【モバマス】『灰ノ唄』 (4)
初です、よろしくお願いします
シリアスのつもりです
何人か男子にしちゃいます
すみません
明確なモデルはないので、初めのうちは迷走しちゃいます
すみません
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――暗い。深海か、暗闇か。
――誰かが言った「光は影を伴う」と。
――いや、果たして僕に光はあったのか?
――分からない解らない判らないワカラナイワカラナイ。
――だから僕は、自分の光を探す。
――僕が闇にならないうちに。
「――朝、か」
寝起きの開口一番、そう呟いたのは、平凡な、いや、平凡を装う高校2年生、神谷奈緒斗。
「……朝メシ作るか」
――彼は一人だ。「親は?或いは兄弟は?」と思うだろう。
――しかし、“今の”彼に、それらはいない。
――彼には確かに、父母と妹がいた。
――殺されたのだ。
――誰に、何故、何処で、どうやって……
――知っているのは、奈緒斗だけ。
――話してしまえば楽になれる。
――しかし、話せない。
――話してしまえば、全てが無くなるから。
彼には秘密があった――それは、“家族殺し”。彼はそう、自分に言い聞かせている。
自分は家族を殺した
自分は家族を殺した
自分は家族を殺した
自分は家族を殺した
自分は家族を殺した
そう思わなければ、この状況を受け入れることができないからだ。
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