【禁書】絹旗「―――――だったら超抜いてあげましょうか? 浜面」【R-18】 (59)

絹旗が浜面を抜いてあげるだけの話です。ネタではなくエロばかりです。
ほとんどフェラチオで構成されてます。後半に本番とかもあるかもしれません。

「先に言っときますけどキスとセックスは超ダメですよ。浮気になっちゃいますから」

日が暮れていき、夕闇が空を群青へと染めていくそんな時刻。
『アイテム』のメンバーが住居としているマンションの部屋で、大柄な少年の
足元に膝をついた少女は軽い口調でなんでもないように告げた。

「わ、わかったから、その……早く……」
「それじゃ脱がせてあげます」

浜面仕上は絹旗最愛に言われるがままズボンを脱がせてもらう。
切羽詰まった表情は期待と興奮で彩られていて泣きそうになっていた。
絹旗はそんな浜面を焦らしたりもせずにトランクスを下ろすと、中からは
はち切れんばかりに反り返って屹立したモノが曝け出された。

「うわぁ……超大きいのに狭い所で窮屈でしたね……ん、ちゅ……んんっ…………」
「あ、ぅあぁっ……」

優しい言葉をかけながら絹旗は跪き、躊躇なく亀頭へとキスをする。
唇の柔らかさと、吹きかかる吐息に疼きのような快感が走り、勝手に声が漏れてしまった。
それは初めての経験。本当に絹旗がこんな事をしてくれるだなんて。
そんな驚きは快楽で流されていく。

「私がしてあげるんです。超気持ちよくなってくださいね浜面。
 …………大丈夫です。こんなの浮気のうちに超入りませんから」

絹旗が微笑みながら股間へと顔を寄せて艶めいたキスを繰り返す。

「……うぉっ、そ、そこは…………」
「んぇ……ここ浜面も超弱いんですね」

桃色の舌でちろりと鈴口を舐められれば、びくっとモノが跳ねてしまい、笑みを含んだ視線で見上げられた。
いつもと同じ格好なのに、いつもと全然違う表情をした絹旗のフェラチオ。
ゾクリと、背徳感が快感を伴い背筋を震わせて。

「あ、ヤバっ、もう……!」
「……ん、ちょっと浜面……んんっ……」

ほんの少しの時間、あっという間に射精してしまった。
白濁としたものが唇や頬を汚し、なおもどくどくと放たれる。
粘りのある塊が額に張り付き、整った鼻梁へと流れていく。
最後にびゅっびゅっと瞼と鼻へ二つの糸めいた液が放出されるまで
絹旗は目を瞑ったまま顔で全て受けとめてくれていた。

「…………ん、こく。ん、ぺろっ……ちゅぷっ……超早漏ですよ浜面…………」
「す、すまねぇ……」

絹旗は唇に伝うものを舐め取り、塊を掬いながら指ごと含む。
二度三度とべったりとした精液を指で拭き取りしゃぶる様子は、まるで毛づくろいをしている猫のようだ。

(俺のを……絹旗が飲んでる……美味そうに…………)

味わうような仕草を見ていればすぐにモノが硬度を取り戻した。

「いいですって。溜まってるんですよね? 浜面の気が済むまで私が超付き合ってあげますから」

―――――だったら超抜いてあげましょうか? 浜面

こんな事になってしまったのは、絹旗のそんな一言が始まりだった。

「断られたか……」

アイテムメンバーの住居となっているマンションの一室。
照明をつけていない夕暮れに照らされたソファに座って、浜面はなにやら頭を抱えていた。
普段はアイテムのメンバーが常駐しているが今は誰もいない。
先ほど残っていた滝壺理后も行ってしまった。
曰く。

「ダメ。はまづらはあの時ケダモノになるから」

あの時というのは夜の交渉的な意味でだ。
浜面の初彼女である滝壺と初夜を迎えたあの日。
ちょっとばかり本能とか野生とかを剥き出しにし過ぎてしまったのだ。

「……やっちまったなぁ……失敗したもんなぁ……」

フォローしたりしつつ一週間ほど経ってから、改めてとお願いしてみたが
滝壺は若干トラウマになってるようで梨のつぶて。
自分がダメだったのはわかっているが、ぐっと堪えるには些か浜面は若かった。

「つーか、こんなに性欲強かったなんて自分でも知らなかったぞ……
 滝壺泣いてたのに、止められなかったしよぉ…………」

今まではそんな相手もいなかったし、スキルアウトのイリーガルな活動中はそんな暇もなかった。
それも色々あって滝壺という恋人を得るまでのこと。
同じ初めて同士なのに失神しちゃうまで。或いは失神した後も。
リアルに一晩中ヤリ続けれるほどの肉食獣と浜面は化してしまったのだ。
かといって、新たな自分を見つけれたと喜んでる場合ではない。
傷つけたかもしれない罪悪感と合わせて、あの日から滾るばかりの肉欲に悶々とした日々を送ることになってしまっていた。

「……なんで暗くなってるのに電気点けてないんです? 浜面」

うだうだと落ち込んだりしている最中、不意に玄関が開いて入ってきたのは絹旗だ。
いつもと同じセーターにも似た白いウール地のワンピースの服装。
スイッチで明かりをつけた反対の手にキラキラとしたカードを何枚も持っているのは
『インディアンポーカー』のものだと浜面にはわかった。
浜面はほとんど利用した事がないものの、C級映画嗜好の一環で絹旗が漁っているのについていった事もある。

「なんでもねえよ」

カードはともかくとして、何かあったとしても浜面に言えるはずがない。
彼女にエロ暴走して落ち込んでいるとか、年下である絹旗に言うのはあんまりだ。

「はっ、超真っ暗になってる部屋でぽつんと一人って、超なにかあるって言ってるようなもんですね」
「う……」
「むしろ頭まで抱えて超深刻アピールしちゃって。
 僕は超落ち込んでますよー超助けて下さいーって構ってちゃんそのものじゃないですか」
「…………」

なじられぐうの音も出ない。
隠し事ができないというタイプでもないのだが、男女方面になると浜面は弱い。
自分の想像以上に滝壺との一件でダメージを受けているようだ。

「うぐぐぐ……違う! 俺は大丈夫だ! 大丈夫なんだよ!」
「うわ、また超大丈夫じゃなさそうな台詞を。こいつは超追いつめられてますね浜面」

なんだか切実そうに叫ぶ浜面の顔を見て、からかってる絹旗のほうが引き気味だ。

「ってゆーかですね。浜面がそんなんなの私は超推測できてるんですよ。
 最近滝壺さんとぎくしゃくしてるでしょう?」
「ぎくぅっ……!」

射抜かれたみたいに心臓付近を抑えて唸る浜面。
ドンピシャ過ぎて全然隠せていない。


「滝壺さんはいつもはあんな感じですが、このところ浜面と話す時だけなんか力入っちゃてるんですよね。
 超緊張してるみたいな。フラットな受け答えが常の滝壺さんらしくないんです」
「そ、そうかな……? 前からああいうキャラだったし……」
「私のほうが滝壺さんと長いんですけどね…………つーか浜面もバレバレ過ぎるんです。
 なんか気持ち悪いぐらいジェントルメン風に気遣おうとしてるじゃないですか。私達の前で。
 あんなの超感づかれないと思うほうがおかしいですよ。一言で言うと超大根役者です。
 私が監督ならクビにしてとっとと追い出しますね」
「お、おう…………」

とんだ駄目だしにぐらりと崩れ落ちる。
まさか滝壺へのフォロー自体が関係悪化を伝えてる事になるとは。
スキルアウトでは人間関係にはそこそこ気を使えてたつもりだったが、男女関係になるとさっぱり過ぎた。

「……まあ、責めてるわけじゃないんです。超悩んでるなら私に話してみてください。
 何かの助けになるかもしれませんよ?」
「お、おおお、おおお…………きぬはたぁ……実はぁ俺…………」

優しい慰めに心開き、滂沱の涙を流しながら浜面は事の発端を話し始めた。
アメとムチのわかりやすい会話テクニックを使われたとは気づけなかった。



「へぇ……つまり童貞が先走って半ばレイプしちゃったんですね。超最低のクズ野郎ですね浜面は」
「言わないでわかってるからっ!」

ソファの上で顔を隠しながらゴロゴロする浜面。
大の男がする行為として実にみっともない。
十二、三歳ぐらいの絹旗に生々しいエロ話をしてる事に考慮もできなくなっている。

「浜面はバニー好きの変態野郎とは知ってましたが、まさか性欲まで
 獣そのものとは思ってませんでしたよ。滝壺さんも超災難ですね」
「ううっ……やっぱ変だよなぁ。おかしいよなっ!? 自分でも不思議なんだよ……
 今まであんなのなかったのに止められなくてさぁ……」
「ふうん……そんな暴走するくらいなら[田島「チ○コ破裂するっ!」]しちゃえばいいじゃないですか」
「お、おま……[田島「チ○コ破裂するっ!」]って……」

あっけらかんとした物言い。
じぃっと済まし顔の絹旗に見つめられて、ようやく赤裸々過ぎる話を
打ち明けている事に気づいて浜面はまた顔を隠した。

「超乙女ですか浜面は。で、どうなんです?」
「実は……毎日何度もしてるけど、すぐにムラムラしてきて…………」
「へぇ……毛深くて鼻のデカイ男は性欲も超強いとは言いますけどねぇ」

実際、浜面の鼻は大きめで全体的に毛深い。
いい意味では野性的で、悪い意味ではケダモノっぽい。
ただ絹旗の瞳には嫌悪感などはなく、好奇の色が映し出されていた。

「う、ううっ……」

浜面は寄ってきた絹旗にちょんと鼻を押されて唸る。
細くて小さな指先をほんの少しだけ意識してしまう。

「―――――だったら超抜いてあげましょうか? 浜面」
「…………っ!!??!?」
「わわっ、びっくりするじゃないですか」

だが、続く言葉に、意識どころではなくなって飛ぶように立ち上がった。

(ぬ、抜くっ!? き、き、きぬはたが―――!? ナニをっ!?)

唐突な動きに、きょとんとしている絹旗の表情。
浜面の想像している意味を喋ったとは思えない。

「すまん。よく聞こえなかったらもう一度言ってくれ」
「だからぁ――――私が浜面の超勃起したちんぽから超汚い精液を抜いてあげるって言ってるんですよ」
「聞き間違いでも勘違いでもねえっ!?」

何かを握るようにした手を上下にシコシコ動かす絹旗へと思わず叫んだ。

「ま、ままま、まってくれ。絹旗がなんでそんな、エロい事を……だってオマエまだ…………」

あわあわと手を噛むような仕草で震える浜面。
オーバーアクション大ショックという有様だ。

「……あー私の歳を気にしてるんですね。浜面超舐めてます。これでも経験アリですから」
「!?」
「私ぐらいの超可愛さだったら彼氏の一人や二人いますって。今はフリーですけどね」
「お、おおうぅ……」

ちろりと舌を出して手を振ってなんでもないように言う絹旗。
想像の埒外だった事実に浜面はぐらりと傾いた。

(思い返せば……前にぴらーんでパンツ見えちゃった時とか、コイツ余裕があった……
 ちっ、超ミスってタダで見せちゃいました。浜面金を払いなさいとか言ってたし……
 もしかして援交とかもしてたり!?)

妄想の翼がバサバサと広がっていく。
歳相応に小さいくせ男に抱かれていたのか。あの手で男のモノを握った事もあるのか。
初めてはいつだったのか。気軽に言うくらい男のモノを抜いたりするのか。
それとも俺だからやってくれるのか。
したことも考えたこともない想像が浜面の中で吹き荒れる。

「ふふふっ……浜面、超エロい目で私を見てますよ」
「うおっ!」

浅ましい心の内を読まれた気がして、とっさに背後へと振り向いた。

「……エロい目でなんか見てねえよ! 絹旗は仲間だし、俺には滝壺がいる!」

ぐっと目を瞑り、邪気雲散霧消、暗転入滅せよとばかりに叫ぶ。
一途な男の矜持がここには在った。

「それを言うなら滝壺さんも『アイテム』の仲間なんですけどね。
 ……しかしあれですね。浜面は仲間であるのを理由にして、私の歳は問題にしないんですねぇ」
「うっ……それも理由だ。俺は滝壺みたいな巨乳のほうが好きなんだ。絹旗は対象外!」

エロい話をしようが、経験があろうが、絹旗はあくまで中一相応の身体つき。
可愛らしくはあれど胸や身体つきはまだまだ幼い造作。
俺より年下なのに色々してるかもしれないとか、興奮してはいないのだ。

「かちーん。浜面のくせに超ナマイキですね。ちょっとピキッときましたよ」

このまま超窒素パンチの突っ込みでもなんでもするならすればいい。
それがあらぬ事を想像した罰だと、浜面は予想するだろう衝撃に身を固めた。
しかし、何秒経っても攻撃は訪れない。
何か布が擦れるような音と足元で軽い何かが落ちた音がしたあと、スッと目の前へ絹旗が回りこんできて。

「本当に、ナニも、私には、超感じないんですか?」
「ぐああぁっ……!?」

目の前にいる絹旗が、ウール生地の襟元を伸ばし開いてブラを外した膨らみかけの胸を見せつけたのだ。
小さめだがふんわりと丸みを帯びていて、小粒の乳首がほんのり主張している。
暗がりでもわかるほどの色白さが眩しくすら映る。
生涯二人目の生で見たおっぱい。
首を捻じ曲げようとするが、骨の髄まで錆び付いているかのようにギギギと回せない。
魅惑的な隙間へと視線が固定されていて、いやがおうにも女を意識してしまう。

「ほらほら。今なら超触らせてあげます。
 滝壺さんとかに比べれば小さめなのは認めますが、これでも案外柔らかいんですよ?」
「お、ぶぶぶ、ごぉ……」

ふらふらと手が宙を彷徨い、柔らかそうな身体へ向かいそうになるのを必死に意思の力で食い止める。
けれど本能とか遺伝子とかが女体を追い求めてしまっているのか、手の甲の血管が不気味に脈動している。
呼吸するだけで絹旗のいい匂いをたっぷり吸い込んで興奮が高まってしまう。

「…………想像してください。浜面の雄臭いちんぽを私がフェラチオしてあげるんです。
 先端の丸い所を涎でぐじゅぐじゅになるくらい、れろれろと超舐めてからぱくっと咥えてあげます。
 超柔らかい舌と唇で、浜面のちんぽをいっぱいいっぱいにゅるにゅるに扱いてあげます。
 テクには超自信ありますから。ちんぽが溶けちゃうくらい超気持ちよくイけちゃいますよ?」
「ぐわわぁぁっ……ぐぼぉうぐぅ……うごごごっ……」

わけのわからない唸り声をあげる浜面。
ほとんど抱きついているくらい近くにいる絹旗は、咥内を魅せつけるようにして口を開けて
白い小粒の歯の奥にあるピンクの舌をいやらしく蠢かせる。
淫らな誘惑と相まって情欲が燃え上がっていくが、浜面はまだ頷いていない。

「ふーん浜面の癖に超我慢強いじゃないですか。……けど我慢してていいんですか。
 ギンギンに超勃起してますし、また滝壺さん襲っちゃうんじゃないですか?」
「うぐぐっ!?」

絹旗が指差した股間は、ズボンを押し破りそうなくらい膨れきって主張しまくっていた。
言い訳しようがないくらい、絹旗に欲情しているのが伝わってくるよう。
浜面は抑えきれない肉欲と見られる恥ずかしさにまた涙が少し出てしまう。
言うとおりもし滝壺が近くにいたら、無理矢理押し倒しているに違いない。

「泣かないでくださいよ浜面。私が苛めてるみたいじゃないですか。
 こんな超苦しそうになっちゃって。…………あんまり深く考えないでください。
 ちょっと私がオナニーのお手伝いしてあげるだけですから。ね?」

いつになく優しい言葉にきゅぅっと胸が締め付けられる。
きっと性欲と愛情を勘違いしているだけ。
でも。

「頼む絹旗……してほしい…………」

浜面には止めれなかった。止めたいとはもう思えなかった。

「またお口でしてあげますね……ちゅ、ぷっ…………れろっ……」

一度射精して生臭い匂いを放つ肉竿へと、絹旗はまた口づけする。
嫌悪感など一切ない、そうするのが嬉しいといった様子。

「絹旗がこんなにエロかっただなんて…………」
「別に聞かれませんでしたしね。ふふふっ……浜面の大きくてわりと好きです……んぁ……」
「……おぅっ……やわくてあったけぇ……」

幼い外見に似合わないいやらしい表情のまま、口を開いて亀頭を迎え入れた。
先端だけが口中に含まれて、にゅるにゅると舌が包み込むように動きまわる。
エラの丸みに沿うように下側から時計回りで外周を巡り、付着していた精の残滓を綺麗に舐めとった。

「ちゅろっ、ちゅちゅっ……んく、しかし超濃いですね。本当にオナニーしてたんですか?」
「あ、咥えながら喋られると……あ、ああしてた……」

れろれろと舌の動きが言葉とともに複雑に動いて、また違った気持ちよさがあった。
そんな感覚をわかっているのだろう。
咥えたまま浅く首を前後させる絹旗を見れば、どこか挑発的な輝きの瞳が合って、
浜面を感じてるのを観察しているようだ。

(なんだこれ……恥ずかしいのにもっと、絹旗に見てほしい……)

「よろしいです。足りてないようなのでまた出させてあげますね……ちゅぅぅっ、じゅじゅぅっ!」
「う、ああっ、それ、すごっ……」

視線を絡み合わせたまま強く吸ってきて、圧迫感すらある吸引に肉棒ごと引きずられそう。
そのまま舌先が尿道の部分をほじくるように刺激してくる。
咥えている絹旗の頬が窪み、整った口元が亀頭の形にぷくりと膨らむ。
そうされながら幹の部分をしゅしゅしゅっと手で扱かれて、腹の裡がどんどんと高まっていく。

「で、でるっ……!」
「んぶっ……ちゅっじゅ~! ……ん、んんっ……ぐっ、んちゅぅぅ…………」

持ちそうになく、限界が早くも訪れて二度目の精液を口内で解き放った。
どくっどくっと欲望を吐き出す度に、ぬめった舌へとぶつかっているのを感じる。
射精が続いているというのに、まだ絹旗は吸うのをやめていない。
まるでストローで美味しいジュースでも飲むように放たれる精を吸い出していく。
同時に手で幹を扱かれながらの奉仕は、文字通り搾り取るかのよう。
まさに抜いているという表現に相応しいフェラチオで浜面はまたもイカされてしまった。

「……ちゅっぽ! んっふふっ……んぁ…………」

音が響くほどに吸い付きながら絹旗は肉棒を開放した。

「ぅ……すげぇ……こんな出たのかよ」

絹旗が上目遣いで笑みを浮かべながら口を開いて中を見せつけると、白濁液が文字通りの意味で詰まっていた。
ピンク色の舌と口内と、濁った白のコントラストが映しだされる。

「……んっく……こくっこくっ……んぇ……んぅ……」

目を瞑り、舌の上でぷるんとしている塊を遊ばせる様子が酷くいやらしい。
そうして唇が閉じ、こくこくと飲み込む様は熟練の娼婦のようだ。
そのくせ飲みながら両手に頬を当てて堪能している仕草は子供っぽい。
色気と幼さがアンバランスに入り混じる絹旗の表情から、浜面は目を離せなかった。

「ん、言うだけの事はありますね……こんなに量が超多くて超濃いの初めてかもしれません……
 超達成感ありますよ。浜面も気持ちよかったですか?」
「すげぇよかった! さいっこうのフェラチオだ!」
「ふふ、超褒め称えなさい。浜面のちんぽごとき……いえ、ごときというにはなかなか
 立派ですしね、私も楽しめました。…………って浜面。また超ギンギンになってませんかオイ」
「い、いやぁ……絹旗がすげぇうまそうに飲んでくれるから…………」

射精で萎えたのはほんの一瞬。
またぐぐぐっと硬さを取り戻して、幹の全長は絹旗の顎先から頭頂を軽く越えている。
小顔の絹旗だからというのもあるが、少女へ向けるには凶悪なブツだ。

「超ケダモノ浜面め。節操のなさはちんぽまで同じですか……」

しょうがないですねぇと呟きながらも嬉しそうな様子。
浜面と同じくらい、夢中になっているようにも見えた。

「座ってください。さっきは激しすぎましたし、今度は優しくしてあげますね……んぇ……」
「ぅ、イッたばかりだから、それもよすぎ、る……」
「ふふふ、私の超凄いテクでメロメロにしてあげます……れろ~」

ソファに座った浜面の股間へと絹旗は顔を寄せ、てろんと先を一舐めすると
頭を傾けながら、唇で幹の部分をソフトに挟みこんだまま滑らせた。
ぷにっとした小さな感触が幹の中ほどから根本までをゆっくり移動していく。
舌の柔らかいぬめりと、指での強い刺激の中間になるような感覚は
射精に至るほどでもなくて、まだ敏感な肉棒を慣らすように落ち着かせる。

「ん、れろっ……ちゅ、ちゅっ…………」

たまに突き出された舌がちょんとくすぐったり、音高くキスをしたりと
刺激を和らげすぎずに、快感自体は一定の高さを保たせる。
首の角度を何度も変えながら、亀頭の下側から根本まで唇でマッサージし
次は浜面の腹に擦り寄るようにして上側の部分を舌を優しく滑らせていく。
先ほどまで激しく絞られただけに、丁寧なフェラチオが次の快感を期待させた。
浜面の性感をじんわりじんわりと高めていくようだ。

「なぁ絹旗……またさっきみたいに……」
「ちゅぉっ、んちゅっ……慌てないでください。……んぉ、ろぉぉっ……」
「お、おおぉっ……金玉まで、お、おおお……」

絹旗が頭を下げて袋の部分を舐め始めると、未知の感覚に浜面は呻く。
玉袋の皺を伸ばしほぐすように舌を使い、睾丸を優しく食むようにして咥えられた。
そうして口の中でころっころっと転がされると腹の内からぞくぞくとした快感が生まれ出る。
飴玉みたく柔らかな舌にしゃぶられたそこから、熱く湿った響きがじゅくじゅくと伝わってくる。

「んえっ……ここ超張り詰めてますね。れろん……まだまだ詰まってるじゃないですか……
 もぉ……これ全部私に超抜かせる気ですねこの浜面は……ぴちゅ……れろ、れろ……」

呟く声はやはり嬉しそう。
絹旗にとっても浜面の並外れた精力が興奮をもたらしている。
毛むくじゃらの玉袋は伸びたりふにゃりとはしておらず卵にも似た形は崩れずにいて、まるで筋肉でも入っているかのようなのだ。
そんな強い雄を感じさせる睾丸へと、絹旗はうっとりとした表情のまま茂みに顔を押し付け、奉仕を続けている。

「エロすぎる絹旗……もっと、もっとしてくれよ……」

微笑んでいる絹旗の表情のほとんどを肉棒が覆い隠している光景。
そんな絹旗を見下ろしているだけでも浜面の興奮が高まっていく。
醜悪な男のモノへと、幼くも可愛らしい顔を擦り付けるようにしながらの玉フェラが
刺激と視覚をもってして浜面を責め立てる。
二度射精をしていなかったら、すでにまたイッていたに違いない。

「わかって……れろっ、ますって……何度でも超イカせてあげます。れろぉ~れおっ……」
「うぉ!? そ、こもいい……!」

催促を受け、竿の付け根へと舌を絡め始めた。
濡れた舌が根本の外周をゆっくりと沿うように動く。
脇や太腿の付け根など、身体の境目には性感帯となる所が多い。
自分でもろくに触れないそこを舐められて、ぶるぶると浜面は身を震わせた。

「ふふふっ……マッサージもしてあげますね」
「お、ぁあぁっ……なんだ、それ……おぉおっ…………」

同時に玉袋を片手で包み込んでから、優しく揉み始める。
袋全体を撫で擦るようにしつつ、たまに沈ませた指が睾丸をほぐしてくる。
どれだけ男の性感を熟知しているのか、痛みなんてまるでなく快感だけを与えてくる。
もう浜面はだらしなく呆けるばかりだ。

「ぴちゅっ、ん、ぐじゅっるっ……! んぇ、ぴちゃっ……れおっ、んぇぇ……」
「お、おおぅっ……、おおっぉっ……!」

続けて絹旗は両手で袋を左右に広げるようにして、中心の分かれた部分へと舌を滑らせる。
また境目となっているそこをたっぷりの唾液を載せ、舌先で愛撫する。
熱い舌が触れて粘膜ごと塗りこまれてるような感覚。
浜面は絹旗の頭へ縋り付くように両手を当てたまま喘ぐことしかできていない。

そうしている間にも絹旗は浜面を射精へと導いていく。
広げた二つの睾丸を小さな指で柔らかくも丹念に揉み込みながら、陰嚢の裏側から表側へと
中心に沿って舌先を何度も走らせる。
まるで内蔵を直接愛撫されているかのようだ。
玉袋と睾丸への度重なる快感の刺激が肉竿にも伝わって、びくっびくっと先走りが潮のように飛び散る。

「ぉ、あぉおぉっ……で、でるっ…………!」

呻きながらの三度目の射精。
絹旗の額や前髪に触れたままの肉棒からぴゅっ、ぴゅるるっとなおも濃い塊が放たれる。
天を向いた亀頭から吹き出す白濁は、ボブカット気味のショートヘアへとべちゃりっとくっついていく。
続けられる手と舌の性感マッサージが更に精液を押し出してくていく。
栗色の髪が白く染まりそうになるまで、射精が途切れることはなかった。

しばらくして。
法悦の極みから我に返った浜面の眼下には、べちゃべちゃの白濁液で髪や顔を汚された絹旗の姿があった。
何人もの男にぶっかけられたかのような量。
でもそれは浜面一人が排泄したものだ。
以前何かのアダルトビデオで見た事があるような光景は、嫌でも絹旗を汚してしまったという実感があった。

「その……俺やりすぎたり?」
「………………超遠慮なさすぎですよゴラァ!」
「ひぃぃ! すまん! 気持ち良すぎて我慢できそうになかった!」

流石にちょっと嫌だったのか、怒鳴る絹旗と飛び込み土下座する浜面。
そこだけ見ればあまりいつもの二人と変わりない様子だったろう。
精液が泥パックでもしてるみたいに、絹旗の髪やら額やらにこびりついていなければだが。

「ちっ、エテ公の浜面に気遣いを求めるのは超間違ってましたね。……で、そんなによかったんですか?」
「あ、ああっ! イッてる間もずっと絹旗がしてくれてたから、もう夢中でさ…………
 金玉だけでイっちまうなんてのも初めてだ!」
「……ならいいです。私も避けたりしませんでしたしね。フェラチオしながら頭だけ
 『窒素装甲』で守ればよかったかもしれませんが、流石に試した事ないです」
「……それで舐められたらどうなっちゃうんだよ」
「どうなるんでしょうねぇ。舌で釘打ち機みたいな事が超できちゃうかもですねぇ」

さぁっと顔を青ざめさせる浜面に背を向けて絹旗が浴室へと向かおうとするが

「ひとまず今日はこれぐらいでいいでしょう?」
「ええと……」

ぶっかけた絹旗を見ていたせいか、なんだかまたも大きくなっているわけで。

「……コヤツなかなかの超絶倫……わかりましたよもー……早めに済ませます。
 みんなはまだ帰ってこないでしょうし、浜面は先に後片付けでも超しといてください」

当然だが、室内には精液の零れた汚れや生臭い香りと汗の匂いが漂っている。
放置していてはばれてしまうだろう。

「わ、わかった…………そうだ! 俺が絹旗を洗うの手伝えば!」
「超魂胆見え見えです! ……超ちんぽマンですか浜面は。今は掃除!」
「お、おう!」

浜面は慌てて片付けに取り掛かる。
性欲を満たすことで頭の中がいっぱいになっていたが、それだけに片付けは迅速であった。



「精液はお湯で超固まりますから、一度水で洗わないと落ちなくて超大変なんです。
 冷たいし、服にもちょっとついてたんですからね」
「そうなのか。悪かった……で、次はさ……」
「わかってますって。超キモく超にじり寄んな」

十数分間の間待っているだけでも新たな精液が充填されたのか、パンツを脱いでる浜面は挙動不審気味。
一度開放された欲望のタガはブチ切れた勢いのまま絹旗へと完全に定まっていた。
ただ悪態を吐いている絹旗も台詞とは裏腹に、向けられている雄の情欲を楽しんでいるようだ。

「だってエロい格好してるしよぉ……」
「普通の服装でしょうが。全く超見境がないですねぇ……」

入浴後の絹旗は、部屋着にしている白の肩紐ノースリーブシャツと水色をした薄手のホットパンツを履いている。
身軽な格好は何度か見覚えのあるもので、特別色気を強調しているものではない。
けれども今の浜面には、あらわになっている脇や太腿の付け根まで見えるパンツをいやらしく感じてしまう。

「まあいいですよ。また抜いてあげましょう。……ふーん、何気に綺麗にしてるじゃないですか」

浜面の股間に顔を寄せた絹旗はすんすんと匂いを嗅いで、微妙につまらなさそうに呟く。

「待ってくれ……今度は俺からしていいか?」
「……いいですけど。約束は守ってくださ……わっぷ……」

返事を言い切る前に、浜面は細く小柄な肢体へ抱きついた。
まだ未熟な身体は肉付きがいいというわけでもないが、それでもとても柔らかい。
興奮で荒くなった呼吸で、シャンプーとソープの香りに混じった絹旗の匂いを吸い込む。

「ああ……すげー落ち着く」
「そのわりにはちんぽは超落ち着いてないですけどね。お腹に超当ってます」
「絹旗を見た瞬間、抑えれなくてさ……入れちゃダメなら太腿で擦ってくれよ」
「…………えっと太ももコキとでも言うんでしょうか? なかなかマニアックじゃないですか」

身長差があるため腰でお互いの高さを調節した後、浜面が肉竿が向けた先は絹旗の足と足の間。
余計な肉が無くほどよく筋肉があるためか、股間と足の間に小さな隙間がある。
絹旗本人が言うとおりスタイルよく整っているそこへとターゲッティングした。

「はいはいいいですよ……私の太腿で超抜いちゃってください」
「お、ぅぉ……いく、ぞ……」

絹旗が童貞を導くように肉棒を掴んで隙間へと向けさせる。
浜面は手の感触を心地よく思いながら抱き合いながら腰を突き出した。

「おおっ……すべすべして気持ちいい……」

弾力と滑らかさが同居する少女らしい健康的な肢体。
ずちゅちゅっとすでに漏れている先走りで太腿を汚しながら、肉棒を擦らせる。
絹旗の腰を固定するように抱きながら狭い隙間へと腰を使い始めた。

「ふふふ、私も超締めてあげましょうっ……ぅん、何度も出したのにガチガチですね……」

浜面へと体重を預けるように抱きついた絹旗は脚に力を入れて肉竿をきゅっと締め付けてくる。
滑らかな肌に挟まれたまま腰を振れば、太腿をすり合わせるようにしてくれる。
ズリズリと棒の部分が擦れ、亀頭がにゅるりと湿った音を響かせて太腿の間から抜け出る感触が気持ちいい。

「ああっやわらけぇ……! 絹旗の身体はどこでも抜ける……!」
「私は超スタイルいいですから。超感謝しなさ、んぁっ……」

台詞の途中で鼻にかかった吐息が零れた。
抱いていた浜面の両手が尻を揉みほぐし始めたのだ。

「尻も揉み心地よくてエロい! 絹旗も気持ちいいのか?」
「コイツ超調子乗ってます……しかし私は激しいのも超好きだったりします! あぁん♪」

言葉に合わせてぎゅぎゅぎゅっとホットパンツ越しに尻肉を揉みしだかれて、嬉しそうな嬌声をあげた。
全体的に小柄でスリムな絹旗ではあるが、脂肪は十分についていて、なおかつ張りのある肌が指を押し返してくる。
荒々しい両手によって、薄いホットパンツ越しに柔らかな肉が形を歪めているのがよくわかる。
愛撫と言うよりは好き放題に揉んでいるだけ。
でも絹旗の頬は朱を差したように赤みを増し、切なげな顔で感じ入っている。

「ちんぽまで……超激し、あっ、んぅっくっ……なってますよぉ……」

肉棒で内腿を擦られると、拍子に反り上がったモノで股を叩くように擦られる。
尻肉をぐにぐにと弄られて、力が抜けたように絹旗は胸板へもたれかかる。
絹旗はテクニック以上に身体が敏感で、激しい動かれると喘ぎを押し殺せない。

「ふぁ、あっ、あっ、擦れ……て、ふ、んんっ……!」
「ああ、気持ちいい! 足も尻もあそこも気持ちいい!」

肉が肉と擦れ合う擦過音。
腰を振る度、軽い絹旗の身体が浮かび上がるように揺れて、太腿の間で亀頭が悦びの液を垂れ流す。
先走りと汗が混じって撹拌され、にゅるにゅると湿った音を響かせる。
太腿だけではなく性器へと押し付け練り上げるように腰を振っている。
その刺激が強くて、背伸びした絹旗の足先がぴんと伸びている。
絹旗の小さな肢体は、胸板と腕と肉棒に挟まれ包まれ肉の檻に閉じ込められているようだ。

「絹旗! パンツの中も使わせてくれ……!」
「あ、ちょっと、ん、ひゃぅ……!」

浜面は返事を待つ間もなく、ホットパンツと下着を引きずり降ろして、直接絹旗の一番柔らかい所へ押し付けた。
くちゅくちゅと湿った響きと共に、トロトロに濡れきった肉の割れ目を巻き込むように肉竿全部で擦り上げる。

「イ、クっ……!」
「あぁあっっんん、んんっ……!」

そのまま股間をぴったりと密着させながら欲望を解き放つ。
びゅるるっ! どぶっ! どくどくっ! そんな音が響きそうなどの勢い。
四度目なのをまるで感じさせない撃ちだすような射精していく。
白い下着の中へと白濁した液をどんどん注ぎ込んでいく。
そうしている間も太腿と尻を両手で握り揉みこみながら、全身で絹旗を味わい全部を出し切っていった。

「すっ……げぇ……きも、ちよかった……」
「……んっ……超滅茶苦茶じゃないですか……す、こしイっちゃいました、よ…………」

浜面が抱いていた力を緩めれば、絹旗がもたれかかってくる。

「ありがとな絹旗。まだイケるけど落ち着いてきたぜ」
「…………それならよかったですけど………………これは滝壺さん超大変ですねぇ…………」
「うっ……」

賢者モードに入った浜面は恋人の名を聞いて、鼓動が一瞬大きく鳴った。
浮気じゃないと絹旗は言ったが、そういう問題ではないと今更気づいたのだ。

「まぁ浜面が我慢すればいいんですよ。じゃなかったらまた私が付き合ってあげます。
 汗かきましたし、シャワー浴びてきますね。
 浜面も次にどうぞ……ってドロドロの下着どうしましょうかねこれ」
「あ、ああ……わかった」

浜面の逡巡を尻目に浴室へと向かう絹旗。
浜面の性的欲求を解消させただけで、浮気したとかそういう薄暗い感情はなく
ついでに楽しめたからそれでいいという様子だ。
見送る浜面の瞳は快楽の残滓を追いかけているようで、ジリジリと焦げるような熱が篭っていた。

続きます
禁書登場キャラで絹旗が一番浮気似合うポジで、しかもエロいなーと思ってます
男に自分からパンツ見せるような女だし

そうして事件などは起きず変わらない日常が続いていた。
浜面も裏の仕事などには関わらず、技術を活かしたバイトで生活をしている。
もちろん変化はある。
それは言うまでもなく絹旗との関係だった。
二人だけの時など、事あるごとに抜いてもらうようになったのだ。

「……こいつは超擁護できません。C級にしてもネタにもできない超つまらなさですね」
「……同感だ。こいつは久々の大外れだな」

休日によく行くいつもの映画館にて、隣り合った浜面と絹旗は映画への感想をどんよりと重く吐き出していた。
見るのが苦痛を通り越して人生への苦難や障害となっているようなつまらなさ。
数少ない客達が立ち上がり、足早に何人も後ろへ消えていくのが視界に映る。

「ちぃぃっ、こうなってはプランBで行きましょう。浜面、ちんぽ出しなさい」
「えぇっ!?」
「流石の私でもこんなの見てるなら、浜面のちんぽでも超しゃぶってるほうがましですよ」

座った目をしている絹旗はマジな調子で言っている。
でもこんな所でかよと辺りを見回すがすでに人っ子一人いない。
残っているのは二人だけだ。

「でもよぉ……ここはまずいんじゃ……」
「だったらずっとこれ見てますか? 昨日はヌイてあげなかったじゃないですか。自分でオナニーでもしました?」
「いや、してない。我慢してた」
「ほーら、実は超期待してましたね。超濃い奴をどくっどくって私に出して欲しいんでしょう?」

映画館はなかったが、外でというのも初めてではないのでそのつもりが実はあった。

「まあ……そのとおりだったり……じゃあ頼む」
「素直でよろしい。フェラチオしてあげますね。ちょっと腰上げててください」

ジジジっとズボンのジッパーを下ろしてトランクスからモノを抜き出せば、すぐに準備ができてしまう。
それを見て嬉しそうに絹旗は、座席から横向きになって身体を傾けると、浜面の股間へと顔を沈めた。

(相変わらずすげぇ光景だ……)

小柄な少女の顔と並ぶには、あまりに似つかわしくないまっすぐに勃起した肉棒をずずずっと小さな唇へ収めていく。
十分な大きさを持つものだが、慣れているため特に苦にはしていないようだ。
映画の音量でほとんど聞こえないが、美味しそうに音をたてながら舌を使っているのが股間から伝わってくる。
れろれろと舌を使い、先端へとまんべんなく唾液をまぶしている準備段階だけでも気持ちがいい。

思わず少し声が出れば、聞こえたのか舌の動きが変化をする。
何度もしてもらっている浜面には、絹旗が楽しんでるというのをよく知っている。
そんないやらしい少女に毎日のように奉仕してもらえる幸運を、性欲過多気味の少年が我慢できるはずもなかった。

「それじゃ本格的に超しゃぶってあげます……んっ、じゅっぶぶっ……!」
「お、おおっ……」

幹の半ばまでが咥内に飲み込まれていき暖かく包まれる。
きゅっと唇で圧をかけながら、上下に顔を振り始めて熱と柔らかさで竿を扱かれる。

「っん、ふっ……んっじゅっ、ふっ……ふっ……んっ……」

鼻息が規則正しく陰毛をそよがせているのは、フェラしながら呼吸をするのに慣れているからだろう。
舌が上下に動きながら巻き付くように半円を描いて、裏側をねっとりと舐めていく。
そうして舌がぴったりと張り付いてから

「ずっ……じゅじゅじゅっ……! ぢゅ~~~!!」
「お、おおぉおぉぉっ…………」

強く強く吸われた。
何かが持って行かれそうな吸引で勝手にモノが跳ねるように動くが、きゅっと締め付けてくる唇によって敢え無く捕らえられる。
その変わりに、丸い頬がきゅぽっと幹にくっつき包まれているのを感じて幸せなくらい気持ちがいい。
吸い付いたまま絹旗が少しずつ顔をあげていけば、強烈な吸い付きによる快感が搾り取るように先端へ昇っていく。

「ちゅっぽっ……! これで超イッちゃうかもと思ってましたが、なかなかどうして頑張るじゃないですか」
「す、少しは慣れてきてるからな……」

亀頭から音を響かせながら唇を離した絹旗は上目遣いに笑う。
初日だったら間違いなくイカされていただろう。
鈴口からはトロトロとした液が滲んできていて、先走りが漏れでてしまっている。

「ひひひ、超無理してますね。だったら……ちゅぽっ、ふっ、んっ……んんっ…………」

垂れた髪を掻き上げながら、絹旗はまた肉棒を口内へと飲み込んだ。
肉棒の半ばほどまで咥え込み、先端付近まで引き出す上下運動を続けていく。
飲み込む時は舌の動きでじゅるじゅると涎が音を響かせ、竿の根本付近まで零れて濡らす。
引き抜く時は唇で圧が加えられて、何かが持って行かれそう。
ゆったりとしながらもリズムよい二つの動きが、快感を組み上げていく。

「あ、……やべ……よすぎ……そろそろ……!」
「んっ、ぽっ……んぶっ、んじゅっ、んんっ、ふっ……」

唇でしっかりと締めたまま、上下の動きが速くなった。
涎と先走りが飛び散って口元を汚すが絹旗は気にしていない。
浜面をイカせようと、激しく頭を上下させて唇で肉棒を扱いていく。
まるで口を使ってセックスしているみたいに、速く深く肉棒が扱かれていく。
先端が上顎の奥まった所や舌の根元に当たるほど飲み込んでは唇の所まで引き出される。

「ちょ、きもちよす……む、むりだ! イ、イクぞぉ絹旗……!」
「っんぶっ! んぇっ……んぅっ……んん、ちゅぉっ……んんっ……」

どくっ! どくどくどくっ! そんな幻聴が聞こえそうなほどの射精。
絹旗の咥内へと、勢い良く精液が吐き出される。
一射二射と続けて噴出した白濁液が舌へと撃ちだされては跳ね返り口の中を満たしていく。

「ああ……出る、出てるっ……絹旗……そのまま……きもちい……」

ねっとりと暖かくて柔らかい肉舌に包まれたままの放出が気持ち良すぎて
映画館の中だというのに浜面はだらしない顔を晒していた。
射精しながらもにゅるにゅると舌の腹が動いてくれて、吐き出す尿道部分を刺激する。
少しざらつきのあるそれが体液と入り混じり、締めた唇がもごもごと動いて精の通り道を後押しする。
浜面自らも射精しながら先端を擦らせるようにして残りを吐き出していく。

そうして十秒足らずの射精が終わる。
絹旗の頬が少し膨らんできているのは誇張でもなく精液が多いからだろう。
たっぷりの精液を口に含んだまま、はにかんでいて、一日溜めていた浜面の精力にご満悦のようだ。
零さないように顔をあげていく途中

「絹旗頼む……そのままで、もう一回やってくれよ」

頭に柔らかく添えられた浜面の手で動きを止めた。

「んふっ……んっくっ、んんっ……ごくっ……ちゅ、れろっ……」
「お、やばっ……いいっ!」

返事の代わりに、絹旗はそうするのが当たり前かのごとく、また舌を使い始めてくれた。
涎と先走りとたっぷり残っている精液が撹拌されて、ぐちゃぐちゃじゅるじゅるとした潤滑が大きく増している。

「じゅぶぶっ……! じゅちゅっ、ちゅぶっ……! ちゅぽぼっ!」

下品なくらいの濁った水音。
ローションみたいに粘り気のある混合液をべっとりと舌に乗せたまま、しゃぶっているのだ。
口の中はどうなってしまっているのか、どこもかしこも気持ちがいい。
射精を終えたばかりで敏感になっているのと相まって、ぞくぞくと期待通りの快感が伝わってくる。

「ずずじゅっ……じゅるるっ、んぉっ……んっぶ、ふ、ふっっ……」

舐めながら絹旗が顔を引き上げると肉竿は爬虫類の表皮みたいにぬめっていて
唇はグロスを塗りすぎたかのように映画を光源にして濡れ光っている。
咥えている表情はうっとりとしていて、連続するフェラチオに絹旗も興奮して悦んでいるのが見て取れた。

「……ひぅ、んっふっ……んぁ……」
「なんだよノーブラじゃねえか。絹旗だってやる気満々だったんだろ」

思わずと言った様子で漏れた喘ぎで、唇の端から濁った液が零れた。
浜面がフェラチオされながらもワンピースをまくりあげるようにして、横向きで咥えてる絹旗の胸を
左手で下からすくうように撫で始めたのだ。
淡い膨らみのそこは汗ばんでいて、しっとりとした洋菓子のような柔らかい手触り。
きめ細かい肌が吸い付いて纏わりつくようだ。

「俺……巨乳派だったけど……絹旗の胸すげぇいい……
 赤ちゃんみたいにやわくて気持よくてさ、ずっと触っていてぇ……」
「んっぶっ……」

若干デリカシーに欠ける台詞であったが、その想いは本物だろう。
ふにふにとしたマシュマロの柔らかさとプルプルのプリンの張りを持つ胸を、手の平全体で揉むようにして味わっている。
固くなっている小粒の乳首を指で摘めば、絹旗の舌が不規則に動くのがまた気持ちいい。

「ああ……いいよ……もたねぇ……もう少しで、また出る……出してやるからな……」

浜面は上を見上げたまま右手で絹旗の髪を忙しなく掻き乱し、左手で胸を強めに
揉みしだきながらうわ言のように限界を口にしている。
絹旗が首を振る度に湯だった口の中で肉棒が溶かされていくようだ。
口の端からこぼれる涎で溶け崩された精液は、薄くなってその色を失いかけているのが暗がりでもわかった。

「んっふっ、うぅ……じゅぼっ……ふぅんっ……じゅぼっ! じゅぽっ……! じゅぶぅっ……!」

浜面の限界に合わせて、絹旗も抽送のペースを上げていく。
喉元まで届くぐらいのストロークで顔を上下させて、舌と唇で肉棒を扱いていく。
もしも映画の音量がなければ、濁った音を場内に響き渡らせていただろう。
ある瞬間、びくっと浜面が全身を震わせて

「イクぞ絹旗!」
「っ……んぅっ、んんっ…………ふ、んっ…………んんっ、んむぅ…………」

咥内へと熱く濃い液を解き放った。
おこりのように全身が震えて、その振動が肉棒を介して絹旗へと伝わっていく。
どくんっどくんっと心臓でもあるかのように勢いよく脈動して精が噴き出していく。
浜面はだらしない顔で、髪と胸を弄りながら絶頂を堪能している。

「ぢゅるるっ……んぉっ……んぶぅっ……」

びゅるるっっ! と最後の一絞りを亀頭の先っぽを舌へと押し付けたまま吐き出すと
絹旗が唇でしっかりとしめたまま顔を上げていき、ようやくフェラチオが終わった。
どれだけ出しているのか、前の射精と合わせて絹旗の頬はまんまると膨らんでしまっている。

「んっ……ごくっ……こくっ……んんっ、っんっくっ……ごくっ……」

流石に余裕がないのか、口元に手をあてて飲み下していく。
ただうっすら微笑んでいる表情は、喉越しで精液の味を楽しんでいるようだ。
歯と舌でたっぷりある量を溶け崩しながら、喉を鳴らして嚥下していく。
唇の端から透明の液がこぼれ落ち、顎を伝って首筋へと流れていくのが見えた。

「っぷっはぁっ……もー超出しすぎですよぉ……浜面……
 舌が超押し出されてるかと……はぁっはぁっ……思いましたよ……」

どうやら比喩抜きで勢いがあったらしい。

「気持ちよすぎて、すっげぇでるんだ。ありがとな絹旗」
「どういたしまして。私もよかったです。二発分はなかなかの量でした」

顔をあげてちろりと舌を出す絹旗も二連続の射精を味わい堪能していた様子。
そして映画のほうを向き直して溜息をついた。

「ちっ……まだ続いてるじゃないですか」
「そりゃあそんなに時間が経ってねえし」
「超早漏ですからね浜面は」
「ぐっ」

罵られて唸る。しょうがないと浜面は思う。
一回目の射精の気持ちよさが、二回目に上乗せされたみたいによかったのだ。

「まったくしょうがありません……もう一発抜いて時間でも潰しましょう」
「絶対オマエがやりたいだけだろ!」
「じゃあやめときます?」
「いやお願いします」

即答に絹旗はニンマリとした笑顔をみせる。射精させるのも飲精するのも大好きなのだ。
三度目のフェラチオに浜面は思う存分絹旗の口へと欲望を吐き出していった。
というか映画が終わるまで、絹旗の奉仕はずっと続いていた。

中断
次辺り本番とかイラマチオとかで浜面が攻めになります

早速のレスありがとうございます!
いい忘れてましたが文章量が多く時間がかかりそうなので気長にお待ち下さい

投下します
エロに若干の偏りはありますが仕様です

数日後。
夜、明かりが無い暗い室内で浜面と滝壺が裸のままベッドで寄り添っていた。
滝壺は安らかに眠っていて、浜面はまだ眠っていないようだ。
日付けがそろそろ明日へとかわる時刻、『アイテム』の複数あるアジトで二人は一夜を過ごしていた。

「大丈夫だから……だからはまづら……今日は一緒に……ね……?」

そう言って、あれだけの無茶をしてしまったのに、こうして夜を共にしてくれる滝壺は優しかった。
浜面が気にする以上に、滝壺だって気にしてくれていたのだ。
嬉しくて嬉しくて浜面は二回も抱いてしまった。
そう。二回分だ。
前回のように一晩中なんて事はないし、乱暴にもしていない。
慣れていない滝壺を労って労って、傷つけないように優しく抱いた。
そうして二回目のセックスで滝壺の限界を感じ、眠る滝壺を抱きしめながら共に夜を明かした。
正確には明かそうとした。
でも眠れないのだ。浜面はまだ全然収まっていないのだ。

(絶対ダメだよなぁ……寝ちゃってる所に入れるのはナシだよなぁ……)

一人の少女を守ると誓った決意は今も変わっていない。
でも好きだからこそ、なんだかんだ言って凄くヤリたい。
一回や二回じゃとてもとても足りなかった。
今や浜面の性欲はとどまるところを知らず、平均二桁に達する弾薬を装填している。

(それに……イケたし気持ちよかったけど………………絹旗のほうが……イヤイヤイヤ! 何考えてんだ俺は!)

あろうことか。
数だけじゃなくて、思う存分に性欲を発散させてくれてテクニック豊富な絹旗のほうが
気持ちいいだなんて、考えるだけでも罪だっただろう。
浜面は邪な気持ちに囚われたまま、眠れぬ夜を過ごしていた。



短い睡眠を終えた早朝。
滝壺とは朝から別れ、浜面がバイトに集中できないままなんとか終わらせた夕方。
真っ先に連絡をとったのは当然のごとく絹旗だった。
どれだけ慌てているのか、携帯端末を操作する指先は入力ミスを繰り返していた。

『はいはーい、なんですか浜面』

絹旗が電話に出るだけで、何故か端末を強く握りしめてしまうほど、焦っている始末だ。

「その今日もまたさ……どこにいるんだ?」

率直な台詞に込められた下心はあまりに露骨だった。

『あー……もしかして滝壺さんとあんまりエッチできませんでした?』
「いや、その……まあ……滝壺が疲れちゃってだな……」
『そうですか……うーん……超してあげてもいいんですけど、今日はどうしても外せない用事があるんですよ』
「ぅあ……」

喉の奥から息だけが漏れたような呻き。
浜面の表情は悲壮感を超えて、絶望すら漂わせてしまっている。
レベル5の面子に喧嘩でも売られたら、こんな顔をするかもしれない。

『明日なら超抜いてあげますから、我慢しといてくださいよ』
「う……なぁ、どっか時間作れないか? もう我慢できねえんだよ……」
『こいつぁ超溜まってそうですね。滝壺さんも超罪な女です全く。
 ……それじゃあですね。私の『インディアンポーカー』をあげますよ』
「え?」
『この前私が持ってたやつですね。アレ貰い物なんですが特別で超エロいって話ですよ』
「え、いやでもよぉ……そんなんじゃなくて……」

誰が聞いてもみっともない、縋り付くような焦った物言い。
完全に絹旗へと依存していて、ヒーローのごとき活躍を見せた男とはとても思えない。
さながら絹旗の奉仕は麻薬のようなものか。

『いいからいいから。私の部屋に置いてますから、もしダメだったらまた連絡してきてください』
「あっ……」

電話を切られてしまった。
そうして溢れださんとする欲を抑えながらもすぐに住居へ向かい、カードを手に取るとすぐに寝室へと入った。
もう一度滝壺にお願いしようとは何故か考えなかった。



夢を見た。それはもういやらしい夢だった。
セックスやそれ以外の事。もしくはそれ以上の事をとある少女と楽しんでいる夢だ。
その官能を夢の中で何度も体験した。
朝起きれば履いていたトランクスの中が嫌になるくらい夢精していた。
言葉にできないくらい気持ちが良かった。
絹旗の言うとおり特別で超エロいものだった。
しかし、浜面の表情には、険しさが先にあった。


早朝に起きて身支度をさっさと整えた浜面は、あまり使っていないアジトへと絹旗を呼び出した。
ニット生地の白いワンピースの絹旗の姿はいつもと変わらないように見える。
けれど、浜面はその内側がどうなっているのか嫌になるくらい、もう知っているのだ。

「『インディアンポーカー』を使ったぜ……」
「へーどうでした? 昨日は呼ばれなかったですけど、満足しましたか?」
「ああ、でもな……夢で出てきたのはお前だったんだよ」

それを聞いても絹旗の表情は変わらない。
頷き納得しているといった様子。

「でしょうねぇ。元カレが寄りを戻してくれ、俺の気持ちだ! なーんて言ってくれたんですよ」
「ぅっ、元カレ……」
「どちらかと言うとセフレでしたけど。もう別れたんです。予想通りアイツと私のエッチだったんですね」

そう夢で見たものは、絹旗とそのセフレとのセックスの記憶だった。
『インディアンポーカー』を通じて、五感全てで伝わったあまりに生々しい性の記憶だ。
それが封入されたカードを絹旗に渡す事が、その男なりの愛情表現なのだろう。
だがセフレに同調して、絹旗との濃厚なセックスを見て感じて演じた浜面が抱いた
様々な感情は、愛情と言えるようなものではなかった。
狂おしいほどに荒れ狂うそれは、絹旗を見ているだけで目が眩みそうになるほどに大きくなっている。

「羨ましくて羨ましくてしょうがねえんだよっ!」
「っわっぷ……いきなりなんなんですか……もしかして超ジェラってます?」
「そうだよ! くそっ……!」

駆られるように浜面は絹旗を抱きしめた。言うとおり我慢できないくらい嫉妬している。
夢の中で組み伏せた絹旗が快感に喘ぐ様。
それを他の男がやっているのが許せないのに、絹旗の身体を貪る快感から離れられない。
絹旗は自分の恋人でもなんでもないのに嫌なのだ。
されども気持ちが良すぎて、夢から醒めたくない。
身体は気持ちいいのに、心は嫉妬で燃えたぎるわけのわからなさが、抱く腕に力を込めてしまう。

「っ……んむ……ちょっ、はまづ……ん、んんっ…………」

ほとんど無理矢理のようにキスをした。
浮気とか浮気じゃないとか、そんな事はもうどうでもよかった。
きっと最初からこうしたかったのだ。
舌を入れて口の中を掻き回すようにすれば、絹旗もすぐに合わせてくれて堪らないほど気持ちがよかった。

「っはぁ……完全に超浮気じゃないですか……これでも滝壺さんを応援してたんですけど……
 でも浜面が浮気したいなら仕方がありませんね…………」

一分間ほど、ずっとキスをしてから離れる。
観念しているような言葉とは裏腹に絹旗の表情は艶めいている。
能力で抵抗する気などなくて、無理矢理キスされているのに嬉しそうだ。
浮気になってしまったのに、求められているのが嬉しそうだ。
そしてその表情を夢のなかで、何度も浜面は見ている。
他の男が絹旗にそうさせていたのを見せつけられている。

「いいから。ベッド行くぞ」
「わわっ? 浜面の癖に超強引で……ちょっとゾクゾクしちゃうじゃないですか」

簡単に抱き上げれる軽い身体をベッドへと連れて行く。
嬉しそうなその顔を俺の手で塗り替えたい。独り占めしてしまいたい。
そんな自分勝手な欲望ばかりが浜面の中で渦巻いてしまっている。
あんな夢を見てしまっては、抑えられるはずがなかった。

「っわー…………いつもより超勃起してますねぇ…………」

ベッドへ押し倒した浜面がすぐにズボンを脱ぐと、雄々しくそそり立った肉竿が
まるで柱のように天を指している。
夢精を何度もしていたはずなのに、一割ほど体積を増しているように見えるほど大きい。
絹旗はそれを見てゾクリと身を震わせた。
雄の欲情にあてられているのだ。

「すぐ入れてやる」

完全に犯す事しか考えていない浜面が脱がす間も惜しんで、ワンピースを胸元までめくった。
くびれがある腰は年齢のわりに丸みがあり、まるで男の手によって整えられたように思えた。
ブラと同色の白いショーツは中心がじっとりと色を変えていて、犯される期待だけで
身体の準備ができてしまっているのがわかる。
きっと幾度と無くそうしていたからだ。
浜面がショーツの股の部分だけをずらせば、外見通りの幼いスジめいた割れ目があり丸く膨らみのある肉付き。
ここが男を受け入れるための器官だということを浜面はよく知っている。

「あっ、んぁあぁっ……!!!」
いきなりに挿入した。
すでに濡れている小さな穴を割り開くように突き進み、柔らかな抵抗感をねじ伏せる。
小柄な身体なのにあっさりと絹旗は受け入れて、悲鳴のごとき喘ぎをあげてしまう。

「くっ、ふぅ……んんっ……! あ、あぁっ……!」

挿入されただけで少しばかりイッてしまったのか、身体がピクピクピクッと軽く痙攣して
暖かな膣内がきゅぅっと締め付けてくる。
感じやすいどころではない。

「小さいくせにエロい身体しやがって……!」
「……ふ、あっ……こ、こんな超でかいちんぽ、ひぁっ……! 入れられたら……
 女ならだれだって……あ、ぅぅうっ……!」

最後まで言わせずに、両腕を押さえつけるようにして腰を振り始めると
一突きごとに絹旗は身をよじらせ、高い嬌声をあげる。

「あ、ふぁっ……! あっ! ふぅ、ん、はっ、ああっ……! は、ひゅぅぁっ……!」

亀頭がぞりぞりぞりっと膣壁を擦り、大きすぎる物が絹旗の中を叩く。
先端は絹旗のへそより深い所まで届いていて、槍のごとき鋭い突き込みに
空気だけを吐くような喘ぎが混じる。

「……ぁんっむっ……ん、んんんっ……! ちゅっ、んぇっ……ちゅるぅっ、んんんっ~~……」

浜面は腰の動きはそのままにキスで唇を塞いだ。
抽送の度に口中で漏れる喘ぎを舌で絡めとり味わう。
撃ち込むように腰をぶつけて、漏れる悲鳴を強く吸い出す。
まるで何かの機械のように挿入とキスをループさせて快感を絞りとっていく。
絹旗は涙を流してされるがまま。
何度も絶頂していて複雑に膣内が蠢いている。
そして浜面もすぐに限界が訪れた。

「……んん、んむぅっ…………!!!」

妄執を表しているかのような、どろりと濃い塊を注いだ。
どくっ、どくりっ、どくどくっ、そんな音が聞こえてきそうなほどの勢いで
量と粘性のある重い精液を中出ししていく。
その間も押し潰されているような絹旗の身体は、ビクビクと痙攣してイッているのが見て取れる。
ぎゅっと締め付けてくる膣内の締め付けでも絶頂しているのを感じた。

「……はぁはぁっ…………こんなもんじゃないよなぁ……絹旗…………」

キスしたままの中出しを終えても、ギラギラとした瞳は獣のように燃えている。
本人も知らなかった暗い情熱で、情欲を燃やしている。

「そう、ですね……はぁっ……浜面のセックス……ふふっ……超気持ちいいです…………」

見下ろした絹旗は涙ぐみながらも微笑んでいる。
激しい浜面との行為を楽しんでいる。
でも、夢のなかの絹旗はもっともっと感じていた。感じさせられていた。
浜面と同じくらい絹旗だって足りていないはずだ。

「もっとだ……もっとイカせてやるっ……!」
「ひゃああぅっ……! あっ、ああっ! んぅ、やぁっ……!」

打ち付けるような挿入は乱暴で女の事なんて考えていないような激しさ。
なのに、耳をくすぐるほどに甘く甲高い声で絹旗は鳴いていた。

「夢より気持ちいい……! 絹旗の中ァ! 滅茶苦茶締め付けてくる……!」
「ふ、んんっ……! はっあっ……そりゃ……そうです、よ……! 浜面のちんぽが……
 超大きくて……! ひぅっんっ……! 私の……超いっぱいになって……ひぐっ!」

M字開脚にされている絹旗は激感に仰け反った。
開いた口は涎でいっぱいで、溢れるのを気にする余裕がない。
一突きごとに全身が押し上げるように揺らされていて、快感を堪え切れない。
膣口が痛々しいくらいに押し広げられているのに、濡れきっているそこは柔軟に肉棒を受け入れている。
きつく締まるのに柔らかく包むような粘膜を擦り合わせて、お互いに快感を貪り合う。

「こうするといいんだろ絹旗!」
「ひっ、あっんんっっ! そこっ、お腹のよこ……! 超いいです……! ひ、あっ……!」

より責めようと、浜面が絹旗の片足を抱くように持ち上げ、横向きにしながら腰を振った。
肉棒が角度を変え、膣内をごりごりと削るようにされて、絹旗はあられもない悲鳴をあげる。
夢で見た体位を真似しているだけだが、形も太さも違う肉棒が絹旗のまだ知らない性感を掘り当てていく。
天井を向いた足先がピンっと反るように伸びきって、小さくイッているのがわかる。

「こんなの……! あふ……あそこが浜面のちんぽの形に……んぉっ……! 超なっちゃいますよぉ……!」
「なっちゃえよっ! オレ用にしてやるっ!」

浜面は叫ぶ絹旗に興奮する。
血液がより股間へと集中しているような感覚があり、動きを増した。
ぐちゃぐちゃに濡れている膣内を、肉棒で突いて捏ねて馴染ませて自分の縄張りへと変えていく。

「んくぅっ、あ、んんっ……ちょ、浜面なんで舐め、んふぁっ……!」

目の前にある裸足の指がピクピクするのが可愛らしくて舌を滑らせた。
舐められ足先が伸びきると同時に、膣内がきゅんきゅん締め付けるのが気持ちいい。
絹旗の身体はどこもかしこも敏感で、刺激を与える度に結合部から快感を返してくる。
浜面の腰の動きが速さを増し、部屋中にずじゅっ、ぐじゅっ、ちゅじゅっ、と湿った音が響き渡る。

「絹旗っ! 出すぞっ……!」
「ぁひぅっ……! んっ、あああっ……! んん、んっっんぅ……!」

どぶっ、ごぶりっ、どぶぶっと断続的な勢いのある射精。
小さな膣内が圧倒的な白濁の量で埋め尽くされていく。
ポンプで送り込んでるかのように雄のエキスが注ぎ込まれていく。
まるで絹旗の最奥へと自身の遺伝子を刻んでいくようだ。
絶頂と共に握るように絞りとっていく膣内へと、最後の一滴まで吐き出していった。

「気持ちいぃ……」
「あふっ…………」

瞳の焦点が定まらない絹旗からモノを引き抜けば、どろりとした精液が結合部から溢れだした。
愛液と混じっていもなお白く濁るほど濃厚な、固体のような液体。
粘性のあるそれが、重力で垂れ落ちてベッドを汚す。
そして、それだけの精を注いでも浜面はまだまだ力が有り余っていた。
無言で絹旗のワンピースをまくりあげ、ブラもショーツも一緒に脱がせてしまう。

「すげぇ興奮する……」

全裸で無防備な絹旗の肢体に、ぞくぞくぞくっと背筋は震え、腹の奥に飢えにも似た疼きが走る。
茫洋とした、快楽に蕩けきった表情を見ているだけで、欲情はより強まっていく。
もっともっと絹旗を支配したいと全身が叫んでいるようだ。
だから次に目についた所は、ある意味浜面が支配されていた絹旗の唇だった。
未だ透明な涎がこぼれ落ちる口を、今度は俺が支配してやるのだと、モノがずくんっと脈動した。

「夢でも、やってたもんなぁ……俺にしてたよりも、もっとすげぇのを…………」
「あ、んんっ……浜面……お口を……はぁっ……超犯したいんですね……」

絹旗はぼんやりしながらも上半身を起こして返事をする。
目の前にある、お互いの体液で濃厚な匂いを漂わせているそれは、射精しても変わらない大きさ。
今にも襲いかからんとする凶悪な肉棒を見る絹旗は、恋でもしているようにうっとりとしている。

「っこくっ……いいですよ……私はお口の中も超性感帯なんです……浜面の超でかいちんぽで好き放題に超犯してください……」

無防備に口を開けて舌を誘うように蠢かせた。
浜面は眼下にある小さな顔を両手でがっしりと掴み、口の中へと挿入していくと唇が丸い形に広げられる。
そのまま進むと亀頭が柔らかな舌を擦っていき、口蓋垂、のどちんこの辺りでつっかえた。
肉棒の全長は絹旗の顎先から額を越えるくらいの大きさがあり、口内にはとても収まりきれないのだ。

「……んっぐぉぉ……んぉっおおっ……」

けれど浜面の手には力が篭もり、腰を押し進める速度は変わらない。
とろみのある涎が潤沢に溢れてきて。

「……んおっ!?」

ずるっと何かの拍子のように、喉元まで亀頭が押し込まれた。
幹のほとんどが絹旗の咥内へ入ってしまい、膣とはまた違った締め付けられる感覚。
わずかな隙間で呼吸する度に、じんわりと包み込まれているようだ。
絹旗も感じているのか目元がとろりと色っぽく滲む。
だがこれだけで浜面が足りるはずがない。

「夢の中でもこうされてたよな……? いくぞ……!」
「んっおおおっ……! んぐっぶぶっ……! んんっんんんっ!」

喉に挿入したまま、浜面は腰を使い始めた。
大きい肉棒が絹旗の口の中へと手品みたいに沈み込んでは浮かび上がる。
ぎゅっと舌を潰し、口蓋垂を通り抜けて、狭隘な喉食道へゴリゴリと先端を擦らせる。
トロっとした粘質の涎が溢れ出し、無茶な挿入の潤滑油となる。

「舐められるのもいいけど! これも気持ちいいな絹旗!」
「……くっぶぶぅっ……! んっぅうっ……っぐぐっ!?」

先程セックスしていたようにガンガンと腰を振る。
滑らかな喉粘膜を使って肉棒を扱いていく。
唇が大きく広げられて、大きなモノが遠慮なく入り込んでいく。
ちょちょっ、ちゅちょっ、ちょちょっ、ちゅちょっ、そんな湿った音がリズムよく
絹旗の口から鳴って、浜面は口腔全体を使っている快楽に酔いしれる。

「んっぼっ……! ん、ぐぉっ……! んんっ、んんんっ……!」

もしこの光景を見ている者がいれば、少年が少女を性玩具にしているような口性交に眉を潜めるに違いない。
だがよく見れば、その判断が間違っていた事に嫌でも気づくだろう。
髪と顎を掴まれて口を犯されている絹旗は苦しげなようでいて、頬には笑みが浮かんでいるのだ。
見上げる眼差しは涙で濡れながらも目尻が上がっていて、浜面から視線を外さずにまるで見守るよう。

もごもごと動く口元は挿入に合わせて舌を使っていて、深く飲み込まされる度に嚥下するよう喉で扱く。
食道まで犯されながらも、空いた手で小さめな胸を揉み、反対の手はつぷつぶと膣を弄っていた。
拷問のごときイラマチオでも、嘔吐反射などせずに絹旗が感じているというのが目に見えてわかった。

「ああ……気持ちいいぞ……絹旗はどこもそこも最高だ!」
「んぶっ、んぇぇっ……んっおおっ……じゅぶぶっ……!」

腰を引き、口の中を肉竿で掻き回した。
丸みのある頬が広げられて、内側から亀頭が浮かび上がる。
歯磨きでもするように頬をぐいぐいと突いてから咥内の感触を確かめる。
舌の裏側から上顎の硬い部分や柔らかい所までくまなく肉棒を突き立てる。
口の粘膜全てを肉棒で犯し尽くす。

「……そろそろ飲ませてやるからな!」
「んぉっ……んぶ、ぶぅっ……んぶっ! んっごっっ! っぉ! っぉ! んぉっ!」

絹旗の頭を上向かせるようにして、斜め上から腰を押し付けた。
ほとんど顔に跨っているような体勢で浜面は抽送していく。
じゅぼっ! じゅぼっ! じゅぼっ! じゅぼっ! じゅぼっ! そんな早過ぎるリズム。
遠慮無しに腰を振っていき、肉棒で喉粘膜を掘削していく。
浜面の股間と絹旗の唇がキスしてしまうくらいに深く、奥底まで肉棒を飲み込ませていく。

「んっぐぅっ……! んぇっ! んぇっ! んんっ! んげっ!」

苦しいのか絹旗の顔は赤くなり、浜面の脚を握る手にはぎゅっと力が篭っている。
けれども暴虐に対して叩いたり、能力を使ったりなどの抵抗はしない。
窒息してしまいそうな口虐に、紛れも無い快楽を感じてるからだ。
白濁の後が残る膣口からは愛液がしとどに溢れていて、腿から膝へと流れるほどにこぼれ落ちている。
ベッドに沈んだ脚先は痙攣するように震えて、口を犯され何度もイッている。

「出るぞ……でるぞ……」
「ふっごぉっ! ふっぐぅっ! んっぼっぐぅっ……!?」

浜面は絹旗の頭をしっかりと掴み、前のめりに体重をかけるようにして真上から突き刺した。
肉棒全てが絹旗の喉深くまで入ってしまい、喉元が亀頭の形に膨らんでいる。
絹旗の背が弓なりに反って、まるで背骨の代わりに肉竿が入ってしまっているかのようだ。
そのまま小刻みの速い抽送を繰り返し、口から繋がる粘膜を使って肉棒全部を扱いていく。
首の中で肉が浮き上がるほどに狭隘な空間を摩擦していく。
亀頭の先がにゅちゅるっと柔い肉に擦れた瞬間。

「全部飲めっ!」
「……んっぅごぉっ…………! ごっ、んぉっぐぅっ……」

叫びと共に欲望を解き放った。
竿の根本が唇にぴったりと張り付くほどの深く、飲むというよりは胃に直接注ぎこむような射精。
三度目でも糸のように濃いそれが喉の壁にぶち当たり、引っかかる間もなく続く濁流で押し流される。
同時に絹旗の全身がビクビクビクッと激しく強張り痙攣して、喉奥射精で絶頂に至った。

「んっぐぅっ! ん、おぅ、おぶぅっ……! んぶぶっ……!」

年頃の少女から出てるとは思えない濁った喉を鳴らす音。
精液を飲み込もうとしても、その動作自体が肉棒を扱いてしまい射精を促すだけ。
絹旗は苦しげに身じろぎしようとするが、喉の中まで串刺しにされたような状況では動けるはずもない。
明け渡してしまった喉の門は無防備で、胃へと注ぎ込まれる精液を受け入れ続ける。
唇から胃の中までを、注ぎ込まれる獣欲によって完全に埋め尽くされていく。

「くはぁっ……」
「……んっぶっ…………けふっ……! ごほっ、こふっ! ……はぁっはぁっはぁっはぁっ、はぁっぅっ…………」

たっぷり十数秒の時間をかけて射精し終えると、ずるりっという感じで肉が口からこぼれ落ちる。
流石に苦しかったのか、絹旗は咳込き涙ぐんでいる。
しかし、表情は絶頂によってキラキラとした涙が輝くようだ。
息を荒げながらも浜面を見上げて微笑んでいる様子は、快感で蕩けきっている。

「すげぇよ絹旗……滅茶苦茶イラマチオしてるのに全部飲みやがって……」
「……んっ、はぁっ……浜面こそ、超いたいけな少女に超容赦、っく、んぅ……
 しないなんて……超鬼畜の超ケダモノです……おかげで超イッちゃったじゃないですか……」

呼吸を落ち着けようとしている顔は紅潮しており、眼差しが酷く色っぽい。
憎まれ口を叩きながらも、快楽の残り火が宿っているようだ。

「だったら、オマエの望み通りにしてやるよ。ほら」
「……超イラマしたうえにお掃除までさせるなんて、超最悪の男ですね……」

涎と精液でドロドロになっているものを差し向けられて、絹旗は舌を這わせはじめる。
ドロドロに濡れた幹や亀頭の先端を舐めて、首を傾け裏側と表側のどちらも綺麗にしていく。

「お、おおぉっ……先っぽいいぞ……」
「ちゅっ、んぇっ……ん、ぶちゅっ、んんちゅっ……れおっれおぉっ…………」

射精したばかりで精の味が残る鈴口の穴を、れろれろと舌で穿ってくる。
ちゅぅっと吸ってきては、敏感なカリの回りに吸引による快感が走る。
射精したばかりの肉棒を舐められるのは何度されても気持ちが良かった。
舐めしゃぶっている絹旗の表情も、色気があって堪らないものがある。

「エロい顔しやがって……顔も使わせろ」
「っわぷっ……あっ、やぅっ……私の……んぅんっ、んんむむっ……!」

舐めさせるだけでは我慢できなくて、頭をがっしりと両手で掴み顔へと肉棒を擦り付ける。
ずりずりと頬肉へ押し付けつつ、自らも腰を振る。
唇や鼻で擦るようにすれば、小さな舌がれろれろと舐めてきて、とろんとした瞳が肉棒で見え隠れするのがまたいやらしい。
顔を犯されてる絹旗も興奮しているようで、欲情を更に駆り立てる。
オナホールでも使ってるみたいに頭と顔を前後させて、裏筋やカリを可愛らしい顔へと擦り当てていく。
体液でぐちゃぐちゃにされてる顔で、遠慮なく肉棒を扱いていく。

「顔で全部受け止めろっ!」
「ふぁっああっ……!」

びゅるびゅるびゅるっと頬に押し付けたまま精液をぶっかけた。
何度出しても濃いそれがふっくらとした頬を汚していく。
飲みたさそうにさらけ出されたピンクの舌にも重い液がのっかった。

「こっちもだ!」
「っふごぉっ? んんぉっっ……!」

サディスティックな劣情の勢いのまま、小鼻に押し付けられた亀頭が鼻の中まで射精した。
溺れて水が入ったかのようにツーンとした刺激に襲われて、絹旗の表情が歪む。
鼻腔の中まで入りこんだろう精液で鼻に蓋をしていく。
何度か出した後に改めて、また顔へと残りをぶっかければ、ぐっちゃりと白濁したもので顔が覆われていた。

「すぐ出ちまった……絹旗ちんぽ顔過ぎるんだよっ……」

勝手な物言いだが絹旗は何も言わない。言えない。
顔全体を浜面の精液で覆い尽くされて、鼻をかむみたいに精液を鼻から飲み込まされては何も言えるはずがない。
けれど暴虐を振るう浜面の言葉と行為に、ゾクゾクと背筋を震わせ身体は反応していた。
手荒く扱われた上に、オモチャみたいに扱われている事に興奮してしまうのだ。
『窒素装甲』という強固な皮の下。
その内側のマゾヒスティックな本性が浜面の手によって剥がされている。

「……ん、っずずっ、んぉっ、げほっっ、んんぅっ……れろぉぅっ……超最高な気分です……
 ちゅぶぶぅぅっ……もっと、もっと私を超犯してください浜面……」
「ああっ……もっとだ。他の男なんか忘れさせてやるよ」

蕩けた表情で、ぶっかけられた精液を拭い舐めとる絹旗を四つん這いにさせた。
汗で濡れた背中を撫でるだけでも、ぴくりと反応が返ってくる。
浜面の両手が背を滑り、丸みのある尻に宛てがわれた。
細身の絹旗の中でもっとも肉付きのよい尻は滑らかな肌艶をしていて、触り心地がとてもいい。
壊れないプリンみたいなそこを、もみゅもみゅと揉むだけでも気持ちがよくて、飽きないだろう。

けれど今はそれだけじゃ物足りない。
夢で見た記憶を追走して、尻肉を外側へと広げた。
中心には白と桃色を混ぜたような色素の薄い窄まり。
排泄口は小柄な身体通りの小さくて可愛らしい形をしている。
だが、ここが男を楽しませるための穴だというのを浜面はすでに知っている。

「あ、あっ、お尻ですねっ、いいですよっ! 綺麗にしてますから……!
 早く、早くお尻を超犯してくださ、あぉ、ぉおおっ……!」

窄まりへと亀頭を指し向けてゆっくりと腰を推し進めた。
丸いエラばった部分が肛門を広げ、皺が引き伸ばされていく。
こなれているそこは、大きなモノを柔軟に飲み込んでいく。
膣に比べてぎゅっと抵抗感のある穴は握られているように強い。
その快感をじんわり楽しもうと腰を進めようとして

「やっぱ我慢できねぇ」
「っおっ、んおぅっ……!?」

ずぶっと肉棒の半分ほどを、絹旗の中へと突っ込んだ。
喘ぐ絹旗は排泄とはまた違う逆しまに侵入される感覚に、ぞぞぞっと鳥肌を立てる。
不意の衝撃で見開いた目を白黒させて涎がこぼれ落ちる。
直腸を穿られる刺激は慣れているだけに効果が高い。
ついた膝はがくがくと震え、手の力が抜けてしまってベッドに上半身と顎をつけるうつ伏せになった。

「っぅぉ……夢となんか違うな……曲がってる所に当たるぞ」
「ぅっ、ぉっ……そ、そこお腹の中が超ずれちゃっ、おぉっ、あぅ、くぅっんぅっ……!」

夢とは肉棒の大きさが違うため、少しだけ曲がった直腸の片側を擦っている。
わずかに傾いた道をまっすぐに進もうとすれば、あらぬ所へ腸が押しずらされる。
尻にぺたんぺたんと股間がくっつくのも心地よい。

「……ケツ締まる……おっ、ここ先っぽが当たって気持ちいいな……」
「ふひゃぅっ……! いい、ですっ! そこは刺激が強くて……!」

肉棒よりは小さいが、わずかに広い直腸の空間を抜けると亀頭の丸みが
襞の段々に擦れて、絹旗が猫みたいな鳴き声をあげた。
カリに引っかかって絹旗は舌をさらけだして悦んでいる。
小刻みに浜面が腰を揺するだけで敏感な粘膜から快楽電流が走り
そうして揺れが段々と抽送へと変わっていく。

「あっ、おぉっ……ふ、うっ、ふぁっ……! お、んぉっ……! くぅんっ……!」

浜面が尻肉を掴んだまま突けば、喘ぐ絹旗の背からは大粒の汗が流れた。
狭くて膣内よりもつるりとした感触の粘膜を肉棒で擦っていく。
浅い所と少し奥に入った所にある襞がにゅるっと絡むのが気持ちいい。
入れる時はぎゅと肛門が締まり、抜く時は緩むように動いてうまいとこ絞りとってくれる。
抽送の度、薄くも柔らかな尻肉がぷるぷると揺れるのも楽しい。

「なあ、ここはどうだ?」
「ん、あぅはっ……そこは子宮を超、ふぅぅっんっ……押されて、るみたいで……! 超イイです……!」

肉棒で下へ向けるようにして腹側をぞりぞりと擦れば、抑えきれない絶叫。
腸壁越しに子宮を愛撫される感覚に表情をだらしなくトロめかせた。
亀頭のカリの部分が引っ掛かり、トントンと押すのが気持ちいい。
ついでに手を伸ばし胸を弄れば、乳首が今までにないぐらいに固く尖っているのがわかる。

「あっ、あはうっ……! もっと、超つよく、していい……あ、ああぁっんっ、んん……!」

乳首を乳輪ごと揉み潰すように引っ張り弄ると、小さいながらも柔らかな肉が手の中で形を変える。
握り込むように揉んでいるのに、甲高い喘ぎには甘さばかりが漂っている。

「あ、ああっ……! またイッちゃいます……! ふうぅぅぅんんっっ……!」

そのまま子宮の裏側を何度もノックすると、ベッドへ顔を伏せたまま全身を強張らせた。
両手で引っ張られたシーツに皺が寄り、伸びた脚先がつったかのようにベッドを押す。
肛門も、きゅぅぅぅっと今までになく強く搾り取ってくる。
絹旗は全身を躍動させるように絶頂を迎えたのだ。

「一人でイクんじゃ……ねえぞっと……!」
「ほぉっ、ん゛ぉ゛っ……!」

ぷしゅっと愛液が膣口から弾けた。
浜面が絹旗の絶頂を追いかけて、ずんっと深くまで腰のしなりを利用するように突いたのだ。
一気に深くまで入り込んでいて、亀頭の先端が直腸を通り越して複雑に曲がった所、S状結腸まで届く。
刺激が強すぎたのか、絹旗の全身から力が抜けてぺたんと完全なうつ伏せになってしまう。
アナルセックスでここまで深く犯された事はなかったのだろう。
瞳は靄がかかったように焦点を失っていた。

「お、これはこれで……」

弛緩した穴は柔らかくて、最奥まで届いたそこは膣内に似た包み込むような感触。
斜めに傾いたS状結腸で抽送すると、くちゅくちゅと亀頭が狭い所でこすれ合う。
意識を失いかけてもやはり絹旗の身体は気持ちがいい。
むしろ眠ってる滝壺にできなかった事をしてるみたいで興奮を高める。
浜面の嗜虐的な欲望がどんどんと溢れ出てきている。

「よし……いくぞ」

絹旗の両肩を抑えるように手を載せて、ずんずんずんっと体重をかけるように犯し始める。
力が入らなくて緩みのある尻穴は、意識がある時に比べて刺激が弱くなってるが十分に快感がある。
太い肉棒で奥まで突いているから、嫌でも伸縮する腸壁が纏わりついてくる。
一突きするごとに、びくんっびくんっと絹旗の身体が痙攣するのも愉快だ。
意識を失いかけながらも感じている。

「……ぁ、ふぅ…………」

突き込みに合わせた、鼻から息だけが漏れたような声。
浜面の体重と肉棒に占領された身体から、空気だけが押し出されたようだ。
括約筋が緩くまろやかに根本付近を締めてきて、抜き差しするたびにきゅんきゅんとまとわりつく。
抜き出そうになるくらい引き抜き、奥まで突っ込んで、肉棒全体で腸壁をこそいでいく。

「あふっ……ふっぅ……ふぅっ……ふぅっ……ふ、んぅぅ……」

ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ!
段々と速度が増していき、肉と肉が叩きぶつかる音が部屋中に響き渡る。
堪能するなんて余裕はもう浜面にはない。
責めている風ながらも、絹旗に夢中になっている。
気持ちのいい穴で、絹旗の全てを支配しようとえぐり込むように掘削していく。

「ケツで飲み込め!」
「ふぐぅっ、おおおおぉぉぉ……あ、んんんっ……!?」

どぶぶぶぶぶっ! そんな音が聞こえそうな勢いで精液が放たれる。
衝撃で覚醒した絹旗は、体内を埋めていく精液の濁流にわけもわからずにイカされた。
浜面の重みと身体を穿つ肉棒によって、全く身動きできないまま、電気でも流されたように全身が痙攣。
勝手に腹筋が力み、肉棒を締め付けては泥のように濃く重い精が更に吐き出され、腸内を真っ白に染め上げる。

「ふ、ぐっ……んあぁああぁぅっおおぉっ…………!」

獣の唸りにも似た悲鳴を上げながら、何度も何度も腸内射精で絹旗はイカされ続ける。
長い長い射精は、絹旗の声がかすれるまで止まる事はなかった。

「……ふぅっ、すげぇ出たな……はぁっ……気持ちよかったぁ……」

言いながら、ずぶぶぶぶっと肉棒を抜いていくと、絹旗の中に入っていたのが不思議な
くらいのサイズのモノが出てきた。
肛門が浜面の形を数秒保ったのち、きゅっと窄まり白濁した液が中からこぼれ落ちる。

「……は、ぁ、ん……はぁっ……はぁっ……ふ、んんっ…………」

絹旗は俯いたままの寝姿で、荒く呼吸をしているだけ。
犯されイカされ続けた身体は神経の隅々まで快楽電流で灼かれてしまったようだ。
ここまで屈服させられては、もう浜面無しではいられないだろう。

「無理させちまったかぁ……そうだ! 風呂入れてやるよ」

汗と体液にまみれた身体を抱き上げて、浴室へと連れて行く。
何を考えているのか、その途中で萎えていた肉棒がまた勃起していく。
初めての日を思い出しているのかもしれない。
欲望の権化となった浜面が浴室へと入っていったあと、嬌声が響いたのは予想するまでもなかっただろう。





突然に浜面は目覚めた。
浴室で中出ししたり、また奉仕させたり、マットプレイさせたりと楽しみ終えた直後だった。
よく使っている『アイテム』のアジトの一人部屋。
隣には絹旗の姿はなく、甘酸っぱいような少女の匂いも感じられない。
ただ同時に嗅いでいた精液の生臭さは空気中に漂っている。
主にトランクスの中からそれは醸しだされている。

「あ、ああああああっ……こ、れっ! 夢オチかよ!」

身を起こせば、ホログラムが入ったカード、『インディアンポーカー』が額からぽろりと落ちる。
そう、最初から最後まで全てはカードが見せた夢。
とあるルートから手に入れた裏物のカードを利用した浜面は淫夢を見ていたのだった。

「マジかっ……!? 『インディアンポーカー』は誰かの記憶とか想像とか技術を再現するものだろ!?」

つまり身近な人が夢に出るのはまだしも、自分自身が出てくるなどあり得ないはずだった。
仮に絹旗がそういう『インディアンポーカー』に出てきたとしても、滝壺という彼女がいて
浜面という名前と顔をした男が出るわけがない。
そんな記憶はないからだ。

「うぇ……パンツの中が……の、前に説明書を……」

エロいという見出しだけですぐ使ったので見てなかった説明書を開いた。

「気になるあの娘がビッチ過ぎて俺は浮気してしまったのだが」

なるタイトルと共に無意識に働いて願望を抽出し、妄想を叶えると言った文言が乗っていた。
属性としてビッチ、フェラチオ、奉仕、浮気、支配、ちょっとNTRなどの追加項目も用意されている。
本人の環境と記憶に合わせて、属性からシナリオが作られているようだ。
『インディアンポーカー』も何やらパワーアップしているらしい。
適切に扱えば一種の心理療法などにも使えるだろうが、いかんせんアダルト方面で活躍しやすかった。

「え、ええー……どういう技術だよ……進化しすぎだろ……つーか俺って絹旗が気になってるのか……?」

夢で見たいやらしい絹旗の姿。
柔らかそうな髪。小さく整った顔。華奢な肢体。
奉仕してくれた事も、好き放題に犯したことも、まるで本当にあったことのように覚えていた。
エロい目でみたことが一切ないとまでは言い切れないが、妄想なんてしてないはずなのに。

「……ははっ、俺には滝壺いるし、別にやらせてくれないなんて事ねえし。
 大体リアリティねえんだよ。絹旗があんなんしてくれるはずがねえ。それに一日十発とか無理に決まってんだろ。
 あんな鬼畜キャラでもねえしよぉ……」

想像したのを頭を振って追い出した。
滝壺は案外積極的だし、浮気をする甲斐性も度胸もない。
絹旗のパンツを見た時は能力で追いかけられてたから、ビッチなわけがない。
十代の浜面であっても大量の射精なんて当然無理だ。
ましてや陵辱と言ってもいいような行為に及ぶはずがない。

「でも夢の癖に滅茶苦茶気持ちよかったなぁ……絹旗があんなエロいわけねえのに……」

なのに、つい呟いてしまう。
技術や経験を一夜で学習して獲得できてしまう『インディアンポーカー』は性体験だって効果が高いのだ。
なんとなく説明書に付属していたチラシを見れば、まだまだAV染みたタイトルが載っていた。

「ビリビリ少女が猫にされた日」
「女王、陥落のスク水プレイ」
「食い倒れシスターvs100人の汁男優」
「風紀委員の敗北。無能力者に孕ませ輪姦」
「常◯台中学生の風俗嬢体験レポート」
「とある少女、五月の記録」
「ちびっこ先生の課外授業」
「学習塾、生け贄の巫女」
「レベル5少女と出会って4秒で即合体!」
「巨乳委員長をエロ玩具通販で騙す!」
「ステージは俺の部屋!? アイドルと暮らす一週間」

などなど。欲望たっぷりのキーワードが踊っていた。
この業界で有名なBLAUなる職人が制作しているものや、実際の体験談をカード化したものがあるようだ。
技術の進歩か、複製もできるらしく、かなりの数が出回っているようだ。実質AVみたいなものである。
※実在の人物とは一切関係がありませんと書いてあるが、其処の所もかなり怪しい。
裏物というか非合法というか、ジャッジメントに検挙されてもおかしくない内容ばかりだ。

「なんか偏ってるような気がするな……つーかこんなにあるのか……うわぁ、うわぁ……」

夢でさんざ味わったはずなのに、また興味が出てしまう。
一度知ってしまった快楽の虜になってしまっている。

「単なるオナニーだし浮気じゃないよなぁ……いやいやいや、これ絶対ヤバイヤツだろ」

言い訳しながら着替えを取りにいく浜面は『インディアンポーカー』への興味が捨てきれないようだった。

終了
絹旗がエロいのとインディアンポーカーの機能とBLAUさんがいるから、何してもいいなというとこから書いたエロだけSSでした。

乙ありがとうございますー
AVカードでBLAUさんが知らないだろう人と状況は、別の職人か体験談なガチがいいなーとか思ってます
学園都市の闇は深い

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