勇者①｢さっさとエクスカリバーを構えるんだ！｣

勇者②｢えっ？！エクスカリバーって、えぇっ？！｣

勇者③｢おいっ！あとがつっかえてんだからさっさとやれ！｣

勇者④⑤⑥｢そうだそうだ！｣

勇者②｢えぇぇぇぇぇ？！勇者しかいないし、皆同じ装備だし！なにこれ？！｣

勇者①｢えぇい！構えんなら斬り捨てる！！せいやぁ！！｣

勇者②｢いや！え、ちょまっ？！｣

勇者①｢なん･･･だと･･･。ぐはっ｣

審判｢勇者②の勝ち！｣

勇者②｢は？｣

審判｢二回戦！勇者②対勇者③｣

勇者②｢いや、え、なんでまた俺？！｣

勇者③｢勝ち抜き戦だからだよっ！！｣

勇者②｢いや、てかなんで皆勇者なの？！｣

審判｢試合開始っ！｣

勇者③｢いくぜ！おらぁぁぁぁぁぁ！！｣

勇者②｢あぶなっ！｣

勇者③｢今のをかわすとはやるなっ！｣

勇者②｢え、えぇ？！｣

勇者③｢これならどっ･･･｣

審判｢勇者②の勝ち！｣

勇者②｢いや、だからなんで？！｣

審判｢三回戦！勇者②対勇者④｣

勇者④｢やっときたよ！｣

勇者②｢俺何もしてないのに･･･｣

勇者④｢さぁ、エクスカリバーを構えろ！｣

勇者②｢いや、俺の武器はエクスカ･･･｣

審判｢試合開始っ！｣

勇者②｢最後まで言わせて？！｣

勇者④｢問答無用だよ！それっ！｣

勇者②｢いたっ！｣

勇者④｢避けられた？！ならこれで！ていやっ！｣

勇者②｢地味に痛い！｣

勇者④｢バカな、私の技かことごとく･･･。ならこれ･･･｣

審判｢勇者②の勝ち！｣

勇者②｢いやだからなんでだよ？！｣

審判｢四回戦！勇者②対勇者⑤｣

勇者⑤｢さぁ、いっちょ暴れるか！おい坊主！！死ぬなよ？｣

勇者②｢もうわけわからん｣

審判｢試合開始っ！｣

勇者⑤｢おぉりゃぁぁぁぁぁぁぁ！！｣

勇者②｢もう好きにして･･･｣

勇者⑤｢なら遠慮なく。ほらよっ｣

勇者②｢えっ？！｣

審判｢勇者①の勝ち！｣

勇者②｢はぁ？！いや勇者①負けたじゃん！！｣

審判｢ミス。勇者②の勝ち！｣

勇者⑤｢ふんっ｣

勇者②｢はぁ･･･｣

審判｢五回戦！勇者②対勇者⑥｣

勇者⑥｢フフッ。やっと私の出番ね！｣

勇者②｢え･･･なんでキミがっ？！｣

勇者⑥｢その箱、必ず貰うんだから！｣

勇者②｢え、これ？いいよ、あげ･･･｣

審判｢試合開始っ！｣

勇者②｢だから最後まで言わせろぉぉぉ！！｣

勇者⑥｢いくわよっ！｣

勇者②｢うわっ？！ちょっとまって、箱ならあげるからっ！｣

勇者⑥｢ただ貰うだけじゃ意味がないのよっ！！｣

勇者②｢ひいっ！なら、どうしろって言うんだよ！｣

勇者⑥｢自分で考えなさいっ！｣

勇者②｢うわっ？！あ、危ない！｣

審判｢試合一時中止！｣

勇者⑥｢フンッ！命拾いしたわね！(ばか･･･)｣

勇者②｢なんなんだ･･･。あれ、これ手紙？何々？｣

勇者①≪幸せになれよ！≫


勇者③≪泣かせるなよ！≫

勇者④≪勇気だせよ！≫

勇者⑤≪お前ならやるって信じてるぜ！≫

勇者②｢は？なにこれ･･･意味がわからない･･･｣

審判｢試合再開！｣

勇者②｢えっ！あ、手紙がっ！！｣

勇者⑥｢なにこの紙切れ｣

審判≪ちゃんと告白するんだよ？≫

勇者⑥｢･･･あいつら･･･まったくお節介なんだから｣

勇者②｢ああっ！でもなんのことかわからないし、取り敢えず最後ぐらい本気でやろう｣

勇者①③④⑤⑥｢？！武器抜きやがった？！何するつもりだあいつ！！｣

勇者②｢いくぞぉ！！｣

勇者⑥｢えっ？！いや、ちょっまっ！｣

勇者②｢それそれぇ！あ、ゲージたまった！｣

勇者⑥｢いやいや、待ちなさいってば！｣

審判｢試合ちゅ･･･｣

勇者②｢いっけぇ！超究武神覇斬！！｣

勇者⑥｢キャアァァァァァァァァ！！！｣

審判｢む、無念･･･｣

勇者①③④⑤⑥｢･･･｣

勇者②｢勝ったぞー！･･･あれ？｣

勇者②｢審判さん大丈夫ですか？！｣

審判｢私より彼･･･｣

勇者②｢審判さぁぁぁぁぁぁん！！｣

勇者⑥｢私一体なんのために･･･｣

勇者①③④⑤⑥｢勇者②･･･｣



完