魔王「勇者に弱みを握られてしまったわ…」 (91)
魔王「あぁ…何てことなの…」orz
側近「おや、どうなされました?」
魔王「きっとこれをネタに脅されて…終いには乱暴されるんだ」
魔王「エロ同人みたいに!!」ギロッ
側近「………はい?」
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側近「……なるほど、弱みを握られましたか」
魔王「ねぇ、側近…私はどうしたらいいの?」
側近「まず、魔王様の弱みとは何か…それを聞かせて貰いませんと」
魔王「い、言わなきゃいけない?」
側近「でないと対策のしようがありませんからな…」
魔王「…………」プルプル
側近(よほど聞かれたくない弱みのようですな…)
側近(だからこそ聞いておかねばなりますまい…)ゴクリ
魔王「…絶対に口外しないでよ?」
側近「勿論でございます」
魔王「>>4、よ…」
Rでやる内容じゃないよね? 一応聞くけど
病気もち(エキノコックス)
魔王「エキノコックス、よ」
側近「エキノコックス…ですか」
魔王「私もよく解らないんだけど、ヤブ医者さんにそう診断されたわ」
側近「うぅむ…エキノコックス、と言いましたが」
側近「あれは魔族には感染しないはずでは?」
魔王「ヤブ医者さんが誤診をしたと…?」
側近「魔王様、あまりあの医者を信用しない方がよろしいのでは」
側近「そもそも見たところ、肌に寄生虫の跡のようなものも見受けられませんし」
魔王「うぅん……でも最近何だか体の調子が優れないのよね」
側近「それは“まとも”な医者に診て貰う必要がありますな」
側近「私の知り合いに>>12という者がおりますので…そちらで診て貰うのがよろしいかと」
BJ
病院
BJ「おや、側近殿、お久しぶりですな…して、本日は何用かな?」
側近「こちらの女性が体調が優れないようで…少し診て貰ってもよろしいですかな?」
魔王「よろしくお願いします…」
BJ「ふむ、綺麗な方ですな…それで、金は」
側近「はて、この病院は誰が建てましたかな…」
BJ「やはり側近殿には敵いませんなぁ…」
側近・BJ「ハッハッハッハ」
BJ「それではお大事に」
魔王「側近……」
側近「何と診断されましたか?」
魔王「>>16、だって…」
↑
魔王「肩こりが原因で体調を崩してるだけみたい…」タユンタユン
側近「ほう、それは恐らく魔王様の魅力の象徴が仇となってしまったんでしょうな…」
魔王「あの医者からも言われたわ…本当、胸は万病の素ね…」
側近「魔王妹様が聞いておれば発狂しそうな台詞ですな…」
魔王「私はあの子が羨ましいけどなぁ……」
側近「……さて、速やかに帰りましょう」
魔王「あっ、ちょっと待ちなさい!」
数日後…
魔王「今度は私のデマが流されてるですって!?」
側近「そのようですな…」
側近「どうやら魔界の一部と王国ではネタにされてるようでございます」
側近「勇者の耳にも入っているようで……」
魔王「ぐぬぬ……そ、それで? どんなデマなのよ?」
側近「>>20、でございます」
魔王はガチレズシスコン
側近「魔王様はガチレズでシスコンだと噂されております」
魔王「」
側近「如何なさいますか?」
魔王「取り敢えず勇者に真実を話しましょう…彼にデマを否定して貰えば騒ぎも納まるだろうし」
側近「珍しく名案にございますな」
魔王「珍しくって何よ、珍しくって」
魔王「…と、いう訳なの」
勇者「つまり俺に魔王ガチレズシスコン説を公の場で否定してほしい、と…」
魔王「勿論お礼は弾むわ!」
勇者「でもお前ガチレズシスコンじゃん」
魔王「だから違うって!」
勇者「だって>>25」
お前の妹、ホラー映画のヒロインの山村貞子だって話、本当か?
食事と風呂を済ませたので続きを書きますぞ
勇者「だってアンタの妹は貞k」
勇者「じゃなかった、お前が妹の部屋を盗撮してるの知ってるんだぞ」ビシッ
魔王「へ? 盗撮って何? 透視ならできるけど」
勇者「あぁ、この時代カメラとかないんだった…」
魔王「か、かめら??」
勇者「だあーー!! とにかく!! 貴様はガチレズシスコンだ!! 異論は認めない!!」
魔王「いやその理屈はおかしい」
魔王「あのさ、どうしても信じてくれない?」ズイッ
勇者「ち、近いって…」
魔王「私は違うって言ってるよね? いい加減しつこいよ?」ズズイッ
勇者「ちょ、解った! 解ったから!」
魔王「そもそも私がガチレズシスコンだって何か根拠でもあるの?」
勇者「そ…それは」
勇者「アンタ、この前妹とキスしてたじゃん」
魔王「あぁ、知らなかった? 上級魔族の間ではキスは挨拶の一種なんだよ」
勇者「ぐぬぬ……」
魔王「ねぇ、お願いだから私のガチレズシスコン説を公の場で否定してくれない?」
勇者「>>33」
やだぴょーん
側近「いけませんなぁ…」
魔王「やだぴょーんって……勇者可愛い」
魔王「勇者を一晩中愛でたいよおおおお」
側近「戯れ言を申しておる場合ではございませぬぞ…」
コンコン
側近「どなたですかな?」
魔王妹「…ワラワだけど……」ガチャ
魔王「入っていいとは言ってないわよ」
魔王妹「……姉サマは…」
魔王「なぁに?」
魔王妹「…姉サマは、ガチレズシスコン…なの…?」
魔王「そんな訳ないじゃない、あんなのデマだわ!」
魔王妹「え……」
側近(あ……これはまさか)
魔王「私がガチレズシスコンなわk」
魔王妹「し…信じてた、のに……」グスッ
魔王「!?!?」
魔王妹「……姉サマがキス、してくれるのも…」
魔王妹「……挨拶以上の意味があるって……信じてたのに……」シクシク
魔王「え、ちょっ…えぇ!?」
側近「あぁ……そういう事か」
魔王妹「噂が本当だったら……いいなって…思ってたのに…」シクシク
魔王「あ、えぇ…ちょ、それ、どういう…」アタフタ
魔王妹「…もう自棄……王国滅ぼしてくる……」シクシク
魔王妹「王国の愚民共めぇぇぇ!!!! 恨むなら姉サマを恨みやがれ!!!」バシューーン
魔王「あ、ちょっと待ちなs…行っちゃった」
側近「飛んで行ってしまいましたなぁ……」
こうしてガチレズシスコンな魔王妹によって王国は滅ぼされたのでした……
第一話 終わり
お昼を食べてきたので第2話を書きますぞ
王宮跡
勇者「……」
勇者(まさか俺が流した噂のが王国を滅ぼしてしまうとは………)
勇者(何てことをしてしまったんだ俺はああああ!!!!)ジタバタ
???「ちょっと…」
勇者(あああああああ!!! 王様王妃様姫様情けない勇者ですみませんでしたあああああ!!!!)ジタバタ、ゴロゴロ
???「ちょっと、そこの路傍でのたうちまわっているお兄さん」
勇者「あああ!!うるさい!! 斬るぞ!!」チャキーン
???「これだから最近の勇者は……」
勇者「ああああああ!!!!」バッ
???「はぁ……」スッ、アシヒッカケ
勇者「ぎゃああああ!!」ズドシャアン
勇者「……誠に感情的になって申し訳ありませんでした」ペコリ
???「某議員の真似はよろしいです」
勇者「ふぇ?」
???「あ、お構いなく…それより私、>>41と申す者ですが」
>>41「どうやら勇者様とお見受け致します…折り入ってお話が」
勇者「え、ええっと…>>41さん、ですか…」
>>41「はい…まずは私の自宅で話しましょうか」
勇者「は、はぁ……」
魔王弟
魔王弟宅
勇者「…綺麗な家だな」
魔王弟「まぁ、私は魔王の弟ですからね…」
勇者「ところで、どうして憎き魔王の弟さんが元王国に住んでるんだ?」
魔王弟「まぁ、私にも色々あるんですよ…例えば姉弟喧嘩とか、姉弟喧嘩とか……あ、それから姉弟喧嘩とか」
勇者「全部姉弟喧嘩じゃないですか」
魔王弟「とにかくですね、姉とは昔から仲が悪くて…何度あのデカ乳をもぎ取ってやろうと思ったことか…」
勇者「話というのは姉貴の愚痴かよ」
魔王弟「あぁ、ごめんなさい……それでは早速ですが本題に入りましょう」
魔王弟「今まさに姉弟喧嘩が勃発中でして……勇者様に手を貸して頂きたいのです」
魔王弟「共に姉を討ちましょう!!」
勇者「>>43」
再安価>>46
跪いて靴を舐めろ話はそれからだ
大河見ながら腹を満たしてきたので続きを書きますぞ
勇者「協力して欲しいなら、跪いて靴を舐めな…」グイッ
魔王弟「あぁ、そういえば勇者様に土産物があるんでした」ガサゴソ
勇者「いいから靴をn」
魔王弟「こんな物でよろしければ貰って頂きたい」つ伝説の剣
勇者「そ、それは!!!」
勇者「選ばれし者のみが装備できる魔王討伐の必需品!!!」
魔王弟「どうです? これで手をうt」
勇者「よし、決まりだ!! 貴様らの姉弟喧嘩に決着を付けてやるぜ!!」
魔王弟(単純過ぎわろた)
魔王城
魔王「勇者と弟が手を組んだだってぇ!?!?」ガタッ
側近「そのようですな…」
魔王妹「姉サマ……///」スリスリ
魔王「あぁ、胸に頬擦りしないの」
側近「伝説の剣を持った勇者と、上級魔族の魔王弟様……厄介な二人が手を結びましたな」
魔王「全く……弟の奴、いつまでアイスを勝手に食べられた事を恨んでるのよ!」
魔王妹「姉サマ…///」スリスリ
魔王「…で? 側近、策はないの?」
側近「そうですな、離間の計で仲間割れさせるがよろしいかと……」
魔王「うぅん、でもどうやって仲を引き裂くの?」
側近「>>50か、>>51で仲を引き裂きましょう」
伝説の剣が実は精巧に作られた偽物という覆しがたい物的証拠
ハニートラップを仕掛ける(弟の好みは姉)
側近「まず、伝説の剣を偽物だとする証拠をそれとなく勇者に示すこと」
魔王「ち、ちなみに勇者が持つ伝説の剣は偽物なの??」
側近「私も実物を見た事がない故、解りませぬ…」
側近「ただ、例え本物でもいいのです、勇者を騙す事が出来れば嘘から出た真となります故」
魔王「な、なるほど……」
魔王妹「姉サマ……素敵……///」スリスリ
魔王「あぁ、うん…ありがと(私よりも側近の方が素敵だろ)」ギュッ
魔王妹「…ふふ……えへへ…姉サマ…///」ギュッ、スリスリ
側近「…………」
側近「お取り込みのところ悪うございますが、もう一つよろしいですかな…」
魔王「な、何?」
側近「もう一つ、勇者と魔王弟様の仲を引き裂くのにはハニートラップという手もございます」
魔王「……うーん…でも、弟の女性の好みが解らないわ」
側近「問題はそこですな……」
魔王「…うーん、どんな美女を用意すればいいんだろ」
側近「貴女様が適任なのですが……」
魔王「そうよねぇ~……」
魔王「って、ええっ!?」
魔王「……と、いう訳なの」
魔王従姉「それで……君と瓜二つの私に頼みに来た訳ね…」
魔王「お願い!!」
魔従姉「はぁ……で?」
魔王「えっ?」
魔従姉「勿論、タダで引き受けて貰おうという訳ではないわよね?」
魔王「えっ」
魔従姉「えっ、じゃないわよ…」
魔従姉「というか、あの子ってアイスの恨みで喧嘩吹っ掛けてきてるんでしょ?」
魔王「そうだけど…」
魔従姉「じゃあ、アイスを使って仲を引き裂けばよくない?」
魔王「その手があったか!!!!!!」
今、時間があるので続きを書きますぞ
元王国 某所
怪しげな女「ちょっと…そこの坊や」
勇者「えっ…? お、俺ですか? (ぼ、坊や……だと……)」
怪しげな女「そう、アナタよ…ちょっといいかしら?」
勇者「あ、はい」
怪しげな女「…もうちょっと近くに寄ってくれる?」
勇者「は、はぁ……(何かこの人エロい)」
怪しげな女「そう…いい子ね、さすが勇者様…」ペロッ
勇者「ふぇっ!?(み、耳を舐められた!!???!?)」
怪しげな女「ねぇ、勇者様……」ギュッ
勇者「は、はひ!!!」マッカッカ
怪しげな女「今日はアナタに手紙を預かってるわ…受け取ってくれるかしら?」スッ
勇者(む、胸元から出しやがった…!)ムクムク
勇者「も、勿論ですとも!!(おっぱいレターキタコレ!!!)」テントカンセイ
怪しげな女「ウフフ…ありがと」チュッ
勇者「」
怪しげな女「それじゃ…お姉さん、他にも用事があるから…バーイ」
勇者「えっ、ちょ、待ってk」
勇者「消えた………」
魔王弟宅前
怪しげな女「ちょっと…そこのお兄さん」
魔王弟「えっ…私ですか?」
怪しげな女「えぇ、そうよ…ちょっといいかしら?」
魔王弟「すいません、これからアイスを買いに行かないといけないので…」
怪しげな女「あら、そう…お兄さん、アイス好きなの?」
魔王弟「えぇ、大好物なんです」
怪しげな女「そう、それは丁度良かったわ」ガサゴソ
魔王弟「えっ?」
怪しげな女「はい、これ…どうぞ」つアイス詰め合わせ
魔王弟「えっ…貰っていいんですか?」
怪しげな女「えぇ、あげるわ…その代わりと言っちゃ何だけど」
怪しげな女「お兄さんのアイスの好みとか……アイスに対する拘りとか、聞かせてくれないかしら?」
魔王弟「え…何故?」
怪しげな女「いいから、お願い…ね?」
魔王弟「は、はぁ……解りました」
1時間後…
魔王弟「えぇ、それなんですよ!! お姉さん、解ってるじゃないですか!!」
怪しげな女「ウフフ、アナタこそ…」
魔王弟「いやぁ、まさかこんなところでアイスの良し悪しの解る同志に会えるとは思いませんでしたよ…」
怪しげな女「まさに運命、ね…」
怪しげな女「ねぇ…良かったら今度ウチに来ない? アナタとはいいアイスが食べれそうだわ」
魔王弟「お、いいですね! いつにしますか?」
怪しげな女「…来週の水曜は空いてる?」
魔王弟「えぇ、予定はないです」
怪しげな女「じゃ、決まりね…来週の水曜に魔王立公園で会いましょう」
魔王弟「了解です!」
怪しげな女「ウフフ…それじゃ、もう遅いし…バーイ」
魔王弟「あ、名前聞いてなk」
魔王弟「消えた……」
すまない、訂正
× 怪しげな女「じゃ、決まりね…来週の水曜に魔王立公園で会いましょう」
↓
○ 怪しげな女「じゃ、決まりね…来週の水曜の18時、魔王立公園で会いましょう」
に脳内変換してくれ!
元王国 某所
勇者「まだ温かい……」つ手紙
手紙『愚姉討伐の打ち合わせのご案内』
手紙『あーだこーだペーラペラペラ……』
手紙『美辞麗句ズラリ…』
手紙『以下略…』
手紙『という訳で来週の水曜の19時、魔王弟宅でアイスを用意してお待ちしております』
手紙『差出人 魔王弟』
勇者「なげぇよ、三行で纏めんかい!!!」
勇者「読んでる内にお姉さんの温かみが消えちまったぞコラ!!」
勇者「…………」
勇者「さて、今日の宿を探さねば…」
約束の日 17:30 魔王弟宅
魔王弟「メモ帳よし」スッ
魔王弟「ママの形見(魔石ペンダント)よし」ジャララ
魔王弟「来週一週間分のアイスよし」レイゾウコカクニン
魔王弟「戸締りよし」ガチャン
魔王弟「それではいざ、アイスパーティへ参らん!!」キリッ
19:00
魔王弟「こんな素晴らしいアイスがあったとは……」ペロペロ
怪しげな女「あら、ソレの良さが解るのね?」ペロペロ
魔王弟「えぇ、味噌汁とパイナップルに高級ミルクとry」ペロペロ
怪しげな女「ウフフ…ソレは人を選ぶアイスなだけにry」ペロペロ
キャッキャウフフ
~~~~~~~~~~~~~~~~~
勇者「あの野郎……」プルプル
勇者「呼んどいて留守……だと……?」
勇者「ふざけるなああああああああああああああ!!!!!!!」ドアガシャーン
~~~~~~~~~~~~~~~~~
魔王弟「あぁ…幸せだ……」ペロペロ
怪しげな女「ウフフ、まだまだあるわよ…」ペロペロ
魔王弟「おぉ、さすがです!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
勇者「…………」ペロペロ
勇者「すっぽかした奴が悪いんだぜ…」ペロペロ
勇者「大体アイス用意して待ってるっつったのはそっちだからな」ペロペロ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
魔王弟「…あぁ、よく食べた」
怪しげな女「よく食べたわね」
アイスのゴミの山「」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
勇者「よく食べたな」
アイスのゴミの山「」
~~~~~~~~~~~~~~~
翌日 魔王弟宅
魔王弟「ド、ドアが……破壊されてる……」
魔王弟「!」
魔王弟「ア、アイスの無事を確認せねば!!」
魔王弟「ア、アイs」ガチャッ
勇者「」Zzzzz…
アイスのゴミの山「」
魔王弟「」
魔王弟「」
勇者「」Zzzzz……
アイスのゴミの山「」
魔王弟「勇者ああああああああ!!!!!!!」
勇者「うるせええええええ!!!!」
こうして、勇者と魔王弟の凄まじい大喧嘩によって王国はまたしても滅んだのであった……
アイスの恨み、恐るべし…。
第二話 終わり
明日は用事があるので、第3話は明後日から書き始めますぞ
それではお休み…
……言い訳はしませんぞ
お詫びにさっさと第3話書きますぞ
昔々、あるところにそれはそれは可愛らしい姫がいました。
魔王妹「………♪」フンフーン
姫はお姉様が大好き。
魔王妹「……♪」フンフーン
魔王「あら、ご機嫌ね」
魔王妹「……姉サマ…///」バッ
魔王「きゃっ」ドサッ
魔王妹「んー…姉サマ///」スリスリ
つまるところ、姫はシスコンなのです。
あるとき、姫はお姉様に誘われてパーティに出かけることになりました。
姫は喜びました。
しかしーーーーーーーーーーーーーーーー
魔王妹「………」
側近「これ…でございますな?」つ黒のコート
魔王妹「………」
側近「んー、何か違う…と」
パーティに着ていく衣装が中々決まりません。
かれこれ半日もこうして衣装を選び続けても決まらず、側近を困らせていました。
魔王妹「………ん」スッ
おや、また姫が可笑しな衣装を……
側近「こ、これにございますか!」つ>>73
オーバーオール(だけ)
なんと、それはオーバーオール。
それもただのオーバーオールではありません。
魔王妹「………///」
側近「なっ…!?」
側近「自分の●★○●や◆◆◇を姉君に見て貰いたいから、ですと!?」
側近「いけませんぞ!!」
側近「姉君だけならまだしも、その他大勢の野郎共にも見られてしまいます!」
一部を除いて、側近の言う通りなのですが……
しかし、姫は聞く耳を持ちません。
魔王妹「…………」フフン
側近「姉君に見せているところを見せつける、ですと!?」
側近「あぁ、何ということを……」
魔王妹「…………♪」つオーバーオール
姫はとてもご機嫌な様子。
しかし、このままでは姫は露出姫になってしまいます。
側近は考えました。
側近(こうなったら姉君に衣装を選んで頂くしか……)
翌日、側近はお姉様に訳を話しました。
魔王「なるほど……」
側近「どうか、妹君の衣装を選んであげて下さいませ」
魔王「解ったわ、私に任せて」
側近「頼みますぞ…」
お姉様は快諾してくれましたが、側近はまた別の不安がありました。
それは………
魔王様があまりに結婚しないでの配下の妖魔間では、実は魔王様は男が好きなんじゃないか
つまり魔王様はホモではないかと噂になっているのです
透け透けランジェリー
ロングピーコート(だけ)
魔王「あっはっはっはっは! どうよ!」つ透け透けランジェリー
側近(くっ……)
お姉様は露出の多い服装を極度に嫌うお方。
そのお姉様がまさか透け透けランジェリーを選ぶなんて………
側近(してやられた!!)
そう、側近の心配していたこととは、お姉様は時々予想も付かない行動に出ること。
魔王「側近から言ってきたんだからね~? あっはっはっは!!」つ透け透けランジェリー
透け透けランジェリーを振り回して悦に入るお姉様。
側近「しかし、それは余りよろしくn」
魔王「早速妹に届けてくるわ!!」ダッ
側近は諫めようとしますが、自分の世界に入ってしまったお姉様には届きません。
側近はお姉様にしてやられてしまいました。
そしてパーティ当日。
魔王妹「姉サマ……///」
魔王「うん、凄く透けてる! 」
結局、お姉様の選んだ透け透けランジェリーでパーティに出席することになってしまいました。
魔王「あぁ、我が妹ながらセクシーだわ」
魔王妹「………///」
当然、こんな可愛らしい姫のあられもない格好に周りの野郎共の目は釘付け。
魔王妹「…………」
野郎共「天使や……天使がおる…」ハナヂタラー
魔王妹「………」
魔王「え、ちょっとトイレに行ってくるって?」
姫はジュースを飲み過ぎたからか、尿意を催しました。
魔王妹「………」コクン
愛しのお姉様に告げ、トイレへ。
その途中、何やら視線を感じましたが構わずトイレに向かいます。
そして小用を済ませ、トイレを出たそのとき。
お嬢様「………」
姫は感じました。
魔王妹「………!」
それは自分と同類の気の者だと、姫は感じました。
レズの直感というやつです。
お嬢様「………」
ゆっくりと気配が近付いてきました。
魔王妹「………」
少し歩みを早めても、気配は着いてきます。
そして……
お嬢様「……あ、あの///」ギュッ
魔王妹「………!!」
手を握られました。
間違いない、これはガチレズ。
姫は確信しました。
お嬢様「…そ、その、わ、私…お嬢様と言います…」
お嬢様「よ、よろしくお願いします」
いきなり自己紹介されても。
いきなりよろしくお願いされても。
姫は困りました。
魔王妹「………え、えぇっと」
お嬢様「その、私…感じたんです」
魔王「………な、何を?」
お嬢様「う、運命を…///」
この子は危ない。
姫は足早に逃げ出そうとしました。
お嬢様「ま、待って!」ギュッ
魔王妹「……!!」
捕まってしまいました。
お嬢様「>>85もしくは>>86」
まずは一度お付き合い
セックス
お嬢様「わ、私とお付き合いして下さいまs」
魔王妹「………」ダッ
姫は逃げ出しました。
お嬢様「逃がしませんわよ!」
しかし、まわりこまれませんでした。
お嬢様「あ、あれぇっ!?」
姫は逃走に成功しました。
魔王「うぃ~…そんなに慌てちゃってどったのぉ…?」ヒック
魔王妹「………!」
姫は酔っ払って顔を赤らめているお姉様にわけを話しました。
魔王「えぇ…? レズのお嬢様に絡まれた? 告白されたですって?」
魔王妹「………!」コクコク
魔王「クックック……」
魔王妹「………!?」
何がおかしい、と言わんばかりにお姉様を睨みつけます。
魔王「ガチレズシスコンの妹に悩まされておったところに…丁度良い!!」
魔王「貴様はそのお嬢様とこの王国で末長く暮らすがよいわぁ!!」
魔王妹「…ふざけるなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」チュドオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンンン!!!!!!!!
そうして姫の放ったなんとかブルカノ砲で王国は滅んだのでした。
第3話 完
またもや王国滅亡エンド……
ところで誰か第4話のネタをくれないか
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