【グリモア】如月天「いや、そういうやつじゃないから」【私立グリモワール魔法学園】 (33)

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今回は以下の要素を含みます。
・みんな仲良し
・キャラ崩壊注意
・転校生はムキムキ
・ありすありあり(合言葉)

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結希「天」

天「うん?何の用?」

結希「ちょっとそこの書類取ってくれない?」

天「あんたの方が近いんだから自分で取ればいいじゃない」

結希「あなたの背中のそれは何のためにあるのよ」

天「少なくとも今使うためにあるわけじゃないわよ」

天「まったく、どいつもこいつもこの素晴らしい発明品を便利道具扱いして・・・」

結希「そういう形状にしたのはあなたでしょうに」

天「この前は図書室で使わされたからね」

結希「使ったのね」

天「『この棚の上をハートちゃんとロップちゃんでいっぱいにしたいんですぅ~』って言われたから・・・」

結希「そこは断りなさいよ」

結希「そう考えると、あなたもなんだかんだ面倒見がいいわよね」

天「どうしたのよ急に」

結希「いまのもそうだし、この前仲月さんの散歩に付き合ってるあなたを見かけたから」

天「ほぼ90°の崖を足だけで登る行為を散歩と呼べるならそうなんでしょうね」

結希「そんなこと生天目つかさや転校生君じゃないのにできるわけないじゃない。冗談でしょ?」

天「冗談だったらよかったんだけどね・・・」

バシャ

結希「あっ・・・」

天「あら、コーヒーこぼしたの?大事な書類?」

結希「いえ、提出したりするものじゃないから大丈夫なんだけど・・・」

天「なによ、含みがある言い方ね」

結希「天文部員土下座画集が汚れちゃったわ」

天「それどこに需要があんの?」

結希「転校生君は10冊持ってるらしいけど」

天「アイツは何考えてんの?」

天「転校生って本当わけわかんないわよね」

結希「そう?」

天「あの魔力もそうだけど、一番わからないのが性格よ」

結希「まあ、人の性格なんかそんなものじゃないかしら」

天「あいつ、前に海に行ったときアタシの胸ガン見してたくせに、基本的に幼女とばっか遊んでるじゃない」

結希「自慢ならデクにむかってやってなさいよ」

天「あと、雑学は多い」

結希「彼なりの処世術なんじゃないかしら」

天「手先が器用で覚えが早い」

結希「予備知識があったとしてもそんな簡単に天体望遠鏡なんか作れないわよね」

天「んでドSのくせにドM」

結希「矛盾の塊ね」

結希「転校生君って、たぶん相手によって接し方変えてるわよね」

天「八方美人?なんか違うわね。別にいい顔しようとしてないし」

結希「相手が接しやすいキャラを演じているのかしら・・・」

天「アイツの素ってどんなのかしらね」

結希「楠木さんと遊んでいるときか、仲月さんと遊んでいるときか、学園長と遊んでいるときか・・・」

天「うん、ロリコンってことだけは確かだわ」

天「そんなやつが学園中の女子に人気なんだから、世も末よね」

結希「ロリコンだけど成熟した女体に興味がないわけでもないでしょ」

天「一日の内にパーティとクエストをこなした2年前のクリスマスとかの話も聞いたから、やっぱ秘訣はそういうとこなのかしら」

結希「基本的に何でも引き受けてくれるから、最初は便利屋程度に思っていたけど・・・となるんじゃないかしら」

天「そうよね、あんたもアイツのこと奴隷扱いしてたからね」

結希「ちょっと待ってそれどこで聞いたの」

天「アイツから」

結希「・・・もう!」

結希「人の黒歴史を嬉々として話すんだから・・・」

天「いいんじゃないの?アンタ今デレデレだし」

結希「・・・焼きそば」

天「ちょ、ちょっと、それもまさか・・・」

結希「焼きそばって聞いて、そばを焼くんだって思ってたらしいわね」

天「やっぱり!あの野郎!」

結希「いや、いいじゃない。かわいいわよ。ええ。卯衣や冷泉葵並みの世間知らずでも」

天「あいついつか絶対ぶっとばしてやるわ」

結希「やめといたほうがいいわよ」

天「なんで?」

結希「この前研究中のデクが暴走して彼が羽交い絞めにされたんだけど・・・」

天「なんでそんな状況に・・・」

結希「彼、自力で脱出したからね」

天「あ、あれでしょ?忍者に教わったとかそんなのでしょ?」

結希「デクの腕をもいでね」

天「化け物ね」

天「あいつ、もう物理で魔物と戦った方がいいんじゃないの?」

結希「パワードスーツ型デクも検討中なんだけど、彼の身体能力に耐えられるかどうかが問題なのよね」

天「アイツ、本当に人間なの?」

結希「今ならあのくそジジイもワンパンで倒せるでしょうね。その前に私が殺すけど」

天「銃弾とか全部躱しそうね。その前に蜂の巣にしてやるけど」

結希「・・・その前に楠木さんがなんとかしそうね」

天「否定できないわ」

結希「そういえば、転校生くんが撃たれた後、学園生たちが大変だったわよ」

天「そりゃあ、想像はつくけど」

結希「神凪神社の木に藁人形が打ち付けられたり」

天「定番だけど、呪いねぇ・・・」

結希「神凪神社の木がなぎ倒されてたり」

天「八つ当たりにも場所を選びなさいよ」

結希「神凪神社の木が灰になってたり」

天「それもう放火じゃない」

結希「氷漬け噛み跡爪跡料理跡・・・いろいろあったわね」

天「最後おかしくない?」

結希「かくいう私も爆弾を使ったのだけれど」

天「あんたら神凪神社に何の恨みがあんのよ」

結希「ちなみにその近くでは刀で神社の木を切り倒す脇丸出しの巫女が発見されたらしいわ」

天「あちゃー、自分でやってるのかー」

天「まあ、あいつもすぐに元気になったからよかったけど」

結希「1週間かけずに完治したわよね。超人かしら」

天「線路に飛び出たシローを助けるため素手で電車を止めたし」

結希「超人違いね」

天「雄叫びで山を崩したり」

結希「だから超人違いじゃないの」

天「フェイスフラッシュ(転校生スマイル)で瑠璃川妹が変態になったり」

結希「彼女のルーツが発覚したわね」

天「四次元殺法コンビを相手に円野と組んで戦ったり」

結希「ちょっとまって、脳の処理が追い付かないわ」

結希「はぁ・・・彼が元気になったのはいいことだけども、あの後の会議は大変だったわ」

天「会議?」

結希「全部活・全委員会・生徒会から代表が集まって話し合ったのよ」

天「なんでそれにあんたが行ったの?」

結希「私、魔導機器発明部の部長よ」

天「一人だけの非公認部活じゃない」

結希「そうじゃないと与那嶺さんや散歩部が来れないから」

天「そっか、あれもそうだったわね」

結希「まさかあんなことになるとわね・・・」

天「含みを持たせるのやめなさいよ。気になるじゃない」

結希「まず集まった代表たちを教えておくわ。必ずしも部長だとかそういう人だけじゃないから」

天「ありがと」

結希「生徒会から武田虎千代、風紀委員から水無月風子、図書委員から霧塚萌木、飼育委員から里中花梨、精鋭部隊からエレン・アメディック」

天「まあ、普通ね」

結希「歓談部から海老名あやせ、報道部から遊佐鳴子、茶道部から白藤香ノ葉、天文部から双美心」

天「なんで双美?」

結希「最年長だからだそうよ」

天「会議にならなさそう・・・」

結希「園芸部から野薔薇姫、空手部から生天目つかさ、保健委員から椎名ゆかり、オカ研から西原ゆえ子」

天「まあまあ、生天目が来てることが驚きだけど普通ね」

結希「料理部から里中花梨」

天「被ってるんだけど」

結希「それと、散歩部から冬樹ノエル、陸上部から南智花、剣道部から神凪怜、水泳部から与那嶺里菜、そして魔導機器発明部から私」

天「あれ?手芸部から楠木は?」

結希「彼女は手芸部だけど幽霊部員よ」

天「へー、そうだったんだ」

結希「当日の欠席理由は転校生君とのデートだけど」

天「サボるにしてももっと理由つけりゃいいのに」

結希「でも私たちもそうするだろうし・・・」

天「そっか、こいつらはそういうやつらだった」

結希「あの日は冬樹さんのツッコミがさえわたる会議だったわ」

天「何がどうしてそうなるのよ」

ノエル【なんでそうなるの!?】

ノエル【そこの結論おかしくない!?】

ノエル【被るな!嗅ぐな!】

ノエル【その単語を出すな!】

ノエル【宍戸ォ!】

ノエル【黙れ武田】

ノエル【遊佐、喋るな】

ノエル【水無月、一回死ね】

結希「冬樹さん、疲れたのか最後の方は淡々としてたわね」

天「あんたも原因でしょうが」

結希「最終的に転校生君の鍛錬を邪魔しないことで落ち着いたわ」

天「会議の議題がわからないんだけど」

結希「転校生君を外敵から守る方法についてよ」

天「それで納得されるあいつもあいつよね」

結希「ちなみに、その一週間後に転校生君は神宮寺さんの右手を叩き潰したわ」

天「邪魔しないの失敗だったんじゃない?」

結希「その次の日に狂った姫様が神宮寺さんの左手を叩き潰したわね」

天「楠木と深く関わるとバーサーカーになるの?」

結希「彼の遺伝子をばらまけば魔物ぐらい簡単に殲滅できるんじゃないかしら」

天「ついでにあの魔力の力を受け継いだりできれば最高ね」

結希「本気で検討してみましょうか」

天「まあ、あいつがその辺許可すると思わないけど」

結希「遅効性の毒薬を飲ませて脅すか、デクで押さえつけて無理矢理するか・・・」

天「発想が物騒すぎるでしょ」

結希「どっちも効かなさそうね」

天「ごめん、全然物騒じゃなかったわ」

天「毒もダメなの?」

結希「この前ドクツルタケとカエンタケをてんぷらでばりばり食べてたわよ」

天「死ぬでしょ、普通」

結希「南さんの料理と比べれば軽いものなんだそうなの」

天「あいつよく生きてるわね」

結希「流石に次の日は調子が悪かったらしいけど」

天「ああ、まだ人間だったのね」

結希「屋上まで壁を垂直に上って行ってたわ」

天「調子が悪いって何なのよ・・・」

天「もうこうなったらあれじゃない?色仕掛けするしかないんじゃない?」

結希「その手を使おうとしてどれだけの風紀委員が撃沈してると思ってるのよ」

天「おい風紀委員仕事しろ」

結希「ていうか、それが成功してるなら私はすでに5人ぐらいは産んでるわよ」

天「え、もうしたの?」

結希「したわよ。全く興奮してくれなかったけど」

天「ちなみに、どんな水着?」

結希「紐」

天「それドン引きしてるだけじゃない」

結希「うそ、男を誘惑するなら紐水着って購買の雑誌に書いてあったのに・・・」

天「あんたも人のこと言えないぐらい世間知らずよね」

結希「最初は目を見開いてこっちを見てるから成功だと思ったんだけど・・・」

天「驚いて目を丸くしてるだけじゃない」

結希「そのあとプールに連れていかれたし・・・」

天「水着だからじゃない?」

結希「水着が脱げるハプニングもあったのに・・・」

天「そもそもアイツ最近風呂に突撃されてるんだから」

結希「ムダ毛の処理は完璧だったのに・・・」

天「重要なのはそこじゃないでしょ」

天「はぁ、こんなこと話してる間にも楠木はしっぽりやってるんでしょうね」

結希「あの二人は清い関係よ」

天「あら、なんでわかるの?」

結希「白藤さん、服部さん、瑠璃川さんの報告があるから」

天「ストーカーは犯罪よ」

結希「私も監視カメラで見てるし」

天「盗撮自体は犯罪じゃないけどそれはプライバシーの侵害にあたるわね」

結希「でもあなたも見てるじゃない」

天「バレなきゃ犯罪じゃないのよ」

結希「同じ穴の狢ね」

結希「はぁ、それにしても・・・」

天「そうね・・・」

結希・天「「暇ね」」

結希「本当にやることがない・・・いろいろ作るにしても最近風紀委員がうるさいし。こういうことにだけなんだから」

天「授業受けたり部活やってみたりもね・・・続かないし」

結希「・・・よし、転校生君を呼びましょう」

天「何するの?」

結希「もう一度プールに行くわ。今度はスク水で」

天「アンタはなんか間違えてる気がするけど・・・まあいいわ。私も行く」

結希「それじゃあ、転校生君にさっそく連絡をするわ」

 



結希「断られた・・・」

天「残当ね」






おまけ

ありす「ぃぃん・・・ぇすか?」

転校生「え?いいんだよ。また紐で来られたら困るし」

クレプリ「いきなりあれで部屋まで来たからなぁ」

転校生「紐はないよ。痴女じゃあるまいし」

転校生「ありすみたいにおしとやかな娘の方が僕は好きだよ」ナデナデ

ありす「~♪」

クレプリ(さらっと口説いてやがる・・・)

・・・

香ノ葉「なんやて!?」

・・・

梓「おしとやかに!」

・・・

秋穂「ならないと!」

・・・

ありす「ぁ、ぁたしも・・・てんこうせぃさ・・・き、ぇす」

転校生「それじゃあ両思いだね」

ありす「はぃ♪」

クレプリ(・・・でもなぁ、妹を見る兄の目なんだよなぁ)

転校生「ありすの髪はさらさらで触り心地抜群だよ。ずっと触ってたい」

ありす「♪」

クレプリ(ま、ありすが満足してるならそれでいいさね)

ここまで!なんか転校生がおかしなことになってるけど前々からだった。
作中の会議でのツッコミ役はノエル一人だった模様。
これで短編7作目、というわけで短編はいったん終了します。
次回から
風子「新しい転校生・・・6歳?」
をお送りします。
ありすありあり(合言葉)

登場キャラ

http://imgur.com/9abUGTV.jpg
如月天

http://imgur.com/iNB4det.jpg
楠木ありす

http://imgur.com/GPLwquf.jpg
宍戸結希

http://imgur.com/2Vj88ue.jpg
冬樹ノエル

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