幻想郷に来た貴方が女の子と仲良くなる話2 (105)

※東方projectの二次創作安価スレです

※タイトル通りです

※前作が一応ありますが、今作とはストーリー上関係ありません。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1468064270

~1日目~


貴方はまどろみの中にいた。
穏やかな日差しと涼しく吹き抜ける風。二つの自然の相乗効果により、貴方は睡眠はより深い物となっている。
身体を大の字にしてあたかも誰も干渉しないかの様に貴方は寝息を立てていた。

「…し…し。もし…」

しかしながら、貴方のその睡眠は上から聞こえて来た声によって終わりを告げる。
パチリ、と目を覚ますと、普通ならば有り得ない光景がいくつか。

背中に感じるのは地面、それも舗装されていない。
顔に感じるのは風。窓からの一方的な物では無く全体に感じる。


そして上から覗き込むのは、恐らく貴方を眠りから起こした声の主であろう――――――

安価:↓1-5 多数決


1.角張った妙な帽子を被る女性。(拠点:人間の里)

2.桃色の髪をした和服の女性。(拠点:白玉楼)

3.ロングウェーブな髪型の女性。(拠点:命蓮寺)

3.ロングウェーブな髪型の女性。(命蓮寺スタート)


「もし、どうかされたのですか」

目の前の女性は心配そうに、かつ訝しげに貴方に語りかける。
貴方は数瞬、自身の状況が分からずに呆気に取られるが、すぐに違和感が確信に変わり慌てて飛び起きる。

「わっ。…あの、大丈夫?」

飛び起きた貴方に少々驚きつつ、眉を潜めて尋ねる女性に貴方はどもりながらも大丈夫である事を使える。
そしてキョロキョロと辺りを見渡し、現在の自分の立場を確認すると、明らかに自分が昨日寝ていたベッドの上では無かった。
そして分かることは、後ろに見えるは大きな寺の様な建物。そして目の前の女性は自分を不審な目で見ている。

これより、どういう訳か分からないけれども、ここに居ては良くないと貴方は結論に至る。

「あ、あの。本当に大丈夫ですか?」

慌ててお辞儀をしながら謝罪を述べた後、慌てて門だと思われる場所へと向かう。
酔っ払ってたのか夢遊病にかかったのか、と貴方は自身の寝場所に疑問を抱きつつも、慌ててそのまま寺の外へと出た。

しかし、門から出たものの目の前に映る光景は貴方が人生で見た事は無い。
そもそも自分の住む場所にこの様な立派な寺は存在していなかったはずだとようやく冷静に考える。

そして、冷静に考えて現在地が分からない事に気が付き、またも頭が混乱し始めてしまう。

「…あのぉ」

門の外で立ち尽くす貴方に、先ほどの女性が声をかけて来る。
貴方は恥の上塗りだと分かりつつも、此処は何処かと尋ねた。

「あ、命蓮寺ですよ。でも知らないって事は、参拝の方では無いですよね」

「そもそもどうして境内で寝てらしたんです?」

頬に手を当てながら小首を傾げて尋ねる女性。
みょうれんじ、と貴方は女性の前者の言葉を反復するが、それは聞いた事が無い名前だと認識する。
そして後者に至っては自分が聞きたい程である。が、どの様な理由にせよ余所の土地に勝手に上がり挙句寝ているのは通報物である。

貴方はそれを危惧し、聞き覚えはやはり無い事と、勝手に上がった事に謝罪をする。

「いえいえ、構いませんが、どうも貴方も状況が掴めて無いご様子」

「取りあえず上がりませんか?一先ず落ち着ける場所が欲しいでしょう?」

そう言って境内を差し、貴方を招き入れようとしている。
そこまでして頂くわけには、と断ろうと貴方はするが、遠慮しないでと貴方の背を押して誘導する女性。

先ほどまで警戒していた様子だったが、どうやら貴方が良からぬ事を考えている敵では無いと分かり、
逆に困ってる様子の貴方を手助けしてやりたいと言う親切心が出た模様。

貴方はそのままずるずると寺の中へと連れ込まれる事となった。

「粗茶ですが」

中へと案内され、座らせられた貴方は落ち着かない心持ちでお茶を出されていた。
ちゃぶ台の対面で座る女性は、何食わぬ顔で自分の分の茶を啜る。

「…ふう、さて、申し遅れましたね。私、命蓮寺の住職をやっております、聖白蓮と申します」

その若さで住職とは、と驚きつつ、貴方も自分の名を返す。

「ふむ、良い名前ですね。ハイカラ、な感じがします」

ハイカラ、の部分を少々ぎこちなく言う。
しかし特に普通の名前な筈だが、名前を褒められるのは悪くない気分の貴方だった。

「それでは、ご趣味は何をされてるんですか?」

まるで面接か、そうでなければお見合いの様な雰囲気のままに聖は話を続ける。
貴方は適当に普段している事について返事をする。

「まあ、そうなのですか!私は修行と、バイクを少々…」

貴方は再び衝撃を受ける。見た目や話し方以上にアクティブな住職らしい。

「それで、ご出身の方はどちらなんです?」

本当に面接かお見合いっぽくなってきているのに心の中で苦笑いしながら、貴方は返事をした。

「………成程」

しかし出身地を答えると、先ほどまでにこやかにしていた聖が真剣な顔で考えにふけていた。
何か自分は不味い事を言ってしまったのだろうか、とお茶の熱さのせいでは無い汗を掻く。

「済みません、少し考え事をしていましたが、これで分かりました」

先ほどとの和やかな雰囲気が一転して、若干ながら張り詰めた空気となる。
まさかやはり無断侵入でしょっ引かれてしまうのか、と冷や汗が増えてしまう。

「あ、いえ、別に貴方をどうこうしようとかではないです」

「ただ、貴方にとって少し驚く話になることを話しておきます」

「…ここは、貴方の居た世界ではありません」

「ここは幻想郷。忘れ去られた者が行きつく楽園…と、言われております」

あくまで真剣に、そして若干ながら哀れむような声で貴方に語りかける聖。
当然ながら、それを聞いた貴方はポカンと口を半開きで呆けてしまう。

「信じられない、と言うのは分かりますが、事実は事実です」

「証拠になるかは分かりませんが…」

言い切ると、聖は静かに体をふわりと浮かせる。
そして上下左右に、部屋の広さの制限のがあり大きくでは無いが、飛び回ってから着地する。

「人は空を飛べない。それは貴方の世界では常識ですが、此方では必ずしもそうでは無い」

「…取りあえずは、信じて頂けます?」

次は驚きでポカンと口を半開きにしている貴方に、優しめなトーンで話す。
その言葉にはっ、と気が付き、機械的に首を縦に振る。

「ですが!安心して下さい。帰れる方法はちゃあんとありますから」

パン、と手を叩くと、真剣な表情が一転、またも見る者を和ませる笑顔に戻る。
出身を聞かれてからこれまで張り詰めていた空気が拡散し、ようやく大きく息を吐ける。

「離れた所に巫女がいるのですが、彼女は外から来た世界の人…外来人なんて言ってますが、彼らを帰すことが出来ます」

「ちょっとひとっ飛び行って説明して来ますよ」

言うや否や、いそいそと外へと向かう準備をする聖。
彼女の言うひとっ飛びは比喩表現でも何でもなさそうだな、と的外れな事を貴方は考えている。

「十分もすれば戻ってきますから、それまでごゆっくりどうぞ」

もう一度笑顔を貴方に浮かべると、障子を開け廊下からそのまま飛び立って行ってしまう。
猛スピードで飛び立つ彼女を見送ると、手を付けて無かったお茶を啜り始めた。


言われた通りゆっくりしていると――――――

コンマ下1桁:直下


1~3.フードを被った女の子が部屋に入って来た。

4~6.水兵服を着た女の子が襖を覗いていた。

7~9.槍を持った女の子が聖を呼びながら歩いていた。

0.早くも聖が帰って来た。

0.早くも聖が帰って来た。


「…只今戻りました…」

十分と経たずに帰って来た聖の表情は、出発した時と真逆で非常に重い顔つきであった。
何かあったのか、と心配して貴方は事情を尋ねた。

「い、いえ、その。何と言いましょうか…」

目をキョロキョロさせて落ち着かない様子でいる聖。
その姿はさながら先ほどの寝起き直後の自分の様だと心の中で感想を抱く。

そして、その原因も何となく貴方は察知していた。

「…巫女が言うには、すぐには貴方を帰せないとのこと…です…」

やっぱりそれか、と貴方は予想が当たっていた事に少々衝撃を受けてしまう。
が、それ以上に沈んでいる聖を見て、寧ろ気にしていない事を言って励ましている状況だった。

「うう、あれだけ自信満々にしておきながらこの体たらく、情けないです…」

およよ、と嘆く彼女だったが、自分以上に落ち込むのを見るとどうにも居心地は良くない。
すぐにはと言うからには一生帰れない訳では無いし、何よりどこの馬の骨とも分からぬ自分にここまで良くしてくれるのは有り難い。
と、貴方は出来る限りの慰めを彼女に述べる。

「…そう言って頂けると、助かります」

貴方の必死のエールが功を為したのか、少しながら聖は復活した様子。

「しかし、この聖白蓮!外来とは言えども人も妖怪も見捨てません!」

「貴方は帰るまでの間、ここで暮らして頂きましょう!」

声のボリュームを上げて決意表明する聖。
貴方はそれを聞き、妖怪という不穏な単語はさて置いて、ここで暮らす、という事に驚きを抱く。

「ご安心を。此方には何人か住民は居ますので、寂しくは無いと思いますよ」

ならば尚更よそ者を招き入れるのには抵抗があるはずだと貴方は慌てながら言う。
しかし、相変わらず聖は折れない様子。

「すぐに帰れると言う希望を与えられ、それを奪われる辛さは非常に良く分かります」

「ならばその罪滅ぼしをしなければならない、と思うのです」

しみじみと語る聖だが、大袈裟過ぎでは無いかと少しだけ貴方は苦笑いになる。
しかしながら、ここを出たとして当てがあるかと言うと、全く無いのも事実。

それを考えた結果、もしよろしければ、と念頭に加え、その申し出を受け入れさせて頂くことにした。

「勿論。此方こそよろしくお願いしますね」

そう言うと、ようやく柔らかな表情を浮かべ直し、貴方に笑顔を向ける。
小一時間程で自分の境遇がここまで変化するとは、と、貴方はしみじみと感じていた。

「…あ、そうだ。こういう時は一言言って置かなくては」

ポン、と手を叩くと、聖は貴方に居直り、改めて一言告げる。







「ようこそ、幻想郷へ。私どもは歓迎いたします」






―――はい、お世話になります。





~序章・終~


聖:【知り合い】


※今後、数キャラは出す予定です。


今回はここまでとします。今後の展開も行き当たりで考えることになりますので、
ゆっくりな進行になると思いますがよろしくお願いします。

~1日目・続~


「まずは貴方が住む事をみんなに説明しなくてはなりませんね」

「集められるだけ集めて来ますから、もう少しここで待って居て下さいね」

聖は貴方に待つように言うと、パタパタと部屋から慌ただしく出て行く。
またも一人取り残されてしまったので、貴方は今更ながら自分の状況を整理することにした。

服はよく着ている普段着であり、財布や携帯電話、それに腕時計を身に付けていた。
今更ながら、昨日は遅くに家に帰って来て眠気の余りそのまま寝てしまったと思い出していた。

とは言え、異世界に来る理由も手段も分からずどうしてこうなってしまったのかはまるで分からない状況。


貴方が腕組みしながら考えていると――――――

安価:↓2


1.箒を持つ変な耳を付けた女の子が部屋に来た。

2.大声と共に目の前に妙なデザインの傘が現れた。

3.後ろから来た眼鏡をかけた女性が携帯を奪い取った。

2.大声と共に目の前に妙なデザインの傘が現れた。


「うらめしやー!」

変な言葉遣いと共に貴方の目の前に現れる妙なデザインをしている傘。
突然の大声と目の前に物体飛び出して来た二つの衝撃に、思わず声を上げて驚いてしまう。

「ようし。新参者程度、驚かせるには訳ないってことが証明出来たわ」

先ほどまで目の前の傘で見えなかったが、それを退けられると見えたのは満足な笑みを浮かべる一人の少女。

「おっと、突然驚かせたことには謝らないけれど、名乗らないのは失礼ね」

「私は多々良小傘と申します。貴方、今日から命蓮寺に住むのでしょう?」

謝罪はしない、と念頭に置きながら自己紹介をされる。どうやら聖との会話を聞かれていた様子。
突然の事で驚きはしたものの、子供の悪戯と分かると貴方は肩を竦めながら苦笑いで挨拶を返した。

「うん、よろしくー。でも私って別にここに住んでる訳じゃないんだけどね」

先ほどの傘をクルクルと回しながら彼女は語る。
貴方は命蓮寺に友達でもいるのかと質問をする。

「んー、まあここでは良くして貰ってるしね」

そう言う内に、小傘はペタンと座り込んで貴方に出された筈の茶を勝手に呑む。
結構自由な子だという感想を貴方は小傘に対して抱いていた。

「ねえねえ、これも脅かし脅かされの縁。仲良くしましょうよ」

スッ、と右手を差し出す小傘。
妙な縁だな、と思いながらも、仲良くしてくれるのなら此方こそとその手を握る。

「…なーんちゃって!」

貴方がその手を握ると小傘は嬉しそうな声を上げて勢いよく右肩を引っ込める。
しかし出された右手は貴方が握ったままであり、いわば小傘の右手がすっぽ抜けた状態にある。

予想外のネタに思わず貴方は今一度驚きの声を上げてしまう。

「やった、新ネタ成功ね。これで向こう10年は戦えるわー」

本物の右手を袖の中から出しつつ、きゃいきゃいと喜んでいる。
それにしても驚かせてはそのリアクションを見て馬鹿にするのでも無く、一人で喜ぶのは変な女の子だと貴方は疑問に持った。

「ん?まあ、生き甲斐だからね。悪戯に驚かしてる訳じゃないのよ」

貴方の疑問に答えになってるのかなってないのか微妙な答えを出す。
悪戯に悪戯をしていないとは、と貴方は矛盾に頭を捻らせた。

「それじゃ、改めて宜しくね。今度は仕掛けは無しだよ」

そう言うや否や、貴方の右手を握る小傘。
温もりがあるからして、今度は本物の手なのだろう。


ここでふと貴方は彼女に――――――

安価:↓2


1.仕返しとして握手する手を強く握った。

2.驚かせるのが生き甲斐とは何かと質問した。

3.傘のデザインについて尋ねた。

3.傘のデザインについて尋ねた。


「ん?傘がどうかしたの?」

自身の持つ傘について尋ねられ一旦握手を止めて視線を傘に向ける小傘。

彼女の持つ傘は色こそ紫色で地味目な物の、その傘には大きな一つ目と口の様な物が描かれており、
口のような絵からは付属品と言うべきか舌の様なものが飛び出ている。

貴方は、なんだか唐笠お化けみたいだね、とその傘についての感想を述べた。

「みたいな、じゃ無くてその物なんだけど!」

貴方の感想に対して頬を膨らませて怒る小傘。
怒り方が何だか可愛らしいなどと言う感想はさて置き、その物とはどういう意味かと貴方は質問を重ねる。

「あ…そっか。ごめんごめん言って無かったね」

「ええと、この私、多々良小傘は唐笠をやっております、はい」

右手でその傘を抱えつつ、左手でスカートを摘まんでお嬢様の様な挨拶をする。
唐笠をやる、と言う言葉の意味が分からない貴方に、小傘は言葉を続ける。

「あー、まあ外の世界じゃ姿形でイメージ付いちゃうから分からないのかなぁ。ま、いっか」

小傘は仕方ない、と言った表情を浮かべると、そのまま先ほどの聖の様にフワリと体を浮かせた。

「兎に角、そういう訳だから今後ともよろしくって所で。それじゃ驚かせられてスッキリしたし、またね」

そのままふわふわと風に揺られる様に飛び去って行く。
貴方は質問の答えの意味も分からないまま、この世界は飛ぶのは珍しく無いんだなと一人で納得していた。

「お待たせいたしました。準備できましたのでご案内致しますね」

自称唐笠お化けが帰った後で、聖が部屋へと帰って来る。
新人紹介の準備が出来た様なので貴方は彼女に着いていく。


「ああ、彼女は驚かせるだけで害はありませんから、警戒しなくても大丈夫ですよ」

貴方が先ほどの唐笠との出会いを説明すると、何とも無いかの様に聖は答えた。
答え方からすると、日常茶飯事なのだと貴方は理解する。
その様な話をしながら案内されたところは、少し広めの居間だった。

「それでは此方です、どうぞ」

案内された居間には大きめの机があり、出来たばかりであろう料理が並べられていた。
そして席には、既にここの住民と思われる女の子達が既に座っていた。

「丁度昼食にしようと思ってた所ですから、どうせなら一緒して頂いて貰って親睦を深めようと言う事で」

どうぞ遠慮なさらず、と付け加え、聖は貴方を空いている場所へと誘われる。
その見知らぬ女の子達が初めて見る貴方に会釈しているのを見る限り、どうやら貴方に関するある程度の説明はされている様子。
何も説明されないで急に男が来て、悲鳴を上げられずに済んで良かったと内心貴方はほっとしていた。


そんな貴方が座った場所は――――――

安価:↓2


1.頭に華の飾りを乗せた女の子の隣だった。

2.周りに靄を漂わせた女の子の隣だった。

3.セーラー服を着た女の子の隣だった。

3.セーラー服を着た女の子の隣だった。


「や、どーも」

貴方が隣に座るのを見ると、片手を軽く上げてフランクな挨拶をしてくる。
貴方も片手をあげて、ドーモ、と同じ様に返答する。

「事情は聞きましたよ。中々難儀なご様子で」

ご愁傷さまと付け加えるセーラー服の女の子は、その言葉を聞くに外来人で帰れない事は聞いている様子。
貴方は厄介になることと、自己紹介を兼ねて改めて挨拶をする。

「あ、これはどうも。村紗水蜜と申します。船長やってます」

唐笠に続き船長と、寺に関係ないバラバラな役職が出て来る事に貴方は少々困惑する。

「しかし貴方は運がいい。外来人とは言えども、ここならば外に出ない限りは安全よ」

ひらひらと手をプラつかせながら村紗は笑って言う。
しかし外に出ない限りは、とは不穏なフレーズである。

「と、さて。頂くとしましょうかね」

聖が頂きますの音頭を取るのを見て、村紗は一旦話を止める。
貴方もそれに習い、合掌。

こうするのは小学生以来かも知れないと一人思い出に馳せていた。

「やっぱりさ、肉とか食べたいと思う訳ですよ。男の子なら尚更そう思うでしょ」

食事を摂っていると再び隣の村紗が話しかけて来る。
その表情から出された料理に不満を覚えているのが見て取れる。

料理は所謂精進料理。肉は入っておらず、野菜や豆腐を中心としている。

「育ち盛りなら肉食べなきゃよ。だからここは一つ貴方が聖に言伝を宜しく頼みたいかな、と」

悪戯な笑みで貴方に頼みごとをする。
しかし貴方は初めて口にする精進料理に、これはこれで中々旨いと舌鼓を打っていた。

「むむ、これだから最近の若者は。昔に比べて根性が無くなったものよ。嘆かわしや」

笑みから一転してむすっとした表情で再び自分の料理に手を付け始める。

「…何ですか、寺勤めは肉食べたいと思っちゃいけないですか」

そんなに肉を食べたかったのかと指摘すると、ジト目で此方を睨まれてしまう。
ここは機嫌を取る為に、伝えとくだけ伝えておくと言って置くことにした。

「はは、よろしい。少しは新米の心得が分かって来たじゃないのよ」

その答えに満足したのか、再び表情は一転して笑顔となる。


その様な会話中、貴方は気になっていた――――――

安価:↓2


1.外に出ると危険とは、と質問した。

2.それ程戒律に厳しいのか、と質問した。

3.船長って何なのか、と質問した。

3.船長って何なのか、と質問した。


「おお、良い質問を。私、村紗水蜜は何を隠そう、これでも聖輦船と呼ばれる船の船長でございます」

頭を下げつつ、少々大袈裟なモーションを付けて挨拶をされる。
聖輦船、と貴方はオウム返しにその船と思わしき名前を反復する。
舟とはっきり言われたので、船長という名前の別の意味合いの役職である可能性は消える。

「おや、今一つピンと来ないご様子で。ま、それも仕方ありませんか」

「私が操舵致しますは、水上のみで動くそれにあらず」

「それはまさしく、寶船…なんて言って、ご想像つきましょうかねえ」

何やら意味深に、そして演技っぽくその船について語られる。
寶船、とまたもオウム返しに単語を反復する貴方に、村紗はこれまた意味深な笑みを浮かべる。

「分からないだろうけど、もし貴方が長居するなら、運が良ければ見れるかも知れない舟よ」

「その機会があれば是非とも貴方の反応を楽しみにさせて頂きましょう」

村紗はそう言い切ると、料理の最後の一口をぱくりと口に含む。
そして船長について気になっている貴方を尻目に、食器を片付けに行ってしまう。

結局殆どが分からないまま、彼女に続いて貴方も幻想郷初めての食事を終える事となった。

短くて済みませんが、今回はここまでします。

食事を終えると、居間に集まっていた面子は各々で行動を始める。
話に寄れば僧としての修行でお経を唱えたり掃除したりしているとの事。
周りからは凛とした表情で修行に向かう者、面倒臭そうに歩き始める者と様々な態度の住民が見て取れた。

さて、このまま一人居間に取り残されては些か居心地も悪いと貴方は考える。
これからどれ位の期間になるかは分からないが、その間は居候させていただく身。

手伝いなり寺のしきたりに従うなりするのが筋だろうと考えた貴方は、バラつき始めた住人に話しかけることにした。


貴方が話しかけた相手は――――――

安価:↓2


1.犬の様な耳を頭に付けた女の子だった。

2.眼鏡をかけている、髪留めをした女性だった。

3.丸い耳と長い尻尾の様な物を付けた女の子だった。

3.丸い耳と長い尻尾の様な物を付けた女の子だった。


「ん…何だ、何か用かい」

貴方が話しかけると、話しかけられた女の子は露骨に面倒臭そうな表情で貴方に振り向く。
明らかに歓迎されては居ないと分かるが、それも仕方の無い事だと割り切る。
しかしだからと交流を諦める訳には行かないので、貴方は自己紹介と、何か手伝えることは無いかと質問した。

「私も名乗れという訳かな。一応教えておくけど、ナズーリンと言う」

「それと、厚意は受け取っておくが生憎と手伝えることは無いよ。別に意地悪で言ってるわけでは無いさ」

片手をひらつかせて貴方の手伝いを拒否し、言葉を続ける。

「人間には少し辛いだろうしね。大人しく聖にでもくっ付いてるといいさ」

そう言い放つと、再び何処かへと向かって歩き出すナズーリン。
しかし貴方には、人間には、という言葉が引っ掛かる。
聖の言っていた妖怪と言う単語や、自称唐笠お化けに出会い、更に今の言葉で疑問は膨らむ一方であった。

「…ああ、何だ。まだ誰も此処について君に詳しい話はして無かったんだね」

やれやれと大袈裟なポーズを取りつつ、ここでようやくナズーリンは貴方と面と向かって話をする。
すると、先ほどまで小さな子供にしか見えていなかった彼女が、酷く禍々しい物に映って見える。

「君の来た幻想郷は、魑魅魍魎が闊歩する妖怪にとっての『楽園』」

「そして命蓮寺は妖怪の信仰する寺。君はそんな場所でこれから暮らすと言う訳なんだよ」

貴方はその言葉に本日何回目か、呆気に取られてしまう。
しかし同時に、異世界だからこう言う事もあるかと納得もしていた。

「ふん。つまらないな、もっと驚いて欲しいものだったよ」

先ほどまで彼女を覆っていたかに見えた禍々しさが消えると、片目を瞑りつつ貴方のリアクションにぼやいている。

「まあ君から何かしない限りここの住民は危害を加えない…かもしれないし、安心しなよ」

はっきりと断定はしない様だ。
若干のこれからの暮らしに不安を覚えつつ、改めてこれから宜しくと挨拶をする。

「ん、よろしく。まあ、もし機会があれば何か手伝って貰う事にするよ」

先ほどから持っている棒の様な道具を軽く振りながら挨拶を返される。

貴方はここで、もう一つ気になっていた事を尋ねようとする。

「まだ何かあるのかな?私も暇だけど暇じゃないんだ」

その場で矛盾した事を言うナズーリンに納得いかない謝罪をしつつ、質問する。


それは――――――

安価↓:2


1.妖怪は皆女の子なのか。

2.その長い棒は何なのか。

3.その鼠はペットなのか。

2.その長い棒は何なのか。


「仕事道具さ。ダウジングって名前は知ってるだろう?」

ずい、と貴方の目の前に差し出すと、自慢げにその棒について説明を始める。
ダウジングと言う言葉と、その意味は知っている。

「外の世界のインチキな代物じゃない、本物さ」

何故だか偉ぶって話されるが、貴方には特に何の変哲も無いような物に見えている。

「はは、一般人には分からないだろうがね。これはいいものだ」

ピン、と指で弾いて反響音を出しているが、貴方には一般人故どう良い物かは分からない。
それよりも肝心の道具による成果はあるのかが気になるところ。

「…まあ、焦っても仕方ない事はあるんだよ」

乾いた笑いでぼやかすが、成程どうやら成果は余りよろしくないとのこと。

「道具にばかり頼るのも良くないと言うことだ。現代っ子の君には身に染みる言葉だろう」

貴方の哀れむ視線を感じてか、唐突に教訓を話される。
とは言え貴方の反応には目もくれず、ナズーリンは一人でうんうんと頷いて納得した表情をする。
そして振り返ると、別れの言葉を告げるでも無く、何処かへと飛び去ってしまった。

それから暫く、修行の様子を見学したり、知り合った人、改め妖怪と話をしている内に、
早くも日が暮れてきてしまう。

夕食時になると、貴方も食器を出したりご飯をよそったりと簡単な手伝いをする。
昼食時よりも一人分多く用意することになったが、それが誰かは分からない。
しかし異世界に居る以上こういった怪奇現象にも慣れなければと貴方は考え、特に気にしないことにした。

夕食後はそのまま貴方の宛がわれた部屋へと戻り、小休止を取る。
部屋は純和風な造りであり、畳の感触や木造建築の独特の香りが、それに慣れ親しんで居ない筈の貴方の心を落ち着かせる。
やはり日本人なのだと言う実感を、まさか日本以外でするとは思わなかったと考えていた。


そんな考えに更けている貴方の部屋に――――――

安価↓:2


1.聖が訪ねて来た。

2.障子の陰に巨大な生物が見えた。

3.いつの間にか見知らぬ女の子が居た。

3.いつの間にか見知らぬ女の子が居た。


「ふむ、外の世界はこんな物を持ち歩く習慣があるのねえ」

貴方が部屋に入ってゆっくりしていた筈だが、ふと気が付くとゴロンと転がりながら
貴方の持って来ていた携帯を弄る女の子がそこにはいた。
一体いつの間に来ていたのかと驚きながら尋ねて見る。

「さっきかしら。よく分からないけど。ところで、携帯って誰でも持ってるのかなあ」

貴方の質問にはなあなあで答え、手慣れたかのように指でスライドさせて遊ぶ。
更に逆質問をされたので、貴方なりに答えおく。

「皆持ってる、ねえ。でも電話越しよりやっぱり直接会う方が素敵じゃない?」

実にロマンスな台詞を言われてしまい、確かにと貴方は女の子に同意する。

「そうそう。だから貴方にはこんなものはいらないの」

そう言って懐に仕舞い込もうとする女の子。
やんわりと断りつつ、奪われた携帯を奪い返す。

「ああん。泥棒。ひったくり。痴漢」

完全に冤罪な罪状をを並び立てられ、がくりと力が抜けてしまう。
その隙にまたも携帯を盗られ、再び弄り回すのに専念される。

貴方に取って別に今は必要ないので、取りあえずはそのまま女の子の手に渡らせておくことにしていた。

「おー、成程。これは面白いね」

その後、携帯に入っていたゲームを女の子にやらせており、すっかり夢中になっている様子。
今更ながら冤罪に持ち込まれる所だった女の子の名を知らず、ゲーム中ながらそれを尋ねた。

「もう、失礼な人ね。晩御飯だってご一緒しましたのに」

怒っている口調ではあるが、ゲームが上手く行っているのか表情は笑顔だ。
貴方は申し訳ないと謝罪はしつつ、改めて名前を尋ねる。

「古明地こいしと申します。あ、駄目、いやん」

自己紹介が終えると同時に、気の抜ける声を上げて困った表情をする女の子こと、こいし。
画面を覗き見るにゲームオーバーになってしまったらしい。
これから宜しくと言いつつ、貴方は携帯を再びポケットへと仕舞った。

「うんよろしくー。外来人なら頑張って生き残るのよ」

全く同じ表情のままに物騒な事を言われてしまう。

「後ろからブスリーされたり頭からガブーされない為に、出来るだけ媚を売ることをおすすめするわ」

ブスリもガブもされたくない貴方としては、この忠告を身に刻んでおくことにする。


そんな会話をしているうちに、貴方は彼女に――――――

安価↓:2


1.寺の僧なのか尋ねた。

2.携帯について尋ねた。

3.早速媚を売ってみた。

3.早速媚を売ってみた。


「あら、早速実践するの?どうぞどうぞ」

彼女のアドバイス通り、恐らくは妖怪であろうこいしに早速実践をすると申し出ると、快く受け取ってくれる様だ。

「お茶淹れて来てー、お茶菓子欲しいー、もう一回携帯貸してー」

自分のして欲しい事を言いつつ、握った拳の小指から順に指を開いていく。
貴方は仰せのままにと一言述べ、お茶と菓子の在処を住民に尋ねつつ用意し、携帯を貸してあげる。
親戚の子供が訪ねて来たかの様な我儘っぷりだが、妖怪の頼み事だと思うと逆に微笑ましく思えている。

「よきにはからえー。なんちゃって」

何やら貴方の奉仕が気に召した様子で笑顔を浮かべるこいし。
とは言えども、ほとんど笑顔なのでどれほど満足しているかは不明ではある。

「ああ、楽しかった。それじゃお腹も膨れたし、帰るねー」

ポイと貴方の携帯を投げ渡すと、大きく伸びをして帰る旨を伝える。

「それじゃあまた来るね。今度忘れたら怒っちゃうから」

そう言って貴方の隣をすり抜けると、その瞬間に足音が消える。

ふと後ろを何となく振り返ると、やはりそこには何も無い。
いつの間にか握っていた携帯を見ると、かなり多くの電池が減っている。
机には空の湯呑みとお茶請けの器があるが、誰か食べていたのだろうかと不思議に考えていた。


兎にも角にも、一日通して衝撃の連続だった貴方は既に疲労困憊状態。
押し入れには有り難くも寝具一式が用意されており、ここに住まわせて頂くことに感謝しつつ、
布団を敷き終わればそのまま倒れこむ様に深い夢の中へと入りこんでいった。

~1日目・終~


聖:【知り合い】
村紗:【知り合い】
小傘:【知り合い】
ナズーリン:【知り合い】
こいし:【知り合い】


今回はここまでとします。

~2日目~


貴方は目を覚ました。
外から聞こえてくる小鳥の囀りが心地よく貴方の意識を覚醒させる。

ムクリと起き上がってから取りあえず居間に向かおうとするが、
まだどことなくぼーっとしている貴方は此処を自分の家と勘違いしてしまい、見えてる筈のちゃぶ台に足をぶつけてしまう。

痛みで悶絶していると、貴方はここでようやく自分の置かれた状況を改めて把握することが出来た。

幻想郷に来た。見知らぬ世界に来た。

今一度落ち着いて考えると、自分がとんでもない所に来たのだと思い知らされてしまうのだった。


そんな貴方は――――――

安価:↓2


1.取りあえず外に出てみた。

2.顔を洗おうと思った。

3.部屋で待機することにした。

2.顔を洗おうと思った。


兎にも角にも習慣として顔を洗わなければ落ち着かない。
そう考えた貴方は、布団を畳んで押し入れに仕舞い込み洗面所を求めて散策に出ることにした。

しかし部屋から出たは良いが、肝心の洗面所の場所が分からない。
場所を聞こうにも誰がどこで何をしているかも想像つかない。
仕方がないので失礼にあたるかも知れないが、貴方は水を求めて散策することにした。

命蓮寺は外見も中々に立派であるが、中の構造もやはり中々に広い物である。
洗面所は無いか、運が良ければ誰かと出会わないかと探しながら貴方は散策を続けていた。


すると――――――

コンマ下一桁:直下


1-5.何事も無く洗面所に辿り着いた(村紗)

6-0.曲がり角で首飾りを付けた女性とぶつかった。(新キャラ)

6-0.曲がり角で首飾りを付けた女性とぶつかった。(新キャラ)


「わわっ、と」

キョロキョロと洗面所を探しながら歩き回っていたせいか、
さほど注意せずに歩いていた貴方は曲がり角で女の子と軽くだがぶつかってしまう。

回避し辛い接触事故ではあったが、ぶつかってしまったからには貴方はすぐに謝罪をした。

「あ、いや。大丈夫。こちらこそ申し訳ないです」

貴方が謝るのを見ると、ぶつかってしまった女の子もペコリと頭を下げつつ謝罪する。

「ところで、寺の散策でもしてるんですか?…こんなところまで?」

訝しげな表情で貴方を見る女の子だが、「こんなところ」とはどういうことかと貴方はキョトンとする。

「此方からはほとんど寝室しかありませんが…まさかよからぬ事を…」

寝室、という単語と女の子の視線が厳しくなるのを感じ取った貴方は、慌てて洗面所を探していただけと弁解する。
身振り手振りで大袈裟なジェスチャーをしながら早口で弁解していると、その女の子は突如吹き出す。

「ぷっ、あ、はは。いや、分かってますよ。そんなことだろうと思ってましたよ」

女の子が笑うのを見て、からかわれてしまったと貴方は気付く。

「まあ、どうか怒らずに。お詫びに水場まで案内しますから。ね?はい、回れー右」

女の子は貴方を回れ右させると、先陣を切って歩き出したので、貴方はそれに随伴して行った。

「ああ、私は雲居一輪。こうして話すのは初めてだし、念のためにね」

ゆるゆると歩きながら貴方に自己紹介する、先の女の子は雲居一輪。
貴方も改めて名乗るが、流石に外来人の男という存在はインパクトが強いのか既に名前は覚えていた様子。

「それで、どう?昨晩はよく寝られました?」

ただ歩いているのも何なので。と、雑談を交えながら洗面所へと向かう。

「快適だったと。へぇ…中々肝が据わってるんですねえ」

「だって普通はどうしよう、とか、怖い、とか思うでしょう?」

貴方が快眠したという話を聞き、感心したような呆れた様な口調で言う一輪。
確かに突然単身異世界に来た、とか、妖怪が居る寺に世話になる。と聞けば、身震いする話だろう。
しかし、どこの馬の骨とも分からない自分を保護してくれ、厄介者と排斥しない事に貴方は非常に恩を感じていた。

「まあ、聖様に拾われたのは運が良かったとしか言えませんからね」

そう言いつつ、少々困った表情を浮かべる一輪。
やはり、見知らぬ男性を居候にするのは余り体裁は宜しく無いのかもしれない。と、貴方は考える。

「ああいえ、貴方がどうとかじゃなくて、ペットを拾う感覚で面倒を見る、なんて言うのは如何なものかと思いまして」

貴方の少し困った顔を見て悟ったのか、フォローに入る一輪。
しかしそれは確かに的確で、いきなり女性ばかり住む寺に居候はどうだろうかと今更ながら貴方も実感した。


そんな貴方は彼女に――――――

安価↓:2


1.今日は靄は無いのか、と尋ねた。

2.自分にできることは無いか、と尋ねた。

3.今日はフードを被らないのか、と尋ねた。

1.今日は靄は無いのか、と尋ねた。


「ああ、雲山の事ね。居ますよ」

雲山、とは貴方の耳に聞き慣れない言葉であるが、恐らくは昨日から気になっていた靄の正体だろう。
そう思った貴方はキョロキョロと辺りを見渡してみるが、どこにもいる気配はない。

そう思って再び一輪に尋ねようと思い彼女を見ると、何時の間にか彼女の周りには目で確認できるほどの靄。
と言うよりも、雲が出来上がっていた。

「この子は雲山。今風に言うと、私のパートナー、てとこですかね」

彼女が言い切ると、その雲にはくっきりと人の顔の造形が浮かび上がっていた。
容姿で言うと、おじさん、或いはおじいさん、と言った風だと貴方は考える。

「……」

貴方はそのパートナーに挨拶をするも、彼は何も言わずにただ貴方を見るだけ。
そして暫くすると、再びゆるやかに顔から雲へ、そして靄へ、そして消えてしまった。
自分は何か不味い事をしたか、と心配して一輪に尋ねる。

「気にしなくていいですよ。誰にもこんなもんだし」

あっけらかんと言うと、そのまま再び貴方の前を歩きだしてしまう。
彼女自身も当然と言う様に気にしてない所を見ると、こんなもんはこんなもんなのだろう。

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