THE 3名様 破 (58)
前作 THE 3名様 序
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「なにしてはるんです?」
穂乃果「今日は何を食べようかな~」
凛「凛はラーメンセットにチャーシュートッピングしよっと」
穂乃果「また?」
希「ウチは~…焼肉定食かな?」
穂乃果「二人ともいつも一緒だね」
凛「ラーメン大好きにゃ~」
希「ウチも焼肉大好きなのだ!」
穂乃果「なのだ!じゃないよ…穂乃果は…あれ?松茸御膳とかあるよ?穂乃果、松茸食べた事ないよ」
凛「基本ランチパックとお饅頭だもんね」
穂乃果「いや、そんな事ないよ」
希「松茸か~…京都でよく食べたな~」
穂乃果「え?希ちゃんって京都に行った事あるの?穂乃果は修学旅行で行ったけど…」
凛「凛の時も修学旅行は京都奈良だったにゃ」
希「ウチは両親の転勤で少しだけおったんよ」
凛「それで関西弁なの?」
希「…そう…どすえ?」
穂乃果「いや、絶対に違うよね?喋り方変わってるよね?」
希「何を言ってはるんですか?」
凛「そうだよ。いつも通りだよ穂乃果ちゃん」
希「ほんま、嫌やわぁ」
穂乃果「凛ちゃんは騙せても穂乃果は騙せないからね?」
希「ほんま、どないしたんやろ?」
穂乃果「わざとらしいよ」
店員「お待たせしました」
希「ほら、来はりましたよ?」
穂乃果「…うん。まあいいや。食べよ」
凛「松茸おいしーい?」
穂乃果「…うん…ていうか…そんなに…味がしない」
希「香りを楽しむもんやからね」
穂乃果「う~ん…味が薄い」ドバドバ
希「ちょ、ちょっと…なにしてはるの?」
「ナンバー2」
凛「お腹空いたにゃ~」
店員「いらっしゃいませ~」
凛「あの店員さんまたいるにゃ」
希「凛ちゃんのそれは最早常套句やね」
穂乃果「ね!」
凛「凛は…ラーメンセットにしよっかな~」
穂乃果「もういちいち言わなくてもいいよ。穂乃果は…ペペロンチーノで」
希「ウチは…ん?シュウマイ定食だって…新しいメニュー増えたんやね。美味しそうだからこれにしよ」
穂乃果「焼肉じゃないなんて珍しいね」
凛「シュウマイかぁ~」
穂乃果「シュウマイって言うとさ横浜を思い出すよね?」
希「ケンミンショーで神奈川特集する時だいたい横浜のシュウマイか湘南かやない?たまには他の地域もピックアップしてやれよって思うんよね」
穂乃果「知らないけど…神奈川県ってさ何でもあるよね!」
凛「そうかな?」
穂乃果「海も山も都会も古都も温泉もなんでもあるよね」
希「そうやね…でもさ、神奈川ってなんかいつもNo.2って感じしない?」
穂乃果「そんな事ないよ。横浜は大都会だよ?」
希「東京には負けるやん」
穂乃果「鎌倉は歴史が深いし」
希「でも、京都のが歴史が古い感じしない?」
穂乃果「湘南あるしね!やっぱり海は強いよね」
希「沖縄の海のが綺麗やん」
穂乃果「箱根や湯河原の温泉はいいよ~」
希「温泉は九州には負けるよ~」
穂乃果「人口多いし」
希「東京の次にね」
穂乃果「…希ちゃんは神奈川になにか恨みでもあるの?」
希「なんで?」
凛「穂乃果ちゃん、いいじゃん。No.1よりonly.1だよ!」
希「そうやね。No.1にばっかりこだわって穂乃果ちゃんは…良くないよ?」
穂乃果「ラブライブ優勝は?」
「はりがね」
穂乃果「ワクワク」
凛「ワクワク」
希「二人ともそんなにお腹空いとるんやね?」
凛「当たり前にゃ!今日の海未ちゃんの張り切り方は異常だったにゃ」
穂乃果「あれ、絶対に明日登山に行くんだよ」
希「登山に行く前の日に練習をキツくするって海未ちゃん頭が弱いんかな?」
凛「おしとやかなふりして物凄く体育会系だからね」
希「将来パワハラとかで訴えられなければいいんやけどね」
穂乃果「希ちゃんもセクハラで訴えられそうだよね」
希「え?」
店員「お待たせしました」
凛「待ってたにゃ~、ラーメン」
穂乃果「凛ちゃんは本当にラーメン好きだね。いつもラーメンだもんね。ファミレスなのに」
凛「うん!」
希「いつか凛ちゃんを博多に連れていってあげたいな~」
凛「凛知ってるよ。博多は博多ラーメンが有名なんだよね?」
希「そうやね」
穂乃果「あっちの人ってハリガネとか粉落としって奴を頼むんだよね?」
凛「らしいよね?それが通の食べ方なんだにゃ」
希「おっと、凛ちゃん。それはちょっと危ないな~」
凛「へ?」
希「博多でも実際にハリガネとか粉落としを頼んでいる人なんてあんまりいないんよ」
凛「そうなの?」
希「一見さんがハリガネなんて頼んだら自分は知ったかぶりをしてますって言ってるようなもんやよ?」
凛「そうだったんだ。穂乃果ちゃんに騙される所だったにゃ~」
穂乃果「ええ?さっきまで凛知ってるよ。とか言ってたのに…」
穂乃果「凛ちゃんは本当にラーメン好きだね。いつもラーメンだもんね。ファミレスなのに」
凛「うん!」
希「いつか凛ちゃんを博多に連れていってあげたいな~」
凛「凛知ってるよ。博多は博多ラーメンが有名なんだよね?」
希「そうやね」
穂乃果「あっちの人ってハリガネとか粉落としって奴を頼むんだよね?」
凛「らしいよね?それが通の食べ方なんだにゃ」
希「おっと、凛ちゃん。それはちょっと危ないな~」
凛「へ?」
希「博多でも実際にハリガネとか粉落としを頼んでいる人なんてあんまりいないんよ」
凛「そうなの?」
希「一見さんがハリガネなんて頼んだら自分は知ったかぶりをしてますって言ってるようなもんやよ?」
凛「そうだったんだ。穂乃果ちゃんに騙される所だったにゃ~」
穂乃果「ええ?さっきまで凛知ってるよ。とか言ってたのに…」
「だっちゃ」
穂乃果「はぁ、今日もファミレスでだらだらかぁ」
凛「午前練習だけの時ってだいたいここに来るよね」
希「最近練習なくても来るやん?」
穂乃果「平日も来るもんね」
凛「…凛はドリンクバーだけでいいにゃ」
穂乃果「穂乃果も」
希「ウチは…焼肉に…ん?牛タン祭?」
穂乃果「牛タン?」
凛「美味しそうだね」
希「牛タンにしよっかな」
穂乃果「牛タンかぁ」
希「よく仙台で食べたなぁ」
穂乃果「仙台に行ったことあるの?」
希「少しの間ね」
凛「転勤族だもんね」
穂乃果「東北の人って方言が凄いんだよね?理解出来た?」
希「出来たよ?今はそんなに方言もきつくないんよ」
凛「へ~」
希「でも、宮城の人は語尾が~だっちゃになるんよね」
穂乃果「あ、それってダーリン浮気は許さないっちゃってやつだよね」
凛「凛知ってるよ。それは初音ミクだよね?」
穂乃果「凛ちゃん、髪の色だけしか合ってないよ?ガッちゃんだよね、希ちゃん?」
希「ラムちゃんだけど…。」
凛「ガッちゃんは空を飛んでるやつだよ」
希「ラムちゃんも飛んでるけどね」
穂乃果「実際にさ、語尾がだっちゃだったら可愛いよね?」
凛「うん、そうだね」
希「確かに可愛いかも」
穂乃果「ファイトだっちゃ」
凛「おお、可愛いにゃ」
希「確かに可愛い」
穂乃果「今日もパンがうまいっちゃ」
凛「でも、なんかバカっぽい」
希「穂乃果ちゃんだからね」
穂乃果「…いやさ」
凛「あ、良い事考えた!今度海未ちゃんに言わせようよ」
希「お?それはいい考えやん」
穂乃果「色々言いたい事があるけどそれにはのった!」
「呼び方」
穂乃果「…最近雨ばっかりだね。練習も中々出来ないし」
凛「歌の練習ばっかりでたまには体を動かしたいにゃ」
希「そうやね…焼肉定食にしよっかな」
穂乃果「たまには穂乃果も焼肉にしよっかな」
希「珍しいね」
凛「いつもは焼肉とラーメンを目の敵にしてるのにね」
穂乃果「別に焼肉とラーメンを目の敵にしてるわけじゃないよ。っていか希ちゃんはなんで焼肉が好きなの?」
希「んー…三重に居たときね」
穂乃果「三重に居たことあったの?」
希「うん。一回松阪牛を食べた事あったんやけど物凄く美味しくって」
穂乃果「へ~松阪うしを」
凛「凛も松阪ぎゅう食べたいにゃ」
穂乃果「ぎゅう?」
凛「うし?」
穂乃果「どっちが正しいのかな?」
凛「ぎゅうでしょ?」
希「テレビだとうしって言ってるかな?」
穂乃果「でもぎゅうも聞くような…」
凛「どっちが正しいの?」
希「えっと」
穂乃果「うしかなぁ」
希「まあ、好きな方でって事で」
穂乃果「ね!それで、松阪牛を初めて食べて焼肉を好きになったの?」
希「そうやね。家族で食べに行ってね。ウチは両親が忙しくって食事も一人が多かったんやけど焼肉の時だけはお父さんもお母さんも一緒に食べたんよ。それで好きになったんよ、焼肉」
穂乃果「へ、へぇ~」
凛「これからあんまり言えないね、穂乃果ちゃん」
「港」
穂乃果「ねえ?」
希「何?」
穂乃果「ここって本当にファミレス?」
凛「なんで?」
穂乃果「期間限定とは言えお刺身があるけど」
凛「凛はお刺身嫌いにゃ」
穂乃果「凛ちゃんの好みを聞いてるんじゃないの。ファミレスにお刺身があるのに驚いてるの。捌ける人がいるのかな?」
希「いるから出せるんやない?」
凛「どこから仕入れてるんだろ」
穂乃果「築地とか?」
凛「凛は魚河岸とか行った事ないにゃ」
希「ウチは静岡に住んでいた時に行ったことあるよ」
穂乃果「静岡にも居たことあるんだ」
凛「静岡って何があるの?」
穂乃果「富士山?」
希「ウチは沼津に居たんやけど沼津みなと新鮮館とかシーパラダイスとかあってな」
穂乃果「魚ばっかり」
希「深海魚水族館口とかマリンパークとかもあったんよ。内浦でスキューバもやったな~」
凛「そうなんだ」
希「凄く綺麗やったよ」
穂乃果「へ~。じゃあ、今度皆で行こうよ!もしかしたら、沼津のスクールアイドルにも会えるかも知れないし」
希「いいけど…スクールアイドルはいるかな?」
凛「今や大人気やけど…」
希「東京とはわけが違うからね」
穂乃果「なら、静岡にもスクールアイドルが広まるように私達が頑張らないと」
希「その息や!」
凛「凛も頑張るにゃ」
穂乃果「うん!皆で精一杯輝こう!ファイトだよ!」
「Tokyo」
穂乃果「…日曜の午後に女子高生がファミレスでだらだらと…これって青春?」
希「スクールアイドルで青春してるやん」
凛「そうだにゃ」
穂乃果「そうだけど…そうなんだけど。東京に住んでるっていっても何にもやることないよね」
凛「東京も大した事ないにゃ」
希「地方をいろいろ巡ってるウチからすると東京はやっぱり都会やよ?関東の中でも」
凛「そもそも関東って何があったっけ?」
穂乃果「凛ちゃんそれはまずいよ?」
凛「花の都大東京でしょ?」
穂乃果「それは…まあ…長渕剛みたいに」
凛「横浜!」
穂乃果「神奈川ね?県庁所在地で言わないで?」
凛「あと…夢の国でしょ?」
希「国になっちゃったよ。間違ってないけどさ」
凛「ダ埼玉かな」
穂乃果「怒られるよ」
凛「あと…北関東」
希「まとめちゃうんやね」
穂乃果「東京以外の関東民を敵にまわしたからね?凛ちゃん」
凛「そんな事ないよ。凛は静岡も山梨も好きだよ?」
希「静岡も山梨も関東ちゃうよ?」
「大和魂」
穂乃果「穂乃果はハンバーガー食べようっと」
凛「穂乃果ちゃんハンバーガー大好きだね。日本人なのにさ」
穂乃果「ラーメンばかりの凛ちゃんには言われたくないよ」
凛「穂乃果ちゃんはアメリカ行ったことあるの?」
穂乃果「唐突だね?…ないよ」
凛「なのにハンバーガー大好きなんだ」
穂乃果「だから凛ちゃんもラーメン好きでしょ?中国行ったことあるの?」
凛「ないよ?」
穂乃果「…」
希「ウチはアメリカ行ったことあるよ!」
穂乃果「え?本当に?」
凛「さすが希ちゃん」
希「アメリカはええよ~。自由の国やし夢があってさ」
凛「自慢が始まったにゃ」
穂乃果「希ちゃんはアメリカに心を売ったんだね」
凛「そのうち英字新聞とか読み出すよ」
穂乃果「関西弁もやめて英語になるんじゃない?」
希「え?なに?急に」
穂乃果「いや、そこまでアメリカを絶賛されると…日本人としてちょっとむかつく」
凛「大和魂はどうしたんだって思うよ」
希「…じゃあ、この先二人はアメリカに行くってなってもいかない?」
穂乃果「…い、行かないもん」
凛「凛は行く!」
穂乃果「裏切り早っ」
希「穂乃果ちゃんも素直になりなよ」
穂乃果「穂乃果は日本が大好きなの」
希「…あ!?」
穂乃果「何?」
希「穂乃果ちゃんさ、さっきから大和魂がどうとか言ってるけどさ」
穂乃果「穂乃果は言ってないよ。凛ちゃんでしょ」
希「穂乃果ちゃんのTシャツI LOVE NYって書いてあるけど」
凛「日暮里へようこその略かな?」
希「いや、ニューヨーク」
「語彙力」
凛「今日はラーメンセットにしよう」
穂乃果「今日もね」
凛「昨日はさ」
穂乃果「昨日は?」
凛「昨日は味噌だったの」
穂乃果「でも、ラーメンでしょ?」
凛「今日は塩なの」
穂乃果「…凛ちゃん?穂乃果はねもっと凛ちゃんとケンセツテキなお話がしたいな」
凛「ケンセツテキ?」
穂乃果「あ!ごめん、難しい言葉だったかな?」
希「んー、少し使い所が違うかもしれんけど」
穂乃果「…ま、またまた」
凛「凛にそう言う難しい言葉は敷居が高いにゃ」
穂乃果「凛ちゃん…敷居が高いって言うのはね粗相を働いた相手の家に行きたくないって意味なんだよ」
凛「へー、そうなんだ。穂乃果ちゃんは何でもしってるね」
穂乃果「ふふん」
希「でも、現代では自分のレベルに合ってないとかそんな意味合いで通ってるんやからわざわざ指摘し直さなくてもええと思うけど」
穂乃果「…」
希「せっかく会話がスムーズに進んでたのに」
穂乃果「そ、それは」
凛「希ちゃん、穂乃果ちゃんはねせっかく覚えた言葉を使いたかっただけなんだからそんな事行ったら可哀想にゃ」
穂乃果「それを言わないで」
「自意識」
海未「それではこれからリリホワ会議をします」
希「…イエーイ」
凛「…わーい」
海未「これから活動していくにあたってアジェンダをチェックしておきたいのですが」
凛「え?アジェ?え?アダモスデー?何?」
希「アジェンダやよ?」
海未「おっと、申し訳ありません。ついついイニシアチブをとってしまって」
希「無理矢理すぎない?」
海未「これからリリホワは登山をしようと思うのですが」
凛「やだ」
海未「何故です?登山はいいトレーニングになります。結果にコミットしてくれます」
凛「ライザップ?」
海未「自然とウィンウィンな関係を築けます」
希「ねえ、海未ちゃん。最近なんか本を読んだ?」
海未「はい、初めてビジネス書を」
希「なるほどね。海未ちゃん、さっきからうざいよ?」
海未「なっ!?」
凛「何だかんだで穂乃果ちゃんとそっくりだよね…こういう所」
希「類友やね」
「羞恥心」
ツバサ「今日は穂乃果さん達いないのね」
英玲奈「それがせめてもの救いだ」
あんじゅ「よく…あんな恥ずかしい事しといてまた来ようなんて言ったわね」
ツバサ「恥ずかしかったかしら?」
あんじゅ「ツバサちゃんには羞恥心ってものがないの?」
ツバサ「あるわよ」
英玲奈「やめとけ、あんじゅ。ツバサは今までちやほやされて育ってきたから世間ズレをしているんだ」
あんじゅ「一見利発そうに見えるのだけれどね」
ツバサ「バカみたいに言わないで頂戴」
英玲奈「バカとは思ってない。むしろ、頭はいい方だと思ってる。ただ、世間知らずだと言っているんだ」
あんじゅ「羞恥心もなにもないのね」
英玲奈「そう言う事だ」
ツバサ「あ、店員さん」
店員「?どうされました?」
ツバサ「このステーキとても美味しかったわ。シェフの方にそう伝えといて頂けますか?」
店員「…あ、ありがとうございます」
英玲奈「だから、ファミレスでそれをやめろ」
あんじゅ「とってもいい子…いい子なのにね」
「ことほのうみ」
穂乃果「ねえ、海未ちゃんこないだやらかしたんだって?」
海未「何がですか?」
穂乃果「希ちゃんが言ってたよ。海未ちゃんがまた黒歴史を築いてるって」
海未「またって何ですか?またって」
穂乃果「いや、過去にも築いてるからさ」
海未「そ、そう言う穂乃果だって…凛から聞きましたよ?」
穂乃果「何を?」
海未「使えもしない難しい言葉を使って希に呆れられていたと」
穂乃果「そ、そんな事ないもん。あれは凛ちゃんが言葉を知らないだけで」
海未「あなたもさして変わらないでしょう?」
穂乃果「変わるよそこは!」
海未「どうだか」
穂乃果「海未ちゃんこそカタカナ使ってればいいと思ってさ」
海未「そんな事はありませんてば」
ことり「…そんな二人も私にとっては自慢の二人だよ?」
「もう飽きた」
凛「凛はラーメンセットで」
希「ウチは焼肉定食」
穂乃果「…ねえ、また?」
凛「ご覧の通り」
希「定番のやつ」
穂乃果「なんで?」
凛「好きだから」
希「好きだから」
穂乃果「好きでも飽きるでしょ?」
凛「飽きないよ」
希「ウチも」
穂乃果「でもさ、ワンパターンでさ」
凛「飽きた」
穂乃果「でしょ?」
凛「穂乃果ちゃんのその言い分もう飽きたにゃ」
「話を聞いて」
絵里「てな事があってね、なんとおもちゃだったのよ」
真姫「へぇ」
海未「…」
絵里「…面白くない?」
真姫「希から聞いたし」
絵里「…そう?じゃあ、亜里沙の話よ。亜里沙ったらおでんをね飲み物だと思ってたのよ。笑っちゃうでしょ?」
真姫「…そうね」
海未「…」
絵里「…海未?」
海未「…なんですか?」
絵里「聞いてる?」
海未「申し訳ありません。瞑想中なので」
絵里「そう…ごめんなさいね…じゃないわ。なんで、友達と食事に来ているのに瞑想してるの?」
海未「…ダメですか?」
真姫「ダメよ」
絵里「真姫」パァァ
真姫「私一人に絵里を押し付けないで」
絵里「え?」
海未「すいません、真姫」
絵里「ちょっと、否定してよ」
真姫「亜里沙ちゃんのおでんの話何回目だと思ってるのよ?5回目よ」
海未「そうなんですか?私は2回聞きましたよ?その場にいたのに」
絵里「で、でも希も何回も話してるじゃない」
真姫「希は…面白いからいいのよ」
絵里「え?…私の話ってつまらないの?」
海未「…そうですね。でも、女の子ですから別に話が面白くなくても」
真姫「お笑い芸人になるわけじゃないし」
海未「真姫、絵里はμ'sのお笑い担当なんですよ?」
真姫「そうなの?」
海未「にこ、絵里、希はお笑い担当じゃないですか」
絵里「違うわよ」
真姫「じゃあ、話が物凄くつまらなくてもいいじゃない」
海未「そうですよ。話が絶望的につまらなくてもいいじゃないですか」
絵里「…二人ともわざと言ってるの?」
「アイドル講座」
にこ「まずは日本のアイドルの歴史を振り返るわよ」
凛「ん~」
にこ「やっぱり日本の女性アイドルが頭角を表し始めたのは70年代初頭ね」
花陽「ピンクレディーやキャンディーズがデビューしたんだよね?」
にこ「そうよ。山口百恵、桜田淳子、森昌子の花の中3トリオ等もデビューしたわね」
凛「キャンディーズって春の歌を歌ってる人達だよね?あっ、ラーメン来たにゃ」
花陽「春一番だよ、凛ちゃん。」
凛「へぇ。よく知ってるね、生まれる前なのに」
にこ「78年には歌のベストテンが放送開始されたわ。その2年後には松田聖子がデビューしてるのよね」
花陽「アイドルの大先輩だね」
凛「チャーシュー美味しいにゃ~」
にこ「82年はアイドルの当たり年なのよね。中森明菜、小泉今日子、石川秀美、堀ちえみ、早見優など花の82年組と呼ばれてるわね」
凛「凛のお母さんは明菜ちゃん大好きって言ってたにゃ」
花陽「この頃は明菜派と聖子派なんて言われてたらしいよね 」
にこ「80年代も中頃に入ると夕焼けにゃんにゃんが放送開始されてそこから秋元康プロデュースのおニャンコ倶楽部がデビューしたのよ」
凛「セーラー服を脱いじゃう奴だよね?」
花陽「惜しいけど全然違うよ」
にこ「余談だけどとんねるずも夕焼けにゃんにゃんからよ」
花陽「80年代末期は工藤静香、中山美穂、南野陽子、浅香唯の4人がアイドル四天王と呼ばれたんだよ?松本明子、井森美幸、森口博子、山瀬まみらがバラエティーアイドルと呼ばれる人達も頭角を現したの」
凛「井森ダンスはテレビで何回も見たにゃ」
にこ「インパクトが強すぎるものね」
にこ「90年代初頭はアイドル不作の年と言われているわ。でもWink、CoCoがデビューしてるのよね」
花陽「ちなみにCoCoってらんま1/2のEDを歌ってるんだけどアニメの声優さん達がDoCoってユニットを組んでCoCoの歌をカバーしてるの。声優さんが歌手やる先駆けなんだよね」
凛「なんか分からないけど親近感がわくにゃ」
にこ「そうなのよね。なんか、ことりも真姫も穂乃果も同じ事を言ってたわ」
凛「なんでだろうね?」
にこ「さあね?で、まあアイドル不作と言われても観月ありさ、牧瀬里穂がCDデビューして、宮沢りえを含めた3人が3Mと呼ばれたわ」
花陽「牧瀬里穂ってJRのCMやってた人だよ」
凛「見た事あるかも…あれ?ナルトが入ってないにゃ」
にこ「90年代中期になるとSPEEDやMAXがデビューしてるわ」
花陽「SPEEDも凄い人気だったらしいよね」
凛「曲は聞いたことあるけど…よく知らないにゃ」
にこ「そして、現代のアイドルを語る上で欠かせないのがつんく♂プロデュースのモーニング娘。よ」
花陽「そうだよねぇ」
凛「モー娘。は知ってるけど凛はまだ、小さかったから凄かったのは知らないにゃ」
花陽「アイドル好きとしては当然の嗜みだよ?」
凛「へえ」
にこ「そこから派生ユニットのプッチモニやミニモニ。なんかも人気が出たのよ」
凛「リリホワみたいなもんだよね?」
にこ「そう言うことね。しばらくモー娘。の天下は続くけど2000代中期からは」
花陽「会いに行けるアイドルAKB48がデビュー。おニャン子倶楽部と同じ秋元康がプロデュースしたんだよ」
にこ「姉妹グループなんかも人気出て秋元康は天才ね。」
花陽「また、℃-ute、Berryz工房、スマイレージなんかもデビューし始めたの」
にこ「低年齢層のアイドルね。それにKARAや少女時代なんかのK-POPも流行ったわね」
花陽「けいおんの曲はアニメのCD史上初のアルバム売上1位を記録したんだ」
にこ「そしてももいろクローバーZなんかも人気が出始めたり地下アイドルと呼ばれるグループも出てきたの」
花陽「そして、今スクールアイドルが登場し始めA-RISEを始めとする高校生のアイドルグループが人気を博しています」
にこ「どう?少しはアイドルに詳しくなった?」
凛「うん、ラーメン美味しいにゃ~」
「マヨネーズ」
凛「こないだは酷い目にあったにゃ~」
穂乃果「どうしたの?」
凛「こないだかよちんとにこちゃんのアイドル講座を受けさせられたの」
希「それは災難やったね。あの、二人のアイドル講座と海未ちゃんの登山の話は聞いてて疲れるもんね」
凛「次は穂乃果ちゃんの番だって言ってたよ?」
穂乃果「なにそれ?聞いてない」
凛「リーダーだからって」
穂乃果「えぇ」
店員「チキン南蛮のお客様」
穂乃果「あ、はい!」
凛「美味しそうだにゃ」
穂乃果「…あげないよ?」
凛「穂乃果ちゃんはケチだにゃ」
穂乃果「チキン南蛮おいっしい」
希「チキン南蛮って言うよりタルタルソースが最強なんやない?」
凛「たしかにタルタルソースって何にでも合うもんね?新聞紙にかけても美味しそうにゃ」
穂乃果「新聞紙はやめようよ」
凛「ものの例えだよ」
希「タルタルソースと言うよりもマヨネーズが最強なのかな?」
凛「確かにマヨネーズは最強にゃ」
穂乃果「ブロッコリーですら美味しくしちゃうもんね?」
希「逆にマヨネーズをかけて不味くなるものってある?」
凛「ない!?ないにゃ!?」
穂乃果「いや、あるよ。絶対にあるって」
希「例えば?」
穂乃果「例えば…牛乳とか味噌汁とかコーラとか?」
希「飲み物ばっかりやん」
凛「じゃあ、マヨネーズは対固形物用と言うことで」
ー完ー
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