梨子「東京の音ノ木坂という高校から転校してきました」 (286)




普通な私の日常に――――

――――突然訪れた奇跡



梨子「クチュッ……失礼」

梨子「桜内梨子です。レズです」

千歌「~ッ!奇跡だよ!!」ガタッ

梨子「あ、あなたはっ……!」




千歌「それが……全ての始まりだった!!」

ハンディハーン




キャラ崩壊注意

長い目で見てください。


千歌「梨子ちゃんってレズなんだよね!?」キラキラ

梨子「ええ……まぁ……」

千歌「スゴいなぁ……!あ……私、高海千歌!!私ね!レズになりたいの!!」

梨子「レズに……?」

千歌「うんっ!!知ってる!?u'sっていうレズの人たち――――」




梨子「っ!!」ゾワッ




千歌「――――なんだけどね。私、あの人たちみたいなレズになりたいの!どんな子でもメロメロにしちゃうようなガチレズに!」

千歌「レズってスゴいよね!憧れちゃうよね!」

千歌「だからね、梨子ちゃんにレズのこと教えてほしくて!!」

梨子「ごめんなさい」ペコッ

千歌「……え?」

梨子「力になれそうもないわ。ごめんなさい。……それじゃ」


千歌「ちょっ!ちょっと待ってよ!!」ガシッ

千歌「お願い梨子ちゃん!私どうしてもレズになりたいの!」

梨子「高海さん……。……無理よ……いくらレズを目指しても……あの人たちを越えるなんて絶対無理……いえ、追い付くことさえ到底不可能よ……あの伝説のレズたちにはね」

千歌「そんなの……そんなの!やってみなくちゃわからないよ!!」

梨子「生半可な気持ちや適当な思い付きで言ってるなら、今すぐやめた方がいいわ。でないと……後悔することになる……」

千歌「適当じゃない!!私は――――」

梨子「っ」



ヒュンッ

ヒュウッ



千歌「え?」


梨子「……見えなかったでしょ?」

千歌「今……なにかされたの……?」

梨子「……」スッ

千歌「それ!私のブラ!今の一瞬で……そんな……」ポイン

梨子「ハムハム……ノーブラが映えるわね高海さん……モグモグ……次は……もう少し遅くやるわ。避けられるならどうぞ」

シュッ

千歌(今度は見える……!)

梨子「チュルチュル……ゴクン……ペロリ…………ダメよ、そんな動きじゃ」

千歌「!?」


梨子「ほら……ね?」

千歌「私のパンツ……」

梨子「……………………」パンツカブリ

梨子「わかったでしょ?」

梨子「スゥー……ハァー……私がいたレズの名門、音ノ木坂学院にはね……クンクン……これくらいの芸当がザラに出来る人たちが溢れ返ってるの……スンスン……彼女たちはそんな音ノ木でトップを誇る生粋のレズ集団……ペロペロペロペロ……あなた程度のレズ見習いじゃ、入学すら許されないでしょうね」

千歌「じゃ……じゃあ!梨子ちゃんが私をレズにしてよ!音ノ木にいた梨子ちゃんなら、私のことをレズに出来るでしょ!?」

梨子「……無理よ……私は……逃げてきたんだから……あの地獄から……」

千歌「地獄……?」

梨子「どんなに上を目指しても……敵いようの無い相手に抗っても……理想と夢だけじゃ、けして破れない壁があるの……」ギュッ…

梨子「あなたも……届かない星に憧れるのはやめなさい……それじゃ……」


千歌「梨子ちゃんっ!」ガシッ

梨子「……はなして」

千歌「やだ!!私は……レズになるんだから!!」

梨子「はなしてって言ってるでしょ!」

千歌「レズにしてくれるまで、はなさない!!!」

梨子「くっ!!」

ヒュヒュンッ!

千歌「ッ!!」

千歌「んっ!!///んあぁぁぁぁぁ!!!///」ビクッビクンッ


千歌「あ……へぁ……っ///なっ……なに///今のぉ……///」ビクッビクンッ!

梨子「十三回……高海さんが一秒の間に絶頂した回数よ……」

千歌「じ、じゅう……さん……///」ヘタッ

梨子(……おかしいわね……乳首しか弄ってないとはいえ、今ので気絶しないなんて……)

千歌「あっ……///んんっ……///」ビクッ…ビクッ…チョロ……ショワァァァァ

梨子「……ふん、快感を味わいたくて脳がアドレナリンを過剰分泌してるだけみたいね……」

梨子「……これで諦めがついた?私程度にこの体たらく……やっぱり無理よ、高海さん。少なくとも、私はあなたにレズの可能性を感じない」クルッ



トクン



梨子「!?」ジュンッ

梨子「んっ!!?ッ……キャアッ!!///」ビクッ

梨子「……ゾクッ……なに、今の……私がイカされた……?まさか……」

千歌「あへぁ……///」トローン


梨子「くっ!!」

ヒュヒュンッ!

千歌「ッ!!」



梨子「」クチュッ

梨子「こんなに……濡れてる……」ヌチャア

梨子「あの一瞬……私の技の合間に技を差し込んできたというの……?この子……」

梨子「……」ペロッ

梨子「……」ペロペロ

梨子「……」ジュルジュルジュルジュル

梨子「……」ゴクン

梨子「高海千歌……か……」


――――――――翌日

――――――――教室



千歌「はあぁ~……」

曜「スゥ~……ッ!っと……うん、美味!それで千歌ちゃん、そんなおっきなため息して、幸せが逃げちゃうよ?」

千歌「だぁってぇ~……」バタバタ

曜「まだレズになりたいの?」

千歌「なりたい!だって……レズって……可愛くて……かっこよくて……キラキラしてるんだよ!?私もいつか……あの人たちみたいなステキなレズになるんだぁ……!」キラキラ

曜「相変わらずよくわかんないけど……」

曜「例の桜内さんには断られたんでしょ?」

千歌「ん……」ショボン

曜(かっわい……)

千歌「梨子ちゃん……自分は大したこと無いみたいなこと言ってたけど……梨子ちゃんはスゴいレズだと思うんだ……。梨子ちゃんと一緒にレズになれたら……って思ったんだけどな……」ハァ…

曜「スゥ~……ふぅ、ちょっと嫉妬しちゃうな~」

千歌「ほへ?」

曜「小さいときからチュッチュしてきた幼なじみの私より、昨日今日転校してきたばかりの桜内さんにメロメロになっちゃうなんて~」ツーン

千歌「曜ちゃんのことも好きだよ?」キョトン

千歌「ほら」ピラッ

千歌「今日履いてるパンツ」

曜「あ、YOU……///」

曜「……もう///」


ガラガラ

梨子「おはよう」

モブ1「おはようございます!桜内さん!///」

モブ2「おはようございます!///今日もステキな前髪の分け方!///」

モブ3「お席までお供致します!///」

モブ4「こちら、本日の献上品の使用済みナプキンでございます!///」

梨子「大丈夫よ。ありがとう」


曜「スッゴい人気だね。あれ?千歌ちゃん?」キョロキョロ

梨子「……………………」スタスタ

千歌「梨子ちゃん!覚悟!!」

曜「おぉっ!?千歌ちゃんが机を足場に跳んだ!!」

千歌「そのブラ!もらった!!」

梨子「……………………」

スッ

千歌「!?」

ズザッ

曜「桜内さんが消えた!?」

千歌「ウソ!?どこ!?」

梨子「ごめんなさい……朝から騒がしいとか、苦手なんです」

ちかよう「!!?」ゾワッ!

千歌「曜ちゃん!!」

曜「後ろ!?」

サワッ

曜「ひゃう!!///」

梨子「少し食い散らかしちゃいましたね……」ムニッ

曜「……ッ!?///そんな……クラスのみんなが……イカされてる……」

ビクッ!

ビクッ!

ビクッ!

プショァァァ……

梨子「ごちそうさま」ペロッ


曜「速すぎる……これが、レズ……!」ゴクリ

千歌「全然見えない……なんで、こんなに……」

スッ

曜「!」

梨子「ただ身体能力が高いだけじゃ、レズの入り口にも立てていないわ。何度だって言ってあげるけど、あなたにレズは向いてない。これ以上力の差に絶望する前にやめておきなさい。いいじゃない、レズにならなくても。あなたは今のままで魅力的だと思うわよ。そのうちおいしくいただきたいくらいにはね」

千歌「やだ!!やだやだやだ!!ぜぇーったいやーだ!!!」

千歌「変わりたいから変わるんだよ……!私はなるんだ!!最っ高のキラキラに!!あの人たちみたいに……輝くんだから!!」

梨子「ッ!」




梨子「私もいつか……あの人たちみたいに……///」




梨子「……………………」ギリッ

梨子「レズは……レズは、あなたが思うようなキレイな存在じゃないわよ……!女の子が好きなだけなら百合に留まりなさい……レズと百合じゃ別世界。この境界線を越えた先に、人はいないのよ!覚悟も何も無い人が、レズになりたいなんて口にしないで!!」

千歌「レズ以外に、私の夢はないんだよ……!」

梨子「言ってダメなら……」スッ

梨子「ここで私が、あなたの夢を終わらせてあげる。レズになんかなるものじゃないって……凡人は、夢を見ることさえ許されないってね!」


千歌「夢を見るのも、夢を叶えるのも、誰かに許されるものじゃない。私がなりたいからなるんだよ……!他の誰でもない……私は……レズになるんだ!!」

梨子「このっ……わからずやぁっ!!」ダッ

千歌「ッ!!」ダッ




???「騒がしいですわね」ピリッ



ちかりこ「!!!」ピタッ

???「何事ですの?」スタ…スタ…

千歌「あ、あなたは……?」

曜「千歌ちゃんっ」コショコショ

千歌「うぇっ!?生徒会長!?」

???「浦の星女学院生徒会会長、黒澤ダイヤですわ。どうぞお見知り置きを、高海千歌さん」

千歌「なんで私の名前を?」

ダイヤ「ふん、この学校の生徒のことは把握していますわ。名前、学年、生年月日、血液型、趣味嗜好、性癖、プリンセスの日の周期、週の自慰の回数に所持している下着の数、種類……全てを!」

曜「す、スゴい……」ゴクリ


梨子(ただの一声で気圧されるなんて……)ズサリ

梨子(この威圧感……前にするだけで濡れてしまいそうになる……この人……間違いない……)

ダイヤ「……………………」

梨子(レズだ……!)


ダイヤ「今はホームルームの時間のはずですが……この有り様はなんですの?」ジロッ

千歌「あ、いや……これは……」

ダイヤ「あなたの仕業ですか?昨日一日で計三十一回の絶頂をはたした変態自慰狂、もとい転入生の桜内梨子さん」

梨子「ピタリと絶頂の数を言い当てるなんて……。だったらどうだと言うんです?」

ダイヤ「生徒会長として、この事態を見逃すわけにはまいりません。今日の放課後までに生徒会室へ反省文の提出、並びに私の前で自慰をすることで不問とします」スタスタ

ダイヤ「よろしいですね?」ズイッ

梨子「……お断りします」


ダイヤ「なんですって……?」キッ

梨子「私は、誰にも従いません……!」バッ!

ダイヤ「!!」ヒラッ

曜「生徒会長のスカートを捲った!!早い!!」

梨子「すみませんが、少し眠ってもらいます!」

シュッ!

梨子(仕留めた!!)

キイィィィン……!

梨子「なっ!?」

ダイヤ「あなたもレズのようですが……フン、残念ですわね。私は……もっとレズですわ!」ドンッ!

梨子「炭素繊維を織り込んだダイヤ加工パンツですって……!?」

千歌「梨子ちゃんの攻撃を余裕で受け止めた!あの人、スゴい!!」


ダイヤ「これは……少しお灸を据える必要があるみたいですわね……」ギロッ

梨子「ッ!!?」

ダイヤ「そこいらのレズよりスピードはあるようですが、どんなスピードであろうと、この超硬度の防御が破られることはありえませんわ。そしてこの防御力は……」ユラッ

梨子「!!」バッバッ

ダイヤ「そのまま攻撃翌力に変わるんですわよ!!」ガガガガガ!

千歌「っ!な、なんて突破力!!中指と薬指をクイクイさせながら突進して、教室の机や椅子を吹き飛ばすなんて!!何物も寄せ付けないあの威力……あれはまさに……ダイヤモンドの槍!!」

曜「桜内さんも避けてるけど、あんなのまともにくらったら!!」


梨子「くっ!!」ゴソッ

梨子「っ!これは……さっきの……!せやっ!」ビュッ

ダイヤ「使用済みナプキン?お笑いぐさですわね!!」ビリィッ!

ダイヤ「この程度の目眩まし、時間稼ぎにもなりませんわ!!」

梨子「一瞬の隙さえ作れれば充分!!」

ヒュンッ!

キィン!

梨子「くっ!!」

ダイヤ「隙?この絶対防御を前に、そんなもの存在しませんわよ!!」

梨子「まだまだぁ!!」

ヒュッ!シュンッ!

ギィィィィィン

梨子「ッ!!通らない……!!」

ダイヤ「おとなしく果てなさい!!しっかりと叩き込んであげますわ!!この学校のトップレズの実力と、その恐ろしさを!!!」


梨子「このっ――――」

ズルッ

梨子「!?」

梨子(しまった……!さっきイカせた娘たちの潮で……足を……っ!)

曜「あぁ!!」

ダイヤ「もらいましたわ!!!」

梨子「ッ!!!」ギュッ



ドガァァァァァァン!


りこようダイ「!!!!?」



梨子「……………………!」パチクリ

千歌「っつつ……」

梨子「た、高海……さん……?」

千歌「てて……勢いつけすぎた……大丈夫?梨子ちゃん」ニコッ

梨子「っ///」

梨子「な、なんで……」

千歌「え?だって梨子ちゃん、今危なかったし。怖かったんでしょ?おしっこ漏らしてるし。……………………ピチャッ、ペロッ……ここあとから舐めるから誰も触っちゃダメね。……ほら、見てよあれ」

梨子「……………………!」

パラパラ…

曜「教室の後ろの黒板が粉々……千歌ちゃんが桜内さんの手を引いて助けてなかったら今ごろ……」

ダイヤ「私の手淫無しでは生きていけない身体になっていたでしょうね」

梨子「…………!」


ダイヤ「咄嗟に私の一撃を回避したことは褒めてあげますわ。どうやら、あなたはレズでは無いようですが?」

千歌「ピチャピチャ……あ、はい!ズルズル……これからなります!ズゾゾゾゾ……プハッ……///これからレズになります!」

ダイヤ「これから?たかが百合風情が、なんの冗談ですの?」

千歌「いつ始めるかなんて関係ありません!私もレズになるんです!会長もレズなら当然知ってますよね?あの伝説のレズグループ、u's!」





ダイヤ「」ピキッ


千歌「全てのレズの憧れ!全てのレズの原点にして到達点!最強のレズ、u's!!」

ダイヤ「…………………………それはもしかして……μ'sのことを言っているのではありませんわよね……?」

千歌「あ、あれ……?あれもしかしてμ'sって読むの……?」アハハ

ダイヤ「」ブチッ





ダイヤ「おだまらっしゃ~い!!!」ドガーン


千歌「うわぁ!?」

ダイヤ「言うにことかいて名前を間違えるですって!?あぁん!?」ズイッ

ダイヤ「μ’sはレズたちにとっての伝説!性域!性典!宇宙にも等しき性命の源ですわよ!その名前を間違えるとは!」ズイッ

ダイヤ「片腹痛いですわ!!」ズイッ!

千歌「ち、近くないですか……?」


ダイヤ「ふんっ!その浅い知識だと、たまたま見つけたから軽い気持ちでマネをしてみようと思ったのですね!」

千歌「そんなこと……」

ダイヤ「ならば、μ’sが最初に9人で犯した人、答えられますか?」

千歌「えぇ……?」

ダイヤ「ぶーっ!ですわ!」

ダイヤ「高坂雪穂……μ'sリーダー高坂穂乃果の実妹ですわ!あぁ……私もいずれはルビィを……」ハァハァ


ダイヤ「……フン、興が冷めましたわ。実力も無しにレズを夢見るにわか百合に」

千歌「ムッ!」

ダイヤ「たった一撃に怯え失禁する中途半端な弱小レズ」

梨子「……………………」チョロチョロ…

ダイヤ「それに……」チラッ

曜「?」

ダイヤ「友人の私物を物色し、その友人のリップで肛門自慰に耽るハイエナ」

千歌「あ、それ私の!」

曜「いやぁ、つい///」

千歌「もう曜ちゃんったら」プンプン


ダイヤ「とにかく、この程度ではお話になりませんわ。私の目が黒いうちは、この学校では好き勝手させませんのでそのつもりで」ガラッ

千歌「っそんな!」

ダイヤ「ごきげんよう、レズ未満の皆さん」ピシャリ

梨子「……………………」

曜「……………………」

千歌「……………………」




???「……………………Oh♪ファンタスティック♪」


――――――――バス停



千歌「ああもう!」ムッスー

曜「ご立腹だねぇ~」

千歌「だって!!あんなに言われたんだよ!?言い返せないのがもっとムカムカするよぉ~!!絶対いつかヒィヒィ言わせてやる!!」ガーッ

曜「レズって実力世界なんだね」

千歌「うぅ……た、たしかに……ダイヤさんと私じゃ実力が違いすぎるよね……」ガクッ


曜「じゃあ、やめる?」

千歌「やめない!絶対レズになる!!」

曜「だよね♪……よし、私もレズになろっかな~」

千歌「っ!ほんと!?」

曜「うんっ♪私ね、小学校の頃からずーっと思ってたんだ。千歌ちゃんと一緒に夢中で、何かヤりたいなって♪」

千歌「~っ///曜ちゃ~ん♪」ギュー

曜「千歌ちゃ~ん♪」スリスリ ペタペタ サワサワ

千歌「ぃよし!そうとなったら、梨子ちゃんも仲間にして、みんなでレズになろう!μ'sみたいなレズを目指そう!!」

曜「おーっ!!」

千歌「アハハハ♪……ん?」


???「でね、お外でオシッコするのってスゴく気持ちいいの♪」

???「へぇ~……じゃあ今度、一緒にするずら♪」

曜「…………美少女」

曜「あれ?千歌ちゃん?」

千歌「あのっ!!」

???「わっ!?」

千歌「一緒にレズになりませんか!?」キラキラ

???「ずら!?」

千歌「ずら?」

???「あ、いえ……///」ムガムガ


千歌「ねえねえ、あなたたちお名前は?私は、高海千歌!浦の星の二年生♪」

???「えっと、国木田花丸です。一年です。こっちは黒澤ルビィちゃん……」

ルビィ「コソコソ……///」

千歌「可愛い……ん、黒澤?」

花丸「浦の星の生徒会長、ダイヤさんの妹ずら」

曜「あの生徒会長の?」

ルビィ「……………………///」

千歌「あ」ヌギヌギ

千歌「ほーらほーら♪怖くないよ~♪食べる?脱ぎたてのパンツだよ♪」ヒラヒラ

ルビィ「わぁ///」パアァ

ルビィ「えいっ」スカッ

千歌「へへー♪」

ルビィ「ぅゆ!えいっ!えいっ!えいっ!」スカッ スカッ スカッ

千歌「フフン♪とぉりゃっ!」ヒョイッ

ルビィ「あっ!」

千歌「~♪捕まえたっ!」

ルビィ「アワワワワワ!///ンン///」ヒラリ パクッ

千歌「レズの素質アリ!一緒に浦の星でレズになろう!」

花丸「いや、マルは図書委員の仕事があるずら……いや、あるし……」

千歌「そっかぁ……」ガクシ

千歌「ルビィちゃんは?」

ルビィ「モグモグ……ルビィはその……」


ガサッ



千歌「?」

???「キャアァァァァァ!!!」ダンッ!

曜「なに!?木の上から誰か降ってきた!」

???「~………………ッ!!はっ!」ギンッ

千歌「あ、あの~?」

???「フッ、フフフ……ここはもしかして……地上?ということは、あなたたちは淫乱で助平な人間ということね」

曜「危ない人?」

千歌「ていうか……足……大丈夫?」

???「いっ……!……たいわけないでしょ?この身体は単なる器なのですから。このヨハネにとってこの程度……おっと、名前を言ってしまいましたね」


???「私は――――」

花丸「……善子ちゃん?」

善子「!?」

花丸「やっぱり善子ちゃんだぁ♪花丸だよ♪幼稚園以来だね♪」

善子「は、な、ま、るぅ!?に、人間風情が、なにをバカな……!」

花丸「あれぇ?昔あれだけ可愛がってあげたのに……その口の聞き方は、なんずら?」ニコッ

善子「」ゾクッ


善子「と、とにかく!私はヨハネ!ヨハネなんだからねぇっ!!」ダダダダダ

花丸「待つずら、善子ぉ!!」タタタタタ

善子「善子言うなぁ!!」ダダダダダ

ルビィ「あっ、ま……待ってよ!花丸ちゃあん!」テテテテテ

曜「……行っちゃったね」

千歌「……あの三人、今度スカウトに行こう!」キラキラ


――――――――浜辺



ザパァン……


梨子「……………………」





ダイヤ「中途半端な弱小レズ」





梨子「私は……」

梨子「!」ギリッ

梨子「ッ!」ヌギッ

梨子「はあぁぁぁぁぁぁ――――!!!」クチュクチュ クチュクチュ

梨子「――――っ……」クチュ…プシャ

梨子「……やっぱりダメね。イケるけど……自分でしても、気持ちよくないわ……」


???「イッてみせて♪おねがぁい♪」

梨子「っあ!!あぁぁぁぁぁぁん――――!!!」ビク-ッ





???「そんなの……ミトメラレナイワァ」

梨子「やっ!!認めてぇぇぇぇぇぇ――――!!!」ビクッ





???「にっこにっこにー♪」

梨子「にっこにっこにぃぃぃぃぃ――――」プシャアァァ




???「あなたのハート撃ち抜くぞ~♪」

梨子「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ――――!!!」ドシュッ プッシャア





???「ダッ、ダレカタスケテェ~!!」

梨子「ちょっと待っててぇぇぇぇぇぇ――――!!!」ジョボボボボ





???「ヴェエエ……」

梨子「ヴェエエエエエエエエエ――――!!!」ヴェッ ヴェッ





???「今日も練習イックにゃ~♪」

梨子「イクにゃあぁぁぁぁぁぁ――――!!!」チョロロロ……





???「スピリチュアルやろ♪」

梨子「スピリチュアルなおっぱいぃぃぃぃぃぃ――――!!!」プルン ポイン




???「ファイトだよっ♪」

梨子「は、はい……///」バタン


梨子「!!」ギリッ

梨子「やあぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ヒュウゥッ!

ザッパ----ン

梨子「はぁっ!はぁっ!」

???「うわっ、スッゴ……手マンで海が弾けた……!」

梨子「……?」

梨子「……誰?」

???「あ、ゴメンね。なんか衝撃的だったから、つい」

???「私、松浦果南。その制服、浦の星だよね?二年生?」

梨子「……先日、転入してきました。桜内梨子です……」


果南「転入生なんて珍しいね。私、浦の星の三年なの。こんなとこで何してるの?[田島「チ○コ破裂するっ!」]にしては激しかったけど」

梨子「いえ、別に……」

果南「そんな苦しそうに[田島「チ○コ破裂するっ!」]したら、[田島「チ○コ破裂するっ!」]に失礼だよ?」

梨子「……いいんです。どうせ……私はもう普通じゃないから……」


果南「転入生なんて珍しいね。私、浦の星の三年なの。こんなとこで何してるの?オナニーにしては激しかったけど」

梨子「いえ、別に……」

果南「そんな苦しそうにオナニーしたら、オナニーに失礼だよ?」

梨子「……いいんです。どうせ……私はもう普通じゃないから……」


果南「……?よくわからないけど、気持ちよくないならやめたらいいんじゃない?」

梨子「やめられないんです……気持ちよくはなくても、身体が……心が……快楽を求めることをやめないから……」

果南「?」

梨子「すみません、見ず知らずの方にこんな……。下半身丸出しのままで……」

果南「ううん。眼福だったよ♪」

梨子「松浦さん……」ハキハキ

果南「果南でいいよ」

梨子「じゃあ……果南さんもレズなんですよね?」

果南「…………さぁ、どうだろうね」

梨子「レズなはずです。さっきのアレ……見えてたんですしょう?」

果南「なんのこと?」

梨子「とぼけなくてもいいですよ。ただの百合やノンケに見破られるほど、私の手マンはなまくらじゃありませんから」

果南「……まいったな」アハハ…

果南「まあ……昔の話だよ」

梨子「?」


千歌「おーいっ!梨子ちゃーんっ!!」ノシ

梨子「!?」

梨子「高海さんっ!?」

果南「あれ、千歌?それに曜も」

梨子「知り合いですか?」

曜「あれ?なんで一緒にいるの?」

果南「今さっき知り合ったんだよ。で、どうしたの?また全裸でおマ○コに熊手挿して潮干狩り?」

曜「あ、うん。実は――――」

千歌「梨子ちゃん!!一緒にレズになろう!!レズの頂点を目指そう!!あのμ'sみたいな!!」

果南「!!」


梨子「何度誘われても答えは変わらないわ。もう放っておいて」

千歌「そんなぁ……。あ、ねえねえ!果南ちゃんは!?果南ちゃんも一緒にレズになろうよ!!ねっ!?」

果南「……やめとくよ。私は、千歌たちと違って三年生だからね」

梨子「……………………」

千歌「そっかぁ……」ショボン


曜「あれ、でもダイヤさんはレズだったよね?」

果南「……そうだっけ。それじゃ、私帰るね」

梨子「あ、さようなら」

千歌「まったね~」

果南「うん、また……」


梨子「ふぅ、わざわざこんなところまで追いかけてきたの?」

千歌「違うよ、偶然」

梨子「そう……それじゃ、失礼するわね」

千歌「えぇ?一緒に帰ろうよ~。うち寄ってかない?この近くの小さな旅館なんだけどね?あ、μ'sのレズ動画一緒に観よう♪このユメノトビラって動画スゴくよくてね!もう何回オカズにしたことか♪」ウキウキ

梨子「……結構よ」スタスタ

千歌「待って!聞いて!私ね、それを見てレズになりたいって、μ’sみたいになりたいって本気で思ったの!」

梨子「だから……勝手になったらいいじゃない。レズになって、好きなだけマン汁にまみれればいいじゃない。私を誘う必要なんか無いでしょう?」


千歌「可能性を感じた……それだけじゃ理由にならない?」

梨子「可能……性?」

千歌「頑張って努力して、力を合わせて奇跡を起こしていく。私でも出来るんじゃないかって、今の私から変われるんじゃないかって!そう思ったの!そのために、梨子ちゃんの力がいるの。梨子ちゃん」スッ

千歌「スクールアイ……じゃなかった、レズになろうよ!」

梨子「……………………ッ!」スタスタ


千歌「あぁ……またフラれた……」ガクッ

曜「まあまあ」ポンポン

千歌「私ってそんなに魅力無いかな……」

曜「少なくとも私はめちゃくちゃにしたいよ?」マガオ

千歌「ぅありがと~!」ギュー

曜「おぉ、相変わらずこれは濡れる……///」ジュンッ

千歌「次こそ必ず梨子ちゃんをモノにするよ!」

曜「ファイト~♪……っと、それじゃ私も帰るね」

千歌「え、泊まってかないの?今日はエッチしまくるんだと思ってたのに」

曜「そうしたいけど、今日はやめとく♪なんだか一人でしたいんだ♪それに千歌ちゃんの前じゃ、恥ずかしくてアナルオナニーに集中出来ないもん♪」

千歌「あぁ!私のリップ!あげてないよ!」

曜「エヘヘ、ちゃんと返すよ♪また明日ね、ヨーソロー♪」

千歌「こらぁ!曜ちゃーん!」


――――――――船の上



果南「レズ……か」

果南「まさか、千歌たちが……」

果南「……………………」スッ

ザァ…

ザバン…

ザバァン!

果南「っ!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ザッバーン!

果南「……………………」

果南「ハハッ、今さら……なにを……」

果南「私は……」


――――――――淡島ホテル



???「ワァオ♪衰えてはいないわね……果南♪相変わらずのレズ力……♪ただ手を翳しただけであのオーシャンロア……♪」クチュクチュ

???「さすがね……♪」クチュクチュ

???「んっ……アハッ♪こーんなに濡れてる♪」トロー

???「ペロッ……アメィズィンだよ♪マイラヴァー果南……♪」チュッ



――――――――船の上



果南「!!」バッ!

果南「……………………」ギロッ



――――――――淡島ホテル



???「!」

???「この距離で私の気配に気付くんだ……相変わらず……いや、昔よりもエッチになってるのね……♪んんっ、果南に見られながらのオナニー……スゴい……フィール///」

???「早く逢いたいよ♪///早く……シャイニーなセックスしたいよ♪///」




――――――――船の上



果南「……………………」

果南「………………鞠莉」


――――――――十千万旅館



千歌「ただいまー」

志満「千歌ちゃん、おかえり」パンッパンッ

千歌「志満姉ちゃん。あれ、美渡姉は?」キョロキョロ

志満「美渡ちゃんは今、お客さんの相手をしてるわよ。ほら、今日は女子大生の団体のお客さんの予約が入ってたでしょ?」パンッパンッ

千歌「おお、女子大生!」キラキラ

千歌「いーなー、美渡姉」

志満「きっと今ごろ美渡ちゃん、お尻を真っ赤にしてるんじゃないかしら。あの子ドMだものね」クスクス パンッパンッ

千歌「だね。ていうか、その人は?」

志満「ああこれ?」パンッパンッ

???「あ"っ!あひっ!っう"ぉ!おほっ!!」ガクガク

千歌「うわ、白目むいてヨダレ垂らしてる……」

志満「新しいペニバンを買ったから試したくて♪隣の家に最近引っ越してきた人妻で試してるの♪」

千歌「ふーん」

志満「千歌ちゃんも使ってみる?なかなかいい具合よ♪」パンッパンッ

梨子ママ「お"っ!し、子宮……壊れりゅうぅぅぅぅぅ――――!!!」ビクンビクン

千歌「いいよ、私同年代の方が好きだし。ごゆっくり~」

志満「はーい♪」パンッパンッ

梨子ママ「っあ"ぁぁぁぁぁぁぁ――――!!!」ビクンッ!

志満「まだまだ続けるからね~♪」パンッパンッ


美渡「っあ"ぁ!!私は醜いメス豚れすぅぅぅぅぅ!!!」

スパァン スパァン

モブ女子大生1「ほら!もっといい声で鳴きなさい豚!」

モブ女子大生2「汚いマン汁垂らして悦んでるんじゃないわよ!」

美渡「ぶひいぃぃぃぃぃぃ――――!!!」



千歌「楽しんでるなあ、美渡姉」


――――――――温泉



カポーン

千歌「ふぅ~///」

千歌「他にお客さんもいないし♪自分の家だけど、温泉を独り占めっていうのはいい気分だよね~///」

千歌「はあ~……梨子ちゃんと一緒に入りたいなあ……」

千歌「……………………」

千歌「梨子ちゃんのあの技……すごく速くて目にも止まらなかった……」

千歌「私にも出来るかな……」



梨子「私がいたレズの名門、音ノ木坂学院にはね……これくらいの芸当がザラに出来る人たちが溢れ返ってるの」



千歌「……あれくらい出来なきゃ、μ'sなんて夢のまた夢だよね」

ザバッ

千歌「ん~……しゅっ!しゅっ!」

千歌「あれ……?」

千歌「違うな……もっと、こう……軽やかに……鋭く……」ヒュッ

千歌「一瞬でGスポットを刺激するような……」ヒュンッ

千歌「なんだろ……なんか梨子ちゃんのと違う……。梨子ちゃんのはもっと……エッチだった」


千歌「しゅっ、しゅっ!…………あーん!出来ないよ~!!」

ザバンッ!

プカプカ

千歌「はぁ……やっぱりレズって才能なのかな……」

千歌「私みたいな普通星人には……無理なのかな……」

千歌「……弱気になっちゃダメだ!なれる!諦めなきゃ絶対にレズになれる!!」

千歌「そういえば……梨子ちゃんは……なんでレズになろうと思ったんだろ……」


――――――――梨子宅



梨子「……………………」スンスン

梨子「……………………」スッ クチュ…

梨子「…………何やってるんだろ」

梨子「自分の下着の匂いなんか嗅いでも……なにも無いのに……」

梨子「……………………」バタッ


千歌「夢を見るのも、夢を叶えるのも、誰かに許されるものじゃない。私がなりたいからなるんだよ……!他の誰でもない……私は……レズになるんだ!!」





梨子「……スゴいなぁ、あの子」


梨子「……ユメノトビラ……か」

スッスッ ピッ



ユメノトビラ♪ アァン!ダメェ!

ズットサガシツヅケタ♪ ソコハチガウノ!ンンッ!

キミトボクトノツナガリヲサガシテタ♪ ダメッ!……ユメノトビラ……ヒライチャウヨォ!


梨子「……ッ!!」グッ

梨子「……………………」スクッ

梨子「……………………」カタン

梨子「……………………」ポロン♪

梨子「……………………」

梨子「ユメノトビラー♪ずーっと探し続けた♪君とー僕とのー♪つながりを探しーてーたー♪」クチュッ クチュッ


梨子「……………………」パチッ

千歌「……………………」パアァ

梨子「高海さんっ!?」パクパク…

千歌「そこ、梨子ちゃんの部屋だったんだ!」

梨子「そっか……引っ越したばかりで気付かなくて……」

千歌「今の、ユメノトビラだよね!梨子ちゃん感じてたよね!」

梨子「……それは――――」


千歌「ユメノトビラ……ずっと探し続けた……私、その動画大好きなの!」

梨子「……………………!」ギュッ

梨子「……」スッ

梨子「……高海さん……私どうしたらいんだろう……。何やっても……楽しくなくて、気持ちよくなくて……」




千歌「……なってみない?レズに」




千歌「一から、私たちと」

梨子「ダメよ……私は……」

梨子「……………………本当はね……私も一人前のレズになりたかった……。私のハーレムを作り上げたかった……。でもね……いくら努力しても、本当のレズの前には何も出来ないのよ……」

千歌「本当の……レズ……」

梨子「声だけでイカされたことはある?見られただけでイカされたことは?近くにいるだけでイクのが止まらなくなったことは?……あの人たちは、そういうレベルのレズなの……。小手先のテクニックなんかものともしない……二度とあの人たち以外で感じなくなるくらいの……私なんかが敵うはずも無いの!!私は……」ポロッ



千歌「やってみて笑顔になれたら、感じてからまた考えればいい。諦めることないよ」



梨子「そんな……そんなの……本気でレズになりたい高海さんに失礼だよ……」

千歌「梨子ちゃんだって本気でしょ?一人で敵わないなら、私が隣で支える。どんな形でも、どんな思いがあっても……梨子ちゃんの力になれるなら私は嬉しい。みんなを笑顔にするのがレズだもん!それって……とっても素敵なことだよ!」ズイッ

パサッ



梨子「千歌ちゃんっ!!?」バッ


千歌「っ!んっ!」グッ

梨子「あっ!っ……さすがに……届かないね……」

千歌「待って!ダメっ!!」

梨子「この距離で手マンなんて……無理よ……!」

千歌「無理じゃないっ!」

千歌「諦めなきゃ……」

千歌「絶対!届く!っ……届かないおマ○コなんて……ないんだよ!!!」


梨子「っ、んぁ……!」グッ

千歌「……っ!!」ググッ

梨子「……っ!!」ググッ

クチュッ

千歌「~っ!///」

梨子「っ!///」

クチュッ

クチュッ

梨子「……………………」ポロッ

千歌「わかる?」

梨子「……濡れてるね」ポロポロ

千歌「うんっ!」ニコッ


梨子「そんなアクロバティックな体勢になってまで……。……私も……………………私も……頑張れるかな……?」ポロポロ

千歌「うんっ!!」

梨子「千歌……ちゃん……」ポロポロ クチュクチュ

千歌「あんっ!!!///」

梨子「感じてる声……可愛いよ……///」ポロポロ ズチュッ

千歌「んっ!///次は、梨子ちゃんに手マンさせてね!ううん、舐めたりもしたい!もっといろんなプレイしたい!!だから一緒に、最高のレズになろう!!」

梨子「っ!うんっ!!!」



モットナニカーサガシテ♪


――――――――浜辺



千歌「ぃよし!!今日からレズ活、頑張るぞ~!!」

曜「お~っ!って意気込みたいところだけど、うちの学校でレズ活動するってなると……」

梨子「あの生徒会長よね……」

千歌「だよね……。今ダイヤさんと対等にレズれるのって、梨子ちゃんだけだし……」

梨子「対等かどうかは怪しいわ。……ちょっと、これを見てくれる?」ザッ

曜「なになに?……ピラミッド?」


梨子「レズのパワーバランスよ。このピラミッドの頂点に君臨するのが、レジェンドレズと言われるμ'sやA-RISE。その下に、彼女たちに憧れ彼女たちの意志を脈々と受け継ぐレズの素質を持った人たち、通称トップレズ。ダイヤさんはここに属するわ。さらにその下に、一般的にレズと言われる中間層……私はここね。さらにその下が、ただ女の子が好き……もしくは女の子に変態的な行為をしたいという人たち、百合。さらに最下層のノンケが存在するの」


千歌「まるで食物連鎖だね……」

梨子「あながち間違いじゃないわ。強者は弱者を補食し、快楽を貪るんだから。……黒澤ダイヤ……あの人の実力は、トップレズの中でもさらに中枢……認めたくはないけど、限りなくμ'sに近いと言っていい。私程度のレズで歯が立つかどうか……」

曜「やっぱり、私たち全員がレズにならないとだよね……」

千歌「梨子ちゃん、どうやったらレズになれるの?」


梨子「レズっていうのは、基本的に生まれ持った才能……何もしなくても好かれ、惚れられ、愛でたくなり、従いたくなり、独占したくなる……それこそがレズの定義にして絶対条件。後天的にレズとして目覚めた事例はごく僅か」

千歌「……たしかに!梨子ちゃんは何もしてないのに、今私スゴく抱きつきたい!」

梨子「おいで」キリッ

千歌「きゃ~♪」ギューッ

曜「え~っ?私には~?」ムスー

千歌「曜ちゃんは普通」

曜「普通怪獣ちかちーが言うな~っ!」モミモミモミモミ

千歌「ちょっ、曜ちゃんっ!!///」

梨子「二人とも、レズの片鱗はあるんだけどね……」ハァ

梨子「でもまあ……方法が無いわけじゃないわ」

千歌「ホント!?」

梨子「ええ。ちょっとした賭けだけど――――」


バババババババババ



梨子「?」

梨子「ヘリ?」

曜「ん、ああ。小原家のヘリだね」

梨子「小原家?」

曜「川島にあるホテルの経営をしていて、新しい理事長もそこの人らしいよ」

梨子「へぇ……」


バババババババババ

千歌「……な、なんか近くない?」

バババババババババ

ババババババババババババババババババ

ちかようりこ「うわわわわわわわわ――――!!!!!?」

千歌「なになになに!!?」

ゾワッ

千歌「えっ!?」

梨子「ッ!この気配……」

ガラッ

???「チャオー☆」ピッ

ちかようりこ「……………………」

???「ウフッ♪」ウィンク


――――――――理事長室



千歌「新理事長!?」

鞠莉「イェーッス♪でもあまり気にせず、気軽にマリーって呼んでほしいの☆」

曜「でも……」

鞠莉「オシッコ、飲みたい?」ニコッ

千歌「……新理事長」

鞠莉「マリーだよぉ」ズイッ

千歌「ま、マゥリィ…………その制服は……」

鞠莉「なにか変かな?ちゃんと三年生の制服、用意したつもりだけど」

千歌「理事長ですよね!?」

鞠莉「しかぁし!この学校の三年生♪生徒兼理事長♪二穴バイブみたいなものね♪」

梨子「たとえがよくわからない……」

鞠莉「わからないの?」


ダイヤ「わからないに決まっています!!!」



曜「!?」

千歌「ダイヤさん!?」

梨子「!!」バッ

鞠莉「」スッ

梨子「!」

鞠莉「」ニコッ


鞠莉「オー♪ダイヤ~♪久しぶり~♪随分大きくなって~♪」

ダイヤ「触らないでいただけます?」

鞠莉「ワッツ?私とダイヤの仲じゃない♪」

ダイヤ「……フン。ところで、何故あなたたちがここに?」

鞠莉「私が呼んだのよ♪この学校に新たなレズが誕生したと聞いてね」

ダイヤ「……あなた!……私が認めるとでも?」

鞠莉「シャイニーッ☆」バッ

ダイヤ「人の話を聞かないのも相変わらずですわね……」イラッ

鞠莉「イッツジョーク☆あなたが認める必要は無いわ♪」ピラッ

ダイヤ「……っ!それは……」


鞠莉「似合ってる?お気に入りのパンツなの♪」

ダイヤ「……なるほど、理事長になったというのは確かのようですわね」

曜「えっ?なにがどういうこと?」


ダイヤ「しかし、それでも私は認めませんわ。私にも劣るレズ未満のこの人たちに、浦の星を背負って立つ資格があるとは到底思えませんわ」

梨子「ムカッ……劣るかどうか……もう一度試してみたら――――」

スッ

鞠莉「」フルフル

ダイヤ「……では」ガラッ ピシャッ

鞠莉「またねー♪」フリフリ


千歌「はぁ、やっぱり怖いね……緊張したぁ」

曜「うん……」

梨子「……理事長」

鞠莉「マリー♪」

梨子「……マリーさん、何故止めたんですか?」

鞠莉「クスッ……何故?おかしなことを聞くのね♪今のあなたたちが束になっても、ダイヤには敵わないもの♪それくらい、わかってたはずよ?」

梨子「……………………」


鞠莉「可愛い女の子が悲痛に泣き叫ぶ姿はもちろん好きだけど♪わかりきった結末のアダルトビデオを観るのは萎えるデショ?♪」

千歌「……あの、マリーさんもレズなんですか?」

鞠莉「イッツ、シークレット♪……さて、あなたたちを呼んだ本題に入りましょ♪」

曜「本題?」


――――――――浦の星女学院・体育館



鞠莉「ここを満員にして、その全員をイカせてみせて♪そしたらこの学校でレズ活動することを許可してあげるわ♪」

千歌「本当ですか!?」

鞠莉「イェーッス♪しかし出来なければレズ活動はいっさい認めないし、今後レズを名乗ることも許しません♪」

梨子「そんなっ!」

鞠莉「それくらいの覚悟、当たり前でしょ?レズとは荊の道を進むことよ。さぁ……ヤる?……ヤらない?」

千歌「……ヤるしかない!他に手がかりがあるわけではないんだから!」

鞠莉「フフッ……♪ヤるということでいいのね?オーケー♪ダイヤに啖呵を切ったんだから、それくらいの意気込みは見せてもらわないとね♪グッドラック、未来のレズたち♪」ヒラヒラ


千歌「~っ!よっし!!頑張るぞ~!!」

梨子「っ、待って!」

曜「どうしたの?梨子ちゃん」

梨子「……この学校の生徒って……全部で何人?」

ようちか「………………………」

曜「あっ…………この学校の全員を合わせても……ここは……満員にはならない」

千歌「……え?」


――――――――バスの中



千歌「あの人……なんであんなムチャ言ってきたんだろ」

梨子「それくらい出来なきゃ、レズになる資格は無いってことなんじゃない?」

千歌「それは……そうだけど……。まだなんにも……」

曜「じゃあ……諦める?」

千歌「諦めない!!」

梨子「なんでそんな言い方するの?」ヒソヒソ

曜「こう言ってあげるた方が、千歌ちゃん燃えるから」ヒソヒソ

千歌「っ!!」グッ


――――――――十千万旅館



千歌「お願いっ!」つプリン

美渡「えー……」

千歌「会社の人、いっぱいいるんでしょ?」

美渡「んー、本社合わせて200人くらい?」

千歌「200人……あ、あのねっ!私たち今度学校で乱交するんだけど!」

美渡「乱交?あんたが?」ハッ

千歌「どうしても満員にしなきゃいけないの!じゃないとレズとして活動出来ないの!」

美渡「……………………ふむ」キュポッ


千歌「おかしい……」バカチカ

曜「美渡さんの言うこともわかるけどね~」

千歌「曜ちゃんお姉ちゃん派?」

曜「そんなこと言ってないで、どうするの?」

千歌「どうしよう……」

曜「人を集めるのもそうだけど……今の私たちが、あそこを満員に出来たとしてもその全員をイカせるのなんて……」

千歌「曜ちゃん、何人くらいならイカせられる?」

曜「めちゃくちゃ時間かけて三人くらい……かな?千歌ちゃんは?」

千歌「同じく……」

曜「絶望的だね……。いや、梨子ちゃんがいるからそうでもないのかな?」

千歌「ダメだよ。梨子ちゃん一人が頑張ったって、それじゃ理事長も生徒会長も認めてくれない」

曜「だよね……。私たちがレズにならないと……って、あれ?梨子ちゃんは?」

千歌「お手洗い行くってさっき――――」


梨子「……………………」

しいたけ「」ハッハッハッハッ

梨子「……………………」

しいたけ「」ハッハッハッハッ

梨子「……どきなさい」

しいたけ「」ハッハッハッハッ

梨子「……どくがいいわ」

しいたけ「」ハッハッハッハッ

梨子「……どいて」

しいたけ「……………………」ハッハッハッハッ

梨子「……どいてください!」ゲザァ

しいたけ「……………………」ハッハッハッハッ


――――――――沼津・街



千歌「まずは人集め!チラシも作ったし、片っ端から声をかけて乱交に誘うよ!」

梨子「つまりナンパね。怪しげなAVのスカウトにも見えるけど」

曜「ヨーソロー♪」


曜「乱交のお知らせでーす♪」

通行人A「乱交?」ハァハァ

通行人B「あなたとヤレるの?」ハァハァ

曜「はい♪来てください♪」ゞ


千歌「あのっ」

壁|ドンッ!

眼鏡っ娘「ひっ!?な、なんですか……?」

千歌「乱交やります。是非」キリッ

眼鏡っ娘「え……でも……///」

千歌「是非!」ズイッ

眼鏡っ娘「~///ど、どうも!///」スタタタタ

千歌「勝った」グッ

梨子「勝ち負けじゃないでしょ」

千歌「梨子ちゃんはナンパしないの?」

梨子「してもいいけど、この一帯私が食べちゃうわよ?こんな風に……」ヒュッ

通行堕天使「ひぅっ!!?///」ビクッ! プシャア

梨子「乱交やります。よろしくお願いします」

通行堕天使「はっ……ひゃいぃ///」ビクンビクン

千歌「うっ……さすがレズ……」


――――――――沼津・本屋さん



ルビィ「ふわぁ~///」

花丸「ルビィちゃん決まった?」

ルビィ「うんっ♪これにすゆ♪」

花丸「また露出ものずら?好きずらね~」

ルビィ「花丸ちゃんは?」

花丸「マルは……これ♪」ズラッ

ルビィ「え、レズスカものそんなに……?」


――――――――沼津・街



花丸「ごめんずらルビィちゃん。わざわざ付き合ってもらって」

ルビィ「ううん、気にしないで」

花丸「はぁ、善子ちゃんめ。せっかく家に行ったのにいないなんて。きっと今ごろどこかのアバズレとパコパコやってるずら」プンスコ

ルビィ「そ、そうかな……?あれ……」

千歌「あ、そこにいるのは!!おーいっ!!」ノシ

ルビィ「ピギッ!?」

花丸「千歌先輩。こんにちは」


千歌「こんにちは♪いやー、奇遇だねぇ♪こんなところで~♪」

花丸「先輩はこんなところでなにを?公然猥褻とかだと嬉しいずら……あ、です」ムグッ

千歌「あ、これ!」ピラッ

花丸「急にスカートめくって……露出?……ん、ライ……ブ?」

千歌「そう!!乱交パーティー!」

ルビィ「乱交!?やるんですか!?」ヒョコッす

千歌「うん♪絶対成功させたいの。二人も来てね♪……そういえば、この前の子はいないの?」

花丸「この前?もしかして、善子ちゃんのことですか?善子ちゃんは……」


善子「堕天使ヨハネと契約して、貴方も私のレズ奴……っと、リトルデーモンに……なってみない?」キリッ

クラスメイト「」ポカーン…

善子「……ピーンチ!!」ダッ



花丸「それ以来、学校に来なくなったずら」

千歌「そうなんだ……」

千歌「それじゃ、まだまだチラシ配らなきゃ!またね!」

ルビィ「あ、あのっ!」

千歌「ん?」

ルビィ「グループ名は、何て言うんですか?」

千歌「………………グループ……名?」


幕間――――――――アキバ某所



???「……………………♪」

???「なにをしているの?こんなところで。また道行く人たちに『ほーらほーら♪』って胸をブルンブルン見せつけているの?」

???「そんな痴女みたいなことしたこと……………………あるね。そうじゃなくて、気持ちいい風やと思ってね♪」

???「……風?風なんか吹いていないわよ?」

???「これから吹くんよ。新たな運命を運ぶ風……。うちには見えるんよ、時代を照らす未来の光が」

???「相変わらずのスピリチュアルね。さすが、唯一第六感を覚醒させたレズは違うわ。……で?あなたは、その光をどうするつもりなのかしら」

???「うちはただ、誰かを支えるだけ。そっと導くだけなんよ」スゥーッ

キュイィィィィン

スッ スッ スッ スッ スッ スッ

???「……遥か遠くに事象を起こすことの出来る技ね……映っているのはどこかの海……砂浜?……なにを書いているの?A…q…?」

???「可能性を感じたら、後押しせずにはいられないやん♪」

???「……μ'sのときのように、かしら?」クスクス

???「……もう、イジワルやね。えりちは」


――――――――浜辺



千歌「グループ名かぁ……」ノビー

曜「全然考えてなかったね」グイー

梨子「レズになるのに、それ必要なの?」

千歌「必要だよ。μ'sだってそうだったし」

曜「じゃあ、千歌ちゃん決めたら?」

千歌「んー、浦の星レズ!」

梨子「そのままね」

千歌「じゃあ梨子ちゃん考えてよ~」

曜「なんか、東京の最先端の言葉とか」

梨子「じゃあ……三人でレズを目指してるから、スリーマーメイドレズビアンとか……」

ちかよう「いっちに、さんし」

梨子「待って!///今の無し!///」


千歌「曜ちゃんは?」

曜「んー、制服処女隊!どう!?」ゞ

千歌「ないかな」

梨子「ないわね」

曜「っえぇ!?」ガーン

梨子「ていうか、二人とも処女なの?」

ちかよう「うん」キッパリ

梨子「……まあ、私もだけど」


千歌「……なかなか決まらないね~」

曜「やっぱり、リーダーなんだから千歌ちゃんが決めたら?」

梨子「そうね」

千歌「っあ戻ってきた!梨子ちゃんだってアイデア出ないくせに」

梨子「じゃあ制服処女隊でいいっていうの?」

千歌「スリーマーメイドレズビアンよりはマシかな」メソラシ

ザーン……

千歌「ん?」




【Aqours】




千歌「えーきゅーあわーず?」

梨子「アキュア?」

曜「もしかして、アクア?」

梨子「レズ……水ってこと?」

千歌「水か……なんかよくない?」パアァ

梨子「誰が考えたか分からないものを?」

千歌「それがいいんだよ!」

千歌「名前決めようとしている時にこの名前に出逢った。それって凄く大切なんじゃないかな!」バッ

曜「そうだね♪」

梨子「ま、このままだと決まりそうもないし」

千歌「この出逢いに感謝して!今から私たちは!」バッ!


――――――――浦の星女学院



ようちかりこ「浦の星女学院レズ!Aqoursです!」

梨子「でも待って!まだ学校から正式な承認もらってないんじゃ……」

千歌「じゃあ…。えーっと、浦の星女学院非公認レズ、Aqoursです!今度の土曜14時から浦の星女学院体育館にて乱交を――――」

梨子「非公認っていうのはちょっと……」

千歌「じゃあ!なんていえばいいの~!!!」ウガーッ!


――――――――浜辺



千歌「よし!告知もしたし、あとは私たちがしっかりやるだけだね!」

梨子「……………………」

曜「時間がもったいないし、練習始めよっか。それじゃあまずクンニのトレーニングから――――」

千歌「あ、待って待って」

曜「どうしたの?千歌ちゃん」

千歌「へへ~♪見てて……」

ヒュッ

シュンッ!

曜「おお!高速のボディタッチ!梨子ちゃんみたいだね!スゴいよ千歌ちゃん!興奮する!」

梨子「…………………………」


千歌「梨子ちゃんの技を見よう見まねで練習してみたんだけどね、どうかな梨子ちゃん?これならなんとか乱交までには――――」

梨子「ダメね」

千歌「えっ?」

曜「ダメ?今の千歌ちゃん、スゴく速かったよ?」

梨子「レズじゃない曜ちゃんの目にも映ったんでしょ?なら、それはただの速い突きでしかないわ」

千歌「な、なんで?梨子ちゃんの技をマネしたんだよ?」

梨子「…………じゃあ、試しに今ので曜ちゃんのおっぱいを触ってみて」

千歌「う、うん。いい?曜ちゃん」

曜「ばっちこーい!」ハァハァ


千歌「っ!!」シュンッ!

バッチーン

曜「いったあぁぁぁぁぁぁ!!!」

千歌「うわっ!ご、ごめん曜ちゃんっ!!思いっきりおっぱい叩いちゃった!!すっごいプルンプルンだった!!」

曜「ヒリヒリする……っん……でも、これはこれで……///」キュンッ

梨子「……………………」ヒュウッ

曜「っあぁん!」ビクンッ!

千歌「!」

梨子「速さは千歌ちゃんと同じまで落としたわ。それでも私なら……レズならイカせられる」


梨子「ね?ただ速いだけじゃないのよ。この技は速さに加えて、確実に急所を狙う正確さと、相手を快楽の底に誘う繊細さが必要になってくるの。レズ初心者にも使える簡単な技だけど、百合が見よう見まねで習得出来るほど安くはないわ」

千歌「……………………」

梨子「落ち込まないで。千歌ちゃんが完全にマスター出来なかったのには、ちゃんと理由があるの」

曜「まさか、才能とか言わないよね……?それだったら……」

梨子「ううん、違うわ。千歌ちゃん……いえ、曜ちゃんにも言えることだけど、私と二人とでは立ってるステージが絶対的に違うのよ」

曜「ステージ?」


梨子「……どのみち、必要なことよね……ボソッ……前にパワーバランスの話をしたのを覚えてるでしょ?」

曜「うん」

梨子「私はレズ。二人は百合……レズと百合の違い……それは、レズとしての本能が覚醒しているか否か」

千歌「レズとしての……本能……」

梨子「人間の五感はわかるわね?」

曜「視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚だね」

梨子「そう、人間の基本機能ね。レズの覚醒は、五感と身体能力を更なる次元に押し上げるの」


梨子「レズの眼はあらゆる性感体を見抜き、数キロ先のレズを視姦する」



梨子「レズの耳はどんな喘ぎ声も逃さず、微細な声色を聞き分け絶頂のタイミングを意のままにする」



梨子「レズの鼻はレズの体臭を嗅ぎ分け、乙女の日を識別するだけでなく好みのプレイを嗅ぎ当てる」



梨子「レズの口は魔物。キスとクンニとフェラのテクニックは常人のそれとは比較にならず、どんな相手の体液も甘露に感じる」



梨子「レズの肌は自身の感度を操るだけじゃなく、空気の流れから相手の動きを予測することが出来る」



梨子「そして本能が覚醒したとき、今までよりももっと女の子が好きになる」



曜「これが……」

千歌「レズのステージ……!」


梨子「五感全てを覚醒させているレズなんて、それこそほんの一握りだけど、覚醒が出来ていない今のままでは、乱交で全員をイカせるなんて無理よ」

千歌「どうすれば、レズの本能っていうのを覚醒出来るの?」

梨子「言ったでしょ?方法が無いわけじゃないの。ただ……」

曜「ただ?」

梨子「危険な賭けよ。……失敗すれば、二度とレズにはなれないわ」

曜「それって……どういう……」

梨子「………千歌ちゃん」

千歌「?」

梨子「言ったわよね……なりたいからなるって。その言葉、上辺だけじゃないって信じていい?」

千歌「うん!」

梨子「…………覚悟はあるみたいね」



幕間――――――――内浦某所



???「ん~っ!」ノビー

???「はぁ~♪キレイな海だな~♪」

???「さすがに長旅は堪えるな~。腰にきちゃうよ……って、おばあちゃんみたい……。う~、お風呂入って汗流したい~……どこかいいところは……っと」キョロキョロ

???「ん、あのー!すみませーん!」ノシ

梨子ママ「はい?なんでしょおぉっ――――!!?///」プシッ!

???「この近くに、お風呂に入れるところってどこかありますか?」

梨子ママ「おほっ……///あへぁっ……!///ちっ、近くに……りょっ、旅館がぁっ……///あぁっ!!//////」チョロチョロ……

???「旅館…………うん、いい!」

???「よし、そこにしようっと!ありがとうございました!」ペコッ

タタタタタ……

梨子ママ「――――――――」ガクガク ビクッビクッ



――――――――十千万旅館

――――――――大浴場



梨子「さ、始めるわよ」

千歌「曜ちゃんマン毛剃った!?」

曜「うん!進級祝い!」

千歌「ハートの形してる!エロいなぁ~!」

ダンッ!

梨子「は・じ・め・る・わ・よ!」

ちかよう「は、はい……」

曜「って、どうするの?こんなところで」




梨子「レズになるため……いえ、レズにするための試練。その名も……………………快楽堕ちよ」




千歌「快楽?」

曜「堕ち?」

梨子「レズは才能、これは覆らない。けど、本能を覚醒出来るかどうかは素質。今からやることは、その素質を引き出すための試練。強制的に快楽を与え続けることで身体と精神を極限状態に達させ、これを乗り越えたとき、レズとして覚醒し眠っている才能をも叩き起こすわ」

千歌「スゴい……!」キラキラ

千歌「じゃあ、早くやって!お願い!」


梨子「慌てないで……言ったでしょ?これは危険なの。過度な快楽はやがて苦痛に変わる。素質が無ければ無駄骨なうえ、一歩間違えば不感症にも成りうるのよ?その上、快楽に負ければ廃人にだって……」

ちかよう「……………………」ゴクリ

梨子「正直なところリスクが高すぎる。二人にはレズの片鱗を感じてるとはいえ……本当なら勧めたくないの」

千歌「でも、時間が無いならそれしかない。でしょ?」

曜「そうだね。自分で決めたことだもん。今さら逃げるなんて考えられないかな」

千歌「可能性がゼロじゃないなら、諦める意味なんて無いんだよ!挑戦することが大事なんだ!お願い梨子ちゃん……私たちを、快楽堕ちさせて!!」


梨子「……………………後悔、しないでね」ヴゥン

梨子『……………………』

梨子『……………………』

千歌「これは……」

曜「梨子ちゃんがいっぱい……何人……いや、何十人も……」

千歌「これは……女体風呂が出来る!梨子ちゃんに溺れちゃう!」

梨子「これがレズの覚醒のその先のステージ…………二人がこの試練を乗り越えられたら、そのとき詳しく教えてあげる」


梨子「この分身は幻影じゃない、一人一人が実体を持った私のコピー。力は私の半分以下。それでも1分間に6回から7回の絶頂を与えることが出来る……。今から72時間、至るところに絶えずあらゆる快楽を与え続けるわ。途中で泣こうが喚こうが、何があろうと止めることはないわよ」

曜「はい!梨子先生!」

梨子「なにかしら、曜さん」キリッ

曜「私は着衣プレイに興奮を覚えるのですが、この梨子ちゃんたちに私の制服コレクションを着せてもよろしいでしょうか!」ゞ

梨子「抵抗出来るならそれも構わないわ。制服も好きなだけ着させればいい。ナースにスク水、ミニスカポリス、巫女にバニーにブラジル水着、軍服に裸包帯も好きなだけ。ただし、出来るなら……ね」


曜「……………………」ゴクリ

千歌「曜ちゃん……怖い?」

曜「少し……ううん、かなり」

千歌「私も……。大丈夫、一緒に乗り越えよう。そして……レズに……!!」

曜「うんっ!」

梨子「……帰ってきてね。快楽の淵から」

梨子『……………………』ワラワラ

梨子『……………………』ワラワラ

梨子『……………………』ワラワラ

ちかよう「!!!」ギュッ

梨子『……………………!!』

ちかよう「っ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――!!!!!」


――――――――快楽堕ちの試練・1時間経過



千歌「っあぁ!!///きもっ……きもちひぃよぉ……///」

曜「こんっ……なのぉ……///!おかひくなりゅう……!///」

梨子「……やっぱり抵抗も出来なかったわね……とはいえすでに1000回を越える絶頂を果たしているのに……まだ快楽を貪れるなんて……底無しの性欲……でも、ここからが地獄の入り口よ……。いかに変態な百合と言えども、それはすぐに……地獄の業火にも等しい責め苦に変わる……」


――――――――快楽堕ちの試練・10時間経過



千歌「――――ッ!――――ッ!!」ビクンッ

曜「――――ァ!――――アァ!!」ビクンッ

梨子「白目を剥いて体液という体液を垂れ流してる……」チラッ

梨子「もう言葉を発する余裕も無いみたいね……意識を切らさないことで精いっぱい……。10時間……か。持ちこたえた方ね……。お願い……二人とも……」ギュッ


――――――――快楽堕ちの試練・~時間経過

――――――――十千万旅館前



ガラッ

???「こんにちは~♪」

志満「あら、お客さんですか?あいにく本日は満室で――――」プシャア

志満「……え?」バタッ

???「あ、すみません♪予約とかはしてないんですけど、ちょっとお風呂だけ入らせてください♪そしたらすぐに帰りますから♪」

志満「」ビクンッ ビクンッ

???「あれ?……あのー?」

志満「」プシッ ショワァァ

???「えーと、お金は払いますからね」チャリン

???「おーふーろーは~、こっちかな」

???「ん?」クンクン

???「これは……」


――――――――快楽堕ちの試練・~時間経過



梨子「そろそろね……」

曜「……………………だ」

梨子「…………………………」

曜「もう…………やだぁ……」ポロポロ

曜「イキたく……ない……いや……やめでぇ……!!いやあぁぁぁぁぁぁぁ――――!!!!!」

梨子「ッ!」グッ

梨子「もう……身体は限界……。快楽も求めてない……でも、ここでやめたら……」

曜「あぁぁぁぁぁぁぁ――――――――!!!!!」

梨子「曜ちゃん!!ダメ……くっ!!泣き喚く曜ちゃんにとても興奮する……でもゴメン、これ以上は見てられない!!」スッ

梨子「やっぱり……無理だったのよ……!」

千歌「……い」

梨子「!!」

千歌「……あ"きら……め"な……い……!!」ガクガク

千歌「あき"らめない"…………!!」ビクッビクッ

千歌「んぐっ!……あ……諦めない!!」ガアッ

梨子「千歌……ちゃん……」

千歌「っあ"ぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――!!!!!」ジタバタ

梨子「千歌ちゃん、ダメ!!やめて!!」






???「そうだね。無理に暴れちゃどっちも傷付いちゃうよ」





千歌「んんんん~ッ!!!//////」

梨子「えっ?」プシャアッ

梨子「~ッ!?///」ガクッ

???「落ち着いて。レズはもっと気持ちいいものだよ。もっと気持ちいいって思いを全身で受け入れるの……。苦しまないで……苦しみさえも気持ちいいって思ってみて」ナデ

千歌「っは……ぁ///」

曜「んっ……ふぅ///」

???「そう、それでいいんだよ」ニコッ

ちかよう「――――――――」クテッ


梨子「ッ!!千歌ちゃん!!曜ちゃん!!」

梨子「二人とも……っ!?……二人に漲るこの生命力……!」

梨子「これはっ……快楽堕ち……させられてる……!?」

バッ

梨子「な、なに……この人……!」

???「ゴメンね、邪魔しちゃって」ニコッ


梨子(湯気で……顔はよく見えないけど……。なにをしたの……?千歌ちゃんと曜ちゃんを鎮静させただけじゃなくて、ただのアドバイスで快楽堕ちに導くなんて……!並みのレズじゃない……!)

梨子(それだけじゃない……この人の近くにいるだけで絶頂が止まらない……!身体も声も匂いも仕草も雰囲気も……この人の全てに興奮しちゃう…………こんなのまるで……!!)

チャプン

???「ふぅ……気持ちいいなぁ~♪温泉最高♪」

???「ねぇ、あなたも入ったら?ずっとそこに立って、二人の相手をしてたんでしょ?一緒に背中流しっことかしようよ♪」

梨子「ぜひ!あ、いや……あなた……いったい……」

???「んー、旅のレズ?」

梨子「旅の……レズ?」

???「ちょっとわけがあって、世界中を渡り歩いてるの。あなたもレズだよね。それも相当レベルの高い。海未ちゃんたち以外でマトモに話したのは久しぶりだもん♪みんなすぐにイッて気絶しちゃうから。……それにこんな技、初めて見た♪」モミモミ

梨子『///』

梨子『///』

梨子「私の分身を……」


梨子「私はただのレズですよ……ランクで言えば並みもいいところの……」

???「分身……実体があるから幻じゃない。ちゃんと存在するし、ちゃんと感じてる。……これ、別の時間軸に存在する自分をここに召喚してるよね?」

梨子「ッ!」

???「時間に干渉するレズ技……これだけの高度なレズ技そうは見ないよ。私もマネしようと思ったら三日はかかるかな。実力はトップレズくらいあるんじゃない?」

梨子「……………………」

???「なにを思って自分を過小評価してるのかはわからないけど、レズはもっと自由に楽しもうよ♪」

梨子「……………………ッ」


梨子「あなたはいったい……何者なんですか?」

???「言ったでしょ?旅のレズだって♪」

梨子「それは聞きました。ただのレズじゃないことくらいわかります。時間をかけなきゃいけない快楽堕ちを、あなたはほんの一瞬で二人を達させた。そんなこと、普通のレズに出来るはずない……。現に、私はあなたが浸かっているその温泉を飲み干したくて仕方ありません」

???「あー、アハハ……本当にただのレズだよ。昔はいろいろあったけどね」

梨子「?」

???「さて、汗も流したし可愛い子の裸も見れたし♪そろそろ出よっかな~っと♪」ザバー

???「その二人もレズを目指してるんだよね?そのための快楽堕ちの試練だったんでしょ?」

梨子「え、えぇ……」

???「……フフッ、いいレズになるよ。あななたち♪」ペタペタ


梨子「……なにを根拠に」

???「昔の私たちに似てるから。とくに……その子は」ガラッ

梨子「千歌ちゃん?」

???「がむしゃらに、ムチャなことやって、わき目も振らずにみんなを引っ張って、よく失敗して怒られて、泣いて、喘いで、笑って、感じて……そうしながらみんなで一つの夢を目指した、あの頃の私に。よく似てるんだよ」

梨子「?」

???「……あななたちとは、また会える気がするな♪あなたたち、名前は?」

梨子「……Aqoursです」

???「……そっか♪じゃあね、Aqoursのみんな♪ファイトだよ♪」グッ ピシャリ


梨子「っ!ちょっと待って!あなたは――――」ガラッ

ヒュウゥゥ……

梨子「いな……い?」

梨子「速すぎる……レズの眼でも追いきれなかった……。クンクン……残り香も無い……数キロ圏内に、もうあの人はいない……」

梨子「……あの人」チラッ

梨子「……………………私たちのパンツ、盗んでいった」


――――――――千歌の部屋



千歌「ん……………………あ」

梨子「千歌ちゃん!」

千歌「……………………梨子……ちゃん?……ここは」

梨子「千歌ちゃんの部屋だよ……よかった、ちゃんと目が覚めて」

千歌「……………………」ポケー

千歌「……………………!!」ガバッ

千歌「そうだ!!快楽堕ちしてたんだ!!曜ちゃんは――――っ!?」クラッ ポスッ

千歌「あ、あれ……?力が入らない……」

梨子「起きちゃダメ。あれだけの絶頂を果たしたのよ?身体はマトモに動かないわ。安心して……曜ちゃんも無事。二人とも、試練を乗り越えたわ」

千歌「ほんと……?」

梨子「ええ。あなたたちは、レズの入り口に立ったわ」


千歌「……エヘヘ、そっか」

梨子「本当になっちゃうなんてね……心のどこかで、半信半疑になっていたんだけど」

千歌「私はやるときはやるからね」v

梨子「クスッ、よく頑張ったわね」ナデ

千歌「ん///」

梨子「千歌ちゃん?」

千歌「なんだろ……梨子ちゃんに撫でられるの……なんか、好き///」モゾッ

梨子「///」キュン

梨子「……そう///」ナデナデ

千歌「うん///」


梨子「///」ナデナデ

千歌「///」ンッ 3

梨子「!///」ドキッ

千歌「……///」

梨子「……///」ソーッ

千歌「//////」ドキドキ






曜「イチャイチャするなぁ――――!!!」ドカーン






ちかりこ「!!!?」ビックー

曜「なんで二人してイチャイチャしてるの!?意味わからない!!スッゴい疎外感だよ!!はやくもAqours解散の危機だよ!!」ガーッ

梨子「よ、曜ちゃん……起きたの?」アセアセ

曜「起きたよ!ていうか起きてたよ!起きるタイミングを逃しただけで!はい、おはヨーソロー!」ゞムスッ

千歌「お、おはヨーソロー……」ゞ

曜「まったく……梨子ちゃんたら!千歌ちゃんは私のお嫁さんなんだからね!千歌ちゃんもだよ!セフレも浮気もぜーんぶ禁止!」ギュー

梨子「なっ!誰がセフレよ!!結婚なんて……き、決まってないでしょそんなこと!」ギュー

曜「決まってます~!幼なじみが結婚するのは世界の理なんです~!」

梨子「幼なじみなんて、転校してきたヒロインに思い人を盗られるためだけにいる脇役ポジでしょ!?物語を引き立たせるためのアクセントでしょ!?所詮は紅しょうがとかパセリみたいなものでしょ!!」

曜「盗られるだって!ほーら、自覚あるじゃん!千歌ちゃんが私のものだっていう自覚が!」

梨子「と、とにかくダメ!!千歌ちゃんは私と結婚するの!」グイー

曜「私とだよね、千歌ちゃん!」グイー

千歌「うへ~♪二人の押し当てられたおっぱい……気持ちいい~♪」ムニムニ

ようりこ「千歌ちゃん!!!」


梨子「コホン……気を取り直して……二人とも丸一日眠っていたから、乱交まではあと24時間を切ってるわ」

千歌「一日も!?」

曜「やっぱりそれだけ負担があったんだね。もうわりと普通に動けるみたいだけど」

梨子「二人の身体がレズの力に順応した証ね。身体能力だけじゃなく、体力や回復機能も今までの比じゃないはずよ」

曜「ん、たしかに。なんか身体軽いかも」ピョンピョン

梨子「今から二人には、組み手……というかイカせ合いをしてもらうわ」

千歌「イカせ合い?」

梨子「どんな手段、どんな箇所を刺激してもいい。制限時間内により相手をイカせた方の勝ちよ」


曜「待って、ここでやるの?千歌ちゃんの部屋で?」

梨子「本番は体育館だから、本当は広範囲の設定でやった方が効果はあるんだけど。あくまでも二人はレズの入り口に立っただけ。手の届く範囲でしか相手をイカせられないでしょ?格段に上がった身体能力で、広い範囲はカバー出切る。なら、狭い範囲で最小限の動きで相手をイカせることが大前提になってくるの」

千歌「なるほど……?」

曜「あ、よくわかってない顔だ……」


梨子「それじゃ、制限時間5分。範囲はこの部屋までね。私千歌ちゃんのベッドの下にあったエッチ本見てるから、ほどほどに頑張ってね」

曜「5分!?めちゃくちゃ時間かけないと一回くらいしかイカせられないのに!?」

梨子「レズになる前は、でしょ?。ヤってみて、きっと世界が違うから」

千歌「ん……よし、ヤろう曜ちゃん」

曜「う、うん……」

梨子「……はじめ」

曜「……ッ!!」シュッ

千歌「!!」


千歌(なにこれ……スゴい……曜ちゃん、梨子ちゃんみたいに速い……!それに私……見えてる!スローモーションみたい……曜ちゃんの動きが、曜ちゃんの脇チラが、曜ちゃんのパンチラが!見える!!)

曜(なにこれ!千歌ちゃんの体臭が今までよりクリアに感じる!千歌ちゃんがなにしようとしてるのかがわかる!千歌ちゃんの汗の匂いが、おっぱいにブラが擦れる衣擦れの匂いが、興奮して濡れてるおマ○コの匂いに興奮する!)

ちかよう(これが……レズの世界!!)ドンッ


千歌「やああっ!!」シュババ クチュクチュ

曜「はああっ!!」ダダダ コリコリ

梨子(千歌ちゃんは視覚……曜ちゃんは嗅覚がそれぞれ覚醒したのね……。二人とも動きも以前とはまるで別人……。レズになった興奮も合わさって、お互いにイカせ合おうとしつつオナニーしてる。でも……)

ピピピピピ

梨子「そこまでよ。5分経ったわ」

千歌「えっ?もう?」

曜「なんか、あっという間だったね」

千歌「うん……ていうか曜ちゃん動き速すぎ!全然触れなかったんだけど!」

曜「千歌ちゃんこそ。私の動き全部見切ってたじゃん」

千歌「ちぇー……一回くらいイカせたかったなぁ……」

曜「じゃあ……今夜、ベッドの上で♪」

梨子「さ・せ・な・い・わ・よ!」ゴゴゴゴゴゴ…


梨子「それじゃ、今日はここまでにして明日に備えましょう」

千歌「そだね~」

曜「うん、賛成であります」ゞ

千歌「よし、これならなんとかなりそう!希望が見えてきた!!ありがとう、梨子ちゃんっ!」

梨子「……………………」

曜「梨子ちゃん?」

梨子「……一応、言っておくわね。二人はレズになった。でも、本当に入り口に立っただけなの。明日乱交に来るのは、きっと百合ばかり……イカせるのは難しくないでしょうね。……でも、レズはそうはいかない」

千歌「……………………」ゴクリ


梨子「レズ同士がイカせ合おうとすると、実力が拮抗している場合、さっきの千歌ちゃんと曜ちゃんみたいな膠着一辺倒にもなりえる。そうなったら、乱交成功は難しいわ」

曜「じゃあ、どうしたら……」

梨子「レズを相手にしてイカせようと思うなら、自分が上位に立つしかない。だから、明日レズが来たら……私が相手をする。私で敵うかはわからないけど……千歌ちゃんたちは百合の相手を――――」

千歌「やだ」

梨子「……………………千歌ちゃん」

千歌「それはダメ……相手が強いから逃げるなんて、そんなのレズじゃない。どんなことも乗り越えられる……そうじゃないと、レズの頂点は目指せないよ!私は……そんな気がする……」

曜「……だね。私たちは、三人でレズ。三人でAqoursなんだから」

梨子「……………………そうね」ニコリ


――――――――浦の星女学院・理事長室



鞠莉「アッハァン♪」クチュクチュ

コンコン

鞠莉「ワッツ?」

ダイヤ「失礼しますわ」

鞠莉「ダイヤ♪も~、一人エッチのときに入ってくるなんて無粋だなぁ♪そーんなダイヤには、理事長自ら教育的指導をしちゃうよ~?♪」ワキワキ

ダイヤ「明日のことですわ」

鞠莉「……………………」クチュ

ダイヤ「明日の乱交、私も参加してよろしいのですわよね」

鞠莉「オフコース♪た~っぷりエキサイティング♪して、気持ちよくなって♪」

ダイヤ「私がイカなければ済む話。到底果てるとも思いませんが。それであの子たちの夢も終了。あなたがなにを考えているかはわかりません。しかし、浦の星には……レズは必要ありませんわ」

鞠莉「……だったら何故、あなたはレズを続けるの?ダイヤ」キリッ クチュクチュ

ダイヤ「……………………」


幕間――――――――船の上



ザザーン

ザブン

ザパーン

???「っとと……海が荒れてきた……明日は雨かな……?」

Prrr…Prrr…

???「ん」

ピッ

???「はいはーい♪もっしもーし♪」

???『もしもしではありません、まったく……。呑気なのは変わらないようですね』

???「なんでいきなりディスられるのさ……」


???『あなた、いったい今どこにいるのですか?』

???「えーと、船の上」

???『撃ち抜きますよ』

???「怖いなー。んっとね、内浦ってところ。静岡の。いやー、温泉入ってリラックスしちゃった~♪お肌スベスベ♪」

???『……ゴクリ……こ、国内にいることくらい承知のうえです。内浦……こっちですか………………ああ、いました』

???「相変わらず鋭い気配だね。ていうか、夜なのによく見えるねー。こっち?」ノシ

???『いえ、まったく逆です』

???「あ、こっちか」ノシ

???『それで、世界を回った成果はあったのですか?』

???「まーね♪ずいぶん遠回りしちゃったけど、見つけたよ♪いい子たち♪まだレズ初心者って感じだけどね」

???『初心者?大丈夫なのですか?』

???「うん、多分」

???『多分ですか……私たちの計画には、私たちと同等のレベルのレズがあと9人は必要なのですよ?それを……』

???「大丈夫。あの子たちには、可能性を感じたから」

???『……そうですか。それならいいです。私はいつも通り、あなたの言うことを信じましょう……穂乃果』


穂乃果「ありがと、海未ちゃん♪愛してる♪」チュッ

海未『……ええ///』チュ

???『あー、ズルい!ことりも穂乃果ちゃんに愛してるって言ってほしい!!電話越しにキスしてほしい!!』

海未『ちょっと!ことり!』

ことり『穂乃果ちゃ~ん♪はやく帰ってきてね♪海未ちゃんの相手ばっかり飽きちゃうよ~。久しぶりに穂乃果ちゃんに可愛がってほしいな♪』

海未『なっ!私では不満だと言うのですか!?』

ことり『不満じゃないけどマンネリっていうか……あーん♪穂乃果ちゃんはやく~♪ことりの身体火照っちゃうよ~♪』

海未『あなたは年中発情期でしょう!?』

穂乃果「アハハ、じゃあテレセでもしよっか♪」

ことり『したいしたい♪』

海未『ズルいですよ穂乃果!わ、私もしたいのに……!///』

穂乃果「帰ったら二人まとめて相手するよ♪うん、濡らして待ってて♪それじゃ♪」

ピッ

穂乃果「クスッ……二人とも元気そうだったな~♪みんなも元気かな?はやく会いたいな~♪」

穂乃果「……………………」タプタプ



『Project LOVE LIVE』



穂乃果「……♪」

穂乃果「……待ってるよ……Aqours」


――――――――乱交当日

――――――――バス停前

ザァァァァァァ……

ザァァァァァァ……

堕天使「……………………」


――――――――浦の星女学院・体育館



梨子「こ、この衣装……///短すぎる……///」ピラッ

曜「興奮しない?なんならローターでも仕込もうかなって思ってたくらいなのに」

梨子「私は露出に興味ないから……」

千歌「μ'sも最初はこんな感じだよ?」

曜「ステージに出ちゃえば忘れるよ」

千歌「……もうすぐだね……こういうとき、どうするんだっけ……。たしかこうやって手を重ねて……」スッ

ようりこ「」スッ

千歌「……………………繋ごっか」ギュッ

梨子「ん」ギュッ

曜「んっ」ギュッ

千歌「こうやって互いにマン汁の匂いの染み付いた手を繋いで……ね?///あったくて、いやらしくて好き///」

曜「……みんな来てくれるかな?」

梨子「もし来てくれなかったら……」

千歌「じゃあ、ここでやめて終わりにする?」

ようりこ「……………………プッ」

ちかようりこ「アハハハハハ――――♪」


千歌「さぁ、行こう!!」

千歌「今全力で、輝こう!!」

ちかようりこ「Aqours!!サンシャイン――――!!!」


ウィーン……



千歌「……………………」

千歌「……………………」ソッ

ガラン…………

パチ…パチ…

花丸「……ワァ」パチパチ

ルビィ「ハワァ……」パチパチ

鞠莉「……………………」

パチ…パチ…

曜「……………………ぁ」

梨子「……………………っ」

千歌「……………………!」ズンッ

千歌「私たちはレズ!……せーのっ!!」

ちかようりこ「Aqoursです!!」

梨子「私たちはその輝きと!」

曜「諦めない気持ちと!」

千歌「信じる力に憧れレズを目指しました!!」

千歌「目標は伝説のレズ、μ’sです!!感じてください……私たちの思いを!!!」


ちかようりこ「キラリ、ときめーきがー♪うまーれたーんだとー♪気がついたワーケはー♪目のまえのきーみーだってこーとさー♪」

ララララーララー♪ ララララーララー♪

ちかようりこ「ヤッてーみたい♪」ダッ



梨子「!」チラッ

ちかよう「!」コクン


――――――――ライブ前



ちかよう「即イキ禁止?」

梨子「そう」

千歌「どういうこと?」

梨子「今回が初の乱交……私たちの名前を覚えてもらうためのものでしょ?それをすぐにイカせるのはもったいないわ。今の二人なら百合くらいなら1秒でイカせられる。だからこそ、最低でも一人3~4秒の時間をかけて」

曜「それだけでいいの?」

梨子「それ以上は逆効果。性に貪欲な百合に絡まれて次の百合に技をかけられない可能性があるわ」

千歌「そっか、わかった」

梨子「ただし、その3~4秒は……蕩けるくらい濃密な時間にしてあげること♪」

曜「了解っ♪」ゞ

梨子「それと……万が一、お客さんが少なかった場合――――」


――――――――現在



梨子(来てくれた人を全力でイカせて!!)



曜「動きだした心は、まだ迷いをかかえて揺れているよ♪」

クチュクチュッ

ハアァン!

曜(よし、いい調子!)

梨子「それでもスタート♪」

梨子(鞠莉さん……)チラッ

鞠莉「♪」フリフリ

梨子(自分はカウントしなくていいってことですか……なら)

梨子「したのは♪」ヒュッ!

堕天使「ひぐっ!!///」ガクッ プシッ

ちかようりこ「運命かな♪」

梨子(千歌ちゃん!)

千歌「気持ちがつながりそうなんだ~♪」

(花丸ちゃんにルビィちゃん発見♪)ペロッ

シュイイイン!

花丸「ずらっ!///」プシャアッ

ルビィ「ピギッ!///」プシャッ

ッアァァァァァァ!

千歌(よっし!!ここからだ!!)


曜「知らないことばかり♪なにもかもが」

ドウシタライイノ
?
梨子「それでも期待で足が軽いよ♪」

ジャンプダ!

千歌「温度差なんていつか消しちゃえってね♪元気だよ♪元気をだしていくよ――――――――」


ブツンッ!



ちかようりこ「!!!?」

ザワザワ……

ザワザワ……

千歌「なに……?」

曜「停電……」

梨子「いえ、これは……」

ダイヤ「……………………」スタスタ

梨子「生徒会長……!」

曜「ウソ、まさか……そんな……」

ダイヤ「会場を満員にし、来た人全員をイカせる……無論、私も例外ではありませんわよね?」

千歌「ッ!!はいっ!!」

ルビィ「お姉ちゃん……」

梨子(体育館の電気を遮断するほどのレズ力……やっぱり、この人はレベルが違う……)

ダイヤ「……来なさい」

千歌「行きます!!はあぁぁぁぁ――――っ!!!」


千歌「やっ!!はっ!!たあっ!!」ブンッ ビュウッ ブォン!

ダイヤ「その程度の手淫……止まって見えますわよ」ヒラッ スッ パシッ

千歌「!!」

グリンッ!

千歌「!!///」プシャア

曜「なに今の!」

梨子「合気柔術とレズ技の組み合わせ……千歌ちゃんの力をいなしただけじゃなく、その力を利用してイカせた……」

千歌「あっ……ぐ……///」ガクガク

ダイヤ「たった一度の絶頂で、もう終わりですの?」

千歌「まだ……まだあっ!!」ダッ

ダイヤ「当たらない手淫など何度やっても無駄ですわ」

千歌「てやあっ!」ビュンッ!

ダイヤ「!」

曜「足でおマ○コを狙いにいった!?つま先でマン肉を蹂躙する気!?」

梨子「生徒会長も虚を突かれてる!でも……!!」

ガッキィィィィィン!

千歌「っつ!!?」

ダイヤ「どんなパワーも……スピードも……私の防御はその全てを無に還す……ダイヤの名は、ダテではありませんわ!!!」

梨子「っ、炭素繊維を織り交ぜた鉄壁のダイヤモンド加工パンツ……。あの硬度は、千歌ちゃんじゃ……」


千歌「パンツが技を通さないなら……」ユラリ

千歌「こっちはどうですか!!」シュッ!

曜「おっぱいを狙った!!速い!!」

ギイィィィィィィ!

千歌「ッ!?」

千歌「やあっ!!」

キン!

キィン!

ギィン!

ギギギギギギギン!

千歌「!?!?」

ダイヤ「レズ初心者のあなたに教えておいてあげますわ……一流のレズたるもの、ブラとショーツはセットアップですわ!!」ヒュッ!

ドゴォォォォォン!


曜「千歌ちゃん!!このっ――――!?」

スッ

梨子「ダメ、曜ちゃん……。曜ちゃんが行っても状況は変わらないわ……。それに、千歌ちゃんは言った。相手が強いから逃げるなんて、そんなのレズじゃない。どんなことも乗り越えられる……そうじゃないと、レズの頂点は目指せない……って。私はあのときの千歌ちゃんの言葉を信じたい……」

曜「それで……もしダメだったら……?」

梨子「そのときは……………………」


――――――――浦の星女学院・正門前



果南「……………………」



――――――――浦の星女学院・体育館



鞠莉「ダイヤったら……体育館を崩壊させるつもり?」

ルビィ「お、お姉ちゃん……」クチュクチュ

花丸「スゴいずら……」ズポズポ



パラ…パラ…

千歌「っ……あ……」ボロッ プシャアッ

ダイヤ「驚きましたわね。確実に意識を刈り取ったと思いましたが……なるほど、一応レズにはなったみたいですわね」スタスタ

ダイヤ「この短期間でレズになった努力は認めます……しかし、レズ見習いのあなたが、トップレズの私に勝てる見込みも道理も無いでしょう?」

ダイヤ「何故、そこまで頑張るのですか?愛液とお小水を垂れ流して、無様な姿を面前に晒して……辱しめられて……何故……」

千歌「ケホッ、ゴホッ……き……決まってます……!」

ガラッ

千歌「μ'sに……憧れたから……!!」ニコ





ダイヤ『私たちの力で、学校を救うのですわ!!』




ダイヤ「……ッ!!」ギリッ

ダイヤ「!」ヒュウン!

ボカァァァァァン!

千歌「――――――――」チョロチョロ……

ダイヤ「μ'sの名前すらろくに知らなかったくせに……なんの実力も無いくせに!!力の無いものが夢を見るなど……万死に価するほどおこがましいですわ!!!」

千歌「――――が――――あ」プショアァァ

ダイヤ「まだ……!っ……いいでしょう……ならば、憧れごと……イカせてあげますわ……!!」バッ


ゴゴゴゴゴ……

曜「な、なに……この揺れ……」プシャッ

曜「ヒグッ!!///」

梨子「曜ちゃん!これは……立ってるだけでイキそうになる……!」トロー

鞠莉「ッ!!ダイヤ!!それはダメよ!!」

ダイヤ「許可を出したのは……あなたですわ」

鞠莉「相手は仮にもレズ見習いよ!!その技は……ッ、止まりなさいダイヤ!!」

ボゴン!

ボゴン!

梨子「床から……ダイヤモンドの結晶が突き上げて……!!こんな技……見たことない!!」

曜「ッ、千歌ちゃん!!」

千歌「――――ッ」

千歌「……はぁ……はぁ」スクッ フラッ…

ダイヤ「苦しみたくないのならばそのまま堕ちていなさい。ここはもう、私のステージですわ!!!」


ピキィィィィィン

曜「体育館一面が……ダイヤモンドに……」

鞠莉「これが……限られたレズだけが辿り着くことの出来る、レズのステージ……。自分が優位に立ち、存在を誇ることの赦された絶対空間……。私は……μ's以外でステージを使える人なんか、片手で数えるほどしか存在を知らない。ステージに立ったダイヤは、さっぎでの比じゃないわ……」

曜「……千歌ちゃん!!」ダッ

梨子「これはダメ……危険すぎる!!」ダッ

鞠莉「悪いわねダイヤ……可能性を潰そうとするあなたを……見過ごすことは出来ないわ!!」ダッ

ダイヤ「」スッ

ピキピキピキピキ……

ようりこまり「!!!?」

鞠莉「くっ、これはっ!!」

曜「なにこれ……ダイヤモンドの、拘束具……!?」

梨子「こんな……辱しめるような格好で……!!」ギリッ

ダイヤ「あなたたちはそこでM字開脚のまま、黙って見ていなさい」

鞠莉「ダイヤ!!」

ダイヤ「鞠莉さん……この子たちに、私たちを重ねるのはやめなさい。私たちに破れなかった壁を、この子たちが破れるとでも?夢を見たことに絶望する前に……私が引導を渡して差し上げますわ」スタスタ



果南「……………………」


千歌「……………………っ」フラフラ

ダイヤ「満身創痍……もはや意識は切れかかっていますわね」

千歌「――――ッ!!!」ダッ

シュンッ!

ガギイィィィィィン!

ダイヤ「もうあなたには何も出来ない」

千歌「ッ!!ッ!!!」ガンッ! ガンッ!

梨子「ダイヤモンドの盾……この空間のダイヤモンドを自在に操れるの……?」

ダイヤ「ステージ上の私には、もう指一本触れることは出来ませんわ。そのまま続けても身体を痛めるだけですよ」

千歌「――――ッ!!!」ヒュウッ!

ダイヤ「ッ!!!」スッ

ビリイッ!

曜「衣装が!!」

梨子「ダイヤモンドの爪が、千歌ちゃんの衣装だけを引き裂いた……!」

曜「剥かれて犯されそうになってる千歌ちゃん……いい!!」

梨子「わかる!!」


ダイヤ「……」スウッ

キラキラ……キラキラ……

曜「何あれ……小さなダイヤモンドがいくつも……」

千歌「……………………」フラッ

ダイヤ「残った意識も……断ち切って差し上げますわ……!!」ヒュッ

ピトッ ピトッ ピトッ ピトッ

ダイヤ「!」パチン

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ

千歌「――――――――!!!」

梨子「乳首にクリトリス……アナルまで……。細かく振動したあのダイヤモンド……まるでローター……!!あんなもの続けられたら、千歌ちゃん……四点責めでしか絶頂しなくなっちゃう!!」

曜「やめて!!アブノーマルも好きだけど、千歌ちゃんとは普通のセックスもしたいの!!!だから!!!やめてぇ――――!!!」


千歌「――――――――!」

ダイヤ「乳頭も淫核もプックリと膨らんで、絶頂も数えきれないくらいしているでしょう?醜態も醜態……なのに、何故ですの……?何故……倒れないんですの?」

ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ

千歌「~……………………♪」

ダイヤ「?」

千歌「気持ちが……繋がり……そ、う……なんだ……♪」

ダイヤ「!!」

曜「……っ!知らないことばかり、なにもかもが……♪」

ダイヤ「なんですの……?」

梨子「それでも……期待で、足が軽いよ……♪」

ダイヤ「なんなんですの……?」

千歌「温度差……な、ん……て……いつ……か消し……ちゃえ、って、ね……♪」ヨロッ

ダイヤ「なんで……!」

千歌「元気……だよ♪元気をだしていくよ――――――――」

ダイヤ「なんでなんですの!!!」


千歌「……………………」

ダイヤ「そんなに愛液まみれになって!!そんなに苦しそうに気持ち良くなって!!なんで……立ち上がるのですか!?そのまま寝ていれば楽でしょう!!惨めな思いをしながら……私に勝てもせず……叶えることの困難な道だと知りながら……なんで…………」



千歌「レズが……そうだから……」



ダイヤ「レズが……そう……?」

千歌「諦めないで……まっすぐに……夢に向かって突き進む……。キラキラで……かっこよくて……可愛くて、エッチで……。人によって……感じ方も……受け止め方も、違うかもしれない……。汚れるだけ汚れて、恥ずかしい思いして……頑張って努力しても、レズにはなれないかもしれない……。でも、始めなきゃ……止まってるだけじゃ……なにも始まらないから……!!」パキィン!

ダイヤ「!」

鞠莉「!」

果南「!」

堕天使「……………………///」

花丸「……………………///」

ルビィ「……………………///」

曜「だよね……♪」ニッ

梨子「千歌ちゃん……♪」



千歌「だから私は――――諦めない!!!!!」ダンッッ!


ダイヤ「……甘く見ていたのは、私だということですか」

パッキィン――――

りこよう「!」

鞠莉「ダイヤの拘束が解けた……」

ダイヤ「高海千歌さん……あなたの思想がどうであれ、私の意見が翻ることはありません。ですが、少しは認めて差し上げましょう……一人のレズとして……レズであるあなたに敬意を表し……私の最高の技で……」スッ ピキピキ……

ダイヤ「果てさせてあげますわ……」ピキィン

曜「槍みたいに長い……ダイヤモンドのディルド……」

梨子「あんもので貫かれたら……子宮イキどころじゃない……!」

ダイヤ「ここからは……本気ですわよ……!!」

千歌「はぁっ……はぁっ!……んっ、はいっ!!」


ダイヤ「でやあぁぁぁぁぁ!!!」ブゥン!

カァン

千歌「ンホッ!!?///」

曜「千歌ちゃんのお股を下から!!」

ダイヤ「ふんっ!!」ブォン!

ガシャアン!

千歌「かっ――――はぁ!」

梨子「天井まで吹き飛ばすなんて……あんなの……っ、千歌ちゃん!!」

千歌「ッ!!!」ギンッ

グッ

千歌「はあぁぁぁ――――っ!!!」ダンッ!

ダイヤ「天井を蹴って私に向かって突進しますか……!!このディルドの格好の餌食ですわよ!!」ゴオッ!

千歌「ッ!」クルッ!

鞠莉「ディルドをいなして空中で身体を捻った!あれは……ダイヤの合気柔術!」

曜「あのディルドの間合いに入った!!」

梨子「でも……!!」

千歌「たあぁっ!!」

ギイィィィィン!

曜「ダイヤモンドの盾!!」

ダイヤ「忘れましたか……?このステージでは私の防御は絶対ですわ!!」

ドゴッ

千歌「っ!!」

ダイヤ「ふんっ!!」ブンッ

ドゴォン!

千歌「かっ――――!!」


曜「っ、これじゃさっきと同じだよ……!!」

梨子「それはそうよ……いきなり千歌ちゃんが強くなったわけじゃないもの……!いえ、むしろ限界のはず……!!」

鞠莉「ダイヤはステージで自分の力をフルに発揮出来るうえ、これ以上ないくらい本気で掛かってる……!勝ち目は……無い!」

梨子「……ッ、それに……そもそも私たちは……本来の目標すら達成出来てない……」

曜「……あ!満員にして全員イカせる!」

梨子「そう。満員には程遠いたった数人……たとえ、生徒会長をイカせることが出来ても……私たちは……!!」ギリッ

曜「そんな……!!」


ダイヤ「これで……終わりです!」ギリ…ギリ……

千歌「はあっ……!はあっ……!」ヨロッ

ダイヤ「神に祈る時間は、必要ですか……?」

千歌「…………………………アハハ」



千歌「そんな時間があるなら、オナニーします」ニコッ



ダイヤ「ッ、さようなら……高海……千歌さん!!」

ビュンッ!

ゴオッ!

ようりこ「千歌ちゃ――――ん!!!」


ガラッ!



美渡「バカチカ――――!!!」



ちかようりこ「!!!」

美渡「あんた開始時間、間違えたでしょ――――!!!」b

ピカッ――――!

梨子「電気が復活した……!っ……これは……!!」

ワイワイ……ガヤガヤ……

ワイワイ……ガヤガヤ……

曜「街の人が……こんなに……」

千歌「……………………!」

ゴオオオッ――!



千歌「ホントだ私……バカチカだ……!」ポロッ


千歌「っ!!!」キッ

パアァァァァァァ!

ダイヤ「ッ!!?」

シュウゥゥゥ……

鞠莉「ダイヤの槍を……ステージを……掻き消した……!それにこの光……こんなのまるで……!!」

千歌「キラリ!!♪」

ちかようりこ「キラリ♪ときめきが~♪生まれたんだと♪」

パキパキ……

ダイヤ「私のステージが……消えて……!これが……!」

ちかようりこ「気がついたときに~♪」

千歌「いたんだよ~♪」

ようりこ「目のまえに」

ちかようりこ「キミがいた♪」

ダイヤ「彼女たちの……レズ……」


ちかようりこ「キラリ! あつくなる自分見つけたよ~♪」?

千歌「このひかりは♪」クチュクチュッ!

ダイヤ「くっ!!///」 

ようりこ「きれいだよね♪」

千歌「もっとキラリ♪」チュッチュッ

ようりこ「まぶしい希望♪」

ダイヤ「こんなっ///」

千歌「ダイスキ~があれば♪」

ダイヤ「こんなのぉっ……!!///」

ちかようりこ「ダ~イジョウブさ~♪」?

パアァァァァァッ!

ダイヤ「認められませんわぁ――――!!!!!//////」

プッシャア――――!



クテッ……///

ッハァ……///

曜「ヤッた……///」

梨子「千歌ちゃん……///」

千歌「はぁ///はぁ///」

鞠莉「アメィズィン……♪」

曜「……っ、彼女たちは言いました!」

梨子「……!レズはこれからも広がっていく!どこまでだってイケる!どんな夢だって叶えられると!」

ググッ……

梨子「っ!!」

ダイヤ「……………………」ヨロッ


千歌「……っ」

ダイヤ「これは、今までのスクールアイドル……ではなく、レズの努力と、街の人の善意があっての結果ですわ!!勘違いしないように!!」プシャッ

千歌「……わかってます」

ダイヤ「!」

千歌「でも、ただ見てるだけじゃ始まらない。上手く言えないけど……今しかない……瞬間だから!!だから!!」

ようちかりこ「輝きたい!!!」



パチパチパチパチ――――

千歌「!!」

ダイヤ「…………………」

鞠莉「ダイヤ……」

ダイヤ「それでも私は……」スタスタ……

千歌「――――///」

パタッ

ようりこ「千歌ちゃんっ!!」


――――――――

――――

――



ペロペロ

ズチュズチュ

千歌「……………………」パチッ

千歌「……ここは?」

梨子「あ、起きた?」ペロペロ

曜「おはヨーソロー」ズチュズチュ

千歌「二人とも……あれ、私……」

梨子「ダイヤさんとのレズバトルの後、力尽きて気を失ったのよ。覚えてないの?」

千歌「ん……なんとなく?……で、二人はなにをしてるの?」

梨子「千歌ちゃんのムレた腋を舐めてるに決まってるじゃない」

曜「千歌ちゃんの脚でマンズリしてるのであります」ゞ

千歌「とりあえず二人ともあとでお尻叩く」

ようりこ「ご褒美」


曜「何はともあれ、これで学校でレズ活動出来るね」

千歌「うん……嬉しいな///」

梨子「課題はまだまだあるけどね。生徒会長相手にあんなに苦戦したんだもの。あの人以上のレズには良いようにヤられるのが目に見えてるわ」

千歌「だよね」

曜「まあまあ♪先は長いけど、ひとまずはお疲れさまってことで♪」

梨子「……ええ♪」

千歌「じゃあ今日は……三人で熱い夜を過ごそうね///」

梨子「寝かさないわよ♪」

曜「ヨーソロー♪」ゞ




千歌「ダイヤさんを退け、なんとか浦の星でレズ活動出来るようになった私たち」



千歌「実力不足を痛感しながらも、着実に前に進もうと決意し、ひとときのレズセックスに溺れるのだった」



千歌「新たな脅威が……近づいているとも知らずに……」



千歌「私たちは……マンズリする」


第一部。
完。

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