モバP「熊本弁がわからなくなった」 (42)
モバP(以下P)(俺の名前はP。大型芸能プロダクション、346プロでアイドルのプロデューサーをやっている者だ)
P(『神崎蘭子』。俺が担当しているアイドルのうちの1人)
P(熊本出身の14歳。作りこまれた独特の世界観と、それがほつれて等身大の少女の顔が覗く瞬間のギャップが大きな魅力なのだが……)
蘭子「天駆ける翼、闇にたなびく一輪のカサブランカ…。運命の車輪が再び回り始める……」ゴゴゴゴ
P「お、おう…」
P(最近世界観のテイストが変わったというか作りこみが固くなったというか、とにかく最近素の状態の蘭子を見ていないような気がするんだよなあ)
P(それに…)
蘭子「我が友、ヴァルハラの同胞たち、Surmonter les de'fisそしてobligations…今ここにジェリコの喇叭を鳴らそうぞ」スッ
P「せ、せやな。今日も1日頑張ろう」
P(最近は熊本弁も文脈判断でしか分からなくなってきている)
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小梅「蘭子ちゃん…朝から小粋なジョークだね…」
飛鳥「原罪の果実は永遠の甘い予感の中で朽ち果てることを知らない…そういうことか。フッ…やはり蘭子には叶わないね…」フッ
P(こいつらに至っては何が言いたいのか皆目見当つかねーよ!!いったいどんな会話してるんだ)
蘭子「ククク、カトレアの申し子らに永久の祝福を」テレテレ
P「…」
P(会話成立してんのかい!!俺だけ蚊帳の外??これは…)
P「…ちょっとマズイな」
蘭子「?」
蘭子「太古の種子…完全なる永久…因果律、そして星」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
蘭子「グエルフとギベッリーニの相克…9つのファンネルを貫くコミュートス…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
蘭子「ここは煉獄の1丁目…ルチフェルが守る凍てつく都…」シーン
蘭子「…我が名はブリュンヒルデ!饗宴に集いし大地の子らよ!すべての希望を捨てよ!!」バーン!!!
\キャーランコサマー/ \ブリュンヒルデー/ \ワタシノチヲスッテー/ \イグウウウウウ/ \キャーキャー/
蘭子「ククク、生贄の羊らの悲鳴が耳に心地よい…」
蘭子「それではフレジェトンタの試練!『-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律』!!」ミュージックスタート!
\キャアアアアアアアァァァアァァアアアアランコサマアアアアアアアアアアン゛アアァァァァッァァアアアア!!!!!/
P「…」
P(俺たちは今とあるイベントに来ている)
P(ステージの上では蘭子が歌い、相当に盛り上がっているのだが…)
P「蘭子のファンがローティーンの女の子ばかりなんだよなあ…」
P(以前までは大きいお友達♂がメイン層だったのに、今では若い女の子だらけだ)
P(ファン層の入れ替えはちょうど俺が熊本弁を理解できなくなってきた頃から始まっていた…)
P「俺自身野郎のファン向けのプロデュースをしてきたつもりなんだがな…」
\キャーーーブリュンヒルデー!!ワタシノバージンウバッテエエエエーーーー!!!!/
P「蘭子ォ…、俺のプロデュースが不満なのか…?」
P「先輩に相談しよう」
P「先輩ィ聞いて下さいよォ~蘭子のやつがア~」ヒック
765P「おいおい飲み過ぎだぞ…すみません!お冷下さい!」
P「水なんて飲んでる場合ちゃいますよ!!ビール!ビール!」ヒック
765P「少し落ち着けって…。まあでも気持ちは分かるよ。俺も同じような悩みを持つ時はあった」
P「天下の765P様がァ?下手な慰めはいらんのですよ!」ウーヒック
765P「…千早がな」
P「…?」
765P「千早は才能がある子だから…。いつか俺の下から飛び立ってしまうかもしれないって、ずっと怖かったんだ」
P「でも、千早ちゃんって…」
765P「ああ。今でも765プロにいるよ。むしろうちの事務所でも1、2を争うレベルで765プロが大好きな子だ」
P「…」
765P「だからいつか『私の原点はここだから』って言ってくれた時、本当に嬉しかったんだ。あの一言でずっと怖がっていた自分が救われた」
P「千早ちゃんは、どうしてそういう風になれたんですか…?」
765P「それはもちろん765プロの団結の力…、と言いたいところだけどそれだけじゃないだろうな」
765P「一番の理由は、千早がアイドルだからだ」
P「?」
765P「アイドルってのは自分の才能を活かすだけではなく、色々な仕事をやるだろ?そんな状況では自分の無力さを思い知ることになる。
千早も歌ばかりではなくバラエティもやらせることで、仲間との連帯や事務所の繋がりの重要さを学ばせたのさ」
P「おお…」
765P「だからお前も蘭子ちゃんにバラエティの仕事をやらせてみてはどうだ?なんてな」
P「…」
765P「どうした?」
P「そ…」
P「それだァ!!」ガシャーン
765P「うわなんだいきなり」
P「先輩!いえ師匠!今日はありがとうございました!!俺今から会社に戻ります!!」
765P「今から!?」
P「ヨッシャー!!企画書書くぞおおおうおおお!!!」バタバタ
765P「…」
765P「若いっていいねえ…。大将!おあいそ!」チリンチリーン
大将「…お前さんたち、エゴだよそれは」
P「蘭子ォ!仕事だア!!」バーン
蘭子「シェリダンの嘲笑、雷鳴は祝福の果実に突き刺さる…」ククク
P「ん?とにかく仕事だぞ蘭子ォ!バラエティーの時間だぜ!!」
蘭子「むぅ」
P(昨日先輩に相談して良かったぜ!確かにバラエティにはアイドルとしての幅を広げる効果もあるのだろうがそれだけではない…。
バラエティという蘭子にとって完全にアウェーなフィールドに放り込んでストレスをかければ、いつもの中二病鉄面皮もはがれて素の状態をさらけ出すだろう…)
P(蘭子ォ…俺のプロデュースはまだまだ終わらんぞ!ギャップ萌えは基本中の基本!それを捨てるなんてとんでもない!)
P「なんだバラエティーは不満か?」
蘭子「そうではない」
P「ん…?まあとにかく今日はバラエティの日だから。さっそく収録現場に移動しよう。俺は車を出してくるから」ソソクサ
蘭子「ブロツキーは堕ちたか。我がゾフィアは有機体、いつまでもは待てぬ」
蘭子「…」
蘭子「我が友、言霊を失ったのか…」
司会者「芸能人格付けチェックうウウゥー!!!」
P(バラエティと言えば…そう!芸能人格付けチェック!!)
司会者「只今より、皆様方には格付けチェックの方を受けて頂きます。
勿論、トップアイドルの皆様には赤子の手を捻るような簡単な問題ばかり用意しておりますので心配ないと思われますが…もし不正解だった場合は(ニヤリ」
司会者「それ相応の対応をさせていただくのでそのつもりで」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
P(いくら大仰なしゃべり方をしていても、蘭子は所詮熊本とかいうド田舎出身の小娘よ…。匠の技を見抜くことなどできぬ!!)
司会者「さっそく参りましょう!まずは味覚チェエエエック!!あすらん小梅チーム代表はブリュンヒルデ神崎蘭子ちゃん!
はたして魔王は最高級三ツ星ステーキと近所のスーパーで買ったオージービーフを見分けることができるのか!!!」
P(さあ蘭子ォ…魔王の仮面を脱いで、14歳の小娘をさらけ出せ!!)ドドドドドドドドドドドド
蘭子「…」モグモグ
蘭子「…シヴァの聖蹟ははじまりの福音にて刻まれる」
飛鳥「Aだって」
【Aの部屋】
黒川千秋「…」
櫻井桃華「…」
GACKT「…」
神崎蘭子「…」
P(アイエエエエ!ランコ!?ランコナンデ!?)
司会者「さあ最終問題の1流の盆栽見分け対決!正解はBの部屋!GACKTさんと神崎蘭子さん、全問正解です!」
GACKT「きみ、なかなかやるね」
蘭子「月光蝶は黄金の枝に翅の安息を見出すもの…。闇の歌い手よ、そなたにもウンディーネの加護があらんことを」フッ
P(魔王を演じていると感覚まで高貴になるのか…)
P(クッソ…次だ!)
P(蘭子はホラーが苦手だったはず)
P(というわけで今日は小梅の番組で心霊ロケだ!俺はロケバスからモニター観戦と洒落込ませてもらうぜェ…)
P(さあ蘭子ォ…、魔法の時間はお終いだァ…か弱い少女の姿にもどり全国のS野郎の股間を慰めろォ…!)ビンビン
小梅「…今日は、同じ事務所の神崎蘭子ちゃん…あと輿水幸子ちゃんと一緒に…廃病院に来ています」
小梅「この病院はね…すごく“出る”って、あっちの世界でも…有名なんだよ…!」テカテカ
幸子「やめて下さいよそういうこと言うの!…というかあっちの世界ってなんですか!?」
小梅「あっちは…あの子の―
幸子「嘘ですやっぱり聞きたくありません!」
蘭子「異形の者達の吐息が闇に溶けている。ジュデッカの封印は爪の使者たちによって暴かれた…」
幸子「意味深なこと言わないで下さい!というか蘭子さんもそっちサイドなんですか!?」
小梅「あっ…幸子ちゃんの…、あっでもそういうの、聞きたく…ないんだよね?」
幸子「なんですか?ボクに何が起きたんですか?ねえちょっと!」
小梅「えへへ…///」
P(一方その頃俺はロケバスの中でのびていた)
P(バスは現場の近くに止めていたわけで必然的に心霊スポットのど真ん中ということになり…)
P(いやこの話はやめておこう)
P(とにかく今回のロケでも蘭子は魔王然とした態度を崩さなったらしい。ビビッていたのは輿水幸子ちゃんだけであり、
番組MCの小梅とビビリさっちゃんの影で蘭子はまったくといいほど目立たなかったのだ)
P(魔王の演技はビビリすらも超越していくのか…もはや演技なんてレベルちゃうやん!)
P(蘭子め…バラエティ路線にとことんまで歯向かうつもりだな…)
P(こうなったら仕方がない…あまりやりたくなかったが最後の手段だ)
司会者「夏だ!水着だ!女だらけの水泳大かァァァァァァァァい!!!!」ドンドンパフパフー
\ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!/
P(ポロリだあああアアアァァァアアア!!!!!!!!!)
P(水着そしてポロリ!エロス&ハプニング!これぞバラエティの始祖にして王道中の王道!)
スタッフ「あの…」
P(さすがに乳を晒すとなればあのキャラ作りも引っ込むだろうさァ…。豊かな双丘と共にオトメの純情も衆目に晒しやがれ蘭子オオオオオオ!)グヘヘヘヘヘ
P(“あまりやりたくなかった”と言ったな、あれは嘘だ)ゲーヘッヘッヘ
スタッフ「あの!」
P「グッヘッヘ!アッはいなんでしょう」
スタッフ「346プロの方ですよね?蘭子ちゃんがまだ来てないんですけど」
P「おっかしいな…。今日ここまでは一緒に来たんですけどね」
P「まだ楽屋かな?ちょっと見てきます」
P「蘭子ー、入るぞー」コンコンガチャ
蘭子「…」
P「なんだちゃんともう水着に着替えているじゃないか」
蘭子「…」
P「ほら、そろそろ出番だ。早くいくぞ」
蘭子「我が友…、真実と世界の理は原子核に燃えるプロメテウスの炎によってのみ極められるのだぞ…」
P「…はあ」
P「いい機会だ、はっきりと言っておく。蘭子、コミュニケーションを舐めるな」
P(本当にいい機会かもな…。かわいそうだが、ここで厳しくと言わないともう伝わらないのだろう)
P「俺はお前のプロデューサーだ。仕事上でのパートナーなんだ。ふざけてないでちゃんと分かるように話せ」
蘭子「…!」
P「今まではお前がまだ14歳の子供だから我慢してきたが、そろそろ限界だ。お前のその熊本弁な、ほとんど伝わってないんだよ。
俺じゃなくても伝わらない。ただの自己満足なんだよ」
蘭子「…」ジワッ
P「客の前でカッコつけるのはいい。だがな、裏方である俺の前でもそれをやる必要はないだろう。
さっきも言ったが、俺とお前は仕事上の関係だ。ちゃんとコミュニケーションを取る必要があるんだ。正しい日本語を使え」
蘭子「…」ブワッ
P「その上で聞くが、なぜプールにこなかったんだ。着替えたら上で集合と言ったはずだ。
何か言い分があるなら聞いてやる。正 し い 日 本 語 で言うならな」
蘭子「…」グシッグシッ
蘭子「…プロデューサー、その…」
P「なんだ」ズイ
蘭子「ヒッ…」
P「怒らないから、はっきりと言ってみろ」
蘭子「その…本当に、この仕事やらないと―
P「当然だ」
蘭子「ヒッ…」ブワッ
P「この前も言っただろう。バラエティもアイドルには必要だって。そのくらい分かるだろう?」
蘭子「…」
P「この仕事をやるか、アイドルをやめるか。2つに1つだ。早く選べ」
蘭子「…」
蘭子「…」
蘭子「…分かりました。この仕事、やります」
P「分かった。なら早くい―
美城常務「その必要はない」ドアバーン
P「!!」
蘭子「!!」
P「常務、なぜこんな―
常務「神崎くん、下で車が待っている。寮まで送るので早く行きたまえ。荷物は私が責任を持って送り届ける」バスタオルファサー
蘭子「で、でも…」
P「そうですよ常務!いくらあなたでも―
常務「14歳の少女にこんな仕事をやらせる馬鹿があるか」
P「あっ…」
常務「あとで私の部屋に出頭したまえ。君には大事な話がある」ジロッ
P「」
P「大将!ビール!」ヒック
765P「気持ちは分かるけどさ、お前飲み過ぎだって」
P「俺は蘭子の魅力を引き出していただけなのに…なんで謹慎なんだ…なんで蘭子のプロデューサーを外されなきゃいけないんだアアうわあああ」ヒック
765P「そらお前、中学生にポロリさせようとしちゃそうなるよ…」
P「ヴヴァアアアアアアアアなんでだああああああ……」
765P「もう落ち着けって…」
大将「…どうぞ」ゴトリ
P「これはビールと…スタドリ?」
大将「それは俺のおごりだ」スパー
P「大将…」
大将「自分のプロデュースから外れているから、いつか自分の元から去っていってしまうのが怖いから、だから類型的なプロデュースを施して型にはめる…。
お前さんたち、それはエゴというものだよ」
765P「…なんですかいきなり」
P「そうだ!男同士の間に入るな!」
大将「まあまあ…騙されたと思ってこの老いぼれの話を聞きなされ」
大将「俺は今エゴと言ったが、それが悪いことではない。むしろいいことだ。何故なら愛情もまたエゴだからだ」
765P「愛情も…」
P「エゴ…」
大将「若いの。あんたは確かにその蘭子とやらに酷いことをしてしまったのかもしれない。だがお前さんが蘭子ちゃんに対して愛情を抱いているのも事実だろう?」
P「…」
大将「お前さんが熊本弁を理解できなくてやきもきしているのも、ブリュンヒルデと素の状態のギャップで萌えたいのも、
自分のプロデュース方針から外れていくのが寂しいのも、あわよくばポロリが見たいのも、それはお前さんが蘭子ちゃんを愛しているから」
P「…そうかもしれない」
大将「その愛情を自覚した今のプロデューサーさんは無敵ですよ!今こそその想いを告白し、今までの失敗を挽回するべきです!ほらスタドリ飲んで!」
P「応ッ!」ゴクゴク
P「よし、シャンとした!先輩!今から事務所に行ってきます!」
765P「いややめといたほうが…」
P「そして俺のこの想いを蘭子に告白してきます!うおおおおおおお!」バタバタ
765P「おい待て!…行ったか…」
765P「…」
大将「…」ニコニコ
765P「あんた…」
大将「スタドリ飲みます?」
765P「…やめておく」
大将「宅急便代がもったいないですからね」
765P「…」
大将「コンテンツが大きくなるとね、ポリティカルコレクトとかそういうの厳しくなるでしょ?性欲とエゴ全開のバカは置いておけないんですよ」
765P「…」
大将「765Pさんも気を付けたほうがいいですよ」チッヒッヒ
P「蘭子ォ!!」ドアバーン
蘭子「ヒエッ…」
飛鳥「…」
小梅「…」ジロ
P「蘭子ォ!飛鳥も、小梅も聞いてくれ!」
蘭子「…なんですか」
P「本当に、すみませんでしたー!!」ドゲザー
小梅「!」
飛鳥「おどろいたね」
蘭子「…もう、気にしてませんから」
P「蘭子!俺はお前を愛しているんだ!!」ドン
蘭子「!?」
飛鳥「!?」
小梅「!?」
P「俺は今までお前に色々と辛い思いをさせてきた!それは謝る!ごめん!」ドン
P「でも俺がお前を愛しているのは本当なんだ!好きだから色々とやってしまうんだ!無関心ならお前のプロデューサーになんかなっていなかった!」ドン
P「頼む!もう一度チャンスをくれ!また俺の前でブリュンヒルデの仮面ではなく14歳の少女としての蘭子を見せてくれ!!」ドン
P「蘭子だけじゃない!飛鳥も、小梅も愛しているんだ!もう一度俺にお前たちのプロデュースをやらせてくれ!やり直させてくれ!」ドドン!
P「お願いしまあああアアアアアす!!!!」ドゲザー
蘭子「…」
飛鳥「…」
小梅「…」
蘭子「Pさん…」
P「蘭子…!」パア
P(勝った!第三部、完!)ズバァーッ
蘭子飛鳥小梅「「「気持ち悪いです」」」
P「」
小梅「ひっ…キ、キモイ!……気持ち悪い…!!」
P「」
飛鳥「こんな汚物見てはダメだ。行こう2人とも。プロデューサーが待ってる」
P「」
小梅「新しいプロデューサー…まだ会ったことないから…楽しみ///」
P「」
蘭子「若葉を湛えた世界樹はその身に雷を受けようと、決して樹下の妖姫たちを見放すことはない」ウキウキ
飛鳥「蘭子はああいう背が高くて顔がいかついタイプが好きなのかい」
P「待って…!」
蘭子「…」ドアガチャ…バタン
P「待ってくれ…」
P「…」
P「」
P「」
<ツカツカツカ、ドアガチャ
常務「君は謹慎だと言ったはずだが?」
P「」
常務「神崎、二宮、白坂の3名は別部署に異動させた。もう聞いているかもしれんが一応言っておく」
P「」
常務「謹慎を破った君はクビだ。今までご苦労だった」
P「」
常務「荷物はこちらから郵送しようかとも思ったが、せっかくの機会だ。私物をまとめて持ち帰ってくれ」
P「」
P「」
P「」
P「…ほげっ」
完
「蘭子のブリュンヒルデ路線は、相対化して小馬鹿にするのではなく、真面目にやればちゃんとかっこいいのでは?」みたいなことを考えていたら
いつの間にかこんなSSが出来上がってしまいました
読んでくれた人がいたならばありがとう。パパッと依頼出して、終わりっ!
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