【君の名は】三葉「たぁーきくん///」 (46)
注意!
・ネタバレ、キャラ崩壊ありです。
・作者はたきみつに心がやられただけのただのおじさんです。SSは読み専で執筆は初めてです。
糸守の湖よりも深くて寛大な心の持ち主に読んでいただければ幸せです。
・瀧くんも三葉も作者の都合により若干脳みそが蕩けております。
ぶっちゃけラブ2が書きたいだけです。
ゆるしてくだちい。
・あと、しばらくは原作クライマックスから5年後までの間を描くつもりです。
矛盾がないよう山盛りのご都合主義を連発するつもりなので、もう一度寛大な心をください。
・では、本編スタート!
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眠りにつく前にいつも、考えてしまうことがある。
たぶん、ここ5年前くらいからだと思うから、思春期にしては結構長い。
なにかを「忘れている」、というほどはっきりした感覚ではない。
その正体を追い求められるほど、長い時間覚えていられるわけでも。
そんなことを考えながら、いつの間にか眠るのが一日の最後。
いつまで続くのか、なんて少し考えないわけでもない。
けれどなぜか、今日は今までと少し、変わるような予感がした。
眠る前なのだから、そんなにはっきり覚えていられるわけでもないけれど。
予感なんてあやふやなものは、特に。
「…きくん」
「たきくん」
瀧「………んう…」
「たきくん」
「瀧くん!」
瀧「…くぁ……」
瀧「…なんだよ親父わざわざおこしに来るなんて…」
三葉「瀧くんやぁ…///」
瀧「…なんだ三葉か。あと5分。」
三葉「なんだって何やぁ!」ゴス
瀧「いた…くない。やっぱり夢か。おやすみ。」ぐう。
三葉「ほう。私いま、この男に試されてとるんやな?女子力を!」ぎしっ
三葉(ミミモト)「たぁーきくん///」こそっ
瀧「(ぴくり)」
三葉「あさやよ~。おーきなーい~」
瀧「(ぴくぴくっ)」
三葉「おきたらげんえきじぇーけーがええことしたげるよ~」
瀧「おはよう三葉。今日もかわいいね」(きりっ)
三葉「たきくん…///」
…
……
瀧「で、改めておはよう三葉。なんか背景が真っ白なんだけど、ここどこ?今何時?やっぱ夢の中?あとショートもかわいいな三葉。会えてすんげえうれしい。愛してる。」
三葉「たきくん…///」
瀧「ごめん三葉。俺が悪かった。話進まなくなるから悪ふざけは後にする。」
三葉「悪ふざけ?」めきめき…!
瀧「嘘です照れ隠しですホントはずっとこんなやり取りしてたいです世界一愛してますだからちょーかわいい笑顔で音もなく頭蓋骨を片手でつかみあげて圧迫するのやめて!」
三葉(スッ)「…もう、瀧くんは意地悪さんやなぁ…///」
瀧「いちゃつくのも一苦労か」流血ぶしゅーー
三葉「まあ、たぶんここは夢なんやと思うよ」
瀧「やっぱりか」
三葉「あの彗星のとき以来、もう私たち入れ替われてないよね?」
瀧「それに、たぶんこれからも入れ替われないような予感がする」
三葉「やんなぁ。やから、これはたぶんその替わりに二人の意識?だけが繋がっとると思うんやよ」
瀧「繋がって二人で楽しくお喋りして?」
三葉「瀧くんのこともっと知りたいし、私のことも知ってほしいし!」
瀧「しかも、きっと朝おきたら夢で逢ってたこと自体忘れてる?」
三葉「そんな予感がする。でもなんでか、夢に入ればそれまでの夢のこと思い出す気がする。やから、今日が初めて逢うとることもなんとなくわかるやね?」
瀧「5年後のことと矛盾がないように、でも制服の二人を登場させたいという、作者の煩悩と狭い脳みそで生み出した、ただのご都合主義だな!」
三葉「…5年後て何?」
三葉「瀧くん、ありがとうな///」
瀧「なんだよ急に?」
三葉「だって、瀧くんがもっぺん逢いに来てくれへんかったら、みんな…ンう?///」(瀧クンの右手touches三葉の唇)
瀧「そういうの、なし。おれも糸守のみんなが好きだったし、もう逢えないのはいやだっただけ。ていうか、あの時は必死でそんなこと思う余裕もなかったし。三葉もそうだろ?」(瀧クンの手moves to三葉の右手)
三葉「それはそうやけど…///」(二人の両手is恋人つなぎ。)
瀧「だから、言いっこなし。三葉に負い目とか感じてほしくない。おれはいつでも、一番かわいい三葉の笑顔が見たいの。」
三葉「…瀧くん///」
三葉「顔まっかやよ?///」
瀧「うん、いまのはしょうがない///」
瀧「三葉に会えたら言いたかったこと」
三葉「うん」
瀧「まず」
三葉「うん」
瀧「すきだ」
三葉「ん、ありがとう///。私も、瀧くんすき。だいすき///」
瀧「どんなとこが?」
三葉「目と、鼻と、耳と、口と、声と、笑った顔。まだ見たことないけど、たぶん泣いた顔とか見たら私も泣くと思う」
三葉「あとは、かっこいいとこ。私を助けに来てくれる王子様みたいなとこ///」
瀧「べたぼれ?」
三葉「そうやよ?」
瀧「おれも!」ぎゅっ
三葉「やぁ///…んふふーーー」
三葉「瀧くんは、私のどんなとこが、その…///」
瀧「ん?」
三葉「すき…やの?///」
瀧「そーやって、恥ずかしがりながら上目遣いでこっちを見るところ」
三葉「茶化さないの!///」(三葉の両手cover三葉の顔)
瀧「すきなこには意地悪したくなるのは思春期男子の特性らしい」
三葉「くやしいわぁ…ほれた弱みやぁ…」
三葉「どしたの瀧くん?」
瀧「いや、じっくり三葉を見るのって初めてだなって」
三葉「そりゃ、これが夢の中ならたっぷり6時間近く見てられるやろうけど、年頃の子をじっくり見るとはなにごとか」
瀧「奥寺先輩だったら、夢の中だろうとどこだろうと、こんなじっくり見られる自信はないんだけどさ」
三葉「私ならいいと?」
瀧「そりゃ、三葉の体はすみずみまで知ってるからなあ」
三葉「まてあんたわたしのからだになにした!」
瀧「うそっす何も見てないっすせいぜい風呂場の体重計を壊」
三葉「ほろべ!」ずむ
瀧「そんな…ドラゴ〇ボールみたいな…効果音…」がく
…
瀧「は」
…
瀧「なんか、ろくでもない夢を見たような…」
瀧「……」
瀧「でもなんか、すげー懐かしいような、その割に初めて味わうような、不思議な感覚…」
…
瀧「またみれるかな」
END
みなさん読んでいただいてありがとうございます。
いただいたコメントを参考に、懲りずにまた書きますので、
よんでやってください。
よし、二本目書きあがったんでアップします
・今回はちゃんと改行入れます
・1本目はテーマ無しでしたが、今回は一応あるつもりです。
「…くん」ぺし
……
「…きくん」ぺしぺし
…
「たぁーーきくん」ぺしぺし
瀧「……ん」
…しーーーーん
瀧「…?」
「…ん、やないよもぅこの男は……///」
瀧「…みつは?」
三葉「…! もっぺんねとき!///」ごち!
…
三葉「おはよう瀧くん」
瀧「…ずつうがいたい」
三葉「きっと風邪やね風邪に違いない風邪ひいたとしか考えられないやよ!」
瀧「三葉さんがこっち見てくれません寂しい」
瀧「三葉」
三葉「うん?」
瀧「みつは」
三葉「…なに?」
瀧「みつは」
三葉「………たきくん?」
瀧「3回目か…」
三葉(…東京は変な遊びが流行っとるんか?)
瀧「三葉ってさ」
三葉「うん?」
瀧「おれのこと瀧くんって呼ぶよね?」
三葉「そうやね?」
瀧「なんで?」
三葉「え!いややった!?」
瀧「いやいやいやいや!三葉さんに嫌いなとこなんて生まれ変わろうがポールシフトが起きようが映画の続編ができようができまいが、細胞一つに至るまで何一つありえないから!」
三葉「たきくん…///」キラキラ
瀧「先すすまんちゅーねん!」
三葉「でも、まじめな話な?」
瀧「うん」
三葉「たきくんて呼ぶの、いや?」
瀧「(う、かわいい…///)いや、そーじゃなくてな?」
瀧「おれは最初からみつはって名前呼びだったからさ。バランスとゆーか、つり合いとゆーか、いいのかなって思って」
三葉「そんなん、気にすることないと思うけどなぁ」
瀧「気になっちゃったものはしょーがないです」
三葉「…したら、な?」
瀧「うん?」
三葉「いろんな呼び方を試してみましょう」
瀧「キタコレ」
瀧「ではまず」
三葉「まずどーぞ」
瀧「……三葉ちゃん?///」
三葉「ぶほっ」
瀧「ちょーーー!! つばっ! 唾液っ! 汁っ!」
三葉「汁とかゆーなし!!!」ばちん
瀧「あ…あごが……!」
三葉「あああごめんやし瀧くん!」
瀧「へ、へはいをへらえるえ…」(せ、世界を狙えるぜ…)
三葉「堪忍やぁ…」
三葉「ちゃん付け禁止」
瀧「なんでだろう」
三葉「悶えすぎるでござる」
瀧「コポォ」
三葉「コポォじゃなく。」
瀧「えーーいーじゃーーーん。みーつはちゃーーん」
三葉「…嫌いになっちゃうよ?」
瀧「……」すーーーー
三葉「ごめん。すいません。私が悪かっただからほほえみながら半端ない量の涙流す芸は以後封印で。」
瀧「では次に」
三葉「次いってみよう」
瀧「宮水」
三葉「お、これはなかなか…」
瀧「普通の仲いい女友達の呼び方みたいな」
三葉「ありかもしれんなぁ…」
瀧「宮水―!ちょっと宿題うつさせてー!」
三葉「もー自分でやりんよ~~」
瀧「…悪くはないけど、ちょーっと物足りないよな…」
三葉「物足りない?」
瀧「みつはに比べて、名前呼ぶときのどきどきが足りない」
三葉「……んふーー///」
瀧「ん?」
三葉「どきどきしてるんだ?///」
瀧「んぐ///…ええしてますが何か?」
三葉「なーんでも?」
瀧「くそう…///」
瀧「逆に三葉は呼び方変えてみないの?」
三葉「わたし?」
瀧「うん」
三葉「んーーーー」
瀧「みーーつはー」ミミモト
三葉「あれ、瀧くんの苗字何やったっけ?」
瀧「耳元名前呼びスルーされたことも苗字覚えてないこともショックだよおれは三葉の苗字ふつーに覚えてたのにおれの苗字は立花です!!」
三葉「じゃタッキー」
瀧「……いや、いいけどさ」
瀧「てっしーと同じ系の呼び名だけど、いいけどさ」
三葉「うん」
瀧「それ本人への呼び方としてはなんか違うくない?」
三葉「てっしーの立場」
瀧「じゃ、ラスト一つずつ」
三葉「ラストどーぞ」
瀧「三葉さん」
三葉「意外。それは敬称」
三葉「え、なんか他人行儀やない?」
瀧「うん、そーなんだけどね?」
瀧「なんつーか、…うあーーこれ恥ずいなぁ…///」
三葉「なおさら聞きたいでござる」
瀧「……うん……いう、よ」
瀧「…まじめな話」
三葉「まじめな話」
瀧「…けっこう…三葉のこと、尊敬…してるんだよ」
三葉「そんけー?」
瀧「その…初めてなりにバイトこなせちゃうところとか」
瀧「妹にも憧れられてるところとか」
三葉(…四葉があこがれ?)
瀧「ばーちゃんにも信頼されてるところとか」
三葉「そーかな///」てれてれ
瀧「あれだけ普段嫌いあってる父親にはっきり物言えるとことか」
三葉「…うん、あれは頑張った」(あれ?瀧くん私が父さんと話したの知ってたっけ?)
瀧「というわけで」
三葉「わけで?」
瀧「三葉のこと、尊敬を込めてさん付で呼びたい願望があるのです」
三葉「ありますか」
瀧「でもやっぱ三葉って呼ぶのが一番しっくり来るよね」
三葉(…えーんかなこんなんで)
三葉「じゃ最後に」
瀧「最後に」
三葉「おい瀧」
瀧「こええよ!」
三葉「でも、何気に私年上なんやよね」
瀧「全然見えないけどな」
三葉(イラ)
瀧「いい意味で!」
三葉「うあーロリコンやったかー四葉逃げてーーー」
瀧「三葉、好きだよ」
三葉「たきくん…///」
瀧(チョロイン…)
瀧「で、なんだっけ。年上だから呼び捨ても自然て話だっけ」
三葉「うん、でもやっぱ違うかな、て思うなぁ」
瀧「その心は」
三葉「だって瀧くん、王子様みたいやもの…///」
瀧「くあ…この子はまた…///」
三葉「私の命を助けてくれたもんな…」
瀧「そんなの、当たり前だよ。三葉はおれの半分みたいなもんだし…」
三葉「うん、ありがとうな…」
三葉「何べん言うても足りないって、わかってるけど」
三葉「でもきっと、これからも何回でも言うてまうんやろなぁ…」
瀧「ま、結局元の呼び名が一番しっくりですか」
三葉「やんなぁ」
瀧「みーつは!」
三葉「たーきくん!」
瀧「みぃーつぅーは!」
三葉「たぁーきぃーくん!」
瀧「うへへへへ」
三葉「たきくん気持ち悪ぅ~~~! えへへへへへ~~~」
瀧「みつはも…///」
三葉・瀧「君の名は?」
END
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