衛宮士郎「あの世とこの世を繋ぐ者?」麻倉葉「聖杯戦争?」(8)

 刺し穿つ死棘の槍。

 ――ゲイ・ボルグ。

 音に聞こえし伝説に曰く、因果逆転による必殺必中の一撃。技を繰り出した時点で、既に心臓を串刺しにするという結果が固定され、それまでの過程がどうあろうとも必ず既定の未来に収まる。因果律を捻じ曲げるほどの呪力を帯びた魔槍、それがゲイ・ボルグ。

 避けることも阻むことも許されない。神さえ呆れるほどの幸運があれば、或いは必殺必中の一撃をどうにかできたかもしれない。が、こうして人智を超えた英雄と矛を交えなくてはならぬ我が身の境涯を思えば、人並み外れた幸運を持ち併せている可能性は限りなく低い。それならばどうするか。繰り出される槍の矛先が胸に触れる。つぷっ、と肌を裂き、死を予感させる鋼の冷たさが身体の中へと押し入って来る。

 避けられぬならば、無理に避けようとしない。

 死を目前にした麻倉葉は、平時と変わらぬ気負いのなさでそう結論した。生物として間違っていることは自覚している。しかし、あの世とこの世を繋ぐ霊能者にとって、死とは怖れるものではなく、寧ろ慣れ親しんだ友人のようなものであった。実際に幾度か死んだ経験すらあるのだ。今、この瞬間も、幾度目かの死に直面しているに過ぎない。

 心臓を貫かれる感触がある。突き破り、背骨などを容赦なく砕かれ、背中から槍の穂先が顔を覗かせる。ランサーの放った一撃は容易く麻倉葉の身体を貫いた。眼下では、串刺しにされ命を立たれた青年と、返り血に顔を汚す英雄の姿があった。

 ――眼下。

 眼下に自分の姿を見るということは、既に身体と魂が乖離している証左。所謂、幽体離脱である。これで死ぬのは何度目だろうか、と暢気に考えていると、不意に麻倉葉の魂を強烈に身体の方へと引き寄せる力が働いた。引力。見えざる手により魂を鷲掴みにされ、有無を言わさぬ剛力でもって肉体の檻に戻されていく。

 現世へと引き戻されながら、視界の端で愛する妻の姿を見た。彼女の肩越しには薄らと存在が気迫になったファウストⅧ世の姿があって、ファウストを憑依させたアンナが甲縛式O.S.エリザ・オペリーレンを展開させている。呪禁存思。かつて、大陰陽師・麻倉葉王が残せし禁呪。完全なる蘇生術。アンナが行っているのは正にそれである。

荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」��
↓��
信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか?��
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ��
いちいちターキー肉って言うのか?��
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」��
↓��
鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。��
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋��
↓��
信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw��
んな明確な区別はねえよご苦労様」��
↓��
>>1「 ターキー話についてはただ一言��
どーーでもいいよ」��
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです��
こんな可愛いターキー肉君の活躍が見れるのはこのスレだけ!��
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469662754/)

余談
31 ◆xmciGR96ca4q sage saga 2016/07/28(木) 12:50:19.79 ID:g6WSU+sH0
昨夜寝ぼけてスレ立てミスったんで憂さ晴らしも兼ねて久々のロイミュ飯でした。書き溜め半分残り即興なんで色々アレかもしれませんがアレがアレなんでアレしてください何でもシマリス(熱中症

建てたら荒れると判ってるスレを憂さ晴らしに建てる
つまり>>1は自分の憂さ晴らしにs速を荒らして楽しんでる

うーん、いつも通りのクズ>>1で安心するわー

誤爆した
メンゴメンゴ

「おかえり、葉」

 髪を背中ほどまで伸ばした女が愛想の欠片さえ感じさせぬ口調で、しかし夫の無事を確かめたくて麻倉葉の手をそっと握る。冷たそうな美女。そのような印象を受ける外見に反して、握られた手は暖かく、この世の如何なるものよりも心に安らぎをもたらす。暖かい。確かな感触。魂と肉体の統合が為されたゆえである。

「ただいま、アンナ」

 にへらっと脱力するような笑みを浮かべて、葉はアンナの手を握り返す。

「また助けられちまったな」

「勿論、借りは返してもらうから」

「あー。あー、うん、頑張ります」

「頑張りなさい。そして私をたんと喜ばせて」

 命を救ってもらった借りは軽くない。その借りを返すとなると、生半なものでは納得してもらえないだろう。頭を悩ませる。が、まあ、「とりあえずのところは葉が生きているという事実だけで満たされているから、借りを返すのは少し待ってあげるわ」とアンナが小さく付け加えるので、頭を悩ませるのも悪くないと前向きに思った。

 なんだか嬉しくなって、葉がアンナの頭を撫でようと手を伸ばすと、それを察知したアンナがさっと身を翻して避ける。手を伸ばす。避けられる。それを幾度か繰り返す。許嫁になって久しく、今年、年齢が十八に達したので正式な形で夫婦となり、既に二歳になる息子まで設けているのに、何を今更恥ずかしがっているのかと思う一方で、こういう上手く人に懐けない猫のような嫁の気質を葉は好ましく想っていた。

「あー、イチャイチャしているところ申し訳ないんだが、こいつぁ一体どういうことだ?」

 葉がアンナと睦み合っていると、若干、混乱したような、しかし、それを上回る好奇心を滲ませた声色でランサーが割って入った。

「俺は、今、確実に、そこの兄ちゃんを刺殺したはずだが?」

 槍の穂先で葉を示しながら、興味深げな視線でランサーは問うた。

「ウェッヘッヘ。あの世とこの世を結ぶのは第三魔法の専売特許ってわけじゃないんよ。ここいらの界隈で言うところの魔術師とは違っているけど、たぶん、オイラも魔術師と呼ばれる連中と似たような存在かな。――シャーマン、麻倉葉、故あって聖杯戦争に介入する」

オープニング

♪~『disillusion』が流れる

士郎と背中合わせの葉。干将・莫耶と春雨・フツノミタマノツルギの両刀をそれぞれ携えた士郎と葉が向き合う。

タイトルロゴどーん。

穂群原学園の制服を来た葉とアンナが、士郎や凛と昼食を摂るシーン。

桜、大河などを交えた衛宮邸の日常シーン。

セイバーと阿弥陀丸が衛宮邸道場にて鍛錬するシーン。

蓮とランサーが切り結ぶシーン。

前鬼・後鬼とバーサーカーが殴り合うシーン。

無限の剣製。荒野。無数に突き刺さる剣。そのうちのひと振り、スピリット・オブ・ソードを抜き、アーチャーと相対する衛宮士郎。

阿弥陀丸を憑依させた葉がアサシンと切り結ぶシーン。秘剣「燕返し」と「仏陀斬り」の交差。

セイバーのエクスカリバーの輝きでオープニング終了。

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