南条光「恐怖と安心のバランス」 (12)
アイドルマスターシンデレラガールズ、南条光のR18ssです。苦手な方はご遠慮ください。
みんな、応援ありがとう!
両手を振りながら別れを告げて、アタシ、アイドル南条光は歓声から背を向けた。
ヒーローって趣旨で音楽番組に参加したのは、これで何回になるだろう。
小さな子に向けて勇気を歌うこのパフォーマンスは、回数を繰り返すことでテクニックが増して、今では観客を熱中させてあげられる十八番だ。
気になる親御さんからの覚えも良いし、実力が身に付いてきた実感もあるから、このまま勢いに乗りたいな。
そんなことを考えながらステージを降りて、走った先は舞台裏。
軽快に突っ走っていた途中、通りすがったスタッフさんたちが、機材の調整等で忙しそうだったにも関わらず、手を振ったり親指を突き出したりと反応してくれた。
お仕事が始まる前に一人一人に挨拶したので、名前を覚えてくれてるってことだろう。
その事実と、そして何よりライブを支えてくれたことへの感謝があふれて、にこりとしながらサムズアップ。
恩には恩、感謝には感謝と振る舞うことも、ヒーローへ至る階段の一つだ。
舞台の外だって勇ましく生きて元気を振りまくことだって、アタシに課せられた使命なのだ。
そんな誇りをくれた人は、視界の片隅で電話をしていた。
音楽番組はスポンサーさんの協力があって制作できる物なので、おおかたその人たちに電話をしてるんだろう。
そんな仕事の話が終わる隙をうかがって、胸元に向かってロケット・ジャンプ。
彼の肩は驚いたように跳ねてたけれど、それ以上は取り乱すこともなく、長い腕でぎゅっと抱き返してくれた。
プロデューサー、アタシの歌、今日はどうだった。
これをきっかけに、もっと沢山の人に勇気を届けられるようになったらいいね。
何時だって支えてくれる人の温もりに触れながら、収録の感想をまくし立てる。
反省が必要なほど早口だけど、ウンウンと相槌を打たれたものだから、口が止まらなくなってしまった。
ちびっ子の憧れを自称しといて平均身長を下回る中学生と、つま先立ちしても並び立てない大人の男。
二周り以上の身長差の中で交わされる会話は、周囲から親子のソレとして見られてるだろう。
事実、スタッフさんたちがアタシたちに向けてくる視線は優しげで、初孫を見るお爺ちゃんみたいだった。
とはいえ彼らも作業の途中なので、ちょっとしたら仕事に戻っていった。
ここで残ってる仕事はもうないし、ならば邪魔になるだけだろう。
そんなことを薄っすらと考えてたら、プロデューサーが身を屈めて耳打ちしてきた。
そろそろ退散しよう。
約束の、打ち上げにいこう。
今日のライブをする前から、いいや、それ以前から繰り返してきたことを耳にして、びくん、と背筋が強ばった。
なんてこと無い風を取り繕うとしたが、甲高く返事してしまえば狼狽も顕。
醜態を隠したくて頬を掻きながら、差し出されたプロデューサーの手に指を預ける。
太くてたくましい腕に先導されて、346プロ第二収録スタジオを後にした。
働く異性の指は骨張っていて、アタシの掌に残ったマイク跡をなぞられると、仕事上の繋がりを越えた物を感じさせてくれる。
しかしその末端からじっとりと伝わる微熱は、児童向け番組が訴える愛や勇気とは程遠い湿り気を帯びていた。
この手を握ってるその時は、アタシはヒーローと呼べない存在だろう。
怪しまれない程度の忍び足を心掛け、些細な物音にすら怯えてしまって、これでは後ろめたい犯罪者だ。
誰にも見つからずに連れてかれたのは、更衣室ではなく休憩室。
衣装もカラダも汗まみれだから着替えなければいけないが、ベッドがあるだけの部屋では不可能だ。
ヒーローとして……ましてアイドルとして彼の手を振り解くべきだとわかっているくせに、道中で抵抗の意志は萎んでいた。
ちょっと本気になれば逃げ出せる程度の力に腕を引かれると、抗う気が失せるんだ。
……そうやって弱気になってしまうから、何時もいいようにされてるのに。
使用中の立て札が入り口に掛けられ、締め切った部屋に水入らず。
しばらくぶりの二人きりに緊張していた一方、プロデューサーは何ということもなくベッドに腰掛けていた。
と、言っても何も期待してないワケではないのは、スーツの下半身を見れば一目瞭然。
日中立ちっぱだったのに活力が有り余ってるようで、小山をこんもりと隆起させてる。
確か、最後にしたのは一週間前だったか。
指折り数えてみたけれど、ただ長期間我慢させられただけだって飢餓感が強くて、いまいち実感を欠いていた。
ましてほんの百数メートル先でまだスタジオが操業中にも関わらず、スプリングの軋みが悪目立ちするような部屋に居ては、さっきまで歌ってたことすら嘘みたいだ。
非現実的と言えば……アタシとプロデューサーの関係だってそう。
困難を共に乗り越えてきたパートナーの存在が、昼夜問わず心乱される大きなものになるなんて、昔の自分に言っても信じて貰えないだろう。
アタシより先に担当プロデューサーさんとお付き合いしていた池袋晶葉曰く、
「相棒が一番身近な異性なのだから、こうなってもおかしくない」らしいけど。
はにかんで惚気る友人をそんなものかとスルーしてたけど、どうやらアタシも例外に漏れてなかったらしい。
お付き合いを始めたきっかけはプロデューサーからの告白だったが、今思えばアタシからになっててもおかしくなかった。
無論、アイドルなのだから断るべきだとはわかっていたのだけど……
ぐらぐらと揺れきった頭が、さかしくも『色恋は芸事の肥やし』とか『ヒーローは秘密を二十六個は持ってるもの』とか、言い訳を思いついてしまったんだ。
いわゆる恋人関係ってやつの居心地の良さまで覚えたら、もう終わらせることができなくなっていた。
……もっとも、恋人同士ってことで済ませることを済ませちゃったのは、ひとえに良いことでは無かったと思う。
自分でも知らなかった弱点を、プロデューサーに沢山暴かれたからだ。
たとえば、肩を抱かれていきなりキスされると、脈拍が一気に跳ね上がっちゃうとか。
いきなり、と言っても何度も経験してきたことだし、不快に思ったりなんかしない。
むしろ、鼻先をくすぐるレモンの香が芳しくって、気遣いが嬉しいぐらいだった。
大仕事を終えた直後の中学生を職場から連れ出して、あくどすぎることをいっぱいしたがってるくせに、プロデューサーが口臭のエチケットを怠ったことは一回もない。
彼のスケベな一面には驚かされてばかりだが、こういった配慮を知ってしまえば、受け入れたい心地にさせられてしまう。
……まぁ、シャワーを浴びさせてもらえないのは、マナーを欠いてるんだろうけど。
汗の臭いで興奮してるのが伝わってきて、それが少しだけ嬉しかったりする。
アタシみたいなチビなんかに、日頃頼りになる大人が夢中になってるのが楽しいんだ。
だから、切羽詰まってるみたいな舌先に唇を割り開かれたって、されるがままなのを許容する。
こっちからもねとねとのベロを絡め返して、汗だくベロチューを繰り返した。
ちゅっちゅっ、と唾の鳴る音を聴くと、オデコがぼんやりと火照ってくる。
啜りあうオトナのキスに夢中になっていると、長い指が背骨のラインをなぞってきた。
彼はちょっと乗り気っぽく振る舞うと、すぐにお尻を撫で回してくる。
エッチを重ねる度に肉付いてきてるのが気になるお尻を、丁寧にサイズを計るみたいに、むっちりと指を這わせてくるんだ。
固めのショートパンツの上から揉まれてるからこそ、すっごくやらしい手つきに思える。
つい十分前まで人前に晒してた格好でねっとり撫でられてると、イヤでも視線というのを意識してしまう。
もし、ファンのみんなの前で、恥ずかしいぐらい大きくなったヒップを捏ねられたら。
そんな想像がよぎっただけで、気をやりそうなぐらい頭が揺れた。
もちろんそんなのは妄想であって、実際に舞台上でエッチしたりなんて絶対にありえないんだけど。
一度囚われた妄執からはなかなか抜け出せなくて、羞恥心の加速にブレーキが効かない。
カッコいい自分になれ、みたいなことを歌ってるくせに、背骨の付け根を押し込まれるだけで腰砕けになっちゃうと知られたら、幻滅されるに決まってる。
尾てい骨とお尻をグニグニと捏ねられて、お腹がぽかぽかと火照りを帯びた。
抗い難い痺れと酸欠でクラクラになって、力なく彼にしなだれかかると、下腹に滾るような脈動が触れた。
固く、熱く、ぽってりと肉厚な触感は、アタシが知っているそれより遙かに逞しくなっている。
七日以上エッチを我慢してたので……きっと、溜まる物が溜まってる。
忙しいのと、今日がちょうど安全日になるからと控えてたのだが、どうやらムラムラを堪えすぎてたらしい。
そして、チャージしすぎた極大な性欲を、今日ここで発散するつもりだろう。
これまで何回もカラダの自由を奪い取られ、足腰立たなくなるまで絶頂させられてきた事実を思い返し、胸の中で悲鳴をあげた。
黒地に赤ライン、首元のモフモフが狼みたいでお気に入りな衣装で気持ちよくなるだけでも淫らすぎるのに、見たこと無いほどの発情をぶつけられるなんて。
腰が砕けるでは済まなくなって、もう四六時中股を刺激されてないと我慢ならないカラダになっちゃうんじゃないか。
プロデューサーが喜ぶならと、不道徳な行為にNOを突きつけてこなかった自分を、あらためて張り倒したくなった。
そんな悶々とした逡巡を、ヘンタイな相棒が見逃すはずがなかった。
キスを終わらせてズボンを脱いで、その下の物を見せつけてきた。
太くて長くてがっちがちで、エラがエッチに張り出てる男性器。
スーツに押し留められてた雄臭さをむわぁっ、と靄混じりに漂わせていて、鼻から頭までがビリビリと麻痺した。
こんな、子作り専用の大砲って雰囲気のモノを突っ込まれたら、絶対にアタシはおかしくなっちゃう。
まして今日はナマでしちゃうんだし、お互いの歯止めが壊れちゃうかも。
現に据えた臭いを放つ男らしい生殖器に釘付けになって、子宮が熱くなってきたほどだ。
プロデューサーが咳払いをしてくれなかったら、そのまま死ぬまで見てたかもしれない。
かと言って彼はいやらしいことを諫めたりとか、大人らしいことは決してしなくて、何をすればいいか分かってるだろとと言いたげだ。
……実際、わかってしまったのが恥ずかしい。
目配せ一つで通じあえるのが相棒というものだと思うからこそ、気恥ずかしさだって一際だ。
もっとも、彼の要求は悪いことばかりじゃない。
おっぱいでおちんちんを挟んで、ずりずりと擦りつけて射精させる。
パイズリとかいうエッチすぎる名前の行為でスッキリさせてあげたら、酷すぎるセックスにはならないのではないか。
仮に主導権を取られたとしても……一回も発散させずに本番よりは遙かにいいはず。
そんな計算をいくつか打って、衣装を脱がず、その下のサラシだけ外した。
子供向けのアイドルを志すにあたって、できるだけ排除してきた性のイメージ。
とりわけ分かり易い女っぽさを封じてた物を外すと、衣装の中に谷間が出来た。
ゴワゴワの裏地と乳首が擦れてもどかしいが、四の五の言ってる場合じゃない。
プロデューサーに座ってもらって、その脚の間に滑り込んで。
呼吸を繰り返して覚悟を決めて、高ぶりきった竿に胸元を押し付けた。
両の乳房をそれぞれ握って、胸骨の上で抱え込むようにおちんちんを挟み込む。
D寄りのCカップおっぱいは巨乳と言い切れる程実ってはいないが、しっかり射精させてあげないと。
中学生基準で言ってちょっとおっきい程度のムネでも、汗でヌメってるしいけるはず。
そんな熱意を秘密裏に込めて、亀頭を左右違いに揉み合わせた。
テニスボールみたいにムッチリしてるムネで大丈夫か心配だったが、どうやら杞憂で終わりそうだ。
大胸筋を鍛えすぎた乳肉に責められて、おちんちんが怯えてるみたいに痙攣してる。
二次性徴のせいで肥大化した乳腺も相まってパッツンパッツンな乳肉は、どうやら誇って良い物らしい。
手足を強ばらせて呻いてるプロデューサーを見てると、なんだか小気味良くなってきた。
人が苦しんでるのであれば本来止めるべきなんだけど、こんな楽しいことはやめられない。
自分が男を手玉に取る悪の女幹部になったみたいで、あやめかしい笑いをしたくなった。
自分が優位に立ててると思うと、尚更ヘンタイっぽいことをしたくなった。
優越感に駆り立てられるまま、おっぱいに涎をたっぷり垂らした。
キスで作られた濃ゆい唾液なら、パイズリの潤滑液に最適だろう。
もともと汗塗れだった所に粘った水が加わって、ずりずりっ、とお乳の滑りが増した。
衣装の胸元の色が濃くなったことも気にとめず、ヌルヌルのムネで竿をなぞった。
「いくら汚したとしてクリーニングに出すから大丈夫」とプロデューサーは言っていたけど、意図的に服を汚すことが正義なワケない。
にも関わらずおちんちんを虐めるのをやめられなくて、お胸奉仕に熱中していった。
子どもの頃から憧れてきて、これからの子どもたちの憧れになるために着たサイコーの衣装。
そんな大切な物を淫らな遊びで消費してると思うと、罪悪感を覚えてしまう。
唾液と汗が胸と竿に混ぜられ泡立つ光景が、この上なく卑猥で冒涜的。
そんな衣装の圧力がお乳まんこの締め付けを強めて、血走った竿を気持ちよくしてる。
パイズリの経験は二桁とそこそこ程度だけど、こんなに調子良く奉仕できてると、素養ってものが気になってきた。
いや、おっぱいを性器代わりにして精液を搾る能力なんて、ヒーローにもアイドルにも不要なのに。
とはいえ英雄色を好むって故事でも言うし、淫乱じみたことが得意だってダメってワケじゃないだろうけど……
もちろんだけど、アタシがそんなふしだらな奴なハズがない。
そもそも、こんなくだらないことで悩まされてるのは、全部プロデューサーのせいなんだ。
男の人を簡単にイかせられるおっぱいに仕込んだのはプロデューサーなんだし、アタシに責任なんかない。
責められるべきなのは、未成年のムネをねちっこく撫でて、いやらしく発育させようと企んでた方だ。
さすれば十四歳のアイドルに正義じゃなく性技を教えてる大悪人には、天誅というものを下してやらねば。
特にムッチリした乳腺のあたりで、カリ首をコリコリとなぞってみたり。
泡で白くなった潤滑液を、塗り広げるみたいに竿を撫でたり。
左右違いに乳房を弾ませ、混ぜるような勢いで思いきりしごいたり。
使える限りのテクを尽くして、おちんちんに息つく暇なんて与えない。
執拗な乳責めを繰り返されて、プロデューサーがはぁはぁと切なげに呼吸。
鈴口がヒクついて透明な粘液を漏らし始めていて、泣きながら命乞いをしてるみたい。
確かカウパーだか、先走り汁って名前だったか。
気持ちよくなりすぎたおちんちんが、射精したくなって噴き出すおツユだ。
筋肉っぽくて女子らしくないアタシのカラダで、プロデューサーが悦びに震えてるんだ。
そんな物を見せつけられたら、もう夢中になってもらいたくて仕方なくなった。
みじめっぽくカウパーを垂れ流す鈴口の周囲を、押し潰すように繰り返し扱いた。
プリプリおっぱいに弱点を突かれて、耐えられる男はいないってことなのか。
低い声で短く唸って、谷間めがけて射精してきた。
重たいおちんちんがドクドクと脈打ち、黄濁したヘドロが何度もぶちまけられた。
谷間から溢れて衣装を汚され、それでも生温かい噴火は収まらないが、及び腰にはなっていられない。
乳房をもっと寄せて、亀頭を包み込むように乳肉をまとめて。
射精が終わるその瞬間まで、おっぱいで愛してあげなきゃいけないんだ。
現在進行形で果てているおちんちんを、みっちりした肉に埋もれるように押し付けた。
膣壁を抉る形のカリ首が、射精に合わせて痙攣してる。
乳間をおまんこと勘違いして、種付けの気分を味わってるのかもしれない。
断続的に放たれる白濁液が胸元を、顎を、そしてフワフワした首飾りを雄臭くした。
ついにやってしまったと、そんな想いが脳裏をよぎる。
ヒーローの衣装で、男の子種を受け止めてしまった。
これまで子どもに見せてきて、これからも子どもに魅せていくものを、猛りがましい欲望に晒したってことだ。
洗濯機に入れれば精臭は落ちるけど、事実まで流すことは決してできない。
きっとこの衣装でステージに立つ度に、今日のことを反芻しちゃうんだろう。
熱血とかアタックとか表では言って、内心では猥雑なことに溺れるんだ。
そんな後悔に苛まれながらも、火照らされたカラダは静けさを得ない。
むしろその反対に、もっといやらしいことをしてみたい、もっと心臓を高鳴らせたいと、より強い淫行を欲してる始末だ。
イケナイことをする魅力に取り憑かれるなんていよいよもって最悪だけど、もう自分の力ではどうしようもない。
おずおずと下乳から竿を引き抜くと、衣装との間で溶けたチーズ状の橋が出来上がって、そのままお腹へと垂れ落ちた。
牡蠣みたいにぷるぷるした黄ばみ液が肌に吸い付き、雄色の臭いをこびりつかせてる。
どろどろと濁った遺伝子に汚されて、まるで彼色に染められたみたいだ。
初恋と初キスをあげられて、初エッチまであげちゃった相棒にここまでカラダを捧げてしまって、次は何を彼好みに作り替えられるのか。
プロデューサー以外誰にも見向きされないエロ女に改造されて、そんな調教じみたエッチも、言い訳を繰り返して受け入れちゃうのだろうか。
そんな普段の生活では絶対に考えない妄想に気を取られてる時間は、プロデューサーにとって惜しいものらしい。
とん、と軽く押し倒してきて、それからショートパンツを剥ぎ取ってきた。
その下のショーツは水気を吸ってて、クロッチが陰唇の形に張り付いてる。
キスと尾てい骨弄りとパイズリだけで股を湿らせて、もう受け入れる準備が済んでいた。
淫らすぎる女子と思われないかと思うと頭が火傷しそうなほどカーッとなるのに、お構いなしにショーツを脱がしてくる
まだ毛が生え揃ってなくて、けれど使い込まれたせいかビラビラがハミでてきたおまんこを、プロデューサーに晒け出してしまった。
太股まで愛液で濡らしてる有様を、たいそう気に入った様子で眺めてる。
昂奮が剥きだしな強い手先で、アタシをうつぶせにひっくりかえし、そのまま避妊具を着けずに挿入しようとしてきた。
さっき散々赤ちゃんの種を吐き出したおちんちんは、まだまだ満足していない雰囲気で全貌を堅く膨らませていた。
後ろから見たお尻で血流を増して、さらなる昂奮を覚えたのかもしれないけど。
溜まりに溜まった性欲はパイズリなんかじゃ焼け石に水だった、ということだろう。
むしろ火に油を注いじゃったかもしれなくて、彼の呼吸は獣じみている。
そんな簡単なことにも気付かずに調子に乗ってたアタシは、完全に考えが足りてなかった。
そんな後悔を踏みにじるように、プロデューサーが竿を突き立ててきた。
赤ちゃんの穴が破けそうなぐらい広がって、ミチミチッと抵抗しながらもおちんちんを飲み込んだ。
膨張した亀頭に膣壁が押し退けられて、奥からと愛液がごぽぉっと垂れた。
カラダを押し広げられるような圧迫感に、腰を溶かすような脱力が後追い。
日頃ゴムを使ってるときよりも深い快感が背筋を登って、脚がピンと張りつめた。
全身を貫いた電流でガクビクと痙攣したが、下半身に体重を掛けられてるから跳ねられなかった。
しかしその力はベッドに伝わり、ギシギシと不穏な悲鳴が響いた。
スプリングの軋みと肉の打つ音、じゅるじゅると濡れた下品な音が、静かな部屋で目立ってる。
二人の体臭が混ざった重たい空気が、抜き差しに伴って攪拌された。
彼の汗が背中にポタポタ垂れ落ちてきて、発狂じみた衝動を示してる。
押しつぶすみたいにセックスされて、甘い弛緩を堪えながら枕を抱くしかできなくされた。
あるいは、肺から空気が押し出されるように喘ぐことぐらいだろうか。
聴いていて汚らしい声なんか出したくないから少しは手加減して欲しいとは、常々彼に訴えてきたけど。
「ケダモノみたいに鳴いてる光が一番かわいい」とかプロデューサーに誉められたりすると、抗う気分が萎えてしまう。
そうして彼に分を持たせすぎた結果が、一方的に気持ちよくされる惨状だった。
けれど、それがイヤなだけかと言えば決して違った。
肉体を甘い麻痺に支配されるこのえっちを、嫌がると同時にクセにも感じてる。
そもそも、激しいセックスじたいは気持ちよくて好きだ。
失神するまで貫かれた後の倦怠は心地いいし、脳が快楽で溶かされる感覚も、今までの短い人生では味わったことがない魅力を有してる。
息苦しくなる程求められることも、それが一番愛してる人が抱くものだと思うと、満更じゃない気持ちになる。
そもそも、本当にいやらしいことをしたくないなら、言い訳は言い訳として切り捨てれば良かったんだ。
にも関わらずプロデューサーにカラダを許し、夢を汚す遊びに耽っていては、もう言い訳なんてできないだろう。
プロデューサーのせいって口実が欲しかったんだ。
そうすれば性欲に溺れたい自分を直視しなくていいから、相棒に付き合わされたからってことにしてたんだ。
そんな現実逃避を責めるかのように、おちんちんの往復が威力を増した。
抉られて気持ちよくされた膣ヒダがうねり、乱暴な侵略者に媚びを売ってる。
あまりの気持ちよさで目が白黒して、彼を跳ね除けそうなほど弓背になった。
アタシの意志の有無は関係なく、プロデューサーは暴走を許さなかった。
竿で胎奥を捏ね回しながら、お尻の付け根を二本指でノックしてきた。
瞬間、子宮から脊髄までの一本道に、緑色の雷が迸る。
脳を直接溶かされるような恍惚。
白熱電球を押し当てられたような灼熱の動悸。
マラソンを走りきった後より素晴らしい、何もかも委ねたくなる開放感。
赤ちゃんを宿す部屋と尾てい骨を責められ、アタシは簡単に絶頂させられた。
手足が釣られた魚みたいにのたうち、声を抑えられずに意味不明なことを吼えた。
歯を食いしばる力は完全に失われ、舌とヨダレが垂れ流しになってる。
誰から見ても最低に貶められておいて、不思議と不幸だとは思わなかった。
むしろこうやって強制アクメさせられて、後ろからセックスされてる自分に納得をしていた。
受け止めきれない快感に人らしさを灼き熔かされて、難しいことなんか考えられない。
いい、うしろからいい、すき、だいすき、きもちいい、たくさんおかして。
ぐっちゃぐちゃによごしてニンシンさせて。
ダメにさせられた脳に浮かぶのは、雄に媚びる雌の言葉だけだ。
勿論今日は大丈夫の日だから、デきたりとかはしないハズだけど……。
幸せにさせられた子宮に、あの濃すぎてぷるぷるした精子を注がれたら、赤ちゃんがデきちゃっても不思議じゃない。
その事実をもっと重く捉えるべきだとは思うが、恐怖と同じぐらいワクワクを訴える心じゃ判断はできない。
おちんちんに狂わされてる自分以外何もわからなくさせといて、プロデューサーは満足してないらしい。
多幸感に溺れてる子宮を入念に叩いて、静かで楽で二人きりで、真っ暗な場所へ追いつめようとしてる。
もう弛緩する力すら失い、声も出せなくなった時、亀頭が胎奥を歪めながら突っ込まれて、そのままビクビクと痙攣し始めた。
息を吐き出して固まってる雄、子宮口にちゅうちゅうと吸い付いた鈴口。
お腹の奥で広がる幻めいた生暖かさと、陰唇がひきつるような連続した律動。
間違いなく、プロデューサーは射精している。
あつあつの精液をたくさん吐き出して、きもちよさにふるえてる。
あたしをニンシンさせるつもりのぴちぴちせーしでいっぱいなざーめんで、たっぷり種付けしてるんだ。
おんなのこをはらませるきまんまんのあかちゃんじるをナカダシされて、またあくめさせされた。
きもちよくなったおまんこがぎゅうってシまって、サオをしぼってこどものタネをもっとねだってる。
それでホンキになっちゃったのか、もっとねばねばしたのをだしてきた。
いい、きもちぃ、じゅせい、だめ、いい、だめ、だめ、らんしまける、まけちゃう、まけるのきもちいい、だめ、いい、いぃ。
たまごのおへやにいでんし詰められて、おなかとあたまをかきかえられるのすっごくいい。
べっどと彼に板挟みにされ、逃げ道を塞がれながら胎をタプタプにされた。
赤ちゃんの湯たんぽにされたお腹がパンパンになってて、気を抜いたらすぐに破けそう。
夥しい量の精液を出しといて、子宮にフタしてるおちんちんは未だ堅くて大きいままだ。
これからまだまだえっちしないと、発散しきれないかもしれないのだが、休憩室は何時までもは借りられないし、ならばこの汗はどうしようか。
大雨に遭ったみたいにびしょ濡れな二人が、肩を喘がせてシャワー室に向かってたら絶対に不審に思われるから、上手く移動しないと怪しまれるだろう。
けど、そんな先のことはどうだっていいと思った。
彼の体温に包まれてると、もう何もかもどうでもよくなるからだ。
次はどんなことをされるんだろう、ドリンクをもらわないと頑張れないかも。
甘い余韻が引かない頭では、これからのエッチ計画ぐらいしか考えられなかった。
♯ ♯ ♯
そして、一ヶ月後。
荷物を片付けて運んでた途中、休憩室のそばをたまたま通りかかった。
二人並びながらも早足で進んでいたのだが、休憩室からの声を聞いて足が止まった。
「何よこのベッド。スプリングがメチャクチャになってるじゃない!」
「あー……このマットレス、けっこー古かったんだよな、確か。長く保った方だし、よく働いてくれたことに感謝してやりたいものだ」
「大方どっかのバカが、具体的に徳島県民のバカが、トランポリン代わりに使って壊したんでしょ?」
「はいはい、特定の個人を攻撃しないように」
「んぐ……! ったく、アイツは何時まで経ってもガキなんだから……!」
ドアが開きっぱなことは一切指摘せず、盗み聞きをするだけして立ち去ることにした。
休憩室が視界から消える程度に距離を取ってから、背伸びしてプロデューサーの胸をつつく。
身を屈めてもらってから耳元に顔を近づけ、そっと囁く。
もしかしたら、本当にアタシたちが壊しちゃったのかもな。
あんなにエッチしてたら、そうなっても仕方ないしね。
次はベッドを使わないで……立ったままシた方がいいのかな?
アタシの言葉を耳にして、プロデューサーが想定外という面持ちになった。
なんだ、いつもと逆パターンはイヤなのか?
そう笑うと、たくましい左腕に腰を抱かれた。
次のお仕事にはまだ時間があるとはいえ、これからアタシは何をされるのか。
仮眠室からはもう距離があるし、ならばトイレにでも連れ込まれるのか。
それとも必死に我慢して、お仕事の後何処かへ連れてかれるのか。
いずれにせよ、いつもより酷いことをされるのは確実だろう。
彼にどれだけ喘がされるか夢見るだけで、じくじくと汗が滲んでくる。
二人きりになれる平和を守りたいって、唇を湿らせながらアタシは夢見ていた。
以上です。私事で投下が遅れて申し訳ありませんでした。
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