死んだヤツらが蘇る (16)


ドンドンと扉が激しく叩かれる。

それは先ほどから強さを増すばかりだった。

もう、そう長くは持たないだろう。


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兵士1「下の様子は?」

兵士2「ダメだ、そこら中ヤツらで一杯だ」


我々は陸軍の兵士。突如として街中に現れたヤツらを鎮圧する作戦に狩り出されたが、

ヤツらは数が多すぎた。

何とかビルの最上階に逃げこんだものの、俺たちの命は風前の灯だった。


兵士1「くそっ!何でこんな事になっちまったんだろうな」

兵士2「さぁ・・・全く見当もつかない。全くバカげてる、死んだヤツらが蘇るなんて」

兵士1「・・・思えば、我々は殺しすぎたのかも知れんな」

兵士2「そんなバカな。だからってこんな・・・」


兵士1「お前だって、今まで100や200は殺しただろう。いや、もっとか?」

兵士2「さぁ、覚えてないな」

兵士1「さらに、世の中には万単位で殺したヤツだっているだろうしな」


兵士1「・・・聞いたことがあるんだ。あの世が一杯になると、死んだヤツらが地上に溢れ出すと」

兵士2「そんなの、ただのたわごとだろう?」

兵士1「しかし、それ以外にこれをどうやって説明する?」


ビルの下ではヤツらが好き勝手に暴れまわっているのが見える。

そこら中をピョンピョンと跳ね回り、コンクリートブロックを破壊し・・・。

逃げ送れた人が、無残にも踏み潰されるのが見えた。


その時、ドン!とひときわ大きな音が響き、ドアに亀裂が走った。

くそっ、もうこれまでか!


「弾は残ってるか?」

「ダメだ、打ち尽くしちまった」


畜生、どうすれば・・・!


次の瞬間、ヤツらは扉を壊し部屋の中になだれ込んできた。

同僚は、あっという間に頭蓋骨を踏み潰されてしまった。

俺も床に引き倒され、肋骨を踏み折られた。


遠のく意識の中、ヤツらの雄たけびが聞こえてきた・・・。





ヒャッハァー!


ヒィアウィゴー!


マンマミーア・・・




マリオって今まで何百億死んだかなと思って書きました
下らなくてゴメンナサイ・・・

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