安価で異世界に召喚された人間である事を隠す奴しかいない異世界で異世界生活 (12)






主人公の種族>>4



※ 神的なチートは厳禁、にも関わらずそれにした場合は難易度ルナティック系の神話世界になります。




人魚



……その異世界に召喚されたのは一人の人魚だった。



場所>>下1

性別>>更に下1

世界から与えられたチート能力>>更に下1で微妙なチート能力を指定






人魚「ここ……何処……?」


白い光の渦が消え去った直後、そこに残ったのは一人の人魚。

瑞々しく麗しいその姿。

桃色の髪と白い肌、そして艶めかしくも美麗さを引き立たせている乳房と桃色のヒレ。

人魚姫と呼ぶに相応しい女の姿がそこにあったのだ。


人魚「やだ、どうして私こんな所に……?」

廃れた漁村の中央で彼女はそんな事を呟き、不安そうに周りを見渡している。



そこで不意に声をかけた、何者?>>下1で何者なのか、と性別




< 「もし、そこのお方……」


人魚「?」

不意に声をかけられた人魚が振り向けば、ボロ屋から現れた老婆の姿が。

しかし、ただの老婆ではない。

何のつもりか頭に法螺貝のような物を被った、筋骨隆々の老婆だったのだ。


栄螺鬼「脅かせて悪かったね、あたしゃこの漁村の村長をやっとる『栄螺鬼』と呼ばれているババアさ」

人魚「サザエ……おに……?」

栄螺鬼「なんだい知らないのかい、こっちの世界でも有名な妖怪なんだけどねぇ」




栄螺鬼(めんこい女子じゃのう、しかも下半身は魚の妖怪ときちょる)

栄螺鬼(あたしのいた世界じゃ人魚の肉を食えば不老不死になれると聞いたが……この娘のことかぇ?)




そう、栄螺鬼と名乗ってはいるもののその正体は人魚が召喚される50年前に召喚されたボディビルダーの女だった。

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