・初投稿
・提督と榛名メイン
・詳しい訳じゃないから違和感あるかも
それでもOKならヨロシク
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友A「提督ー!ホームラン頼んだぞー!」
提督(小学生期)「よっしゃぁ、やってやらぁ!」カキーン
友B「ああああ!またやられたぁ」
友A「ば、バカヤロー!いくら何でも飛ばしすぎだぁ!」
小督「すまぬ……すまぬ……」
──────
小督「うーん、どこ行ったかなぁ、ボール」ガサガサ
小督「アイツらも手伝ってくれたって良いのに……ん?」
榛名(小学生期)「……」ジーッ
小督「あ、そのボール!」
小榛名「……どうぞ」
小督「わ、あ、ありがとう」
小督(かわいい子だな……同い年くらいか?初対面だけど……)
小督「君、名前は何てーの?」
小榛名「……はるな、です」
小督「オレ、提督ってんだ。君、一人なの?」
小榛名「……」
小督「……?」
友A「オーイ、まだかよォ~~」
小督「あ、行かなきゃ……そうだ、一緒行こうよ!」
↑手を掴む
小榛名「え?……わっ」
↑手を掴まれる
ダッダッダッダッ……
───────
友A「やっと戻って……!?」
友B「オイ、あの女……」
小督「すまーん!この子も一緒にいれてやらないか?」
友A「オイお前……名前は?」
小榛名「う……榛名、です……」
友B「お前、何処から来た?」
小督「お、おい、お前ら?」
小榛名「……」
友B「お前、《かんむす》だなッ!?」
友A「おいみろ、コイツのカチューシャ!《海軍》って書いてあるぞ!」
友C「かんむすって、人のカタチをしたサツリクマシーンなんでしょ!?センセーもカーチャンも言ってたぜ!」
友D「僕たち殺されちゃうの!?」
友E「そんな~」
小榛名「……」
友A~K「帰れェ!出てけェ!!」
小督「──オイ!!!!!」
友&小榛名「!」ビクッ
小督「お前ら良い加減にしろよ、海軍が自分たちの仲間を殺す訳ないだろうが」
友A「……お前ら、帰るぞ」
友B「あ、ああ」
────────
提督(それから俺は教員たちは避けられ、友たちからも嫌がらせを受けるようになった)
提督(逆に、親は理解してくれた。学校への抗議もしてくれたが、結局中学は別の場所へ行くことになった)
────────
中督(わざわざ違う中学に行かねばならないとは)
中督(……親には迷惑かけるな……)
同級生A「中督ゥ、早くしねぇと授業間に合わねーぞ」
中督「あ、すまん」
~授業中~
同級生B「なぁオイ、聞いたか?公園の美少女の話」小声
中督「なんぞそれ」小声
同級生A「公園あるだろ?夕方になるとな、金色の変わったカチューシャした黒髪の美少女が居るらしい」小声
中督(ん?もしや……)
同級生B「んで、今日何人かで見に行くんだけどよぉ、一緒に行こうぜ」小声
同級生A「どうせ帰り道だろ、行こうぜ」小声
中督「……うん、行こう」小声
見てる人居るのかコレ
1日1~5レスくらいだと思ってネ
─────
同級生A「オイ、見ろよ」小声
同級生B「うひょ、噂通りの美人」小声
中督(榛名、だな……声はかけない方が良いか)
同級生A「おっとぉ、黙り込んじゃって。一目惚れか?」
同級生B「ぬへへw」
中督「ちげーよ」
同級生A「またまたぁ」
うわー待ってた人ゴメンよ
学校の関係で物凄く更新遅いよ。あと何故か書きだめが消えてたよ
本当にごめんね
同級生A「あ、やっべぇ今日早く帰らなきゃイカンわ、じゃあの」
同級生B「そりゃ遺憾ってなwww……おっと俺も部活戻るわ、じゃあの提督」
中督「ん」ノシ
中督(そして誰も居なくなったな……話かけるか?)
??「オイ!居たぞ!」
中督「!」
??「手間ァ掛けさせてくれたなァ」
中榛名「……」
??「ッ!貴様ぁ何だその態度は!」
中榛名「……て……さい」
??「なっ!?」
中榛名「榛名は……大罪を……軍律を犯しました。どうぞ殺して下さい」
??「榛名、貴様……」
??「よせェ、憲兵少佐」
憲兵少佐「な、教官殿!?」
教官「……わかった、今ァ、楽にしてやろう」チャカッ
中榛名「……」
中督「ッ!やめろおおおおおお!!!!!」ダッ
憲兵少佐「!?」
教官「うんン?」
中榛名「……!?提督さん!?」
中督「うおおおおおッ!」
憲兵少佐「小僧ッ!」っ警棒
中督「ッ」ガシッ
憲兵少佐「ぬおっ!?」グルンっ ドサッ!
中督「テメェェェ」ブォンっ
教官「フン」ガシ
中督「ガッ……」顔メリィ……
中榛名「教官!やめてください!」
教官「ほォ、殺してほしいだの、やめろだの……何時からそんなに欲張りになったァ?」
中榛名「……ッ」
教官「それになァ、俺は」
教官「死人のお願いなど聞けねェなァ!」メリィィィイイイ
────────
提督(俺はそこで気絶した)
提督(その寸前、俺は悔しくて仕方がなかった)
提督(だがその理由が……わからなかった)
────────
中督「ハッ……こ、こは……」
神通「目が、覚めましたか」
中督「!?……艦、娘?じゃあここは……海軍?」
神通「ええ。海軍教育大隊本部……若き艦娘の学校、と言った所でしょうか」
中督「お、俺は」憲兵少佐「我々の保護下に置かれている」
中督「!?」
憲兵少佐「小僧、先程は世話になったな」
神通「中学生とは言え、公務中の軍人に手を出したんですもの……仕方がないですね」
中督「お前ら、榛名を……仲間を殺そうとしただろうが!それを止めて、罪になるのか!?」
神通「それについては、教官から直々にお話をしたい、と」
憲兵少佐「そういう事だ。……キズも大したコトないだろう!来いッ!」ガシッ
中督「ガキ相手に手荒な……」
続きは後から投下するよ
飯と風呂と犬の散歩済ませてくるよ
コンコン
教官「入れェ」
ガチャッ
憲兵少佐「失礼いたします!例の子供を連行して参りました!」
教官「憲兵少佐、君ァ、出ていいィ」
憲兵少佐「ハッ……そら、入れ!」
中督「……」
憲兵少佐「では」
ガチャン
教官「……」
中督「……アンタは仲間を殺すのか」
教官「……質問は俺からさせて貰う……お前さん、榛名の何だァ?」
中督「これと言った関係は無い」
教官「だがアイツは、お前さんの名前を知っていた……そしてお前さんを庇った……それで居てェ、何の関係も無いだとォ?」
中督「本当だ。1年程前に、一度話しただけだ。その時に互いの名前を……」
教官「なるほどォ、やっぱりお前さんだったか……」
中督「……何がだ」
教官「艦娘は、長い間ァ人間から迫害されてきた。無論、榛名も例外じゃァ無い。だが……訳あって……アイツはァ、人間の世界に、自ら飛び込み続けた」
教官「……殆ど泣いて帰って来たァ。装備妖精の加護が無い所為で、アザや擦り傷、切り傷を負ってきた時も珍しくなかった……」
教官「だが……一度、たった一度だけ……アイツが、嬉しそうに……帰って来た日があった……」
小榛名『榛名……やっと、トモダチができました』
小榛名『例え、他の皆が敵になっても、一緒に居てくれる……』
小榛名『トモダチが……できました』
教官「だが、次の日以降は……ただ泣いてるだけ、だったァ」
中督「……俺が、虐めを受けて……ロクに外に出なくなった日か」
教官「……お前さんに、頼みがァある」
教官「アイツは、訳あってェ一人ぼっちだ」
教官「アイツの、支えになってくれねェか」
中督「……………質問はそれだけか」
教官「ああ」
中督「じゃあ次はこっちの質問だ」
中督「何故あんなにあっさり、榛名を殺そうとした?」
教官「……」チャカッ
中督「なッ」
バン バン バン バン バン バン バン バン──
中督「──え───コルク?──」
教官「例え、心が死人になったとてェ、教え子は教え子だ」
教官「我ら誇り高き帝国軍人───仲間割れなど、望む者はおらん」
中督「……俺は、お、俺は、骨折り損、かよ」
教官「だがそのお陰で……アイツは救われる」
教官「救って、くれるんだろ?」
──────
提督(俺は一旦、家に帰された)
提督(憲兵少佐のジープで……その所為で親を驚かせてしまった……勿論、しこたま怒られた……憲兵少佐、あの野郎、笑っていやがった)
提督(……榛名を、救える。そう考えると……妙に嬉しく感じた)
──────
女担任「中督クン、進路希望が決まったんだって?へぇ、今時の子にしては速いねぇ」ナデナデ
女担任「それで何処だね?──ほぉ、海軍か!教育大隊も隣街だね。偏見は多いけど、アタシは誇れる仕事だと思ってるよ」
女担任「まだ1年だから焦る事は無い。けど、相談したい事があったら、何時でも言ってね~」
同級生A「お前コラ」パシンッ 中督「あいたっ」
同級生B「おまっ、ズルいぞ!センセーに頭撫でられるとか、アレだ!ズルいぞ!」
同級生A「そーだぞ!条約違反だ!」
中督「何も結んで無かろうが!」
同級生B「何をしたんだ?正直に言えば許してやる」
中督「進路希望先を決定した。努力する、と宣言した」
同級生A「へぇ、速いな。で、何処だ?」
中督「……秘密だ」
同級生B「はぁ!?センセーには教えて、俺たちには教えねぇのか!?ズルいぞ!」
中督「お前さっきからそれしか言ってねぇじゃねぇか!」
──────
提督(俺は他人を信用しなくなってしまっていた)
提督(女担任や親たちは信用出来たが──俺は、小学校の二の舞になるのを恐れていた)
──────
中督(あれから一切、榛名と会っていない)
中督(『救うのは、こっちに来てからでいい』)
中督(教官はそう言っていたが……)
中督(……教官がそういうのならば、そうするしかないな)
──────
提督(中学時代の月日は、想像以上に早かった。他の奴らも各々、自分の道を進んでいった)
提督(俺は……教育大隊へ行った)
提督(入試、その他の試験も上位に位置し、艦隊を任されるだけの信任は得た)
──────
コンコンッ
教官「入れェ」
提督「失礼します」
教官「……すまない、なァ」
提督「……自分で決めた事です。それよりも、命じてください──榛名に、我が艦隊への転属を」
教官「ああ。そのつもりだ。その前にィ……昔話に付き合ってくれェ」
──────
多分今日はコレでラスト
教官「俺たちは、離島防衛の任に当たっていたァ」
教官「俺は未熟だったァ」
教官「俺たちは、敵大艦隊の総攻撃を受けた」
教官「俺の部下の殆どの艦娘が散ったァ──。その中に……榛名の姉妹艦が含まれていた」
金剛『キョーカン!ヒエイ!ハルナ!キリシマ!皆!どうか生きてくだサイ!Please run away!』
金剛『ここは、Name shipの腕の見せ所ネ!』
金剛『だから、生きて!生きていれば──』
金剛『人と一緒にいれば、必ず仲間が居ますカラ!』
金剛『だから────』
比叡『お姉様だけに、いい顔させてられません!私だって、貴女たちのお姉さんなんです!』
比叡『だから、貴女たちは逃げなさい!早く!急いでッ』
比叡『───そう、生きて』
比叡『──生きて、ね』
霧島『はるな』
霧島『わたし、ここまでみたい』
霧島『──もっと生きたかった──だから、約束』
霧島『私の分まで──』
教官「まだ幼い子たちだった」
教官「生まれながらにして艦の魂を背負い……幼いうちから心に傷を負う」
教官「アイツらの人生は……俺たちの思っている以上に、きっとォ──」
次の投下は夜になる
書きだめ無いので2、3レス程
読んでくれてありがとね
まだ続き出来上がってないからテキトーにcv一覧
あくまで俺の好み。皆様のお好きな音声でお楽しみください
小督: 朴?美
中督: 朴?美
提督: 諏訪部順一
教官: 野沢那智
憲兵少佐: 飛田展男
女担任: 甲斐田裕子
ギャラは支払わんよ
誤字脱字多いね
許してね
──────
提督(教官の顔は夕焼けの陰になって見えなかった)
提督(『榛名をよろしく頼む』)
提督(教官は、白髪交じりの頭を、深々と下げた)
──────
その晩
コンコン
教官「入れェ」
ガチャ
憲兵少佐「失礼いたします」
教官「……就寝時間中にすまんなァ」
憲兵少佐「いえ、大丈夫ですよ」
教官「……提督の奴にな、金剛たちの事を話した」
憲兵少佐「そう、ですか」
教官「……憲兵少佐、お前は」
教官「俺を──恨んでいるか?」
憲兵少佐「な、何を!?」
教官「お前の、義妹たちを見殺しにした俺をォ」
教官「憎んでいるのかァ?」
ガシャァァン!!!
憲兵少佐「ふざけた事を言わんでください、先生」
教官「──『先生』か、随分とまァ懐かしい響きだな」
憲兵少佐「アレはアンタの望んだ事じゃない!彼女たちの掛け替えのない意思だ!先生、アンタが一番知ってるでしょ!?」
教官「……」
憲兵少佐「……取り乱してすみませんでした。暫く、休みをいただきます。では」
ガチャ、バタァァン!
金剛たち『憲兵少佐義兄さん』
憲兵少佐「ッ」
憲兵少佐「……くそっ、くそっ、酒……」
───────
街の酒場
憲兵少佐「……」
??「……あら、珍しい。義兄さんが酒を飲むなんて」
憲兵少佐「」ギョッ
女担任「……先生と何かあったんだ?」
憲兵少佐「……うるさい、二度と俺を義兄さんなんて呼ぶな」
グビッ
憲兵少佐「あの人は……何もわかっちゃいなかったんだ、先生は」
憲兵少佐「金剛型や神通……それにお前」
憲兵少佐「オレの義妹だ。皆、誰一人除く事無く」
憲兵少佐「だがな、オレは、もうお前らの義兄じゃいられないんだよ」
憲兵少佐「オレは、オレのこの『野望』は……彼女たちの名誉に、傷をつける物なんだ……!」
──パァン!
憲兵少佐「──いってぇ」
女担任「酔いは醒めたか?──まさか貴方が、そこまで愚かだとは思って無かった」
女担任「良いわ。好きにすればいい。私も、義妹である神通や榛名たちも、きっと先生も」
女担任「貴方を、もう家族だとは──思わない」
ガチャン
憲兵少佐「……そうだ、オレは愚かだ」
憲兵少佐「だから、こんな、『復讐劇』なぞ望むのだ」
──────
一週間後
種子島基地
提督(現在の我が艦隊の勢力。駆逐艦『暁』、『響』、『雷』、『電』、『吹雪』、『時雨』、『夕立』)
提督(戦闘経験、それぞれ6回程度。演習は10回程度)
提督(そこに、戦艦が加わる。……バランスは大切にせんとな)
コンコン
提督「どうぞ」
ガチャ
時雨「提督、警備任務終わったよ。はい、報告書と珈琲」
提督「ああ、ありがとうな」ズズッ
時雨「もうすぐ梅雨が明けるね。僕は少し寂しいな」
提督「なに、梅雨が明けたら台風が来るさ。そしてその前に戦艦も来る」
時雨「提督もスゴイね、教育大隊と1、2回の連絡で戦艦の配備を取り決めさせるなんて」
提督「……ワケあり、だがね」ズズッ
時雨「ふーん」 ガチャ 夕立「提督さん!夕立頑張ったっぽい!褒めて褒めて!」むぎゅ~
提督「のわ、ばかもの、こぼ、溢れ、アチッ、アチチッ」
時雨「ちょっと夕立!ダメだよ!離れなよ!」
<誰か夕立を止めろォ!
<なのです!
<ぽい~~
<報告書大破!
榛名「ここが、提督さんの基地」
榛名(規模の割に賑やかな所ですね)
提督「……ようこそ、榛名。我が艦隊へ」
榛名「提督さん……これから、よろしくお願いします」
提督(マトモに話すのはコレが初、か……)
提督(しかし何だこの感覚は……何だか心がむず痒いような……)
榛名「……あの、提督さん。遅くなってしまいましたが……」
榛名「初めて会った日……それと、中学生の時の公園の件、本当にありがとうございました」
提督(思っていたより明るいな。楽観はせんほうが良いだろうが)
提督「いや、こちらこそ君に感謝しているんだ。俺が……あの空気に染まらずに、強く生きてこれたのも、君のお陰なんだ……ありがとう」
榛名「え?あ、はい、いえ、こちらこそ……///」
今日は終わり また夜に投下する
なんか書きダメとかなりストーリー変わったから迷走の予感
榛名と提督やっと再会……続きどうしよう……初めてなのにムズカシイもの書こうとしたバチが当たったか
書きダメ版はすっごく軽くてラブラブフワフワした奴だった
今頃教官がクリスマスの悲劇(ダイハードネタ)に見舞われる筈だった
榛名と提督の初デートとか
でも内容は思い出せない
っ館内放送
提督「──各員に告ぐ、速やかに会議室に集合せよ」
提督「──というわけで、本日よりこの榛名が着任した。皆、よろしく頼む」
榛名「よ、よろしくお願いします!」
響「ハラショー」 暁「ふん、暁の方がレディーなんだから!」
雷「困ったことがあったら、雷を頼っていいのよ!」 電「はわわわ、皆一斉に喋っちゃダメなのです~」 夕立「夕立っぽい!よろしくっぽい!」 吹雪「今度、島を案内しますね!」
提督「高校かココは……いや、確かに元々そうだったんだが……」
榛名「え、えーと」
時雨「」グイグイ
榛名「は、はい?」
時雨「アメは好きかい?」っボンタンアメ
榛名「あ、ありがとうございます」
──────
提督「さて、警備任務は先ほど終わらせてある。だがこの基地の役割は、治安維持に留まらない」
榛名「では、何をすればよろしいのでしょう?」
提督「ここの艦娘たちと一緒に、町へ行ってくれ。小さな町だがな、悪人はそこまでいない。用事はこのメモに書いてある」
榛名(……おつかい、ですね)
榛名「わかりました!榛名、感激です!」
提督「はい、メモ」
ぴとっ(手と手が触れ合う音)
提督「あ」
榛名「」
榛名「」
榛名「」
榛名「」ボンッ
提督「す、すまん!ワザとじゃ──」
<榛名さん、どうしたっぽい?
<ストレスで体調崩したんだって
<東京と種子島はかなり違うからなのです
<頼っていいって言ったのにぃ~
翌日
吹雪「今日こそはお使いに行きましょう!」
響「榛名はもう大丈夫なのかい?」
榛名「はい!榛名は大丈夫です」
提督「じゃあ頼むよ。領収書は種子島基地宛に──」
電「何言ってんだ お前も行くのです」
提督「はい」
夕立「クリーニング屋くらい自分で行けっぽい!」
時雨「珈琲溢した夕立が言うセリフじゃないよね」
事務長「行ってらっしゃい、無駄遣いは止めてくださいね」
暁「レディーがそんな事する訳ないでしょ!」
雷「ついでに牛乳も買わなきゃ!」
軍曹「お留守番は任せてください」
提督「では後を頼む」
──────
吹雪「あそこの駄菓子屋さん!懐かしいお菓子があるんですよ!」
時雨「僕はいつもあそこでボンタンアメを箱買いしてるんだよ」
榛名「わあ、今度一緒に行きましょう!」
吹雪「はい!」
提督(積極的に町民と関わる事で、理解を深めて貰う。これも大事な任務の筈だ)
夕立「……提督さん、夕立お腹すいたっぽい」ぐ~
暁「暁もー!」
雷「今晩は雷特製カレーよ!我慢しなさい!」
響「雷、もうカレーは4日続いてるんだが」
雷「ただのカレーじゃないわ!1日目はハヤシカレー、2日目はカツカレー、昨日は夏野菜カレー、今日はカレーうどんとご飯入りパンよ!」
時雨「わーい今日のディナーは炭水化物の塊だーウレシイナー(棒)」
電「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
↑「ホラ、早くレストラン連れてけよ」というオーラ
提督「は、榛名、榛名は何が食べたい?今日は俺の奢りでレストランに行くぞぉ~~」汗ダラダラ
榛名「いいのですか!?」パァァァ
榛名「榛名、感激です!」ニコニコ キラキラ
提督(……な、何だ?鼓動が……)バクッバクッバクッ
今日はここまで
読み返してみたが、
榛名のメンタル回復早いわ オリキャラが阿保みたいに多いわ。なんだか恥ずかしいな
今後の展開は困難極まる
あと最後の提督の鼓動は、決してストレスによる不整脈じゃないので。
───────
レストラン
財布「7000円しか無いよ!」 提督「」
提督「……『鹿屋飛行隊カレー(780円)』にしよう」
※この店で1番安い
時雨「え、結局カレー食べるの?」ヒソヒソ
提督「……実は7000円しか持ってきてないんだ。しかし俺は《炭水化物の塊》を摂取する趣味は持っていない」ヒソヒソ
時雨「えええええ!?お金足りるの!?」ヒソヒソ
提督&時雨「チラッ」
榛名「?~」るんるん
榛名「……?」←視線に気付いた
榛名「?」ニコッ
提督「好きな物を食べなさい」ニコ…
榛名「……!」パァァァ
榛名「ありがとうございます!では……『本格鶏飯セット(1970円)』を!」
提督「」
提督「おい」ヒソヒソ
提督「お前ら、鹿屋飛行隊カレーな」ヒソヒソ
時雨「え」 提督「飛行隊カレーな」ヒソヒソ
夕立「お腹すいたからもう何でもいいっぽい」←本心
吹雪「せめて……他のモノは……」ヒソヒソ
提督「これなら許可する」ヒソヒソ
っ『激辛桜島大噴火カレー(800円)』
※この店で2番目に安い
吹雪「」
暁「ちょっと待ちなさいよ!」 提督「『お子様ランチ(800円)』にはゼリーが着くぞ」ヒソヒソ 暁「お冷持ってくるわ」
雷「私『ドリンクバー(300円)』だけで良いわ」提督「お前のような部下を持てて俺は本当に嬉しい」グスン
響「『ウォッカ(250円)』」 提督「未成年だ!お前もお子様ランチ!」ヒソヒソ
提督(しまったぁぁああ!10円!10円足らん!)
提督(落ち着けぇぇえええ 食い逃げなぞ考えるなぁぁぁ)
榛名「提督さん?大丈夫ですか?顔色が優れないようですが……」
提督「──いや、大丈夫だよ。ただ少し汗が冷えてきてね──」
このあと無茶苦茶考えた
~1時間後~
提督「すみません、全額ツケといてください、請求書は──」
─────
教育大隊
大隊事務員「憲兵少佐殿、コレは一体どういうことですかな?」ピラッ
憲兵少佐「?何の話だ?」
請求書「7010円、早よ払え 某日、提督が使ったんやで」
憲兵少佐「」
このあと無茶苦茶 抗議した
電の分忘れてた
電はどーせ威圧で鶏飯セット頼んだので
補完よろしく
面目無いなホント
と、まあ何レスかギャグパートにしたが
どうでしょうかね
俺的にはしばらくギャグ(及び日常)をやってから
シリアスパートと伏線回収するつもりだが
ではまた今晩
補足
「しばらく休みを貰う」と言ったのに、さも当たり前のように出勤してた憲兵少佐について
憲兵少佐「教育大隊に忘れ物を取りに戻ったら請求書も受け取る羽目になった」
すまない
今日は多忙につき
投下できません
─────────
某日 就寝時間
夕立「時雨以外の人と寝るなんて久しぶりっぽい」
響「艦娘全員と一緒に寝るとは、実にハラショーだ」
暁「これで誰も怖がらないわね!」
電「元々暁ちゃん以外の怖がりなんていないのです」
雷「たっくさんお話できるわね!」
吹雪「眠れるかなぁ」
榛名「電気消しますよ~……わぁ、星が綺麗ですよ」
時雨「本当だ……何だか疲れなんて吹っ飛ぶよ」
暁響雷電「Zzz……」 吹雪「はやっ!?」
夕立「そういえば、榛名さんは何でココに来たっぽい?」
榛名「え?」
時雨「だってこんな小規模な基地に、要請も無いのに戦艦が配属されるなんてオカシイと思ってさ。皆で話題になってたんだ」
吹雪「ここ周辺の深海棲艦も強くて軽巡レベルですからね」
榛名「そ、れは……」
時雨(…………)
時雨「あっ!そういえばさ、提督が着任したばっかりの時の話、榛名さんにした?」
夕立「まだしてないっぽい!」
吹雪「アレはホントに可笑しい!」
榛名(庇われた……?)
榛名「榛名、聞きたいです!」
────────
提督着任日
海軍種子島基地まで15分の地点
飛行艇US-2機内
提督(たかいたかいこわいこわい ふふこわ)
搭乗員「提督殿、大丈夫ですか?顔色が悪いですが……」
提督「いや、問題無い。心配するな」滝汗
操縦士「もしかして飛行機苦手なタイプですか?」
提督「違ーう!」 無線『こちら地上管制。種子島上空を飛行中のUS-2《ルリカケス》へ。貴機の付近で深海棲艦の艦載機が確認されている。十分注意せよ。送れ』
操縦士「《ルリカケス》了解。通信終わり……搭乗員、基地の艦娘に防空警戒情報を」
搭乗員「了解」
体育祭があるとキツイな
今晩また投下する
ストーリー進行がバカみたいに遅い
自分でもびっくりしてる
うーん やっぱ時間をかけないと文法デタラメなのしか作れん
すまないと思ってる
今日は眠い
明日いくらか投下する予定
なんだかすまんね
敵機「」ガガガガガガガガガガッ
操縦士「うおっ、被弾した!」
搭乗員「エンジン出力、落ちてます!」
提督「まだ来るぞ!」
操縦士「前方にはもう艦娘が展開している!強行着水する!」
搭乗員「天使とダンスだ!」
提督(うおおおおおめっちゃGがかかるうううう!?)
時雨「あれ?なんか突っ込んできてない?」
吹雪「ホントだ、物凄い速度で水面に向かってるね」
ザパァァァァァァァァァ!!!!
提督「うおおおおおおおおお」
敵機「」ガガガガガガガガガガッ
操縦士「フラップ大破!」
搭乗員「左舷がボロボロだ!」
時雨「対空射撃、よーい!てぇー!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
敵機「!」スッスッ
暁「ダメ!当たらない!」
吹雪「とにかくUS-2から敵機を引き離さないと!」
ガガガガガガガガガガッ
夕立「弾幕、張れるだけ張るっぽーい!」
ガガガガガガガガガガッ
敵機「全機撤退セヨ、モハヤ我々ニ勝ち目はナイ」
響「逃がさない……!」ガガガッガガガッ
時雨「てぇー!皆殺しだぁ!」ガガガガガガガガガガッ
電「US-2の救護をしてくるのです!」
時雨「了解!」ガガガッ ガチッガチッ
夕立「雷!タマ!タマ持ってこいっぽい!」
雷「はい!」
暁「突撃よ!!!」
<逃げるんじゃないっぽーい!
<バンザーーーーーイ
<ypaaaaaaaaaa
ガチャ
電「大丈夫なのです!?」
操縦士「いてぇチクショぉ……腕の骨が折れた」
搭乗員「医者だ、医者を呼べ」
電「2名は……無事……あと1人は……?」
提督「」
電(気絶、なのです。命は助かったみたい)
電「司令官さん、ですよね?しっかりするのです」
提督「!」バッ
電「え」
提督「もご……?」電のスカートの中
吹雪「電ちゃん、敵はもう片付いたよ。そっちは……ど……う?」
電「な の で す !!!」ドゴォッ
提督「がはぁっ!?」メリィっ
────────────
時雨「それ以来、電は提督に対して高圧的になったのさ」
夕立「Zzz……」 吹雪「Zzz……」 時雨「話の途中で寝るのは失礼だと思うんだ」
榛名「クスッ……提督さんには悪いですけど、フフッ……少し笑ってしまいました」
電「あ?」
時雨&榛名「」ビクッ
電「お前は黙ってジッとしてるのです……」ムニャムニャ
し
時雨「……ね、寝言だったね」
榛名「……あの」
時雨「うん?」
榛名「さっきは……ありがとうございました」
時雨「……何のことかな」
榛名「いえ……」
時雨「……誰にも、知られたくない事はあるさ。それに君は……僕と同じ、『残された側』の匂いがする」
榛名「……」
時雨「……辛さは……よくわかるんだ。でも」
時雨「それは……いつか止むさ」
榛名「ありがとう……」
時雨「……おやすみ、榛名」
榛名「はい、おやすみなさい」
暁(どうしよう……トイレ行きたくなっちゃった)
暁「ちょっと、雷……」ちょんちょん
雷「むにぃ……なぁにぃ……」
暁「トイレ……一緒に行ってあげてもいいわよ?」 雷「いい」暁(即答かよ)
暁「もう!本当は行きたいんでしょ~!」 雷「ち~が~う~」
榛名(あらあら……)
暁「もう~」 榛名「」ちょんちょん 暁「うぇ?は、榛名さん?」
榛名「ごめんなさい暁ちゃん……榛名、少し御手洗に行きたくて……ついて来てくれませんか?」 暁「しょ、しょうがないわね!」 榛名(即答でしたね)
────────
オマケ
提督「?ぁー 疲れたー」
電「コラ休むなや」
提督「もう無理……身体動かん……」
電「……」
電「仕方……ないのです」ぎゅー
提督「え?……い、電?」
電「……」
提督「……壊れた?」 電「あ?」抓りッ 提督「あだだだだ」
電「お前は黙ってジッとしてるのです……」
電「……電は、最初にます会ったときから……」
提督「い、電……」
この後滅茶苦茶イチャついた
雀「ちゅんちゅん」
電「……」
↑夢だと気付く
この後滅茶苦茶 提督をボコった
電「~最初にますあったときからなんたら」
↓
電「~最初に会ったときからなんたら」
補完よろしく
───────
某日
事務長「提督さん、ちょっとお話が……」
提督「なんだ?」
事務長「実は、用途不明の10万円が口座に入っておりまして……」
提督「10万?他の部隊からもそんな報告はないが……」
事務長「はい。とにかく、事務隊本部へ連絡を取ってみます」
提督「ああ、頼む」
軍曹「提督殿!」
提督「む?どうした」
軍曹「憲兵隊本部から文書が──」
《海軍種子島基地ノ指揮下ニ在ル全兵力ニ告グ》
『同日の午後から 憲兵2個小隊を送る。 同日中は 総司令部命令により 種子島基地の全指揮権は 憲兵隊が持つものとする。抵抗する者は 皆 反逆者であるから 然るべき処分をする』
提督「なんだこの雑な文書は」
軍曹「妙なんです、提督殿。奴らにしてはあまりにも仕事が早すぎます。こいつぁ何か裏がある……」
提督「とにかく基地内の全ての人員に通達しろ。余計な事はさせるな」
軍曹「はっ」びしっ
───────
3時間前
憲兵隊本部
PC室
憲兵少佐(種子島基地……金融文書……改ざん、オーケー)カタカタッ
憲兵少佐(偽造文書……作成……オーケー)カタカタッターンッ
本部長室
憲兵隊本部長「え?こんな書類あったかね?」
憲兵少佐「たしかにありましたが」
憲兵隊本部長「ふーん、ま、テキトーにやってきてね」ハンコばんっ!
憲兵少佐「ありがとうございます」
ガチャ バタン
憲兵隊本部長「さーて飲もう飲もう」
憲兵少佐(ここはどこまで堕ちれば気がすむのだ……!)
憲兵少佐「第1憲兵小隊、第2憲兵小隊!出撃準備、南方まで飛ぶぞ!」
憲兵中尉A・B「ハッ!」
憲兵中尉A「野郎ども!仕事だ」
憲兵中尉B「ブラックホークを用意!3分後には集合!ちゃっちゃと終わらせて、パチンコでも行こうや」
憲兵少尉「ヘヘッ、『片付けて』やらぁ」
────────
九州上空
UH-60J機内
憲兵少佐「2番機、何か見えるか」
2番機『いえ、何もありません。異常なし』
憲兵少佐「3番機は?」
3番機『こっちも何も無いです』
憲兵少佐「作戦説明を行う。種子島基地に不審なカネの動きが見えた。これより調査に乗り込む。書類は片っ端から押収、事務長と提督を連行する」
憲兵少尉「へっ、コッチは早く帰りてぇんだよ」
ガチャンッガシャッ
憲兵中尉A「! おい、勝手にMINIMIなんか撃つなよ?」
憲兵少尉「わかってますよ」
2番機
機内
憲兵中尉B「あー暇だな」
憲兵曹長「酒でも如何です?」
憲兵中尉B「おぉー気がきくねぇwww」
提督「……む」
<ブロロロロロロロロロ……
時雨「来たみたいだね」
榛名「……」
吹雪「怖いなぁ」
事務長(事務隊本部からも『知らん』とだけ、か)
軍曹「お嬢ちゃんたち、少し私の後ろにいなさい」
暁響雷電「はい(なのです)」
憲兵中尉A「全員動くな!」
憲兵曹長「事務長だな?まずは貴様から話を聞かせてもらう」
事務長「は、はい」
憲兵中尉B「艦娘はコッチにこい!」ガシッ
電「はわわわ」
軍曹「貴様ッ!子供に何をするのか!」ガシッ
憲兵曹長「おい、オマエ」
軍曹「あ、暁の嬢ちゃん!?」
暁「ひぃぃ」 憲兵曹長「大人しくしねぇか。でねぇとコイツが痛い目見るんだぜ?」っ特警棒
軍曹「……クッ!」
憲兵中尉B「ふん、よろしい」
憲兵少佐「小僧、榛名、久し振りだな……」
提督「お前……」
榛名「……」
憲兵少佐「よし、各班基地内をしらみ潰しにしろ!」
<A班は事務室へ!
<B班、提督室だ!
<C班は……
憲兵曹長「さっさと吐かねぇか!」ゲシッ
事務長「ぐふぅっ!」
憲兵中尉B「何もオレたちだって貴様らを逮捕なぞせん……ただ取引先を教えてくれればいい」
憲兵曹長「そうすればオレたちだって甘い蜜を吸えるってもんだ!」
事務長「はぁ…はぁ…何も隠してなどいない。あのカネは、誰も知らないうちに振り込まれたモノだ」
憲兵中尉B「貴様ァまだ隠すか!」バキッ ドガッ
事務長「ぐぁぁっ」
憲兵曹長「……吐けばラクにしてやるんだぜ?」
事務長「……事務隊本部だ」
憲兵中尉B「あ?」
事務長「事務隊本部に問い合わせてみろ……私には何もわからないが……」 憲兵中尉B「もう充分だ」
事務長「え?──な」
憲兵曹長「ヘヘッ、久々のMINIMIだ……ホント、戦争は地獄だぜ」ジャキッ
憲兵中尉B「お前もバカだよな、『軍曹と一緒に艦娘を庇おうと抵抗してきた』んだからな」
事務長「お前達っ、虚偽の報告を──!?それでも皇国海軍の憲兵か!?」
憲兵曹長「うるせぇ!死ねぇジジィ!」
ジャグッ──
憲兵曹長「」ブシャアアア ドチャッ
憲兵中尉B「え、く、首、が……」
憲兵少佐「……」
事務長「軍刀の一撃で……」
憲兵中尉B「あ、わわ、待て、儲けはアンタにやるから……」
憲兵少佐「貴様も馬鹿だな、『酒に酔った勢いで暴走した』んだからな」ズパァッ!
憲兵中尉B「ぶ──」ブシャアアア ドチャッ
憲兵少佐「……」ツカツカツカ
事務長「ヒッ…」
憲兵少佐「……」スパァン
事務長「あ…縄が……」
憲兵少佐「……」ツカツカツカツカツカツカ…………
事務長「……行って、しまわれた」ヘナ……
─────────
憲兵中尉A「さて、憲兵中尉Bから艦娘を押し付けられたが」
夕立「ぽーいぽっぽ~いっ」るんるん 時雨「ちょっと夕立!緊張感持とうよ!」
暁「レ、レディの私が守るんだから!」ギュムー 雷「あたしに頼ってよね!」 ギュムー
榛名「榛名は大丈夫ですから……」 ギュムムー
電「ぐ、軍曹さんがカッコよかったのです///」
響「お腹が空いてしまった。憲兵中尉Bさん、ピロシキはあるかい?」
憲兵中尉A「なんだこのカオス」っピロシキ人数分
憲兵少尉「中尉殿、オレのMINIMI知らねぇっスか?」
憲兵中尉A「知らんな、憲兵曹長がヘリから持ち出してた気がするg おい人数分あるんだから取り合いするな!」
憲兵少尉「憲兵曹長のトコ行ってみっか……」
───────
憲兵曹長の首「」血溜まり 憲兵中尉B「」血みどろ
憲兵少尉「な──」 憲兵少佐「見たな」
憲兵少尉「! クッ!」っ9mm自動拳銃
パァン パァン
憲兵少佐「どこを狙っている」ズパッ
憲兵少尉「ぎゃああぁぁあ、腕がぁああ!!!」
憲兵少佐「このMINIMIを用意したのは貴様だな?御丁寧に何時でも射撃可能な状態に」
憲兵少尉「それが何だ!オレは面倒な仕事を片付けようとしただけ──」
憲兵少佐「そんなに面倒ならラクにしてやる」ズパッ
憲兵少尉「」ドクドクドクドクドク……
───────
憲兵中尉A「さて、貴様ら……10万はどうやって稼いだ?」
榛名「それが……皆さん本当に知らないみたいで……」
暁「暁たち子供だから知らなーい」モグモグ
吹雪「都合の悪い時はレディじゃないんだ……」モグモグ
時雨「僕は提督の秘書艦をやってるけど、不審な動きはなかったよ。事務長も軍曹も怪しい事はなかったし……」モグモグ
夕立「榛名さんは新入りさんだし、ここの艦娘がやるのは無理があるっぽい」モグモグ
憲兵中尉A(何かの間違いだったのか?)
───────
A班憲兵「めんどくせぇ、このデッチアゲ品を憲兵少佐に渡そうや」っ 今作った偽造書類
B班憲兵「そーしよそーしよ」
憲兵少佐「何か見つかったか?」
A班B班憲兵たち「コレが、事務室に」
憲兵少佐「ほぉ、借用書か」
A班憲兵たち「えぇ、そーです」
B班憲兵たち「やっぱ奴らクロです」
憲兵少佐「──褒美をやろう」ガチャ
A班B班憲兵「えっ」
ババババババババババババババババババババッッッ!!!
提督「!」
軍曹「貴様は、一体何が目的なんだ!」
事務長「……」
憲兵少佐「……今回の一件、全て私が仕組んだ事だ。全てが虚構だ。それがどうだ、コイツらは皆、汚職屋ばかりだ。書類偽造、嘘の報告など……腐敗の象徴だ」
憲兵少佐「……貴様らもわかっただろう、コイツらがどれだけ腐敗しきっているか。今、我が軍は廓清を欲しているという事が」
憲兵少佐「手を貸せ。──まあ、返答次第ではコチラも容赦せん」
タッタッタッタッ
憲兵中尉A「憲兵少佐殿、先ほどの銃声は何事でありますか!?」
憲兵少佐「……コイツら酒で酔ってやがった。全員仲間割れで死んでる」
憲兵中尉A「馬鹿な……酒の喧嘩で死ぬ人数じゃ無いですよ……」
提督「……本当だ。我々も見ていたが、生き残りは貴官と憲兵少佐のみ、だ」
憲兵中尉A「……そんな話があってたまるか!貴様ら全員拘束する!」スチャッ っ9mm自動拳銃
憲兵少佐「落ち着け……確かに信じられないだろう。だがな、よく思い出してみろ……この馬鹿どもは、本当に信頼できる連中だったか?汚れなき日本男児だったか?」
憲兵中尉A「うっ……」
憲兵少佐「さあ、銃を下せ……我々まで死んでしまっては、話にならんだろう」
憲兵中尉A「くっ……」スチャッ
憲兵少佐「……迎えを呼べ。ここには何もなかった」
また今晩投下する
榛名と提督がメインとは一体なんだったんだろう
───────
提督「……協力はする。だが、お前は信用できない」
憲兵少佐「だろうな。味方を簡単に殺すような奴なんか誰が信用するものか」
事務長「……提督……」
軍曹「くそ、祖国を裏切る事になろうとは……」
憲兵少佐「裏切りなものか。寧ろ忠義をカタチにした行為ではないか。腐敗を放置することこそが祖国への裏切りである!」
憲兵少佐「……一度、憲兵隊本部に戻る。行動を起こすときは連絡を入れる。それまで、通常業務を続けていろ」
提督「まて、憲兵少佐。この件、教官は関与しているのか」
憲兵少佐「……いや、していない。だが話はコチラでするつもりだ」
提督「そうか」
憲兵少佐「ああ。深海側との戦争も直に終わる。戦勝記念日の前に人間側の腐敗を正さねば、恐らく二度と正せぬぞ」
提督「……」
憲兵少佐「……では、私は戻る」
ガチャ
提督「……」
月曜の眠くない時に投下する
すまん
今晩こそ投下する
─────
廊下
憲兵少佐「……」ツカツカツカ
榛名「……待ってください憲兵少佐」
幻『義兄さん』
憲兵少佐「────」ズキッ──
榛名「……今回の事件、全て貴方の仕業ですか?」
憲兵少佐「……そうだ」
榛名「何故……」
憲兵少佐「貴様に話す義務は無い。失礼する」ツカツカツカ
榛名(……義兄、さん)
────────
提督(憲兵少佐たちは帰っていった)
提督(俺は内心、奴が言っていたクーデターに協力するか迷っていた)
提督(協力すればこの地位は剥奪され、艦娘たちにも迷惑をかける。────榛名も救えない)
提督(協力しなければまた奴が何かしてくるだろう。最悪、こちらも榛名を救えなくなる)
提督(俺は、流れに身を任せる事にした)
明日投下する
─────────
夜
榛名(……義兄さんは……もう昔とは違う)
榛名(……変わってしまった……)
榛名(前からわかってた事だけど……)
榛名(……せっかく、提督さんの近くに居るのに)
榛名(私はまだ一人ぼっち……)ズキン────
ダメだなこりゃ
続き思いつかん、読んでる人居たら悪いけど1週間時間ください
居なくても書くけど
今晩投下する
榛名(時雨さん達も居るのに)
榛名(提督さんも、こんなに近くに居るのに)
榛名(────お姉様──)
───────────────────
提督寝室
提督「はぁ……」
提督「どうしてこうなったんだかなぁ……」カシカシカシ
提督(……榛名、かなり動揺していたが)
提督(ああクソ、何が救うだよ、助けるだよ……)
提督「……なっさけねぇ」
寝てしまってた
これからは3日から1週間のうちに纏めて投下しようかと思う
次の投下は一週間後
次こそ10レス程度まとめ投下目指す
まだ続き出来てないんですよ……ごめんて
━━━━━━━━━
夜明け前
大本営
元帥「いや、すまんのう。朝早くに」
長門「いえ、構いません。元帥の御命令とあらば」
元帥「━━━━この戦も、遂に終焉の時を迎えようとしておる。多くの犠牲の上に、遂にワシらは敵の本拠地を見つけたのじゃ」
大和「敵の本拠地━━」
長門「━━━━そうですか。とても長かった」
元帥「うむ。連合国との協同を以ってしても、ここまで手こずるとは……今更ながら、本当に恥ずべき失態だな」
長門「いえ、それは我々艦娘の責任。元帥は何も━━━━」
元帥「いや、あるんじゃよ、まだ、ワシの罪が」
長門「……教官達の事ですか」
元帥「そう……ワシは残酷すぎる運命を彼らに歩ませてしまった」
大和「……」
元帥「……いや、先ずは戦勝記念日を早く作ってやらねばな」
元帥「朝日が昇り次第、各方面に伝達せよ!『我ハ海ノ子』、元帥命令!」
長門「ハッ」
大和(この大和も海に征く時が……)
長門(『我ハ海ノ子』━━━━各方面の精鋭、環太平洋戦力による連合大艦隊編成、最終攻撃発動の令)
長門(……何だ、この薄ら寒さは……)
━━━━━━
提督「━━━━え?南方方面の留守番?」
提督「はい……はい……ええ……精鋭が、ですか」
提督「我々と、その他小規模の艦隊で……はい、了解しました」ガチャ
時雨「何だって?」
提督「皆を集めてくれ」
提督「皆、我が軍は遂に敵の本拠地を叩く段階まで上り詰めた」
提督「我々は残念ながら精鋭としては選ばれなかった。我々はこの南方の地でパトロール、及び特別警備体制にあたる」
提督「敵の残存兵力には十分に気をつけるように。以上」
>>96
10レス?
>>103
ごめん
本当にネタ切れ 今日は3レス投下する
10レス詐欺はイカンね
夕立「ついに終わるっぽい?」
吹雪「ここは他の所と比べたら平和だったね」
電「なのです」
雷「あー長かったー」
響「終戦か、実にハラショーだ」
暁「最後までレディーらしく任務につくわ!」
時雨(レディーらしいパトロールって何だろう……)
榛名「…………」
提督(む……)
━━━━━━━━━
廊下
榛名「」ふらっ
提督「!」ガシッ
提督「おい!おい!榛名!」
榛名「……」
提督「……」ヒヤッ
時雨「……提督さ、教育隊で何を学んできたの?」
提督「……」
電「貧血くらいでアタフタすんなや」
榛名「あ、あの……榛名は大丈夫ですから……」
雷「何か欲しいものがあったら言うのよ!」
━━━━━━━━━━━━
提督「……すまんなぁ」
榛名「本当に大丈夫ですから、お気になさらず……」
提督「……何故貧血に?夕べ寝てなかったのか?」
榛名「……いえ、単に眠れなかっただけです」
提督「本当に?」
榛名「はい」
提督(……無闇やたらに探るのもイカンか)
提督「……そうか、何かあれば、いつでも頼ってくれ」
榛名「ありがとうございます」
──────
その晩
提督「……眠れん」
提督(どうやったら心を開いてくれる?)
提督(そもそも本当に深い闇を抱えているのか?)
提督「……夜風にでも当たるか……」
ホントどうしてこうなった
続き出来次第投稿する
だいぶ後だろうが
────────
ミーンミンミンミンミーーーーン……
教官「……」
教官「……何故ここにいるゥ……?」
ミーーーーンミンミンミンミーーーーン……
子供たち「せんせぇ」
教官「!」
子供たち「せんせぇ、おそうじまだ終わんないのー?」
教官「……む」っ竹箒
教官「……ああ、もう少しで終わるから」
教官(馬鹿なァ……あの時の、神社だというのか!?)
教官(神主姿)(クソォ……何故今になってぇこんな夢を……)
<カランカランカラン
教官「……参拝客?」
元帥「……おや?」
教官(なッ……)
元帥「神主、久しぶりだのう」
子供たち「おじさまー、せんせぇとおはなしー?」
元帥「うむ、うむ。今日はポチを連れて来たよ。君達は、ポチと遊んでなさい」
次回:思いついたら
元帥「……例の件だが、なんとか関係者を説得できたわい」
教官「説得というより、賄賂に近いでしょう」
元帥「否、さほどカネは動かなかった。……まぁそのカネもお主達の生活の保障に費やされるわけじゃが」
教官(……間違いない。これは俺の記憶、セリフは全て同じ)
元帥「神社に祀られている《艦魂》の融合を受けた人間たち」
教官「……その被験体が、孤児たち」
元帥「そういう約束じゃな」
教官(今、この約束を無かった事にしたら────?)
なるべく早く続き投下する
詰まった
金曜に必ず
教官(いや、どうせ夢……どうにもならん)
教官(この後日、子供たちに《艦魂》は融合させられた)
教官(だが男子には……《艦魂》は融合させられなかった)
教官(……その男子は、憲兵となった)
教官(他にも不適合者は居た────そいつは女子だった。軍属になる事なく、教師になった)
教官(ン?────なんだ────光に──包まれて───)
──────────────
教官(────場所が変わっている)
教官(ここは───)
次
今度の金曜くらい
教官「────────」
<イヤあ!燃える!痛いいいい!!
<やだ!殺さないで!こっち来ないでよ!
<なんでよ……どうしてこうなんのよ……
いやあああああああああああああああああああ!!!!
教官「あの……島か……」
<クソぉぉぉぉおおおおお!クソぉぉぉぉおおおおお!!
<義兄さん!無茶よ!軍刀なんかじゃ!
<なんで……何故だ!ココで合流する筈だった部隊は何故来ない!?
<……本部は知らないって……
<クソが!完全に腐ってやがったか……!
次:土曜あたり
<俺は……俺は……復讐してみせるぞ
<絶対に……どんな手を使ってでも……!
──────────────────
憲兵少佐「起こせ」
憲兵a「はっ」
憲兵b「電圧、かけます」ピッ
ビリッ──バチバチバチバチッ
教官「────ぐあああああああッッ!!!」
憲兵少佐「お目覚めですか教官殿」
教官「ああ……クソッタレがァ……」ハァハァハァ
憲兵少佐「さて、教官殿。先日、幹部憲兵のクソどもを片付けてきました。さらにその前には下っ端の憲兵も」
憲兵少佐「……復讐はまだ終わってません。ただ、その前に真実を知りたいのです」
憲兵少佐「……私もこれ以上苦しませたくありません。早く吐いてください」
憲兵少佐「艦娘が誕生する前、元帥殿と貴方が神社で話していた事を。何を考えて貴方が腐敗した軍部に子供達を売ったのかを」
次
再来週くらい
同時刻:決戦精鋭艦隊
長門(ダメだ、胸騒ぎが止まない。────敵本拠地まであと40分程か)
大和「……元帥、様子がおかしいです。空母隊が彩雲隊を飛ばしましたが、敵影を確認できず。本来ならパトロールに遭遇する頃です」
元帥「……向こうに残っている各方面隊に、偵察強化の伝達を」
精鋭A「はっ!」
精鋭B「元帥閣下、陽動の精鋭水雷戦隊旗艦 神通より入電!『未だ敵影あらず』!」
─────
ジリリリリリリ ガチャ
提督「はい」
提督「了解いたしました。では」ガチャン
提督(最悪だな……憲兵少佐の奴にも一応伝えておいた方が怪しまれないか)
吹雪「何かあったんですか?」
提督「……精鋭の連中はまだ敵を捕捉していない、と」
夕立「じゃあ、お仕事増えるっぽい?」
提督「そうなる。……遠征の数を減らすぞ。駆逐艦たちのパトロールに当てる時間を増やして警戒態勢を厳とする。……榛名は鎮守府でいつでも出撃できる体制にしておけ」
各員「了解!」
次: 今度の土曜あたり
ガチャッ
軍曹「提督殿!訓練飛行中のUS-2が偶然、敵駆逐艦を発見したようであります」
提督「場所は?」
軍曹「沖合8キロ!数は1!」
提督「はぐれ艦にしては距離が近いな。先刻のコトもある。夕立と時雨で駆逐艦を攻撃、他の駆逐艦で周囲を警戒!」
駆逐艦たち「了解!」
事務長「島民に連絡をして参ります」
提督「頼む」
次:金曜
遅刻許して
続き作れんかった
次:出来次第や すまんの
───────
元帥「…………」
精鋭A「精鋭B、本拠地の位置情報は確かなのか?」
精鋭B「環太平洋、全ての国があそこだと断定した。我が軍も念入りに調べた結果、間違い無いと判断している」
──ドタドタドタ!!
精鋭少尉「閣下ァ!南方のASEAN連合艦隊より通信!」
精鋭A・B「なにィ!?」
元帥「……読め」
精鋭少尉「『敵航空機、我ガ艦隊後方ヨリ強襲、被害甚大ナリ。作戦続行不可ト判断ス』!」
ドタドタドタ!
精鋭少佐「閣下、北方のロシア艦隊、東方の米艦隊、共に敵影確認していない状況です。また、ASEAN連合艦隊より追伸、『敵空母、他、大多数ノ敵艦隊、九州方面へ進軍開始、我ガ軍追撃ノ余裕ナシ』」
精鋭A「馬鹿な、ASEAN連合艦隊が壊滅だと!?」
精鋭B「最後の定時連絡は10分前だぞ!奇襲とはいえ、この短時間に……いや、それよりも……」
元帥「……本国が危ない」
──────
事務長「放送設備のご協力、感謝致します」
役所員「いえいえ、それでは私たちも避難を」
事務長「では……戻るか……ン?」
事務長(ベンチに人が……)
???「…………」
事務長「ちょ、ちょっと!貴女も避難を!」
???「基地職員の方ですか?」
事務長「そうですが、ご用件はいずれ聞きますから……」
???「私、提督さんの知り合いなんですが、コレを渡してください。では」
事務長「え、ちょちょ……行っちまった」
事務長「手紙……か。紙切れ1枚のようだが……」
事務長(……まぁ渡そう)
────
軍曹「はぁ?聴こえんぞ!もう一度言え!」
無線『深………の大艦……………に向かっ…………防空…………』
軍曹「クソ、完全に壊れやがった」
軍曹「治れ!治れってんだコノぉ!」ガンッ!ガンッ!
提督「どうした」
軍曹「は、無線機が突然壊れました。防空がなんたらかんたら、と」
提督「防空か……無線機が壊れたんじゃ何処にも連絡出来んな……」
軍曹「陸軍の方に直接、防空体制を取るよう言ってきます」
提督「頼む」
これ完結するのかな するといいな
次回:思いついたら
──────
提督「……」
榛名「提督さん、お茶です」
提督「あ、あぁ、ありがとう」
提督(……考えてみれば今、基地にいるのは榛名と俺だけか)ズズッ
提督(……何を考えてるんだ俺は。作戦行動中だぞ……)ズズッ
榛名「では提督さん、榛名は艤装の点検をしてきますね」
提督「わかった」
提督(榛名もこの間と比べてかなり落ち着いているではないか)ズズッ
提督(いや、いやしかし、この時を逃しては)ズズッ
提督(…………)ズズッ
提督(……紅茶を湯呑に入れるのはどうなのだ榛名よ)ズズズッ
提督「……話そう。今しかない」
──────
コンコン
提督「……榛名」
榛名「提督さん、どうされましたか?」ガチャッ
提督「艤装のチェックが終わったら少し話がしたい。────良いかな?」
榛名「……」
提督(いかん、ストレート過ぎたか……!?)
榛名「……わかりました、ではもう少しだけ、待ってくださいね」ニコッ
提督「あぁ、ありがとう」
提督「ではまた後で」ガチャン
榛名(────────)
──────
無線『繰り返─────機が接近─────直ちに引き──』
夕立「……無線、壊れちゃったっぽい」
時雨「えぇ?オカシイな、ちゃんと僕がチェックしたハズなのに……!?」
敵駆逐「…………」ヌッ
夕立「敵艦!」
時雨「本当に一匹だけみたいだ……可哀想だけど──」スチャッ
夕立「死んで貰うっぽい」スチャッ
────ブォォォオオオオアアアアア!!!!!
夕立「!?」
時雨「上から!?なんだ!?」
ドォォォォォォォォンン!!!!!
夕立「飛行艇っぽい!」
時雨「例のUS-2!?クソ、敵の攻撃で!?」夕立「時雨!前!」
敵駆逐「フシュー……」ガシャコン、ドォォォン!!
時雨「──ッ」ヂッ
夕立「時雨!」
時雨「大丈夫、かすっただけさ」
夕立「!!」
敵艦載機群「────────」
敵駆逐群「フシュ──シュゥゥ─────」
時雨「……無線は無い。前も後ろも敵だらけ──」
夕立「……そんなの何度だって経験したっぽい」ニィィ……
時雨「……うん、そうだね」ニコッ……
夕立「最ッ高にステキなパーティーしましょう」ダッ
────
吹雪「夕立ちゃんたち大丈夫かなぁ」
雷「敵は一隻だけだから、きっと大丈夫よ!」
吹雪「だと良いんだけど……」
電「それよりも あのクソッタレと一緒にいる榛名さんの方が心配なのです。きっとクソッタレから出てくるクソッタレなオーラに包まれて胃に穴が」吹雪「そこまで言う!?」
響「────」ジ────ッ
暁「響、ずっと黙ってるけどどうしたの?怖いんだったら、このれでぃーに任せなさい!」
響(……雲の合間に黒点、動いてる)
響「敵機!2時の方向上空!」
暁「ぴぃ!?」
吹雪「!……コッチには気付いてないけど……あの方向は」
電「夕立ちゃんたちがいるところなのです!」
雷「行きましょ!」
───────
交戦開始より30分
夕立「はぁ……っはぁ……」
時雨「はぁ……まだ来るのか」
敵駆逐「グルォォォ……」ガシャコンッ
敵艦載機群「────」キィィィィィン────
夕立「駆逐はアイツで終わりっぽい」カチッ!
夕立「あれ────弾切れ?」カチッカチッカチッ!
時雨「僕のもだ」っポイッ
敵駆逐「シャッwシャッwシャッw……」
時雨「なァに笑ってんだよお前」
敵駆逐「シャ…………」ビクッ
時雨「────」ダッ!!
敵駆逐「!!」時雨「捕まえた」ガシッ
敵駆逐「ガ────ァァ──」ミシッミシッ
敵駆逐「」びちゃあああっ!!!
夕立「流石時雨っぽい──でも艦載機はどうしようもないっぽい」
時雨「うん、どうしよっか」
────────
提督「すまないな、こんな時に」
榛名「……提督さんの話したいこと、予想がついています」
榛名「提督さん。ご心配をお掛けして本当にごめんなさい」
提督「なっ……」
榛名「……でも、榛名は本当に大丈夫なんです。義兄さんやお姉様たちの事、教官たちの事、榛名、沢山悩みました。でも、今は榛名にも居場所があるんです。今いるココこそ──」提督「榛名」
榛名「────」
提督「なら何故──────泣いてるんだ」
榛名「───ぇ─────」
────────
提督(消え入るような声がした。彼女自身、その涙に驚いていた)
────────
榛名「ッ──ごめんなさい!」ダッ
提督「榛名!」
────────
提督(迷う事はなかった。俺は彼女の腕を掴んだ)
────────
榛名「て、提督さん」
提督「榛名……頼む。話してくれないか」
提督「お願いだ。俺を頼ってくれ」
寝る
続きは待っててくださいね
───────
教官「」
憲兵少佐「監禁しておけ」
憲兵a「ハッ!」
憲兵b「少佐!憲兵少佐!」
憲兵少佐「どうした」
憲兵b「敵本拠地への攻撃、失敗したようであります!」
憲兵少佐「……くそ、思うように事は運ばないモノだな。私は全国の憲兵隊の指揮を執る。本部に残っているのはバカどもの死体だけだ」
憲兵c「移動用のサイドカーを持ってきます」
──────
吹雪「!夕立ちゃん!時雨ちゃん!」
暁響雷電「「「「てー!」」」」ドドドドォン!
敵艦載機群「」<ドカァン!!!
夕立「────っ、た、助かったぽい~」へなへなへな~~
時雨「────っふー、か、間一髪とはまさにこの事だね。ありがとう」ヨロッ
吹雪「無事で良かったぁ~」
雷「また困った時は雷に頼りなさい!」フンス
暁「れでぃーの私にも頼りなさい!」フンス
<チャポン……
響「……?」
電「どうかしたのです?」
シーン……
響「いや……」
深海潜水「……」REC
──────
モニター『電「どうかしたのです?」』
モニター『響「いや……」』
空母棲鬼「あははははは!見た?見た!?ロ級を素手で潰したわよあの娘!」ゲラゲラゲラ
潜水棲鬼「アンタの部下、練成不足なんじゃないの?」
駆逐棲鬼「……うるさい」
戦艦棲鬼「ワタシの部下なら一発で殺れる」
軽巡棲鬼「あらぁ、一発で終わらせるのは勿体無いわ。あの娘たちワタシにチョーダイよ~」
重巡棲鬼「アタシいーらないっと」
<ワタシも
<アタシも~
駆逐棲鬼「……欲しい」挙手
軽巡棲鬼「あらぁ、駆逐ちゃん欲しいの?じゃあお姉ちゃん譲るわ~」
駆逐棲鬼「……ありがと」
軽巡棲鬼「」ブブォ!!!!←鼻血
※敢えてひらがなでお送りしております
※棲鬼たちの登場で また話が長くなったよ!(吐血
駆逐棲鬼「駆逐たち」指パチンッ
駆逐エリート「お呼びで」
駆逐棲鬼「……久々に骨のあるヤツ。手加減ナシでいく」
駆逐エリート「我ら駆逐隊、物量と機動力なら誰にも負けませぬ」
駆逐棲鬼「……知ってる。ヤツらの居場所も知ってる。楽しそうだからワタシも行く」
駆逐エリート「おお、駆逐棲鬼さまも出撃なさるとは、駆逐たちも喜びましょうぞ」
軽巡棲鬼「怪我しないよう気をつけるのよ~」
駆逐棲鬼「……出撃する度きいてる」
軽巡棲鬼「お姉ちゃん心配なのよ~」
駆逐棲鬼「……シスコンしつこい」
軽巡棲鬼「ああっ!冷たい駆逐ちゃんもカワイイ!」ハァハァ
────────
提督「頼む」
榛名「て、提督さん……」
提督「……俺は、……俺は君の、」
提督(そうだ。本心を伝えろ)
提督「君の、支えになりたい」
榛名「っ……」
提督(……ダメ、か)
榛名(ごめんなさい。ごめんなさい、皆)
榛名「っ」ポスッ 提督「!」
──────
提督(榛名は俺の胸の中で震えていた)
提督(その瞬間は、言葉こそ無かったが)
提督(彼女は、初めて俺を頼ってくれた)
──────
<ブロロロロ……
榛名「!」
提督「……事務長が戻ってきたな」
榛名「……」ぎゅ……
提督「大丈夫だ、少し場所を移そう」
<コンコン
<提督、ただいま戻りました
<ガチャッ
事務長「提t」 提督「事務長、少し時間を貰う、暫くの間指揮は軍曹にとらせろ」
事務長「え、あ、はい、伝えて、おきます、けど……」
<バタンッ
事務長「行っちまった……今日なんなんだ皆して」
──────
吹雪「取り敢えず一旦戻ろう。夕立ちゃんたちは入渠しないと」
夕立「ぽい~」
時雨「アレだけの艦載機が居たんだ、まだ近くに空母がいるかもしれない」
──────
空母棲鬼「ざーんねん!ヲ級たちなら皆撤退済みよ!」ガッタガッタ
戦艦棲鬼「取り敢えず貴様はモニターから離れろ」
軽巡棲鬼「ねぇ~アイツらやっぱり強いのかしらね~、駆逐ちゃん怪我しちゃったらどうしようかしら~」
重巡棲鬼「知らん。興味無い」っジュース
潜水棲鬼「そんなに心配ならアンタも行ってきなさいよ」
軽巡棲鬼「じゃあ取り敢えず準備だけしておくわ~」
───────
首相官邸
<ジリリリリン
ガチャ
首相「もしもし?────本当かそれは?」
首相「元帥に、帰還したら直ぐに来るよう伝えろ。それまで私はここで陸軍の指揮を執る」
ガチャン
首相「君!憲兵隊本部に連絡をしてくれ」
秘書「はい!」
───────
<ジリリリリン!
ガチャ
憲兵少佐「もしもし────はい、承知しております。─────はい。では、『スパイ狩り』をさせていただきます。それでは」
ガチャン
憲兵少佐(これで教官を拘束しておく理由ができた)
憲兵少佐(……あぁ、ヤツらに連絡するのを忘れていたな)
───────
元帥「本国との連絡は?」
精鋭A「一部海域は混戦しております」
精鋭B「元帥閣下、本国に着き次第、首相官邸に出頭するように連絡がきております」
元帥「そうか。……我が連合艦隊は、これより全速力で本国へ向かう。警戒は最低限とし、頃合を見ながら各艦隊は所属する鎮守府へ帰還せよ」
大和「……元帥」
元帥「わかっている。だが心配するな、今回の責任は私のみにある。────君たちには矛先が向かぬよう、手配してみよう」
大和「……ありがとうございます」
長門(……また敵と戦えず、か)
次回:未定
まだ何日もかかる ゆったり待ってて
──────
巡視艇『おい!そこは航行禁止海域だぞ!止まれ!』
駆逐棲鬼「ウルサイ」バシュッ
<どがぁぁぁん
駆逐棲鬼「……みえた」
駆逐達「……アアッ……アアッ! 陸だ……!」
駆逐達「島か? 大陸か? いや、いや、そんなのはいい……!」
駆逐達「浜だ、建物だ」「木だ、草花だ」「港湾だ、山道だ」
「「「「 ニ ン ゲ ン だ ! ! ! 」」」」
駆逐エリート「もう仕掛けますか?」
駆逐棲鬼「……まだ。まだ待って」
──────
本土・首都圏
<町内放送、急げ!
<ジリリリリ、ガチャ、ハァイ陸軍総司令部!
<関東憲兵師団、拳銃携行!走らんかッ馬鹿者!
首相「まだ海軍元帥は到着せんのか!」
<まだです!
首相「クソ、いつまで待たせる……」
──────
独房
教官「……」
憲兵a「逃げようなんて思うなよ」(腰にカードキーをしまいながら)
次回:再来週ごろ
風邪うつってダウン中 いつもながら次回未定
わ す れ て た
明日投下するかも
何故に投稿されてないし
暫し待たれよ 書き直す
──────
波止場
提督「……」
榛名「……提督」
提督「……君の姉達の事は、教官から聞いた」
榛名「そうだったのですか────でも、それだけでは、ないんです」
提督「──うん」
榛名「艦娘になるという事は────『私』に『榛名』の人格が置き換えられる、ワケじゃないんです」
提督「『共存する』のか?2つの人格が……」
榛名「いいえ……記憶も、性格も、何もかもが混ぜられて────『別の何か』へと変わるんです」
榛名「『戦艦榛名』でも、『私』でも無くなった、ヒトでもモノでも無い、艦娘という『別の何か』。それが『今の榛名』なんです」
────
憲兵a「ふぁぁぁ」アクビー
教官(……)
教官「嫌だァ!もう嫌だ!出して!ここから出してくれ!」(裏声)
憲兵a「は!?」
教官「もう嫌だ!こんなの人間のする事じゃねェ!」(裏声)
憲兵a「おい、うるせーぞ!」
教官「うわぁぁぁぁぁぁ\( 'ω')/ぁぁぁぁぁぁぁ」
バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ
憲兵a「この!」っテーザー
教官「ぬぅん!」グイッ
憲兵a「ああっ!お、俺のテーザー返せ!」
──────
憲兵b「おい、交代の時間だぞ……!?」
憲兵a「」ビクンビクン
憲兵b「だっ、だっs」 教官「は あ"あ"あ"あ"!!」
<ぎゃぁぁぁぁぁ……ぁぁ……(エコー)
教官「チクショウがァ……クソッタレェ……」
教官「……あンのバカ野郎ォ……」
教官「教育してやろう……徹底的にィィ……」
────
榛名「もう……わからない。誰が誰であって……誰が『私』で誰が『榛名』なのか……」
提督「……」
榛名「……お姉様たちは、大切な人たちでした。でもそう思うのは、『榛名』だから?それとも『私』だから?」
投下しようとおもったら用事できたのでまた後で
このSSまとめへのコメント
文章がイタすぎてな…
更新量と頻度からみて全く読者に話を読ませる気が感じられんな
まだ続いてたんかね完結は東京五輪とどっちが早いかな
40くらいで読むの面倒くなったわ
東京五輪のが早いだろうな