ある日の朝
凛「さくら、休みなの?」
泉「はい。風邪をひいちゃったらしくて」
亜子「電話だとそこそこ元気そうやったし、明日には出てこられると思いますわ」
凛「そうなんだ……たいしたことなさそうなら、いいけど」
未央「今日はふたりニューウェーブ体制ってことだね」
泉「そういうことですね」
亜子「さくらのぶんまで、レッスン頑張らんとなー」
未央「ほっほっほ、がんばれ若人たち!」
凛「なんで仙人みたいな笑い方?」
未央「なんとなく!」
未央「ところで、しまむーは?」
凛「卯月は別のお仕事で一日いないよ。昨日プロデューサーが言ってたでしょ」
未央「あ、そうだった」
亜子「今日はお互い、メンバーがひとり欠けた状態ってことやね」
泉「つまり、ひとりが1.5倍頑張れば2人で3人分ね」
亜子「なるほど! さすがいずみ、IQ150!」
泉「IQを誇れるほどの計算じゃないんだけど……」
泉「それはそれとして、一日さくらがいないだけならなんとかなるわ」
P「おーい、泉に亜子。次のライブの打ち合わせがあるから、こっち来てくれ」
亜子「あ、はーい」
泉「はい」
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P「――というわけで、大まかな流れは今説明したとおりだ」
泉「プロダクション対抗のライブ勝負……」スカッ
亜子「大一番ってことかぁ」スカッ
P「まあ、うちはアイドルが8人しかいない小さなプロダクションだ。胸を借りるつもりで挑めばいい」
泉「胸を借りるつもり……」
P「泉も亜子も、胸は逆に貸せるほどでかいけどな」ハハハ
亜子「Pちゃん、それセクハラ」
泉「笑えないから」
P「ごめんなさい」
亜子「ま、ええわ。どうせ、アタシらが硬くならんように冗談言ったって感じでしょ?」スカッ
P「ははは……」
泉「プロデュースに関しては、信頼できるからね」スカッ
P「ありがたい信頼だな。『関しては』の一言が気になるが」
泉「そこは、想像に任せようかな」
亜子「右に同じく」
P「お前らなあ……」
泉「ふふっ」スカッ
亜子「ふっふっふ!」スカッ
P「………」
P「ところで、さっきからすごく気になってるんだが……ふたりして腕をぶんぶん空振りさせてるのはなんなんだ? 儀式か?」
泉「……いや、それが」
亜子「ほら。アタシら、普段から無意識でさくらの頭撫でてるやん? だから、今日もついついいつもの調子で手が動いちゃって」
泉「でも、撫でる頭がないから当然空振りになるわけでして……あはは」
P「なるほど。確かに、ふたりの間にさくらを置いたら、ちょうど頭の位置を手が通ってる感じだな」
亜子「なんかなー……物足りん!」
泉「違和感があるね」
P「ふむ……違和感か。それで二人が集中できない、となると困るな」
泉「さすがにそこまではいかないと思うけど」
亜子「でも、このもやもやをなんとかしたい気持ちはもちろん――」
ありす「おはようございます」ガチャ
P「………」
泉「………」
亜子「………」
ありす「な、なんですかみなさん」
亜子「いずみ、さくらの身長は」
泉「145cm」
亜子「ありすちゃんの身長は」
泉「141cm」
亜子「………」
亜子「ありすちゃーん。ちょーっとこっちにおいで~?」
ありす「………」ジーー
ありす「………」ササッ
P「距離とられてるが」
亜子「あれ?」
泉「そんな猫撫で声で誘ったら警戒するにきまってるわ」
亜子「そっかあ、失敗したなあ」
P「いや、まだわからんぞ」
亜子「え?」
ありす「………」チラチラ
P「何食わぬ顔で距離をとりつつも、ちらちらこっちの様子をうかがっている」
ありす「う、うかがってませんっ!」プイ
泉「……かわいい」
亜子「かわいいなぁ」
ありす「……まあ、話だけは聞いてあげます。いきなり拒絶するのはよくないですし……内容が気になりますし」
ありす「なるほど、話は理解しました」
ありす「いつも頭を撫でているさくらさんがお休みなので、おふたりとも代わりに撫でる頭を探していると」
泉「そこまで積極的に探しているわけじゃないけどね」
亜子「でも、タイミングよくちょうどいい背丈の子が来たから、ついつい声かけちゃった感じ?」
ありす「はぁ……泉さん」
泉「なに?」
ありす「普段からよく私の頭を撫でるのは、さくらさん相手の時の癖がそのまま出ているんですか」
泉「え? そういうわけではないと思うけど……ありすちゃんを撫でるときは褒めたい時だけど、さくらを撫でるのは無意識だし」
ありす「………」
スタスタ
泉「ありすちゃん?」
ありす「今日は、撫でてもいいですよ」
亜子「ええの?」
ありす「そのくらいのお願い事なら、叶えてあげます。私はそれなりに大人なので」
亜子「さっすがありすちゃん! お姉ちゃんやね」
ありす「そうです、お姉さんです」フンス
泉「じゃあ、少しだけお言葉に甘えちゃおうか」
P「………」
ありす「な、なんですかPさん。ニヤニヤして」
P「いや? なんでも?」ニヤニヤ
ありす「た、他意はないですから! 私はただ、おふたりが困っているので助けてあげようと思っただけです」
P「そういうことにしておこう」
亜子「うん。いつもよりちょっと位置低いけど、やっぱり安心感あるなぁ」ナデナデ
泉「亜子、撫ですぎ。いつもより頻度高いよ」
亜子「いやー。さくらの頭とはまた違った感触で、なんか新鮮でつい♪」
泉「あんまりやりすぎると、読書中のありすちゃんに迷惑だよ」ナデナデ
亜子「と言いつつ、いずみも結構撫でてない?」
泉「……まあ、否定はしないわ」
ありす「………」
ありす「泉さんと亜子さんで、撫で方が違うんですね」
泉「え?」
ありす「亜子さんは、力強くて陽気な感じ。泉さんは、ふわふわと優しく撫でている……そんな感じがします」
亜子「ほうー? ちなみにありすちゃん的には、どっちが好み?」
ありす「えっ」
泉「私の撫で方と亜子の撫で方、どっちが好き?」
ありす「え、ええと……」
P「ありすは俺のわしゃわしゃーってやる撫で方が一番好きだぞ。な?」
ありす「あれは髪が乱れるから好きじゃないです」
P「ぐさぁーっ!」
泉「髪は女の命だもんね」
亜子「乙女心は大事にせんとアカンて」
泉「それでありすちゃん。私と亜子の撫で方だとどっちが好きなの?」
ありす「うっ……まだ続いてましたか。Pさんに矛先を向けてごまかそうと思ったのに」
P「扱いがひどい。俺のかわいいありすが反抗期だ」
ありす「そういうことを言うから反抗したくなるんですよ」
亜子「で? アタシといずみ、どっちが好き?」
ありす「質問の内容が変わってます!」
亜子「あれ? そう?」
ありす「そうですよ!」
泉「ありすちゃん。亜子のペースに合わせてたら大変だから、ほどよく流していかないと」
ありす「今は泉さんも共犯者ですけどね……」
泉「それもそうか。ふふ」ナデナデ
ありす「……本当に無意識で撫でてるんですね」
泉「嫌になったらいつでも言って。こっちはあなたの優しさに甘えているだけだから」
ありす「はい。……でも、悪くない気分なので、大丈夫です」
亜子「お、それはうれしいなあ」
P「俺も撫でていいか?」
ありす「ダメです」
P「ひどい」
ありす「ふふっ」
P「ちなみに泉」
泉「なに?」
P「さくらを撫でるのは無意識、ありすを撫でるのは褒めるときと言っていたが……じゃあ、さくらを褒めたいときはどうするんだ?」
泉「んー……どうしてたかな。いちいち意識してないから、ぱっと出てこない」
亜子「しゃーないな~。ここは、『ニューウェーブで実は一番周りを見ている』ことに定評のある土屋亜子ちゃんが説明してあげるでー!」
亜子「このメガネは伊達じゃないってね!」
泉「………」
ありす「………」
P「………」
亜子「って、誰かツッコんでや! 今のボケ! ツッコミ待ち!」
P「え? ボケだったのか」
ありす「本当のことを言っているだけだったので……実際、亜子さんは周りを見ている印象ですし」
泉「私は頭の固いところがあるから、いつも亜子には助けられているわ」
亜子「え……な、なになに、みんなして褒め殺し作戦? そんなことしてもご飯おごったりせんよ?」
泉「事実でしょ? 普段あまり言わないけれど、感謝してる」
亜子「あ……ど、どーも」
P「照れてるのか?」
亜子「て、照れてないってっ!」
P「かわいいやつめ……あ。というか、そろそろありすは撮影行く時間だ」
ありす「え? ……あ、本当です。いつの間にかこんな時間」
P「俺が送っていくから、準備できたら言ってくれ」
ありす「はい」
亜子「というわけで、ありすちゃんとプロデューサーちゃんが行ってしまったわけやけど」
泉「私達は、レッスンまでもう少し時間があるね」
亜子「みんなとのおしゃべり目当てでついつい早く来てしまうからな~」
泉「それだけ、この場所を楽しんでいる証拠かな」
亜子「いずみはええこと言うなぁ……ん?」
雪美「………」ジーーー
泉「雪美ちゃん? どうしたの、そんなに遠くからじーっと見つめて」
亜子「家政婦は見た!って感じの構図やね」
雪美「……えつこ……君の名は……」
亜子「おばあちゃんの声あてとったね」
雪美「君の名は……えつこ……」
亜子「アタシはえつこじゃなくてアコやけどな」
雪美「………?」
泉「亜子。雪美ちゃん、今のボケ理解できてないよ」
亜子「あちゃー」
泉「それより、近くにきたら? そんな遠い距離で会話しても疲れるし」
雪美「………」トテトテ
雪美「………」ポスン
亜子「アタシといずみの間に座ってきた」
雪美「泉……私の身長……」
泉「え? 137cmだったよね」
雪美「さくら……145cm……近い……」
亜子「ん……ん? 近い……か?」
雪美「……近い」
雪美「だから………代わりの女に……」
泉「その表現はやめなさい」
雪美「……わかった……」
亜子「というか、雪美ちゃんも頭撫でてええって言ってくれとる?」
雪美「……私……お姉さん」コクン
泉「そっか。お姉さんか……んー、じゃあ、お願いできる?」
雪美「任せて……」
亜子「雪美お姉さんは頼もしいなあ」
雪美「………」ドヤ
雪美「………」
雪美「………」スッ
泉「雪美ちゃん?」
亜子「さくらの座高に合うように、腰を浮かせて……」
雪美「………」プルプル
泉「脚、プルプルしてる……」
亜子「これは……」
泉・亜子「かわいすぎる……!」
翌日
さくら「おっはようございまぁす!」
さくら「イズミン、アコちゃん! 心配かけてごめんねぇ。もう元気100倍いつものわたしだから」
泉「なでなで」
ありす「く、くすぐったいです」ニコニコ
亜子「なでなで~」
雪美「………」ニコ
さくら「………」
さくら「わ、わたしのポジションが!?」ガーン
P「どうしたさくら。頭が寂しいなら俺が撫でてやるぞ」
さくら「プロデューサーさん……!」
P「さあ、こっちへ来い」
さくら「……えへへ。やさしく、してくださいね?」
凛「セクハラ」
未央「なんかイケない雰囲気」
卯月「ニュージェネは見た!」
P「柱の陰から覗いてる君達のほうがイケない雰囲気だぞ」
後日
P「今日は番組の収録だ」
凛「弓道にチャレンジ、か」
泉「事前にいろいろ調べてはみたけど、実際に経験してみないとわからないことも多いんだろうな」
ありす「他の事務所のアイドルの方も参加するんですよね?」
P「ああ、2人だな。ひとりは弓道経験者らしい」
P「こっちは4人いるから、インパクトで負けないようにしよう」
雪美「……応援……がんばる……」
ありす「私と雪美さんは、応援役ですね」
P「小学生でもできなくはないだろうけど、やっぱり危ないからな。今回は、作法を学ぶところだけ参加だ」
そして――
千秋「黒川千秋です。よろしくお願いするわ」
翠「水野翠です。皆さん、今日は一緒に頑張りましょう」
凛「……よろしくお願いします」
泉「よろしくお願いしますっ」
ありす(ブリヤントノワール……高貴なアイドルユニットとして、知名度のあるお二人)
泉(なんだか、住む世界が違うような雰囲気が)
凛(見るからにお嬢様だよね……うちで言うと)チラ
雪美「………?」
凛(あの子に近い雰囲気……)
泉(なんにせよ、気後れしちゃだめだよね)
千秋「………ふっ」
シュッ
ストンッ
千秋「……少しずれたわね。力んだかしら」
翠「………」
シュッ!
トーンッ!
翠「………まあまあ、ですね」
凛「すごい……ふたりとも、様になってる」
泉「水野さんにいたっては、的の中心を射ているのに『まあまあ』って」
翠「弓は、ただ的を射れば良いというわけではありませんから」
泉「あ……水野さん」
翠「翠でいいですよ」
翠「矢を射る過程で、精神統一。心を無にして、自分自身と向き合う。それが、弓道において大切なことなのです」
泉「心を無に……」
翠「先ほどの、泉さんの矢を見せてもらったのですが……何か、考え事をしていませんでしたか?」
泉「確かに……風の向きと強さを計算して、的の中心を射るための最適解を出そうといろいろ考えていました」
翠「そ、それはそれですごいですね……」
泉「でも、それじゃうまくいかなくて。やっぱり、こういうのってロジックだけじゃダメなんですよね。アイドルと、同じかも」
翠「それは私も常々感じていることです。弓の練習は、アイドルとしてのレッスンとよく似ています」
泉「翠さん。よかったら、もう少しいろいろ教えてくれませんか」
翠「はい。もちろん」
翠「凛さんも、どうですか?」
凛「……うん。このまま終わるのは嫌だし、お願いする……じゃなくて、お願いします」
翠「ふふっ。いいんですよ、自然な話し方で」
凛「……いいの?」
翠「ええ」
泉「凛さんの敬語、なんだか違和感がありますし」
凛「泉」ジトーー
泉「冗談です」
凛「もう……」フフ
ありす「袴……初めて着ました」
雪美「………」コクリ
千秋「ふたりとも、姿勢がいいのね」
ありす「あ……黒川さん」
千秋「あなた達は、弓を引かないのかしら」
ありす「はい。今日は、半分以上は見学です」
千秋「そう」
雪美「………」
千秋「………」
ありす「………」
千秋(なんとなく声をかけてみるまではよかったけれど……会話の続け方がわからないわ)
雪美「………」
ありす(こ、これは。私がなんとか場を持たせなければならないのでは……)
ありす「え、ええと……黒川さんは、どんなシャンプーを使っているんですか」
千秋「え?」
ありす「あ、いや、違うんです! とてもきれいな髪だと思ったので……」
ありす(や、やっぱり話題間違えたかな……)
千秋「シャンプーは、○○を使っているけれど……」
雪美「……私と……同じ」
千秋「あら、そうなの? 奇遇ね」
ありす(つながった! ナイスです、雪美さん! 私はそのシャンプー知りませんけど!)
P「……ふむ」
P「どうなることかと思ったが、なんだかんだ」
泉「やった! 真ん中に当たった!」グッ
泉「……あ」
凛「ふふっ」
翠「うれしいのはわかりますけど、弓を下ろすまでは静かに落ち着いていきましょう」
泉「は、はい」カアァ
千秋「へえ。猫を飼っているの?」
雪美「………」コクリ
雪美「ペロ……賢い……いい子」
千秋「ペロという名前なのね」
ありす「ペロは確かに賢いです。時々、私たちの言葉をわかっているんじゃないかって思うことがあるくらい」
雪美「思う、じゃない……ペロは、わかる……」ジッ
ありす「あ……そうでしたね」
千秋「ふふ、怒られてしまったわね」
ありす「そうですね」フフ
P「なんだかんだ、他の事務所のアイドルともうまくやれそうだな」
後日
雪美「………」ペラ
P「雪美。本を読んでいるのか」
雪美「……借りた……千秋に……」
P「千秋って、黒川千秋?」
雪美「………」コクリ
雪美「小さいころ……読んでた本……」
P「へえ。すっかり仲良しだな」
雪美「………」コクン
P「また、雪美のお姉さんが増えたな」
雪美「………」
雪美「私……お姉さん……たくさんいる……」
P「うれしい?」
雪美「……うれしい」
雪美「誰かが……傍にいてくれるから……もう、ペロだけじゃ……ないから」
P「……そうか。お姉さんたち、また増えるといいな」
雪美「………」コクン
雪美「Pは……お兄さん……?」
P「はは、お兄さんか。それはいいな」
P「よーし、今日はお兄さんに甘えていいぞ」
雪美「………ふふ」
雪美「すぅ……」スヤスヤ
P「膝の上で甘やかしていたら寝てしまった」
P「……こうしていると、本当に妹をあやしているみたいだな」
凛「私もお兄ちゃんって呼んだほうがいい?」
P「凛。いつからいたんだ?」
凛「結構前からいたよ。そこで雑誌読んでた」
P「気づかなかった」
凛「雪美ちゃんに夢中だったんでしょ、お兄ちゃんは」
P「かもな。ちなみに俺は、凛と泉には『兄さん』と呼ばれたい」
凛「うわ……」
P「冗談だから、ドン引きするのはやめてくれ」
凛「いざとなったら泉は私が守るから」
凛「雪美ちゃんのお姉さんの中に、私も入っているのかな」
P「そりゃあそうだろう。同じ事務所の仲間だし、普段からよく世話してるし」
凛「そっか」
凛「……あの子。なかなか、親と会えないんだよね」
P「らしいな。両親ふたりとも、仕事で忙しいらしい」
凛「私はさ。親が仕事で忙しかったら、手伝わされるんだよね」
P「家が花屋だもんな」
凛「うん。それで、時々面倒だなって思うこともあるんだけど……でも、親はたいてい、私の近くにいるんだ」
凛「だから……」
P「だから、なんだ?」
凛「………さあ、なんなんだろう」
凛「とりあえず、思うこととしては……どうせなるなら、いいお姉ちゃんになりたいなってことかな」
P「いいじゃないか。雪美も喜ぶぞ」
凛「だといいんだけど」
P「凛ならなれるさ。いい姉御にな」
凛「ありがとう……って、なんで姉御って言ったの」
P「他意はないぞ」
凛「じーーーー」
P「ハハハ」
凛「……ふふっ」
凛「わかった。そういうこと言うなら、プロデューサーは私の舎弟にするから」
P「うおう、おっかない」
凛「いや?」
P「舎弟は嫌だが、弟ならいいぞ」
凛「うわぁ……」
P「いちいちドン引きするのやめてくれ」
凛「今のは冗談」
P「じゃあ、さっきのは?」
凛「………」
P「り~~ん~~」
凛「あははっ」
雪美「すぅ………お姉ちゃん………」
おしまい
おわりです。お付き合いいただきありがとうございます
デレステのNWの一コマ劇場大好きです
シリーズ前作:橘ありす「雪美さんがスマホを片手にうろうろしています」
その他過去作
モバP「しるぶぷれーなお隣さん」
二宮飛鳥「楽園からの帰還」 的場梨沙「おかえりー」
モバP「威勢がいいと異性にモテるらしい?」
などもよろしくお願いします
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