短めに終わります。
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私たち秋月型三姉妹には…季節ごとに大きな贅沢があります。
それは、「宝くじ」を人数分買うこと。ジャンボなヤツですよ。
もし一つでも当たったら、三人で平等に山分けする。という取り決めの元、私たちは「宝くじ」を買うのです。
え? 当たったことがあるのかって?
そんなことは一度だってありません。
それじゃあ、どうして買うのか?
……決まっています。私たちは『夢』を買うのですよ。
そう。『夢』です。凄い贅沢でしょう…?
秋月「さぁ、照月。初月。もう寝ましょう。明日は大事な任務が控えています。」
照月「ちょっと待って。もう少しだけ考えさせて、ね?」
初月「僕も、もう少しだけ考える時間が欲しいな。ダメかな…姉さん?」
秋月「ふふっ。仕方ないですね。あと十分だけですよ。」
宝くじを買った日には…私たちはいつもよりほんのちょっとだけ夜更かしをします。
みんな…楽しみで仕方ないんですよ。その日、どんな贅沢な内容の夢を見られるんだろうか……って。
秋月「もう、見る夢の内容は決まりましたか?」
照月「大丈夫。」 初月「僕も。」
秋月「それじゃ、もう寝ましょう。明日も早いですよ。」
秋月「おやすみなさい。みんなで…素敵な『夢』をみましょう…」
そうして、各自…枕の下に「宝くじ」を置いて眠りにつきます。
そう。
もしも高額当選したら、どんな贅沢をするのか……という『夢』をみるために。
翌日
秋月「おはよう。二人とも…いい夢は見れた?」キラキラ
照月・初月「うん!」キラキラ
照月「私は…自分専用のドレッサーに…自分専用のタンス……1週間かかっても着きれないお洋服を買う夢を見れたのっ!!」
照月「まるでお姫様になったみたいだった……ような気がする。」
秋月「それは良かった! オシャレ好きな照月らしい夢ですね!!」
初月「僕はね……不思議なれすとらんに招待されて…見たこともないような豪華な料理をたくさん、お腹一杯になるまで食べる夢をみたんだよ。」
初月「幸せだったなぁ……特に…この前教えてもらったおむらいす。という料理がおいしかった…ような気がする!!」
秋月「ふふふ。初月は食いしんぼうですね……それじゃ、今度の『贅沢の日』にはおむらいすを食べに行きましょうか?」
こんな風に……『夢』は私達にとってとっても贅沢なものなんです。
え? 私が見た夢ですか…? ふふ。ナイショです!! でも、とっても素敵でしたよっ?
今日買った「宝くじ」も…私たちは本当に楽しみにしてるんです!!
照月は…今度はたくさんのドレスを着る夢をみたいと言っていました。
初月は……はやしらいすを食べる夢が見たいらしいですよ。ふふっ。
…………あれ?提督?どうして泣いているんですか…? お腹の具合でも悪いんですか…?
なんでもない……? そうですか。ならいいのですけれど……
では、提督。 本日の執務、お疲れ様でした!!
秋月は部屋に戻りますね。妹たちが先にお布団で待っていますので……
ふふふ。ありがとうございます。 提督も…良い夢を。
おやすみなさい
三姉妹は…このあと、滅茶苦茶贅沢な『夢』を見た。
秋月「( 夢 で )宝くじが一億円当たりました!」
おわり
彼女たちを養うためなら、どんな辛い仕事でも頑張れる気がします。
ありがとうございました。寝ます。
おやすみなさい。
↑ 秋月は「提督」じゃなくて「司令」呼びでしたね。
すみません 適当に補完しといてください。
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