水無月「さっちん！　おっはよぉ～！今日も一日頑張ろっ！？」

皐月「おはよう！水無月！　えへっ、水無月となら今日もボクは頑張れるよ…ありがとっ」


水無月「ながながぁ～、整備なんてほっぽってあそぼうよぉ～　水無月退屈だよぉ～」ｽﾘｽﾘ

長月「こ、こらっ　じゃまするんじゃあないっ！　終わったら付き合うから大人しくしていてくれっ…」


提督「……」

提督「着任したばかりなのにもう慣れてきたみたいだな。よかったな、水無月。」

提督「特に睦月型のみんなとはべったりだな…随分大所帯になってきたなぁ。睦月型は。」

睦月「そのとおりなのです！にひひっ」

提督「うおっ　いつの間に…」

睦月「司令官！　はいっ！　これ、大会議室の使用許可願いにゃしぃ。」

睦月「今度の睦月型主催の水無月ちゃんの親睦会に使うのです！」

提督「お、おう。いいぞ。そういうことならあとで判子押しとくから。」

睦月「にひひっ　ありがとうにゃしぃ！司令官！」ﾀﾀﾀｯ


提督「ふっ、可愛い駆逐艦娘が増えるのはいいことだ。」ｳﾝｳﾝ

金剛「…………ﾛﾘｺﾝ…」

睦月「それでは～水無月ちゃんの着任を祝して～乾杯なのです！」

睦月型全員「かんぱ～い！」


水無月「ぷはぁ！　このいっぱいのために生きてるねぇ。」

水無月「えへへ　今日は水無月のために、みんなありがとう！」

菊月「礼にはおよばんさ…この程度…」

卯月「そういう菊月が一番張り切ってたぴょん！」

菊月「ば、ばかっ　お前はすぐそういうことをっ…」

弥生「でも……弥生も嬉しい…だから…張り切ってたのは…みんな、同じ…」

望月「めんどくせぇけどさぁ……なんか、こう。やっぱちょっとは心踊るよねぇ。」

三日月「そうですね。久しぶりの睦月型の新しい仲間ですもんね。」

長月「うむ、なんだかんだで仲間が増えるというのは心強い。」

水無月「そっかぁ、だったら遅くなってごめんね。」

如月「ふふっ、いいのよ気にしなくても。これから先はずっと一緒にいられるんだからぁ。」


睦月「にしし、場もあったまってきたところで、早速。文月ちゃん、お願いにゃしぃ。」

文月「う、うん。あ、あのう。水無月ちゃん…これ…」

水無月「ふみちゃん？　ん？　あ、これ。」

文月「みんなお揃いの三日月型のブローチだよぉ。みんなからのプレゼントなのぉ」

睦月「改めまして！水無月ちゃん！鎮守府へようこそなのです。」

睦月「これから鎮守府のみんなや睦月たちと一緒に頑張るにゃしぃ！　にひひ」


水無月「う、嬉しいよぉ　こんなに嬉しい気分になったの初めて！」

水無月「頑張るよ！みんなと一緒ならどこへだって行ける気がする！」

水無月「ブローチ、早速つけてみるよ。みんな、ありがとねっ。」


睦月「にひひ、作戦大成功にゃしぃ」ﾌﾞｲｯ


こうして睦月型親睦会は順調に進んでいったのだった。

望月「そういえばさぁ、水無月って変なあだ名つけるよなぁ」

水無月「え？　そうかなぁ…変かな？さっちん？」

皐月「う～ん、僕は別に変だとは思わないけど…」

文月「私も…そんなに変だとはおもってないよぉ～　どちらかというと可愛いしぃ」

長月「いや、私のはおかしいだろ！『ながなが』ってなんだっ！？すごく言いにくいしなっ」

水無月「えぇ～　だってさ。それしか思いつかなかったんだもん…」

睦月「だったら、今全員分決めちゃえばいいにゃしぃ！」

如月「そうねぇ、普段はみんな別々の遠征任務でなかなかこうして全員顔合わせできる機会は少ないし…」

卯月「なんだかおもしろそうだぴょん！うーちゃんもぉ混ぜてほしいぴょん！」


水無月「うん、わかったよ。それじゃ、全員分のあだ名…今ここで決めちゃうよぉ！！」

ながとぅき「さぁ、水無月。ながながだぞっ、早速この胸に飛び込んでくるがいい！」

むっちゃん「長門姉やめてっ！」

ながとぅき「さあ水無づっ」ｺﾞｷｯﾄﾞｻｯ

？？「さぁ続きを」

水無月「最初は…」

卯月「はい、はぁーい！」

卯月「卯月のことは、う～ちゃんって呼んでほしいっぴょん！」

望月「えぇ～、つまらなくねぇ？　せっかくだから新しいの決めてもらおうよぉ」

卯月「ぷっぷくぷぅ～～　うーちゃんはうーちゃん、っぴょん！それ以外は認めないんだぴょぉーん！」

水無月「うん、わかったよ！　よろしくね、うーちゃん！」


弥生「弥生も……呼んでほしいあだ名…あるよ…」

三日月「意外ですね……弥生はこういうことには疎いと思ってましたけど？」

如月「あらあら、どういうのかしら？言ってみて？」


弥生「………やーちゃん…」

全員「………………(『や』のつく自営業の方々みたい)」

弥生「弥生も……実は少しだけ…うーちゃんに…憧れてた……」

弥生「だから……これからは…みんなも…弥生のこと…やーちゃんって……呼んで？」

如月「あ、あのね……弥生、少し決めるの早すぎるんじゃないかしら…？ほら、もっと可愛いあだ名……」

弥生「…………」ﾑｽｯ　(睦月型のみんなにはわかる怒った時の顔)

如月「……は多分もうないわね……やーちゃんが一番よね……？」

水無月「あ、あはは。そうだねっ　よろしくっ、やーちゃん！」

弥生「…よろしく……ね…」ご満悦

水無月「次は、えーと……」

望月「あたしにしてよ。後の方がめんどくせぇし。」

望月「それに……なんとなくわかっちゃうんだよねぇ…」

文月「もうみんなからよばれてるもんねぇ…」

水無月「えー　じゃあなんとかしないとね…」

水無月「うーん……」

水無月「そうだ、もっちーとかどう？」

望月「あーー、やっぱりきた。」

水無月「あっちゃあ～！はずしちゃった…いや、ある意味当たっちゃったのかな？　ごめんね。」

望月「それでいいのさぁ～　仮にも水無月が考えてくれたんだしねぇ。」

睦月「次は菊月ちゃんにするにゃしぃ！」

菊月「え…わ、私は別にいい！　そういうの興味ない…」

水無月「きっくん！！」

菊月「へ？」

水無月「きっくんだよ！！なんかひらめいちゃったよ！」

水無月「あ、君づけとかのくんじゃないからね。『キク』からのキックんだよ！」

皐月「あははははは！　菊月にぴったりじゃないか！かわいいね！」

菊月「わ、笑うんじゃない！！は、恥ずかしい…///」

卯月「プクク……言動とのギャップが凄すぎるっぴょん！　きっくん！　きっくん！」

菊月「う、うぅ…なんなのさ……」

水無月「えぇっと……気に入らなかった、きっくん……？　じゃあ普通に菊月で……」

菊月「……いや、きっくんで問題ない。」

菊月「せっかく水無月が閃いてくれたものだ。そうそう無下にしたりしたくはない。」

菊月「それに……たまにはあだ名呼びも悪くない………ｶ､ｶﾜｲｲｼ……」

水無月「はぁ、よかったぁ。それじゃ！きっくん、これからもよろしくね！」

菊月「あぁ…共に頑張ろう…」

水無月「よし！このままどんどんいくよ！残りは…」

三日月「私と、睦月さんと如月さんですね。」

水無月「それじゃあ……三日月ちゃんは～ミカちゃんなんてどう？」

三日月「あ、それいいですね。自分のことながらとっても可愛いと思います。」

望月「いいなぁ～　なーんか普通に可愛いんだけど。」

卯月「でも、普通すぎるぴょん。うーちゃんだったら、『ミカリン』とか『ミカゴン』とかにするっぴょん！」

三日月「ミカリンはともかく、ミカゴンってなんなんですか……怪獣みたいになっちゃってますよ…私…」

水無月「はっ、そういうのもあったかぁ……ミカごん、ミカゴン…ちょっとアリ、かな……」

三日月「もぉ～～ミカちゃんで決めちゃってくださーい！」

水無月「え、えへへ　冗談だよぉ　ミカちゃん！」

水無月「次は…」

長月「ちょっとまったぁ～！」

睦月「ちょっと！次は睦月の番なのです！」

長月「あぁ、だからこそだ。」

水無月「え、どういうこと？」

長月「いいか？私と睦月はだな。ちょっとしたレアケースだ。なぜなら…」

長月「安易なネーミングは、あの長門型戦艦の二人と被ってしまうからだ！」

睦月たち「な、なるほど！！」

菊月「た、確かに…現時点での長月のながながはあの長門さんと区別がつかない……」

文月「睦月ちゃんも……『むっちゃん』とかにしたら陸奥さんとほぼ同じだよぉ」

長月「おまけにだ。はっきりいって私たち二人は彼女達と名前が似すぎている」

ながつき/ながと　むつき/むつ

長月「『つき』という部分も弥生以外の睦月型全員の特徴である以上、ネタにするのは難しい。となるとだ。」

長月「私たち二人はむしろ普通に呼んでくれた方が楽なのではないだろうか？」

全員「…………」

「それは……」

長月「ん？」


全員「それはない。」

長月「なん……だと……」


望月「空気読めよなぁ～？」

弥生「ながなが……今はあだ名をどう決めるか…考える…時間……」

皐月「どさくさに紛れて自分だけ逃げるのはダメだよ！ながなが！」

文月「そうだよぉ　ながながは水無月ちゃんがせっかく考えてくれたあだ名なんだからねぇ～」

睦月「そうなのです！ながながもその自分のあだ名を受け入れるがよいぞっ！」


な～がなが！　な～がなが！　な～がなが！　な～がなが！


ながなが「やめろヲぉ！わかった！わかったから！　水無月、すまなかった。余計なことを言って。」

水無月「う、うん。全然気にしてないよ、ながなが。(みんなやっぱりすごく個性的だなぁ)」


睦月「ちなみに、睦月のあだ名を決めるがよいぞっ。水無月ちゃん！」

水無月「それじゃ、むーちゃん！　うーちゃんとか……えっと、やーちゃんとかと似てるけど…水無月はそれ、とっても可愛いと思うよ！！」

睦月「にひひ。むーちゃんいただいたにゃしぃ！　ありがとっ、水無月ちゃん！！」

はぁ～　水無月可愛い……

母性を感じる…なんだこれ……バブみ……

如月「最後は……私ねっ」

水無月「うん……」

如月「あら、どうしたの？」

水無月「実はね、如月のあだ名だけ何故だかピンとこないんだよ。だから最後になっちゃたんだけど…」

さっちん「きさらぎって、名前としてはいじりやすい方だとボクは思うけどなぁ…」

ミカちゃん「よく考えたら如月さんも読み自体では『つき』は入ってないんですねぇ…」

水無月「きっちゃん…だときっくんと被るし、さっちゃんはなんかいまいち…きさきさもなんかダサいなぁ…」

ながなが「きさきさは私と被るからな」ﾋﾗｷﾅｵﾘ

如月「そうねぇ…きさらちゃんなんてどう？」ﾜｸﾜｸ

もっちー「それは別のキャラがいるよぉ」

如月「それじゃあ、さらちゃんは？」

むーちゃん「それだとzaraさんとそっくりにゃしぃ」

如月「きーちゃんは？」

やーちゃん「○ーちゃん系は……もう…十分……」

如月「きらちゃん！」

うーちゃん！「新世界の神にでもなるぴょん？」

如月「きっさー」

きっくん「なんか雑だな…」

如月「きっさーぁーらぁーぎっ！！」ﾔｹｸｿｷﾞﾐ

フミちゃん「もうわけわかんないよぉ」

如月「……じゃあどうすればいいのよっ」

水無月「今思ったんだけどさ……らぎちゃんってどう？」

如月「！？」

もっちー「もうそれでいいんじゃない？いいかげんめんどくさくなってきた。」

如月「待って……それはちょっと…」

むーちゃん「あ、もう会議室使用期限なのです。急いであと片付けしなきゃ！」

きっくん「もうそんな時間か……なんだかんだで楽しかったぞ…」

うーちゃん「ぷっぷくぷぅ～　もう少し楽しみかったのにぃ～」

やーちゃん「仕方ない…よ…今回はこうして…みんなで集まれただけでも……よかった…」

ミカちゃん「明日は出撃でしたね。ながなが…よろしくお願いしますね。」

ながなが「……あぁ…互いに十分休息をとろう。今日ははしゃぎ過ぎたからな。」

フミちゃん「私たちは遠征だよぉ。えーと、さっちんと水無月ちゃんとだっけぇ？」

さっちん「お、ラッキィ。水無月と一緒じゃん！よろしくな！」

水無月「うん！　こっちこそ！」


らぎちゃん「まってぇ！如月のこと無視しないでぇ！」


むーちゃん「それでは！今日はお開きなのです！　水無月ちゃん！改めましてよろしくにゃしぃ！おつかれさまぁ！」

全員「おつかれさまぁ！！」


らぎちゃん「如月のこと…忘れないでね……」


後日、如月のあだ名は正式(？)に『らぎちゃん』に決定しました。(如月が折れた)

数日後…

提督「おう、水無月。最近はどうだ？」

水無月「あ、司令官！　おかげさまでとっても元気だよ！」

水無月「みんな優しいし、なにより司令官が優秀なおかげで艦娘としても十全に使命を全う出来てるんだ！」

水無月「この鎮守府に来てよかったぁ！　ありがとっ、司令官！」

提督「そいつはなによりだ。この調子で頑張ってくれよ！」

水無月「うんっ！」

提督「ところで、噂によると…最近は睦月型の間では互いにあだ名をつけて呼び合ってるんだって？」

水無月「そうだよっ！」

水無月「最近は水無月のあだ名もみんなが決めてくれたんだ！！」


水無月「水無月はね……『みなちー』って風に呼ばれてるんだ。可愛いでしょっ？」

提督「ふっ、そうだな。お前にぴったりのいいあだ名だ。」

みなちー「だから、司令官も特別に水無月のことみなちーって呼んでいいよ。」

提督「みなちー、か。そうだな。次あった時はそうするよ。」


提督「ところで、だ。どうだ？　俺にも一つあだ名をつけてくれないか？　水無月のあだ名センスを見込んでのことだ。」

みなちー「…………」

提督「ワクワク」


水無月「司令官は司令官だよ……あだ名なんて別にいらないじゃん。それに…別に可愛くもないしねっ！！」

提督「俺、泣いていいかな…？」


おわり

おわりです。

思いつきだけで書いた適当な文章に付き合ってくれたみなさん、ありがとうございました。

睦月型はみんな可愛いですよね。夕月実装も楽しみです。

ちなみに一番好きな睦月型はらぎちゃんです。次点できっくん。
あとはみんなおなじくらい好きです。

一応、なにか質問とかあれば少しの間だけ答えます。