モバP「バファローズポンタ?」 (43)
オリPでございます。ご無沙汰しておりました。
先のアイプロ、1枚取りを目指して見事に失敗しておりました。
我らがオリックスは…もう何も言うまい。今日を頑張れ。
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モバP「4月にツイッターのアカウントを作って、わずか2か月弱でフォロワー10万人を突破。ネットでは負けた時の画像が有名になりすぎる…」
モバP「ある意味、一気に成り上がった感のあるタヌキ(?)だな…」
千川ちひろ(以下 ちひろ)「プロデューサーさん!大変です!」バタン
モバP「どうしたんですかちひろさん。そんなに大きな音を立てて」
ちひろ「事務所内でデモが起きています!」
モバP「!?」
ちひろ「私ではもう止められないんです!プロデューサーさん!すぐに来てください!」
モバP「だ、誰が、どこで、一体何のために、やってるんですか!?」
ちひろ「良いから来てください!」グイッ
――事務所 某所
綾瀬穂乃香(以下 穂乃香)「バファローズポンタをいじめる、ばふぁろーずを許すなー!」
工藤忍(以下 忍)「ゆ、ゆるすなー…。」
喜多見柚(以下 柚)「ゆるすなー」
桃井あずき(以下 あずき)「ゆるすなー?」
モバP「何やってるんだお前たち?」
穂乃香・忍・柚・あずき「プロデューサーさん。おはようございます」
モバP「おう。おはよう。で、プラカード持ってデモごっこやってるのはお前たちか?」
穂乃香「ごっこではありません!私たちはデモ活動をしているのです!これを見てください!」
プラカード1「ポンタをいじめるばふぁろーずを許せない!」
プラカード2「ポンタに勝利の喜びを!」
プラカード3「悲しみにくれるポンタを見ていられない!」
プラカード4「バファローズポンタに勝ち星を!」
モバP「全部、穂乃香が作ったのか?」
穂乃香「はい。これ以上、ポンタが悲しみに暮れる画像を見たくないのです。そのために、ばふぁろーずには勝ってほしいのです」
モバP「まあ、俺もオリックスファンだから、勝ってほしい気持ちはわかるが…。穂乃香はいつの間にポンタが好きになったんだ?」
忍「あー。プロデューサー。それはね――」
――数日前
穂乃香「ぴにゃこら太可愛かったですね!」
忍「う、うん…。可愛かったね…」
柚「――あのブサイクに抱き着いた、満面の笑みの穂乃香チャンの方が」
あずき「――何倍も可愛かったよね!」
穂乃香「少しお腹すきましたね…。あっ…」
忍「ん?」
柚「――穂乃香チャンが一点をじっと見てる…」
あずき「その先には…。やったらお腹の出たタヌキがいるね。それに何か着てるね」
穂乃香「可愛い!」
忍・柚・あずき「!?」
穂乃香「写真撮ってもいいですか!」
係員「いいですよー。はい、チーズ」パシャ
穂乃香「ありがとうございました!このキャラクターはなんて言うのですか?」
係員「え?これはポンタと言いまして、今はおりっくすばふぁろーずとコラボした、バファローズポンタというんです」
穂乃香「おりっくすばふぁろーず?」
係員「――え?そこからですか?」
忍「穂乃香ちゃん。おりっくすばふぁろーずって言うのは、プロ野球の球団の名前だよ」
柚「プロデューサーサンもファンだし、今度聞いてみよーよ」
あずき「でも、これは結構可愛いよね。みんなで記念撮影大作戦しようよ!」
柚「さんせーい!」
係員「では撮りますよー」
――回想終了
モバP「で、穂乃香はそれ以降、ぴにゃこら太とバファローズポンタにぞっこんなわけね」
穂乃香「はい!ぬいぐるみはもちろん、Tシャツも買いました」
モバP「――ポンタと綾瀬穂乃香の抱き合わせ、使えるかもしれないな…」
モバP「だが、どうしてそれがデモに発展したんだ?」
柚「それはプロデューサーサンが一番知ってるでしょ?」
モバP「あー…。あー。なるほどな…。『今年も』弱いもんな…。しかも、今年はこれから良くなる兆しが全く見えない…」
忍「ポンタは毎試合、試合開始直後と終了直後に更新するでしょ?」
あずき「それで負けていると、『ポンタ可愛そう…』って来るんだよ。しかも画像付きで」
穂乃香「みんなはあんな画像みて、気分が晴れるんですか?」
柚「――穂乃香チャンの迫力が…」
あずき「――すごい…」
穂乃香「ポンタをインターネットで調べると、負けた時の画像で笑いものにしてるんですよ!もう私は我慢できません」
モバP「気持ちは分からんでもないが、なんで事務所なんだ?」
穂乃香「それは…。まずはここで参加者を増やして、規模も大きくして、デモ活動の後はみんなでポンタの喜ぶ姿を見るため応援するんです」
忍「それ、ただのばふぁろーずファンじゃん。ちょっとめんどくさい方の」
穂乃香「ええ!?めんどくさい…ですか?」
柚「ウン…。ちょっと絡みづらいカナ?」
穂乃香「そんな…」
あずき「でも!でも!デモ活動じゃなくて、普通にばふぁろーず応援しよう!『ポンタに笑顔を見せよう大作戦!』やろうよ!」
モバP「――なんだかんだで、周りのおかげで一件落着かな?」
穂乃香「そうですね。でも、大勢で応援したいので、ポンタファンを増やす活動をしましょう!」
4人「オー!」
モバP「――負けた時の方が、笑えるのは確かなんだよなあ…。でも穂乃香に言うと真面目に怒られるしな」
穂乃香「プロデューサーさん!行きましょう!」
モバP「俺も布教活動するの!?」
渋谷凛(以下 凛)「バファローズポンタ?」
穂乃香「これがこれです!可愛いですよね?凛さん?」ゴゴゴゴ・・・
凛「ほ、穂乃香…。近いし、怖いよ…」
忍「みんなでばふぁろーず応援しようよ!」
輿水幸子(以下 幸子)「世界一カワイイボクが応援するんですから、ポンタもばふぁろーずも勝ちますよ!」フフーン
白坂小梅(以下 小梅)「でも、このポンタに…。良くないのが憑いてるって、あの子が…」
忍「やめて、それは本当に言わないで…」
柚「ポンタの気持ちになって見ない?」つヌイグルミ
仁奈「なってみてーです!仁奈、バファローズポンタの気持ちになって見てーですよ!柚おねーさん!」
柚「よーし。じゃあ、今日はみんなで応援だー!」
仁奈「おー!」
姫川友紀(以下 友紀)「ねこっぴーファンをとらないでー!」
あずき「みんなでばふぁろーず応援しませんか?」
高垣楓「野球を見ながらお酒を飲むのは…」
高橋礼子「良いわね。応援する熱を感じながら飲むのもいいわね」
柊志乃「ビールもいいけど、ハイボールでもいいわね…」
あずき「…お酒もいいけど、応援してくださいね?」
「もちろんよ…。うふふ…」
モバP「…というわけで、みんなでばふぁろーずを応援したいんだが…」
若林智香(以下 智香)「良いですね!応援なら任せてください!ゴーファイ!ウィン!」
中野有香(以下 有香)「智香ちゃんから教わった応援、ここでも試す時ですね!」
モバP「うーん。まあいいか…」
――とある日曜日
ちひろ「まったく、事務所は野球観戦のスペースじゃないんですよ…」
モバP「すいません。今日は全社で公休日ですし、なにより貸切スペースにばふぁろーず応援できる場所がなくてですね…。全球団中継できるここが最適かと」
ちひろ「ここはばふぁろーずに縁もゆかりもないので、仕方がないんでしょうが…」
友紀「」ムスー
ちひろ「友紀ちゃんは応援しないんですか?」
友紀「アタシはねこっぴー一筋だからね!一人で小さいテレビで応援するよ」
ちひろ「ふふふ。私も応援しますよ。一人より二人ですよ」
友紀「ちひろさん…。ビール飲んで応援しよう!」
ちひろ「友紀ちゃんは酒癖が悪いのでNGです」
モバP「――今度、アイドルと一緒に観戦しようのコラボ持ちかけてみっかな?フリスク×ばふぁろーずとかな」
穂乃香「プロデューサーさん!試合始まりますよ!」
モバP「はいはい。今日は先発でぃくそんか!今日はいけるぞ!」
――試合はでぃくそんの好投と打撃陣が珍しく奮起して
アナウンス「本日の試合は5-1でばふぁろーずが勝ちました!」
穂乃香「やったよー!ポンタ!」
忍「良かったね。穂乃香ちゃん」
柚「これでポンタの喜ぶ姿が見られるネ!」
あずき「作戦大成功だね!」
モバP「良かったな。今日はポンタも喜ぶに違いないな」
穂乃香「はい!」
――その夜
穂乃香「ポンタ、今日は喜んでる…。私も嬉しい…ん?」
ネット「今日のポンタ 物足りない」
――次の日
ちひろ「大変です!穂乃香ちゃんがまたデモを起こしています!」
モバP「今度は何だ!?」
穂乃香「ポンタを輝かせられないばふぁろーずを許すな!」
モバP「もうやめろ!」
劇終!
以上です。
見て頂きありがとうございました。
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