1048

「ふーんふーん」

D「……なんだこのお嬢ちゃん……熊の耳か？これ……」

「あ、こんにちわー♪」

D「お？おう、こんにちは。どうしたんだこんなところで。迷っちまったのか？」

「んーん、お散歩してたのー」

D(……こんな小さな子供が迷い込めるようなとこじゃねえぞ、ここ。つまりこの子が……)

『おう聞こえるか』

D「うお！？」

「どしたのー？」

D「い、いやなんでもないよお嬢さん……おい、そのこえはブライト博士か？」

ブライト『そうだ。お前の服につけた発信機兼高性能無線機で会話してるぞ』

D「プライベートもクソもねぇな……で、一人子供を見つけたんだけど」

ブライト『……おお、そいつはSCP1048だぞ、やるじゃねえか。Keterクラスのバケモンだぞ』

D「けて……？」

ブライト『すげー危険なやつってこと』

D「……このクマ耳の女の子がか」

1048「んー？」

ブライト『scp1048ビルダー・ベアは本来ならテディベアの見かけをした自律行動する物体なんだが、今回見つけたSCPランマのせいで萌えな女の子になってるみたいだな、でも危険だから油断すんなよ』

D「らんま……？萌え……？てか、この子のどこが危険なんだよ」

ブライト「そいつは最初安全だとされてたんだけどな、或る日突然姿を消して、次現れた時は人間の耳で作られたテディベアを引き連れて歩いてた」

D「」

ブライト『また次発見された時は内部にまだ生まれてもいない幼児を詰め込んでたテディベアだった。それと同時に妊娠してたうちの職員が大変なことになってた』

D「……」

ブライト『まぁそういうわけだけど、頑張ってな』

D「ふざきんな！！！！」

1048「おにーさんあそぼー♪」

D「イヤイヤイヤイヤイヤイヤ無理無理無理無理無理無理」

1048「えー、どうしてー？」

D(こんな外見でそんなエグいことしてるってか！？あ、今は変化してるのか。どっちにしろ嫌だわ！！！)