海未「もぎゅっと」ギュー ことり「~~///」 (143)
園田さんが南さんにハグするお話
ストーリーに直結しない安価があります
ちょっと長めですがお付き合いくだされ
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ことりの家
海未『ことり、少し手伝って欲しいのですが』
ことり「うん? どうしたの海未ちゃん?」
海未『新曲を作る、という話は聞いていますよね?』
ことり「うん、絵里ちゃんから聞いたよー」
海未『その、恥ずかしながら、今回は思うように筆が進まなくてですね…』
ことり「あー、そっかぁ…」
海未『はい… そこで自分なりに原因を考えてみたところ、曲に対するイメージが足りないのではないか、と』
ことり「うん」
海未『そこで、ことりにわたしのイメージ喚起を手伝って欲しいんです』
ことり「わかった ことりでよければ力になるよ?」
海未『本当ですか! ありがとうございます、ことり!』
ことり「あはは、大袈裟だよー」
海未『いえ、電話越しですし、感謝は言葉でないと伝わりませんから では明日、よろしくお願いしますね』
ことり「はーい じゃあ海未ちゃん、また明日ね」
海未『はい、お休みなさい、ことり』
ことり「うん、おやすみー」
ことり「ふぅ」
ことり(海未ちゃんからこんな時間に電話なんて珍しい、と思ったけど)
ことり(ことりに相談なんて、もっと珍しいなぁ)
ことり「…ちょっとは頼りに思ってくれてる、のかな?」
ことり「頼りにしてますよ、ことり」ウラゴエ
ことり「えへへぇ///」ヤンヤン
ことり「」ハッ
ことり(ダメダメ、真面目な相談でしょ!)ブンブン
ことり(…でも)
ことり「もし力になれたら、お礼にデートくらい、してもらおうかな」ボソ
ことり(…尚更頑張らなきゃ、だね!)フンス
翌日・部室
ことり(曲づくりに集中するために、今日の練習は軽めでした)
ことり(海未ちゃんと真姫ちゃんは曲のことでお話)
ことり(絵里ちゃんと希ちゃんは生徒会のお仕事)
ことり(穂乃果ちゃんたちはみんなでどこかに寄る、って言ってたっけ)
ことり(そしてことりは部室で海未ちゃんを待っています)
ガチャ
ことり「! 海未ちゃ…あ」
絵里「ええと、ごめんなさいね、ことり 私よ」クス
ことり(あー 恥ずかしいよぉ///)
ことり「う、ううん! こっちこそごめんね どうしたの?」
絵里「希が逃げたから探してるのよ… 飲み物買いに行くとか言って全然帰ってこなくて」ハァ
絵里「まぁ、生徒会室にお茶とかあったのに、許可を出した私も私なんだけど」
ことり「あはは、早く帰ってくるといいね」
絵里「そうね」
絵里「ことりは海未を待っているのかしら?」
ことり「うん、作詞のことでお手伝いするんだ」
絵里「なるほどね」
絵里「…そういえば、ピアノの音が聞こえてこなかったし、もうすぐ来ると思うわ」
ことり「そっか~」
ことり「あ、絵里ちゃん」
絵里「何かしら?」
ことり「あのね? 今回の…」
ガチャ
海未「遅れてすみま… おや、絵里?」
絵里「あら? 噂をすればなんとやら、ね」
絵里「それでことり、何て言ったの?」
海未「あ、お邪魔してしまいましたか 失礼しました」
ことり「あ、いいのいいの! 全然ちょっとしたことだから!」
絵里「…そう? ならいいんだけど… ところで海未、希知らない?」
海未「希? 希なら、真姫と話していると思いますよ」
絵里「そう… 場所はどこ?」
海未「下駄箱ですが…「行ってくるわね」 え、絵里?」
ガチャ
海未「…絵里はどうかしたんでしょうか…?」
ことり「あー、なんか希ちゃん、お仕事さぼってるみたいで」
海未「何やってるんですか希は…」
ことり「それで下駄箱って聞いたから、帰ろうとしてるって思ったのかな」
海未「なるほど… まぁ真姫との話は盛り上がっていたようですし、絵里も間に合うでしょう」
海未「さて、ことり」
ことり「はい」
海未「これからわたしたちがすることなんですが」
ことり「曲のイメージ喚起、だよね?」
海未「はい ことりは今回の曲のテーマを知っていますか?」
ことり「うーん… 聞いたような聞いてないような」
ことり(実はさっき絵里ちゃんに聞こうとしたのもそれなんだよね)
海未「では改めてお伝えしますね 実は今回のテーマは『ハグ』なんです」
ことり「ハグ、かぁ…」
ことり(あれ?)
ことり「でも海未ちゃん、よく穂乃果ちゃんと凛ちゃんからされてるよね?」
海未「ええ」
ことり「それならイメージしやすいと思うんだけど…」
海未「そうなんですが…曲の打ち合わせが進むなかで、ハグをする側の目線でつくっていこう、となってしまって」
海未「そうなると全くイメージが沸かなくなってしまったんです」
ことり「確かに、海未ちゃんからしてるのは見たことないかも」
ことり(でもことりは海未ちゃんならいつでもウェルカムだよ! なんちゃって///)ヤンヤン
海未「こ、ことり?」
ことり「」ハッ
ことり「ナンデモナイノヨナンデモ」
海未「は、はあ… まぁとにかくこのままではいけませんし、実際にやってみるしかない、と」
ことり「そうだねぇ それがシンプルだし早そう…」
ことり(ん?)
海未「やはりことりもそう思いますか!」
ことり「えっと海未ちゃん? 実際にやってみるってどういうこと?」
海未「? そのままの意味ですが…」キョトン
ことり「つ…つまり、海未ちゃんがことりをは、ハグするっていうこと?//」モジモジ
海未「はい!」
ことり(わぁ笑顔も可愛い~…じゃなくて!)
ことり「ええぇぇえ!?///」
海未「それでですね、まずはこれを」ピラッ
ことり「へ、あ、うん …ん?」
~おしながき~
・抱き上げる
・抱きかかえる
・抱き込む
・抱きしめる
・抱きすくめる
・抱きつく
・抱きとめる
・抱き寄せる
ことり「えっ、と? これは?」
海未「抱き、から始まる言葉をとりあえずいくつかまとめてみました」
海未「ハグと一口に言っても、日本語では言い方が様々です」
海未「となれば色々とニュアンスも違うのでは、と思いまして」
海未「ことりにそれらを試すことで、ハグそのもののイメージを得るとともに、その違いも理解しようということです」
海未「では早速なのですが「ちょっと! 待って海未ちゃん!///」…どうしました?」
ことり「」フー
ことり(さっきはウェルカムとか調子のってごめんなさい無理です恥ずかしいです)
ことり(いや、まぁね? ことりもスキンシップは多い方だからそこまで恥ずかしい訳じゃないんです)
ことり(ただ相手が海未ちゃんで、しかもその海未ちゃんからのハグとなれば)
(・8・)「正直たまらんちゅん」
海未「!? え、ことり!?」
ことり「海未ちゃん、もうちょっと待ってて」
海未「は、はい」
ことり(…まぁでも大丈夫大丈夫、考えすぎるのもよくないよね)
ことり(海未ちゃんからのハグを1,2,…8パターンも楽しめるいい機会だと思えば…)
ことり(いや、普通に多いよ!///)
ことり「///」フー
ことり(よし、大丈夫)
ことり(それに海未ちゃんは恥ずかしがり屋だし、ことりがこんなに恥ずかしいならもちろん)チラッ
海未「」ソワソワ
ことり(やっぱり! 海未ちゃんもハグに照れるに決まってるよ!)
海未(さっきのことりに感じた違和感は一体…? なにか気になりますね)ソワソワ
ことり(よし、海未ちゃんが勇気を出して誘ってくれてるんだし、ことりも頑張っちゃおう!)
(・8・)「ファイトだちゅん!」
海未「!? また何か… え!?」
ことり「? どうかした?」
海未「い、いえ…」
ことり「そう? ごほん さぁ海未ちゃん、こ、ことりは準備できてるよ!///」ドキドキ
海未「あ、はい ええと、どれですか?」
ことり「…え?」
海未「ですから、わたしはどれを…」
ことり「…どれ?」
海未「あれ? おしながきから選んでくれたのでは…」
ことり「お、おしながきって…」チラッ
~おしながき~
・抱き上げる
・抱きかかえる
・抱き込む
・抱きしめる
・抱きすくめる
・抱きつく
・抱きとめる
・抱き寄せる
ことり「そういう意味なのぉ!?///」
海未「そうですが…」
ことり「じゃあ、ことりが自分で選んで…」
海未「わたしが実行する、という感じです」
ことり「な、あ、い…?///」
海未「あ、それからよかったら感想など頂きたいのですが」
ことり「感想!? なんで!?」
海未「ハグされる方にも違いがわかるのではないか、と思ったからです」
ことり「いや、えぇ…///」
ことり(①『おしながき』から好きな形式を選ぶ)
ことり(②海未ちゃんに実行してもらう)
ことり(③感想を伝える)
ことり(①②③を8セット…って)
ことり(どんな羞恥プレイなのこれ…///)
ことり「海未ちゃんのえっち///」ボソ
海未「はい?」
ことり「な、なんでもない! ちょっと待ってて!」
海未「は、はぁ…」
ことり(これは相当恥ずかしい…けどそれ相応のご褒美ももらえる…)
ことり(あう、迷って決められないよぉ///)ヤンヤン
海未「…ことり」
ことり「うん?」
海未「その…嫌、でしたらそう言ってくれればいいですよ?」
ことり「…え?」
海未「先程から悩んでいるようですし… ことりの負担になるようなら頼めません」
ことり「あ、その、嫌って訳じゃ…」
海未「いいんですよ ことりに頼みたかったですけど、他の人にも当たってみますから」
ことり「…他の人?」ピクッ
海未「そうですね… 絵里や花陽あたりは引き受けてくれますかね…」
ことり「絵里ちゃん…かよちゃん…」
ことり(もし、海未ちゃんが頼んだりしたら…)
海未『絵里、ハグしてもいいですか?』
絵里『ハラショー… 海未ったら強引なんだから///』
海未『花陽、ハグさせてください』
花陽『ピャアア!? だ、誰か助け… ううん、海未ちゃん、優しくしてね///』
ことり(こんなの… こんなの…!)プルプル
海未「ことりはどう思いますか?」
ことり「ダメぇ!」ガタン
海未「」ビクッ
ことり「海未ちゃん!」
ことり(海未ちゃんは…)
海未「は、はい!」
ことり「ことりが引き受けるよ!」
ことり(絶対…)
海未「あ、えっと…いいんですか?」
ことり「///」コクン
ことり(誰にも渡さないんだから!///)
海未「ふふ ありがとうございます、ことり」
ことり「そ、そのかわり、今度一緒にお出かけだからね!///」プイ
海未「ええ、お安い御用です」ニコ
ことり(恥ずかしがってちゃダメダメ!)
ことり(ちゃんと海未ちゃんの力にならなきゃ!)グッ
導入部分おわりです
思ったより長くなかった
それでは、以下のおしながきから形式を選んでください
園田さんが南さんに実行します
~おしながき~
・抱き上げる
→南さんがお姫様で園田さんが王子様なお話
・抱きかかえる
→園田さんが南さんを助けるお話
・抱き込む
→執事な園田さんの匂いのせいで南さんの思考が鈍るお話
・抱きしめる
→園田さんが秘密を打ち明けるお話
・抱きすくめる
→南さんが性癖をひた隠しにするお話
・抱きつく
→園田さんが後輩と幼馴染みのマネをしてみるお話
・抱きとめる
→園田さんがいつかのやり直しをするお話
・抱き寄せる
→鈍感な園田さんだってたまには色々考えるお話
ハグの描写なし 園田さん視点
安価下3からコンマ値の最も高いやつでいきます
海未「あんまり深く考えなくても、直感でいいですから」
~おしながき~
・抱き上げる
・抱きかかえる
・抱き込む
・抱きしめる
・抱きすくめる
・抱きつく→choice!
・抱きとめる
・抱き寄せる
ことり「ハグって言われて直感で選ぶなら…」
ことり(穂乃果『うっみちゃーーん! ことりちゃーーん!!』モッギュー)
ことり(凛『かよちん、真姫ちゃん! おっはよーー!!』モッギュー)
ことり「…うん、『抱きつく』かな」
海未「まぁ…あの二人が隙あらば飛び付いてきますからね」
ことり「うん、自然と印象に残るよねぇ」
ことり「じゃあ海未ちゃん、今回は『抱きつく』をお願いするね」
海未「ええ、わかりました それで「ねぇ」…なんでしょう?」
ことり「いや、まぁ、ね? 抱きつきます、って言ってから抱きつくのは」
ことり「さすがに違和感がありすぎるかなぁ、って」
海未「えーと、その… い、いや今更体裁なんか関係ないじゃないですか!」
ことり「えー」
海未「もう、ちゃんと言わせてくださいよ! だいたい…」
ことり(なーんか、なぁ…)
ことり「海未ちゃん」
海未「…こう、統一感というか… え?なんですか」
ことり「ひょっとして何か隠してない?」
海未「」ギク
ことり(分かりやすっ)
海未「」スーハー
ことり(深呼吸…)
海未「…まさか、そんなわけないでしょう」ニヘラ
ことり「うん、なんかわかんないけどまぁいいや」
海未「そうです! わたしがことりに隠し事なんてするわけないんです!」
ことり(どうしてあれで誤魔化せたと思ってるんだろう…)
海未「ですから、今から貴女に『抱きつき』ますね!」
ことり(勢いに任せて言ったせいか、ですからの意味がわからない…って)
ことり「だからなんで言っちゃうの!」
海未「えっと… ああもう、全部終わったら話しますから!今はおとなしく…」タッ
ことり「え、わっ」
海未「…わたしに抱きつかれてればいいんです」モッギュー
ことり(初めて海未ちゃんに抱きつかれたけど、これは…)
ことり(…あれ?)
ことり「ちょっと物足りない、かな?」
海未「おや、そうですか?」ギュー
ことり(だって全然ドキドキしないし…)
ことり「うーん、何が足りないのかなぁ…」
海未「そうですね…」フム
ことり「穂乃果ちゃんや凛ちゃんは…」
海未「」スリスリ
ことり(そう、こんな感じでスリスリ甘えるよう、な…?)
ことり「海未ちゃん!?///」
海未「はい?」スリスリ
ことり「な、なんでその… あ、頭を擦り付けてるの!?///」
海未「穂乃果も凛もよくやっていますし… 足りない何かはこれかな、と」スリスリ
ことり「だ、いや、そ、もう、海未ちゃん離れて!///」グイ
海未「あ、はい」スッ
ことり「…///」ハァハァ
ことり(やば、うわ、変なにおいとかしてないよね!? 練習後だし汗かいてたし…///)
海未「…」
ことり(ん、なんか考え込んでる…)
海未「あの、聞きたいことがあるんですが…」
ことり「あ、えっと感想だよね? …やっぱり抱きつかれると、仲良しなんだなぁって気になるかな?」
海未「…仲良し、ですか 感想ありがとうございますね」
ことり「うん」
海未「…聞きにくいん、ですけど」
海未「えっと… 擦りつかれるのは嫌でしたか?」
ことり「うん? そんなことないけど…」
海未「その、結構強く抵抗されましたし…」
ことり「あの、それは、海未ちゃんがこんなことするの珍しいから、ちょっと動揺しただけで…///」
ことり(それにいろいろ恥ずかしかったし…///)
海未「…そうですか、よかったです」
ことり「へ?」
海未「あ、いや… 穂乃果や凛はよくてわたしだけ拒絶されている、と思ったら少し寂しくてですね」クスリ
海未「ことりに嫌われてなくて、安心しました」
ことり(海未ちゃんのばか!)
ことり「嫌ってないから!」
海未「え」
ことり「海未ちゃんのこと嫌いなことりなんか、ことりじゃないもん!」
海未「は、はい… ありがとうございます?」
ことり(もう、ほんとに海未ちゃんは…)フウ
ことり「…」
ことり「あ、えっと///」アタフタ
海未「安心してください、ことり」ポン
ことり「」ビクン
海未「わたしだって、ことりのことを嫌いになるなど絶対にありえませんから」ナデナデ
ことり(…この鈍感さんは、ほんとにどうしてくれましょう)
ことり(ことりの言ってほしいことも、してほしいことも全部気づいてしてくれるくせに)
ことり(一番気づいてほしいこの気持ちには全然気づいてくれなくて)
ことり「いいかげん、気づいてよ…」ボソ
海未「あ、何か言いました?」ナデナデ
ことり「…海未ちゃんさっきから撫ですぎ、って言ったの」
海未「あ、すみません 気づけなくて」ピタ
ことり「っ… ほんともう、ちゃんと気づけないと」
ことり「…海未ちゃんのこと、嫌いになっちゃうよ?」
海未「は!? さっきと言ってること… えええ!?」
ことり「…ふふ、じょーだん」クルン
海未「もう、心臓に悪いですよ、ことり」ハァ
ことり「えへへぇ」
ことり(でもいいの、そんなところも全部含めて海未ちゃんだからね)
ことり(ことりは、ちゃんと海未ちゃんの全部が好きだから)
ことり(だから、いつかことりの全部も好きになってくれたら、嬉しいな)
ことり「待ってるからね、海未ちゃん」ボソ
抱きつく(抱き付く/抱き着く):『抱いて、相手のからだから離れないようにする』
抱きつく消化しました
初っぱなからコンマ99でわろた
やっていく順番によっては違和感あるかもですが、まぁスルーしてお楽しみください
それでは、以下のおしながきから形式を選んでください
園田さんが南さんに実行します
~おしながき~
・抱き上げる
→南さんがお姫様で園田さんが王子様なお話
・抱きかかえる
→園田さんが南さんを助けるお話
・抱き込む
→執事な園田さんの匂いのせいで南さんの思考が鈍るお話
・抱きしめる
→園田さんが秘密を打ち明けるお話
・抱きすくめる
→南さんが性癖をひた隠しにするお話
・抱きとめる
→園田さんがいつかのやり直しをするお話
・抱き寄せる
→鈍感な園田さんだってたまには色々考えるお話
ハグの描写なし 園田さん視点
安価下3からコンマ値の最も高いやつでいきます
海未「ご注文は何にしますか?」
~おしながき~
・抱き上げる
・抱きかかえる
・抱き込む→choice!
・抱きしめる
・抱きすくめる
・抱きつく
・抱きとめる
・抱き寄せる
ことり「…海未ちゃん、実は結構楽しんでるよね」
海未「え?」
ことり「いや、おしながきとかご注文とかさ」
海未「あー、それはまぁあれです ことりには感想をお願いしていますし」
海未「曲のためにやっている、という意識を持たず、あくまで自然体で望んでほしいので」
ことり(ごめんなさい下心ありありです)
海未「お遊びのような形式だったらリラックスできるかな、と」
ことり「あ、そうだったの?」
ことり(この鈍感さんはそんなことでリラックスできると思ってるんでしょうか)
海未「まぁ楽しんでないこともないんですがね」
海未「あ、えっと、気を悪くしたなら謝ります ことりは真剣に引き受けてくれていますし…」
ことり「いや大丈夫だよ 気を遣ってくれてありがとね ただ…」
海未「ただ?」
ことり(この鈍感さんにも、ちょっとくらい恥ずかしがってもらいましょう)
ことり「どうせお店みたいにするなら、ことりは執事喫茶がいいな」
海未「…あの、なんですかその不安な喫茶は」
ことり「えー海未ちゃんも知ってるでしょ? 実はちょっと憧れてるんだ~」
海未「いや、まぁ知ってはいますがその…」
ことり「ね、海未ちゃぁん」グイグイ
海未「だって恥ずかしでしょう…///」
ことり(そんなの今更だよ海未ちゃん… かくなる上は)
ことり「海未ちゃん、どうしてもダメ…?」
海未「ぐっ…」
ことり「今回だけだからぁ」
海未(あ、これ断れないやつですね)
ことり「 お ね が ぁ い !」
海未「ふぐっ」
海未(だって逆らえるわけないでしょう)
海未「もう…ずるいですよ、ことり」
ことり「えへへぇ」ニコニコ
海未(あなたがこんなに嬉しそうに笑うんですから)クス
海未「はぁ… では」
海未「ことり、お嬢様」スッ
ことり「う、海未ちゃん!? なんで手を…///」
海未「ご注文はお決まりですか?」キリッ
ことり(そうだった 海未ちゃんは劇とかも役に入り込むタイプだったっけ…)
ことり「えっと///」
ことり(これダメだよ、いつも妄想してるのよりずっとカッコいいもん///)
海未「…お嬢様?」キリッ
ことり(くぅぅ/// ことりがダメになる前に早く頼んじゃおう///)
ことり「じゃあ、だ、『抱き込む』で///」
海未「かしこまりました では…」
海未「ことりお嬢様、今からお嬢様を」
海未「『抱き込み』ます」
ことり「…ねぇ海未ちゃん」
海未「なんでしょうか」
ことり「抱き込みますって日本語、ある?」
海未「…存じ上げません」
海未「さて… お嬢様、失礼します」ギュ
ことり「わぷっ///」
ことり(握っていた手が離れると、右手はことりの頭に、左手は肩にまわされて引き寄せられ)
ことり(そのまま海未ちゃんの胸に顔を埋める形になりました)
ことり「」スンスン
ことり(うみちゃんの、においで、いっぱいです)
ことり「」フゴフゴ
ことり(しかも、うみちゃんの、おっぱいも、いっぱいです)
ことり「」スリスリ
ことり(ひかえめにいって、さいこうです)
海未(…なんか甘えてくる小動物みたいで可愛いですね)ナデナデ
ことり「」プルプル
ことり(なんででしょうか、なでられてます)
ことり(もう、うみちゃん ことりは、いまは、おじょうさまですよ?)
ことり(そのおじょうさまのこころを、もてあそぶのは、だめでしょう)
ことり(いろいろと、おさえきれなくなりそうだから、なごりおしいけど、おしまいです)
ことり「んみ、ちゃ」トントン
海未「はい…ってことり! 顔真っ赤ですよ! あ、もしかして息苦しかったんですか!?」スッ
ことり「そう? かお、あかいかなぁ…?」ポー
海未「ええ、少し風を送ります すみませんでした、ことり…」パタパタ
ことり「えへへぇ、ありがとぉ」
ことり(ちょっと冷静になってきました)
ことり「海未ちゃん、もう大丈夫 心配かけてごめんね?」
海未「いえ、謝るのはこちらのほうです 気付かずにすみませんでした、ことり」シュン
ことり「そんなに落ち込まないで? なんともなかったんだから、ね?」
海未「いえ、ですが…」
ことり(もう、昔から変なとこで強情なんだから)
ことり「…ほら、ことりは今はお嬢様、だよ? 執事なんだから言うこと聞くの!」
海未「ことり…」
ことり「だから、ことりお嬢様、でしょ? さっきからずっと忘れてるよ」ニコニコ
海未「っ… ふふ、ことりには敵いませんね」
ことり「あー! また呼び捨てにして! お嬢様の言うことが聞けないの?」プンプン
海未「お嬢様と執事はもうおしまいです」
ことり「えー」
海未「そんな関係じゃなくたって、わたしは貴女のお願いをちゃんと叶えますから」ニコ
ことり「はぅ///」キューン
海未「…なんて、気障すぎましたかね?」
ことり「もー… ほんと、かっこつけすぎだよ///」
海未「すみません」クスクス
ことり(執事な海未ちゃんもよかったけど)
ことり(海未ちゃんはやっぱり王子様だよ)
ことり(あんな言葉、普通の人が言ってもかっこつかないもん)
ことり(海未ちゃんのばーか、ありがとう、大好き)
抱き込む:『抱いて腕の中に入れる』
2つしか候補出てなかったけど、二連続でコンマ99だった記念で抱き込む採用しました
それでは、以下のおしながきから形式を選んでください
園田さんが南さんに実行します
~おしながき~
・抱き上げる
→南さんがお姫様で園田さんが王子様なお話
・抱きかかえる
→園田さんが南さんを助けるお話
・抱きしめる
→園田さんが秘密を打ち明けるお話
・抱きすくめる
→南さんが性癖をひた隠しにするお話
・抱きとめる
→園田さんがいつかのやり直しをするお話
・抱き寄せる
→鈍感な園田さんだってたまには色々考えるお話
ハグの描写なし 園田さん視点
安価下3からコンマ値の最も高いやつでいきます
海未「決まりましたか?」
~おしながき~
・抱き上げる
・抱きかかえる
・抱き込む
・抱きしめる→choice!
・抱きすくめる
・抱きつく
・抱きとめる
・抱き寄せる
ことり(…正直、一際目を引く項目があるんだよね)
ことり「『抱きしめる』…」ボソ
海未「『抱きしめる』、ですか?」
ことり「あ、声に出てた?」
海未「はい ですがそう聞くということはまだ決定ではないのでしょう」
ことり「あ、うん」
海未「ゆっくりで構いませんよ」
ことり「じゃあ、もうちょっと待っててね」
ことり(抱きしめる…例えば前から?後ろから?あえての横から?)
ことり(座ったままするのか、あるいは立ってからするのか)
ことり(ぎゅってする強さはどれくらい?優しく?それともきつく?)
ことり(…こんな風に、かなり妄想がはかどります)
ことり(そんな中で、海未ちゃんはことりをどう抱きしめてくれるのか… きめた!)
ことり「海未ちゃん!」
海未「はい?」
ことり「ことりを抱きしめて!」
海未「」ポカン
ことり「あ///」カァァ
海未「あ、っと、その…///」
ことり「///」ダラダラ
ことり(完全に勢い余っちゃったよ… ひ、ヒかれてないよね…?)
海未「ええと、なんか気合い入ってるみたいですし… わたしも頑張りますね!」グッ
ことり(うん、海未ちゃんが体育会系でよかった)
海未「それでは…」
海未「ことり、今から貴女を」
海未「『抱きしめ』ます!」
海未「…これ、大声で言うのかなり恥ずかしいですね///」
ことり「う、うん それに言われる方も恥ずかしいね…///」
海未「それでは、いきますよ」
ことり「うん」
ことり(…まぁ、海未ちゃんがどんな風に抱きしめてくれるかなんて)
海未「」キュ
ことり(ほんとは知ってるんだけどね)
海未「ことり」
ことり(ことりから抱きつくこともあるし、その度に海未ちゃんはこうして)
海未「…苦しかったら、言ってくださいね」
ことり(コワレモノを扱うみたいに、そっと優しく抱き返…)
海未「」ギュ
ことり「…え?」
海未「…息苦しかったりしませんか」
ことり「あ、大丈夫、です」
海未「では、もう少し強くしますね」ギュウウ
ことり「っ、は… 海未ちゃん?」
ことり(力強くされるの、初めて…)
海未「なんですか?」ギュウウ
ことり「いや、その、いつもより力が強いっていうか…」
ことり(あ、そうか)
ことり「もしかして、さっきの『頑張りますね』って力の話だったの…?」
海未「えーっと、ですね」パッ
ことり(あ… 終わり、かぁ)
ことり「あれ、違った?」
海未「うーん 説明しにくいんですが、聞いていただけますか?」
ことり「?」コクン
海未「ことりも言うようにいつもはもっと優しくしているんですが」
ことり「うん」
海未「それは、まぁ、言ってしまえば密着してしまうのが恥ずかしいからで」
ことり「密着…?」
海未「はい …だって、くっついてしまったら」スッ
グイ、ポス
ことり「海未ちゃん!?///」
ことり(ことりの手が海未ちゃんのむ、胸に///)
海未「…わかりますか?」
ことり「え? あ…」
トクトクトクトク…
ことり(心臓の音、すごく早い…)
ことり「海未ちゃん…」
海未「ふふ、ただのスキンシップなのに、こんなにドキドキしていました、なんて…」
海未「…バレたら、その、恥ずかしいでしょう?」テレ
ことり(お母さん、ことりこの人と結婚したいです)キュンキュン
海未「ですから… 頑張る、というのは、わたしの羞恥心に… ことり、聞いてます?」
ことり「え!? もちろん聞いて…」フニ
海未「んぁっ…///」
ことり「う、海未ちゃん!?」フニフニ
ことり(ことりの手が止まりません、こんなことってあるんだねぇ…)フニフニ
海未「ぁ、っふ… っていつまで触ってるんですか!///」パシン
ことり「あう」ヒリヒリ
海未「もう、ことりは破廉恥です!///」
ことり「いやぁ、つい… ほんとにごめんね…」
ことり(ことりの手を胸にあてたのは海未ちゃんのほうでしょう)
ことり(…なんて、言ったら余計怒っちゃうね)クス
海未「なにを笑ってるんですか… それで、どうでしたか?」
ことり(柔らかかったです、なんてね 抱きしめられた感想だよね)
ことり「そうだねぇ… 海未ちゃんにぎゅーってされるのは初めてだったけど」
ことり「あったかくて、幸せな感じがしたかな」
海未「そうですか… よかったです」
ことり「だからー、今度からは心臓の音なんか気にしないで、もっと強くていいんだよ?」
海未「そ、そんな… 無理です!///」フイッ
ことり「あはは」
海未「…あ それから、さっきのことは絶対秘密ですからね」
ことり「はーい」
ことり(海未ちゃんはドキドキするのが恥ずかしいって言うけどさ)
ことり(ことりは逆、かな?)
ことり(だって、海未ちゃんを想うとこんなにドキドキするんだよ、って)
ことり(とても口じゃ言えないけど、ぎゅって抱きしめたら、ちゃんと伝わるでしょ?)
抱きしめる:『腕に力を入れて強く抱く』
抱きしめる消化
それでは、以下のおしながきから形式を選んでください
園田さんが南さんに実行します
~おしながき~
・抱き上げる
→南さんがお姫様で園田さんが王子様なお話
・抱きかかえる
→園田さんが南さんを助けるお話
・抱きすくめる
→南さんが性癖をひた隠しにするお話
・抱きとめる
→園田さんがいつかのやり直しをするお話
・抱き寄せる
→鈍感な園田さんだってたまには色々考えるお話
ハグの描写なし 園田さん視点
安価下3からコンマ値の最も高いやつでいきます
海未「どんどんいきましょう」
~おしながき~
・抱き上げる
・抱きかかえる
・抱き込む
・抱きしめる
・抱きすくめる→choice!
・抱きつく
・抱きとめる
・抱き寄せる
ことり「…ねぇ」
海未「はい?」
ことり「『抱きすくめる』ってさ、抱きしめるとかと何が違うの?」
ことり「これだけは他と比べて全然聞かない気がするし…」
海未「そうですね… わたしもよくは分かっていません」
ことり「ふぅん」
海未「ですが、思い出して下さい」
海未「そもそも、こういう違いをハッキリさせるためにやりだしたことなんですよ?」
ことり「あー… それもそうだったね なら今回は『抱きすくめる』にしよっかな」
海未「ことりが感じた違いも教えてくださいね」
ことり「任せてくださいっ」フンス
海未「ふふふ、よろしくお願いします それでは…」
海未「ことり、今から貴女を」
海未「『抱きすくめ』ます」
ことり「その言い方…何かに影響されてるの?」
海未「さ、さぁ? どうでしょう」
海未「あ、少しお願いがあるんですが」
ことり「うん?」
海未「後ろを向いていてください それから、なるべく抵抗してくださいね」
ことり「はぁ、いっ!?」ガバッ
ことり(後ろから急に!? ちょっと、まだ心の準備が///)
ことり「え、海未ちゃん…!?」ドキドキ
海未「ことり」ササヤキ
ことり「ひぅっ!?///」
ことり(ことりは、別に耳が弱点なわけじゃないよ? ただ海未ちゃんのウィスパーボイスが素敵なだけだもん)
海未「抵抗、して、ください」ササヤキ
ことり「海未、ちゃん 囁くの、ダメだよ///」
ことり(ほらね?弱点ならこんな、『もっと囁いてほしいです』なんて意訳できるようなこといわないでしょ? だってことりは別にMじゃないしね)
海未「これが、ダメ、なんですか」ササヤキ
ことり「う…んっ それ、はダメ、ですっ///」
ことり(ほんとにことりは別にMじゃないからね? いや、まぁ海未ちゃんに虐められたいっていう願望はないわけじゃないけどね? でもほらこうやってダメ、ってちゃんと言ってるでしょ?)
海未「あ、ことり、耳真っ赤じゃないですか… ならこうやって…」ササヤキ
ふーっ
ことり「!?///」ゾクッ
海未「冷ましてあげないと、熱いでしょう?」ササヤキ
ことり「あ、うみちゃ、やめてぇ///」ヒクヒク
ことり(いやだから、耳は弱点でもなんでもないんだよ? ただほら、海未ちゃんがさっきから声小さいから、それを聞き逃さないように少し敏感になってるだけなんです それにね?ことりはノーマル、むしろちょっとSよりのノーマルだからね? だってほら、ライブ衣装作ったときに、恥ずかしがる海未ちゃんにスカート履かせて喜んでるでしょ?)
海未「やめてほしいなら、抵抗してください、とそう言っているでしょう?」ササヤキ
ことり「てい、こう…」
ことり(ただことりは優しいから? 海未ちゃんが普段とは違って精一杯Sっぽく頑張ってるから? それにあわせてあげてるだけで? まったくもう、ことりがMだから抵抗できないとでも思ってるんでしょうかねぇ… そろそろ調子に乗っているこの自称Sさんにどちらの立場が上なのか思い知らせてあげましょう だからここでことりが抵抗したら、ことりはMじゃないって証明になりますよね? むしろちゃんとSだって認めてくださいよ?)
ことり「ふ、ふん」ジタバタ
海未「こら」ギュー
ことり「んん、ん!」バタバタ
海未「ことり」
ことり「!」ビクン
海未「暴れたらダメ、でしょう?」ギュウウ
ことり「なん、で…?」
海未「?」
ことり「だって、海未ちゃん、ていこう、して、って言った、のに…」
海未「はぁ… わかってませんね、ことりは…
もう、時間切れ、です」ササヤキ
ことり「ぁ、ぁぁ…」カクカク
ことり(ほら、抵抗したでしょ? だからことりはMじゃなくてむしろSです だって、逃げ道を作っておいてそこに逃げたところを潰す、なんて、Sの人がよくやることだから、Sなことりには全部分かってたからね? だから、決して展開がわかっていたけどMだからそれに乗っかった、なんてことはないよ? ほんとだよ? 海未ちゃんに時間切れですって囁かれて正直気持ちよかったけど、でもそれはことりがMとかそういう性癖の問題じゃなくて、ただ海未ちゃんの素敵なウィスパーボイスで、ことりの好きな時間切れですっていう単語が聞こえてきただけだから? それにこれだけうだうださっきから考えてるのは、それだけことりが余裕があるからであって、全然言い訳してるわけでもなければ、焦れば焦るほどなぜか言葉がするする出てくるみたいなあの謎の現象でもないからね? そもそも全然あせってな…「ことり、聞いてますか?」ジー
ことり「ぴぃっ!? 海未ちゃん近いよぉ!?///」ワタワタ
ことり(…あれ、海未ちゃんが離れてる…?)
海未「いや今更でしょう… それで、『抱きすくめる』は終わりましたが、いかがでしたか?」
ことり「あ、終わった、の?」
海未「ええ、辞書的な意味は達成できたと思うんですけど…」
ことり「そ、そう…///」スーハー
ことり「」ピク
ことり「……」
海未「…? ことり?」
ことり「…感想はね、これは実はえっちなことだから絶対にやっちゃダメだよ」
海未「え!? そうなんですか!?/// ことり、す、すみませんでした!」ガバッ
ことり「うん、大丈夫だよ 頭上げて、ね? ことりは全然大丈夫だから あくまで確認が必要だからちょっとおトイレに用があるけど、全くもって大丈夫だから海未ちゃんはちょっと待っててね」ソソクサ
ガチャ バタン
海未「こと、り…?」
海未「…確認? なんか行ってしまいました …それにしても」チラ
抱きすくめる:『抱きしめて、相手を身動き出来ないようにする』
海未「『抱きしめることで相手の自由を奪う』というような意味だと思ったんですが… 」フム
海未「ま、まさか破廉恥な意味だったとは… もう一度ことりには謝っておきましょう///」
海未(うーん、耳に息を吹きかけたりがよくなかったんでしょうか…?)
海未(というか、ことりの嫌がることをすれば抵抗すると思っていたんですが…)
海未「ことりって少し被虐嗜好なところがあるんでしょうか…?」
海未「…いえ、友人、まして幼馴染であることりにそのような勘繰りは失礼です」
海未(…ですが言われてみれば、さっきのことりは、少し扇情的、というか)
海未(なにかを掻き立てられるような…)ハッ
海未「ダメです! 破廉恥です! すぐに忘れましょう!///」ブンブン
1F女子トイレ 個室
ことり(えっとね、確認だよ? まずことりは別に耳が弱点じゃなくて、海未ちゃんの囁き声が好きなだけ 好きっていうのも別にその興奮するとかじゃなくて… うまいこと言えないけどそうじゃないから、絶対 あとそれからことりはMじゃなくてむしろS、まぁノーマルなんだけどどちらかといえばSだから、あの海未ちゃんが目一杯背伸びして頑張った程度のSっぷりじゃあ全くなんにも感じてないよ? だから一応確認したけど全然下着に異変があったとかじゃあないからね? 本当だよ? ことりは人を幸せにする優しい嘘しかつかないことで有名だもん、みんな知ってるでしょ? だってことりは優しいからね だから普段ことりに逆らえない海未ちゃんのためを思って、海未ちゃんの掌の上で踊ってあげたっていうか、そうつまり逆に海未ちゃんがことりの掌の上で踊らされていたってわけで だから今も動悸が収まっていないのは、ちょっと急いでおトイレに来たからで、別に部室にいたときからそうだったわけでもなければ、ましてやその原因は興奮とかではないからね? わかった? つまり何が言いたいかっていうと、ことりは全然えっちな子じゃなくて、下着もいつも通りふつうで、そしてことりは優しいっていうこと だから、決してそんなことはないんだけど、万が一、いや億が一ことりの言っていることが嘘であっても、それはだれかを幸せにする優しい嘘っていうかそもそも認識の違いのせいでうまれる違和感とか誤解とかであって、だから…
一部から強く推されていた抱きすくめる終了
ご期待に沿えていたら嬉しいです
それでは、以下のおしながきから形式を選んでください
園田さんが南さんに実行します
~おしながき~
・抱き上げる
→南さんがお姫様で園田さんが王子様なお話
・抱きかかえる
→園田さんが南さんを助けるお話
・抱きとめる
→園田さんがいつかのやり直しをするお話
・抱き寄せる
→鈍感な園田さんだってたまには色々考えるお話
ハグの描写なし 園田さん視点
残り少なくなりましたし、ここからは単純に安価下のやつでいきます
海未「…例えば、の話ですが」
海未「ことりにとってのハグは、どれですか?」
~おしながき~
・抱き上げる
・抱きかかえる
・抱き込む
・抱きしめる
・抱きすくめる
・抱きつく
・抱きとめる
・抱き寄せる→choice!
ことり「…急にどうしたの、海未ちゃん」
海未「いえ、選ぶ際の参考になれば、と」
ことり「なるほどねぇ うーん… どれでもない、かな」
海未「ふむ… なかなか興味をひく返答ですね」
ことり「ふふふ、じゃあ教えるね? ことりにとってのハグは…」
ことり「『抱き返す』なのです!」
海未「…」
海未(やはり、幼馴染、ですね…)
ことり「ことりはね、もちろん自分からくっつくのも好きだけど」
ことり「向こうから来られるのも好きなんだ」
ことり「だからね、ことりが抱き返して、ちゃんと受けとめてあげたいの!」
海未「…ふふ、ことりはやっぱり優しいです」
ことり「えへへ… ありがと、海未ちゃん 海未ちゃんも、ことりに甘えていいんだよ?」
海未「なっ、からかわないでください! …邪魔をしました、ゆっくり選んでくださいね」
ことり「はーい …もう、鈍感さんなんだから」ボソ
海未「…」
海未(…聞こえてますよ、ことり)
海未(恥ずかしながら、この園田海未)
海未(先輩方とことりからよく言われることがあります)
絵里『海未は鈍感ね』
希『海未ちゃんは、ちょーっとにぶちんさんなところがあるやん?』
にこ『あんた、鈍すぎじゃない…?』ヒキツリ
海未(正直…)
海未(一体どういう意味なんでしょうか)ドン!
海未(のろい、にぶい、鈍感、朴念仁… 色々な言い方をされますが)
海未(要は、相手に対する理解が足りないということなのでしょう)
海未(相手の心情の機微に気付き、そっと支えてあげることこそ大和撫子のあるべき姿だというのに…)
海未(ああ…これではお母様にお見せする顔がありません)メソメソ
海未(ですが、これでも園田の跡取り娘)
海未(叱咤激励を糧とし、常に精進あるのみです!)
海未(まずは、わたしの配慮が足りない相手は誰か、ですが…)チラ
ことり「うーん…」ブツブツ
海未(皆さんに言われた時の状況からして、十中八九ことりでしょう)
海未(ことり、ですか…)
海未(昔から、わたしに向ける笑顔と、穂乃果に向ける笑顔は少し違っていましたね)
海未(穂乃果もわたしも性格がまるで違いますし、あわせてくれているのでしょう)
海未(あ、でも、穂乃果に向ける笑顔とμ'sの皆に向ける笑顔は同じですね やはりわたしに対しては少し違いますが…)
海未(んー… でもまぁ、これは特に関係ないでしょう)ドドン!
海未(あとは…)チラ
ことり「海未ちゃん…///」ブツブツ
海未(わたしと二人きりのときはたまに頬を染めるときがありますね)
海未(しかし、これも昔からずっとですし、赤くなる理由だって)
海未(おそらくは、頭のなかでわたしを着せ替え人形にしているだけで)
海未(それがバレたら恥ずかしいから、でしょうね)
海未(というか、ことりのつくるスカートは短すぎです!/// まったく… 恥ずかしいのはこっちですよ)
海未(あれ? だったら昔はどうして顔を赤くしていたんでしょうか…?)
海未(…)
海未(まさか、ことりは…)
海未(そんなに長くわたしを着せ替え人形としていたのですか!?///)
海未(まぁ、それはないにしても、これも絶対関係ありませんね)ババン!
海未(他には…)チラ
ことり「あ///」バチ
ことり(目、あっちゃった/// ちょっと前からずっと見てたの、気付かれてないよね…?)
海未「?」ニコ
海未(やたらと目が合うこと、でしょうか)
海未(そうですね、わたしの方を見ることが多いのは…)
海未(ことりは身だしなみにうるさいところがありますし、ファッションチェックのようなものでしょうか)
海未(わたしは流行りだとかお洒落だとかには疎いですしね…)
海未(というよりそもそも、人と目を合わせて喋ることは礼儀がなっている証拠です!)
海未(園田の家でも大切にされていることですが、親しき仲にも礼儀を忘れない… 自慢の幼馴染です)
海未(さすがに、お母様が立派なだけあって、教育は厳しいのでしょうね)
海未(よく目が合う理由はおそらくこのためなのでしょう)
海未(つまり、これもわたしの鈍感さとは無関係、ですね)ズバァン!
海未(改めて考えてみても、答えが出ません… やはり)
海未(結局、わたしは鈍感なんですね… お母様、ことり、すみません…)ハァ
ことり「…海未ちゃーん、聞いてるー?」
海未「あ、すみません 少し考え事を」
ことり「もう、ちゃんと聞いてて! 今回は、だ、『抱き寄せる』をお願いします///」
ことり(うぅ… やっぱり自分で言うの恥ずかしいよぉ)
海未「はい、了解です ことり」
海未「今から貴女を」
海未「『抱き寄せ』ます」
海未(さて、いっそう真剣に参りましょう)
海未(こうやって距離を縮めれば、鈍感なわたしでも)
海未(貴女の心に気付けるかも知れませんしね)
抱き寄せる:『抱いて、自分に近づけさせる』
全く実行してないですけど抱き寄せる消化です
それでは、以下のおしながきから形式を選んでください
園田さんが南さんに実行します
~おしながき~
・抱き上げる
→南さんがお姫様で園田さんが王子様なお話
・抱きかかえる
→園田さんが南さんを助けるお話
・抱きとめる
→園田さんがいつかのやり直しをするお話
安価下で
海未「…因みにこのおしながき、実はちょっと秘密があるんですよ」フフ
~おしながき~
・抱き上げる
・抱きかかえる
・抱き込む
・抱きしめる
・抱きすくめる
・抱きつく
・抱きとめる→choice!
・抱き寄せる
ことり「秘密…?」
海未「まぁ、別に大したことじゃないんですけどね よかったらちょっと考えてみてください」
ことり「うん…」
ことり(なんだろ… 文字数、はバラバラ 並び順は…ただのあいうえお順だし 他に考えるとしたら…)
ことり「かず…? なんで8個なのか、とか?」
海未「…本当に、ことりには敵いませんね」
ことり「あ、正解? えへへ、あてずっぽだけど当たっちゃった」
ことり(乙女の勘、ってやつかな?)
ことり「じゃあ、どうして8個なのか聞いてもいい?」
海未「それは… 9-1個のモチーフがあったから、ですかね」
ことり「9-1…? だったら、μ'sのメンバーから海未ちゃんを除いたそれぞれがモチーフ、だよね」
海未「…まぁ、そんな所ですね」
ことり(ふふん、乙女の勘はあたるのです!)
海未「あ、恥ずかしいですし、誰がどれかは内緒ですよ」
ことり「えー、教えてよー」
ことり(海未ちゃんは、ことりのハグはどれだと思ったんだろ…)
海未「ダメです! …と言っても渋るでしょうから、次に選ぶもののモチーフだけ、特別に明かしましょう」
ことり「海未ちゃんのけちー」ブーブー
ことり(さて、チャンスは一回 ことりがどれなのかを当てて見せましょう!)フンス
ことり(まぁまず、『抱きつく』は穂乃果ちゃんか凛ちゃんだよね)
ことり(ことりが『抱き上げる』、『抱きかかえる』のは変だし)
ことり(あとは『抱き寄せる』のもちょっと強引すぎるかな)
ことり(とすれば『抱き込む』、『抱きしめる』、『抱きすくめる』、『抱きとめる』だけど…)ピク
ことり(…)
ことり(『抱きとめる』…)
ーーー『ことりちゃん!』ーーー
ーーー『私、ことりちゃんと一緒に、スクールアイドルやりたいの!』ーーー
ことり(…)
ことり(まさか…)
ことり「…ねぇ海未ちゃん」
海未「はい」
ことり「ひょっとして、だけど」
ことり「…海未ちゃんがこの中で最初に思い浮かべたのって『抱きとめる』だったりする?」
海未「…はい ことりは、すごいですね」
ことり「…わかるよ …海未ちゃんのことだもん」
ことり(…ことりがどれなのかとか、考えるのはちょっとやめよう)
ことり(今回は、真剣にやらなきゃ、だね)
ことり(ちゃんと、向き合わなきゃ)
ことり「海未ちゃん、決まったよ」
海未「…」
ことり「ことりのこと、『抱きとめて』ください」
海未「…はい ことり」
海未「わたしにも、貴女を『抱きとめ』させてください」
ことり(これは多分、海未ちゃんが本気で望んでることだから)
ことり(…いや、海未ちゃんも、かな)
海未「ことり」キュ
ことり「うん」
海未「…もう察しはついているでしょうが、『抱きとめる』のモチーフは…」
ことり「穂乃果ちゃん、だよね」
海未「ええ …最初に思い浮かべたのは、空港でことりを抱きとめている穂乃果だったんです」
海未「それがハグかと言われたら、まぁ怪しいところもありますがね」
ことり「…そうだね」
海未「…わたしは、臆病者です」
ことり「…」
海未「昔からずっと、弱虫のまま」
海未「なのに、二人の前ではかっこつけて、大人ぶって、強がって…」
海未「ただ二人の言うことに反対ばかりしていた気がします」
海未「心の中では、賛成していても、です」
ことり「…うん」
海未「ですが、"それ"はいつもと真逆でした」
海未「心の底から反対だったのに、賛成してしまった」
海未「留学、本当は引き止めたかったです ずっと一緒にいたいですから」
海未「でも、それと同じくらい、貴女の夢も応援してあげたかった」
海未「そんなニ択になったとき、臆病なわたしには、選択肢なんて、あってないようなものでした」
海未「わたしは、もしかしたら、自分の思い通りになることすら」
海未「他人をないがしろにしているようで、怖かったのかも知れません」
海未「…何の話でしたっけ」
ことり「…知らないよ」クス
海未「ふふ、すみません」
海未「」スーハー
海未「…これは、いつかのやり直しです」
ことり「…穂乃果ちゃんが、ことりを連れ戻してくれた日?」
海未「いえ、ことりがわたしに留学の話を打ち明けてくれた日です」
ことり「…そっか」
海未「ことり」ギュ
ことり「うん」
海未「行か、ないで」グスッ
ことり「…うん」
海未「まだ、お別れ、なんて、したくないです」
ことり「…うんっ」ジワ
海未「一緒に、いてほしいですっ ことり…!」ギュウ
ことり「…行かないよ ことりも、一緒がいい、もん…!」ポロポロ
「遅くて、弱くて、ごめんなさい」
「悩ませて、苦しませて、ごめんね」
ことり(海未ちゃん、ありがとう、ごめんね)ボロボロ
ことり「…え? 今回は感想いらないの?」
海未「ええ、これは歌詞づくりにかこつけた、私用みたいなものですし」
ことり「あー、職権濫用だー、いけないんだー」クスクス
海未「なっ!? ことりだって短いスカートばかりはかせてくるじゃないですか!」
ことり「いや、それはさすがに話が違うよ…」
海未「ことり」
ことり「なに?」
海未「おしながきの秘密、もうひとつ、教えますね」
ことり「うん、聞かせて」
海未「貴女が、『抱きとめる』を選んでくれたら、望んでくれたら」
海未「ことりを引き止めるのは、穂乃果じゃなくても、わたしでもいいんだよ、って」
海未「そう認めて貰える気がしたんです」
ことり「…だから、ことりが決めるシステムだったんだね」
海未「はい 付き合わせてしまってすみません」
ことり「そっか …怖がりな、海未ちゃんらしいね」
海未「ふふ、その通りです …ですが」
海未「これからは、ちゃんと強くなります」
ことり「…うん 一緒に、頑張ろっか」
海未「ですから」
ことり「だから」
「「これからも、よろしく」」
海未「さぁ、切り替えていきましょう!」ニコ
ことり「いや、切り替え早すぎだよ…」クス
抱きとめる(抱き留める/抱き止める):『抱きかかえるようにして押さえとどめる』
抱きとめる、終了
園田さんは真面目だし負けず嫌いだろうから、こういうこと考えてたらいいな、って思います
最終安価となります
それでは、以下のおしながきから形式を選んでください
園田さんが南さんに実行します
~おしながき~
・抱き上げる
→南さんがお姫様で園田さんが王子様なお話
・抱きかかえる
→園田さんが南さんを助けるお話
安価下で
海未「それでは、どれにしますか?」
~おしながき~
・抱き上げる
・抱きかかえる→choice!
・抱き込む
・抱きしめる
・抱きすくめる
・抱きつく
・抱きとめる
・抱き寄せる
ことり「そうだねぇ…」
ことり「…この『抱きかかえる』ってさ、漢字にすると『抱き抱える』になるよね?」
海未「そうですね ですが少し見にくいかと思って平仮名表記にしてあります」
ことり(なんていうか、ほんとに真面目だなぁ)
海未「因みにですけど、五十音順に並べてもいるんですよ」フフン
ことり(そして細かい、あと可愛い)
ことり「ふーん… うん、なんか妙に気になってきたから、今回は『抱きかかえる』で」
海未「ふふ、そうですか では…」
海未「ことり、今から貴女を」
海未「『抱きかかえ』ます」
海未「…なんかすごくダサいですね、今の」
ことり「……クッ…」プルプル
海未「何を笑ってるんですか」
ことり「…だって、ふっ、ふふ」
ことり(ダサいって思うなら言わなきゃいいのに)
海未「まぁいいですけど… ことり、こちらに来て下さい」
ことり「はぁい」スクッ
ことり(『抱きかかえる』… なんかイメージとしては大切に持つって感じがするけど、何するんだろう)トコトコ
ことり「!」ガッ
ことり(わ! 椅子の足に…!)グラッ
ガシッ
海未「ふぅ… ことり、大丈夫ですか?」
ことり「う、うん///」
ことり(躓いて前のめりに倒れそうになったところを受け止められました)
ことり(ああ…いいにおいがしてさいこうです)グリグリ
海未「…あの、なんで肩に頭を押しつけてるんですか?」
ことり「海未ちゃん」グリグリ
海未「はい」
ことり「ありがとう」
ことり(いろんな意味で)
海未「いえ、当然のことをしたまでです」
ことり「ふふふ、でもありがとね」
海未「ええ ですが気をつけてくださいね? ことりは変なところでそそっかしいですから」
ことり「はぁい」グリグリ
海未(そういえばこれの理由はぐらかされましたね… まぁいいですけど)
ことり(このにおいもだいすきです)
海未「…ところで」
海未「計らずもことりを『抱きかかえる』形になりましたが、いかがでしょうか」
ことり「んー、すっごく安心する…けど」
海未「けど?」
ことり「えっとあの、多分それは、相手が海未ちゃんだからかなぁ、なんて///」
海未「ふふ、ありがとうございます 信頼してくれているのですね」キュ
ことり(さらにみっちゃくしていますてんごくはここですがここですか?)
ことり(ていうか全然通じてないよぉ… 海未ちゃんのばかばか! 鈍感!///)
ことり「うん きっとみんなも頼りにしてるはずだよ」
海未「…なんだか照れますね///」テレテレ
ことり(可愛い、でももっと他に照れるところあると思うよ海未ちゃん)
海未「ところで、わたしが想定していた形の『抱きかかえる』というのもあるんですが」
ことり「あー、『計らずも』ってそういう…」
海未「ええ ですのでそちらも試してみていいですか?」
ことり「…どんなことするか先に聞いてもいい?」
海未「ことりにはわたしの膝に座ってもらって、そのまま後ろから手を回して固定します」
ことり「…最高かよ」ボソ
海未「はい?」
ことり「ぜ、ぜひお願いします///」
海未「ふふ、了解です ではどうぞ」 ポンポン
ことり(えー、まさかのおかわりでしたが、非常においしくいただきました)
ことり(守ってもらってるような感じがしてよかったです)
ことり(…後ろからされるのも、アリかな)
抱きかかえる:『腕を回して、倒れたり落ちたりしないよう支える』
海未「では改めて、おしながきをどうぞ」
~おしながき~
・抱き上げる→choice!
・抱きかかえる
・抱き込む
・抱きしめる
・抱きすくめる
・抱きつく
・抱きとめる
・抱き寄せる
ことり「うーん…」
ことり(やっぱり悩むなぁ… そうだ!)
ことり「ね、海未ちゃん」
海未「決まりましたか?」
ことり「ううん、なんだか決められなくて… だから海未ちゃんがことりにしたいのを選んでよ!」
海未「わ、わたしがですか…」
ことり「でもこれなら、自分からハグする気分も味わえるでしょ?」
ことり(それに、何が来るか分からないドキドキ感も楽しめるし///)
海未「そうですね、では… 」
海未「ことり、今から貴女を」
海未「『抱き上げ』ます」
海未「…あの、どうしてそんな怒ってるんですか」
ことり「怒ってないです」プクー
ことり(なんで先に言っちゃうの! ドキドキ感ないよもう!)
海未「ええ…」
海未「まぁ怒ってないと言うなら… それでは、失礼しますね」グイ
ことり「わ、きゃっ!」
海未「ほら、危ないですからつかまってください」
ことり「う、海未ちゃん、これ…///」
海未「はい お姫様抱っこ、というやつです」ニコ
ことり「あぅ… し、知ってるよぉ///」
ことり(わ、もう、なんか言葉出てこない 頭ぜんぜん回らないや)
海未「…ていうかことり、ちゃんと食べてるんですか?」
ことり「へ?」
海未「こんなに軽くて細くて… なんだか不安になります」
ことり「っ、だ、大丈夫、だから! ちゃんと食べてる、から!///」
ことり(軽い、とか細い、とか… あーもー! あぁもう!)キュンキュン
海未「そう、ですか? ならいいのですが…」
ことり「あ、う、海未ちゃん、そろそろ… は、恥ずかしいし…///」ポソポソ
海未「あ、はい 了解しました 今おろしますね」スッ
ことり「ふーっ ふーっ///」
海未「あの、ことり…? 具合がよくないのですか?」
ことり「だい、じょうぶ///」ハァハァ
海未(とてもそうは見えないんですが… となれば)
海未「ひょっとして、嫌でしたか…?」
ことり「」フルフル
海未「…なら、よかったです」ホッ
ことり(嫌なわけ、ないでしょ)
ことり(でも、これだけはちゃんと言っておかなきゃ)
ことり「…海未、ちゃん」ウルウル
海未「はい」ドキ
海未(あれ? なんでしょう、胸が熱い…?)
ことり(『お願い』するときみたいに、心の底から想いを吐き出すように)
ことり「…他の子には、絶対、やっちゃダメだからね///」ナミダメ
海未「っ… わかり、ました」ドキドキ
ことり(優しいかわいい素敵な王子様は、ことりに独り占めさせてください)
ことり「…///」スーハー
ことり(ことりの人生における、恥ずかしい出来事ランキングの一位が変わりました)
ことり(これから先、どんなライブもきっと緊張しないでしょう)
海未「…ええと、ことり 落ち着いたなら感想をお願いしたいのですが…」
ことり(そんなのきまってるよ)
ことり「海未ちゃんが王子様みたいでかっこよかったです」
海未「…はい?」ポカン
ことり「あ、あ///」カァァ
海未「ことり… な、なにを言って///」
ことり「いや、その、違うの! 違わないけど違うからぁ!///」
ことり「えっと、お、お姫様の気分が味わえて良かったなーって、それだけ!それだけだから!///」
海未「…そ、そうですよね! もう、ことりは冗談が過ぎますよ!」
ことり「ごめんね あ、あははは」
海未「そ、それでは次行ってみましょう!」
ことり「う、うん!」
ことうみ(気まずい…)
ことり(な、なんか話…!)
ことり「あ、結局ちゃんとした感想になってないけど、もういいの?」
ことり(ああああ!? なんで自分で傷えぐってるの!?///)
海未「い、いや…それはその… そう! よく考えたらお姫様抱っこはハグの域を越えているような気がしまして…!」アセアセ
海未「ですから、抱き上げるはハグでないと見なしましょう」
ことり「あー、そ、それもそうだね そうしよっか」
ことり(…ていうか今回は)
ことり(海未ちゃんがことりにしたいことを選んだ、よね?)
ことり(それが他のと違ってハグの域を越えたことだった…とか……)
ことり「//////」ボンッ
ことり「もう、海未ちゃんのばかぁ!///」
海未「えええ!? き、急になんなんですか! ていうかなんでですか!」
ことり「ふ、ふん///」プイ
海未「ええ…」
ことり(もう、ほんとに… もう!///)
ことり「…///」フー
ことり(…そういえば)
ことり(海未ちゃんにお姫様抱っこされるの、昔はすっごく憧れてたっけ)
ことり「…ふふっ」
海未「? どうかしましたか?」
ことり「ううん、ちょっと嬉しくなっちゃっただけ」
海未「嬉、しい?」
海未(さっきから、ことりが暴走してます… 大丈夫なんでしょうか)
ことり「なんでもないでーす、ふふっ!」
ことり(だって、無意識だったにしても、海未ちゃんがことりの夢を叶えてくれたんだもんね)
ことり(なんか、幸せだなぁ)
ことり(またいつか、ことりをお姫様にしてね 海未ちゃん!)
抱き上げる:『抱いて持ち上げる』
ことり(お、)
ことり「終わった~…」グデー
海未「えっと、長いこと付き合わせてしまってすみません」
ことり「んーん、いいよいいよー」グデー
ことり(まぁ、なんだかんだで色々楽しかったしね)
海未「とにかく、ありがとうございました 良い詞が書けそうです!」
ことり「あはは それならよかったよ」
海未「さて、約束ですしお話ししますね」
ことり「…え、何を?」
海未「なぜあのような口調だったか、ということです」
ことり「…『抱きつく』の時の話?」
海未「どうでしたっけ… 多分それです」
海未「実はあの口調は、というかあの宣言が、わたしなりの裏技なんです」
ことり「ふうん?」
海未「わたしは、何かにつけて否定から入りがちなところがあります」
海未「そのために、物事のよくないところばかりが目に入ってしまうんです」
海未「例えば、ライブの衣装」
ことり(海未ちゃんの例えそればっかり)ムス
海未「短いスカートのほうが可愛らしいことくらい、わたしだってわかっています」
ことり「ほう」
海未「(ほう…?)ですが、それよりも恥ずかしさが先行して、嫌だと思ってしまうんですよ」
ことり「うん」
海未「ですから今回、ことりにハグをすることも、本当はすごく恥ずかしかったですが」
海未「自分がすることを明確に宣言することで、無理矢理肯定的に捉えることで」
海未「恥ずかしがることなくハグが持っている良いところを見出だそうとしたんです」
ことり(確かに、全然照れてなくて、なんかちょっと変だったもんね)
ことり「つまり… 海未ちゃんなりの自己暗示、ってこと?」
海未「その通りです おかげでちゃんとわかりました」
ことり「ハグの良いところ?」
海未「良いところというか、わたしが捉えた本質、ですかね」
海未(…それから、自分の大切な気持ちにも気付けました)チラ
ことり「? そっか、ことりも手伝った甲斐があるよ!」
海未「ええ、ありがとうございます、ことり」
海未(今はまだ、内緒ですけどね)
ことり「…ねぇ、これからはどんなに短いスカートも「はきません」…まだ何も言ってないよ」
海未「いや明らかに言ってるでしょう…」
ことり「えーなんでー? そっちのほうが海未ちゃんかわいいよー」
ことり(自分でも言ってたじゃん)ブーブー
海未「い、衣装が素敵なだけで、わたしは可愛くなど…///」
ことり(いやかわいいです絶対)
海未「はぁ… だいたい初めに言ったでしょう? これは裏技だ、と」
海未「ですからそんなものに頼ってはダメなんです あくまで自分の心を鍛えなければなりません」
ことり「むぅぅ… じゃあ、いつかは短いスカートもはいてくれる?」
海未「なんだかんだで今まではかされた気もしますけどね… まぁ、頑張ります」
ことり「やったぁ!」
海未「…ことりは、その…わたしが短いスカートをはいているほうが、嬉しいのですか…?///」
ことり「え? まぁ、海未ちゃんその方がかわいいし…」
海未「かわっ!/// そう、ですか…」
ことり(あぁ… 頑張ってスカートに挑戦する海未ちゃん、最高だよぉ///)ヤンヤン
ことり「あ、そうだ せっかくだから聞きたいんだけど…」
海未「なんでしょうか?」
ことり「あの、おしながきのモチーフって、結局誰がどれなの?」
ことり(というか、ことりはどれなんだろう…)
海未「あぁ、それなら――
ピンポンパンポン
理事長『最終下校時刻の10分前です まだ学院に残っている生徒は、速やかに下校してください 繰り返します…』
海未「…またの機会に、お話しますね」クス
ことり「あはは、そうだね…」
ことり(…ちょっとまってお母さん、最終下校時刻?)ピタ
ことり(ことりは一体、どれだけ長く海未ちゃんと抱き合ってたの…?)
ことり(授業の終わりが4時)
ことり(練習は軽めに一時間)
ことり(それからだいたい30分後に始めたとして)
ことり(現在、7時20分…)
海未「ことりー? 帰りますよー?」ヒョコ
ことり「//////」プルプル
海未「ことり? 何して…」
ことり「海未ちゃんの、ばかぁぁぁぁ!///」ダダダダ
海未「え!? ちょっ、ことり!? 待って下さいことりぃ!」ダッ
ことり「ばか!ばかばか! 戸締まりよろしく!///」ダダダダ
海未「なんでわたしが馬鹿って!…あ、そうでした…」ピタ
海未(なんか怒らせるようなこと、しましたかね…?)ガチャ
ことりの家
ことり「…///」ムス
ことり「もう、ほんとに海未ちゃんのばか///」
ことり「チーズケーキでも、マカロンでも、許してなんてあげないもん///」
ポン
ことり「あ、LINE…」スッ
ことり(海未ちゃんだ… お、怒ったりしてないかな…)ソワソワ
園田海未 怒らせたみたいですみません…
園田海未 お詫びではないのですが、週末のお出かけでは、ことりの好きなものをご馳走します
園田海未 また連絡してくださいね
園田海未 (着物の女性が頭を下げるスタンプ)
ことり「そういえば、最初に約束してたっけ?」
ことり「…律儀だなぁ」クス
(・8・) パフェをあーんしてくれたら許してあげます
(・8・) 駅前に11時に集合だからね 遅刻したら許さないから!
(・8・) (よくわからないけどかわいいスタンプ)
園田海未 了解しました 楽しみです
園田海未 (着物の女性が笑いかけているスタンプ)
ことり「楽しみです、だってさ///」ニヨニヨ
ことり「ふふ、デートだね、なんちゃってー」
ことり(ことりも楽しみだよ、海未ちゃん)
理事長「デ、デート…ですって…!?」カタカタ
抱き上げる、抱きかかえる終了です
今まで安価に協力ありがとうございました
最後に『抱き返す』のお話がありますが、ただ今絶賛推敲中ですので待っていてください
あと、南さんには悪いですがデートの描写は極めて薄っぺらくなる予定です
レスありがとうございます
ラスト『抱き返す』投下します
最後までお付き合いください
デート当日・待ち合わせ場所
ことり「えーと… あれ?」キョロキョロ
ことり(海未ちゃんっていつも約束の15分前にはいるはずだよね…)
ことり(もうそろそろ5分前だけど、いないなぁ 珍しい…)
「お待たせしました」
ことり「! あ、海未ちゃ、ん…!?」
海未「はい わたしですが?」
ことり「な、え」
ことり(あの、お洒落に無縁なはずの海未ちゃんが、恥ずかしがり屋の海未ちゃんが…)
海未「?」
ことり(髪アップにして、うわ、髪止めもかわいい… それにこれ、うっすらとメイクしてる…?)
ことり(ていうか…)
ことり「ミニスカート、はいてる…」ポカン
海未「ふふふ、どうです? ことりには負けますけど、今日はお洒落、がんばってみたんです!」グッ
ことり「そ、そう、みたいだね 珍しいね」
海未「…その、似合って、いますか?///」クルン
ことり(はいかわいい)
ことり「うん、すっごく似合ってる かわいいよ///」ゴクリ
海未「…よかった これで今日一日、堂々とことりの横を歩けます」
ことり「そんな、大げさだよ」
海未「そんなことないですよ では、時間ですし行きましょうか」ギュッ
ことり「え、行くってどこに… ていうか、手///」
海未「パフェを頂きにいきますよ 早く許してほしいですから」
海未「…それから、せっかくのデートですし、手を繋がないのは勿体ないでしょう?」ニコ
ことり(急にイケメンになるからびっくりしました)
ことり(その後も恥ずかしげもなくあーんしてきたし、完璧にデートもエスコートしてくれました)
ことり(苦し紛れに、ことりより遅かったから遅刻だよ、って言ってみたら)
海未『すみません… ですが、その方が印象に残るでしょう?』
ことり(こないだあれだけ『ことりには敵いませんね』とか言ってた人と、ほんとに同じ人なんでしょうか)
ことり(だいたい、そもそもね、海未ちゃん)
ことり(ことりはあなたの優しさにつけこんでお願いを聞いてもらってるだけで)
ことり(惚れたほうの負けなんだから、ことりは海未ちゃんに敵うわけないの)
夕暮れ時・公園のベンチ
海未「…ことり、聞いてますか?」
ことり「へ? あ、ごめんね なんだっけ?」
海未「もう… 今日のことりはぼーっとしすぎです」
ことり「…そうかな? ごめんね」
海未「まったく… 今日のデートは、いかがでしたか?」
ことり「楽しかったよ、すっごく」
海未「そうですか、それなら、よかったです」
海未「ところで… ことりは、おしながきが、誰がどれに対応していると思いますか?」
ことり「…随分急だね」
海未「すみません 話しておきたかったんですが、ことりから話題に出されませんでしたし」クス
ことり(話題にはしてなかったけど、あの日からちょくちょく考えてはいたんだよね)
ことり「うーん、穂乃果ちゃんが『抱きとめる』って言ってたよね?」
ことり「とすると、凛ちゃんが『抱きつく』」
ことり「絵里ちゃんと真姫ちゃんが『抱き上げる』と『抱き寄せる』のどっちか」
ことり「希ちゃんが『抱きしめる』かな?」
ことり「あとの3つはよくわかんないや」
海未「そうですか さすがに、難しいですかね」
ことり「もう、こんなの分かるわけないって はい、正解発表して」
海未「わかりました ことりがあげた順番に行きましょうか」
海未「穂乃果と凛は正解です 二人が『抱きとめる』と『抱きつく』です」
ことり「うん」
海未「次に、『抱き寄せる』は確かに真姫ですが…」
海未「『抱き上げる』はわたしです」
ことり「…え?」
海未「そして、『抱きしめる』が絵里で」
海未「希は『抱き込む』に当たります」
ことり「…まさか」
海未「そうです ことりも言ってましたっけ 自分はこの中にはない、と」
ことり「そっか… モチーフは、ことり以外の8人だったんだね」
海未「はい 騙したようですみません 因みにあとは、にこが『抱きかかえる』、花陽は『抱きすくめる』に該当します」
海未「まぁ、わたしの想像の中では、ですけどね
ことり「ふうん… じゃあ、海未ちゃんはことりは何だと思ったの?」
海未「…一緒ですよ わたしも、貴女は『抱き返す』だと思いました」
ことり「…もう だったらいれてくれたら良かったじゃん!」
海未「ふふ、そう思いますよね もう少し、聞いてください」
海未「先程のモチーフですが、わたしはハグする相手もイメージしていたんです」
海未「まぁ、初めに浮かんだのがことりを抱きとめる穂乃果ですしね」
海未「同じように、それぞれの行為で、ハグをする側とされる側をイメージしてみました」
海未「凛を抱き寄せる真姫」
『ちょっと凛! どこへ逃げる気よ!』
海未「花陽と真姫に抱きつく凛」
『かよちーん!まきちゃーん! おっはよー!!』
海未「凛を抱きすくめる花陽」
『もう、凛ちゃん? 心配だから急に飛び出さないで?』
海未「やや暴走しがちな凛と、それを止める二人が思い浮かびました」
ことり「あー、うん、わかる ていうか、いつも通りだね」
海未「そして、妹さんたちを抱きかかえるにこ」
『んー? こころもここあも、ちょっと髪伸びたかしら…?』
海未「にこの、家族に対する深い愛が感じられました」
ことり「にこちゃん、こころちゃんたちには特別甘いよね」
海未「希は、穂乃果とにこ、凛を抱き込んでいました」
『おやおや? 悪い子にはお仕置きが必用やんな~?』
海未「…ワシワシしてました」
ことり「…うん」
海未「絵里は希を抱きしめていました」
『のーぞみっ 今日もお疲れさま』
海未「希を甘やかせるのは絵里だけでしょうね…」
ことり「ふふっ、そうかも」
海未「ですが、ことりについて考えたとき…」
海未「抱き返す相手が、全く思い浮かびませんでした」
ことり「そっか…」
海未「どうしてでしょうね ことりは誰だって抱き返すはずなのに」
海未「μ'sの誰を当てはめても、穂乃果でさえ、何か違和感がありました」
ことり「…それはたぶん、ことりの抱き返したい人が分かってないからだろうね」
ことり(海未ちゃんは、自分を試したりは、しないもんね)
海未「…そう、なのかも知れません」
海未「ことりには、そのような人がいるのですか?」
ことり「たぶん、いるよ」
海未「そうですか… 精進が足りませんね」
ことり「ふふふ、また今度あててみてよ」
海未「考えておきますね」
ことり「そうだ ねぇ、そのイメージでは海未ちゃんは誰を抱き上げてたの?」
海未「わたしですか? わたしは…」
『ほら、ことり、じっとしてないと落ちますよ?』
海未「…この前と同じように、ことり、をお姫様抱っこしていました」
ことり「もー… 照れるよ」
ことり(だからこの前海未ちゃんが自分で選んだのは『抱き上げる』だったんだね)
海未「わたしだって」クス
海未「…抱き返すは、ことりの相手が浮かばなかったこと、他と違って受動的な性質があったことから、おしながきにいれませんでした」
ことり「そう …次は、仲間外れにしないでね」
海未「約束しますよ」
ことり「もー ちょっと寂しいんだよ」
海未「すみません」
ことり「…ついでに聞いちゃうね ハグの本質って?」
海未「…まぁ、わたしなりの解釈に過ぎませんが」スッ
海未「」テクテク
ことり「うん…?」
海未「」スーハー
海未「ハグは…」
ギュウ
海未「愛を伝える行為だ、と思うのです」
ことり「…海未、ちゃん?」
海未「愛しているから、触れ合いたい」
ことり「海未ちゃん、離して」
海未「愛しているから、閉じ込めたい」
ことり「海未ちゃん、ダメだよ」
海未「愛しているから、優しくしたい」
ことり「やめてよ、ことり、勘違いしちゃうよ」
海未「ハグは、そんな想いを行動に移したものだと、わたしは思います」
ことり「うみ、ちゃん、てば」ジワ
海未「ねぇ、ことり」
海未「もしそうだとしたら」
海未「わたしはどうして想像の中で、貴女を抱き上げていたんでしょう」
ことり「しら、ないよ?だって、うみちゃん、だきあげるははぐじゃない、って、いってたもん」
海未「ねぇ、ことり」
海未「どうしてわたしは、貴女の抱き返す相手をイメージできなかったのでしょう」
ことり「そんなの、うみちゃんが、どんかんだから、だよ」
海未「ねぇ、ことり」
海未「どうしてわたしは、貴女の抱き返す相手でありたいと思ってしまったのでしょう」
ことり「ばか、ばか、しらない、しらないもん」
海未「ねぇ、ことり」
海未「…どうして貴女はさっきから、笑いながら泣いてるんですか?」
ことり「だって、こんなのつらいもん」
ことり「ぎゅってされてうれしいのに、うみちゃん、ちゃんとことばでいってくれないから」
ことり「よわいことりは、いつまでたっても、ことりが、かってにかんちがいしてるだけ、っておもっちゃう」
海未「ごめんなさい、ことり」
海未「わたしは、やっぱり鈍感みたいです」
ことり「ばか、ばか、ほんとだよ、ぜんぜんわかってくれないのに、わたしにばっかりやさしいから」
海未「ねぇ、ことり」
海未「お慕い、しています」
海未「ことりのことが、好きなんです」
海未「だから、勘違いだなんて、悲しいことを言わないで?」
ことり「うん、もう、いわないから、うみちゃん、ありがとう」
ことり「ことりも、ことりのほうが、ずっとだいすき」ギュ
ことり「ずっとまえから、だいすきです…っ!」ギュウウ
「ふふふ、やっと、抱き返してくれましたね」
「ばか、ばか、そっちこそ、やっと抱きしめてくれたくせに」
「そうでした、じゃあ、一緒にごめんなさいですね」
「うん」
「悩ませて、苦しませて、ごめんなさい」
「遅くて、弱くて、ごめんね」
ことり「今日の海未ちゃんさ、格好とか振る舞いとか、気合入ってたよね」
海未「ま、まぁ?デートですし///」
ことり(やっぱり照れるポイントが変)
ことり「いや、嬉しかったよ??でも、相当恥ずかしかったと思うんだけど…?よく耐えたね」
海未「ふふふ、先人は偉大な言葉を遺しています」
ことり「?」
海未「恋する乙女は無敵、ですから」ニッコリ
ことり「っ…///」
ことり(そんなことない?海未ちゃんに恋したことりは、いつだって負けっぱなしだもん)
ことり「はぁ…?ねー、海未ちゃんは、いつ好きになってくれたの?」
海未「あ、わたしもそれをずっと考えてるんですが…?いつからなんですかね…?」
ことり「いや聞かれてもわかんないよ…」
海未「んー…?逆に、ことりはいつからなんですか?」
ことり「内緒、です」
海未「えぇ…?なんでわたしには聞いたんですか…」
ことり「えへへぇ」
ことり(だって幼馴染に一目惚れなんて、言える訳ないからね)
海未「うーん、ことりがわたしに向ける笑顔は、昔から変わってなかったはずなんですが…」
ことり「!?///」ゲホッゴホッ
海未「どうしました?」
ことり「なんでもない///」
ことり(もう、ほんとに… 初めて海未ちゃんが鈍感でよかった、って思ったかも)
海未「あ、もしかして、こと「あーあー!?ねぇ、うみちゃん!?///」…なんですか、人が話してる途中ですよ?」ムッ
ことり「えっと、あの…?そう!?新曲の歌詞できたんだよね?」
海未「ええ、まぁ?あ、でも見せませんよ?これから真姫と推敲していくんですから」
ことり(まぁ、製作途中のものを見られるのキライだもんね)
ことり「けちー…」
海未「なんでですか…?それでさっきの話なんですけど、こと「あ、じゃあタイトル!?タイトルははどうするつもりなの!?」
海未「…」
ことり「」ダラダラ
ことり(ちょっと怒ってる…??いや、表情的には何かか仕返しを考えてる、のかな)
ことり(や、でも急に鋭くなるのやめようよ! おかしいでしょ!///)
海未「!」ニヤ
ことり「」ビクン
海未「タイトルは、ですね…」ススス
ことり「う、海未ちゃん…?」ビクビク
海未「ふふ、そんなに怯えないでください?ことりの嫌がることはしませんよ」ポンポン
ことり「う、うん…」
海未「でも、一度しか言いませんよ??よく聞いてくださいね」
海未「もぎゅっと」ギュー
ことり「~~///」
海未「"love"で」クイッ
ことり「へぅ!?///」
海未「接近…」スー
ことり「うみ、ちゃっ…」
ことり(まって、これって…?でも心の準備とか…?あ///)
チュッ
ことり(…初めては何とかの味だ、って言うけど、そんなの全部嘘っぱち)
ことり(こんなに嬉しくて恥ずかしいのに)
ことり(味とか分かるほどの余裕なんてないもん)
後日
『もぎゅっと"love"で接近中!』
にこ「この詞…ほんとにあの海未が書いたの?」チラ
ウミチャーン!
シンキョクノカシ、リンタチニピッタリダニャー!
チョッ、ホノカモリンモクッツカナイデクダサイ!
真姫「ええ?今回は私もほとんどいじってないわ」
真姫(それに、タイトルに至っては、これ以外はダメです、なんて珍しいこと言ってたっけ)
絵里「あら、そうだったのね…?それにしてもことり、改めておめでとう」
希「ほんまにな?ことりちゃん、海未ちゃんになんて告白したん?」ニヤニヤ
花陽「あ、それ、わ、わたしも興味あります…!」ズイ
ことり「えええ!?///?そんなのお、教えられないよ~??…そ、そもそも告白は海未ちゃんからだし…」ボソ
5人「え…?」
ことり(あ、もしかして、声に出てた…?)ダラダラ
にこ「へ、へぇ…?海未を落とすなんて、にこ程じゃないけど、あんたもなかなか魔性の女ね…」
真姫「なに張り合ってんのよ…」マッタクー
絵里「ハラショー…?そうね、歌詞の相談をしてた日が怪しいかしら?」
希「そうやんね?カードもその日に距離が縮まったって言うとるし」つ"恋人"のカード
花陽「なるほど、では『もぎゅっと"love"で接近中!』ではなく…」
5人「『もぎゅっで"love"が接近中!』」
にこ「ってとこね」ヤレヤレ
真姫「だったのね」カミノケクルクル
絵里「なのかしら?」ウィンク
希「やんな♪」カードピラッ
花陽「ですねっ!」キラキラ
ことり「~~///」ボシュー
ことり(海未ちゃんと恋人同士になりました、と報告したところ)
ことり(μ'sのみんなは、驚きつつもあたたかく祝福してくれました)
ことり(ただ、あの日はすごく恥ずかしかったわけだし、あんまり掘り返さないでほしいなぁ…///)
海未「…なるほど、そんなことがあったんですか」
ことり「受け入れてくれるのは嬉しいけど、正直あれは勘弁してほしいよぉ…///」ヤンヤン
海未「…まぁ、そうですよね」
ことり「もう、ほんとに皆ってばもう///」ニヨニヨ
海未(とても勘弁してほしそうな顔ではないんですが…)
海未(まぁ、それを言うのも野暮というものでしょう)クス
ことり「…あれ、海未ちゃん??なに笑ってるの?」
海未「なんでもありませんよ?ことりが幸せそうなのが嬉しいだけです」ナデナデ
ことり「ちょっと海未ちゃん、ここ、まだ帰り道、だから///」
海未「あ、そうでしたね?すみません、ことり」
ことり「…それと」キュ
海未「??ことり?」
ことり「それと、海未ちゃんは、幸せじゃないの…?」ボソボソ
海未「…ばかですね?そんなことで不安になるなんて?ほら、さっさと行きますよ」グイ
ことり「あう、海未ちゃん待ってぇ」
海未「…わたしも、幸せに決まってるでしょう」
ことり「え?」
海未「ですが、それを表に出さないのは…」クル
海未「わたしが幸せな顔は、ことりだけに見てほしいからです」ニコリ
ことり「っ///」カァァ
ことり(この人は、よくもまぁ恥ずかしげもなく…///)
海未「さ、行きますよ」クル
スタスタ
ことり「あ」
ことり(なんだ、海未ちゃんも耳、真っ赤じゃん)クス
ことり「海未ちゃん」トトト
海未「なんですか?」
ことり「おそろい、だね」ニコニコ
海未「??はあ…?」
ことり「んーん、なんでもー」
海未「…まぁいいでしょう?それで、今日はどっちですか?」
ことり「この前は海未ちゃん家だったから…?今日はことりの家にお泊まり、だね」
海未「わかりました?…こうなってから、随分増えましたね、お泊まり」
ことり「うん、そうだねぇ…?今回で6回目、かな?」?
海未「はあ、もうそんなに…」
ことり「あ、そうそう?今日はお母さん帰ってこないから…?二人っきり、だね?…なんちゃっ「ことり」…て?」
海未「…余り冗談を言うものではありません?…その、本気にしてしまいますし…///」
ことり「…いい、もん?ことりはちゃんと本気だもん!///」
ことり「海未ちゃんは…どう…?///」ウル
海未「それ、は…///」ドキドキ
ことり「…///」
海未「」スーハー
海未「…では、不肖園田海未、全力で、本気でお応えします」キリ
ことり「~~///?はいっ?あの、待ってる、から///」
海未「では、また後ほど伺いますね」
ことり「えっと、うん、また後でね///」フリフリ
スタスタ
ことり「…ふー///」
ことり(これって、今日、ことりは海未ちゃんに…///)
ことり(いや、むしろちょっとSなことりが逆に海未ちゃんを…??ああもう!///)ブンブン
ことり(…お母さん、ことりの恥ずかしい出来事ランキングは、今日また更新されるみたいです)
ことり(そういえばお母さん、このところずっと挙動が不審だけど、どうしたんだろ?)
ことり(ねぇ海未ちゃん)
ことり(海未ちゃんは、ことりを)
ことり(どんな風に『抱いて』くれるの?)
ことり「…なんてね」クス
ことり(どんなあなたでも、ことりがちゃんと『抱き返して』みせるから)
ことり「ふふふ、まずは海未ちゃんを美味しいごはんでお出迎えですっ!」
タッタッタ…
抱き返す:『伝えられた愛に、愛で応える』
以上でおしまいです
読んでくださってありがとうございました
感想など頂けたら主に俺が喜びます
それから、高坂さんハブってすみませんでした
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