「十分よ。
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ } とりあえず、今日はゆっくり休むにしても貴方の事を調べる必要があると思うの。
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト )) 自分がどうなっているのか分からないままじゃ、流石に不安でしょうし」
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「はむはふ」(コクコク)
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐< 「本来なら管理者に連絡するのが一番なんだけど。
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___ でも、今の管理者はマトモじゃないわ。
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / / 下手にボウヤの事を伝えたら、禄に調べもせずに拘束されてしまうかもしれない。
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__ だから、まずは、お姉さんの手持ちのツールで、ボウヤの事を調べたいのだけれど」
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
現地民であるお姉さんが、管理者はまずいとそう言っているんだ。
一体、どうやって調べるのか分からないが俺に異論はない。
さっきお姉さんが言ったとおり、俺が今、どういう状況なのか早く知りたいのもあるしな。
r、.,_
. . ,.r_三ニー >z'.
./___  ̄ ―‐ `>'.
/ ` ヽ、. , _,...≧三'‐'ー==¨¨¨¨¨¨ニ三_
`ヽ./ ____ ヽ_
| / ` ー ___ \ 「ありがとう。それじゃあ…」
=========zzzニ__-z . ヽ ↓' <ニ  ̄i!
三三三三三三三三三`i≧z、ー===='三lニニニニ≧Zzrz.、二_ - i!
. \ニ;三三三三三,;.三三;三;ハl三三三三i|三三三三三三三三三三三三三>
\;三;三三三三三;三;三;ハ三三三三|ニニ三三三三 三三 三三 三,.イ¨´
\ ;三三三三三;三三;;ハil三三三;i|三三三三三 三三 三 三 /
>、三三三三三三三ハ.ニ三三ニi!三三三三_三三三三三V
. ̄l=z'zニ二三レ'''´ ̄
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
言って、お姉さんは棚から一冊の本を取り出した。
無骨な黒いカバーに、何の文字も書かれていないそれは所謂、魔導書的な奴なのだろうか?
何となく普通の本とは違うオーラのようなものを感じる。
それに惹かれるようにして、俺はその本を覗き込んで。
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丞圭亥7才´ ,.x幺lllll圭才"´ ,炸I圭jⅣ´ `Ⅵ|丞 `Ⅵ圭圭圭|
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ll圭圭圭淤冰ik会ュ。 ,ィ劣圭:㌢ Ⅵ心 `''寺圭斧≧ュ。._ `''寺圭圭丞
圭圭圭圭圭圭圭ik会ュ。 ,ィ劣lll斧ア Ⅵ会ュ。 .゙㍉丞圭圭会ュ。_ `'守圭ik会ュ。
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「う…」
気分が悪くなった。
でも、それはそこにグロい表現が書いてあったからなどではない。
そこにあったのは無秩序で滅茶苦茶なその文字列。
その内容どころか、意味すら把握できないそれを俺は ――
下1
1 少しだけ読めた
2 完全に読めた
3 半分程度読めた
4 解読出来なかった
5 少しだけ読めた
6 半分程度読めた
7 完全に読めた
8 少しだけ読めた
9 解読出来なかった
0 少しだけ読めた
ゾロ目 あっ
: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ `
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ /
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
クソったれな神様に貰った能力のお陰か、少しだけ読めた
でも、なんだコレ
俺の読める範囲なんてそう多くないけど…まったく理解出来ない
お姉さんはコレをツールと言っていたけれど、一体、何に使うものなんだろうか
下1
1 気づかない
2 気づく
3 気づかない
4 気づかない
5 気づかない
6 気づかない
7 気づく
8 気づかない
9 気づかない
0 気づく
ゾロ目 あっ
だから!!!なんで!!!!!今回の投下で!!!一番何も考えてないところでゾロ出すんですかねえええええええええええええ!!!
とりあえず上のは京ちゃんが自作の魔導書を読めているかどうかをオリアナが感じ取れるかどうかの判定でした
…うん、とりあえずオリアナが感じ取れているのは確定として……コレはもう京ちゃんにスキル生やすしかねぇな
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ 「待って。貴方、もしかして読めるの?」
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: u 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ u ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「えぇ。読めますけど…」
…もしかして読んじゃダメな奴だったのだろうか?
読むだけでSAN値チェックが発生するいあいあ的な?
確かに初見は気持ち悪かったし…有り得そうで怖い。
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ 「…いいえ、読めてるだけじゃないのね。
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ 貴方…適合してるんだわ。
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐< 私のコードに」
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「適合…?」
一体、どういう事なんだろう。
…そう言えば、さっきまであった気持ち悪さはもうなくなってる。
もしかして、これがオリアナさんの言う適合、なんだろうか?
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\ 「…もう諦めてたのに。
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ こんなところで適合者が見つかるなんて…」
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…えぇっと」
とりあえず話がまったく見えないが、俺の存在はオリアナさんにとって複雑なものらしい。
その顔には嬉しさと、切なさが浮かんでいる。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ 「っと、ごめんなさい。置いてけぼりにしちゃって」
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 「気にしてませんよ。それより…」>>
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \ 「えぇ。気になるわよね。分かってるわ。
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ お姉さんも焦らしプレイはあんまり好きじゃないの。
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ ) だから、ハッキリと言わせて貰うわ」
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! 「貴方はウィザードよ。
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\ それもズバ抜けた才能を持つ、ね」
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「ウィザード?」
…それってつまりメラとかギラとか使えちゃう系って事?
しかし、俺は科学万能の時代で過ごした一般人なのである。
魔術とかそういうのにまったく縁はない。
少々、逃げ足が速いだけの何処にでもいる男子学生のはずなんだが…。
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ 「ウィザード級ハッカーって言えば、ボウヤにもわかりやすいかしら。
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ どんなプロテクトも意味をなさず、どんな追跡からも逃げ切り。
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐< その手腕を魔術のようだと讃えられる一握りの天才たち。
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___ 貴方にはそれに並ぶ才能が…いえ、凌駕しかねない力がある」
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
ウィザード級ハッカー。
聞いた事はある。
俺の時代にも、そうやって語られる人たちはごく少数ではあるもののいたはずだ。
……ただ、俺はネットなんてエロ画像収集くらいにしか使わない健全な男子学生だった訳で。
そんな天才とも化物とも言われる人たちのような技術も知識もない。
そもそもなんであの本を読めただけで、そんな評価がお姉さんから飛び出すのかまったく分からなかった。
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '. 「心配しないで。ちゃんと理由はあるわ。
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \ まずさっきの本。
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉 あれはただの本じゃないの。
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/ ウィザードと呼ばれた私が心血を注いで作り上げたツール」
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「……え?」
オリアナさんも…ウィザード?
確かに言われてみれば、普通の人達とは違う雰囲気を感じるし、実際、最初は得体のしれなさも感じた。
俺を見事に袋小路に追い込んだのも、ただ土地勘があったからだけじゃなく、ハッキングなんかで誘導していたのかもしれない。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \ 「当然、悪用されないようプロテクトは厳重に掛けているわ。
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | | 人に見られるのを想定していないモノだからコードも滅茶苦茶で恥ずかしいしね。
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ } でも、ボウヤはそれを突破した。
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト )) 追跡封じなんて異名で呼ばれたウィザードの防御をやすやすと抜いたのよ」
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
なぜだか凄い持て囃されているが、俺はそれだけ凄い事をしたつもりはない。
ただ、何となく惹かれた本を覗き込んだだけだ。
しかし、それはオリアナさんにとって、驚くべき事だったのだろう。
わけの分からない顔で首を傾げる俺に説明するその声音は真剣そのものだった。
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : | 「その上、ボウヤはそれを読み、そして受け入れた。
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '. お姉さん以外は誰も理解出来なかったコードを唯一解読してくれたの。
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \ そんなのウィザードだって、出来る事じゃないわ」
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
________
―┬‐‐[ ] _
_| | 二二二二二二二__l |_
[_ _______|_ _|
| | [ニニニニニニニニ]l |/ ̄ヽ
 ̄  ̄ | || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| || |
| || |
| || |
| || | 「その上、この反応…。
| || |
| |ゝ‐≦ 凄いわ、適合率100%だなんて…」
| |
| | __
| |/ ヽ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…何時の間にかお姉さんの目の前にはパネルのようなものが浮かんでいた。
20世紀的な部屋の中、唯一、感じられる近未来な小道具。
それに一体、何が書いてあるのか、俺の側からは見えない。
ただ、きっととんでもない反応が出ているのだという事は興奮したお姉さんの口調からも良く分かる。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 「ウィザードでも、適合率が50%を超える事は稀。
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \ そんな中で、貴方は100%を叩き出している。
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ これが計器の故障でなければ…貴方は肉体ごと、この世界に入り込んでいる事になるわ」
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…肉体…ごと?」
……そんなのありえるのか?
確かにここは現実とほぼ寸分変わらない仮想現実が作れるほどの科学力がある。
でも、俺にとって仮想現実は、ヴァーチャルリアリティの延直線上にあるんだ。
身体ごと情報として入り込むなんて正直、理解の範疇外にある。
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
| この世界に完全に適合した貴方は、私達のようなまがい物のウィザードじゃない。 |
| |
| その身体を完全に霊子化出来る生粋の霊子ハッカー。 |
| |
| 文字通り魔術の領域に踏み込んだ本物の魔術師よ。 |
乂__________________________________ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……だが、その言葉が正しければ。
この世界に俺が本当に適合していると言うのであれば。
俺に出来る事は、思っていたよりも多いんじゃないだろうか?
何も出来ない、ただの学生の俺にも…この世界に出来る事があるんじゃないだろうか?
オリアナ本人も言ってますが、彼女は恋人が死んでからずっと狂ってます
ウィザードだった頃の技術とか知識とか好奇心とか全部、どっかに投げ捨てて、一時の快楽で悲しみを忘れる事だけを優先してるので
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '. 「そんなボウヤにお願いがあるの」
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「お願い?」
ただ、それは今すぐ結論を出さなきゃいけないものじゃない。
俺が実際にどれくらいの事が出来るのかはアレコレ試行錯誤する必要があるんだから。
それはきっと一朝一夕で終わる事ではないし、何より、お姉さんが俺にこうして【お願い】を口にしているんだ。
これまで優しくしてもらった分、よっぽど無茶な願い以外は聞き入れようと俺は聞き返して。
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \ 「お姉さんはきっと長くないわ。
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ そう遠くない内に…きっと消滅する。
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \ だからね、その前に…私のコードを。
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ お姉さんの生きた証を受け継いで欲しいの」
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
コード。
それがこの世界において、一体、どれほど重要なものかは分からない。
だが、お姉さんはウィザードと呼ばれるほど凄腕のハッカーだったんだ。
きっとそれは軽く考えて良いものじゃない。
彼女の人生の集大成を受け継ぐに近い事なんだろう。
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i | 「お姉さんのコードは、ちょっと使い勝手が悪いかもしれないけれど…。
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! でも、きっとコレからのボウヤにとって力強い味方になってくれるはずよ。
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\ ボウヤがこの世界を去っても…きっと」
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
ってところで連絡来たんで今日の投下はおわりまーす
とりあえず今のところのルートは
1 オリアナに師事して、彼女のコードを極める
2 霊子ハッカーとしての道を極めて、オリアナ達を延命させる
3 その他(管理者殴りに行ったり、何もしたくないと引きこもったり等々)
になりますね
今回の選択によって、大きく話の展開が変わりそうなので、多数決で見たいルート書いてってくださいな
しっかし、なんで完全なる霊子ハッカーなんて、タイプムーンな世界に片足突っ込んでるんだろうね京ちゃん(´・ω・`)ホント安価は地獄だぜぇ
他の咲キャラまだなん…?
乙
皆で男の娘の名前並べてる時はこんなことになるなんて思っても見なかったのです。
俺のターン!無償石でパトラを特殊召喚!ドロップエリちゃん二枚を伏せてターンエンド!!
てっきり2が多いと思ってましたが1が優勢っぽいですねー
んじゃ次の投下は1選んだところからはじめまーす
>>410
咲世界から離れた場所で頑張るこのスレでは咲キャラは出ませぬ
>>413
本当にな!!!!
最初の遭遇スル―したとは言え、ここまで男の娘キャラでないのはどうなんだと思わなくもない(´・ω・`)が、安価なので私は謝らない
そしてパトラは私も出たから良いけど、そのドロップエリちゃんは一枚よこせええええええええええ(血涙流しながら)
とりあえずゾロ目の結果、生えたスキルを入れてステ更新ー
強すぎと判断したら弱体化やエラッタ入れます(予防線)
そして多分、今日は夜やります(´・ω・`)
┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【名前】:須賀京太郎 【アライメント】 秩序/中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
【筋】:10 【耐】:10 【敏】:30 【魔】:30 【運】:20 【宝】:0
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫
, ´ / .' / .' ' | l | l | |
/ / ' | | | l| | l | , } l | |
_/ イ / l| |_,∧_{ :. ,-|-}-/、 , | { _ ___,-、 __
 ̄ ´ / / { |、{ l∧ {、 | }/イ/},イ / l_、 { Y´ / ' }- 、
{〃 r∧ |ィ斧ミ从 、Ⅵ , イ斧ミ、 } /l| l、r  ̄ { { | / _ }、
/ /{ 从{、 Vzリ \Ⅵ/ Vzり /イ } / | 乂_人_/、_/ / \
/ //从 l∧\ ,\ | /イ/ }==  ̄ ̄ ̄ ー く
/ イ' {/l∧ ∧ 、 ,イ/j' / \
 ̄ ̄ ー∧ _, 从 , \
ヽ 、 ` ¨  ̄ ィ }/ / / '
∧ \ / |/> , /
{(从_| -- ´ 「/// | {
|/ ̄}} |////|_ |
_,.:<|///|| l/////` |
_,.. -=<///// \//} ,r-/////// |
<//////////////////∧-- 、 {///////l{
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
所持スキル
○:忍耐の男:特殊
それは頑固者であり、守護者である
耐のステータスに+5され(適用済み)、該当ステータスの成長率を20%アップする
○:玩具のヒーロー:特殊
運命に翻弄される愚者に与えられる
されど、何時までも運命の手の中にいるとは限らない
どれほど無謀な行動であっても、5%の成功率を持つ
このスキルは発動する度に強くなる
○霊子ハッカー:EX
自身の霊子をネットワークに適合させる事が出来る特殊な才能の持ち主
EXともなれば自身の全てをネットワークに送り込み、あらゆる制約を突破する事が出来る
ネットワークの存在する場所での情報収集に+50%の補正を得る
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
例えば京ちゃんがファンタジーな世界を征服しようとしている魔王を倒したとして
当然、その後も何かしらイベントがあります(´・ω・`)仲間と結ばれたり、人間に裏切られて絶望したり
一つのイベントを解決したから英雄として平和に死ねる、なんて事はまずありません
その死ぬ間際まで京ちゃんには働き、輝き続けて貰いますよ(ゲス顔)
後、咲キャラに関してはコンマ次第でとんでもない事になるこのスレで起用するとトラウマになりそうなのと
元の世界での関係性とか判定しなきゃいけない事
何より、メインキャラ以外はAAが少ないっていうのも大きいです(´・ω・`)ゴメンネ
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i | 「お姉さんのコードは、ちょっと使い勝手が悪いかもしれないけれど…。
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! でも、きっとコレからのボウヤにとって力強い味方になってくれるはずよ。
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\ ボウヤがこの世界を去っても…きっと」
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「……」
その言葉に異論を挟むつもりはない。
自身の身体一つしか張れるものがない俺にとって、それは間違いなく強力な手助けになる。
…でも、俺はそれにすぐさま応える気にはなれなかった。
だって、それは…オリアナさんが死ぬ事を前提としているものなのだから。
その事を俺はまだ受け入れていないし、受け入れたくもない。
_, ⌒\/ ̄ ̄ \
,  ̄ ̄ / 、 _\
´ / \ `ヾ
/ ' 、 、 、 \
/ | { :. | | ∨、\ \__
′ | l| } | |、 | |\ \ ̄ ̄´
. { 从 /-}/-Ⅵ { ヽ |
/ ,.-从 | }/ ィ≧、 { \ }'
/イ { ⌒\ { 、 Vj ∨、 \
八 、 \ ヽ  ̄
Ⅵ ,ー、 ,:'
ヾ\ / ∧ -,
ヽ /{/ 、 '
_从/____ > __ノ
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
だが、お姉さんは俺にお願いと言ったのだ。
自分の命を助けて、じゃない。
自分の技術を受け継いで欲しい、と。
……ここまで優しくして貰った相手にそう言われて、出来ません、なんて応えられない。
分かりました、と。
頑張ります、とそう言うしかなかった。
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
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/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ 「ありがとうね。
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\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ / それじゃあお姉さんも明日からハードにイくわよ」
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
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: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「お、お手柔らかにお願いしますね」
多分、元々のお姉さんはかなり優しい人なんだと思う。
だが、彼女は自身の死期を間近に考え、そして狂ってしまったんだ。
それが、一体、どれほど彼女を焦らせるか、なんて、突発的な死しか経験したことがない俺には分からない。
分からないが、全力でそれを受け止めようと思う。
……それが俺に出来るお姉さんへの唯一の恩返しだから。
,. --- 、 ____
/, ´ ̄ ̄` '⌒´ \
、_/_/⌒ヽ , / ヽ
,---、 / // : ヽ :.
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/ ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | |
/\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
////\ r--- ´八 !∧  ̄ ,: :.:.: }/ノ/ リ
. ///////\ \}∧ u 八/
//////////〉 込、 __ ,.: /
///////// / }>、 ` イ |从
,'//////// / _ /--、l ` ̄ :, |--、
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///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、
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…しっかし、奇妙な事になったもんだ。
食事を終え、お姉さんにお風呂を借りて…改めて思う。
仮想現実なディストピアに飛ばされたと思ったら、俺はウィザードで霊子適合率100%で。
出来すぎているくらい俺はこの世界にピッタリ嵌っているらしい。
あの神様とやらが、俺に合った世界を探してくれたかもしれない、と思っても、素直に喜べないけれど。
一回目の死で幾らかやりすぎたと反省したとしても、あいつにとって俺は実験動物レベルだからなぁ。
多少、環境がマトモになったところでヤってる事は肯定出来ない。
/ / / / 〃 i{ | \
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/ / / / i{ | i{ l ',
__/ / ′ 〃 /{ ハ { | |ヽ
⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ア i{ l l i{{ l i{ { | | } i{ /
. / ィ' i{ | l 从| l i{ { | | } 从 〃 ′ l
{/ / i{ |jI斗===ミ i{ { | 厂}/}/ }/ } /⌒ 、
' ∧ 狄Ⅵ汞≧八 {\ | ィ'“ 汞笊ぅ/ / 厂^ l ′
/ / { ', { ∨こリ \l 、! / Vこツ{/i / 从 ′
/ / 人 ', ',{ }ノ }/ / ハ/
∠ ∠ イ l\ 、 V } / /
八 ! Ⅵ ヽl j l=‐≦/
\〉 v 汯 { 爪 〃
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\{ 込、 ___ /{ ィ/
_ -=\ に ̄ ̄_) {从
〃 }N\ / j_ノ_}Y
ri{ i{ 、 /_ -=ニニニニ|
|ム i{ ー―― r≦ニニニニニニニ=|
|ニ} /{ |ニニニニニニニニ=‐ |
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ま、今日はもう風呂も入ったし、お姉さんが出してくれた布団でゆっくり寝るだけだ。
とは言え、流石に無言で布団の中に入るのは流石に不躾が過ぎる。
ちゃんと風呂からあがった事と、寝る前の挨拶をオリアナさんにしておかないと ――
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|.:.:.:.:.:.:.:.|l: : : : : : : : : : : : : : : : ||.: :.:.: .:.:| 「――マ ト マ 怖いよ…助けて…」
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f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
| |
| あぁ…くそ… |
| |
| 本当に…くそったれだ…… |
| |
乂_____________________ノ
よし、じゃあ、第一ターンの判定からいこっか(いい笑顔で)
とりあえず京ちゃんが最初にちょこっとだけ読めたので20%の初期習熟度を持ちます
これにコンマを+して100%になれば、完全に読めるようになりますね
尚、読めるようになったところでツールとしては、まだ使えません
その後も重ねて訓練して、レベルアップしていってください
んで、習熟度の判定だけじゃ面白みがないのでターン毎のイベント表も出します
結果次第で習熟がアップしたり、妨害されたり、新キャラに出会えたりします
下1 末尾
1 新キャラと遭遇
2 順調だ! 習熟度に+30%
3 新キャラと遭遇
4 …何かに見られている気がする
5 特に何もなし
6 新キャラと遭遇
7 順調だ! 習熟度に+30%
8 新キャラと遭遇
9 …何かに見られている気がする
0 特に何もなし
ゾロ目 オリアナの生存ターンが1伸びる
下2 習熟度 (現在は第一段階の20%です)
おい おい
なんでいきなり初級突破してるんですかねぇ(震え声)
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | | 「あらまぁ」
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「ふふふ…」
やりきった、やりきってやった。
正直、思っていた以上にスパルタだったし、途中、頭がぐにゃぐにゃになりそうだったけれど!
でも、何とかお姉さんのコードを読破したぞ!!!
してやったぞ!!!!!!!!!!
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \ 「こんなに早くお姉さんの事、丸裸にされちゃうなんて…。
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } /
/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ やっぱり私達って相性が良いのかしら」
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / /
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : / : / : : / |/∧ニ=‐―: : : : : : : : : : {
. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「そりゃもう抜群っすよ! グンバツです!!!」
正直、今の俺は開放感であんまり頭が回ってないんだと思う。
勢い混じりに訳の分からない言葉を口にしているという自覚はあった。
が、だからと言って、アレコレ考える気は俺にはない。
今の俺はお姉さんのおっぱいを見る目さえ止められないくらい疲弊しているんだ。
正直なところ、当分、考え事なんてしたくない。
が、まぁ、それだけ頑張ったお陰か、こうしてお姉さんが残したものを引き継げたんだ。
頑張った自分を思いっきり褒めてやりた ――
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i | 「これなら次はもっとハードなプレイにしても良さそうね」
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「次?」
アレ? あれあれあれ?
おかしいなぁ、なんかお姉さんから不思議な言葉が聞こえたぞぅ。
次とか…まるでコレで終わりじゃないような言葉が。
でも、俺はこうしてコードを完全に読破したんだ。
既にお姉さんの全てを受け継いだと言っても過言ではないのでは!?
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ 「それを読めるようになっただけじゃまだまだよ。
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 お姉さんはこの胸みたいに秘密が一杯詰まってるんだもの。
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \ 流石にその全てを教える事は無理でも、それを自分で作ってもらえるようにはなって貰わないとね」
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……コレを俺が作る?
これを…スパゲッティとパズルを4次元かどこかで合体させたようなコードを?
そんな…解読するだけでも、大変だったのに…これを自分で作るだなんて一体、どれほどキツイんだ……。
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
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: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧ 「男の子だもの。もうちょっと頑張れるわよね?」
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } /
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: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / /
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「はい! やります!!!!」
谷間を強調するようなその仕草に、自然と首が縦に頷いてしまう。
しまった、と思った時にはもう遅い。
こうして口に出した言葉を、すぐさま引っ込めたら男が廃る。
正直、頭が限界を訴えているが、お姉さんの期待に応える為にももうちょっと頑張ろう…。
下1 末尾 (オリアナの残り生存ターン 7)
1 新キャラと遭遇
2 順調だ! 習熟度に+30%
3 新キャラと遭遇
4 …何かに見られている気がする
5 どことなく集中できない このターンの習熟度に-10%
6 新キャラと遭遇
7 順調だ! 習熟度に+30%
8 新キャラと遭遇
9 …何かに見られている気がする
0 どことなく集中出来ない このターンの習熟度に-10%
ゾロ目 オリアナの生存ターンが1伸びる
下2 習熟度 (現在は第2段階の0%です)
熟練度でゾロメwwwwwww
熟練度でゾロは関係ないんだ(´・ω・`)ゴメンネ
_, ⌒\/ ̄ ̄ \
,  ̄ ̄ / 、 _\
´ / \ `ヾ
/ ' 、 、 、 \
/ | { :. | | ∨、\ \__
′ | l| } | |、 | |\ \ ̄ ̄´
. { 从 /-}/-Ⅵ { ヽ |
/ ,.-从 | }/ ィ≧、 { \ }'
/イ { ⌒\ { 、 Vj ∨、 \
八 、 \ ヽ  ̄
Ⅵ ,ー、 ,:'
ヾ\ / ∧ -,
ヽ /{/ 、 '
_从/____ > __ノ
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
何故だろうか。
ここ最近、妙な視線を感じる事がある。
いや、まぁ、俺はあのくそったれな神様にずっと見られてる訳だからある意味では当然なんだけれど。
しかし、それは俺が弱いせいか、或いは見られている事を意識させすぎるのはまずいとあっちも分かっているのか。
正直、これまで殆ど感じ取れた事はないし、何より。
, -‐/: : : : : ヽ、 ,ィ: : : : : :、ヽ
く l': :(●): |. \ / |: :(●):::l >
\ ヽ,: :'''': :,リ,,,,,,/ /.,,,,,,,|: : :''''' : リ/
ミ三二ニ二彡 ヾミミ三三ニ彡'
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…その視線からはあの神様のような愉快犯的なものは感じない。
もっと無機質で、気持ちの悪いものだ。
多分、『観察』と言った表現が一番、近いんだと思う。
…それが一体、誰のものかは分からないけれど…あまり良いものとは思えない。
…出来れば、何事もなければ良いんだが……。
下1 末尾 (オリアナの残り生存ターン 6)
1 新キャラと遭遇
2 順調だ! 習熟度に+30%
3 新キャラと遭遇
4 バッドイベント発生
5 どことなく集中できない このターンの習熟度に-10%
6 新キャラと遭遇
7 順調だ! 習熟度に+30%
8 新キャラと遭遇
9 バッドイベント発生
0 どことなく集中出来ない このターンの習熟度に-10%
ゾロ目 オリアナの生存ターンが1伸びる
下2 習熟度 (現在は第2段階の88%です)
フラグを立てて即座に回収していくスタイル
ここでバットイベント……回避できないの?
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | | 「ストップよ。ボウヤ」
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「え…?」
お姉さんがそう言い出したのは、俺のコードが大分、完成に近づいた頃だった。
もうちょっとで見本としているお姉さんのコードに近いものが出来る。
それをスパルタ気味に指導しながらお姉さんも喜んでくれていたはずなのに…一体、どうしてストップを掛けるのか。
正直、ここで止められると俺の方がモヤモヤしてしまうのだけれど…。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ 「数は5…練度や装備から言って管理者の使いかしら。
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 どうやらあっちもボウヤの事に気づいたみたいね。
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \ この建物を包囲しようとしてるわ」
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
包囲…ってことは、俺を捕まえようとしてるって事か?
……まさかそんな、と言いたいけれど…確かに俺はここ最近、観察するような視線をずっと感じていたんだ。
それが管理者のモノなのだとしたら、突拍子なものでもないのだろう。
でも、ようやく…ようやくここまで来たって言うのに…!!!
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\ 「ボウヤとの逢瀬を邪魔するなんて無粋な連中だけど…。
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \ だからと言って、相手をするのはこっちが不利なだけだしね。
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ さっさと逃げましょうか」
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
言って、お姉さんは手早く荷物を纏める。
その早さは、流石、逃しのプロと思えるものだった。
…でも、管理者に狙われているのは俺一人なんだ。
オリアナさんまで一緒に逃げる事なんてない。
ここまで匿ってくれて、プログラムの基礎を教えてくれただけで十分なのに…。
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! 「…あら、もしかして巻き込んだ、とか考えてるの?
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\ 一度とは言え、身体を重ねた相手にそれは水臭いんじゃないかしら?」
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…確かに俺はお姉さんに童貞を奪われた。
そりゃもう気持ちよくって、おっぱいもモミモミさせて貰えて、最高の初体験を済ませて貰えたのである。
が、だからと言って、俺はお姉さんの恋人になれた訳じゃないんだ。
きっとそこにはずっと前から『誰か』が居て、もう誰も入れる隙間なんてない。
何より、お姉さんは自分で死期を悟るほど長くは保たないんだ。
…出来れば、最期の時まで心穏やかに過ごして欲しい。
そう思うのは決して変な事じゃないだろう。
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \ 「…本当に優しい子ね。
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } / ちょっとおっぱいに弱すぎるのが玉に瑕だけど」
/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / /
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : / : / : : / |/∧ニ=‐―: : : : : : : : : : {
. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
それはもう男の本能なのでどうしようもない事だと思います
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\ 「でもね、前も言ったけれど、ボウヤはお姉さんにとっての希望なの。
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ ……えぇ。気が狂って、半ば死んでいた私に…神様がくれた贈り物だと思えるほどの」
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
…………。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) } 「そんなボウヤと私は別れたくはない。
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \ もっともっと私の事を知ってほしいし、触れて欲しい。
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ } だから、手伝わせてくれないかしら?」
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
…卑怯だ。
そんな風に言われたらダメだなんて言えない。
…どれほど危険だと分かっていても拒めないじゃないか。
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i | 「あら、お姉さんの事、見くびっているのかしら?
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! これでもお姉さん、当代随一と言われた逃し屋なのよ?」
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \ 「見ていなさい、ボウヤ。
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ ボウヤが今、目指しているところを
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \ 『追跡封じ』の一端を見せてあげるわ」
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
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ニニニニニ{/ ` < ー- 、ニィ7ニニ}ニニヘニヘニニ|≧ー 、 __ __/ニlー′_ 弋ノ ′
ニニニニニニ`ー-::::` < 二 /─- __ lニlニニ|ニニ|ifニハニ`ヽlニニlヽ _ト、__ノ
ヽニニニニニニニl ̄{:::::::::: ̄ ̄ ̄〈/ ̄ ー- _  ̄ ̄`ヽ/l_.|lニニlニニ|ニニlニ≧、_ -┘::lニ「l
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ニニニニニニニヘ ノニニニニニニ} `ー-、─ `ー-= ≦ ̄ ー- _ __────-、:::::::/lニl
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
その場に集ったもの達は決して練度が低い訳ではなかった。
元は世界でも指折りのハッカー。
さらにはこの世界における管理者から幾らかの権限を貰っている。
ましてや、彼らは全盛期の『追跡封じ』を知っているのだ。
油断も慢心もない。
ただ、無機質な獣のように狩りを始めようとしていた。
>>485
最初は作業服で学園都市に潜伏して途中で着替えた。理由は……動きにくかったとかだった気がする
|::::::.:.: :. | ┃┃┃ |
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|.:.:.: | ┃┃┃ |
|. | ┃┃┃ |
|王王王王i王王王王i王王王王i,r'"´  ̄ ̄ヽ\ | ┃┃┃ |
|三三三三|三三三三|三三三 ,,/ i | | ┃┃┃ |
"" ""r'´ ̄」」ヽ``¨¨``¨`` `""´`¨jL_ _ _ノ,ノ゙"""゙´´`゙¨``´゙゙゙´`¨¨``´゙゙゙゙゙""゙´```
! ̄「「にj 」 〔 ``ヽQニ7===========ュ、 __
_ _〔二(Q)ニ三7__ ヽ __ _ノノ"´/ ___ __ 」」| __// !
::::::::::::``>.--rr ー──'≧rrr‐─‐ /.:::::::::::::::::::/,. イ /≡ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄〕 ニニニニコ==
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
彼らが立てた作戦は単純だった。
まず二名が正面から突入。
だが、それは当然、『追跡封じ』に見破られる事を見越してのもの。
何らかの妨害が発生するのは間違いないが、重装備で固めた彼らに傷つけるのは不可能。
煙に塗れて逃げようとしても、最新式のスコープ式ツールは、生体アカウントを見逃さない。
例え、不意を打たれても二人ならば制圧出来る自信があった。
{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/⌒へ::::::::ヽ
/イ⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::/ ⌒ヽ::}
( ̄::{ マ:::::::::::::::/ | {  ̄ ̄ }
ノ  ̄ヘ フ ヽ:::::::/ ~┌― ┬‐-≧ュ____ ノ― --{ __
、 ゞ" 、 ヽ | |二ニ| ┌┐ ̄ γ⌒ヽ ̄ ̄ ̄ヽ ̄| ̄
.ヽ <ゞ’´ | |二ニ|.. 「 ̄| 乂__,ノ イ  ̄|
、 \ |__|二ニ}____| |r―--------――ォ〃=}、
\ ヽ へ < } ____|}__|二二二二二二二二 ○| ≧=--
ヽ \ ヽヽ\ ____/TY´ |. └――――――― ゝ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\/ >‐-ェ 二≦////////////) l __ ________}_____
二二二二二ニ///////////,- rァイ≦ ̄ ̄廴「 ̄冖r―└―――――――‐┘―--
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/////〃////////////////ヽ_ 乂____________ノ
////〃==//////////////////≧ミ_ ○__________________
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
裏口はさらに厳重だ。
追跡用の軽装で身を固めた局員が二人とスナイパーが一人。
周囲には昆虫型の偵察ドローンが無数に飛び交い、虫一匹逃げる隙間もない。
唯一、逃げられるとすれば、地中からだが、そっちも既にツールで調べ終わっている。
かつての生業から、脱出口はあるようだが、その出口には全て局員が配置されていた。
逃げ場は、一つとして、存在しない。
そんな確信が彼らの中にはあった。
―――――――― が
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
| |
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| ………いない? |
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乂__________________________________ノ
__ __
/ ミY´ \
/ |l ヽ
/ `ヾヽ
/ i l / i 、 '
′l | / l| |l ト、 ヽ ヽ '
|i | |l /| / l| |l ,1 l|ヽヽ ', |
|| | |l /、|ハ | |l /リ LⅥ l !
’l`ト|/__ \ヽ〃 _/ _,.斗-|l|
|l _戈弋'_メヽ ムr匕_ア 辷|l | 「そんなはずないだろ!
|l l| ^'─ '^ | ` 一 '^|l |l |
|| lハ '' ,、_ '' ハ |l| ついさっきまでここにオリアナ=トムソンのアカウントがあったんだ!
|| | lヘ r_-‐┐ , il l |l|
八ハ li:^ト、 `二´ イ ll 从ヘヽ、 それが急に消えるなんて事があるか!!」
_,.ィ::∧ li::l| `ヽ _. イ |//ハ::.::\`丶、
__, '::.::./::.:ヘ li:| l|/,小|::.::.::.::\::.::.`ー、
厶-…'∠::.--ァヽl:!__ __/〃|<´ ̄ ̄::.`ー-ヘ
ハ::.::.::.::.::.::.:/::.::.::l\ ` '´ /'/::.::.::.::ヽ::.::.::.::.::.::.::.::./}
!:|::.::.::.::.::.〈::.::.::.::.:l| |:.:.::.::./::.::.::.::.::.::.::.::/,イ
|::.|::.::.総::長:ヽ::.::.:| ヽ / |::.::.:/::.夜::鬼::姫::.//〈
|::.|:r───┐ヘ::.|¨  ̄ ̄ ̄ `|::.:/::. r─-─ー:Y::.::.:l
':: |:「 ̄ ̄ ̄::|::.::|:|ー─── -|::|::.::.::「 ̄ ̄ ̄ ̄|::.::.::.:l
ハ::.|:|::.::.::.::.::.::.l|::.::|:「 ̄ ̄ ̄  ̄l|::|::.::.::|::.::.::.::.::.::.::.:l::.::.::.::.l
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
前線の二人から齎された報告に、彼らは浮足立つ。
念のため、地下に通していたツールも確認したが、そこからオリアナ達が脱出した気配はない。
だが、彼らが準備を整える数分前まで、間違いなくオリアナはその部屋に京太郎と ―― 彼らが確保を命じられたイレギュラーといたのだ。
それがいないだなんて常識では考えられない。
声優つながりで心転身の術を使ったら面白そう
,-‐ ^ ̄~^>、
,<´ ヽ
._/____ ^;,
f ._ .//|l|‐―- 、_ ヘ
レ´`、__|l|y―- 、_  ̄~`ゝ
'――――――、  ̄ ̄i
7l.:.:i:.i`_'_^_ヘl:.l:.:ヽ >
'k:.i. f;;;j j |.:.:.:.|`,-‐―"l~
l.:l.:r‐'.´ |.:.:.:.|/.:.:.:.:..:/ 「探しました。生体アカウントでも、熱反応でも。
`' `、- .l.:l.:/.:.:.:.:.:/
`-‐"^,-――’、 ですが、ここには誰もいません。
_斤===个-,r-―-、 蛻の空なんです」
广/_/IIII/l三l/ ヽ
f~|/_^l__| ,;' .) 、
| f 叶 ||//--./ ,! '!
/ 匕_||/|--/ ./ .'!
,-―-、_ /´ |-―-|| .|_;´ ./,| !
へ、 ,´ ス_r´"^`ー---' - ,、 /| ト--,i
/ .ス_/ ,;' 、 '; /|`ー'ト,
/ .`z i 、 ';, ./ |l==-|
^、__, -‐-´\ '‐--i--'===---"‐-.' / | .|
.,rっj h `,r‐―r‐,____,-‐―"^`、 .|,ノ
_斤'(_入_ / 。 /--l |,ヘ '; -^
,i ..`-'/‐-‐/ ,i^~`kー---'i、 ヽ、_,人^´
.i' / /ー-' i____ヽ-ヽ 7
`ー'、__/ - ; / `-'ニニソ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「…っ!!」
それは、彼らの作戦失敗を意味する言葉だった。
出来れば、彼らも受け入れたくはない。
が、受け入れなければ、オリアナ=トムソンは何処までも逃げ切ってしまう。
逃走において、オリアナ=トムソンは世界随一と言っても良いくらいなのだから。
最強のウィザードである現在の管理者でさえ認めた彼女をこれ以上、逃さない為には今すぐの決断が必要だった。
|| lハ '' ,、_ '' ハ |l|
|| | lヘ u r_-‐┐ , il l |l| 「…オリアナの逃走を許したものとして、捜索範囲を広げる。
八ハ li:^ト、 `二´ イ ll 从ヘヽ、
_,.ィ::∧ li::l| `ヽ _. イ |//ハ::.::\`丶、 あんたら気合入れるんだよ!!!」
__, '::.::./::.:ヘ li:| l|/,小|::.::.::.::\::.::.`ー、
厶-…'∠::.--ァヽl:!__ __/〃|<´ ̄ ̄::.`ー-ヘ
ハ::.::.::.::.::.::.:/::.::.::l\ ` '´ /'/::.::.::.::ヽ::.::.::.::.::.::.::.::./}
!:|::.::.::.::.::.〈::.::.::.::.:l| |:.:.::.::./::.::.::.::.::.::.::.::/,イ
|::.|::.::.総::長:ヽ::.::.:| ヽ / |::.::.:/::.夜::鬼::姫::.//〈
|::.|:r───┐ヘ::.|¨  ̄ ̄ ̄ `|::.:/::. r─-─ー:Y::.::.:l
':: |:「 ̄ ̄ ̄::|::.::|:|ー─── -|::|::.::.::「 ̄ ̄ ̄ ̄|::.::.::.:l
ハ::.|:|::.::.::.::.::.::.l|::.::|:「 ̄ ̄ ̄  ̄l|::|::.::.::|::.::.::.::.::.::.::.:l::.::.::.::.l
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
指揮官の声に合わせて、彼らは撤収準備を始める。
その動きは軍人のように統率が取れたものだった。
彼らは管理者に心からの忠誠を誓った精鋭部隊なのだから。
これ以上の失態を、管理者に見せる訳にはいかない。
その言葉に胸中で冷や汗を浮かべながら、彼らは手早くその場から去っていって。
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やばい、死ぬ。
いや、もう死にそう。
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
今、俺とお姉さんがいるのはこの部屋にあるタンスの中だ。
当然、中は窮屈で、お互いに身体を押し付けあって、何とか息を殺している。
それだけでも男にとっては辛いのに、今のお姉さんは『仮死状態』にあるんだ。
,. ´ ̄ ̄ ` 、__
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{ { Ⅵ / Vオ {从 /-}/-、 } 、 \
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/イ , 八 ,...、 ' /ムイ,'∧ |
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
この世界の事を俺は良く知らない。
が、お姉さんから聞く限り、この世界は多くの人が生体アカウントと言うものによって管理されているらしい。
それはオリアナさんほどのウィザードでもどうにも出来ず、だからこそ、彼女はこうして自ら仮死状態になった。
死んでいれば、アカウントを発見されない。
そう笑いながら銃を ―― この世界でのアカウントを凍結し、身動き取れなくなる武器を自分に撃ったのである。
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
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. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
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. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
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: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
その上で熱を遮断するコードを打ち込んだタンスの中に隠れれば、まず見つからない。
最初は無茶苦茶だと思ったその作戦は思いの外、上手くいったらしい。
テクノロジーが発達した分、意識が雑になっているのか、はたまたオリアナ=トムソンの名がそれだけ凄いのか。
踏み込んできた彼女たちは禄に捜索もせず、そのまま去っていったのである。
それに安心したのも束の間。
俺の目の前には今、お姉さんのおっぱいが…初めて会ったあの日からお預けを食らっているすんばらしいものが広がっているのである。
: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ `
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ /
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
今なら。
今なら触ってもバレない。
お姉さんの意識が回復するまでの間なら、彼女の身体を好きに出来る。
が、それはいくらなんでも最低な行為だ。
人として絶対にやっちゃいけない類のものである。
が、その誘惑を完全に断ち切るには、お姉さんの身体はあまりにも魅力的で ――
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! 「ちょっとくらい悪戯しても許してあげるわよ?」
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「っっっっっ!!!!!!??????」
悲鳴をあげそうになった。
その言葉は俺の迷いをピタリと言い当てたものだったのだから。
この人は俺の心でも読めているんじゃないだろうか。
ドキドキバクバクとうるさい胸の内に、そんな言葉が浮かび上がる。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ 「言っとくけど、心が読めている訳じゃないわ。
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 ただ、ボウヤが人並み以上よりもわかりやすいのが一つ。
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \ もう一つは…それが追跡を躱す事にとても重要だからよ」
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
自分で打ち込んだ凍結コードから蘇生したお姉さんは俺に真剣な声で講義してくれる。
…が、出来れば、そういうのはタンスの中から出た後にお願いしたい。
お姉さんとずっとタンスの中にいる所為で、色々と下半身が限界なんだ。
呼吸するだけでオリアナさんの甘い香りが脳に伝わってくるこの窮屈な空間は青少年のアレコレには危険すぎる。
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ 「追跡者と非追跡者。
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐< 不利なのはどうしても痕跡を残してしまう後者の方よ。
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___ だからこそ、追跡を断ち切るには、『まさか』を起こさなければいけない。
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / / 人の心を読み切り、その上をいかなければ逃げ切るなんて不可能だわ」
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
なるほど、そう言われると納得出来る。
今回に関しては、生体アカウントと言う絶対的なマーカーを無条件に信頼していた事。
それを回避する為に自分で仮死状態になるはずはないと相手が思い込んでいた事。
狭いタンスの中に人二人が入るなんてはずないという考え。
その3つでまさかを引き起こして、見事逃げ切ったって事か。
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
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´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
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,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : | 「お姉さんの弟子なんだから、ボウヤも人の心が読めるような男の子にならなきゃね」
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
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/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
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/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
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/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
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| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「が、頑張ります」
頑張りますから…そ、そろそろ。
そろそろマジで開放して下さい。
もうマジで下半身がヤバイんです。
本気で勃起しそうなんですってば…!!!
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
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: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
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. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
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/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / / 「ちなみに今、お姉さんが何を考えているか分かる?」
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : / : / : : / |/∧ニ=‐―: : : : : : : : : : {
. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
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: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「え、えっと…」
分かるはずがない。
俺の頭はもうお姉さんの身体で一杯なのだから。
その講義を聞けたのもさっきまでで、今はもう欲望を抑えるので必死だ。
ただでさえ、ちょっと変わったところがある人なのに、今の俺で考えを読むなんて不可能だろう。
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
| |
| 正解は勃起しちゃいそうなのを必死で隠すボウヤが可愛い、よ…♥ |
| |
| |
乂__________________________________ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「ふぉぅ…!?」
み、耳元でささやきながらフーって!フーって…!!
さ、流石にそれは幾ら何でも反則だと思うんだ…!
どれだけ声を抑えなきゃいけないって分かっていても、声が出てしまう……!!
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\ 「さて、それじゃそろそろ彼女たちも探査範囲外に出たでしょうし。
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ こっちもそろそろ別の拠点に移動しましょうか」
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「…はい」
でも、それは追跡者達に聞き取られる事はなかった。
きっとその辺りも考慮に入れて、お姉さんは悪戯を仕掛けてきていたんだろう。
そう思うと、一体、どれほどの情報量を処理し、状況を読んでいるのか空恐ろしくなる。
ちょっと変わってる…って言うかエロすぎるけれど、やっぱりオリアナさんは優秀過ぎるくらい優秀なんだろう。
…そんな彼女から出来るだけ多くのものを引き継がなければいけない。
改めて、そう心に決めながら俺はオリアナさんの後についていって。
ビッチキャラなんで久しぶりに書くから超楽しい(真顔)
下1 末尾 (オリアナの残り生存ターン 6)
1 新キャラと遭遇
2 順調だ! 習熟度に+30%
3 新キャラと遭遇
4 バッドイベント発生
5 どことなく集中できない このターンの習熟度に-10%
6 新キャラと遭遇
7 順調だ! 習熟度に+30%
8 バッドイベント発生
9 バッドイベント発生
0 どことなく集中出来ない このターンの習熟度に-10%
ゾロ目 オリアナの生存ターンが1伸びる
下2 習熟度 (現在は第2段階の88%です)
新キャラか……いい人だといいなぁ
一応、ビッチ(言葉だけ)だけどな。勘違いされそうだけど、原作だと
>>486>>491
動きにくかったって言いながらこの服は流石にエロ過ぎだろ…!
最早、下着のレベルだぞ…!!(´・ω・`)ビッチというか露出狂レベル
そして垢ハックして嘘報告は私も考えましたが、流石に精鋭部隊という触れ込みのキャラがあっさりハックされるのは問題なんで辞めました
うん、特に何も考えず逃走劇とかやるもんじゃねーな
そして結構、逃走劇で時間食ったから人いないと思ったらいてくれたのでもう1ターンくらい頑張って処理しまする
という訳で、京ちゃんが遭遇する新キャラをー
下1
偶数 男の娘
奇数 女性
女
有言実行である
という訳で以前募集した男の娘達は使えないのでー
下1 出て欲しいキャラの名前をー
また裸がある人(?)だな
これまた賢狼の名で呼ばれてそうなウィザードっぽい人が(´・ω・`)少なくともアバター改造出来るレベルの技術はありそう
そして初期遭遇の状況を決めましょうかー
高いほど好印象で接触できます(喰われる可能性もあります)
低いほど嫌われてしまいます
下1
めっちゃ嫌われてるーーーー!?(ガビーン)
これはアレかな、管理者側のハッカーで対立してるとかそんな感じ…?
と、とりあえず嫌われた理由の深刻さをー
下1 高いほどヤバイ 低いほどくだらない
普通にリンゴを踏んでしまっただけだろう
C.Cといい勝負ぐらい食い意地がはっているからな
:::::::::::: : _,..-‐''"::``ヽ、
::: : ,.r''":::::::::::::::::::::::.:.:.` 丶、
::_,.>::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ``ヽ 、 |\ {ヽ
::``ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `''::|{ヽ`ヽ\
_ ,,..>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ≦: :.: {{:.:.ヾ ヽ.:\
``ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: <:::::::::'‘::::::::::::::: : `丶、
::::. イ≧:::::::::::::::::::::::::::::::::,. -‐''´:::::::::::::::::::::::::::::::::: : r-`_丶、
'''´ `ヽ、_::::::::::: ,..彡'´ <´:::: : ___;:>''´  ̄ `''ミゞ処ヾ ヘ.
.. : :‐=ニ二:::::::::, -‐''" _,,..彡'´ ̄ ` ¨´'' :廴
: : : : : :.:`ヽ.‐''´ .. : : : :-‐=─―ァ : : . . ``ヽ、 りんご踏みつけるとか訴訟もじさない!!(キリッ)
: : : : : :.:.:ノ-‐ァ,,... . : : : : : : : : : : : : : :<__,.彡'',.イ´r'´ ̄¨'ー- .: : : :..`''‐r:、
: : : : : :.:/-‐''´: : : : : : :.:.:.,..彡'´ ヽ、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.`''ヤ''´
: : : : : : : :`ヽ`''ー_,,.. -=彡''´: : : : : : ``ヽ、_,. -―――――‐-≠''´
: : : : : : : :.:.:.:厶イ: : : : : : : : : : : : :.:.:.,.彡''´
: : : : : : :.:.:.彡'',シ: :,-‐''": : : :_,. ‐''´
: : : : : : : :.:.:{:.:. : : : : . -‐ ¨
: : : : : : : .:.:.:', : : :.:f´
: : : : : : : : : :‘: : : :{
: : : : : : : : : : :.',: :'
\ : : : : : : : : : ':,: :'.
ってホロも良いですが、71なんでそこそこ深刻なレベルですね
やっぱ管理者側のハッカーなんでしょう、って事で描写いきまーす
ホロにとって好物のリンゴを踏みつけたのは深刻だな
あ、キャラが増えるだけでバッドにはなりません
イベント表にバッドイベントが増える訳ではないですし習熟度もちゃんと増えます
ちょっと敵側にネームドが生えたくらいですね
味方増やしてぇ……
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
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: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
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/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
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/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / / 「ふふ。なんだかこういうのも久しぶりね」
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : / : / : : / |/∧ニ=‐―: : : : : : : : : : {
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: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
オリアナさんの部屋に踏み込まれてから数日。
俺たちは街を腕を組みながら、歩いていた。
正直なところ、恥ずかしいし、気持ち良いしで、反応に困る状況だが、これも必要な事。
そもそもこの世界で、男の独り歩きは「襲ってくれ」と言っているようなものなのだ。
こうして明確に誰かのお手つきであるという事を示さなければ、下手なトラブルに巻き込まれてしまいかねない。
___/ ̄ ̄\_
, ´ <⌒
,:' `ヽ、
, \_
\ } ̄´
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/ , |/} ∧ }`ー`
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' 、 | /`/ } '
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r≦//////////////////////////////ヽ
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|//// }////////l!///////////////}/////}
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
では、どうして出歩いているかと言うと、それは拠点を変える為だ。
オリアナさんは一流のハッカーであり、逃がし屋だが、ここは敵陣の真っ只中。
何時までも同じ場所に居続けていたら、流石に見つかってしまう。
それを避ける為、相手の巡回ルートや監視網の網をすり抜け、こうして定期的に移動しているという訳だ。
,. --- 、 ____
/, ´ ̄ ̄` '⌒´ \
、_/_/⌒ヽ , / ヽ
,---、 / // : ヽ :.
, / ̄-/ /' { | | | :
/ __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | |
.:' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | |
/ ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | | 「(でも、多分、それだけじゃないんだろうなぁ)」
/\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
////\ r--- ´八 !∧  ̄ ,: :.:.: }/ノ/ リ
. ///////\ \}∧ u 八/
//////////〉 込、 __ ,.: /
///////// / }>、 ` イ |从
,'//////// / _ /--、l ` ̄ :, |--、
.///////// / イ/////\ {////} / 「///|
'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|
///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
ぶっちゃけた話、俺はオリアナさんとは違って、素人だ。
逃走生活におけるストレスは、きっと彼女よりも溜まりやすい。
他にも色々と溜めているのをオリアナさんも分かってくれているのだろう。
こうして腕を組みながら歩いているのも、きっと俺の気晴らしも兼ねている。
そう思うとちょっと自分が情けないが、ソレ以上に彼女の気遣いが有り難い。
正直、管理者側に追いかけられてから、あんまり眠れてないからなぁ。
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「お、りんごだ」
そんな俺の視界に、真っ赤な果実が目に入る。
屋台らしきものの上に山積みになったそれは、とても美味しそうだ。
この世界、通貨と呼ばれるものはないし、これも勝手に持っていっても良い奴だろう。
折角だし、一つ貰っていこうか。
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ 「りんごか…。
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \ お姉さん、あまりそれ好きじゃないのよね」
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「あれ、そうなんですか?」
珍しい、と思うのは、やはりりんごが果実の中でもオーソドックスなものだからだろう。
お菓子や料理なんかにも普通に混ざるそれを嫌いな人と言うのはあまり見た事がない。
まぁ、代わりに好きと言う人も少ない気がするけれど。
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
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/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
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/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! 「えぇ。ちょっと嫌な相手を思い出しちゃってね」
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
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/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
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| それはわっちの事でありんす? |
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/ , / /⌒Y
/ / ,: | ̄\
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/ / ///\/ / .' ' {` ̄
/イ ,.. 、イ /}/⌒ヽ、/´ // / 、 、
{ { Ⅵ / Vオ {从 /-}/-、 } 、 \
| | {/ ∨ィ=、}/ , |、 }  ̄
/ 乂 u ::::::: Vソ' ,l ∧l |
/イ , 八 ,...、 ' /ムイ,'∧ |
/\ / 、 〈- 、\__ ム/ / \
>----イ///\ . ` ー ' イ/从
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//////////\{ /`¨¨ 、
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/> ´ --、 ∨ム //////////////}
´¨¨ヽ\〉 ∧///,イ/////////// |
- \///{/イ//r- 、///////∧
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
声が、聞こえた。
だが、姿はまったく見えない。
辺りをキョロキョロと見渡しても、影一つ見つからなかった。
……だが、俺の数段、上を行くお姉さんには見えているのだろう。
まるで最初から分かっていたように、じっと真正面を見つめて。
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐< 「…やはり貴女が来たのね。
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___ 『賢狼』ホロ」
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
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r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
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l: : : : : : : :l : : : : : : : | ∨ィチてヾ ゞ='^ | : : |
. l : : : : : : : i:.: : : : : : :|Y圦iド:;イリ 、 } : : | わっちじゃなければ、お主は捕まえられんからの」
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i: Ⅵ{{ ト:心 乂こ:ソ, |: : : : : : 八: : : : : : : : : ー< ̄_
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|: : : : i `ト _ イヽ,: : :/イ / i : : | : :|{
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お姉さんの声に応えるように現れたのは犬耳と尻尾をつけた女の人だった。
年の頃は多分、俺とそれほど変わらない。
快活さと悪戯っぽさ、そしてあどけなさを残した可愛らしい顔立ちをしている。
l:l:l:.i!l:.:.:iVll:ll:i!:.:.:.ll:.:.:.:ll:.:.:.:li!l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i!:.:i!l:.:.:.:.l:.:.:i!:.:.:.i!:
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i!:l:.l:.l:l:.:.:i!lll ミl::ヽ.
i!:l:.l:.l:.l:.:.:i!llヽ 、
i!:l:.:l:.l:l:.:.:i!l:l:i!.、 へ.____
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ノ:イl:.:ll:.l:.:.li!li!ll:.l:l:l:i!l:i:.:i\ ` ー-------- '´ //
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///:ノ´ リ /:.:.リ:.:.:lllリ:i!i:i!li! \____ - '´ //
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///,'/:.:.l ハl:.リli!l:.:.li!/ i!:.:i!:.l:i!、 l. l:.i!
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…しかし、そんな彼女に俺は空恐ろしいものを感じる。
なにせ、お姉さんは彼女に対して、強い警戒心を抱いているのだから。
その上、オリアナさんは彼女を ―― 『賢狼』と異名で呼んだ。
それはつまりオリアナさんから認められるほどのハッカー ―― ウィザードである証で。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ 「気をつけなさい ボウヤ。
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 私が一流の逃し屋だとすれば、アレは一流の追跡者よ。
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \ 戦闘も強い上に諦めも悪いから振り切るのは難しいわ」
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…それってつまり、オリアナさんの天敵って事か。
まさかそんな相手とこんなところでばったりと遭遇してしまうなんて……。
……いや、オリアナさんがこうも認める相手だって事は、わざとこのあたりで網を張ってたって可能性が高いか。
もしかしたら、俺達は罠に掛かったのかもしれない。
イレ'^!
x< ; /
_ ,/: : : 〉/;:ハ/ ̄ `丶、 ___
/, :´ : : : /;:;:;;;':/: : : : : : : : ヽ : : : : :く二ニZ
. /: : : : : : /'"´:  ̄: : : : : : : : : : : :\;;-‐;;:'"/
. /: : : : : : / : : : :/:/: : : : : : : : : : : : : : :マ;;'/
. ,′: : : : :/: : : : : /:: : l: /: : : : : : : :ヽ: : :丶: :〈
. : : : : : : :/: : : : : /::: :{ |│: :/: : │: : |:: l:: :|:: : :',
i: : : : : :/ : : : /:/:l::::八! |: : {:: : : j:: : :|:: |:: :|:: l: :|
. l: : : : .:,':: : : : l: |l::|::::|:::j/|: :,'!:: : /l:: ::,':: j: : |:: j: :|
,' : : /.::,'!::: : : : l: L二._Ⅵ_V`ヽヽ{ 匕Ⅳ レイ::/} / 「昔のよしみじゃ。一応、聞いておくぞ。
{ ̄ ∨: : /.::/::|::: : : : l: |l代ぅ:歹 ̄` 弋歹^ア/:イ/
l:::::::├<.::/:::,'|::: : : : l: | ¨¨^ `¨ ,':: : | オリアナ、その子を連れて投降しろ。
l:::::::∧::::::::`ヽ:|::: : : : l: | 〉 :::: : :|
'::::::::::::}::::::::::::: `l: : : : l: ト、 、 _, イ::: : : :! 今ならわっちもお主のことを庇ってやる。
:::::::::::,' ::::::::::::::: |: : : : l: | 丶、  ̄ . 个:!::: : : :|
::::::: /::::::::::::::::::::|: : : : l: | /ヽ、_, ィ升=、| :l:::: : :│ 悪いようにはならんじゃろう」
ヽ/::::::::::::::::::::∧: : : :l: | ハ/ ∨ヽ }:l::::.: : :|
::::::::::::::::::::::::::::::::∧:: : l: |>rK ヽ_/⌒V!.:l::::.: : :|
:::: ::::::::::::::::::::::::::: ∧:: l: |/∨ 〕 `\ /j :j::::.: : :l
::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧ l: | 厂\ ∨V.:,':::.: : /
::::::::::::::::::::::::::::::::: /::/\| 仁 二>、_ノ |,:': .: : /
::::::::::::::::::::::::::::://::::::::\ |/巛〉\/ |:::.: : /
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | | 「ありがとう。でも、謹んでお断りするわ。
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ } 私、この子に夢中なの」
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
|. ヽ、: : : : : _,、-‐'"´ ̄: : : : :  ̄`ー-,,ィ" | l!
. |! .ゝ'"´: : : : : : : : : : : : : : : :_,,ィ'" | |!
`! ,ィ'´/ : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、 |!ノ!ノ|!
ゝ´: /: : : / : : : : : : : : : : : : : : : .i: : : :`、 |: : : :|!
/:/: :./: : :./ : : : : : : : : : : : : : : : : :.|!: : : : :`ヽ | : : :.|!、
// /: :.l!: : :.l!: : l!:..|!.|: :.|: : : : : :/: : :: :|: :| : :.|: : : : : :`、 |!: : : : |!: :'、
. // |: : :.|: : :.|!: :.|: / |: :|: : : : :./: : : : .| : :|: : .|! : : : : : :`i: : : : : |: : '、
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| |: :.|:.|ハ|! |从!:リ |: |: : : .//: : /: : : :.| : : :|: : : :: : : :|:|: : : : : : : :.| 「…分からんな。
` |从!| |!`_| リij |:/: : :/ /: :/: /: : : /!: : : .|: : : : : : :.|:.| : : : : : : :.l
. | : : : :|トミョュ、 /レレ´‐//レ´!/: :/!/!: : : | : : : : : : |: | : : :../ : |!| お主が護っておるそれは世界を殺す猛毒かもしれぬのじゃぞ」
| : : : :.|弋Pリ ィュ、__ .レ´ / |: : : |! : : : : : : |: |: : :./: : /!:|!
|: : : : :l `ー"/ lト:::又テュャ、 ./ : :.:|! : : : : : : :|:.|!: :./ : :/ |!:|!
|: : : : :l .ノ 弋ひ::シ 〃`/: : :.|! : : : : : :./:/: :/ : :./:l .|:.:|!
. _|! : : : l ヽ  ̄´´ /: : : :|! : : :/: : /:./:./: : :./!: ゝ、 |: |!
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| : : l| : : : : : :{ハ :| : : | : :i :|: :| : : : : :| } l: : ;才´从:}ハ}: .:|: :} :NⅣ
/} : : l| : : : : : : : :} :l :i: :| : :|_,;.L :」__:l : :! } ハ彳 レ'_,ィ乞 从ノ乂八ニニ=-
/ :} : : l| : : : : : : : :l斗七仄人: {八ハN``八乂′jャヒ笊弐 爪: : : : .: .:i ー=ニニニ=-
γ7 : {: : : l|: : : : : : .: .:Ⅵ 乂 Ν二ヽ Ⅳ ^ 夊ージ,.′{: : : : : : :|、 ー=ニニヽ、 「そんなイレギュラーに、恋人が死んでから享楽に耽り続けていたお主が何故、そうも入れ込む?
{ {: : :{: : :八: : : : : : : : : :゚。,;t竓笊苳苡¨”` `¨”´ !: : : : : : :!= ‐=ニ\
入‐=弍 : : : ヽ: : : : : : : : : 入 夊辷ジ ,,.、 ム: : : : : :八= \=} お主の好みのタイプからは大分外れておると思うんじゃが」
ノ `‐===- __ :‘,: : : : : : : :‘, “¨¨”´ :. 八: : : : :イ/}==} )′
( ` ー===- _ : : : : : : : :‘, / .: : : : :/: }/}==′ ,/
``マニ=- 、 ` ー==- _: : : : : : } . : : : :/: .: .:}/=‐′ ∠二二
. ,′ `ヽ、 ` ー== _: : : :| r v=== ア /: : :/ : : : :_-=‐′ /{
{ `ヽ、 `ー== _人0o。 `` ー‐ ´ /: : :/: :/.: :_ ==‐/ /} { /
{ `ー== _ > /: : :/ : : /: _-=‐ イ 八∨´
. 〉、 \ `ー== _ `フ爪{: : : : : .: .:/:_=ァ'´ / } / ⅰ
{ \ \ `ー== _ 厂 / { : {: : : : :_ =‐′ / / ./ }
. { \ \ `ー==-_,/ {: 八 :{: : :_ ==‐′ / / ./ ハ /
廴_ \ ` ー=ニ二二二二ニ=‐ ´ , ∧ ./ メ }/
)、 介o。.,`¨¨¨¨¨¨¨ラ¨¨´ / ハ、乂,_ / / }
{ ー‐―――=彡(○ニ=---≠----‐=彡 } L\ / フ´ /
} ー―――=彡 /⌒}\ // `¨´/ /
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
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/ / / / / ヽ: ',
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,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! 「そうね。でも、私はこの子に光を見たの。
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\ 終わった世界の中で、何かを残せると言う希望を」
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
/ ヽ \
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/ \ \ \ヽ
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/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ 「それを邪魔すると言うのならば…ホロ。
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \ 貴女と言えど、容赦はしないわ」
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
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r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
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::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
二人の間で緊張感が高まっていく。
一触即発。
それに近い雰囲気の中、俺は一歩も動けないどころか、何も言えなかった。
無論、俺は当事者の一人だって事くらい分かっている。
だが、お互いの道が分たれたと分かっていても呼びかけたホロさんにも。
それに感謝しながらも敵対の意思を揺るがそうともしなかったオリアナさんにも。
俺が言える何かなんて…一つもなかったんだ。
] ̄[ ]┌┐
-  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄^ ‐┘└‐┐
‐┐ ┌―――――――┐ ┌,┘、
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そんな俺の目の前に一つのディスプレイが浮かび上がる。
シークレットウィンドゥ。
主に秘密通信に使われるそれを俺は視界の端で捉える。
それを送ったのはオリアナさんとは言え、直接読んでしまったら、俺たちが通信してる事がバレてしまう。
それを防ぐ為の努力が実るかどうかは、正直、微妙だけれど。
でも、この状況で俺が出来る事なんてそれくらいしか ――
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
合図したらりんごの屋台を吹き飛ばして。
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……え?
一体、どういう事なんだろうか。
全力で逃げろなら分かる。
援護しろも理解出来なくもない。
が、オリアナさんの指示はすぐ近くにある屋台を吹きとばせというものだったのだ。
その意図を読みきれず、俺は内心で首を傾げる。
,. --- 、 ____
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/ ..., / ヽ
/ / // : ヽ :.
ー‐イ' / / /' { | | | i
/ ,./ | |∧ | . | |___ l | |
//イ _|.ノ 〉- 从.{ { | / }`| | |
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「 | { .V//) . ∨Vソ }イ ト、 ∧{
ノ.ノ |_,// /..,: :.:.: }/ノ/ リ
_{ ゝ / .u 八/
_ノ、 `ヽ ! ...__ ,.: /
___,.. -―く:::::::::::}ヽ ヽ / }`ー 、 ` イ |从
_,.. -―…:::::::: ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::!:::.、 ハ ./.:.:.:.:.|`ヽ_,.イ/ ,′\
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ヽ :.!: : : : : : : : : : : : : ::::: :二ニイ::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ :}\{::::::::::::::::\
`…-、: : : : : ; :.-―'":::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::-―::::::::::::'"::!:::::::::::::::::::::::::::::::::ハ \ :ト、 \::::::::::::::::}
` …-- 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :_: :-::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::O:::! ! } ヽ |::::::::::::::::ト、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ: : : : : : : : : : ヽ:/:::::===::::::::__:::::::::::::| ', ! 〉|:::::::::::::::::!::ヽ
` ヽ: :===={::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::| ヽ! / !::::::::}:::::::|:::::!
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
だが、これほど切羽詰まった状況で、オリアナさんが無意味な指示を出すとは思えない。
それはきっとこの状況を切り抜けるのに必要な事なのだろう。
そう判断した俺は気づかれないようゆっくりとポケットに手を突っ込む。
そこにあるのは一冊のメモ帳。
…つい数時間前に完成した俺のツール ―― 魔導書だった。
:.:. :.:. :.:. :. :. :. :. :. :. | :. :. :. :.| | :.| :. :. :. :.| |:.:..| :.| | :. :/ // .| :. :. :.
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:. | :. :. :. :. :. :l :.| :. ト : :. :. :.| | :.|/| :/ // /○:::::;;;;;;;; 。.l | :. :. :.
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.:. :.\ :. :.:..| :.| :.|\| ヘl\ l l.| :. :. ならば、こっちも実力で…」
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:. : : | \lヽ| ,. -―- 、 ||.| :. :.
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:. :. :. :. :. :. :. :. :. :. ヽ ,' |l | :. :.
/ ヽ \
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/ \ \ \ヽ
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′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \ 「今よ!!!!」
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
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r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
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. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
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{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
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′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
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ホロさんの言葉を最後まで待たずに、オリアナさんから合図が飛び出す。
瞬間、俺は手の中の魔導書に、霊子を注ぎ込む。
かつては魔力とも呼ばれたそのリソースは、俺の魔導書を問題なく起動させたのだろう。
『手の中で、メモ帳がボロボロに崩れていく』のがハッキリ分かる。
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『礎を担いし者(Basis104)』
そう名付けられたコードは、いわば魔導書作成に特化したものだ。
本やメモ帳、その他、情報媒体にコードを焼き付け、任意のタイミングで発動する。
だが、それは強力な反面、とても不安定で、すぐさま崩壊していく。
またパズルのように組み上がったそれは一度として同じ効果を発揮しない。
正直、ギャンブル製が強く、状況によってはまったく使えないものになってしまうのは玉に瑕だが。
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:::....ヘ ヽ:::::ヘ;;ヘ;;;;;;|;;;;;|ー-/;;;*\::....ヽ _ . . . .:.:。:.:.:. ゴオオォゥ!!!
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::::ヽ `丶:::::::::`ヽ::::丶、;;;;;;;;;;;l;;;::::l:::::::l/`ヽ::::ヽ :::::: ..:::
::::::oへ 丶、::::::::`.ー....≧ー-..._, イ _ノ:::_ イ:::_ノ ..:.:.:::
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初心者の俺でも、ちゃんとした師匠の手ほどきの元であれば、こうして暴風を作り出す事が出来る……!!!!
: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ `
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ /
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
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だが、コレで俺の魔導書は打ち止め。
既に手の中のメモ帳はボロボロになって、何の効果も発揮しないゴミになってしまっている。
お陰で、何とか屋台を滅茶苦茶にする事は出来たが、これが一体、状況を打開する方法にどう繋がるのだろうか…?
,,、
}'、\
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j:::' ,.::´.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. :. :. :.` 、 / ., ′
ハ、.: : : :./.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:. / ,/
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.: : : :. :./ : : : : : / ',: : : ::!:i.: : : : : : : :. :. :ハ::l.: : : : : :. ::l.:.::i、: : : :',: : : : : : :;
.: : :. :./ : : : : : / i: : : ::! !.:.:.i! : : : : : :;'/ |::!.: :. :. .::|: :l.:.:.; ヽ : : i: : : : ; : :i
: : : :.,'.:./: :`ー/- 、 ', : : :! l.:.:/il.: :. :. :.;'' |::;: : :. :. ::!: l : :! ',:..:.:l: : : :.j:.:.:l 「り、りんごがああああああああああああ!!!!!」
.: :. :. .:.':,イ´.:/,,,,- ニ=x- 、レ' リ从;;;ル' ,リ;:;:;_;;;::斗-'‐ノー l:..:.:! : : /!.:.:;
.: : :. :.'.:.:.|/"/ :;;r jヽ ` ̄ ,, -=、 ;:..:.:!.:.:./ .}:./
: : : : : : ::! /:::::;;;;;;;:`::::::l / :;;r ヽヽ /;:イ;;/ //
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l: :|: : : : : :レ'__゙_厶二、 ,,チー=__ ルリ: : : : :.|: :.|
V:!: : : : : :キ てr千っ、` ´、し千っjヾィ: : : : : :|: : |
V!: : : : : :ハ ゙^゚ ~~ ̄ ゜ `゙  ̄ ~ ^/: : : : : : j: : :!
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|:|: : : : : : : :へ l /: : : : : : :/: : : : ヘ
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滅茶苦茶になった屋台から転がり落ちた無数のりんご。
それをホロさんは半泣きになりながら拾ってる。
どうやら彼女にとってりんごはとても大切なものらしい。
こっちに目もくれないレベルで必死になって拾うその様には正直、胸が痛むが。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 「さて、それじゃ行きましょうか」
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ } 「ま、待て!!!」>>
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ 「あら、急いでりんごを拾わなくても良いの?
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ 急がないと大好きなりんごが傷んじゃうわよ」
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ 「ぬぐぐぐぐ…!」>>
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
オリアナさんはまったく動じていない。
おそらく彼女にとって、この反応は予想通りのものだったのだろう。
…いや、ホロさんがいるところに都合よくりんご屋台があるなんて状況からしておかしい。
きっと彼女はホロさんが罠を張っているのを見越して、この場所で接敵するよう状況を整えたのだろう。
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ム_,.ニ=- | :: :::::〈 (○ ̄::::::ーァ ソリ| リ~Wソ ̄ リ レl /lソ:: :::::| | |:.|
,. ' | ::: ::::::|\丶 '''''''''' ノ "(c ̄ ̄ ノ ア/::リソ W | |:| りんごを粗末にした事、必ず後悔させてやる…!!」
/ |::::: :::::|  ̄ ̄ ヽ、''''''''ノ / /:::::: . |、 ||
./ |:::::. ::::| , '::::::::::::: | メ
|:::::. ::::| ,' /::::::::::::: | ヽ
|:::::: :::| / /l:::::::: ::::: | 丶
|:::::. :::ト / |:::::::: :::: | ',
|::::::. :::| \ '~ ‐ ―‐- イ |:::::: ::: | l
', |::::::: ::| 丶 ''''''' ,. ' ´ ,. |:::::: :: | |
', |:::::::: ::|ヽ、 ヽ ,. ' ,. '´ |:::::: :: | / l
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…ただ、その所為で、俺はすっげー嫌われてしまったらしい。
りんごを拾いながら、ホロさんは俺の事を睨みつけてくる。
相変わらず半泣きなその瞳に「やれと言ったのはオリアナさんだ」と言いたくなるが…それは所詮、言い訳だ。
言い逃れなんて情けない真似をするよりも、とっととこの場を離脱するべきだろう。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、 「…ごめんなさいね、ボウヤ。
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\} 本来ならお姉さんがやるべきだったんでしょうけれど…」
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
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「大丈夫ですよ。オリアナさんは警戒されてて動けなかったって事くらい分かってます」
何故かりんごで無力化出来てしまったが、ホロさんは一流のハッカーだ。
そんな彼女とやりあうというタイミングで屋台を吹き飛ばすのはオリアナさんでも難しいだろう。
下手に攻撃にリソースを回せば、防御の手が足りなくなって負けてしまうかもしれない。
だからこそ、オリアナさんはまったくのノーマークだった俺に指示を出した。
結果、ホロさんは予定外の動きに反応できず、あぁしてあの場に釘付けになったのだろう。
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/ ヽ
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/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! 「ありがとう。
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\ そして、格好良かったわよ。
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ お姉さん、乳首がビンってなっちゃった」
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
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': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
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/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「い、今、そういう事言わないでくださいよ」
ただでさえ、こっちはエロ過ぎるお姉さんと一緒にいて、溜まってるんだ。
そんなエロい事言われてしまったら全力疾走の最中なのに勃起しかねない。
流石にそんな情けない理由で捕まるなんて死んでも死にきれないから、出来るだけ控えて欲しい。
そう訴える俺に、お姉さんはクスクスと楽しそうな笑みを浮かべていた。
…うん、まだ心を読むなんて領域にはいけてないけど、コレは俺にも分かるぞ。
これは反省する気なんてまったくない顔だ。
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
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. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } /
/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ 「後でご褒美あげるから…頑張れ男の子♥」
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / /
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
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. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
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: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「くっそぉおお…!」
悔しい…! でも、こんな事言われたら頑張っちゃう…!!
どうせご褒美って膝枕か何かなんだろうけれどさ!
アレからエロい事なんてまったくやってないけどさああ!!
それでもエロいお姉さんのご褒美が楽しみじゃないなんて男じゃないだろ!!!
仕方ねぇじゃねぇか!!!!
須賀京太郎は『礎を担いし者(Basis104)』:Cを習得しました
○『礎を担いし者(Basis104)』;C
追跡封じの異名を持つウィザード オリアナ=トムソンのコード。
独自の理論で構築されたそれは強力な反面、不安定である。
尚、京太郎はランダム要素が強いコードだと思っているが、それはまだ入門したばかりだからこそ。
オリアナが『一度、使ったコードは二度と使わない』と言うポリシーを持っているが故に、ランダム要素を強めていると京太郎は気づいていない。
この能力を持つキャラクターは1ターン終了時に一つ魔導書を作成する事が出来る。
ただし、その能力はコンマによって変化する
十の桁
1 自身が筋を使う判定に参加する時 1 自身の該当ステータスが1あがる
2 自身が耐を使う判定に参加する時 2 自分の全ステータスが判定中5上昇する
3 自身が敏を使う判定に参加する時 3 相手の該当ステータスが1低下する
4 失敗 4 失敗
5 自身が魔を使う判定に参加する時 5 自身の該当ステータスが1あがる
6 自身が運を使う判定に参加する時 6 成功率(勝率)に10%の補正を加える
7 自身が宝を使う判定に参加する時 7 自分の全ステータスが判定中5上昇する
8 自身がメイン参加の時 8 失敗
9 失敗 9 相手の成功率(勝率)を10%下げる
0 自身がサブ参加の時 0 相手の該当ステータスが1低下する
ゾロ目 上記から好きなのを一つずつ
まだランク低いんで弱いですけど、使い込めばパワーアップしていく予定です(´・ω・`)面倒でゴメンネ
一度使った魔術使えない縛りを再現しようとした結果、私にはこれしか思いつかなかったんや…
下1 末尾 (オリアナの残り生存ターン 4) ※バッドイベントの時、減らすの忘れてました ゴメンナサイ
1 新キャラorホロと遭遇
2 順調だ! 習熟度に+30%
3 新キャラorホロと遭遇
4 バッドイベント発生
5 どことなく集中できない このターンの習熟度に-10%
6 ホロと遭遇
7 順調だ! 習熟度に+30%
8 バッドイベント発生
9 バッドイベント発生
0 どことなく集中出来ない このターンの習熟度に-10%
ゾロ目 オリアナの生存ターンが1伸びる
下2 習熟度 (現在は第3段階の0%です)
下3 魔導書作成はんてーい
もう五時ですもんねー
私も最後にファラオしばいて寝てきます…
魔導書作成判定は下1さんに任せた!!(ダッ
イケメン金髪王子須賀京太郎様に処女膜を二次元娘編早よ
うp主は無能
沈む寸前とはいえ酷いコンマ出したもんだなぁ…ごめん
27 :
運営終了は犯罪です
2016/10/29(土) 07:04:59.86 ID:0zSF/yJt0
995 :
運営終了は犯罪です
2016/10/29(土) 01:42:48.05 ID:0zSF/yJt0
「ハーレムカンパニー」は、2015年10月30日(金) 12:00をもちまして、全てのサービスを終了させていただきました。
「ダンジョンズ&プリンセス」は、2015年12月28日(月) 15:00をもちまして、全てのサービスを終了させていただきました。
「ラビリンスバインド」は、2016年3月31日(木) 17:00をもちまして、全てのサービスを終了させていただきました。
「ひつじ×クロニクル」は、2016年3月31日(木) 14:00をもちまして、全てのサービスを終了させていただきました。
「レーシング娘。」は、2016年9月27日(火) 14:00をもちまして、全てのサービスを終了させていただきました。
「To LOVEる-とらぶる- ダークネス -Idol Revolution-」は、2016年9月30日(金) 15:00をもちまして、全てのサービスを終了させていただきました。
「ペロペロ催眠」は、2016年8月31日(水) 17:00をもちまして、全てのサービスを終了させていただきました。
これ等を終わらせた運営をユルスナ
これ等がデータ引き継ぎでプレイ出来たら新スレ立てる
タイトルでは帰ると言っているけど帰っても部活に居場所なんてないんだからどっかで生きればいいと思うのは俺だけ?
あっ、親とカピがいたか
あのファラオ…もう私、有限の交換アイテムは全部、交換し終わったんですよ…
なのに、どうしてまだエリちゃん出してくれないんですか…
下手に性能いいから諦められないんだよ!!!!パトラの為に凸エリちゃん欲しいんだよおおおおお!!!!
いい加減、六章か種火行かせろよちくせう!!!!!!!(´・ω・`)
と愚痴りながらエラッタと言うかちょっと記述忘れてたのでー
○『礎を担いし者(Basis104)』;C
追跡封じの異名を持つウィザード オリアナ=トムソンのコード。
独自の理論で構築されたそれは強力な反面、不安定である。
尚、京太郎はランダム要素が強いコードだと思っているが、それはまだ入門したばかりだからこそ。
オリアナが『一度、使ったコードは二度と使わない』と言うポリシーを持っているが故に、ランダム要素を強めていると京太郎は気づいていない。
この能力を持つキャラクターは1ターン終了時に一つ魔導書を作成する事が出来る。
その能力はコンマによって変化し、使用した判定の終了時に消滅する
十の桁 一の桁
1 自身が筋を使う判定に参加する時 1 自身の該当ステータスが1あがる
2 自身が耐を使う判定に参加する時 2 自分の全ステータスが判定中5上昇する
3 自身が敏を使う判定に参加する時 3 相手の該当ステータスが1低下する
4 失敗 4 失敗
5 自身が魔を使う判定に参加する時 5 自身の該当ステータスが1あがる
6 自身が運を使う判定に参加する時 6 成功率(勝率)に10%の補正を加える
7 自身が宝を使う判定に参加する時 7 自分の全ステータスが判定中5上昇する
8 自身がメイン参加の時 8 相手の成功率(勝率)を10%下げる
9 失敗 9 失敗
0 自身がサブ参加の時 0 相手の該当ステータスが1低下する
ゾロ目 上記から好きなのを一つずつ
こうですねー
オリアナのように持っているだけで効果を発揮するツールの領域には到達出来ていません
また判定の中にある失敗はランクが上がると減っていく予定です
>>570
五時まで付き合ってくれてたが故致し方なし
まぁ、コンマの上下を楽しむのも安価スレですしねー
習熟度アップのお陰で悲惨な事になってないですし、よければ引き続きコンマ取って頂けると幸いです
>>574
ぶっちゃけ深く決めてないので、この京ちゃんが原作京ちゃんと同じ状況かどうか分かりませぬ
ただ、咲ちゃんを泣かせたくないので、京ちゃんは必死に帰ろうとしています
と言いながら九時までになるけど適当にぽちぽちやってきまーす
,. --- 、 ____
/, ´ ̄ ̄` '⌒´ \
、_/_/⌒ヽ , / ヽ
,---、 / // : ヽ :.
, / ̄-/ /' { | | | :
/ __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | |
.:' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | |
/ ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | |
/\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
////\ r--- ´八 !∧  ̄ ,: :.:.: }/ノ/ リ
. ///////\ \}∧ u 八/
//////////〉 込、 __ ,.: /
///////// / }>、 ` イ |从
,'//////// / _ /--、l ` ̄ :, |--、
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'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|
///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、
////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「わちっ」
あー…失敗した。
オリアナさんから今度から一人でやるように、と言われて自分一人で作ろうとしているんだけれど。
やっぱこのパズルとスパゲッティを組み合わせたツールを一人で作るのは結構、難しい。
ホロさんの襲撃からずっとドタバタしてるのもあって、時間もなかったからなぁ…。
___/ ̄ ̄\_
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,:' `ヽ、
, \_
\ } ̄´
' , \
/ , |/} ∧ }`ー`
{∧ 「ノ|/}/イ
' 、 | /`/ } '
} ∧ /イ /
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……だからと言って、弱音を吐いてはいられないよな。
オリアナさんはかつての友人と袂を分かってまで、俺に味方をしてくれているんだ。
結果、孤立無援となってしまった彼女を助ける為にも、俺ももっと強くならなきゃいけない。
お姉さんが命を懸けた甲斐があると…そう思ってもらえるような強くてすごい男に。
その為にも今は…。
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
| |
| |
| …もうちょっと頑張るか、男の子 |
| |
| |
乂_____________________ノ
下1 末尾 (オリアナの残り生存ターン 3)
1 新キャラorホロと遭遇
2 順調だ! 習熟度に+30%
3 新キャラorホロと遭遇
4 バッドイベント発生
5 どことなく集中できない このターンの習熟度に-10%
6 ホロと遭遇
7 順調だ! 習熟度に+30%
8 バッドイベント発生
9 バッドイベント発生
0 どことなく集中出来ない このターンの習熟度に-10%
ゾロ目 オリアナの生存ターンが1伸びる
下2 習熟度 (現在は第3段階の33%です)
下3 魔導書作成はんてーい
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
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/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
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/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ 「へぇ…」
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「…ど、どうですか?」
アレから俺は何度も失敗と成功とも言えないものを作り続けた。
そうやって試行錯誤を続けたお陰か、そこそこ安定して良い物を作れるようになったという自負がある。
少なくとも最初のように半分の確率で失敗する、なんて事はまずない。
相変わらず二割ちょっとくらいで失敗はするが、上達はしているはずだ。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ 「…失敗ね」
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ } 「え?」>>
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/ 「ほら、ここ間違ってるわ」
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…あ」
…確かに一文字だけ、間違っている。
コレではツールとしての効果を発揮出来ない。
どれだけリソースを注ぎ込んでもスカートがめくれる程度の風しか引き起こせないだろう。
しかし……自信満々で見せたのに間違いがあったなんて悔しいし、恥ずかしい。
もうちょっとちゃんと見直ししておけば、失敗に気づけたかもしれないのに…!!!!
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '. 「ふふ。でも、懐かしいわね」
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \ 「懐かしい?」>>
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉 「えぇ。お姉さんもここはよく間違っていたものだから。
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/ ボウヤもそんな領域にまで来たのねって感慨深くて」
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
最後までチェックしたお姉さんは他の部分への指摘はしない。
それはつまり、他の部分はオッケーだったって事なのだろう。
作成に関して安定するようになっている。
そんな俺の考えはあながち的はずれなものじゃなかったのだろう。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) } 「ボウヤはもう精通前の男の子くらいかしら。
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \ もうちょっとで立派なオトコになれるわね」
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「せめて半人前って言って下さい」
…まぁ、何にせよ、手応えはある。
このまま邪魔が入らなければ、きっと俺はそう遠くない内に、オリアナさんに一人前だと認められるだろう。
その為に一層、ツール作成を頑張らないとな。
俺は逃亡生活から家事から殆どをオリアナさんに任せっきりだし、何より… ――
京ちゃんは咲を泣かせたくないとか言っているけど、もしかしたら興味が全くなくなっている場合もある
帰っても浦島太郎状態もあり得るから生き残れても元の世界に戻らなくてもいい気がする
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__ 「……それまで意地でも保たせないとね」
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…………聞こえてきたその声はかなり切羽詰まったものだった。
俺には分からないが、彼女の感じる死期と言うものはどんどん近づいているんだろう。
…そんなお姉さんに俺が出来る事と言えば、早く一人前になって安心させてあげる事だけ。
だから、頼むよ、管理者。
もうちょっとだけ俺たちに時間をくれ。
オリアナさんが安心して逝けるだけの時間を…ください。
あ、元の世界に戻る場合は、神様が事故をなかった事にしてくれます
んで、事故が起こったところからのリスタートになるんで浦島太郎状態にはなりませぬ
無論、ソレ以外のエンディングも色々と想定してはいますが(´・ω・`)安価次第だからなんともですねー
下1 末尾 (オリアナの残り生存ターン 2)
1 新キャラorホロと遭遇
2 順調だ! 習熟度に+30%
3 新キャラorホロと遭遇
4 バッドイベント発生
5 どことなく集中できない このターンの習熟度に-10%
6 ホロと遭遇
7 順調だ! 習熟度に+30%
8 バッドイベント発生
9 バッドイベント発生
0 どことなく集中出来ない このターンの習熟度に-10%
ゾロ目 オリアナの生存ターンが1伸びる
下2 習熟度 (現在は第4段階の0%です)
下3 魔導書作成はんてーい
またバットエンドかよ!
これは習得する前に死にそうだが、魔導書と取得段階はどれだけある?
消えた場合は他の人に出会えば教えてくれるのだろうか……マミさんとか出したい(コンマ運は知らない)
そろそろ出るかなーと思ってフラグ立てたけど、本当にこのスレはフラグを即座に回収するよな!!!!!!!
あ、襲撃うけまーす
で、京ちゃんの成長忘れてたので今更ですがぽいっちょ
○『礎を担いし者(Basis104)』;B
追跡封じの異名を持つウィザード オリアナ=トムソンのコード。
独自の理論で構築されたそれは強力な反面、不安定である。
尚、京太郎はランダム要素が強いコードだと思っているが、それはまだ入門したばかりだからこそ。
オリアナが『一度、使ったコードは二度と使わない』と言うポリシーを持っているが故に、ランダム要素を強めていると京太郎は気づいていない。
この能力を持つキャラクターは1ターン終了時に一つ魔導書を作成する事が出来る。
その能力はコンマによって変化し、使用した判定の終了時に消滅する
十の桁 一の桁
1 自身が筋を使う判定に参加する時 1 自身の該当ステータスが判定中5あがる
2 自身が耐を使う判定に参加する時 2 自分の全ステータスが判定中5上昇する
3 自身が敏を使う判定に参加する時 3 相手の該当ステータスが判定中1低下する
4 失敗 4 自身の該当ステータスが判定中1あがる
5 自身が魔を使う判定に参加する時 5 自身の該当ステータスが判定中1あがる
6 自身が運を使う判定に参加する時 6 成功率(勝率)に10%の補正を加える
7 自身が宝を使う判定に参加する時 7 自分の全ステータスが判定中5上昇する
8 自身が判定に参加する時 8 相手の成功率(勝率)を10%下げる
9 自身がメイン参加者の時 9 失敗
0 自身がサブ参加の時 0 相手の該当ステータスが判定中1低下する
ゾロ目 上記から好きなのを一つずつ
と言う訳で今回は85なので
『自身が判定に参加する時、自身の該当ステータスが判定中1あがる』魔導書ですね
うん、互角から優位を取れる良いツールじゃないですか
これなら戦闘になっても大丈夫やな!!!(錯乱)
>>596
オリアナのコードは本人にしか分からないレベルの超高難易度(しかも、難易度に対して威力が釣り合ってない)なので、
他の人に出会ったところで教えを乞う事は出来ません
後は自力で何とか頑張ってレベルをあげていくだけです
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) } 「…ボウヤ。今すぐ荷物を纏めて」
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……そんな俺の祈りは次の日、無残にも打ち砕かれた。
オリアナさんの真剣なその言葉から察するに、再び管理者側のハッカー達が俺達の事を発見したのだろう。
その事にもう俺は驚きを感じない。
そもそも襲撃を受けるのは二回目だし、何より、相手はこの世界を維持してる管理者なんだ。
ここ最近、穏やかに過ごせた事自体がおかしい。
……だけど、どうしても思ってしまう。
後、ほんの少しでいいのに、どうして放って置いてくれなかったのか。
どうして俺達の邪魔をするのかと…恨み混じりに。
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ 「これは…戦闘ナシに逃げ切るのは難しいわね。
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐< 数も装備も前回とは比べ物にならないわ。
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___ まったく…か弱いお姉さんを寄ってたかって、だなんて濡れちゃうじゃない。
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
しかも、今回は戦闘になるらしい。
…が、それに俺がどれだけ貢献できるだろうか。
ぶっちゃけ、俺は喧嘩なんて殆どした事がない。
人のトラブルに首を突っ込む事はままあったが、それは弱い方を連れて逃げ出すのが常だったのだ。
そんな俺が、こっちを捕獲するためのツールで身を固めたハッカー達にどこまで通用するだろうか。
正直なところ、不安で胸が一杯だった。
せめてオリアナさんとの別れはきちんとやってほしい
某囲碁漫画みたいにいつの間にか消えていたとか……心の傷が深くなりそう
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : | 「大丈夫よ。お姉さんだってそれなりにやるんだから。
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '. ホロや管理者が来たら、流石に分が悪いけれど、今回はいないみたいだし。
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \ ボウヤは安心して、身を任せてくれていればそれで良いわ」
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…はい」
そんな俺にお姉さんは優しくも力強い言葉を掛けてくれる。
そこに込められた自信は決して嘘でも偽りでもない。
敵戦力をお姉さんが見誤るとは思えないし、その言葉はきっと本心からのものだろう。
…だけど、俺には、いや、俺にも分かる。
お姉さんは今、間違いなく焦っている。
こうして襲撃を受けた以上、再び潜伏するまで、俺の歩みは止まったままだ。
自身の残り時間を自覚するお姉さんが、それに落ち着いていられるはずがない。
普段の飄々とした態度の中に、染みのような焦りが見えた。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 「…さて、それじゃあ、ボウヤの為にも。
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \ お姉さん、本気出してイイトコ見せるとしましょうか」
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
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オリアナのデータが更新されます
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【名前】:オリアナ=トムソン 【アライメント】 混沌/悪
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【筋】:20 【耐】:20 【敏】:30 【魔】:30 【運】:20 【宝】:30
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/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
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_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
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┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
所持スキル
○:エロいお姉さん
口調から服装から、何から何までがエロい
その存在は前に立つ男性の気をそぞろにしてしまう事だろう
男性相手の交渉に参加した時、10%の成功率を得る
○:追跡封じ
かつて裏社会に名を轟かせた【逃がし屋】の異名
ありとあらゆる能力を持ってして、対象、或いは自身を追跡から逃れさせる
自身が追跡する際には20%の成功率を
自身が逃走する際には50%の成功率を得る
○:『速記原典』
オリアナが持つ自作の簡易魔導書
常に安定せず、使った瞬間から崩壊する使い捨てだが、瞬間的な火力は随一である
宝を30上昇する(適用済み)
○『礎を担いし者(Basis104)』;A
追跡封じの異名を持つウィザード オリアナ=トムソンのコード。
独自の理論で構築されたそれは強力な反面、不安定である。
この能力を持つキャラクターは1ターン終了時に一つ魔導書を作成する事が出来る。
その能力はコンマによって変化し、使用した判定の終了時に消滅する
十の桁 一の桁
1 自身が筋を使う判定に参加する時 1 味方一人の該当ステータスが判定中5あがる
2 自身が耐を使う判定に参加する時 2 味方全員の全ステータスが判定中10上昇する
3 自身が敏を使う判定に参加する時 3 相手一人の該当ステータスが判定中5低下する
4 自身が判定に参加しない時 4 自身の該当ステータスが判定中5あがる
5 自身が魔を使う判定に参加する時 5 味方一人の該当ステータスが判定中5あがる
6 自身が運を使う判定に参加する時 6 成功率(勝率)に15%の補正を加える
7 自身が宝を使う判定に参加する時 7 味方全員の全ステータスが判定中10上昇する
8 自身が判定に参加する時 8 相手の成功率(勝率)を15%下げる
9 自身がメイン参加者の時 9 相手全員の全ステータスを10下げる
0 自身がサブ参加の時 0 相手の該当ステータスが判定中1低下する
ゾロ目 上記から好きなのを一つずつ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
と言う訳でオリアナが作ってるツールの数ですが
これもついでですしコンマで決めましょうかーって事で
下1
1 片手間に作ってた(三個)
2 勿論 ターン毎に一つ作ってた(六個)
3 片手間に作ってた(三個)
4 指導に熱が入りすぎていた(一個)
5 手慰みに作ってた(二個)
6 手慰みに作ってた(二個)
7 勿論、ターン毎に一つ作ってた(六個)
8 片手間に作ってた(三個)
9 指導に熱が入りすぎていた(一個)
0 片手間に作ってた(三個)
ゾロ目
片手間に三個作ってた感じですね
んじゃその3つの判定いきまーす
下1
下2
下3
お願いしまする
はい、それじゃあ
『自身が判定に参加する時、味方全員の全ステータスが10上昇する』のと
『自身が耐を使う判定に参加する時、味方全員の全ステータスが10上昇する』のと
『自身が宝具を使う判定に参加する時、成功率or勝率に15%の補正を加える』ものですね
…あれ、オリアナさんガチすぎません??????
尚、今回の被害者枠
┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【名前】:管理者所属ハッカーズ 【アライメント】 秩序/善
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
【筋】:20 【耐】:20 【敏】:20 【魔】:20 【運】:10 【宝】:10
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫
ト、 _, -‐-、
ミ´ニ`ヽ ゝニニミ
{ニニ{ _ 弋ニニイ
ヽニr' ミ´ニニ} _「三 l_ _
ィ=-、 _」ニニl、_ 廴ニソ 「ニニニニニミ fニニ}
弋ニノ /ニニニニニニi _{三ミ、_ {ニニニニニニ} ヽニッ
_ ┘ニト、 {ニニニニニ|lニi r-、 fヽニニニニlニニニニニ、ニl ∧≦三≧、
. lニニニニi lニ∧ニニニ|lニ| ∧{__ノ |-lニニニニ}ニニニニ/マム│l|ニニニニl ,_
_> l、|-{lニニl 〉lニ/ニニニニfニニニ|ニニlニ|ニニニニ|ニニニニニ{lニ|| l| }ニニニヘイゝ、
fニニ.|-lニニヘ lニ{ニニニニ弋ニニ」ニニ{lニ|ニニニニlニニニニニ(`ヽ」 l|ニニニニ}ニニ} 「|
|l}ニニ{ /ニニニl廴/ニニニニヘノ|ニ|ニニ/ニマニニニムニニニニニ|l┘`┘ニニニl"ニニムl |
. {/ニニヘ|/ニニlヽ l弋ニニニニ| ヽlニニヘ-イニニニ{ニムニニニニト、l | /lニニl/l|ニニf |」
l/lニl、l |ニニ{ヾ} lニl、ニニニニ| l/lニ∧l l|-/ニニマ_ツ∨ニニ.ソ l/ lニニ∧ノニl、l
lニl |ニニ! |/∨ニニlfヽ| {ニl |/lニニニ!マ} |ニニ/ .|ニニ| |ニ!
lニl |ニニl lニニニl !ニ「 lニニ{ |ニニ/ |ニニ! |ニl
lニl |ニニl |ニニニl lニl lニニ/ |ニニ/ |ニ′ .|-l
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
所持スキル
○:グラード:特殊
このキャラクターは一人ではなく、一部隊として扱う
一人一人は弱くても、連携を取った彼らの強さは侮れない
勝率に5%の補正を得る
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
これが2部隊…のはずだったんですが、これ全ソースぶっぱされずとも勝ち目なさそうだな!!!!
【管理者所属ハッカーズ】 【オリアナお姉さんと京ちゃん】
筋 30 筋:25
耐 30 耐:25
敏 30 敏:45
魔 30 魔:45
運 15 運:30
宝 15 宝:30
……うん、全員強化のツールのどっちか使われた時点で確殺だなコレ!!!!
ツール使って確殺します?
それとも戦闘ちゃんとやってリソース温存出来るか試してみます?
リソース温存したら良いことある?
>>617
次のターンでバッドイベント引いた時、オリアナが使えます
またオリアナ専用のツールなのでオリアナが死んだ後、京ちゃんに引き継ぐ、と言う事は出来ませぬ
とりあえずそろそろ時間なので離席しまする
下1さん、戦闘やるか描写で確殺するか任せた!!(ダッ
京ちゃんがのどっちにラキスケ引き起こすじゃろ?
おっぱい揉まれたのどっちが錯乱して強姦って言い出すじゃろ?
当然、京ちゃんもそんなのどっちをなだめる為に責任取るって言うじゃろ?
のどっちもそれを本気にしちゃって親に話を通したり、挨拶させたりと逃げ道を塞ぐじゃろ?
結果、高校卒業した後、二人は結婚式で幸せなキスして終了するじゃろ?
つまり強姦とはハッピーエンドに必要な要素の一つなんだよ(錯乱)
しかし、冷静になって考えるとオリアナの『礎を担いし者(Basis104)』ヤバ過ぎますね
ランダムで腐る組み合わせもあるとは言え、これ効果的に大聖杯に呼ばれるキャスターの宝具レベルじゃなかろうか
Aになったところで、すぐさまこのレベルに到達出来る訳じゃないですが、京ちゃんの場合、もうちょっと違う方向性になるようにします
ちょっと遅くなったけど今からはじめまーす
【管理者所属ハッカーズ】 【オリアナお姉さんと京ちゃん】
筋 30 筋:25
耐 30 耐:25
敏 30 敏:45
魔 30 魔:45
運 15 運:30
宝 15 宝:30
手持ちのツール
オリアナ
『自身が判定に参加する時、味方全員の全ステータスが10上昇する』のと
『自身が耐を使う判定に参加する時、味方全員の全ステータスが10上昇する』のと
『自身が宝具を使う判定に参加する時、成功率or勝率に15%の補正を加える』ものですね
京ちゃん
『自身が判定に参加する時、自身の該当ステータスが判定中1あがる』
最初に選ぶステータスを一つ選んで下さい
下1
__ __
/ ミY´ \
/ |l ヽ
/ `ヾヽ
/ i l / i 、 '
′l | / l| |l ト、 ヽ ヽ '
|i | |l /| / l| |l ,1 l|ヽヽ ', |
|| | |l /、|ハ | |l /リ LⅥ l !
’l`ト|/__ \ヽ〃 _/ _,.斗-|l|
|l _戈弋'_メヽ ムr匕_ア 辷|l |
|l l| ^'─ '^ | ` 一 '^|l |l |
|| lハ '' ,、_ '' ハ |l|
|| | lヘ r_-‐┐ , il l |l|
八ハ li:^ト、 `二´ イ ll 从ヘヽ、
_,.ィ::∧ li::l| `ヽ _. イ |//ハ::.::\`丶、
__, '::.::./::.:ヘ li:| l|/,小|::.::.::.::\::.::.`ー、
厶-…'∠::.--ァヽl:!__ __/〃|<´ ̄ ̄::.`ー-ヘ
ハ::.::.::.::.::.::.:/::.::.::l\ ` '´ /'/::.::.::.::ヽ::.::.::.::.::.::.::.::./}
!:|::.::.::.::.::.〈::.::.::.::.:l| |:.:.::.::./::.::.::.::.::.::.::.::/,イ
|::.|::.::.総::長:ヽ::.::.:| ヽ / |::.::.:/::.夜::鬼::姫::.//〈
|::.|:r───┐ヘ::.|¨  ̄ ̄ ̄ `|::.:/::. r─-─ー:Y::.::.:l
':: |:「 ̄ ̄ ̄::|::.::|:|ー─── -|::|::.::.::「 ̄ ̄ ̄ ̄|::.::.::.:l
ハ::.|:|::.::.::.::.::.::.l|::.::|:「 ̄ ̄ ̄  ̄l|::|::.::.::|::.::.::.::.::.::.::.:l::.::.::.::.
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
オリアナおよびイレギュラーの捕獲任務。
その中にウィザードであり、一流の追跡能力を持つホロがいない理由は至極簡単だった。
この混沌とした状況で管理者に付き従う彼女たちは筋金入りの信奉者達なのである。
そんな彼女たちにとって、管理者の側に立ちながらも、忠誠を誓っている訳ではないホロは目障りな存在だった。
出来るだけ、あの女に手柄を立てさせたくはない。
そんな嫉妬心から、オリアナ達の居所を掴んだ彼女たちはホロに連絡をいれなかった。
/ミ/
/ 、_ ノミ/
/::::::::::::::/ミ/ __
/::::::::::::::/ミ/ / | | ヽ
, --- 、 ∧:::::::::::/ミ/ {ヽ_ノノ::\j \
/ | / ヘ ∨ ヘ::::/ミ/ {::::::::::://:::::}__ )
, ── 、/ヘ | /ヘ∧ ∨ ノミ/ ヘ::::::://::::/≦三ヽ、
l /〈:::::::` ̄/l´l} } /ミ/ ヘ:://∠/====ヽ} ヽ
≧ ∨ヽ::::////∧_ ノミ/ ≧ソヽ三三∨/ ヘ
/ ヽ ノ ヾ ヽ二ソ/// / ヽ }ニ∪ / , ヽ三∨∧ ヘ
/ / `━━´/ |;;/ 〉 {ニノ ヽ___ / / /ヽ ヘ _ ノ
ヽ===/ ヽ /::::/≦三-´ /ミ/ / 彡i ヘ __ / _ ヽ/ ヘ彡}
≦=〈 }二二ニ〈:::::/ / / /ミ/>´ ∨/ ノ;;;;ヽ / __{三彡}
ヽ ヽ /}─── ≧ / / { ̄ソ_ / ∨二´;;;;;};;;;ヽ // ̄}二ヘ二ヘ
\≡∨ニニニニj≦ ノ {_ljl _ /__}}/` ̄ \ ハ /三∧ ヘ
i i }i} /´ ∨ ノ /ミ/ l l / マミ ヘ
i_i_i_iノ / ゞヘ /ミ/ | / マミヘ ヘ
/ ヾヽ/, ==,/ ヽ /ミ/ | / }三ヘ ヘ
/ 〈 ,-、ノ } /ミ/ l / }三ヘ ヘ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
無論、幾ら彼女たちでもホロ抜きでオリアナを捕まえるのがどれだけ難しいか理解している。
だからこそ、その装備は前回よりも、さらに過剰と言えるものになっていた。
管理者が手ずから作った装備を ―― この世界では間違いなく最高峰と呼べるツールに身を包んでいる。
それが二部隊。
幾らオリアナが芸達者であろうとも、これだけの装備に身を包んだ自分たちに勝てるはずがない。
そう確信を抱きながら、彼女たちは一気にオリアナの拠点へと近づいていく。
/彡∧_________
/彡/::::::::::::::::::::::/ /
/彡∧:::::::::::::::::::/ /
/彡/ ヘ:::::::::/ /
____ /彡/ ヘ//
/´ / \ , ──── 、 ∨二ヽ
/\ { √ヽ ヽ ∧ / /二 }
/ _ >- ∨::| |\ \i /≦__ /彡/ゝノ
〈 イ::::::::::::::::::::::| /::::ノ 人 /≦/ ∨彡/ ミ}
ヘヽ::::::::::::::::::::| ./::./ / X三三ミゝ_ __ 彡/ |
ベヽ::::::::::::::::|∧// / ヽ三ミヽ バノ/彡/ /
_≧`ニ>イ 三 ヽ / \彡/ ∧ 二ソ /
/ _ } ─ 、/ / ≦二≧ ニ 二ソ_/
/ / }二ニ⇒ー≦ / / ! ニ二ソ
/ / /ヽ ヾヽ γ/ , /
レイ {/ ミミヘ ≧ Y / ハ
/三i/ 三三 /`ーー//`ー 、 ∧;;;;/ヽ
` ̄ ` ̄ ̄/ /::/ ー´ ̄ ヾヽ ≦;;;;;;∧ ∧
` ̄ ̄´ヾヽ___ ノノ ヘ;;;;{三∨彡j _
ヽ_ヽ __ ヘ;;ヘ三 ヘ三ヘ
イ三ヽ< ヽ;;;/ lミミ}
ヘ三 ヽ >、ノ/ ヽミj
∨三ヽ 〉/ }≧}
ヘ ∨/ }≦}
ヘ ∨ \ノ
>イ ∧
/ /:::::ヽ _
`}三ミミ} /==≦ヒ;;ヽ
イ ̄ ̄ ヾヽヘ /:::::::::::::::ヽ;;;;\
l ;;;::::::∨ヽ __ ノ:::::::::ヘ
ヘ ;;;:::::::} ヽ::::::::::::::::ヘ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
それは生半可な速度ではない。
前回の失敗に、彼女たちはオリアナに準備する余裕を与える事が、どれほど愚かな事か理解したのだ。
だからこそ、彼女たちは感知範囲ギリギリからツールによって加速し、一気に拠点へと肉薄していく。
まるで放たれた矢のようなその速度のまま、彼女たちは扉を蹴破って ――
/: .: .: .: .: . : ./ _,,.-‐''" / / / ̄|| |: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: . _,,.-‐'': : : : : 三 二 ニ ― / || | ̄|| | || | || |: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//:: : : : : : : : / / 三 二/ || ― | || |_|| |_|| |: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//: : : : : : : : / / / || | || .| |: .: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//: : : : ヽヾ`;;:} 三 二 ニ ― /__|| .| || .| |: .: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//: : : : Z::::Z,,, / / = ̄ .|_|| 三 二 ニ ―: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .// : : : : <:::::::ヽ:::>' _ l || ̄|| .: .: .:
/: .: .: 三 二 ニ ― : : <:::::/ ̄, |_|| / // .: .: .
_/: .: .: .: .: .: .//: : : : : Z:::::{ l / // .: .: .
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: .: .: .: . : .://: : : : ノ/ /ー/ヽ | |: .: .: .: .: .
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: .: .: . :..| |: 三 三 二 ニ ― | | |: .: .: .: .: .: .
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/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
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/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '. 「はぁい、こんにちは」
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
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突入、出来なかった
| / ,,. . / /
| / ../ _/ ./
、 .|, | / ,> ,./″ / ./
リ、 .|.l .| /.〃 .rリ .,, |/ / /
lヽ .l l | | l/ ,ノ./ ,,ノンン゛ /
`ュ、 \, .l.ヽ .! l.! / / ./ ., '゙,iシ'゛ / ._..v
゙'ミ'-、 .゙.l、、 .l, ヽ .l ゙ト / / l ,///″ / _..-'ソ゛
.ヽ. \ .ヽ''、, .l ヽ.! .゛ /./ l,〃 /.,..-'" /
ヽ `'-、.ヽ .\ .l ゙.ll, 〃 ,i″ ,.;;シ'" ,/゛
ヽ .`'-,ヽ `'- l .'1 ,ir!'´ ,, '"
、 .ヽ. `'ヽ、 `' '" ,/゛ _,,.
゙ミ、,ヽ ,..'',゙.. -'''ニゞ_
`'ミ''ゝ ‐“´._,, =!二`-゛
゙'-、 ,゙,, -'"゛ ゴッ
.''`-ニ, ̄ ̄ ̄ ̄ ゙“''二ニ`-'“゛
`゙'ニニr `゙゙''”゙,゙,゙,゙二二ニニニ==─
_,, ---ー'''''"゙´ 二二二二======────
────―--___ 二二二二=====────
───===二二二 ゙く ̄ ̄ ̄ ̄´
.  ̄───フ′ \
,/ ,ィ l.ヽ \
,/ .,、 .// ., '゙! .| .l ヽ .'-,,, .\
.,∠-''゙/ / .,i゙/ .| || │ ヽ 、 .`!ミ-,,\
,..-“゛ / / ,iゞ .!l ! .! .゙.li\. ..、\`''
./ / ,i″ | ! ! ゙ヽ.\ ゙'i-、\
. / _ν .,y ./ .'゙ l .| ." .\゙'i、 ヽ~!i、'、
.,,‐ン''゙/ // / l | ` |ミ-. ヽ,`'"′
.,;;シ'" ,ノ゙./ / / l l゙ ゙ヽ\. ヽ
-″ ,ノ./ ,// | .l \, \
,iシ゛ ..i/" | ! `-,\
.,iシ′ .i!′ |.! ゙''ミ
.,/’ l! `
!
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
その直前にオリアナは扉を開き、彼女たちの前へと躍り出る。
自分たちがオリアナを追い詰めていると思い込んでいた彼女たちはそれに反応できない。
混乱する中を早さで撹乱され、一人、また一人と倒されていく。
__ __
/ ミY´ \
/ |l ヽ
/ `ヾヽ
/ i l / i 、 '
′l | / l| |l ト、 ヽ ヽ '
|i | |l /| / l| |l ,1 l|ヽヽ ', |
|| | |l /、|ハ | |l /リ LⅥ l !
’l`ト|/__ \ヽ〃 _/ _,.斗-|l|
|l _戈弋'_メヽ ムr匕_ア 辷|l | 「破れかぶれの特攻に浮足立つんじゃないよ!!
|l l| ^'─ '^ | ` 一 '^|l |l |
|| lハ '' ,、_ '' ハ |l| 囲んで沈めな!!!」
|| | lヘ r_-‐┐ , il l |l|
八ハ li:^ト、 `二´ イ ll 从ヘヽ、
_,.ィ::∧ li::l| `ヽ _. イ |//ハ::.::\`丶、
__, '::.::./::.:ヘ li:| l|/,小|::.::.::.::\::.::.`ー、
厶-…'∠::.--ァヽl:!__ __/〃|<´ ̄ ̄::.`ー-ヘ
ハ::.::.::.::.::.::.:/::.::.::l\ ` '´ /'/::.::.::.::ヽ::.::.::.::.::.::.::.::./}
!:|::.::.::.::.::.〈::.::.::.::.:l| |:.:.::.::./::.::.::.::.::.::.::.::/,イ
|::.|::.::.総::長:ヽ::.::.:| ヽ / |::.::.:/::.夜::鬼::姫::.//〈
|::.|:r───┐ヘ::.|¨  ̄ ̄ ̄ `|::.:/::. r─-─ー:Y::.::.:l
':: |:「 ̄ ̄ ̄::|::.::|:|ー─── -|::|::.::.::「 ̄ ̄ ̄ ̄|::.::.::.:l
ハ::.|:|::.::.::.::.::.::.l|::.::|:「 ̄ ̄ ̄  ̄l|::|::.::.::|::.::.::.::.::.::.::.:l::.::.::.::.l
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
その混乱を抑えようと遠くから指揮官が声を張り上げた。
それによって幾分、冷静になった彼女たちはお互いの獲物を強く握りしめる。
そのままブンと振り回すその攻撃は、力任せのものだった。
だが、同士討ちが起こらないよう改造された長柄物は、乱戦の最中で振り回されるだけで十分な脅威である。
乱戦の中に飛び込んだオリアナは一時の撤退を余儀なくされてしまった。
敵 【筋】を選択
ランダムトリップ仕込みました
下1 数字を1~4のお願いします
#宝運魔耐723
なので運ですね
_,...---、_,.、
/ : /: : / : : ヽー-、
/. : :, !: iハ!/メ、.i | \
イ : :{ ヽN 'i:!/!人iヽi
_1: : :i( _ 丶:\
/ `Yリヽ '、_)'´!`ー`
/:::.. | ,. _/
. /.::、:: ト、ィ'
/ ::::::|:: !;-!
/ ::::|:: ! ヽ、 ,:-‐クヽ
/ ::!::.. ⊥__!_ / ..:ノ)
/ |::::..  ̄`''''''' ′..::::::::::ノ
. /: |::::..... ..............:::_,:::-‐'′
/:: `ー‐┬---r―'''''''"" ̄__
./__ /! i / iu-゙、
/----、\ ::::/ |:: ⊥ __,...-‐'.i...:ヒノ
 ̄ ̄`ー`ー`ー-、/ |::. _,.-‐'"
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そこに京太郎が ―― 彼女たちの最優先目標であるイレギュラーが突っ込んでくる。
当然、それはオリアナのものよりも危なく、覚束ないものだ。
だが、京太郎の速度はオリアナのそれに匹敵するものなのである。
さらに言えば ――
/ミ/
/ 、_ ノミ/
/::::::::::::::/ミ/ __
/::::::::::::::/ミ/ / | | ヽ
∧:::::::::::/ミ/ {ヽ_ノノ::\j \
∨ ヘ::::/ミ/ {::::::::::://:::::}__ )
∨ ノミ/ ヘ::::::://::::/≦三ヽ、 「こ…のぉ!!」
/ミ/ ヘ:://∠/====ヽ} ヽ
ノミ/ ≧ソヽ三三∨/ ヘ
}ニ∪ / , ヽ三∨∧ ヘ
{ニノ ヽ___ / / /ヽ ヘ _ ノ
/ミ/ / 彡i ヘ __ / _ ヽ/ ヘ彡}
/ミ/>´ ∨/ ノ;;;;ヽ / __{三彡}
{ ̄ソ_ / ∨二´;;;;;};;;;ヽ // ̄}二ヘ二ヘ
/ミ/ l l / マミ ヘ
/ミ/ | / マミヘ ヘ
/ミ/ | / }三ヘ ヘ
./ミ/ l / }三ヘ ヘ
,. ´ ̄ ̄ ` 、__
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.:' ' /__/ , | \__
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/イ ,.. 、イ /}/⌒ヽ、/´ // / 、 、
{ { Ⅵ / Vオ {从 /-}/-、 } 、 \
| | {/ ∨ィ=、}/ , |、 }  ̄
/ 乂 u ::::::: Vソ' ,l ∧l |
/イ , 八 ,...、 ' /ムイ,'∧ |
/\ / 、 〈- 、\__ ム/ / \ 「あぶなっ!」
>----イ///\ . ` ー ' イ/从
////////\/// 、 . ´ ヒョイ
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その時の京太郎は間違いなく幸運だった。
振りかぶられる武器にかすり傷を負っても、ダメージにはならない。
それは京太郎から遅れて再び撹乱に戻ったオリアナが意図したものでもない。
ただただ単純に、彼の運が ―― 彼らの運が彼女たちより上回っただけの事。
さて、それじゃあ計算いきますかー
2優位1劣位で基本勝率70%
で敏捷で勝ったのと運で勝ったのを合わせて30%
これに相手の能力と筋で負けた分を合わせて-15%されて
最終勝率85%ですね
魔導書が使えるタイミングはここでラストですが、何か使いますか?
下1
はーい
と言っても今回、条件満たしてるのは二つだけなんで
オリアナ
1 『自身が判定に参加する時、味方全員の全ステータスが10上昇する』
京ちゃん
2 『自身が判定に参加する時、自身の該当ステータスが判定中1あがる』
このどっちかを選んでもらう形になりますね
下1 どちらにしますか?
はーい
それじゃ確殺ですねくそぅ!!!!!!!!!
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐< 「『速記原典』!
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___ 礎を担いし者(Basis104)!!!」
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
結論から言えば。
彼女たちに勝ち目など最初からなかった。
元々、戦力的に太刀打ちするのは難しく、流れも京太郎達の側にある。
ましてや、オリアナは周囲が思っているよりもずっと甘く、過保護な人間なのである。
自身と離れた場所で戦う京太郎を援護しようと、切り札の一つを切った。
f  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄≧、
f x#4;¶ {&‐&0A3;‐&02‐=DA; } 0D .///>ュ、
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f :{О= ‐=09;‐<‐Y‐; }: ー= ‐0C6 . /////>´>´
ノ‐- ー‐、r f ‐=‐18 [=*=‐0C‐ Δ‐◎] 0‐ ..////>´> ´
r‐≦ニ=‐- ニ=-≧⌒))^ { ‐¶ ‐C ーA;‐ψ‐ λーD;‐ = ///>´> ´
. ‐- ‐- ニ=‐- ニ=‐-≧x、 ‐E8;x0F0; ‐x0F6;‐:0 ‐7; //> ´>´
‐- ‐- ニ=‐- ニ=‐-≧x、 ;‐‐B9‐0;‐2; =‐4; ./> ´> ´
‐- ‐- ニ=- ニ=‐≧x、{{ ./ /
‐- ‐- >、ヽヽYY xへ
‐-=fー-ニニニ彡 ノ
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
名乗りと共に注ぎ込まれた霊子が、ツールを ―― 魔導書を起動する。
彼女が最近、作った中でも最高傑作であろうそれは、オリアナと京太郎に強い力を与えた。
当然、今の時点でおされぎみだった彼女たちが、今の京太郎達に太刀打ち出来るはずがない。
唯一、勝っていた力でさえ上回られ、総崩れになっていく。
|| | lヘ r_-‐┐ , il l |l|
八ハ li:^ト、 `二´ イ ll 从ヘヽ、
_,.ィ::∧ li::l| `ヽ _. イ |//ハ::.::\`丶、
__, '::.::./::.:ヘ li:| l|/,小|::.::.::.::\::.::.`ー、
厶-…'∠::.--ァヽl:!__ __/〃|<´ ̄ ̄::.`ー-ヘ 「っ!
ハ::.::.::.::.::.::.:/::.::.::l\ ` '´ /'/::.::.::.::ヽ::.::.::.::.::.::.::.::./}
!:|::.::.::.::.::.〈::.::.::.::.:l| |:.:.::.::./::.::.::.::.::.::.::.::/,イ 撤退…するよ…!!」
|::.|::.::.総::長:ヽ::.::.:| ヽ / |::.::.:/::.夜::鬼::姫::.//〈
|::.|:r───┐ヘ::.|¨  ̄ ̄ ̄ `|::.:/::. r─-─ー:Y::.::.:l
':: |:「 ̄ ̄ ̄::|::.::|:|ー─── -|::|::.::.::「 ̄ ̄ ̄ ̄|::.::.::.:l
ハ::.|:|::.::.::.::.::.::.l|::.::|:「 ̄ ̄ ̄  ̄l|::|::.::.::|::.::.::.::.::.::.::.:l::.::.::.::.l
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
彼女たちの誤算は、オリアナが狂っていた頃の力を判断の基準とした事だ。
ウィザードとして必要な理性と情報処理能力。
その二つを半ば投げ捨てていた頃と、今の彼女は雲泥の差である。
子を護る母ライオンのような力強さと活力に溢れたオリアナを相手に、並のハッカーが幾ら集まろうと太刀打ち出来ない。
本気となったウィザードを倒せるのは、ウィザードだけなのだ。
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } /
/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / / 「あら、もう終わりなの?
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } ( お姉さん、こんなんじゃ欲求不満で濡れちゃうわ」
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : / : / : : / |/∧ニ=‐―: : : : : : : : : : {
. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
からかうように言いながらも、オリアナは追撃しようとしない。
この世界でどれだけダメージを与えたところで、数時間の行動不能が精一杯なのだから。
ましてや、戦闘面では自分を上回るホロが、敵側にいるのだ。
相手の戦力を減らす事も出来ない以上、深追いしても藪蛇になるだけ。
それよりも今はここから移動しようと、オリアナは京太郎へと振り返った。
, ⌒ ー  ̄ ̄ 、
/_,. - \
/´ / /⌒\ ヽ
, ´ , V :.
/ / / / / | V : V |
/-- ´' / / / l|{ | l| | | {
/ イ { ':|_,斗| | 、_l__/_ィ |l∧
/ ,: ∧ | {∧{ { 、 /}/}/ } /∧| 「はぁぁぁ…」
/ イ / {∧{ 、__,.V {∨ 、_,/ イ}' `
 ̄´ V∨乂l \ ムイ/
从 ' 八/
-〈〈/\ v-っ イ》く__
/////∧\} > -- < |//}///> 、
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
何とか乗り越えられた。
その実感に京太郎は溜息を吐く。
これまであまり喧嘩に縁のある人生を送ってこなかった彼にとって、これだけの乱戦は初めての事。
ましてや、京太郎の記憶にあるクマよりも彼女たちの方がずっと強かったのだから。
良くもまぁ、追い返せたものだと自分で思う。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 「その程度でヘバってちゃ女の子を満足させられないわよ。
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \ オトコはテクも大事だけど、体力だって重要なんだから」
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「うぃっす!」
だからと言って、その場に腰を下ろす余裕はない。
こうして追い返したとは言え、彼女たちが諦めた訳ではない事くらい京太郎にだって分かっているのだ。
再び戦闘にならぬよう、早くこの場から離れ、潜伏しなければいけない。
安堵に力を抜きそうになる身体にそう言い聞かせながら、京太郎はオリアナと共に駆け出して。
って訳で、オリアナが死ぬラストターンやろっか(いい笑顔で)
下1 末尾 (オリアナの残り生存ターン 1)
1 新キャラorホロと遭遇
2 順調だ! 習熟度に+30%
3 新キャラorホロと遭遇
4 バッドイベント発生
5 どことなく集中できない このターンの習熟度に-10%
6 バッドイベント発生
7 順調だ! 習熟度に+30%
8 バッドイベント発生
9 バッドイベント発生
0 どことなく集中出来ない このターンの習熟度に-10%
ゾロ目 オリアナの生存ターンが1伸びる
下2 習熟度 (現在は第4段階の0%です)
下3 魔導書作成はんてーい
うん、正直、そうなるかなーっていう気はしてた
よーし、パパ、ホロのステ作ってきちゃうぞー(吐血)
大丈夫大丈夫
負けない限りは看取れないなんて事はないよ
問題はホロが原典なしのオリアナよりもずっと強いって事なんだけど!!!!!
┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【名前】:ホロ 【アライメント】 混沌/中庸
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
【筋】:40 【耐】:30 【敏】:30 【魔】:25 【運】:20 【宝】:30
┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫
. ∧:::∨ : : : : .: .:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
,′〉/ : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : .:ト、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
′ : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : } : : : : : : : : i: : : : :i: : : : : :.
i : : : : : : : : : ,′: : .: .:i : : : : : : :| : : : : :| } : : : : : : : : |: : : : :|: : : : :i :.
| : : :i : : : : : :{ : : :i : : l : : : : : : :| : : : : :| } i : : : : : : : |: : : : :|: :} :i :|: }
| : : i| : : : : : :{ : : :| : : l : : : : : : :| : : : : :| } l: : : :i: :_;.斗七 : :|: :} :l :|: }
| : : l| : : : : : :{ハ :| : : | : :i :|: :| : : : : :| } l: : ;才´从:}ハ}: .:|: :} :NⅣ
/} : : l| : : : : : : : :} :l :i: :| : :|_,;.L :」__:l : :! } ハ彳 レ'_,ィ乞 从ノ乂八ニニ=-
/ :} : : l| : : : : : : : :l斗七仄人: {八ハN``八乂′jャヒ笊弐 爪: : : : .: .:i ー=ニニニ=-
γ7 : {: : : l|: : : : : : .: .:Ⅵ 乂 Ν二ヽ Ⅳ ^ 夊ージ,.′{: : : : : : :|、 ー=ニニヽ、
{ {: : :{: : :八: : : : : : : : : :゚。,;t竓笊苳苡¨”` `¨”´ !: : : : : : :!= ‐=ニ\
入‐=弍 : : : ヽ: : : : : : : : : 入 夊辷ジ ,,.、 ム: : : : : :八= \=}
ノ `‐===- __ :‘,: : : : : : : :‘, “¨¨”´ :. 八: : : : :イ/}==} )′
( ` ー===- _ : : : : : : : :‘, / .: : : : :/: }/}==′ ,/
``マニ=- 、 ` ー==- _: : : : : : } . : : : :/: .: .:}/=‐′ ∠二二
. ,′ `ヽ、 ` ー== _: : : :| r v=== ア /: : :/ : : : :_-=‐′ /{
{ `ヽ、 `ー== _人0o。 `` ー‐ ´ /: : :/: :/.: :_ ==‐/ /} { /
{ `ー== _ > /: : :/ : : /: _-=‐ イ 八∨´
. 〉、 \ `ー== _ `フ爪{: : : : : .: .:/:_=ァ'´ / } / ⅰ
{ \ \ `ー== _ 厂 / { : {: : : : :_ =‐′ / / ./ }
. { \ \ `ー==-_,/ {: 八 :{: : :_ ==‐′ / / ./ ハ /
廴_ \ ` ー=ニ二二二二ニ=‐ ´ , ∧ ./ メ }/
)、 介o。.,`¨¨¨¨¨¨¨ラ¨¨´ / ハ、乂,_ / / }
{ ー‐―――=彡(○ニ=---≠----‐=彡 } L\ / フ´ /
} ー―――=彡 /⌒}\ // `¨´/ /
所持スキル
○:アバター改造(オオカミ少女):特殊
この世界におけるアバターは須らく管理者の手の内にある
それを一部とは言え、改造している彼女はまぎれもなく一流のウィザードだ
…ただし、本人にそれをひけらかすつもりはなく、ただ可愛いだけで改造しているのだが
ネットワークの存在する場所での情報収集に30%の補正を得る
○:『賢狼』:特殊
あらゆる能力を持ってして、対象を追い詰め、捕獲する天性の狩人
同時代を生きた『追跡封じ』とは幾度となく対立し、勝ち負けを繰り返し、そして親交を深めていった
自身が追跡する際には50%の成功率を
自身が逃走する際には20%の成功率を得る
○:自己改造(狼):B
彼女は一般的なハッカーのように特定の武器を持たない
己が身体一つを使って、あらゆる障害をなぎ倒す
が、改造されたそのアバターは並のツールでは防げない
宝に30の補正を加える(適用済み)
○:怪力:B+
自己改造を厭わない彼女は、通常ではあり得ない力を振るう事が出来る。
筋力に+10の補正を加え(適用済み) 判定時に選ばれた時、勝率(成功率)に10%の補正を加える
○:天性の肉体:B
彼女の肉体は天性の戦闘者であり、狩人である
が、そんなのお構いなしにされている自己改造によって、ランクが下がっている
相手のスキルから受ける影響を半減し、筋・敏・耐を使う判定に参加する時、勝率(成功率)に10%の補正を加える
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Q、つまり?
A、筋選ぶだけで勝率20%稼ぐ脳筋
さて、んじゃ、これにハッカー部隊がついてきてるのかどうかの判定にいきましょうかー(ゲス顔)
下1
1 おるで
2 いないよ
3 おるで
4 そりゃもう2部隊よよ
5 おるで
6 おるで
7 いないよ
8 おるで
9 そりゃもう2部隊よ
0 おるで
ゾロ目 何かを悟った
はーい、それじゃあやってきまーす
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
| |
| |
| そこまでじゃ、オリアナ |
| |
| |
乂______________________ノ
,.イi
〃 !'l
,.-//_,⊥i__
/:.:.:.//:/:.:.:.:.ヽニニア
/:.:.:.:.:/:.:.:l/:./:.|:..、:.:.:V/
l:./:.:./ l:.:.:.lィtz、Nl ノ从ノl
l/:.:./,;; l:.:.:l ゞ' ,ィァ.ノノ
/:.:./,;,;,; l:.:.:l 、__ >ハ:.:.l
/:.:./; ,∠ l:.:.:l、_`´イ ;lヽ:ヽ
/:.:.:.:/; /: ハ l:.:.l:i:\ ,| ,;lヽ\:\
/:.:./:/,;; {ノ: : :l:l:.:.l\r弌 ,ヽ:ヽ \:\
/:.:./:.:./,イ / : : : lハ:.:.:ViY⌒Y ;ヽ:,\ \:\
/://:.:/:./ l/: : : |: /ハ:.:.Vi:l`ー'ヽ ;,ヽ:.:.\ ヽ:.:ヽ
. /:/:.〃:./_/,.. //: : : |/i:i:i:|:.:.:|:/:/ i: }ハ ,;::\:.:.ヽ ',:.:.',
/:.:/:.:.//:l:.l \i/: : : : : :li:i:i:i:i:|:l:.:l: : : : :l:i:i:iハ ,;l:.ヽ:.\: l:.:.l
//l:.:/ l:/l:l /´: : : : : :l、i:i:i:i:/从l ' ⌒ヽi:i:i:iハ ;l:.:.ヽ:.:ヽVノ
. / l:/ ll l /: : , - :|: /三≧ニニ、ヘ----<┬┘l:l.:.:..', ヽ:.ヽ
|l ll l / /: : : :|/ >r{〈::\ \:i:i:i:i:i:ヽヽ l:l、:.N V:.l
l l r┴‐- 、 : :|./:/^ヽ 〉、:::\二二l´: : ヽN リ Vl
ノ: : : : : : \/::/ イ:/〈::::ヽ:::::\ヽ;;;\ ニ7ヘ
,.イ /: : : : :_: : :l :::/:::/l:::|::::::::::::::::::> ;;;;;ヽ´ : :\
// \ ̄,.⊥、 ヽlハ|:::/ l::::|:__:::::/ァ'´ ;;;;`.ー.、l _,. <
//、⊥ - '´ │ /ノl :∨:::l:::::|;\`´\ ;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,、\_`ヽ
〃 ` ー‐ァヘ.__ ノ l l:i/:::::l::::::l;;;;;::\;;,::\ ;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,ミリ
. // | / `丶 / !:|:::::::ヽ::::ヽ;;;::::::\:::::\ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,、
// l/ ,.ィく `ー / ! l::::::::::::\::\_.ノ\r‐'\ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
. / / / / ハ r 、Y 〈::: l__ノ ̄ \ノ / ヽ./,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
/ / /ィz、/ / │l l l ,.へ.ヽl ,. '´.__\/,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
二´V三 / / │l l l/;;;;;;;;;;`l_/、__ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
>三三. // Zi:│|;;;∪;;;;;;マ>、;;;;;;;;;;;  ̄ ─ _ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
Z三三三三ヽi:i lノ;;;;;;;;;;ミミ;;;;マ三>、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,lハ∠三三三三>i:i:i:\;;;;;;;;;;;;;;ヾ、;;;;;;;,マ三>、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ̄,ィハ/^´三
l|:::::V >三三三三>:i:i:i:i:i:>、;;;;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;rv'^ 三三三三
V::::::::::::: 丁 三三三 ┴ュi:i:i:i:i:i:i:>、;;;;;;;;;` ー ;;;;;;;;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;;;; ,ィ{三三三三三三三
:::::::::::::::::::::V三三三三三三}vュ i:i:i:i:i>、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ィvア三三三三三三三、_ノ`{
:::::::::::::::::::::::: ̄|三三三三三三三7i:i:i:i:i>、;;;;;;;_,.、,.ィL/三三三三三三三三vハ} ┘三
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
呼びかけと共に現れた彼女は、前回のように透明化してはいなかった。
ただ悠々と俺たちの方へと歩いてくる。
いっそ余裕すら感じられるその背には、先程戦ったのとはまた別の部隊が控えていた。
…普通に考えれば、戦力の逐次投入は下策と言われる類のものだけれど。
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ 「てっきり手柄に焦って突っ込んできた子達かと思いきや、囮だったって訳ね。
rf⌒ヽ\\\ } u ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \ やってくれるじゃない、ホロ…!」
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
お姉さんに限って言えば、それは当てはまらない。
なにせ、オリアナさんの継戦能力はお世辞にも高いとは言えないものなんだ。
一気に全部隊をけしかけられるよりも波状攻撃の方が遥かに辛い。
…実際、さっきの戦いでお姉さんは切り札であるツールを一つ切っている訳だしな。
おそらくそれを見越して、ホロさんもここで仕掛けてきたのだろう。
∨> : : \\/::::/::::::::::::::::::::::::::::.. :.:.:.:.:.:.:. \/: : : <∨
∨> : : :.У::::::∨::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. :.:.:.:. ハ \: : <∨
∨>: ./::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ::l:.:.: l:.:.:.... `<∨
∨!;/::7::::/二ニニ=|==: ハ====ニllニl::. ∨ヘ
∨ /:.:7:::::::7:::::::::: l:::::::|::| |:::::::.|::::::|::.:.:リ:::::!:::.. .|:::|
/ ∧ :{:.:.:.7 ::::::: /|:::::::|::|:. |::::::::|: |:从レ'!:::::|.:.:.:.:.. |:::|
|:::/ ::::::::|.:.:ハ::::::: / .|:::::::j::|:. |l::::::il:::|:|ハ:::i|::V.:.:.:.:.:.: !:::|
|:::{:::::::::::|.:.:ト::Nメ、 l::::::リ | |i川斗七~V:|/.:.:.:.:.:.:.:.l::::|
|:::|:::::::::::::ⅥリV ̄>-ト_. -リvィチう寸.!:.:.:.:.:.:.:.:l::::| 「ぬしの厄介さはわっちが良く知っているでありんす。
∨!:::::::::::::::|ト/才たうァ、 ´V辷rリ ノ !:. |:.:.:. : l ::|
∨:::::::::::::::|∧_弋_ク' , ー─'′|:: |::.:.:.:. |:::| と言うか、この間の件、わっちは忘れとらんぞ。
∨ ::::::::::::|  ̄´ l |:: |::.:.:.:. |:::|
∨:!::::::::::ハ , -‐v、 .l::::}::.:.:.:.:.l:::| あの時の事に比べれば、これくらい卑怯でも何でもないじゃろ?」
|:::l::::::::::::∧ / ハ ./::V::::.::.:.:.:!::|
|:::|::::::::::::|::!:\ / .j/ :|::::リ:::::l.:.:.:..l::|
|:::|::::::::::::|::l:::::::::|:::_| ` ー '′ .| ̄7 .|:::: |::.:.:.:|::∧
|:::|::::::::::::|::l:..;-フ/} \∧:.|::::::l:.:.:.:.|::::∧
|:::|::::::::::::|<´./ ,イ ノ ∧ .!:::: | :.:.:.|::::::∧
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…何故か、凄く個人的な感情も混じっているような気がするけれど。
しかし、それでも彼女が有能である事に間違いはない。
俺達にとって最悪で、彼女たちにとって最高のタイミングで仕掛けてきている。
…これを突破するのはおそらくそう簡単な事じゃない。
さっき以上の激戦になるのは間違いないだろう。
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/ 「…ボウヤ、ついてきてくれる?」
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「当然ですよ。何処までもお供します」
…だからと言って、大人しく捕まる、なんて選択肢はない。
俺がここで捕まったら、お姉さんのこれまでの努力が水の泡になってしまうんだから。
絶体絶命に近い状況だけど…活路を必ず見出してみせる。
そう気合を入れながら、俺はぐっと構えて。
【ホロちゃんと愉快な仲間たち】 【オリアナお姉さんと京ちゃん】
筋 50 筋:25
耐 40 耐:25
敏 40 敏:45
魔 35 魔:45
運 25 運:30
宝 35 宝:30
で、手持ちの魔導書がー
オリアナ
『自身が耐を使う判定に参加する時、味方全員の全ステータスが10上昇する』のと
『自身が宝具を使う判定に参加する時、成功率or勝率に15%の補正を加える』ものですね
京ちゃん
『自身が判定に参加する時、自身の該当ステータスが判定中1あがる』
『自身が宝を使う判定に参加する時、相手の該当ステータスが1低下する』
の4つですねー
では、最初に選ぶステをどうぞー
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ 「礎を担いし者(Basis104)!!!!」
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
オリアナ=トムソンの強さは、複数の魔導書による手数の多さにある。
使い捨てながらも、強力なそれは、あらゆる状況において、オリアナを棒立ちにさせはしない。
器用万能。
準備を終えたオリアナほどその言葉がふさわしいものもそうはいない。
だが ――
勝敗はある程度、ランダム要素入れないと制御できちゃうんで、ランダムトリップ仕込んでそれに安価先のコンマを足す感じで考えてまする
,.ヘ-v
_x<_,、(
_ -:―一:'´ : : /:ド7
'. え=-、: : : : : : : -‐: : : : : : : : : : : : \;.i: |
. マ ;. ;>'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヾ:ト、
∨';/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : :V:ヽ
∨ / : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ: : : : : '.
ハ/: : : : : : ,': : : : : : : : : : : : : :ヽ : : l : : : :'; |
. | l.: : : : : : :l: : : : :/ : : : j: : : : : :}: : :.|: : : : :l l 「相変わらず厄介な早さじゃな…!」
| l:/|: : : : : |: { / :{: : {: :ハ: }: :j小 l: |: : : : :|│
l.:|:l |: : : : : |: l {_从: :ハ:{ j仏斗≦k |: : : : :|:!
. |: l ! | : : : : :Vレぅテ≧ー ´込zソイi: : : : :|: :|
l: :レ: | : : : : :.|ヘ 込zソ ::::.::: リ : : : :.|:八
. l: : : :│ : : : : |、 :::::::.: :j /: : : : : 厂了ヽ
|: : : : :|.: : : : :.:|丶 - ‐ ,.': : : : : :∧/:::ハ
| : : : : l : : : : : 〈::::介:、_ ´ //: : : : :/::::}:::::::::::::|
. |: : : : :∧ : : : : : Ⅵ「/∧> -</: : : : :/::::: ::::::::::::: |
. |: : : : :.:い : : : : : :Ⅵ| L、 _ /: : : : /::::::/:::::::::::!:::|
|: : : : :.〈∧:l: : : : : |》| l ヽ_ '´__/: : : : /:::/:::::::::::::i::::|
|: : : : : :{::::|:l: : : : :l:|ヾ{{=气==''/: : : :.:,'〃:::::::::::::::::::i ::|
. | : : : : : l::::レ!: : : : l/ 弋不勺 l: : : !: :|:{/:::::::::::/ ̄ ̄
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
それを支える魔術の展開速度は尋常ではない。
そもそも数日でツールを一つ作り上げられるその速度は、同世代のウィザード達でさえ大きく引き離している。
そんな彼女が本気となって繰り出す魔術の弾幕は、強力かつ隙がない。
ホロでさえ思わずたじろんでしまうほどの威力があった。
自陣 【魔】を選択
: : : : :.:.i : : !: : !: :. : :| : i | ||:: | {
: : : : :.:.|i: : |: : | : : : :| : | l:. ||:: | '.
: : : : : :|l: : |!: ::| : : : :| : | l:. fi:: | '、
: : : :.:.:.|l: : | |: :| : : : :| : | l:. !|::. {、 ヽ
: : : : :.:|l: : l ! :! : : : :| : |::i l:. ||::. |:'ヽ. \
: : : : :.:|l: : l | :|: : :.: :| : |::l l::. !|::. | ノヽ、 . ''´
: : : : :.:|l: : ! | :|: : :.: :| : |::l l:::. |1 |´ーイヽ. r―‐ '"´
: : : : :.:リ : i l: |: : :.: :| : |::l l:::... f1 | 厶<:〉___.′
: : : : :..′:.l | :!: : :.:::| : |::.:. l:::::.. lz| : | 「じゃが」
: : : : :' : : :; !.:|: : :.:::| : |::::; ;:::::::.. ト.!:: |
: : : : ' : : ::' |:l|: : :.: | : | : : v:::::::. ! !:: !
: : : :’: .:.:.' |: '.: : : :| : |:::::: V:::::::. ! |:: |
: : :/: : :.:′ |:∧: : :.l : |::::::: ∨:: : !‐'1: |
: :/ : : : ’ー- .,_.!:.∧:.:.:.|: :|::::::::. ∨:::::. | ! !
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だが。
オリアナ=トムソンが早打ちに長けているように、ホロにもまた長けているものがある。
それは力。
それはパワー。
それはマッスル。
単純故に強力なそれを発揮しようと、ホロは拳を大きく振り上げて。
| / ,,. . / /
| / ../ _/ ./
、 .|, | / ,> ,./″ / ./
リ、 .|.l .| /.〃 .rリ .,, |/ / /
lヽ .l l | | l/ ,ノ./ ,,ノンン゛ /
`ュ、 \, .l.ヽ .! l.! / / ./ ., '゙,iシ'゛ / ._..v
゙'ミ'-、 .゙.l、、 .l, ヽ .l ゙ト / / l ,///″ / _..-'ソ゛
.ヽ. \ .ヽ''、, .l ヽ.! .゛ /./ l,〃 /.,..-'" /
ヽ `'-、.ヽ .\ .l ゙.ll, 〃 ,i″ ,.;;シ'" ,/゛
ヽ .`'-,ヽ `'- l .'1 ,ir!'´ ,, '"
、 .ヽ. `'ヽ、 `' '" ,/゛ _,,.
゙ミ、,ヽ ,..'',゙.. -'''ニゞ_
`'ミ''ゝ ‐“´._,, =!二`-゛ ズンッ
゙'-、 ,゙,, -'"゛
.''`-ニ, ̄ ̄ ̄ ̄ ゙“''二ニ`-'“゛
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,/ ,ィ l.ヽ \
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,..-“゛ / / ,iゞ .!l ! .! .゙.li\. ..、\`''
./ / ,i″ | ! ! ゙ヽ.\ ゙'i-、\
. / _ν .,y ./ .'゙ l .| ." .\゙'i、 ヽ~!i、'、
.,,‐ン''゙/ // / l | ` |ミ-. ヽ,`'"′
.,;;シ'" ,ノ゙./ / / l l゙ ゙ヽ\. ヽ
-″ ,ノ./ ,// | .l \, \
,iシ゛ ..i/" | ! `-,\
.,iシ′ .i!′ |.! ゙''ミ
.,/’ l! `
!
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/イ ,.. 、イ /}/⌒ヽ、/´ // / 、 、
{ { Ⅵ / Vオ {从 /-}/-、 } 、 \
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/ 乂 u ::::::: Vソ' ,l ∧l |
/イ , 八 ,...、 ' /ムイ,'∧ | 「んな!!!?」
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>----イ///\ . ` ー ' イ/从
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´¨¨ヽ\〉 ∧///,イ/////////// |
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大地が、揺れた。
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ 「っっっ!」
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
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.|::::|:::| l 圦`¬=‐z_从リハ.i 乂 レi/i ノ,ル厶-‐ii::::ル i .!| 「…ゆくぞ」
i :l::::| | |/忙テ≡ミ.=ュ l -ッ孑==≠、_.ハ〃 .i i|
i i :::| | l.\ゞ, :::: ノ ` ゞ, :::: ノ〃.y::::: /i .i!
.i ∧:/| ! ! ー― " ー― ' /|::::: / .! i!
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当然、それはコードによる人為的な地震ではない。
そもそもホロは天性のウィザードではあるが、そうしたコードをちまちま打ち込むのは性に合わないのだ。
いつだって大胆かつストレートに。
そんな彼女の一撃に、オリアナの身体が揺らぎ、弾幕に切れ目が出来てしまう。
その僅かな切れ目に身体をねじ込むようにして、ホロは飛び込んでいって。
敵陣 【筋】を選択 怪力と天性の肉体発動!!
じゃあ、運命のランステいこっか(いい笑顔で)
下1
#宝魔運耐シヌガヨイ
はい、運ですね
なんかこの間から運ばっか引いてる気がするなぁ…
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その一撃をオリアナが躱せたのは一重に運だった。
自己改造に依って、肉体を強化しているホロの瞬発力は文字通りチーターのそれなのだから。
幾らツールで強化していようが、オリアナには避けられない。
だが、瞬間、彼女の足元のアスファルトが砕け、その態勢が大きく崩れた。
目測とはまったく違う動きをされたホロの必殺と言っても良い一撃はスルリと、オリアナの上を通り過ぎていく。
/: :| ヽ
/ : :/ ヽ ___ _,,,:. .-: :´彡フ
_ノ\_∠: : : : : : : : :`: :-: :,:_:/彡 /
( : : : : : : : : : : : : : : `ゝ /
マ r::/: /: : | : : : : : : : : ::\ /
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ジ {/ 7|`\/i: /|:|/|´: : : : :|ヽ
〉 ,‐-‐、`|7 || |_::|,_|: : :|:::|: |
で / r:oヽ` /.:oヽヽ: :|: | :|
{ {o:::::::} {:::::0 }/: :|N
っ | ヾ:::ソ ヾ:::ソ /|: : |
!? ヽ::::ー-.. /ヽ ..ー-::: ヽ::| r--ッ
-tヽ/´|`::::::::::;/ `、 ::::::::::: /: i } >
::∧: : :|: |J \ / /::i: | /_ゝ
. \ヾ: |::|` - ,, ___`-´_ ,, - ´|: : :|:::|
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \ 「どうやらまだツキはきれていないみたいね…!」
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
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瞬間、ホロが見せた隙は決して大きいものではなかった。
だが、それは歴戦のウィザードであったオリアナが態勢を立て直すには十分過ぎる。
その僅かな間に再び弾幕を作り出し、ホロの側へとばら撒き始めた。
幾らホロの身体が強靭とは言え、出し惜しみなしに繰り出されるオリアナの魔術を受ければ戦闘不能は免れない。
ここは機を見るべきだと彼女は弾幕に圧されるようにして後ろに下がった。
と言う訳で2優位一劣位で基本勝率70%
これに魔の10%と運の5%を足して、85%
で、天性の肉体と怪力で20%ねじ込まれて勝率65%ですね
一応、京ちゃんの
『自身が判定に参加する時、自身の該当ステータスが判定中1あがる』
こっちの魔導書は使えますがどうします?
下1
はーい
んじゃ魔と運、筋力で+1されて3%の補正ですね
…これまだ1%だから良いけど、強化してって倍率伸びるとヤバいな
判定に参加する系は、判定終了時に使用の有無を聞くようにしまする
と言う訳で最終勝率68%で…祈るが良い
下1
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/ 「くっ!!!」
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
自然、長期化する戦闘、そこでオリアナ=トムソンの弱点が少しずつ剥き出しになっていく。
ツールを使わない戦闘において、彼女はホロに及ぶものではないのだ。
だが、そのツールは弾幕を生み出す度に目減りし、もう数えるほどしかない。
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ 「(そろそろ勝負を掛けなきゃいけない…でも…!)」
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
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敵の護りは厚かった。
前衛を務めるホロは当然のこと。
それを援護する後方部隊さえ切り崩す事が出来ない。
こうして耐えれば、いずれオリアナのツールが切れる事を彼女達は良く理解しているのだ。
:.:. :.:. :.:. :. :. :. :. :. :. | :. :. :. :.| | :.| :. :. :. :.| |:.:..| :.| | :. :/ // .| :. :. :.
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:. : : | \lヽ| ,. -―- 、 ||.| :. :.
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それは狩人の戦い方だ。
獲物を追い詰め、弱らせ、狩れる瞬間を待ち続ける。
その恐ろしさは ―― 友人との相性の悪さはオリアナも良く分かっているはずだった。
だが、それでも焦りを覚える。
まだまだ彼女には京太郎に教えたい事が山ほどあるのだ。
もっともっと彼の成長を間近で見ていたいのだ。
それがここで終わるだなんて認めたくない。
認められるはずが、なかった。
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
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| オリアナさん!!!!! |
| |
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乂__________________________ノ
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―― そしてその焦りが絶対的な危機を呼んだ
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i!:l:.l:.ll:.:.:li!i:l;;;;'''''''' lミl..
i!:l:.l:.l:l:.:.:i!lll ミl::ヽ.
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i!:l:.:l:.l:l:.:.:i!l:l:i!.、 へ.____
i!:l:.:.l:i!:l:.:.li!:i!:i!i!ヽ ∨ノ` ー-二二ー- 、_____,.
i!:i!:.:l:ll:l:.:.ll:i!:i!:.li!i!ヽ. ヽ.、_  ̄ ̄ ̄l .ノ./
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ノ:イl:.:ll:.l:.:.li!li!ll:.l:l:l:i!l:i:.:i\ ` ー-------- '´ //
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///:.ll:.i!ーl:.:ll:.l:.ll:.i!:i!:.i!llー' ´ \ _ . '´//
///:ノ´ リ /:.:.リ:.:.:lllリ:i!i:i!li! \____ - '´ //
///:./ /:l//:/l:.:.:lil:.l:i!:.i!l:l ヽ. ノノ
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. ノ:/:.//:.:.:イ /:/l:i!li!il:.:.i!/ i!:.:i!:.l:i! \ l. l:.i!
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/:.:./:.:.:.ll:.:.:.:.:i!ll l:.:.リ:l:l:i!l:.:.:ll i!:i!:.:l:i! `ヽ- 、_ l:.l
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___ 「 ―――― あ」
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
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焦りが思考を乱し、弾数の把握を狂わせる。
結果、オリアナの生み出す魔術に明確な切れ目が生まれた。
さきほどホロが力技でこじ開けたものよりもずっと大きな、致命的な隙。
それをホロが見逃すはずがない。
再び飛び込んでくる友人にオリアナは敗北を見た。
ー .._,;ゝ..,,、 `'-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.l- i、、゙ゝ、,、ヽ、 .i〉;;;;;;;;;;;;;;;;;;/゛ '" .,..-/!彡'".りシ',゙_ _..-
゙'''-、`'-、 `'-_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ`'ミ〟 `'''.lシ、 .l.;;;;;,i∴;;.″ ,- , ;;ソ」彡" .,ノ".`--│ _..-'";;;;;;;
`'''''≒ .`'-、;;;;;;;i..、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ゙〈ヽ、 .゙'、"x. l;;;;;|. ..!./ / .,rシ",il'" 亠 ._iir㍉;;;;;;;;;;;;;;;
...,,、 `''-_ヽ`'-、;;;;;;;;;.;_;;;;;ヽ, ゙'ヘ . l;;;丶;;;;} ` .,;;ソ゛ ´ /゙;;;;;;;; /
ー 二゙゙ヽ ,,、 `'!‐ `'-,;;;{. `'-、;゙!、 .l-'、.l.;;;;;;;;;.! .,il″ _,, -'";;;;;;;;;;;`¬
..,,..........フ;;;;;;;;`''‐ ,,、 ,゙li/、 `'、.l, .`'/'./ ;;;;;l゙゙ ./ , r二-''''" ̄ ̄´゙''y;;;;;
^゙゙゙゙゙゙'''''".'''''.'''ヽ-..;,゙ニ_ `゙゙''''>x, ゙ ll、 .!、/.l;;;,! i' ''" `-¬'''
`'''`-ヽ,, |、`''ニi几 ″|;;'!
..,......xi, `'''ミ;;x、 ´ .` l、 l、;.lz'ア .,i;;|lrl!!!!¨'″ ,,,
 ̄ ..,,u..-..、 `''スッ、 y ..、 !li `l/ l/ ..il′ ,,il'"´
:ニニ;;;;ュix..,,,,,_. .`'s、 ゙''く、 |;,_} .ゝ .″,l′.,, .,.″ .= .r!″ '.ly
. `''-゙二;;;;`゙''''、 ゙" ″ iリ.,〃 , .` j,i′ l!
___,________i;;;;;;;;;;;;"― ..,_ l;;リ" i、 .,ij" _,/.l_、 ,,irー .∧ ._.
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.xッ----`-=- .. i|'" -`--ミヽ、..,,ノ;フ'"゙'-ぃ〈 ̄.コ;;-、___,.. -";;;;;~゙ィ
.,ン;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,..一'''''''ー、,;;;;;;;;`'ー- ..,,、 ゛ `'.lミ,゙゛ \;;ヽ \ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i‐′ !;ヽ `'L ゙".! ! `ぃix,;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ : _,i〟 _..〟 |;;;;;;;゙''-、、.リi !> ゙'i lヽ.;;
;;;;;;;;;;;;./ ,..r/「″ ,,rj″ Y''フ'´ .▽ ,i";;;;;;;;;;;;;;.l'!ミiv 、 ,.l|x, ヘ.l.ヽ
;;;;;./ .,r彡'" '!レ'" .// .,r、 f'"`''./ ;;;;;;;;\.゙'-、''-..,,,};;;;;ヽ l"l,.
/ ´ 、 ,ノ;/ ¨゛ .,,〟 .ヽ;;;;;;;;.l゙'!)i、`\;;;/'''''-\, ∨
,,、 ,,〃 .,..;;ニi / ´ ヽ;;;;;;;゙;;、 ` ゙'ミ、 ゙゙'ニ;;、
,i彡 /│ ″.,〃 .,i;; .,-、 .i;;;;;i .l.;;;;;|..゙'|l、 ゙'li、 ゙'ミ
,iク゛ l";!I ., ―--グ .n /゛ l/ .゙‐'" .l;;;;;.l .゙'f、 ゙.lx ゙'
.,l .,ング ,. / ;;;;゙‐',,、;;;;.;i′ :!┤ .lL .` l;;;;;.l ゙|''、 . lヽ
.,l| ../ ;/ 〃 ./ ;;;;;;;;r'" !" .l゙l : |;;| ` ゙lュ !;;;;;.! ゙'i;ヽ i、 ゛
, !} ,i";;;;l゙ ,iリ ,/;;_ン-/ |;l l´;;;.l l;ヽ 〟l;;;;;;.l .`┤ .゙┘
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
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| 礎を担いし者(Basis104)!!!!! |
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乂____________________ノ
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
だが、それは。
その彼女と同じその魔法名によって覆された
,ィy、
/ , 彡
/ / |:│ ,.ィ `^^彡
_/ : :/ ..斗┴ ―<: : /〉/
,ィ:/ : :/ `'く. //
/: : : :/ , , '〈
′: :./ / / 、 、 :,
│ : : ′ |:│: :l.: :l: : : :l: :l: :l : : .
| : :│ : :L」_: :j.: :| :l : :|: :l: :|: :|│ 「なんじゃと!?」
l : :│: :| :Yてフミメ、j从l斗zt :|: :|│
l.: :│: :|: :|ヾニィ′ (rリノハ从ノノ
|: :│: :|: :| 〉`´,小:|
|: : :! : :|: :| .ィ7~ァ .イ?j|
l: : l|: : :V:ト.、 ヾ- ' .ィ: : '; 〈{
j : 小,: : :.';l `7〔: :小,: : ':, ':,
. ,': :.j/':, : : ':, ( `'<,込: : :':, ':,
_厶イ ':,: : ':, ` ':,: : ':, ':,
/^ ':,: : ':, ':,: : ':, ':,
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
考えても見れば、当然の話だ。
京太郎とオリアナ、どっちが戦況に貢献しているかなど考えるまでもない。
ましてや、京太郎は男なのだ。
オリアナの危機を前にして動くのは当然の事だった。
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ 「ボウヤ!!!」
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
だが、その場にいる誰もが ―― オリアナすら京太郎がそう動くと予想してはいなかった。
なにせ、京太郎はこの状況を作り出した元凶であり、そして同時にこの場所にふさわしくない人間なのだから。
そんな彼を護っているつもりであったオリアナにとっても、それは驚きを覚える事で。
_.,;-=≦三三佳卦汀ミ! ィ u ム 灯圭卦三三≧x,
ィ≦三三三三佳圭卦汀 .! ___ 、 / } }圭卦三三三三≧;;,,
イ三三三三三佳圭圭卦汀 ム _,,,,,...--‐一 '" - ‐/ / i i圭圭卦三三三三三三 「今です!!!!」
三三三三三三佳圭圭圭卦汀 i \ ゛ー-- - ‐‐ "" /i / /圭圭圭卦三三三三三三
三三三三三三佳圭圭圭卦汀 l \ / / / /圭圭圭圭卦三三三三三三
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,i彡 /│ ″.,〃 .,i;; .,-、 .i;;;;;i .l.;;;;;|..゙'|l、 ゙'li、 ゙'ミ
,iク゛ l";!I ., ―--グ .n /゛ l/ .゙‐'" .l;;;;;.l .゙'f、 ゙.lx ゙'
.,l .,ング ,. / ;;;;゙‐',,、;;;;.;i′ :!┤ .lL .` l;;;;;.l ゙|''、 . lヽ
.,l| ../ ;/ 〃 ./ ;;;;;;;;r'" !" .l゙l : |;;| ` ゙lュ !;;;;;.! ゙'i;ヽ i、 ゛
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ 「礎を担いし者(Basis104)っ!!!」
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
だが、オリアナも一流のウィザードだ。
京太郎が身を挺して作った隙がどれほど大きいのか本能的に理解している。
この機を逃せば、自分はホロに負けてしまう。
反射的に浮かんだその言葉に、彼女は再び魔法名を口にし、魔導書を起動させた。
選ぶのは、今、彼女が持っている中で、最も強力な一冊。
それを『強化された京太郎に掴まれている』ホロへと向けて。
,,、
}'、\
,.':::;\\ _,,,...........,,,____
,'::::/ \\,,...-‐'"´ ̄.: : : : : : : :. :. :. ゙̄¨''ー- 、.,,,:.:.:--―:.:.:- ,,...__
i:::i' \.`' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : r: :,;.:-‐==ニニニ二ミ!
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j:::' ,.::´.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. :. :. :.` 、 / ., ′
ハ、.: : : :./.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:.:. / ,/
. /: : : : : : :/.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :. :.:、 : : : : : 'ヽ
;: : : : : : / : : : : : ji.: : :. ::!i.: : : : : : : : : : : ; : : : : : :. :. ::l : : : : : ',: : : : : : :.',
.: : : :. :./ : : : : : / ',: : : ::!:i.: : : : : : : :. :. :ハ::l.: : : : : :. ::l.:.::i、: : : :',: : : : : : :;
.: : :. :./ : : : : : / i: : : ::! !.:.:.i! : : : : : :;'/ |::!.: :. :. .::|: :l.:.:.; ヽ : : i: : : : ; : :i
: : : :.,'.:./: :`ー/- 、 ', : : :! l.:.:/il.: :. :. :.;'' |::;: : :. :. ::!: l : :! ',:..:.:l: : : :.j:.:.:l
.: :. :. .:.':,イ´.:/,,,,- ニ=x- 、レ' リ从;;;ル' ,リ;:;:;_;;;::斗-'‐ノー l:..:.:! : : /!.:.:;
.: : :. :.'.:.:.|/"/ :;;r jヽ ` ̄ ,, -=、 ;:..:.:!.:.:./ .}:./ 「ちょ、味方ごとなんて正気 ―――― っっっ!!!」
: : : : : : ::! /:::::;;;;;;;:`::::::l / :;;r ヽヽ /;:イ;;/ //
.:..:.|: : : : | |::::::::;;;;;;;;:::::::l l:::;;;;;` ::| l ,/ : : i' //
.: :.l: : : : l '、:_ '''' ノ l '''' ノ | / : : : | /
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: : : ': : : ::ト , '.:.:!i:: :. :. ::,
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もし、ホロが冷静ならば、それを避ける事は容易かっただろう。
幾ら京太郎に拘束されているとは言え、彼はウィザードとしては半人前。
自身を強化改造してるホロを一秒と抑えられはしない。
が、その時の彼女は未だ平静ではなく、ほんの僅かだが反応も遅れてしまった。
結果、立ち上る光の柱に京太郎と共に呑まれてしまう。
、
'!ミー ..,,,ヽ
_..--―''''',゙,゙_,,,.. ―`-ニ;;i、
'|゛ ., ‐''"´ l ヽ `''-、,
/ .,/゛ / ヽ ゙''-
/ ./ : =;;;――==‐- ヽ
/ ./ _,lシ'",..-'´ .ヽ
.,i' / ..,ン'"゛ _/゛ ヽ
.〃゛ ., l/゙/ ヽ,
.゛ .,rソ゛ / __,,.゙l、 ,..ヾ゙'-、
.,メ゛ ! --=ニ二_, .`゙゙゙´ `''、
" ! `゙'''ー i..,、 \\
l ._,,.. rコ¨¨`-..,、 ヽ `''-..、 .`Y\
l _..-'"゛ `''-、、 .ヽ ゛-、 .\
_,, ‐'" _,,,. -―ー''¬'''''¬―-ニix..、 .ヽ `'-、 ヽ
''!!'フ' ,.‐'´ ヽ .\ ヽ
_/ ,./ ヽ \ ヽ
,..‐" ..r',! -xi....-..,,、 ヽ \ ヽ
/ / │ / _,,,.. -‐'″ .`゙''''''-、 .,,..ヽ ヽ ヽ.i, 「きゃああああああああああああ」
./ ./ l ./ ,/ ̄ `''-..,_.,|`'-ヽ ヽ .`.l
/ / l / .,..-" ,..-"゛¨¨¨¨¬‐ー-- .,,,,_ .`ゝ、 .ヽ l
/ / l ./ ‐“'゙フ _..-'"゛ `゙゙''ー ..,、 `''''、 l l
./ ,i′ / / ノ_..-'"゛ `'-、、 \ .l !
.'":! / ! / .,ィr'" ‐¬'=ti ,、 .`''-,,..ヽ. ..l. l
| / l ./ ,〃 `'- \ ゙'ミ'-ヽ、 .l .}
| ! l / ./ `''-\ .ヽ. `'.l、 ./ !
|l゙ / ./ .ノ/ `ゝ ヽ. l゙ ,!
l| / .,″ ./ ヽ / /
| l ./ ._,〟 'ti..,, ヽ .l゙
.l゙ / .,..イ'" x- ......,,,,,,,,,,,,.、 \`'''ー ..,,、 .ヽ !
! ./ / ./ _,.. ┘ ... ー‘゛ \ `'-、 .ヽ
! .,i"/ _,,.. '"´ ._,, -'''" `'-、 ゙''-、 .ヽ
l .,i'/ ,ツ .,..-'"゛ \. ゙'v ヽ,
l ,/./ ,./ _..-'" `'''ー ,,, ヽ ゛
,! / .,i'゙ / `\ヽ
. ! .'" ノ/
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
#23ネヘ「ゥ昉 + 45 = 68
勝利!!!!!!!
おのれ…ここで負けていたら足止めに残ったオリアナの最期が分からず、京ちゃんが曇るところを書けたものを…!!!!!
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_, ----` ∨ `ヽ、
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/ イ / // : l | ' / ! 从 | : :.
.'/ ' ' /-|-{ { | /}/ | / } } | .
}' / |Ⅵ { 从 ' , }/ /イ } .
/ イ | l{ { ∨/ ' } ∧ : :.
´ | {|从三三 / 三三三 / /--、| ∧{ 「うへへへへ」
{从 | , ムイ r 、 }} /} \
| ノ ' }/イ/
{ _,ノ
人 _,..::ァ r }/
` ゝ - ' イ |/
` ーr ´ ___|_
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{|___ノ __|[_]//∧_
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柔らかいし、いい匂い…。
なんだろう、コレ。
良く分からないが、とっても良い気分だ。
ずっとこれに浸っていたい…。
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } /
/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ 「そろそろ起きないと悪戯しちゃうわよ?」
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / /
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : / : / : : / |/∧ニ=‐―: : : : : : : : : : {
. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
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/ / ,: | ̄\
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/イ ,.. 、イ /}/⌒ヽ、/´ // / 、 、
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| | {/ ∨ィ=、}/ , |、 }  ̄
/ 乂 u ::::::: Vソ' ,l ∧l | 「それは許してください!!!!!」
/イ , 八 ,...、 ' /ムイ,'∧ |
/\ / 、 〈- 、\__ ム/ / \
>----イ///\ . ` ー ' イ/从
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__________________ \;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
ってアレ、ここは…何処だ?
まったく知らない部屋なんだが…どことなく雰囲気に覚えがある。
…もしかして、ここはオリアナさんの新しい隠れ家なんだろうか。
と言うか、俺はどうしてここに?
確か最後の記憶は…オリアナさんを庇う為に前に出て……。
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\ 「…まったく、前戯もナシに挿入するような無茶しちゃって。
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ こんなにお姉さんヒヤヒヤしたの久しぶりよ」
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
あー…思い出した。
何とかホロさんを掴んで足止めしてる間に、お姉さんの攻撃をもろとも受けたんだったっけか。
で、俺は見事に気絶して、お姉さんにここまで運ばれた、と。
詳しい顛末は分からないが、きっとお姉さんは勝てたんだろう。
少なくとも、絶体絶命の危機から脱する事が出来たのは、オリアナさんの声音からも伝わってくる。
,. --- 、 ____
/, ´ ̄ ̄` '⌒´ \
、_/_/⌒ヽ , / ヽ
,---、 / // : ヽ :.
, / ̄-/ /' { | | | :
/ __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | |
.:' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | |
/ ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | |
/\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{ 「すみません。身体が勝手に動いちゃいまして」
////\ r--- ´八 !∧  ̄ ,: :.:.: }/ノ/ リ
. ///////\ \}∧ u 八/
//////////〉 込、 __ ,.: /
///////// / }>、 ` イ |从
,'//////// / _ /--、l ` ̄ :, |--、
.///////// / イ/////\ {////} / 「///|
'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|
///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、
////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | | 「……」
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
まぁ、それだけ分かれば十分だ。
今は周囲の状況を確認するよりも、お姉さんに心配掛けた事を謝罪するべき。
そう思った俺の言葉に、オリアナさんはただ視線を返すだけだった。
ただ、そこには責めるようなものも、呆れたようなものもない。
まるで俺の心の奥まで見透かそうとしているような真っ直ぐな瞳だった。
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i |
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '. 「…そういうところ、なのかしらね」
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「え?」
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) } 「お姉さんがボウヤにこうも入れ込んでいる理由よ。
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / 顔も声も…あんまり似ていないけれど。
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ } でも、そういう真っ直ぐなところはお姉さんの恋人にそっくり」
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
その目は何か大事なものを見つけたものだった。
もしかしたらお姉さん自身、俺にどうしてこうも優しくしようとしているのか分かっていなかったのかもしれない。
でも、きっと今、その答えが彼女の中で出た。
それは正直、俺にとってちょっと恥ずかしいものではあるけれど、でも、お姉さんの疑問が解決したのならば良かったと思う。
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\ 「いえ、元恋人と言うべきかしら」
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「…やっぱりその人は」
「えぇ。死んだわ。私の目の前で」
その声音は一見、淡々としていた。
…だが、それはお姉さんが何も感じていないからじゃない。
寧ろ、オリアナさんは、今もその死から立ち直れていないんだろう。
悲しくて、辛くて、認めたくなくて。
だから、それを表に出す事が出来ない。
胸の奥底にしまいこんで、ただ、狂うことしかできなかったんだ。
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i | 「だからね、ボウヤとの生活はとても楽しかったわ。
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! えぇ、ちょっぴりお邪魔虫も多かったし、刺激的だったけれど。
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\ でも、ついぞ出来なかった彼との子どもが出来たみたいで…」
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…ポツリポツリとつぶやくその声は、まるで何かを精算しようとしているようにも思える。
正直、そんな言葉を俺は聞きたくない。
オリアナさんとの生活が終わりに近づいているなんて、意識もしたくなかったんだ。
…だけど、その声は本当に楽しそうで、感慨深そうで。
…………俺は目尻に涙を浮かべるだけで、止める事が出来なかった。
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ 「…だからね、お願いがあるの」
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「……お願い?」
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ 「これからきっとボウヤは大変な目に合うわ。
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、 この世界の事もそうだけど。
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\} きっと他の世界でも数奇な運命に巻き込まれて…心折れそうな事もあると思う」
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「……はい」
/ || / || | _
|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
|| ´ <
´ / \
/ ヽ
/ / / / / ヽ: ',
' / / / / // :| : : ;
|/ / :/ / .:/ // :| |: : |
/ / / :/ .:/ // / ;| |: i |
,′:' :│ :/ .:/ // : /:|: | |: i | 「でも、どうか諦めないで。
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ̄:|メ| |八 ! 辛い事から逃げても良い。
//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\ 苦しいと泣いても良い。
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ でも…絶望だけはしないで。
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: / 彼と同じ真っ直ぐなその心を…曇らせないで」
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) } 「お姉さんはボウヤの側にはいられない。
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \ でも、ずっとボウヤの味方だから。
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ } ボウヤの事を助けてはあげられない。
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ でも、教えた技術が、ボウヤの助けになってくれるはずだから」
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
| |
| |
| どうか、お願い |
| |
| |
乂___________________ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
下1
1 分かりました
2 約束出来ない
___/ ̄ ̄\_
, ´ <⌒
,:' `ヽ、
, \_
\ } ̄´
' , \
/ , |/} ∧ }`ー`
{∧ 「ノ|/}/イ
' 、 | /`/ } ' 「っ…分かり…ました…」
} ∧ /イ /
|' ,} \__/イ__ /
//////////∧
-=≦//////|////////≧=-- 、_
r≦//////////////////////////////ヽ
|//l///////////|///////////////////∧
|/∧//////////l|///////////////|/////}
|//∧/////////l|///////////////|/////|
|///∧////////l|///////////////|/////|
|//// }////////l!///////////////}/////}
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
言える、だろうか。
最期にこの人が望んだのは、自分の事じゃないのに。
最期の最期まで俺の事をこうも想ってくれているのに。
出来ませんだなんて…自信ありませんだなんて。
言える…訳がない。
それがどれだけ重くて大変な事か分かっていても。
俺には…そこで頷く以外の選択肢がなかった。
/
l
':, ____
z≡≡≡≡彡 ヽ , ´ )
〉 / /______
/ /
/ -‐――
, == 、 ./ ∠
‐= { /  ̄ ̄ ̄ ̄ 「ありがとう♥」
/ 7 |
/ ./ , ´
/ ′ 〃¨ ̄ ̄ ̄ ‐- 、
/ { | \
| | \
l | \ _.. <
` 、 | \ _.. <
` ー――――/ {
チュッ… / |
/ 〉
/
/
/
Y
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「っっっ!!!!?」
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ
| | ノ/"ノ /// |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) } 「言っとくけど、お姉さん、誰かれ構わずキスするような女じゃないからね。
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \ これまでお姉さんがキスしたのはパパと恋人と…ボウヤだけよ」
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…お姉さんの顔は赤かった。
でも、それは初めて会った時のように興奮で赤くなっているのとは違う。
俺にキスしたって言うのが、お姉さんの中でとても恥ずかしい事なのだろう。
…正直、最初にそれよりもずっと凄い事をされているから今更な気もするのだけれど。
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '. 「さっきのはボウヤに助けて貰ったお礼と。
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \ これからボウヤが頑張れるようおまじないよ」
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「…多分、効果てきめんっすね」
こんなものを受け取ったら、頑張らざるを得ない。
今もボロボロ泣いてる俺が言うのもおかしい話だけれど。
でも、俺が今、受け取ったのは、ただのキスじゃない。
俺の事を強く想ってくれている……お姉さんの気持ちなんだ。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | | 「ふふ。良かった。
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ } ……ねぇ、ボウヤ」
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…なん…でしょう?」
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\ 「…お姉さん、悪い事もエッチな事も一杯してきたけれど。
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \ 彼と同じところに逝けるかしら。
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ 彼に…会って幻滅とかされないかしら…?」
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
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「…される訳…ないじゃないですか……っ!
オリアナさんは格好良くて、綺麗で、優しくて…最高の……!!!」
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// ミ=彡 ; /: : :八: :\ 「…………そう。良かっ」
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \
. / /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
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` ∴',+:; . , , +: ∵ フッ
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消えた。
何の前触れもなく。
最初からそこには誰もいなかったかのように。
俺の前で安らいだ顔をしていたお姉さんは消滅して…手を伸ばしても…何も感じられない。
熱も残滓もなく…残ったのは…俺の中にある技術だけ。
オリアナさんから引き継いだ…ちゃんと引き継ぐ事が出来なかった彼女のスキルだけだ。
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それはきっとオリアナさんにとって望外の喜びで。
ここで俺が泣くのを…彼女はきっと望んでいない。
お姉さんは最後の最後まで『お姉さん』だったのだから。
…でも。
でも…今だけは。
どうか…今だけは。
、__人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ 人
) (
) (
) あぁぁああああ…! あぁあああああぁああ…!!! (
) (
) (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ Y
くそ!二時には寝るつもりだったのに筆が乗りすぎて、一時間も延長しちゃったじゃないか!!!(´・ω・`)寝る!!!!!
あ、オリアナが逝ったので、これからは鍛錬とかコミュとか好きなのを選べるようになります
魔導書作成に関しても、コレからはあげられますが、以前ほど効率良くはありません
また状況やゾロ目などによって別のスキルになる可能性もあります
そして何より、まだ管理者側は京ちゃんの事探してるのでイベント表も振りますね(ゲス顔)
今更ですが今日明日はエリちゃん本気で掘らなきゃダメなので投下はありません(真顔で)
そしてオリアナと約束したので
○朽ちぬ約束:特殊
オリアナ=トムソンと交わした約束は今も心の中に残っている
どんな時でも諦めず、真っ直ぐに、師に誇れるような男になろう。
このキャラは他人を見捨てる選択肢が取れなくなる代わり、一生に一度だけ判定を一つやり直す事が出来る。
このスキルを手に入れました
ちなみに一生は、異世界に飛ばされてから死ぬまでです
あ、分かりにくくてごめんなさい
死んでもスキルは失いません
スキルごとの条件を満たしてしまって失う、と言う事はあるでしょうが基本的に死亡はスキルを失う理由にはなりません
が、その世界で手に入れた装備や強化したステータスなどは死亡時に失います
乙
俺のエリちゃん(2ドロ目)を分けてあげたい…
エリちゃん持ってないのが許されるのはー小学生までだよねー!
確かに完全に見捨てられないのは安価の意味も薄れますし、面白くないですねー
って事で速攻エラッタあああああああ!!!
○朽ちぬ約束:特殊
オリアナ=トムソンと交わした約束は今も心の中に残っている
どんな時でも諦めず、真っ直ぐに、師に誇れるような男になろう。
このキャラは一生に一度だけ判定を一つやり直す事が出来る。
ただし、他人を見捨てる選択肢を取る場合、判定を行わなければならない。
その判定に三度、成功した場合、このスキルは消滅する。
>>756
私のマシュケベ礼装(六枚目)と交換してくれませんか…いや、マジで…
>>757
つまり私は小学生だったのか
萌えても良いのよお兄ちゃん達(´・ω・`)
おにいたんたち あたち クレオパトラのほうぐを2にしたいの
5諭吉くらいくだちゃい(露骨なJSアピール)
2ってことは引けたのかなお嬢ちゃん?
>>763
きちんとsageてるあたり可愛らしいよな
お兄たんはね、クレオパトラを宝具5にしたからもうお金がないんだよー
結局エリちゃんは出ませんでした(血涙
後どれくらいこの世界に居られるかなー?
オリアナ消えたら何か運が崩壊しそうで怖い
ラスト10分でエリちゃん引けました
なおズダ袋
>>764
うん、なきのゆきちで なんとか ひけたの
でも、お陰で今月の引き落とし額がもう4万になったのでもう本当に当分、課金しねぇ(´・ω・`)福袋かシータちゃんかきよひー亜種が来るまで我慢する…!!!
>>766
まさかエリちゃん難民と名前つけながらパトラ宝具5を出してた人か…!!!
仕方ない、同じエリちゃん難民のよしみで無記名霊基十個で許してやるよ(´・ω・`)クレオパトラ宝具5とか許されざるよ
後、今の世界は割りと安全なので、よっぽどの事がない限り、死ぬ事はありませんよ、えぇ
死ぬより辛い目には合うかもしれないがな!!!!!!
>>767
おめでとうございまする
こっちはずぅううっとファラオと酒呑ちゃん回ってましたけど出ませんでしたの…
お陰で銀りんご4個と金りんご6個取り逃したぜ(白目)
>>765
頑固で人の話をまるで聞いてないけど、ちゃんとsageて育ちの良さを感じさせる子……
,∠、 / ヽ
/ |: :/ \へ
/ ̄¨ヽイ |:/ / / /||:! ! | ! .|
!: 〈〈: /:{: ': ,': ':::|::|: l::l: l::l ,ィ: ! l ,!
∨ ノ¨ト==イ: :! l斗十ナナノ.:|: /::l. /十ト、l: i〉
¨フ´/ !: : : :! 、トト、!ィチ^:丁:::}/ :::}'::::::!ノ :: !: l リ
. /: 〃 |: : : :|ミソ :::〈 l{::::::::| :::::::::::::::rf示、 ノ ノ/ / f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
レイ ト、_|: : : :l ヽ 弋:zソ !::::}l }イノイヽ | このスレ立てた人もここで喜んでる人達も女はみんな京太郎のものだと思ってるところが痛々しい |
|.: : :|: : : : .: | :::::::: , 辷リ !:. :. :.:ト、 \ | もしかして速報の方で金髪イケメン王子様とか言ってあちこちのスレ荒らしまくってた人いるでしょ? |
|.: : :|: : : : .: ト、 :::::: |: : : : | ⌒ | |
/ : : :|: : .: .: lミ、Y ‐ - ノ: : :. :.| 乂__________________________________________ノ
. /, : : : |: : .: .: l ! ヽ イ|: : !:.|
// : :|: : : : :ハ | ` . _ x<: : |: :!: : :|:. :!
. // . :/!: : : : ∧. ! | |: : : :.|: :!: :. :.、|
// . ::/∧: : .: ∧`ヽ. l ヽl、:: : |: :l : : : : ト
. // . ::/厶 ヘ.: ∧ \ `ヽ. ヽl : l : : : : | ヽ
// , < \ \ \ ∨ `|: :. :. :.| \
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
意訳:須賀くんは私の王子様なので、他の女性になんて渡しません
つまりこういう事か(錯乱)
そして無事にエリちゃん難民になった辛さを皆にぶつけた、もとい分かち合いたいので今から小ネタ投下します(血走った目で)
/|
/! | チ へ / ̄ ̄ ̄
! ! | ャ ト、ト-~'''‐-‐-─-、 ヘ /
-──|┼|─‐- ッ ト、」 ! ! ! l i! !`‐'7 : / 思 逃
/ -─┼|┼‐-、 \ ト、 ! i l i i //! ,-‐-- 、 |. う げ
./ .// ̄ ! ! |`ヽ ヽ ヽト、\!レルレノノノノ/イハト、 /イ //`彡ヽ\ !. な ら
/ . ! ! | ト、\ヽ! |// 7 / / /´`´\\ヽ \ よ れ
r‐-、 |┴| `ト、i i ,─-、__ 、__,-─ |ノノ7 / / /__ ___\l| | _フ る
ト-イ /^Y´\ `ミ、|Y -‐┰┐┌┰‐ァ |^! イ | ///___,`i'____ ト、!、  ̄\ と
|-‐!/o/´\o\ .`┤|  ̄7! f  ̄ | | ノ | |、/ ゚ `i´゚ |/`! `ー─
入 /o/ \o\ | | L | | 」 |ノ/ i||lト、 ヽ、|, - ///
_( /\/\ 入o\ ∨ 、ィ㎜㎜㎜_, レく-──ァW|\ -==',イ/ヽ、_
( \__)/`ァ─‐' /\/__/|\ ` ̄ ̄ ̄ /| \__/ /! `'ー─' |人_ノ!  ̄ヽ、
(`ー-r'ヽ / r‐' ̄ ̄/ | \ ____/ ト、 \ ̄`ヽ^Y^Y^!__|_____ \
`r‐‐' _/ / ト、 / ∧ \ \ |├┴┬──‐'´ニ」/ノ ヽ
/\ / ト、\ // ! `ヽつ |(`´Y! プト、) !
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
『追跡封じ』。
そんな異名で呼ばれた私の仕事は、何時だって順風満帆じゃなかった。
ちょっとしたドジやトラブル、運の悪さから、その手が私自身に伸びた事は何度かある。
ましてや、私は仕事に関しては、全力で、尚且つ手段を選ばないタイプだったから。
時には自分を囮にして、目標を逃したりする事もあった。
/ V ヽ ー : -' イ \_
,. -へ. \ >、 _, ィ \ /¨「 ̄ ̄ `ー 、
/ ヽ \ / ', \ ! }、
/ / ! \ |\ソ | / \
. / / , /マニ/ / ,厶 ∠、 ヽ、 「おい、あんたら。ちょっと待てよ。
/ / ', ∧ G〉/ / / \/ \ \
厶-―-、 / |./ ∨|/ r' つ ノ Yヽ \ \ 事情は知らないが、女の人を囲むだなんて穏やかじゃないぜ」
| \ ! |イ| {レ '´ ィク ) ` 、 \
| ヽ ! |d | ' / ) \. \
∨ \ |/ | ! 〉 ' , ィ } \ \
∧ \/ ! / ,. -―' ヽ ヽ、
i ヽ } / / | !
| ,. --- ∨ / ∠、 ! ,__ ノ
/ー‐ 彡'  ̄¨ 弌 / / ヽ \___ ヽ_ト― ´
`ー<_∧ }/ , '| ! / |
| ∧ / / | ∨ |
ヽ ∧ / | / |\
| \ / |G 、 !::::::\
| >‐' | |>`ー-、 !:::::::::::\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
『彼』と初めて出会ったのもそんな時。
自分を囮にして、チンピラ達に囲まれていた私を、彼は助けようとしてくれた。
…ただ、それは私にとってはありがた迷惑と言っても良いものだったけれど。
なにせ、その時、私が相手をしていたのは、三流も三流。
文字通りのチンピラ達だったのだから。
自分一人だったらどうにかなる相手なのに、割り込んできた不確定要素を歓迎する気にはなれない。
正直なところ、邪魔だ、と言うのが第一印象だった。
'"´ ..:::{:::. 〈{ . lムイ::::ハ/\
/ ..::: -<圦 .イ:::ハ/:/⌒ハ
r '´ ..:::イ⌒! ̄ { \ `_丶 / V }/斗允 i|
\ 、_..:::/:::::| │ ∨:::/丶、_ .:< // ∧///,'i|
`ー- ..__| / { //|_x彳 } / /::::∨///i|
{ / /:::::‐-:::::斤、//{__/\ /:::::::::∨//i|
∨:/:::::::::::\} 〈.::/ヽ/| /}.::/ ::∨/i|
 ̄ ̄ ̄ ̄| V/| | |/ // ::レ/リ
| // ̄ーヘ _ ::|/
| // \/ \:|
│:// 〈\:{ / }}
|:// \〉∨ リ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
実際、『彼』は私のように世界の暗い部分に身を置く人間じゃなかった。
その時の『彼』は学生服に身を包み、手にカバンをぶら下げていたんだから。
下校の途中に通りがかりましたと言わんばかりのその格好に、チンピラ達も。
…いいえ、私も最初、侮っていたのだけれど。
i!
ト、 ト.ト、
_≧ヽ`ヾヽ!:::::レ'レィ
\::::::::::::::::::::::::::::<_
∠´/::::::::::::::::::::::::::<_,.
_乂:::/:::/::::,.、:,..::::::<_
`7从乂〃o゜:>く〃
/::::::::ヽ、:::::,.ィ升::::\i!
! v'ニミ>'´:{ ̄`ヽ┐':::/:,イ
V:::::/´::::::::::::>勺ノノ:/::::::|
≧=≦ニ彡'///:::::::::/:::::|
彡〃/」:::::::::∧:::::,.イ|::::|i!
´〃川N::|:::::::::ハ|::::::|
/::::::::/∧:::::::::::|:::::::| /
i!/::::::::::::> <`ート、__j
V::::::::::::/ ヽ:::u、::::L_
V:::::::::::/ \::ヽ〉ヘ〉
/::::::::::/ |::::::::::i!
/::::::/:/ /  ̄ ̄ ̄``ヽ、 ヽ
/::::::':::i ( V / i ` 、__,. >
|:::::::::/ \ V /| ヾ.__ヽ、
. |::::::,イ 二>< '´ ̄ V ! ==
|::::::!::| ,、 - ∧ ヽ
.|::::::::::| < | \へ`ー――>――‐- 、
\|ー',.イ≧ユ_ `´―ー= ̄ ゝ ` ヽ.
\:ミx___/ / ><>< <、
)〈≠≡∠__/ / `
/'´ \__ 二=― (_
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
『彼』は強かった。
それはただ腕力をはじめとする身体能力だけじゃない。
心が強く、そして真っ直ぐだった。
数人のチンピラの中、多勢に無勢だと言うのに、彼は一歩も引かず。
私を助ける為に、血を流し、頬を腫らし、目尻に涙を浮かべ。
それでも尚、戦い続けて、チンピラ達を追い散らしてしまった。
∨/.:.:/.:.:| } 、  ̄ __ |:|:!|:.|/:.:.:、{\|
/ / ;イ:.i:.:.| __, ;≦; ̄ |从V:.:.:.:、:.ヽ
´\ / '}_jバ从 ;(r'¨ ̄`三; ;/:.:.、\:.:{\| 「らいじょうぶ、ですか?」
/ / \}/;\ ´'; , ,メイi:、.:、\`戈^
/ >ヘ};>、 ´;≦_; !:|厶厶:.{V^
/ ̄ ̄ ̄ /}` ー≦;三≧←' ̄ ̄`〉}
∠二≧ 、 .∠{_ノ } ̄\,メ/ 〈ン 、
ー…;←≦ <__ /{ `'ー─ ') / 〉, /, ,厶 \
>,く \__ , ;彡' / V . く \ \
// \ // / }/ \ \ ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
無論、その間、私だってただ見てただけじゃない。
『彼』を護ろうとした訳じゃないけれど、降りかかる火の粉を払う為に戦っていた。
…それを見ていたはずなのに、『彼』はまず真っ先に私を心配する言葉を放った。
腫れた頬をそのままに、呂律の回ってない舌で。
傷一つない私を心配してくれていた。
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ } 「えぇ。ありがとう。
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ ボウヤのお陰よ」
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
その時、私が覚えた感情は、『彼』への申し訳なさでも、嬉しさでもない。
このどうしようもないほどお人好しな男は利用できる。
自分の隠れ蓑として、そしていざという時のスケープゴートとして。
……だって、私は善人じゃない。
これまで数え切れないほど悪事を重ねてきたし、人だって殺してきた。
そんな私が『彼』を利用しようとする事に、ことさら良心を刺激されるはずがない。
その時の私は何喰わぬ顔でお礼を口にしながら、彼を利用する手立てを考えていた。
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
/ / : : : : : : // : : : : : : : : \\ヽ : : : :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :/ 〃: : : : : : : :、 \
. //: : :: :: :: :://: : :/ : : /: :/ \\: : :. :.| |: : :: :: :: :: :: ::|: :| ( {(: : : : : : : /ハ ∧
. /{: : : : : : : : : :{ { : :/: :/: :/ ! \\: :|!: : : : : : :: :: ::|: :|: :\ \: : : : :.′ } / 「…でも、落ち着いたからかしら。
/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / / ちょっと…ううん、かなり…怖くなってきちゃって…」
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…"
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
: : / : / : : / |/∧ニ=‐―: : : : : : : : : : {
. : : /: : :{: : : {i |/ /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
: : : :/: : :/. : :| { :∨:.厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}`>ノ
: : :/: : :/. : } :| ; : ∨ ∨\
: :/: : :/. : / .:| ′ :i i : : :\
:/: : :/. : / .:i} ' : :| | : : : : :\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
この手の繰り言は私の得意分野だ。
学生の、それも男一人を思うがままに操る事なんて容易い事。
一時間もした頃には、私は彼の家にあがりこみ、そしてお茶をご馳走になっていた。
自然、弾んでいく話は、お互いの身の上に触れるものになっていく。
けれど、私は一度も本当の事を言ったりはしなかった。
…私が生まれた国は、彼のいた場所よりもずっと治安が悪かったから。
こんな平和な国で、ぬくぬくと一人暮らしをしている彼に対して嫉妬していたのも、きっとあるんだと思う。
まぁ、一番は、彼に心を許していなかった事なのは間違いないのだけれど。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
とは言え、一人暮らしだと言う彼の部屋は、私にとってとても都合が良い場所だった。
学生の彼は日中おらず、こっちも好き勝手に行動できる。
夜は多少、窮屈ではあるが、いざという時に使い捨てられる拠点が増えるメリットの方が大きい。
そう思った私は、彼に共同生活を提案し、そして、それはあっさりと受諾された。
……正直、この辺りは、今も不用心だと思っている。
もし、私が悪女ではなく盗人で、現金や通帳などを盗まれたらどうするつもりだったのか、と。
. 厶イ:::::::::::::/ ,__ ∧人|\|
∨:::::/|/ \ マニ=- ∨
_/_;∠二二ニニ==-- _丶、 \ _^ア ヾ
/ ̄ ̄ ¨¨二ニニ=- .,,__ / 「んな事、考えもしなかったなぁ。
[刀/
| } オリアナは良い人だって言うのは目で分かったし」
_______,,.... -―=ァ=冖冖冖≠弌__
────── // Ζ_
/ / Ζ
___彡 // \
/ \ ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……それから少しして、その疑問をぶつけた時、彼はなんともなしにそう応えた。
けれど、それは節穴だ。
私は彼が思っているよりもずっと穢れているし、悪い女だし、嫌な女だ。
そう説明しても、彼はその言葉を撤回する事はなかった。
私は優しいのだと、最高なのだと、綺麗なのだと。
そんな歯の浮くような言葉で、私を口説いてくる。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
/} /| l/ヽ_」__, !: ! |ミメ、 ! \
′ ′ /,// .レ|,ィ笊 }》 |: | | ⌒ヽ |:\ \
{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
{ i 八 ,/心 / ,| |: リ 从 ノ/ i| 、 \ ヽ 「どう、お姉さんの特製料理は?
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
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_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
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/:::::::::イ:::::介ト、::::::::::::/ ̄ ̄ /:/::l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 、_::...::/:::::::
/'^´ ̄ 厶イ/:::ハ:::::::::::\ /:〈::::j // ̄::::::::::::::
レ′,.ヘ:::::::::::::::\/::::::l:::{ lj .:/〈:::::l\{^ヽ、
-──:::::: ̄:::::∧:::::::::::::::::::::::::::`ヽ.::::-‐ .:/::::∧l|∧\ 「お、美味しいぜ」
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
その頃には…ううん、きっとその前 ―― 彼の為に料理を作ろう、なんて思った頃には。
私はどうしようもないお人好しである彼に絆されてしまったんだろう。
…あぁ、そうだ、認めよう。
男なんてこれまでいくらでも手玉に取ってきた私が。
この真っ直ぐ心以外に取り柄なんてない男に、トラブルに自分から顔を突っ込んで大怪我するバカ男に。
……惚れてしまった。
堕とされてしまったのだと。
/{ 〉、 イ:./i/ _ _ _
'\く \__,∠. i/ , '´ 丶 ; `
___、 \ `ヽ、 _ ; ; `
丶 \, \ ; ; 、 ′
\ / i、 ,ハ ` ` ` _ _
∨ ,>`ー‐┴ . , '´ 丶
}, / \ ; ;
′' ヽ ' 、 ′
/ / 約 ; ``
'V i
/ i¦ 束 |
' ! i |
/! | す |
¦| | \ /
|| る | ×
∧ 、 , / \
Vヘ よ / . x .
、 \ / \ / ×
\____/ × \ /
丶 \ × / 丶 /\
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
まぁ、それを認めるまでに紆余曲折があったのだけれど。
どう見ても美味しくなさそうな反応をする彼に、心から美味しいと言わせて見せるとか。
シャワーを浴びている最中にばったりと出くわして、驚きと興奮を覚えたりとか。
…ただ、それは所謂、枝葉のようなもので、本筋からはちょっとズレている。
大事なのは、私が彼に惚れ込んで…そして今更、切り捨てられなくなっていたって事。
…そして、私の正体が少しずつ彼にバレつつあったって事だ。
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
正直、私はとても悩んだ。
あんなに悩んだのは、もしかしたら人生で初めてだったかもしれない。
仕事も手につかず、昼も夜も考えて、悩んで……そんな日が数週間と続いて。
そうして私は結論を出した。
……引退しよう。
引退して、彼に全てを打ち明けようと。
この思いも、本当の事も…何もかも全部、彼に伝えようって。
> / .>::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-..,_ `ー..,_ .{:::. ヽ
ヽ > /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ \_i::::::. .ヽ
} Σ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ!::::::. ヽ
} 〉´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ヽ ヽ:::::. ヽ
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|::::| .{:::::::::::ハ:::::::::::L_\:::L⊥, \i!ーw ̄〉"-,┬''"´弋ヽ,`.}ー|:::::::::::| .i::| .||:::::. |
.|:::| ..ヽ:::::::ヽ::{ハハ、| ~`≧=ヽヽ / `{:::::;;;;;⊿::|,ノ |::::::::::::| i::::| .|:|::::::. . |
|::| {\:::::i:::::ヽ -/ ̄{:::;;弋') \、:::::_,-´ |::::::::::::| i::::| .|::|::::::. : .|
ヽ| ヽ\ヽ:::::ヽへ、.ヽ::;;ー::} .、 '"" ̄´ |::::::::::::| /::::| .|:::|::::::: : |
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
相棒は、そんな私に寂しそうな顔を見せながらも、次の瞬間には祝福してくれた。
彼女曰く、私が彼に惚れ込んでしまったのはまるわかりであったらしい。
申し訳なさに顔を俯かせる私に、「とっとと足を洗って幸せになれ」と背中を押してくれた。
今まで二人でやっていた仕事を一人でやるのは作業量だけじゃなくて、リスクも跳ね上がるだろうに。
彼女は私に文句一つ言わなかった。
そんな彼女とはもう相棒ではなくなってしまったけれど。
今でも親友であると心の中で信じている。
、トハノl/lィ
<::::::::::::::::>
_ ´7:ハト从::〈 _
/ ,_ メヽ八 __ ノ'`-く \
/ / </ Y/{ニト、 〉^ヽ 、
r' 〃 /V^! ∨= 〉- ' \ ー、
//ハ! { / l | __ }ハヽ)
` / / | -|! /:.:.:ヽ ´
、ト、ノ!/lハ / / 人 .|_/.:.|.:.:.:.|
<:::::::::::::::::> 'く / {\ /:.:.:.:.|.:.:.:.|
从::::ハl::八 > |.:.:.ヽ{.:.:.:.ノ!.:.:.:.!
__ _、ノトハ<,ィ _ -くヽ__,イ> イ |.:.:.:./ l--r'
く` `ヽ >:::::::::::::< `メ、 .!V7Y/ {| |.:.:.:.! 〈Y´!
ゝ'^ヽ \_、ト、ノlィ_, `7!ハト、lノ 三二= /ヽ ´{ {|| | |.、.:.| 弋=)
\ \:::::::::::> _ヽ__ イ ⌒ ヽ / < =||--ヘ_ |.:.:.:.!
}__}'l从lハ! _人_ 〈 \ト}} !人! 三二=.∧ /.:\ l--r'
< / 、__/ `Y´ ヽ/ \ .|ヽ \ /.:.:\/-∨-、.:.:.ヽ 〈YY}}
} ./__ //!_ } \ \ .\\ 三二= /.:.:/ 乂乂
{ -' {://' 〉 _人 、\ \ {,ヘ ヽ /.:.:./
∨ {/_ _/! /.:.:.:.:.:.:.:ヽ'.:.:.:.{.ヘ ヽ `ー' /ミヽ<__
〉/ /' / 〈.:.:.ヽ-‐ ´ \.:.`ー' ゝ-へ、__)
_/YV´ /--〈 \.:.:.\ \.:.:.\ 三二=
ゝヘl/7´ || ∧ _メ、:./} \.:.:.\
,メ、 /-‐:.、 } /}}___ノ _メ、.:/}
/.:.:.:.:>'.:.:.:.:.:.:.:.〉) /}}___,ノ
/.:.:.:.:.:ノ!.:.:.:.ヽ.:/
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
そして、彼は私の告白を全て受け入れてくれた。
私の過去も思いも、全部。
これまで利用していた私を責める事もなく、幻滅の言葉を口にする事なく。
涙を浮かべながら言葉を続ける私を抱きとめ、慰め…そしてキスしてくれた。
それがどれだけ嬉しかったかは、言葉では表現できない。
ただ ――
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '.
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/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \
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/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ //: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
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その日から私は変わった。
ううん、生まれ変わった、と言っても良いかもしれない。
男なんて都合の良い道具くらいにしか思ってなかった私は、彼に尽くすようになった。
普段でも、ベッドの中でも、それは変わらない。
…どうやら私は結構、尽くすタイプだったようで、そんな生活がまったく苦じゃなかった。
いいや、幸せであると言っても良いくらいで。
……だから、そんな日がずっとずっと続けばいいと。
無理だと分かっていても、祈らずにはいられなかった。
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|::/. .ヘ ヘ. |::|
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l .!:; ⌒´.し.`⌒ ::|. l
ゝ.ヘ u /ィ
__,. -‐ヘ <ニ二ニ> /─-
_ -‐ ''" / !\  ̄ /!\  ゙̄ー- 、
ハ /. |ヽ  ̄ ̄ /| ヽ ハ
| ヽ く ! . ̄ ̄ ! .> / !
| | _> .|. .| <_ / !
.∧ ! ヽ | | / i .∧
/ \ | ヽ i i / | / ハ
ハ ヽ | ヽ ! ! / | /ヽ
/ \ | ヽ. | . | / | // \
/ \ | .ヽ i i / | /- ' ヽ
/, -──‐-ミ」 , ‐''二二⊃、 |/ / ̄ ̄`ヽ!
レ′  ̄ ̄ ̄`ー─---、_/ ′二ニヽ' \--──┴'' ̄ ̄ ヽ |
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そしてあの日。
…テレビのアナウンサーが緊張した面持ちでこの星の滅亡を告げた日から。
私達の生活は…まるで嵐に巻き込まれたように滅茶苦茶なものになった。
彼の国はとても治安が良かったが、こうして鼻先に終わりを突きつけられてまで保てるものじゃない。
あっちこっちで暴動が起こり、物資の奪い合い、殺し合いなどが頻発するようになった。
:::::::::::::|:::::; :::::::l::::::| リl ` ´ ,イ
:::::/.::::|:::/:;ハ:::l、::r===-、 }
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'.:.:;ィ.:::::/ヽ、 { ∧ニニ二彡ヽ ' ´ {
イ:/.:.::/.::::::/`ー‐'´>、ニ二二ノ l
l/};イl::::::/ ` ー―ァ――‐ '
`メ、}::/ / ̄ ̄`ー- _
X / f´ ̄`ヽ
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そんな状況で正義感が強すぎる彼が見て見ぬふりを出来るはずがない。
…一人で外出した時は、決まって青あざを作って帰ってくるようになった。
時には骨にヒビが入って、通院しなきゃいけないくらいの大怪我を負って。
そんな彼に何度、身体を労って、と言っても…聞いてはくれなかった。
「皆、きっと今、混乱してるだけなんだ。
このままそれが続けば、きっとそれは終わらない。
誰かが身体を張って、止めてやらなきゃダメなんだよ」
……それはきっと正しい言葉なんだと思う。
でも、だからこそ…私はその言葉が嫌いだった。
やきもきしてる私の気持ちも知らずに、そんな事を言う彼を、初めて嫌いになりそうだった。
__ -‐ ヽ
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イ ゝ /
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
だから、彼が移民船に乗れる資格を得た時。
私は飛び上がるほど嬉しかった。
だって、それは彼を危険から遠ざける事だから。
これ以上、彼が怪我せずに済む事だから。
彼が暴徒に囲まれて殺される夢を見、悲鳴をあげながら何度も起きた私にとって、それは福音と言っても良いもので。
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|| |>  ̄ ̄ ̄ > `丶、
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/ / / / / ヽ: ',
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//∨|八i | | ヒ|乂 /// イ弐示く | :j: : : . '.
///: : i: : : :i i │∠ : イ// 弋少 刈 //: : :八: :\
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
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| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
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例え、その選考から私が漏れていたとしても、それは些細な問題だった。
引退したとは言え、私は裏社会で有名になりすぎていたから。
闇組織の依頼を受け、国の諜報機関とどんぱちやらかしたのは一度や二度ではない。
指名手配こそされていないものの、テロリストに区分されているであろう私が移民船に乗れるはずはないと最初から諦めていた。
だから、私は彼が選ばれた事を、生き残れる事を心から喜んで。
 ̄ ̄/:::::::::::::/ i 〉
. /彳:::::刈 ヽ __ ァ´
レ' / ', \ (__ソ / 「俺は行かない。
/´\ ', ,、 /
. / `卜、 ', / ` ー' オリアナを一人になんてしない」
〈 ` 、〈下、
. /`¨≠=- .._ \. `ハ
/ `≧、 ∨ \
. /――‐‐x. / \弋_´ ̄
/ ∨ ∧. ̄`ヽ
ハ ', ', ヾ .j、
, ハ , / }
i i. ', { /
| | i ',∨
| | | ',|
| 、 j j ',
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
なのに、彼はそれを台無しにした。
勿論、生きる事よりも私の側にいる事を選んでくれたのは嬉しい。
けれど、それは彼にとって茨の道であるだけではない。
本来、助かるはずだった命を投げ捨てさせる事だった。
だからこそ、私は何度も説得した。
時にご両親を呼んで、彼の友人にも手伝ってもらって。
何度も何度も…数え切れないほど説得して。
…でも、彼の考えを変えさせる事は出来なかった。
逆に彼を説得しようとしていた両親や友人のほうが諦めてしまったくらい…彼は頑固だった。
/ /!バ \`ヽ、 /.:/i:.i:.:Vヘ!
' ∧ ` '^ /.:/i∧!ヘi
/{ 〉、 イ:./i/ _ _ _
'\く \__,∠. i/ , '´ 丶 ; `
___、 \ `ヽ、 _ ; ; `
丶 \, \ ; ; 、 ′
\ / i、 ,ハ ` ` ` _ _
∨ ,>`ー‐┴ . , '´ 丶
}, / \ ; ;
′' ヽ ' 、 ′
/ / 約 ; ``
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/ i¦ 束 |
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∧ 、 , / \
Vヘ よ / . x .
、 \ / \ / ×
\____/ × \ /
丶 \ × / 丶 /\
| | ノ/"ノ |,ノ|: / Y !_ヽ' }八 \ ) }
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人 「…馬鹿な、馬鹿な子」
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
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_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
.ー/\___:/: : ||: : : : (○ニ= {: : : :./. : : |: : : : {{ : : : : : } : : :| |: :=ミメ、 ̄`ヽ ノ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……でも、方法はあった。
無理やりにでも移民船行きのシャトルに載せる方法なんて、私にはいくらでも思いついたのである。
…………なのに、私はそれを実行しようとしなかった。
結局のところ、私は彼よりも、彼の女である事を選んでしまったのだ。
彼のやりたいようにするという…それっぽい大義名分で、正しさから目を背け。
彼を死の道に引き込んでしまった。
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_// 从:ハ り レ'{,.´ /:::ト、ヽヽ
/ jハ,ヘ `ヾ ` ,.--<::::::| |` `
ハ. ∧::::::::ト、:| |
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ヽ. 'ーー――‐' / i::::::! ! \
` .、 `こ´ / i レヘ! 〈 \
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/ ハ | 「 i | `ヽ、 ヽ、
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,. '′/| | \ | | |/| | i 「 ̄ ヽ ` 、
_,... ' ´ / | | /\\∧___/´ 入\ | ! ,ヘ
/ ! _,. '′ 〃 / / | フ´ / \\ | / / ∧
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棄民達で力を合わせ、コールドスリープと仮想現実技術を確立させてから、一体、どれくらい経った頃だろうか。
正直、今でも覚えていない。
ただ、おかしいと思ったキッカケは、今でもはっきりと心の中に残っている。
それまで私の言葉を聞き逃す事なんてなかった彼は、その時、私の言葉に気づかなかった。
それだけならば、まだ珍しい事もあるものだと思うだけで済んだだろう。
でも、彼の症状は日に日に酷くなっていった。
私の声が聞こえず、聞こえても返事が遅く、足腰の動きまでぎこちなくなっていったのである。
でも、
/ ヽ \
/ \ \ \
/ \ \ \ヽ
, i │ \ \
/ / | i iト、 ヽ \ \ \
′ .′ | | 八 ヽ ∨ \ \ ー-ミ
{ | | \ \ \ | ヽ /\ー- ..\
八i | ト、 人 \ \ \ | ヽ ∨ / :ハ `ヽ
|i | | | \ ヽ_ ..,ィ 芹アハ .:ト、八 .:i :V :/ i| \
八 | | ト \ Х弋り l | |\ヽ :| ..:V 八 }ヽ
ヽ 乂 \ \ \ |i | l }\、| Y \ ノ ノ
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
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{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
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′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
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そんな彼を治す為に、色々と努力した。
親友にも頼ったし、その親にも頭を下げて協力して貰ったのである。
…けれど、出来上がったのは対処療法的なツールばかり。
彼の問題を根本から解決する事は、私たちには出来なかった。
…なにせ、彼を襲っているのは、ただの病魔ではない。
コールドスリープ機能の不調による…急激な老化現象だったのだから。
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`¨ニ==-z_ミ、
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彼は忘れていく。
一分一秒の間に、私との思い出を。
今、何を話していたのかを。
私がどんなものが好きだったのかを。
どうやって想いを交わしたのかを。
お互い、どれほど愛し合っていたのかを。
……それでも、私は良かった。
例え、覚えていられなくても、彼は彼だから。
彼がいてくれれば、それだけで私は満たされていた。
幸せではなかったのかもしれない。
でも、彼がいれば…それで良かったのに。
 ̄ `i\ イ ! ! _______ ! !i' \i
!:::::::::i /ヾ―-------ヽ !
__∧卅/i::::ゝ /r -- 、_:::::::::::::::|i/ 从
i \|/ 〉Yニ≡== -⌒ ヽ__jj〃i从ヘノ 弋 「お姉さん!! ごはんんん!!!!」
卅 (`(¨´ ̄ゝ二 イ¨)¨) ∥
/ i \\ :::::::::::::::// `i
从 ! / \\ ン / } i ⅱ
Ⅳ | i/ \` ̄_// \ | / I
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/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
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/: .:.{ ,′: : : : : : : : : : :/: :/ i{ \\! !: : : : : : :: :: ::|: :i: : :: :\ \: : {_ ノ/ ノ 「はいはい。お姉さんが今作ってあげるから、ちょっと待っててね」
: : : .:.{{: : : : : : :: :: ::〉'´ : :/ 八 \\: :、 : : : : :: ::| リ: : :/: : : :.ー --‐〈 / /
\: :八: : : : : : : :/○/ \\\ : : : : j/ :/.: : :/: : : : : : :ヽ /
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } ( 「やだー! 今すぐじゃなきゃ!!」
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
: : : :} : :: ::/ : : / ∨∧: (: : : : : : : : : : : : : : : : :} ー…" 「分かったわ。じゃあ、今はこれで我慢しておいて…」
. : :: ::}/ : / : : / Ⅶ { ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}
: : : / : / : : / |//!: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
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/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
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Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
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八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } 「っ!!!!!」
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ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
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′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
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何時か、そんな日が来ると覚悟はしていた。
彼と同じ症状が出始めていたのは一人や二人ではなかったのだから。
既に沢山の人が消えた今、彼だけが例外であると信じていた訳じゃなかった。
……でも、あぁ、でも、
こんなのは…あんまりじゃないの。
お別れの言葉を言う事すら出来ない。
その死を看取る事も出来ない。
ただただ…いなくなった事だけを感じるだけの別れだなんて。
罰にしても…つらすぎる。
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/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { ⌒ \ ー イ///: : : .____ 人: :\/
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…だから、私は狂った。
狂わずにはいられなかった。
だって、この世界に…彼がいないんだもの。
あんなに愛していたのに、ずっとそばにいるって約束してくれたのに。
突然、彼は私の前から消えた。
いなくなってしまった。
辛い、苦しい、痛い。
……だから、探した。
彼によく似た男の子を。
探して、襲った。
その度に自分に軽蔑して、違うと絶望して。
/ i : | | :/ .:/ / :/ |: ; |: : |
/ / |│ :│ | /| :// /// ─-i :|八 !
//∨|八i | | ヒ|乂 ///イ | j: : : . '.
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/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j / /: : :/ ハ : \
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/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''ー 一 ∠斗匕/´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ .イ///: : : .____ 人: :\/
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
……その内、自分に彼と同じ症状が出始めているのに気づいた。
でも、それは私にとって、第二の福音だった。
だって、それは彼と同じ死因で死ねるって事だから。
最早、彼の残滓を追うしかない…狂った私にとって、それは最高に幸せな終わり方だ。
…………なのに、いざ死ぬ事を意識したら怖くて。
夜の闇の中、彼に助けを求めたのは…一度や二度ではない。
そうすれば、彼がひょっこりと帰ってきてくれるんじゃないかと、そう思っていたのもあったけれど。
…その悪癖はどうしても私の中から消える事はなかった。
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/ / / / i{ | i{ l ',
__/ / ′ 〃 /{ ハ { | |ヽ
⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ア i{ l l i{{ l i{ { | | } i{ /
. / ィ' i{ | l 从| l i{ { | | } 从 〃 ′ l
{/ / i{ |jI斗===ミ i{ { | 厂}/}/ }/ } /⌒ 、
' ∧ 狄Ⅵ汞≧八 {\ | ィ'“ 汞笊ぅ/ / 厂^ l ′
/ / { ', { ∨こリ \l 、! / Vこツ{/i / 从 ′
/ / 人 ', ',{ }ノ }/ / ハ/
∠ ∠ イ l\ 、 V } / /
八 ! Ⅵ ヽl j l=‐≦/
\〉 v 汯 { 爪 〃
} ∧ / //
\{ 込、 ___ /{ ィ/
_ -=\ に ̄ ̄_) {从
〃 }N\ / j_ノ_}Y
ri{ i{ 、 /_ -=ニニニニ|
|ム i{ ー―― r≦ニニニニニニニ=|
|ニ} /{ |ニニニニニニニニ=‐ |
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
そんな時だ、彼と出会ったのは。
金髪で、詰め襟の学ランを着た男の子。
正直、顔はあんまりタイプとは言えない。
でも、その子が気になったのは、きっと目が彼と良く似ているからなんだろう。
何処までも真っ直ぐで曇りのない瞳。
そんな彼ならば、きっと乾き続けている自分の心を、身体を、満たしてくれるのではないかと思った。
j _
,. __. --< 乂..=-- .:.ゞ:.,
.:ゞ:.:ノ ` ´ `¨ ヽ
/ ¨´ \
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{ ´ ` ー .. 八
八 / >..,,__ _ イ
:.__ .ィ { !
`< ヘ | ', {
` .< i! { 、 | > "´
` .. } \ > ´
` 、 ノ > ´
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ヽ /
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ヽ {
', .ハ 、
} ノ0乂. ',
、 { ,.:.:/~^ヾx ,
. \ ', レ::.:.:.:.:.:.:\_メ.. _ .. イ
>。. ノ≦}:.:.}:.:.:.:{:.:.:i≦二≧==-- .._ ..z≦
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
結論から言えば、彼は私を満たしてはくれなかった。
正直、初めてとは思えないほど気持ちよく、相性も良かったけれど。
でも、やっぱり…私は彼じゃないと満たされる事はないんだろう。
もう何百年と連れ添った恋人でなければ、私は本当に満足する事は出来ない。
そう再確認させてくれた彼と、最初は深く関わり合う気はなかった。
彼がいなくなった後で、最も気持ちの良いセックスだったが、それは私のポリシーを翻させるほどじゃない。
彼への操を立てる意味でも、他人を身体を重ねるのはその場限り。
それがどれだけ虚ろなものか理解していても、私は最期までそれを守り通すつもりだった。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
ただ、彼はとても不思議な人間だった。
この閉じられて久しい世界に迷い込んだような事を言っているのに。
その目は惚けの始まった者特有の胡乱なものではなく、ハッキリとしたものだった。
……そんな彼を私が放っておけるはずがない。
もしかしたら、彼も私の知らない場所で、こうして困っているかもしれない。
そう思うと、どうしても手を差し伸べずにはいられなかった。
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
そう思って踏み込んだ私に、驚愕の言葉が帰ってくる。
…どうやら彼は異世界人で、超次元的な存在によってこの世界に送り込まれたと言う。
正直なところ、眉唾も良いところだ。
…けれど、彼の顔は嘘を言っているようには思えない。
さりとて、その目は私のように狂人のそれではない。
相変わらず、彼と同じ…真っ直ぐな目で、私を ―― そして胸を射抜いてくる。
. : : / . -‐==\: :: :\ /: :: :: :/: :: :: :{ ==‐- .: : : |
/ < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\: :: :\ 丶 , /: :: :: :/ ̄ ̄ ̄: : ==‐- . >、
〔 ` 、: : : : :. :./'\: :: :\ Y./: : : : /!|: : : : : : : : : : : : :. :.ヽヽ ̄/ /
: : ̄ ̄ -‐  ̄〕: : : : :.//: : : :ー- / -=ニ: : ト、丶: : : : : : : : : : : : :: ::} }/ /: :ハ\
: : ´ /__/ ′: : : :=-( ○)‐=: : : : .| |\____◯___./ / : : / } 丶
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\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ : : / / \ ヽ ヽ  ̄ ̄彡' : : :/: : : : : : : : : : } (
. : : 、  ̄ ̄ ̄/ : : /___ ___∨∧ ̄¨|: :: :/: : : : : : : : : : : :/、 \
. : : ヽ:: :: :: ::/ : : / ∨∧:: ::| /: : : :=--‐―: :〈 \ \__ ノ
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/: : : :}: : :.j ! i ハ/{_: : : : : : : : : : : : : : : : : : :}
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
そう言えば、彼もおっぱいが好きだったかしら。
……そう思った時には、もう私の中からボウヤを放り出すという選択肢は消えたも同然だった。
今更、それをするには、ボウヤはあまりにも彼に似ているから。
そして、私を良い人だと、優しい人だと言ってくれた彼を裏切りたくはない。
もう何人もの男をレイプしてきて今更ではあるけれど。
彼と同じ目をしたボウヤの前でだけは良い人で、優しい女であろう。
′ ′ i|、 | ヽ
i | i | i| | リ ヽ | }
| | | i| | i __/_」li | \
′ 从 | ! i| i /},/jzzxリ|i l | ヽ
ノ| r‐‐ 、! ! i| リ/ ´又ヅ,川 | |
レ | ヽ \ 从 小 ,// ¨¨ イ リ ! iト、
{ / { ̄ ̄ヽく爻 ヽ{ 乂(i: 厶イ从 iト、ヽ }
/ ∧  ̄ ̄ヽ ハ/i} ,リ j\}
. / / ∧  ̄ ̄ヽ ー‐一 ∠ / / ト ))
/ 人/ ∧ ¨マ_ノ}> __ イ `/ / ノ/
/{ ( ゝ,∧ ) } ,} |_ ∠ __ く \
〃 人 / /_} // ! {二二二二 `ヽ ))
{{ ( (./ /____{ i { 〃〃 > ))` <`ヽ
> ´ヽ ___.j | { ̄ `ヽ ´ ̄{{-‐…===ミ }} ̄ヽ
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それが私の中に残った僅かな『正気』によるものか、或いはより濃くなった『狂気』によるものか。
正直、足を踏み外してしまった私には分からない。
ただ、確かなことは…ボウヤとの生活はとても楽しいものであるという事だった。
彼がいた頃のように、誰かの為に食事を作り。
誰かと共に話を楽しみ。
誰かと共に大きな目標を目指す。
その何でもない…けれど、とても大事な時間に、私の心は間違いなく癒やされていった。
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丞圭亥7才´ ,.x幺lllll圭才"´ ,炸I圭jⅣ´ `Ⅵ|丞 `Ⅵ圭圭圭|
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
だが、そうしている間にも、彼と同じ症状は私を蝕んでいく。
それを彼の為に開発したツールで抑えながらも…私に残された時間がそう多くないのは確実だった。
もしかしたら、この瞬間、私は死んでしまうかもしれない。
ボウヤに伝えたい事を残したまま、死んでしまうかもしれない。
いっそ狂ってしまいたくなるほどの恐ろしさに、私の指導はどうしてもスパルタ気味になっていく。
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なのに、ボウヤは泣き言も言わずついてきてくれた。
ううん、ただ、ついてくるだけじゃなく、私を自分で努力し、教えた事以上を吸収しようとしてくれている。
…それは私のワガママなのに。
ボウヤには何の関係もない事なのに。
一生懸命、私についてこようと足掻き、そして慕ってくれている。
…ボウヤの事をレイプした…こんなに醜くて、穢くて…悪い私を。
/ , / ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ
/ / } |\/:| }ミ
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{i |// }ノ ゞ"}! i |: | |/ `} }i| \ \
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〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
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_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
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く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
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何時からかは分からない。
私はもうボウヤの事を他人だと、私の技術を受け継がせる弟子だと思えなくなっていた。
例えるなら…それは弟。
ううん、彼によく似たところがあるから子どもと言っても良いのかもしれない。
ボウヤ、なんて呼んで名前を使わなかったのは、距離感を保つ為だと思っていたけれど。
案外、最初からそういう意識が私の中にあったのかもしれなかった。
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ノ:イl:.:ll:.l:.:.li!li!ll:.l:l:l:i!l:i:.:i\ ` ー-------- '´ //
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……なのに、時間がない。
かつての親友が敵に周り、その追跡が激しくなっていく一方で。
腰を据えて、ボウヤに教えてあげる事が出来ない。
もう、私に残された時間は殆どないのに。
…記憶もツールで誤魔化せないほど薄れていってしまっているのに。
状況だけがどんどん悪くなっていって…ボウヤに遺してあげられるものが減っていく。
rf⌒ヽ\\\ } ノl 小 | 八 リ } >‐<
八___,ハ\\,人 、 ノ// 从´ ∨ ′ / ___ \
/´ ̄ / 从ヽ \\ // / ハ ノ // \(⌒`ヽ /___
′-‐―‐ ヽ}八 ー== / }/ / ( ..:rf´ ̄`丶∨ ̄ ̄)ヽ
{´ -――-ミ/ \ /_ .. -/ ∠..__ \ 八_=‐ミY `ー/ / /
Y´ ̄ ̄ミメ、 |> . / ∧/ / / ̄ ̄ ̄ ヽ`ヽ\`′ 〈 -‐ミ、 _,厶=
/⌒ヽ-ミ、 ノ ___|_」|_`爪ヽ=ニ二ニ=‐< 〃 ∨ノ )、 {_-=/ ̄__
八`ヽ ヽ ̄ ´ >‐ミ、 fr‐〈___ -―…} ,, ∨ / } / ̄ ̄
r⌒ヽゞ彳 /⌒ヽ \ |l / -‐――7 .{{ i ∨/ ./
ノ⌒´ _>=ミ}} 八Х⌒ヽー- ミ、 ‐=ミ/ ..:|| ___∨/ ___
(-‐=ミ、 フ´/,ヽ 刈 \\ソ⌒ ´ || / `ヽ -‐―…
_ .. -―‐そ=≦ .. _ {{ ノハ \ Y´ .:|| ゚,___ ο/、
r‐ミ / , / // ,乂__人___,,ノ \ 、 :|| ∧ ̄ ̄ ̄ ´ヽ \
/ ̄ ̄ ̄`) / \V〃 /, 人_____〃 \\ 从 / ∧ \ ヽ _ .. -‐
. //⌒ヽ ̄∨′ V// / 〃 / \ \i. / ∧ i ',
. / _.. -‐、 Y ,} / / 〃 ./ /|:... /.:∧ | i
{ -‐ 、\il く o / / _厶=j:.... / \ | _人
. , -‐ Y }| ∧ \ 〈 / /_.. -‐ヽ / /\_.. -‐ / ̄}
′ 八 /ハ', \\_.. -‐=''"~´ / ̄ Y / / ./ ∧
. ヽ Y \ // }} / \ / }
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―― そして今。
私は自分の死期が間近に迫っている事を感じ取っていた。
それはウィザードとしてのものなのか、或いは修羅場を潜ってきたからなのか。
どちらかまでは分からないけれど。
……でも、そう遠くない内に、早ければ数分以内に私が死ぬ事がハッキリと分かる。
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,、r'´ ,、r'´ ゞ'´ _,,,,、、、、、,,,,,_ ヾ・、゚ `゚ヽ。、 `ヽ、
r '´ , r'´ , r' ´。 .r゚、 _r'´ `ヽ . ,ゝ゚。 ヽ `ヽ、 ヽ
, r' ,r'´ ,r ' \`¨''`¨'' ‐ ''¨´''''¨´/ ヽ `ヽ、 ヽ、
r' ,i' ,i' `¨'' ー---─ '''¨´ ヽ 'i ヽ
{ { { } } }
'i, i, i, ノ ノ 丿
ヽ .ヽ ヽ、 , r'´ ,r' ,r'
`ヽ、 `ヽ、 `''' ー- 、、,,,,,,,,,,,, _ ,,,,,,,、、 r '´ ,、r'´ , r '´
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「…ゴメン…なさい」
…謝る事しか出来ない。
こんな中途半端で、この世界に放り出してしまうボウヤに。
その意図を理解しながらも敵対するしかなかった親友に。
そして ――
| | 从 il|ヽ , / |/ |: | |/ ソ/{ ヽ _____人
八从(( l )∧ ー= " ノ |: リハ//∧ | / \
ヽl\{'丶 ¨ |: / / ∠==ミ、 | ノ /. \
/ 、 \\ / |/> ´ __.( ヽ| (___ノ | ヽ }
〃 〃 ハ .ヽ ヽ _ / x ´二≡彡'\| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ 「私はやっぱり…良い人になんてなれなかった…」
,-===‐┐ ハ { ∠ --…‐-くミ:| ( ̄ ̄ ̄ ̄`ソ=-ミ
{{ } / ̄ ∧ ̄ ̄/: :} { ,,...-―…‐- 」=| ( ̄ ̄ ̄ ̄ )
_人 / ///: : . : : //:} {  ̄ ̄ ミメ_彡' : : | Τ 厂 / ヽ
∠ ‐=く //ノリ: : : : 〉//、 ノ 〔  ̄ ̄ ≫: /: :./| レ /ニ=‐ミメ }
/ ,xく〃_彡'.: : : /// /〔  ̄ ̄ ミ}__{ : /.::|____」 / ソ、
/ / / ノリ / : : : :.\/ // ̄: {_ ̄_ =ミ}.:∧:|: :八 / /} ', `ヽ ヽ
く / /_彡 ´ ̄|| : : : : : //: : ;\___○___)ノイ : ヽ: : : ヽ { i: =ミ
く 〃 /´o: : : :/!!: : .\//: /. : : : /: : i : : : : /: : : : :∨: : :} |: : : : } }
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
…私を良い人だとそう言ってくれた彼に…申し訳ない。
だって、今の私は…何よりも自分の事ばっかり考えてるのだから。
死にたくない、怖い。
……何より。
彼に会いたい。
一言で良いから声が聞きたい。
大丈夫だって言って欲しい。
…そんな言葉が胸の内から止まらない。
/{:八: : :i/: :八: ∨|八| |/ :j `` / /: : :/ ハ : \
/ /: :\ \ \ : : \\ 〈| . / / : : / } : | 、ヽ
/ : : : : \ \ \: :从⌒ ∠/ ///: / ノ.: :リ 〉: 〉
/ 人 : : : -=ニ二 ̄}川 >、 `''=こ=一 ∠ -匕 /´ ̄ ̄ ̄`Y: :{/: /
{ { 厂 . : { /⌒\ ー イ///: : : .____ 人: :\/ 「…でも」
': ∨} _: : : : 二二/ / | \_ -=≦⌒\く_: : /: : : : : : :_:): :\: :\
', /人/: : :_):/ {_ ノ / \乂 ̄ ̄: : : : : \ /ヽ: ヽ
) //: (/: : : : : \ 〈 ̄ ∧ \ ̄ ̄>_: : : :/: :/ ) ノ
/イ . : :.人_: : : \/ \ : ∨ \〔:/__乂_:/ : : :/
. 〈:/ 人 _:/ : :/: :\ノ /⌒〉〉 {. ∨ /⌒ヽ〈_: : : :_{: : :(
∨⌒\:/(: : : :/ /_/∧__ _,∨\/ニ== \//|∨ \ : \
/\ 厂: : 人: : ̄ ̄∧/ ̄ / | \ / │ 〈 \. \( :( ̄リ∧ ) : ノ
))ーァ: :/ ̄ ̄/:/ |\ |\ \ \ \` 7 〈 /
| ( ー、マニニて:( / j\ \ │ > >─ヘ ∨ / | ))
| ∧∨ ):) \_/ \∧ \ |/ / \.∨ |
| 〉〉 / \_____∧ Y | / \ |\
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
そう、でも。
私はボウヤの師匠なのだ。
これから先、ボウヤが指針にするかもしれない大人の一人なのである。
…そんな私の最期に格好悪いところは見せられない。
自分の事は後回しで良い。
今はそれよりも沢山のものを遺してあげたい。
それは技術じゃなくて、
想いを、気持ちを、支えを。
彼に残せなかったものを、伝えられなかった事を。
……ボウヤにだけは、私と同じ後悔をさせてあげたくはないから。
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
| |
| そろそろ起きないと悪戯しちゃうわよ? |
| |
乂___________________ノ
とりあえずオリアナの裏側なんかはこんな感じでした、と言う話(´・ω・`)そしてそげぶに関しては使えるAA探してる時に何故か目について、ここにはコレしかないと思ってしまったんだ…
折角の祝日なんで、今日は夜にガッツリ投下しまーす
ヒャッハー!そろそろ投下だー!!!
って言おうと思ったけどごめんなさい
複数のゲームでレベルアップ重なったんでもうちょっと待ってて下さい(震え声)
ほう詫び石とな
○詫び石:一個
本当に申し訳ないという誰かの気持ちが込められた石
三個集めるとスキルガチャに挑戦できる
Qスキルガチャってなんやねん?
A後で考える!!!!
4連でやらなきゃいけないイベント曲に間違ってオーバーロード系スキル持ち連れていく奴ーwwwwwwwww
……私です(´・ω・`)しかも三曲目サマカニで見事にコンティニューしましたよえぇ…
そして終わった後でコンテに石割るより石割ってスタミナ回復した方が良い事に気付きましたの…
くっそ!!!この怒りは今回の投下でぶつけてやる!!!!(今から始めますの意)
___/ ̄ ̄\_
, ´ <⌒
,:' `ヽ、
, \_
\ } ̄´
' , \
/ , |/} ∧ }`ー`
{∧ 「ノ|/}/イ
' 、 | /`/ } '
} ∧ /イ /
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
オリアナさんが死んで、一日が経った。
当初は滅茶苦茶だった心の中も、今では少し落ち着いている。
まぁ、あくまでも少しであって、今も結構、引きずっているけれど。
でも、オリアナさんが死んで、俺の状況は良くなるどころか悪くなる一方なんだ。
これから先、どうするのか改めて考えなきゃいけない。
,. --- 、 ____
/, ´ ̄ ̄` '⌒´ \
、_/_/⌒ヽ , / ヽ
,---、 / // : ヽ :.
, / ̄-/ /' { | | | :
/ __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | |
.:' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | |
/ ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | |
/\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
////\ r--- ´八 !∧  ̄ ,: :.:.: }/ノ/ リ
. ///////\ \}∧ u 八/
//////////〉 込、 __ ,.: /
///////// / }>、 ` イ |从
,'//////// / _ /--、l ` ̄ :, |--、
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///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、
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ただ、その指針になる情報が俺には圧倒的に不足している。
だから、ここでやるべきは、一人で何とかなるように自分を鍛え上げるか。
或いは、情報収集に徹するかってところだろう。
…さて、どうするべきかな。
下1
1 肉体面を鍛える
2 スキルを鍛える
3 情報収集をする
4 その他
/ / / / 〃 i{ | \
/ / / / 〃 | i{ |
/ / / / i{ | i{ l ',
__/ / ′ 〃 /{ ハ { | |ヽ
⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ア i{ l l i{{ l i{ { | | } i{ /
. / ィ' i{ | l 从| l i{ { | | } 从 〃 ′ l
{/ / i{ |jI斗===ミ i{ { | 厂}/}/ }/ } /⌒ 、
' ∧ 狄Ⅵ汞≧八 {\ | ィ'“ 汞笊ぅ/ / 厂^ l ′
/ / { ', { ∨こリ \l 、! / Vこツ{/i / 从 ′
/ / 人 ', ',{ }ノ }/ / ハ/
∠ ∠ イ l\ 、 V } / /
八 ! Ⅵ ヽl j l=‐≦/
\〉 v 汯 { 爪 〃
} ∧ / //
\{ 込、 ___ /{ ィ/
_ -=\ に ̄ ̄_) {从
〃 }N\ / j_ノ_}Y
ri{ i{ 、 /_ -=ニニニニ|
|ム i{ ー―― r≦ニニニニニニニ=|
|ニ} /{ |ニニニニニニニニ=‐ |
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
…やっぱりまずは情報収集からかな。
幸い、俺は霊子ハッカーとしては破格な存在らしい。
勿論、俺はまだまだ未熟だが、盗撮盗聴用のツールはオリアナさんが遺していってくれているし。
この世界において、情報を得るのはさほど難しくはないはずだ。
※メタ的に言えば、相手が情報隠蔽系スキルを持っていない限り、確定成功です
なんだ このチート
下1 と言う訳で情報収集したい事を
無理そうなら最安価します
―― 安全地帯について情報収集を開始します
基本成功率50%+霊子ハッカーEX(50%) = 確定成功
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/ , / /⌒Y
/ / ,: | ̄\
.:' ' /__/ , | \__
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/イ ,.. 、イ /}/⌒ヽ、/´ // / 、 、
{ { Ⅵ / Vオ {从 /-}/-、 } 、 \
| | {/ ∨ィ=、}/ , |、 }  ̄
/ 乂 u ::::::: Vソ' ,l ∧l |
/イ , 八 ,...、 ' /ムイ,'∧ |
/\ / 、 〈- 、\__ ム/ / \
>----イ///\ . ` ー ' イ/从
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//////////\{ /`¨¨ 、
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´¨¨ヽ\〉 ∧///,イ/////////// |
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
とりあえず安全地帯について調べたが…コレはかなり厄い感じだな。
薄々、分かってた事だが、この世界の殆どは管理者の手の内にあるようだ。
会話なんかは全部、ログとなって保存され、後で閲覧する事も出来る仕様になっている。
一流のウィザードが本気で防壁を張れば ―― 例えばこの隠れ家のような場所なら話は別だが。
大抵の場所では管理者の目があると考えても良いだろう。
, ⌒ ー  ̄ ̄ 、
/_,. - \
/´ / /⌒\ ヽ
, ´ , V :.
/ / / / / | V : V |
/-- ´' / / / l|{ | l| | | {
/ イ { ':|_,斗| | 、_l__/_ィ |l∧
/ ,: ∧ | {∧{ { 、 /}/}/ } /∧|
/ イ / {∧{ 、__,.V {∨ 、_,/ イ}' `
 ̄´ V∨乂l \ ムイ/
从 ' 八/
-〈〈/\ v-っ イ》く__
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
無論、管理者と言っても万能じゃない。
まずどれだけ優れた技能を持っていると言っても、相手は一人だ。
サーバーからのバックアップ込みでも、この世界に生きる全ての人間の行動をリアルタイムで監視出来たりはしない。
だが、それが俺一人に注力されているのであれば。
おそらくだが、安全地帯と呼べるようなものはないだろう。
オリアナさんが各地に遺してくれた隠れ家の中にいても、いずれは見つかってしまうはずだ。
下1 末尾
1 新キャラと遭遇
2 オリアナの残した装備を見つけた
3 新キャラと遭遇
4 ハッカーズと遭遇
5 ホロと遭遇
6 新キャラと遭遇
7 追加で行動
8 新キャラと遭遇
9 ハッカーズと遭遇
0 ホロと遭遇
ゾロ目 あっ
速攻ハッカーズと遭遇だああああああああ
大丈夫大丈夫、今回は一部隊だけダヨ(´・ω・`)次は増えるがな
,. --- 、 ____
./´> . ̄` '⌒´ \
/ ..., / ヽ
/ / // : ヽ :.
ー‐イ' / / /' { | | | i
/ ,./ | |∧ | . | |___ l | |
//イ _|.ノ 〉- 从.{ { | / }`| | |
,._/ /ィtォ../).∨ィ斧ミ、 | |
「 | { .V//) . ∨Vソ }イ ト、 ∧{
ノ.ノ |_,// /..,: :.:.: }/ノ/ リ
_{ ゝ / .u 八/
_ノ、 `ヽ ! ...__ ,.: /
___,.. -―く:::::::::::}ヽ ヽ / }`ー 、 ` イ |从
_,.. -―…:::::::: ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::!:::.、 ハ ./.:.:.:.:.|`ヽ_,.イ/ ,′\
,. -‐:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉:::::!:::::.! .レ'.:.:.:.:.:.| ハ!// ! \ \
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〈: : :!: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r=='"::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::\! .\:._ ヽ! .レ':::::::::::!
ヽ :.!: : : : : : : : : : : : : ::::: :二ニイ::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ :}\{::::::::::::::::\
`…-、: : : : : ; :.-―'":::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::-―::::::::::::'"::!:::::::::::::::::::::::::::::::::ハ \ :ト、 \::::::::::::::::}
` …-- 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :_: :-::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::O:::! ! } ヽ |::::::::::::::::ト、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ: : : : : : : : : : ヽ:/:::::===::::::::__:::::::::::::| ', ! 〉|:::::::::::::::::!::ヽ
` ヽ: :===={::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::| ヽ! / !::::::::}:::::::|:::::!
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…なんて事を考えてる間に、どうやらこの隠れ家が包囲されつつあるらしい。
手元のツールには、管理者に恭順を誓ったID達が表示されている。
多分だけど、オリアナさんの家の中にいるとは言え、派手に動きすぎたんだろう。
ただ、きっと相手は中にいるのは俺だと分かっていない。
この隠れ家の周りにいるのは一部隊だけなんだから。
オリアナさんと一緒にいるであろう俺を捕獲するのならば、それだけでは到底、足りない。
何か不審な反応があったから、とりあえず見に来た、とかそんな感じなんだろう。
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まぁ、問題はその一部隊でも、オレ一人で相手をするのは結構、キツイって事なんだが…。
しかし、こればっかりは泣き言を言っても始まらない。
ここで簡単に捕まってやるには、俺はあいつらに恨みがアリすぎるんだ。
例え、それが逆恨みに近いものだと分かっていても、抵抗を諦める気にはなれない。
どれだけ分が悪かったとしても、最後まであがいてやる。
……それがオリアナさんとの約束でもあるんだから。
と言う訳で敵側ー
┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【名前】:管理者所属ハッカーズ 【アライメント】 秩序/善
┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓
【筋】:20 【耐】:20 【敏】:20 【魔】:20 【運】:10 【宝】:10
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ト、 _, -‐-、
ミ´ニ`ヽ ゝニニミ
{ニニ{ _ 弋ニニイ
ヽニr' ミ´ニニ} _「三 l_ _
ィ=-、 _」ニニl、_ 廴ニソ 「ニニニニニミ fニニ}
弋ニノ /ニニニニニニi _{三ミ、_ {ニニニニニニ} ヽニッ
_ ┘ニト、 {ニニニニニ|lニi r-、 fヽニニニニlニニニニニ、ニl ∧≦三≧、
. lニニニニi lニ∧ニニニ|lニ| ∧{__ノ |-lニニニニ}ニニニニ/マム│l|ニニニニl ,_
_> l、|-{lニニl 〉lニ/ニニニニfニニニ|ニニlニ|ニニニニ|ニニニニニ{lニ|| l| }ニニニヘイゝ、
fニニ.|-lニニヘ lニ{ニニニニ弋ニニ」ニニ{lニ|ニニニニlニニニニニ(`ヽ」 l|ニニニニ}ニニ} 「|
|l}ニニ{ /ニニニl廴/ニニニニヘノ|ニ|ニニ/ニマニニニムニニニニニ|l┘`┘ニニニl"ニニムl |
. {/ニニヘ|/ニニlヽ l弋ニニニニ| ヽlニニヘ-イニニニ{ニムニニニニト、l | /lニニl/l|ニニf |」
l/lニl、l |ニニ{ヾ} lニl、ニニニニ| l/lニ∧l l|-/ニニマ_ツ∨ニニ.ソ l/ lニニ∧ノニl、l
lニl |ニニ! |/∨ニニlfヽ| {ニl |/lニニニ!マ} |ニニ/ .|ニニ| |ニ!
lニl |ニニl lニニニl !ニ「 lニニ{ |ニニ/ |ニニ! |ニl
lニl |ニニl |ニニニl lニl lニニ/ |ニニ/ |ニ′ .|-l
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
所持スキル
○:グラード:特殊
このキャラクターは一人ではなく、一部隊として扱う
一人一人は弱くても、連携を取った彼らの強さは侮れない
勝率に5%の補正を得る
○:制圧用特殊装備:装備
制圧用に作られた特殊な装備を身に着けている
宝のステータスに+10の補正を加える(適用済み)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
で、こっちが京ちゃんの現在ー
┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
【名前】:須賀京太郎 【アライメント】 秩序/中庸
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【筋】:10 【耐】:10 【敏】:30 【魔】:30 【運】:20 【宝】:0
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 ̄ ´ / / { |、{ l∧ {、 | }/イ/},イ / l_、 { Y´ / ' }- 、
{〃 r∧ |ィ斧ミ从 、Ⅵ , イ斧ミ、 } /l| l、r  ̄ { { | / _ }、
/ /{ 从{、 Vzリ \Ⅵ/ Vzり /イ } / | 乂_人_/、_/ / \
/ //从 l∧\ ,\ | /イ/ }==  ̄ ̄ ̄ ー く
/ イ' {/l∧ ∧ 、 ,イ/j' / \
 ̄ ̄ ー∧ _, 从 , \
ヽ 、 ` ¨  ̄ ィ }/ / / '
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{(从_| -- ´ 「/// | {
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所持スキル
○:忍耐の男:特殊
それは頑固者であり、守護者である
耐のステータスに+5され(適用済み)、該当ステータスの成長率を20%アップする
○:玩具のヒーロー:特殊
運命に翻弄される愚者に与えられる
されど、何時までも運命の手の中にいるとは限らない
どれほど無謀な行動であっても、5%の成功率を持つ
このスキルは発動する度に強くなる
○霊子ハッカー:EX
自身の霊子をネットワークに適合させる事が出来る特殊な才能の持ち主
EXともなれば自身の全てをネットワークに送り込み、あらゆる制約を突破する事が出来る
ネットワークの存在する場所での情報収集に+50%の補正を得る
○○朽ちぬ約束:特殊
オリアナ=トムソンと交わした約束は今も心の中に残っている
どんな時でも諦めず、真っ直ぐに、師に誇れるような男になろう。
このキャラは一生に一度だけ判定を一つやり直す事が出来る。
ただし、他人を見捨てる選択肢を取る場合、判定を行わなければならない。
その判定に三度、成功した場合、このスキルは消滅する。
○『礎を担いし者(Basis104)』;B
追跡封じの異名を持つウィザード オリアナ=トムソンのコード。
独自の理論で構築されたそれは強力な反面、不安定である。
尚、京太郎はランダム要素が強いコードだと思っているが、それはまだ入門したばかりだからこそ。
オリアナが『一度、使ったコードは二度と使わない』と言うポリシーを持っているが故に、ランダム要素を強めていると京太郎は気づいていない。
この能力を持つキャラクターは1ターン終了時に一つ魔導書を作成する事が出来る。
その能力はコンマによって変化し、使用した判定の終了時に消滅する
十の桁 一の桁
1 自身が筋を使う判定に参加する時 1 自身の該当ステータスが判定中5あがる
2 自身が耐を使う判定に参加する時 2 自分の全ステータスが判定中5上昇する
3 自身が敏を使う判定に参加する時 3 相手の該当ステータスが判定中1低下する
4 失敗 4 自身の該当ステータスが判定中1あがる
5 自身が魔を使う判定に参加する時 5 自身の該当ステータスが判定中1あがる
6 自身が運を使う判定に参加する時 6 成功率(勝率)に10%の補正を加える
7 自身が宝を使う判定に参加する時 7 自分の全ステータスが判定中5上昇する
8 自身が判定に参加する時 8 相手の成功率(勝率)を10%下げる
9 自身がメイン参加者の時 9 失敗
0 自身がサブ参加の時 0 相手の該当ステータスが判定中1低下する
ゾロ目 上記から好きなのを一つずつ
ちなみにまだ俺のターンは終了してないぜ!状態なので、魔導書は作れてません
【管理者所属ハッカーズ】 【京ちゃん】
筋 20 筋 10
耐 20 耐 10
敏 20 敏 30
魔 20 魔 30
運 10 運 20
宝 10 宝 0
では最初に選ぶステータスを下1どぞー
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イ ' /| /| l | | | | l| | |
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' 〃 | | | | ト, : /| /| /| ' ∧|
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{/ / / / / { | Ⅵ≧!、,| | 、 | _/ム斗七 /:. / }'
' ,イ / | { 从 | イ {::しメ∧ l Ⅵ イ {::し刈 `ヽ' ' }/ 「礎を担いし者(Basis104)!!!」
' / /イ Ⅵ :. Ⅵ Vzり \ 、 } / Vzり }/ /
/ | 从 | \ ∨/ , /
_∨∧ :. ` \ ,:_ノ> 、_
, <//////{/{{`∧ 、 / }}//////> 、
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/////////////从 { 、 _ ィ -vノ ' } /'/////////////
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,-‐ ^ ̄~^>、
,<´ ヽ
._/____ ^;,
f ._ .//|l|‐―- 、_ ヘ
て レ´`、__|l|y―- 、_  ̄~`ゝ
そ '――――――、  ̄ ̄i
7l.:.:i:.i`_'_^_ヘl:.l:.:ヽ >
'k:.i. f;;;j j |.:.:.:.|`,-‐―"l~ 「きゃっ!?」
l.:l.:r‐'.´ |.:.:.:.|/.:.:.:.:..:/
`' `、- .l.:l.:/.:.:.:.:.:/
`-‐"^,-――’、
_斤===个-,r-―-、
广/_/IIII/l三l/ ヽ
f~|/_^l__| ,;' .) 、
| f 叶 ||//--./ ,! '!
/ 匕_||/|--/ ./ .'!
,-―-、_ /´ |-―-|| .|_;´ ./,| !
へ、 ,´ ス_r´"^`ー---' - ,、 /| ト--,i
/ .ス_/ ,;' 、 '; /|`ー'ト,
/ .`z i 、 ';, ./ |l==-|
^、__, -‐-´\ '‐--i--'===---"‐-.' / | .|
.,rっj h `,r‐―r‐,____,-‐―"^`、 .|,ノ
_斤'(_入_ / 。 /--l |,ヘ '; -^
,i ..`-'/‐-‐/ ,i^~`kー---'i、 ヽ、_,人^´
.i' / /ー-' i____ヽ-ヽ 7
`ー'、__/ - ; / `-'ニニソ
|_|_| |_| ヽ ´, ,フ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
こうもしっかりと包囲されている以上、戦闘なしでは逃げ切れない。
そう判断してからの京太郎の動きは早かった。
じりじりとこちらに近づいてくるハッカー達に向かって、窓を開き、いきなり攻撃を仕掛ける。
師から習ったそれはまだまだ未熟だが、奇襲に扱うには十分過ぎる。
完全に鼻先を抑えられた形になった彼女たちの中から負傷者が出てしまう。
―― 京太郎 【魔】を選択
/彡∧_________
/彡/::::::::::::::::::::::/ /
/彡∧:::::::::::::::::::/ /
/彡/ ヘ:::::::::/ /
____ /彡/ ヘ//
/´ / \ , ──── 、 ∨二ヽ
/\ { √ヽ ヽ ∧ / /二 }
/ _ >- ∨::| |\ \i /≦__ /彡/ゝノ
〈 イ::::::::::::::::::::::| /::::ノ 人 /≦/ ∨彡/ ミ} 「あれは手配中の男…!
ヘヽ::::::::::::::::::::| ./::./ / X三三ミゝ_ __ 彡/ |
ベヽ::::::::::::::::|∧// / ヽ三ミヽ バノ/彡/ / 皆、手柄よ!!!」
_≧`ニ>イ 三 ヽ / \彡/ ∧ 二ソ /
/ _ } ─ 、/ / ≦二≧ ニ 二ソ_/
/ / }二ニ⇒ー≦ / / ! ニ二ソ
/ / /ヽ ヾヽ γ/ , /
レイ {/ ミミヘ ≧ Y / ハ
/三i/ 三三 /`ーー//`ー 、 ∧;;;;/ヽ
` ̄ ` ̄ ̄/ /::/ ー´ ̄ ヾヽ ≦;;;;;;∧ ∧
` ̄ ̄´ヾヽ___ ノノ ヘ;;;;{三∨彡j _
ヽ_ヽ __ ヘ;;ヘ三 ヘ三ヘ
イ三ヽ< ヽ;;;/ lミミ}
ヘ三 ヽ >、ノ/ ヽミj
∨三ヽ 〉/ }≧}
ヘ ∨/ }≦}
ヘ ∨ \ノ
>イ ∧
/ /:::::ヽ _
`}三ミミ} /==≦ヒ;;ヽ
イ ̄ ̄ ヾヽヘ /:::::::::::::::ヽ;;;;\
l ;;;::::::∨ヽ __ ノ:::::::::ヘ
ヘ ;;;:::::::} ヽ::::::::::::::::ヘ
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: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ ` 「ちっ…!」
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ /
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
とは言え、彼女たちもやられっぱなしではない。
管理者の手足となって働く彼女たちは皆、一様に精鋭部隊なのだから。
十秒もした頃には奇襲から立ち直り、それぞれ武器を手に、京太郎の元へと駆け出す。
武器を盾にするように構え、窓から室内に突入してくる彼女たちに、今の京太郎では有効打を与えられない。
舌打ちをしながら、彼は扉から外へと飛び出して。
―― ハッカーズ 【耐】を選択
ラン酉仕込んだので下1数字をどうぞー
#運宝敏筋322
この間からコイツランステで運しか引いてないぞ…!!!!
/ミ/
/ 、_ ノミ/
/::::::::::::::/ミ/ __
/::::::::::::::/ミ/ / | | ヽ
∧:::::::::::/ミ/ {ヽ_ノノ::\j \
∨ ヘ::::/ミ/ {::::::::::://:::::}__ )
∨ ノミ/ ヘ::::::://::::/≦三ヽ、
/ミ/ ヘ:://∠/====ヽ} ヽ
ノミ/ ≧ソヽ三三∨/ ヘ
}ニ∪ / , ヽ三∨∧ ヘ 「待ちなさい…!」
{ニノ ヽ___ / / /ヽ ヘ _ ノ
/ミ/ / 彡i ヘ __ / _ ヽ/ ヘ彡}
/ミ/>´ ∨/ ノ;;;;ヽ / __{三彡}
{ ̄ソ_ / ∨二´;;;;;};;;;ヽ // ̄}二ヘ二ヘ
/ミ/ l l / マミ ヘ
/ミ/ | / マミヘ ヘ
/ミ/ | / }三ヘ ヘ
./ミ/ l / }三ヘ ヘ
. -‐ニ ̄ニ‐- .
_/ \_
=二 ̄ / ',  ̄二=
 ̄7'' ―― ___ ―― 戈 ̄
――― 从,,i ; `. 、 .尢r、―――――― 「ひゃああ!?」
/\じ'jl|此ト=メ i;_,,爻,,i| 刈ゞメ
``‐ヾ:;!Iヅ 〃!iメト辷-" ^
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
その爆発は京太郎が狙った訳ではない。
そもそも彼はその場所に、自分が普通に寝泊まりしていた場所に罠が仕掛けてある事を知らなかったのだ。
だが、それは創造主が死んだ後もしっかりとその場に存在し、そしてその瞬間、違法な侵入者に対して牙を剥いた。
牽制用のそれは決して強いものではないが、さりとて、彼女たちも無傷では済まない。
破片をばらまいて相手の動きを止めるタイプだったのもあり、京太郎を追う足が鈍くなってしまう。
―― ランダムステータス 運
京太郎 2優位 一劣位確定!!!
と言う訳で、基本勝率70%で魔運の補正で90%
ここからグラードと耐で15%引かれて勝率75%ですねー
と言う訳で酉仕込んだので下1 数字をどうぞー
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/ / - 、 :| x===ミx|‐-| |:`ー /x===ミノ// / :∧{
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
突然だが。
ここでステータスの話をしよう。
現代社会を基準として、普通レベルが10。
優秀レベルが15。
20ともなれば一流を名乗れるレベルである。
. _,.. -- 、__, 、___
.⌒>.::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ、
. _,....::::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ
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/イ.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.{
_/_:::::::::::::::::::::::::::::O:::::::::::::::::::|!
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{从.ハ::::::::::::::::::::::::::::::::ミ`
' ;.v ァ::::::::::::マ_
ヽ;:::::::::::::::::::::::::
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/.:::::::::::::::::::::::::::::::○::::::::::::::::::::::::::::::::|`V
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.`i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::了
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ヽ::| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
lJ |::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::::::::|
|:::::::::::::::::::::::/ ∨.::::::::::::::::::::::::l
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
そして、京太郎の速と魔は30。
これは人類の限界点とほぼ同じだと思って貰って良い。
無論、状況や鍛え方にもよるが、彼はボルトと同じ速度で走る世界でも指折りの魔術師だ。
その上 ―― 40からは英雄や化物、と呼ばれるレベルである事を考えれば、彼は十分にハイスペックな人間であると言える。
_,...---、_,.、
/ : /: : / : : ヽー-、
/. : :, !: iハ!/メ、.i | \
イ : :{ ヽN 'i:!/!人iヽi
_1: : :i( _ 丶:\
/ `Yリヽ '、_)'´!`ー`
/:::.. | ,. _/
. /.::、:: ト、ィ'
/ ::::::|:: !;-!
/ ::::|:: ! ヽ、 ,:-‐クヽ
/ ::!::.. ⊥__!_ / ..:ノ)
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
その彼が、今、全力で背を向けて走っている。
時折、ツールで後ろを確認し、魔術で牽制しながら、町中を駆け抜けているのだ。
当然、爆発によって動きが鈍った彼女たちが、彼に追いつけるはずがない。
あっという間に彼女たちは引き離され、京太郎を見失ってしまう。
30諞溶濬+2=32 勝利!!!!
なんでバッドイベント引く割にランステではほぼ最善、引くかなー…
と言いつつ魔導書作成のターンだオラァ
十の桁 一の桁
1 自身が筋を使う判定に参加する時 1 自身の該当ステータスが判定中5あがる
2 自身が耐を使う判定に参加する時 2 自分の全ステータスが判定中5上昇する
3 自身が敏を使う判定に参加する時 3 相手の該当ステータスが判定中1低下する
4 失敗 4 自身の該当ステータスが判定中1あがる
5 自身が魔を使う判定に参加する時 5 自身の該当ステータスが判定中1あがる
6 自身が運を使う判定に参加する時 6 成功率(勝率)に10%の補正を加える
7 自身が宝を使う判定に参加する時 7 自分の全ステータスが判定中5上昇する
8 自身が判定に参加する時 8 相手の成功率(勝率)を10%下げる
9 自身がメイン参加者の時 9 失敗
0 自身がサブ参加の時 0 相手の該当ステータスが判定中1低下する
ゾロ目 上記から好きなのを一つずつ
下1
はーい、それじゃ
『自身がサブ参加の時、相手の該当ステータスが1下がる』魔導書ですね
前作った『自身が宝を使う判定に参加する時、相手の該当ステータスが1低下する』
魔導書と合わせて、デバフ型だな京ちゃん(´・ω・`)まぁ、まだまだ弱いですが
さて、それじゃ次のターンにしたい事をー
下1
1 肉体面を鍛える
2 スキルを鍛える
3 情報収集をする
4 その他
はーい
スキル強化ですね
尚、現在、強化できるスキルは『礎を担いし者(Basis104)』しかありません
また師であるオリアナがおらず、独力での習得になるので上昇コンマも1/4になります
と言う訳で下1ー
魔導書作成自体はターン終了時に毎回出来ます
ただ、失敗もありますし、一個一個の上昇量も低いです
今のままでは本当に焼け石に水に近いですね
下1 末尾
1 新キャラと遭遇
2 オリアナの残した装備を見つけた
3 新キャラと遭遇
4 ハッカーズと遭遇
5 ホロと遭遇
6 新キャラと遭遇
7 追加で行動
8 新キャラと遭遇
9 ハッカーズと遭遇
0 ホロと遭遇
ゾロ目 あっ
別の世界にいっても継続は出来ます
が、ラッキーイベントなんかで習得率があがる事はまずありません
後、言われて思い出したのでちょっとエラッター
○『礎を担いし者(Basis104)』;B
追跡封じの異名を持つウィザード オリアナ=トムソンのコード。
独自の理論で構築されたそれは強力な反面、不安定である。
尚、京太郎はランダム要素が強いコードだと思っているが、それはまだ入門したばかりだからこそ。
オリアナが『一度、使ったコードは二度と使わない』と言うポリシーを持っているが故に、ランダム要素を強めていると京太郎は気づいていない。
この能力を持つキャラクターは 【情報媒体が手に入る時】 1ターン終了時に一つ魔導書を作成する事が出来る。
その能力はコンマによって変化し、使用した判定の終了時に消滅する
十の桁 一の桁
1 自身が筋を使う判定に参加する時 1 自身の該当ステータスが判定中5あがる
2 自身が耐を使う判定に参加する時 2 自分の全ステータスが判定中5上昇する
3 自身が敏を使う判定に参加する時 3 相手の該当ステータスが判定中1低下する
4 失敗 4 自身の該当ステータスが判定中1あがる
5 自身が魔を使う判定に参加する時 5 自身の該当ステータスが判定中1あがる
6 自身が運を使う判定に参加する時 6 成功率(勝率)に10%の補正を加える
7 自身が宝を使う判定に参加する時 7 自分の全ステータスが判定中5上昇する
8 自身が判定に参加する時 8 相手の成功率(勝率)を10%下げる
9 自身がメイン参加者の時 9 失敗
0 自身がサブ参加の時 0 相手の該当ステータスが判定中1低下する
ゾロ目 上記から好きなのを一つずつ
流石に紙も筆もないところじゃ魔導書つくれねぇな、と思ったので
まぁ異世界転移してすぐ、とかじゃなければ問題なく魔導書は作れます
そしてホロと遭遇かー、これは面白い事になりそうですね(ゲス顔)
, ⌒ ー  ̄ ̄ 、
/_,. - \
/´ / /⌒\ ヽ
, ´ , V :.
/ / / / / | V : V |
/-- ´' / / / l|{ | l| | | {
/ イ { ':|_,斗| | 、_l__/_ィ |l∧ 「…はぁ」
/ ,: ∧ | {∧{ { 、 /}/}/ } /∧|
/ イ / {∧{ 、__,.V {∨ 、_,/ イ}' `
 ̄´ V∨乂l \ ムイ/
从 ' 八/
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何とか逃げ切った。
…が、コレからどうしよう。
幸い、オリアナさんは俺の為に隠れ家の場所を記したツールなんかを用意してくれていて、拠点の場所には事欠かない。
…が、さっきもちょっとしたキッカケで見つかってしまった以上、そこも長いこと隠れ続ける事は出来ないだろう。
…一体、何時までこのかくれんぼと鬼ごっこは続くのか。
そう思うと、ついつい溜息が漏れ出てしまう。
l:l:l:.i!l:.:.:iVll:ll:i!:.:.:.ll:.:.:.:ll:.:.:.:li!l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i!:.:i!l:.:.:.:.l:.:.:i!:.:.:.i!:
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i!:l:.l:.ll:.:.:li!i:l;;;;'''''''' lミl..
i!:l:.l:.l:l:.:.:i!lll ミl::ヽ.
i!:l:.l:.l:.l:.:.:i!llヽ 、
i!:l:.:l:.l:l:.:.:i!l:l:i!.、 へ.____ 「そうやって溜息をつくと幸せが逃げゆくと言うぞ?」
i!:l:.:.l:i!:l:.:.li!:i!:i!i!ヽ ∨ノ` ー-二二ー- 、_____,.
i!:i!:.:l:ll:l:.:.ll:i!:i!:.li!i!ヽ. ヽ.、_  ̄ ̄ ̄l .ノ./
i!:ll:.:l:l:リ:.:lli:i!:i!:.l:i!l:l:.\ ` 、 ̄ ー-....._____´/ ./
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////:.ノ .l:l/i!//l:.:.li!:l i!:.:i!:l:i! i! l:.i!
///,'/:.:.l ハl:.リli!l:.:.li!/ i!:.:i!:.l:i!、 l. l:.i!
. ノ:/:.//:.:.:イ /:/l:i!li!il:.:.i!/ i!:.:i!:.l:i! \ l. l:.i!
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瞬間、聞こえてきた声にゾクリとした。
だって、その声の主は、俺とは比べ物にならないほど強いのだから。
オリアナさんに負けたとは言え、俺一人じゃ逆立ちしたって勝てやしない強敵。
……ホロさんが俺の目の前に立っていた。
|. ヽ、: : : : : _,、-‐'"´ ̄: : : : :  ̄`ー-,,ィ" | l!
. |! .ゝ'"´: : : : : : : : : : : : : : : :_,,ィ'" | |!
`! ,ィ'´/ : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、 |!ノ!ノ|!
ゝ´: /: : : / : : : : : : : : : : : : : : : .i: : : :`、 |: : : :|!
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| |: :.|:.|ハ|! |从!:リ |: |: : : .//: : /: : : :.| : : :|: : : :: : : :|:|: : : : : : : :.| 「そう身構える必要はないでありんす。
` |从!| |!`_| リij |:/: : :/ /: :/: /: : : /!: : : .|: : : : : : :.|:.| : : : : : : :.l
. | : : : :|トミョュ、 /レレ´‐//レ´!/: :/!/!: : : | : : : : : : |: | : : :../ : |!| 今日のわっちは主と事構える気はないからの」
| : : : :.|弋Pリ ィュ、__ .レ´ / |: : : |! : : : : : : |: |: : :./: : /!:|!
|: : : : :l `ー"/ lト:::又テュャ、 ./ : :.:|! : : : : : : :|:.|!: :./ : :/ |!:|!
|: : : : :l .ノ 弋ひ::シ 〃`/: : :.|! : : : : : :./:/: :/ : :./:l .|:.:|!
. _|! : : : l ヽ  ̄´´ /: : : :|! : : :/: : /:./:./: : :./!: ゝ、 |: |!
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……ただ、今の彼女から敵意は感じない。
最初に会った時は、次に会ったら殺されるんじゃないかってくらいの敵意がぶつけられていたけれど。
今日のホロさんは、まるで憑き物が堕ちたように、落ち着いた顔をしていた。
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, ´ <⌒
,:' `ヽ、
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多分、それは演技でも嘘でもない。
オリアナさんがいれば話は別だろうが…今の俺は一人。
彼女が本気になれば、俺を捕まえるなんて容易いはずだ。
にも関わらず、こうして問答無用で襲いかかってこないのは、本当に彼女にその気がないからなのだろう。
でも…。
「……どうして、ですか?」
 ̄二=-=、 ヽ-=.,,,_
',` 、 ヽ ''-,.,_
',,.=‐ミ ヘ ,' ,ミ
_,. ' ヘ_ニ-'"
_ニ -‐= ' |
/ / | |
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/ | || /| / .| .|| | / /l /| |
| ∥ | | / | / | | レソ| / レ | / 「…親友が死んで、まだ禄に時間が経っとらんのじゃ。
| | |_レ‐'´リ ソ,.イ7 ソ ソ
|'´~_,. -‐'l" lヒノ/ | オリアナが最期まで護ろうとした主を捕まえよう、なんて気になれるはずないじゃろう」
| く (゚_ ;:ノ ', / |
| / |
| ,.. / /
| ` ‐ __'´/| /
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「……知ってたんですか?」
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. /: : : : : : : : : : : : : : : : : :,、 '": : : : : : : : : : : : : : : : : : : \: : /
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,': : : : : : : : : : : : : : :./: : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : ',
i: : : : : : : : : : : : : : ,.': : : : : : : :/:.: : :,':.: : :.i: : : : : : : : : :i : : : : : ',
l: : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : :.:./:.:.:.:. :i:.:. :.:.:l:.:.:.: : : ,':.: : :.l: : :.!: : :.i
. l: : : : : : : : : : : : : ,': : : : : : :.:./:.:.l:.:i:.:.l:.:.i :./l:.:.:.: : /: : : : l:. : :l :.i: :l
l: : : : : : : : : : : : : i: : : : : : :.:/ハ:lヽl、:l:.:.:l/ l:.i:./:.ハ:.: :./:.:.i:.:l:. :l: l
. !: : : : : : : : : : : : :.l:: : : : : :.:.,':l '" ̄リ ̄ハヽlル'l/ l: :/ l:.:,':.:l:.:/l:.l
l: : : : : : : : : : : : : l: : : : : : ::l: l. r r─==、ヽ '⌒>:.l/l:.:.l:/ l:,' 「…この間のオリアナは、母ライオンもかくや、と言った感じじゃったからの。
. ,': : : : : : : : : : : : ::i::: : : : : :::i: l ヽヽ::::::ノ_ /=、/:/l lル' ,','
/: : : : : : : : : : : : :/l:::: : : : :.:::l: l l::://イ:.l 〃 そんなオリアナが主を一人にするはずがない。
. /: : : : : : : : : : : : :/::l::::: : : : :i:::l: l . :ヽ,': :l: l /
/: : : : : : : : : : : : :/:::::l::::::: : : :.l:::l: l . : : :〉: l l なのに、部隊が主を見つけた時、主は一人だった。
. /: : : : : : : : : : : :::/::::::/::ハ::::: : : ',::',:l _.._ /: : :l i
/: : : : : : : : : : : :::/::::::/::/ '::::: : : ヽ-──- .._ ゛/i: : : : l:l なら、答えは一つしかないでありんす」
. /: : : : : : : : : : : :::/:::::::/::/_ >'":.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.く:::::::l: : : : li
: : : : : : : : : : : ::::// /:: //:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ: : : :l
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
ポツリとつぶやかれたその声は、とても悲しそうなものだった。
…俺は二人が具体的にどういう関係だったか知らないけれど。
しかし、親友と臆面もなく言えるくらいに仲が良かったのは確かなのだろう。
……そんなオリアナさんと敵対したまま死に別れる事になった彼女には、正直、胸が痛む。
原因となった俺が…なんと言えば良いのか分からないほどに。
_,,.-‐¬'" ̄`"¬'" ̄ ̄¨¨`¬.、
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_,,-'´ ... ヘ:::.. ヘ
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./ .::::::/::: ::i::ヘ::::::: r、 { ヽ
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_/ /レi_, .:::/:::::|::::. | i::::::::| { | i
} ./::|::::::|::::: :| ヘ : i::::::::レ'! r':: |. |
,ー' /!:ハ::::: '|::::: :::| : :λ .:: i: i::. i::::::::::::ヽ´::::. |. |
/, / .|::|::::| :: |::::: ::::| :: ii :::| | :::: i:::: i::::: :::i:::::::::::::::::::: | | 「…一つ聞かせてくりゃれ。
!'レ' |:::| | ::::: |:::::::::ハ !::: ハ :::| | :::::: i:::::. i::::::::::i:::|::::::::::: l |
| | l :::::: |:::::::::| !:::::: | ! ::::| .| ::::::,/|:::::../|:::::::λ|:::::::::::: ! l オリアナは…最期なんと言っておった?
| .| l:::::::::ll::::v:|__i::!i::|_! ::::| | :::::ト-|:::::ト-l:∧ト|::|:::::::::::: :::. i
| | !::ハ:!::!从トーw-!=、 丶 |ハ:/,=从/-!ー‐、 |:|:::::::::::: ::ハ: ヽ あのバカは…笑って逝けたか…?」
| | :: ::::::::.ヽヽヘ::::::c:[ t_::::c:::/'"|::|:::::::::::: ::| ` ヘへ
!| :::::::::ヘ ´¨ ̄  ̄~ .|::|:::::::::::: ::| /::r´ヽ_
.l :::::::::ヽ i :: |::|:::::::::::: ::| ./::r' / ヽ
ヽ :::::::::ヽ j ::::. ,イ:|::::::::::: :::|/:::::r' / i
ヽ :::::::ヘ::へ、 `__ ,イ .|::|:::::::::: :::|::::::::! / i
/\ :::::::ヘ::::ヘ`丶、 ー ,イ _r‐‐|::|::::::::: ::/::::::::! l / i
/¬"へ :::ヘ::::ヘ¬-`ー '´-=コ< 、.|::::|::::::: :::!::::::::::! / / i
l \ ヘ::::ヘ ; ; ; ; ; ; >´ .> |::H::::::: ::/:::::::::{ | l i
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「…ずっと俺の事を心配してくれていました。
そして…最期に、自分は恋人のところに逝けるかと聞かれて…。
当然ですと答えたら、笑って逝かれました」
|. ヽ、: : : : : _,、-‐'"´ ̄: : : : :  ̄`ー-,,ィ" | l!
. |! .ゝ'"´: : : : : : : : : : : : : : : :_,,ィ'" | |!
`! ,ィ'´/ : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、 |!ノ!ノ|!
ゝ´: /: : : / : : : : : : : : : : : : : : : .i: : : :`、 |: : : :|!
/:/: :./: : :./ : : : : : : : : : : : : : : : : :.|!: : : : :`ヽ | : : :.|!、
// /: :.l!: : :.l!: : l!:..|!.|: :.|: : : : : :/: : :: :|: :| : :.|: : : : : :`、 |!: : : : |!: :'、
. // |: : :.|: : :.|!: :.|: / |: :|: : : : :./: : : : .| : :|: : .|! : : : : : :`i: : : : : |: : '、
l/ |: : :.|: : /!: : |:リ |: :|: : : : /!: : :: : |!: : |: : :.|: : : : : : : :|: : : : :: : : :', 「…そう、か。
| |: :.|:.|ハ|! |从!:リ |: |: : : .//: : /: : : :.| : : :|: : : :: : : :|:|: : : : : : : :.|
` |从!| |!`_| リij |:/: : :/ /: :/: /: : : /!: : : .|: : : : : : :.|:.| : : : : : : :.l なら……良い。
. | : : : :|トミョュ、 /レレ´‐//レ´!/: :/!/!: : : | : : : : : : |: | : : :../ : |!|
| : : : :.|弋Pリ ィュ、__ .レ´ / |: : : |! : : : : : : |: |: : :./: : /!:|! それならわっちも…安心してあっちであのバカを殴れるというものよ」
|: : : : :l `ー"/ lト:::又テュャ、 ./ : :.:|! : : : : : : :|:.|!: :./ : :/ |!:|!
|: : : : :l .ノ 弋ひ::シ 〃`/: : :.|! : : : : : :./:/: :/ : :./:l .|:.:|!
. _|! : : : l ヽ  ̄´´ /: : : :|! : : :/: : /:./:./: : :./!: ゝ、 |: |!
.,ィ'´ `、: :.:∧ /:/ : :./ : : ./: : /:./:./ : : /!:l: : : :ゝ|:.l!
. l!.............'、 : : ∧ ヽー---ィ /:/: : :/ : : :./ : :/:./:./ : :_,,-‐'´ ̄ ̄``
|!................'、: : : ∧. `ー‐'´ /:/: : :/: : : :/ : :/:/_,,-‐'´..............................
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「……もしかしてホロさんも」
r‐ 、
〉 、 \ ノヽ__
ヾ \:.:.\ ⌒Yソ..: }
Y⌒ヽ:.:. \、______ /〃Yい/
|:.{ \:.:.:.\>:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.>. .、 /:.:/⌒゙|:.:.:|
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,:. / ,.:.:.: . |{:.:./-|:.≠┼:./ 八:⊥:.___|:.:.l:.:.:.| :.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:|
{〃 i: : :.:. /Y ,」:{_ |:/ {´ }从ハ人:.|:.、 |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
l{' r 、: : :.:/ lィf斧=ミヽ. _ _ {___} :.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.| 「なんじゃ。心配してくれとるのか?
ヾ | |: : / /|∧{じ: :r'} ィf竓=ミ、,:.:.:.:.:.:.:.:.,:.:.:.:.:.:.:.:|
| |/ /:.:} ,辷z歹 .: {じ: : r'}ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:| 或いはわっちがいなくなるのを期待しとるのか?
|r' / ̄.二フ'' '' '' / ,辷z歹./:.:.:.:.:.:.:.:∧:.:.:.:.:.: : |
. ヽ { {´ ::.. i '' '' '' /:.:.:.:.:.:.:.:/::::i:.:.:.:.:.:.:. | どちらにせよ、わっちにはまだ症状は出てないでありんす。
. | `ヽ∧ 、 ___ _, /:.:.:.:.:.:.:.:/::::: |:.:.:.:.:.: : |
,`ヽ `ヽ /:.:.:.:.:.:.:.:/::::: : |:.:.:.:.:.: : | まぁ、何の初期症状もなく、ぷつりと逝く者もいるから、大丈夫とは言い切れないんじゃが」
i:.:.:.:.:\ :. く:.:.:.:.:.:.:.:/::::::::::∧:.:.:.:.: : |
|:.:.:.:.:.:.:.:>、 }ト、_ ィ ´ ̄ >、/::::::::: / ∧:.:.:.:.:.:|
|:.< } .从ヽ:::/ \:::::/::/::∧:.:.:.:.:.
斤t===tt====tt=彡/ ∨ /、:::/::∧:.:.:.:.:ヽ
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/|::| |:::::::::| |::::::::::| |::/ ., / ノ .∨:::|:.:.:.ト、:.:. : \
. /ハ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄//, / ∨:.:.:. |:.:.\:.:.:.:.:ヽ
//:.:.:} / ./ | / ∨: : |:.:.:.:.:}ヽ:.:.:.:.:.:.、
{{:.:.:.:.| / {r‐ .Уイ ____ / :.:.:.|:.:.:./:.:.:.}:.:.:.:.:.:.}
ヾ:. : | / ノ { / ̄ ` __/ i:.: |:.:.:{:.:.:.:八:.:.:.:.:|
}}:. l/ ムィ⌒ヾ // 八:.!:.:.:.ヾ:.{:.:. \:.:|
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「…………」
ハノl,
,M ,,ノ ,∠,
,/w | ,,イ´゙´゙ /´
/..-‐┘‐ ァ´.:.:.:.:.:./
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i.:/.:ハ.:.:.\
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|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ.:.:.:. ;;.||;;; :.:.:.:.:|
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:../.:.:.:.:.:.:;;i;i;;;;.:.:.:.:i| 「それより、オリアナの最期を伝えてくれた礼をせんとな」
.i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:/.:.:.:.:.:.:;;;i;i;;;:.:.:.:.:.i|
i/ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./;;;;/; ;;::; .:;;;;;i;i;;;;: :. :.:i.|
//.:i.:.:.:.:.:;:.:.:.:/;;;;;/;;;;;;; . ;;;;;;i;ハ;;;;: :.:.:i |
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|i / | :./ /三三三三三三三三i.i.iヽヽ
|i / /三三三i.i.i.i.i.i.i..i.i.i.i.i.i三三i.i.ヽヽ
.|/ /三三i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.三i.i.i.| |
下1
1 質問くらいなら応えてやるぞ
2 何か欲しいものはないか?
3 質問くらいなら応えてやるぞ
4 りんごをやろう(ドヤァ)
5 質問くらいなら応えてやるぞ
6 質問くらいなら応えてやるぞ
7 何か欲しいものはないか?
8 質問くらいなら応えてやるぞ
9 りんごをやろう(ドヤァ)
0 質問くらいなら応えてやるぞ
ゾロ目 あっ
r 、 __ ,. ┐
| {ヽ> ´ ` <ィ} |
j〆´ ヽ〈
イ / l | | 、 ', ハ
/ l | | | |、 |ヽ } ! ;
. / l | ┼‐:ト l } 斗‐l :| | |
{ | | ,ムテミ ,ィテミ! .l |
| | | |弋zソ 弋zソj l |
| rrムww , ww/rr11ハ
ノイ ! 「.i r==.ァ .イ l ll | ヽ 「質問くらいなら応えてやるぞ。
/ ヽ ' >゙、 ニ ".< .ノ ヽ
{ \ } { イ } なんでもこの賢狼に聞くが良い」(ドヤァ)
| /` /__∧ .V/ |
│ ./ ∧ ∧ ∨ l
,| / \.イ{ ヽ _ イマ  ̄ ∨ ト、
/ | / / ∧/∧ハ ∨ .! \
/ ! / .,' l////.l.ハ ', .| ヽ
/L ィ__| {. /  ̄ ̄ ∧ } | ',
l { /ヽ ___.彡ム. / }
| / /\_/ミ、::::::::::::::::::::::>ヽ _ノ |
| /イ ////////ヽ:::::::::::///////∧ /
ノ / ///////// ∧ ̄//////////∧ /
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と言う訳でホロへの質問タイムです
下1コンマの大きい方からコンマの小さい方を引いた分だけ質問できます(最低値2)
三回分ですねー
んじゃ下1~3までホロに聞きたいことかいてってくださいな
ホロの知る限りの事を嘘偽りなく応えてくれます
で、多分この時間だと人いないんで五分経ったら連取アリでー
んーむ、思った以上に人がいないのか、或いは聞きたい事がないのか
前者ならばともかく、後者だと割りと深刻だなーって気がします(´・ω・`)それだけ人を引き込めない話って事でしょうし
とりあえず十分経っても埋まらないんで、残り一個は置いておいて他二つだけ処理しましょうか
次回の投下までに残り一つの質問を考えておいてくださると嬉しいです
っと、3つ出てましたね、ごめんなさい
んじゃ上から一つずつ勧めていきまーす
―― Q.管理者の居場所
イレ'^!
x< ; /
_ ,/: : : 〉/;:ハ/ ̄ `丶、 ___
/, :´ : : : /;:;:;;;':/: : : : : : : : ヽ : : : : :く二ニZ
. /: : : : : : /'"´:  ̄: : : : : : : : : : : :\;;-‐;;:'"/
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. l: : : : .:,':: : : : l: |l::|::::|:::j/|: :,'!:: : /l:: ::,':: j: : |:: j: :|
,' : : /.::,'!::: : : : l: L二._Ⅵ_V`ヽヽ{ 匕Ⅳ レイ::/} /
{ ̄ ∨: : /.::/::|::: : : : l: |l代ぅ:歹 ̄` 弋歹^ア/:イ/ 「ははう……管理者はこの世界の中心 ―― コントロールタワーからほぼ動く事はないでありんす。
l:::::::├<.::/:::,'|::: : : : l: | ¨¨^ `¨ ,':: : |
l:::::::∧::::::::`ヽ:|::: : : : l: | 〉 :::: : :| あそこはこの世界で最も厳重なセキュリティで護られておるからの。
'::::::::::::}::::::::::::: `l: : : : l: ト、 、 _, イ::: : : :!
:::::::::::,' ::::::::::::::: |: : : : l: | 丶、  ̄ . 个:!::: : : :| ちちう…大事なものをいざという時護る為にも、あそこから動く事はまずないと思って良いぞ」
::::::: /::::::::::::::::::::|: : : : l: | /ヽ、_, ィ升=、| :l:::: : :│
ヽ/::::::::::::::::::::∧: : : :l: | ハ/ ∨ヽ }:l::::.: : :|
::::::::::::::::::::::::::::::::∧:: : l: |>rK ヽ_/⌒V!.:l::::.: : :|
:::: ::::::::::::::::::::::::::: ∧:: l: |/∨ 〕 `\ /j :j::::.: : :l
::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧ l: | 厂\ ∨V.:,':::.: : /
::::::::::::::::::::::::::::::::: /::/\| 仁 二>、_ノ |,:': .: : /
::::::::::::::::::::::::::::://::::::::\ |/巛〉\/ |:::.: : /
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…もしかして、今、母上とか父上とか…」
> / .>::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::-..,_ `ー..,_ .{:::. ヽ
ヽ > /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ \_i::::::. .ヽ
} Σ./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ!::::::. ヽ
} 〉´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ヽ ヽ:::::. ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::i::::::::::ヽ ヽ:::::. ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::ヽ::::::::::| ヽ::::: .i
/::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::::、:::::::::| ヽ:::. .i
/:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::λ::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::|:::::::::|::::::::::| ヽ:. ヽ
/::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::: ハ::::::::::::::::::::::::i::::::::::::i:::::::::::|::::|:::::|::::::::::| .|:. |
/:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::| i:::::::::::::::i::::::::i::::::::::λ:::::::i::,イ::::::|:::::::::::| |::. |
|::::::::{:::::::|:::::::::::::::::i::::::::::i:::::| .i:::::::::::::i::::::λ::::::::i i:::::::'::| .i::::::|:::::::::::| i .|::. |
.|::::::/:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|::::| .i::::::::::: ハ::::ハ::::::::ハ:::i:::/ .|从i|:::::::::::| i .|:::. |
|::::λ:::::::::::i::::::::::::::ハ:::::::::i、:| iλ::::| i:::| i:ハ::| .i::,、,-‐v'.i!.|:::::::::::| ./| |::::. .|
|::::ハ::::::::::λ::::::::::| .!::::::::ハ:| .|ハ::::| ヽ|__,,>-!''"^レ__,,__ ., |:::::::::::| i::| .|:::::. | 「…まぁ、隠し事するのもアレじゃからはっきり言うが。
|::::| .{:::::::::::ハ:::::::::::L_\:::L⊥, \i!ーw ̄〉"-,┬''"´弋ヽ,`.}ー|:::::::::::| .i::| .||:::::. |
.|:::| ..ヽ:::::::ヽ::{ハハ、| ~`≧=ヽヽ / `{:::::;;;;;⊿::|,ノ |::::::::::::| i::::| .|:|::::::. . | 管理者はわっちの母上じゃ。
|::| {\:::::i:::::ヽ -/ ̄{:::;;弋') \、:::::_,-´ |::::::::::::| i::::| .|::|::::::. : .|
ヽ| ヽ\ヽ:::::ヽへ、.ヽ::;;ー::} .、 '"" ̄´ |::::::::::::| /::::| .|:::|::::::: : | …ただし、わっちよりもずっと恐ろしいからの。
|`::::::::ヽ .....>ー.' ) |::::::::::::|/::::::| .|::::|::::::::. :. .|
|:::::::::::::ヽ / |::::::::::::: :::::::| .|::::::|::::::::. .::. .| もし対峙した時は覚悟する事をオススメするぞ」
|::::::::::::::::} ヽ .|::::::::::::::::::::::| |::::::::|::::::::.. ::. .|
|::::::::::::::ヽ. ` .|::::::::::::::::::::::| .|::::::::::|:::::::::. :::. |
.}:::::::::::::::::\ ノ::::::::::::::::::::::| .|::::::i:::::|::::::::: ::::. |
|::::::::::::::::::::::\. ¬ /|:::::::::::::::::::::::| |:::::::::|::::|::::::::::::::::. |
|::::::::::::::::::i:::::::::〉ヽ、 ,.-'´ .|:::::::::::::::::::::::| .|:::::::::::|:::::|::::::::::::::::::. |
|:::::::::::::::::|::::::::八:::::::ヽ、 _,.-'´ .|:::::::::::::::::::::::| λ::::::::::{:::::|:::::::::::::::::::. |
|:::::::::::::::::|::::::::| ヽ::::::ヽ`ー"´::::::ヽ .|:::::::::::::::::::::::| |. ヽ::::::::_,>-ヽ,_:::::::::::::::. .|
.|:::::::::::::::::|:::::::| ヽ:::::::ヽ::::::,-、_,..〉 |::::::::::::::::::/::| | >'´ ``'‐-.._::. .ヽ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…了解っす」
―― Q スキル習得効率アップについて
/: : /: :.| /: : : : : :/: : : : : : : : : : : \: : : :\
. /: : /: : : ! /: : : : : : :/: : : :/: : : : : : : : : : ヽ: :ヽ: \
. ,': : : : : : : i: /: : : : : : :/:l: : : :|: : : : : : :\: : : : : : :l: :ド:ヽ
i: : : : : : : :i / : : : : : : ,': :|: : : :|: : :l: :ヽ: : : ヽ : : l : |: :| l|
|: : : : : : : :∨ : : : : : : :ハ: :|: : : :|: : :| : ハ : :|_\:l : |: :l ||
|: : : : : : : : | : : : : : : : |: l: |: : : :|: : :|: :| | ;.イ∨从:∧/ リ
|: : : : : : : : | : : : : : : : |: l: |: : : :|: : :|:八 j/Vィて㍉/ : !
. i: : : : : : : :.| : : : : : : : l: :斗七:丁厂⌒` fト::゚リ イ: : :| 「オリアナの奴は、アレで結構、学者気質じゃからな。
l: : : : : : : :l : : : : : : : | ∨ィチてヾ ゞ='^ | : : |
. l : : : : : : : i:.: : : : : : :|Y圦iド:;イリ 、 } : : | 普段、住んでいた家に、自身の考えを纏めたメモ帳なんかを遺しておるはずじゃ。
l: : : : : : : : : : : : : : : :Vヾゞ辷ン^ 〉 /: : : |
| : : : : : : : : ':, : : : : : : . __ ′: : :| それを見ながらなら、オリアナ不在でも良いところまでいけると思うでありんす」
ハ: : : : : : : :.い : : : : : : '. 、 < _/ イ: :l: : : :|
l : '.: : : : : : : l:ハ : : : : : : ∨> 、_ /::∧: :l : : :|
|: : l : : : : : : /: ∧ : : : : : : '. 丁ヽ::::/::∧ l: : :.|
|: : | : : : : : /: /::∧ : : : : : : : { 八::::/::∧:l: :│
/: : :l : : : : //:::/::∧: : : : : : ∨ ∨ 《Ⅸ:::/:∧: :│
. /: : :/| : : : /ノ :::::::::/::∧: : : : :l: |-─__》 V::/::∧ │
/: : :/│: : 〃::\::::::::/::::|: : : : :l: |:\{{二¨7__V:::::::::ヽ |
※ メタ的に言うと、この世界にいる間、コンマの1/2が習得率に加算されるようになります。
―― Q.この世界からのログアウト方法
ハヽ. /.' {
/ '´ヘ \ ,.. -― -‐- .._ //、 ',
,' ヽ '´ : : : : : : : : : : : : : : `:'´/ i, i
丨 , . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :^ヽ |
l,. : : / : : : : i : : i: : : : : : : : : : : : : : : : 、 ;j
/: : :i′: i: : : : !: : :l: : : : l: : : : :i: : : : ヽ: : :ヽ ,ハ
,: : : :i: : : | : : :¦: : l: : : : :!: : : :|: :|: : :l: : : : i: :.:',
i: : : :l: : : l : : : i| : : il: : : : |: : : : :!: : :!: : l: : : : l: i: i
i : : : l: :_;.∟:.L」l: : :i |: : : : !: : : : |: : :|: :i:|: : : : |: l: :i
l : : : |'´:/|: : :!/ |: : | !: : : :|i´ ̄下:¬:、i|: : : :|: :¦ 「これはない。
l: : : : !ァ''テ示ミ、、! : ! ト、: ;ハ_;.:⊥∟L: :i: : : : :! :. i i
|: : !:.イ{ i:{ t.:ハ:iヽ ┘ ´ァ7ス.だ:ハ ヾ;_!: : : : l: :. l:.| 少なくともわっちは知らん。
|: :.i .:リ ぃ辷ッリ {:{. し' }リ }f:i: : !:|:.: ! l
|: :,レく ,,,,,, `-'´ j ヾ辷ッ _」j: :,: :!l:. :..i: | もしかしたら管理者特権コードなんかで出来るかもしれんが…おそらくはないじゃろう」
/、 ,、ヽ 〈 '''''' i'´ , 、∨: :!|:.!:.:.!:.l
r'´⌒ヽヽ〉┘ ___ l/,.ヘヽ: :!|:.i:.:.:i:.l
| 7´,ィ' /'、 ∨ニ辷_ ̄¨_二マ ヽ〈 r'´ヽ:l:!:.l:.i:.l:.|
l `i└ク l> .._ - ̄ _,.イヘ} } V:.:.!:.l:.l:.l
l ∨ |「"´{ム> 、 _,.. 爪} ヽ冫′ 广¨゙ハ:.:.|
,.-┤ ! j |::::::!::{:::::ぃ` ー '"´ /::/ / /_ : /:ハ:.l
ノ: : ! ノ ,':.:l::::::∨こハ、 ', /_八. / ム :V ; : : ',:|
r‐': i: : :', ' , イ;i:.:.:!:::::::}ヘ__ ヽヽ} ,.-‐/r‐‐:ヘ{ _ノ/: : ヽ:._ : : 、
,|: : : !: : : 、 /:j }:!:|i:.:.:i:::::::: : :、::::} `:ー=彳: _;〉::::::| ト\ /: : : : : : :i、: :ヘ
/ l: : :、: : : : V:/:ノ:.:i:l :.:.!:::::::、:.. ヽ:ー-┘::`´: : : :|!::j::::>': : : : : : : : |:\:ヘ
/: : ! : : `ー:::.:..:/i|:. :!|i: : l:::::::::\__;二:::-‐:'´: : : : : l:.ト、'´_;,: :, : : : : : : j : : \ \
,/: : : : :l : : : : : :::::::::::リl: : !l:l : :|::::::::::::::::::; : :´: : :/ : : : i: |: `辷_´::: : : _;/: : : : : :`ー-、
/: : : : : : : `ー- : __;;:::イ/.l: : 川 : :!:::::::::: : : : : :, : '´ : : : : : |: :!: : |:.:i`ヾ¨´::: : : : : : : : : : : : :\
/: : /: :.| /: : : : : :/: : : : : : : : : : : \: : : :\
. /: : /: : : ! /: : : : : : :/: : : :/: : : : : : : : : : ヽ: :ヽ: \
. ,': : : : : : : i: /: : : : : : :/:l: : : :|: : : : : : :\: : : : : : :l: :ド:ヽ
i: : : : : : : :i / : : : : : : ,': :|: : : :|: : :l: :ヽ: : : ヽ : : l : |: :| l|
|: : : : : : : :∨ : : : : : : :ハ: :|: : : :|: : :| : ハ : :|_\:l : |: :l ||
|: : : : : : : : | : : : : : : : |: l: |: : : :|: : :|: :| | ;.イ∨从:∧/ リ
|: : : : : : : : | : : : : : : : |: l: |: : : :|: : :|:八 j/Vィて㍉/ : !
. i: : : : : : : :.| : : : : : : : l: :斗七:丁厂⌒` fト::゚リ イ: : :| 「そもそもこの世界は生き残ったものたちが、最期に縋った楽園じゃ。
l: : : : : : : :l : : : : : : : | ∨ィチてヾ ゞ='^ | : : |
. l : : : : : : : i:.: : : : : : :|Y圦iド:;イリ 、 } : : | そこからログアウトする機能なぞつけるだけ時間の無駄。
l: : : : : : : : : : : : : : : :Vヾゞ辷ン^ 〉 /: : : |
| : : : : : : : : ':, : : : : : : . __ ′: : :| 刻一刻と環境が悪化していったわっちらにはそんな無駄をやっている余裕はなかったでありんす」
ハ: : : : : : : :.い : : : : : : '. 、 < _/ イ: :l: : : :|
l : '.: : : : : : : l:ハ : : : : : : ∨> 、_ /::∧: :l : : :|
|: : l : : : : : : /: ∧ : : : : : : '. 丁ヽ::::/::∧ l: : :.|
|: : | : : : : : /: /::∧ : : : : : : : { 八::::/::∧:l: :│
/: : :l : : : : //:::/::∧: : : : : : ∨ ∨ 《Ⅸ:::/:∧: :│
. /: : :/| : : : /ノ :::::::::/::∧: : : : :l: |-─__》 V::/::∧ │
/: : :/│: : 〃::\::::::::/::::|: : : : :l: |:\{{二¨7__V:::::::::ヽ |
. . . .-|{`く: : \ =ミ
,. : :´ : : : : : {{/ ヽ: : :ヽ: :` : .
rーァ…: :'": : : : : : : : : :^⌒ヽ}: : : : : : : : : ヽ
) r=ミ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
ヽ{ /: : : : : : : : : : : : : : : : :、 : : : : : : : : : : : : :.
, ^: : : : : :.|.: : : : :i: : : : : : : '; : : : : : : : : : : : : :. /: /
. ′: : : : :.:/|: : : : :.|:.:i: : :|: : : |: : : : : : : : : :i : : : \ /: /
i:.: : : :|.: :, ! : : : : |:.:|: : :|: : : |: : '; : : : : : : | : : : : : `: . . ___,..: : :.:/
|:!:.: :.:.|: :.|八: : : : :|斗-‐|: : :ハ:.:.|.: : : : : :.:|: : : : : : : : : : :ー――<_ 「ついでに言えば、もし、そんな機能があるなら、この世界は今、こんなに混迷としておらん。
. 从: : : | 斗- \: : :|L|ノ x=≠ミⅥ: : : : : : :|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
ヽ : | x≠ミ  ̄ 〃んィ:心. |: : : : : : :|{: : : : : : : : : : : : : : : : : _:_:_彡 コフィンが限界に近づいている事がわかった時点で、整備技師の何人かをローテーションでログアウトさせれば良いだけなんじゃからな。
i: Ⅵ{{ ト:心 乂こ:ソ, |: : : : : : 八: : : : : : : : : ー< ̄_
|: : : : . 乂zソ ^^´ |: : : : :.:/_ー―<: ̄: : : ̄`ヽ  ̄ ̄` それをしない、出来ない、と言う事は、管理者である母上であっても、どうしようもないという事なんじゃろう」
|.: : : : : . ^´ , |.: :.: :.:/ } >=ミ : : : \
|: : : : :.∧ , |: : : :/ / / ‘,.: : : : :.
|: : : : :′ ー イ : : / ,/ : : : i: : |
|: : : : i `ト _ イヽ,: : :/イ / i : : | : :|{
| : : : :| | /: : / i| ′ i : : | : 八
|: : : : | 、 ⌒ヽ. / : :/, i| i / , Ⅵ:/
|: :.: :.:| 丶. /: : /、 i| | / / |:/
. |: : : :.| \ ,: :.:∧ \ i| < / ,
. | : : : | Ⅵ: :.i ', r―‐、 } , i
,.イi
〃 !'l
,.-//_,⊥i__
/:.:.:.//:/:.:.:.:.ヽニニア
/:.:.:.:.:/:.:.:l/:./:.|:..、:.:.:V/
l:./:.:./ l:.:.:.lィtz、Nl ノ从ノl
l/:.:./,;; l:.:.:l ゞ' ,ィァ.ノノ
/:.:./,;,;,; l:.:.:l 、__ >ハ:.:.l 「さて、これで3つじゃな」
/:.:./; ,∠ l:.:.:l、_`´イ ;lヽ:ヽ
/:.:.:.:/; /: ハ l:.:.l:i:\ ,| ,;lヽ\:\
/:.:./:/,;; {ノ: : :l:l:.:.l\r弌 ,ヽ:ヽ \:\
/:.:./:.:./,イ / : : : lハ:.:.:ViY⌒Y ;ヽ:,\ \:\
/://:.:/:./ l/: : : |: /ハ:.:.Vi:l`ー'ヽ ;,ヽ:.:.\ ヽ:.:ヽ
. /:/:.〃:./_/,.. //: : : |/i:i:i:|:.:.:|:/:/ i: }ハ ,;::\:.:.ヽ ',:.:.',
/:.:/:.:.//:l:.l \i/: : : : : :li:i:i:i:i:|:l:.:l: : : : :l:i:i:iハ ,;l:.ヽ:.\: l:.:.l
//l:.:/ l:/l:l /´: : : : : :l、i:i:i:i:/从l ' ⌒ヽi:i:i:iハ ;l:.:.ヽ:.:ヽVノ
. / l:/ ll l /: : , - :|: /三≧ニニ、ヘ----<┬┘l:l.:.:..', ヽ:.ヽ
|l ll l / /: : : :|/ >r{〈::\ \:i:i:i:i:i:ヽヽ l:l、:.N V:.l
l l r┴‐- 、 : :|./:/^ヽ 〉、:::\二二l´: : ヽN リ Vl
ノ: : : : : : \/::/ イ:/〈::::ヽ:::::\ヽ;;;\ ニ7ヘ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「…えぇ。助かりました。本当にありがとうございます。
特にスキルに関しては、正直、八方塞がりに近かったので…」
突然ですが、ホロの京ちゃんへの好感度をー
下1 コンマの1/2だけ上昇してます
切り上げにしてー4+36なんで40ですね
まぁ、嫌われてはいないレベルにはなったんじゃないでしょうか
/^ヽ
/::::::::::1
/::::::::/1::L___ _,-‐¬'1
_,,-‐/:::::::::/¨1::j::::::::::: ̄`¬ー¨':::::::::::::::j
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.i:::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::/:::::::/:l:::l:::::::/l:::::l |:::::::::l::::|
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/::::::::/::::::::::::::::::/::l:::::;l::::::::::: /::::::__L,,,|、/ // /-ri"!`|::::||
/::::::::::/:::::::::::::::::://::|:::::|::::::::::/:: ̄´ !从/ ' ' ! レ |::::::|
::::::::::::/::::::::::::::::::://::::|::::|::::::::::// ___ ,..-‐'"_|:::: | 「まぁ、オリアナへの義理立てと、ついでに主への詫びでありんす」
::::::::/:::::::::::::::::::://::::::|::::|:::::::::/ ト----r--r ¬'r´{ |::::: iヽ
:::::/:::::::::::::::::::::/:/:::::::|:::|::::::::l `ー、_|_|_ ー'-‐' |、:::::::::i !
::/::::::::::::::::::::::/:::l::::::::|:::|::::::::| ヽ | ヽ:::::::::!\
::::::::::::::::::::::::/:::::l::::::::l:::|::::::::| ' j \:::::i \
::::::::::::::::::::::/::::::l:::::::::|::|:::::::| / ヽ:::i \
:::::::::::::::::::/::::::::l:::::::::|:::|:::::::|\ -.,,__, /| ヽ::::i ヽ
::::::::::::::::/::::::::::::::::::::|::::|::::::| ::::::ヽ、_ ー‐ /:::::l i:::i\ `丶、
:::::::::::::/:::::::::::::::::::::::|::|::::::::| ::::::::::::::`:ー - ._,/::::::::ヘ\ }:::} ヘ ヽ
::::::::::/::::::::::::_,,----!.|::::::::| :::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::iヽヽ }::} !_,i ¨ヽ、 i
:::::::/::::::/ |:::::::| ::::::::::L__::::::::::::::::::::::i::} }::::ヽ i:::i { ヽ l i
:/:::::::/ ヽ::::|~`‐.,_ :::::¨ーィー-,,_ノ:ノ !::::::j i:::i ,-._、 i、.j_ノ'
:::::::::::/ |:::::| ¨ヽ、二ー-,_ r' _/ ¨ヘ_/::/ i:::i ー=,-'",-- <
::::::::/ |::::|  ̄"ー-\ | | :: :: y /:::/ ー-‐' \
::::::/ |:::| \_j .:::: | ノ/ \,へ \
::::| |:::| ::::::: i | /'´ / .\ `ー‐i ヘ`ヽ、
::::| |::::| \ i / ノ `C ) ヘ .\
:::/ }ハ:} \ / ,/´ ノ ヽ ノ、 ヘ へ
::| l' ヘ \ \ / / ,-1 .ノ ヘ へ
:| / ヘ ..............ヽ : : : : : . } / / / ノl ) ヘ へ
| ::::::/:: ヘ : : : : : : : : } : : : : : : : l i ´ ιr‐'´ }ヽ.i : : ::\
.:::::::::::/::::::: } : : : : : : : l : : : : : : : l ノ / | リ、 : : :::ヽ
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「…詫び?」
. ∧:::∨ : : : : .: .:/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
,′〉/ : : : : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : .:ト、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.
′ : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : : : : : : : } : : : : : : : : i: : : : :i: : : : : :.
i : : : : : : : : : ,′: : .: .:i : : : : : : :| : : : : :| } : : : : : : : : |: : : : :|: : : : :i :.
| : : :i : : : : : :{ : : :i : : l : : : : : : :| : : : : :| } i : : : : : : : |: : : : :|: :} :i :|: }
| : : i| : : : : : :{ : : :| : : l : : : : : : :| : : : : :| } l: : : :i: :_;.斗七 : :|: :} :l :|: }
| : : l| : : : : : :{ハ :| : : | : :i :|: :| : : : : :| } l: : ;才´从:}ハ}: .:|: :} :NⅣ
/} : : l| : : : : : : : :} :l :i: :| : :|_,;.L :」__:l : :! } ハ彳 レ'_,ィ乞 从ノ乂八ニニ=-
/ :} : : l| : : : : : : : :l斗七仄人: {八ハN``八乂′jャヒ笊弐 爪: : : : .: .:i ー=ニニニ=-
γ7 : {: : : l|: : : : : : .: .:Ⅵ 乂 Ν二ヽ Ⅳ ^ 夊ージ,.′{: : : : : : :|、 ー=ニニヽ、 「そうじゃ。りんごの件で正直、許さんでやろうと思ったが。
{ {: : :{: : :八: : : : : : : : : :゚。,;t竓笊苳苡¨”` `¨”´ !: : : : : : :!= ‐=ニ\
入‐=弍 : : : ヽ: : : : : : : : : 入 夊辷ジ ,,.、 ム: : : : : :八= \=} 前回の戦いで、中々に男を魅せられてしまったからの。
ノ `‐===- __ :‘,: : : : : : : :‘, “¨¨”´ :. 八: : : : :イ/}==} )′
( ` ー===- _ : : : : : : : :‘, / .: : : : :/: }/}==′ ,/ …それに冷静に考えれば、アレはオリアナの差し金だったじゃろうし」
``マニ=- 、 ` ー==- _: : : : : : } . : : : :/: .: .:}/=‐′ ∠二二
. ,′ `ヽ、 ` ー== _: : : :| r v=== ア /: : :/ : : : :_-=‐′ /{
{ `ヽ、 `ー== _人0o。 `` ー‐ ´ /: : :/: :/.: :_ ==‐/ /} { /
{ `ー== _ > /: : :/ : : /: _-=‐ イ 八∨´
. 〉、 \ `ー== _ `フ爪{: : : : : .: .:/:_=ァ'´ / } / ⅰ
{ \ \ `ー== _ 厂 / { : {: : : : :_ =‐′ / / ./ }
. { \ \ `ー==-_,/ {: 八 :{: : :_ ==‐′ / / ./ ハ /
廴_ \ ` ー=ニ二二二二ニ=‐ ´ , ∧ ./ メ }/
)、 介o。.,`¨¨¨¨¨¨¨ラ¨¨´ / ハ、乂,_ / / }
{ ー‐―――=彡(○ニ=---≠----‐=彡 } L\ / フ´ /
} ー―――=彡 /⌒}\ // `¨´/ /
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…あ、あはは」
/ / :. :. :./ :. :. :. :. : :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. : ;ヽ
/ ,. ''/ :. :. :./ :. :.| :. :. :. :l :. :. :.| :. :. :. :| :. :. :. :. :. :.J=.,_'' ヽ
彡-ー=ヽ| :. :. :./ :. :. || :. :. :.| :. :. :.|| :. :. :. | :. :. :.l :. :. :.| :. :.`‐、 ',
/ :. :. :.| :. :. :. / :. : | | :. :. :| :. :. :.| |:| :. :. :| :. :. :| :. :. : | :. :. :. :.ヽミ
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: : : : : :''.,, ヽ__| | | |~''" ,.'´ ,. '"´,.'" _____
: : : : : : : : ;'' ''ヽ__ll_/ し'ミ,, ' ,.' ,"'' /
: : : : : :''; , ,,'" / だから、今はそんなに嫌ってる訳ではないでありんす。
: : : : : :''; , ' ,.'" /
: : : : : : ''; ,.'' | オリアナの事についてもそう。
: : : : : : : ;'' ' ' ' ",,''.,, |
| .:| :: :| .::| .l .:| .: ハ l:: |::: ∥ l
| ::| :: ::| .::|| .:| .:| .: / | ::. |:. |:: |::: ||:. l
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/ .:::| :: ::|lll .::::| | .:::| .:| :::: | | :::: |::: : |:: ::. |: | |:: |
/ .:::::| :: :| ||| .:::::|. | .:::|| ::|| .::::| | :: :::: |l::. |:: . ||:: .:: ::. |: | |: |
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/ .::::::::::::| :. :::. :|`ヘ|::::| | :::::| |::| | ::::::| |::| |:::. | |:::||::::::| |:::::: ::::.|. | |: |
/ | ::. ::::::| ,._W`'‐-Wヽl__||_,.| ::::::| |:| |:::: | |::|_|::::|_,|::::: :::::| | |: |
ム_,.ニ=- | :: :::::〈 (○ ̄::::::ーァ ソリ| リ~Wソ ̄ リ レl /lソ:: :::::| | |:.| 「理由があったとは言え、そんな二人の邪魔をした事に
,. ' | ::: ::::::|\丶 '''''''''' ノ "(c ̄ ̄ ノ ア/::リソ W | |:|
/ |::::: :::::|  ̄ ̄ ヽ、''''''''ノ / /:::::: . |、 || わっちも少なからず、良心の呵責を覚えている…とそういう事じゃ」
./ |:::::. ::::| , '::::::::::::: | メ
|:::::. ::::| ,' /::::::::::::: | ヽ
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|:::::. :::ト / |:::::::: :::: | ',
|::::::. :::| \ '~ ‐ ―‐- イ |:::::: ::: | l
', |::::::: ::| 丶 ''''''' ,. ' ´ ,. |:::::: :: | |
', |:::::::: ::|ヽ、 ヽ ,. ' ,. '´ |:::::: :: | / l
' , |:::::::::. :| ` 、 ` - ´ ,. '´ |:::::: :: |/ /
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「……ホロさん」
ハノl,
,M ,,ノ ,∠,
,/w | ,,イ´゙´゙ /´
/..-‐┘‐ ァ´.:.:.:.:.:./
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i.:/.:ハ.:.:.\
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|i:..:.:.:.::l.:.:.:.:゙',
.′ .................:.:.:.:.:.:.:.|i.:.:.:.:.:.:|i:.!.:.:.゙',
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|i.:.:.:.:.:.:.|;;;|;;;;゙',゙',
.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.|i;;.:.:.:.:.:.:|;;!;;;;゙', ', 「…とは言え、主に味方してやるつもりはない。
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ.:.:.:. ;;.||;;; :.:.:.:.:| わっち達にも主を追い回すだけの理由があるからの。
|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:../.:.:.:.:.:.:;;i;i;;;;.:.:.:.:i|
.i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:/.:.:.:.:.:.:;;;i;i;;;:.:.:.:.:.i| まぁ…わっちはあまりモチベーションが高い方ではないが、母上は必死じゃ。
i/ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./;;;;/; ;;::; .:;;;;;i;i;;;;: :. :.:i.|
//.:i.:.:.:.:.:;:.:.:.:/;;;;;/;;;;;;; . ;;;;;;i;ハ;;;;: :.:.:i | これからも主の事を諦めずに追いかけ回すじゃろう」
//..ii:.:.:.:.;;; ;; /;; -----,,,___ノ__i :.i |
.// // :.:.;;;;;/ __--------_ ̄ヽ.:.i...|
.//.// : :;;/ /i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i三`ヽヽ|
|i / | :./ /三三三三三三三三i.i.iヽヽ
|i / /三三三i.i.i.i.i.i.i..i.i.i.i.i.i三三i.i.ヽヽ
.|/ /三三i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.i.三i.i.i.| |
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「……はい」
|. ヽ、: : : : : _,、-‐'"´ ̄: : : : :  ̄`ー-,,ィ" | l!
. |! .ゝ'"´: : : : : : : : : : : : : : : :_,,ィ'" | |!
`! ,ィ'´/ : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、 |!ノ!ノ|!
ゝ´: /: : : / : : : : : : : : : : : : : : : .i: : : :`、 |: : : :|!
/:/: :./: : :./ : : : : : : : : : : : : : : : : :.|!: : : : :`ヽ | : : :.|!、
// /: :.l!: : :.l!: : l!:..|!.|: :.|: : : : : :/: : :: :|: :| : :.|: : : : : :`、 |!: : : : |!: :'、
. // |: : :.|: : :.|!: :.|: / |: :|: : : : :./: : : : .| : :|: : .|! : : : : : :`i: : : : : |: : '、
l/ |: : :.|: : /!: : |:リ |: :|: : : : /!: : :: : |!: : |: : :.|: : : : : : : :|: : : : :: : : :', 「…だから、精々、頑張って逃げ続けるが良い。
| |: :.|:.|ハ|! |从!:リ |: |: : : .//: : /: : : :.| : : :|: : : :: : : :|:|: : : : : : : :.|
` |从!| |!`_| リij |:/: : :/ /: :/: /: : : /!: : : .|: : : : : : :.|:.| : : : : : : :.l オリアナの分まで」
. | : : : :|トミョュ、 /レレ´‐//レ´!/: :/!/!: : : | : : : : : : |: | : : :../ : |!|
| : : : :.|弋Pリ ィュ、__ .レ´ / |: : : |! : : : : : : |: |: : :./: : /!:|!
|: : : : :l `ー"/ lト:::又テュャ、 ./ : :.:|! : : : : : : :|:.|!: :./ : :/ |!:|!
|: : : : :l .ノ 弋ひ::シ 〃`/: : :.|! : : : : : :./:/: :/ : :./:l .|:.:|!
. _|! : : : l ヽ  ̄´´ /: : : :|! : : :/: : /:./:./: : :./!: ゝ、 |: |!
.,ィ'´ `、: :.:∧ /:/ : :./ : : ./: : /:./:./ : : /!:l: : : :ゝ|:.l!
. l!.............'、 : : ∧ ヽー---ィ /:/: : :/ : : :./ : :/:./:./ : :_,,-‐'´ ̄ ̄``
|!................'、: : : ∧. `ー‐'´ /:/: : :/: : : :/ : :/:/_,,-‐'´..............................
|....................ヘ : : : :.、 _,/:/ /: / : : :/_,、-‐'´............................................
. |!.....................∧ : : : :.ー ‐ ..T .´./:/ 7 :/:,,ィ'´´............................................................
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「……えぇ。例え、ホロさんが相手でも容赦しません」
: : : : :.:.i : : !: : !: :. : :| : i | ||:: | {
: : : : :.:.|i: : |: : | : : : :| : | l:. ||:: | '.
: : : : : :|l: : |!: ::| : : : :| : | l:. fi:: | '、
: : : :.:.:.|l: : | |: :| : : : :| : | l:. !|::. {、 ヽ
: : : : :.:|l: : l ! :! : : : :| : |::i l:. ||::. |:'ヽ. \
: : : : :.:|l: : l | :|: : :.: :| : |::l l::. !|::. | ノヽ、 . ''´
: : : : :.:|l: : ! | :|: : :.: :| : |::l l:::. |1 |´ーイヽ. r―‐ '"´
: : : : :.:リ : i l: |: : :.: :| : |::l l:::... f1 | 厶<:〉___.′ 「言ったな、このひよっこめ。
: : : : :..′:.l | :!: : :.:::| : |::.:. l:::::.. lz| : |
: : : : :' : : :; !.:|: : :.:::| : |::::; ;:::::::.. ト.!:: | 今度会うたら、その顔からペロリといってやる」
: : : : ' : : ::' |:l|: : :.: | : | : : v:::::::. ! !:: !
: : : :’: .:.:.' |: '.: : : :| : |:::::: V:::::::. ! |:: |
: : :/: : :.:′ |:∧: : :.l : |::::::: ∨:: : !‐'1: |
: :/ : : : ’ー- .,_.!:.∧:.:.:.|: :|::::::::. ∨:::::. | ! !
:/::: : : :′i:i:i:i:i:i' : ∧ : |: :|:::::::: . ∨:::: ! |:: |
::: : : :::′i:i:i:i:i:i:i': : ∧: ';:::;::::::::: ∨:: : l !:: |
::: : : /i:i:i:i:i:i:i:i:i小.: : :':,∧:'.:::::::: ∨:::. | |:: |
::: : /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i∧:.: :.'、:'; '.,::::::::. ∨::::. l !:: !
イレ'^!
x< ; /
_ ,/: : : 〉/;:ハ/ ̄ `丶、 ___
/, :´ : : : /;:;:;;;':/: : : : : : : : ヽ : : : : :く二ニZ
. /: : : : : : /'"´:  ̄: : : : : : : : : : : :\;;-‐;;:'"/
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i: : : : : :/ : : : /:/:l::::八! |: : {:: : : j:: : :|:: |:: :|:: l: :|
. l: : : : .:,':: : : : l: |l::|::::|:::j/|: :,'!:: : /l:: ::,':: j: : |:: j: :|
,' : : /.::,'!::: : : : l: L二._Ⅵ_V`ヽヽ{ 匕Ⅳ レイ::/} /
{ ̄ ∨: : /.::/::|::: : : : l: |l代ぅ:歹 ̄` 弋歹^ア/:イ/ 「…じゃから、わっちともう二度と出くわさぬよう気をつけるんじゃな。
l:::::::├<.::/:::,'|::: : : : l: | ¨¨^ `¨ ,':: : |
l:::::::∧::::::::`ヽ:|::: : : : l: | 〉 :::: : :| 次のわっちはこんなに優しくないぞ」
'::::::::::::}::::::::::::: `l: : : : l: ト、 、 _, イ::: : : :!
:::::::::::,' ::::::::::::::: |: : : : l: | 丶、  ̄ . 个:!::: : : :|
::::::: /::::::::::::::::::::|: : : : l: | /ヽ、_, ィ升=、| :l:::: : :│
ヽ/::::::::::::::::::::∧: : : :l: | ハ/ ∨ヽ }:l::::.: : :|
::::::::::::::::::::::::::::::::∧:: : l: |>rK ヽ_/⌒V!.:l::::.: : :|
:::: ::::::::::::::::::::::::::: ∧:: l: |/∨ 〕 `\ /j :j::::.: : :l
::::::::::::::::::::::::::::::::::: ∧ l: | 厂\ ∨V.:,':::.: : /
::::::::::::::::::::::::::::::::: /::/\| 仁 二>、_ノ |,:': .: : /
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「…分かってます」
…こうして出会えて、そして落ち着いて話が出来て。
やっぱりオリアナさんの親友だけあって、彼女も優しいとそう思った。
でも、俺と彼女の道は最初から分たれているんだ。
…今日のこの時間だけが例外で、次に会ったら、本気で潰しあわなきゃいけない。
それを寂しいと思う気持ちよりも怖いという気持ちの方が俺の中では強かった。
思わず強がりを口にしてしまうほど、俺と彼女の実力差はかけ離れている。
…今のままじゃホロさんは勿論、その上にいるらしい、彼女の母親にだって勝てない。
……だから。
もっと強くなろう。
もっともっと…オリアナさんに近づこう。
そう思いながら、俺はホロさんに背を向けて。
尚ゾロ目だったらオリアナの意思をついで仲間になってくれていた模様
そしてこのターンの魔導書作成ー
○『礎を担いし者(Basis104)』;B
追跡封じの異名を持つウィザード オリアナ=トムソンのコード。
独自の理論で構築されたそれは強力な反面、不安定である。
尚、京太郎はランダム要素が強いコードだと思っているが、それはまだ入門したばかりだからこそ。
オリアナが『一度、使ったコードは二度と使わない』と言うポリシーを持っているが故に、ランダム要素を強めていると京太郎は気づいていない。
この能力を持つキャラクターは 【情報媒体が手に入る時】 1ターン終了時に一つ魔導書を作成する事が出来る。
その能力はコンマによって変化し、使用した判定の終了時に消滅する
十の桁 一の桁
1 自身が筋を使う判定に参加する時 1 自身の該当ステータスが判定中5あがる
2 自身が耐を使う判定に参加する時 2 自分の全ステータスが判定中5上昇する
3 自身が敏を使う判定に参加する時 3 相手の該当ステータスが判定中1低下する
4 失敗 4 自身の該当ステータスが判定中1あがる
5 自身が魔を使う判定に参加する時 5 自身の該当ステータスが判定中1あがる
6 自身が運を使う判定に参加する時 6 成功率(勝率)に10%の補正を加える
7 自身が宝を使う判定に参加する時 7 自分の全ステータスが判定中5上昇する
8 自身が判定に参加する時 8 相手の成功率(勝率)を10%下げる
9 自身がメイン参加者の時 9 失敗
0 自身がサブ参加の時 0 相手の該当ステータスが判定中1低下する
ゾロ目 上記から好きなのを一つずつ
現在の魔導書
『自身がサブ参加の時、相手の該当ステータスが1下がる』
『自身が宝を使う判定に参加する時、相手の該当ステータスが1低下する』
自身が判定に参加する時、自身の全ステータスが判定中5あがる、ですね
現状だとほぼ最高のものが出来上がったんじゃないでしょうか、コレ(´・ω・`)おのれ…
では、次ターンの行動をー
下1
1 肉体面を鍛える
2 スキルを鍛える (習得率4%)
3 情報収集をする
4 その他
あ、オリアナのメモ書きなんかは自動で見つけています
って事で下1の半分だけ習得率あっぷー
44+4で48ですねー
やだ、もう半分いってる…この子優秀だわ(´・ω・`)
下1 末尾
1 新キャラと遭遇
2 オリアナの遺したメモをさらに見つけた 習得率30%アップ
3 新キャラと遭遇
4 ハッカーズと遭遇
5 ホロと遭遇
6 新キャラと遭遇
7 追加で行動
8 新キャラと遭遇
9 ハッカーズと遭遇
0 ホロと遭遇
ゾロ目 あっ
ひゃっはー!おやすみしちゃった人には申し訳ないが新キャラ遭遇だー!!!!
このキャラ決めたりしたら流石に私も寝ますねーって言いつつ!!!
下1
偶数 男
奇数 女
折角募集した男の娘達を使わせないSTYLE
はーい
んじゃこの終末待ったなしのディストピアに出したい女性キャラを下1でー
あんまりスレとかで見た事ないから少ないかなーと思ったけど滅茶苦茶AA多くて吹いた<<シャマルさん
18禁AAもあるよ、やったね!!!!!!(´・ω・`)まぁ、それが使えるか使えないかはコンマ次第なんですが
と言う訳でシャマルの京ちゃんへの初期好感度をー下1で
25…苦手意識を持たれてる感じですねー
理由は?
下1
偶数:管理者側のウィザードだから
奇数:チガウヨ
味方が増えないな、マジで!!!!!!
しかし、シャマルさんってオリアナと声優一緒なんですねー
…………うん、実はホロと同じくチームで組んでた(主に後方支援)妹とかで、姉が心穏やかな最期を迎えられなかったのは京ちゃんの所為だと思ってるとかかな!!!!!
よーしよし、良い感じに京ちゃんのメンタルダメージが重なっていきそうだぞぅ
ってところで三時前なので私もそろそろ寝まする
明日は先週と同じくオバウォやるまでのちょこっと投下になると思います(´・ω・`)タブンネ
ダイスが…ダイスが振りたい…(フルフル)
はさておき、オリアナが死んでからやろうと思ってた判定ずっと忘れてたのでー
下1~3 この世界の寿命 コンマの少ない方を足したターンだけ大丈夫です(ゲス顔)
残り10ターンですね
うん、長くもなく短くもなくって感じで丁度良い数字だと思いまする(´・ω・`)あ、ご飯の準備とかアレコレやってくるんで投下はもう少し待ってくださいな
ごめんなさい、夕飯終わって電話してたらオバウォの呼び出し掛かってたでござるの巻(´・ω・`)いってきまーす
, ´ / .' / .' ' | l | l | |
/ / ' | | | l| | l | , } l | |
_/ イ / l| |_,∧_{ :. ,-|-}-/、 , | { _ ___,-、 __
 ̄ ´ / / { |、{ l∧ {、 | }/イ/},イ / l_、 { Y´ / ' }- 、
{〃 r∧ |ィ斧ミ从 、Ⅵ , イ斧ミ、 } /l| l、r  ̄ { { | / _ }、
/ /{ 从{、 Vzリ \Ⅵ/ Vzり /イ } / | 乂_人_/、_/ / \
/ //从 l∧\ ,\ | /イ/ }==  ̄ ̄ ̄ ー く
/ イ' {/l∧ ∧ 、 ,イ/j' / \
 ̄ ̄ ー∧ _, 从 , \
ヽ 、 ` ¨  ̄ ィ }/ / / '
∧ \ / |/> , /
{(从_| -- ´ 「/// | {
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_,.:<|///|| l/////` |
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オリアナさんは本当にマメなタイプだったらしい。
もう既に必要がなかったはずの魔術やツール作成に関して、かなり詳しい資料を遺してくれていた。
勿論、それだけでは、オリアナさんのスキルを再現するのは難しかっただろう。
が、最後まで教えを乞う事は出来なかったとは言え、俺の基礎はそれなりに固められているんだ。
オリアナさんとつきっきりだった頃ほどではないが、十分な効率が出せていると思う。
_, ⌒\/ ̄ ̄ \
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′ | l| } | |、 | |\ \ ̄ ̄´
. { 从 /-}/-Ⅵ { ヽ |
/ ,.-从 | }/ ィ≧、 { \ }'
/イ { ⌒\ { 、 Vj ∨、 \
八 、 \ ヽ  ̄
Ⅵ ,ー、 ,:'
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ヽ /{/ 、 '
_从/____ > __ノ
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
一人で何とかオリアナさんのスキルを再現しようとしていた頃には自分が進んでいるのかさえ分からなかったけれど。
今は、はっきりとゴールが見えて、進んでいるのも実感できる。
おそらくだが、このまま続ければ、オリアナさんが導こうとしてくれていた領域にはたどり着けるだろう。
それは俺にとって、決して小さくはない希望だけれど。
,. --- 、 ____
./´> . ̄` '⌒´ \
/ ..., / ヽ
/ / // : ヽ :.
ー‐イ' / / /' { | | | i
/ ,./ | |∧ | . | |___ l | |
//イ _|.ノ 〉- 从.{ { | / }`| | |
,._/ /ィtォ../).∨ィ斧ミ、 | | 「…このまま俺を放って置いてくれるか、だよな」
「 | { .V//) . ∨Vソ }イ ト、 ∧{
ノ.ノ |_,// /..,: :.:.: }/ノ/ リ
_{ ゝ / .u 八/
_ノ、 `ヽ ! ...__ ,.: /
___,.. -―く:::::::::::}ヽ ヽ / }`ー 、 ` イ |从
_,.. -―…:::::::: ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::!:::.、 ハ ./.:.:.:.:.|`ヽ_,.イ/ ,′\
,. -‐:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉:::::!:::::.! .レ'.:.:.:.:.:.| ハ!// ! \ \
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、::::`ヽ::ヽ==く.:.:.:.:.:.:| | {/ { \ \
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〈: : :!: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r=='"::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::\! .\:._ ヽ! .レ':::::::::::!
ヽ :.!: : : : : : : : : : : : : ::::: :二ニイ::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ヽ :}\{::::::::::::::::\
`…-、: : : : : ; :.-―'":::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::-―::::::::::::'"::!:::::::::::::::::::::::::::::::::ハ \ :ト、 \::::::::::::::::}
` …-- 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :_: :-::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::O:::! ! } ヽ |::::::::::::::::ト、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ: : : : : : : : : : ヽ:/:::::===::::::::__:::::::::::::| ', ! 〉|:::::::::::::::::!::ヽ
` ヽ: :===={::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::| ヽ! / !::::::::}:::::::|:::::!
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'; : ::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::! !o| }|::::::::::::::::::::::/
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
ホロさん曰く、管理者達が俺を追いかけ回すのには理由があるらしい。
質問の回数が切れていたので、その目的までは聞く事が出来なかったけれど。
しかし、それは俺がこの世界にとって異物だとかそんなレベルではないのは何となく伝わってくる。
もし、俺が存在しているだけでこの世界を揺るがしかねない猛毒ならば、ここまで生き延びられてはいない。
ホロさんだってもっとやる気を出して、俺の事を『消去』しに来ただろう。
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, ´ <⌒
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
だが、これまでの彼女たちを見ている限り、彼女たちは俺を『消去』しようとしているんじゃない。
俺を捕らえようとしているのが、その声などから伝わってきている。
しかし、一体、俺を捕まえて、どうしようと言うのだろうか。
異物であり、多少、特殊ではある自覚はあるが、俺はあくまでも一般人。
ここまで必死になって追い回し、捕獲しようとする理由なんてないと思うのだけれど…。
, ⌒ ー  ̄ ̄ 、
/_,. - \
/´ / /⌒\ ヽ
, ´ , V :.
/ / / / / | V : V |
/-- ´' / / / l|{ | l| | | {
/ イ { ':|_,斗| | 、_l__/_ィ |l∧
/ ,: ∧ | {∧{ { 、 /}/}/ } /∧|
/ イ / {∧{ 、__,.V {∨ 、_,/ イ}' `
 ̄´ V∨乂l \ ムイ/
从 ' 八/
-〈〈/\ v-っ イ》く__
/////∧\} > -- < |//}///> 、
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
…もしかしたら、オリアナさんはその辺りの事が分かっていたのかも知れない。
いや、分かっていなくても、彼女はそれらを俺よりもずっとスマートに調べる事が出来ただろう。
…だが、オリアナさんはもういない。
胸中に浮かび上がるその実感に、俺の顔は自然と俯く。
流石に涙を浮かべるほどではないが…彼女の喪失は今も俺の心にのしかかっていた。
……この数日間、オリアナさんさえいれば、と思った回数は、正直、数え切れない。
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| | | | | |r|
| | | | | レ
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|\ | | r┤ | | |
|\\ | ┌―┘l| | | | コンコン コンコンコン
| \\ |  ̄ 厂 | | | |
| | \ | |lol| | | |
| | Υ |  ̄ | | |
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| 】 l | | | | |
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三三三三三三三三斗| ―┴ ┴──┴───────────┴────三三三三三
三三三三斗・'''’´ ――――――――――――――――――――― `‘'''・*ミ三三
斗・'''’´ `‘'''
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
―― ノックが 聞こえた
: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ ` 「っ!」
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ /
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
しかも、二回と三回。
それはオリアナさんと俺の間で決めた簡単な符丁だ。
このノックの仕方以外で扉を開けてはいけないし、油断してもいけない。
―― そう俺が言い含められていたのは、二番目の拠点での事。
高度なセキュリティで電子世界の要塞化していたその部屋でのやり取りは、幾ら管理者でも見通す事が出来ないはず。
…だから、それを知っているのは。
それが仲間である証だと分かっているのは、俺とオリアナさんだけで。
/ 乂 u ::::::: Vソ' ,l ∧l |
/イ , 八 ,...、 ' /ムイ,'∧ |
/\ / 、 〈- 、\__ ム/ / \
>----イ///\ . ` ー ' イ/从 「~~~っ!」
////////\/// 、 . ´
//////////\{ /`¨¨ 、
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/////////////(_)} ∨、_,イ/\
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´¨¨ヽ\〉 ∧///,イ/////////// |
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┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
だが、彼女は死んだ。
俺の目の前で、突然に、影も形もなくなってしまったのである。
……だから、それは俺だけしか知らなくて、最早、何の意味もなくて。
こんなところで聞こえるはずなんてないのに……どうしてそれが…扉から聞こえるんだ?
まさか ――
f´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
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| ボウヤ 開けて頂戴 |
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||: : : i::i: : : | |::|: : : | 「オリアナさん!!!」
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ー、ヽ__.ノ: : :i:i:|iii|:| |::|: : : |
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
我慢、出来なかった。
だって、扉越しに聞こえたその声は…俺も良く知るものだったのだから。
オリアナ=トムソン。
俺の保護者であり、師であった女性の声は…俺に一切の思考を放棄させた。
オリアナさんが生きているはずがない。
これはきっと敵の罠だ。
……そんなアレコレを一切合切、投げ捨てながら、俺は扉を開いて。
__ ______
/ `/´ ` ' 、,、
/ / ヘ
/ / ヽ
/ / i / ¦ |i
/ / i | :| | i i i
/ i l斗|-メ┤ /!ー!-、./ | |
/ ,イ |i i ト/ Wヘ ./ :| ∧ノリ i :i 「……」
|/ l ,.イ リ、 ∨久三ミヘ:/ 彡三ミ ! / ! ',
! / | ∧ヾヽ\辻;;ソ .辻;;ソ/ イ / ' ,
∨ ! i∧>ー-ゝ ∠ /イ/ ヽ
ソ i○ヘ __`__ /○!′ \
__ ノ レ′ ヘ イ イ ハ!
/ ノ ノ Wノ/イ ,>-<, :ト、ソノノイ/ノ/ ,イ / }
////>-''"´/ /:| n .> <. n |::i\`ー-、,,レヘノ
, - ´ / i::::!/';;;;;;'\/:::i ヽ ` ー 、
/´ / i::::::! /;;;;, /::::::i ヽ `ヽ,
/ ヽ / i:::::::∨;;;;;;∨:::::::::i ヽ /ヘ
./ ヘ / |::::::::ヘ;;;;;;;7::::::::::::| ヽ / ',
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
―― 複雑そうな顔をしている女性と目が合った。
_ニ=――――=ミ
/´ -=ミ、 \
_ニ=-≦´ `ヽ \ \
/´_ ./ | | \ ‘, ‘,
/ィ´ / ,′ .| ト、. _} } .| ‘,
/ / ./ { .从{ィ}__ハ ! .|_ 八
{/ ./ ハ .{{ イ:心l八 .八! }\ \
.八 { l { \.八 ∨ツ}/ ./ リノ \ .ゝ-
ヽ ! .从{{.心ヾ{ /}/ ./ ヾ.ハ
}从 / {ヽゞ' / } / { / .| .ハ }
ヾ{ヽ\八込` - ' イj./ _∨{ .八 { j/
ノ/ }ヾ≧= > _ .イ} /.< 〉|/ ヾ
{ハノ 八{ヾ{--=≦/ ¨| / \
ゝ }// //ノヽ:イ .>/ /\
/ r=≦イ/::::/>‘::/ / ≧=.
l.ィ|ィ|: :/ :>‘: : :/ / / |
,< : : |:/>‘:_:_:_:/_r -=≦ / ./|
/: : : : : :/': : : : : : :/ \ ./ ./ .|
〈: :/-:-:==|: : : : : : : :| /、 ./イ |
∨: : : : :ol: : : : : : : :| / .\ .{ .|
|\: : : 八.: .: : : : : | / ヾ. / ‘,
/ /:≧=-: ≧=-:=: | ./ ∨ ‘,
イ{ ./::l: : : : : }: : : : : : !/ リ、 {
,| |./l::::|.: : : : :|: : : : : : | / .| 八
/.| |.ノ:::::| : : :oリ:: : : : : : ! .〈 リ. ‘,
/ | |::::::ノ: : : :〈: :_:_: : : : | } ./ /
/ .| |:::::Y: :_:-=≦三三≧! |/ /
/ | |:::::::}三三三三三三;| / /
/ .| |:::::八-=≦:{ : : : : :. :.| ./ /
}. | |:::::f彡' : : : 〉: : : : : : | / /
八 | |::::/: : : : : /\: : : : : | ,〈 /
/ |八;i\:_:_:_/.///\:./.ハ ./ヾヾ ∧
,′ | ////\///////八.Ⅵ、 Y }∧ / .‘,
.,′.,ィヘ l.///////\/////////!ハ | \\./リ :.
,′/.三ニ\.|/////////.\//////リ|/|.! \ { |
.| /´ .∨´¨ =ニ三/////\//// .|/| ヾ !
.j/ _ \ \`¨=ニ三//// |/| } .|
{} .| | f ヽー `フ¨` ミ! | .!
八.| | .! .イ´| | |
∧! リ ,.仁ニ| 八 |
/ }/ /:::::::::::| \ |
./ /::::::::::::::::| ヽ .|
/ /l:::::::::::::::::::::l .ハ |
./ /! |:::::::::::::::::::::| ,:::::| .|
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
年の頃は20前後だろうか。
金色の髪に優しい顔立ちは、オリアナさんとはまた違ったお姉さん的印象を感じさせる。
おそらく彼女がスーツの上に白衣を纏っている、と言うのも大きいのだろう。
一見した俺が最初に抱いたのは、学校の保険医さんというイメージだった。
/ヘ
/ ヽ_,, -- ─ー -- 、,
ノ ヽ ヘ、`ヽ、
/ ヽ ヽ
/ / ヽ ',
/ / ヘ i i i ヘ ', ',
. /// / / i i ! | ト i! il | i ', ',
. |′i i i 廾ト|、i イ!千刀 ̄il` | |!:i ',
| ! i i! | ftュハ ム仆ミ≧!| | | |i } ヽ、
| |l | i! リ f;;}ヘ / io゚;;;;;ソリ /ハヘリ ヽ、
| |! ! \! L;j }ノ 込;;タ / /リソ_ノ \
\!ヘ !ヘ ト、´、 /´ ノ/:入. \ ヘ
リ \八 __, /(: : : ) トヽ ト、\`}
\ ノノゝ.イ ハl\ | \ !
/\ __ / ,,イトリノ | ` リ
ノイ /イヘ),,,,,、-'''´/:/ i `\
i //イレヘ < > /:/ i \
/,イ∧;;;;/ヘ ./:/ i \
///:/ /;;;;! 〉::/ i /  ̄`ヽ、
// /:/ /;;;;;;;i /::/ i / ',
/ く /!:/´:::::`/:::::/ イ / i
/ ∨ ∧i::::::/::::::::/ヽ / i! / |
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だが、一体、どうしてこんな美女さんが、わざわざ俺を尋ねてきたのか。
しかも、オリアナさんと俺しか知らないはずの符丁をどうして知っているのか。
そう疑問に思いながら彼女の顔を見ていると…先程のイメージが一新されていく。
最初は学校の保険医さんに見えたその顔がどんどんと…記憶の中のオリアナさんと重なっていくんだ。
勿論、それは完全にじゃないし、違う部分も少なからずあるけれど。
…しかし、血縁を感じさせる程度には…彼女の容姿はオリアナさんに似ていて…。
∨: : : : : : : : : : :| ヽ
∧: : : : : : : : : : | '.
.: ヽ== ヘ===L _ }
/: : . . ヽ  ̄ ¬- 、、 /
/: ./| : : . . \ }/ 「…私の事が、わかりますか?」
/: ./ :|: .!: .{ Ⅵ: . i ' .
|.:i.:|: .Ⅳ|: . X尓ミ: . |ヘ ヽ、
|.:|.:| 八 ∨リ セオy\Ⅳ 〉 \
Ⅵ:| i: ト、\" `ヾ Νイ: :! i ∨ | :! `ヽ\
ヽⅣヽト ソ ` リ八ヘ:Ⅳ ∨ :| :i|ヽハ! :}
ヽ\\`ヽ - (⌒)|ハト、 ∨. :| :リ } }
`ヽ_ ィ: : : : :リ: : : :\Ν∧/ / /
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
……何より、その声は、オリアナさんとまったく同じだった。
穏やかそうな彼女と、お色気むんむんなオリアナさんとはトーンが少し違うけれど。
しかし、扉越しだとほぼ判別がつかないほどに二人の声はそっくりだった。
だから、俺は ――
___
_ - /`ヽ´-<⌒
, ´ / 、 ヽ
/ / / | ヽ \
' | /|_,/l_イ| \ \_
} { | }/__ 从 、 |` ̄ ̄
,' | 芯 {、 从}
/イ {⌒Ⅵ 、\{
、ト 乂_ ノ `
}∧ /从 ー ' 「…オリアナさんの家族の方、ですか?」
__/' ' _ /
, - ≧=- 、 ,.:'  ̄
, ´ , ´: : : : : :ヽ / `ヽ、
/ /: : : : : : : : :}:、_ r-/:/ ハ
, l: : : : : : : : : :|、:`¨´:/ /: |
/ Ⅵ: : : : : : : : |  ̄ : : : |
/ } : : : : : : : : | / : : : : |
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
……幾分、冷静になった頭では分かっていた。
相手がオリアナさんでなかった時点で、逃げるべきなのだと。
この世界で、俺が味方と呼べるのはオリアナさんだけなのだから。
幾ら彼女の家族だと言っても、味方だとは限らない。
少なくとも、無防備に彼女の前に立つべきではないと言う警告に…しかし、俺は従えなかった。
背を向ける事なく、俺の数少ない武器である魔導書に手を伸ばす事なく。
棒立ちのまま…静かな言葉を返した。
∨: : : : : : : : : : :| ヽ
∧: : : : : : : : : : | '.
.: ヽ== ヘ===L _ }
/: : . . ヽ  ̄ ¬- 、、 /
/: ./| : : . . \ }/
/: ./ :|: .!: .{ Ⅵ: . i ' .
|.:i.:|: .Ⅳ|: . X升ヽ: . |ヘ ヽ、
|.:|.:| 八 ∨リ \ \Ⅳ 〉 \
Ⅵ:| i: ト、\" ̄ `ヾ Νイ: :! i ∨ | :! `ヽ\
ヽⅣヽト ソ ` リ八ヘ:Ⅳ ∨ :| :i|ヽハ! :} 「…やっぱり姉さんは何も言ってなかったんですね。
ヽ\\`ヽっ (⌒)|ハト、 ∨. :| :リ } }
`ヽ_ ィ: : : : :リ: : : :\Ν∧/ / / 私はオリアナの妹で、シャマル=トムソンと言います」
Ⅵ: : : : : ;‐=ニ八ハ
Ⅵ :イ: : : : : : : : : : ヘ
Уイ´ ̄ ̄ ̄`ヽ: : :ヘ
//: : : : : : : : : : : : :'; : : :',
//: : : : : : : : : : : : : : |: : : :;
,ィУ: : : : : : : : : : : : : : :∨: : i
//.: : : : : : : : : : : : : : : : : : ∨: |
//〈: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∨|
/ヘ∨` ー─────── < }:l
/ Y∨.: : : : : : : : : : : : : : : : : : :./: l
{ 八:V: : : : : : : : : : : : : : : : :/: : :l
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…聞いた事はない。
オリアナさんに妹がいるなんて、俺はまったく教えてもらえなかった。
そんな事を教えている余裕が彼女にはなかったのか。
或いは、俺にそこまで踏み込ませるつもりがなかったのか。
…オリアナさんが亡くなった今、どちらかは分からないけれど…。
亡くなる寸前の鬼気迫った様子から察するに、おそらく前者なのだろう。
__ ______
/ `/´ ` ' 、,、
/ / ヘ
/ / ヽ
/ / i / ¦ |i
/ / i | :| | i i i
/ i l斗|-メ┤ /!ー!-、./ | | 「…今は管理者の元で働いています」
/ ,イ |i i ト/ Wヘ ./ :| ∧ノリ i :i
|/ l ,.イ リ、 ∨久三ミヘ:/ 彡三ミ ! / ! ',
! / | ∧ヾヽ\辻;;ソ .辻;;ソ/ イ / ' ,
∨ ! i∧>ー-ゝ ∠ /イ/ ヽ
ソ i○ヘ __`__ /○!′ \
__ ノ レ′ ヘ イ イ ハ!
/ ノ ノ Wノ/イ ,>-<, :ト、ソノノイ/ノ/ ,イ / }
////>-''"´/ /:| n .> <. n |::i\`ー-、,,レヘノ
, - ´ / i::::!/';;;;;;'\/:::i ヽ ` ー 、
/´ / i::::::! /;;;;, /::::::i ヽ `ヽ,
/ ヽ / i:::::::∨;;;;;;∨:::::::::i ヽ /ヘ
./ ヘ / |::::::::ヘ;;;;;;;7::::::::::::| ヽ / ',
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「っ!!」
敵だ。
勿論、俺だって、そうじゃないかと予想しては、いた。
だが、俺の心も身体も…それを受け入れるのにはまだまだ未熟すぎたんだろう。
俺の敵対者である事を告白した彼女から反射的に離れは出来ても…戦う準備までは出来ない。
オリアナさんの妹を傷つけてしまって、本当に良いのだろうか。
そんな躊躇いが俺の脳裏を過り、魔導書に伸ばさなければいけない手が固まってしまっていた。
∨ / ∨ /
. У :/ | l ∨
/ l | | | l l / |
/ l | | ノ ト _l | / } |
i ハ | | 斗 厂人八 :|八 l 厂 ̄ / |
l/ | | ,ィ斥芋ミ ィ笊芋ミヾ. / /|
| | 〈{ {ィ::::h} \ | {rイ:::::} k〉 / 「そう警戒しないでください。
、 ト い 辷::ッ \| 辷:::ソ ム_彡 / |
X \ \ ヽ 、 , h 人. 八 今回は貴方と戦いに来たのではありません。
/ ヽ. \ ハ ム}} ヽ ヽ
. / > ぃ、 ―― イ {{ } | | 見ての通り、私は丸腰で、尚且つ一人です。
′ / / __ }{__:_._ イ !. 「| ! ! !
. { / /r勹:U. r==l>=―‐=<‐┼=ミ. U | | |
. l / イ ] ̄ ̄ ̄l |::::::| |:::::| 厂 ̄ ̄ }: l _リ_
-―…< !. l l |::::::| |:::::| | |: / ¨¨
/ `ヽ l ! :L__|::::::| |:::::| | K
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
…確かに本当に彼女が戦うつもりならば、他にやりようはあったはずだ。
そもそも俺は、オリアナさんの妹 ―― シャマルさんの接近にまったく気づいていなかったのだから。
オリアナさんが遺したツールにも反応がなかったという事は、おそらく彼女はオリアナさんと同格レベルのウィザードだ。
わざわざノックをして俺に存在を教えなくても、奇襲してしまえば簡単に確保出来たはず。
……ただ、だからと言って、完全に警戒を解く気にはなれない。
……それをするには彼女の表情はあまりにも複雑で、敵意とも苦手意識とも呼べぬものが視線から感じられるんだから。
/ヘ
/ ヽ_,, -- ─ー -- 、,
ノ ヽ ヘ、`ヽ、
/ ヽ ヽ
/ / ヽ ',
/ / ヘ i i i ヘ ', ',
. /// / / i i ! | ト i! il | i ', ',
. |′i i i 廾ト|、i イ!千刀 ̄il` | |!:i ',
| ! i i! | ftュハ ム仆ミ≧!| | | |i } ヽ、 「今日は貴方とお話したくて参りました。
| |l | i! リ f;;}ヘ / io゚;;;;;ソリ /ハヘリ ヽ、
| |! ! \! L;j }ノ 込;;タ / /リソ_ノ \ あがっても良いでしょうか?」
\!ヘ !ヘ ト、´、 /´ ノ/:入. \ ヘ
リ \八 __, /(: : : ) トヽ ト、\`}
\ ノノゝ.イ ハl\ | \ !
/\ __ / ,,イトリノ | ` リ
ノイ /イヘ),,,,,、-'''´/:/ i `\
i //イレヘ < > /:/ i \
/,イ∧;;;;/ヘ ./:/ i \
///:/ /;;;;! 〉::/ i /  ̄`ヽ、
// /:/ /;;;;;;;i /::/ i / ',
/ く /!:/´:::::`/:::::/ イ / i
/ ∨ ∧i::::::/::::::::/ヽ / i! / |
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
…ダメ、と言えるはずがない。
そもそもここは俺の家ではなく、オリアナさんの拠点なのだから。
弟子でしかない俺よりも、彼女の妹であるシャマルさんの方が正当な後継者に相応しい。
頭でそう判断した俺は、無言のまま頷いて、彼女を迎え入れた。
l l l | 二ニ=-=ニ二 ニ=- . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . l . . . . |: :| \ .: .:|::.
l l l | | l l l l l l l || 二ニ=-=ニ ニ=- . . . . . . . . . . . . . . . . . . .l . . . . |: :|ニニニニニニニニニ .\ |::.
l l l | | l l l l l l l || |l l l l l l 二ニ=-=ニ二_ . . . . . . . . . . . . . . . l . . . . |: :| i| |::.
l l l | | l l l l l l l || |l l l l l l l l l l l l | . . . . . . . . . . . . . . l . /.|: :|=============┘!::.
l l l | | l l l l l l l || |l l l l l l l l l l l l | . . . . . . . r=.., . . . . . l / |: :| i| l l |::.
l l l | | l l l l l l l || |l l l l l l l l l l l l | . . . . . . . | i 「 T . . /i| |: :|===========┘l l !::.
l l l | | l l l l l l l || |l l l l l l l l l l l l | . . . . . . . | | | | . . /' || |: :| i| l l l l l l |::.
l l l | | l l l l l l l || |l l l l l l l l l l l l | . . . . . . . | | | | . /'|| || |: :|=======┘l l l l l l !::.
l l l | | l l l l l l l || |l l l l l l l l l l l l | . . . . . . . | | | | イ! .|| || |: :| .i| l l l l l l l l l |::.
l l l | | l l l l l l l || |l l l l l l l l l l l l | . . . . . . . | | l .八|| || || |: :|====┘!l l l l l l l l l|::.
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l l l | | l l l l l l l || |l l l l l l l l l l l l | . . . . . . . | | | |. l|:| |L\ =====|: :| . . . . | l l l l l l l l l|::.
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l l l | | l l l l l l l || |l l l l l l l l l l l l | . . . . . . . | | | |. l|:|二二|| 二二´|: :| . . . . | l l l l l l l l l|::. 「ここも変わっていませんね」
l l l | | l l l l l l l || |l l l l l l r=============┐ . . . | l -===========r===========rr==========
l l l | | l l l l l l l || |l l l l l 乂//////////(刈. . . . .-=≦三l三三三三三|三三三三三三{三三三三三
l l l | | l l l l l l l || |l l l l l l ////////////∥ . . r=.、三三三三l三三三三三|三三三三三三{三三三三三
l l l | | l l l l l l l || _____ ////////////.∥. . . .|i||三ニ=-=ニ三三ニ=-=≦三三三三ニ=-=ニ三三三三
l l l | | l l l l l l ∠//////////≦ミ= 、/////// ,゚ . . . .|i||三三三三三三{≧=- 三三三三三≦三三三三三三
l l l | | l l l l l ∠//////////ア三三\=、/////. . ニ=-|i||三三三三三三{三三三三三三三{三三三三三三三
l l l | | l l l ∠//////////アヾミ  ̄ ̄ \彡' -=ニ  ̄ ニ= -=ニ二三三三{三三三三三三三
l l l | | l l 〈///////////二二 >二 -=ニ ニ=- 三三三
l l l | | l l l ヽ======= ' /||. |:| ニ= -=ニ < >i | 三三三
三二ニ=-=ニ二三 ̄ .r─────┘|. |:| @ソ ニ= -=ニ -< > | |-=ニ三三
 ̄ 冂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄]ミ|γ^ヽ|:| `´ ニ=- -=ニ| | | |
^´ 乂_.ノ´ | | γ⌒ヽ| |
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
リビングに通した彼女の第一声は、とても懐かしそうなものだった。
どうやらシャマルさんはここを以前も尋ねた事があるらしい。
だが、ここは表向き、オリアナさんとは別人が所有している事になっているはずだ。
そんな場所に来た事もあると言う事は、もしかして彼女も ――
_
_ニイ \==ミ、
ィ\,‘ \ \ \
/./ \. ‘, \
// / { ハ ‘, :,
// ,: { .八 八ヾ ̄} } ∨ :
/ { { .| 八 ヽヾ{ィz≧ミ }_ .| 「…昔は、その、私も色々とヤンチャだったものですから。
,′.|八八 {ヾィミ、{ Vしツ } .リ } 从
{ 八 {ヾ{ヾ.'Vツ ::´¨::::イ ./.イ }ヾ 姉さんや仲間と一緒に色々な仕事に手を出して…」
| {ヽ \ .}\::′_ , ´ ̄ イ}/ 八. \
八 .从 \{.ノ }.> .ゞ' イ / . イ }ヽ.ハ
ヾ{ / .ノリ {/_ ≧f´ __/ /´ ̄> }/}/
>-'-'--ゞ r ノ __ , |/イ ハ
/ ノ '´ /{ `ヾ {
/ 〃 }} 八__
イ{:::. {! リ ! Y
八.ゞ ___八 .::;ィ.、__./l !/ |_
ヾー==≦}八ー==≦ .イ ノ.、 {
/ / .≧=----=≦ / ヾ 八
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
俺の視線に何かを感じたのだろう。
シャマルさんは俺が何かを言うよりも先に、ポツリポツリと語り始めた。
…その最期を看取ったとは言え、俺はオリアナさんの事を殆ど何も知らない。
その家族構成すら聞いたことがなかった俺は、興味以上の感情に惹かれて、シャマルさんの言葉に耳を傾けた。
/ , '´ トヽ
// / / l \
//′, / , / / / _/ i ヽ ヽ
. /// / / / / j. ' / | j| ', i
レ'/ イ i / l _,弍┤ / '─< _ ,イ 、 l |
i /|| j | ィく. |!ヘ ト f' // ' //ヾl | ! j 「職業病というものなのか分かりませんが、足を洗った後も
| i !! N | ヾ ヽ\!´ '´ j j | |
| ! ヘ. ト ゝ! ,.r== == 、 // ,イ! l │ 居住以外の拠点を複数確保しておく癖が、私も姉さんも抜けなくて。
ヽ| ヽヘ l , ノ/ / / イ l
/ \j ´‐' ソ'/ノ ハ お互いの隠れ家に招待したりしあってた時期もあったんです」
/ ゝ ーー ,ィ、彡' '、
/.イ, ヘ / f'こY ヽ
////| l ` 、 , '´ ト=イ 、 ト ヽ
{' { | ヘ / ┬ ¨´ _,_, 斗 } iトヘ !ヘ i
ヾ ヾ 、 _, . .ソ´``´``´`´´ ノ丶 イハ`-ゝリ
, r‐'´´ `f、 ,f  ̄ `丶/_
/ `j、_, ,.-' ヽ
/ ``´``´`´
く : : : : : :二二ニニVニニ二二: : : : : : : :ヽ
{ ∨: : / \_:二羊二:__ /ヽ: : : : : :/
∨ / ` ∨: : :./ ヽ
У ∨:./ }
/ / i! / ,/ i | ∨ /
/ / 从 | ! ! i| :/! i|| ! i Ⅵ /
| | !|!i斗十ト ! | |ーi|‐ト、/ Ⅳ
| | !i l|Ⅵiィfテミヘ. | jiィ云ミV / } i! ! 「…あの時の姉さんは幸せそうでした。
∨ | !i l| !Y代::っ \| 比::っⅣ ,イ/ハ
\Иヘi{\ 込り ヽ 込リソイイノ/ ヽ 心から惚れ込んだ人がいて…。
/ i 小ヘ. ' 厄 イ ヽ \
イ,/ i / !ヽ. ー 一 イY |!ヘ \ ヘ 毎日が幸せだって伝わってくるような笑みを浮かべていて…」
イ j/ ..r┴U> . . <___U__,|! Yリ } i|
ハ 八 「 ̄:!ーrr─`´ー─rrーrt==| :! i| ハノj
____ 乂У!|:.: :.| |:|:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:| | | : : :!:ノノレ__
∧: : : : : : :.:>┴ : :.| |:|:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:| | |: : :ノ┬<: : : : :∧
∧: : : : : : : :∧ : : : ヽ| j:|:.:.:.:.:.:.:.:. _j:j }}: : : :.j.:.: : : : : : :.:∧
/ : : : : : : : : : : :}:.: :.:.//: : . . . . . . : :.:| |: : :.:/:: : : : : : : : : : :ヽ
/: : : : : : : : : : : : :/ : : // | |: : : :V: : : : : : : : : : : : :\
/ ___: : : : : : : : : :./ : :.://才ー‐:...、 ,..:-―‐┤!: : : :.:∨: : : : : : : : : : : : : :Y
. ∨: : : : : :. ̄ ̄ ̄/:.: :.://::::>―<::`´::>―< ヘ: : : : :∨: :_____: : : :/
∨: : : : : : : : : : ;′ : { {::::/ YY \ヽ: : : :∨: : : : : : : : : : /
. ∨: : : : : : : : :.i : : : :| |:/ | | ヘ ; : : :.}: : : : : : : : :/
. く: : :ニ二三{: : : : | | | | i i : : :.j三二ニ: : :〉
__j : : : : : : : :i: : : :.:| |/:7: : . . . . :.:| |: : : . . . .:⌒ヾ} }: : : :i: : : : : : : : L
∨: : : : : : : : ; : : : :| |:/: : : : : : : :.:| |: : : : : : : : :.:}::| |: : : :!: : : : : : : : :.j
. /: : : : : : : : : .; : : :.:| |{: : : : : : : : : | |: : : : : : : : ://| |: : : ′: : : : : : :.∧
/: : : : : : : : : : :.; : : :.| |:\: : : : : : :.:| |: : : : : : : ://: | |.: :.;′: : : : : : : :.:∧
. /: : : : : : : : : : : :.∨: :.| |ヽ:::\:.: : : :.:| |: : : : : : ://: : | |: :/: : : : : : : : : : :.:∧
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「…………」
∨: : : : : : : : : : :| ヽ
∧: : : : : : : : : : | '.
.: ヽ== ヘ===L _ }
/: : . . ヽ  ̄ ¬- 、、 /
/: ./| : : . . \ }/
/: ./ :|: .!: .{ Ⅵ: . i ' .
|.:i.:|: .Ⅳ|: . X升ヽ: . |ヘ ヽ、
|.:|.:| 八 ∨リ \ \Ⅳ 〉 \
Ⅵ:| i: ト、\" ̄ `ヾ Νイ: :! i ∨ | :! `ヽ\ 「…さっきのノックもその時、決めたものだったんです。
ヽⅣヽト ソ ` リ八ヘ:Ⅳ ∨ :| :i|ヽハ! :}
ヽ\\`ヽっ (⌒)|ハト、 ∨. :| :リ } } もしかして、と思いましたけど、やっぱり符丁、変えてなかったんですね。
`ヽ_ ィ: : : : :リ: : : :\Ν∧/ / /
Ⅵ: : : : : ;‐=ニ八ハ ……姉さん、そういうところ、結構、面倒くさがり屋ですから。
Ⅵ :イ: : : : : : : : : : ヘ
Уイ´ ̄ ̄ ̄`ヽ: : :ヘ 好きな人に対しては、あんなに一生懸命だったのに…おかしいですよね」
//: : : : : : : : : : : : :'; : : :',
//: : : : : : : : : : : : : : |: : : :;
,ィУ: : : : : : : : : : : : : : :∨: : i
//.: : : : : : : : : : : : : : : : : : ∨: |
//〈: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∨|
/ヘ∨` ー─────── < }:l
/ Y∨.: : : : : : : : : : : : : : : : : : :./: l
{ 八:V: : : : : : : : : : : : : : : : :/: : :l
___
_ - /`ヽ´-<⌒
, ´ / 、 ヽ
/ / / | ヽ \
' | /|_,/l_イ| \ \_
} { | }/__ 从 、 |` ̄ ̄
,' | 芯 {、 从}
/イ {⌒Ⅵ 、\{
、ト 乂_ ノ `
}∧ /从 ー '
__/' ' _ /
, - ≧=- 、 ,.:'  ̄
, ´ , ´: : : : : :ヽ / `ヽ、
/ /: : : : : : : : :}:、_ r-/:/ ハ
, l: : : : : : : : : :|、:`¨´:/ /: |
/ Ⅵ: : : : : : : : |  ̄ : : : |
/ } : : : : : : : : | / : : : : |
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
次々とエピソードを語る彼女の表情は、楽しそうなものだった。
きっとシャマルさんとオリアナさんはとても仲が良かったのだろう。
…でも、だからこそ。
あぁ、だからこそ ――
i
:
;
|
|
::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .
: : i : : .
: : ; : : .
: : どうして、なんですか? : : .
: : |: : : .
: : 。 : : .
: ::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :
:|
o
.;
O
rー ''''''¨¨´ _ ,, 、、 r - ゚ー 、、、,,,,,___
,、 r ' ´ 。  ̄`¨'' ー 、、,,_
,、r ' ´ ゚ __,,,,,,,,、、、、゚ ,,,,,__ ・ `'' 、
,、r '´ ,、r゚ 。- '''¨´´ ̄ ゚ ・ ・  ̄``¨''' 。 、 `
,、r '´ ,,、、r -。゚ ー r'ゝ、_,r'ヾゝ-'´!、 ー 、、゚ ¨`ヽ 、
,、r'´ ,、r'´ ゞ'´ _,,,,、、、、、,,,,,_ ヾ・、゚ `゚ヽ。、 `ヽ、
r '´ , r'´ , r' ´。 .r゚、 _r'´ `ヽ . ,ゝ゚。 ヽ `ヽ、 ヽ
, r' ,r'´ ,r ' \`¨''`¨'' ‐ ''¨´''''¨´/ ヽ `ヽ、 ヽ、
r' ,i' ,i' `¨'' ー---─ '''¨´ ヽ 'i ヽ
{ { { } } }
'i, i, i, ノ ノ 丿
ヽ .ヽ ヽ、 , r'´ ,r' ,r'
`ヽ、 `ヽ、 `''' ー- 、、,,,,,,,,,,,, _ ,,,,,,,、、 r '´ ,、r'´ , r '´
X \ \ ヽ 、 , h 人. 八
/ ヽ. \ ハ ム}} ヽ ヽ
. / > ぃ、 ―― イ {{ } | |
′ / / __ }{__:_._ イ !. 「| ! ! ! 「姉は沢山、苦しみました。
. { / /r勹:U. r==l>=―‐=<‐┼=ミ. U | | |
. l / イ ] ̄ ̄ ̄l |::::::| |:::::| 厂 ̄ ̄ }: l _リ_ 好きな人を失って…その思い出も日々消えていくようになって。
-―…< !. l l |::::::| |:::::| | |: / ¨¨
/ `ヽ l ! :L__|::::::| |:::::| | K もう見ていられないくらい打ちのめされていたんです」
∨: : : : : : : : : : :| ヽ
∧: : : : : : : : : : | '.
.: ヽ== ヘ===L _ }
/: : . . ヽ  ̄ ¬- 、、 /
/: ./| : : . . \ }/ 「…そんな姉が、どうして人に追われながら死ななければいけなかったんですか…。
/: ./ :|: .!: .{ Ⅵ: . i ' .
|.:i.:|: .Ⅳ|: . X尓ミ: . |ヘ ヽ、 ホロさんや私と敵になって、最期まで和解も出来ないまま…。
|.:|.:| 八 ∨リ セオy\Ⅳ 〉 \
Ⅵ:| i: ト、\" `ヾ Νイ: :! i ∨ | :! `ヽ\ どうして逝かなければ…いけなかったんですか…」
ヽⅣヽト ソ ` リ八ヘ:Ⅳ ∨ :| :i|ヽハ! :}
ヽ\\`ヽ - (⌒)|ハト、 ∨. :| :リ } }
`ヽ_ ィ: : : : :リ: : : :\Ν∧/ / /
___/ ̄ ̄\_
, ´ <⌒
,:' `ヽ、
, \_
\ } ̄´
' , \
/ , |/} ∧ }`ー`
{∧ 「ノ|/}/イ
' 、 | /`/ } '
} ∧ /イ /
|' ,} \__/イ__ /
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「…それは」
俺の、所為だ。
俺が、オリアナさんと出会ってしまったから。
オリアナさんに頼ってしまったから。
だから、彼女は心穏やかな最期を迎えられず、妹も親友にも看取られる事がないまま。
この世界から消えて…死んでしまった。
__ ______
/ `/´ ` ' 、,、
/ / ヘ
/ / ヽ
/ / i / ¦ |i
/ / i | :| | i i i
/ i l斗|-メ┤ /!ー!-、./ | |
/ ,イ |i i ト/ Wヘ ./ :| ∧ノリ i :i 「…私は。
|/ l ,.イ リ、 ∨久三ミヘ:/ 彡三ミ ! / ! ',
! / | ∧ヾヽ\辻;;ソ .辻;;ソ/ イ / ' , 私は…全部、貴方の所為だと思ってます。
∨ ! i∧>ー-ゝ ∠ /イ/ ヽ
ソ i○ヘ __`__ /○!′ \ 貴方が…姉の事を誑かして、利用したんだろうと。
__ ノ レ′ ヘ イ イ ハ!
/ ノ ノ Wノ/イ ,>-<, :ト、ソノノイ/ノ/ ,イ / } …ですが」
////>-''"´/ /:| n .> <. n |::i\`ー-、,,レヘノ
, - ´ / i::::!/';;;;;;'\/:::i ヽ ` ー 、
/´ / i::::::! /;;;;, /::::::i ヽ `ヽ,
/ ヽ / i:::::::∨;;;;;;∨:::::::::i ヽ /ヘ
./ ヘ / |::::::::ヘ;;;;;;;7::::::::::::| ヽ / ',
/ ,.イ ./ \\ヘ.`\ ′ ヽ  ̄` ∧ ∧ :!! !
// | ./! / ゝ、 ヽ、 ′ ハ∨ ! /'| :/ 「…貴方は私と会った瞬間、泣きそうな顔をしました。
. !/ |/| ./ γヽ}`ヾゝ ,- ―, ハ、リ j/ |/
. ′ ! ∧ |、 {{ }}  ̄ .イ!`ヽ`ヽ /′ 大好きな家族が帰って来たのが…勘違いだったと気づいたような。
ヽ! ヽ!ヘ!ヘ..久 > 、 ,. <{_ノ`ヽi }
,.イヽ `ヽ、,,,,,,,>,ー<ノ八⌒ リ そんな…幼い…子どものような顔をしていて…」
∨ / ∨ /
. У :/ | l ∨
/ l | | | l l / |
/ l | | ノ ト _l | / } |
i ハ | | 斗 厂人八 :|八 l 厂 ̄ / |
l/ | | ,ィ斥芋ミ ィ笊芋ミヾ. / /| 「貴方も姉の死を悲しんでいる事が。
| | 〈{ {ィ::::h} \ | {rイ:::::} k〉 / |
、 ト い 辷::ッ \| 辷:::ソ ム_彡 / | 姉の死を悼んでくれているのが伝わってきたんです」
X \ \ ヽ 、 , h 人. 八
/ ヽ. \ ハ ム}} ヽ ヽ
. / > ぃ、 ―― イ {{ } | |
′ / / __ }{__:_._ イ !. 「| ! ! !
. { / /r勹:U. r==l>=―‐=<‐┼=ミ. U | | |
. l / イ ] ̄ ̄ ̄l |::::::| |:::::| 厂 ̄ ̄ }: l _リ_
-―…< !. l l |::::::| |:::::| | |: / ¨¨
/ `ヽ l ! :L__|::::::| |:::::| | K
> ´ {,. -- .、r 、
/ 乂______ ノ \
/ / ヽ \
∨ ヾ ´  ̄ ̄ `::.____ ',
/ /, , / ',. /
/ / / / / ,: ! i i ∨ }
/, ,: i /!/! ハ }',ハ! } ∨
〃i | ハ/:.':.:レ':.:.', /:.:.:.| ,' }i
| ,: ! {:.:.:.:.:.'' ⌒ '':.:.:.:.レ} .ハ 「なら。
/| |! ヾトミ /イ / ヽ
{ハ!ヽ. | / / :, なら…私のこの悲しみは。
___{/! {{ \! >:.. ´-` イ////! / ト!
/. `ヽ\r 、 { 7r--- ¨---ォ ト、 j/!/ 行き場のないこの憤りは。
/ } ', }} || || {{ /
/ -ニ二_,.、ノ i! .|| ヾミ イ ヽ,/ ̄ヽ 何処にぶつければ良いのでしょう?
} ,.ィ/r' i (__!| || / ヽ
/ / ヽ ', i | ___`)ー- ,,..ィ ∨ / \ 貴方にぶつけるはずだったこの感情を…どうすれば良いのでしょう?」
.〈 /__ .ィ`¨`7´/ ⌒ ー-v-‐'⌒ ∨、 ,
} ! ! |/ / ´ ̄`ヽ /´ ̄`ヽハ. ', }
{ | / ,:i::.. } { .:! ', ノ
', / ハ: : : : : : : :.| |: : : : : : : : ! ', ,.ィ ´
ヽ. /i { }: : : : : : .:.:| !:.:.:. : : : : :./! ,. {
`¨´ | ! ',:.:/´ -子=- ー .イ ,l ノ ,
` ̄ ', } }- / /- / ∨
r ニ二二  ̄ ̄ 二二≦ ∨
r-j__ o}____{ o__,.}-、 ∨
/ o} { { { o ヽ. __. ∨
/ / ̄ ̄7 } } マ ̄ ヽ. \/ \∨
/ / / 、 | |. ',. \ \ ∨
./ / / ヾ! | | ,ィ ', \ \ ∨
/ / i | :| | i i i
/ i l斗|-メ┤ /!ー!-、./ | |
/ ,イ |i i ト/ Wヘ ./ :| ∧ノリ i :i
|/ l ,.イ リ、 ∨久三ミヘ:/ r==ミ ! / ! ', 「…私には分かりません。
! / | ∧ヾヽ\辻;;ソ .辻;;ソ/ イ / ' ,
∨ ! i∧>ー-ゝ ∠ /イ/ ヽ まったく…分からないんです」
ソ i○ヘ ′ /○!′ \
__ ノ レ′ ヘ ´ ̄` イ イ ハ!
/ ノ ノ Wノ/イ ,>-<, :ト、ソノノイ/ノ/ ,イ / }
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
……きっと彼女はとても優しくて…真面目な性格なのだろう。
どう考えても俺が元凶なのに、俺もまたオリアナさんの死を悼んでいると言うだけで責める事も出来なくなっている。
そもそも、彼女は俺とこうして話をしに来る必要もなかったのだ。
俺が憎いならば、戦場で対峙して、ただ無感情に捕まえれば良い。
でも、彼女はそれが出来なくて、こうして俺の事を確かめようとしてしまって。
結果、感情を雁字搦めにしてしまっている。
―― そんな彼女に俺は
下1
1 恨んで欲しいと伝える
2 何も言えなかった
ってつい勢いで出したけどsageてるし人来ないよね!!!!
とりあえず時間も時間なので寝ます(´・ω・`)なんかうまいこと進められなくてゴメンネ
とりあえず明日、昼の出勤前にもちょこちょこやる予定です
と言う訳で改めて下1お願いします
本当に突然だな!!!!
あんまり声優ネタ分からない所為か、真っ先に思い浮かんだのはやっぱルイズ(ゼロの使い魔)ですね
次点でこの間、デレステに出てたルビィ(グラブル)とかりせちー(P4)とか
好きなキャラは、イベントのアレコレで惚れて課金しちゃったクレオパトラ(FGO)ですねー
色々と不許可されたい…されたくない?
___/ ̄ ̄\_
, ´ <⌒
,:' `ヽ、
, \_
\ } ̄´
' , \
/ , |/} ∧ }`ー`
{∧ 「ノ|/}/イ
' 、 | /`/ } '
} ∧ /イ /
|' ,} \__/イ__ /
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r≦//////////////////////////////ヽ
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…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
「恨んで、ください」
そんな彼女に俺が言えるとしたら、これくらいしかない。
無論、俺だって別に人に恨まれるのが好きだって訳じゃないけれど。
でも、彼女は、俺の所為で、こうも苦しんでいるんだ。
…俺はそんな彼女をどうしても放っておけない。
真っ直ぐな男になると…俺は最期にオリアナさんとそう約束したから。
> ´ {,. -- .、r 、
/ 乂______ ノ \
/ / ヽ \
∨ ヾ ´  ̄ ̄ `::.____ ',
/ /, , / ',. /
/ / / / / ,: ! i i ∨ }
/, ,: i /!/! ハ }',ハ! } ∨
〃i | ハ/:.':.:レ':.:.', /:.:.:.| ,' }i
| ,: ! {:.:.:.:.:.'' ⌒ '':.:.:.:.レ} .ハ 「…分かってるんですか?
/| |! ヾトミ /イ / ヽ
{ハ!ヽ. | / / :, ここでそういう事を言うと言う事は…」
___{/! {{ \! >:.. ´-` イ////! / ト!
/. `ヽ\r 、 { 7r--- ¨---ォ ト、 j/!/
/ } ', }} || || {{ /
/ -ニ二_,.、ノ i! .|| ヾミ イ ヽ,/ ̄ヽ
} ,.ィ/r' i (__!| || / ヽ
/ / ヽ ', i | ___`)ー- ,,..ィ ∨ / \
.〈 /__ .ィ`¨`7´/ ⌒ ー-v-‐'⌒ ∨、 ,
} ! ! |/ / ´ ̄`ヽ /´ ̄`ヽハ. ', }
{ | / ,:i::.. } { .:! ', ノ
', / ハ: : : : : : : :.| |: : : : : : : : ! ', ,.ィ ´
ヽ. /i { }: : : : : : .:.:| !:.:.:. : : : : :./! ,. {
`¨´ | ! ',:.:/´ -子=- ー .イ ,l ノ ,
` ̄ ', } }- / /- / ∨
r ニ二二  ̄ ̄ 二二≦ ∨
r-j__ o}____{ o__,.}-、 ∨
/ o} { { { o ヽ. __. ∨
/ / ̄ ̄7 } } マ ̄ ヽ. \/ \∨
/ / / 、 | |. ',. \ \ ∨
./ / / ヾ! | | ,ィ ', \ \ ∨
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
「えぇ」
……殴られても文句は言えない。
いや、ただ、殴られるだけならば、まだ遥かにマシだろう。
鬱屈とした感情を溜め込んでいるシャマルさんに魔術を叩き込まれる事だって考えられる。
でも、だからと言って、さっきの言葉を撤回するつもりはなかった。
…それはこの世界の異物であった俺が。
オリアナさんの最期が安寧とは程遠いものになってしまったものになった原因である俺が。
甘んじて受けなければいけないものだからだ。
突然だけど京ちゃんの覚悟完了度
下1 高いほど覚悟完了しています
わりかしビビってる感じですね
いいぞーコレ(意味深)
i| :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:; |:
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:/: |:
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i,': ||
l|: |:
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:|: /::.:.:. |i
i|: / ̄`ヽ::. ||
:|: | .::ノ:::. |:
:|: | :/ \ /: /: //:
:ヽ___人._____/:. /_/´
 ̄ ̄ ̄ ̄
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
…ただ、やっぱり恐怖は誤魔化しきれないらしい。
握りしめた腕が微かに震えるのが分かる。
なにせ、俺はこの世界で、唯一と言っても良いイレギュラーなんだ。
本来、この世界は肉体的な痛みから隔絶された場所ではあるが。
: : : : :/ : : : : : :| : : : :|.. : :. ゙、: . ゙、゙、. \
: : : : : |. : : : : :i |: : : :i:|. : : : ∧: :、.i. .i: : . ` 、
.: : : : : !: : : : : | |、: : :| | : : i | !: :|:| : |:、: : : : : : >
: : : : : :| : : |: i 「! ヽート!、: : リ !: |ハ: ト : | ̄ ̄
.: : :,..-、|: : :i: :|: !゙、 _、!二゙、-| イ: リ ! |ヽ:|
: : / へ.゙、 :丶ヾヽ<´{::::i` ヽ! 1!|:/| :!ノ゙、リ
: :ヽ \ : :!丶  ̄ Vイ:ハ |\:i
.: : 丶 \゙、 `> リ `
ヽ: : :`┬ 、 ヾ /
i: ;ィノ U ,....-ィ /
,,:‐レリ _  ̄ /
゛=!_ \ `ー-、_ _/
::::::゛== 、 \ / ̄ヽ、
::::::::::::::::::::::゛===-、 >
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
…俺に限ってはそうじゃない。
ネットワークに存在するあらゆる制約を受けない…なんてスキルを持っている所為か。
或いは、俺が肉体全部をこの仮想現実に持ち込んでしまっている所為か。
俺は普通に痛みを感じるし、血だって出る。
試したことはないし、試す気もないが…おそらくダメージを受け過ぎれば俺は他の世界のように死んでしまうだろう
,. --- 、 ____
/, ´ ̄ ̄` '⌒´ \
、_/_/⌒ヽ , / ヽ
,---、 / // : ヽ :.
, / ̄-/ /' { | | | :
/ __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | |
.:' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | |
/ ,:´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | |
/\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{
////\ r--- ´八 !∧  ̄ ,: :.:.: }/ノ/ リ
. ///////\ \}∧ u 八/
//////////〉 込、 __ ,.: /
///////// / }>、 ` イ |从
,'//////// / _ /--、l ` ̄ :, |--、
.///////// / イ/////\ {////} / 「///|
'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|
///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、
////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、
┗…━…━…━…━…━…━…━…━…━
ホロさんとの決戦の時は、全リソースを防御に回し、かつ俺が幸運だったからこそ何とか生き残れた。
だが、今回も同じような幸運に恵まれるとは限らない。
この距離で、しかも、オリアナさん達並のウィザードに攻撃されればタダではすまないだろう。
痛いを通り越して死ぬ可能性がある事くらい…俺もうっすらと理解していた。
__ ______
/ `/´ ` ' 、,、
/ / ヘ
/ / ヽ
/ / i / ¦ |i
/ / i | :| | i i i
/ i l斗|-メ┤ /!ー!-、./ | |
/ ,イ |i i ト/ Wヘ ./ :| ∧ノリ i :i
|/ l ,.イ リ、 ∨久三ミヘ:/ 彡三ミ ! / ! ',
! / | ∧ヾヽ\辻;;ソ .辻;;ソ/ イ / ' ,
∨ ! i∧>ー-ゝ ∠ /イ/ ヽ
ソ i○ヘ __`__ /○!′ \
__ ノ レ′ ヘ イ イ ハ!
/ ノ ノ Wノ/イ ,>-<, :ト、ソノノイ/ノ/ ,イ / }
////>-''"´/ /:| n .> <. n |::i\`ー-、,,レヘノ
, - ´ / i::::!/';;;;;;'\/:::i ヽ ` ー 、
/´ / i::::::! /;;;;, /::::::i ヽ `ヽ,
/ ヽ / i:::::::∨;;;;;;∨:::::::::i ヽ /ヘ
./ ヘ / |::::::::ヘ;;;;;;;7::::::::::::| ヽ / ',
…━…━…━…━…━…━…━…━…┓
それでも怯まない。
逃げてはいけない。
ビビる自分にそう言い聞かせる俺の前で、シャマルさんはジィと視線を送った。
俺の心の奥まで見透かそうとしているようなその視線は数秒経っても消える事がない。
まるで俺が心変わりするのを待っているように、延々と俺の事を見つめていて。
下1 シャマルの心情 60以上だと???
なぁに、コンマはしょうがない
って言いながら次スレー
【咲―Saki―】京太郎「……俺は必ず帰ってみせる」その2【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1478314320/)
こっちは適当に埋めてってくださいな
>>1000は考慮するようにしますが、必ずかなえられるとは確約出来ませぬ(´・ω・`)
わぁい^^
ゾロ目確定券おーくれ
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