モバP「パッションなお姉…幼…妹…あれ?」 (32)

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人によっては地雷かも

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依田芳乃「レッスン終わったのでしてー」

モバP「おー、おつかれさん」

芳乃「そなたー。膝に乗せて欲しいのでしてー」

モバP「よーしいいぞー。ほれー」グリグリ

芳乃「頭をこねくりまわすのはーやめて欲しいのでしてー」

モバP「そうかー、じゃあ高い高ーい」

芳乃「むー、わたくしは子供ではないのでしてー」

モバP「はっはっはー」

千川ちひろ「プロデューサーさん、お仕事は終わってるんですか?」

モバP「当然です。芳乃と遊ぶために午前中に終わらせました」ナデナデ

芳乃「むふー」ドヤァ

ちひろ「…そうですか。本当に仲が良いんですね」

モバP「それはもう。もう何年の付き合いだか分かりませんよ」

芳乃「そなたが幼子だった時からなのでーもう20年ほどになりましょうかー」

ちひろ「…ん?芳乃ちゃんって今年で16歳ですよね?」

モバP「はい。そうですよ?」

ちひろ「計算…合わなくないですか?」

モバP「あれ?そういえば…でも子供の頃から芳乃とは…」

芳乃「ぶおぉぉーー!ぶおぉぉーー!」

ちひろ「あれ…なんの話してましたっけ?」

モバP「俺と芳乃の仲が良いって話ですよ」

ちひろ「ああ、そうでしたそうでした。芳乃ちゃんもプロデューサーさんも小さい頃から知り合いだったんですよね」

芳乃「そうでしてー」

モバP「はい。地元の海で知り合ったんですよ」

ちひろ「へー、海でですか。どんなだったんですか?」

モバP「海沿いを自分が歩いてたら綺麗な石を見つけましてね。拾って眺めてたら声を掛けられまして」

芳乃「そなたは見る目がありましてー同じ趣味を持つものかとー」

モバP「ちょっと驚いたけどね」

芳乃「それは悪いことをしたのでしてー」

モバP「ま、そんな理由で後ろからお姉さんに声を掛けられたんですよ。ほー、それは見事な石でしてーって」

ちひろ「芳乃ちゃんの趣味から知り合ったんですね!……あの、芳乃ちゃんがお姉さんって…」

モバP「はい?……あれ?俺の方が年上だよな…?」

ちひろ「ですよね…?」

芳乃「ぶおぉぉーー!ぶおぉぉーー!」

モバP「えっと、どこまで話しましたっけ?」

ちひろ「芳乃ちゃんに声を掛けられたところまでです」

モバP「そうそう。その時はびしょ濡れで海から上がってきたような格好で驚いたことを覚えてます」

芳乃「母なる海がーわたくしの故郷であるゆえー。濡れているのもー摂理かとー」

ちひろ「海で祈祷してたんですか?」

芳乃「…まあ、そのようなところでしてー」

モバP「それで自分も小さかったのでこの石の良さがわかる人!って思って色々話してたんですよね」

芳乃「向こうの岩場にーより良い石があるー。などといったことでしてー」

モバP「それでついて行って遊んだりしてたんですよ」

ちひろ「今時ちょっと危なくないですかね?」

モバP「まあ小さいころの話なので…結果としては良かったですし」

芳乃「わたくしはー危なくないのでしてー」ムスー

ちひろ「わかってますよ、芳乃ちゃん。芳乃ちゃんも知らない人についていっちゃダメですよ」

芳乃「そんなに子供でもないのでしてー」プクー

モバP「へそ曲げるなって」ムニムニ

芳乃「ほっへはやへるのへひへー」

ちひろ「…それから2人は良く会っていたんですか?」

モバP「そうですよ。石集めたり魚とったりしてましたね」ムニムニ

芳乃「いい加減やめるのでしてー」ペシッ

モバP「ごめんごめん。学校終わったら海に行って会うのが日課でした」

ちひろ「仲良かったんですね…そんな友人いないので少し羨ましいです」

モバP「そうですか。自分としては芳乃がいるのが当たり前なんですよね」

芳乃「ちひろ殿もー良き人と巡り合うことがありますゆえー」

ちひろ「ありがと、芳乃ちゃん。その後はどうなったんですか?」

モバP「えーと、中学生くらいまではそんな感じでしたね。さすがに石集めたりはしてませんでしたけど」

芳乃「泳ぎを教えたりー勉学を手伝いましてー」

ちひろ「芳乃ちゃんはしっかり面倒見てたんですね」

モバP「はい、良いお姉さんでしたよ。勉強とか凄い助かりましたし」

芳乃「そのくらいならーお安い御用でしてー」

ちひろ「今も小学生組の宿題手伝ってあげてますもんね」

モバP「そんな感じで中学時代を過ごして高校に入ったら同じところの生徒だったんですよね」

芳乃「同じクラスでー委員会も共にー」

モバP「放課後とか一緒に遊びにいったりもしてましたね」

ちひろ「青春満喫してるじゃないですか…あれ、芳乃ちゃんってお姉さん…ん?年齢が…いや今の年齢が高校生ですよね?」

モバP「え、いや。同じ学年でしたけど…あれ?」

芳乃「ぶおぉぉーー!ぶおぉぉーー!!」

ちひろ「2人とも高校まで同じなんて凄いですね」

モバP「同じクラスで委員会も同じでしたし、中学の時よりも一緒にいる時間は長かったかと」

芳乃「あの時はそなたがいつも隣にいたのでしてー」

モバP「今もほとんど一緒だろ」

芳乃「それもそうでしてー」

ちひろ「高校に入った時なんて今よりイチャイチャしてたんじゃないですか?」

モバP「そうですね。ご飯作ってもらったり休日遊びに行ったり」

芳乃「そなたの家にもーよく泊まりましてー」

ちひろ「大丈夫なんですか…それ?」

モバP「流石にアイドルになってからはやってません」

芳乃「もっとかまうと良いのでしてー」

モバP「よーしよし」ナデナデ

芳乃「むふー」ドヤァ

ちひろ「あの、良いですか」

モバP「はい?どうぞ」

ちひろ「プロデューサーさんは彼女いないって言ってましたけど2人は付き合ってなかったんですか…?」

モバP「そうですね、特には。自分彼女なんてできたことないです」

ちひろ(そりゃその状況で手だせるわけないだろ)

芳乃「そなたにはわたくしがいれば十分でしてー」

モバP「おー、ありがと」

芳乃「ところでわたくしはおせんべが食べたいのでしてー」

モバP「…そういうことか。こぼれるから膝から降りてくれ」

芳乃「嫌でしてー」

モバP「はいはい。ほい、あーん」

芳乃「んあー」ガリガリ

ちひろ(このいちゃつきを見せられてた学生達の気分って…はー、私も彼氏欲しい)

モバP「3年のころになるとそれまで通りとはいきませんでしたけどね」

芳乃「良き先輩でしてー」

モバP「芳乃がよく教室の外で待ってたりとか、嬉しかったですね」

ちひろ「同じクラスじゃ無かったんですか?」

モバP「そりゃ学年違いますからね」

ちひろ「え?さっきは同じ学年だったって…りゅ、留年ですか?」

芳乃「わたくしはそのようなことはありませぬー」

モバP「そうですよ。芳乃は成績良かったですから」

ちひろ「でも、あれ?さっきは同じ学年だった気が…あれ?」

芳乃「ぶおぉぉーー!ぶおぉぉーー!」

ちひろ「ところでプロデューサーさんの成績ってどうだったんですか?」

モバP「悪くは無かったですよ。よく教えて貰いましたしマークテストだと特に点がよくて」

ちひろ「茄子さんみたいですね」

モバP「確かにセンターの時なんかは神の加護かーって感じでした」

ちひろ「それはちょっとずるいですね…ふふっ」

芳乃「…そなたの未来のためでしてー」

ちひろ「それからプロデューサーさんが大学卒業したあとにスカウトしたんですよね」

モバP「そうですそうです。上京したあとですね」

ちひろ「その時はどんな感じだったんですか?」

モバP「えーっと、また海に行きましたね」

ちひろ「そんなんで会えたんですか?」

モバP「ええまあ。なんとなくあそこに行けば会える気がして」

芳乃「そなたが求めるところにー依田の芳乃はおりましてー」

モバP「そうだなー」

ちひろ「超能力みたいですね…」

ガチャ

堀裕子「呼びましたか!」

ちひろ「ごめんね、違うの」

裕子「そうでしたか…」

ガチャ

モバP「…それで会った時にこっちでアイドルやらないか、って聞いたらオーケーしてくれたので連れてきました」

ちひろ「親御さんは許可くれたんですね」

モバP「あれ、親御さんって許可取ったはずだよな…」

ちひろ「どんな人だったんですか?」

モバP「えーと、ん、あれ?思い出せない…あれ?」

芳乃「ぶおぉぉーー!ぶおぉぉーー!」

モバP「優しそうな方でしたよ。突然アイドルになるなんて言っても応援してくれる理解のある人でした」

芳乃「ばば様はアイドルのことも知っておりましてー」

ちひろ「理解のある方で良かったですね」

モバP「はい。こんなに可愛いので芳乃を逃す手はないですよね」

芳乃「ふふーんでしてー」

モバP「このーかわいいなー」ヨシヨシ

ちひろ「…そういう動機でスカウトしたんですね」

モバP「そりゃそうですよ、っと話し込んじゃいましたね。ちひろさんの分の仕事手伝いますよ」

ちひろ「良いんですか?ありがとうございます」

モバP「はい、ちょっと長くなっちゃいましたし。どうせそんなに量はないですよね」

ちひろ「まあ大した量じゃないですね。そうだ、お礼に今晩奢りますよ」

モバP「おー、それじゃ頑張りますかー」

芳乃「ねーねーそなたー。わたくしもご一緒にー」

モバP「えっと、芳乃も良いですかね?」

ちひろ「ええ、まあ良いですよ」

芳乃「やったーでしてー」

「かんぱーい!」

モバP「仕事終わりのお酒って本当に美味しいですよね」

ちひろ「昼間っから隣で飲んでる人たちがいると飲みたくなりますよね」

芳乃「あの人たちはーさすがに控えるべきかとー」

モバP「本人に言うのはやめような。お酒なくなると泣き出すような人もいるからな」

ちひろ「一度禁酒の企画でも持って来れば良いのかしら…?」

モバP「そこまでひどいことしなくても」

ちひろ「冗談ですよ。というか断られる気がします」

モバP「…断るでしょうね。次はみなさん呼びましょうか」

芳乃「わたくしはーご遠慮しようかとー」

ちひろ「あら?どうして、芳乃ちゃん?」

芳乃「お神酒であればともかくー普段より飲ませられるのはー」

モバP「また未成年に飲ませようとしてたのか…注意しておくから」

芳乃「お願いでしてー」

ちひろ「寮でも千枝ちゃんとか困ってましたね…」

モバP「……千枝には悪いですけど忘れて飲みましょう。飲んでる時にまで悩みたくないです」

ちひろ「…そうですね!忘れるまで飲みましょうか!」

芳乃「…わたくしは飲めないのですがー」

芳乃「これからは千枝殿も気にかけねばー」

モバP「足元フラフラする…」

ちひろ「うう、私もです…」

芳乃「何故そんなになるまでお酒を飲むのでしてー?」

モバP「仕事してると飲みたくなるんだよ…」

芳乃「わたくしも働いておりましてー…タクシーも来たのでこれに乗りましょー」

ちひろ「ありがと、芳乃ちゃん」

芳乃「いえいえーこのくらいしかできませぬゆえー」

モバP「うー、お金俺の財布から払っておいてくれ」

芳乃「了解でしてー」ゴソゴソ

ちひろ「それじゃ2人ともまた明日…おやすみなさい」

モバP「おやすみなさい…」

芳乃「ゆっくり休むと良いのでしてー」フリフリ

芳乃「そなたの家はこちらでしてー」

モバP「うーん、ちょっと肩貸してくれ」

芳乃「はいー。…こうしていると昔のようでしてー」

芳乃「時が流れてもーわたくしとそなたは共にー」

モバP「うん…そうだな」

芳乃「こんな生活が続くように祈ることとしましょうー」

芳乃「アイドルとしてもーそなたとの縁もー」

芳乃「これからも末長くよろしくお願いいたしますー」

終わりです
よしのんが見守ってくれてたら嬉しくない?
幼馴染はいいぞ

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