あれから１０年…比企谷八幡と由比ヶ浜結衣は結婚を果たし、八幡は刑事となり結衣は子育てをしながら八幡を支えていた。
しかし八幡が刑事になってから数か月後に…ある大事件が起こる。それは千葉の県会議員の事務所が同時に爆発するというものだった。
容疑者として浮上したのは…八幡と結衣の唯一無二の親友の雪ノ下雪乃だった…雪乃は「新世界」という闇組織を結成していて、
「千葉再生計画」を実行するために私腹を肥やす議員や千葉の利益を阻害する人間を次から次へと始末していったのだ。
結衣は八幡に「この事件…関わらないで欲しい！」と泣きながら訴えかける。しかし八幡は刑事として…かつての親友として
雪ノ下を止めるために決意を固めるが、その決意が結衣との亀裂を生じさせ、やがては大喧嘩へと発展させてしまう…
そして…結衣と険悪なまま事件は予想外で衝撃的な展開を迎える…それは結衣と子供が何物かによって襲撃され、意識不明の重体に陥る。
現場に残された唯一の手掛かり…それは血で染められたパンさんの親子のぬいぐるみ…

八幡は愛する人間を傷つけられた事に対する怒りと鬼となった雪ノ下を止めるために新世界との闘いに挑む。
そこで八幡は何度も大きな選択や容赦のない暴力と対峙していく。衝撃が衝撃を次から次へと呼び覚まし、やがて
その衝撃の連鎖は大きな闇とゴールへと導く。



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